JP6548964B2 - 基板装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、基板装置に関する。
発熱の大きい電子部品を基板に実装する場合、電子部品の熱をヒートパスに効率よく移動させる必要がある。空気の熱伝導率は極めて低いことが知られている。基板とヒートパスとの間に空間があると、ヒートパスに効率よく熱が移動しない。ヒートパスに効率よく熱を移動させる方法の一つとして、基板とヒートパスとの間に樹脂を配置する方法が知られている。
特開平3−159187号公報
物は熱で膨張する。基板とヒートパスとの間に樹脂を配置した場合、電子部品の熱で樹脂が膨張する。この場合、基板には圧力が加わる。基板によっては、電子部品の端子が基板から剥離する等、不具合が生じる可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、基板とヒートパスとの間に樹脂を配置したとしても、不具合の発生が少ない基板装置を提供することである。
施形態の基板装置は、少なくとも一方の面が電子部品の実装面となった実装基板と、前記実装面と対向する位置に配置されたヒートパスと、前記実装基板と対向する面が前記実装面と嵌合可能な形状となっており、前記実装面に嵌め合わされた状態で、前記実装基板と前記ヒートパスとの間に配置された樹脂と、を備える。前記樹脂の前記実装面に嵌め合わされた面の一部には、前記樹脂と前記実装面とを離間させ、前記実装基板上に前記樹脂と前記実装面とで囲まれた空洞を形成する非嵌合部が設けられている。
実施形態1の基板装置の断面図である。 実施形態1の基板装置が有する実装基板の断面図である。 基板装置の製造過程を示す図である。 シートを使用していない基板装置の断面図である。 シートと実装基板の間に気泡ができた様子を示す図である。 実施形態2の基板装置の断面図である。 実施形態2の基板装置が有する実装基板の断面図である。 実施形態3の基板装置の断面図である。 実施形態3の基板装置が有するシートの底面図である。 実施形態4の基板装置の断面図である。 実施形態4の基板装置の変形例を示す図である。 実施形態4の基板装置の変形例を示す図である。 実施形態5の基板装置の断面図である。 実施形態5の基板装置が有する樹脂の断面図である。 実施形態5の基板装置の変形例を示す図である。 実施形態5の基板装置の変形例を示す図である。
以下、本実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
実施形態1の基板装置は、基板に実装された電子部品の熱を外部又は他の部品に伝達するヒートパスを備える基板装置である。図1は、実施形態1の基板装置1を示す図である。基板装置1は、実装基板10と、樹脂20と、シート30と、ヒートパス40と、を備える。ヒートパス40は、ヒートパス41及びヒートパス42の2つから構成される。
実装基板10は、電子部品が実装された基板である。図2は、基板装置1から実装基板10のみを取り出したものである。実装基板10は、一方の面が実装面、他方の面が非実装面となった片面実装基板である。実装面とは電子部品が実装されている面のことであり、非実装面とは電子部品が実装されていない面のことである。実装基板10は、プリント基板11と、電子部品12と、を備える。
プリント基板11は、板状の絶縁基材に銅箔などの導電体でパターンを形成したプリント基板である。パターンの表面には、エポキシ樹脂等で構成される薄い絶縁層が積層されている。プリント基板11は、電子部品12の熱を効率よくヒートパス42に伝えるため、熱伝導率の高い絶縁材料で構成される。例えば、プリント基板11は、セラミック基材、若しくは金属ベース基材等の高熱伝導絶縁基材で構成される。金属ベース基板とは、アルミや銅等の熱伝導性の高い金属をベースとした基材であって、樹脂(例えば、無機フィラーを添加したエポキシ樹脂等)で絶縁性を確保した基材のことである。
なお、プリント基板11を構成する絶縁基材は、高熱伝導絶縁基材に限定されない。プリント基板11を構成する絶縁基材は、紙にエポキシ樹脂を浸透させた紙エポキシ基材や、ガラス繊維製の布を重ねたものにエポキシ樹脂を浸透させたガラスエポキシ基材等であってもよい。なお、電子部品12の熱を効率よくヒートパス42に伝えるため、プリント基板11の電子部品配置部分には、プリント基板11を貫通するスルーホールが形成されていてもよい。スルーホールには熱伝導率の高い金属(例えば、銅)が充填されていてもよい。
電子部品12は、抵抗、コンデンサ、半導体パッケージ等の電子部品である。多くの場合、基板には、側面から複数の端子が突出する半導体パッケージが実装される。一例として、電子部品12は、SOP(Small Outline Package)型、或いはQFP(Quad Flat Package)型の半導体パッケージである。SOP型の半導体パッケージとは、対向する2辺から端子が突出するパッケージのことであり、QFP型の半導体パッケージとは、パッケージの4辺すべてから端子が突出するパッケージのことである。図2では、電子部品12の一例として、QFP型の半導体パッケージを示している。以下の説明では、側面から端子が突出する半導体パッケージのことを「側面突出型半導体パッケージ」という。
側面突出型半導体パッケージの場合、端子12aが半導体パッケージの側面から突出しているので、端子12a部分は導体露出部13となる。導体露出部とは、実装基板10の実装面のうち、導体が絶縁されずに基板表面に露出している部分のことである。側面突出型半導体パッケージの端子部分のみならず、例えば、実装基板10の表面に形成されたランドも導体露出部である。
図1に戻り、樹脂20は、電子部品12の熱をヒートパス41に伝導するための樹脂である。樹脂20は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂やポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等の高耐熱性樹脂から構成される。樹脂20は、実装基板10とヒートパス41との間に配置されている。樹脂20と実装基板10の間にはシート30が配置されている。樹脂20は、実装基板10とは直接的には接しておらず、シート30を介して間接的に実装基板10と接している。樹脂20は、例えば、熱で溶融した溶融樹脂の状態でシート30上に流し込まれ、固化することによりシート30とヒートパス41との間に固定される。
なお、樹脂20は、金属粉(例えば、銅、鉄、アルミ等の熱伝導率の高い金属の粉末)が混ぜ込まれることにより熱伝導性が高められていてもよい。電子部品12の熱をさらに効率よくヒートパス41に伝えることができる。なお、金属粉を混ぜ込まれた樹脂は、多くの場合、導電性を有する。樹脂20に金属粉を混ぜ込んだ場合、導体露出部13同士が樹脂20を介して導通する可能性があるので、シート30は絶縁シートとする。
また、樹脂20は、電磁波吸収性を有する電磁波吸収性樹脂であってもよい。例えば、樹脂20は、カーボンマイクロコイル等の電磁波吸収材を含むことにより電磁波吸収性を持った樹脂であってもよい。電磁波吸収性とは、電磁波を吸収する性質、すなわち、電磁エネルギーを減衰させる性質のことである。電磁波吸収性は、電磁波を遮蔽する(すなわち、電磁エネルギーを反射して透過を防ぐ)電磁シールドとは異なる。樹脂20には、導電材を利用して電磁波吸収性を確保した樹脂、磁気損失を利用して電磁波吸収性を確保した樹脂、誘電損失を利用して電磁波吸収性を確保した樹脂等、既知のさまざま電磁波吸収性樹脂を使用可能である。樹脂20が電磁波吸収性を有することにより、実装基板10に実装された電子部品間の電磁波の影響を少なくできる。なお、電磁波吸収性を有する樹脂は、多くの場合、導電性を有する。導体露出部13同士の導通を防ぐため、シート30は絶縁シートとする。
シート30は、実装基板10の実装面に配置されるシートである。シート30は、紙、布、或いは樹脂で構成される。シート30は、一方の面が実装基板10に接しており、他方の面が樹脂20に接している。シート30は実装基板10の表面と略同じ大きさである。シート30は、実装面の全面に接するように、実装基板10の上に載置される。上述したように、樹脂20は溶融樹脂の状態でシート30の上に流し込まれ、固化することによりシート30上に固定されている。このため、シート30は樹脂20の表面に剥離抵抗力を有する状態で接着している。
シート30の表面は接着性を有さない表面となっている。ここで「接着性」とは、2つの被着体が化学的もしくは物理的な力またはその両者によって結合する性質のことをいう。なお、接着性には、液状の接着剤が固化することにより、2つの被着体が剥離抵抗力を有する状態で結合する狭義の接着性(以下、「強接着性」という。)のみならず、溶剤や熱などが無くても対象の表面に接着し、被着面から容易に剥離できる「粘着性」も含まれる。シート30は、両面が接着性を有さないシートであってもよいし、片面のみ接着性を有さないシート(すなわち、片面のみ接着性を有するシート)であってもよい。シート30を片面のみ接着性を有さないシートとする場合、実装面側を接着性のない面とする。
どのようなシートであっても、ある程度の剛性(stiffness)を有する。そのため、シート30上の樹脂20から圧力が加わったとしても、シート30の全面が実装基板10の実装面に完全に密着することはない。例えば、電子部品12とプリント基板11との段差部分には、図1に示すように、シート30と実装面とに囲まれた空洞Aが形成される。上述したように、多くの基板には、側面突出型半導体パッケージが実装される。本実施形態の場合も、実装基板10には、4辺から端子12aが突出するQFP型の半導体パッケージ(図1に示す電子部品12)が実装される。そのため、少なくとも端子12a部分(すなわち、導体露出部13部分)には、空洞Aが形成される。なお、空洞Aは、側面突出型半導体パッケージとプリント基板11との段差部分に形成される空間に限られない。側面突出型半導体パッケージ以外の電子部品(例えば、コンデンサ、抵抗、他の半導体パッケージ等)とプリント基板11との段差部分に形成される空間も空洞Aとみなすことができる。
ヒートパス40は、電子部品12の熱を外部に放出する放熱部品、或いは他の部品に熱を伝える伝熱部品である。ヒートパス40は、放熱フィン等のヒートシンクと直接的或いは間接的に接続された金属体であってもよいし、ヒートシンクそのものであってもよい。また、ヒートパス40は、基板装置1の筐体であってもよい。基板装置1が搭載される最終製品の筐体をヒートパス40とみなすことも可能である。
ヒートパス40は、ヒートパス41とヒートパス42とから構成される。ヒートパス41及びヒートパス42の形状はいずれも板状であり、実装基板10を間に挟んだ状態で平行に配置されている。より具体的には、ヒートパス41は、実装基板10の実装面と対向する位置に実装基板10と平行に配置されており、ヒートパス42は、実装基板10の非実装面と対向する位置に実装基板10と平行に配置されている。
なお、ヒートパス41及びヒートパス42は、一体であってもよいし、別体であってもよい。本実施形態の場合、ヒートパス40は直方体状の筐体である。ヒートパス41とヒートパス42は、それぞれ、その筐体の一面である。ヒートパス40は、アルミや鉄等の熱伝導率が高い金属で構成される。ヒートパス40は、外部の電磁波が基板装置1の内部に侵入するのを遮断する電磁シールドとしても機能する。
次に、基板装置1の製造方法を説明する。図3(A)〜(C)は、基板装置1の製造過程を示す図である。基板装置1は人の手で組み立てられてもよいし、製造ロボット等の機械で組み立てられてもよい。以下の説明では、一例として、基板装置1は人(装置製作者という。)の手で組み立てられるものとする。
まず、装置製作者は、図3(A)に示すように、実装基板10の実装面に1枚の平坦なシート30を載置する。上述したように、シート30の大きさは、実装基板10の表面と略同じ大きさである。装置製作者は、シート30が実装面の全面を覆うように、実装面上にシート30を載置する。
次に、装置製作者は、図3(B)に示すように、シート30の上に熱で溶融した樹脂20を流し込む。このとき、装置製作者は、樹脂20の内部に気泡が残らないように、真空ぬきをしながら複数回に分けて樹脂20を流し込んでもよい。
続いて、装置製作者は、図3(C)に示すように、樹脂20が固化する前に、樹脂20の上にヒートパス41を載置する。ヒートパス41とヒートパス42とが別体なのであれば、装置製作者は、図1に示すように、実装基板10の非実装面にヒートパス42を配置する。これにより、基板装置1が完成する。
なお、ヒートパス41はシート30の上に樹脂20を流し込む前に配置されてもよい。この場合、装置製作者は、実装基板10から一定距離離れた位置にヒートパス41を配置し、その後、シート30とヒートパス41との間に溶融した樹脂20を注入することにより、樹脂20を配置してもよい。
本実施形態によれば、樹脂20と実装基板10との間にシート30を配置することにより樹脂20と実装基板10との間に空洞Aが形成される。電子部品12の発熱により樹脂20が膨張したとしても、空洞Aで圧力が緩和されるので、実装基板10に大きな不具合は発生しない。
特に、電子部品12がSOP、QFP等の側面突出型半導体パッケージの場合、空洞Aは端子12aの部分に形成されるので、樹脂20が膨張したとしても端子12aに大きな負荷がかかることがない。従って、半導体パッケージの端子12aがプリント基板11から剥離する不具合は少なくなる。
なお、樹脂20と実装基板10との間にシート30を配置しない場合、樹脂20が固化する過程で実装基板10の実装面と樹脂20の間に気泡(空気だまり)が形成されることがある。図4は、樹脂20と実装基板10の間にシート30を配置されていない基板装置100を示したものである。図中の符号“B”が実装面と樹脂20の間に形成された気泡である。樹脂20は、固化する過程で収縮する。そのため、真空抜きをしながら実装基板10とヒートパス41の間に樹脂20を流し込んだとしても、実装基板10上から気泡Bを完全に無くすことは難しい。
樹脂20と実装基板10との間にシート30を配置しない場合、樹脂20は実装基板10の表面と接着することになるので、気泡Bは電子部品12上やプリント基板11上で完全に密閉された状態となる。この状態で樹脂20が膨張すると、気泡Bには大きな圧力が加わるが、気泡Bの中の空気はどこにも行き場がないので、結果として、実装基板10には不均一な圧力が加わることになる。圧力の加わり方によっては、実装基板10には大きな不具合が生じる可能性がある。例えば、気泡Bが電子部品12の上に形成された場合、樹脂20の膨張時に電子部品12に加わる圧力が、電子部品12の上面の一方に偏ったものとなり、プリント基板11から端子12aが剥離する可能性がある。また、気泡Bがプリント基板11の上に形成された場合、プリント基板11が撓んでパターンが切断される可能性がある。
しかし、本実施形態の基板装置1は、樹脂20と実装基板10との間にシート30が配置されている。上述したように、樹脂20の表面とシート30は接着しているので、例え樹脂20が収縮したとしても、図5に示すように、シート30が樹脂20の表面の形状にあわせて変形する。シート30は樹脂20の表面に貼り付いたままとなるので、シート30と樹脂20との間には気泡はほとんど形成されない。しかも、シート30は、少なくとも実装面側が接着性のない表面となっている。そのため、例えシート30と実装基板10との間に気泡Cが形成されたとしても、樹脂20が膨張したときに、気泡Cの中の空気は、図5に示す矢印のように、シート30の表面に沿って拡散する。従って、実装基板10に不均一な圧力が加わることが少なくなるので、実装基板10に不具合が生じる可能は低くなる。
なお、実装基板10と樹脂20との間にシート30を配置しない場合、実装基板10の表面に樹脂20が接着することになるので、基板装置100の完成後、実装基板10を基板装置100から取り出して実装基板10の状態を確かめることは極めて困難となる。しかし、本実施形態の基板装置1は、少なくともシート30の実装面側が接着性のない表面となっているので、ユーザは、基板装置1の完成後も、基板装置1から実装基板10を容易に分離することができる。よって、基板装置1は高い整備性を実現できる。
(実施形態2)
実施形態1の基板装置1が備える実装基板10は片面実装基板であった。しかしながら、実装基板10は両面実装基板であってもよい。以下、両面実装基板の実装基板10を備える基板装置2について説明する。
図6は、実施形態2の基板装置2を示す図である。基板装置2は、実装基板10と、樹脂20と、シート30と、ヒートパス40と、を備える。ヒートパス40は、実装基板10を挟んで上下に配置された2つのヒートパス41から構成される。
実装基板10は、電子部品が両面に実装された両面実装基板である。図7は、基板装置2から実装基板10のみを取り出したものである。実装基板10は、プリント基板11と、プリント基板11の両面に実装された電子部品12と、を備える。電子部品12は、プリント基板11両面の同一位置に配置されており、実装基板10は上下対称となっている。なお、本実施形態は一例である。電子部品12は、必ずしもプリント基板11の両面の同一位置に配置されていなくてもよい。
図6に戻り、樹脂20は、電子部品12の熱をヒートパス41に伝導するための樹脂である。樹脂20は、実装基板10の両面側に配置されている。
シート30は、実装基板10の実装面に配置されるシートである。実施形態2では、実装基板10は、両面が実装面となっている。そのため、シート30は、実装基板10の両面に配置されている。実施形態1と同様に、電子部品12の段差部分(端子12a部分)には、シート30と実装面とに囲まれた空洞Aが形成されている。
実装基板10、樹脂20、シート30、及びヒートパス40のその他の構成は実施形態1と同じである。
本実施形態によれば、実装基板10の両面側に、ヒートパス41、シート30、及び樹脂20が配置されているので、樹脂20が膨張したとしても、実装基板10には両面から圧力が加わる。そのため、片面のみに樹脂20を配置する場合と比べて、実装基板10の撓みは少なくなる。従って、実装基板10に大きな不具合が発生する可能性はさらに低くなる。
(実施形態3)
実施形態1の基板装置1が備えるシート30は1枚の平坦なシートであった。しかしながら、シート30には平坦なシートに限られない。例えば、シート30には凹部が設けられていてもよい。以下、凹部が設けられたシート30を備える基板装置3について説明する。
図8は、実施形態3の基板装置3を示す図である。基板装置3は、実装基板10と、樹脂20と、シート30と、ヒートパス40と、を備える。ヒートパス40は、実施形態1と同様に、ヒートパス41とヒートパス42とから構成される。実装基板10は、実施形態1と同様に片面実装基板である。
シート30は、実装基板10の実装面に配置されるシートである。シート30には、実装基板10側から見てへこんだ凹部31が形成されている。凹部31は、例えば、シート30をエンボス加工することにより形成される。
図9は、シート30を実装基板10側から(図8に示す(a)から)見た図である。すなわち、図9には、シート30の実装面側の面が示されている。図中の破線は、電子部品12の位置を示している。凹部31はライン状(図9の例では直線状)であり、シート30の実装面側の面に、等間隔で複数形成されている。より具体的には、電子部品12の上面に対応する部分にストライプ状に凹部31が形成されている。凹部31は、少なくともそのラインの一部が空洞Aの部分に位置している。なお、空洞Aは、側面突出型半導体パッケージとプリント基板11との段差部分に形成される空間に限られない。側面突出型半導体以外の電子部品とプリント基板11との段差部分に形成される空間も空洞Aとみなすことができる。
なお、図8及び図9では、電子部品12の上面部分にのみ凹部31が形成されているが、凹部31はプリント基板11部分にも形成されていてもよい。また、凹部31はシート30の全面に形成されていてもよい。
基板装置3のその他の構成は実施形態1の基板装置1と同じである。
なお、基板装置3は、実施形態2の基板装置2をベースにシート30に変形を加えたものであってもよい。すなわち、基板装置3は、両面に電子部品12が実装された実装基板10と、実装基板10の両面側に配置されたヒートパス41、シート30、及び樹脂20と、から構成されていてもよい。この場合、上下双方のシート30に凹部31が設けられていてもよい。
本実施形態によれば、シート30に凹部31が形成されているので、樹脂20が膨張したとしても凹部31に形成された空間が圧力を緩和する。従って、実装基板10に大きな不具合は発生しない。
また、凹部31はライン状であり、そのラインの一部は空洞Aに位置している。凹部31に圧力が加わったとしても、凹部31内の空気は容易に空洞Aに抜けることができ、凹部31内の空気圧が高まることはあまりない。よって、凹部31自体が不具合の原因となる可能性は低い。
なお、シート30に凹部31を設けない場合、図5に示すように、シート30と実装面との間に気泡Cが発生する可能性がある。実施形態1で説明したように、シート30の実装面側は非接着性の表面となっているので、樹脂20の膨張で気泡Cに圧力が加わったとしても、気泡C内の空気はシート30の表面に沿って拡散する。しかし、この場合であっても、シート30は樹脂20の圧力で実装面に押し付けられて密着していることには違いないので、空気の分散にあたり抵抗が存在する。この点、本実施形態の基板装置3は、シート30に凹部31が設けられているので、例えシート30と実装面との間に気泡が発生しても、その気泡内の空気は凹部31を通って抵抗なく空洞Aに抜ける。従って、気泡によって圧力の不均一はあまり発生しないので、実装基板10に不具合が発生する可能性はさらに低くなる。
(実施形態4)
実装基板10と樹脂20との間に形成された隙間が導波管と同様の効果を発揮して電磁波の通路となることがある。この場合、電子部品12が発した電磁波が隙間を通って他の電子部品12に伝達されることになるが、実装基板10とヒートパス41との間に樹脂20を配置しない場合より大きな電磁波が伝達される。そこで、シート30を電磁波吸収性シートとすることで電磁波の伝達を抑制する。以下、シート30を電磁波吸収性シートとした基板装置4について説明する。
図10は実施形態4の基板装置4を示す図である。基板装置4は、実装基板10と、樹脂20と、シート30と、ヒートパス40と、を備える。ヒートパス40は、ヒートパス41とヒートパス42とから構成される。実装基板10は、片面実装基板である。
シート30は、実装基板10の実装面に配置されるシートである。シート30は電磁波吸収性シートである。シート30は、例えば、導電性繊維の織物である。なお、シート30は、導電性繊維の織物に限られず、既知の様々な電磁波吸収性シートを使用可能である。
電磁波吸収性シートは、多くの場合、導電性を有する。導体露出部13同士がシート30を介して導通することを防ぐため、シート30の表面のうち、導体露出部13に対向する部分には絶縁膜32を形成する。
基板装置4のその他の構成は実施形態1の基板装置1と同じである。
なお、基板装置4は、実施形態2の基板装置2をベースにシート30に変形を加えたものであってもよい。すなわち、基板装置4は、両面に電子部品12が実装された実装基板10と、実装基板10の両面側に配置されたヒートパス41、シート30、及び樹脂20と、から構成されていてもよい。この場合、上下双方のシート30に絶縁膜32が設けられる。
また、基板装置4は、実施形態3の基板装置3をベースにシート30に変形を加えたものであってもよい。すなわち、基板装置4が備えるシート30には凹部31が設けられていてもよい。この場合も、シート30には絶縁膜32が設けられる。
本実施形態によれば、シート30が電磁波吸収性シートとなっているので、実装基板10に実装された電子部品間の電磁波の影響を少なくできる。また、シート30の表面のうち、導体露出部13に対向する部分には絶縁膜32が形成されているので、導体露出部13同士がシート30を介して導通するという不具合も少ない。
なお、導体露出部13同士が導通するのを防ぐ手段は、絶縁膜32に限定されない。例えば、シート30の表面のうち、導体露出部13に対向する部分に、絶縁材50を配置してもよい。図11は、導体露出部13に対向する部分に、絶縁材50として絶縁シートを配置した例である。また、シート30は、導体露出部13に対向する部分が絶縁シートとなっていてもよい。図12は、シート30の導体露出部13に対向する部分が絶縁シート30bとなった例である。この例の場合、導体露出部13に対向する部分以外の部分が電磁波吸収性シート30aとなっている。シート30は、例えば、電磁波吸収性シート30aと絶縁シート30bとを繋ぎ合わせることにより形成される。
(実施形態5)
実施形態1〜4の基板装置は、実装基板10と樹脂20との間にシート30を備えた。しかし、実装基板10と樹脂20との間にシート30を設けないようにすることも可能である。以下、実装基板10と樹脂20との間にシート30を備えない基板装置5について説明する。
図13は実施形態5の基板装置5を示す図である。基板装置5は、実装基板10と、樹脂20と、ヒートパス40と、を備える。ヒートパス40は、実施形態1と同様に、ヒートパス41とヒートパス42とから構成される。実装基板10は、実施形態1と同様に片面実装基板である。
樹脂20は、電子部品12の熱をヒートパス41に伝導するための樹脂である。図14は、基板装置5から樹脂20のみを取り出したものである。樹脂20は、ヒートパス41と対向する面がヒートパス41の形状にあわせて平坦となっており、実装基板10と対向する面(以下、基板嵌合面という。)が実装基板10の実装面と嵌合可能な形状となっている。基板嵌合面は非接着性の表面となっている。
なお、樹脂20の基板嵌合面には、樹脂20と実装面とを離間させる非嵌合部21が形成されている。非嵌合部21は、樹脂20が実装基板10の実装面から一定距離離間するように、接触想定面から樹脂20の内側に一定距離引っ込んだ部分である。ここで、接触想定面とは、樹脂20を実装面に嵌合させたときに、樹脂20が実装面と接触すると想定される面(すなわち、樹脂20を実装面に嵌合させたとき実装面が位置する面)である。非嵌合部21は、実装面の導体露出部13に対向する位置に形成される。基板嵌合面に非嵌合部21を設けることにより、実装基板10の導体露出部13上には、図13に示すように、樹脂20と実装面とで囲まれた空洞Dが形成される。
樹脂20は、例えば、3Dプリンタを使って製造される。具体的には次の手順で製造される。まず、装置製作者は、実装基板10の実装面を3Dスキャナで3Dスキャンする。そして、装置製作者は、スキャンデータをコンピュータで処理することにより樹脂20の3Dデータを作成する。その後、装置製作者は3Dデータを3Dプリンタに入力して3Dプリンタを動作させることにより樹脂20を制作する。
基板装置5のその他の構成は実施形態1の基板装置1と同じである。
本実施形態によれば、樹脂20の基板嵌合面に非嵌合部21を配置することにより樹脂20と実装基板10との間に空洞Dが形成される。電子部品12の発熱により樹脂20が膨張したとしても、空洞Dで圧力が緩和されるので、実装基板10に大きな不具合は発生しない。
また、基板嵌合面が非接着性の表面となっているので、ユーザは、基板装置5の完成後も、基板装置5から実装基板10を容易に分離することができる。よって、基板装置1は高い整備性を実現できる。
上述の各実施形態はそれぞれ一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、側面突出型半導体パッケージとして、SOP型およびQFP型の半導体パッケージを例示したが、側面突出型半導体パッケージはSOP型およびQFP型に限定されない。側面突出型半導体パッケージは、例えば、DIP(Dual Inline Package)型、SOJ(Small Outline J-leaded)型、PLLC(Plastic leaded chip carrier)型の半導体パッケージであってもよい。
また、実施形態1〜4では、シート30の実装面側の表面は非接着性の表面であるとして説明したが、シート30の実装面側の表面は粘着性(剥離抵抗力が弱い接着性)を有していてもよい。
また、実施形態3では、凹部31が直線状であるもとして説明したが、凹部31は直線状に限られない。例えば、凹部31は波線状であってもよい。また、実施形態3では、凹部31はストライプ状にシート30に形成されるものとして説明したが、凹部31はストライプ状に限られない。例えば、凹部31は網目状にシート30に形成されてもよい。
また、実施形態5では、樹脂20の基板嵌合面が非接着性の表面であるとして説明したが、樹脂20の基板嵌合面は粘着性を有していてもよい。
また、基板装置5では、実装基板10は片面実装基板であるものとして説明したが、実装基板10は両面実装基板であってもよい。このとき、基板装置5は、図15に示すように、実装基板10の両面側にヒートパス41及び樹脂20が配置されていてもよい。この場合、上下双方の樹脂20に非嵌合部21が設けられる。樹脂20が膨張したとしても、実装基板10には両面から圧力が加わるので、実装基板10は大きく撓むことがない。この結果、実装基板10に大きな不具合が発生する可能性は低くなる。
また、基板装置5の樹脂20には、図16に示すように、基板嵌合面に凹部22が設けられていてもよい。凹部22はライン状であり、そのラインの一部が空洞Dに位置するよう配置される。樹脂20が膨張したとしても凹部22に形成された空間が圧力を緩和するので、実装基板10に大きな不具合は発生しない。しかも、凹部22はライン状であり、そのラインの一部は空洞Dに位置している。凹部22に圧力が加わったとしても、凹部22内の空気は容易に空洞Aに抜けることができるので、凹部22自体が不具合の原因となる可能性は低い。しかも、樹脂20と実装面との間に気泡が発生しても、その気泡内の空気は凹部22を通って、ほとんど抵抗なく空洞Aに抜ける。よって、気泡によって圧力の不均一はあまり発生しないので、実装基板10に不具合が発生する可能性はさらに低くなる。
なお、図16に示す実装基板10は片面実装基板であったが、実装基板10は両面実装基板であってもよい。このとき、図16の基板装置5は、図15の実装基板と同様に、実装基板10の両面側にヒートパス41及び樹脂20が配置されていてもよい。凹部22は、上下双方の樹脂20に設けられていてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2、3、4、5、100…基板装置
10…実装基板
11…プリント基板
12…電子部品
12a…端子
13…導体露出部
20…樹脂
21…非嵌合部
22、31…凹部
30…シート
30a…電磁波吸収性シート
30b…絶縁シート
32…絶縁膜
40、41、42…ヒートパス
50…絶縁材
A、D…空洞
B、C…気泡

Claims (5)

  1. 少なくとも一方の面が電子部品の実装面となった実装基板と、
    前記実装面と対向する位置に配置されたヒートパスと、
    前記実装基板と対向する面が前記実装面と嵌合可能な形状となっており、前記実装面に嵌め合わされた状態で、前記実装基板と前記ヒートパスとの間に配置された樹脂と、を備え、
    前記樹脂の前記実装面に嵌め合わされた面の一部には、前記樹脂と前記実装面とを離間させ、前記実装基板上に前記樹脂と前記実装面とで囲まれた空洞を形成する非嵌合部が設けられている、
    基板装置。
  2. 前記実装基板に実装される前記電子部品には、端子が側面から突出する側面突出型半導体パッケージが含まれ、
    前記非嵌合部は、前記樹脂の前記実装面側の表面のうち、前記側面突出型半導体パッケージの端子部分に対応する位置に設けられている、
    請求項に記載の基板装置。
  3. 前記樹脂は、少なくとも前記実装面側が非接着性の表面となっている、
    請求項又はに記載の基板装置。
  4. 前記樹脂の前記実装面側の面には、ライン状の凹部が形成されており、
    前記凹部は、そのラインの一部が前記空洞に位置している、
    請求項乃至のいずれか1項に記載の基板装置。
  5. 前記実装基板は、両面が前記実装面となっており、両面側に、前記ヒートパス、及び前記樹脂が配置されている、
    請求項乃至のいずれか1項に記載の基板装置。
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