JP6540323B2 - 電極積層装置 - Google Patents
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Description
本発明は、電極積層装置に関する。
特許文献1に記載されているように、シート状の電極を積層させてなる積層型の二次電池を作製する装置が知られている。この装置は、シート状の電極を供給する供給機構と、供給機構の下方に配置されて、供給機構から供給された電極を所定の位置に落下移動させる落下移動手段と、落下移動手段の排出部の下方に配置されて、排出部から排出された電極を所定の位置に案内して積層させる案内積層手段と、を備える。落下移動手段は、電極を滑走させるための滑走部を有しており、滑走部の下端部が排出部を形成している。
特許文献1に記載の装置では、供給機構にて、フープ状のシート状体源を切断して矩形のシート状体を形成し、直下の落下移動手段の導入部にシート状体を供給している。ところで、現在多用されている積層型の電極には、矩形の電極本体の他に、端子などに接続するためのタブが設けられている。このため、例えば、複数回の切断によりタブを有する複雑な形状とした後に、電極が積層される。また、袋状のセパレータを用いる場合も、予め一方の電極をセパレータに収納した後、電極が積層される。
そのため、滑走部の傾斜面を利用する積層装置においても、加工されてシート状となった電極を、ベルトコンベア等の搬送手段により滑走部に供給する必要がある。このような搬送手段を介する構成では、搬送速度を上げることにより、積層の高速化を図ることが可能となる。しかし、搬送手段の搬送速度を上げていくと、搬送手段から滑走部に供給される際に、電極が搬送手段から飛び出すことがあり、滑走部に電極が乗り移ったときの衝撃、及び、滑走部の両側に設けられた幅方向の位置決めを行うガイド板に電極が接触したときの衝撃が増大する。このような衝撃により、電極表面の活物質層から活物質粒子が脱落する、所謂粉落ち等が発生し得るので、滑走部において次第に電極が損傷しやすくなる。そこで、シート状の電極を搬送して積層する際に、積層の高速化を図るとともに、電極の破損等を低減することが可能な装置が望まれている。
本発明は、電極を搬送して積層する際に、積層の高速化を図るとともに、電極の破損等を低減することが可能な電極積層装置を提供する。
本発明の一側面に係る電極積層装置は、複数のシート状の電極を積層部に積層する電極積層装置であって、電極を順次搬送する搬送部と、搬送部と積層部との間に設けられ、搬送部によって搬送された電極を滑走させて積層部に排出する筒状の滑走部と、を備える。
この電極積層装置によれば、シート状の電極は、搬送部によって順次搬送され、搬送部から滑走部に供給されて、筒状の滑走部を滑走する。そして、電極は滑走部の下端部から落下し、積層部において積層される。このとき、電極が搬送部から滑走部に供給される際に、搬送部における搬送速度が大きい等といった理由に起因して、電極が搬送部から飛び出そうとする場合でも、滑走部は筒状を成しているので、電極が滑走部の内面に当接することで、飛び出しが防止される。これにより、電極が滑走部内を滑走するように、電極を方向付けることができる。その結果、電極を搬送して積層する際に、積層の高速化を図るとともに、電極の破損等を低減することが可能となる。
滑走部の内面は、水平方向に対して傾斜した滑走面と、滑走面と対向して滑走面の上側に設けられた押さえ面と、を有してもよい。押さえ面は、滑走面の傾斜方向に直交する幅方向における両端部が滑走面側に湾曲していてもよい。搬送部における搬送速度が大きい等によって、電極が搬送部の出口部から飛び出そうとして、滑走部に供給された場合、電極は押さえ面に当接し、電極が押さえ面に沿って変形することがある。電極はある程度の硬さを有しているので、電極は、変形した状態から元の形状に戻ろうとする。このとき、押さえ面の幅方向における両端部が下方に湾曲しているので、滑走面に向かう方向に電極に力が加わり、電極が滑走面に誘導され、滑走面に沿って滑走部内を滑走するように、電極を方向付けることができる。これにより、積層部への電極の排出位置のずれを低減することができ、積層部における電極の位置ずれを低減することが可能となる。
滑走部は、電極と滑走部の内面との摩擦を低減する摩擦低減部を備えてもよい。この場合、電極と滑走部の内面との摩擦が低減されることにより、電極と滑走部の内面との摩擦による粉落ち等を低減することができ、電極の破損等をさらに低減することが可能となる。
摩擦低減部は、内面から滑走部の内部に気体を供給してもよい。この場合、滑走部の内面上に気体の層が形成される。これにより、電極が滑走部の内面に接触することなく、電極を滑走させることが可能となる。その結果、電極と滑走部の内面との摩擦による粉落ち等をさらに低減することができ、電極の破損等をさらに低減することが可能となる。
電極は、第1電極及び第2電極を含んでもよい。搬送部は、第1電極を順次搬送する第1搬送部と、第2電極を順次搬送する第2搬送部と、を有してもよい。滑走部は、第1搬送部と積層部との間に設けられ、第1搬送部によって搬送された第1電極を滑走させて積層部に排出する筒状の第1滑走部と、第2搬送部と積層部との間に設けられ、第2搬送部によって搬送された第2電極を滑走させて積層部に排出する筒状の第2滑走部と、を有してもよい。
この場合、第1電極は、第1搬送部によって順次搬送され、第1搬送部から第1滑走部に供給されて、筒状の第1滑走部を滑走する。第2電極は、第2搬送部によって順次搬送され、第2搬送部から第2滑走部に供給されて、筒状の第2滑走部を滑走する。そして、第1電極は第1滑走部の下端部から落下し、第2電極は第2滑走部の下端部から落下し、これらが積層部において交互に積層される。このとき、第1電極が第1搬送部から第1滑走部に供給される際に、第1搬送部における搬送速度が大きい等といった理由に起因して、第1電極が第1搬送部から飛び出そうとする場合でも、第1電極が第1滑走部の内面に当接することで、飛び出しが防止される。これにより、第1電極が第1滑走部内を滑走するように、第1電極を方向付けることができる。また、第2電極が第2搬送部から第2滑走部に供給される際に、第2搬送部における搬送速度が大きい等といった理由に起因して、第2電極が第2搬送部から飛び出そうとする場合でも、第2電極が第2滑走部の内面に当接することで、飛び出しが防止される。これにより、第2電極が第2滑走部内を滑走するように、第2電極を方向付けることができる。さらに、第1電極と第2電極とが、それぞれ別々の搬送部によって搬送されるので、1つの搬送部によって搬送される場合と比較して、電極のピッチを狭くすることが可能になり、同じ搬送速度でも積層速度を高速化することができる。その結果、電極を搬送して積層する際に、積層のさらなる高速化を図るとともに、電極の破損等を低減することが可能となる。
第1搬送部の搬送方向と第2搬送部の搬送方向とは反対であってもよく、第2滑走部は、第2搬送部の出口部から積層部まで、水平方向に対して傾斜して延びていてもよく、第1滑走部は、第1滑走部の下端部が第2滑走部の延在方向に沿うように、第1搬送部の出口部から積層部まで湾曲して配置されていてもよい。この場合、第1滑走部は、第1滑走部の下端部が第2滑走部の延在方向に沿うように、第1搬送部の出口部から積層部まで湾曲して配置されているので、第1電極は、第1滑走部を滑走する間に反転されて、第1滑走部から積層部に落下し、積層部において順次積層される。一方、第2滑走部は第2搬送部の出口部から積層部まで水平方向に傾斜して延びているだけなので、第2電極はそのままの状態で第2滑走部から積層部に落下し、積層部において順次積層される。このような構成によれば、搬送部を設備内で同一平面上に配置できるので、保守点検及び設備異常時の作業性を向上することが可能となる。
第1滑走部の下端部において、第1滑走部の内面は、水平方向に対して傾斜した第1滑走面と、第1滑走面と対向して第1滑走面の上側に設けられた第1押さえ面と、を有してもよい。第1押さえ面は、第1滑走面の傾斜方向に直交する幅方向における両端部が第1滑走面側に湾曲していてもよい。この場合、第1滑走部の下端部において第1電極を第1滑走面に沿って滑走させるように、第1電極を方向付けることができる。これにより、積層部への第1電極の排出位置のずれを低減することができ、積層部における第1電極の位置ずれを低減することが可能となる。
本発明によれば、電極を搬送して積層する際に、積層の高速化を図るとともに、電極の破損等を低減することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電極積層装置を模式的に示す図である。図2は、図1の電極積層装置の斜視図である。図3は、図2のIII−III線に沿っての断面図である。図1及び図2に示される電極積層装置1は、蓄電装置の一例としての積層型のリチウムイオン二次電池の製造工程で用いられる装置である。電極積層装置1は、複数のシート状の電極50を積層する装置である。
図1は、第1実施形態に係る電極積層装置を模式的に示す図である。図2は、図1の電極積層装置の斜視図である。図3は、図2のIII−III線に沿っての断面図である。図1及び図2に示される電極積層装置1は、蓄電装置の一例としての積層型のリチウムイオン二次電池の製造工程で用いられる装置である。電極積層装置1は、複数のシート状の電極50を積層する装置である。
電極50は、蓄電装置の正極51(第1電極)または負極52(第2電極)である。正極51は、例えばアルミニウム箔からなる矩形の金属箔の両面に正極活物質層が形成されてなる。正極活物質層は、正極活物質とバインダとを含んで形成されている。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。正極51の一縁部には、正極端子との接続に用いられるタブ51aが形成されている。
正極51は、タブ51aを除いた部分が袋状のセパレータ内に収容された状態となっている。セパレータの形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。
負極52は、例えば銅箔からなる矩形の金属箔の両面に負極活物質層が形成されてなる。負極活物質層は、負極活物質とバインダとを含んで形成されている。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、及びソフトカーボン等のカーボン、リチウム及びナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。
バインダは、例えばポリアミドイミド、ポリイミド等の熱可塑性樹脂であってもよく、主鎖にイミド結合を有するポリマー樹脂であってもよい。溶剤は、例えばNMP(N−メチルピロリドン)、メタノール、メチルイソブチルケトン等の有機溶剤であってもよく、水であってもよい。負極52の一縁部には、負極端子の位置に対応してタブ52aが形成されている。タブ51a及びタブ52aは、正極51と負極52とを重ねた場合に互いに重ならない位置に形成されている。
電極積層装置1の説明に先立ち、蓄電装置の製造工程全体の概略を、その一例をもって説明する。図4に示されるように、蓄電装置の製造工程は、大きくは正極の製造工程S10、負極の製造工程S20、及び組立工程S30からなる。
各電極の製造工程S10,S20は、活物質スラリーを製造する混練工程S11,S21と、集電体となる帯状の金属箔に活物質スラリーを塗工して乾燥させ、活物質層を形成する塗工工程S12,S22と、活物質層が形成された金属箔をロールプレス機に通して加圧し、活物質密度を上げるプレス工程S13,S23と、帯状の金属箔から個片の電極を切り出す切断工程S14,S24と、を含む。各電極の製造工程は、これに加え、プレス工程S13,S23の後、切断工程S14,S24の前に、活物質層に残る僅かな溶媒及び水分を除去する減圧乾燥工程などを適宜含んでもよい。
また、本実施形態では、セパレータに収容された正極51が用いられるので、正極の製造工程S10は、正極の電極収容工程S15をさらに含む。電極収容工程S15では、例えば帯状のセパレータシートの上に、正極本体と、正極本体の他面を覆うセパレータシートとを重ねる。このとき、正極の矩形をなす本体は重ねられるが、タブは、セパレータシートの間から外側に配置される。その後、正極本体の外周に沿い、その外側でセパレータシート同士を溶着させる。溶着後、セパレータシートを、正極本体の外形に沿う一回り大きいサイズで切断する。
なお、各電極の製造工程S10,S20で製造された正極本体、負極52、及びセパレータに収容された正極51を比較すると、正極本体が負極52よりも小さく、セパレータの外寸、すなわちセパレータに収容された正極51は、負極52と同じサイズに設計されている。
組立工程S30では、各電極の製造工程S10,S20で製造された正負極を用い、蓄電装置であるリチウムイオン二次電池のセル(単電池)を組み立てる。組立工程S30は、セパレータに収容された正極51と負極52とを交互に積層し、電極組立体を形成する積層工程S31と、電極端子に電極組立体を直接又は間接的に接続した後、電極組立体をケース本体に収める缶収容工程S32と、蓋とケース本体とを溶接により固定する封缶工程S33と、注液口を介しケース内に電解液を注液する注液工程S34と、電池性能を安定させるための初期充放電及びエージング工程S35と、前工程で発生したガスを取り除いた後、注液口を封止し、セルを密封する封止工程S36と、を含む。
電極積層装置1は積層工程S31にて用いられ、電極組立体の形成のために、正極51及び負極52を、各々所定枚数まで積層する装置である。
図1及び図2に戻って、電極積層装置1は、主要な構成要素として、搬送部10と、滑走部20と、積層部30と、を備えている。
搬送部10は、電極50を順次搬送する。搬送部10は、例えばベルトコンベアである。電極50は、前工程(図4の電極収容工程S15及び切断工程S24)で製造され、不図示の供給部によって搬送部10に供給される。正極51及び負極52のそれぞれのタブ51a,52aが電極50の搬送方向における上流側に位置するように、正極51及び負極52は、搬送部10の搬送面11上に移載される。搬送部10は、供給部により供給されて一定間隔で交互に載置された正極51及び負極52を、出口部12から滑走部20に供給する。
滑走部20は、搬送部10によって搬送された電極50を滑走させて積層部30に排出する。滑走部20は、搬送部10と積層部30との間に設けられている。滑走部20は、筒状を呈しており、搬送部10の出口部12から積層部30まで、水平方向に対して傾斜して延びている。なお、滑走部20は、不図示の支持部材によって支持されている。
図3に示されるように、滑走部20は、底板部21と、一対の側板部22と、上板部23と、を有している。底板部21は、電極50を下方に滑走させる板状部である。底板部21は、搬送部10により搬送され、滑走部20に供給された電極50を下方に滑走させるように、水平方向に対して傾斜している。底板部21は、電極50を下方に滑走させる滑走面24を有している。滑走面24は、水平方向に対して傾斜している。底板部21の上端部は、滑走面24が搬送部10の搬送面11と連接するように、曲げられている。
一対の側板部22は、底板部21の滑走面24を滑走する電極50に当接して、電極50を幅方向における所定の位置に案内する板状部である。一対の側板部22は、滑走面24の傾斜方向(すなわち電極50の滑走方向)に直交する幅方向における両端縁部に立設され、滑走方向に延在している。側板部22は、電極50を幅方向における所定の位置に案内するガイド面25を有している。一対の側板部22のガイド面25は、互いに対向しており、滑走面24に連接している。一対の側板部22は、一対のガイド面25間の距離が電極50の滑走方向に向かって狭くなるように設けられている。この構成によれば、電極50が滑走部20の下端部28から離れて落下する際の電極50の幅方向における位置を適切に決定することが可能となる。
上板部23は、電極50の飛び出しを防止するための板状部である。上板部23は、一対の側板部22間に亘って設けられ、底板部21と対向配置されている。上板部23は、底板部21の滑走面24に沿って滑走するように電極50を方向付ける押さえ面26を有している。押さえ面26は、滑走面24と対向して滑走面24の上側に設けられている。押さえ面26は、搬送面11を延長した面と交差するように配置される。押さえ面26は、幅方向における両端縁が滑走面24側(下方)に湾曲しており、ガイド面25に滑らかに連接している。つまり、押さえ面26の両端縁には、滑走部20の内側が凹状の湾曲部が設けられている。
このように、滑走部20の内面は、滑走面24と、一対のガイド面25と、押さえ面26と、を有している。この滑走部20の内面によって滑走空間S(内部)が形成されている。電極50は滑走空間Sを滑走する際に、静電気等によって滑走部20の内面に付着し、滑走空間S内で停止するおそれがある。このため、滑走空間Sにおける滑走面24と押さえ面26との間の距離(高さ)は、電極50の厚さよりもある程度大きい。しかし、滑走空間Sの高さが大きいと、積層部30への排出位置が所望の位置からずれる可能性が高くなる。排出位置がずれると、積層部30における電極50の位置ずれを生じたり、電極50が損傷するおそれがある。このため、滑走部20では、電極50を滑走面24に沿って滑走させるように、電極50を方向付け、積層部30への排出位置のずれを低減している。また、滑走部20の出口では、滑走面24と押さえ面26との間の距離(高さ)は、後述する積層部30の側壁部33の高さを超えないように、設定されている。
ここで、図5を参照しながら、滑走部20における電極50の方向付けを説明する。搬送部10における搬送速度が大きい等といった理由に起因して、電極50が搬送部10の出口部12から飛び出そうとすることがある。この場合、滑走部20は筒状を成しているので、電極50は、滑走部20の上板部23の押さえ面26に当接する。このとき、図5の(a)に示されるように、電極50が押さえ面26に沿って変形することにより、滑走部20の内側に凹状に撓む。電極50は、金属箔の両面に活物質層が形成されていることから、ある程度の硬さを有している。このため、電極50は、変形した状態から元の形状に戻ろうとするので、底板部21の滑走面24に向かう方向に電極50に力が加わる。これにより、図5の(b)に示されるように、電極50が滑走面24に誘導され、滑走面24に沿って滑走部20内を滑走するように、電極50が方向付けられる。
また、電極50が幅方向に傾いた状態で滑走部20内に供給されることがある。電極50が幅方向に傾いた状態で滑走部20内を滑走すると、電極50の幅方向における端部と滑走部20の内面との接触等によって電極50が損傷することがある。これに対し、電極50が傾いた状態で滑走部20内に供給された場合でも、押さえ面26とガイド面25とが滑らかに連接されているので、重力等の作用によって、電極50の幅方向における端部が押さえ面26及びガイド面25に沿って下方に移動する。これにより、電極50が滑走面24に沿って滑走部20内を滑走するように、電極50が方向付けられる。
図1及び図2に戻って、積層部30は、滑走部20から落下する電極50を積層する。具体的には、積層部30は、滑走部20の下方に配置されて、滑走部20の下端部28から落下する電極50を所定の位置に案内して積層する。積層部30は、底壁部31と、ストッパ32と、一対の側壁部33と、を有している。
底壁部31は、滑走部20の下端部28の下方に配置されて水平方向に対して傾斜している。底壁部31には、電極50が載置される。具体的には、底壁部31には、搬送部10により交互に搬送される正極51と負極52とが、滑走部20を経由して順次落下する。これにより、底壁部31上には、正極51と負極52とが交互に積層された積層体Xが形成される。底壁部31には、ストッパ32が取り付けられている。なお、ストッパ32は、例えば、底壁部31の傾斜方向に移動可能なように、底壁部31に取付けられていてもよい。
ストッパ32は、底壁部31に立設されて底壁部31の傾斜方向に直交する幅方向に延在し、底壁部31に載置された電極50のタブ(タブ51aまたはタブ52a)が設けられていない側の端部(他方の端部)に接触して電極50を停止させる。ストッパ32は、底壁部31上に積層される電極50の下端部の位置を揃えるためのガイドとして機能する。
一対の側壁部33は、底壁部31の幅方向における両端縁部のそれぞれに立設され、底壁部31の傾斜方向に延在するとともに、幅方向に離間する板状部材である。一対の側壁部33の間隔は、電極50の幅以上である。一対の側壁部33の上端部には、傾斜方向の下方に向かうにつれて電極50の幅に近づくように間隔が狭くなったテーパ部33aが設けられている。各側壁部33におけるテーパ部33aの下端側には、一定の間隔を有する平行部33bが連続して設けられている。このように、一対の側壁部33の上端部にはテーパ部33aが設けられているので、滑走部20の下端部28から落下する電極50は、まずテーパ部33aの幅広の部分に受け入れられる。そして、電極50は、滑走して下方に向かうにつれて、テーパ部33aによって案内される。これにより、電極50の幅方向(底壁部31の幅方向)の位置を揃えることが可能となる。
次に、電極積層装置1を用いた電極50の積層工程を説明する。まず、不図示の供給部によって、電極50が搬送部10に供給される。具体的には、正極51及び負極52が交互に搬送部10に供給され、正極51及び負極52のそれぞれのタブ51a,52aが電極50の搬送方向における上流側に位置するとともに、正極51のタブ51aと負極52のタブ52aとが搬送方向と直交する方向において、互いに反対側に位置するように、正極51及び負極52が搬送部10の搬送面11上に移載される。
続いて、搬送部10によって、電極50が搬送され、搬送部10の出口部12において滑走部20に受け渡される。そして、滑走部20の上端部27から下端部28まで滑走面24に沿って、電極50が下方に滑走する。そして、電極50は、滑走部20の下端部28から、滑走部20の下方に配置された積層部30に落下し、積層部30において順次積層される。これにより、積層部30において積層体Xが形成される。
以上説明したように、電極積層装置1によれば、シート状の電極50は、搬送部10によって順次搬送され、搬送部10から滑走部20に供給されて、筒状の滑走部20を滑走する。そして、電極50は滑走部20の下端部28から落下し、積層部30において積層される。このとき、搬送部10における搬送速度が大きい等といった理由に起因して、電極50が搬送部10の出口部12から飛び出そうとする場合でも、滑走部20は筒状を成しているので、電極50の下端部(タブ51a,52aが設けられた端部とは反対の端部)が滑走部20の内面に当接することで、飛び出しが防止される。これにより、電極50が滑走部20内を滑走するように、電極50を方向付けることができる。その結果、電極50を搬送して積層する際に、積層の高速化を図るとともに、電極50の破損等を低減することが可能となる。
また、押さえ面26は、幅方向における両端部が滑走面24側に湾曲しているので、電極が押さえ面26に沿って変形した場合に、滑走面24に向かう方向に電極50に力が加わり、電極50が滑走面24に沿って滑走部20内を滑走するように、電極50を方向付けることができる。これにより、積層部30への電極50の排出位置のずれを低減することができ、積層部30における電極50の位置ずれを低減することが可能となる。また、電極50の幅方向における端部と滑走部20の内面とが点接触または線接触することを抑制でき、電極50の破損等をさらに低減することが可能となる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る電極積層装置を模式的に示す図である。図6に示されるように、第2実施形態の電極積層装置1Aは、搬送部10が、搬送部10A(第1搬送部)と搬送部10B(第2搬送部)とを有している点、及び、滑走部20が、滑走部20A(第1滑走部)と滑走部20B(第2滑走部)とを有している点において、第1実施形態の電極積層装置1と主に相違する。
図6は、第2実施形態に係る電極積層装置を模式的に示す図である。図6に示されるように、第2実施形態の電極積層装置1Aは、搬送部10が、搬送部10A(第1搬送部)と搬送部10B(第2搬送部)とを有している点、及び、滑走部20が、滑走部20A(第1滑走部)と滑走部20B(第2滑走部)とを有している点において、第1実施形態の電極積層装置1と主に相違する。
搬送部10Aは、正極51を順次搬送する。搬送部10Aは、例えばベルトコンベアである。正極51のタブ51aが正極51の搬送方向における上流側に位置するように、正極51は、搬送部10Aの搬送面11A上に移載される。搬送部10Aは、供給部により供給されて一定間隔で載置された正極51を、出口部12Aから滑走部20Aに供給する。
搬送部10Bは、負極52を順次搬送する。搬送部10Bは、例えばベルトコンベアである。搬送部10Aの搬送方向と搬送部10Bの搬送方向とは反対である。負極52のタブ52aが負極52の搬送方向における上流側に位置するように、負極52は、搬送部10Bの搬送面11B上に移載される。搬送部10Bは、供給部により供給されて一定間隔で載置された負極52を、出口部12Bから滑走部20Bに供給する。
滑走部20Bは、滑走対象において第1実施形態の滑走部20と相違する。つまり、滑走部20Bは、搬送部10Bと積層部30との間に設けられ、搬送部10Bによって搬送された負極52を滑走させて積層部30に排出する。なお、滑走部20Bの形状は、第1実施形態の滑走部20の形状と同じであるので、その説明を省略する。
滑走部20Aは、滑走対象及び形状において第1実施形態の滑走部20と相違する。具体的には、滑走部20Aは、搬送部10Aと積層部30との間に設けられ、搬送部10Aによって搬送された正極51を滑走させて積層部30に排出する。滑走部20Aは、筒状を呈しており、滑走部20Aの下端部28Aが滑走部20Bの延在方向に沿うように、搬送部10Aの出口部12Aから積層部30まで湾曲して配置されている。つまり、滑走部20Aは、搬送部10Aの搬送方向から滑走部20Bの延在方向(傾斜方向)に湾曲して下方に折り返されている。
滑走部20Aは、底板部21Aと、一対の側板部22Aと、上板部23Aと、を有している。底板部21A、一対の側板部22A、及び上板部23Aは、第1実施形態の底板部21、一対の側板部22、及び上板部23とそれぞれ比較して、形状において相違する。具体的には、底板部21A、一対の側板部22A、及び上板部23Aは、滑走部20Aの形状に沿って、搬送部10Aの出口部12Aから積層部30に向かって湾曲して下方に折り返されている。このため、底板部21Aは、滑走部20Aの上端部27Aでは滑走部20Aの上側に位置し、滑走部20Aの下端部28Aでは滑走部20Aの下側に位置する。また、上板部23Aは、滑走部20Aの上端部27Aでは滑走部20Aの下側に位置し、滑走部20Aの下端部28Aでは滑走部20Aの上側に位置する。
つまり、滑走部20Aの上端部27Aにおいて、滑走部20Aの内面は、水平方向に対して傾斜した滑走面24A(第1滑走面)と、滑走面24Aと対向して滑走面24Aの上側に設けられた押さえ面26A(第1押さえ面)と、を有している。押さえ面26Aは、少なくとも滑走部20Aの下端部28Aにおいて、滑走面24Bの傾斜方向に直交する幅方向における両端部が滑走面24A側(下方)に湾曲している。つまり、押さえ面26Aの両端縁には、滑走部20Aの内側が凹状の湾曲部が設けられている。
正極51は、滑走部20Aから積層部30に排出される際に、滑走面24Aに沿って滑走していれば、積層部30への正極51の排出位置のずれが抑えられる。このため、押さえ面26Aでは、少なくとも滑走部20Aの下端部28Aにおいて、幅方向における両端部が滑走面24A側に湾曲している。これにより、滑走部20Aでは、下端部28Aにおいて正極51を滑走面24Aに沿って滑走させるように、正極51を方向付け、積層部30への正極51の排出位置のずれを低減している。
次に、電極積層装置1Aを用いた電極50の積層工程を説明する。まず、不図示の供給部によって、正極51が搬送部10Aに供給され、負極52が搬送部10Bに供給される。具体的には、正極51及び負極52が交互に搬送部10A,10Bに供給される。正極51のタブ51aが正極51の搬送方向における上流側に位置するように、正極51が搬送部10Aの搬送面11A上に移載され、負極52のタブ52aが負極52の搬送方向における上流側に位置するように、負極52が搬送部10Bの搬送面11B上に移載される。このとき、正極51のタブ51aと負極52のタブ52aとが搬送方向と直交する方向において、互いに反対側に位置するように、正極51及び負極52の向きが調整される。
続いて、正極51は、搬送部10Aによって搬送され、搬送部10Aの出口部12Aにおいて滑走部20Aに受け渡される。そして、滑走部20Aの上端部27Aから下端部28Aまで、正極51が下方に滑走する。滑走部20Aは搬送部10Aの出口部12Aから積層部30に向かって湾曲して下方に折り返されているので、正極51は、滑走部20Aを滑走する間に、搬送面11Aに接触を成していた面が上になり、搬送面11Aに接触を成していた面とは反対の面が下になるように反転される。そして、正極51は、滑走部20Aの下端部28Aから、滑走部20Aの下方に配置された積層部30に落下し、積層部30において順次積層される。
一方、負極52は、搬送部10Bによって搬送され、搬送部10Bの出口部12Bにおいて滑走部20Bに受け渡される。そして、滑走部20Bの上端部27Bから下端部28Bまで、負極52が下方に滑走する。滑走部20Bは搬送部10Bの出口部12Bから積層部30に向かって傾斜しているだけなので、負極52は搬送面11Bに載置された状態でそのまま滑走部20Bの下端部28Bから、滑走部20Bの下方に配置された積層部30に落下し、積層部30において順次積層される。積層部30では、正極51と負極52とが交互に積層され、積層部30において積層体Xが形成される。
以上説明したように、電極積層装置1Aによっても、上述した電極積層装置1と同様の効果が奏される。つまり、電極積層装置1Aによれば、正極51は、搬送部10Aによって順次搬送され、搬送部10Aから滑走部20Aに供給されて、筒状の滑走部20Aを滑走する。負極52は、搬送部10Bによって順次搬送され、搬送部10Bから滑走部20Bに供給されて、筒状の滑走部20Bを滑走する。そして、正極51は滑走部20Aの下端部28Aから落下し、負極52は滑走部20Bの下端部28Bから落下し、これらが積層部30において交互に積層される。このとき、搬送部10Aにおける搬送速度が大きい等といった理由に起因して、正極51が搬送部10Aの出口部12Aから飛び出そうとする場合でも、正極51が滑走部20Aの内面に当接することで、飛び出しが防止される。これにより、正極51が滑走部20A内を滑走するように、正極51を方向付けることができる。また、搬送部10Bにおける搬送速度が大きい等といった理由に起因して、負極52が搬送部10Bの出口部12Bから飛び出そうとする場合でも、負極52が滑走部20Bの内面に当接することで、飛び出しが防止される。これにより、負極52が滑走部20B内を滑走するように、負極52を方向付けることができる。
さらに、電極積層装置1Aでは、正極51と負極52とが、それぞれ別々の搬送部10A,10Bによって搬送されるので、1つの搬送部によって搬送される場合と比較して、同じ搬送速度でも積層速度を高速化することができる。その結果、電極50を搬送して積層する際に、積層のさらなる高速化を図るとともに、電極50の破損等を低減することが可能となる。
また、電極積層装置1Aでは、滑走部20Aは、滑走部20Aの下端部28Aが滑走部20Bの延在方向に沿うように、搬送部10Aの出口部12Aから積層部30まで湾曲して配置されているので、正極51は、滑走部20Aを滑走する間に反転されて、滑走部20Aから積層部30に落下し、積層部30において順次積層される。一方、滑走部20Bは搬送部10Bの出口部12Bから積層部30まで水平方向に傾斜して延びているだけなので、負極52はそのままの状態で滑走部20Bから積層部30に落下し、積層部30において順次積層される。このような構成によれば、搬送部10A,10Bを設備内で同一平面上に配置できるので、保守点検及び設備異常時の作業性を向上することが可能となる。
また、電極積層装置1Aでは、滑走部20Aの下端部28Aにおいて、幅方向における押さえ面26Aの両端部が滑走面24A側に湾曲している。これにより、電極積層装置1Aでは、滑走部20Aの下端部28Aにおいて正極51を滑走面24Aに沿って滑走させるように、正極51を方向付けることができる。これにより、積層部30への正極51の排出位置のずれを低減することができ、積層部30における正極51の位置ずれを低減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、滑走部20は筒状であればよく、滑走部20の内面形状は上記実施形態に限られない。滑走部20の滑走方向と直交する断面において、滑走部20の内面形状が矩形を呈していてもよい。
また、滑走部20は、電極50と滑走部20の内面との摩擦を低減する摩擦低減部を備えていてもよい。摩擦低減部は、滑走部20の内面に塗布された潤滑性のある樹脂コートであってもよく、滑走部20の内面に設けられたコロであってもよい。また、摩擦低減部は、滑走部20の内面から滑走部20の滑走空間Sに気体を供給する気体供給部であってもよい。この場合、滑走部20は、多孔質体によって構成されていてもよい。滑走部20の内面から気体を供給することにより、滑走部20の内面上に気体の層が形成され、電極50が滑走部20の内面に接触することなく、電極50を滑走させることが可能となる。
このように、滑走部20が摩擦低減部を備えることによって、電極50と滑走部20の内面との摩擦を低減することができる。これにより、電極50と滑走部20の内面との摩擦による粉落ち等を低減することができ、電極50の破損等を低減することが可能となる。
また、正極51について、袋状のセパレータに収容された構造を採用せず、シート状のセパレータを正極と別に準備し、各々を積層した構造としてもよい。なお、滑走部20を通過し、積層部30に積層されるシート状物では、少なくとも搬送方向と直交する横幅がほぼ同寸である必要がある。したがって、前述の実施形態では、セパレータに包まれた正極51は、負極52と同寸であり、正極51のセパレータを除く本体は、負極52よりも小さい。また、シート状のセパレータを正負極とは別に搬送し、積層する場合には、正負極の横幅とセパレータの横幅を同寸とする。ただし、蓄電装置がリチウムイオン二次電池の場合には、公知のリチウム析出の問題を回避するために、例えば、少なくとも正極の活物質層の外側に、活物質層が塗布されていない未塗工部を設定し、正極の活物質層を、負極の活物質層よりも小さくする。
1,1A…電極積層装置、10…搬送部、10A…搬送部(第1搬送部)、10B…搬送部(第2搬送部)、12,12A,12B…出口部、20…滑走部、20A…滑走部(第1滑走部)、20B…滑走部(第2滑走部)、24…滑走面、24A…滑走面(第1滑走面)、26…押さえ面、26A…押さえ面(第1押さえ面)、28A…下端部、30…積層部、50…電極、51…正極(第1電極)、52…負極(第2電極)、S…滑走空間(内部)。
Claims (7)
- 複数のシート状の電極を積層部に積層する電極積層装置であって、
前記電極を順次搬送する搬送部と、
前記搬送部と前記積層部との間に設けられ、前記搬送部によって搬送された前記電極を滑走させて前記積層部に排出する筒状の滑走部と、
を備える電極積層装置。 - 前記滑走部の内面は、水平方向に対して傾斜した滑走面と、前記滑走面と対向して前記滑走面の上側に設けられた押さえ面と、を有し、
前記押さえ面は、前記滑走面の傾斜方向に直交する幅方向における両端部が前記滑走面側に湾曲している、請求項1に記載の電極積層装置。 - 前記滑走部は、前記電極と前記滑走部の内面との摩擦を低減する摩擦低減部を備える、請求項1または請求項2に記載の電極積層装置。
- 前記摩擦低減部は、前記内面から前記滑走部の内部に気体を供給する、請求項3に記載の電極積層装置。
- 前記電極は、第1電極及び第2電極を含み、
前記搬送部は、前記第1電極を順次搬送する第1搬送部と、前記第2電極を順次搬送する第2搬送部と、を有し、
前記滑走部は、前記第1搬送部と前記積層部との間に設けられ、前記第1搬送部によって搬送された前記第1電極を滑走させて前記積層部に排出する筒状の第1滑走部と、前記第2搬送部と前記積層部との間に設けられ、前記第2搬送部によって搬送された前記第2電極を滑走させて前記積層部に排出する筒状の第2滑走部と、を有する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電極積層装置。 - 前記第1搬送部の搬送方向と前記第2搬送部の搬送方向とは反対であり、
前記第2滑走部は、前記第2搬送部の出口部から前記積層部まで、水平方向に対して傾斜して延びており、
前記第1滑走部は、前記第1滑走部の下端部が前記第2滑走部の延在方向に沿うように、前記第1搬送部の出口部から前記積層部まで湾曲して配置されている、請求項5に記載の電極積層装置。 - 前記第1滑走部の下端部において、前記第1滑走部の内面は、水平方向に対して傾斜した第1滑走面と、前記第1滑走面と対向して前記第1滑走面の上側に設けられた第1押さえ面と、を有し、
前記第1押さえ面は、前記第1滑走面の傾斜方向に直交する幅方向における両端部が前記第1滑走面側に湾曲している、請求項6に記載の電極積層装置。
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