JP6540153B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
特許文献1には、複数のプリントヘッドを有するインクジェットプリンタにおいて、プリントヘッドの位置を調整可能とした構成が開示されている。
特表2010−514589号公報
ここで、液滴を吐出する吐出ヘッドを記録媒体の搬送方向に対する交差方向へ移動させる機構と、吐出ヘッドを吐出方向周りに回転させる機構とで、別々の機構を用いた場合には、少なくとも2つの機構が必要となる。
本発明は、吐出ヘッドを記録媒体の搬送方向に対する交差方向へ移動させる機構と、吐出ヘッドを吐出方向周りに回転させる機構とが、別々の機構である場合に比べ、部品点数を低減できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、予め定められた搬送方向に搬送される記録媒体に対し液滴を予め定められた吐出方向に吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを支持する支持部と、前記支持部に固定され、前記吐出方向に厚みを有する板状の第1固定部材と、前記吐出ヘッドに固定され、前記吐出方向に厚みを有する板状の第2固定部材と、吐出方向視にて前記吐出ヘッドにおける吐出領域を前記搬送方向に挟んだ一方側の位置他方側の位置のそれぞれに配置され、且つ前記第1固定部材と前記第2固定部材との間に配置され、前記吐出ヘッドにおける前記一方側の部分及び前記他方側の部分を前記吐出方向及び前記搬送方向に交差する交差方向へ移動させる移動部と、前記移動部を制御して、前記一方側の部分及び前記他方側の部分を前記交差方向の互いに同じ側へ移動させることで前記吐出ヘッドを前記支持部に対して前記交差方向へ移動させ、前記一方側の部分及び前記他方側の部分を前記交差方向の互いに逆側へ移動させることで前記吐出ヘッドを前記吐出方向周りに前記支持部に対して回転させる制御部と、を備える。
請求項2の発明は、前記移動部は、吐出方向視における前記吐出領域内の点を回転中心として前記吐出ヘッドを前記吐出方向周りに回転させる。
請求項3の発明は、前記吐出ヘッドは、前記交差方向へ複数配置され、前記移動部における前記交差方向の長さは、前記吐出領域における前記交差方向の長さ以下の長さとされている。
本発明の請求項1の構成によれば、吐出ヘッドを記録媒体の搬送方向に対する交差方向へ移動させる機構と、吐出ヘッドを吐出方向周りに回転させる機構とが、別々の機構である場合に比べ、部品点数を低減できる。
本発明の請求項2の構成によれば、吐出領域外の点を回転中心として吐出ヘッドを回転させる場合に比べ、吐出ヘッドを回転させて回転位置の調整をした場合に、吐出ヘッドの位置が搬送方向及び交差方向へ変化しにくい。
本発明の請求項3の構成によれば、移動部における交差方向の長さが、吐出領域における交差方向の長さより長い場合に比べ、吐出ヘッドを交差方向に直列に並べても、移動部が他の吐出ヘッドと干渉することを抑制できる。
本発明の請求項1の構成によれば、吐出方向に幅広とされた第1固定部材及び第2固定部材で移動部を挟む場合に比べ、液滴吐出装置の吐出方向に沿った寸法を小さくできる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る液滴吐出ヘッドの構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る支持体の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る単位ヘッド及び筐体の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る単位ヘッド及び筐体の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る単位ヘッド及び移動機構の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る単位ヘッド及び移動機構の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る移動機構の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る単位ヘッド及び移動機構の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る移動機構の構成の一部を拡大して示す斜視図である。 本実施形態に係る移動機構の構成の一部を拡大して示す斜視図である。 本実施形態に係る単位ヘッド及び移動機構の構成を示す平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10)
画像形成装置10(液滴吐出装置の一例)について説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。なお、下記の説明で用いるX方向、−X方向、Y方向、−Y方向、Z方向及び−Z方向は、図中に示す矢印方向である。X及び−X方向、Y及び−Y方向、Z及び−Z方向は、互いに交差方向(具体的には直交する方向)である。また、Z方向は上方向に相当し、−Z方向は下方及び後述の吐出方向に相当する。−Y方向は後述の連帳紙Pの搬送方向に相当する。X及び−X方向は、後述の連帳紙Pの搬送方向と交差する連帳紙Pの幅方向に相当する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、連帳紙P(記録媒体の一例)に画像を形成する画像形成ユニット12と、画像形成ユニット12に供給する連帳紙Pが収容される前処理ユニット14と、画像形成ユニット12と前処理ユニット14との間に配置され、前処理ユニット14から画像形成ユニット12へ供給される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット16と、を備えている。
さらに、画像形成装置10は、画像形成ユニット12から排出される連帳紙Pを収容する後処理ユニット18と、画像形成ユニット12と後処理ユニット18との間に配置され、画像形成ユニット12から後処理ユニット18へ排出される連帳紙Pの搬送量等を調整するバッファユニット20と、を備えている。
画像形成ユニット12は、連帳紙Pを搬送経路24に沿って案内する複数のロール25と、連帳紙Pの搬送経路24に沿って予め定められた搬送方向(Y方向)へ搬送される連帳紙Pに液滴を吐出して画像を形成する画像形成部としての液滴吐出機構21と、を備えている。
液滴吐出機構21は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、の各色のインク滴(液滴の一例)を連帳紙Pに吐出する液滴吐出ヘッド22K、22Y、22M、22Cを備えている。
液滴吐出ヘッド22K、液滴吐出ヘッド22Y、液滴吐出ヘッド22M及び液滴吐出ヘッド22Cは、この順番で連帳紙Pの搬送方向(以下単に「用紙搬送方向」と記載することがある)に沿って上流側から下流側に連帳紙Pと対向するように並べられている。
なお、以後の説明では、K、Y、M、Cを区別しない場合には、符号に付しているK、Y、M、Cを省略する。また、液滴吐出ヘッド22の具体的な構成は、後述する。
さらに、液滴吐出ヘッド22Cに対する用紙搬送方向の下流側には、外周面26Aに連帳紙Pの裏面が巻き掛けられ、搬送される連帳紙Pと接触して従動回転しながら連帳紙Pに形成された画像を乾燥させるための乾燥ドラム26が配置されている。
また、乾燥ドラム26の周囲には、連帳紙Pに形成された画像を乾燥させるハロゲンヒータ29が配置されている。このハロゲンヒータ29によって、乾燥ドラム26に巻き掛けられた連帳紙Pの画像が乾燥するようになっている。
さらに、画像形成ユニット12は、各部の動作(駆動)を制御する制御部11を備えている。
一方、前処理ユニット14は、画像形成ユニット12へ供給される連帳紙Pが巻き付けられている供給ロール27を備えており、この供給ロール27は、図示せぬフレーム部材に回転可能に支持されている。
これに対して、後処理ユニット18は、画像が形成された連帳紙Pを巻き取る搬送部のとしての巻取ロール28を備えている。この巻取ロール28が図示せぬモータから回転力を受けて回転することで、用紙搬送方向の張力が連帳紙Pに付与された状態で、連帳紙Pが搬送経路24に沿って搬送される。そして、この搬送される連帳紙Pに対して、液滴吐出ヘッド22から各色のインク滴(液滴)が吐出されて、連帳紙Pに画像が形成される。
(液滴吐出ヘッド22)
液滴吐出ヘッド22の構成について説明する。図2は、液滴吐出ヘッド22の構成を示す斜視図である。
図2に示されるように、液滴吐出ヘッド22は、インク滴を予め定められた吐出方向(−Z方向)に吐出する複数の単位ヘッド30(吐出ヘッドの一例)と、複数の単位ヘッド30を支持する支持部23と、を有している。
単位ヘッド30は、連帳紙Pの幅方向(X方向)に沿って直列に複数配置されている。すなわち、単位ヘッド30は、千鳥状ではなく、連帳紙Pの幅方向(X方向)に沿って直線状に配置されている。
このように、単位ヘッド30が連帳紙Pの幅方向(X方向)に沿って複数配置されることで、液滴吐出ヘッド22は、連帳紙Pの最大幅よりも幅広の長尺ヘッドとして構成されている。
さらに、液滴吐出ヘッド22は、単位ヘッド30を支持部23に対して連帳紙Pの幅方向(X方向)に移動させると共に、単位ヘッド30を支持部23に対して吐出方向(−Z方向)周りに回転させる移動機構60(図8参照)を有している。以下、支持部23、各単位ヘッド30及び移動機構60の具体的な構成について説明する。
(支持部23)
図2に示されるように、支持部23は、それぞれが各単位ヘッド30に固定された複数の筐体50と、複数の筐体50を介して各単位ヘッド30を支持する支持体40と、を有している。
(支持体40)
図3に示されるように、支持体40は、上下方向(Z方向)に厚みを有する板状とされている。支持体40は、平面視にて、連帳紙Pの幅方向(X方向)に沿って長さを有する長方形状に形成されている。支持体40には、平面視にて、連帳紙Pの幅方向(X方向)に長い平行四辺形状の孔42が形成されている。このように、孔42が形成されることで、支持体40は、長方形状の外縁を有する枠状に形成されている。
支持体40の上面には、孔42の−Y方向側及びY方向側の縁44のそれぞれに沿って、ネジ51(図2参照)がねじ込まれる一対のネジ孔46が複数組(例えば、12組)配置されている。各一対のネジ孔46の間には、筐体50を支持体40に位置決めする位置決めピン48が上方へ突出されている。
(筐体50)
図4及び図5に示されるように、筐体50は、平面視にて平行四辺形状とされた角筒体52と、上板54と、角筒体52の下部でY方向側及び−Y方向側に張り出した張出部56と、を有している。
図5に示されるように、角筒体52におけるY方向側及び−Y方向側の側壁52Aのそれぞれの上部には、単位ヘッド30を回路基板128と接続する配線部126が通されるスリット52Bが形成されている。
図4に示されるように、上板54は、上下方向(Z方向)に厚みを有する板状に形成されている。具体的には、上板54は、角筒体52の上部開口を閉鎖する閉鎖部54Aと、閉鎖部54AからY方向側及び−Y方向側に張り出した張出部54Bと、を有している。閉鎖部54Aは、平面視にて、角筒体52と同様の平行四辺形状とされている。閉鎖部54Aには、後述の供給管122及び後述の流通管124のそれぞれが通される2つの孔54Cが形成されている。張出部54Bには、配線部126のコネクタ126Aが、差し込まれる差込孔54Dが形成されている。
一方、筺体50の張出部56には、支持体40の一対のネジ孔46にねじ込まれるネジ51(図2参照)が、差し通される一対の孔56Aが形成されている。一対の孔56Aの間には、支持体40の位置決めピン48が差し込まれる差込孔56Bが形成されている。
各筐体50は、図2に示されるように、支持体40の各位置決めピン48が各差込孔56Bに差し込まれて、支持体40に対して位置決めされてから、各孔56Aに差し通された各ネジ51が各ネジ孔46にねじ込まれることで、支持体40に固定される。
(単位ヘッド30)
単位ヘッド30(吐出ヘッドの一例)は、予め定められた搬送方向(−Y方向)に搬送される連帳紙Pに対しインク滴を予め定められた吐出方向(−Z方向)に吐出する吐出ヘッドである。具体的には、図6に示されるように、単位ヘッド30は、インクを一時的に貯留する貯留部32と、貯留部32に貯留されたインクをインク滴として吐出する吐出部34と、を有している。
貯留部32の上部には、貯留部32の内部へインクを流入させる流入口32Aと、貯留部32の内部からインクを流出させる流出口32Bと、が形成されている。
流入口32A及び流出口32Bのそれぞれには、インクタンク(図示省略)からのインクを貯留部32へ供給する供給管122(図4参照)と、貯留部32から排出されたインクをインクタンク(図示省略)へ向けて流通させる流通管124(図4参照)と、が接続されている。この供給管122及び流通管124(図4参照)によって、インクタンク(図示省略)と単位ヘッド30との間でインクが循環する。
吐出部34は、図5に示されるように、例えば、複数のノズル35が形成されたノズルプレート36を含む複数のプレート(図示省略)と、圧電素子等で構成された駆動部(図示省略)と、を有している。当該複数のプレート(図示省略)は積層されており、当該複数のプレートを貫通する孔及び当該複数のプレート間の空間により、インクが流通する流路が形成されている。そして、当該流路をインクが流通し、当該駆動部(図示省略)を駆動することで、複数のノズル35からインクがインク滴として吐出される。当該駆動部は、フレキシブル配線等で構成された配線部126(図6参照)を介して、駆動回路を有する回路基板128(図5参照)に接続されている。なお、配線部126は、図5に示されるように、配線部126のコネクタ126Aが、回路基板128のコネクタ128Aに接続されることで、電気的に接続される。また、吐出部34は、図7に示されるように、平面視にて、略平行四辺形状に形成されている。
単位ヘッド30では、吐出部34のノズルプレート36において、ノズル35が形成された領域が、単位ヘッド30におけるインク滴が吐出される吐出領域R(図7参照)となる。具体的には、図7に示されるように、吐出領域Rは、一例として、線RA、RB、RC、RDにより区画される領域である。
線RAは、複数のノズル35のうち、最もY方向側かつX方向側に配置されたノズル35Aと、最もY方向側かつ−X方向側に配置されたノズル35Bと、の外縁同士にY方向側で接するX方向に沿った線である。
線RBは、複数のノズル35のうち、最も−Y方向側かつX方向側に配置されたノズル35Cと、最も−Y方向側かつ−X方向側に配置されたノズル35Dと、の外縁同士に−Y方向側で接するX方向に沿った線である。
線RCは、ノズル35Aの外縁と、ノズル35Cの外縁と、にX方向側で接する線である。線RDは、ノズル35Bの外縁と、ノズル35Dの外縁と、に−X方向側で接する線である。なお、図7において、ノズル35は、説明の便宜上、実際の径よりも大径に図示している。
(移動機構60)
移動機構60は、図8に示されるように、上部フレーム70(第1固定部材の一例)と、下部フレーム90(第2固定部材の一例)と、一対の板バネ62と、一対の押付板64と、一対の圧縮バネ65(図9参照)と、一対のリニアアクチュエータ68(移動部の一例)と、を有している。
(上部フレーム70)
図8に示されるように、上部フレーム70(第1固定部材の一例)は、上下方向(Z方向)に貫通する孔72が形成され上下方向に厚みを有する板体で構成されている。孔72には、図6に示されるように、単位ヘッド30の貯留部32が配置されている。したがって、上部フレーム70は、図9に示されるように、平面視にて、貯留部32の周囲を囲む枠状に形成されている。また、上部フレーム70の外形は、平面視にて、吐出部34よりも一回り小さい略平行四辺形状に形成されている。
上部フレーム70は、ネジ止めや接着等により、筺体50の角筒体52(図4参照)に固定されている。すなわち、上部フレーム70は、筺体50及び支持体40を有する支持部23(図2参照)に固定されている。
枠状に形成された上部フレーム70は、図7に示されるように、吐出領域Rに対するY方向側に配置されX方向に長さを有するY側部分74と、吐出領域Rに対する−Y方向側に配置されX方向に長さを有する−Y側部分75と、を有している。Y側部分74及び−Y側部分75は、それぞれ、X方向側端部同士と−X方向端部同士とが、連結部76、77で連結されている。
図10に示されるように、−Y側部分75におけるX方向側部分の上部には、−Y側部分75の上面80より一段下がった段部81が形成されている。段部81の上面81Aには、板バネ62を位置決めする一対の位置決ピン82が上方へ突出している。
段部81の裏側(下側)には、−Y側部分75の下面83より一段上がった段部84が形成されている。段部84の上面84Aは、リニアアクチュエータ68の軸部68Aに接触する接触面となっている。段部84のX方向長さは、段部81のX方向長さよりも長くなっている。この段部84によって、段部84のX方向側及び−X方向側のそれぞれには、段部84の上面84Aよりも下方へ張り出した張出部85、86が形成されている。
各張出部85、86には、上側に凹む凹部85A、86Aが形成されている。各凹部85A、86Aには、後述のようにリニアアクチュエータ68の軸部68Aが差し込まれる。
図8に示されるように、−Y側部分75の上面80における段部81の−X方向側には、押付板64を位置決めする一対の位置決めピン87が上方へ突出している。図11に示されるように、−Y側部分75の下面83には、押付板64を位置決めする一対の位置決めピン88が、一対の位置決めピン87に対する下側で下方へ突出している。
−Y側部分75における一対の位置決めピン87のY方向側には、−Y方向側に凹む段部89が形成されている。段部89のY方向側を向く側面89Aには、圧縮バネ65が収容された円柱状の凹部89Bが形成されている。
なお、上部フレーム70は、上下方向を軸線として180度回転させた点対称に構成されている。したがって、Y側部分74は、−Y側部分75と同様に構成されている。
(下部フレーム90)
図8に示されるように、下部フレーム90(第2固定部材の一例)は、上下方向(Z方向)に貫通する孔92が形成され上下方向に厚みを有する板体で構成されている。孔92には、図6に示されるように、単位ヘッド30の貯留部32が配置されている。したがって、下部フレーム90は、図9に示されるように、平面視にて、貯留部32の周囲を囲む枠状に形成されている。また、下部フレーム90の外形は、平面視にて、吐出部34よりもX方向の寸法が若干小さい略平行四辺形状に形成されている。
下部フレーム90は、ネジ止めや接着等により、吐出部34の上面に固定されている。すなわち、下部フレーム90は、吐出部34及び貯留部32を有する単位ヘッド30に固定されている。
枠状に形成された下部フレーム90は、図7に示されるように、吐出領域Rに対するY方向側に配置されX方向に長さを有するY側部分94(一方向側部分の一例)と、吐出領域Rに対する−Y方向側に配置されX方向に長さを有する−Y側部分95(他方向側部分の一例)と、を有している。Y側部分94及び−Y側部分95は、それぞれ、X方向側端部同士と−X方向端部同士とが、連結部96、97で連結されている。
図10に示されるように、−Y側部分95におけるX方向側部分の上面95Aには、上方へ突出した突出部93が形成されている。突出部93は、上部フレーム70の段部81の下方に配置されている。また、突出部93のX方向長さは、上部フレーム70の段部81のX方向長さと同じとされている。
突出部93の上面93Aは、リニアアクチュエータ68の軸部68Aに接触する接触面であり、上部フレーム70の段部84の上面84Aとで、リニアアクチュエータ68の軸部68Aを挟む面を構成している。
下部フレーム90における突出部93の裏側(下側)には、−Y側部分95の下面95Bより一段上がった段部99が形成されている。また、下部フレーム90における突出部93の−Y方向側には、Y方向側に凹む段部97が形成されている。段部99のX方向長さと段部97のX方向長さとは同じとされている。また、段部99のX方向長さ及び段部97のX方向長さは、突出部93のX方向長さよりも長くされている。
図8に示されるように、−Y側部分95の上面95Aにおける突出部93の−X方向側には、押付板64が押し付けられる押付部98が上方へ突出している。押付部98は、上下方向に長さを有する棒状に形成されている。押付部98の−Y方向側の側面98Aは、図12に示されるように、平面視にて、単位ヘッド30の吐出領域Rの中心Cを中心とする円(二点鎖線S)の円弧とされている。吐出領域Rの中心Cは、例えば、平行四辺形状の吐出領域R(図7参照)の対角線の交点とされる。
押付部98の側面98Aは、単位ヘッド30が後述のように支持部23に回転する際に、押付板64の側板64Bに接触して円(二点鎖線S)に沿って案内する案内面となる。すなわち、押付部98の側面98Aによって、単位ヘッド30が、吐出領域Rの中心Cを回転中心として回転するようになっている。
なお、下部フレーム90は、上下方向を軸線として180度回転させた点対称に構成されている。したがって、Y側部分94は、−Y側部分95と同様に構成されている。
(押付板64及び圧縮バネ65)
図9に示されるように、押付板64及び圧縮バネ65は、上部フレーム70のY側部分74及び−Y側部分75のそれぞれに配置されている。各押付板64及び各圧縮バネ65は、それぞれ同様に構成されているので、ここでは、−Y側部分75に配置された押付板64及び圧縮バネ65について説明する。
図11に示されるように、押付板64は、X方向視にて、コの字状(Uの字状)に形成されている。押付板64は、具体的には、上板64Aと、側板64Bと、下板64Cと、を有している。
上板64Aには、一対の位置決めピン87のそれぞれが差し込まれる一対の差込孔64Dが形成されている。下板64Cには、一対の位置決めピン88のそれぞれが差し込まれる一対の差込孔64Eが形成されている。
押付板64は、一対の位置決めピン87及び一対の位置決めピン88のそれぞれが、一対の差込孔64D及び一対の差込孔64Eに差し込まれることで、X方向に位置決めされる。
一対の差込孔64D及び一対の差込孔64Eは、Y方向に長さを有している。このため、押付板64は、−Y及びY方向に移動可能とされている。具体的には、押付板64は、側板64Bが上部フレーム70の側面89Aに当たる位置から下部フレーム90の押付部98の側面98Aに当たる位置までの範囲で移動するように、一対の差込孔64D及び一対の差込孔64EのY方向に長さが調整されている。
各圧縮バネ65は、Y方向を軸方向とするコイルバネで構成されており、上部フレーム70の円柱状の凹部89Bに収容されている。そして、各圧縮バネ65は、押付板64の側板64Bを押付部98へ押し付けている。
このように、一対の押付板64が、一対の押付部98のそれぞれに押し付けられることで、単位ヘッド30は、上部フレーム70(支持部23)に対して、Y方向に位置決めされる。
(板バネ62)
図8に示されるように、板バネ62は、上部フレーム70のY側部分74及び−Y側部分75のそれぞれに配置されている。各板バネ62は、同様に構成されているので、ここでは、−Y側部分75に配置された板バネ62について説明する。
板バネ62は、X方向視にて、コの字状(Uの字状)に形成されている。板バネ62は、具体的には、上板62Aと、側板62Bと、下板62Cと、折返部62Eと、を有している。
上板62Aは、上部フレーム70における段部81の上面81A(図10参照)に配置されている。この上板62Aには、一対の位置決めピン82のそれぞれが差し込まれる一対の差込孔62Dが形成されている。板バネ62は、一対の位置決めピン82のそれぞれが、一対の差込孔62Dに差し込まれることで、X方向及びY方向に位置決めされる。
折返部62Eは、上板62AのY方向端から−Y方向側に折り返されて構成されている。この折返部62Eは、上板62A及び一対の位置決めピン82をその上側で覆っている。
下板62Cは、下部フレーム90における段部99の上面99A(図10参照)に配置されている。側板62Bは、上部フレーム70及び下部フレーム90の−Y方向側で、上板62Aの−Y方向端と、下板62Cの−Y方向端とを繋いでいる。
そして、板バネ62は、自由状態において、上板62AのY方向側部分と下板62CのY方向側部分との間隔が、段部81の上面81Aから段部99の上面99A(図10参照)までの寸法よりも狭くなっている。これにより、板バネ62は、上板62A及び下板64Cで上部フレーム70及び下部フレーム90を上下に挟み、下部フレーム90を上部フレーム70に押し付けている。このように、下部フレーム90を上部フレーム70に押し付けることで、下部フレーム90が固定された単位ヘッド30が、上部フレーム70を介して支持部23に支持される。
(リニアアクチュエータ68)
図9に示されるように、リニアアクチュエータ68(移動部の一例)は、上部フレーム70のY側部分74及び−Y側部分75のそれぞれに配置されている。各リニアアクチュエータ68は、同様に構成されているので、ここでは、−Y側部分75に配置されたリニアアクチュエータ68について説明する。
図10に示されるように、リニアアクチュエータ68は、軸部68Aと、軸部68Aの軸方向端部(X方向端部)に設けられた円盤状の振動子68Bと、を有している。このリニアアクチュエータ68は、図7に示されるように、X方向長さが吐出領域RにおけるX方向長さより短くなっている。
図10に示されるように、軸部68Aの基端部(X方向端部)及び先端部(−X方向端部)は、張出部85、86の凹部85A、86Aの内面に接着等により、固定されている。軸部68Aは、張出部85、86との間で、板バネ62により、上部フレーム70における段部84の上面84Aと、下部フレーム90における突出部93の上面93Aとに挟まれている。したがって、軸部68Aと突出部93の上面93Aとの間に摩擦力が生じるようになっている。
振動子68Bは、例えば、ユニモルフ型又はバイモルフ型の圧電セラミックスで構成されている。この振動子68Bには、駆動部67が接続されている。この駆動部67によって、振動子68Bが駆動されることで、軸部68Aの軸方向(−X、X方向)への超音波振動が生じる。
リニアアクチュエータ68では、慣性の法則を利用したインパクト駆動方式により、下部フレーム90を上部フレーム70に対してX方向又は−X方向に相対移動させる。
具体的には、リニアアクチュエータ68では、例えば、−X、X方向の振動において、軸部68Aの−X方向への変位の速度よりもX方向への変位の速度を速くする。これにより、まず、軸部68Aの−X方向への変位により、上部フレーム70に対して下部フレーム90が、軸部68Aとの摩擦力で−X方向へ移動する。次に、軸部68AがX方向へ変位した際に、X方向への変位の速度が−X方向への変位の速度よりも速いことで、−X方向へ移動した下部フレーム90が、置き去りにされる。上部フレーム70に対して下部フレーム90を−X方向側に微小量置き去りにする現象が、−X、X方向の振動により繰り返し起こることで、下部フレーム90を上部フレーム70に対して−X方向に相対移動させる。
また、リニアアクチュエータ68では、例えば、−X、X方向の振動において、軸部68AのX方向への変位の速度よりも−X方向への変位の速度を速くする。これにより、まず、軸部68AのX方向への変位により、上部フレーム70に対して下部フレーム90が、軸部68Aとの摩擦力でX方向へ移動する。次に、軸部68Aが−X方向へ変位した際に、−X方向への変位の速度がX方向への変位の速度よりも速いことで、X方向へ移動した下部フレーム90が、置き去りにされる。上部フレーム70に対して下部フレーム90をX方向側に微小量置き去りにする現象が、−X、X方向の振動により繰り返し起こることで、下部フレーム90を上部フレーム70に対してX方向に相対移動させる。
(制御部11)
制御部11は、上部フレーム70のY側部分74及び−Y側部分75のそれぞれに配置されたリニアアクチュエータ68の各駆動部67に接続されている(図10参照)。以下では、Y側部分74に配置されたリニアアクチュエータ68をY側アクチュエータ168と称し、−Y側部分74に配置されたリニアアクチュエータ68を−Y側アクチュエータ268と称する。
制御部11では、Y側アクチュエータ168の駆動部67を駆動し、上部フレーム70に対し下部フレーム90のY側部分94をX方向又は−X方向に移動させると共に、−Y側アクチュエータ268の駆動部67を駆動し、上部フレーム70に対し下部フレーム90の−Y側部分95を、Y側部分94と同じ方向(X方向又は−X方向)に同じ量移動させる。これにより、単位ヘッド30が支持部23に対して、X方向又は−X方向に移動する。
なお、−Y側部分95とY側部分94とを同じ方向(X方向又は−X方向)に異なる量移動させることで、単位ヘッド30を支持部23に対して、X方向又は−X方向に移動させると共に、吐出領域Rの中心Cを回転中心としてA方向又は−A方向へ回転させられる。
また、制御部11では、Y側アクチュエータ168の駆動部67を駆動し、上部フレーム70に対し下部フレーム90のY側部分94をX方向又は−X方向に移動させると共に、−Y側アクチュエータ268の駆動部67を駆動し、上部フレーム70に対し下部フレーム90の−Y側部分95を、Y側部分94と逆方向(−X方向又はX方向)に同じ量移動させる。これにより、単位ヘッド30が支持部23に対して、吐出領域Rの中心Cを回転中心としてA方向又は−A方向へ回転する。
制御部11には、上部フレーム70に対する下部フレーム90のY側部分94の変位量を検出する変位センサ69Aと、上部フレーム70に対する下部フレーム90の−Y側部分95の変位量を検出する変位センサ69Bと、が接続されている。
これにより、Y側部分94が実際に変位した実変位量及び−Y側部分95が実際に変位した実変位量が、変位センサ69A及び変位センサ69Bから制御部11に送られる。制御部11は、これらの実変位量に基づき、Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268の駆動量を調整する(フィードバック制御)。
変位センサ69Aは、図8に示されるように、上部フレーム70におけるY側部分74のX方向端部と、下部フレーム90におけるY側部分94のX方向端部との間に配置されている。変位センサ69Bは、上部フレーム70における−Y側部分75の−X方向端部と、下部フレーム90における−Y側部分95の−X方向端部との間に配置されている。変位センサ69A、69Bとしては、光学式、渦電流式などの方式のセンサが用いられる。
さらに、制御部11には、連帳紙Pに形成されたテストパターンを読み取る読取部19が接続されている。読取部19で読み取られた読み取り結果(テストパターンの画像情報)が、制御部11に送られる。制御部11は、この読み取り結果から、各単位ヘッド30のX方向及び−X方向の移動量(補正量)、Y方向周りの回転量(補正量)を求める。そして、制御部11は、この求められた補正量から、各単位ヘッド30のY側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268を駆動して、各単位ヘッド30の位置調整を行う。
なお、制御部11は、各単位ヘッド30の位置を調整する位置調整指令を取得することで、前述の各単位ヘッド30の位置調整を行う。具体的な単位ヘッド30の位置調整動作は、以下の「本実施形態の作用」において説明する。
(本実施形態の作用)
本実施形態では、例えば、操作者による操作部(図示省略)を通じた操作により、制御部11は、各単位ヘッド30の位置を調整する位置調整指令を取得する。
制御部11は、位置調整指令を取得すると、巻取ロール28、各液滴吐出ヘッド22及び各単位ヘッド30の移動機構60(Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268)を作動させる。
これにより、巻取ロール28の巻き取りにより搬送される連帳紙Pに、各液滴吐出ヘッド22からインク滴が吐出され、テストパターンが連帳紙Pに形成される。このテストパターンが読取部19により読み取られる。この読み取り結果が読取部19から制御部11に送られる。制御部11は、読み取り結果に基づき、各単位ヘッド30のX方向及び−X方向の移動量(補正量)、Y方向周りの回転量(補正量)を求める。
制御部11は、この求められた補正量から、各単位ヘッド30のY側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268を駆動して、各単位ヘッド30の位置調整を行う。
例えば、求められた補正量から、単位ヘッド30を支持部23に対してX方向へ移動させる場合には、制御部11は、以下のように、Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268の駆動部67を駆動する。
すなわち、Y側アクチュエータ168の駆動により、上部フレーム70に対し下部フレーム90のY側部分94をX方向に移動させると共に、−Y側アクチュエータ268の駆動により、上部フレーム70に対し下部フレーム90の−Y側部分95を、Y側部分94と同じ量分、X方向に移動させる。これにより、単位ヘッド30を支持部23に対して、X方向に移動させる。
また、例えば、求められた補正量から、単位ヘッド30を支持部23に対してA方向(図12参照)へ回転させる場合には、制御部11は、以下のように、Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268の駆動部67を駆動する。
すなわち、Y側アクチュエータ168の駆動により、上部フレーム70に対し下部フレーム90のY側部分94をX方向に移動させると共に、−Y側アクチュエータ268の駆動により、上部フレーム70に対し下部フレーム90の−Y側部分95を、Y側部分94と同じ量分、−X方向に移動させる。これにより、単位ヘッド30を支持部23に対して、単位ヘッド30の吐出領域Rの中心Cを中心として、A方向に回転させる(図12参照)。
さらに、例えば、求められた補正量から、X方向の移動及びA方向の回転が必要な場合は、制御部11は、以下のように、Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268の駆動部67を駆動する。
すなわち、Y側アクチュエータ168の駆動により、上部フレーム70に対し下部フレーム90のY側部分94をX方向に移動させると共に、−Y側アクチュエータ268の駆動により、上部フレーム70に対し下部フレーム90の−Y側部分95を、Y側部分94の移動量よりも少ない量分、X方向に移動させる。これにより、単位ヘッド30を支持部23に対して、X方向に移動させると共に、A方向に回転する。
さらに、Y側部分94が実際に変位した実変位量及び−Y側部分95が実際に変位した実変位量が、変位センサ69A及び変位センサ69Bから制御部11に送られる。制御部11は、これらの実変位量に基づき、Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268の駆動量を調整する(フィードバック制御)。
このように、本実施形態では、各単位ヘッド30を支持部23に対して、移動又は回転させることで、単位ヘッド30間の位置調整が行われる。これにより、支持部23に対する各単位ヘッド30の取付位置(取付姿勢)のばらつきが補正される。このように、単位ヘッド30の取付後にも単位ヘッド30間の位置調整が行えるので、単位ヘッド30の取付精度が緩和される。
さらに、本実施形態では、支持体40の熱伸縮など、経時的に各単位ヘッド30間の位置が変化する場合でも、各単位ヘッド30を支持部23に対して、移動又は回転させることで、単位ヘッド30間の位置調整がなされる。このため、支持体40として、高価な低線膨張材を用いる必要もない。
以上のように、本実施形態では、Y側アクチュエータ168及び−Y側アクチュエータ268の駆動を制御して、下部フレーム90のY側部分94及び−Y側部分95をX方向又は−X方向に移動させることで、単位ヘッド30を支持部23に対するX方向(−X方向)への移動、及び上下方向周りの回転を行う。
このため、単位ヘッド30を支持部23に対してX方向(−X方向)へ移動させる機構と、単位ヘッド30を支持部23に対して回転される機構と、別々の機構である場合に比べ、部品点数が低減される。このように、部品点数が低減されるので、画像形成装置10の構成の簡素化、小型化及び低コスト化が図れる。
また、本実施形態では、単位ヘッド30は、支持部23に対して、単位ヘッド30の吐出領域Rの中心Cを中心として回転する(図12参照)。このため、単位ヘッド30の吐出領域Rの領域外の点を回転中心として単位ヘッド30が回転する場合に比べ、単位ヘッド30を回転させて回転位置の調整をした場合に、単位ヘッド30(吐出領域R)の位置がX方向及びY方向に変化しにくい。このため、例えば、単位ヘッド30の回転位置を微調整する場合に、単位ヘッド30のX方向及びY方向へ位置の変化を考慮せずに制御が行える。
また、本実施形態では、リニアアクチュエータ68におけるX方向長さが、吐出領域RにおけるX方向長さより短い(図7参照)。このため、リニアアクチュエータ68におけるX方向長さが、吐出領域RにおけるX方向長さより長い場合に比べ、単位ヘッド30をX方向に直列に並べても、リニアアクチュエータ68が他の単位ヘッド30と干渉することが抑制される。
また、本実施形態では、リニアアクチュエータ68は、軸方向がX方向を向いた状態で、上下方向に厚みを有する板状とされた上部フレーム70及び下部フレーム90の間に挟まれている(配置されている)。このため、上下方向に幅広とされた上部フレーム70及び下部フレーム90でリニアアクチュエータ68が挟まれる場合に比べ、画像形成装置10の吐出方向に沿った寸法が小さくなる。また、リニアアクチュエータ68の軸方向が上下方向を向いた状態で挟まれる場合に比べ、画像形成装置10の吐出方向に沿った寸法が小さくなる。
(変形例)
本実施形態では、単位ヘッド30は、支持部23に対して、単位ヘッド30の吐出領域Rの中心Cを中心として回転する構成とされていたが(図12参照)、これに限らず、例えば、単位ヘッド30が回転する際の回転中心が、単位ヘッド30の吐出領域Rの領域内にあればよい。
本実施形態では、リニアアクチュエータ68として、インパクト駆動方式により駆動するアクチュエータを用いたが、これに限られず、他の駆動方式により駆動するアクチュエータを用いてもよい。
本実施形態では、圧縮バネ65によって押付板64が押付部98へ押し付けられる構成であったが、これに限られない。例えば、押付板64を板バネとして構成し、押付板64自身の弾性力によって、押付板64が押付部98へ押し付けられる構成であってもよい。
本実施形態では、単位ヘッド30は、連帳紙Pの幅方向(X方向)に沿って直列に複数配置されていたが、これに限られない。例えば、単位ヘッド30がX方向に千鳥状に配置される構成であってもよい。また、液滴吐出ヘッド22としては、単独の吐出ヘッドで構成されていてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 画像形成装置(液滴吐出装置の一例)
11 制御部
23 支持部
30 単位ヘッド(吐出ヘッドの一例)
68 リニアアクチュエータ(移動部の一例)
70 上部フレーム(第1固定部材の一例)
90 下部フレーム(第2固定部材の一例)

Claims (3)

  1. 予め定められた搬送方向に搬送される記録媒体に対し液滴を予め定められた吐出方向に吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを支持する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記吐出方向に厚みを有する板状の第1固定部材と、
    前記吐出ヘッドに固定され、前記吐出方向に厚みを有する板状の第2固定部材と、
    吐出方向視にて前記吐出ヘッドにおける吐出領域を前記搬送方向に挟んだ一方側の位置他方側の位置のそれぞれに配置され、且つ前記第1固定部材と前記第2固定部材との間に配置され、前記吐出ヘッドにおける前記一方側の部分及び前記他方側の部分を前記吐出方向及び前記搬送方向に交差する交差方向へ移動させる移動部と、
    前記移動部を制御して、前記一方側の部分及び前記他方側の部分を前記交差方向の互いに同じ側へ移動させることで前記吐出ヘッドを前記支持部に対して前記交差方向へ移動させ、前記一方側の部分及び前記他方側の部分を前記交差方向の互いに逆側へ移動させることで前記吐出ヘッドを前記吐出方向周りに前記支持部に対して回転させる制御部と、
    を備える液滴吐出装置。
  2. 前記移動部は、吐出方向視における前記吐出領域内の点を回転中心として前記吐出ヘッドを前記吐出方向周りに回転させる
    請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記吐出ヘッドは、前記交差方向へ複数配置され、
    前記移動部における前記交差方向の長さは、前記吐出領域における前記交差方向の長さ以下の長さとされている
    請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
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