JP2018122931A - 電子レンジ加熱用包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に製造でき、歩留りを向上できるとともに内容物の飛散を防止できる電子レンジ加熱用包装体を提供する。【解決手段】周縁をシール部21によりシールされる袋本体2と、袋本体2の上部の内面に配されるチャック部材3とを備え、チャック部材3の下方の収納部4内に内容物Sを収納する電子レンジ加熱用包装体1において、チャック部材3が袋本体2の対向する一面に接着した帯状の第1基部35に突設される雄部31と、袋本体2の対向する他面に接着した帯状の第2基部36に突設されて雄部31に咬合する雌部32と、第1基部35及び第2基部36の一方の下端から下方に延びて袋本体2の内面にイージーピール可能に接着して収納部4を封止する封止部33とを有し、第1基部35及び第2基部36の他方の一部が袋本体2に対して未接着の蒸通部5を設けた。【選択図】図5

Description

本発明は、チャック部材を有した電子レンジ加熱用包装体に関する。
従来の電子レンジ加熱用包装体は特許文献1に開示されている。この電子レンジ加熱用包装体は袋本体及びチャック部材を有する。袋本体は樹脂シートを重ねて周縁をシール部によりシールして密閉され、対向する前面部及び背面部を有する。チャック部材は前面部及び背面部の上部の内面に配され、チャック部材の下方に調理ソース等の内容物を収納する収納部が形成される。また、袋本体の上縁部とチャック部材との間の前面部及び背面部の外面には左右方向に延びる切り取り線が形成される。
チャック部材は背面部に固着される帯状の第1基部上に突設した雄部と、前面部に固着される帯状の第2基部上に突設して雄部に咬合する雌部とを有する。チャック部材の一部には蒸通部が設けられている。蒸通部は雄部と雌部とを所定の圧力、所定の時間、所定の温度条件で押し潰して形成される。蒸通部において、押し潰された雄部と雌部とは咬合しない。
また、チャック部材と収納部との間にはイージーピール性を有する易開封シール部が設けられている。易開封シール部は前面部と背面部とをシールして収納部の上部を封止している。これにより、収納部内の内容物が蒸通部から漏出するのを防止することができる。
上記構成の電子レンジ加熱包装体において、使用者が切り取り線に沿って前面部及び背面部を破断し、前面部及び背面部の上端を摘持して互いに離れる方向に引っ張る。これにより、雄部と雌部との咬合状態が解除されるとともに易開封シール部において前面部と背面部とが剥離する。これにより、収納部の上部が開口して袋本体が開封される。
使用者は収納部の上部から食材等を収納し、チャック部材を閉じて電子レンジ加熱包装体を電子レンジで加熱する。これにより、調理ソースに食材を入れて調理を行うことができる。この時、加熱によって収納部内で発生する蒸気は蒸通部を介して排気される。このため、内圧上昇に伴う袋本体の破裂による内容物の飛散を防止することができる。
特開2016−20239号公報(第5頁、第6頁、第1図〜第4図)
しかしながら、上記従来の電子レンジ加熱用包装体によると、蒸通部が雄部と雌部とを所定の圧力、所定の時間、所定の温度条件で押し潰することにより形成されており、電子レンジ加熱用包装体の製造工数が増える問題があった。また、蒸通部を形成する際の条件によって雄部と雌部とが十分に潰れずに雄部と雌部とが咬合する場合や、雄部と雌部とが融着して蒸通不良が発生する場合がある。このため、電子レンジ加熱用包装体の歩留りが低下する問題があった。
また、袋本体内の内圧上昇により蒸通部からチャック部材の咬合状態が解除されて内容物が漏出する問題もあった。
本発明は、工数を削減して歩留りを向上できるとともに内容物の漏出を防止できる電子レンジ加熱用包装体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、周縁をシール部によりシールされる袋本体と、前記袋本体の上部の内面に配されるチャック部材とを備え、前記チャック部材の下方の収納部内に内容物を収納する電子レンジ加熱用包装体において、前記チャック部材が前記袋本体の対向する一面に接着した帯状の第1基部に突設される雄部と、前記袋本体の対向する他面に接着した帯状の第2基部に突設されて前記雄部に咬合する雌部と、前記第1基部及び前記第2基部の一方の下端から下方に延びて前記袋本体の内面にイージーピール可能に接着して前記収納部を封止する封止部とを有し、前記第1基部及び前記第2基部の他方の一部が前記袋本体に対して未接着の蒸通部を設けたことを特徴としている。
この構成によると、雄部と雌部との咬合状態を解除するとともに封止部を剥離して袋本体を開封する。収納部内に食材等を収納した後に雄部及び雌部を咬合して、電子レンジにより加熱調理を行う。加熱によって袋本体の内圧が上昇すると、チャック部材の雄部及び雌部が咬合した状態で袋本体とチャック部材との間の蒸通部から蒸気が排出される。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装体において、前記蒸通部が前記チャック部材の側端部に配されることが好ましい。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装体において、前記蒸通部は1箇所のみに形成されることが好ましい。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装体において、前記チャック部材の延出方向において前記蒸通部の幅が15mm以上40mm以下であることが好ましい。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装体において、前記袋本体の前記チャック部材に対向する底部に前記シール部が配されることが好ましい。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装体において、前記袋本体の一側辺上の前記シール部が前記収納部側に突出して上下に並ぶ一対の突出部を有すると好ましい。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装体において、前記袋本体は対向する前面部及び背面部の下部に2つ折りにして挟まれた底面シートの周縁を底シール部により熱接着して底面が形成されていると好ましい。
上記目的を達成するために本発明は、周縁をシール部によりシールされるとともに一側辺上に前記シール部が未形成の未シール部を設けた袋本体と、前記袋本体の上部の内面に配されるチャック部材とを備え、前記チャック部材の下方に内容物の収納部を有する電子レンジ加熱用包装材において、前記チャック部材が前記袋本体の対向する一面に接着した帯状の第1基部に突設される雄部と、前記袋本体の対向する他面に接着した帯状の第2基部に突設されて前記雄部に咬合する雌部と、前記第1基部及び前記第2基部の一方の下端から下方に延びて前記袋本体の内面にイージーピール可能に接着して前記収納部を封止する封止部とを有するとともに、前記第1基部及び前記第2基部の他方の一部が前記袋本体に対して未接着の蒸通部を設け、前記シール部が前記未シール部の両側に隣接して前記収納部側に突出する一対の突出部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電子レンジ加熱用包装材において、前記袋本体は対向する前面部及び背面部の下部に2つ折りにして挟まれた底面シートの周縁を底シール部により熱接着して底面が形成されていると好ましい。
本発明によると、蒸通部を第1基部又は第2基部と袋本体とを未接着にして形成することにより、加熱時に蒸気を排気する蒸通部を容易に形成することができる。これにより、電子レンジ加熱用包装体の工数を削減するとともに歩留りを向上することができる。また、蒸通部上で雄部及び雌部が咬合状態となるためチャック部材の解除が防止され、内容物の漏出を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体を収納した外装箱を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体を収納した外装箱を開封した状態を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体の開封前の状態を示す平面図。 図3のA−A断面図。 図3のB−B断面図。 本発明の第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体の内容物充填前の状態を示す平面図。 本発明の第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体を外装箱にセットした状態を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体の加熱時の蒸通部を通る側面断面図。 本発明の第2実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体の蒸通部を通る側面断面図。 本発明の第3実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体の開封前の状態を示す平面図。 本発明の第3実施形態に係る電子レンジ加熱用包装材の平面図。 本発明の第4実施形態に係る電子レンジ加熱用包装材の平面図。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態に係る電子レンジ加熱用包装体1を収納した外装箱100の斜視図であり、図2は外装箱100の開封後の状態を示している。
電子レンジ加熱用包装体1(以下、包装体1と略す)を収納する外装箱100は直方体状であり、紙基材を折曲して形成される。外装箱100は対向する天面板101及び底面板(不図示)、一対の側面板102、対向する前面板103及び背面板(不図示)とで構成される。
天面板101の背面板側には側面板102が対向する方向に延びるヒンジ線110が設けられている。ヒンジ線110は曲線状の複数の切り込みを並設して波形に形成されている。
また、天面板101及び前面板103に跨ってミシン目状の開封線111a、111bが延びている。開封線111a、111bはヒンジ線110の両端から天面板101と側面板102との境界に沿って前面板103側に延びる。このとき、開封線111a、111bは天面板101の前面板103側の角部を斜めに横断する。
また、開封線111a、111bは前面板103の上端縁からお互いが近づく方向に角度を変えながら延び、最後に前面板103の下端縁に向かって平行に延びる。
これにより、前面板103の下端縁には、開封線111a、111bの間に把持部112が形成される。把持部112を把持して引き上げることにより、開封線111a、111bが破断する。そして、ヒンジ線110を軸として蓋部120(開封線111a、111bの内側部分)を上方向に回動させる。これにより、天面板121が開口して包装体1を取り出すことができる。
図3は開封前の電子レンジ加熱用包装体1の平面図である。図4、図5は図3中のA−A断面図及びB−B断面図であり、図5は蒸通部5の断面構造を示している。
図3に示すように、包装体1は袋本体2及びチャック部材3を有する。チャック部材3は樹脂により形成され、袋本体2の上部の内面に配される。
袋本体2は樹脂シート40を重ねて周縁をシール部21によりシール(熱接着)され、互いに対向する前面部22及び背面部23を有する。
袋本体2のチャック部材3の下方に内容物S(ここでは調理ソース)を収納する収納部4が形成される。チャック部材3の側端部には収納部4とチャック部材3の上方とを連通させる蒸通部5が1箇所設けられる。後述のように、包装体1を電子レンジにより加熱した際に収納部4内の蒸気は蒸通部5を介して包装体1の外部に排気される。
また、チャック部材3よりも上方の袋本体2の両側縁のシール部21上にはV字状等のノッチ部29が形成される。なお、前面部22及び背面部23をハーフカットして左右のノッチ部29と略連結するような切り取り線を設けてもよい。
図4に示すように、樹脂シート40は袋本体2の外側から内側に向かって順に基材層41、中間層42及びシーラント層43をドライラミネートにより積層して形成される。樹脂シート40を共押出しにより積層してもよい。
基材層41は例えば厚さ約12μmの二軸延伸の透明蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムにより形成される。中間層42は例えば厚さ約15μmの二軸延伸ナイロンフィルム上にシリカ等を蒸着して形成され、水蒸気や酸素等の透過を防止する。シーラント層43は例えば厚さ約60μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムにより形成され、対向するシーラント層43同士がシールされる。
また、基材層41の中間層42側の面には文字や図柄が印刷された印刷層(不図示)が配されており、電子レンジ加熱用包装体1の外観から視認される。なお、印刷層は基材層上の所定位置に配したインキにより厚さ約1〜5μmに形成される。
チャック部材3は雄部31と雌部32と封止部33とを有する。雄部31は背面部23の内面に接着された帯状の第1基部35に突設される。雌部32は前面部22の内面に接着された帯状の第2基部36に突設され、雄部31に咬合する。
雄部31と第1基部35とは一体成形されており、第1基部35は雄部31の上方及び下方の接着領域HSで背面部23に熱接着される。
雌部32と第2基部36と封止部33と一体成形されており、第2基部36は雌部32の上方及び下方の接着領域HSで前面部22に熱接着される。封止部33は第2基部36の下端から下方に延びて接着領域HSで背面部23にイージーピール可能に接着される。封止部33により収納部4が封止される。
一方、図5に示すように、蒸通部5では第2基部36は雌部32の上方及び下方の接着領域HSで前面部22に熱接着されるが、第1基部35は雄部31の上方及び下方で袋本体2に対して未接着になっている。また、封止部33は接着領域HSで背面部23に接着しており、内容物Sが蒸通部5を介してチャック部材3とシール部21との間に漏出することはない。
蒸通部5の幅Dはチャック部材3の延出方向において15mm以上40mm以下に形成されことが好ましい。蒸通部5の幅が15mm未満の場合、内圧の上昇に対して蒸気VPの排出速度が遅く、包装体1が膨張して破裂することがある。また、蒸通部5の幅が40mmより大きい場合、蒸気VPの排出速度が速く、収納部4が膨張し難い。このため、収納部4内に水蒸気が滞留して内容物Sを蒸らす空間が形成されず、加熱調理用食品に対して蒸し効果を得ることができない。
さらに、蒸通部5の幅が10mm未満の場合、包装体1の製袋時に第1基部35が背面部23に対して未接着にならないことがあり、蒸通不良が発生することがある。また、蒸通部5の幅が45mmより大きい場合、包装体1の製袋時に第2基部36の一部が前面部22に対して未接着になり、収納部4が封止されないことがある。
なお、包装体1は収納部4の底部に内容物Sを収納して収納部4とチャック部材3との間で複数回折り曲げて外装箱20(図1参照)に収納することが好ましい。これにより、輸送時等に収納部4が加圧された際に圧力が封止部33に加わらず、封止部33の剥離を防止することができる。
図6は内容物Sを充填する前の包装体1の平面図を示している。包装体1は封止部33を接着し、チャック部材3を閉じた状態で、袋本体2の底部2aを未シール状態にして底部2aを上方に向けて充填機にセットされる。包装体1は上方から内容物Sが収納部4内に充填された後に、底部2aがシールされる。これにより、上面が開口する袋に内容物を注入する既存設備を用いて包装体1に内容物Sを封入することができる。
次に、包装体1に充填された内容物Sに、食材を追加して加熱調理する方法について説明する。使用者は外装箱100から取出した包装体1のノッチ部29から袋本体2の上部を破断して包装体1を開口する。その後、雄部31と雌部32との咬合状態を解除するとともに封止部33を背面部23から剥離して収納部4を開封する。この状態で、食材を収納部4内に収納して、雄部31と雌部32とを再び咬合する。
図7は加熱時に外装箱100に包装体1をセットした状態を示す斜視図であり、食材を収納した包装体1は外装箱100内に載置して加熱する。具体的には、外装箱100の蓋部120を、ヒンジ線110を介して後方に折り返し(図2参照)、蒸通部5を上向きに配して蓋部120の裏面に沿って包装体1を立て掛ける。
なお、ヒンジ線110は波形の切り込みで形成されており、蓋部120の折り曲げ状態が維持し易くなっている。従って、内容物S及び追加した食材を含む包装体1の重量が軽い場合でも、蒸通部5を上向きにした状態で包装体1を安定して支持することができる。
包装体1を外装箱100とともに電子レンジ内に設置して加熱すると、追加した食材は内容物Sとともに加熱調理される。
図8は電子レンジでの加熱時の電子レンジ加熱用包装体1の蒸通部5の側面断面図を示している。電子レンジでの加熱によって食材及び内容物Sから蒸気VPが発生すると収納部4内の内圧が上昇する。このとき、蒸通部5においてチャック部材3は雄部31及び雌部32が咬合状態のまま、蒸気VPが未接着の第1基部35と背面部23との間を流通して包装体1の外部に排気される。
これにより、チャック部材3の開放が抑制され、チャック部材3全体が一気に開放されることによる内容物Sの飛散が防止される。
なお、包装体1が膨張したときにチャック部材3の中央部が蓋部120側を凸に撓むことがあるが、チャック部材3の側端部は中央部と比較して撓みが少ない。従って、蒸通部5をチャック部材3の側端部に配することにより、蒸通部5の第1基部35が背面部23に押圧されることによる未接着領域の閉塞を防止することができる。
また、包装体1を立て掛けるための支持台として外装箱100を利用することにより、蒸通部5を介した内容物Sの漏出による電子レンジ内部の汚染を防止することができる。
電子レンジでの加熱後に使用者は再び雄部31と雌部32との咬合状態を解除して、内容物(調理ソース)Sで調理された食材を皿等に移し替える。これにより、使用者は電子レンジで調理された調理品を喫食することができる。
なお、蒸通部5を1箇所のみに形成することにより、使用者が蒸通部5の位置を容易に把握することができる。これにより、電子レンジでの加熱後に包装体1を取出す際に使用者が蒸通部5を避けて包装体1を把持することができ、火傷の危険を防止することができる。
本実施形態によると、チャック部材3が雄部31と雌部32と封止部33とを備える。雄部31は袋本体2の対向する一面の背面部23に接着した帯状の第1基部35に突設される。雌部32は袋本体2の対向する他面の前面部22に接着した帯状の第2基部36に突設されて雄部31に咬合する。封止部33は第2基部36の下端から下方に延びて袋本体2の背面部23の内面にイージーピール可能に接着して収納部4を封止する。チャック部材3には第1基部35の一部が袋本体2に対して未接着の蒸通部5が設けられる。
蒸通部5を第1基部35と袋本体2の背面部23とを未接着にして形成することにより、加熱による内圧上昇によって外部に蒸気を排気する蒸通部5を容易に形成することができる。これにより、電子レンジ加熱用包装体の工数を削減するとともに歩留りを向上することができる。
また、収納部4内の蒸気VPが第1基部35と袋本体2との間を流通して包装体1の外部に排気される。このとき、蒸通部5上で雄部31及び雌部32が咬合状態となるためチャック部材3の解除が防止され、内容物Sの漏出を防止することができる。
また、蒸通部5をチャック部材3の側端部に配したので、内圧により包装体1が膨張したときに蒸通部5の第1基部35が背面部23に押圧されることによる未接着領域の閉塞を防止することができる。
また、蒸通部5を1箇所のみに形成することにより、使用者が蒸通部5の位置を容易に把握することができ、火傷の危険を防止することができる。
また、チャック部材3の延出方向において蒸通部5の幅を15mm以上40mm以下にすることにより、包装体1の破裂を防止するとともに加熱調理用食品に対して蒸し効果を得ることができる。
また、袋本体2のチャック部材3に対向する底部2aにシール部21が配されるので、未シール状態の底部2aを上方に向けて内容物Sを充填することができる。これにより、上面が開口する袋に内容物を注入する既存設備を用いて包装体1に内容物Sを容易に封入することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図9は第2実施形態の開封前の電子レンジ加熱用包装体の蒸通部5上を通る側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では蒸通部5の構成が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
本実施形態において、封止部33が第1基部35及び雄部31と一体成形されており、封止部33は第1基部35の下端から下方に延びて接着領域HSで前面部22に熱接着されている。
また、蒸通部5では第1基部35は雄部31の上方及び下方の接着領域HSで背面部23に熱接着されるが、第2基部36は雌部32の上方及び下方で袋本体2に対して未接着になっている。
本実施形態によると、封止部33が背面部23に接着した第1基部35の下端から下方に延びて袋本体2の前面部22の内面にイージーピール可能に接着される。また、第2基部36が前面部22に接着され、蒸通部5が第2基部36と前面部22とを未接着にして形成される。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図10は第3実施形態の電子レンジ加熱用包装体1の開封前の状態を示す平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示した第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では袋本体2の構成が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
袋本体2は底面を形成する底面シート24を有している。底面シート24は樹脂シート40と同様に外側から内側に向かって順に基材層、中間層及びシーラント層を積層して形成されている。底面シート24はシーラント層を外側に向けて2つ折りにして前面部22の底部と背面部23の底部との間に挟み込まれる。
底面シート24の周縁は底シール部24aにより前面部22及び背面部23を構成する樹脂シート40(図4参照)に熱接着される。底面シート24を広げて底面を形成することにより、包装体1を自立させることができる。
これにより、電子レンジでの加熱時に蒸通部5を上向きに配して包装体1を自立させることができる。従って、外装箱100(図1参照)等の別部材を用いて蒸通部5を上向きに配する必要が無いため、利便性が向上する。
図11は内容物Sを充填する前の電子レンジ加熱用包装材10の平面図を示している。電子レンジ加熱用包装材10(以下、包装材10と略す)に内容物Sを充填して包装体1が形成される。
包装材10は袋本体2の周縁がシール部21及び底シール部24aでシールされている。また、袋本体2の一側辺上にシール部21が未形成の未シール部21aが設けられている。また、シール部21は未シール部21aの両側に隣接して収納部4側に突出する一対の突出部21bを有する。
包装材10は未シール部21aを上方に向けて充填機にセットされる。このとき、包装材10は封止部33を接着し、チャック部材3を閉じた状態にある。
内容物Sは未シール部21を介して上方から収納部4内に充填される。内容物Sの充填後、未シール部21aをシールして内容物Sが封入された包装体1が形成される。
このとき、未シール部21aをシールする際に収納部4側にシール位置がズレた場合でも突出部21bに跨ってシールされて未シール部21aが閉塞される。これにより、内容物Sを包装体1に確実に封入することができ、未シール部21aのシール加工が容易になる。
本実施形態によると、袋本体2は対向する面の下部に挟まれた底面シート24の周縁を底シール部24aにより熱接着して自立可能に形成されていることにより、電子レンジでの加熱時に蒸通部5を上向きに配して包装体1を自立させることができる。従って、別部材を用いて蒸通部5を上向きに配する必要が無いため、利便性が向上する。
また、シール部21が未シール部21aの両側に隣接して収納部4側に突出する一対の突出部21bを有することにより、未シール部21aをシールする際に収納部4側にシール位置がズレた場合でも突出部21bに跨ってシールされて未シール部21が閉塞される。これにより、内容物Sを包装体1に確実に封入することができ、未シール部21aのシール加工が容易になる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図12は第4実施形態の電子レンジ加熱用包装材10の平面図である。説明の便宜上、前述の図10、図11に示した第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では袋本体2の構成が第3実施形態とは異なっている。その他の部分は第3実施形態と同様である。
包装材10は三方シールタイプであり、包装材10は四角形状に予め断裁された樹脂シート40を一枚用意して2つ折りにして隣接する3辺をシール部21によりシールして形成される。また、袋本体2の一側辺上にシール部21が未形成の未シール部21aが設けられ、シール部21は突出部21bを有する。
包装材10は未シール部21aを介して内容物Sが充填される。これにより、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、第3、第4実施形態において突出部21bを省略してもよい。これにより、収納部4の容量を大きくすることができる。
次に本発明の作用及び効果について、実施例及び比較例を用いて具体的に説明する。本実施例では、蒸通部5の幅Dを変更して製袋性、蒸通性についての評価を行った。
[包装体のサンプル作製]
実施例1〜実施例6、比較例1〜比較例4に係る包装体1は2枚の樹脂シート40(縦215mm、横178mm)を重ねて両側部及び底部を7mm幅でシールして形成した。樹脂シート40は基材層41に二軸延伸の透明蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ約12μm)、中間層42にシリカを蒸着した二軸延伸ナイロンフィルム(厚さ約15μm)、シーラント層43に無延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ約60μmの)を用いた。
また、第1基部35と背面部23とが熱接着される接着領域HSの上下方向の幅を5mmとし、第2基部36と前面部22とが熱接着される接着領域HSの上下方向の幅を5mmとした。
また、実施例1〜実施例6の蒸通部5の幅Dを夫々15mm、20mm、25mm、30mm、35mm、40mmとした。
一方、比較例1〜比較例4の蒸通部5の幅Dを夫々3mm、5mm、10mm、45mmとした。
[製袋性の評価]
雄部31と雌部32の上方及び下方にスペーサ(厚さ2〜5mm)を夫々配して前面部22の外面側と背面部23の外面側からチャック部材3をヒートシールバーで挟持してヒートシールした(240℃、0.5秒、面圧0.2〜0.4MPa)。このとき、蒸通部5では背面部23の外面側にヒートシールバーを配さず、前面部22の外面側のヒートシールバーとスペーサとで第2基部36を挟持した。これにより、蒸通部5において、第2基部36と前面部22とが接着領域HSで熱接着し、第1基部35は背面部23に対して未接着になった。
ヒートシール後、蒸通部5において、第1基部35と背面部23とが未接着であるか否かを目視により観察し、第1基部35と背面部23とが接着されている包装体を雄部側接着不良と判断した。また、蒸通部5において、第2基部36と前面部22とが接着しているか否かを目視により観察し、第2基部36と前面部22とが未接着の包装体を雌部側接着不良と判断した。
[蒸通性の評価]
正常に製袋された包装体1の内部に水(150ml)を収納して雄部31と雌部32とを咬合状態にして電子レンジで2分間(500W)加熱した。このとき、雄部31と雌部32との咬合状態が解除されるか否かを目視により観察し、雄部31と雌部32との咬合状態が解除された包装体1を蒸通不良と判断した。
なお、製袋性及び蒸通性の評価において、実施例1〜6、及び比較例1〜4に係る各包装体1について10体ずつ製袋し、不良の発生率を算出してその結果を表1に示す。
Figure 2018122931
表1に示すように、実施例1〜6に係る包装体1は製袋性の評価において、雄部側接着不良及び雌部側接着不良の発生率が0%であり、比較例1、2、4と比較して低かった。また、蒸通性の評価において蒸通不良の発生率は10%以下であり、比較例1〜3と比較して低かった。
本発明は、チャック部材を有した電子レンジ加熱用包装体に利用することができる。
1 包装体(電子レンジ加熱用包装体)
2 袋本体
2a 底部
3 チャック部材
4 収納部
5 蒸通部
10 包装材(電子レンジ加熱用包装材)
21 シール部
21a 未シール部
21b 突出部
22 前面部
23 背面部
24 底面シート
24a 底シート部
29 ノッチ部
31 雄部
32 雌部
33 封止部
35 第1基部
36 第2基部
40 樹脂シート
41 基材層
42 中間層
43 シーラント層
100 外装箱
101 天面板
102 側面板
103 前面板
110 ヒンジ線
111a、111b 開封線
112 把持部
120 蓋部
S 内容物
VP 蒸気

Claims (7)

  1. 周縁をシール部によりシールされる袋本体と、前記袋本体の上部の内面に配されるチャック部材とを備え、前記チャック部材の下方の収納部内に内容物を収納する電子レンジ加熱用包装体において、
    前記チャック部材が前記袋本体の対向する一面に接着した帯状の第1基部に突設される雄部と、前記袋本体の対向する他面に接着した帯状の第2基部に突設されて前記雄部に咬合する雌部と、前記第1基部及び前記第2基部の一方の下端から下方に延びて前記袋本体の内面にイージーピール可能に接着して前記収納部を封止する封止部とを有し、
    前記第1基部及び前記第2基部の他方の一部が前記袋本体に対して未接着の蒸通部を設けたことを特徴とする電子レンジ加熱用包装体。
  2. 前記蒸通部が前記チャック部材の側端部に配されることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  3. 前記蒸通部は1箇所のみに形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  4. 前記チャック部材の延出方向において前記蒸通部の幅が15mm以上40mm以下であることを特徴とする請求項3に記載の電子レンジ加熱用包装体。
  5. 前記袋本体の前記チャック部材に対向する底部に前記シール部が配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体。
  6. 前記袋本体の一側辺上の前記シール部が前記収納部側に突出して上下に並ぶ一対の突出部を有する請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装体。
  7. 前記袋本体は対向する前面部及び背面部の下部に2つ折りにして挟まれた底面シートの周縁を底シール部により熱接着して底面が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子レンジ加熱用包装体。
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