JP5179135B2 - 自動通気包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、自動通気包装袋に関し、特に包装袋ごと内容物を加熱する際に、内容物から発生する水蒸気を自動的に排気して、包装袋の破裂を防ぐ自動通気包装袋に関する。
近年、食事の支度、料理の提供を簡素化する目的から、調理済みもしくは途中まで調理済みの加工食品が広汎に使用、流通されるようになっている。このような調理済み食品は、流通の利便性から種々の樹脂フィルムから成る容器、包装袋等に封入され、提供されている。今日、調理済み食品は、電子レンジ(高周波レンジ)によって最終的な調理が行われることが多い、そこで食品包装の樹脂フィルム容器においても電子レンジ加熱に対応すべく耐熱性能、耐圧性能が高められている。電子レンジ加熱を行う場合、食品等の内容物から蒸発に伴って発生する水蒸気により容器は膨張する。しかし、膨張にも限界がある。容器、包装袋において、一定限度の内圧に達すると、容器(包装袋)が破裂し、大変危険である。同時に電子レンジ内を汚してしまう。
従前、水蒸気による破裂を防ぐために、利用者が加熱前に容器(包装袋)に穴を開けなければならず手間を要していた。また、予め穴が設けられた容器(包装袋)も存在するものの、容器自体の気密性は良好とは言えず、主に冷凍食品等の包装に限られている。そこで、容器自体の気密性を高めると共に、予め水蒸気の逃げ道を確保すべく、容器、包装袋の一部に自動通気部を備えた包装袋が提案されている。この自動通気部のヒートシール強度を調整することにより、自動通気部を経由して充満した水蒸気は包装袋外部へ放出させられる。
自動通気部からのヒートシール強度の調整を容易とすべくイージーピール性樹脂(イージーオープン性樹脂)を介在させてヒートシールした包装袋が数多く提案されている(例えば、特許文献1等参照)。特許文献1の包装袋においては、図26に示すとおり、包装袋510の辺部511にイージーピール性樹脂514が介装されていると共に、前記の辺部511に通気孔515が設けられて双方とも一体にヒートシールされ、自動通気部520として形成されている。イージーピール性樹脂514によるヒートシール部分(自動通気部520)は他の箇所と比して剥離しやすいため、水蒸気Vpによる膨張圧を受けて最初に剥離可能となる。この結果、通気孔から水蒸気は放出され、包装袋の破裂は回避される。
特許文献1の包装袋によると、図示の構造から自明なとおり、電子レンジ(高周波レンジ)により加熱を行う際、包装袋の置き方に注意を要する。すなわち、包装袋における自動通気部を下向きに載置してはならないことである。自動通気部を下向きに載置することによって内容物により自動通気部が塞がれ、本来の水蒸気を放出する機能が果たされなくなる。この点について、自立状態とする包装袋も提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、加熱調理に用いる電子レンジ(高周波レンジ)の大きさいかんによっては、従前の特許文献1の包装袋と同様に横置きとしなければならない場合もある。ゆえに、破裂を防ぐためには置き方(上下関係)に常に慎重さを要する。
その後、自動通気部の改良から、横置き可能な包装袋も提案されるに至った(特許文献3参照)。特許文献3の包装袋は、図27(a)に示すとおり、自動通気部570の通気孔565を含む上下の折込み部561,562ごと包装袋550の内部側に巻き込んで上下の折込み部をヒートシールしている(ヒートシール部位563)。この場合、図27(b)のように、内容物の加熱に伴い発生する水蒸気Vpの膨張圧を受けて上下の折込み部のヒートシールによる密着が剥がれる(ヒートシール部位563の剥離)。そこで、自動通気部の通気孔565が包装袋の側面に露出して水蒸気を放出する。ただし、自動通気部の通気孔565は包装袋の内部側に巻き込まれていることから、内容物と常時接触している。そのため、内容物の種類によっては、通気孔を水蒸気が通気する際に内容物も一緒に吹き出すおそれがあり得る。電子レンジ内部に内容物を飛散させる可能性も懸念される。
この点を踏まえ、内容物の吹き出しを抑制可能とした包装袋が提案されている(特許文献4参照)。特許文献4の包装袋にあっては、蒸気抜きシール部内に未シール部が設けられ、さらに未シール部に矢尻形状等の弱化部が設けられている。水蒸気と共に吹き出した内容物は弱化部に誘導され、包装袋外部へ飛散し難くなる。ところが、この蒸気抜きシール部は、包装袋の側面部の中心から同心円状の最短半径位置に設定する必要がある。包装袋内で発生する水蒸気により生じた応力集中を考慮する必要があるためである。こういった場合、ある程度は包装袋の形状を自由とすることはできるものの、包装袋の形状はほぼ正方形に規定されがちである。すなわち、包装袋形状の自由設計度が乏しく、小売店等における陳列に不便さが残る。
特開2000−159276号公報 特許第3605306号公報 特開2002−80073号公報 特開2006−306486号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、包装袋自体の置き方に上下の制約を設けることなく通気を行うことが可能であり、さらに水蒸気以外の内容物の吹き出しも抑制可能とすることができ、加えて包装袋の形状設計上の制約も緩和した電子レンジ加熱時に生じた水蒸気を自動的に通気する自動通気包装袋を提供する。
すなわち、請求項1の発明は、袋状本体(10C)を構成する上面部(11)と下面部(12)との間の中間部(14)に自動通気部(20B)を設け、前記上面部及び前記下面部並びに前記中間部が単一のフィルム体(10F)からなり側辺ヒートシール部(32,32)により製袋される包装袋であって、前記自動通気部は、前記単一のフィルム体を前記上面部側から前記下面部側に向けて順に折り重ねて外第1辺部(211)、内第1辺部(212)、内第2辺部(222)、外第2辺部(221)とする断面視略W字形状を形成して前記内第1辺部及び前記内第2辺部を前記包装袋の外部側に凸とし、前記内第1辺部と前記内第2辺部との間に前記包装袋の内部(10i)側と接触可能にイージーピール性樹脂フィルムの封止部材(80)を配置した折重ね積層部(26)を備えていると共に、前記折重ね積層部を所定幅でヒートシールした積層ヒートシール部(27)と、前記折重ね積層部において前記積層ヒートシール部よりも細幅にヒートシールした細幅ヒートシール部(28)と、前記細幅ヒートシール部を介してヒートシールせずに前記折重ね積層部に形成したポケット部(40)と、前記ポケット部の前記内第1辺部又は前記内第2辺部のいずれか一方もしくは両方に前記ポケット部に誘導された水蒸気を当該ポケット部外部へ排気する排気部(50)とを備えており、前記側辺ヒートシール部に配され前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部(27e,27e)を前記上面部と前記下面部との間に折り込む折込み部(35,35)と、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部の幅を狭める切取り部(60,60)が設けられ、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部付近において前記上面部と前記外第1辺部とを前記折重ね積層部の長手方向に沿ってヒートシールした上面部補強ヒートシール部(38,38)と、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部付近において前記下面部と前記外第2辺部とを前記折重ね積層部の長手方向に沿ってヒートシールした下面部補強ヒートシール部(39,39)が設けられていることを特徴とする自動通気包装袋に係る。
請求項2の発明は、前記細幅ヒートシール部に非ヒートシール空間部(41)が備えられている請求項1に記載の自動通気包装袋に係る。
請求項3の発明は、前記非ヒートシール空間部が前記ポケット部と一体化している請求項2に記載の自動通気包装袋に係る。
請求項4の発明は、前記排気部が切込み部(51)からなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動通気包装袋に係る。
請求項1の発明に係る自動通気包装袋によると、袋状本体を構成する上面部と下面部との間の中間部に自動通気部を設け、前記上面部及び前記下面部並びに前記中間部が単一のフィルム体からなり側辺ヒートシール部により製袋される包装袋であって、前記自動通気部は、前記単一のフィルム体を前記上面部側から前記下面部側に向けて順に折り重ねて外第1辺部、内第1辺部、内第2辺部、外第2辺部とする断面視略W字形状を形成して前記内第1辺部及び前記内第2辺部を前記包装袋の外部側に凸とし、前記内第1辺部と前記内第2辺部との間に前記包装袋の内部側と接触可能にイージーピール性樹脂フィルムの封止部材を配置した折重ね積層部を備えていると共に、前記折重ね積層部を所定幅でヒートシールした積層ヒートシール部と、前記折重ね積層部において前記積層ヒートシール部よりも細幅にヒートシールした細幅ヒートシール部と、前記細幅ヒートシール部を介してヒートシールせずに前記折重ね積層部に形成したポケット部と、前記ポケット部の前記内第1辺部又は前記内第2辺部のいずれか一方もしくは両方に前記ポケット部に誘導された水蒸気を当該ポケット部外部へ排気する排気部とを備えており、前記側辺ヒートシール部に配され前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部を前記上面部と前記下面部との間に折り込む折込み部と、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部の幅を狭める切取り部が設けられ、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部付近において前記上面部と前記外第1辺部とを前記折重ね積層部の長手方向に沿ってヒートシールした上面部補強ヒートシール部と、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部付近において前記下面部と前記外第2辺部とを前記折重ね積層部の長手方向に沿ってヒートシールした下面部補強ヒートシール部が設けられているため、包装袋自体の置き方に上下の制約を設けることなく通気を行うことが可能であり、さらに水蒸気以外の内容物の吹き出しも抑制可能とすることができ、加えて包装袋の形状設計上の制約も緩和することができる。
また、その中間部は断面視略W字形状を保持しながら包装袋の内部側に折り込まれているため、中間部に当たる自動通気部は常に上面部と下面部との間の中央に位置すると共に、上面部側または下面部側に折り込まれるおそれもなくなる。加えて、良好なヒートシール性を維持しながら包装袋内に発生する水蒸気の圧力を受けて細幅ヒートシール部側の融着部の破壊、剥離がより容易となる。さらに、包装袋の膨張に伴い、上面部あるいは下面部のいずれか一方の側に折重ねヒートシール部は反れ易くなり、自動通気包装袋の上面部と下面部との間(上下方向)での膨張は容易となる。そこで、発生する水蒸気を自動通気部の中心の細幅ヒートシール部に集中させやすくすることができる。
これに加え、上面側補強ヒートシール部及び下面側補強ヒートシール部による包装袋の膨張抑制、膨張方向の制御が可能となる。そこで、発生する水蒸気を自動通気部の中心の細幅ヒートシール部に集中させることができる。そのうえ、ポケット部付近の強度を維持する上で効果的であると共に、自動通気包装袋の形成が容易となる。
請求項の発明に係る自動通気包装袋によると、請求項の発明において、前記細幅ヒートシール部に非ヒートシール空間部が備えられているため、折重ね積層部内のヒートシールされた部位に、水蒸気の膨張圧を受けた際に最も速く所望のヒートシール部の破壊を生じやすく調整できる脆弱箇所が形成される。
請求項の発明に係る自動通気包装袋によると、請求項の発明において、前記非ヒートシール空間部が前記ポケット部と一体化しているため、包装袋の内部側と接する折重ね積層部は直線上の単純な形状となる。
請求項の発明に係る自動通気包装袋によると、請求項1ないし3のいずれか1項の発明において、前記排気部が切込み部からなるため、異物の侵入を防ぐと共に、加熱時には水蒸気の排気が容易となる。
以下添付の図面に従って本発明を説明する。
図1は第1実施形態の自動通気包装袋の全体斜視図、図2は第1実施形態の自動通気部の主要断面模式図、図3は第1実施形態の積層ヒートシール部形成の様子を示した概略図、図4は第1実施形態の自動通気部の主要上面模式図、図5は図2の通気時の主要断面模式図、図6は第2実施形態の自動通気包装袋の全体斜視図、図7は第2実施形態の自動通気部の主要断面模式図、図8は第2実施形態の自動通気部の主要上面模式図、図9は図7の膨張時の主要断面模式図、図10は図7の通気時の主要断面模式図、図11は図6のポケット部における通気を示す概略図、図12は他の例のポケット部における通気を示す概略図、図13は第3実施形態の自動通気包装袋の全体斜視図、図14は図13の主要部拡大図、図15は第3実施形態の自動通気部の主要上面模式図、図16は図13の膨張時の全体斜視図、図17は図16の概略正面図、図18は第3実施形態の自動通気包装袋の膨張概念図、図19は第4実施形態の自動通気包装袋の主要断面模式図、図20は第5実施形態の自動通気包装袋の主要断面模式図、図21は第3実施形態の自動通気包装袋に関する第1形成方法例、図22は第3実施形態の自動通気包装袋に関する第2形成方法例、図23は第3実施形態の自動通気包装袋に関する完成例、図24は排気部の他の形成例、図25はポケット部及び非ヒートシール空間部の他の形成例である。
第1の実施形態(参考例)に係る自動通気包装袋1Aについて、図1ないし図5を用い説明する。この自動通気包装袋1Aは主に飲食物等の包装に用いられ、包装袋ごと電子レンジ(高周波レンジ)により加熱調理可能とする包装袋である。図1、図2に示されるように、袋状本体10Aを構成する上面部11と下面部12との間に中間部13が形成される。この中間部13には、電子レンジ加熱を伴って当該包装袋内に発生した水蒸気をその外部へ通気させる機構を備えた自動通気部20Aが設けられている。自動通気部20Aには、折重ね積層部23が備えられており、さらに、折重ね積層部23に積層ヒートシール部24、細幅ヒートシール部25、ポケット部40、排気部50が備えられている。
自動通気包装袋1Aでは、図示のとおり、折重ね積層部23の積層ヒートシール部24の左右両側もヒートシールされて側辺ヒートシール部32,32が形成される。単一のフィルム体10Fの三方はヒートシールされて包装袋に製袋される。そこで、包装袋の内部に食品等の内容物C(図2参照)が充填された後、包装袋の開口部もヒートシールされ密封される。これは、封止ヒートシール部34である。
図2に加えて図3からも把握されるように、自動通気包装袋1Aの自動通気部20Aは、単一のフィルム体10Fを折り重ねて第1辺部21及び第2辺部22から形成される(図3(a)参照)。この第1辺部21と第2辺部22との間に封止部材80が挿入(介在)されて配置されている(図3(b)参照)。つまり、自動通気包装袋1Aの自動通気部20Aには、単一のフィルム体10Fの第1辺部21と第2辺部22、さらに封止部材80を含む折重ね積層部23が備えられている。図2のように、封止部材80は自動通気包装袋1Aの内部10i側と接触可能である。そして、第1辺部21、第2辺部22、封止部材80の3層の部材はヒートシールされて閉じられる(図3(c)参照)。
図2は図1のポケット部40を含む断面図に相当し、図3は図1の積層ヒートシール部24の断面図に相当する。図2及び図3において符号101は第1辺部21と封止部材80の融着部、102は第2辺部22と封止部材80の融着部、Hsはヒートシール装置の加熱板である。なお、積層ヒートシール部及び細幅ヒートシール部の形成に際し、凹字形状の加熱板を用いるほか、積層ヒートシール部のヒートシールに続けて細幅ヒートシール部をヒートシールするように2段階とすることも可能である。
第1の実施形態の自動通気包装袋1Aにあっては包装袋を構成する上面部11及び下面部12並びに中間部13のいずれも単一のフィルム体10Fからなる。これは、自動通気包装袋1Aの製袋が容易であると共に、ポケット部付近の強度を維持する上で有効なためである。水蒸気や内容物が単一のフィルムを折り曲げた折重ね部のフィルム自体を突き破って包装袋から漏れ出すおそれはなく、適切に水蒸気をポケット部内の排気部に誘導することができる。つまり、自動通気包装袋の破裂を防止することができる。
図4を用い自動通気包装袋1Aにおける自動通気部20A、特には折重ね積層部23付近を説明する。自動通気部20Aでは、その折重ね積層部23の長手方向(図示の左右方向)に所定幅でヒートシールして形成した積層ヒートシール部24(幅h1)と、この積層ヒートシール部24よりも細幅にヒートシールして形成した細幅ヒートシール部25(幅h2)が形成される。それぞれのヒートシール幅の関係はh1>h2である。
そして、折重ね積層部23において、自動通気包装袋1Aの内部10i側から細幅ヒートシール部25を介してヒートシールすることなく形成されたポケット部40が備えられる。このポケット部40の第1辺部21または第2辺部22のいずれか一方もしくは両方に、排気部50が備えられる。ポケット部40に誘導された水蒸気は排気部50を通じてポケット部の外部へ排気される。
図4に示す折重ね積層部23に形成されたポケット部40は、長方形状をしており、折重ね積層部23(積層ヒートシール部24)の長手方向のほぼ中央位置にある。また、ポケット部40は積層ヒートシール部24と異なり、第1辺部21、封止部材80、第2辺部22はいずれもヒートシールされていない。このことから、第1辺部21と封止部材80との間、第2辺部22と封止部材80との間に僅かながら隙間が生ずる。
そこで、加熱に伴い発生した水蒸気による自動通気包装袋が膨張し始めた場合、折重ね積層部23において細幅ヒートシール部25は、所定幅の積層ヒートシール部24よりも細幅であるため、ヒートシール部の融着部101,102の距離は相対的に短い。結果として細幅ヒートシール部25は積層ヒートシール部24よりもはやく剥がれる。こうして、自動通気包装袋1Aの内部側10iからポケット部40までは貫通し、水蒸気の通過経路はできる。
ポケット部40に形成される排気部50の数、形状、位置は、ポケット部40自体の形状、大きさに応じて適宜に設定される。排気部の形状は穴状とするほか、図示するように、略コの字形状の切込み部51を2箇所備えている。切込み部51は、図3(a)にて開示のとおり、単一のフィルム体10Fの折り重ね時点で第1辺部21または第2辺部22のいずれか一方もしくは両方の予定位置に形成しても良く、あるいは、図3(c)のヒートシール終了時点で形成しても良い。この実施形態では、製造の簡便さから、折重ね積層部23のヒートシール終了時に第1辺部21、封止部材80、第2辺部22を一度に貫通させて形成した。切込み部は、この切込み部の形状をしたパンチによる打ち抜きやレーザーにより形成される。
図5の断面図は図2と比較して自動通気包装袋1Aの通気時の状態を示している。折重ね積層部23に介在され積層ヒートシール部24を成している封止部材80はイージーピール性樹脂フィルム(あるいは、イージーオープン性樹脂フィルム)である。イージーピール性樹脂フィルムの特性を利用して、細幅ヒートシール部の融着部の破壊(剥離)をより容易にするためである。
電子レンジによる加熱が始まると内容物Cから水蒸気Vpが発生する。水蒸気Vpにより、自動通気包装袋1Aの内部10i側の内圧は高まり次第に袋状本体10Aは膨張する。すると、膨張圧を受けて封止部材であるイージーピール性樹脂フィルム自体が裂ける。あるいは、自動通気包装袋を構成するフィルム体とイージーピール性樹脂フィルムとの融着面における破壊(剥離)が生じる。そのため、細幅ヒートシール部25において自動通気包装袋1Aの内部10i側からポケット部40まで貫通が実現する。
図示では、細幅ヒートシール部25の融着部102部分のイージーピール性樹脂フィルムに凝集破壊が生じ、ここから水蒸気Vpはポケット部40へ通過して、排気部50の切込み部51から吹き出している。水蒸気の通過の影響によりそれぞれの切込み部51は上下に反り返っている。排気部を切込み部とすることにより、通常では異物の侵入を防ぐと共に、加熱時には水蒸気の通気を容易とすることができる。
電子レンジ(高周波レンジ)による調理時の加熱に伴い、自動通気包装袋1Aを構成するフィルム体10F自体も膨らむ。そこで、中間部13に設けられた自動通気部20Aは、たいてい内容物Cよりも上になる。このため、内容物自体がポケット部40を経由して排気部50から包装袋の外部に吹き出すおそれは少ない。しかし、仮に内容物が水蒸気の通過に伴って吹き出されたとしても、互いにヒートシールされていないポケット部40が袋のように機能して吹き出された内容物を受け止め、水蒸気のみを排気部50から包装袋の外部に放出する。つまり、電子レンジ内の汚れを極力抑えることができる。加えて、自動通気部20Aが設けられている中間部13は単一のフィルム体10Fを折り曲げてポケット部40を形成しているため、強度的に優れ、内容物を保持する上での効果が高い。
第1実施例(参考例)の自動通気包装袋1Aによると、既存の包装袋に対応させたヒートシーラー(ヒートシール装置)の熱板(図示せず)に多少の改良を加えることにより、自動通気部(そのポケット部)を有する三方シールによる袋状物の製造が可能となる。また、自動通気部の位置は内容物の充填の抵抗となることはなく、包装袋自体の内容量を減少させることもない。従って、生産性を維持し続けることができる。また、袋状本体自体をイージーピール性樹脂フィルムとする必要や、袋状本体の内面全てをイージーピール性樹脂フィルムとする必要もなくなり、結果として安価となる。
さらに、細幅ヒートシール部のみが選択的に剥離するため、前記の特許文献4に開示された包装袋のように内部に発生する水蒸気の圧力の影響を考慮し、包装袋の形状をほぼ正方形状に規定する必要性はほとんどない。例えば、縦と横を黄金比等の美観的に自然な長方形とすることも可能である。つまり、包装袋の形状設計の自由度は高まる。併せて、小売店等における陳列の不便さも改善される。
第2実施形態(参考例)に係る自動通気包装袋1Bについて、図6ないし図11を用い説明する。この自動通気包装袋1Bも主に飲食物等の包装に用いられ、包装袋ごと電子レンジ(高周波レンジ)により加熱調理可能とする包装袋である。図6、図7に示されるように、袋状本体10Bを構成する上面部11と下面部12との間に中間部14が形成される。この中間部14には、電子レンジ加熱を伴って当該包装袋内発生した水蒸気をその外部に通気させる機構を備えた自動通気部20Bが設けられている。自動通気部20Bには、折重ね積層部26が備えられている。
折重ね積層部26は、特に図7から把握されるように、まず、単一のフィルム体10Fを上面部11側から下面部12側に向けて順に折り重ねて外第1辺部211、内第1辺部212、内第2辺部222、外第2辺部221とすると共に、内第1辺部212及び内第2辺部222を包装袋の外部側へ凸として断面視略W字形状に形成される。その上で、内第1辺部212と内第2辺部222との間に包装袋の内部10i側と接触可能に封止部材80が挿入(介在)されて配置されている。また、この折重ね積層部26には、積層ヒートシール部27、細幅ヒートシール部28、ポケット部40、排気部50が備えられている。図7等において符号111は内第1辺部211と封止部材80の融着部、112は内第2辺部222と封止部材80の融着部である。
第2実施形態の自動通気包装袋1Bにあっても包装袋を構成する上面部11及び下面部12並びに中間部14のいずれも単一のフィルム体10Fからなる。これは、自動通気包装袋1Bの形成を容易にすると共に、ポケット部付近の強度を維持する上で有効なためである。水蒸気が単一のフィルムを折り曲げた折重ね部のフィルム自体を突き破って包装袋から漏れ出すおそれはなく、適切に水蒸気をポケット部内の排気部に誘導することができ、自動通気包装袋の破裂を防止することができる。また、第2実施形態においてもポケット部40は袋としての機能を発揮する。
図8は自動通気包装袋1Bにおいて、上面部11(外第1辺部211)をめくって自動通気部20Bが存在する折重ね積層部26付近を露出させた模式図である。自動通気部20Bでは、その折重ね積層部26の長手方向(図示の左右方向)に所定幅でヒートシールして形成した積層ヒートシール部27(幅h3)と、この積層ヒートシール部27よりも細幅にヒートシールして形成した細幅ヒートシール部25(幅h4)が形成される。そして、折重ね積層部26において、自動通気包装袋1Bの内部側10iから細幅ヒートシール部28を介してヒートシールすることなく形成されたポケット部40が備えられる。
図示の実施形態では細幅ヒートシール部28に非ヒートシール空間部41が備えられ、併せて非ヒートシール空間部41はポケット部40と連続の一体化した形状に形成されている。このため、細幅ヒートシール部28には、さらに狭小ヒートシール部29(幅h5)が形成される。それぞれのヒートシール幅の関係はh3>h4>h5である。
このポケット部40の内第1辺部212または内第2辺部222のいずれか一方もしくは両方に、排気部50が備えられる。ポケット部40に誘導された水蒸気は排気部50を通じてポケット部の外部へ排気される。第2実施形態においても、ポケット部40に形成される排気部50の数、形状、位置は、ポケット部40自体の形状、大きさに応じて適宜に設定される。排気部の形状は穴状とするほか、図示するように、略コの字形状の切込み部51を2箇所備えている。切込み部は、この切込み部の形状をしたパンチによる打ち抜きやレーザーにより形成される。なお、切込み部等の他の形状については後出の図24にて説明する。
切込み部51は、後述する図21(a)にて開示のとおり、単一のフィルム体10Fの折り重ね時点で内第1辺部212または内第2辺部222のいずれか一方もしくは両方の予定位置に形成しても良く、あるいは、同図21(b)のヒートシール終了時点で形成しても良い。この実施形態においても、製造の簡便さから、折重ね積層部26のヒートシール終了時に内第1辺部212、封止部材80、内第2辺部222を一度に貫通させて形成した。
図6、図8からもよく分かるように、積層ヒートシール部27の長手方向(図示の左右方向)の両側にあるそれぞれの端部27e,27eは、上面部11と下面部12との間に折込み部35,35の間により折り込まれている。この場合、折込み部35,35に位置する外第1辺部211及び外第2辺部221のそれぞれの一部に切り通し部35cが設けられる(図8等参照)。そこで、上面部11の内側と下面部12の内側とは、この切り通し部35cを貫通してヒートシールされる。なお、折込み部35自体は上面部11と外第1辺部211の所定部位、下面部12と外第2辺部221の所定部位がヒートシールされて形成される。ゆえに、図6、図7に示すとおり、折重ね積層部26を有する中間部14は上面部11と下面部12との間に収められ、折重ね積層部26自体は上面部11と下面部12との間よりはみ出なくなる。
第2実施形態の自動通気包装袋1Bにおける膨張と自動通気の様子について、図7、図9、図10の順に説明する。図7は電子レンジによる加熱調理前の状態である。当然ながら、折重ね積層部26の細幅ヒートシール部28、特には狭小ヒートシール部29の3層(内第1辺部212、封止部材80、内第2辺部222)のヒートシールは維持されている。
図9に示すとおり、自動通気包装袋1Bごと電子レンジ(図示せず)に搬入して加熱調理を開始すると、食品等の内容物Cに含まれている水分が蒸発し始め、自動通気包装袋1B内(包装袋の内部10i)に充満し、包装袋自体も徐々に膨張している。包装袋自体の膨張が限度になるとき、包装袋の内部側から水蒸気Vpは、内第1辺部211と封止部材80の融着部111または内第2辺部222と封止部材80の融着部112に作用する。次第に水蒸気の圧力が高まるにつれて、上下の融着部111,112において剥離が始まる。図8の例では、包装袋の膨張時、折重ね積層部26は上向きに折れ曲がっている。これは、フィルム体10Fとその外第1辺部211、内第1辺部212、内第2辺部222、外第2辺部221の各部位に作用する水蒸気による膨張圧により、折重ね積層部26が折込み部35,35側に引き寄せられるためである。むろん、折重ね積層部26の向きは図示と逆になることもある。
図10は水蒸気Vpの圧力により、ついに融着部(図示融着部112側)が破壊(剥離)した状態である。こうして、包装袋の内部10iとポケット部40は連続する。そうすると、包装袋の内部10iに充満していた水蒸気は、ポケット部40、排気部50を経由して包装袋の外部に排気される(図示の矢印参照)。すなわち、包装袋の内部10iに充満していた水蒸気は自動的に排気され、包装袋自体の過度の膨張、破裂が回避される。図示から自明なように、第2実施形態においては、排気を円滑にするため、排気部50を内第1辺部212と内第2辺部222の両方に備える。
第2実施形態においても、折重ね積層部26に介在され積層ヒートシール部27を成している封止部材80はイージーピール性樹脂フィルム(あるいは、イージーオープン性樹脂フィルム)である。イージーピール性樹脂フィルムの特性を利用して、細幅ヒートシール部の融着部の破壊(剥離)をより容易にするためである。
膨張、通気状態の図示が参考となるように、第2実施形態の自動通気包装袋1Bを構成するフィルム体10F自体も膨らむ。このことから、中間部14に設けられた自動通気部20Bは、たいてい内容物Cよりも上になり、内容物自体がポケット部40を経由して排気部50から包装袋の外部に吹き出すおそれより少なくなる。この実施形態の場合も同様に、仮に内容物が水蒸気の通過に伴って吹き出されたとしても、互いにヒートシールされていないポケット部40は袋のように機能して吹き出された内容物を受け止め、水蒸気のみが排気部50から包装袋の外部に放出される。つまり、内容物の吹き出しによる電子レンジ内の汚れは極力抑えられる。加えて、自動通気部20Bが設けられている中間部14は単一のフィルム体10Fを折り曲げてポケット部40を形成しているため、強度的に優れ、内容物を保持する上での効果が高い。これは、従前のフィルム体同士のヒートシールによる張り合わせ構造の場合と異なる。
折重ね積層部26における融着部の破壊と水蒸気の排気を図11によりさらに説明する。図11(a)は、前出の図7、図9に対応しており、電子レンジ加熱に伴って内容物Cから発生した水蒸気Vpにより、自動通気包装袋1Bの内部10i側の内圧は高まり、この膨張圧を受けて細幅ヒートシール部28、特には狭小ヒートシール部29の封止部材であるイージーピール性樹脂フィルム自体が裂け始める。あるいは、自動通気包装袋を構成するフィルム体とイージーピール性樹脂フィルムとの接着面における破壊(剥離)が生じ始めている。この実施形態では、イージーピール性樹脂フィルム自体の凝集破壊としている。
図11(b)になると、ついに細幅ヒートシール部28、特には狭小ヒートシール部29におけるヒートシールに破壊が生じて包装袋の内部10iからポケット部40まで連続(貫通)する。このように包装袋の内部10iとポケット部40がつながった場合、前述のヒートシールの破壊部位を通過して吹き出してきた内容物があったとしても、ポケット部により受け止められる。その上で、図11(c)に示すように、水蒸気(矢印参照)のみ、排気部50の切込み部51から吹き出して排気される。水蒸気の通過の影響によりそれぞれの切込み部51のタブ52は上下に反り返っている。排気部を切込み部から形成されるタブとすることにより、流通段階等の通常時では異物の侵入を防ぐと共に、加熱時には水蒸気のみの排気を容易とすることができる。
ポケット部40は積層ヒートシール部27と異なり、内第1辺部212、封止部材80、内第2辺部222はいずれもヒートシールされておらず、内第1辺部212と封止部材80との間、内第2辺部222と封止部材80との間に僅かながら隙間が生じており、いわゆるポケットとして機能する。加熱に伴い発生した水蒸気により自動通気包装袋が膨張し始めた場合、折重ね積層部26において細幅ヒートシール部28、特には狭小ヒートシール部29は、所定幅の積層ヒートシール部27よりも細幅であるため、ヒートシール部の融着部111,112の距離は相対的に短い。結果として細幅ヒートシール部28(狭小ヒートシール部29)は積層ヒートシール部26よりもはやく剥がれる。こうして、自動通気包装袋1Bの内部10i側からポケット部40までは貫通し、水蒸気の通過経路はできる。
ここで、折重ね積層部26の細幅ヒートシール部27に形成される非ヒートシール空間部の別実施形態についても図12を踏まえて言及する。図12(a)から分かるとおり、非ヒートシール空間部42は包装袋の内部10iと一体化されており、包装袋の内部10iから順に、非ヒートシール空間部42、細幅ヒートシール部28(狭小ヒートシール部29)、ポケット部40に配置される。水蒸気排気時の様子は図12(b)のとおりであり、前記同様、狭小ヒートシール部29付近のイージーピール性樹脂フィルム自体の凝集破壊により、包装袋の内部10iからポケット部40まで連続(貫通)する。
非ヒートシール空間部を備えることにより、折重ね積層部内のヒートシールされた部位に意図的な脆弱箇所を設けることとなる。そこで、水蒸気の膨張圧を受けた際に最も速く所望のヒートシール部の破壊を生じやすく調整することができる。非ヒートシール空間部の形成位置を図11あるいは図12の例のいずれとするかは、細幅ヒートシール部28(狭小ヒートシール部29)のヒートシール強度や大きさ、内容物の粘度、水蒸気を通気させるまでの時間等の要因を加味して設定される。なお、図11に示す非ヒートシール空間部の構造の方が、包装袋の内部と接する折重ね積層部は直線上の単純な形状となる。
第2実施形態の自動通気包装袋1Bによると、第1実施形態とほぼ同様に自動通気包装袋の破裂、内容物の漏洩の防止に加え、充填の利便性、折重ね部の強靱さ等の利点を具備することができる。併せて、折重ね部におけるイージーピール性樹脂フィルムの選択、細幅ヒートシール部の幅によりヒートシール強度を制御している。そのため、袋状本体自体をイージーピール性樹脂フィルムとする必要や、袋状本体の内面全てをイージーピール性樹脂フィルムとする必要もなくなり、結果として安価となる。
また、第2実施形態の自動通気包装袋1Bにおいても第1実施形態とほぼ同様に、前記の特許文献4に開示された包装袋のように内部に発生する水蒸気の圧力の影響を考慮し、包装袋の形状をほぼ正方形状に規定する必要性はほとんどない。つまり、包装袋の形状設計の自由度は高まる。併せて、小売店等における陳列の不便さも改善される。
さらに加えると、第2実施形態の自動通気包装袋1Bにあっては、内第1辺部212と内第2辺部222を外向きに凸とする断面視略W字形状を保持しながら中間部14は包装袋の内部側に折り込まれ、ヒートシール固定(折込みヒートシール部35,35による融着固定)されて製袋されている。つまり、自動通気部20Bは、常に上面部11及び下面部12の間の中央に位置する。同時に、自動通気部20Bとなる折重ね部26は、上側あるいは下側に折り曲げられて上面部11側または下面部12側に折り込まれるおそれはない。従って、包装袋の内部に充満した水蒸気は、確実に中間部14に位置する自動通気部20B(細幅ヒートシール部27)に向かい、ポケット部40を経由して排気部50から排気される。
この他に、折重ね部26付近のW字形状の構造は維持されることから、包装袋の各部位の幅や長さ等を調整することにより、自動通気部20Bを有する折重ね部26を包装袋の底部とした縦置き用の包装袋(スタンドパック)として商品棚に陳列することもできる。
続いて、第3実施形態の自動通気包装袋1Cについて図13ないし図18を用い説明する。自動通気包装袋1Cは、図13、14、15に示すように、積層ヒートシール部27の長手方向(図15の矢印J1方向)の両側にあるそれぞれの端部27e,27eに、さらに切取り部60,60が設けられる。切取り部60,60により、折重ね部26の積層ヒートシール部27の両端に幅が狭められた部位が形成される。符号10Cは当該実施形態の袋状本体である。図15は上面部12、外第1辺部211をめくって自動通気部20Bが存在する折重ね積層部26付近を露出させた模式図である。同図からも理解されるとおり、自動通気部20Bの構造は第2実施形態の自動通気包装袋1Bと共通である。
また、自動通気包装袋1Cにおいては特に図14からもよく分かるように、積層ヒートシール部27の長手方向の両側にあるそれぞれの端部27e,27e両端部付近において、折重ね部26の長手方向(図15の矢印J2方向)に沿って、上面部11と外第1辺部211がヒートシールされた上面側補強ヒートシール部38が備えられる。同様に、積層ヒートシール部27の長手方向の両側にあるそれぞれの端部27e,27e付近において、折重ね部26の長手方向に沿って、下面部12と外第2辺部221がヒートシールされた下面側補強ヒートシール部39も備えられる。図示の上面側補強ヒートシール部38、下面側補強ヒートシール部39は、共に折込み部35と一体化した略三角形状を成している。
図16ないし図18を用い、前記の切取り部60,60、上面側補強ヒートシール部38、下面側補強ヒートシール部39の作用を説明する。図16は自動通気包装袋1Cの膨張時である。このような膨張時において、折重ね部26の積層ヒートシール部27に切取り部60,60が設けられているため、端部27e,27eと折込み部35,35付近に生じる上下方向の密着や左右方向に引き寄せられる影響が緩和される。すると、図示するように包装袋の膨張に伴い、折重ね部26は、その上面部11あるいは下面部12のいずれかの側に引き寄せられるようにして反れやすくなる。
図示では折重ね部26は上面部11側に反り上がり外第1辺部211に張り付いている。このため、側辺ヒートシール部32,32の密着性や、折込み部35,35付近の形状維持等が保たれたまま自動通気包装袋の上面部11と下面部12との間(上下方向)の膨張は容易となる。そこで、発生する水蒸気を自動通気部の通気孔付近に集中させやすくすることができる。
図17は自動通気包装袋1Cの膨張時の正面から見た模式図である。包装袋が膨張するとき、上面側補強ヒートシール部38及び下面側補強ヒートシール部39が形成されていることにより、この部分の膨張は抑制される。すると、他のヒートシール部も伸縮性は低いため、発生した水蒸気はより膨張しやすい部分を求める。
図18は自動通気包装袋1Cの上面部11直下における包装袋の内部の水蒸気発生を概念的に示している。図18(a)の膨張初期では、水蒸気の広がり(水蒸気圧の上昇)は範囲Zvと考えられる。この場合、上面部11直下の内部10iの空間は、封止ヒートシール部34(図13参照)、側辺ヒートシール部32,32、上面部11と外第1辺部211による上面折曲げ部M1、これに加えて左右の上面側補強ヒートシール部38により囲まれている。つまり、上面部11直下において、その包装袋の内部は略多角形状になる。図18(b)の膨張終期では、範囲Zvはさらに広がり、上面部のフィルム体は上面折曲げ部M1(破線)から膨張してM2(実線)まで拡張する。すると、水蒸気は上面部11、外第1辺部211の順に伝い降下し、自動通気部20Bである折重ね部26(積層ヒートシール部27)の中心の細幅ヒートシール部28(特には狭小ヒートシール部29)に比較的容易に集中できる。むろん、下面部12側においても同様に自動通気部20Bに比較的容易に集中できる。
従って、切取り部を設けたことによる包装袋の上下方向の膨張容易性に加え、上面側補強ヒートシール部及び下面側補強ヒートシール部による包装袋の膨張抑制、膨張方向の制御が可能となる。結果、発生する水蒸気を自動通気部20Bの中心の細幅ヒートシール部28(特には狭小ヒートシール部29)に集中させることができる。自動通気包装袋1Cにおいても、ポケット部40の排気部50からの水蒸気の排気は第2実施形態の自動通気包装袋1Bと同様(図11参照)である。第3実施形態の自動通気包装袋1Cは、第2実施形態の自動通気包装袋1Bが具備する機能を当然に具備する。
図19は第4実施形態(参考例)の自動通気包装袋1D、図20は第5実施形態(参考例)の自動通気袋1Eを示す。両図とも上面部11と、下面部12と、中間部13(中間部14)は別体のフィルム体から形成されている。上面部11はフィルム体10Fp、下面部12はフィルム体10Fq、中間部13(中間部14)はフィルム体10Frとする個々の部品である。そこで、図19の自動通気包装袋1Dにおいては、上面部11(フィルム体10Fp)及び中間部13(フィルム体10Fr)は上面ヒートシール部36sを介してヒートシールされ、下面部12(フィルム体10Fq)及び中間部13(フィルム体10Fr)も上面ヒートシール部37sを介してヒートシールされる。また、図20の自動通気包装袋1Eにおいては、上面部11(フィルム体10Fp)及び中間部14(フィルム体10Fr)は上面ヒートシール部36tを介してヒートシールされ、下面部12(フィルム体10Fq)及び中間部14(フィルム体10Fr)も上面ヒートシール部37tを介してヒートシールされる。
図示から把握されるとおり、所定のヒートシール部により上面部11、中間部13(中間部14)、下面部12の全ては一体化された後、包装袋に製袋される。自動通気包装袋1Dの自動通気部20A、自動通気包装袋1Eの自動通気部20Bにおける包装袋の膨張、併せてポケット部40の排気部50からの水蒸気の排気の機構は、自動通気包装袋1A、自動通気包装袋1Bにて既述のとおりであるため、その説明を省略する。開示の実施形態のように、包装袋が各部別体のフィルム体をヒートシールして張り合わせる構造にすると、例えば、上面部11もしくは下面部12に予め別々に印刷を施し、事後的に製袋することができる。このため、自動通気包装袋の袋状本体に対する印刷の利便性を高めることができる。また、上面部11、下面部12、中間部13(中間部14)を異なる種類のフィルム体とすることもできる。
ここで、列記の各実施形態に適用可能なフィルムの種類について述べる。フィルム体10F(10Fp,10Fq,10Fr)は、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエステルフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体等からなる二軸延伸フィルム、酸化アルミ蒸着二軸延伸ポリエステルフィルム、シリカ蒸着二軸延伸ポリエステルフィルム、ポリメタキシリレンアジパミド系ポリアミド延伸フィルム、あるいは、これらと6−ナイロンとの共押出し積層フィルム等の電子レンジ(高周波レンジ)に対応可能な耐熱フィルムが例示され、通常、列記のフィルムは、ラミネート化により2層または3層以上に複合化(複層化)されて用いられる。その上で、これらの複合フィルムは内容物の特性、加熱時間、流通経路、流通形態等を適式に勘案することにより適宜選択される。例えば、ポリプロピレンフィルムでは、東レフィルム加工株式会社製ZK93KM等が利用され、ポリメタキシリレンアジパミド系ポリアミド延伸フィルムでは、三菱樹脂株式会社製SP−R等が利用される。
封止部材として用いられるイージーピール性樹脂フィルムには、例えば、凝集破壊性樹脂フィルムとして凝集破壊層を有するポリプロピレン共押出しフィルム、あるいはポリエチレン共押出しフィルム等が用いられる。他に、層間破壊性樹脂フィルムであるポリプロピレン共押出しフィルム、ポリエチレン共押出しフィルム等を用いることもできる。イージーピール性樹脂フィルムは、ヒートシール強度、イージーピール性(所定条件下における破壊、剥離の容易性)、内容物の加熱時間等を適式に勘案することにより選択される。このような、凝集破壊性または層間破壊性を有するポリプロピレン共押出しフィルム、ポリエチレン共押出しフィルム等のイージーピール性樹脂フィルムとして、例えば、東レフィルム加工株式会社製9501E、東セロ株式会社製CMPS022C等が利用可能である。
図21ないし図23の各図を用い、第3実施形態の自動通気包装袋1Cを形成する方法の一例について説明する。図21(a)のとおり、単一のフィルム体10Fは中間部14の予定となる部分で上面部11側と下面部12側に折り曲げられる。そして、中間部14にイージーピール性樹脂フィルムの封止部材80が挿入(介在)される。
続く図21(b)では、折重ね部26に対しヒートシール装置の熱板Hsp(下方側のみ図示)により上下方向からヒートシールされ、上面部11、封止部材80、下面部12が一体化される。図示では、略凸字形状の後退部Hscが予め形成された熱板Hspが用いられる。後退部Hscの形状は、略凸字形状のポケット部40に対応させるためである。すると、積層ヒートシール部27において、ヒートシールされていないポケット部40が形成させる。同時に細幅ヒートシール部28,狭小ヒートシール部29も一括して形成される。
折重ね部26へのヒートシールによりポケット部40が形成された後、断面視略コ字形状のパンチPcにより、上面部11、封止部材80、下面部12は一度に貫通され、排気部50として切込み部が形成される。図示では2箇所に排気部が設けられている。さらに、積層ヒートシール部27の長手方向の左右両側が切り取られて切取り部60,60も形成される。符号61は切取り片である。
次に図22(a)では、上面部11に外第1辺部211が区画されると共に折り曲げれれ、下面部12に外第2辺部221が区画されると共に折り曲げられ、外第1辺部211及び外第2辺部221に切り通し部35cが設けられる。図22(a)から分かるように、フィルム体10Fにおいて、外第1辺部211と外第2辺部221が広がった略W字形状を見ることができる。
図22(b)のように、上面部11と外第1辺部211はヒートシールされ、下面部12と外第2辺部221もヒートシールされ、折込み部35,35が形成される。上面側補強ヒートシール部38及び下面側補強ヒートシール部39も同時に形成される。そして、積層ヒートシール部27の長手方向の両側にあるそれぞれの端部27e,27eを挟むようにして、外第1辺部211と外第2辺部221は内側に折り込まれる。このとき、両辺部の切り通し部35c同士は重ね合わされ、ヒートシール固定される。
その後、図23に示すとおり、上面部11と下面部12はヒートシールされて側辺ヒートシール部32,32が形成され、自動通気部20Bを備えた袋状物が得られる。自動通気包装袋1Cとしては図示の段階で完成であり、個々の需要者に出荷される。需要者において、この自動通気包装袋1Cの開口部Opより内容物の充填、開口部Opのヒートシール封止、レトルト殺菌等を経ることとなる。
これまでに説明した実施形態に関し、適用し得る別形態を説明する。図24は排気部の例示である。図24(a)は排気部の形状を孔状の貫通孔50hとする場合の例である。順に円形、半円形、四角形、三角形である。図24(b)は排気部の形状を切込み部51s(スリット状)とした他の例である。順に半円弧、V字、l字、I字、X字である。図25はポケット部と非ヒートシール空間部の例示である。図25(a)は略三角形状の非ヒートシール空間部41u、図25(b)は略円弧状の非ヒートシール空間部41vであり、ポケット部40と一体化された例である。図25(c)は略三角形状の非ヒートシール空間部42u、図25(d)は略円弧状の非ヒートシール空間部42vであり、包装袋の内部と一体化された例である。むろん、例示の形態に限られることはなく、発明の趣旨を満たす限り、適宜の変形もあり得る。なお、実施形態の図示に当たり、同一符号は共通箇所を示す。また、図中、斜線表示(図4,8,15,18)、網掛け表示(図21〜23)はヒートシールされた部位であることを示す。
第1実施形態(参考例)の自動通気包装袋の全体斜視図である。 第1実施形態の自動通気部の主要断面模式図である。 第1実施形態の積層ヒートシール部形成の様子を示した概略図である。 第1実施形態の自動通気部の主要上面模式図である。 図2の通気時の主要断面模式図である。 第2実施形態(参考例)の自動通気包装袋の全体斜視図である。 第2実施形態の自動通気部の主要断面模式図である。 第2実施形態の自動通気部の主要上面模式図である。 図7の膨張時の主要断面模式図である。 図7の通気時の主要断面模式図である。 図6のポケット部における通気を示す概略図である。 他の例のポケット部における通気を示す概略図である。 第3実施形態の自動通気包装袋の全体斜視図である。 図13の主要部拡大図である。 第3実施形態の自動通気部の主要上面模式図である。 図13の膨張時の全体斜視図である。 図16の概略正面図である。 第3実施形態の自動通気包装袋の膨張概念図である。 第4実施形態(参考例)の自動通気包装袋の主要断面模式図である。 第5実施形態(参考例)の自動通気包装袋の主要断面模式図である。 第3実施形態の自動通気包装袋に関する第1形成方法例である。 第3実施形態の自動通気包装袋に関する第2形成方法例である。 第3実施形態の自動通気包装袋に関する完成例である。 排気部の他の形成例である。 ポケット部及び非ヒートシール空間部の他の形成例である。 従来の自動通気包装袋の断面図である。 従来の別例に係る自動通気包装袋の主要断面模式図である。
1A,1B,1C,1D,1E 自動通気包装袋
10A,10B,10C 袋状本体
10F フィルム体
11 上面部
12 下面部
13,14 中間部
20A,20B 自動通気部
21 第1辺部
22 第2辺部
23,26 折重ね積層部
24,27 積層ヒートシール部
25,28 細幅ヒートシール部
35 折込み部
38 上面側補強ヒートシール部
39 下面側補強ヒートシール部
40 ポケット部
50 排気部
51 切込み部
60 切取り部
80 封止部材
211 外第1辺部
212 内第1辺部
221 外第2辺部
222 内第2辺部
C 内容物

Claims (4)

  1. 袋状本体(10C)を構成する上面部(11)と下面部(12)との間の中間部(14)に自動通気部(20B)を設け、前記上面部及び前記下面部並びに前記中間部が単一のフィルム体(10F)からなり側辺ヒートシール部(32,32)により製袋される包装袋であって、
    前記自動通気部は、前記単一のフィルム体を前記上面部側から前記下面部側に向けて順に折り重ねて外第1辺部(211)、内第1辺部(212)、内第2辺部(222)、外第2辺部(221)とする断面視略W字形状を形成して前記内第1辺部及び前記内第2辺部を前記包装袋の外部側に凸とし、前記内第1辺部と前記内第2辺部との間に前記包装袋の内部(10i)側と接触可能にイージーピール性樹脂フィルムの封止部材(80)を配置した折重ね積層部(26)を備えていると共に、
    前記折重ね積層部を所定幅でヒートシールした積層ヒートシール部(27)と、
    前記折重ね積層部において前記積層ヒートシール部よりも細幅にヒートシールした細幅ヒートシール部(28)と、
    前記細幅ヒートシール部を介してヒートシールせずに前記折重ね積層部に形成したポケット部(40)と、
    前記ポケット部の前記内第1辺部又は前記内第2辺部のいずれか一方もしくは両方に前記ポケット部に誘導された水蒸気を当該ポケット部外部へ排気する排気部(50)とを備えており、
    前記側辺ヒートシール部に配され前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部(27e,27e)を前記上面部と前記下面部との間に折り込む折込み部(35,35)と、
    前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部に幅を狭めた切取り部(60,60)が設けられ、
    前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部付近において前記上面部と前記外第1辺部とを前記折重ね積層部の長手方向に沿ってヒートシールした上面部補強ヒートシール部(38,38)と、前記積層ヒートシール部の長手方向の両端部付近において前記下面部と前記外第2辺部とを前記折重ね積層部の長手方向に沿ってヒートシールした下面部補強ヒートシール部(39,39)が設けられている
    ことを特徴とする自動通気包装袋。
  2. 前記細幅ヒートシール部に非ヒートシール空間部(41)が備えられている請求項1に記載の自動通気包装袋。
  3. 前記非ヒートシール空間部が前記ポケット部と一体化している請求項2に記載の自動通気包装袋。
  4. 前記排気部が切込み部(51)からなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動通気包装袋。
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