JP6539894B2 - 来店管理システム、サーバ及び来店管理アプリケーションプログラム - Google Patents

来店管理システム、サーバ及び来店管理アプリケーションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、遊技場に来店した遊技者に関する様々な管理を行う来店管理システムに関し、特に、複数の遊技場における遊技者の入場判定や来店情報の集計等の管理を統括的に行う来店管理システム、サーバ及び来店管理アプリケーションプログラムに関する。
パチンコ機やスロットマシンなどが設置される遊技場では、来店した遊技者に対し、景品交換が可能なポイントの付与や有用な情報の通知等の特典を付与するサービスが提供されている。
ところで、このようなサービスの提供に際し、遊技者の特定が可能な情報(氏名、メールアドレス等)や来店日時等、遊技動向の把握に有用な来店情報を遊技者から取得することが可能な遊技場システムが提案されている。
このような遊技場システムとして、例えば、特許文献1には、携帯端末を用いたメール配信システムが提案されている。
特許文献1に係るメール配信システムでは、遊技場に入場した遊技者が、自身の携帯端末により所定の来店操作を行うと、遊技場に設置された無線LANアクセスポイント等の中継装置を介し、携帯端末から送信された識別情報が管理装置に送信される。管理装置では、識別情報を受信すると、予めその識別情報に紐付けて記憶されているメールアドレスに対し遊技者に有用なサービス情報をメール配信するようになっている。
特開2004−258807号公報
本発明は来店管理システム、サーバ、及び来店管理アプリケーションプログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の来店管理システムは、複数の遊技場にそれぞれ設置された所定の固有情報を発信する発信装置と、遊技者が携帯する通信端末と、前記通信端末から送信される所定の情報の受信が可能なサーバと、を備えた来店管理システムであって、前記通信端末は、前記固有情報の受信エリア内に位置することによって前記固有情報を受信する固有情報受信手段と、前記固有情報を受信すると、所定の公衆回線を介して、所定の入場情報を前記サーバに送信する入場情報送信手段と、を備え、前記サーバは、前記通信端末から前記入場情報を受信すると、前記通信端末を携帯する遊技者が、前記入場情報により特定可能な遊技場に入場したこと又は当該遊技場から退場したことを判定する入退場判定手段と、前記入場の判定と、前記入場情報に含まれる前記通信端末を携帯する遊技者を特定可能な遊技者識別情報に基づいて、所定の特典を前記遊技者に付与する特典付与手段と、前記入場の判定が行われたとき及び前記退場の判定が行われたときの前記入場情報に基づいて、所定の来店情報を遊技場ごとに集計する来店情報集計手段と、前記来店情報集計手段によって集計された情報に基づいて、前記遊技場へ入場してから退場するまでの時間であって、遊技中か否かに関わらず計測される滞在時間を複数の区分に分類し、当該区分毎に対応する遊技者の割合を出力する出力手段と、を備えた構成としてある。
本発明の第一実施形態に係る来店管理システムの概略構成図である。 来店管理システムを構成するビーコン発信機のブロック図である。 ビーコン発信機から発信されるビーコン情報の構成を示す図である。 来店管理システムを構成する携帯端末のブロック図である。 ビーコンテーブルを示す図である。 来店管理システムを構成するクラウドサーバのブロック図である。 ユーザ情報テーブルを示す図である。 ポイント管理テーブルを示す図である。 ポイント履歴テーブルを示す図である。 ユーザ情報の登録時における動作を示す動作手順図である。 来店管理アプリの提供サイトの二次元コードを印刷したステッカーを示す図である。 ユーザ情報の登録時に携帯端末に表示される画面を示す図である。 入場判定及びポイント付与の動作を示す動作手順図である。 ポイント付与の際に携帯端末に表示される画面を示す図である。 月別の来店者数をグラフに表した図である。 月別年齢別の来店者数をグラフに表した図である。 月別男女別の来店者数をグラフに表した図である。 図18(a)は、日ごとの来店者数を棒グラフで表した図であり、(b)は、来店者数を折れ線グラフで表した図である。 遊技者の来店履歴を示す図である。 入場判定及び退場判定を説明するための図である。 時間帯ごとの入店人数、退店人数、滞在人数をグラフで表した図である。 特定月における週別の来店者数及び平均滞在時間等を図表及びグラフに表した図である。 来店した遊技者の来店回数及び平均滞在時間を月別に分類した図表である。 本発明の第二実施形態に係る来店管理システムにおいて、来店管理アプリに従って遊技者の位置を特定する処理を説明するための図である。 ビーコン発信機と遊技者との距離と、遊技機の台番号との対応付けからなるテーブルデータである。 携帯端末を変更する際のポイント移行を説明するための図である。
以下、本発明に係る来店管理システムの好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係る来店管理システム100は、主に、複数の遊技場にそれぞれ設置されたビーコン発信機(発信装置)1と、遊技者が携帯する携帯端末(通信端末)3と、携帯端末3から送信される所定の情報の受信が可能なクラウドサーバ(サーバ)2とで構成されている。
携帯端末3とクラウドサーバ2とは、公衆回線4を介して接続される。具体的には、携帯端末3は、図示しない基地局アンテナ等を通じて3G回線やLTE回線などの移動体通信網と接続可能であり、さらに、この移動体通信網と相互接続が可能なインターネット回線を介して、クラウドサーバ2と通信可能に接続されるようになっている。
本実施形態の来店管理システム100では、対象の遊技場に遊技者が入場すると、遊技場に設置されたビーコン発信機1から発信されているビーコン情報を遊技者の携帯端末3が受信し、このビーコン情報の受信を契機として、携帯端末3が、公衆回線4を介し、所定の入場情報をクラウドサーバ2に自動送信するようになっており、クラウドサーバ2は、この入場情報を受信することで、遊技者が遊技場に入場したことを判定するようになっている。
また、クラウドサーバ2は、入場判定に際して収集した来店情報(例えば、来店日時等)を遊技場ごとに管理しており、例えば、遊技場の事務所に設置された事務所端末9等からその遊技場について集計した来店情報を閲覧できるようになっている。
以下、このような来店管理システム100の主な構成について詳細に説明する。
(ビーコン発信機)
ビーコン発信機1は、複数の遊技場にそれぞれ設置され、固有のビーコン情報(固有情報)を連続的に発信する。
本実施形態においては、ビーコン発信機1を各遊技場の入口に設置するようにしている。
ビーコン発信機1は、具体的には、図2に示すように、メモリ等の記憶手段である記憶部11と、記憶部11に記憶されたビーコン情報の電波を発信するビーコン発信部12と、CPU等からなる制御部13とを備える。
ビーコン発信機1は、このような簡易な構成なため、安価(数千円/台)に購入することができる。
記憶部11は、ビーコン情報を記憶する。
図3は、ビーコン情報の構成を示す図である。
ビーコン情報は、図3に示すように、ビーコン発信機1を一意に特定可能な固有の識別情報であるUUID(Universally Unique IDentifier:128bit)と、2つの引数(Major、Minor:16bit)とによって構成される。
ビーコン情報は、ビーコン発信機1が設置されている遊技場の識別情報と対応付けた機器IDとして、UUID、引数又はUUIDと引数の組み合わせを割り当てるようにしている。
例えば、AAA店のビーコン発信機1は、AAA店に固有の機器ID「d5gf」を含むビーコン情報を、BBB店のビーコン発信機1は、BBB店に固有の機器ID「a3fg」を含むビーコン情報を、CCC店のビーコン発信機1は、CCC店に固有の機器ID「49b3」を、それぞれの記憶部11に記憶している。
ビーコン発信部12は、近距離無線通信規格であるBluetooth Low Energy(以下、BLEという。「Bluetooth」は登録商標。)に基づき、周波数帯域2.4GHz帯の小出力の電波を用いてビーコン情報を周囲に発信する。
BLEは、小出力の電波を搬送波として用いる規格であり、このため、ビーコン発信機1全体として消費電力を抑えることができる。
このことから、ビーコン発信機1は、電源としてボタン電池や乾電池を採用することができ、しかも、電池を長期間(約10年)替えることなく動作できるようになっている。また、商用電源を用いることがないので、電源ケーブルを配線する必要もない。
また、BLEの規格上、受信デバイスと発信デバイスとのペアリングを行わないため、デバイス間において事前の交信処理を行うことなく円滑に通信を開始できるようになっている。
制御部13は、所定のプログラム動作に従い、記憶部11に記憶されているビーコン情報を、ビーコン発信部12から連続的に発信させる。
これにより、ビーコン発信機1を中心とした所定の範囲内(約10mの範囲内:以下受信エリアという。)にビーコン情報が発信される。
本実施形態では、ビーコン発信機1を、各遊技場の入口に設置するようにしているため、遊技者が入口から入場すると、遊技者の携帯端末3がビーコン情報の受信エリア内に位置して、ビーコン情報を受信するようになっている。
(携帯端末)
携帯端末3は、本実施形態に係る通信端末の一例であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)が相当する。
本実施形態では、スマートフォンの例について説明する。
携帯端末3は、具体的には、図4に示すように、ビーコン受信部31と、通信部32と、記憶部33と、表示部34と、制御部35とを備えている。
ビーコン受信部31は、BLE規格に対応したモジュールであって、同規格のビーコン発信機1から送信されるビーコン情報を受信する固有情報受信手段である。
具体的には、遊技者が遊技場に入場すると、遊技者が携帯する携帯端末3がビーコン情報の受信エリア内に位置することになるため、その入場のタイミングでビーコン情報を受信するようになっている。
通信部32は、3G回線/LTE回線及びインターネット回線からなる公衆回線4を介して、クラウドサーバ2に入場情報を送信し、クラウドサーバ2からポイント情報や来店情報をメール等にて受信する。
記憶部33は、携帯端末3が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
記憶部33に記憶されるデータには、携帯端末3に固有のMACアドレス、ビーコンテーブルT1等がある。
ビーコンテーブルT1は、遊技場の識別情報と、遊技場に設置されたビーコン発信機1のビーコン情報とを対応付けたテーブルデータである。
具体的には、図5に示すように、店舗名と機器ID(「AAA」と「d5gh」、「BBB」と「a3fg」、及び「CCC」と「49b3」)とが、対応付けてある。
ビーコンテーブルT1は、クラウドサーバ2で管理(保存)されているテーブルデータをダウンロードして用い、その後も適宜、再ダウンロードするようにしている。
このようにすると、新たに対象の遊技場(ビーコン発信機1)が追加される等、システム構成に変更があった場合であっても、クラウドサーバ2に保存されてあるビーコンテーブルT1を修正するだけで、適宜、携帯端末3におけるビーコンテーブルT1を更新することができる。
また、記憶部33には、携帯端末3で実行可能な機能に対応したアプリケーションプログラムであって、来店管理システム100における制御動作を担う来店管理アプリケーションプログラム(以下、来店管理アプリという)が記憶されている。
来店管理アプリは、予め記憶されているか、所定のウェブサイトからダウンロードしたものを記憶して用いることができる。
表示部34は、タッチ操作可能なタッチパネルで構成されるものであって、動画、画像、テキスト、テンキー等を表示するとともに、指やタッチペンで画面上の表示に触れることにより入力(例えば、通信操作、文字入力操作、選択操作等)を受け付ける。
例えば、表示部34には、制御部35によって実行される来店管理アプリの実行結果として、ポイント情報や来店情報が表示される。
制御部35は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶部33に記憶されているプログラムを読み込んで実行することで、携帯端末3が備える各種機能を実行する。
具体的には、来店管理アプリに従って、以下の各動作を行う。
制御部35は、来店管理アプリが初めて起動されたときは、ユーザ情報の登録に関する制御動作を行う。
具体的には、表示部34にユーザ情報の登録画面を表示する(図12(a)参照)。これにより、遊技者に、携帯端末3のメールアドレス、遊技者の生年月日、性別といったユーザ情報の入力を促す。
入力されたユーザ情報は、携帯端末3のMACアドレスとともにユーザ情報登録要求としてクラウドサーバ2に送信され登録される(図7参照)。
また、ユーザ情報の登録完了時に、クラウドサーバ2から送信されるビーコンテーブルT1を受信して記憶部33に記憶する。
制御部35は、入場情報送信手段として機能することで、ビーコン発信機1からビーコン情報を受信すると、公衆回線4を介して、所定の入場情報をクラウドサーバ2に送信する。
具体的には、遊技者が、遊技場に入場することにより、遊技者の携帯端末3がビーコン情報の受信エリア内に位置してビーコン情報を受信する。
制御部35は、ビーコン情報を受信すると、ビーコン情報に含まれる機器IDをキーとしてビーコンテーブルT1を検索し、その機器IDに対応する店舗名を抽出し、この店舗名の識別情報と携帯端末3のMACアドレスとからなる入場情報をクラウドサーバ2に送信する。
本実施形態では、各遊技場の入口にビーコン発信機1を設置してあるため、遊技者がいずれかの遊技場の入口を通過したことにより、携帯端末3が、3G回線/LTE回線及びインターネット回線を介して、クラウドサーバ2に入場情報を自動送信するようにしている。
また、来店管理アプリは、ビーコン受信部31によりビーコン情報を受信したことをトリガーとして起動させることができるため、来店管理アプリが起動されていない状態であっても、前述した店舗名の抽出やクラウドサーバ2への入場情報の送信を自動的に行うことができる。
なお、3G回線/LTE回線については、いずれの回線を選択できるようにしてもよく、例えば、対象電波の受信エリア外に位置する等の理由により、一方の回線が使用できない場合は、他方の回線を自動的に選択するようにすることもできる。
(クラウドサーバ)
クラウドサーバ2は、本実施形態に係るサーバの一例であり、プログラム制御により動作する情報処理装置である。
クラウドサーバ2は、複数の遊技場について、遊技場ごとに、遊技者の入場判定、特典付与、来店情報の集計といった来店管理を行う。
クラウドサーバ2は、具体的には、図6に示すように、通信部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24と、制御部25とを備えている。
通信部21は、公衆回線4を介して携帯端末3との通信を行う。
具体的には、通信部21は、図示しないルータ等の中継装置を介してインターネット回線と接続され、さらに、インターネット回線と移動体通信網(3G回線/LTE回線)との接続を介して、携帯端末3との通信が可能となる。
通信部21は、公衆回線4を介し、携帯端末3から入場情報を受信し、携帯端末3にポイント情報や来店情報を送信する。
また、通信部21は、インターネット回線を介して、各遊技場の事務所に設置された事務所端末9に来店情報を送信することもできる。
操作部23は、キーボードやマウスなどの入力装置からなり、例えば、景品交換時におけるポイント処理操作、ユーザ情報の編集操作等を行う。
表示部24は、液晶モニターなどの表示装置からなり、例えば、ポイント関連情報(図8、9参照)、来店情報(図15〜図18,図21〜図23参照)等を表示する。
記憶部22は、クラウドサーバ2が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
記憶部22に記憶されるデータには、例えば、ユーザ情報、ポイント情報、来店情報等がある。
ユーザ情報は、図7に示すユーザ情報テーブルT2として記憶される。
ポイント情報は、図8に示すポイント管理テーブルT3及び図9に示すポイント履歴テーブルとして記憶される。
制御部25は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶部22に記憶されているプログラムを読み込むことで、クラウドサーバ2が備える各種機能を実行する。
制御部25は、遊技者が携帯する携帯端末3からの要求に応じ、ユーザ情報の登録を行う。
具体的には、遊技者が携帯する携帯端末3からユーザ情報登録要求を受けると、そのユーザ情報登録要求情報に含まれる、携帯端末3のMACアドレス、メールアドレス、遊技者の生年月日、性別を対応付けたユーザ情報テーブルT2として記憶部22に記憶する(図7参照)。
制御部25は、入場判定手段として機能することで、携帯端末3から入場情報を受信すると、携帯端末3を携帯する遊技者が、入場情報により特定可能な遊技場に入場したことを判定する。
具体的には、受信した入場情報を構成する店舗名の識別情報及びMACアドレスに基づいて、そのMACアドレスを有する携帯端末3を携帯する遊技者が、その店舗名の遊技場に入場したことを判定することができる。
このような構成の来店管理システム100によれば、複数の遊技場におけるそれぞれの入場判定を遊技者の操作を介することなく自動的に行うことができる。
また、複数の遊技場における各遊技場の入場判定を、クラウドサーバ2が統括することで合理的に行うことができる。
また、本実施形態の来店管理システム100は、特典付与の処理についても、クラウドサーバ2において統括して行うようにしている。
具体的には、クラウドサーバ2は、制御部25が、特典付与手段として機能することで、遊技者の入場の判定と、入場情報に含まれる携帯端末3を携帯する遊技者を特定可能な遊技者識別情報に基づいて、所定の特典を、その遊技者に付与するようにしている。
本実施形態においては、特典として、景品交換が可能なポイントを付与する。具体的には、遊技者が来店した遊技場ごとに、1日1回を限度として、入場判定されるごとに一定のポイント(例えば1pt)を付与するようにしている。
より詳細には、入場判定の際の入場情報の構成データ(店舗名の識別情報及びMACアドレス)から遊技場及びユーザを特定し、該当するポイント管理テーブルT3のポイント欄にポイントを記録する。
例えば、入場情報が店舗名「AAA」及びMACアドレス「c4:43:8f:xx:xx:xx」からなる場合、図8に示す各遊技場のポイント管理テーブルT3の中から、「AAA店」のポイント管理テーブルT3の管理番号「26」に対応する「現在PT」欄及び「累計PT」欄に1ポイントを加算して更新する。
景品交換時には、ポイント管理テーブルT3の該当ユーザのポイントから対象景品に割り当てられたポイント分を差し引いて更新する。
この際、ユーザに対しては、氏名等の個人情報の提供を求め、これに応じた場合に限り景品交換を行うようにすることもできる。
このようにすると、個人情報の提供に抵抗がある遊技者であっても、景品の提供と引き替えに、円滑に個人情報を引き出すことが期待できる。
来店ポイントは、図9に示すように、遊技場ごとに、履歴として記録することもできる。
また、来店ポイントは、更新されるたびに、ユーザ情報テーブルT2のメールアドレス宛にメールしたり、遊技場の事務所端末9からの要求に応じ、送信することもできる。
このようにすると、クラウドサーバ2だけでなく、携帯端末3や事務所端末9を介して、ポイント情報を知ることができる。
次に、本実施形態の来店管理システム100における入場判定及びポイント付与の動作について説明する。
図10は、ユーザ情報の登録時における動作を示す動作手順図である。
本実施形態の来店管理システム100においては、入場判定やポイント付与の処理に先だって、図10に示すユーザ情報の登録工程を必要とする。
図10に示すように、ユーザ情報の登録に際し、まず、携帯端末3は来店管理アプリをダウンロードする(S1)。
来店管理アプリは、アプリの提供サイト(例えば、遊技機メーカのウェブサイト)に自らアクセスすることでダウンロードすることができる。
また、図11に示すように、来店管理アプリの提供サイトのURLの二次元コードが印刷されたステッカーが遊技場に貼られている場合は、遊技者の携帯端末3のコード読取り機能によりステッカー上の二次元コードを読み取ることで、来店管理アプリの提供サイトに誘導されてダウンロードすることができる。このようにすると、遊技者は、来店管理アプリの提供サイトを探したり、URLを入力する手間なく円滑に来店管理アプリをダウンロードすることができる。
次に、携帯端末3において、ダウンロードした来店管理アプリを起動して(S2)、ユーザ情報の入力を行う(S3)。具体的には、来店管理アプリの初回起動時は、図12(a)に示す登録画面を携帯端末3の表示部34に表示させ、遊技者に、性別・生年月日、携帯端末3のメールアドレスを入力させるようにしている。
ユーザ情報の入力後、登録操作が行われると、携帯端末3は、クラウドサーバ2に対し、ユーザ情報の登録要求を送信する(S4)。具体的には、S3において入力されたユーザ情報と携帯端末3のMACアドレスからなる登録要求情報をクラウドサーバ2に送信する。
なお、ユーザ情報の登録操作後、クラウドサーバ2から登録完了を示す登録応答があるまでの間、携帯端末3は、図12(b)に示すように、ユーザ情報が登録中であることを示すメッセージを、表示部34に表示する。
クラウドサーバ2は、ユーザ情報の登録要求を受信すると、ユーザ情報の登録処理を行う(S5)。具体的には、登録要求情報をなすMACアドレスとユーザ情報を対応付けたユーザ情報テーブルT2を記憶部22に記憶する。
クラウドサーバ2は、ユーザ情報の登録が終わると、登録が完了したことを示すユーザ情報登録応答を携帯端末3に送信する(S6)。具体的には、遊技場の識別情報とビーコン発信機1の機器IDとを対応付けたビーコンテーブルT1からなる登録応答情報を携帯端末3に送信する。
携帯端末3は、ユーザ情報登録応答を受信すると、登録応答情報からビーコンテーブルT1を取り出して記憶部33に記憶する(S7)。
携帯端末3は、図12(c)に示すように、ユーザ情報の登録が完了したことを示すメッセージを、表示部34に表示する。
図13は、入場判定及びポイント付与の動作を示す動作手順図である。
以下、BBB店に遊技者が入場する際の入場判定及びポイント付与の動作について説明する。
まず、携帯端末3がビーコン発信機1からビーコン情報を受信する(S11)。具体的には、遊技者がBBB店に入場する際、遊技者が携帯する携帯端末3が遊技場の入口に設置されたビーコン発信機1から発信されるビーコン情報の受信エリア内に位置することで、ビーコン情報が携帯端末3により受信される。
携帯端末3は、ビーコン情報を受信すると、ビーコン情報に含まれる機器ID「a3fg」をキーとしてビーコンテーブルT1との照合を行う(S12)。
一致する機器IDが検出されると、所定の入場情報をクラウドサーバ2に送信して、来店ポイントの加算要求を行う(S13)。具体的には、機器ID「a3fg」に対応する店舗の識別情報「BBB」と携帯端末3のMACアドレスからなる入場情報をクラウドサーバ2に送信する。
クラウドサーバ2は、入場情報を受信すると入場判定を行う(S14)。
具体的には、入場情報に含まれる遊技場の識別情報「BBB」及びMACアドレスに基づいて、そのMACアドレスを有する携帯端末3を有する遊技者が、その識別情報によって特定される遊技場「BBB店」に入場したことを判定することができる。
入場判定に続き、クラウドサーバ2は、来店ポイントの加算処理を行う(S15)。具体的には、入場情報に含まれる店舗名の識別情報「BBB」から特定される遊技場「BBB店」のポイント管理テーブルT3において、入場情報に含まれるMACアドレスから特定される遊技者のポイント欄にポイント(1pt)を加算する。
クラウドサーバ2は、来店ポイントの加算処理が終了すると、来店ポイントの加算応答を携帯端末3に送信する(S16)。具体的には、加算したポイント情報(1pt)及び遊技場の識別情報「BBB」を含む加算応答情報を携帯端末3に送信する。
来店ポイントの加算応答を受信した携帯端末3では、ポイント情報を表示部34に表示する(S17)。具体的には、加算応答情報に含まれる遊技場の識別情報「BBB」とポイント情報(1pt)に基づいて、来店した遊技場「BBB店」と付与されたポイント(1ポイント)を表示部34に表示する(図14参照)。
このように、本実施形態に係る来店管理システム100によれば、複数の遊技場におけるそれぞれの入場判定を遊技者の操作を介することなく自動的に行い、また、複数の遊技場における各遊技場の入場判定やポイント管理を、クラウドサーバ2により統括的に行うようにしている。
このため、各遊技場にはビーコン発信機1を設置するだけでよく、管理装置、中継装置、及び配線設備が不要となることから、従来の遊技場システムに比べ、大幅にコストを抑えることができる。
ところで、本実施形態の来店管理システム100では、上述した入場判定やポイント管理に加え、複数の遊技場に亘る遊技履歴等、遊技場ごとの来店情報を、クラウドサーバ2により統括的に集計することができる。
そこで、本実施形態のクラウドサーバ2は、制御部25が、来店情報集計手段として機能することで、入場判定が行われたときの入場情報に基づいて、所定の来店情報を遊技場ごとに集計するようにしている。
例えば、入場判定が行われたときの入場情報が、MACアドレス「c4:43:8f:xx:xx:xx」及び店舗名の識別情報「BBB」から構成されている場合、ユーザ情報テーブルT2においてそのMACアドレスから特定される管理番号「26」の遊技者が、「BBB店」に来店したものと判定されることから、店舗名、管理番号、来店回数の各欄が設けられたテーブルデータにおいて、店舗名「BBB店」及び管理番号「26」に対応する「来店回数」における数値に「1」加算して更新する。この集計処理は、入場判定のたびに行う
このようにすると、複数の遊技場における来店情報を統括して集計しつつも、店舗名を指定するだけで、必要な遊技場の集計情報だけを取り出すことができる。
また、管理番号「26」をキーとしてユーザ情報テーブルT2を参照することで、遊技者の生年月日及び性別を抽出することができる。
このため、遊技場ごとに集計された来店情報を、年齢層別や男女別に分類して集計することができる。
さらに、来店情報を、入場判定が行われた日時に紐付けて記憶させることによって、遊技場ごとの来店情報を、月、週、日といった時系列に基づいて集計することができる。
例えば、集計対象として特定の月を指定することによって、その月の初日から末日に至る日ごとの来店者数の合計値を集計することができる。
図15は、月別の来店者数をグラフに表した図である。
具体的には、来店者数の月間における集計値をその月の日数で割ることで求まるその月における一営業日当たりの来店者数の平均値(平均来店者数)であり、これをある遊技場の9月〜12月について棒グラフで表したものである。
このようなグラフによれば、来店者数が多い月や少ない月を、視覚を通じて、すぐに把握することができる。
また、図16は、月別年齢別の来店者数をグラフに表した図である。
具体的には、9月〜12月における各平均来店者数を、さらに、所定の年齢層(18〜34歳、35〜49歳、50歳以上)に分類して集計し、棒グラフ(図16(a))と円グラフ(図16(b))で表したものである。
このようなグラフによれば、遊技場における来店者数の増減傾向や年齢層ごとの来店者の割合を、視覚を通じて容易に把握することができる。
また、図17は、月別男女別の来店者数をグラフに表した図である。
具体的には、9月〜12月における各平均来店者数を、さらに、男女別に分類して集計し、棒グラフ(図17(a))と円グラフ(図17(b))で表したものである。
このようなグラフによれば、特定の遊技場における来店者数の増減傾向及び性別ごとの来店者の割合を、視覚を通じて容易に把握することができる。
また、図18は、ある遊技場の来店者数の増減傾向を棒グラフ及び折れ線グラフで表した図である。
具体的には、9月〜12月における日ごとの来店者数を棒グラフと折れ線グラフで表したものである。
図18(b)の折れ線グラフによれば、来店者数の増減傾向を全体的に把握することができ、図18(a)の棒グラフによれば、特定月における日ごとの来店者数を把握することができる。
このため、これらのグラフによれば、特定の遊技場における来店者数の全体傾向と来店者数の詳細を円滑に対比することができる。
また、クラウドサーバ2は、制御部25が、来店情報集計手段として機能することで、入場の判定が行われた時期と入場情報に含まれる遊技者識別情報に基づいて、遊技者の来店履歴を遊技場ごとに集計することができる。
なお、このような来店履歴を集計する前提として、遊技場ごとに集計された来店情報を、入場判定が行われた日時に紐付けて記憶することとする。
このような前提のもと、例えば、管理番号「26」の遊技者の遊技履歴を求める場合には、管理番号「26」をキーとして来店情報の検索を行う。
そうすると、管理番号「26」の遊技者の遊技場ごとの来店情報がその入場判定が行われた日時とともに抽出される。
このため、抽出された来店情報を、例えば、時系列の新しい順に並べることによって、特定の遊技者に関する複数の遊技場に亘る遊技履歴を容易に追跡することができる。
また、ポイント管理テーブルT3を参照することで、管理番号「26」の遊技者のポイント履歴も抽出することができる。
このため、集計した遊技履歴やポイント履歴の情報を、遊技者の携帯端末3に閲覧可能に送信することによって、例えば、図19に示すように、携帯端末3の表示部34に、来店した遊技場の店舗名、来店ポイント及び最終来店日時を識別可能な履歴(「来店のあしあと」)を表示させることができる。また、特定の遊技場における来店ポイントの履歴を表示させることもできる。
例えば、来店した日時や景品交換を行った日時ごとに来店ポイントを付与・消費した履歴を携帯端末3において一覧できるようにすることができる。
さらに、本実施形態の来店管理システム100では、入場判定において、遊技場への入場だけでなく、遊技場からの退場を判定することができることから、入退場に関連した来店情報の集計も可能である。
そこで、入場判定と退場判定を可能とする本実施形態の入場判定手段について説明する。
図20は、本実施形態に係る入場判定手段における入場判定及び退場判定を説明するための図である。なお、同図は、遊技場の出入口周辺における平面図である。
図20に示すように、ビーコン発信機1は、遊技場の出入口の店内側と店外側に設置することを条件とする。具体的には、遊技場の入場又は退場の際における遊技者の移動方向X又は移動方向Yに沿って、店外側のビーコン発信機1aと店内側のビーコン発信機1bを設置する。
このような条件のもと、クラウドサーバ2は、制御部25が、入場判定手段として機能することで、店外側のビーコン発信機1aに係る機器IDを含む入場情報を受信した後に、店内側のビーコン発信機1bに係る機器IDを含む入場情報を受信したときは、遊技者が入場したとの判定を行い、店内側のビーコン発信機1bに係る機器IDを含む入場情報を受信した後に、店外側のビーコン発信機1aに係る機器IDを含む入場情報を受信したときは、遊技者が退場したとの判定を行うようにしている。
例えば、店外側のビーコン発信機1aに係る機器IDを「a3fg1」とし、店内側のビーコン発信機1bに係る機器IDを「a3fg2」とした場合の入退場の判定について説明する。
入場の際、遊技者は必ず移動方向Xに向かって遊技場に入場するため、携帯端末3は、機器ID「a3fg1」を含むビーコン情報を受信し、次いで、機器ID「a3fg2」を含むビーコン情報を受信することになる。
また、ビーコン情報の受信に応じ、携帯端末3は、クラウドサーバ2に、機器ID「a3fg1」及びMACアドレスを含む入場情報を送信し、次いで、機器ID「a3fg2」及びMACアドレスを含む入場情報を送信する。なお、各入場情報は、同じ携帯端末3から送信されるため、各入場情報に含まれるそれぞれのMACアドレスは同一となる。
このため、クラウドサーバ2が、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信した場合であって、2回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスが、1回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスと同一であったときは、そのMACアドレスを有する携帯端末3を携帯する遊技者が入場したことを判定することができる。
他方、退場の際、遊技者は必ず移動方向Yに向かって遊技場から退場するため、携帯端末3は、機器ID「a3fg2」を含むビーコン情報を受信し、次いで、機器ID「a3fg1」を含むビーコン情報を受信することになる。
また、ビーコン情報の受信に応じ、携帯端末3は、クラウドサーバ2に対し、機器ID「a3fg2」及びMACアドレスを含む入場情報を送信し、次いで、機器ID「a3fg1」及びMACアドレスを含む入場情報を送信する。
このため、クラウドサーバ2は、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した場合であって、2回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスが、1回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスと同一であったときは、そのMACアドレスを有する携帯端末3を携帯する遊技者が退場したことを判定することができる。
なお、クラウドサーバ2において、1回目の入場情報を受信してから所定時間(例えば、1〜2秒)を経過しても2回目の入場情報を受信しない場合には、入場又は退場の対象から除外することで、入退場の精度を向上させるとともに、クラウドサーバ2における処理負荷を軽減することができる。
また、図20では、入場の際の移動経路と退場の際の移動経路が異なる場合の例を図示しているが、これらの経路が共通であっても入退場を判定することができる。
このようにすると、制御部25は、来店情報集計手段として、入場の判定及び退場の判定が行われたときの入場情報に基づいて来店情報を遊技場ごとに集計することができる。
例えば、入退場の判定に係る入店時刻と退店時刻を、図示しないタイマによって特定することができ、退店時刻から入店時刻を差し引くことによって、遊技場における遊技者の滞在時間を求めることができる。
このため、来店情報を、入店時刻、退店時刻、滞在時間に基づくカテゴリーに分類して集計することができる。
例えば、図21は、時間帯ごとの入店人数、退店人数、滞在人数をグラフで表した図である。
具体的には、1日の営業時間における営業開始時から営業終了時に至る1時間ごとに、入店時刻に基づき入店人数を集計し、退店時刻に基づき退店人数を集計し、入店人数から退店人数を差し引いて滞在人数を集計し、これらを棒グラフに表したものである。
このようにすると、入店人数だけでなく、退店人数や滞在人数を求めることができるため、1日の営業時間内における遊技動向をより詳細に分析することができる。
また、図22は、特定月における週別の来店者数及び平均滞在時間等を図表及びグラフに表した図である。
このような図表及びグラフによれば、来店者数と滞在時間との関係を週別及び曜日別に分析することができる。
例えば、日曜日は、週を問わず、来店者数と滞在時間は、ともに大きい値となっているのに対し、1月13日の週における水曜日は、遊技者数の多さに比べ滞在時間が短いことを把握することができる。
また、本日(当日)の来店情報も識別可能に表示できるため、過去の営業日における来店情報を対比しながら閲覧することができる。
さらに、クラウドサーバ2を、図示しない管理装置であって、遊技場内のすべての遊技機に関する遊技情報の集計を行うホールコンピュータと通信可能に接続することによって、ホールコンピュータが集計した遊技情報をクラウドサーバ2に取り込んで分析することもできる。
例えば、図22(a)の下欄に示すように、週別及び曜日別に対応させて、台粗利(売上げ)と来店情報とを比較可能に集計することができる。
このようにすると、週別及び曜日別に集計した来店情報と遊技場の利益との関係に基づいて、来店情報の分析や営業分析を行うことができる。
また、図23(a)は、来店した遊技者の来店回数を月別に分類した図表であり、図23(b)は、来店した遊技者の平均滞在時間を月別に分類した図表である。
図23(a)の図表によれば、来店した遊技者の来店回数を、回数ごとに集計しているため、例えば、再来店者の割合を詳細に把握することができ、また、新規ユーザの割合を推測することができる。
また、図23(b)の図表によれば、来店した遊技者の平均滞在時間ごとの割合を集計しているため、例えば、長時間に亘って遊技する遊技者の割合や、来店後、短時間で退店する遊技者の割合を把握することができる。
なお、上述した以外にも、前月の曜日ごとの平均来店者数と今週の曜日ごとの来店者数との対比や、前年同月比(前年の特定月の来店回数と今年の同月の来店回数との対比)など、年、月、週、曜日、時間等の時間基準、比較する来店情報等を任意に指定することで、来店情報を、様々な観点に基づき比較可能に表示することもできる。
以上のように、本発明の第一実施形態に係る来店管理システム100によれば、複数の遊技場における各遊技場への入場判定や特典付与だけでなく、来店管理の集計についても、クラウドサーバ2によって統括的に行うことができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る来店管理システム100について、図24及び図25を参照して説明する。
図24は、本発明の第二実施形態に係る来店管理システムにおいて、来店管理アプリに従って遊技者の位置を特定する処理を説明するための図であるである。
図25は、ビーコン発信機と遊技者との距離と、遊技機の台番号との対応付けからなるテーブルデータである。
本実施形態に係る来店管理システム100は、遊技者の遊技場内における位置を特定することを特徴とする。
このため、本実施形態の来店管理システム100では、ビーコン発信機1を遊技場のホール内に複数設置する点において第一実施形態と異なる。
このようにすると、ビーコン情報に含まれる機器IDと遊技場内における位置を特定可能な識別情報を一対一に対応付けておくことにより、携帯端末3又はクラウドサーバ2が受信する機器IDから遊技者の遊技場内におけるおおよその位置を特定することができる。
さらに、本実施形態においては、携帯端末3に備えられる来店管理アプリの機能によって、遊技者の遊技場内の詳細な位置を特定するようにしている。
このため、来店管理アプリは、携帯端末3の制御部35に、ビーコン発信機1から受信したビーコン情報の受信強度を測定する受信強度測定手段として機能させ、受信した受信強度に基づき携帯端末3の位置を特定可能な位置情報をクラウドサーバ2に送信する位置情報送信手段として機能させることによって、クラウドサーバ2に、携帯端末3から受信した位置情報に基づいて、携帯端末3を携帯する遊技者の遊技場内における位置を特定させるようにしている。
以下、遊技者Aの遊技場内における位置として、遊技者Aが遊技を行っている遊技機を特定する例について説明する。
この例において、図24に示すように、複数の遊技機からなる遊技機島ごとにビーコン発信機1が取り付けられ、すべての遊技機の設置場所において、複数のビーコン発信機1からビーコン情報を受信できるものとする。
まず、図25に示す「ビーコン発信機と遊技者の距離」と「台番号」とを対応付けたテーブルデータ(以下、テーブルという)の生成方法について説明する。
このテーブルは、ある遊技機の位置において受信されるビーコン情報の受信信号強度(dB)を所定の測定器で測定するとともに、各ビーコン発信機1と遊技機との距離を求め、求めた距離を、その遊技機の台番号と対応するビーコン番号の欄に入力することで生成され、この処理を、すべての遊技機に対して行うことで完成する。
例えば、台番号777の位置におけるビーコン情報の受信信号強度を実測し、受信信号強度が高い順から4つを選んで各ビーコン発信機1との距離を求める。
この結果、ビーコン番号(3)との距離は5m、ビーコン番号(4)との距離は1m、ビーコン番号(7)との距離は6m、ビーコン番号(8)との距離は3mとの結果を得たものとする。
この場合、テーブルの777番台の行において、ビーコン番号(3)の欄に「5」を入力し、ビーコン番号(4)の欄に「1」を入力し、ビーコン番号(7)の欄に「6」を入力し、ビーコン番号(8)の欄に「3」を入力する。
そして、この作業を、すべての遊技機の台番号について行い、対応するビーコン発信機1との距離を入力することで図25のテーブルは完成する。
完成したテーブルは、携帯端末3の記憶部33に記憶することで、来店管理アプリによる遊技者の位置特定処理の準備が完了する。
次に、来店管理アプリに従い行われる遊技者の位置の特定処理について説明する。
ここでは、既に遊技場に入場した遊技者Aの遊技場における位置を特定する場合について説明する。
この場合、遊技者の携帯端末3は、遊技場内に設置された複数のビーコン発信機1からビーコン情報を受信すると、各ビーコン情報の受信信号強度を測定する。
制御部35は、来店アプリに従い、受信信号強度の高い順から4つの機器IDを選び、それらの機器IDから特定されるビーコン発信機1との距離を受信信号強度に基づいて求める。
この結果、ビーコン番号(2)との距離は4m、ビーコン番号(3)との距離は10m、ビーコン番号(6)との距離は3m、ビーコン番号(7)との距離は9mとの算出値を得たものとする。
制御部35は、来店アプリに従い、これらの算出値とテーブルのデータとを対照し、最も近似するところの台番号(77番台)を位置情報として求める。
そして、携帯端末3は、求めた位置情報をクラウドサーバ2に送信することで、クラウドサーバ2は、受信した位置情報(台番号:77番台)に基づき、遊技者Aの位置を特定することができる。
これにより、遊技者Aが遊技をしている遊技機が77番台の遊技機であることを特定することができる。
このようにすると、遊技場における遊技者の位置を特定するだけでなく、一定の時間ごとに特定することで、遊技者の行動を追跡することができる。
このため、例えば、遊技場のレイアウトを示す画面上に、遊技者の位置を示すマークを表示させることで、遊技者が、どの機種の遊技機でどのくらい遊技を行ったか、遊技台の選択に迷っているかどうか等、様々な遊技者の動向を、視覚を通じて容易に把握することができる。
ところで、携帯端末3が、衣服のポケットやカバンの中に納められている状態(外部に露出していない状態)は、ビーコン情報の電波が、布地や皮革等により妨害され、携帯端末3が外部に露出している状態に比べ、ビーコン情報の受信信号強度が低下する。
そうすると、前述した携帯端末3(遊技者)の位置特定は、受信信号強度により算出された距離に基づいて行われるため、携帯端末3が外部に露出していない状態のときは、精度が低下する問題が生じる。
この問題に対し、本実施形態の来店管理システム100では、来店管理アプリの起動態様が、実行起動されている状態(フォアグラウンド状態)と待機起動されている状態(バックグラウンド状態)とがあることを前提として、このうち、バックグラウンド状態の検知に基づく固有の構成によって解消するようにしている。
すなわち、来店管理アプリは、アプリに関する操作を行っているときはフォアグラウンド状態であるが、一定時間操作をしていないことによってバックグラウンド状態に切り替わるため、携帯端末3がポケット等の中に納められているときにはバックグラウンド状態となっていることが多い。
したがって、本実施形態の来店管理アプリでは、ビーコン情報を受信したときの状態がバックグラウンド状態である場合には、携帯端末3が外部に露出していないと見なし、その受信信号強度を、フォアグラウンド状態のときに受信したビーコン情報の受信信号強度になるように補正するようにしている。
具体的には、来店管理アプリは、制御部35に、来店管理アプリが実行起動されているか待機起動されているかによって、携帯端末3が外部に露出されている状態か否かを判定する露出判定手段として機能させ、携帯端末3が外部に露出されていない状態と判定されたときにおいて、ビーコン発信機1からビーコン情報を受信すると、当該受信したビーコン情報の受信強度を補正する受信強度補正手段として機能させ、位置情報送信手段として、補正した受信強度に基づく位置情報をクラウドサーバ2に送信させるようにしている。
つまり、来店管理アプリがバックグラウンドの状態において、周囲のビーコン発信機1からビーコン情報を受信した場合、その受信信号強度がX(db)である場合、これを補正式(X+α)により補正した値に基づいてビーコン発信機1との距離を算出するようにしている。調整値「α」は、例えば、測定器を通常に使用してビーコン情報を測定したときの受信信号強度と、測定器を布地や被服で覆った状態で測定したときの受信信号強度との差を用いる。
例えば、来店管理アプリがバックグラウンドの状態のときにビーコン番号(2),(3),(6),(7)の各ビーコン発信機1から受信したビーコン情報の受信信号強度が、それぞれX(2),X(3),X(6),X(7)と測定されたものとすると、各補正値は、X(2)+α、X(3)+α、X(6)+α、X(7)+αとなる。
そして、これらの補正値に基づいて各ビーコン発信機1との距離が、ビーコン番号(2)とは4m、ビーコン番号(3)とは10m、ビーコン番号(6)とは3m、ビーコン番号(7)とは9mと算出されたときは、テーブルの値との対照により、最も近似する台番号の情報(77番台)を携帯端末3の位置情報として求めることができる。
そして、携帯端末3は、求めた位置情報をクラウドサーバ2に送信し、クラウドサーバ2は、受信した位置情報(台番号の情報)に基づき、遊技者Aの位置(77番台)を特定することができる。
このようにすると、携帯端末3が、ポケットなどに収納され、外部に露出されていないために、ビーコン情報の受信信号強度が低下する場合であっても、遊技場における遊技者(携帯端末3)の位置を正確に求めることができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る来店管理システム100について説明する。
本実施形態の来店管理システム100は、遊技場に設置されたビーコン情報の電池切れ等の不具合を検知できる点に特徴を有する。
本実施形態のビーコン発信機1は、乾電池やボタン電池を電源として駆動する。
このため、ビーコン発信機1は、電池の残量が少なくなると、徐々に電圧が下がって動作が間欠的になり、その後、電池の残量が無くなり、故障したときは、ビーコン発信機1は全く動作しなくなる。
このようなビーコン発信機1の動作に伴い、遊技者が遊技場に入場したとしても、遊技者の携帯端末3では、ビーコン情報を徐々に又は全く受信しなくなり、このため、クラウドサーバ2においても入場情報を受信しなくなる。
本実施形態の来店管理システム100は、このような各機器の動作に着目し、特定の遊技場に係る入場判定の回数が徐々に減り、又は、極端に少なくなった場合、その遊技場に設置されたビーコン発信機1の異常を検知するようにしている。
具体的には、クラウドサーバ2は、制御部25が、入場回数集計手段として機能することで、入場判定手段による入場の判定が行われた回数を遊技場ごとに集計し、異常検知手段として機能することで、所定期間における入場判定の回数が所定の閾値未満の遊技場、又は、所定期間において入場判定の回数が時間の経過に応じて減少する遊技場を抽出することによって、抽出された遊技場に設置されたビーコン発信機1の異常を検知するようにしている。
例えば、各遊技場における過去の入場の判定の回数の実績値等に基づいて基準回数を設定し、この基準回数に満たなかった遊技場については、その遊技場に設置されているビーコン発信機1が異常であることを検知する。
詳細には、入場判定回数の平均値が100回であり、その1割の回数(10回)を基準回数とした遊技場において、1日に集計した入場判定の回数が10回未満となった場合、その遊技場に設置したビーコン発信機1に何らかの障害があったか、その可能性が高いとみなして、これを検知する。
異常を検知した場合、クラウドサーバ2の表示部24に、店舗名や機器IDとともにビーコン発信機1について警告のメッセージを表示し、また、予め登録したメールアドレス宛に同様のメッセージをメールすることで、事務所端末9を介して遊技場の管理者等に警告することができる。
また、入場判定の回数を時系列に監視し、特有の変化を検知したときにビーコン発信機1の異常を検知することもできる。
例えば、1日当たりの入場判定回数が、数日間(例えば7日間)連続して前日より下がったことや、前日からの下がり幅(前日の入場判定回数と当日の入場判定回数の差)が所定の基準幅(例えば、50回)を超過したことを検知した場合に、ビーコン発信機1の異常を検知するように設定することができる。
このように本実施形態の来店管理システム100によれば、各遊技場に設置されたビーコン発信機1の異常を、クラウドサーバ2において、すべて検知し、これを遊技場の事務所端末9等に通知するようにしている。
このため、ビーコン発信機1の障害に対し迅速に対応し、又は、ビーコン発信機1の障害発生を未然に防ぐことができることから、来店管理システム100に係るサービスを安定して運営することができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態に係る来店管理システム100について説明する。
本実施形態の来店管理システム100は、遊技者が、自身の携帯端末3を、他の異なる携帯端末3に変更する場合において、それまで貯めた来店ポイントを変更後の携帯端末3に移行できるようにした点に特徴を有する。
これは、図8のポイント管理テーブルT3に示すように、付与されたポイントは、携帯端末3のMACアドレス(端末識別情報)と紐付けて管理されていることから、携帯端末3を、MACアドレスが異なる携帯端末3に変更した場合、そのままでは、それまで貯めた来店ポイントが、変更後の携帯端末3に引き継がれないため、このような問題を解消しつつ、来店ポイントの移行処理を円滑に行えるようにしたものである。
すなわち、クラウドサーバ2では、制御部25が、特典情報記憶手段として機能することで、付与された来店ポイント(特典の情報)を、携帯端末3に固有のMACアドレス(端末識別情報)に対応付けて記憶することを前提の構成としつつ、本実施形態においては、引継情報記憶手段として機能することで、携帯端末3から、所定の引継準備要求情報を受信すると、所定の引継情報を、その携帯端末3のMACアドレスに関連付けて記憶し、また、引継情報送信手段として機能することで、その引継情報を、携帯端末3に送信するようにしている。
携帯端末3では、制御部35が引継情報表示手段として機能することで、クラウドサーバ2から受信した引継情報を表示するようにしている。
また、認証情報送信手段として機能することで、所定の操作によって入力された引継情報をクラウドサーバ2に送信するようにしている。
そして、クラウドサーバ2では、制御部25が特典情報記憶手段として機能することで、所定の携帯端末3(変更後の携帯端末3)から引継情報を受信したときは、受信した引継情報に関連付けて記憶されているMACアドレスを、引継情報の送信元の携帯端末3のMACアドレスに変更するようにしている。
以下、変更前の携帯端末3aのMACアドレスを「c4:43:8f:xx:xx:xx」(以下、「c4」と省略する)、変更後の携帯端末3bのMACアドレスを「aa:bb:cc:xx:xx:xx」(以下、「aa」と省略する)とし、変更前の携帯端末3aのMACアドレス「c4」には、それまで付与された来店ポイント(特典)が対応付けて管理(記憶)されている場合における来店ポイントの移行について具体的に説明する。
まず、変更前の携帯端末3aにおける操作により、クラウドサーバ2に引継準備要求を行う。具体的には、図26(a)に示すように、ユーザ情報の入力を促す入力画面を表示部34に表示させる。遊技者の操作により、メールアドレス、生年月日、性別等のユーザ情報が入力されると、これらのユーザ情報を含む機種変更要求情報をクラウドサーバ2に送信する。
クラウドサーバ2は、携帯端末3から引継準備要求を受信すると、固有の引継情報を発行する。具体的には、引継準備要求情報に含まれるユーザ情報をキーとしてユーザ情報テーブルT2を検索し、一致する情報があった場合に限り、固有の引継情報を発行する。引継情報は、例えば、所定の乱数プログラムにより、引継準備要求があるたびに固有の番号(引継番号)を発行する。本実施形態において、引継番号として「1234」が発行されたものとする。
発行された引継番号は、上記検索により特定されるユーザ情報に紐付けて記憶し、また、この引継番号を携帯端末3に送信する。本実施形態の場合、引継番号「1234」は、ユーザ情報テーブルT2において管理番号「26」に紐付けて記憶されるとともに、携帯端末3に通知される。
携帯端末3は、図26(b)に示すように、受信した引継番号を表示部34に表示する。これにより、遊技者は、発行された引継番号「1234」を知得することができる。
引継番号を知得した遊技者は、変更後の携帯端末3bに、その引継番号を入力する。
具体的には、変更後の携帯端末3bに予めインストールした来店管理アプリを起動し、引継番号の入力に関する所定の操作に応じて、図26(c)に示す画面が、表示部34に表示される。遊技者は、この画面の指示に従って、知得した引継番号を入力する。
入力された引継番号は、携帯端末3bのMACアドレスとともにクラウドサーバ2に送信される。例えば、引継番号として「1234」が入力された場合、この引継番号「1234」とMACアドレス「aa」がクラウドサーバ2に送信される。
クラウドサーバ2は、携帯端末3bから引継番号を受信すると、この引継番号に関連付けて記憶されているMACアドレスを特定し、このMACアドレスを、携帯端末3bのMACアドレスに変更する。
例えば、引継番号「1234」とMACアドレス「aa」を受信した場合、ユーザ情報テーブルT2において、引継番号「1234」を検索し、引継番号「1234」に対応付けられたMACアドレス「c4」を、引継番号とともに受信したMACアドレス「aa」に変更する。
そして、このユーザ情報テーブルT2におけるMACアドレスの変更に伴い、ユーザ情報テーブルT2において対応するMACアドレスの変更を行う。
具体的には、共通のデータ項目である「管理番号」に基づいて、ポイント管理テーブルT3の管理番号「26」のMACアドレスを、「c4」から「aa」に変更する。
これにより、変更前の携帯端末3aのMACアドレス「c4」に対応付けて記憶されている来店ポイントが、変更後の携帯端末3bのMACアドレス「aa」に対応付けて記憶される。
したがって、変更前の携帯端末3aで貯めた来店ポイントが、変更後の携帯端末3bに引き継がれることになる。
このように、本実施形態の来店管理システム100によれば、遊技者の携帯端末3aが、異なる機種の携帯端末3bに変わったときでも、遊技者による簡易操作により、来店ポイントを円滑に移行することができる。
以上説明した本発明の来店管理システムに対し、特許文献1に係るメール配信システムは、以下の点で問題があった。
特許文献1のメール配信システムによれば、遊技者は、サービス情報を得るため携帯端末を用いて来店操作を行わなければならず、遊技者にとって負担となっていた。
また、各遊技場に、管理装置、中継装置、及びLANケーブルなどの配線設備が必要となるため、遊技場側からすると、費用負担が大きいことが問題であった。
さらに、メール配信システムによって得られる来店情報は、その遊技場に限られた情報であるため、複数店舗に亘る遊技者の遊技動向を効率よく分析することができなかった。
また、チェーン店等、複数の店舗を統括管理する態様において、チェーン店の管理者は、各遊技場の来店情報をそれぞれ個別に取得しなければならず、非効率で利便性に欠くものとなっていた。
以上、本発明の来店管理システム100の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る来店管理システム100は上述した各実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、携帯端末3が、BLE規格の受信手段を備えていないことが想定される場合には、ビーコン発信機1の代わりに、無線LANのアクセスポイントを遊技場に設置することもできる。
すなわち、Wi−Fi接続の際に携帯端末3とアクセスポイントとの間で行われる交信においては、アクセスポイントから発信されるSSID(Service Set IDentifier)を受信エリア内に位置する携帯端末3が受信することになるため、固有のSSIDをビーコン発信機1に係る機器IDとすることができる。
また、携帯端末3にビーコンテーブルT1を保有させることなく、クラウドサーバ2にのみ保有させて、入場判定を行うこともできる。具体的には、ビーコン情報を受信した携帯端末3は、ビーコン情報をそのまま入場情報に含めてクラウドサーバ2に送信し、クラウドサーバ2において、ビーコン情報に含まれる機器IDをキーとしてビーコンテーブルT1を検索して、特定の遊技場における遊技者の入場を判定する。
第二実施形態に関しても、位置特定に用いるテーブルをクラウドサーバ2に保有させて、クラウドサーバ2において遊技者の位置特定を行うようにすることもできる。具体的には、携帯端末2からは、各ビーコン発信機1から受信したビーコン情報の受信信号強度のデータをクラウドサーバ2に送信させ、クラウドサーバ2において、受信した各受信信号強度に基づきテーブルを参照して遊技者の携帯する携帯端末2の位置を特定する。
また、クラウドサーバ2から携帯端末3に対するポイント情報等の通知は、携帯端末2側からの要求によらず送信を行う、いわゆるプッシュメッセージとすることができ、携帯端末3においては、来店管理アプリの機能として、プッシュメッセージの許否を選択操作できるようにすることができる(図14の「プッシュ通知」参照)。
また、クラウドサーバ2から来店者の携帯端末3にクーポン画像を表示可能に送信し、提携する飲食店やショップ等において、表示したクーポン画像を提示することにより、割引き等の特典が受けられるようにすることもできる。
1 ビーコン発信機
2 クラウドサーバ
3 携帯端末
4 公衆回線
9 事務所端末
100 来店管理システム
T1 ビーコンテーブル
T2 ユーザ情報テーブル
T3 ポイント管理テーブル

Claims (8)

  1. 複数の遊技場にそれぞれ設置された所定の固有情報を発信する発信装置と、遊技者が携帯する通信端末と、前記通信端末から送信される所定の情報の受信が可能なサーバと、を備えた来店管理システムであって、
    前記通信端末は、
    前記固有情報の受信エリア内に位置することによって前記固有情報を受信する固有情報受信手段と、
    前記固有情報を受信すると、所定の公衆回線を介して、所定の入場情報を前記サーバに送信する入場情報送信手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記通信端末から前記入場情報を受信すると、前記通信端末を携帯する遊技者が、前記入場情報により特定可能な遊技場に入場したこと又は当該遊技場から退場したことを判定する入退場判定手段と、
    前記入場の判定と、前記入場情報に含まれる前記通信端末を携帯する遊技者を特定可能な遊技者識別情報に基づいて、所定の特典を前記遊技者に付与する特典付与手段と、
    前記入場の判定が行われたとき及び前記退場の判定が行われたときの前記入場情報に基づいて、所定の来店情報を遊技場ごとに集計する来店情報集計手段と、
    前記来店情報集計手段によって集計された情報に基づいて、前記遊技場へ入場してから退場するまでの時間であって、遊技中か否かに関わらず計測される滞在時間を複数の区分に分類し、当該区分毎に対応する遊技者の割合を出力する出力手段と、
    を備える
    ことを特徴とする来店管理システム。
  2. 前記出力手段は、
    前記来店情報集計手段によって集計された情報に基づいて、新規来店者と再来店者との割合を把握可能に出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の来店管理システム。
  3. 前記遊技場は、複数の遊技機島から構成され、
    前記発信装置は、前記遊技場を構成する遊技機島に対応して設けられるとともに、各遊技機島の間の通路に面するように設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の来店管理システム。
  4. 前記発信装置は、遊技場の入場又は退場の際に遊技者が移動する方向に沿って店外側と店内側に設置され、
    前記入退場判定手段は、
    店外側の発信装置に係る固有情報に基づく入場情報を受信した後に、店内側の発信装置に係る固有情報に基づく入場情報を受信したときに、前記遊技者が遊技場に入場したことを判定し、店内側の発信装置に係る固有情報に基づく入場情報を受信した後に、店外側の発信装置に係る固有情報に基づく入場情報を受信したときに、前記遊技者が遊技場から退場したことを判定し、
    前記来店情報集計手段は、
    前記入場の判定及び前記退場の判定が行われたときの前記入場情報に基づいて、所定の来店情報を遊技場ごとに集計する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の来店管理システム。
  5. 前記サーバは、
    前記特典付与手段により付与された特典の情報を、前記通信端末に固有の端末識別情報に対応付けて記憶する特典情報記憶手段と、
    前記通信端末から、所定の引継準備要求情報を受信すると、所定の引継情報を、その通信端末の前記端末識別情報に関連付けて記憶する引継情報記憶手段と、
    前記引継情報を、前記通信端末に送信する引継情報送信手段と、を備え、
    前記通信端末は、
    前記サーバから受信した前記引継情報を表示する引継情報表示手段と、
    所定の操作によって入力された引継情報を前記サーバに送信する引継情報送信手段と、を備え、
    前記特典情報記憶手段は、
    所定の通信端末から前記引継情報を受信したときは、受信した引継情報に関連付けて記憶されている前記端末識別情報を、前記所定の通信端末の前記端末識別情報に変更する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の来店管理システム。
  6. 遊技者の携帯する通信端末から送信される所定の情報の受信が可能なサーバであって、
    複数の遊技場にそれぞれ設置された発信装置から発信された固有情報を、当該固有情報の受信エリア内に位置することで受信することにより、前記通信端末から所定の公衆回線を介して送信される所定の入場情報を受信すると、前記通信端末を携帯する遊技者が前記入場情報により特定可能な遊技場に入場したこと又は当該遊技場から退場したことを判定する入退場判定手段と、
    前記入場の判定と、前記入場情報に含まれる前記通信端末を携帯する遊技者を特定可能な遊技者識別情報に基づいて、所定の特典を前記遊技者に付与する特典付与手段と、
    前記入場の判定が行われたとき及び前記退場の判定が行われたときの前記入場情報に基づいて、所定の来店情報を遊技場ごとに集計する来店情報集計手段と、
    前記来店情報集計手段によって集計された情報に基づいて、前記遊技場へ入場してから退場するまでの時間であって、遊技中か否かに関わらず計測される滞在時間を複数の区分に分類し、当該区分毎に対応する遊技者の割合を出力する出力手段と、を備える
    ことを特徴とするサーバ。
  7. 複数の遊技場にそれぞれ設置された所定の固有情報を発信する発信装置と、遊技者が携帯する通信端末と、前記通信端末から送信される所定の情報の受信が可能なサーバとを来店管理システムとして機能させるため前記通信端末に備えられる来店管理アプリケーションプログラムであって、
    前記通信端末のコンピュータを、
    前記固有情報の受信エリア内に位置することによって前記固有情報を受信する固有情報受信手段、及び、前記固有情報を受信すると、所定の公衆回線を介して、所定の入場情報を前記サーバに送信する入場情報送信手段、として機能させることによって、少なくとも、前記サーバに、前記入場情報の受信によって前記通信端末を携帯する遊技者の遊技場への入場判定を行わせ、
    前記発信装置から受信した前記固有情報の受信強度を測定する受信強度測定手段、及び、受信した受信強度に基づき前記通信端末の位置を特定可能な位置情報を前記サーバに送信する位置情報送信手段、として機能させることによって、前記サーバに、前記通信端末から受信した位置情報に基づいて、前記通信端末を携帯する遊技者の遊技場内における位置を特定させ、
    来店管理アプリケーションプログラムが実行起動されているか待機起動されているかによって、前記通信端末が外部に露出されている状態か否かを判定する露出判定手段、及び、前記通信端末が外部に露出されていない状態と判定されたときにおいて、前記発信装置から前記固有情報を受信すると、当該受信した固有情報の受信強度を補正する受信強度補正手段、として機能させ、前記位置情報送信手段に、前記補正した受信強度に基づく位置情報を前記サーバに送信させる
    ことを特徴とする来店管理アプリケーションプログラム。
  8. 複数の遊技場にそれぞれ設置された所定の固有情報を発信する発信装置と、遊技者が携帯する通信端末と、前記通信端末から送信される所定の情報の受信が可能なサーバと、を来店管理システムとして機能させるための来店管理アプリケーションプログラムであって、
    前記通信端末のコンピュータを、
    前記固有情報の受信エリア内に位置することによって前記固有情報を受信する固有情報受信手段、及び
    前記固有情報を受信すると、所定の公衆回線を介して、所定の入場情報を前記サーバに送信する入場情報送信手段、として機能させ、
    前記サーバのコンピュータを、
    前記通信端末から前記入場情報を受信すると、前記通信端末を携帯する遊技者が、前記入場情報により特定可能な遊技場に入場したこと又は当該遊技場から退場したことを判定する入退場判定手段、
    前記入場の判定と、前記入場情報に含まれる前記通信端末を携帯する遊技者を特定可能な遊技者識別情報に基づいて、所定の特典を前記遊技者に付与する特典付与手段、
    前記入場の判定が行われたとき及び前記退場の判定が行われたときの前記入場情報に基づいて、所定の来店情報を遊技場ごとに集計する来店情報集計手段、及び
    前記来店情報集計手段によって集計された情報に基づいて、前記遊技場へ入場してから退場するまでの時間であって、遊技中か否かに関わらず計測される滞在時間を複数の区分に分類し、当該区分毎に対応する遊技者の割合を出力する出力手段、として機能させる
    ことを特徴とする来店管理アプリケーションプログラム。
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