JP6317191B2 - プログラム、携帯装置、サーバ及び出力方法 - Google Patents

プログラム、携帯装置、サーバ及び出力方法 Download PDF

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Description

本願は、遊技機(所謂、パチンコ、パチスロ、さらには、アーケードゲーム、カジノ向けゲーミングマシン(ビデオスロット、ビデオポーカー、ビデオキノ、ビデオブラックジャック、ビデオルーレット等))の遊技者に情報を提供するプログラム、携帯装置、サーバ及び出力方法に関する。
遊技機における遊技に係る情報を端末に送信する技術がある。特許文献1に係るサービス提供システムは、ウェブシステムを含み、サーバに蓄積された遊技者の遊技履歴を、インターネットを介して、遊技者の携帯電話端末に送信する。
特開2013−433号公報
しかしながら、特許文献1に係るサービス提供システムは、認証処理をした携帯電話端末に遊技履歴を送信するのみであり、遊技情報が含まれた情報をきめ細かく遊技者に通知することができない。
本願の目的の1つは、遊技情報が含まれた情報をきめ細かく通知することができるプログラム、携帯装置、サーバ及び出力方法を提供することにある。
本発明に開示するプログラムは、コンピュータに、遊技施設内に設置された複数の遊技機又は該複数の遊技機の周囲に複数に設置され、ブルートゥース(登録商標)による通信プロトコルを用いて情報の送信を行う通信装置から送信される該通信装置の識別情報を待ち受け、待ち受けた前記通信装置の識別情報の待ち受け結果に応じて、該通信装置の通信エリアに前記コンピュータが属したか否かを判定し、前記通信装置のうち、一の通信装置の通信エリアに属したと判定した場合、該一の通信装置の識別情報を情報処理装置へ送信し、前記一の通信装置の識別情報に対応する遊技機および該対応する遊技機以外の遊技機のうち、少なくとも一つの遊技機に関する遊技情報を前記情報処理装置または前記通信装置から受信し、受信した前記遊技情報を表示部に出力する処理を実行させることを特徴とする。
本願の一観点によれば、遊技情報が含まれた情報をきめ細かく通知することができる。
情報提供システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 携帯装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 遊技施設に設置されたビーコンの分布の一例を示す説明図である。 遊技施設に設置されたビーコンの分布の一例を示す説明図である。 通知情報テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 情報提供システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。 情報提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 情報提供停止処理の手順の一例を示すフローチャートである。 遊技施設に設置されたビーコンの分布の一例を示す説明図である。 通知情報テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 遊技機選択画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 遊技情報表示画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 他の遊技機における遊技情報を表示する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 大当たり情報通知処理の手順の一例を示すフローチャートである。 遊技履歴テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 集計画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 遊技情報記憶処理、遊技情報集計処理及び集計情報表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。 遊技機選択画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 ビーコン携帯装置対応テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 情報提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 排他処理の手順の一例を示すフローチャートである。 グループ管理テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 メンバ遊技機選択画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 メンバ遊技情報表示画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 ログイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。 他の構成員が遊技をしている遊技機における遊技情報を表示する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 遊技施設に設置されたビーコンの分布の一例を示す説明図である。 行動履歴ファイルのデータの一例を示す説明図である。 行動履歴記憶処理の手順の一例を示すフローチャートである。 携帯装置の移動経路の一例を示す説明図である。 移動経路特定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 遊技施設に設置されたビーコンの分布の一例を示す説明図である。 通知情報テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 位置表示画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 遊技情報表示画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。
本実施の形態に係る情報提供システムを、図面を参照して説明する。情報提供システムは、遊技施設で遊技をする遊技者に、遊技施設に関する情報、遊技情報、イベント情報、出店情報等を提供する。遊技施設は、パチンコホール、スロットマシンホール、カジノ、ゲームセンター等を含む。遊技施設がパチンコホールである場合、遊技者は、パチンコ機で遊技する。遊技施設がスロットマシンホールである場合、遊技者は、スロットマシン(パチスロ)で遊技する。遊技施設がカジノである場合、遊技者は、例えばカジノ向けビデオゲームマシンで遊技する。ビデオゲームマシンは、スロット、ポーカー、ルーレット、ブラックジャック、キノ等に係るマシンを含む。遊技施設がゲームセンターである場合、遊技者は、例えばアーケードゲームマシンで遊技する。以下、遊技施設として、パチンコホール及びスロットマシンホールを例に挙げて、本実施の形態を説明する。
実施の形態1
図1は、情報提供システム10のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報提供システム10は、遊技機20、台間機21、ビーコン30、サーバ40、基地局50及び携帯装置60を含む。
遊技機20は、パチンコ機及びスロットマシンを含む。図1では、1台の遊技機が描かれているが、遊技機20の数は複数である。遊技機20は、一列に配置され、島と呼ばれる構造物に取り付けられている。パチンコホール及びスロットマシンホールにおいて、島は、並列に配置されていることが多い。なお、遊技機20は、直線上の島に設けられる形態に限る物ではない。複数の遊技機20を円柱状の柱の周面に配置する形態であっても良い。
遊技機20と遊技機20との間には、台間機(カードリーダユニット)21が併設されている。図1では、1台の台間機21が描かれているが、台間機21の数は複数である。1台の台間機21は、1台の遊技機20と接続されている。台間機21は、現金をカード型記憶媒体にチャージし、遊技機20における遊技結果に応じた金額を、カード型記憶媒体の残価値に加減する。なお、台間機21は、携帯装置60へ電力を供給する機能、携帯装置60をサーバ40と接続する機能も有している。
ビーコン30は、ブルートゥース(登録商標)による通信プロトコルを用いて自身の識別情報を携帯装置60へ送信する。ビーコン30には、自身の識別情報を記憶する記憶部を有している。なお、記憶部には自身の識別情報以外に、遊技施設の識別情報、遊技施設内において自身が設置されている位置情報及び電波強度等を記憶しても良い。ビーコン30は、自身の識別情報以外に、これらの情報を携帯装置60へ送信してもよい。ビーコン30は、サーバ40と無線で接続されており、サーバ40から出力される情報を携帯装置60へ送信することもできる。遊技施設には、複数のビーコン30が設置されているが、図1には1つのビーコン30が描かれており、他のビーコン30は省略されている。
サーバ40は、例えばメインフレーム、ワークステーション、デスクトップ型PC(パーソナルコンピュータ)等である。サーバ40は、遊技施設の内部に設置されていてもよいし、遊技施設の外部に設置されていてもよい。サーバ40は、複数の遊技機20と接続されており、各遊技機20における遊技状態を管理し、遊技結果を遊技情報として記憶している。記憶される遊技情報は、遊技機20がパチンコ機である場合、例えば総回転数、獲得玉数、大当たり回数、確率変動回数、過去最高連チャン数等である。記憶される遊技情報は、遊技機20がスロットマシンである場合、例えば、ゲーム回数、レギュラーボーナスの発生回数、ビッグボーナスの発生回数、RT(リプレイタイム)の発生回数等である。サーバ40は、インターネット1Nとも接続されている。以下では、パチンコの大当たり及びスロットマシンのビッグボーナスを場合によりまとめて大当たりという。
なお、本実施形態では、遊技機としてパチンコ、スロットマシンについて説明しているが、遊技機20がカジノ向けビデオゲームマシンである場合においても、サーバ40は、遊技機20と通信しながら、該当するゲームに係る遊技情報を記憶する。例えば、遊技機20が、カジノ向けスロットマシンである場合は、所定の役の当たり回数(例えば、ジャックポット、Barといった役など)等である。
このように、本実施形態では、サーバ40は、遊技機20における遊技結果に係る遊技情報を遊技機20から取得し、該遊技情報を自身の記憶装置に格納する。
サーバ40は、ウェブサーバの機能を有し、インターネット1Nを介して、携帯装置60から要求を受け付け、受け付けた要求に対応する情報を携帯装置60へ送信する。つまり、サーバ40は、遊技機20を管理する管理装置としての機能と、ウェブサーバとしての機能とを有している。
なお、情報提供システム10は、サーバ40の負荷分散のために、遊技機20を管理する管理装置としてのサーバ40と、ウェブサーバとしてのサーバ40とを別々に含んでもよい。またウェブサーバとしてのサーバ40は、管理装置としてのサーバ40とは別の場所(例えば遊技施設以外の場所)に設置されても良い。
基地局50は、携帯電話基地局、公衆無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント、Wi−Fi(Wireless Fidelity)アクセスポイント等である。基地局50は、インターネット1Nと接続されている。本実施形態においては遊技施設内に設けられたWi−Fiアクセスポイントを利用して携帯装置60とサーバ40とが情報を送受信する例を挙げて説明する。
携帯装置60は、スマートフォン、携帯電話機、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、メガネ型または腕時計型等のウェアラブル端末、タブレット型PC等の可搬型情報処理装置である。携帯装置60は、通信機能を有し、ビーコン30から送信される情報を受信することができる。また、携帯装置60は、基地局50及びインターネット1Nを介して、サーバ40と無線通信をすることもできる。以下では、携帯装置60は、スマートフォンであるものとする。
図2は、サーバ40のハードウェア構成例を示すブロック図である。サーバ40は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42及びRAM(Random Access Memory)43を含む。また、サーバ40は、ハードディスク44、光学ドライブ45、表示部46、操作部47、タイマ48及び通信部49を含む。
CPU41は、ソフトウェアプログラムに記述された命令セットを実行するためのプロセッサである。CPU41は、サーバ40の各構成部を制御する。CPU41は、ハードディスク44に記憶されたプログラム4PをRAM43に読み出し、RAM43に読み出したプログラム4Pを実行する。
ROM42は、読み出し専用記憶媒体である。ROM42は、例えば不揮発性の半導体メモリである。ROM42は、サーバ40の起動時にCPU41が実行するBIOS(Basic Input/Output System)、ファームウェア等を記憶している。
RAM43は、主記憶装置である。RAM43は、例えばSRAM又はDRAMであり、CPU41が実行する処理の過程で必要な作業変数、データ等を一時的に記憶する。なお、RAM43の代わりにフラッシュメモリ、メモリカード等が用いられてもよい。
ハードディスク44は、補助記憶装置である。ハードディスク44は、大容量の情報の記憶が可能なフラッシュメモリ又はCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等の光ディスク4dで代替されてもよい。ハードディスク44は、サーバ40の内部に取り付けられるものであっても、サーバ40の外部に置かれるものであってもよい。ハードディスク44は、インターネット1Nを介してアクセス可能な記憶装置(例えば、データベースサーバ)で代替されてもよい。
ハードディスク44は、CPU41が実行するプログラム4P及び各種テーブルを記憶している。
光学ドライブ45は、外部の記憶媒体であるCD、DVD、BD等の光ディスク4dから情報を読み出し、光ディスク4dに情報を記憶する記憶装置である。
表示部46は、画像を表示する表示装置である。表示部46は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画面を有し、CPU41からの指示に従って、プログラム4Pに係る各種情報を当該画面に表示する。
操作部47は、遊技者が各種の入力を行うキーボード、マウス、タッチパネル、電源スイッチ等の入力デバイスである。操作部47は、遊技者による操作に基づいて入力信号を生成する。生成された入力信号は、バス4bを介してCPU41に出力される。
タイマ48は、クロックを数えることで一定時間の経過を計時する装置である。タイマ48は、計時した結果をCPU41に出力する。
通信部49は、有線又は無線通信のモデム、LANカード、ルータ、USB(Universal Serial Bus)端子、接続コネクタ等である。通信部49は、遊技機20、台間機21、ビーコン30及びインターネット1Nと接続されている。
なお、CPU41は、光学ドライブ45を介して、プログラム4Pを光ディスク4dから読み込んでもよい。CPU41は、通信部49を介して、プログラム4Pを外部の情報処理装置又は記憶装置から読み込んでもよい。さらに、プログラム4Pを記憶したフラッシュメモリ等の半導体メモリ4mが、サーバ40内に実装されていてもよい。
また、CPU41は、各種データをハードディスク44に記憶するのではなく、通信部49を介して、外部の情報処理装置又は記憶装置に記憶してもよい。更に、CPU41は、光学ドライブ45を介して、各種テーブルを光ディスク4dに記憶してもよい。
図3は、携帯装置60のハードウェア構成例を示すブロック図である。携帯装置60は、CPU61、記憶部62及びRAM63を含む。また、携帯装置60は、通信部64、ICチップ65及びタッチパネル66を含む。更に、携帯装置60は、マイク67、スピーカ68、カメラ69、タイマ70及びセンサ部71を含む。
CPU61は、ソフトウェアプログラムに記述された命令セットを実行するためのプロセッサである。CPU61は、バス6bを介して、携帯装置60の各構成部を制御する。CPU61は、記憶部62に記憶されたプログラム6PをRAM63に読み出し、RAM63に読み出したプログラム6Pを実行する。
記憶部62は、例えば不揮発性の半導体メモリ又は半導体メモリ以外の読み書き可能な記憶媒体である。記憶部62は、情報提供システム10の起動時にCPU61が実行するBIOS、ファームウェア等を記憶している。また、記憶部62は、サーバ40又は他の情報処理装置からダウンロードされたプログラム6P、携帯装置60の各構成部に係る制御プログラム及び各種データを記憶している。
RAM63は、主記憶装置である。RAM63は、例えばSRAM又はDRAMであり、CPU61が実行する処理の過程で必要な作業変数、データ等を一時的に記憶する。なお、RAM63の代わりにフラッシュメモリ、メモリカード等が用いられてもよい。
通信部64は、基地局50と無線通信によってサーバ40と通信をするインタフェースである。また、通信部64は、ビーコン30から送信される情報を受信するインタフェースでもある。
ICチップ65は、外部と非接触で通信を行う集積回路である。ICチップ65には、携帯装置60の識別情報等が記憶されている。
タッチパネル66は、表示装置とタッチパッドのような位置入力装置とを組み合わせた電子部品であり、画面上に物体(例えば、遊技者の指)が接触することで携帯装置60を操作する入力装置である。タッチパネル66の表示装置は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画面を有している。
タッチパネル66は、遊技者のタッチ操作に係る接触位置の座標を検出し、検出した接触位置の座標をCPU61に出力する。CPU61は、タッチパネル66から受け付けた座標又は座標の時間変化に基づいて、遊技者によるジェスチャ操作を判定する。
マイク67及びスピーカ68は、通話に係る音響部品である。マイク67は、送話者の音声を携帯装置60に入力する。スピーカ68は、相手話者の音声を出力する。
カメラ69は、静止画又は動画の画像を撮像する光学センサである。CPU61は、タッチパネル66の表示装置に表示されたシャッタボタン位置での接触を検知することにより、カメラ69が撮像した画像を記憶部62又はRAM63に記憶する。
タイマ70は、クロックを数えることで一定時間の経過を計時する装置である。タイマ70は、計時した結果をCPU61に出力する。
センサ部71は、加速度センサ711、ジャイロセンサ712、指紋センサ713及びGPS(Global Positioning System)センサ714を含む。
加速度センサ711は、携帯装置60の3軸加速度を検出する装置である。
ジャイロセンサ712は、携帯装置60の3軸角速度を検出する装置である。CPU61は、ジャイロセンサ712が検出した回転角速度を用いて、例えばカメラ69が撮像した画像の手ぶれ補正を実行する。なお、ジャイロセンサ712は、角速度センサで代替されてもよい。
加速度センサ711が検出した3軸加速度と、ジャイロセンサ712が検出した3軸角速度とから、携帯装置60の動きを定義することができる。そこで例えば、予めプログラム6Pに対する命令と、遊技者の身体動作のジェスチャとを対応付けて記憶部62に記憶しておく。CPU61は、加速度センサ711及びジャイロセンサ712の検出値から、携帯装置60を把持した遊技者のジェスチャを判定する。CPU61は、判定したジェスチャに対応するプログラム6Pの処理を実行する。これにより、タッチパネル66へのタッチに基づくジェスチャ操作だけでなく、携帯装置60を把持した遊技者による身体のジェスチャ操作が可能となる。
指紋センサ713は、遊技者の指紋を読み取る装置である。情報提供システム10は、指紋センサ713が読み取った指紋を認証処理に用いてもよい。例えば、遊技者の指紋画像をサーバ40のハードディスク44に予め記憶しておく。携帯装置60から指紋画像が送信されてきた場合、サーバ40は受信した指紋画像と、ハードディスク44に記憶されている指紋画像とを比較し、認証処理を実行する。
GPSセンサ714は、人工衛星から発信された電波に基づいて、三次元空間における携帯装置60の位置を求める装置である。なお、CPU61は、携帯装置60が無線により接続されている基地局50の位置を自身の位置としてもよい。
なお、センサ部71は、温度計、方位を検出する電子コンパス等を更に含んでもよい。
なお、CPU61は、通信部64を介して、プログラム6Pを外部の情報処理装置又は記憶装置から読み込んでもよい。また、CPU41は、各種データを記憶部62に記憶するのではなく、通信部64を介して、外部の情報処理装置又は記憶装置に記憶してもよい。
図4は、遊技施設に設置されたビーコン30の分布の一例を示す説明図である。図4は、ビーコン30が遊技施設の駐車場及び遊技施設の入り口に設定された例を示している。複数のビーコン30が駐車場に分散配置されている。また、2つのビーコン30が、遊技施設30の入り口の両脇に1つずつ設置されている。図4に示すビーコン30の通信エリアは、例えば10mである。なお、駐車場の入り口にもビーコン30を配置しても良い。
図5は、遊技施設に設置されたビーコン30の分布の一例を示す説明図である。図5は、2階建ての遊技施設を例示している。なお、遊技施設は、2階建てに限るものではなく、1階建て、3階建て等でもよく、地下階を有していてもよい。
遊技施設の1階フロアはパチンコホールであり、2階フロアはスロットホールになっている。図5Aは、1階フロアにおけるパチンコ機の配列と、ビーコン30の分布とを示している。図5Bは、2階フロアにおけるスロットマシンの配列と、ビーコン30の分布とを示している。なお、遊技機20の符号20は、図5の視認性を考慮して、その多くを省略している。また、図5において台間機21は省略してある。図5に示すビーコン30の通信エリアは、例えば5mである。なお、ビーコン30の通信エリアは、可変であり、例えば0.5〜10mの範囲で変更することができる。
1階フロアのビーコン30は、島の延在方向に沿って、例えば2台の遊技機20の幅間隔で千鳥配置されている。また、1階フロアの角にも、ビーコン30が配置されている。
2階フロアのビーコン30は、島の両端に1つずつ設置されている。また、2階フロアの角及び階段に近い壁にも、ビーコン30が設置されている。
なお、ビーコン30が島の両端に1つずつ設置されている場合における情報提供システム10の詳細な動作については、本実施の形態の説明の後に述べる。
サーバ40は、携帯装置60がビーコン30の通信エリアに入った場合、携帯装置60からビーコン30の識別情報を受信することで、携帯装置60へ遊技施設に関する情報、遊技機20に関する遊技情報等を送信する。
図6は、通知情報テーブル1Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。通知情報テーブル1Tは、サーバ40が携帯装置60へ送信する情報を格納したテーブルである。通知提供テーブル1Tは、サーバ40のハードディスク44に記憶されている。
通知情報テーブル1Tは、ビーコンID、配置場所、通知情報及び通信エリアの各列を含む。ビーコンIDは、ビーコン30の識別情報であり、例えば数字のみからなる記号又は数字と英文字とからなる記号である。配置場所は、ビーコン30が設置されている遊技施設の場所である。通知情報は、ビーコン30毎に設定された情報であって、上記遊技施設に関する情報である。通信エリアは、各ビーコン30がビーコンIDを送信可能な距離である。
例えば、図4における駐車場に設置されたビーコン30のビーコンIDは、図6のビーコンID=0001に対応する。図4における遊技施設の入り口の両脇に設置されたビーコン30のビーコンIDは、図6のビーコンID=0002に対応する。図5Aにおける1階フロアの角に設置されたビーコン30のビーコンIDは、図6のビーコンID=0003に対応する。図5Bにおける2階フロアの角に設置されたビーコン30のビーコンIDは、図6のビーコンID=0004に対応する。図5Aにおける1階フロアの第1列の島に設置されたビーコン30のビーコンIDは、図6のビーコンID=0005に対応する。図5Bにおける2階フロアの第1列の島に設置されたビーコン30のビーコンIDは、図6のビーコンID=0007に対応する。
本実施形態では、図6に示すように、ビーコン30の配置場所に応じて、様々な情報を携帯装置60の使用者に提供する。例えば、ホール入口に配置されたビーコン30と通信した携帯装置60に表示させる情報としては、出店情報、イベント情報とすることができる。あるいは、上記ホール入口、1階フロア、2階フロアに配置されたビーコン30により提供する情報として、エリア情報であっても良い。このエリア情報とは、例えば、その店舗にバラエティコーナー(様々な台がランダムに配置されている領域)が設けられている場合、そのバラエティコーナーに配置されている機種名、配置マップ、台数などでであっても良い。あるいは例えば、各フロアの各列に配置されているビーコン30により提供する情報としては、その列の遊技情報の他に、その列に含まれている機種のスペック情報等であっても良い。
駐車場に設置されたビーコン30の通信エリアは最も広く、遊技施設の入り口の両脇又はフロアの角に設置されたビーコン30の通信エリアは駐車場のビーコン30よりも狭い。島に設置されたビーコン30の通信エリアは更にフロア角に接地されたビーコン30よりも狭い。このように、ビーコン30の通信エリアは、設置場所の違いに応じて、適宜異なる値が設定されている。
図7は、情報提供システム10の機能構成例を示す機能ブロック図である。携帯装置60の各機能部は、記憶部62に記憶されたプログラム6Pと、CPU61、RAM63等のハードウェア資源とが協働して動作することにより実現される。サーバ40の各機能部は、ハードディスク44に記憶されたプログラム4Pと、CPU41、RAM43、ハードディスク44等のハードウェア資源とが協働して動作することにより実現される。
携帯装置60は、受信部601、判定部602、送信部603及び表示部604の各機能部を含む。受信部601は、ビーコン30が送信するビーコンIDを受信する機能部である。受信部601は、ビーコン30が送信するビーコンIDを待機状態で待ち受けている。受信部601は、携帯装置60がビーコン30の通信エリアに入った場合、ビーコンIDをビーコン30から受信する。また、受信部601は、サーバ40が送信する通知情報を受信する機能部である。
判定部602は、携帯装置60がビーコン30の通信エリアに入ったか否かを判定する機能部である。判定部602は、受信部601がビーコンIDを受信した場合、受信したビーコンIDに対応するビーコン30の通信エリアに携帯装置60が入ったと判定する。判定部602は、受信部601がビーコンIDを受信しない場合又は一定時間継続してビーコンIDを受信しない場合、携帯装置60はビーコン30の通信エリアに入っていない又はビーコン30の通信エリアから出たと判定する。
送信部603は、判定部602がビーコン30の通信エリアに入ったと判定した場合、受信部601が受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する機能部である。携帯装置60の識別情報は、例えば携帯装置60のIPアドレスである。送信部603は、受信部601がビーコンIDを受信している限り、ビーコンIDと、携帯装置60の識別情報との送信を継続する。送信部603は、受信部601がビーコンIDを受信しない場合、ビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信しない。
表示部604は、サーバ40から受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する機能部である。
サーバ40は、受信部401、読み出し部402及び出力部403を含む。受信部401は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する機能部である。読み出し部402は、受信部401が受信したビーコンIDに対応する通知情報を通知情報テーブル1Tから読み出す機能部である。出力部403は、読み出し部402が読み出した通知情報を、受信部401が受信した識別情報に対応する携帯装置60へ出力する機能部である。
次に、情報提供システム10の動作について説明する。遊技者は、携帯装置60を携帯し、例えば車で遊技施設へ出かける。遊技者は、携帯装置60の電源を入れ、プログラム6Pを起動する。プログラム6Pは、ブルートゥースモジュールを起動する。
あるいは、携帯装置60のCPU61は、遊技施設のエリア内に入った場合、プログラム6Pを起動してもよい。そのために、携帯装置60の記憶部62に遊技施設のエリアの位置情報を予め記憶しておく。CPU61は、GPSセンサ714から自身の位置情報を受け付けた場合、受け付けた位置情報に対応する自身の位置が記憶部62に記憶された遊技施設のエリアの位置情報に対応する位置範囲内に含まれるか否かを判定する。CPU61は、GPSセンサ714から受け付けた位置情報に対応する自身の位置が記憶部62に記憶された遊技施設のエリアの位置情報に対応する位置範囲内に含まれると判定した場合、プログラム6Pを起動する。CPU61は、GPSセンサ714から受け付けた位置情報に対応する自身の位置が記憶部62に記憶された遊技施設のエリアの位置情報に対応する位置範囲内に含まれないと判定した場合、プログラム6Pを起動しない。CPU61は、プログラム6Pを起動した場合、GPSセンサ714から受け付けた位置情報に対応する自身の位置が記憶部62に記憶された遊技施設のエリアの位置情報に対応する位置範囲内に含まれないと判定したとき、プログラム6Pを終了する。
遊技者は、車を遊技施設の駐車場に停止する。携帯装置60は、駐車場に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信する。携帯装置60は、ビーコン30の通信エリアに自身が入ったと判定し、受信したビーコンIDを、基地局50を介して、サーバ40へ送信する。
サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す。ここでは、ビーコンID=0001であり、図6に示す駐車場の案内、出店情報等の情報が、サーバ40により読み出されるものとする。出店情報は、遊技施設のイベントに係り、例えば遊技施設の駐車場に臨時に小屋掛けをして出した店の種類、数等であり、店が出る日時を含む。サーバ40は、読み出した通知情報を受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
携帯装置60は、サーバ40から通知情報を受信する。携帯装置60は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
遊技者は、車を降り、徒歩で遊技施設の入り口へ移動する。この移動に伴い、携帯装置60は、駐車場に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信しなくなる。携帯装置60は、ビーコンIDの受信が途絶えた場合、サーバ40へのビーコンID及び自身の識別情報の送信を停止する。
サーバ40は、一定時間継続して携帯装置60からのビーコンID及び携帯装置60の識別情報の送信が途絶えた場合、携帯装置60はビーコン30の通信エリアから出たと判定し、携帯装置60への通知情報の送信を停止する。
遊技者が遊技施設の入り口に近づいた場合、携帯装置60は、入り口の両脇に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信し、自身が当該ビーコン30の通信エリアに入ったと判定する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す。ここでは、ビーコンID=0002であり、図6に示す出店情報、イベント情報等の情報が、サーバ40により読み出されるものとする。イベント情報は、新台の抽選会、タレントのサイン会等である。サーバ40は、読み出した通知情報を受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
携帯装置60は、サーバ40から通知情報を受信する。携帯装置60は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
遊技者は、遊技施設の入り口を通過し、1階フロアに入る。遊技者は、1階フロアの角に設置されたビーコン30に近づく。携帯装置40は、1階フロアの角に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信し、自身が当該ビーコン30の通信エリアに入ったと判定する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す。ここでは、ビーコンID=0003であり、図6に示す新パチンコ台情報、1階フロア全体の遊技情報等の情報が、サーバ40により読み出されるものとする。1階フロア全体の遊技情報は、例えば1階フロア全体のパチンコ機における総回転数、獲得玉数、大当たり回数、確率変動回数、過去最高連チャン数等の平均値又は合計値である。サーバ40は、読み出した通知情報を受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
携帯装置60は、サーバ40から通知情報を受信する。携帯装置60は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
遊技者は、1階フロアの島に近づく。携帯装置40は、1階フロアの第1列に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信し、自身が当該ビーコン30の通信エリアに入ったと判定する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す。ここでは、ビーコンID=0005であり、図6に示す1階フロア第1列の遊技情報が、サーバ40により読み出されるものとする。1階フロア第1列の遊技情報は、例えば1階フロア第1列のパチンコ機における総回転数、獲得玉数、大当たり回数、確率変動回数、過去最高連チャン数等の平均値又は合計値である。サーバ40は、読み出した通知情報を受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
携帯装置60は、サーバ40から通知情報を受信する。携帯装置60は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
遊技者は、階段をのぼり、2階フロアに入る。遊技者は、2階フロアの角に設置されたビーコン30に近づく。携帯装置60は、2階フロアの角に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信し、自身が当該ビーコン30の通信エリアに入ったと判定する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す。ここでは、ビーコンID=0004であり、図6に示す新スロットマシン情報、2階フロア全体の遊技情報等の情報が、サーバ40により読み出されるものとする。2階フロア全体の遊技情報は、例えば2階フロア全体のスロットマシンにおけるゲーム回数、レギュラーボーナスの発生回数、ビッグボーナスの発生回数、RTの発生回数等の平均値又は合計値である。サーバ40は、読み出した通知情報を受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
携帯装置60は、サーバ40から通知情報を受信する。携帯装置60は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
遊技者は、2階フロアの島に近づく。携帯装置40は、2階フロアの第1列に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信し、自身が当該ビーコン30の通信エリアに入ったと判定する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す。ここでは、ビーコンID=0007であり、図6に示す2階フロア第1列の遊技情報が、サーバ40により読み出されるものとする。2階フロア第1列の遊技情報は、例えば2階フロア第1列のスロットマシンにおけるゲーム回数、レギュラーボーナスの発生回数、ビッグボーナスの発生回数、RTの発生回数等の平均値又は合計値である。サーバ40は、読み出した通知情報を受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
携帯装置60は、サーバ40から通知情報を受信する。携帯装置60は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
図8は、情報提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
携帯装置のCPU61は、ビーコン30からビーコンIDを受信したか否かを判定する(ステップS1)。CPU61は、ビーコン30からビーコンIDを受信していないと判定した場合(ステップS1:NO)、ステップS1へ処理を戻す。CPU61は、ビーコン30からビーコンIDを受信したと判定した場合(ステップS1:YES)、自身はビーコン30の通信エリアに入ったと判定する(ステップS2)。CPU61は、受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する(ステップS3)。
サーバ40のCPU41は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報を受信する(ステップS4)。CPU41は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す(ステップS5)。CPU41は、読み出した通知情報を、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する(ステップS6)。
携帯装置のCPU61は、サーバ40から通知情報を受信する(ステップS7)。CPU61は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示し(ステップS8)、処理を終了する。
図9は、情報提供停止処理の手順の一例を示すフローチャートである。
サーバ40のCPU41は、一定時間継続して携帯装置60からのビーコンIDと、携帯装置60の識別情報との送信が途絶えたか否かを判定する(ステップS11)。CPU61は、一定時間継続して携帯装置60からのビーコンIDと、携帯装置60の識別情報との送信が途絶えていないと判定した場合(ステップS11:NO)、ステップS11へ処理を戻す。CPU41は、一定時間継続して携帯装置60からのビーコンIDと、携帯装置60の識別情報との送信が途絶えたと判定した場合(ステップS11:YES)、携帯装置60への通知情報の送信を停止し(ステップS12)、処理を終了する。
サーバ40からの通知情報の送信が停止した場合、携帯装置60は、通知情報の表示を停止してもよいし、そのまま継続して表示してもよい。ただし、携帯装置60が新たなビーコン30から新たなビーコンIDを受信した場合、携帯装置60は、新たなビーコンID及び自身の識別情報をサーバ40へ送信することにより、新たなビーコンIDに対応する通知情報を表示する。
本実施の形態では、サーバ40は、インターネット1Nを介して、通知情報を携帯装置60へ送信する。しかし、サーバ40は、ビーコン30を介して、通知情報を携帯装置60へ出力してもよい。かかる場合、サーバ40は、通知情報を携帯装置60へ出力するために、携帯装置60の識別情報を必ずしも必要としない。従って、携帯装置60がサーバ40へ送信する情報は、ビーコンIDのみでよい。
なお、サーバ40がインターネット1Nを介して通知情報を携帯装置60へ送信する場合、ビーコン30とサーバ40とは接続されていなくてもよい。
本実施の形態では、ビーコン30は、携帯装置60へビーコンIDを送信するのみである。しかし、ビーコン30は、携帯装置60から情報を受信し、受信した情報をサーバ40へ送信してもよい。かかる場合、携帯装置60は、ビーコン30のみを介して、サーバ40と通信をすることができるので、情報提供システム10は、基地局50を含まなくてもよい。
情報提供システム10によれば、きめ細かい情報を遊技者に通知することができる。
サーバ40は、ビーコンIDと対応付けて異なる通知情報を、通知情報テーブル1Tに保持している。そのため、遊技者の移動により、携帯装置60がビーコン30から受信するビーコンIDが変わる都度、携帯装置60は、新たなビーコンIDに対応する通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。通知情報テーブル1Tには、ビーコン30の設置場所を考慮して、異なる通知情報が設定されているので、情報提供システム10は遊技情報が含まれた情報を遊技者にきめ細かく通知することができる。
実施の形態2
実施の形態2は、複数の遊技機20及び台間機21毎に、夫々ビーコン30を1つずつ設置する形態に関する。ビーコン30が設置される位置は例えば、遊技機20の上部又は下部中央付近、台間機21の上部又は下部中央付近、遊技者が座る椅子等である。あるいは、ビーコン30が設置される場所は、遊技機20及び台間機21が取り付けられる構造物である島における、各遊技機20近辺でもよい。ビーコン30が設置される場所は、遊技機20の上部を構成するデータランプの前側面でもよい。更には、ビーコン30が設置される場所は、遊技機20近くの床であってもよい。
実施の形態2では、サーバ40は、ビーコン30を介して、携帯装置60へ通知情報を通知するものとする。
なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図10は、遊技施設に設置されたビーコン30の分布の一例を示す説明図である。図10は、1階フロアにおけるパチンコ機の配列と、ビーコン30の分布とを示している。なお、遊技機20の符号20は、図10の視認性を考慮して、その多くを省略している。また、図10において台間機21は省略してある。図10に示すビーコン30の通信エリアは、側方向における遊技機20の幅と略同一であり、例えば0.50mである。なお、パチンコ機の幅は52センチ、スロットマシンの幅は48センチである。
図10に示すビーコン30は、各遊技機20の上部中央付近に夫々設置されている。
図11は、通知情報テーブル1Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。遊技機20と通知情報とは、1対1に対応している。通知情報は、対応する例えばパチンコ機における総回転数、獲得玉数、大当たり回数、確率変動回数、過去最高連チャン数等の遊技情報である。遊技情報の詳細は、図示しない遊技情報履歴テーブルに格納されている。遊技情報履歴テーブルには、本日及び過去の遊技情報が格納されている。そのため、サーバ40は、必要に応じて、本日及び過去の遊技情報を携帯装置60へ送信することができる。
図11の通知情報テーブル1Tは、台番号の列を含む。台番号は、設置されたビーコン30に対応する遊技機20の識別番号である。
遊技者は、遊技をする遊技機20を決定し、遊技機20前方の椅子に座る。携帯装置60は、遊技者が決定した遊技機20に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信し、受信したビーコンIDをサーバ40へ送信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tを検索し、受信したビーコンIDに対応する通知情報を読み出す。サーバ40は、読み出した通知情報を、受信したビーコンIDに対応するビーコン30へ出力する。ビーコン30は、サーバ40から入力された通知情報を送信する。携帯装置60は、ビーコン30から通知情報を受信し、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示する。
実施の形態2において、遊技者は、携帯装置60を用いて自身が遊技をする遊技機20以外の遊技機20に関する遊技情報を知ることができる。
図12は、遊技機選択画面1fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。遊技機選択画面1fは、遊技者が知りたい遊技情報に対応する遊技機20を選択するための画面である。携帯装置60の記憶部62には、予め各店舗のフロアにおける遊技機20の分布情報がビーコン30のビーコンIDと対応付けて記憶されている。携帯装置60は、遊技機選択画面1fにおいて、受信したビーコンIDのビーコン30に対応する遊技機20部分を例えば赤色表示する。図12では、遊技者が遊技している遊技機20は、斜線が描かれた遊技機20である。あるいは、遊技機選択画面1fにおいて、遊技者自身が遊技をしている遊技機20の位置をタップして、遊技者自身が遊技をしている遊技機20を赤色表示してもよい。
遊技者は、遊技機選択画面1fにおいて、遊技情報を知りたい遊技機20に対応する位置をタップする。携帯装置60は、遊技機選択画面1fにおいて、タップされた遊技機20の部分を例えば緑色で点灯表示させる。なお、遊技者は、複数の遊技機20に対応する各遊技情報を同時に知りたい場合、上記の操作を複数回繰り返す。
遊技機選択画面1fは、確定ボタン1btnを含む。確定ボタン1btnは、遊技者が知りたい遊技情報に対応する遊技機20を確定するためのボタンである。遊技者は、選択した遊技機20を確定する場合、確定ボタン1btnをタップする。
携帯装置60は、確定ボタン1btnがタップされた場合、遊技者が遊技をしている遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDと、遊技機選択画面1fで選択された遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDとを区別が付く仕様で、サーバ40へ送信する。ここで、区別が付く仕様とは、サーバ40が送信されてきた複数のビーコンIDを区別する仕様である。区別が付く仕様は、例えば遊技者に係るビーコンIDを先頭にし、選択された遊技機20に係るビーコンIDをその後ろに付加することで、順序により区別が付くようにすることである。
なお、上記では、携帯装置60は、ビーコンIDをサーバ40へ送信するが、遊技機20の台番号をサーバ40へ送信してもよい。サーバ40は、ビーコンIDと台番号とを対応付けて記憶しているため、携帯装置60がサーバ40へ送信する情報は、ビーコンIDと台番号とのいずれでもよい。
あるいは、区別が付く仕様は、ビーコンIDと、当該ビーコンIDに対応する遊技機20の台番号とを対にすることで、遊技者に係るビーコンIDと、選択された遊技機20のビーコンIDとを区別する仕様である。かかる場合、携帯装置60は、遊技機選択画面1fを表示する前に、ビーコンIDと、遊技者が遊技をする対象である遊技機20の台番号とをサーバ40へ送信しておく。サーバ40は、携帯装置60から送信されてきたビーコンIDと台番号とを対応付けてRAM43に記憶しておく。これにより、サーバ40は、ビーコンID及び台番号の対を複数受信した場合、遊技者に対応するビーコンID及び台番号を区別することができる。
サーバ40は、遊技者が遊技をしている遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDと、遊技機選択画面1fで選択された遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDとを、携帯装置60から受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tを検索し、遊技者が選択した遊技機20に対応する通知情報を読み出す。サーバ40は、読み出した通知情報を選択された遊技機20の台番号と共に、遊技者が遊技をする遊技機20に対応するビーコン30へ出力する。ビーコン30は、サーバ40から入力された通知情報及び台番号を送信する。携帯装置60は、ビーコン30から通知情報及び台番号を受信し、受信した通知情報及び台番号をタッチパネル66の表示装置に表示する。
図13は、遊技情報表示画面2fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。図13は、例えば2台の遊技機20が遊技者により選択された場合を示している。
遊技情報表示画面2fにおける遊技情報は、台番号、総回転数、獲得玉数、大当たり回数、確率変動回数、過去最高連チャン数等である。また、遊技情報表示画面2fにおける遊技情報は、直近の数日間の遊技情報を含む。遊技者は、携帯装置60のタッチパネル66の表示装置に表示しきれない遊技情報を見る場合、タッチパネル66をドラッグ又はフリックする。
なお、遊技情報表示画面2fには、台番号に代えて、又は台番号に加えて、通知情報テーブル1Tにおける設置場所が表示されてもよい。
図14は、他の遊技機20における遊技情報を表示する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
携帯装置のCPU61は、確定ボタン1btnがタップされたか否かを判定する(ステップS21)。CPU61は、確定ボタン1btnがタップされていないと判定した場合(ステップS21:NO)、ステップS21へ処理を戻す。CPU61は、確定ボタン1btnがタップされたと判定した場合(ステップS21:YES)、ビーコン30から受信したビーコンIDと、遊技者により選択された遊技機20に対応するビーコンIDとをサーバ40へ送信する(ステップS22)。
サーバ40のCPU41は、携帯装置60から遊技者が遊技をする遊技機20に対応するビーコンIDと、選択された他の遊技機20に対応するビーコンIDとを受信する(ステップS23)。CPU41は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報及び台番号を読み出す(ステップS24)。CPU41は、読み出した通知情報及び台番号を、受信した遊技者の遊技機20に対応するビーコン30へ出力する(ステップS25)。
ビーコン30は、通知情報及び台番号を入力する(ステップS26)。ビーコン30は、入力した通知情報及び台番号を送信する(ステップS27)。携帯装置のCPU61は、ビーコン30から通知情報及び台番号を受信する(ステップS28)。CPU61は、受信した通知情報及び台番号をタッチパネル66の表示装置に表示(出力)し(ステップS29)、処理を終了する。
本実施の形態では、携帯装置60は、ビーコン30を介して、通知情報をサーバ40から取得する。しかし、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、通知情報をサーバ40から取得してもよい。
実施の形態2では、遊技者が遊技をする遊技機20以外の遊技機20に関する遊技情報を表示するために、携帯装置60は、遊技者が遊技をする遊技機20以外の遊技機20に対応するビーコンIDをサーバ40へ送信する。しかし、携帯装置60は、遊技開始前に、遊技者が遊技をする遊技機20に対応するビーコンIDをサーバ40に送信した場合、サーバ40から、ビーコン30を介して、全遊技機20における遊技情報を受信してもよい。かかる場合、携帯装置60は、受信した全遊技機20における遊技情報を記憶部62に記憶する。携帯装置60は、遊技機選択画面1fにおいて、タップされた遊技機20に対応する遊技情報を記憶部62から読み出し、読み出した遊技情報を遊技情報表示画面2fに表示する。
情報提供システム10によれば、携帯装置60は、受信したビーコンIDに対応する遊技機20以外の遊技機20に関する遊技情報を遊技者に通知することができる。
遊技者20は、遊技をしている遊技機20以外の遊技機20における遊技状況が気になるものである。例えば、遊技者は、遊技者が着座した列における遊技機20、当該列と対向する列に含まれる遊技機20、遊技者から離れた他の島に含まれる遊技機20等の遊技状況が気になる。情報提供システム10は、遊技者が遊技をする遊技機20以外の遊技機20に関する遊技情報を、所定の経路を経て(本実施形態では、ビーコン30を介して)、サーバ40から携帯装置60へ送信することにより、遊技者に遊技者が選択した遊技機20に関する遊技情報を提供することができる。
遊技機20の上部には、大当たり等の遊技情報を表示するデータランプが設置されている。遊技者は、当該ランプにより、他の遊技者が遊技をする遊技機20に関する遊技情報を取得することができる。しかし、遊技者が遊技をしている遊技機20が含まれる列に他の遊技者が座っている場合、他の遊技者が影となり、遊技者はデータランプが示す情報の詳細を見ることができない。
情報提供システム10によれば、遊技者は他の遊技者が遊技をしている遊技機20を遊技機選択画面1fで選択して、確定ボタン1btnをタップすることにより、容易に他の遊技者が遊技をしている遊技機20の遊技情報を取得することができる。また、遊技機選択画面1fで選択される遊技機20は、誰も遊技をしていない遊技機20であってもよい。情報提供システム10は、遊技者が希望する遊技機20に関する遊技情報を遊技者に容易に提供することができる。
また、上述のように、データランプにて対応する遊技機の遊技情報を閲覧することができるが、すでに他の遊技者が遊技している遊技機の遊技情報を確認したい場合は、そのすでに他の遊技者が遊技している遊技機のデータランプを操作しなければならない。このような操作は、すでに遊技中の他の遊技者にとっては不快であろうし、操作して確認しようとする遊技者にとっても気が引ける行為と言えるであろう。これに対して、本実施形態では、確認したい遊技機60のビーコン30の通信エリア内に入るだけで、自身が所有する携帯装置60にて上記確認した遊技機60の遊技情報を、現在の遊技状況をタイムリーに見ながら上記携帯装置60にて確認することができる。すなわち、確認したい遊技機にてすでに他の遊技者が遊技している場合であっても、該他の遊技者に気兼ねすることなく目的の遊技機の遊技情報を該目的の遊技機における現在の遊技状況をその場で見ながら閲覧することができる。
実施の形態3
実施の形態3は、ある遊技機20で大当たりが出た場合、当該遊技機20以外の遊技機20と対応するビーコン30から、当該遊技機20における大当たり情報を送信する形態に関する。実施の形態3では、サーバ40は、ビーコン30を介して、携帯装置60へ通知情報を通知する。
なお、実施の形態3において、実施の形態1、2と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3におけるビーコン30の分布は、図10に示したものと同一である。そのため、ビーコン30と遊技機20とは、1対1に対応している。実施の形態3におけるビーコン30の通信エリアは、側方向における遊技機20の幅と略同一であり、例えば0.50mである。
サーバ40は、複数の遊技機20における遊技情報を管理している。1台の遊技機20に大当たりが出た場合、サーバ40は、大当たりが出たことと、大当たりの内容とを含む情報を、大当たりが出た遊技機20の識別情報と対応付けてハードディスク44に記憶する。この処理は、遊技情報を蓄積する処理の一つである。
ハードディスク44には、各遊技機20に取り付けられたビーコン30のビーコンIDが、遊技機20の識別情報と対応付けて記憶されている。
実施の形態2では、サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDを受信した場合、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を検索し、検索した通知情報を、受信したビーコンIDに対応するビーコン30へ出力している。実施の形態3では、サーバ40は、所定の領域内にある遊技機群(ここでは、図10に示す遊技機群)のいずれかの遊技機から大当たりが出た場合、該大当たりが出たことを示す情報を受け付ける。サーバ40は、大当たりを受け付けた場合、大当たりを出した遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDを抽出する。サーバ40は、一定の時間に限り、抽出したビーコンID以外のビーコンIDを携帯装置60から受信した場合、受信したビーコンIDに対応するビーコン30へ大当たり情報を出力する。
図15は、大当たり情報通知処理の手順の一例を示すフローチャートである。
サーバ40のCPU41は、大当たりが出たか否かを判定する(ステップS101)。CPU41は、大当たりが出ていないと判定した場合(ステップS101:NO)、ステップS101へ処理を戻す。CPU41は、大当たりが出たと判定した場合(ステップS101:YES)、大当たりを出した遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDをハードディスク44に記憶されたデータから抽出する(ステップS102)。CPU41が大当たりが出たと判定する場合は、CPU41が大当たりを受け付けた場合である。
CPU41は、携帯装置60からビーコンIDを受信しているか否かを判定する(ステップS103)。CPU41は、携帯装置60からビーコンIDを受信していないと判定した場合(ステップS103:NO)、ステップS103へ処理を戻す。CPU41は、携帯装置60からビーコンIDを受信していると判定した場合(ステップS103:YES)、受信したビーコンIDがステップS102で抽出したビーコンIDと一致するか否かを判定する(ステップS104)。CPU41は、受信したビーコンIDがステップS102で抽出したビーコンIDと一致すると判定し場合(ステップS104:YES)、ステップS103へ処理を戻す。
CPU41は、受信したビーコンIDがステップS102で抽出したビーコンIDと一致しないと判定した場合(ステップS104:NO)、受信したビーコンIDに対応するビーコン30に大当たり情報を出力する(ステップS105)。CPU41は、ステップS101において、大当たりが出たと判定した時から、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS106)。CPU41は、ステップS101において、大当たりが出たと判定した時から、一定時間が経過していないと判定した場合(ステップS106:NO)、ステップS103へ処理を戻す。CPU41は、ステップS101において、大当たりが出たと判定した時から、一定時間が経過したと判定した場合(ステップS106:YES)、処理を終了する。
本実施の形態では、大当たりが出た場合、大当たりを出していない遊技機20に対応するビーコン30の通信エリアに携帯装置60が入っているとき、当該携帯装置60の全てに大当たり情報が表示される。しかし、大当たり情報が表示される携帯装置60は、大当たりを出した遊技機20の近くに位置するものに限定されてもよい。例えば、サーバ40は、大当たりが出た場合、受信したビーコンIDのビーコン30が大当たりを出した遊技機20の近くの遊技機20に対応するビーコン30であるか否かを判定する。サーバ40は、受信したビーコンIDのビーコン30が大当たりを出した遊技機20の近くの遊技機20に対応するビーコン30であると判定した場合、受信したビーコンIDに対応するビーコン30へ大当たり情報を出力する。
ここで、大当たりを出した遊技機20の近くの遊技機20は、例えば大当たりを出した遊技機20と同列の島に配置された遊技機20又は大当たりを出した遊技機20が含まれる島と対向する島の遊技機20である。
あるいは、大当たりを出した遊技機20の近くの遊技機20は、複数の遊技機20が円筒状の構造物の外側面に円周方向に配列して設置されている場合、例えば大当たりを出した遊技機20と、同じ円筒状の構造物の周辺に設けられた遊技機20である。CPU41は、予めハードディスク44にビーコンIDをグループ化して記憶しておく。なお、ビーコンIDに代えて、台番号をグループ化しておいても良い。グループ化は上述したように、島の同列に設置された遊技機20に対応するビーコンIDである。その他、島の一の列に設置された遊技機20に対応するビーコンIDと、一の列に対向する他の列に設置された遊技機20に対応するビーコンIDである。また、同じ機種の遊技機20に対応するビーコンIDを同一グループとしても良い。CPU44は、グループ内のビーコンIDについて大当たり情報を受信した場合、同一グループ内のビーコンIDを読み出す。CPU44は、大当たりしたビーコンIDに対応する台番号を読み出す。CPU44はビーコン30を介して、読み出したビーコンIDに係るビーコン30、30、・・・へ読み出した台番号及び大当たりしたことを示す情報を送信する。他のユーザの携帯装置60には例えば「150番、大当たりです」等の台番号及び大当たり情報が表示される。
本実施の形態では、携帯装置60は、ビーコン30を介して、通知情報をサーバ40から取得する。しかし、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、通知情報をサーバ40から取得してもよい。
情報提供システム10によれば、大当たりが出た場合、大当たりを出した遊技機20以外の遊技機20で遊技をしている遊技者の携帯装置60に大当たり情報を出力することができる。
実施の形態4
実施の形態4は、日付を付した遊技情報を一定期間単位で集計し、集計した結果を携帯装置60のタッチパネル66の表示装置に表示する形態に関する。実施の形態4では、携帯装置60は、ビーコン30を介して、遊技情報をサーバ40から取得する。
なお、実施の形態4において、実施の形態1〜3と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図16は、遊技履歴テーブル2Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。遊技履歴テーブル2Tは、携帯装置60がサーバ40から受信した遊技情報を記憶するテーブルである。遊技履歴テーブル2Tは、携帯装置60の記憶部62に記憶されている。図16では、列の一部のみが示されており、他の列は省略されている。
遊技履歴テーブル2Tは、ホール名、台番号、機種、日付、獲得玉数、大当たり回数、出玉時間推移情報等を含む。ホール名は、遊技者が遊技を行なったパチンコホール又はスロットマシンホールの名称である。台番号は、遊技機20を識別する番号である。日付は、携帯装置60が遊技情報を受信した日付である。日付は、例えばyyyymmdd形式である。獲得玉数は、遊技者が例えばパチンコ遊技により獲得した出玉数である。大当たり回数は、遊技者が例えばパチンコ遊技により獲得した大当たりの回数である。出玉時間推移情報は、例えば単位時間当たりの稼動中のパチンコ機による玉の出入り数の計時変化である。出玉時間推移情報は、いわゆる出玉推移グラフ(スランプグラフ)を作成するためのデータである。遊技履歴テーブル2Tにおける他の列についての説明は、省略する。
携帯装置60は、サーバ40からビーコン30を介して遊技情報を受信した場合、受信した遊技情報に、タイマ70が計時した結果を付して、遊技履歴テーブル2Tに書き込む。
携帯装置60は、遊技者の一定操作により、遊技情報を遊技施設別、遊技機20別、機種別に、遊技者が指定した一定期間毎に集計する。ここでの一定期間は、例えば1日、1週間等である。携帯装置60は、集計した結果をタッチパネル66の表示装置に表示する。
図17は、集計画面3fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。集計画面3fには、例えば集計期間、ホール名、台番号、機種、獲得玉数、大当たり回数等が表示される。また、集計画面3fには、出玉推移グラフが表示される。
図18は、遊技情報記憶処理、遊技情報集計処理及び集計情報表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。
CPU61は、ビーコン30からビーコン30が設置された遊技機20に関する遊技情報を受信する(ステップS31)。CPU61は、受信した遊技情報及びタイマ70が計時した日付(結果)を遊技履歴テーブル2Tに書き込む(ステップS32)。CPU61は、遊技情報を集計する集計期間を受け付ける(ステップS33)。
CPU61は、受け付けた集計期間に基づいて、遊技履歴テーブル2Tから遊技情報を読み出す(ステップS34)。CPU61は、読み出した遊技情報を受け付けた集計期間で集計する(ステップS35)。ステップS35において、CPU61は、出玉推移グラフの作成も実行する。CPU61は、集計した遊技情報及び作成した出玉推移グラフをタッチパネル66の表示装置に表示し(ステップS36)、処理を終了する。
本実施の形態では、遊技情報記憶処理及び遊技情報集計処理を携帯装置60が実行する。しかし、サーバ40が遊技情報記憶処理及び遊技情報集計処理を実行してもよい。かかる場合、サーバ40は、ハードディスク44に遊技履歴テーブル2Tを記憶しておく。サーバ40は、各遊技機20における遊技情報及びタイマ48が計時した結果を遊技履歴テーブル2Tに書き込む。サーバ40は、携帯装置60から、集計期間及び携帯装置60が受信したビーコン30のビーコンIDを受け付ける。ここで、ビーコンIDは、遊技機20と対応付けられている。サーバ40は、受け付けた集計期間及びビーコンIDに基づいて、遊技情報を集計すると共に、出玉推移グラフを作成する。サーバ40は、集計結果を、受け付けたビーコンIDに対応するビーコン30に出力する。ビーコン30は、入力した集計結果を携帯装置60へ送信する。携帯装置60は、受信した集計結果をタッチパネル66の表示装置に表示する。
本実施の形態では、携帯装置60は、ビーコン30を介して、遊技情報をサーバ40から取得する。しかし、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、遊技情報をサーバ40から取得してもよい。
情報提供システム10によれば、一定期間で集計された遊技結果を携帯装置60のタッチパネル66の表示装置に表示することができる。
遊技者の中に、将来の遊技、台選び等のために、遊技履歴をメモしている人がいる。情報提供システム10では、携帯装置60又はサーバ40が遊技履歴を日付と共に記憶する。情報提供システム10は指定された集計期間に基づく遊技情報の集計結果を携帯装置60のタッチパネル66の表示装置に表示するので、遊技者はメモをする必要なく、遊技を楽しむことができる。
実施の形態5
実施の形態5は、サーバ40が携帯装置60の識別情報と、遊技機20の識別情報(例えば台番号)とを対応付けて動的に記憶する形態に関する。実施の形態5において、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、遊技情報をサーバ40から取得する。
なお、実施の形態5において、実施の形態1〜4と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5におけるビーコン30の分布は、図10に示したものと同一である。そのため、ビーコン30と遊技機20とは、1対1に対応している。実施の形態5におけるビーコン30の通信エリアは、側方向における遊技機20の幅よりも広く、例えば1.00mである。そのため、携帯装置60は、複数のビーコン30からビーコンIDを受信する。かかる場合、遊技者は、携帯装置60に対して、自身が遊技をする遊技機20に対応するビーコンIDをサーバ40へ送信させる必要がある。そこで、携帯装置60は、遊技者が遊技機20又はビーコン30を選択するための画面をタッチパネル66の表示装置に表示する。なお、パチンコ機の幅は52センチ、スロットマシンの幅は48センチである。
図19は、遊技機選択画面4fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。携帯装置60は、複数のビーコン30から夫々複数のビーコンIDを受信した場合、遊技機選択画面4fをタッチパネル66の表示装置に表示する。遊技機選択画面4fは、複数の選択ボタン4btnを含む。選択ボタン4btnは、アイコンである。携帯装置60は、受信したビーコンIDの数と同数の選択ボタン4btnを生成し、遊技機選択画面4fに表示する。
携帯装置60は、サーバ40からビーコンIDと遊技機20の識別情報とを対応付けて受信する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと遊技機20の識別情報とを対応付けて記憶部62に記憶する。以下、遊技機20の識別情報は、例えば台番号であるとする。携帯装置60は、複数のビーコンIDを受信した場合、受信したビーコンIDに対応する台番号を夫々記憶部62から検索し、台番号が記された選択ボタン4btnを遊技機選択画面4fに表示する。なお、携帯装置60の記憶部62にビーコンIDと、遊技機20のスペック等、遊技機20の属性情報を記憶しておき、これらの属性情報を選択ボタン4btnに表示してもよい。
図19は、遊技機選択画面4fに2つの選択ボタン4btnが表示される場合を例示している。携帯装置60は、例えば3つのビーコンIDを受信した場合、遊技機選択画面4fに3つの選択ボタン4btnを表示する。携帯装置60は、例えば4つのビーコンIDを受信した場合、遊技機選択画面4fに4つの選択ボタン4btnを表示する。
遊技者は、遊技機20を選択する場合、選択対象の遊技機20に対応する選択ボタン4btnをタップする。携帯装置60は、選択ボタン4btnがタップされた場合、タップされた選択ボタン4btnに対応するビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。携帯装置60は、選択された遊技機20に対応するビーコンIDを受信する都度、ビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。また、携帯装置60は、選択された遊技機20に対応するビーコンID以外のビーコンIDを受信しても、何ら処理を実行しないようにする。
図20は、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ビーコン携帯装置対応テーブル3Tは、ビーコンID、台番号及び携帯装置60の識別情報を対応付けて記憶するテーブルである。ビーコン携帯装置対応テーブル3Tは、サーバ40のハードディスク44に記憶されている。ビーコン携帯装置対応テーブル3Tは、ビーコンID、台番号及び携帯識別情報の各列を含む。ビーコンIDは、ビーコン30の識別情報である。台番号は、遊技機20の識別情報である。携帯識別情報は、携帯装置60の識別情報である。
初期状態のビーコン携帯装置対応テーブル3Tの携帯識別情報列は、全て空欄になっている。サーバ40は、遊技者により選択された遊技機20に対応するビーコンID及び携帯装置60の識別情報を、携帯装置60から受信した場合、受信したビーコンIDに対応する携帯識別情報の列に、受信した携帯装置60の識別情報を書き込む。図20のビーコンID=0009、0011における携帯識別情報が空欄になっているのは、これらのビーコンIDに対応する情報をサーバ40がまだ受信していないからである。サーバ40は、受信したビーコンIDに対応する通知情報を、図11の通知情報テーブル1Tから検索する。なお、本実施の形態では、図11の通信エリアは、1.0mであるものとする。サーバ40は、検索した通知情報を、インターネット1Nを介して、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
サーバ40は、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tを用いて、いわゆるセッション管理を実行する。サーバ40は、他の携帯装置60からビーコンIDを受信した場合、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tにおいて、受信したビーコンIDに対応する携帯識別情報が既に書き込まれているか否かを判定する。ビーコン携帯装置対応テーブル3Tに携帯識別情報が書き込まれている場合、当該携帯識別情報に対応する携帯装置60を有する遊技者は、既に携帯識別情報に対応する遊技機20で遊技を開始している。そこで、サーバ40は、既に遊技が開始された遊技機20に対応する携帯装置60にのみ、通知情報を送信する。サーバ40は、遊技が開始された遊技機20と同一の遊技機20に対応するビーコンIDが他の携帯装置60から送信されてきた場合、注意情報を他の携帯装置60へ送信する。
図21は、情報提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
携帯装置60のCPU61は、複数のビーコン30から夫々複数のビーコンIDを受信する(ステップS41)。CPU61は、自身が複数のビーコン30の通信エリアに入ったと判定する(ステップS42)。CPU61は、遊技機選択画面4fにおいて選択ボタン4btnがタップされたか否かを判定する(ステップS43)。CPU61は、遊技機選択画面4fにおいて選択ボタン4btnがタップされていないと判定した場合(ステップS43:NO)、ステップS43へ処理を戻す。CPU61は、遊技機選択画面4fにおいて選択ボタン4btnがタップされたと判定した場合(ステップS43:YES)、タップされた選択ボタン4btnに対応するビーコンIDと、自身が搭載された携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する(ステップS44)。
サーバ40のCPU41は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する(ステップS45)。CPU61は、受信したビーコンIDに対応する携帯装置60の識別情報を、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tの携帯識別情報に書き込む(ステップS46)。CPU41は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報を読み出す(ステップS47)。CPU41は、読み出した通知情報を、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する(ステップS48)。
携帯装置のCPU61は、サーバ40から通知情報を受信する(ステップS49)。CPU61は、受信した通知情報をタッチパネル66の表示装置に表示し(ステップS50)、処理を終了する。
図22は、排他処理の手順の一例を示すフローチャートである。
他の携帯装置60のCPU61は、ビーコンIDと、自身が搭載された携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する(ステップS51)。サーバ40のCPU41は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する(ステップS52)。CPU41は、受信したビーコンIDに対応する携帯装置60の識別情報をビーコン携帯装置対応テーブル3Tから検索する(ステップS53)。CPU41は、検索に成功したか否かを判定する(ステップS54)。
CPU41は、検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS54:NO)、処理を終了する。CPU41は、検索に成功したと判定した場合(ステップS54:YES)、注意情報を、携帯電話の識別情報を送信してきた他の携帯装置60に送信する(ステップS55)。ここでの注意情報の内容は、例えば「選択された遊技機20は既に他の遊技者により遊技が開始されています」である。他の携帯装置60のCPU61は、サーバ40から注意情報を受信する(ステップS56)。CPU61は、受信した注意情報をタッチパネル66の表示装置に表示し(ステップS57)、処理を終了する。
サーバ40は、図9に示した情報提供停止処理において、一定時間継続して携帯装置60からのビーコンIDと、携帯装置60の識別情報との送信が途絶えたと判定した場合(ステップS11:YES)、次の処理を実行する。サーバ40は、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tにおいて、途絶えたビーコンIDに対応する携帯識別情報を削除する。
本実施の形態では、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、遊技情報をサーバ40から取得する。しかし、携帯装置60は、ビーコン30を介して、遊技情報をサーバ40から取得してもよい。かかる場合、携帯装置60は、ビーコン30からビーコンIDと遊技機20の識別情報とを対応付けて受信する。携帯装置60は、受信したビーコンIDと遊技機20の識別情報とを対応付けて記憶部62に記憶する。
情報提供システム10によれば、ビーコン30の通信エリアが遊技機20の大きさよりも広い場合であっても、きめ細かい遊技情報を遊技者に通知することができる。
携帯装置60は、ビーコン30の通信エリアが遊技機20の大きさよりも広い場合、複数のビーコンIDを受信する。しかし、情報提供システム10は、遊技者に受信した複数のビーコンIDのうち、いずれかのビーコンIDに対応する遊技機20を選択させることで、遊技者に自身が選択した遊技機20に関する遊技情報を提供することができる。他方、サーバ40は、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tに、送信されてきたビーコンIDと対応する携帯装置60の識別情報と異なる他の携帯装置60の識別情報が記憶されている場合、当該ビーコンIDを送信してきた携帯装置60へ注意情報を送信する。これにより、複数の遊技者が同一の遊技機20に関する遊技情報の提供を受けることがなくなる。
実施の形態6
実施の形態6は、予めサーバ40に登録した遊技者グループの構成員に対して、グループ内で他の構成員が遊技をする遊技機20に関する遊技情報を提供する形態に関する。実施の形態6において、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、遊技情報をサーバ40から取得する。
なお、実施の形態6において、実施の形態1〜5と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6におけるビーコン30の分布は、図10に示したものと同一である。そのため、ビーコン30と遊技機20とは、1対1に対応している。実施の形態6におけるビーコン30の通信エリアは、実施の形態5におけるビーコン30の通信エリアと同一であり、遊技機20の側方向の幅よりも広い。そのため、携帯装置60は、遊技機選択画面4fを介して、遊技者により選択された遊技機20の識別情報に基づいて、遊技機20に対応するビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する。
サーバ40は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信し、受信したビーコンIDに基づいて、携帯装置60との通信を管理する。この点は、実施の形態5と同じである。
実施の形態6では、サーバ40は、遊技者グループに係る複数の携帯装置60のいずれにも、当該複数の携帯装置60と夫々対応する複数の遊技機20に関する遊技情報を、携帯装置60の違いに関係なく送信する。
図23は、グループ管理テーブル4Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。グループ管理テーブル4Tは、ビーコン携帯装置対応テーブル3Tに類似し、遊技者グループの構成員が夫々有する複数の携帯装置60をまとめて管理するためのテーブルである。グループ管理テーブル4Tは、グループID、メンバID、メンバ名、端末識別情報、ビーコンID及び台番号の各列を含む。グループIDは、遊技者グループの識別情報である。メンバIDは、遊技者グループの構成員の識別情報である。メンバ名は遊技者グループの構成員の名称である。携帯識別情報は、携帯装置60の識別情報である。ビーコンIDは、ビーコン30の識別情報である。台番号は、遊技機20の識別情報である。
初期状態のグループ管理テーブル4Tにおいて、ビーコンIDと、台番号とは空欄になっている。遊技者グループからの申し出に基づき、グループID、メンバID、メンバ名及び携帯識別情報が予めグループ管理テーブル4Tに登録されている。
遊技者グループの各構成員は、自身の携帯装置60を所持して遊技施設を訪れる。遊技者グループの各構成員は、例えば、図10に示す1階フロアにて、各自遊技を行なう遊技機20を決定し、決定した遊技機20の前の椅子に座る。遊技者グループの各構成員は、自身の携帯装置60に電源を入れ、プログラム6Pを起動する。構成員の各携帯装置60は、複数のビーコン30から複数のビーコンIDを受信し、遊技機選択画面4fをタッチパネル66の表示装置に表示する。各構成員は、遊技機選択画面4fで眼前の遊技機20を選択する。構成員の各携帯装置60は、遊技機選択画面4fで選択された遊技機20に対応するビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。
サーバ40は、各携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する。サーバ40は、グループ管理テーブル4Tの携帯識別情報に受信した携帯装置60の識別情報が記憶されているか否かを判定する。サーバ40は、グループ管理テーブル4Tの携帯識別情報に受信した携帯装置60の識別情報が記憶されていると判定した場合、次の処理を実行する。サーバ40は、携帯装置60の識別情報と共に送信されてきたビーコンIDを、グループ管理テーブル4TのビーコンID列に携帯識別情報と対応付けて書き込む。サーバ40は、グループ管理テーブル4Tの台番号列にビーコンIDと対応する台番号を書き込む。
図23において、グループID=01の遊技者グループの場合、構成員全員が遊技施設へ出かけ、各自の携帯装置60から遊技機20を選択した状態を示している。図23において、グループID=02の遊技者グループの場合、Eさん、Fさん及びHさんが遊技施設へ出かけ、各自の携帯装置60から遊技機20を選択した状態を示している。図23において、グループID=02の遊技者グループの場合、Gさんは遊技施設へ出かけていないか、出かけていても自身の携帯装置60から遊技機20をまだ選択していない状態を示している。
サーバ40がグループ管理テーブル4Tを用いて行う処理は、例えばウェブシステムにおける認証処理に類似し、図23において、ビーコンID及び台番号の各列にデータが書き込まれた状態はいわゆるログイン状態に類似する。
サーバ40は、グループ管理テーブル4TのビーコンID及び台番号の各列にデータを書き込む都度、次の処理を実行する。サーバ40は、グループ管理テーブル4Tにおいてデータ更新が発生した遊技者グループに係る全ての携帯装置60へ、同一遊技者グループに係るグループ管理テーブル4Tの全レコードを送信する。あるいは、サーバ40は、グループ管理テーブル4Tにおいてデータ更新が発生した遊技者グループに係る携帯装置60のうち、ログイン中の携帯装置60へ、同一遊技者グループに係るグループ管理テーブル4Tの全レコードを送信する。
図24は、メンバ遊技機選択画面5fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。メンバ遊技機選択画面5fは、図12に示した遊技機選択画面1fに類似する。メンバ遊技機選択画面5fは、遊技者グループの構成員が他のメンバが遊技機20で行なっている遊技情報を知りたい場合、当該遊技機20を選択するための画面である。携帯装置60は、サーバ40から受信したグループ管理テーブル4Tのレコードに基づいて、メンバ遊技機選択画面5fに同一遊技者グループに属する構成員が遊技を行なっている遊技機20を他の遊技機20と区別が付く態様で表示する。図24は、図23におけるグループID=01の遊技者グループの構成員が遊技をしている遊技機20を示している。
携帯装置60の記憶部62には、各店舗のフロアにおける遊技機20の分布情報がビーコン30のビーコンIDと対応付けて予め記憶されている。携帯装置60は、メンバ遊技機選択画面5fにおいて、自身が受信したビーコンIDのビーコン30に対応する遊技機20部分を例えば赤色表示する。図24では、赤色表示される遊技機20は、斜線で描かれている。携帯装置60は、メンバ遊技機選択画面5fにおいて、遊技者グループに係る携帯装置60のうち、自身以外の携帯装置60に対応する遊技機20部分を例えば黄色表示する。図24では、黄色表示される遊技機20は、遊技者グループの他の構成員が遊技している遊技機20に対応し、黒色で塗りつぶされている。携帯装置60は、各構成員の名称を、各構成員が遊技をしている遊技機20の近くに表示する。
構成員であるAさんは、メンバ遊技機選択画面5fにおいて、遊技情報を知りたい構成員の遊技機20に対応する位置をタップする。携帯装置60は、メンバ遊技機選択画面5fにおいて、タップされた遊技機20の部分を例えば緑色で点灯表示させる。なお、構成員は、複数の構成員の遊技機20に対応する各遊技情報を同時に知りたい場合、上記の操作を複数回繰り返す。
メンバ遊技機選択画面5fは、確定ボタン5btnを含む。確定ボタン5btnは、構成員が知りたい他の構成員の遊技情報に対応する遊技機20を確定するためのボタンである。構成員は、選択した遊技機20を確定する場合、確定ボタン5btnをタップする。
携帯装置60は、確定ボタン5btnがタップされた場合、メンバ遊技機選択画面5fで選択された他の構成員の遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。
サーバ40は、選択された構成員の遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを、携帯装置60から受信する。サーバ40は、受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とから、グループ管理テーブル4Tを検索し、受信したビーコンIDに対応する構成員がログイン中であることを確認する。
サーバ40は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tを検索し、構成員が選択した他の構成員の遊技機20に対応する通知情報を読み出す。サーバ40は、読み出した通知情報を、選択された遊技機20で遊技をしている構成員の名称及び選択された遊技機20の台番号と共に、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。携帯装置60は、サーバ40から通知情報、構成員の名称及び台番号を受信し、受信した通知情報、構成員の名称及び台番号をタッチパネル66の表示装置に表示する。
図25は、メンバ遊技情報表示画面6fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。図25は、例えば図23におけるAさんがグループID=01に属する他の構成員全員に係る遊技機20をメンバ遊技機選択画面5fで選択し、確定ボタン5btnをタップした場合に表示される遊技情報を示している。メンバ遊技情報表示画面6fにおける遊技情報は、構成員の名称、台番号、総回転数、獲得玉数、大当たり回数、確率変動回数、過去最高連チャン数等である。構成員は、携帯装置60のタッチパネル66の表示装置に表示しきれない遊技情報を見る場合、タッチパネル66をドラッグ又はフリックする。
図26は、ログイン処理の手順の一例を示すフローチャートである。図26は、遊技者グループの構成員のうち、一人がログインする場合を扱っている。
携帯装置60のCPU61は、複数のビーコン30から夫々複数のビーコンIDを受信する(ステップS61)。CPU61は、自身が複数のビーコン30の通信エリアに入ったと判定する(ステップS62)。CPU61は、遊技機選択画面4fにおいて選択ボタン4btnがタップされたか否かを判定する(ステップS63)。
CPU61は、遊技機選択画面4fにおいて選択ボタン4btnがタップされていないと判定した場合(ステップS63:NO)、ステップS63へ処理を戻す。CPU61は、遊技機選択画面4fにおいて選択ボタン4btnがタップされたと判定した場合(ステップS63:YES)、タップされた選択ボタン4btnに対応するビーコンIDと、自身が搭載された携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する(ステップS64)。
サーバ40のCPU41は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する(ステップS65)。CPU41は、グループ管理テーブル4Tの携帯識別情報に受信した携帯装置60の識別情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS66)。CPU41は、グループ管理テーブル4Tの携帯識別情報に受信した携帯装置60の識別情報が記憶されていないと判定した場合(ステップS66:NO)、処理を終了する。CPU41は、グループ管理テーブル4Tの携帯識別情報に受信した携帯装置60の識別情報が記憶されていると判定した場合(ステップS66:YES)、次の処理を実行する。
CPU41は、受信した携帯装置60の識別情報に対応する、受信したビーコンIDをグループ管理テーブル4Tに書き込む(ステップS67)。CPU41は、グループ管理テーブル4Tの台番号列にビーコンIDと対応する台番号を書き込む(ステップS68)。CPU41は、更新処理をした遊技者グループに係るグループ管理テーブル4Tの全レコードを携帯装置60へ送信する(ステップS69)。携帯装置のCPU61は、サーバ40から更新処理をした遊技者グループに係るグループ管理テーブル4Tの全レコードを受信し(ステップS70)、処理を終了する。
図27は、他の構成員が遊技をしている遊技機20における遊技情報を表示する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
携帯装置のCPU61は、サーバ40から受信した遊技者グループに係るグループ管理テーブル4Tの全レコードに基づいて、タッチパネル66の表示装置にメンバ遊技機選択画面5fを表示する(ステップS71)。CPU61は、確定ボタン5btnがタップされたか否かを判定する(ステップS72)。CPU61は、確定ボタン5btnがタップされていないと判定した場合(ステップS72:NO)、ステップS72へ処理を戻す。
CPU61は、確定ボタン5btnがタップされたと判定した場合(ステップS72:YES)、次の処理を実行する。CPU61は、メンバ遊技機選択画面5fで選択された他の構成員に係る遊技機20と対応するビーコン30のビーコンIDと、自身が搭載された携帯装置60の識別情報とをサーバ40へ送信する(ステップS73)。
サーバ40のCPU41は、携帯装置60から他の構成員が遊技をする遊技機20に対応するビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する(ステップS74)。CPU41は、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tから通知情報及び台番号を読み出し、グループ管理テーブル4Tからメンバ名を読み出す(ステップS75)。CPU41は、読み出した通知情報、台番号及びメンバ名を、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する(ステップS76)。
携帯装置のCPU61は、サーバ40から通知情報、台番号及びメンバ名を受信する(ステップS77)。CPU61は、受信した通知情報、台番号及びメンバ名をタッチパネル66の表示装置に表示し(ステップS78)、処理を終了する。
サーバ40は、図9に示した情報提供停止処理において、一定時間継続して携帯装置60からのビーコンIDと、携帯装置60の識別情報との送信が途絶えたと判定した場合(ステップS11:YES)、次の処理を実行する。サーバ40は、グループ管理テーブル4Tにおいて、途絶えた携帯装置60の識別情報に対応するビーコンID及び台番号を削除する。
本実施の形態では、携帯装置60は、インターネット1Nを介して、遊技情報をサーバ40から取得した。しかし、携帯装置60は、ビーコン30を介して、遊技情報をサーバ40から取得してもよい。
実施の形態3では、大当たりが出た場合、大当たりを出した遊技機20以外の遊技機20で遊技をしている遊技者の携帯装置60に大当たり情報を出力する。これに類似して、実施の形態6に係る遊技者グループの各構成員が遊技をしている遊技機20に大当たりが出た場合、サーバ40は、大当たりを出した遊技機20以外の遊技機20であり、かつ遊技者グループの各構成員が遊技をしている遊技機20に、大当たり情報を出力してもよい。
情報提供システム10によれば、携帯装置60が予めサーバ40に登録した遊技者グループの構成員が有する携帯装置60である場合、他の構成員が有する携帯装置60と対応する遊技機20に関する遊技情報を、構成員に提供することができる。これにより、遊技者グループの構成員同士の間で、各人の遊技情報を共有することができる。
実施の形態7
実施の形態7は、サーバ40が遊技施設における遊技者の行動履歴をログファイルに記憶する形態に関する。携帯装置60は、一定時間間隔でビーコン30から受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信している。サーバ40は、携帯装置60から受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とに基づいて、携帯装置60から送信されてくるビーコンIDが変わるタイミングで、新たなビーコンIDを受信した日時をログファイルに記憶する。
なお、実施の形態7において、実施の形態1〜6と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図28は、遊技施設に設置されたビーコン30の分布の一例を示す説明図である。遊技施設は2階建てであり、1階フロアはパチンコホールであり、2階フロアはスロットマシンホールになっている。図28Aは、1階フロアにおけるパチンコ機の配列と、ビーコン30の分布とを示している。図28Bは、2階フロアにおけるスロットマシンの配列と、ビーコン30の分布とを示している。なお、遊技機20の符号20は、図28の視認性を考慮して、その多くを省略している。また、図28において台間機21は省略してある。
遊技施設の入り口の両脇には、通信エリア5mのビーコン30が設置されている。1階フロア及び2階フロアの周囲の壁には、島の間隔と略同一でビーコン30が設置されている。壁に設置されたビーコン30の通信エリアは、例えば3mである。1階フロア及び2階フロアにおける遊技機20夫々の前に位置する各椅子に、ビーコン30が1つずつ設置されている。椅子に設置されたビーコン30の通信エリアは、例えば0.5〜1.0mである。1階フロアから2階フロアへ移動する階段の踊り場には、通信エリア5mのビーコン30が設置されている。
図29は、行動履歴ファイル1Fのデータの一例を示す説明図である。行動履歴ファイル1Fは、サーバ40のRAM43又はハードディスク44に記憶されている。行動履歴ファイル1Fは、携帯装置60から送信される携帯装置60の識別情報と、ビーコンIDと、受信日時とを記憶するログファイルである。行動履歴ファイル1Fは、携帯識別情報、ビーコンID及び日時の各データを含む。携帯識別情報は、携帯装置60の識別情報である。ビーコンIDは、ビーコン30の識別情報である。日時は、タイマ48が計時した結果であり、yyyymmdd hhmmss形式である。
なお、行動履歴ファイル1Fは、更に遊技施設の識別情報を含んでもよい。
携帯装置60を所持する遊技者は、自身の意思に基づいて、遊技施設内を移動する。遊技施設内には多くのビーコン30が分散配置されているため、携帯装置60は遊技者の移動に伴い、次々と異なるビーコン30から夫々対応するビーコンIDを受信する。遊技施設内におけるビーコン30の設置場所は予め分かっているため、携帯装置60が受信したビーコンIDと、受信日時とは、遊技施設内における遊技者の位置と日時とに関する行動履歴である。
サーバ40は、携帯装置60から送信されるビーコンIDが時間経過につれて、以前に受信したビーコンIDから変化した場合、変化したビーコンIDと、当該受信日時とを行動履歴ファイル1Fに書き込み、遊技者の行動履歴を蓄積する。
図30は、行動履歴記憶処理の手順の一例を示すフローチャートである。
携帯装置60のCPU61は、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS81)。CPU61は、一定時間が経過していないと判定した場合(ステップS81:NO)、ステップS81に処理を戻す。CPU61は、一定時間が経過したと判定した場合(ステップS81:YES)、ビーコン30から受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信し(ステップS82)、ステップS81へ処理を戻す。なお、ステップS82において、CPU61は、ビーコンIDを受信していない場合、何の処理も実行せず、ステップS81へ処理を戻す。
サーバ40のCPU41は、携帯装置60からビーコンIDと、携帯装置60の識別情報とを受信する(ステップS83)。CPU41は、作業変数を参照して、受信した携帯装置60の識別情報が当日に受信済みか否かを判定する(ステップS84)。ここでの作業変数は、直近に受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報と、タイマ48の計時結果とを記憶する変数であり、携帯装置60毎に用意される変数である。CPU41は、受信した携帯装置60の識別情報が当日に受信済みでないと判定した場合(ステップS84:NO)、受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報と、タイマ48の計時結果とを行動履歴ファイル1Fに書き込む(ステップS85)。CPU41は、受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報と、タイマ48の計時結果とを作業変数に代入し(ステップS86)、ステップS83へ処理を戻す。
CPU41は、受信した携帯装置60の識別情報が当日に受信済みであると判定した場合(ステップS84:YES)、受信したビーコンIDが作業変数に代入されたビーコンIDと同じか否かを判定する(ステップS87)。CPU41は、受信したビーコンIDが作業変数に代入されたビーコンIDと同じでないと判定した場合(ステップS87:NO)、ステップS85に処理を進める。CPU41は、受信したビーコンIDが作業変数に代入されたビーコンIDと同じであると判定した場合(ステップS87:YES)、ステップS86に処理を進める。
本実施の形態では、サーバ40は、インターネット1Nを介して、遊技者の行動履歴情報を携帯装置60から取得する。しかし、サーバ40は、ビーコン30を介して、遊技者の行動履歴情報を携帯装置60から取得してもよい。
情報提供システム10によれば、遊技者の行動履歴を記憶することができる。
実施の形態8
実施の形態8は、実施の形態7においてサーバ40が行動履歴ファイル1Fに携帯装置60の移動履歴として蓄積した遊技者の行動履歴を解析して、遊技施設内における遊技者の移動経路を特定する形態に関する。
なお、実施の形態8において、実施の形態1〜7と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
サーバ40のハードディスク44には、例えば図28に示した、遊技施設内におけるビーコン30の分布情報が記憶されている。サーバ40は、ビーコン30の分布情報と、行動履歴ファイル1Fのデータとを用いて、遊技施設内における携帯装置60の移動経路を特定する。そのために、まずサーバ40は、行動履歴ファイル1Fのデータを、日別、携帯装置60の識別情報別に集計する。サーバ40は、集計したデータを行動履歴ファイル1Fの日時の昇順にソートする。図29に示した行動履歴ファイル1Fのデータは、ある日付において集計処理及びソート処理が終了した状態のデータのイメージを示している。
サーバ40は、行動履歴ファイル1Fから1つの携帯装置60の識別情報を選択する。サーバ40は、選択した携帯装置60の識別情報毎に、ビーコン30の分布情報を参照して、集計処理及びソート処理をしたデータのビーコンIDに対応するビーコン30の位置を特定する。サーバ40は、この位置特定処理を最後のビーコンIDを処理するまで次々と繰り返す。サーバ40は、特定した位置を時間順に線分で接続して、携帯装置60の移動経路を特定し、特定した移動経路を示す画像を生成する。また、サーバ40は、生成した画像における移動経路に沿って、行動履歴ファイル1Fの日時を、例えばhh:mm形式で表示する。サーバ40は、生成した画像を例えば表示部46に出力する。
図31は、携帯装置60の移動経路の一例を示す説明図である。図31の例によれば、遊技者は、15:00に入り口から1階フロアの奥側へ直進した後、左折する。遊技者は、15:01に入り口に近い第一の島の端に到達した後、1階フロアの壁に沿って、15:02に最奥の壁まで移動している。遊技者は、最奥の壁に沿って入り口から最も遠い第三の島の端に15:12に到達した後、壁に沿って入り口へ向かう方向へ移動している。遊技者は、第二の島と、第三の島との間を移動し、第三の島における入り口側の列の2番目の遊技機20の椅子へ15:15に移動している。
遊技者は、入り口から1階フロアの最奥の壁まで2分で移動し、最奥の壁に沿って移動するのに10分を要している。遊技者は、最奥の壁まで移動する間、遊技機20をさほど観察していないが、最奥の壁に沿って移動する間、遊技機20をじっくりと観察したと想像される。行動履歴ファイル1Fには、遊技者の移動経路が秒単位で記録されているので、より詳しい行動履歴の解析が可能である。なお、本実施形態では、移動経路に加えて時間を表示する例を示したがこれに限るものではない。時間に代えて時間に大小に応じて変化するマーク、色等を表示しても良い。
図32は、移動経路特定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
サーバ40のCPU41は、行動履歴ファイル1Fのデータを、日別、携帯装置60の識別情報別に集計する(ステップS91)。CPU41は、集計したデータを行動履歴ファイル1Fの日時の昇順にソートする(ステップS92)。CPU41は、未処理の携帯装置60の識別情報を選択する(ステップS93)。CPU41は、ビーコン30の分布情報を参照して、集計処理及びソート処理をしたデータに含まれるビーコンIDに対応するビーコン30の位置を特定する(ステップS94)。
CPU41は、選択した携帯装置60の識別情報に対応するビーコン30の位置特定処理を全てのビーコンIDについて実行したか否かを判定する(ステップS95)。CPU41は、選択した携帯装置60の識別情報に対応するビーコン30の位置特定処理を全てのビーコンIDについて実行してないと判定した場合(ステップS95:NO)、ステップS94に処理を戻す。CPU41は、選択した携帯装置60の識別情報に対応するビーコン30の位置特定処理を全てのビーコンIDについて実行したと判定した場合(ステップS95:YES)、特定したビーコン30の位置に基づいて、携帯装置20の移動経路を特定する(ステップS96)。
CPU41は、特定した携帯装置20の移動経路を示す画像を生成する(ステップS97)。CPU41は、全ての携帯装置60の識別情報を処理したか否かを判定する(ステップS98)。CPU41は、全ての携帯装置60の識別情報を処理していないと判定した場合(ステップS98:NO)、ステップS93に処理を戻す。CPU41は、全ての携帯装置60の識別情報を処理したと判定した場合(ステップS98:YES)、生成した画像を表示部46に表示し(ステップS99)、処理を終了する。
図32に示した移動経路特定処理は、バッチ処理で実行されてもよいし、リアルタイムで実行されてもよい。
図31の例の場合、第一の島と、第二の島との間の領域は、遊技者が通過していない領域である。遊技者は、移動中に遊技機20のデータランプを見ながら、遊技をする遊技機20を決定する場合がある。しかしこの場合、遊技者は、自身が通過していない領域の遊技機20のデータランプを見ていない。そこで、遊技者が例えば図31の最終位置に対応する遊技機20の椅子に座った場合、遊技者が通っていない領域に設置されている島の遊技機20に関する遊技情報が、遊技者の携帯装置20に表示されてもよい。そのために、サーバ40は、移動経路特定処理をリアルタイムで実行する。サーバ40は、遊技者が通過していない領域に設置された遊技機20に対応するビーコン30のビーコンIDを抽出する。サーバ40は、遊技者の携帯装置60からビーコンID及び携帯装置60の識別情報を受信した場合、通知情報テーブル1Tから抽出したビーコンIDに対応する通知情報を検索する。サーバ40は、検索した通知情報を、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
本実施の形態では、サーバ40は、携帯装置60の移動経路に沿って、行動履歴ファイル1Fの日時が示された画像を生成する。しかし、携帯装置60の移動経路に沿って示される時間情報は、行動履歴ファイル1Fの日時に限らない。携帯装置60の移動経路に沿って示される時間情報は、例えば携帯装置60が遊技施設の入り口のビーコン30から受信したビーコンIDをサーバ40へ送信してからの経過時間でもよい。携帯装置60の移動経路に沿って示される時間情報は、携帯装置60の移動速度又は加速度でもよい。携帯装置60の移動経路に沿って示される時間情報が加速度である場合、当該加速度は、行動履歴ファイル1Fの日時に基づいて計算されてもよいし、携帯装置60の加速度センサ711が検知した加速度でもよい。後者の場合、携帯装置60は、ビーコンIDと共に、加速度センサ711が検知した加速度をサーバ40へ送信する。
情報提供システム10よれば、遊技施設における遊技者の移動経路を特定することができる。
遊技者の移動経路は、遊技施設において営業戦略を立案する上で参考となる情報である。島毎に異なる機種の遊技機20が設置されていることが多い。そのため、遊技者の移動経路から、遊技者が好む遊技機20の機種、遊技施設の環境等を類推することができる。そして、類推結果から遊技機20の機種の入れ替え、遊技施設の改築等のより高い収益を得るための方策を立案することができる。
実施の形態9
実施の形態9は、ビーコン30を島単位で設置する形態に関する。ビーコン30からビーコンIDを受信した携帯装置60は、島単位の遊技情報を表示する。実施の形態9では、サーバ40は、インターネットを介して、携帯装置60へ通知情報を通知するものとする。
なお、実施の形態9において、実施の形態1〜8と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図33は、遊技施設に設置されたビーコン30の分布の一例を示す説明図である。図33は、1階フロアにおけるパチンコ機の配列と、ビーコン30の分布とを示している。なお、遊技機20の符号20は、図33の視認性を考慮して、その多くを省略している。また、図33において台間機21は省略してある。図33に示すビーコン30の通信エリアは、島の間隔と略同一であり、例えば2.00mである。なお、パチンコ機の幅は52センチ、スロットマシンの幅は48センチである。
図33に示す各ビーコン30は、各島の両端に夫々設置されている。ここでは各島には、同機種の遊技機20が配列しているものとする。
図34は、通知情報テーブル1Tのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。島と通知情報とは、1対1に対応している。通知情報は、島に取り付けられたパチンコ機の機種に共通する機種名、当該パチンコ機の遊技状況及び当該パチンコ機のプレイ方法を含む。パチンコ機の遊技状況は、例えば島に取り付けられた複数のパチンコ機のうち、直近に大当たりを出したパチンコ機の台番号、当該パチンコ機の獲得玉数等である。プレイ方法は、島に取り付けられたパチンコ機の機種に共通するプレイ方法である。
遊技者が携帯装置60を所持した状態で、島の端に設置されたビーコン30の通信エリアに入った場合、携帯装置60は、ビーコン30から受信したビーコンIDと、自身の識別情報とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、ビーコンIDと島の位置とを対応付けてハードディスク44に記憶している。サーバ40は、遊技施設における島の分布、ビーコン30の分布及び携帯装置60の位置を含む情報を、受信した識別情報に対応する携帯装置60へ送信する。
図35は、位置表示画面7fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。端末装置60は、遊技施設における島の分布、ビーコン30の分布及び携帯装置60の位置を含む情報をサーバ40から受信し、受信した情報に基づいて、位置表示画面7fをタッチパネル66の表示装置に表示する。図35の位置表示画面7fにおいて、島の端に設置されたビーコン30の通信エリアに入った携帯装置60の位置を示す特定情報7f1(例えば赤色の星印)が表示される。携帯装置60はビーコンIDを受信したビーコン30の近傍に特定情報を表示する。図35の場合、携帯装置60は、1階フロア第2島の端に設置されたビーコン30の通信エリアに入っていることを示す。
なお、携帯装置60の記憶部62は、予め各店舗のフロアにおける島の分布、ビーコン30の分布及びビーコンIDとビーコン30の分布との対応関係を記憶しておいてもよい。かかる場合、携帯装置60は、ビーコンIDを受信した場合、受信したビーコンIDに対応するビーコン30の位置から、自身で位置表示画面7fを生成してもよい。
位置表示画面7fにおいて、遊技者が自身の端末装置30が受信するビーコンIDに対応するビーコン30が設置された島をタップした場合、携帯装置60は、ビーコン30から受信したビーコンIDと、自身の識別情報と、遊技情報の要求とをサーバ40へ送信する。サーバ40は、携帯装置60からビーコン30から受信したビーコンIDと、携帯装置60の識別情報と、遊技情報の要求とを受信した場合、受信したビーコンIDに基づいて、通知情報テーブル1Tを検索し、検索結果に係る島の通知情報を携帯装置60へ送信する。携帯装置60は、サーバ40から島の通知情報を受信する。
図36は、遊技情報表示画面2fの画面レイアウトの一例を示す説明図である。携帯装置60は、サーバ40から受信した島の通知情報に基づいて、タッチパネル66の表示装置に遊技情報表示画面2fを表示する。図36は、1階フロア第2島に関する遊技情報を例示している。
本実施の形態では、サーバ40は、インターネット1Nを介して、通知情報を携帯装置60へ送信した。しかし、サーバ40は、ビーコン30を介して、通知情報を携帯装置60へ送信してもよい。
情報提供システム10よれば、遊技施設における島単位の遊技情報を提供することができる。
ビーコン30は、各島の端に1つずつ設置されている。遊技者が島の端に近づいた場合、携帯装置60は、島の端に設置されたビーコン30からビーコンIDを受信することにより、島に設置された遊技機20に共通する遊技情報を受信する。遊技者が一の島の端から他の島の端へ移動した場合、携帯装置60も一の島の端から他の島の端へ移動し、他の島の端に設置されたビーコン30から他のビーコンIDを受信することにより、他の島に設置された遊技機20に共通する遊技情報を受信する。こうして、携帯装置60は、各島に設置された各機種に係る遊技情報を、効率よく表示することができる。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10 情報提供システム
20 遊技機
30 ビーコン
40 サーバ
41、61 CPU
43 RAM
44 ハードディスク
49 通信部
60 携帯装置
62 記憶部
64 通信部

Claims (15)

  1. コンピュータに、
    遊技施設内に設置された複数の遊技機又は該複数の遊技機の周囲に複数に設置され、ブルートゥース(登録商標)による通信プロトコルを用いて情報の送信を行う通信装置から送信される該通信装置の識別情報を待ち受け、
    待ち受けた前記通信装置の識別情報の待ち受け結果に応じて、該通信装置の通信エリアに前記コンピュータが属したか否かを判定し、
    前記通信装置のうち、一の通信装置の通信エリアに属したと判定した場合、該一の通信装置の識別情報を情報処理装置へ送信し、
    前記一の通信装置の識別情報に対応する遊技機および該対応する遊技機以外の遊技機のうち、少なくとも一つの遊技機に関する遊技情報を前記情報処理装置または前記通信装置から受信し、
    受信した前記遊技情報を表示部に出力する
    処理を実行させるプログラム。
  2. 前記遊技施設内に複数の遊技機がなす複数の列が並列に設置されており、
    一の列に含まれる一の遊技機に対応する通信装置の識別情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記一の列又は該一の列と対向する列に含まれる遊技機に関する大当たり情報を前記通信装置から受信する
    請求項に記載のプログラム。
  3. 受信した遊技情報に日付情報および時刻情報の少なくとも一方を付与し、
    前記日付情報および時刻情報の少なくとも一方を付与した遊技情報を、アクセス可能な記憶部に記憶する
    請求項又は請求項に記載のプログラム。
  4. 複数の遊技機に対応する複数の通信装置から該複数の通信装置の識別情報を受信し、
    受信した複数の通信装置の識別情報のうち、一の通信装置の識別情報を受け付け、
    受け付けた一の通信装置の識別情報を前記情報処理装置へ送信し、
    受け付けた一の通信装置の識別情報に対応する遊技機に関する遊技情報を前記情報処理装置または前記通信装置から受信する
    請求項から請求項までのいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記通信装置の通信エリアに属したと判定した場合、予めグループ化された前記コンピュータ及び他のコンピュータの識別情報のうち、該他のコンピュータの識別情報に対応する遊技機に関する遊技情報を前記情報処理装置または前記通信装置から受信する
    請求項に記載のプログラム。
  6. 遊技施設内に設置された複数の遊技機又は該複数の遊技機の周囲に複数に設置され、ブルートゥース(登録商標)による通信プロトコルを用いて情報の送信を行う通信装置から送信される該通信装置の識別情報を待ち受ける待ち受け部と、
    待ち受けた前記通信装置の識別情報の待ち受け結果に応じて、該通信装置の通信エリアに自装置が属したか否かを判定する判定部と、
    前記通信装置のうち、一の通信装置の通信エリアに属したと判定した場合、該一の通信装置の識別情報を情報処理装置へ送信する送信部と、
    前記一の通信装置の識別情報に対応する遊技機および該対応する遊技機以外の遊技機のうち、少なくとも一つの遊技機に関する遊技情報を前記情報処理装置または前記通信装置から受信する受信部と、
    受信した前記遊技情報を表示する表示部と
    を備える携帯装置。
  7. 遊技施設内における複数の遊技機又は該複数の遊技機の周囲に設置され、ブルートゥース(登録商標)による通信プロトコルを用いて情報の送信を行う通信装置の通信エリアに、携帯装置が属した場合、該携帯装置から該通信装置の識別情報を受信する受信部と、
    複数の通信装置の識別情報と対応付けて、該複数の通信装置に対応する複数の遊技機に関する遊技情報を記憶した記憶部を参照し、前記受信部が前記複数の通信装置のうち、一の通信装置の識別情報を受信した場合、該一の通信装置の識別情報に対応する遊技機および該対応する遊技機以外の遊技機のうち、少なくとも一つの遊技機に関する遊技情報を読み出す読み出し部と、
    該読み出し部が読み出した前記遊技情報を出力する出力部と
    を備えるサーバ。
  8. 前記受信部は前記携帯装置から前記通信装置の識別情報及び該携帯装置の第二識別情報を受信し、
    前記出力部は前記読み出し部が読み出した遊技情報を、前記受信部が受信した前記識別情報に対応する通信装置又は前記第二識別情報に対応する携帯装置へ出力する
    請求項に記載のサーバ。
  9. 遊技機の大当たり情報を受け付ける受付部と、
    該受付部が受け付けた大当たり情報に係る遊技機に対応する通信装置の識別情報を前記記憶部から抽出する抽出部と
    を備え、
    前記出力部は、前記抽出部が抽出した識別情報以外の少なくとも一つの識別情報に対応する通信装置へ、又は前記抽出部が抽出した識別情報に対応する通信装置の通信エリアに属する携帯装置以外の少なくとも一つの携帯装置へ、前記受付部が受け付けた大当たり情報を出力する
    請求項に記載のサーバ。
  10. 一又は複数の通信装置が遊技施設の入り口又は各フロアに設置されており、
    前記読み出し部は、前記携帯装置が前記通信装置の通信エリアに属した場合、前記受信部が受信した通信装置の識別情報に基づいて、入り口又は各フロア別に識別情報と対応付けて遊技情報が記憶された前記記憶部から遊技情報を読み出す
    請求項又は請求項に記載のサーバ。
  11. 前記受信部は、一の通信装置の通信エリアに携帯装置が属した場合、一の通信装置の識別情報及び該携帯装置の第二識別情報を該携帯装置から受信し、
    前記受信部が受信した一の通信装置の識別情報及び携帯装置の第二識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶する記憶処理部を備え、
    前記読み出し部は、前記受信部が受信した一の通信装置の識別情報に対応する遊技機に関する遊技情報を前記記憶部から読み出し、
    前記出力部は、前記読み出し部が読み出した遊技機に関する遊技情報を、前記受信部が受信した前記識別情報に対応する通信装置又は前記受信部が受信した第二識別情報に対応する携帯装置へ出力する
    請求項から請求項10までのいずれか一項に記載のサーバ。
  12. 前記記憶部には、予めグループ化された複数の携帯装置の識別情報が記憶されており、
    前記受信部が受信した携帯装置の第二識別情報が前記記憶部に記憶された前記複数の携帯装置の第二識別情報に含まれる場合、前記受信部が受信する都度、一の通信装置の識別情報を携帯装置の第二識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶する第二記憶処理部と
    を備え、
    前記読み出し部は、前記受信部が予めグループ化された複数の携帯装置に含まれる一の携帯装置の第二識別情報及び通信装置の識別情報を受信した場合、該通信装置の識別情報に対応する遊技情報を前記記憶部から読み出し、
    前記読み出し部が読み出した遊技情報を、前記第二記憶処理部が記憶した前記グループに係る第二識別情報に対応する携帯装置へ送信する送信部を備える
    請求項11に記載のサーバ。
  13. 前記受信部が前記携帯装置から受信した前記通信装置の識別情報及び該携帯装置の第二識別情報を、前記受信部が受信した日付および時刻の少なくとも一方と対応付けて前記記憶部に記憶する第三記憶処理部を備える
    請求項から請求項12までのいずれか一項に記載のサーバ。
  14. 前記第三記憶処理部が記憶した前記日時および時刻の少なくとも一方により、前記遊技施設にて前記携帯装置が移動した経路を特定する特定部を備える
    請求項13に記載のサーバ。
  15. 遊技施設内における複数の遊技機又は該複数の遊技機の周囲に設置され、ブルートゥース(登録商標)による通信プロトコルを用いて情報の送信を行う通信装置の通信エリアに、携帯装置が属した場合、該携帯装置から該通信装置の識別情報を受信し、
    複数の通信装置の識別情報と対応付けて、該複数の通信装置に対応する複数の遊技機に関する遊技情報を記憶した記憶部を参照し、前記受信部が前記複数の通信装置のうち、一の通信装置の識別情報を受信した場合、該一の通信装置の識別情報に対応する遊技機および該対応する遊技機以外の遊技機のうち、少なくとも一つの遊技機に関する遊技情報を読み出し、
    読み出した遊技情報を出力する
    処理をサーバに実行させる出力方法。
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