JP6551658B2 - 電子レンジ加熱用包装体 - Google Patents

電子レンジ加熱用包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP6551658B2
JP6551658B2 JP2015095451A JP2015095451A JP6551658B2 JP 6551658 B2 JP6551658 B2 JP 6551658B2 JP 2015095451 A JP2015095451 A JP 2015095451A JP 2015095451 A JP2015095451 A JP 2015095451A JP 6551658 B2 JP6551658 B2 JP 6551658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouch
box
opening
package
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015095451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016210461A (ja
Inventor
矢島 俊輔
俊輔 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2015095451A priority Critical patent/JP6551658B2/ja
Publication of JP2016210461A publication Critical patent/JP2016210461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6551658B2 publication Critical patent/JP6551658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3446Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
    • B65D81/3453Rigid containers, e.g. trays, bottles, boxes, cups
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/44Integral, inserted or attached portions forming internal or external fittings
    • B65D5/52External stands or display elements for contents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2205/00Venting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2581/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D2581/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within
    • B65D2581/3437Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within specially adapted to be heated by microwaves
    • B65D2581/3439Means for affecting the heating or cooking properties
    • B65D2581/3444Packages having devices which convert microwave energy into movement

Description

本発明は、内容物を収容したパウチを更に外装箱に収容して、この外装箱からパウチを取り出すことなく電子レンジで加熱して調理する包装体に関するものである。
カレー等の内容物を収容したパウチであって、これら内容物を取り出すことなく、そのまま、すなわち、パウチに収容したまま電子レンジで加熱調理する包装体はよく知られている。このようなパウチは、その一部に蒸気抜き部を有することが通常である。この蒸気抜き部は電子レンジ加熱の前には閉じており、したがって、内容物はパウチ内部に密封されている。そして、このまま電子レンジで加熱すると、加熱に伴って蒸気が発生し、パウチの内部圧力が高まることから、蒸気抜き部が開いて蒸気をパウチの外に放出する。
このような蒸気抜き部の構造は数多くの種類が知られているが、いずれの構造であっても、電子レンジ加熱する際には、蒸気抜き部がパウチの上方に位置するようにパウチを載置する必要がある。仮に蒸気抜き部を上方に位置するように置かないと、電子レンジ加熱によって開いた蒸気抜き部から内容物が洩れ、あるいは内部圧力によって噴出することがあるのである。
ところで、このようにパウチのまま電子レンジ加熱すると、内容物の温度が上昇し、その高温がそのままパウチ外面に伝わるから、このパウチも高温に加熱される結果となる。
そこで、このパウチを更に紙箱等の外装箱に収容し、この外装箱のまま電子レンジ加熱する包装体も知られている。外装箱のまま電子レンジ加熱すると、紙箱は断熱性に優れているからその外面が高温にならず、安全に電子レンジから取り出すことができる。
このように内容物入りパウチを外装箱に収容して、そのまま電子レンジ加熱する場合にも、蒸気抜き部がパウチの上方に位置するように電子レンジ中に載置する必要がある。そこで、特許文献1は、電子レンジ中に載置して加熱したとき、パウチ内部の圧力上昇に伴って蒸気抜き部がパウチの上方に移動する包装体を開示している。
この特許文献1に記載の包装体は、図7(a)及び(b)のような構造を有するものである。すなわち、その外装箱1は直方体の形状を有し、上面板11の一部に開口脆弱線11aが設けられている。この開口脆弱線11aは、上面板11と側面板14との境界1nを始点として上面板11の内部を通り、再び上面板11と側面板14との境界1nに達する線である。そして、この開口脆弱線11aと前記境界1nで囲まれた略台形状の領域を開口用タブ112として、この開口用タブ112に蒸気抜き部2aが対面するようにパウチ2が収容されている。
そこで、この包装体を電子レンジ中に置いて加熱すると、図8(a)及び(b)に示すように、加熱に伴う蒸気の発生により、パウチ2の内圧が高まって膨張し、また、蒸気抜き部2aが開いて蒸気が放出され、これらパウチ2の膨張圧力や蒸気の放出圧力によって開口脆弱線11aが破断して、前記開口用タブ112が押し上げられて外装箱1が開口する。そして、この開口部11bからパウチ2の膨張部位が上方に移動し、この上方に移動した部位に配置された蒸気抜き部2aから蒸気がパウチ2の外部に放出され、開口部11bから外装箱1の外に放出される。このため、電子レンジ内部に載置する前に何らの加工を加えることなく、そのまま電子レンジ加熱しても、加熱による膨張あるいは蒸気の放出に伴って、蒸気抜き部2aが上方に移動するのである。
特許第5062409号公報
ところで、このような包装体を製造するにあたって、自動製函機を使用して外装箱の組み立てと外装箱へのパウチの充填とをインラインで行うためには、外装箱の内面の厚みに比較して、パウチの厚みが小さいものでなくてはならない。パウチの幅が大きいと、このパウチが外装箱の入口に引っ掛かることがあり、自動充填に支障が生じるのである。一方、パウチの幅が小さいと、電子レンジ加熱しても開口部が開かないことがある。
そこで、本発明は、支障なくパウチを自動充填することができ、しかも、電子レンジ加熱によって確実に外装箱が開口する包装体を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、内容物を収容したパウチと、このパウチを収容した外装箱とから成り、外装箱にパウチを収容したまま電子レンジ中で加熱して調理する包装体であって、
前記パウチが電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部を有すると共に、前記外装箱が電子レンジ加熱に伴うパウチの膨張又は蒸気の圧力により開口する蒸気放出部を有しており、
前記外箱の内面の厚みを1h、パウチの厚みを2hとしたとき、外装箱内面の空間の厚み(1h−2h)とパウチの厚み2hとの比(1h−2h)/2hが、0.10<(1h−2h)/2h<0.60を満たしており、
前記外装箱の上面板に開口脆弱線が設けられており、この開口脆弱線とその両端を結ぶ線とで囲まれた領域を開口用タブとして、この開口用タブにより前記蒸気放出部が構成されており、
パウチの前記蒸気抜き部が前記開口用タブの外側の領域に対面する位置に位置していることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体である。
次に、請求項に記載の発明は、前記外箱が、パウチの蒸気抜き部の下に位置し、包装体を傾斜させる枕部を有することを特徴とする請求項記載の電子レンジ加熱用包装体である。
次に、請求項に記載の発明は、前記外箱が紙又は紙を含む積層体で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子レンジ加熱用包装体である。
本発明においては、外装箱内面の空間の厚み(1h−2h)とパウチの厚み2hとの比(1h−2h)/2hが0.10より大きいので、外装箱とパウチとの間に十分な隙間ができ、自動製函機を使用して支障なく自動充填することができる。
また、この比が0.60より小さいので、電子レンジ加熱の際のパウチの膨張圧力や蒸気の放出圧力によって外装箱の蒸気放出部が確実に開き、蒸気を外部に放出することができる。
図1は本発明の包装体の第一の実施形態に係り、図1(a)は説明用斜視図であり、図1(b)は説明用断面図である。 図2は本発明の第一の実施形態に係る外装箱のブランクを示す展開図である。 図3は本発明の包装体の第一の実施形態の使用方法を説明するもので、図3(a)は説明用斜視図であり、図3(b)は説明用断面図である。 図4は本発明の包装体の第二の実施形態に係り、図4(a)は説明用斜視図であり、図4(b)は説明用断面図である。 図5は本発明の第二の実施形態に係る外装箱のブランクを示す展開図である。 図6(a)〜(d)は、それぞれ、パウチの例を示す説明用正面図である。 図7は従来の包装体に係り、図7(a)は説明用斜視図であり、図7(b)は説明用断面図である。 図8は従来の包装体の使用方法を説明するもので、図8(a)は説明用斜視図であり、図8(b)は説明用断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の具体例を説明する。図1は本発明の第一の具体例に係り、図1(a)はその説明用斜視図であり、図1(b)は説明用断面図である。なお、これら各図面はいずれも説明のためのもので、正確し図示したものではない。
図1(a)及び(b)に示すように、本発明の包装体は、内容物3を収容したパウチ2と、このパウチを収容した外装箱1とを必須の構成要素とするものである。パウチ2には電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部2aが設けられている。この蒸気抜き部2aの構造については後述する。
そして、この例では、外装箱1の上面板11に開口脆弱線11aが設けられている。この開口脆弱線11aは、上面板11と側面板14との境界1nを始点として上面板11の内部を通り、再び上面板11と側面板14との境界1nに達する線であり、この開口脆弱線11aと前記境界1nで囲まれた領域を開口用タブ112として、この開口脆弱線11aと開口用タブ112とで蒸気放出部を構成している。もっとも、この開口脆弱線11aは上面板11を開口用タブ112とその外側の領域111との区分するものであり、その始点及び終点が前記境界1nに位置する必要はない。開口脆弱線11aとその両端を結ぶ線とで囲まれた領域を開口用タブ112として、その他の領域111と区分できれば十分である。同じ理由から、開口脆弱線11aを曲線と直線とを繋げて構成する必要もない。例えば、直線同士を繋げて構成してもよいし、曲線のみで構成してもよい。
ところで、パウチ2の蒸気抜き部2aをこの開口用タブ112に対面する位置に配置することもできるが、開口用タブ112の外側の領域111に対面する位置に設けることもできる。この例は、蒸気抜き部2aを外側の領域111に対面する位置に設けたものである。電子レンジ加熱したときにパウチ2の蒸気抜き部2aから蒸気が放出されるため、この蒸気抜き部2aの周辺は蒸気によって直接加熱されて高温になるが、蒸気抜き部2aを開口用タブ112の外側の領域111に対面する位置に設けた場合、後述する開口部11bから露出した部位には蒸気抜き部2aがないため高温にならず、この部位を■んで安全にパウチ2を外装箱1から取り出すことができる。そして、このように蒸気抜き部2aが開口用タブ112に対面する位置に配置されていない場合であっても、電子レンジ加熱に伴うパウチ2の膨張圧力により、開口脆弱線11aが破断して開口用タブ112が押し上げられ、開口部11bが開いて蒸気を外装箱1の外側に放出することができる。
ところで、図1(b)に示すように、外層箱1の内面の厚みを1h、パウチ2の厚みを
2hとしたとき、これらは外装箱1内面の空間の厚み(1h−2h)とパウチ2の厚み2hとの比(1h−2h)/2hが、0.10<(1h−2h)/2h<0.60を満たす関係にある。後述する実施例及び比較例から分かるように、この比が0.10より小さいときには、自動製函機を使用してパウチ2を外装箱1に自動充填することが困難で、パウチ2が外装箱1の入り口に引っ掛かって自動製函機が停止することがある。一方、この比が0.60を越えると、電子レンジ加熱しても開口部が開かないことがある。
外装箱1は図2に示すブランクを組み立てて製造することができる。すなわち、このブランクは、側面板14、上面板11、側面板12、底面板13をこの順に連接した構造を有しており、それぞれの板14、11、12、13の間には折り曲げ線が設けられている。また、上面板11には内側側面板15a,16aが設けられており、底面板13には外側側面板15b,16bが設けられている。また、上面板11には開口脆弱線11aが設けられて、この開口脆弱線11aによって開口用タブ112がその他の領域111と区分されている。また、これら各板14、12、13には、接着片14x、14y、12x、12y、13xが設けられている。
このブランクの組み立て方法は次のとおりである。すなわち、まず、接着片13xの外側に側面板14が重なるようにサック貼りして筒状とする。次に、この筒状ブランクと内容物入りパウチとを自動製函機に投入し、この自動製函機によって、筒状ブランクを立ち上げ、内側側面板15aの外側に外側側面板15bが重なるように接着して一方の側面を形成し、開口した側面を入り口として、パウチ2を自動充填し、最後に、内側側面板16aの外側に外側側面板16bが重なるように接着してこの側面を塞ぐことにより、機械的かつ自動的に外装箱1を組み立てることができる。
この包装体は、図3に示すような方法で使用することができる。すなわち、まず、開口脆弱線11aが上面側に位置するように電子レンジ中に載置する。そして、電子レンジ加熱すると、加熱に伴う蒸気の発生により、パウチ2の内圧が高まって膨張し、また、蒸気抜き部2aが開いて蒸気が放出され、これらパウチ2の膨張圧力によって、あるいはこれに加えて蒸気の放出圧力によって開口脆弱線11aが破断して、前記開口用タブ112が押し上げられて外装箱1が開口する。そして、この開口部11bから外装箱1の外に放出される。
次に、図4(a)及び(b)は、本発明の包装体の第二の具体例を示すもので、外装箱1が枕部17を有する他は第一の具体例と同一である。説明の便宜のため、まず、そのブランクについて説明すると、図5に示すように、そのブランクには、パウチ2の蒸気抜き部2aに近い方の外側側面板15bに、折り返し板171、支持板172、差込板173がこの順に連接されており、これら折り返し板171、支持板172、差込板173の間には折り曲げ線が設けられている。また、底面板13には差込用切込み13aが設けられている。そして、図4(b)に示すように、折り返し板171を折り返して外側側面板15bの外面に重ねると共に、下方向に突出させ、次に支持板172及び差込板173を順次折り曲げて、差込片173の先端を底面板13の差込用切込み13aに差し込んで固定することにより、パウチ2の蒸気抜き部2aの下に枕部17を形成することができる。こうして枕部17を形成した外装箱1を電子レンジ内部に載置すると、電子レンジの載置面に対して外装箱1が傾斜して載置されることになり、パウチ2の蒸気抜き部2aが上方に位置することとなる。このため、電子レンジ加熱した際にも、この蒸気抜き部2aから内容物3がこぼれることがないのである。
次に、この外装箱1は紙又は紙を含む積層体で構成することができる。紙としては、坪量270g/mから350g/mの範囲のコートボール紙又はカード紙を使用できる。また、紙を含む積層体としては、例えばポリエチレンをコートした紙を使用することができる。
次に、パウチ2としては、蒸気抜き部2aを有するものであれば任意のパウチが使用できる。例えば、三方シール袋、四方シール袋、スタンディングパウチ、ガゼット袋などである。また、蒸気抜き部2aの構造も任意でよい。図6(a)〜(d)は蒸気抜き部2aの構造の例を示すものである。
すなわち、図6(a)のパウチは四方シール袋で、その一部に閉曲線状のシール線を設け、この閉曲線状シール線の内部領域に貫通孔を形成して蒸気抜き部2a1としたものである。このパウチを電子レンジ加熱すると、パウチの膨張に伴って閉曲線状シール線が剥離し、その内部領域の貫通孔がパウチ内部と連接する。そして、この貫通孔から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
また、図6(b)のパウチはスタンディングパウチで、パウチ周辺のシール線21aをパウチの内方に屈曲させて蒸気抜き部2a2としたもので、電子レンジ加熱に伴う膨張によってこの屈曲部位のシール線が剥離し、パウチ側面から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
図6(c)のパウチは三方シール袋で、パウチ周辺のシール線を内方に屈曲させると共に、この屈曲部位に貫通孔21bを設けて蒸気抜き部2a3としたもので、電子レンジ加熱に伴う膨張によってこの屈曲部位のシール線が剥離し、貫通孔から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
また、図6(d)のパウチはガゼット袋で、パウチに多数の貫通孔2bを設け、この貫通孔を被覆するテープ4を接着して蒸気抜き部2a4としたもので、電子レンジ加熱に伴う膨張によってテープ4が剥離して貫通孔2bがパウチ外側に露出し、この貫通孔から蒸気をパウチ外部に放出することができる。
パウチ2の材質は、蒸気や酸素を透過しないバリア性を有し、かつ、電子レンジ加熱に耐える耐熱性を有するものであればよい。例えば、外層から順に、無機酸化物を蒸着したポリエステル/ポリアミド/ポリプロピレンの層構成を有する積層体を使用することができる。また、ポリアミド/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリエチレンまた、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレンの層構成を有する積層体を使用することも可能である。また、ポリプロピレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレンの層構成を有する積層体や、ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレンの層構成を有する積層体を使用してもよい。
(実施例1)
この例は、枕部17を有する外装箱1を使用した例である。すなわち、そのブランクは図5の形状を有しており、組み立てた外装箱1は図4(a)の説明用斜視図及び図4(b)の説明用断面図に示す形状を有している。また、パウチ2は図6(b)に示すスタンディングパウチを使用した。
外装箱1の材質は、坪量300g/mmのコートボール紙で、外側側面板15b,16bの内面側、接着片13xの内面側に接着剤を塗布した。また、差込板173にも接着剤を塗布したが、この接着剤は、枕部の組み立て前に、差込板173を上面板11に仮接着しておくためのものである。外装箱1の内面の厚み1hは22mmである。
また、パウチ2は、外層から、順次、無機酸化物を真空蒸着したポリエステルフィルム(厚さ12μm)、印刷インキ、ポリアミド(厚さ15μm)、無延伸ポリプロピレン(厚さ60μm)を積層した積層体で構成したもので、その内容積は300mlである。そして、このパウチ1にカレー210mlを充填し、空気が入らないように密封した。このパウチ1の厚み2hは14mmである。
そして、自動製函機を使用して、外装箱1のブランクを組み立てると共に、その内部にパウチ2を自動充填して包装体を製造した。得られた包装体内部の空間の厚み(1h−2h)は8mmであり、比(1h−2h)/2hは0.57である。
(実施例2〜7,比較例1〜6)
外装箱1の内面の厚み1h、カレーの量及びパウチ1の厚み2hをそれぞれ変えた他は、実施例1と同様に包装体を製造した。これら外装箱1の内面の厚み1h、充填したカレーの量、パウチ1の厚み2h、包装体内部の空間の厚み(1h−2h)、比(1h−2h)/2hを表1に示す。
Figure 0006551658
(評価)
これら各実施例及び比較例の包装体について、パウチ充填適性、開口機能及び外装箱内部の汚れの有無を評価した。評価方法及び評価基準は次のとおりである。
まず、パウチ充填適性については、自動製函機を使用して外装箱1にパウチ2を自動充填する際に、何の問題もなく連続的に充填できた場合を「○」と評価し、パウチ2が引っ掛かって充填不良が生じた場合を「×」と評価した。
開口機能については、各実施例及び比較例の包装体を10個づつ電子レンジ加熱して、10個すべてが加熱に伴って開口した場合を「○」と評価し、開口しないものが1つでもあった場合には「×」と評価した。なお、電子レンジ加熱の条件は、500w、30分である。
外装箱内部の汚れについては、電子レンジ加熱後の外装箱1の内部を観察し、その内面に汚れがないものを「○」と評価し、少しでもカレーで汚れている場合には「×」と評価した。
また、これらパウチ充填適性、開口機能及び外装箱内部の汚れの有無の評価結果が、いずれも○であったものを「○」と総合評価し、1つでも×があったものを「×」と総合評価した。
この結果を表2に示す。
Figure 0006551658
(考察)
比較例1〜3から、比(1h−2h)/2hが0.10以下の場合には、パウチが引っ掛かり易く、自動充填に適していないことが分かる。一方、比較例4〜6から、この比が0.60を越える場合には、自動充填に支障は生じないが、電子レンジ加熱しても開口せず、内容物がこぼれる場合があることが分かる。なお、開口しなかったこれら比較例4〜6の包装体では、いずれも、内容物がこぼれて外装箱内面が汚れていることから、開口の有無と内容物がこぼれることの間には関係があると推測することができる。
そして、これら比較例1〜6に対して、この比が0.10を越えて、0.60未満の実施例1〜7では、連続充填が可能であり、しかも、電子レンジ加熱に伴って開口し、内容物がこぼれることがないことが確認できる。しかも、この結果は、外装箱の厚み、内容物の充填量、パウチの厚みによらないのである。
1:外装箱 1h:外層箱の内面の厚み
11:上面板 111:開口用タブの外側の領域 112:開口用タブ 11a:開口脆弱線 11b:開口部
12:側面板 12x:接着片 12y:接着片
13:底面板 13x:接着片 13a:差込用切込み
14:側面板 14x:接着片 14y:接着片
15:側面板 15a:内側側面板 15b:外側側面板
16:側面板 16a:内側側面板 16b:外側側面板
17:枕部 171:折り返し板 172:支持板 173:差込板
1n:上面板と側面板との境界
2:パウチ
2a:蒸気抜き部 2a1〜2a4:蒸気抜き部
21a:シール線 21b:貫通孔
2b:貫通孔
2h:パウチの厚み
3:内容物
4:テープ

Claims (3)

  1. 内容物を収容したパウチと、このパウチを収容した外装箱とから成り、外装箱にパウチを収容したまま電子レンジ中で加熱して調理する包装体であって、
    前記パウチが電子レンジ加熱に伴って発生する蒸気を排出する蒸気抜き部を有すると共に、前記外装箱が電子レンジ加熱に伴うパウチの膨張又は蒸気の圧力により開口する蒸気放出部を有しており、
    前記外箱の内面の厚みを1h、パウチの厚みを2hとしたとき、外装箱内面の空間の厚み(1h−2h)とパウチの厚み2hとの比(1h−2h)/2hが、0.10<(1h−2h)/2h<0.60を満たしており、
    前記外装箱の上面板に開口脆弱線が設けられており、この開口脆弱線とその両端を結ぶ線とで囲まれた領域を開口用タブとして、この開口用タブにより前記蒸気放出部が構成されており、
    パウチの前記蒸気抜き部が前記開口用タブの外側の領域に対面する位置に位置していることを特徴とする電子レンジ加熱用包装体。
  2. 前記外箱が、パウチの蒸気抜き部の下に位置し、包装体を傾斜させる枕部を有することを特徴とする請求項記載の電子レンジ加熱用包装体。
  3. 前記外箱が紙又は紙を含む積層体で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子レンジ加熱用包装体。
JP2015095451A 2015-05-08 2015-05-08 電子レンジ加熱用包装体 Active JP6551658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095451A JP6551658B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 電子レンジ加熱用包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015095451A JP6551658B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 電子レンジ加熱用包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016210461A JP2016210461A (ja) 2016-12-15
JP6551658B2 true JP6551658B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=57550496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015095451A Active JP6551658B2 (ja) 2015-05-08 2015-05-08 電子レンジ加熱用包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6551658B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102127366B1 (ko) * 2019-08-21 2020-06-26 씨제이제일제당 주식회사 회전 구조물 및 회전 구조물을 사용하는 용기

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003155075A (ja) * 2001-11-19 2003-05-27 Dainippon Printing Co Ltd 電子レンジ用包装容器
JP4962719B2 (ja) * 2007-06-27 2012-06-27 東洋製罐株式会社 電子レンジ用箱入り包装袋
JP5062409B2 (ja) * 2007-08-29 2012-10-31 東洋製罐株式会社 電子レンジ用箱入り包装袋
ES2415904T3 (es) * 2009-10-13 2013-07-29 Mondi Ag Lámina de sello desprendible para crear una válvula
JP2011225266A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Toyo Seikan Kaisha Ltd 電子レンジ用包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016210461A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI406791B (zh) 用於食品及飲料之自立式絕緣省空間包裝總成
JP2688734B2 (ja) 電子レンジ用調理袋
JP6551658B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装体
JP6245490B1 (ja) 電子レンジ用パウチ
JP4522782B2 (ja) 電子レンジ用パウチ包装箱
JP5750023B2 (ja) 食品密封収容袋包装箱、食品密封収容袋包装体及び箱原板
JP5793906B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装容器
JP4480144B2 (ja) 電子レンジ用パウチ包装箱
JP6586771B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装体
JP6862809B2 (ja) 電子レンジ用パウチ
JP5179135B2 (ja) 自動通気包装袋
JP2011011755A (ja) 電子レンジ加熱用包装袋及び電子レンジ加熱用包装体
JP6586784B2 (ja) レンジ用パウチ収納箱
JP2013018509A (ja) 食品密封収容袋包装箱、食品密封収容袋包装体及び箱原板
JP2006248576A (ja) 自立性電子レンジ用包装容器およびその包装体
JP5721663B2 (ja) 食品用紙製容器。
JP2013018502A (ja) 食品密封収容袋包装箱、食品密封収容袋包装体及び箱原板
JP4954661B2 (ja) 電子レンジ調理用容器
JP2016037291A (ja) パウチ
JP2016043948A (ja) 電子レンジ加熱用包装体
JP6600948B2 (ja) レンジ用パウチ収納箱、レンジ用パウチ入り収納箱、及びその加熱方法
JP2013018501A (ja) 食品密封収容袋包装箱、食品密封収容袋包装体及び箱原板
JP7206759B2 (ja) パウチ
JP4826341B2 (ja) 電子レンジ加熱用密封包装袋包装用箱
US20230312211A1 (en) Microwavable pouch

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6551658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250