JP6544566B2 - 既存構造物の液状化対策方法 - Google Patents

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本発明は、既存構造物の液状化対策方法に関する。
既存構造物に対する液状化対策は、既存構造物に隣接して他の構造物がある場合など施工が困難なことがある。これを解決するため、既存構造物の基礎部を拡幅するとともに基礎部の周囲に透水性の良い礫材を敷設して、基礎部の拡幅された部分の周囲を礫材と接続させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1には、施工スペースなどの都合により既存構造物の基礎部を拡幅できない場合には、既存構造物の基礎部の外周近傍の直下を掘削し、この掘削された部分に透水性の良い礫材を敷設して、基礎を礫材と接続させる方法も開示されている。
特開2014−001619号公報
しかしながら、既存構造物の外周近傍の直下に礫材を敷設する場合、上部に基礎部があり空頭が狭いため礫材を締め固めることが困難である。このため、万が一、締固め不足などにより礫材と基礎部との間に隙間が生じると、既存構造物が傾斜したり沈下したりする虞がある。
そこで、本発明は、液状化による既存構造物の被害を低減できるとともに既存構造物の液状化対策を容易に行うことができる既存構造物の液状化対策方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る既存構造物の液状化対策方法は、液状化地盤である原地盤に構築された既存構造物の液状化対策方法において、前記既存構造物の基礎部の周囲および基礎部の外周近傍の下方の前記原地盤を掘削する掘削工程と、該掘削工程で掘削された前記基礎部の外周近傍の下方に、透水性を有する袋体に礫材を詰めた礫嚢を設置して前記原地盤よりも透水係数が大きい排水機能を有する第1礫層部を形成する第1礫層部形成工程と、該第1礫層部形成工程の後に、前記基礎部と前記第1礫層部との間に充填材を充填する充填材充填工程と、該充填材充填工程の後に、前記第1礫層部および前記基礎部の周囲に、礫材を敷設して前記原地盤よりも透水係数が大きい排水機能を有する第2礫層部を形成する第2礫層部形成工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、基礎部の下方および周囲に第1礫層部および第2礫層部が形成されることにより、地震により液状化地盤である原地盤に生じた過剰間隙水を第1礫層部および第2礫層部に集水できるとともに、さらにこの過剰間隙水を第1礫層部および第2礫層部を介して地上に排水することができる。これにより、液状化に伴って生じる過剰間隙水圧を抑制することができるため、液状化による既存構造物の被害を低減できる。
そして、既存構造物の基礎部の下方に透水性を有する袋体に礫材を詰めた礫嚢を設置することにより第1礫層部を形成することができる。これにより、礫材を直接敷設して基礎部の下方に礫層部を形成する場合と比べて礫材を転圧する作業を必要としないため、礫材を転圧する施工スペースを確保できない場合でも基礎部の下方に容易に第1礫層部を形成することができる。また、第1礫層部を形成するには礫嚢を設置すればよいため、第1礫層部の形成を人力で行うことができる。本発明では、袋体に礫材を詰めた部材を礫嚢と称して説明する。
また、基礎部に対して拡幅などの工事を行う必要がないとともに、作業を人力で行うことができるため、コスト削減を図ることができる。
また、第1礫層部となる透水性を有する袋体に礫材を詰めた礫嚢は、袋体の内部の礫材が締め固められた状態となるため、第1礫層部と基礎部との間に充填材が充填された後に、第1礫層部と基礎部との間に隙間が生じることがない。これにより、既存構造物が沈下したり傾斜したりする虞がなく、第1礫層部に安定した状態に維持することができる。
また、本発明に係る既存構造物の液状化対策方法では、前記掘削工程の前に、前記基礎部の外周近傍の直下で前記原地盤と前記基礎部の下端部との間に仮支持材を設置し、前記基礎部を前記原地盤に仮支持する基礎部仮支持工程を有し、該基礎部仮支持工程では、前記仮支持材を設置する前記基礎部の外周近傍の直下の前記原地盤を掘削し、掘削されたスペースに前記仮支持材を設置して、前記仮支持材によって前記基礎部が前記原地盤に支持された状態とし、前記掘削工程では、前記仮支持材が設置された領域以外の前記基礎部の周囲および前記基礎部の外周近傍の下方の前記原地盤を掘削するようにしてもよい。
このような構成とすることにより、既存構造物が原地盤に支持された安定した状態で、掘削工程を行うことができる。
また、本発明に係る既存構造物の液状化対策方法では、前記充填材充填工程では、前記第1礫層部の前記基礎部と対向する面に前記充填材が透過不可能なシートを敷設することが好ましい。
このような構成とすることにより、充填材が第1礫層部の礫材の間に入り込むことがなく、第1礫層部と基礎部との間の隙間を容易にかつ確実に閉塞することができる。
本発明によれば、液状化対策を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態による既存構造物の液状化対策構造の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態による既存構造物の液状化対策方法の掘削工程を説明する図である。 本発明の第1実施形態による既存構造物の液状化対策方法の第1礫層部形成工程を説明する図である。 本発明の第1実施形態による既存構造物の液状化対策方法の充填材充填工程の不透水性のシートを敷設する工程を説明する図である。 本発明の第1実施形態による既存構造物の液状化対策方法の充填材充填工程の充填材を充填する工程を説明する図である。 本発明の第1実施形態による既存構造物の液状化対策方法の第2礫層部形成工程を説明する図である。 (a)は本発明の第2実施形態による既存構造物の液状化対策方法の基礎部仮支持工程を説明する図で(b)のA−A線断面図、(b)は(a)の平面図である。 (a)は本発明の第2実施形態による既存構造物の液状化対策方法の第1礫層部形成工程および充填材充填工程を説明する図で(b)のB−B線断面図、(b)は(a)の平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態による既存構造物の液状化対策方法について、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による液状化対策構造1は、液状化地盤である原地盤Gに構築された既存構造物の基礎部2の外周近傍の直下に形成された第1礫層部3と、第1礫層部3と基礎部2との間に充填された充填材4と、基礎部2および第1礫層部3の周囲に連続して形成された第2礫層部5と、を有している。
第1礫層部3および充填材4は、基礎部2の全外周近傍の直下を掘削して形成されたスペースS1に配置され、第2礫層部5は、基礎部2の周囲全体を掘削して形成されたスペースS2に配置されている。本実施形態では、基礎部2の外周近傍の下方が基礎部2の下面から下側に約50cmの範囲で掘削され、第1礫層部3および充填材4が配置されるスペースS1が形成されている。
第1礫層部3は、透水性を有する袋体31と、袋体31に圧縮された状態に詰められた礫材32と、を有する複数の礫嚢33が積み重ねられることで形成されている。第1礫層部3は、液状化地盤(原地盤G)よりも透水係数が大きい排水機能を有している。第1礫層部3の礫材32には、例えば、砂利、砕石、人工透水性材料などが用いられている。
第1礫層部3は、平面視において基礎部2の外周面に沿った環状に形成されている。平面視において、第1礫層部3の外周面が基礎部2の外周面よりも外側に配置され、第1礫層部3の内周面が基礎部2の外周面よりも内側に配置されている。
充填材4は、例えば流動性の高い無収縮モルタルなどで、基礎部2と第1礫層部3の上面との隙間、第1礫層部3の内周面と原地盤Gとの隙間に充填されて硬化することで、これらの隙間を閉塞している。
本実施形態では、第1礫層部3の上面および内周面に不透水性のシート6が敷設されている。この不透水性のシート6は、硬化する前の充填材4が透過不可能に構成され、第1礫層部3の礫材32の間に硬化する前の充填材4が入り込むことを防止している。
第2礫層部5は、掘削された基礎部2の周囲に礫材51を転圧しながら敷設して埋め戻すことで形成されている。第2礫層部5は、下端部が第1礫層部3の下端部近傍の深さまで達していて、第1礫層部3の外周面および基礎部2の外周面と連続するように形成されている。
第2礫層部5は、第1礫層部3と同様に液状化地盤(原地盤G)よりも透水係数が大きい排水機能を有している。第2礫層部5の礫材51には、第1礫層部3の礫材32と同様に例えば、砂利、砕石、人工透水性材料などが用いられている。
続いて、上述した液状化対策構造1の施工方法(既存構造物の液状化対策方法)について図2乃至図6に基づいて説明する。
本実施形態では、液状化対策構造1を施工する領域を複数の領域に分割し、分割された領域ごとに以下の工程を行う。
(掘削工程)
まず、図2に示すように、基礎部2の周囲の原地盤Gを第2礫層部5(図1参照)が配置可能なスペースS2が形成されるように掘削するとともに、基礎部2の外周近傍の直下の原地盤Gを、第1礫層部3および充填材4(図1参照)が配置可能なスペースS1が形成されるように掘削する。
(第1礫層部形成工程)
続いて、図3に示すように、袋体31に礫材32を詰めて複数の礫嚢33を製作し、製作された礫嚢33を基礎部2の外周近傍の直下のスペースS1に積み上げるように設置して第1礫層部3を形成する。なお、礫嚢33の製作は、第1礫層部形成工程より前に予め行ってもよい。
(充填材充填工程)
続いて、礫嚢33と基礎部2との間に充填材4を充填する。
まず、図4に示すように、積み上げられた複数の礫嚢33の表面のうち基礎部2と対向する上面および内側の面(第2礫層部5が配置されるスペースS2と対向する面と反対側の面)に不透水性のシート6を敷設する。続いて、図5に示すように、充填材4用の型枠41を設置し、不透水性のシート6と基礎部2との間、および不透水性のシート6と原地盤Gとの間に充填材4を充填し硬化させる。そして、充填材4が硬化したら型枠41を撤去する。
(第2礫層部形成工程)
続いて、図6に示すように、第1礫層部3および基礎部2の周囲のスペースS2に礫材51を転圧しながら敷設し、第2礫層部5を形成する。
このようにして、液状化対策構造1を施工する領域のうち、分割された1つの領域に液状化対策構造1が施工される。そして、液状化対策構造1を施工する領域のうち、分割された他の領域に液状化対策構造1を順次施工して、全領域に液状化対策構造1を施工する。
次に、上述した液状化対策構造1および既存構造物の液状化対策方法の作用・効果について図面を用いて説明する。
本実施形態による液状化対策構造1では、既存構造物の基礎部2の下方および周囲に第1礫層部3および第2礫層部5が形成されることにより、地震により液状化地盤である原地盤Gに生じた過剰間隙水を第1礫層部3および第2礫層部5に集水できるとともに、さらにこの過剰間隙水を第1礫層部3および第2礫層部5を介して地上に排水することができる。これにより、基礎部2の外周直下において液状化に伴って生じる過剰間隙水圧を抑制することができ、第1礫層部3および第2礫層部5の地盤の強度が維持されるため、液状化による既存構造物の被害を低減できる。
そして、本実施形態による既存構造物の液状化対策方法では、基礎部2の下方に透水性を有する袋体31に礫材32を詰めた礫嚢33を設置することにより第1礫層部3を形成することができる。これにより、基礎部2の下方に礫材を直接敷設して礫層部を形成する場合と比べて礫材を転圧する作業を必要としないため、礫材を転圧する施工スペースを確保できない場合でも基礎部2の下方に第1礫層部3を容易に形成することができる。また、第1礫層部3を形成するには礫嚢33を設置すればよいため、第1礫層部3の形成を人力で行うことができる。
また、基礎部2に対して拡幅などの工事を行う必要がないとともに、作業を人力で行うことができるため、コスト削減を図ることができる。
また、第1礫層部3となる透水性を有する袋体31に礫材32を詰めた礫嚢33は、袋体31の内部の礫材32が締め固められた状態となるため、第1礫層部3と基礎部2との間に充填材4が充填された後に、第1礫層部3と基礎部2との間に隙間が生じることがない。これにより、既存構造物が沈下したり傾斜したりする虞がなく、既存構造物を安定した状態に維持することができる。
また、充填材充填工程では、第1礫層部3の基礎部2と対向する上面および内側の面に充填材4が透過不可能な不透水性のシート6を敷設することにより、充填材4が第1礫層部3の礫材32の間に入り込むことがなく、第1礫層部3と基礎部2との間の隙間を容易にかつ確実に閉塞することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施形態と異なる構成について説明する。
図7に示すように、第2実施形態による既存構造物の液状化対策方法では、掘削工程の前に、基礎部2を原地盤Gに仮支持する基礎部仮支持工程を行い、基礎部2が原地盤Gに支持された状態で掘削工程を行っている。
(基礎部仮支持工程)
基礎部仮支持工程では、基礎部2の外周近傍の直下で原地盤Gと基礎部2の下端部との間に仮支持材7を設置する。仮支持材7は、第1礫層部3が設置されるスペースS1の底部に立設し、上端部が基礎部2の下端部と当接することで、基礎部2の直下が掘削された状態でも基礎部2を安定した状態に支持可能な束材で、本実施形態では、複数の仮支持材7を基礎部2の外周に沿った方向に間隔をあけて複数設置する。
仮支持材7を設置するには、まず、仮支持材7を設置する基礎部2の外周近傍の直下の原地盤Gの掘削を行う。そして、掘削されたスペースS3に仮支持材7を設置し、仮支持材7によって基礎部2が原地盤Gに支持された状態とする。
(掘削工程)
続いて、仮支持材7が設置された領域以外の基礎部2の周囲および基礎部2の外周近傍の直下の原地盤Gを掘削する。
(第1礫層部形成工程、充填材充填工程)
続いて、図8に示すように、掘削工程によって掘削された仮支持材7が設置されていないスペースS4に礫嚢33を設置して第1礫層部3を形成する。そして、第1礫層部3の基礎部2と対向する上面および内側の面に不透水性のシート6を敷設して第1礫層部3と基礎部2との間に充填材4を充填し硬化させる。
続いて、仮支持材7を撤去する。そして、仮支持材7が設置されていたスペースS3に礫嚢33を設置して第1礫層部3を形成する。そして、第1礫層部3の基礎部2と対向する上面および内側の面に不透水性のシート6を敷設して第1礫層部3と基礎部2との間に充填材4を充填し硬化させる。
(第2礫層部形成工程)
続いて、第1実施形態と同様に第2礫層部形成工程を行い、第2礫層部5(図1参照)を形成する。
第2実施形態による既存構造物の液状化対策方法では、基礎部仮支持工程を行うことにより、既存構造物が原地盤Gに支持された安定した状態で、掘削工程を行うことができる。
以上、本発明による既存構造物の液状化対策方法の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、充填材充填工程では、第1礫層部3の基礎部2と対向する上面および内側の面に不透水性のシート6を敷設しているが、第1礫層部3の礫材32の間に充填材が入り込まないようであれば、不透水性のシート6を敷設しなくてもよい。また、不透水性のシート6以外の部材を用いて第1礫層部3の礫材32の間に充填材が入り込まないようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、第2礫層部5の一部または全部を第2礫層部3と同様に礫嚢を設置して形成してもよい。
また、上記の第2実施形態では、仮支持材7は、基礎部2と原地盤Gとの間に設置された束材であるが、束材に代わって壁状の部材などとしてもよく、基礎部2を原地盤Gに仮支持する形態であれば、形状や設置される数など適宜設定されてよい。
また、上記の第2実施形態では、仮支持材7を撤去して仮支持材7が設置されていた部分に第1礫層部3を形成し、充填材4を充填しているが、仮支持材7が設置されていた部分以外の礫嚢33のみで液状化対策としての機能を有しているのであれば、仮支持材7を撤去せずに埋設してもよい。
1 液状化対策構造
2 基礎部
3 第1礫層部
4 充填材
5 第2礫層部
6 不透水性のシート
7 仮支持材
31 袋体
32 礫材
33 礫嚢
51 礫材
G 原地盤

Claims (3)

  1. 液状化地盤である原地盤に構築された既存構造物の液状化対策方法において、
    前記既存構造物の基礎部の周囲および基礎部の外周近傍の下方の前記原地盤を掘削する掘削工程と、
    該掘削工程で掘削された前記基礎部の外周近傍の下方に、透水性を有する袋体に礫材を詰めた礫嚢を設置して前記原地盤よりも透水係数が大きい排水機能を有する第1礫層部を形成する第1礫層部形成工程と、
    該第1礫層部形成工程の後に、前記基礎部と前記第1礫層部との間に充填材を充填する充填材充填工程と、
    該充填材充填工程の後に、前記第1礫層部および前記基礎部の周囲に、礫材を敷設して前記原地盤よりも透水係数が大きい排水機能を有する第2礫層部を形成する第2礫層部形成工程と、を有することを特徴とする既存構造物の液状化対策方法。
  2. 前記掘削工程の前に、前記基礎部の外周近傍の直下で前記原地盤と前記基礎部の下端部との間に仮支持材を設置し、前記基礎部を前記原地盤に仮支持する基礎部仮支持工程を有し、
    該基礎部仮支持工程では、前記仮支持材を設置する前記基礎部の外周近傍の直下の前記原地盤を掘削し、掘削されたスペースに前記仮支持材を設置して、前記仮支持材によって前記基礎部が前記原地盤に支持された状態とし、
    前記掘削工程では、前記仮支持材が設置された領域以外の前記基礎部の周囲および前記基礎部の外周近傍の下方の前記原地盤を掘削することを特徴とする請求項1に記載の既存構造物の液状化対策方法。
  3. 前記充填材充填工程では、前記第1礫層部の前記基礎部と対向する面に前記充填材が透過不可能なシートを敷設することを特徴とする請求項1または2に記載の既存構造物の液状化対策方法。
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