JP2009233023A - 遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機が実行する多彩な演出による効果の向上を実現し得る遊技システムを提供すること。
【解決手段】遊技機10は、画像演出データの再生表示による演出を実行する第1画像表示手段、及び遊技機10を特定可能な送信台番を設定するための台番設定手段を有する。入力装置6は、画像表示面690を含む第2画像表示手段、及び画像表示面690において検知されたタッチ位置に基づいて手書き入力データを生成する手書き入力データ生成手段を有する。送信台番の遊技機10に対応する送信先の入力装置6の第2画像表示手段は、送信元の遊技機10の第1画像表示手段が再生中の画像演出データを同期再生可能である。送信元の遊技機10は、送信先の入力装置6から手書き入力データを受信した際、第1画像表示手段が再生中の画像演出データに対して手書き入力データを重畳して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技場に設置された遊技機同士の連携を図る遊技システムに関する。
従来より、例えば、始動口への玉の入賞に応じて大当り抽選を実行し、液晶ディスプレイ等の表示画面上にその抽選結果を表示する、いわゆる「セブン機」と総称されるパチンコ遊技機が知られている。また、図柄を変動表示する図柄表示窓を備えている共に、内部当選役に対応する入賞図柄が図柄表示窓に停止表示された際に入賞を発生させるスロットマシンが知られている。
前記「セブン機」であるパチンコ遊技機や前記スロットマシン等の遊技機としては、大当り抽選や内部当選役を決定するための内部抽選の抽選結果に応じて様々な演出を実行する遊技機がある(例えば、特許文献1参照。)。このような遊技機では、多種多彩な演出パターンに基づく多様な演出を実行することで大当り等に対する遊技者の期待度を煽り遊技の興趣を高めようとしている。
しかしながら、前記従来の遊技機では、次のような問題がある。すなわち、一般的な遊技者にとっては演出の意味内容や、演出に応じた大当り等に対する期待度が良くわからない場合があり、演出の効果が十分に発揮されないおそれがある。一方、演出の意味内容を理解し易くするために大当りに至るまでの演出の進行状況をインジケータにより表示したり、大当り等に対する期待度を直接的に表示する遊技機等の提案がある(例えば、特許文献2、3参照。)。このような直接的な演出によっては、遊技者の想像力を十分に刺激できず、慣れに応じて飽きが生じやすいおそれがある。
特開2004−121509号公報 特開2001−087504号公報 特開2005−052262号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技機が実行する多彩な演出による効果の向上を実現し得る遊技システムを提供しようとするものである。
本発明は、遊技者側にとって有利な特別遊技状態を発生させるか否かを決定するための抽選処理を実行する抽選手段、該抽選手段の抽選結果に応じて複数種類の画像演出データの中のいずれかを決定する演出決定手段、該演出決定手段により決定された画像演出データの再生表示による演出を実行する第1画像表示手段を有する遊技機と、
画像表示面を含む第2画像表示手段、前記画像表示面上のタッチ位置を検知可能なタッチ入力手段、前記画像表示面において検知された前記タッチ位置に基づいて手書き入力データを生成する手書き入力データ生成手段、及び前記手書き入力データを送信する手書き入力データ送信手段を有してなり、各遊技機に個別に対応するように設置された入力装置と、
遊技機を特定可能な送信台番を設定するための台番設定手段と、を備えており、
前記送信台番の遊技機に対応する送信先の入力装置の前記第2画像表示手段は、送信元の遊技機の前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データを同期再生できるように構成され、
前記送信元の遊技機は、前記送信先の入力装置から前記手書き入力データを受信した際、前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データに対して当該手書き入力データを重畳して表示するように構成されていることを特徴とする遊技システムにある(請求項1)。
本発明の遊技システムは、前記送信台番を設定するための前記台番設定手段と、前記送信台番として指定された際、前記送信元の遊技機の前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データを同期再生可能な前記入力装置と、を備えている。この入力装置は、同期再生する画像演出データに対して手書き入力された前記手書き入力データを生成する前記手書き入力データ生成手段を備えている。そして、前記遊技機は、再生中の画像演出データに対して、前記送信先の入力装置から受信した前記手書き入力データを重畳して(重ね合わせて)表示する。
本発明の遊技システムでは、前記遊技機が再生表示する画像演出データを、他の遊技機(前記送信台番の遊技機、つまり送信先の遊技機)に対応する入力装置(前記送信先の入力装置)において同期再生させることが可能である。そして、この入力装置において同期再生中の画像演出データに対して手書き入力された前記手書き入力データを、前記送信元の遊技機が再生中の画像演出データに対して重畳表示できる。つまり、この遊技システムでは、前記送信元の遊技機で再生中の画像演出データを他の遊技機(前記送信先の遊技機)で遊技中の遊技者との間で共有でき、さらに、当該他の遊技機の遊技者による手書き入力データを前記送信元の遊技機が再生中の画像演出データに重畳表示させることができる。
例えば、前記送信先の遊技機の遊技者が上級者である場合、前記送信元の遊技機の遊技者は、再生中の画像演出データを当該上級者に見てもらい、手書き入力によるアドバイスを受けることが可能になる。また、例えば、前記送信先の遊技機の遊技者が同レベルの仲間であるような場合には、前記送信元の遊技機において再生中の画像演出データを当該仲間に見せることで、大当り等の期待度が高い状況、あるいは大当り等が確定した状況を知らしめて自慢したり、喜びを共有するような使い方も可能である。
以上のように、本発明の遊技システムによれば、他の遊技機の遊技者との間で再生中の画像演出データを共有でき、さらに、当該再生中の画像演出データを介して手書きによる会話を楽しむことができるという優れた特性を備えている。それ故、この遊技システムでは、画像演出データによる演出の効果が一層、向上され、興趣が高められる。
本発明における遊技機としては、パチンコ玉を遊技媒体としたパチンコ遊技機や、図柄表示窓に停止表示された図柄の組合せに応じてボーナス(特別遊技状態)を発生させるスロットマシン等がある。さらに、スロットマシンとしては、メダル等を遊技媒体とした狭義のスロットマシンだけでなく、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)等であっても良い。
また、前記台番設定手段は、前記入力装置あるいは前記遊技機に組み込むことも良く、前記遊技機を管理するために遊技場に設置される管理装置等の場内装置に組み込むことも良い。例えば、管理装置等に前記台番設定手段を組み込めば、管理装置等がランダムに選択した遊技機側で前記画像演出データを同期再生できるようになる。さらに、例えば、管理装置等において各遊技機の遊技者の技術レベルを把握していれば、遊技演出について詳しいことが期待される上級者(遊技者)の遊技機を選択して、前記画像演出データを同期再生できるようになる。さらに、管理装置等において各遊技機の遊技者が前記画像演出データの同期再生を許可するか否かを把握できていれば、前記画像演出データの同期再生を望まない遊技者に対する同期再生を未然に回避できるようになる。
また、前記入力装置は、遊技場において隣り合うように設置された他の遊技機との間隙に設置されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記遊技機自体が前記入力装置の機能を備えていなくても本発明の作用効果を実現可能になる。それ故、本発明を適用する前記遊技機の範囲を広範にできる。
また、前記入力装置は、前記遊技機に組み込まれていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、この遊技機を設置するだけで本発明の作用効果を実現できるようになる。
また、前記送信元の遊技機に対応する送信元の入力装置は、前記送信先の入力装置に向けて前記手書き入力データを送信可能なように構成されており、
当該送信先の入力装置は、前記送信元の入力装置から受信した前記手書き入力データを前記第2画像表示手段の画像表示面上において重畳して表示することが好ましい(請求項4)。
この場合には、前記送信元の遊技機の遊技者が、前記送信先の遊技機の遊技者に対して手書きによるメッセージを送信できるようになる。例えば、前記送信元の遊技機の遊技者が、再生中の画像演出データに対して「どういう意味?」といった手書き入力を添えれば、前記送信先の遊技者に対して真意を明確に伝達できるようになる。さらに、前記送信元の遊技機で再生中の画像演出データを介して、前記送信元の遊技機の遊技者と前記送信先の遊技機の遊技者とが手書きによる相互対話を行えるようになる。
また、前記送信先の入力装置の前記第2画像表示手段に前記画像演出データを同期再生させるために遊技者が操作する要求操作手段を備えていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、前記送信元の遊技機の遊技者は、再生中の画像演出データを他の遊技機の遊技者に見せたいような状況に限って、当該再生中の画像演出データを他の遊技者との間で共有できるようになる。前記要求操作手段は、前記入力装置に設けても良いが、前記遊技機に設けることが好ましい。
また、前記第2画像表示手段は、前記画像表示面を分割して2種類以上の前記画像演出データを並列して表示可能であって、かつ、前記画像表示面を分割した小画面上で再生表示する画像演出データが選択された際には当該選択された画像演出データを前記画像表示面全面に再生表示することが好ましい(請求項6)。
この場合には、前記画像表示面上で並列表示された画像演出データのうち、気になる遊技機の機種の画像演出データや、興味のある演出に関する画像演出データを選択して手書きによるコメントを実施できるようになる。
また、前記遊技機は、前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データの種別を表す画像種別データ、及び当該画像演出データにおいて現在再生中の箇所を特定するためのタイミングデータを含む再生情報を送信する再生情報送信手段を備えており、
前記送信先の入力装置は、前記再生情報を受信した際、前記画像種別データにより特定される画像演出データを前記第2画像表示手段に再生表示するに当たって、前記タイミングデータにより特定される箇所から再生を開始することで、前記送信元の遊技機において再生中の画像演出データと同期して前記画像演出データを再生表示することが好ましい(請求項7)。
この場合には、前記画像種別データ及び前記タイミングデータを含む前記再生情報に基づき、前記送信先の入力装置において前記画像演出データの同期表示を精度高く実行できるようになる。例えば、前記送信先の遊技機と前記送信元の遊技機との間で前記画像演出データを共有していれば、前記送信元の遊技機から前記送信先の入力装置に向けて前記画像演出データそのものを送信することなく、前記送信先の遊技機から前記送信先の入力装置に向けて前記再生情報を送信するのみで同期再生が可能になる。この場合には、遊技場に設置された各遊技機同士を接続するための通信回線の通信トラフィックを低減でき、遊技場の設備側の負担を抑制できる。もちろん、前記送信元の遊技機から前記送信先の入力装置に向けて、前記画像演出データそのものを送信することも良い。
また、前記入力装置は、前記画像演出データの同期再生を許可する送信許可手段を備え、
前記送信先の入力装置は、前記送信許可手段による許可に応じて前記画像演出データを同期再生することが好ましい(請求項8)。
この場合には、前記送信台番に対応する送信先の遊技機側で、他の遊技機で再生表示中の前記画像演出データの同期再生を受けるか否かを選択できるようになる。さらに、前記送信許可手段により許可されていない遊技機については、前記台番設定手段が前記送信台番を設定する際の候補から除外することも良い。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、パチンコ遊技機を設置した遊技場に適用される遊技システム1に関する例である。この内容について、図1〜図10を用いて説明する。
本例の遊技システム1は、図1〜図3に示すごとく、遊技機10と、各遊技機10に個別に対応するように設置された入力装置6と、遊技機を特定可能な送信台番を設定するための台番設定手段33と、を含むシステムである。
遊技機10は、遊技者側にとって有利な特別遊技状態(大当り遊技)を発生させるか否かを決定するための抽選処理を実行する抽選手段31、抽選手段31の抽選結果に応じて複数種類の画像演出データの中のいずれかを決定する演出決定手段32、演出決定手段32により決定された画像演出データの再生表示による演出を実行する第1画像表示手段35を有している。
入力装置6は、画像表示面690を含む第2画像表示手段62、画像表示面690上のタッチ位置を検知可能なタッチ入力手段61、画像表示面690において検知されたタッチ位置に基づいて手書き入力データを生成する手書き入力データ生成手段63、及び手書き入力データを送信する手書き入力データ送信手段64を有している。
送信台番の遊技機(送信先の遊技機という。)に対応する送信先の入力装置6の第2画像表示手段62は、送信元の遊技機10の第1画像表示手段35が再生中の画像演出データを同期再生可能である。
前記送信元の遊技機10は、送信先の入力装置6から手書き入力データを受信した際、第1画像表示手段35が再生中の画像演出データに対してその手書き入力データを重畳して表示する。
以下、この内容について詳しく説明する。
本例の遊技システム1の遊技機10は、前記入力装置6及び前記台番設定手段33の機能を組み込んで一体的に構成されたパチンコ遊技機である。遊技システム1では、図1及び図2に示すごとく、遊技機10、個別情報端末71及び遊技店用管理装置7のほか、図示しない交換装置及び計数装置等の場内装置が場内ネットワーク700に対して接続されている。遊技システム1では、遊技機10や個別情報端末71等が場内ネットワーク700を介して相互に通信可能な状態で接続されている。遊技システム1では、ペアをなす遊技機及び個別情報端末71が中継器72を介して場内ネットワーク700に接続されている。本例では、場内ネットワーク700としてCAN(Controller Area Network)を採用している。なお、場内ネットワーク700としては、本例のCANに代えて、MOSTやイーサネット(R)などのLAN規格等、様々な仕様のものを採用することができる。
中継器72は、図2に示すごとく、遊技機10が出力する遊技信号に遊技機IDを関連付けて場内ネットワーク700に送出すると共に、遊技機IDが関連付けられた通信データを場内ネットワーク700から取り込む装置である。
個別情報端末71は、図2に示すごとく、貸玉機能を備えた情報端末である。個別情報端末71は、隣り合う遊技機10との台間の隙間に配置されている。個別情報端末71は、各種の遊技情報を表示可能な液晶表示ディスプレイ711を備えている。さらに、個別情報端末71は、遊技者IDを記録した会員カードを挿入するためのカードスロット712を備えている。遊技者は、個別情報端末71から貸し出しを受けたパチンコ玉(玉)を利用して遊技を開始することができる。
遊技機10は、図1〜図3に示すごとく、入賞口が配置された略円形状の遊技領域13と、遊技領域13の下側に配設された玉供給皿111と、遊技領域13への玉の打ち出し強さを調整するための発射ハンドル112とを備えたパチンコ遊技機である。特に、本例の遊技機10は、遊技領域13と玉供給皿111との間隙に当たる位置に、前記第2画像表示手段62を構成する液晶表示部69と、タッチパネル操作ボタン65とが配設されている。
遊技領域13は、図1に示すごとく、遊技媒体である玉が流下する領域をなしている。遊技領域13には、液晶表示部191を含む表示装置19を中心とし、始動入賞口17、及び大入賞口16が配設されている。遊技領域13の最下部には、いずれの入賞口にも入賞することなく流下した全ての玉を回収するための玉排出口15が開口している。さらに、遊技領域13の右斜め下には、特図抽選結果を表す内部制御コードを表示する特別図柄表示装置56が配置されている。
表示装置19は、図1及び図3に示すごとく、略中央に配置された液晶表示部191のほか、下枠部分に配設された特図保留表示部192を備えている。液晶表示部191は、前記画像演出データを再生表示する第1画像表示手段35としての機能を有するほか、抽選手段31による抽選結果である特図抽選結果を表示する特図表示部としての機能を備えている。
特図表示部としての液晶表示部191には、複数種類の図柄を変動表示する図柄表示領域191L、C、Rが形成されている。液晶表示部191は、各図柄表示領域191L、C、Rに停止表示された3つの図柄の組合せにより特図抽選結果を表示する。本例では、各図柄表示領域191L、C、Rに変動表示する図柄として、1〜9のアラビア数字を図案化した9種類の図柄を採用している。なお、特図抽選結果に応じて特図変動時間が決定され、その特図変動時間が経過するまで特図の変動表示が行われる。
特図保留表示部192は、図1に示すごとく、特図抽選結果の保留数を表示する表示部である。特図保留表示部192は、水平方向に略等間隔で配置された複数のLED(Light Emitting Diode)を有している。LEDの配置数は、特図抽選結果の最大保留数と同数の4つである。特図保留表示部192は、LEDの点灯個数により特図抽選結果の保留数を表示する。
始動入賞口17は、図1に示すごとく、大当り抽選である特図抽選の契機となる入賞口であり、表示装置19の下側に配置されている。
大入賞口16は、大当りに応じて開口するアタッカーと呼ばれる入賞口である。大入賞口16は、横長略矩形状を呈する開口部160と、該開口部160の下辺を中心として回動する蓋部材161とを有する。大入賞口16では、遊技領域13をなす遊技盤の盤面と略面一をなすように蓋部材161が位置した際に開口部160が閉鎖状態となる一方、蓋部材161が遊技者側に回動すると開口部160が開放状態となる。開放状態における蓋部材161は、玉を開口部160に導くための受け皿となる。この大入賞口16は、始動入賞口17の下側に配置されている。
第2画像表示手段62である液晶表示部69は、図1及び図3に示すごとく、透明スクリーン状のタッチパネルセンサ68(タッチ入力手段61)が画像表示面690に沿って配設された、いわゆるタッチパネルディスプレイである。このタッチパネルディスプレイによれば、画像表示面690上において遊技者が指やスタイラスペン等によりタッチしたタッチ位置の座標データを随時、取り込み可能である。タッチパネルセンサ68は、タッチ位置の座標データを出力する。
タッチパネル操作ボタン65は、図1に示すごとく、画像表示面690における表示内容と連携して機能可能な操作ボタンである。タッチパネル操作ボタン65としては、水平垂直の4方向を指示可能な十字キー651と、押下げボタンであるAボタン652、Bボタン653とがある。
十字キー651は、図1及び図3に示すごとく、送信台番の入力等に使用する操作ボタンである。Aボタン652は、送信先の入力装置6(遊技機10)に画像演出データを同期表示させるための要求操作手段をなす操作ボタンである。送信台番の入力状態においてAボタン652が押下げ操作されると、送信先の入力装置に向けて再生情報が送信される。Bボタン653は、タッチパネルディスプレイの画像表示面690に表示された画像演出データを小画面(4分割画面)化するための操作ボタンである。なお、画像表示面690を4分割した小画面のいずれかに軽く触れる(タッチ)ことで、その小画面に表示中の画像演出データをフルスクリーン表示に切り換え可能である。
次に、遊技機10のシステム的な構成について、図1及び図3を用いて説明する。遊技機10は、主回路20を中心として構成されている。主回路20に対しては、玉の払出を制御する払出制御基板41、玉の打込を制御する発射モータ制御基板42、第1画像表示手段35を構成する液晶表示部191を制御する第1表示制御基板44、第2画像表示手段62を構成する液晶表示部69を制御する第2表示制御基板67、遊技演出を制御するスピーカ制御基板45、タッチパネルセンサ68を制御するタッチパネル制御基板66、特図抽選結果を表す内部制御コードを表示する特別図柄表示装置56、及びランプ類460の点灯状態を制御するランプ制御基板46等の制御基板が電気的に接続されている。
検知センサとしては、図3に示すごとく、発射ハンドル112の操作量を検出するハンドルセンサ51、発射玉を検知する発射玉センサ52、始動入賞口17への入賞玉を検知する始動入賞口センサ53、大入賞口16への入賞玉を検知する大入賞口センサ54等が主回路20に接続されている。さらに、主回路20に対しては、大入賞口16を開閉駆動するための大入賞口ソレノイド55、及びタッチパネル操作ボタン65等が電気的に接続されている。
払出制御基板41は、図1及び図3に示すごとく、入賞に応じた賞球の払出を制御する基板である。払出制御基板41に対しては、払出装置410が電気的に接続されている。払出装置410は、入賞に応じて主回路20により指示される所定数の賞球を払い出す装置である。
発射モータ制御基板42は、図1及び図3に示すごとく、発射ハンドル112の操作量に応じた玉の打込を制御する基板である。発射モータ制御基板42に対しては、発射装置420が電気的に接続されている。発射装置420は、ハンドルセンサ51が検知した発射ハンドル112の操作量に応じた打ち出し強さで玉を打ち出す装置である。
第1表示制御基板44は、図1及び図3に示すごとく、液晶表示部191を制御するための基板である。第1表示制御基板44は、液晶表示部191との組合せにより前記第1画像表示手段35としての機能を実現するほか、前記特図抽選結果を液晶表示部191に表示させる特図表示部としての機能を備えている。特図表示部としての第1表示制御基板44は、特図変動時間を計測するための特図変動タイマを備えている。特図変動タイマは、特図の変動表示の開始に応じて計時スタートする。
第2表示制御基板67は、図1及び図3に示すごとく、タッチパネルディスプレイを構成する液晶表示部69を制御するための基板である。第2表示制御基板67は、液晶表示部69との組み合わせにより前記第2画像表示手段62を構成している。なお、本例の第2表示制御基板67は、第1表示制御基板44による特図の変動表示の開始と同時に、画像演出データの再生表示を開始するように構成されている。
タッチパネル制御基板66は、図1及び図3に示すごとく、液晶表示部69の画像表示面690に沿って配設されたタッチパネルセンサ68を制御する基板である。タッチパネル制御基板66は、タッチパネルセンサ68と共に前記タッチ入力手段61を構成している。タッチパネルセンサ68としては、例えば、抵抗膜方式、光学式(赤外線方式)、静電容量結合式等、様々な原理に基づくものを採用できる。
特別図柄表示装置56は、図1及び図3に示すごとく、特図抽選結果を表す内部制御コードを表示する装置である。特別図柄表示装置56は、いわゆる7セグメントと呼ばれる数字の表示器を含み、この表示器に表示された内部制御コードによって特図抽選結果を表示する。特別図柄表示装置56に表示された内部制御コードは、特図表示部としての液晶表示部191に表示される特図抽選結果とは異なり、一般の遊技者にとっては理解困難な内部コードデータである。
スピーカ制御基板45は、図1及び図3に示すごとく、音声による遊技演出を制御する基板である。スピーカ制御基板45には、スピーカ450が電気的に接続されている。
ランプ制御基板46は、光による遊技演出を制御する基板である。ランプ制御基板46には、ランプ類460が電気的に接続されている。
大入賞口ソレノイド55は、大入賞口16の蓋部材161を回動駆動するためのソレノイドである。
主回路20は、図3に示すごとく、CPU(Central Processing Unit)21、記憶素子であるROM(Read Only Memory)22・RAM(Random Access Memory)23、特図抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部25、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)24等を備えている。本例の主回路20は、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、遊技機本来の機能として、特図抽選等を実行する抽選手段31、液晶表示部191に停止表示させる図柄を決定する停止図柄決定手段37、特図抽選結果に応じて画像演出データを決定する演出決定手段32、送信台番を設定するための台番設定手段33、送信先の入力装置6において画像演出データを同期再生させるための再生情報を送信する再生情報送信手段34、及び特図抽選結果が大当りであった場合に特典を付与する特典付与手段36としての機能を実現する。
なお、前記のごとく本例の遊技機10は、前記台番設定手段33が組み込まれた遊技機である。本例に代えて、台番設定手段を遊技場の管理装置等に設けることも良い。この場合には、遊技場内に知人や友人がおらず送信先の遊技機の選択が難しい遊技者については、管理装置が送信先の遊技機等を選択できるようになる。さらに、画像演出データの同期再生を許可するための送信許可手段を入力装置6に設けることも良い。この場合には、他の遊技機で再生表示中の画像演出データの同期再生を望まない遊技者に対して、同期再生を押し付けてしまうようなおそれを未然に回避できる。
さらに、本例の主回路20は、入力装置6の機能として、手書き入力データを生成する手書き入力データ生成手段63と、送信元の遊技機10に向けて手書き入力データを送信する手書き入力データ送信手段64としての機能を実現する。
ROM22は、図3に示すごとく、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、特図抽選に利用される数種類の判定テーブルを記憶している。特図抽選用の特図判定テーブルは、ハズレに対応する乱数範囲、確変大当りに対応する乱数範囲、及び非確変大当りに対応する乱数範囲が規定されたデータテーブルである。特図判定テーブルとしては、通常状態あるいは時短状態用の通常用特図判定テーブル、及び確変状態用の確変用特図判定テーブルがある。さらに、ROM22は、特図抽選結果に応じた遊技演出の元データである複数種類の画像演出データを記憶している。
RAM23は、図3に示すごとく、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶媒体(記憶素子)である。RAM23の記憶エリアには、特図保留記憶エリアが4データ分ずつ割り当てられている。特図保留エリアは、特図抽選結果、すなわち特図抽選に応じて抽出された乱数を記憶(保留)する記憶エリアである。さらに、本例では、RAM23の記憶領域に、タッチパネルセンサ68によって検出されたタッチ軌跡データを一時記憶するためのタッチ軌跡記憶領域が形成されている。タッチ軌跡記憶領域が記憶するタッチ軌跡データは、タッチパネルセンサ68へのタッチ開始後のタッチ位置の移動経路である座標データの履歴を表す時系列データである。
乱数抽出部25は、図3に示すごとく、特図抽選用の乱数を抽出する手段である。乱数抽出部25は、乱数カウンタ250が発生する整数の中から乱数を抽出する。なお、乱数カウンタ250は、特図抽選用に所定範囲の整数を発生する。
前記抽選手段31は、図1及び図3に示すごとく、所定の開始条件の成立に応じて大当り遊技を発生させるか否かの抽選処理である特図抽選を実行する手段である。所定の開始条件としては、始動入賞口センサ53による入賞玉の検出が設定されている。抽選手段31は、乱数抽出部25が随時抽出する乱数を特図抽選用の乱数として取り込むことで抽選処理を実行する。抽選手段31は、特図保留エリアに記憶(保留)された特図抽選用の乱数(特図抽選結果)の保留数が3つ以下である場合に乱数抽出部25から特図抽選用の乱数を取り込む一方、4つである場合には特図抽選用の乱数の取り込みをキャンセルする。抽選手段31は、乱数抽出部25から取り込んだ特図抽選用の乱数(特図抽選結果)を特図保留として特図保留エリアの空きエリアに順次、格納する。
抽選手段31は、特図の変動表示を開始可能であるとき、すなわち特図の変動中ではなく、かつ、大当り中でもないとき、特図保留エリアに記憶、すなわち保留された特図抽選結果の有無を確認する。抽選手段31は、特図抽選結果(特図抽選用の乱数)のうち最も古いものを読み出し、特図判定テーブルと照合する。なお、抽選手段31は、前述したように遊技状態に応じた種類の判定テーブルを選択して利用する。特図抽選結果としては、確変大当り、非確変大当り及びハズレがある。
停止図柄決定手段37は、図1及び図3に示すごとく、液晶表示部191に特図抽選結果を表示するにあたって、最終的に停止表示させる停止図柄を決定する手段である。停止図柄決定手段37は、特図抽選結果に応じて停止図柄を決定する。停止図柄決定手段37は、当りの特図抽選結果に対しては、各図柄表示領域191L、C、Rに停止させる停止図柄として同じ種類の図柄を決定する。
特典付与手段36は、液晶表示部191に停止表示された停止図柄の組合せに応じて大当り遊技(特典)を発生させる手段である。特典付与手段36では、大当り遊技に対応する大当りフラグが設定されている。特典付与手段36は、停止図柄の組合せが同じ図柄の組合せ(いわゆるゾロ目)であるとき、大当りフラグをオン状態に設定し、大当り遊技を発生させる。大当り遊技は、入賞玉10個、あるいは開放時間25秒を終了条件として大入賞口(アタッカー)16が開放されるラウンドが繰り返し実行される遊技者側に有利な遊技状態である。
特典付与手段36は、ラウンドを15回、繰り返し実行してから大当りフラグをオフ状態にリセットし、大当り遊技を終了させる。特典付与手段36は、ラウンドの実行回数をカウントするためのラウンドカウンタ(図示略)を備えている。特典付与手段36は、ラウンドカウンタの計数値であるラウンド数により、大当り遊技の発生期間を制御している。
演出決定手段32は、特図抽選結果に応じて画像演出データを決定する手段である。画像演出データは、遊技を演出するための連続画像データである。この画像演出データに基づく演出としては、特定のストーリー展開や、特定の登場人物や物等が登場するか否かに応じて大当りに対する期待度の高さを表す演出等がある。画像演出データとしては、予め複数種類の画像演出データが準備されており、演出決定手段32は、抽選手段31による特図抽選結果に応じて、いずれかの画像演出データを選択する。
台番設定手段33は、送信台番を設定するための手段である。送信台番とは、他の遊技機10を特定可能な台番である。台番設定手段33は、液晶表示部69に表示されたテンキー(図示略)に対するタッチ操作により遊技者が入力した番号を送信台番として設定する。本例に代えて、前記のごとく台番設定手段を管理装置等に設ける場合には、テンキー等を介して遊技機10が受け付けた番号を取り込み可能なように管理装置を構成すれば、本例と同様、送信台番の設定が可能になる。さらに、例えば、遊技者が入力した番号が特定の番号である場合に、管理装置の台番設定手段側で送信台番を選択して設定するようにしても良い。この場合には、前記のごとく、遊技場内に知人や友人がいない遊技者であっても、送信先の遊技機を遊技する見ず知らずの遊技者からアドバイスを受け得る可能性がある。このような構成によれば、遊技場内における友人知人の輪が広がり、遊技の興趣が向上し得る。
再生情報送信手段34は、前記送信先の入力装置6において画像演出データを同期再生させるための再生情報を送信する手段である。再生情報送信手段34は、Aボタン652の押下げ操作に応じて再生情報を生成し、送信先の入力装置6に向けて送信する。再生情報送信手段34が生成する再生情報は、再生中の画像演出データの種類を表す画像種別データ、及び再生時点を表すタイミングデータを含んでいる。本例では、特図の変動表示と、画像演出データによる再生表示とを同時に開始している。そこで、本例では、前記特図変動タイマによる計測時間であるタイマ値をタイミングデータとして利用している。タイミングデータとしては、画像演出データを構成する画像フレーム番号等であっても良い。
手書き入力データ生成手段63は、手書き入力データを生成する手段であり、入力装置6を構成している。手書き入力データ生成手段63は、タッチパネルセンサ68により検知された座標データに基づいて手書き入力データを生成する。手書き入力データ生成手段63は、タッチパネルセンサ68表面でのタッチの終了に応じて前記タッチ軌跡記憶領域(RAM23)からタッチ軌跡データを読み出し、データの末尾を表すEOFデータを付け加えることにより手書き入力データを生成する。
手書き入力データ送信手段64は、前記送信元の遊技機に向けて手書き入力データを送信する手段であり、前記入力装置6を構成する手段である。手書き入力データ送信手段64は、前記手書き入力データ生成手段63が手書き入力データを生成する毎に、前記送信元の遊技機10に向けて手書き入力データを送信する。
次に、以上のように構成された本例の遊技システム1の動作について、図4〜図9のフローチャートに沿って説明する。図4は、遊技機10が実施するゲームの大まかな流れを示している。同図に示すごとく、本例の遊技機10は、始動入賞検知処理P1、特図保留読出処理P2、特図・液晶表示変動処理P3、ディスプレイ表示処理P4、大当り処理P5を、この順番で処理することによりゲームを実施する。
図5は、始動入賞口17への入賞に応じた始動入賞検知処理P1の流れを示している。図6は、特図保留エリアから特図抽選結果を読み出す特図保留読出処理P2の流れを示している。図7は、液晶表示部191における特図の変動処理、及び液晶表示部69における演出表示を実行する特図・液晶表示変動処理P3の流れを示している。図8は、他の遊技機から受信した手書き入力データを表示するディスプレイ表示処理P4の流れを示している。図9は、大当り遊技における制御である大当り処理P5の流れを示している。
まず、図5を用いて始動入賞検知処理P1の流れを説明する。始動入賞検知処理P1では、主回路20は、まず、始動入賞口17への入賞である始動入賞が検知されたか否かを判断する(S101)。始動入賞が検知された場合(S101:YES)には、特図抽選結果の保留数を判断する(S102)。特図抽選結果の保留数が3つ以下の場合(S102:NO)には、抽選手段31による内部抽選である特図抽選を実行し(S103)、特図抽選結果として記憶する(S104)。一方、特図抽選結果の保留数が4つである場合(S102:YES)には、特図抽選(S103)を実行せずに迂回する。その後、始動入賞口17への入賞に応じた賞球の払い出しを払出制御基板41に指示する(S105)。
図6に示すごとく特図保留読出処理P2では、主回路20は、まず、特図抽選結果の保留の有無を判断する(S201)。特図抽選結果の保留がある場合(S201:YES)には、液晶表示部191において特図が変動表示中であるか否かを判断する(S202)。特図が変動表示中ではない場合(S202:NO)には、大当り遊技が発生中である旨を表す大当りフラグのフラグ状態を判断する(S203)。大当りフラグがオフ状態にある場合(S203:NO)には、最古の特図抽選結果を読み出し(S204)、特図・液晶表示変動処理P3を実行する。一方、特図抽選結果の保留がない場合(S201:NO)、特図が変動表示中である場合(S202:YES)及び大当りフラグがオン状態にある場合(S203:YES)のうちのいずれかの場合には、特図・液晶表示変動処理P3等を実行せずに迂回する。
図7に示すごとく特図・液晶表示変動処理P3では、主回路20は、まず、最古の特図抽選結果について当否判定を実行し(S301)、その当否判定結果(特図抽選結果)に応じて画像演出データを決定する(S302)。その後、液晶表示部191における特図の変動表示、及び液晶表示部69における画像演出データの再生表示を開始すると共に、特図変動タイマによる計時を開始する(S303)。
そして、Aボタン652の操作が検知されたか否かを判断し(S304)、Aボタン652の操作が検知された場合(S304:YES)には、特図変動タイマのタイマ値(タイミングデータ)を取得し(S305)、画像演出データの種類を表す画像種別データ、及び取得されたタイマ値(タイミングデータ)を含む前記再生情報を送信先の遊技機(第2遊技機)に向けて送信する(S306)。続いて、手書き入力データを受信したか否かを判断する(S307)。手書き入力データを受信した場合(S307:YES)には、手書き入力データに基づく手書き図を液晶表示部69の画像表示面690上に重畳表示(オーバーレイ表示)する(S308)。
主回路20は、特図変動時間が経過するまで、前記ステップS304〜ステップS308の処理を繰り返し実行する(S309)。特図変動タイマのタイマ値が特図変動時間に到達した後(S309:YES)、液晶表示部191における特図の変動表示、及び液晶表示部69における画像演出データの表示を停止する(S310)。各図柄表示領域191L、C、Rに停止表示された停止図柄を判断し(S311)、停止図柄の組合せが大当り図柄であった場合(S311:YES)には、大当り遊技を表す大当りフラグをオン状態に設定する(S312)。
図8に示すごとくディスプレイ表示処理P4では、主回路20は、まず、前記画像種別データ及びタイマ値(再生情報)を含む再生情報を新たに受信したか否かを判断する(S401)。画像種別データ及びタイマ値を新たに受信していない場合(S401:NO)には、受信済みの画像種別データの有無を判断する(S402)。受信済みの画像種別データがあり、かつ、対応する画像演出データをフルスクリーン表示している場合(S402:YES)には、手書き入力操作の有無を判断する(S403)。
手書き入力操作が行われた場合(S403:YES)には、手書き入力操作に応じたタッチ軌跡データを前記タッチ軌跡記憶領域に格納すると共に、画像表示面690上においてタッチ軌跡をオーバーレイ表示する(S404)。その後、タッチ終了、すなわち手書き入力操作の終了に応じて手書き入力データを生成し(S405)、送信元の遊技機である第1遊技機に向けてこの手書き入力データを送信する(S406)。
画像演出データの小画面表示中に画像種別データ及びタイマ値(再生情報)を新たに受信した場合(S401:YES→S420:NO)、あるいはフルスクリーン表示中にBボタン653の操作が検知された場合(S407:YES)には、画像表示面690上で画像演出データを小画面表示する(S408)。画像演出データを表示する小画面が遊技者によりタッチされた場合(S409:YES)には、その小画面をフルスクリーン表示に切り換える(S410)。
図9に示すごとく大当り処理P5では、主回路20は、まず、大当りフラグのフラグ状態を判断する(S501)。大当りフラグがオン状態である場合(S501:YES)には、ラウンドカウンタにより計数されたラウンド数が15回に達したか否かを判断する(S502)。ラウンド数が15回に達していない場合(S502:YES)には、ラウンド数を1回加算し(S503)、大入賞口16を開放させる(S504)。
その後、大入賞口16に10玉入賞するか(S505)、あるいは大入賞口16の開放時間が25秒に達した際(S506)、大入賞口16を閉鎖する(S507)。このように大入賞口16を開放するラウンド処理を、ラウンド数が15回に到達するまで繰り返し実行する。ラウンド数が15回に到達した場合(S502:NO)には、ラウンド数をリセットし(S510)、大当りフラグをオフ状態にリセットする(S511)。
以上のように構成された本例の遊技システム1で実現され得る遊技機同士のやり取りの様子について、図10を用いて説明する。同図における左列(a1)〜(a4)には、送信元の遊技機である第1遊技機における液晶表示部191の表示内容の遷移を示してある。同図における右列(b1)〜(b4)には、送信先の遊技機である第2遊技機に対応する入力装置6(送信先の入力装置)の液晶表示部69の表示内容の遷移を示してある。
図10中の(a1)は、特図抽選結果に応じて決定された画像演出データの再生表示が開始されたときの表示内容を示している。この時点においては、(b1)のごとく第2遊技機側では、液晶表示部69の画像表示が未表示の状態にある。第1遊技機における(a2)は、第1遊技機のAボタン652が操作された時点を示している。第1遊技機側でAボタン652が操作されると、(b2)のごとく第2遊技機側では、液晶表示部69の画像表示面690を4分割した左上の小画面上で第1遊技機で再生中の画像演出データの同期再生が開始される。
その後、第2遊技機において、画像演出データを同期再生中の左上の小画面がタッチされるとその小画面がフルスクリーン表示され、(a3)及び(b3)に示すごとく、第1遊技機の液晶表示部191と、第2遊技機の液晶表示部69とに全く同じ表示内容が表示される。(b4)のごとく液晶表示部69の画像表示面690上での手書き入力データは、(a4)のごとく第1遊技機に向けて送信され、液晶表示部191上でオーバーレイ表示(重畳表示)される。
図10に例示するケースは、第1遊技機を遊技する遊技者が、第2遊技機を遊技する上級者に対して、遊技演出の意味について教えを乞うような状況を示している。第2遊技機の上級者は、第1遊技機側で再生中の画像演出データにおいて飛行機が登場すれば、大当りに対する期待度が高まる旨を教示している。
以上のように、本例の遊技システム1は、遊技者同士の横の連携を利用して、多彩な演出による効果の向上を実現し得る優れた特性のシステムである。この遊技システム1によれば、遊技者同士の横の連携を深めることで、遊技性に関する遊技者の理解度を底上げさせることができる。遊技性に対する理解度が深くなれば、遊技を通じて遊技者が感じ得る興趣が一層、向上されることが期待される。
なお、本例は、第1画像表示手段35をなす液晶表示部191と、入力装置6を構成する液晶表示部69との大きさを同等にした例であるが、これに代えて、両者の大きさに差を設けることも良い。ただし、この場合には、液晶表示部191と液晶表示部69との大きさの違いに応じて、手書き入力データを拡縮する必要がある。
さらになお、本例では、入力装置6を構成する液晶表示部69を、第1画像表示手段35をなす液晶表示部191とは別に設けた例である。これに代えて、タッチパネル機能付きの液晶表示部について、第1画像表示手段35としての機能と第2画像表示手段62としての機能とを切り換え可能に設定したり、第1画像表示手段35による表示エリアと第2画像表示手段62による表示エリアとを分割配置することも良い。
なお、本例の遊技システム1では、画像演出データを同期再生させているが、これに代えて、あるいは追加的に、サウンドデータを同期再生することも可能である。
また、本例では、画像演出データの種別を表す種別データ及びタイミングデータを含む再生情報を送信先の入力装置に向けて送信している。これに代えて、再生中の画像演出データそのものをリアルタイムに送信して送信先の入力装置側で再生表示することもできる。
なお、他の遊技機から送信先の遊技機に設定された際、画像演出データを同期再生させるか否かの選択手段を入力装置6に設けることも良い。この場合には、個々の遊技者の置かれた状況や抱える事情等により、画像演出データを同期再生して欲しくないような状況に対して柔軟に対応できるようになる。
また、画像演出データを受信した際、送信先の入力装置が送信元の遊技機の台番を表示するように構成することも良い。この場合には、画像演出データの同期再生を許容するか否か、送信元の遊技機の台番に基づいて判断できるようになる。
さらに、前記画像演出データの同期再生を許可する送信許可手段を入力装置6に設けることも良い。画像演出データの同期再生を望まない遊技者にあっては、前記送信許可手段により同期再生を許可しなければ良い。前記送信許可手段に代えて、前記画像演出データの同期再生を拒否する送信拒否手段であっても良い。前記送信許可手段あるいは前記送信拒否手段を設ければ、画像演出データの同期再生を望まない遊技者の遊技機が前記送信先の遊技機に設定されるおそれが少なくなる。
(実施例2)
本例は、実施例1の遊技システムに基づいて、入力装置6を個別情報端末71に組み込んだ例である。この内容について、図11を用いて説明する。
本例では、遊技機10から入力装置6の機能を省略すると共に、個別情報端末71に入力装置6の機能を持たせている。そこで、個別情報端末71の液晶表示部69としては、手書き入力可能なタッチパネル式のものを採用している。個別情報端末71は、ペアとなる遊技機10に対して専用線を介して通信可能な状態で接続されている。個別情報端末71は、遊技機10側から受信した画像演出データを液晶表示部69の画像表示面690に表示する。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
以上、実施例1及び実施例2のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
実施例1における、遊技機を示す正面図。 実施例1における、遊技システムのシステム構成を示すシステム図。 実施例1における、遊技機の電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、ゲームの大まかな流れを示すフロー図。 実施例1における、始動入賞検知処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、特図保留読出処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、特図・液晶表示変動処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、手書き入力データを表示するディスプレイ表示処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、大当り処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、画像演出データを同期再生する様子を説明する説明図。 実施例2における、遊技機と個別情報端末との組合せを示す正面図。
符号の説明
1 遊技システム
10 遊技機
112 発射ハンドル
13 遊技領域
16 大入賞口
17 始動入賞口
19 表示装置
191 液晶表示部
20 主回路
31 抽選手段
32 演出決定手段
33 台番設定手段
35 第1画像表示手段
6 入力装置
61 タッチ入力手段
62 第2画像表示手段
63 手書き入力データ生成手段
64 手書き入力データ送信手段
65 タッチパネル操作ボタン
66 タッチパネル制御基板
68 タッチパネルセンサ
69 液晶表示部
690 画像表示面
7 遊技店用管理装置
71 個別情報端末
711 液晶表示部
72 中継器

Claims (8)

  1. 遊技者側にとって有利な特別遊技状態を発生させるか否かを決定するための抽選処理を実行する抽選手段、該抽選手段の抽選結果に応じて複数種類の画像演出データの中のいずれかを決定する演出決定手段、該演出決定手段により決定された画像演出データの再生表示による演出を実行する第1画像表示手段を有する遊技機と、
    画像表示面を含む第2画像表示手段、前記画像表示面上のタッチ位置を検知可能なタッチ入力手段、前記画像表示面において検知された前記タッチ位置に基づいて手書き入力データを生成する手書き入力データ生成手段、及び前記手書き入力データを送信する手書き入力データ送信手段を有してなり、各遊技機に個別に対応するように設置された入力装置と、
    遊技機を特定可能な送信台番を設定するための台番設定手段と、を備えており、
    前記送信台番の遊技機に対応する送信先の入力装置の前記第2画像表示手段は、送信元の遊技機の前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データを同期再生できるように構成され、
    前記送信元の遊技機は、前記送信先の入力装置から前記手書き入力データを受信した際、前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データに対して当該手書き入力データを重畳して表示するように構成されていることを特徴とする遊技システム。
  2. 前記入力装置は、遊技場において隣り合うように設置された他の遊技機との間隙に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記入力装置は、前記遊技機に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  4. 前記送信元の遊技機に対応する送信元の入力装置は、前記送信先の入力装置に向けて前記手書き入力データを送信可能なように構成されており、
    当該送信先の入力装置は、前記送信元の入力装置から受信した前記手書き入力データを前記第2画像表示手段の画像表示面上において重畳して表示するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技システム。
  5. 前記送信先の入力装置の前記第2画像表示手段に前記画像演出データを同期再生させるために遊技者が操作する要求操作手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技システム。
  6. 前記第2画像表示手段は、前記画像表示面を分割して2種類以上の前記画像演出データを並列して表示可能であって、かつ、前記画像表示面を分割した小画面上で再生表示する画像演出データが選択された際には当該選択された画像演出データを前記画像表示面全面に再生表示するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技システム。
  7. 前記遊技機は、前記第1画像表示手段が再生中の画像演出データの種別を表す画像種別データ、及び当該画像演出データにおいて現在再生中の箇所を特定するためのタイミングデータを含む再生情報を送信する再生情報送信手段を備えており、
    前記送信先の入力装置は、前記再生情報を受信した際、前記画像種別データにより特定される画像演出データを前記第2画像表示手段に再生表示するに当たって、前記タイミングデータにより特定される箇所から再生を開始することで、前記送信元の遊技機において再生中の画像演出データと同期して前記画像演出データを再生表示するように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技システム。
  8. 前記入力装置は、前記画像演出データの同期再生を許可する送信許可手段を備え、
    前記送信先の入力装置は、前記送信許可手段による許可に応じて前記画像演出データを同期再生するように構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技システム。
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