JP6540847B2 - 伝送線路および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の高周波信号を伝送する伝送線路およびそれを備えた電子機器に関する発明である。
従来、高周波信号を伝送する各種の伝送線路が考案されている。例えば、特許文献1にストリップライン構造の伝送線路が示されている。特許文献1に記載の伝送線路は、高周波信号の伝送方向に延びる長尺状の積層絶縁体、信号線、および、第1、第2グランド導体を備える。信号線は、積層絶縁体の内部に配置される。第1グランド導体と第2グランド導体は、積層絶縁体の厚さ方向(絶縁体層の積層方向)において信号線を挟むように配置される。また、第1グランド導体と第2グランド導体は、信号線に沿って配列される複数のビアホール導体(層間接続導体)により接続される。この構成により、信号線を第1グランド導体および第2グランド導体で挟むストリップライン構造の伝送線路が構成される。
特許第4962660号公報
特許文献1に示される構造の伝送線を、通信機器内等に近接させて複数本配置する場合、例えば、1つの積層絶縁体に複数の信号線を配列する態様が考えられる。この態様では、複数の信号線は、積層絶縁体の厚み方向および信号伝送方向に対して直交する方向(積層絶縁体の幅方向)に間隔を空けて配置することが考えられる。
すなわち、特許文献1に示される構造の伝送線路を積層絶縁体の幅方向に沿って並べて積層絶縁体を一体化し、さらに、信号線間に層間接続導体を配置することで、この層間接続導体によって、隣接する信号線間の不要結合が抑制される。
しかし、隣接する信号線間に層間接続導体を配置する上述の構成では、次のような問題が生じる。
(1)隣接する信号線間に配置される層間接続導体のピッチを粗くする態様や層間接続導体を無くす態様とした場合、信号線同士が不要結合し易くなる。一方、層間接続導体のピッチを細かくすると、信号線と層間接続導体との間の容量が大きくなって、伝送線路としての所望の特性インピーダンスを実現しにくくなる。
(2)積層絶縁体の幅を狭くするほど、層間接続導体と信号線との間に生じる容量が大きくなって、伝送線路としての所望の特性インピーダンスを実現しにくくなる。
(3)信号線間に層間接続導体を配置しなければならないため、積層絶縁体の幅は必然的に広くなる。
以上の要因により、伝送線路の幅は大きくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、1つの積層絶縁体に複数の信号導体を備えながら、これら複数の信号導体間の不要結合を抑制でき、且つ小型に形成できる伝送線路を提供することにある。
本発明の伝送線路は、
複数の絶縁体層が積層された積層絶縁体と、
前記積層絶縁体の内部に、前記絶縁体層に沿って配置される導体パターンと、
を備え、
前記導体パターンは、前記複数の絶縁体層のうち異なる絶縁体層に沿って順に配置され、
第1信号導体パターンと、前記第1信号導体パターンとは異なる層に配置される第2信号導体パターンと、を含み、
前記複数の絶縁体層は複数の第1絶縁体層と複数の第2絶縁体層とを含み、
前記第1絶縁体層の実効誘電率は前記第2絶縁体層の実効誘電率よりも低く、
前記第1信号導体パターンと前記第2信号導体パターンとの間の領域に前記第1絶縁体層の少なくとも一つが配置される、
ことを特徴とする。
上記の構成により、第1信号導体パターンと第2信号導体パターンとの間の結合を弱めることができ、第1信号導体パターンを含む伝送線路部と、第2信号導体パターンを含む伝送線路部とのアイソレーションを高めることができる。
本発明によれば、1つの積層絶縁体に複数の信号導体を備えながら、これら複数の信号導体間の不要結合が抑制された、且つ小型の伝送線路および電子機器が得られる。
図1は第1の実施形態に係る伝送線路101の分解斜視図である。 図2は、図1に示すA−A部分での、伝送線路101の断面図である。 図3は、第1の実施形態の比較例としての伝送線路101Cの断面図である。 図4は第2の実施形態に係る伝送線路102の分解斜視図である。 図5(A)は、図1に示すA−A部分での断面図であり、図5(B)は、図1に示すB−B部分での断面図である。 図6は第3の実施形態に係る伝送線路103の分解斜視図である。 図7(A)は、図6に示すA−A部分での断面図であり、図7(B)は、図6に示すB−B部分での断面図である。 図8は第4の実施形態に係る伝送線路104の分解斜視図である。 図9は第5の実施形態に係る伝送線路105の分解斜視図である。 図10は第6の実施形態に係る伝送線路106の分解斜視図である。 図11は図10に示すA−A部分での断面図である。 図12は第7の実施形態に係る伝送線路107の分解平面図である。 図13(A)(B)は、第8の実施形態に係る伝送線路108Aに形成される、信号導体パターン31,32、迂回パターン部41,42、および層間接続導体51,52等の位置関係を示す図である。 図14(A)(B)は、本実施形態の比較例である伝送線路に関する図である。 図15(A)は、本実施形態に係る別の伝送線路108Bの平面図である。図15(B)は伝送線路108Bのうちの2つの絶縁体層の平面図である。 図16は第9の実施形態に係る伝送線路109の断面図である。 図17は第10の実施形態に係る伝送線路110の断面図である。 図18は第11の実施形態に係る伝送線路111の断面図である。 図19は第12の実施形態に係るケーブル312の一方の端部付近の分解斜視図である。 図20はケーブル312の斜視図である。 図21は回路基板へのケーブル312の実装状態を示す図である。 図22は第13の実施形態に係るケーブル313の斜視図である。 図23はケーブル313の分解斜視図である。 図24は第14の実施形態に係るケーブル314の斜視図である。 図25はケーブル314の分解斜視図である。 図26(A)は、回路基板へのケーブル314の実装状態を示す斜視図である。図26(B)は、図26(A)に示す向きでの右側図である。 図27(A)は、回路基板への比較例のケーブル314Pの実装状態を示す斜視図である。図27(B)は、図27(A)に示す向きでの右側図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
第9の実施形態、第10の実施形態および第11の実施形態を除く実施形態においては、絶縁体層の誘電率以外の構造に関して例示している。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係る伝送線路101の分解斜視図である。図2は、図1に示すA−A部分での、伝送線路101の断面図である。
伝送線路101は、絶縁体層11,12,13,14,15が積層された積層絶縁体10と、この積層絶縁体10の内部に、絶縁体層11,12,13,14,15に沿って配置される導体パターンと、積層絶縁体10の内部に配置される層間接続導体51,52と、を備える。
上記導体パターンは、絶縁体層13の上面に設けられた第1グランド導体パターン21と、絶縁体層11の上面に設けられた第2グランド導体パターン22と、絶縁体層15の上面に設けられた第3グランド導体パターン23と、を含む。
また、上記導体パターンは、絶縁体層12に配置される第1信号導体パターン31と、絶縁体層14に配置される第2信号導体パターン32と、を含む。第1信号導体パターン31は第1グランド導体パターン21と第2グランド導体パターン22との間に配置される。また、第2信号導体パターン32は第1グランド導体パターン21と第3グランド導体パターン23との間に配置される。
上記層間接続導体は、第1グランド導体パターン21と第2グランド導体パターン22との間を層間接続する第1層間接続導体51と、第2グランド導体パターン22と第3グランド導体パターン23との間を層間接続する第2層間接続導体52と、を含む。図2に表れるように、第1層間接続導体51は絶縁体層11,12に形成され、第2層間接続導体52は絶縁体層13,14に形成される。
第1信号導体パターン31は、第1層間接続導体51を迂回する第1迂回パターン部41を有し、第2信号導体パターン32は、第2層間接続導体52を迂回する第2迂回パターン部42を有する。
第1迂回パターン部41と第2迂回パターン部42とは、互いに近接し、絶縁体層11〜15の積層方向に視て迂回方向は互いに逆の関係にある。
上記の構成により、第1信号導体パターン31、第1グランド導体パターン21および第2グランド導体パターン22によりストリップライン型の第1伝送線路部が構成される。また、第2信号導体パターン32、第1グランド導体パターン21および第3グランド導体パターン23によりストリップライン型の第2伝送線路部が構成される。なお、導体以外の部材も含めれば、第1信号導体パターン31、第1グランド導体パターン21、第2グランド導体パターン22と共に、誘電体および支持層としての絶縁体層11,12も第1伝送線路部の構成要素である。同様に、第2信号導体パターン32、第1グランド導体パターン21、第3グランド導体パターン23と共に、絶縁体層13,14も第2伝送線路部の構成要素である。
なお、上記絶縁体層11〜15は、例えば片面に銅箔が貼られた片面銅貼り絶縁体シートの絶縁体シート部分である。この絶縁体シートは例えば液晶ポリマー(LCP)のシートである。液晶ポリマーは誘電率が低いため、信号導体パターンとグランド導体パターンとを近接させても、線路のキャパシタンス成分を抑制できる。また、誘電正接が低いので伝送損失が抑えられる。さらに、誘電正接の温度依存性が低いことにより、環境変化による特性変化を抑制できる。また、上記各種導体パターンは、上記絶縁体シートに貼付された銅箔がパターンニングされたものである。上記積層絶縁体10は、これら複数の絶縁体シートを積層して加熱圧着することで形成される。
第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間に第1グランド導体パターン21が介在し、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32とは第1グランド導体パターン21で電界遮蔽されるので、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との不要結合は抑制される。
また、第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23は第1層間接続導体51および第2層間接続導体52により、第1グランド導体パターン21と同電位となるので、第1グランド導体パターン21の電位は安定する、そのため、第1グランド導体パターン21の電位変動による、第1伝送線路と第2伝送線路との間の信号漏洩も抑制される。
さらに、第1迂回パターン部41と第2迂回パターン部42は、第1信号導体パターン31および第2信号導体パターン32の延伸方向に対し直交方向に遠ざかる。そのため、積層絶縁体10の側部近傍の外部空間を介しての、第1迂回パターン部41と第2迂回パターン部42との不要結合は抑制される。
ここで、比較例としての伝送線路101Cの断面図を図3に示す。この伝送線路101Cは、図1に示した第1迂回パターン部41と第2迂回パターン部42とが同方向に偏る。この伝送線路101Cでは、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32は積層絶縁体10の側部近傍の外部空間を介して近接する。そのため、図3中に概念的に破線で示すような電界結合が生じ、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32は不要結合する。
これに対し、本実施形態によれば、既に述べたとおり、第1迂回パターン部41、第2迂回パターン部42での、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との不要結合は抑制される。したがって、第1伝送線路部と第2伝送線路部との信号漏洩(クロストーク)は低減される。
本実施形態によれば、長尺状伝送線路の幅方向の拡大化を抑制しつつ、1つの積層絶縁体に2つの伝送線路部を構成できる。また、この2つの伝送線路部間の信号漏洩を抑制できる。
なお、図1では、1つの第1層間接続導体51および1つの第2層間接続導体52を示したが、伝送線路101の長さに応じて、第1信号導体パターン31および第2信号導体パターン32の延伸方向に複数の第1層間接続導体51および第2層間接続導体52を配置する。そして、第1迂回パターン部41および第2迂回パターン部42は第1層間接続導体51および第2層間接続導体52を迂回するように複数設けられる。この場合、複数の第1迂回パターン部41と複数の第2迂回パターン部42のうち、互いに最も近接する第1迂回パターン部と第2迂回パターン部の組で、絶縁体層11〜15の積層方向に視て迂回方向が互いに逆であればよい。
《第2の実施形態》
図4は第2の実施形態に係る伝送線路102の分解斜視図である。図5(A)は、図1に示すA−A部分での断面図であり、図5(B)は、図1に示すB−B部分での断面図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態に比べて、第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23のパターンが異なる。また、第1層間接続導体および第2層間接続導体の形成位置が異なる。
伝送線路102は、絶縁体層11,12,13,14,15が積層された積層絶縁体10を備える。絶縁体層13には第1グランド導体パターン21、絶縁体層11には第2グランド導体パターン22、絶縁体層15には第3グランド導体パターン23がそれぞれ形成される。絶縁体層12には第1信号導体パターン31、絶縁体層14には第2信号導体パターン32がそれぞれ形成される。絶縁体層11,12には第1層間接続導体51A,51B,51Cがそれぞれ形成される。同様に、絶縁体層13,14には第2層間接続導体52A,52B,52Cがそれぞれ形成される。
第1信号導体パターン31は、第1層間接続導体51A,51B,51Cをそれぞれ迂回する第1迂回パターン部41A,41B,41Cを有し、第2信号導体パターン32は、第2層間接続導体52A,52B,52Cをそれぞれ迂回する第2迂回パターン部42A,42B,42Cを有する。
第1迂回パターン部41A,41B,41Cは、第1信号導体パターン31の延伸方向に沿って交互に逆方向に迂回する。また、第2迂回パターン部42A,42B,42Cは、第2信号導体パターン32の延伸方向に沿って交互に逆方向に迂回する。
図5(A)に表れるように、第1層間接続導体51Bの形成位置は積層絶縁体10の幅方向の中心からSLだけ偏る。また、第2層間接続導体52Bの形成位置は積層絶縁体10の幅方向の中心からSRだけ偏る。そのため、第1層間接続導体51A,51B,51Cと第1信号導体パターン31との面方向の所定の間隔を確保できる。このことで第1迂回パターン部41A,41B,41Cの特性インピーダンスを所定値に保てる。また、第1迂回パターン部41A,41B,41Cの迂回量を抑制でき、線路の特性インピーダンスの連続性を確保しやすい。それに伴い、積層絶縁体10の幅方向の拡大が抑制できる。
なお、図4に示した例では、第1迂回パターン部41A,41B,41Cが第1信号導体パターン31の延伸方向に沿って交互に逆方向に迂回し、第2迂回パターン部42A,42B,42Cが、第2信号導体パターン32の延伸方向に沿って交互に逆方向に迂回するものであるが、第1信号導体パターン31または第2信号導体パターン32の一方のみについて、信号導体パターンの迂回パターン部の迂回方向が、信号導体パターンの延伸方向順に交互に逆方向であってもよい。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、第2の実施形態に比べて、第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23のパターン等が異なる例を示す。
図6は第3の実施形態に係る伝送線路103の分解斜視図である。図7(A)は、図6に示すA−A部分での断面図であり、図7(B)は、図6に示すB−B部分での断面図である。
伝送線路103は、絶縁体層11,12,13,14,15が積層された積層絶縁体10を備える。絶縁体層13には第1グランド導体パターン21、絶縁体層11には第2グランド導体パターン22、絶縁体層15には第3グランド導体パターン23がそれぞれ形成される。絶縁体層12には第1信号導体パターン31、絶縁体層14には第2信号導体パターン32がそれぞれ形成される。絶縁体層11,12には第1層間接続導体51A,51B,51Cがそれぞれ形成される。同様に、絶縁体層13,14には第2層間接続導体52A,52B,52Cがそれぞれ形成される。
第2グランド導体パターン22は、絶縁体層11〜15の積層方向に視て第1信号導体パターン31と重なる位置に、第1信号導体パターン31の延伸方向に周期的に配置される複数の第1開口61A,61B,61Cが形成される。
第3グランド導体パターン23は、絶縁体層11〜15の積層方向に視て第2信号導体パターン32と重なる位置に、第2信号導体パターン32の延伸方向に周期的に配置される複数の第2開口62A,62B,62Cが形成される。
上記構成により、第1開口61A,61B,61Cの存在により、第1信号導体パターン31と第2グランド導体パターン22との間に生じる容量が抑制されるので、その分、第1信号導体パターン31と第2グランド導体パターン22との層間寸法を小さくでき、積層絶縁体を薄型化できる。同様に、第2開口62A,62B,62Cの存在により、第2信号導体パターン32と第3グランド導体パターン23との間に生じる容量が抑制されるので、その分、第2信号導体パターン32と第3グランド導体パターン23との層間寸法を小さくでき、積層絶縁体を薄型化できる。すなわち、絶縁体層14を薄くしても、特性インピーダンスが下がり過ぎることがないので、所定の特性インピーダンス(例えば50Ω)に合わせやすくなる、したがって、積層絶縁体を薄型化できる。
第1層間接続導体51Aは第1開口61Aと第1開口61Bの間に配置され、第1層間接続導体51Bは第1開口61Bと第1開口61Cの間に配置される。第1層間接続導体51Cについても同様に、第1開口61Cと、これに隣接する図外の第1開口との間に配置される。
同様に、第2層間接続導体52Aは第2開口62Aと第2開口62Bの間に配置され、第2層間接続導体52Bは第2開口62Bと第2開口62Cの間に配置される。第2層間接続導体52Cについても同様に、第2開口62Cとこれに隣接する図外の第2開口との間に配置される。
このように、第1層間接続導体51A,51B,51Cが、第1開口61A,61B,61Cが形成されていない位置で、第1グランド導体パターン21と第2グランド導体パターン22を層間接続するので、第1層間接続導体51A,51B,51Cを容易に構成できる。同様に、第2層間接続導体52A,52B,52Cが、第2開口62A,62B,62Cが形成されていない位置で、第1グランド導体パターン21と第3グランド導体パターン23を層間接続するので、第2層間接続導体52A,52B,52Cを容易に構成できる。
本実施形態では、図6に表れるように、第1開口61A,61B,61C、第2開口62A,62B,62Cと対向する部分と、そうでない部分とで、第1信号導体パターン31および第2信号導体パターン32の線幅を変えている。すなわち、第1信号導体パターン31は、第1開口61A,61B,61Cと対向する部分は相対的に太く、対向しない部分(迂回パターン部41A,41B,41C)は相対的に細い。また、第2信号導体パターン32は、第2開口62A,62B,62Cと対向する部分は相対的に太く、対向しない部分(迂回パターン部42A,42B,42C)は相対的に細い。
これにより、第1開口61A,61B,61Cと対向する第1信号導体パターン31の部分は線幅が広くても容量発生による特性インピーダンスの変化が小さいので、第1信号導体パターンの線幅を広くして導体損失を低減できる。同様に、第2開口62A,62B,62Cと対向する第2信号導体パターン32の部分は線幅が広くても容量発生による特性インピーダンスの変化が小さいので、第2信号導体パターンの線幅を広くして導体損失を低減できる。
また、迂回パターン部41A,41B,41Cは第2グランド導体パターン22と対向するが、迂回パターン部41A,41B,41Cの線幅を細くすることで、第2グランド導体パターン22との間で容量が発生することによる特性インピーダンスの変化は小さい。同様に、迂回パターン部42A,42B,42Cは第3グランド導体パターン23と対向するが、迂回パターン部42A,42B,42Cの線幅を細くすることで、第3グランド導体パターン23との間で容量が発生することによる特性インピーダンスの変化は小さい。したがって、迂回パターン部41A,41B,41C,42A,42B,42Cの線幅を細くすることで、伝送線路103全体の幅を細くできる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、第3の実施形態に比べて、第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23のパターン等が異なる例を示す。
図8は第4の実施形態に係る伝送線路104の分解斜視図である。図6に示した伝送線路103とは異なり、第3グランド導体パターン23には第2開口が形成されない。
このように、2つの伝送線路部のうち一方はグランド導体パターンに開口が形成されていない構成も採り得る。また、2つの伝送線路部のグランド導体パターンに形成される開口の大きさが異なってもよい。
本実施形態によれば、開口が形成されていない側、または開口が小さなグランド導体が形成された側(図8の例では第3グランド導体パターン23側)への不要輻射を抑制できる。また、開口が形成されていない側、または開口が小さなグランド導体が形成された側を金属部材に近接しても(貼付しても)、その金属の影響を受けにくい。
なお、図4、図6、図8では、第1信号導体パターン31のうち、迂回パターン部41A,41B,41C以外の部分は、伝送線路部の中央に沿って通る例を示したが、迂回パターン部以外の部分は伝送線路部の中央に沿って通らないパターンでもよい。例えば、伝送線路部の幅方向において、第1迂回パターン部41Aから、それに隣接する第1迂回パターン部41B側に徐々に近づくように斜めに通るパターンであってもよい。同様に、第2信号導体パターン32は、伝送線路部の幅方向において、例えば第2迂回パターン部42Aから、それに隣接する第2迂回パターン部42B側に徐々に近づくように斜めに通るパターンであってもよい。
また、信号導体パターンのうち、迂回パターン部とそれ以外の部分(非迂回パターン部)との境界は、その形状がなめらかに変化するものであってもよい。
これらの構造によれば、伝送線路の特性インピーダンスの急激な変化が抑制され、特性インピーダンスの連続性を確保しやすい。すなわち、低反射特性が得られる。また、信号導体パターンに局部的な電界の集中が生じないので、信号の伝送損失が低減される。
図4、図6、図8では、第1開口61A,61B,61C、第2開口62A,62B,62C等が四角形である例を示したが、開口の形状はこれに限らない。但し、伝送線路の対称性を保つためには、開口は信号導体パターン31,32の延伸方向および幅方向に対してそれぞれ対称形であることが好ましい。また、開口の形状は、四角よりも例えば八角形のように、より円形状に近い形状であることが好ましい。また、開口の形状は、信号導体パターンの延伸方向に沿って、開口の幅がテーパー状に変化する形状であることが好ましい。
上記構造によれば、伝送線路の特性インピーダンスの急激な変化が抑制され、特性インピーダンスの連続性を確保しやすい。すなわち、低反射特性が得られる。また、信号導体パターンに局部的な電界の集中が生じないので、信号の伝送損失が低減される。
《第5の実施形態》
第5の実施形態では、第3の実施形態に比べて、第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23のパターン等の形成位置が異なる例を示す。
図9は第5の実施形態に係る伝送線路105の分解斜視図である。図6に示した伝送線路103と同様に、第2グランド導体パターン22には、第1信号導体パターン31の延伸方向に第1開口61A,61B,61Cが周期的に配置され、第3グランド導体パターン23には、第2信号導体パターン32の延伸方向に第2開口62A,62B,62Cが周期的に配置される。但し、図6に示した伝送線路103と異なり、第1開口61A,61B,61Cと、第2開口62A,62B,62Cの配置は半周期異なる(ずれる)。これに伴い、第1層間接続導体51A,51B,51Cおよび第1迂回パターン部41A,41B,41Cの配置と、第2層間接続導体52A,52B,52Cおよび第2迂回パターン部42A,42B,42Cの配置は半周期異なる。その他の構成は第3の実施形態で示した伝送線路103と同様である。
本実施形態によれば、第1開口61A,61B,61Cと第2開口62A,62B,62Cとは、第1信号導体パターン31および第2信号導体パターン32の延伸方向に遠ざかるので、第1開口61A,61B,61Cおよび第2開口62A,62B,62Cを介しての、第1信号導体パターン31および第2信号導体パターン32間の不要結合が抑制される。
また、第1迂回パターン部41A,41B,41Cと第2迂回パターン部42A,42B,42Cとは互いに遠ざかるので、第1迂回パターン部41A,41B,41Cおよび第2迂回パターン部42A,42B,42Cを介しての、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との不要結合も抑制される。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、3つの信号導体パターンを備える伝送線路について示す。
図10は第6の実施形態に係る伝送線路106の分解斜視図である。図11は図10に示すA−A部分での断面図である。
本実施形態の伝送線路106は、3つの伝送線路部を備える。積層絶縁体10は絶縁体層11,12,13A,13C,13B,14,15を含む。絶縁体層13A,13Bには第1グランド導体パターン21A,21Bが形成される。絶縁体層13Cには第3信号導体パターン33が形成される。第1グランド導体パターン21A,21Bは、第3信号導体パターン33より幅広の導体パターンである。
絶縁体層11には第2グランド導体パターン22が形成され、絶縁体層15には第3グランド導体パターン23が形成される。絶縁体層12には第1信号導体パターン31が形成され、絶縁体層14には第2信号導体パターン32が形成される。
第1グランド導体パターン21A、第2グランド導体パターン22、第1信号導体パターン31によって第1伝送線路部が構成される。また、第1グランド導体パターン21B、第3グランド導体パターン23、第2信号導体パターン32によって第2伝送線路部が構成される。さらに、第1グランド導体パターン21A,21Bおよび第3信号導体パターン33によって第3伝送線路部が構成される。
このように、第1グランド導体パターンが、2つの層にそれぞれ形成された2つの第1グランド導体パターン21A,21Bで構成され、2つの第1グランド導体パターン21A,21Bの間に第3信号導体パターン33が配置されることで、第3伝送線路部が構成される。第1グランド導体パターン21Aと第2グランド導体パターン22は第1層間接続導体51A,51B,51C等で接続され、第1グランド導体パターン21Bと第3グランド導体パターン23は第2層間接続導体52A,52B,52C等で接続され、第1グランド導体パターン21Aと第1グランド導体パターン21Bは第3層間接続導体57A,57B,57C等で接続される。
同様に、第1グランド導体パターンが、3つ以上の層にそれぞれ形成された3つ以上の第1グランド導体パターンで構成され、3つ以上の第1グランド導体パターンのそれぞれの間に第3信号導体パターンが配置されることで、複数の第3伝送線路部が構成される。すなわち、4芯以上の多芯伝送線路が構成される。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では、以上に示した各実施形態とは層間接続導体の構造が異なる例を示す。
図12は第7の実施形態に係る伝送線路107の分解平面図である。この伝送線路107は、第3の実施形態で示した伝送線路103とは、第1、第2の信号導体パターンの形状および第1、第2の層間接続導体の構造が異なる。
伝送線路107は、絶縁体層11,12,13,14,15が積層された積層絶縁体を備える。絶縁体層13には第1グランド導体パターン21、絶縁体層11には第2グランド導体パターン22、絶縁体層15には第3グランド導体パターン23がそれぞれ形成される。絶縁体層12には第1信号導体パターン31、絶縁体層14には第2信号導体パターン32がそれぞれ形成される。絶縁体層11,12には第1層間接続導体集合体51Gが形成される。同様に、絶縁体層13,14には第2層間接続導体集合体52Gが形成される。
第1層間接続導体集合体51Gは、第1信号導体パターン31の延伸方向に配列された、4つの層間接続導体で構成される。同様に、第2層間接続導体集合体52Gは、第2信号導体パターン32の延伸方向に配列された、4つの層間接続導体で構成される。
第1信号導体パターン31は、第1層間接続導体集合体51Gを一度に(まとめて)迂回する第1迂回パターン部41Aを有し、第2信号導体パターン32は、第2層間接続導体集合体52Gを一度に(まとめて)迂回する第2迂回パターン部42Aを有する。
上記構成により、第1グランド導体パターン21は第1層間接続導体集合体51Gを介して第2グランド導体パターン22と導通するので、第1グランド導体パターン21および第2グランド導体パターン22は、電気的により安定な電位となる。また、第2信号導体パターン32の側部に第2層間接続導体集合体52Gが配置されることになり、第2信号導体パターン32は伝送方向の側部に対しても遮蔽される。同様に、第2グランド導体パターン22は第2層間接続導体集合体52Gを介して第3グランド導体パターン23と導通するので、第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23は、電気的により安定な電位となる。また、第2信号導体パターン32の側部に第2層間接続導体集合体52Gが配置されることになり、第2信号導体パターン32は伝送方向の側部に対しても遮蔽される。
なお、第1、第2の層間接続導体集合体は4つの層間接続導体の集合体であることに限らない。複数であれば同様に作用効果を奏する。
《第8の実施形態》
第8の実施形態では、互いに近接する層間接続導体の位置関係、および互いに近接する迂回パターン部の位置関係に特徴を有する伝送線路について示す。
図13(A)(B)は、第8の実施形態に係る伝送線路108Aに形成される、信号導体パターン31,32、迂回パターン部41,42、および層間接続導体51,52等の位置関係を示す図である。図14(A)(B)は、本実施形態の比較例である伝送線路に関する図である。
図13(A)は伝送線路108Aの平面図である。図13(B)は伝送線路108Aのうちの2つの絶縁体層の平面図である。伝送線路108Aの基本的な構成は第1の実施形態で図1に示した伝送線路101と同様である。
図13(B)に表れているように、絶縁体層12には第1信号導体パターン31および層間接続導体51、層間接続用ランドパターン51Lが形成されている。第1信号導体パターン31は一部に第1迂回パターン部41を有している。絶縁体層14には第2信号導体パターン32および層間接続導体52、層間接続用ランドパターン52Lが形成されている。第2信号導体パターン32は一部に第2迂回パターン部42を有している。
一方、図14(A)は、比較例としての伝送線路の平面図である。図14(B)は、その伝送線路のうちの2つの絶縁体層の平面図である。図14(A)(B)に示す比較例の伝送線路では、第1層間接続導体51と第2層間接続導体52とは重なってはいないが、第1信号導体パターン31の延伸方向に対して同一位置(図14(A)(B)において一つの破線L−Lに重なる位置)に配置されている。
本実施形態の伝送線路108Aでは、図13(A)に表れているように、第1層間接続導体51と第2層間接続導体52とは、第1信号導体パターン31の延伸方向に距離L12だけずれている。
上記構成により、本実施形態の伝送線路108Aは、図14に示した比較例の伝送線路の構成に比べて層間接続導体の集中が緩和される。すなわち、面方向に分散配置される。そのことで、積層体の積層方向の厚みは均一化されやすい。
図15(A)は、本実施形態に係る別の伝送線路108Bの平面図である。図15(B)は伝送線路108Bのうちの2つの絶縁体層の平面図である。伝送線路108Bの基本的な構成は第2の実施形態で図4に示した伝送線路102と同様である。
図15(B)に表れているように、絶縁体層12には、第1迂回パターン部41A,41B,41C等が連続する第1信号導体パターン31および層間接続導体51A,51Bが形成されている。絶縁体層14には、第2迂回パターン部42A,42B等が連続する第2信号導体パターン32および層間接続導体52A,52Bが形成されている。
図15(A)に表れているように、第1層間接続導体51Aと第2層間接続導体52Aとは、第1信号導体パターン31の延伸方向に距離Labだけずれている。同様に、第1層間接続導体51Bと第2層間接続導体52Bとは、第1信号導体パターン31の延伸方向に距離Labだけずれている。また、第2層間接続導体52Aと第1層間接続導体51Bとは、第1信号導体パターン31の延伸方向に距離Lbaだけずれている。
このように、複数の層間接続導体が信号導体パターンの延伸方向に配列される場合、第1層間接続導体と第2層間接続導体とが重なったり、極接近したりしないように、第1信号導体パターン31の延伸方向にずらすことで層間接続導体の集中が緩和される。すなわち、面方向に分散配置される。そのことで、積層体の積層方向の厚みは均一化されやすい。
《第9の実施形態》
第9の実施形態では、誘電率の異なる複数の絶縁体層を備える伝送線路について示す。
図16は第9の実施形態に係る伝送線路109の断面図である。この伝送線路109は、第1〜8の実施形態で示される構成と異なり、複数の絶縁体層のうち、誘電率の異なる絶縁層を備えている。
伝送線路109は、第1グランド導体パターン21、第2グランド導体パターン22、第1信号導体パターン31、およびこれら導体パターン間に介在する絶縁体層11,12によって第1伝送線路部が構成される。また、第1グランド導体パターン21、第3グランド導体パターン23、第2信号導体パターン32、およびこれら導体パターン間に介在する絶縁体層13,14によって第2伝送線路部が構成される。
第1グランド導体パターン21と第1信号導体パターン31との間に介在する絶縁体層12、および第1グランド導体パターン21と第2信号導体パターン32との間に介在する絶縁体層13(すなわち第1領域S1)の誘電率は、第2グランド導体パターン22と第1信号導体パターン31との間に介在する絶縁体層11(第2領域S2)の誘電率、および第3グランド導体パターン23と第2信号導体パターン32との間に介在する絶縁体層14(第3領域S3)の誘電率に比べて低い。
このように、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間に平面視で2つの信号導体パターン31,32に重なるように第1グランド導体パターン21が配置され、各絶縁体層の誘電率を上記関係とすることにより、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間の結合を弱めることができる。すなわち、内側のグランド導体パターン(第1グランド導体パターン21)に比べて、外側のグランド導体パターン(第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23)に磁界が広がり易いので、伝送線路106の側方を介した(空気を介した)、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間の結合を抑制できる。その結果、第1伝送線路部と第2伝送線路部とのアイソレーションを高めることができる。
《第10の実施形態》
第10の実施形態では、誘電率が異なる絶縁体層が混在する伝送線路について示す。
図17は第10の実施形態に係る伝送線路110の断面図である。この伝送線路110は、第1〜8の実施形態で示される構成と異なり、複数の絶縁体層のうち、誘電率の異なる絶縁層を備えている。本実施形態は、第9の実施形態で示される第1領域S1に部分的に低誘電率の絶縁体層を配置した例である。
伝送線路110は、第1グランド導体パターン21、第2グランド導体パターン22、第1信号導体パターン31、およびこれら導体パターン間に介在する絶縁体層11,12によって第1伝送線路部が構成される。また、第1グランド導体パターン21、第3グランド導体パターン23、第2信号導体パターン32、およびこれら導体パターン間に介在する絶縁体層13A,13B,14によって第2伝送線路部が構成される。
本実施形態では、第1グランド導体パターン21と第2信号導体パターン32との間の絶縁体層13A,13Bの実効誘電率が、第3グランド導体パターン23と第2信号導体パターン32との間の絶縁体層14の誘電率より低い。このように、第1領域S1の一部に低誘電率層を入れることにより、第1領域S1を低誘電率化させてもよい。
そして、信号導体パターン(図13の例では第2信号導体パターン32)に近い(接する)絶縁体層13Bの誘電率を、遠い(離間する)絶縁体層13Aの誘電率より低くすれば、波長短縮効果を抑制できる。その結果、1波長分の物理長を長くすることができるので、一定距離を伝送させる際の伝送損失を低減できる。
このように、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間に平面視で2つの信号導体パターン31,32に重なるように第1グランド導体パターン21が配置され、各絶縁体層の誘電率を上述の関係とすることにより、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間の結合を弱めることができる。すなわち、内側のグランド導体パターン(第1グランド導体パターン21)に比べて、外側のグランド導体パターン(第3グランド導体パターン23)に磁界が広がり易いので、伝送線路107の側方を介した(空気を介した)、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間の結合を抑制できる。その結果、第1伝送線路部と第2伝送線路部とのアイソレーションを高めることができる。
《第11の実施形態》
第11の実施形態では、誘電率の異なる複数の絶縁体層を備える伝送線路について示す。
図18は第11の実施形態に係る伝送線路111の断面図である。この伝送線路111は、グランド導体パターンと信号導体パターンとの間に介在される絶縁体層が、誘電率の比較的低い絶縁体層の分散配置により構成される。
第1グランド導体パターン21と第1信号導体パターン31との間に絶縁体層12A,12B,12Cが介在し、第2グランド導体パターン22と第1信号導体パターン31との間に絶縁体層11A,11B,11Cが介在する。また、第1グランド導体パターン21と第2信号導体パターン32との間に絶縁体層13A,13Bが介在し、第3グランド導体パターン23と第2信号導体パターン32との間に絶縁体層14A,14B,14Cが介在する。
本実施形態によれば、低誘電率の絶縁体層を分散配置することにより、低誘電率の絶縁体層とそれ以外の(比較的高誘電率の)絶縁体層の物性差による応力ひずみを分散させることができる。このことにより、誘電率の異なる2種の絶縁体層間が剥離し難い。
また、低誘電率の絶縁体層を第2領域S2および第3領域S3にも設けることで、第1信号導体パターン31と第2グランド導体パターン22間の間隔、および第2信号導体パターン32と第3グランド導体パターン23間の間隔を小さくしても、信号導体パターンとグランド導体パターン間の容量を所定値に抑制できるので、伝送線路を薄く形成できる。この場合でも、第1領域S1の絶縁体層(12A,12B,12C,13A,13B)内の低誘電率部の比率を高くすれば、上述の、伝送線路間のアイソレーションを高める効果が得られる。
このように、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間に平面視で2つの信号導体パターン31,32に重なるように第1グランド導体パターン21が配置され、各絶縁体層の誘電率を上記関係とすることにより、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間の結合を弱めることができる。すなわち、内側のグランド導体パターン(第1グランド導体パターン21)に比べて、外側のグランド導体パターン(第2グランド導体パターン22および第3グランド導体パターン23)に磁界が広がり易いので、伝送線路111の側方を介した(空気を介した)、第1信号導体パターン31と第2信号導体パターン32との間の結合を抑制できる。その結果、第1伝送線路部と第2伝送線路部とのアイソレーションを高めることができる。
《第12の実施形態》
第12の実施形態では伝送線路を備えるケーブルの例を示す。
図19は第12の実施形態に係るケーブル312の一方の端部付近の分解斜視図である。図20はケーブル312の斜視図であり、図21は回路基板へのケーブル312の実装状態を示す図である。
本実施形態のケーブル312は、端部に同軸コネクタを設けるための構造を備えた伝送線路と、その同軸コネクタとで構成される。伝送線路の基本的構成は以上の各実施形態で示したとおりである。
図19に表れるように、ケーブル312の伝送線路部分は、絶縁体層11,12,13,14,15が積層された積層絶縁体を備える。絶縁体層13には第1グランド導体パターン21、絶縁体層11には第2グランド導体パターン22、絶縁体層15には第3グランド導体パターン23がそれぞれ形成される。絶縁体層12には第1信号導体パターン31、絶縁体層14には第2信号導体パターン32がそれぞれ形成される。
絶縁体層11にはコネクタ用電極71,72が形成される。絶縁体層11には、コネクタ用電極71と第1信号導体パターン31の端部とを接続する層間接続導体81が形成される。また、絶縁体層11,12,13には、コネクタ用電極72と第2信号導体パターン32の端部とを接続する層間接続導体82が形成される。ケーブル312の他方の端部にも上記コネクタ用電極71,72と同様のコネクタ用電極が形成されている。
図20に表れるように、ケーブル312の端部には同軸コネクタ211,212,221,222が設けられる。同軸コネクタ211は、図19に示したコネクタ用電極71とその周囲のグランド導体パターン22に搭載され、同軸コネクタ212は、コネクタ用電極72とその周囲のグランド導体パターン22に搭載される。必要に応じてケーブル312の表層にはレジスト膜が形成される。
ケーブル312は、図21に表れるように回路基板401に実装される。回路基板401にはバッテリパック411や電子部品412等も実装される。ケーブル312は可撓性を有するので、例えばバッテリパック411等の他の部品や部材に沿って配置することができる。
《第13の実施形態》
第13の実施形態では、表面実装部品として構成されたケーブルの例を示す。
図22は第13の実施形態に係るケーブル313の斜視図である。図23はケーブル313の分解斜視図である。
ケーブル313は、絶縁体層11,12,13,14,15が積層された積層絶縁体10を備える。積層絶縁体10の下面に表面実装用の外部端子電極91A,91B,92A,92Bが形成されている。また、積層絶縁体10の下面には第3グランド導体パターン23が露出している。
図23に表れているように、絶縁体層13には第1グランド導体パターン21、絶縁体層11には第2グランド導体パターン22、絶縁体層15には第3グランド導体パターン23がそれぞれ形成される。絶縁体層12には第1信号導体パターン31、絶縁体層14には第2信号導体パターン32がそれぞれ形成される。絶縁体層11,12には第1層間接続導体51A,51Bがそれぞれ形成される。同様に、絶縁体層13,14には第2層間接続導体52A,52Bがそれぞれ形成される。
第1信号導体パターン31は、第1層間接続導体51A,51Bをそれぞれ迂回する第1迂回パターン部41A,41Bを有し、第2信号導体パターン32は、第2層間接続導体52A,52Bをそれぞれ迂回する第2迂回パターン部42A,42Bを有する。
第1信号導体パターン31の第1端は層間接続導体53Aを介して外部端子電極91Aに接続され、第1信号導体パターン31の第2端は層間接続導体53Bを介して外部端子電極91Bに接続される。
また、第2信号導体パターン32の第1端は層間接続導体54Aを介して外部端子電極92Aに接続され、第2信号導体パターン32の第2端は層間接続導体54Bを介して外部端子電極92Bに接続される。
第1グランド導体パターン21は層間接続導体51A,51B,56A,56B,56C,56Dを介して第2グランド導体パターン22と接続される。
また、第1グランド導体パターン21は層間接続導体52A,52B,56E,56F,56G,56H,55A,55Bを介して第3グランド導体パターン23と接続される。
回路基板には、図22に示したケーブル313の外部端子電極91A,91B,92A,92Bが対向するランドパターンが形成されていて。これらのランドパターンに上記外部端子電極91A,91B,92A,92Bがはんだ付けされることで、ケーブル313は回路基板に表面実装される。
《第14の実施形態》
第14の実施形態では、表面実装部品として構成されたケーブルの例を示す。第13の実施形態とは下面の構造が異なる。
図24は第14の実施形態に係るケーブル314の斜視図である。図25はケーブル314の分解斜視図である。
図25に表れている絶縁体層16を備える点で、第13の実施形態で示したケーブル313と異なる。絶縁体層16には開口CWa〜CWgが形成されている。開口CWa,CWb,CWf,CWgは、これらの部分で外部端子電極91A,92A,92B,91Bを露出させる。また、開口CWc,CWd,CWeは、これらの部分で第3グランド導体パターン23を露出させる。図24において、接合パターンBc,Bd,Beは第3グランド導体パターン23が露出した部分である。
上述の構造により、積層絶縁体10の下面に表面実装用の外部端子電極91A,91B,92A,92Bおよび接合パターンBc,Bd,Beを備えるケーブル314が構成される。
図26(A)は、回路基板へのケーブル314の実装状態を示す斜視図である。図26(B)は、図26(A)に示す向きでの右側図である。また、図27(A)は、回路基板への比較例のケーブル314Pの実装状態を示す斜視図である。図27(B)は、図27(A)に示す向きでの右側図である。
回路基板401には各種表面実装部品を実装するためのランドが形成されている。これらのランドにクリームはんだが印刷され、表面実装部品413,414,415およびケーブル314が搭載される。その後、リフロー炉を通ることによって、これらの部品が回路基板401上にはんだ付けされる。
比較例のケーブル314Pは、積層体内の各導体パターンが長手方向(図27(A)(B)に示すY軸方向)に対して非対称である。本実施形態のケーブル314は、積層体内の各導体パターンが図26(A)(B)に示すY軸方向に対して対称である。比較例のケーブル314Pでは、長手方向の軸に対し非対称であるので、絶縁体層の積層時および積層後に変形しやすい。特にX軸方向に撓むと、そのケーブル314Pの回路基板401への搭載時に、ケーブル314Pが、近接する表面実装部品414に当接して、表面実装部品414の位置をずらせたり、傾けたりするおそれがある。
これに対し、本実施形態のケーブル314は、長手方向の軸に対し対称であるので、絶縁体層の積層時および積層後に変形し難く、ケーブル314の回路基板401への搭載時に、ケーブル314が、近接する表面実装部品414に当接することなく上記問題は生じにくい。
なお、以上に示した各実施形態では、直線状の伝送線路またはケーブルを例示したが、途中または端部付近に曲がり部があってもよい。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能であることは明らかである。例えば異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
CWa〜CWg…開口
Bc〜Be…接合パターン
10…積層絶縁体
11,12,13,14,15…絶縁体層
11A,11B,11C…絶縁体層
12A,12B,12C…絶縁体層
13A,13B…絶縁体層
14A,14B,14C…絶縁体層
21…第1グランド導体パターン
21A,21B…第1グランド導体パターン
22…第2グランド導体パターン
23…第3グランド導体パターン
31…第1信号導体パターン
32…第2信号導体パターン
33…第3信号導体パターン
41…第1迂回パターン部
41A,41B,41C…第1迂回パターン部
42…第2迂回パターン部
42A,42B,42C…第2迂回パターン部
51…第1層間接続導体
51A,51B,51C…第1層間接続導体
51G…第1層間接続導体集合体
51L,52L…層間接続用ランドパターン
52…第2層間接続導体
52A,52B,52C…第2層間接続導体
52G…第2層間接続導体集合体
57A,57B,57C…第3層間接続導体
61A,61B,61C…第1開口
62A,62B,62C…第2開口
71,72…コネクタ用電極
81,82…層間接続導体
91A,91B,92A,92B…外部端子電極
101…伝送線路
101C…比較例の伝送線路
102〜107…伝送線路
108A,108B…伝送線路
109〜111…伝送線路
211,212,221,222…同軸コネクタ
312〜314…ケーブル
314P…ケーブル
401…回路基板
411…バッテリパック
412…電子部品
413,414,415…表面実装部品

Claims (6)

  1. 複数の絶縁体層が積層された積層絶縁体と、
    前記積層絶縁体の内部に、前記絶縁体層に沿って配置される導体パターンと、
    を備え、
    前記導体パターンは、第1信号導体パターンと、前記第1信号導体パターンとは異なる層に配置される第2信号導体パターンと、を含み、
    前記複数の絶縁体層は複数の第1絶縁体層と複数の第2絶縁体層とを含み、
    前記第1絶縁体層の実効誘電率は前記第2絶縁体層の実効誘電率よりも低く、
    前記第1信号導体パターンと前記第2信号導体パターンとの間の領域に、前記複数の第1絶縁体層と前記複数の第2絶縁体層とが配置され、且つ前記第1絶縁体層が積層方向に分散配置される、
    伝送線路。
  2. 前記導体パターンは、前記複数の絶縁体層のうち、前記第1信号導体パターンが形成されている絶縁体層と前記第2信号導体パターンが形成されている絶縁体層との間に位置する絶縁体層に配置されるグランド導体パターンを含む、
    請求項1に記載の伝送線路。
  3. 前記導体パターンは、前記複数の絶縁体層のうち異なる絶縁体層に沿って、前記積層の方向順に配置される、第2グランド導体パターン、第1グランド導体パターンおよび第3グランド導体パターンを含み、
    前記第1信号導体パターンは前記第1グランド導体パターンと前記第2グランド導体パターンとの間に配置され、前記第2信号導体パターンは前記第1グランド導体パターンと前記第3グランド導体パターンとの間に配置される、
    請求項1に記載の伝送線路。
  4. 前記第1信号導体パターンと前記第2信号導体パターンとの間に存在する複数の前記第1絶縁体層の各々は前記積層の方向で前記第2絶縁体層に挟まれている、
    請求項1から3のいずれかに記載の伝送線路。
  5. 前記複数の絶縁体層に平行な、前記積層絶縁体の下面に、前記導体パターンと導通する接合パターンが形成された、
    請求項1から4のいずれかに記載の伝送線路。
  6. 請求項5に記載の伝送線路および回路基板を備える電子機器であって、
    前記伝送線路は、他の表面実装部品と共に前記回路基板に表面実装されたことを特徴とする、
    電子機器。
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