JP6546974B2 - 平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置 - Google Patents

平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置 Download PDF

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Description

本発明は、平角導線の側面を被覆する絶縁被膜を剥離する平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置に関する。
例えば、特許文献1には、電線と該電線の側面を覆う絶縁被膜とからなる被覆電線の絶縁被膜を剥離する被膜剥離装置が開示されている。この被膜剥離装置では、電線の延在方向に直交する幅方向の長さに応じて間隔をおいて対向する一組の剥離刃を用いて絶縁被膜を剥離する。具体的には、剥離刃と相対的に位置決めされた把持部材によって、被覆電線の側面を把持することで、被覆電線の幅方向の中心と、剥離刃同士の距離の中心とが一致するように被覆導線を位置決め固定する。この状態で、上記のように被覆電線に剥離刃を当接させ、電線の延在方向に沿って相対的に移動させることで、電線の幅方向の両側に配置された絶縁被膜をそれぞれ剥離することが可能になる。
上記の被膜剥離装置における把持部材は、固定台に固定された把持固定部材と、該把持固定部材に接近又は離間する方向に移動可能に設けられた把持可動部材とを有する。そして、把持固定部材に載置された被覆電線に当接するように、把持可動部材を移動させることで、把持固定部材と把持可動部材との間に被覆電線を把持して、被覆導線を位置決め固定している。
特開2000−125431号公報
上記の被膜剥離装置では、把持固定部材が固定台に固定されているため、把持部材による被覆電線の固定位置を調整することができない。つまり、予め定められた厚さ以外の絶縁被膜を有する被覆電線については、その電線の幅方向の中心と剥離刃同士の距離の中心とが一致するように位置決め固定することが困難である。その結果、被覆電線の電線幅および絶縁被膜の厚さにばらつきがあると、電線の幅方向の両側の絶縁被膜を良好に剥離できずに、例えば片側の絶縁被膜が残る等の剥離不良が生じる懸念がある。従って、上記の被膜剥離装置は、絶縁被膜の厚さにばらつきがある被覆電線に適用することは困難であった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、厚さがばらつく絶縁被膜であっても高精度に剥離することが可能な平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置を提供する。
上記の目的を達成するため、本発明は、平角導線の対向する側面を一組の剥離対象側面とし、前記剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の剥離対象部分を、間隔をおいて互いに対向する一組の剥離刃によってそれぞれ剥離する平角導線の被膜剥離方法であって、前記剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜の把持対象部分に、一組の把持部材の当接部をそれぞれ当接させることで、前記把持対象部分を挟んで対向する前記当接部同士の間に前記平角導線を把持する把持工程と、前記把持部材により前記平角導線を把持した状態で、一組の前記剥離刃を、前記剥離対象側面を挟んで対向させつつ、前記平角導線の延在方向に直交し且つ前記剥離対象側面の面方向に沿うように相対的に移動させることで、前記剥離対象側面から前記剥離対象部分を剥離する剥離工程と、を有することを特徴とする。
この平角導線の被膜剥離方法では、把持工程において、把持対象部分に一組の把持部材の当接部をそれぞれ当接させることで、該当接部同士の間に平角導線を把持して位置決め固定している。この際、一組の把持部材の各々の当接部について、平角導線の剥離対象側面に直交する幅方向における位置を調整することができるため、剥離刃に対する平角導線の固定位置を容易に調整することができる。
従って、絶縁被膜の厚さがばらつく場合であっても、平角導線の幅方向の中心と、剥離刃同士の距離の中心とが一致するように平角導線を位置決め固定することができる。その結果、剥離工程において、平角導線の幅方向の両側に配置された剥離対象部分をそれぞれ良好に剥離することが可能になる。
以上から、この平角導線の被膜剥離方法によれば、厚さがばらつく絶縁被膜であっても高精度に剥離することができる。
上記の平角導線の被膜剥離方法において、前記剥離対象側面を挟んで対向する位置に移動させた前記剥離刃に臨む前記把持部材の第1側面は、該把持部材の把持方向に沿って延在し、前記把持部材の前記第1側面の反対の側面である第2側面には、前記第1側面の面方向に直交する前記把持部材の断面積が前記当接部側から該当接部よりも前記把持対象部分と離間する基端側に向かって大きくなるように延在する部位が設けられることが好ましい。
上記のように延在する部位が第2側面に設けられることで、把持部材の当接部では、基端側に比して第1側面の面方向に直交する方向の長さが短くなっている。このため、把持工程において、把持部材の当接部を把持対象部分に当接させる際、当接部の第1側面の面方向に直交する面方向が剥離対象側面の面方向に対して傾斜した場合であっても、把持対象部分の剥離対象部分に近接する位置を把持することができる。これによって、剥離工程において、剥離対象部分を一層高精度に剥離することができる。
また、上記のように延在する部位が第2側面に設けられることとして、当接部の第1側面の面方向に直交する断面積を小さくしても、把持部材の基端側の断面積が小さくなることは回避できるため、把持部材の強度が低下することを抑制できる。
上記の平角導線の被膜剥離方法において、前記把持工程では、前記把持部材の前記当接部を前記把持対象部分に当接させることによって、該把持対象部分を弾性変形させた状態で前記平角導線を把持することが好ましい。このように把持対象部分が弾性変形するように、換言すると、把持対象部分が塑性変形しない範囲で、把持部材の当接部を当接させ、且つ所定量の押し込みを処することで、該当接部同士の間に平角導線を把持して位置決め固定している。絶縁被膜は、その製法上、平角導線の延在方向に直交する幅方向の両側面同士の厚さばらつきは非常に小さい。換言すると、平角導線はその両側面に略同一厚さ、固さの弾性を有する絶縁被膜が設けられる。平角導線の両側面に備わり、略同一厚さ、固さの弾性を有する絶縁被膜に対し、一組の把持部材の当接部をそれぞれ正確に同一の所定量の押し込みを処することで、平角導線はその両側面に備わる絶縁被膜の弾性で生じる復元力が釣り合う位置、つまり、把持部材間の中心へ移動し、位置決めすることができる。
従って、絶縁被膜の厚さが異なる平角導線においても、その両側面に備わる絶縁被膜同士の厚さばらつきは非常に小さいため、上記の把持方法によって、平角導線の幅方向の中心と、剥離刃同士の距離の中心とが一致するように平角導線を位置決め固定することができる。その結果、剥離工程において、平角導線の幅方向の両側に配置された剥離対象部分をそれぞれ高精度に剥離することが可能になる。
また、本発明は、平角導線の対向する側面を一組の剥離対象側面とし、前記剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の剥離対象部分を剥離する平角導線の被膜剥離装置であって、前記剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜の把持対象部分に当接可能な当接部をそれぞれ有し、前記把持対象部分を挟んで対向する前記当接部同士の間に前記平角導線を把持する一組の把持部材と、前記剥離対象側面を挟んで対向しつつ、前記平角導線の延在方向に直交し且つ前記剥離対象側面の面方向に沿うように相対的に移動することで、前記剥離対象側面から前記剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃と、を備えることを特徴とする。
この平角導線の被膜剥離装置によれば、一組の把持部材の各々の当接部について、平角導線の剥離対象側面に直交する幅方向の位置をそれぞれ調整することができる。このため、剥離刃と、一組の把持部材との相対位置を正確に調整しておくことで、平角導線の幅方向の中心と、剥離刃同士の距離の中心とが一致するように平角導線を位置決め固定することができる。これによって、厚さがばらつく絶縁被膜であっても高精度に剥離することが可能になる。
上記の平角導線の被膜剥離装置において、前記剥離対象側面を挟んで対向する位置に移動した前記剥離刃に臨む前記把持部材の第1側面は、該把持部材の把持方向に沿って延在し、前記把持部材の前記第1側面の反対の側面である第2側面は、前記第1側面の面方向に直交する前記把持部材の断面積が前記当接部から該当接部よりも前記把持対象部分と離間する基端側に向かって大きくなるように延在する部位を有することが好ましい。
この場合、把持部材の当接部を把持対象部分に当接させる際、当接部の第1側面の面方向に直交する面方向が剥離対象側面の面方向に対して傾斜してしまっても、把持対象部分の剥離対象部分に近接する位置を把持することができるため、剥離対象部分を一層高精度に剥離することができる。また、このように把持部材の当接部の第1側面の面方向に直交する断面積を小さくしても、把持部材の基端側の断面積が小さくなることは回避できるため、把持部材の強度が低下することを抑制できる。
上記の平角導線の被膜剥離装置において、前記把持部材は、前記当接部を前記把持対象部分に当接させることによって、該把持対象部分を弾性変形させた状態で前記平角導線を把持することが好ましい。このように把持対象部分が弾性変形するように、把持部材の当接部を当接させ、且つ所定量の押し込みを処することにより、平角導線を塑性変形させることなく、把持部材同士の間に把持対象部分を良好に把持することができる。また、平角導線の両側面の絶縁被膜で発生する略同一の復元力により、平角導線は、把持部材間の中心へ移動し位置決めされるとともに、位置決めされた状態で良好に維持される。これによって、剥離対象部分の剥離精度を高めることができる。
本発明によれば、厚さがばらつく絶縁被膜であっても高精度に剥離することができる。
本発明の実施形態に係る平角導線の被膜剥離装置の概略断面図である。 図1の被膜剥離装置の要部概略平面図である。 図1の被膜剥離装置の把持部材により平角導線を把持した状態を示す概略断面図である。 図3の被膜剥離装置の要部概略平面図である。 図5Aは、図4の把持部材と剥離対象部分との関係を説明する要部拡大説明図であり、図5Bは、変形例に係る把持部材と剥離対象部分との関係を説明する要部拡大説明図である。 図3の被膜剥離装置の剥離刃を剥離対象部分に向かって移動させる様子を説明する概略断面図である。 図6の被膜剥離装置の要部概略平面図である。 図6の被膜剥離装置の剥離刃をさらに移動させて剥離対象部分を剥離させた状態を説明する概略断面図である。 図8の被膜剥離装置の要部概略平面図である。 図8の被膜剥離装置の剥離刃及び把持部材を平角導線から離間させた状態を説明する概略断面図である。 図10の被膜剥離装置の要部概略平面図である。 図11の被膜剥離装置の平角導線を送り方向に移動させる様子を説明する要部概略平面図である。
本発明に係る平角導線の被膜剥離方法及び被膜剥離装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図12に示すように、本実施形態に係る平角導線の被膜剥離装置(以下、単に被膜剥離装置ともいう)10は、平角導線12の側面を被覆する絶縁被膜13を剥離する。平角導線12は、例えば、銅やアルミニウム等の導電性材料から形成され、延在方向に直交する断面(以下、単に断面ともいう)が矩形状である。絶縁被膜13は、例えば、電気的絶縁性を示す樹脂等からなる。また、平角導線12の対向する側面を被覆する絶縁被膜13の厚さが、略等しくなるように形成されている。
以下では、被膜剥離装置10について、平角導線12の断面の短辺を構成する側面を一組の剥離対象側面12a、12bとし、該剥離対象側面12a、12bを被覆する絶縁被膜13の剥離対象部分14a、14b(図2等参照)を剥離する例との関係で説明する。なお、図2、図4、図5A及び図5Bでは、理解を容易にするべく、剥離対象部分14a、14bにハッチングを付している。平角導線12の断面の長辺を構成する側面についても、短辺を構成する側面と同様にして絶縁被膜13を剥離することができるため、その詳細な説明は省略する。
被膜剥離装置10の各構成要素についての方向は、後述するように被膜剥離装置10にセットされた平角導線12の延在方向(図2等の矢印X1、X2方向)と、平角導線12の剥離対象側面12a、12bに直交する幅方向(図1等の矢印Y1、Y2方向)と、前記幅方向に直交し且つ剥離対象側面12a、12bに沿う方向(図1等の矢印Z1、Z2方向)とを基準として説明する。以下では、上記の平角導線12の延在方向をX方向ともいい、前記幅方向をY方向ともいい、前記幅方向に直交し且つ剥離対象側面12a、12bに沿う方向をZ方向ともいう。
被膜剥離装置10は、基台16と、把持部材18と、把持部材押圧板20と、剥離刃22a、22b(以下、これらを総称して剥離刃22ともいう)と、弾性部材24と、剥離刃押圧板26と、不図示の駆動機構及び送り機構とを主に備える。
図1に示すように、基台16には、該基台16のY方向の略中央をX方向に沿って延在するセット部28が設けられる。このセット部28に沿うように、送り機構及びガイド30(図2参照)を介して平角導線12が供給されることで、被膜剥離装置10に平角導線12がセットされる。セット部28のY方向の両側には、X方向に沿って延在する一組の切欠32a、32bが形成されている。また、基台16のY方向の両端には、把持部材押圧板20に向かって突出する突出部34が設けられている。
図2に示すように、本実施形態に係る被膜剥離装置10は、2個の把持部材18a、18bを一組として合計二組、すなわち、4つの把持部材18a、18a、18b、18bを備える。これら4つの把持部材18a、18a、18b、18bを総称して把持部材18ともいう。一組の把持部材18a、18bは、先端の当接部19a、19b同士が平角導線12を挟んで対向し、後述するように、Y方向に沿って互いに接近又は離間する方向に移動可能となっている。当接部19a、19bを総称して当接部19ともいう。
また、互いに接近する方向に移動した一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19bは、剥離対象側面12a、12bを被覆する絶縁被膜13の把持対象部分15a、15b(図2、図4参照)にそれぞれ当接する。これによって、一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19b同士の間に平角導線12が把持される。
二組の把持部材18、換言すると、一方の一組の把持部材18a、18bと他方の一組の把持部材18a、18bは、X方向に間隔をおいて並列する。これら二組の把持部材18の間には、後述するように、Z方向に沿って移動する剥離刃22を介在させることが可能になっている(図7参照)。剥離刃22a、22bが剥離対象側面12a、12bを挟んで対向する位置にあるとき、把持部材18の第1側面36は剥離刃22に臨む。この第1側面36は、Y方向(把持部材18の把持方向)に沿って延在する。
また、把持部材18の第1側面36に対向する第2側面38には、把持部材18のX方向に沿った断面積が、Y方向の当接部19側から基端側に向かって大きくなるように延在する部位として、勾配部位40(図2参照)が設けられる。なお、第2側面38には、Z方向視で直線状に延在する勾配部位40に代えて、上記の断面積がY方向の当接部19から基端側に向かって大きくなるように、曲線状や折り曲がり状に延在する部位が設けられてもよい。さらに、図1に示すように、把持部材18の基端側には、第1カム面44が設けられている。第1カム面44は、把持部材押圧板20から基台16に向かって突出する伝達部42の第2カム面46と接触する。
なお、上記のように二組の把持部材18及び剥離刃22が配置される被膜剥離装置10では、平角導線12の剥離対象部分14a、14bのX方向両側に、把持対象部分15a、15bがそれぞれ配置されることになる(図2参照)。
図1に示すように、把持部材押圧板20は、基台16の切欠32a、32bに臨む位置に挿通孔48a、48bが形成されている。これらの挿通孔48a、48bには、剥離刃22a、22bがそれぞれ挿通される。また、把持部材押圧板20は、駆動機構によって、剥離刃押圧板26とともに基台16に対して接近又は離間する方向に駆動される。図1に示すように、把持部材押圧板20が基台16から離間した状態では、基台16の突出部34と把持部材押圧板20も離間する。また、把持部材18は、平角導線12の剥離対象側面12a、12bから当接部19が離間する位置に配置される。
上記の状態から、把持部材押圧板20を基台16に接近させると、該把持部材押圧板20から突出する伝達部42も基台16に接近する。これによって、駆動機構の駆動力が、伝達部42の第2カム面46を介して把持部材18の第1カム面44に伝達される。その結果、把持部材18が、平角導線12の把持対象部分15a、15bに接近する側に移動する。
そして、図3に示すように、把持部材押圧板20と突出部34とが当接することで、把持部材押圧板20のそれ以上の移動が規制される。このようにして、駆動機構により把持部材押圧板20と突出部34とを当接させた状態を維持することで、把持部材18の当接部19同士の間に把持対象部分15a、15bを把持した状態を維持することができる。この際の把持部材18の当接部19同士の距離は、該当接部19同士の間に挟まれた把持対象部分15a、15bが弾性変形した状態となるように設定される。
また、駆動機構により、把持部材押圧板20を基台16から離間させると、伝達部42も基台16から離間するため、把持部材18は、平角導線12の把持対象部分15a、15bから離間する方向に移動する。
剥離刃22a、22bは、Z方向に沿ってそれぞれ延在し、Y方向に間隔をおいて対向する。この剥離刃22a、22b同士の間隔は、剥離対象側面12a、12b同士の距離(平角導線12のY方向の長さ)に応じた大きさに設定される。剥離刃22a、22bの基端側(図1の矢印Z2側)は、剥離刃押圧板26に固定されている。
剥離刃22a、22bの先端側(図1の矢印Z1側)は、把持部材押圧板20の挿通孔48a、48bを介して、基台16の切欠32a、32bにそれぞれ臨む。また、剥離刃22a、22bの先端側には、剥離対象側面12a、12bを被覆する剥離対象部分14a、14bに接触して剥離する刃先がそれぞれ設けられる。
剥離刃押圧板26のY方向の両端側は、弾性部材24を介して把持部材押圧板20と連結されている。弾性部材24は、剥離刃押圧板26と把持部材押圧板20とが互いにZ方向に沿って離間するように弾発付勢する。これによって、剥離刃押圧板26は、把持部材押圧板20が突出部34に当接するまでは、該把持部材押圧板20とともに駆動機構により基台16に接近する方向に駆動される。この際、剥離刃22a、22bの先端側は、把持部材押圧板20の挿通孔48a、48b内にそれぞれ収容され、基台16側には突出しない(図1及び図3参照)。
そして、図6に示すように、把持部材押圧板20が突出部34に当接した後は、剥離刃押圧板26のみ、基台16に接近する方向に駆動される。すなわち、突出部34に当接してそれ以上の移動が規制された把持部材押圧板20に対して、剥離刃押圧板26が弾性部材24の弾性力に抗して接近するように駆動される。これに伴い、剥離刃22a、22bの先端側が挿通孔48a、48bを介して基台16側に突出可能となっている。
被膜剥離装置10は、基本的には上記のように構成される。以下、この被膜剥離装置10の動作との関係で平角導線の被膜剥離方法(以下、単に被膜剥離方法ともいう)について説明する。この被膜剥離方法では、先ず、図1及び図2に示すように、剥離対象側面12a、12bが絶縁被膜13で覆われた平角導線12を被膜剥離装置10にセットする。具体的には、駆動機構により、把持部材押圧板20及び剥離刃押圧板26を基台16から離間する方向に移動させた状態で、送り機構及びガイド30を介して基台16のセット部28上に該平角導線12を供給する。
次に、駆動機構により、把持部材押圧板20及び剥離刃押圧板26を基台16に接近する方向に駆動して把持工程を行う。すなわち、駆動機構の駆動力を、把持部材押圧板20の伝達部42を介して把持部材18に伝達することで、一組の把持部材18a、18bを、互いの当接部19a、19bが接近するようにY方向に沿って移動させる。そして、図3及び図4に示すように、把持部材押圧板20を基台16の突出部34に当接させることで、一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19bを把持対象部分15a、15bにそれぞれ当接させた状態で維持することができる。その結果、当接部19a、19b同士の間に、把持対象部分15a、15bが弾性変形した状態で把持される。
この際、例えば、図5Aに示すように、把持部材18の当接部19の第1側面36の面方向に直交する面方向がX方向に対して傾斜する場合がある。この場合であっても、本実施形態の把持部材18では、第2側面38に勾配部位40が設けられているため、図5Bに示す勾配部位40が設けられていない把持部材52に比して、剥離対象部分14a、14bに近接する位置に当接部19を当接させることができる。
把持部材押圧板20と突出部34とが当接した後も、駆動機構により剥離刃押圧板26を基台16に接近させて剥離工程を行う。すなわち、剥離工程では、把持部材18a、18bの当接部19a、19b同士の間に平角導線12を把持したまま、剥離刃22a、22bの先端側を、挿通孔48a、48bを介して基台16側に突出させる。これによって、剥離刃22a、22bは、図6及び図7に示すように、剥離対象部分14a、14bにそれぞれ接触し、剥離対象側面12a、12bを挟んで対向しつつ、Z方向に沿って移動する。
そして、図8及び図9に示すように、剥離刃22a、22bの先端が、剥離対象部分14a、14bのZ方向の一端側(矢印Z1側)の端部から、他端側(矢印Z2側)の端部まで移動することで、剥離対象側面12a、12bを被覆する剥離対象部分14a、14bを全て剥離することができる。図8に示すように、剥離した剥離対象部分14a、14bは、切欠32a、32bを介して被膜剥離装置10の外部へそれぞれ排出することが可能となっている。なお、図9では、剥離刃22a、22bの図示を省略している。
次に、図10及び図11に示すように、駆動機構により、把持部材押圧板20及び剥離刃押圧板26を基台16から離間する方向に駆動する。これによって、剥離刃22a、22bが挿通孔48a、48bに収容された後、把持部材18a、18bが把持対象部分15a、15bから離間する。
次に、図12に示すように、送り機構及びガイド30によって平角導線12を、例えば、矢印X2側に送る。これによって、剥離対象側面12a、12bを被覆する絶縁被膜13の新たな把持対象部分15a、15bが、把持部材18a、18b同士の間に配置されるとともに、新たな剥離対象部分14a、14bが剥離刃22a、22b同士の間に配置される。以降は、上記と同様の工程を経ることによって、平角導線12の延在方向に沿って、剥離対象側面12a、12bから剥離対象部分14a、14bを剥離していくことができる。
本実施形態に係る被膜剥離装置10及び被膜剥離方法は、以下の効果を奏する。上記の把持工程では、把持対象部分15a、15bに一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19bをそれぞれ当接させることで、該当接部19a、19b同士の間に平角導線12を把持して位置決め固定している。この際、一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19bのY方向における位置をそれぞれ調整することにより、剥離刃22に対する平角導線12の固定位置を容易に調整することができる。例えば、一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19bのY方向の位置調整は、把持部材18a、18bのY方向の長さや、突出部34の突出長さをそれぞれ調整すること等によって行うことができる。
従って、絶縁被膜13の厚さがばらつく平角導線12に対し、該絶縁被膜13の厚さに応じて、平角導線12のY方向の長さの中心と、剥離刃22a、22b同士の距離の中心とが一致するように平角導線12を位置決め固定することができる。その結果、剥離工程において、平角導線12のY方向の両側に配置された剥離対象部分14a、14bの両方をそれぞれ良好に剥離することが可能になる。
以上から、この被膜剥離装置10及び被膜剥離方法によれば、厚さがばらつく絶縁被膜13であっても高精度に剥離することができる。
また、上記の通り、把持部材18の第2側面38に勾配部位40が設けられた把持部材18では、当接部19の第1側面36の面方向に直交する面方向がX方向に対して傾斜した場合であっても、剥離対象部分14a、14bに近接する位置に当接部19を当接させることができる。これによって、剥離工程に置いて、剥離対象部分14a、14bに良好に剥離刃22a、22bを接触させることができるため、該剥離対象部分14a、14bを一層高精度に剥離することが可能になる。
上記のように勾配部位40を設けた把持部材18では、基端側の第1側面36の面方向に直交する断面積の大きさを維持したまま、当接部19側の第1側面36に直交する断面積を小さくすることができる。すなわち、把持部材18の基端側の断面積が小さくなることを回避できるため、該把持部材18の強度が低下することを抑制できる。
さらに、上記の把持工程では、把持部材押圧板20に設けた伝達部42を介して把持部材18a、18bを所定の位置に固定することで、該把持部材18a、18b同士の間に把持される平角導線12の位置決め固定を行うことができる。この際、把持対象部分15a、15bが弾性変形するように、換言すると、把持対象部分15a、15bが塑性変形しない範囲で、該把持対象部分15a、15bに把持部材18a、18bの当接部19a、19bを当接させ、所定量の押し込みを処する。
絶縁被膜13は、その製法上、平角導線12の延在方向に直交する幅方向の両側面同士の厚さばらつきは非常に小さい。換言すると、平角導線12はその両側面に略同一厚さ、固さの弾性を有する絶縁被膜13を有する。平角導線12の両側面に備わり、略同一厚さ、固さの弾性を有する絶縁被膜13(把持対象部分15a、15b)に対し、一組の把持部材18a、18bの当接部19a、19bをそれぞれ正確に同一の所定量押し込むことで、平角導線12はその両側面に備わる絶縁被膜13の弾性で生じる復元力が釣り合う位置、つまり、把持部材18a、18b間の中心へ移動し、位置決めすることができる。
従って、絶縁被膜の厚さが異なる平角導線12においても、その両側面に備わる絶縁被膜13同士の厚さばらつきは非常に小さいため、上記の把持方法によって、平角導線12の幅方向の中心と、剥離刃22a、22b同士の距離の中心とが一致するように平角導線12を位置決め固定することができる。その結果、剥離工程において、平角導線12の幅方向の両側に配置された剥離対象部分14a、14bをそれぞれ高精度に剥離することが可能になる。
ここで、平角導線12の固定位置を調整するその他の構成として、例えば、把持部材押圧板20に取り付けられている伝達部42を把持部材押圧板20に対してZ軸方向に摺動可能な構成とし、且つ、伝達部42と把持部材押圧板20間に新たな弾性部材を備え、新たな弾性部材の復元力によって、伝達部42および、把持部材18越しに平角導線12を弾性把持する構成(何れも不図示)が挙げられる。
この構成では、所定量たわませた弾性部材の復元力により、伝達部42及び把持部材18がそれぞれを摺動支持するガイド面(例えば作業台上面)と摺動しながら、平角導線12の固定位置を調整する。このため、把持部材押圧板20と伝達部42、伝達部42と把持部材18、把持部材18と基台16の間にそれぞれ摩擦力が生じる。平角導線12に対し、対向して配置された新たな弾性部材による復元力は、平角導線12の位置決め完了位置近傍で、相互の復元力が相殺するため、平角導線12の位置を調整する方向へ発生する調整推力が限りなくゼロに近づくことになる。
従って、平角導線12の固定位置を調整するべく新たな弾性部材の復元力が作用したとしても、限りなくゼロに近づく復元力に対して上記の摩擦力が上回ってしまい平角導線12を移動させることができない範囲(静止摩擦力による不感帯)が存在してしまう。その結果、平角導線12の調整推力が静止摩擦力に対して小さくなってしまう不感帯において、生じる平角導線12の位置ばらつきは不可避となってしまう。
このような構成とは異なり、本実施形態に係る被膜剥離装置10及び被膜剥離方法では、把持部材18の当接部19のY方向の位置制御によって、平角導線12に直接荷重を加えて固定位置を調整する構成を取ることができる。この固定位置の調整に関わるのは、絶縁被膜13と作業台との間に生じる僅かな静止摩擦力と、把持対象部分15a、15b及び平角導線12の弾性力のみである。把持対象部分15a、15b及び平角導線12の弾性係数は、上記の弾性部材の弾性係数に比して十分に大きく、また、弾性部材による復元力発生位置から平角導線12までの間に摺動部材がない(静止摩擦力発生源がない)ため、静止摩擦力による不感帯の影響を限りなく小さくすることができ、平角導線12の精度良い位置決めを容易に行うことができる。また、荷重を制御する構成を不要とすることができる分、被膜剥離装置10を小型化及び簡素化することができる。
本発明は、上記した実施形態に特に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
10…被膜剥離装置 12…平角導線
12a、12b…剥離対象側面 13…絶縁被膜
14a、14b…剥離対象部分 15a、15b…把持対象部分
16…基台 18、18a、18b、52…把持部材
19、19a、19b…当接部 20…把持部材押圧板
22、22a、22b…剥離刃 24…弾性部材
26…剥離刃押圧板 28…セット部
30…ガイド 32a、32b…切欠
34…突出部 36…第1側面
38…第2側面 40…勾配部位
42…伝達部 44…第1カム面
46…第2カム面 48a、48b…挿通孔

Claims (6)

  1. 平角導線の対向する側面を一組の剥離対象側面とし、前記剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の剥離対象部分を、間隔をおいて互いに対向する一組の剥離刃によってそれぞれ剥離する平角導線の被膜剥離方法であって、
    前記剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜の把持対象部分に、一組の把持部材の当接部をそれぞれ当接させることで、前記把持対象部分を挟んで対向する前記当接部同士の間に前記平角導線を把持する把持工程と、
    前記把持部材により前記平角導線を把持した状態で、一組の前記剥離刃を、前記剥離対象側面を挟んで対向させつつ、前記平角導線の延在方向に直交し且つ前記剥離対象側面の面方向に沿うように相対的に移動させることで、前記剥離対象側面から前記剥離対象部分を剥離する剥離工程と、を有することを特徴とする平角導線の被膜剥離方法。
  2. 請求項1記載の平角導線の被膜剥離方法において、
    前記剥離対象側面を挟んで対向する位置に移動させた前記剥離刃に臨む前記把持部材の第1側面は、該把持部材の把持方向に沿って延在し、
    前記把持部材の前記第1側面の反対の側面である第2側面には、前記第1側面の面方向に直交する前記把持部材の断面積が前記当接部側から該当接部よりも前記把持対象部分と離間する基端側に向かって大きくなるように延在する部位が設けられることを特徴とする平角導線の被膜剥離方法。
  3. 請求項1又は2記載の平角導線の被膜剥離方法において、
    前記把持工程では、前記把持部材の前記当接部を前記把持対象部分に当接させることによって、該把持対象部分を弾性変形させた状態で前記平角導線を把持することを特徴とする平角導線の被膜剥離方法。
  4. 平角導線の対向する側面を一組の剥離対象側面とし、前記剥離対象側面を被覆する絶縁被膜の剥離対象部分を剥離する平角導線の被膜剥離装置であって、
    前記剥離対象側面を被覆する前記絶縁被膜の把持対象部分に当接可能な当接部をそれぞれ有し、前記把持対象部分を挟んで対向する前記当接部同士の間に前記平角導線を把持する一組の把持部材と、
    前記剥離対象側面を挟んで対向しつつ、前記平角導線の延在方向に直交し且つ前記剥離対象側面の面方向に沿うように相対的に移動することで、前記剥離対象側面から前記剥離対象部分をそれぞれ剥離することが可能な一組の剥離刃と、を備えることを特徴とする平角導線の被膜剥離装置。
  5. 請求項4記載の平角導線の被膜剥離装置において、
    前記剥離対象側面を挟んで対向する位置に移動した前記剥離刃に臨む前記把持部材の第1側面は、該把持部材の把持方向に沿って延在し、
    前記把持部材の前記第1側面の反対の側面である第2側面は、前記第1側面の面方向に直交する前記把持部材の断面積が前記当接部から該当接部よりも前記把持対象部分と離間する基端側に向かって大きくなるように延在する部位を有することを特徴とする平角導線の被膜剥離装置。
  6. 請求項4又は5記載の平角導線の被膜剥離装置において、
    前記把持部材は、前記当接部を前記把持対象部分に当接させることによって、該把持対象部分を弾性変形させた状態で前記平角導線を把持することを特徴とする平角導線の被膜剥離装置。
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