JP6545943B2 - 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 - Google Patents
光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6545943B2 JP6545943B2 JP2014203934A JP2014203934A JP6545943B2 JP 6545943 B2 JP6545943 B2 JP 6545943B2 JP 2014203934 A JP2014203934 A JP 2014203934A JP 2014203934 A JP2014203934 A JP 2014203934A JP 6545943 B2 JP6545943 B2 JP 6545943B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- active energy
- energy ray
- curable composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
これらの製造方法では、製造時の加熱及び冷却に長時間を必要とするため生産性が低く、また、光学レンズの熱収縮により、微細構造の再現性が悪いという問題点があった。
これらの問題点を解決するため、金型内面に透明樹脂基材がセットされた型内に活性エネルギー硬化性組成物を流し込み、活性エネルギー線を照射して硬化させる方法が実施されている。
しかし、特許文献1の芳香環の含有量を高くした高屈折率タイプの活性エネルギー線硬化型組成物の硬化物は剛直となるため、硬化時の硬化収縮が大きくなり、フィルムが反るという問題が発生する。更に、硬化成型後の光学レンズの微細な形状が変形したり、壊れたりして傷となり、時間が経ってもその傷が元の状態に回復しない。その結果として、反りが大きく、透過率や輝度などの光学特性が低下するという問題があった。
また、硬く、微細な凹凸形状を有する光学レンズが他の部材と接触すると、他の部材を傷つけてしまうという問題があった。
更に、傷が回復し易いようにするためにレンズ形状の変形量を少なくする方法があり、例えば、シリコーンオイルなどのスリップ剤を添加してレンズ表面の摩擦係数を下げる方法(例えば特許文献4)が提案されている。
また、特許文献4の方法では、傷の回復性は向上するものの、スリップ剤がブリードアウトし、密着性及び光学レンズの透明性を低下させるという問題がある。
そこで、本発明の課題は、反り性、傷の回復性、プラスチック基材との密着性、硬化時の透明性に優れた硬化物を与える活性エネルギー線硬化性組成物を提供することにある。
すなわち、本発明は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、芳香環を含まない2官能以上のポリオキシアルキレンポリオール(メタ)アクリレート(B)、溶解度パラメーターが8〜11(cal/cm3)1/2であり、そのホモポリマーのガラス転移温度が−80〜0℃である単官能(メタ)アクリレート(F)、並びに光重合開始剤(D)を含有する光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物である。
また、2官能以上とは、(メタ)アクリロイル基の数が2個以上であることを意味し、以下同様の記載法を用いる。
傷の回復性の観点から、ポリオール(a)とポリイソシアネート(b)を反応させて得られるイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(d)を、さらに水酸基含有(メタ)アクリレート(c)とウレタン化反応させて形成されるウレタン(メタ)アクリレートが好ましい。
[1]装置 :ゲルパーミエイションクロマトグラフィー
「HLC−8120GPC」、東ソー(株)製
[2]カラム :「TSKgel GMHXL」2本+「TSKgel
Multipore HXL−M 」、東ソー(株)製
[3]溶離液 :テトラヒドロフラン(THF)
[4]基準物質:標準ポリスチレン
(TSKstandard POLYSTYRENE)、
東ソー(株)製
[5]注入条件:サンプル濃度0.25重量%、カラム温度40℃
(a)と(b)及び(c)の反応における水酸基/イソシアネート基当量比は、好ましくは0.45〜0.99、更に好ましくは0.50〜0.97である。
1,4−ブタンジオールのエチレンオキサイド(以下、「エチレンオキサイド」を「EO」と略記する場合がある。)5モル付加物、1,6−ヘキサンジオールのプロピレンオキサイド(以下、「プロピレンオキサイド」を「PO」と略記する場合がある。)5モル付加物、及びネオペンチルグリコールのブチレンオキサイド5モル付加物等。
ポリオキシエチレングリコール(Mn400)、ポリオキシプロピレングリコール(Mn600)及びポリオキシテトラメチレングリコール(Mn1,000)等。
2価フェノール化合物[単環フェノール(カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン等)、縮合多環フェノール(ジヒドロキシナフタレン等)、ビスフェノール化合物(ビスフェノールA、ビスフェノール−F及びビスフェノール−S等)]のAO付加物[レゾルシノールのEO4モル付加物、ジヒドロキシナフタレンのPO4モル付加物、ビスフェノールA、ビスフェノール−F及びビスフェノール−SのEOまたはPO2モル各付加物等]
イソホロンジイソシアネート(IPDI)、2,4−又は2,6−メチルシクロヘキサンジイソシアネート(水添TDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキシレン−1,2−ジカルボキシレート及び2,5−又は2,6−ノルボルナンジイソシアネート及びダイマー酸ジイソシアネート等。
1,3−又は1,4−フェニレンジイソシアネート2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、4, 4’−又は2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート及びm−またはp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート等。
エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ヘプタメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−又は2,4,4 −トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート、2,6−ジイソシアナトエチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート及びトリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)等。
(b4)芳香脂肪族ポリイソシアネート
m−又はp−キシリレンジイソシアネート(XDI)、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等。
(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシブチル及びこれらのAO付加物等
分子内の(メタ)アクリロイル基の数は2〜4個であり、分子内に2〜30個の(好ましくはアルキレン基の炭素数が2〜4)を有する化合物(B1)が好ましい。具体的には以下の(B11)〜(B13)等が挙げられる。
ポリオキシエチレングリコールのジ(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレングリコールのジ(メタ)アクリレート[トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート等]及びポリオキシテトラメチレングリコールのジ(メタ)アクリレートが挙げられる。
3個の(メタ)アクリロイル基と6〜30個のオキシアルキレン基を有する化合物が挙げられ、具体的にはトリメチロールプロパンのEO2モル付加物、トリメチロールプロパンのEO6モル付加物、トリメチロールプロパンのEO9モル付加物、トリメチロールプロパンのEO15モル付加物、トリメチロールプロパンのEO20モル付加物、トリメチロールプロパンのPO9モル付加物、グリセリンのEO6モル及びPO3モル付加物の各トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
4個の(メタ)アクリロイル基と6〜30個のオキシアルキレン基を有する化合物が挙げられ、具体的にはペンタエリスリトールのEO10モル付加物、ペンタエリスリトールのEO15モル付加物、ジトリメチロールプロパンのEO10モル付加物、ジペンタエリスリトールのEO10モル付加物の各テトラ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
SP=(ΔH/V)1/2
開始剤として、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[商品名「イルガキュア184」、BASF社製]を、単官能(メタ)アクリレート(F)に対して3重量%添加した後、紫外線照射装置により、紫外線を1000mJ/cm2照射して、硬化させ、縦幅40mm、横幅5mm、厚み1mmのテストピースを作成する。
このテストピースを用いて、動的粘弾性測定装置(例えば、Rheogel−E4000、UBM社製)により、周波数:10Hz、昇温速度:4℃/分の条件で測定する。
(F1):単官能脂肪族(メタ)アクリレート
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等
ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、o−、m−又はp−フェニルフェノールのモノ(メタ)アクリレート、3,3’−ジフェニル−4,4’−ジヒドロキシビフェニルのモノ(メタ)アクリレート、2.5モルのスチレンがフェノールに付加したスチレン化フェノールのモノ(メタ)アクリレート等
2−エチルヘキシルアクリレートのTgは−70℃、SP値は8.6であり、フェノキシエチルアクリレートのTgは−22℃、SP値は10.1である。
これらの光重合開始剤(D)のうち、400nm以上の可視光線領域での硬化性及び硬化物の着色の観点から好ましいのは、フォスフィンオキサイド系化合物(D1)であり、更に好ましくは、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイドである。
この目的で併用するオキシアルキレン基含有ポリシロキサン(C)は、分子内にオキシアルキレン基とシロキサン結合を含有する化合物であれば特に限定されない。
オキシアルキレン基を2個以上含有するポリシロキサンは、活性エネルギー線硬化性組成物を構成する他の原料との相溶性が良好であり、オキシアルキレン基が100個以下のポリシロキサンは、傷の回復性が良好になり、好ましい。
上記オキシアルキレン基の数は、1H−NMRによる積分比で求められる。
オキシアルキレン基含有ポリシロキサン(C)のMnが300以上であると、プラスチック基材との密着性が良好である。また、50,000以下であると、樹脂との相溶性が良好であり好ましい。
芳香環含有(メタ)アクリレート(E)は、以下の一般式(1)で表される化合物であり、例えば、ビスフェノールAのEO4モル付加物の(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのEO20モル付加物の(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
添加剤としては、可塑剤、有機溶剤、分散剤、消泡剤、チクソトロピー性付与剤(増粘剤)、スリップ剤、酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤及び紫外線吸収剤が挙げられる。
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた反応容器にMn1,000のポリオキシテトラメチレングリコール[商品名:PTMG−1000、三菱化学(株)製]561部、水添MDI294部[商品名:デスモジュールW、住化バイエルウレタン(株)製]及び触媒としてビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50%溶液)0.37部を仕込み、120℃で4時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート[商品名:アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(株)日本触媒製]145部を加え、80℃で3時間反応させて、ウレタンアクリレートオリゴマー(A−1)を得た。このウレタンアクリレートオリゴマー(A−1)のMnは1,800であった。
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた反応容器に、Mn344のビスフェノールAのPO2モル付加物[商品名:ニューポールBP−2P、三洋化成工業(株)製]540部、IPDI413部及びウレタン化触媒としてビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50%溶液)0.5部仕込み、80℃で6時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート[商品名:アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(株)日本触媒製]45部を加え、80℃で3時間反応させて、ウレタンアクリレートオリゴマー(A−2)を得た。このウレタンアクリレートオリゴマー(A−2)のMnは4,600であった。
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた反応容器に、Mn1,000のポリテトラメチレングリコール[商品名:PTMG−1000、三菱化学(株)製]462部、HDI207部及びウレタン化触媒としてビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50%溶液)0.5部仕込み、80℃で6時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート169部を加え、80℃で3時間反応させて、ウレタンアクリレートオリゴマー(A−3)を得た。このウレタンアクリレートオリゴマー(A−3)のMnは1,600であった。
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた反応容器に、Mn344のビスフェノールAのPO2モル付加物[商品名:ニューポールBP−2P、三洋化成工業(株)製]361部、キシリレンジイソシアネート[商品名:タケネート500、三井武田ケミカル(株)製]395部及びウレタン化触媒としてビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50%溶液)0.5部仕込み、80℃で6時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート244部を加え、80℃で3時間反応させて、ウレタンアクリレートオリゴマー(A−4)を得た。このウレタンアクリレートオリゴマー(A−4)のMnは4,400であった。
表1に記載の各成分と配合量に従って、一括で配合し、ディスパーサーで均一になるまで混合攪拌し、実施例1〜9及び比較例1〜3の活性エネルギー線硬化性組成物を得た。
(B−2):トリメチロールプロパンのEO2モル付加物のトリアクリレート[商品名「M−321」、東亜合成(株)製]
(C−2):アルキレンオキサイド変性ポリジメチルシロキサン[商品名「BYK−333」、ビックケミー・ジャパン(株)製、オキシアルキレン基数:85]
(C−3):アルキレンオキサイド及びアクリロイル変性ポリジメチルシロキサン[商品名「BYK−UV3500」、ビックケミー・ジャパン(株)製、オキシアルキレン基数:61]
(D−2):ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド[商品名「イルガキュアー819」、BASF社製]
(D−3):1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン[商品名「イルガキュア184」、BASF社製]
(E−2):ビスフェノールAのEO20モル付加物のジアクリレート[商品名「ニューフロンティ アBPE−20」、第一工業製薬(株)製]
(F−2):フェノキシエチルアクリレート[商品名「ライトアクリレートーPOA」、共栄社化学(株)製、SP:10.1、Tg:−22℃]
その結果を表1に示す。
活性エネルギー線硬化性組成物をガラス板の片面に厚さが20μmになるようにアプリケーターで塗工した後、厚さ100μmのPETフィルム[商品名「コスモシャインA4300」東洋紡績(株)製]を樹脂側に貼り合わせ、ローラーを上から転がして空気を押し出した。ポリエステルフィルム側から紫外線照射装置により、紫外線を1000mJ/cm2照射して、硬化させた。PETフィルムに密着した硬化物をガラス板から剥離し、テストピースを作成した。
(1)溝の深さが50μmでピッチ幅を20μmで平行線を刻んで微細に凹凸処理を施したステンレス製の金型を用意する。
(2)活性エネルギー線硬化性組成物をこの金型の片面に厚さが100μmになるようにアプリケーターで塗工した後、厚さ100μmのポリエステルフィルム[商品名「コスモシャインA4300」東洋紡績(株)製]を樹脂側に貼り合わせ、ローラーを上から転がして空気を押し出した。ポリエステルフィルム側から紫外線照射装置[型番「VPS/I600」、フュージョンUVシステムズ(株)製]により、紫外線を1000mJ/cm2照射して、硬化させ、硬化膜を作成した。
(3)硬化膜の表面を、クロムキャップを装着した鉛筆でJIS K 5600−5−4に準拠して引っかき試験を行った。
(4)10分間放置後に目視で観察し、引っかき傷が完全に消失しているものを○、引っかき傷の一部が残っているものを△、引っかき傷が全て残っているものを×と判定した。
性能評価用のフィルムを6cm×6cm正方形にカットし、平らなテーブルに置き、正方形の四端のテーブルからの反り(mm)を測定し、4点の平均値を算出した。
前記テストピースを23℃、相対湿度50%の環境下で24時間静置した後、JIS K5600−5−6に準拠し、1mm幅にカッターナイフで切込みを入れて碁盤目(10×10個)を作成し、該碁盤目上にセロハン粘着テープを貼り付け90度剥離を行い、PETフィルムからの硬化物の剥離状態を目視で観察し、評価した。
○:100個の碁盤目のうち90個以上が剥離せずに基材に残っている
△:100個の碁盤目のうち10〜89個が剥離せずに基材に残っている
×:100個の碁盤目のうち9個以下が剥離せずに基材に残っている
前記テストピースを、JIS−K7105に準拠し、全光線透過率測定装置[商品名「haze−garddual」、BYK gardner(株)製]を用いて全光線透過率(%)を測定した。
一方、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)の含有量が下限を下回り、芳香環を含まない2官能以上のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート(B)の含有量が上限を越える比較例1は、傷の回復性が悪く、反りが大きかった。ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)の含有量が上限を越え、ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート(B)の含有量が下限を下回る比較例2は、傷の回復性が悪く、反りがやや大きく、樹脂密着性も劣っていた。
Claims (9)
- ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)、芳香環を含まない2官能以上のポリオキシアルキレンポリオール(メタ)アクリレート(B)、溶解度パラメーターが8〜11(cal/cm3)1/2であり、そのホモポリマーのガラス転移温度が−80〜0℃である単官能(メタ)アクリレート(F)、並びに光重合開始剤(D)を含有する光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記単官能(メタ)アクリレート(F)が2−エチルヘキシルアクリレートであって、活性エネルギー線硬化性組成物中の(メタ)アクリロイル基を含有する成分の合計重量に基づいて、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)の重量割合が10〜40重量%であり、ポリオキシアルキレンポリオール(メタ)アクリレート(B)の重量割合が20〜50重量%であり、単官能(メタ)アクリレート(F)の重量割合が5〜40重量%であり、光重合開始剤(D)の重量割合が0.1〜10重量%である光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物。
- さらに、オキシアルキレン基含有ポリシロキサン(C)を含有する請求項1に記載の光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物。
- 活性エネルギー線硬化性組成物中の(メタ)アクリロイル基を有する成分の合計重量に基づいて、オキシアルキレン基含有ポリシロキサン(C)の重量割合が、0.1〜10重量%である請求項2に記載の光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物。
- ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)が、ポリオール(a1)、脂環式ポリイソシアネート(b2)及び水酸基含有(メタ)アクリレート(c)から得られる数平均分子量が1,000〜10,000のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーである請求項1〜4いずれか記載の光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物。
- ポリオキシアルキレンポリオール(メタ)アクリレート(B)が、分子内に2〜4個の(メタ)アクリロイル基と2〜30個のオキシアルキレン基を有する(メタ)アクリレート(B1)である請求項1〜5いずれか記載の光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物。
- オキシアルキレン基含有ポリシロキサン(C)が、分子内に2〜100個のオキシアルキレン基を有する請求項2〜6いずれか記載の光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物。
- 請求項1〜7いずれか記載の光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物が活性エネルギー線により硬化されてなる硬化物。
- 請求項8に記載の硬化物を用いた光学レンズ、光学レンズ用シート又はフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014203934A JP6545943B2 (ja) | 2013-10-02 | 2014-10-02 | 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013207256 | 2013-10-02 | ||
JP2013207256 | 2013-10-02 | ||
JP2014203934A JP6545943B2 (ja) | 2013-10-02 | 2014-10-02 | 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015092241A JP2015092241A (ja) | 2015-05-14 |
JP6545943B2 true JP6545943B2 (ja) | 2019-07-17 |
Family
ID=53195413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014203934A Active JP6545943B2 (ja) | 2013-10-02 | 2014-10-02 | 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6545943B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018135512A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 三洋化成工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 |
JP7022033B2 (ja) * | 2017-09-25 | 2022-02-17 | 三洋化成工業株式会社 | 硬化性組成物及びその硬化物 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002004539A1 (en) * | 2000-07-11 | 2002-01-17 | Akzo Nobel N.V. | Radiation curable coating composition comprising an abrasion resistance enhancement agent |
JP4541306B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2010-09-08 | 三洋化成工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JP5373750B2 (ja) * | 2010-11-30 | 2013-12-18 | 三洋化成工業株式会社 | 紫外線硬化型樹脂組成物 |
WO2013001678A1 (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-03 | パナソニック株式会社 | 類似症例検索装置および関連度データベース作成装置並びに類似症例検索方法および関連度データベース作成方法 |
-
2014
- 2014-10-02 JP JP2014203934A patent/JP6545943B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015092241A (ja) | 2015-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5570946B2 (ja) | 光学部品用紫外線硬化性樹脂組成物 | |
JP5980626B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP5692804B2 (ja) | 光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物 | |
WO2016039324A1 (ja) | 樹脂組成物、重合性樹脂組成物及び感光性樹脂組成物並びにそれらの硬化物 | |
JP6619993B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物およびその硬化物 | |
JP2013228729A (ja) | 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 | |
JP2018135512A (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP7283591B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物、硬化物及び積層体 | |
JP2012226040A (ja) | 光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物 | |
JP6545943B2 (ja) | 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 | |
JP5373750B2 (ja) | 紫外線硬化型樹脂組成物 | |
JP6314378B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
TWI526492B (zh) | An active energy ray hardening composition for optical parts, a hardened product and an optical lens using the hardened material, an optical lens sheet or a film | |
JP2011202106A (ja) | 光学部品成型用紫外線硬化性樹脂組成物 | |
JP2010031240A (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 | |
JP7022033B2 (ja) | 硬化性組成物及びその硬化物 | |
JP2017083668A (ja) | 光学部品用活性エネルギー線硬化性組成物 | |
JP2013151678A (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物 | |
JP2011033875A (ja) | 光学レンズ用エネルギー線硬化型樹脂組成物及び光学レンズ | |
JP2012214640A (ja) | 光学部品成型用紫外線硬化性樹脂組成物 | |
JP4441870B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物および当該組成物から得られる硬化フィルム | |
JP2016089156A (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP6204097B2 (ja) | 光学部品用硬化性組成物 | |
JP5605789B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 | |
JP2018070739A (ja) | 硬化性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180710 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190409 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20190416 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6545943 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |