JP6575028B2 - 来店分析システム及び来店分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者の遊技店への来店情報の集計が可能な来店分析システムに関し、特に、所定の来店情報に基づいて遊技者にランクを付して集計する来店分析システム及び来店分析方法に関する。
従来から、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が設置される遊技場においては、各遊技機から出力される遊技情報をパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に収集させ、これを様々な観点に基づき集計して提供する遊技場システムが利用されている。
例えば、年齢、性別、遊技時間帯、曜日等といった項目ごとに遊技情報を集計することにより、遊技店に来店する遊技者の傾向を分析することができ、これを遊技店の運営に役立たせることができる。
例えば、特許文献1には、「来店回数」や「遊技時間」を集計して、遊技者の傾向を分析することができる遊技場システムが記載されている。
特開2005−237554号公報
しかしながら、遊技場システムについては改良の余地があった。
上記目的を達成するため、本発明の来店分析システムは、遊技者の遊技店への来店情報に基づいて、所定期間における最終来店日、来店回数及び滞在時間を特定する来店情報特定手段と、前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のうちの二つ以上の項目の組み合わせに基づいて遊技者をランク別に集計するランク集計手段と、ランクに対応して集計された情報を閲覧可能に出力する集計情報出力手段と、を備え、前記ランク集計手段は、前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のうちの二つ以上の項目のうち、一の項目に対する評価を優遇してランク分けを行うか、他の項目に対する評価を優遇してランク分けを行うか、を設定可能に構成される構成としてある。
本発明の第一実施形態に係る来店分析システムの概略構成図である。 本発明の第一実施形態の来店分析システムを構成するビーコン発信機のブロック図である。 ビーコン発信機から発信されるビーコン情報の構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の来店分析システムを構成する携帯端末のブロック図である。 ビーコンテーブルを示す図である。 本発明の第一実施形態の来店分析システムを構成するクラウドサーバのブロック図である。 ユーザ情報テーブルを示す図である。 来店情報の履歴を示す図である。 来店及び退店の判定方法を説明するための図である。 ある遊技店の来店情報から抽出された最終来店日、来店回数及び滞在時間に基づきランク付けされて集計された集計情報の表示画面である。 ある遊技店の来店情報から抽出された来店回数及び滞在時間に基づきランク付けされて集計された集計情報の表示画面である。 ある遊技店の来店情報から抽出された滞在時間に基づきランク付けされて集計された集計情報の表示画面である。 来店時刻及び性別ごとに集計された滞在時間の表示画面である。 本発明の第二実施形態に係る来店分析システムの概略構成図である。 本発明の第二実施形態の来店分析システムにおける処理の概要を説明するための処理系統図である。 本発明の第二実施形態の来店分析システムを構成する店舗サーバのブロック図である。 会員情報の登録画面である。 ポイント履歴情報の表示画面である。 クラウドサーバにおいて記憶される会員情報である。 指定されたランクに属する会員の会員情報である。 指定された区分に属する会員の会員情報である。 店舗登録の処理手順を示すシーケンス図である。 ポイント加算の処理手順を示すシーケンス図である。 ポイント履歴取得の処理手順を示すシーケンス図である。 携帯端末において表示される店舗一覧画面である。 携帯端末において表示される店舗登録画面である。 携帯端末において表示されるポイント通知画面である。 携帯端末において表示されるポイント履歴画面である。
本発明の来店分析システムの好ましい実施形態について図1〜図28を参照して説明する。
[第一実施形態]
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係る来店分析システムは、遊技店に設置されたビーコン発信機(固有情報発信手段)10と、遊技者が携帯する携帯端末(通信端末)20と、携帯端末20との通信が可能なクラウドサーバ30とで構成されている。
携帯端末20とクラウドサーバ30とは、公衆回線100を介して接続される。携帯端末20は、図示しない基地局を通じて3G回線やLTE回線などの移動体通信網と接続可能であり、さらに、この移動体通信網と相互接続が可能なインターネット回線を介して、クラウドサーバ30と通信可能に接続されるようになっている。遊技店の情報処理端末90は、インターネット回線等を介してクラウドサーバ30と通信可能に接続されるようになっている。
このようなシステム構成の来店分析システムにおいて、クラウドサーバ30は、遊技店への来店が判定された遊技者の来店情報に基づき遊技者のランク付けを行い、ランクに対応した集計情報を求めるようにしている。
以下、このような特徴を有する本実施形態の来店分析システムの各構成部について説明する。
(ビーコン発信機)
ビーコン発信機10は、複数の遊技店にそれぞれ設置され、固有のビーコン情報(固有情報)を連続的に発信する。
ビーコン発信機10は、具体的には、図2に示すように、メモリ等の記憶手段である記憶部11と、記憶部11に記憶されたビーコン情報を電波にて発信するビーコン発信部12と、CPU等からなる制御部13とを備える。
記憶部11は、図3に示すビーコン情報を記憶する。
ビーコン情報は、図3に示すように、ビーコン発信機10を一意に特定可能な固有の識別情報であるUUID(Universally Unique IDentifier:128bit)と、2つの引数(Major、Minor:16bit)とによって構成される。
ビーコン情報は、ビーコン発信機10が設置されている遊技店の識別情報と対応する機器IDとして、UUID、引数又はUUIDと引数の組み合わせを割り当てるようにしている。
例えば、AAA店のビーコン発信機10は、AAA店に固有の機器ID「d5gf」を含むビーコン情報を、BBB店のビーコン発信機10は、BBB店に固有の機器ID「a3fg」を含むビーコン情報を、CCC店のビーコン発信機10は、CCC店に固有の機器ID「49b3」を、それぞれの記憶部11に記憶している。
ビーコン発信部12は、近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEという)に基づき、周波数帯域2.4GHz帯の小出力の電波を用いてビーコン情報を周囲に発信する。
BLEは、小出力の電波を搬送波として用いる規格であり、このため、ビーコン発信機10全体として消費電力を抑えることができる。
このことから、ビーコン発信機10は、電源としてボタン電池や乾電池を採用することができ、しかも、電池を長期間替えることなく動作できるようになっている。また、商用電源を用いることがないので、電源ケーブルを配線する必要もない。
また、BLEの規格上、受信デバイスと発信デバイスとのペアリングを行わないため、デバイス間において事前の交信処理を行うことなく円滑に通信を開始できるようになっている。
制御部13は、所定のプログラム動作に従い、記憶部11に記憶されているビーコン情報を、ビーコン発信部12から連続的に発信させる。
これにより、ビーコン発信機10を中心とした約10mの受信エリア内にビーコン情報が発信される。
ビーコン発信機10を各遊技店の入口に設置することで、遊技者が入口から入場したときに、遊技者の携帯端末20がビーコン情報の受信エリア内に位置して、ビーコン情報を受信するようになっている。
なお、遊技店には、ビーコン発信機10の代わりに、無線LAN(WiFi)のアクセスポイントを設置することができる。この場合、WiFi接続の際に携帯端末20とアクセスポイントとの交信においてアクセスポイントから発信されるSSID(Service Set IDentifier)を固有情報として、これを携帯端末20が検知(WiFi検知)することを介して来店判定を行うことができる。
(携帯端末)
携帯端末20は、本発明の通信端末の一例であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)が相当する。本実施形態では、スマートフォンを用いる。
携帯端末20は、具体的には、図4に示すように、ビーコン受信部21と、通信部22と、記憶部23と、表示部24と、制御部25とを備えている。
ビーコン受信部21は、BLE規格に対応したモジュールであって、同規格のビーコン発信機10から送信されるビーコン情報を受信する固有情報受信手段である。
遊技者が遊技店に来店すると、遊技者が携帯する携帯端末20がビーコン情報の受信エリア内に位置することになるため、その来店のタイミングでビーコン情報を受信するようになっている(BLE検知)。
通信部22は、3G回線/LTE回線及びインターネット回線からなる公衆回線100を介して、クラウドサーバ30に遊技者の来店を示す入場情報を送信する。
記憶部23は、携帯端末20が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
記憶部23に記憶されるデータには、携帯端末20に固有のMACアドレス、ビーコンテーブルT1等がある。
ビーコンテーブルT1は、遊技店の識別情報と、遊技店に設置されたビーコン発信機10のビーコン情報とを対応付けたテーブルデータである。
具体的には、図5に示すように、店舗名と機器ID(「AAA」と「d5gh」、「BBB」と「a3fg」、及び「CCC」と「49b3」)とが、対応付けてある。
ビーコンテーブルT1は、予めクラウドサーバ30に保存されており、これをダウンロードして用いるようにしている。
システム構成に変更があった場合は、クラウドサーバ30上のビーコンテーブルT1を書き換えるようにしている。
このようにすると、携帯端末20は、クラウドサーバ30から適宜ビーコンテーブルT1を再ダウンロードするだけで自身のビーコンテーブルT1を最新のものに更新することができる。
また、記憶部23には、携帯端末20で実行可能な機能に対応したアプリケーションプログラムであって、クラウドサーバ30にて行われる来店判定に関し、携帯端末20側での必要な動作を担う来店判定アプリケーションプログラム(以下、来店判定アプリという)が記憶されている。
来店判定アプリは、予め記憶されているか、所定のウェブサイトからダウンロードして用いることができる。
表示部24は、タッチ操作可能なタッチパネルで構成されるものであって、動画、画像、テキスト、テンキー等を表示するとともに、指やタッチペンで画面上の表示に触れることにより入力(例えば、通信操作、文字入力操作、選択操作等)を受け付ける。
制御部25は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶部23に記憶されているプログラムを読み込んで実行することで、携帯端末20が備える各種機能を実行する。
具体的には、来店判定アプリに従って、制御部25が以下の動作を行う。
制御部25は、入場情報送信手段として機能することで、ビーコン発信機10からビーコン情報を受信すると、公衆回線100を介して、入場情報をクラウドサーバ30に送信する。
つまり、遊技者が、遊技店に入場することにより、遊技者の携帯端末20がビーコン情報の受信エリア内に位置してビーコン情報を受信すると、携帯端末20は、受信したビーコン情報に含まれる機器IDをキーとしてビーコンテーブルT1を検索し、その機器IDに対応する店舗名を抽出し、この店舗名の識別情報、携帯端末20のMACアドレス、機器ID等を含む入場情報をクラウドサーバ30に送信する。
本実施形態では、各遊技店の入口にビーコン発信機10を設置してあるため、遊技者がいずれかの遊技店の入口を通過したことにより、携帯端末20が、3G回線/LTE回線及びインターネット回線を介して、クラウドサーバ30に入場情報を自動送信するようにしている。
また、来店判定アプリは、ビーコン受信部21によりビーコン情報を受信したことを契機に起動させるようにすることができる。このため、携帯端末20が、来店判定アプリが起動されていない状態で遊技店に入っても、入場情報をクラウドサーバ30に自動送信できるようになっている。
なお、3G回線/LTE回線については、いずれの回線を選択できるようにしてもよく、例えば、対象電波の受信エリア外に位置する等の理由により、一方の回線が使用できない場合は、他方の回線を自動的に選択するようにすることもできる。
(クラウドサーバ)
クラウドサーバ30は、プログラム制御により動作する情報処理装置である。
クラウドサーバ30は、遊技者の遊技店への来店判定、来店情報の記憶、集計などの処理を行う。
クラウドサーバ30は、具体的には、図6に示すように、通信部31と、記憶部32と、操作部33と、表示部34と、制御部35とを備えている。
通信部31は、公衆回線100を介して携帯端末20との通信を行う。
具体的には、通信部31は、図示しないルータ等の中継装置を介してインターネット回線と接続され、さらに、インターネット回線と移動体通信網(3G回線/LTE回線)との接続を介して、携帯端末20との通信が可能となる。
通信部31は、公衆回線100を介し、固有情報(ビーコン情報)を受信した携帯端末20から送信される入場情報を受信することで、入場情報受信手段として機能する。
また、通信部31は、インターネット回線を介し、各遊技店に設置された情報処理端末90(情報処理手段)に来店通知や来店情報の集計結果を送信することもできる。情報処理端末90としては、遊技店の事務所に設置されてあるパーソナルコンピュータや、遊技情報や会員情報を集計・管理する遊技場装置を例示することができる。
操作部33は、キーボードやマウスなどの入力装置からなり、ユーザ情報の編集操作等を行うことができる。
表示部34は、液晶モニターなどの表示装置からなり、来店情報等を表示することができる。
記憶部32は、クラウドサーバ30が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
記憶部32に記憶されるデータとしてユーザ情報がある。例えば、図7に示すように、遊技者が携帯する携帯端末20における登録操作により携帯端末20から送信される、MACアドレス、メールアドレス、遊技者の生年月日、性別を対応付けたユーザ情報テーブルT2をユーザ情報として記憶する。
ユーザ情報は、氏名、住所等といった個人の特定が可能な属性情報を含まないため、個人情報の提供に抵抗がある遊技者にとっても登録し易いようになっている。
また、記憶部32に記憶されるデータとして、来店判定の際に得られる来店情報がある。例えば、図8に示すように、来店が判定された遊技店の識別情報、来店日、来店時刻、退店時刻などの来店情報を、来店が判定された遊技者の識別情報(第二実施形態の店舗共通IDに対応する管理番号等)に紐付けて、来店情報DB321に記憶する。
制御部35は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶部32に記憶されているプログラムを読み込むことで、クラウドサーバ30が備える来店判定や来店分析に関する機能を実行する。
まず、来店判定に関する制御部35の動作について説明する。
制御部35は、来店判定手段として機能することで、携帯端末20からの入場情報の受信に基づいて、携帯端末20を携帯する遊技者の遊技店への来店を判定する。
具体的には、入場情報に含まれる店舗名の識別情報及びMACアドレスに基づいて、そのMACアドレスを有する携帯端末20を携帯する遊技者が、その店舗名の識別情報から特定される遊技店に来店したことを判定する。
また、制御部35は、来店だけでなく、退店を判定することもできる。
この判定のため、ビーコン発信機10は、図9に示すように、遊技店の来店又は退店の際における遊技者の移動方向X又は移動方向Yに沿って、店外側のビーコン発信機10aと店内側のビーコン発信機10bをそれぞれ設置してある。
例えば、店外側のビーコン発信機10aに係る機器IDを「a3fg1」、店内側のビーコン発信機10bに係る機器IDを「a3fg2」とする。
そうすると、来店の際、遊技者は必ず移動方向Xに向かって遊技店に入場するため、携帯端末20は、機器ID「a3fg1」を含むビーコン情報を受信し、その後に、機器ID「a3fg2」を含むビーコン情報を受信することになる。
そして、このビーコン情報の受信の順序に応じ、携帯端末20は、クラウドサーバ30に、機器ID「a3fg1」及びMACアドレスを含む入場情報を送信し、その後に、機器ID「a3fg2」及びMACアドレスを含む入場情報を送信することになる。
各入場情報は、同じ携帯端末20から送信されるため、各入場情報に含まれるそれぞれのMACアドレスは同一となる。
これにより、クラウドサーバ30が、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信した場合であって、2回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスが、1回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスと同一であったときは、そのMACアドレスを有する携帯端末20を携帯する遊技者が来店したことを判定することができる。
他方、退店の際、遊技者は必ず移動方向Yに向かって遊技店から退場するため、携帯端末20は、機器ID「a3fg2」を含むビーコン情報を受信し、その後に、機器ID「a3fg1」を含むビーコン情報を受信することになる。
そして、ビーコン情報の受信の順序に応じ、携帯端末20は、クラウドサーバ30に対し、機器ID「a3fg2」及びMACアドレスを含む入場情報を送信し、その後に、機器ID「a3fg1」及びMACアドレスを含む入場情報を送信することになる。
これにより、クラウドサーバ30は、機器ID「a3fg2」を含む入場情報を受信した後に、機器ID「a3fg1」を含む入場情報を受信した場合であって、2回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスが、1回目に受信した入場情報に含まれるMACアドレスと同一であったときは、そのMACアドレスを有する携帯端末20を携帯する遊技者が退店したことを判定することができる。
このようにして来店又は退店が判定されると、その来店時刻や退店時刻が来店情報として来店情報DB321に記憶される(図8参照)。
制御部35は、来店通知手段として機能することで、来店判定手段により遊技者の遊技店への来店が判定された場合に、当該来店が判定された遊技店の情報処理端末90に遊技者に関する所定の来店通知情報を送信する。
これにより、来店通知情報を受信した情報処理端末90では、来店通知情報により特定される遊技者が来店したことを判定することができる。
そうすると遊技店側は、情報処理端末90を介し、個人特定はできないとしても、来店があったことを知ることができる。
また、例えば、来店者数を情報処理端末90にて集計させ、閲覧することができる。
次に、来店分析に関する制御部35の動作について説明する。
制御部35は、来店情報特定手段として機能することで、遊技者の遊技店への来店情報に基づき、所定期間における最終来店日、来店回数及び滞在時間を特定する。
具体的には、来店情報DB321に含まれる来店履歴(来店日、来店時刻、退店時刻等)から、任意の対象期間における特定の遊技店の来店情報を取り出し、その中から、遊技者ごとに「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」を求めて特定する。
「最終来店日」は、対象期間において遊技者が最後に来店した日である。「来店回数」は、対象期間に遊技者が来店した回数である。「滞在時間」は、来店時刻から退店時刻までの時間であって、対象期間内に複数来店している場合は、1日当たりの平均滞在時間をいう。
また、制御部35は、ランク集計手段として機能することで、来店情報特定手段により特定された最終来店日、来店回数、滞在時間のうちのいずれか一つ又は二つ以上の組み合わせに基づいて遊技者をランク別に集計する。
例えば、ある遊技店の来店情報から抽出した最終来店日、来店回数、滞在時間に基づき各遊技者のその遊技店におけるランク付けを行い、最終来店日、来店回数、及び滞在時間のそれぞれについてランクごとに、遊技者の人数、比率等を集計する。
そして、制御部35は、集計情報出力手段として機能することで、ランクに対応して集計された情報を閲覧可能に出力する。
例えば、集計情報を、表示部34に出力することで、液晶モニターなどの表示装置に表示させることができる。
また、集計情報を、通信回線を介して外部の装置に出力することもできる。例えば、遊技場の情報処理端末90に対しインターネット回線を介して集計情報を出力することで、遊技場において集計情報を閲覧することが可能となる。
以下、集計情報について、具体例を挙げて説明する。
図10は、ある遊技店の来店情報から抽出された最終来店日、来店回数及び滞在時間に基づきランク別に集計された集計情報の表示画面である。
図10に示す表示画面は、表示領域P1〜P3により構成される。
表示領域P1には、入力操作により設定可能な集計条件が表示される。本実施形態の集計条件として、対象期間:「2014年3月1日〜2014年4月2日」が設定されている。曜日、遊技者の性別、年齢等を集計条件として設定することもできる(表示領域P1参照)。
表示領域P3には、集計情報の算出基準が表示される。具体的には、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」の各項目について、それぞれ遊技者をランク付けするためのランク基準や、総合評価を求めるための配点基準やランク基準が表示される。
表示領域P2には、集計情報を表示する。
集計情報は、具体的には、対象期間における「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」の各項目についてそれぞれのランク基準に基づき遊技者をA〜Eの5段階にランク付けし、ランクごとの人数と比率(累積比率含む)を集計したものである。
ここで、「最終来店日」は、ある遊技者が最近来店したかどうかを判別するための基準となる情報であり、対象期間の最終日(対象最終日)からの日数が近いほどAランクが付され、対象最終日からの日数が遠いほどEランクが付される。
具体的には、対象最終日を起算日として遊技者の最終来店日までの期間を求め、その期間が、3日以内であればAランク、4日〜10日前であればBランク、11日〜15日前あればCランク、16日〜20日前であればDランク、21日以前であればEランクとして、ランク付けが行われる(表示領域P3参照)。
「来店回数」は、遊技者1人当たりの来店回数(来店頻度)であり、来店回数が多いほどAランクが付され、来店回数が少ないほどEランクが付される(表示領域P3参照)。
具体的には、対象期間内における遊技者1人当たりの来店回数を求め、20回以上であればAランク、10回〜19回であればBランク、5回〜9回であればCランク、1回〜4回であればDランク、0回であればEランクとして、ランク付けが行われる(表示領域P3参照)。
「滞在時間」は、遊技者1人当たりの滞在時間であり、滞在時間が多いほどAランクが付され、滞在時間が少ないほどEランクが付される。
具体的には、対象期間内における遊技者1人当たりの1日の平均滞在時間を求め、10時間以上であればAランク、5時間〜9時間であればBランク、3時間〜5時間であればCランク、1時間〜3時間であればDランク、1時間未満であればEランクとして、ランク付けが行われる(表示領域P3参照)。
そして、このようなランク付けを行った後、ランクごとに遊技者の人数、比率、累積比率を求め、これらを各項目の所定の欄に表示する(表示領域P2の各項目の左欄、中欄、右欄参照)。
このようにすると、項目ごとに、来店者全体の来店傾向を把握することができる。
例えば、「最終来店日」において、Aランクの人数が多い場合、最近来店した遊技者が多く、Eランクの人数が多い場合、最近来店していない遊技者が多いことを把握することができる。
また、「来店回数」において、Aランクの人数が多い場合、来店頻度の高い遊技者が多く来店し、Eランクの人数が多い場合、来店頻度の低い遊技者が多く来店していることを把握することができる。
また、「滞在時間」において、Aランクの人数が多い場合、長時間遊技を行う遊技者が多く、Eランクの人数が多い場合、短時間遊技を行う遊技者が多いことを把握することができる。
図10に示す集計情報においては、例えば、「最終来店日」に関し、Eランクの人数や比率が高く、「来店回数」に関し、Dランクの人数や比率が高く、「滞在時間」に関し、D,Eランクの人数や比率がやや高いことを把握することができる。
また、「最終来店日」のBランクについては、Bランクの遊技者の人数が32人、その比率が11.9%、累積比率(上位ランク(Aランク)を含む比率の合計)が44.8%であることを把握することができる。
表示領域P2に表示される集計情報には「総合評価」に関する集計情報が含まれる。
「総合評価」に関する集計情報は、各項目に設定されている配点基準に基づき得られた点数を合計し、その合計点数に基づきランク付けを行った場合のランクごとの人数、比率、累積比率である。
例えば、ある遊技者の各項目のランクが、「最終来店日:Aランク」、「来店回数:Bランク」、「滞在時間:Cランク」である場合、その合計点数は、5点+4点+3点=12点となるため、総合評価はAランクにランク付けされる(表示領域P3の配点基準参照)。
なお、表示領域P2には、人数や比率の多少に応じて色彩や濃淡を施すようにしている。
次に、集計情報の分析方法について詳細に説明する。
まず、項目ごとに分析する方法(以下、個別分析という)について説明する。
「最終来店日」は、前述したように、ある遊技者が最近来店したかどうかを判別するための基準となる情報であり、例えば、Eランクが付された遊技者は、最近来店していないことになる。
このため、「最終来店日」に関し、Eランクの人数や比率が高い場合、Eランクに属する遊技者を特定し、例えば、来店を促すメールを送るなどの対策が有効と考えられる。
また、「来店回数」は、遊技者1人当たりの来店頻度を示す情報であり、Aランクが付された遊技者は、来店頻度の高い常連の顧客と考えられる。
このため、Aランクの遊技者の比率が高い場合、遊技店にとって優良な顧客が多く、特段の対策は必要ないとも考えられる。
しかしながら、Aランクの遊技者の比率が高い場合であっても、Eランクの比率が少ない場合は、新規の来店者が少ないと考えられる。
このため、Aランクの遊技者の比率にかかわらず、Eランクの比率が少ない場合は、新規顧客を獲得するための対策が必要とされる。
「滞在時間」は、遊技者1人当たりの滞在時間である。「滞在時間」は、遊技時間を含むことから、「滞在時間」が短い遊技者は、投資力が低いとする分析方法がある。しかしながら、店内の環境が原因で長時間の滞在が阻害されていることも考えられる。
このため、Eランクの比率が高い場合、休憩スペースの充実や店員の接客改善など、店内環境を向上させる対策が有効な場合がある。
次に、項目相互の関係に基づいて相対的に分析する方法(以下、相対分析という)について説明する。
相対分析は、各項目(3項目)とランク(5段階)の複合的な組み合わせに基づくため、最大53通りの分析が可能である。
そのうち、「最終来店日」がEランクの比率が高く、「来店回数」がAランクの比率が高く、「滞在時間」がAランクの比率が高い場合の分析方法について説明する。
この場合、仮に、個別分析によれば、「来店回数」については、来店頻度の高い遊技者が多く、また、「滞在時間」については、長時間の遊技者が多いため、これらの項目については、特段の対策は必要ないと考えられる一方、「最終来店日」はEランクの比率が高い(最近来店していない遊技者が多い)ため、例えば、該当する遊技者を特定してダイレクトメールを送るなど、来店を促すための対策が有効と考えられる。
ところが、遊技者個人に適用して検討すると、「来店回数」と「滞在時間」がいずれもAランクである遊技者は、本来、遊技を頻繁に長時間行うヘビーユーザと考えられ、そのようなヘビーユーザが、相当期間来店していない場合、単にその間、遊技を行っていないとは考えにくい。
つまり、そのようなヘビーユーザは、その間、他の遊技店で遊技を行っていたものと考える方が妥当である。
このため、「来店回数」と「滞在時間」のいずれもがAランクの比率が高く、かつ、「最終来店日」はEランクの比率が高い遊技店では、既に、既存の多くの遊技客が、他の遊技店に流出したおそれがあると分析することができる。
つまり、この場合、単に、来店を促す措置だけでは足らず、他の遊技店を意識した対策(例えば、該当する遊技者を特定し、当店に来店した方が他の遊技店よりメリットがある旨のメールを送るなど)が必要と考えられる。
このように、相対分析によれば、個別分析にとらわれず、より適切な対策をとることができる。
加えて、制御部35は、ランク集計手段として機能することで、最終来店日、来店回数、滞在時間のうちの二つ以上の組み合わせに基づいて遊技者をランク別に集計する場合に、所定の項目に対して遊技店における遊技者の来店動向を特定可能な重み付け基準を設定し、当該重み付け基準に従って遊技者をランク別に集計することができる。
ここで、「重み付け基準」とは、例えば、図10の例の場合、各項目に対し、A〜Eにランク付けし、それぞれ5〜1点の点数を配分しているところ、このランク基準や配点基準を項目ごとに変更可能としたものである。
例えば、「来店回数」の初期の配点基準及びランク基準は、Aランク:5点:20回以上、Bランク:4点:10〜19回、Cランク:3点:5〜9回、Dランク:2点:1〜4回、Eランク:1点:0回としている。
これを、ランク基準に関し、Aランク:40回以上、Bランク:20〜39回、Cランク:10〜19回、Dランク:1〜9回、Eランク:0回と変更することができる。又は、配点基準に関し、Aランク:3点、Bランク:2.5点、Cランク:2点、Dランク:1.5点、Eランク:1点と変更することができる。
また、初期のランク基準は、各項目に共通してA〜Eの5段階に分けてランク付けを行っているが、この段階数を変更することもできる。例えば、ある項目のランクをA〜Gの7段階に設定し、又は、A〜Cの3段階に設定することができる。
このようにランク基準や配点基準を重み付け可能とすると、例えば、遊技時間が少ないが来店者が多い傾向にあるビジネス街等の遊技店については、「滞在時間」のランク基準の時間配分を比較的短めに設定したり、「来店回数」のランク基準の回数配分を比較的多めに設定するなど、遊技店に適した基準を設定することができる。
ここで、前述した「最終来店日」がEランク、「来店回数」がAランク、「滞在時間」がAランクの場合における重み付け基準の適用について説明する。
前述の通り、このようなランクの遊技者は、他の遊技店に流出している可能性があり、優良顧客でないことは明らかである。
ところが、この場合、各項目の合計点数は、1点+5点+5点=11点と算出されることから、総合評価上、Aランク(つまり優良顧客)となる。
つまり、この場合、初期の基準のままだと、正しい総合評価が行われず、ひいては総合評価に関する集計情報も遊技店の来店傾向を総合的に評価するうえで不適切となってしまう。
この場合、例えば、「最終来店日」の配点基準を、Aランク:3点、Bランク:1点、Cランク:0点、Dランク:−3点、Eランク:−5点とする重み付け基準を設定する。
そうすると、各項目の合計点数は−5点+5点+5点=5点と算出され、「総合評価」はCランク(非優良顧客)となるため、詳細な分析を促すことができる。
つまり、このような重み付け基準によれば、遊技者個々の総合評価が改善され、ひいては、総合評価に関する集計情報に基づき来店傾向の判断を誤ることを防ぐこともできる。
図11は、ある遊技店の来店情報から抽出された来店回数及び滞在時間に基づきランク付けされて集計された集計情報の表示画面である。
図11に示す表示画面は、表示領域P1及び表示領域P4から構成される。
表示領域P4には、「滞在時間」行と「来店回数」列とを組み合わせた4行×4列のマトリクス表において、各マス目に対し、それぞれ割り当てられた「滞在時間」及び「来店回数」に該当する遊技者の人数及びその比率を集計情報として表示する。
図11の例では、「来店回数」と「滞在時間」の組み合わせで区分された16通りのマス目が、遊技者を評価するランクに相当し、各マス目についてそれぞれ来店傾向を分析することができる。
例えば、図11からは、滞在時間が短く(2時間以内)、かつ、来店回数の少ない(2回以下)遊技者の比率が高いことを把握することができ、他方、滞在時間が長い遊技者や来店回数が多い遊技者の比率が低いことを把握することができる。
図12は、ある遊技店の来店情報から抽出された滞在時間に基づきランク付けされて集計された集計情報の表示画面である。
図12に示す表示画面は、表示領域P1及び表示領域P5から構成される。
表示領域P5には、遊技者を滞在時間について、長い順に上位から対象人数の1/10の人数ごと(56人ごと)にグループに分けてランクを付し、グループ(ランク)ごとに集計した滞在時間の平均値や比率等及び上位ランクからの累積構成比を集計情報として表示する。
併せて、グループごとの構成比を円グラフにより表示するようにしている。
このようにすると、各グループの構成比や上位ランクからの累積構成比を把握することができ、特に、円グラフによれば、それらの情報を、視覚を通じて容易に把握することができる。
図12の例によれば、ランク1〜4の遊技者の滞在時間が、全体の滞在時間の過半数超を占めていることを把握することができる。
また、任意のグループを指定して、「E−メール配信」ボタンb2又は「プッシュメッセージ」ボタンb3を選択することによって、指定したグループに属する遊技者を特定して所定のメッセージを通知することもできる。
図13は、来店時刻及び性別ごとに集計された滞在時間の表示画面である。
図13に示す表示画面は、表示領域P1及び表示領域P6から構成される。
表示領域P6には、来店時刻ごとに集計した平均滞在時間とともに、来店時刻ごとの人数やその男女比率を集計情報として表示する。
このような集計情報によれば、遊技者が何時に来店し、どれくらい滞在したかを性別ごとに分析することができる。
以上のように、本発明の第一実施形態に係る来店分析システムによれば、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」といった来店に着目した情報に基づき遊技者のランク付けを行い、ランクに対応した集計情報を閲覧できるように提供している。
これにより、遊技店に来店した遊技者の来店傾向を効果的に分析できるようにしている。
また、このような特徴を備えることにより、例えば、以下のような課題が解決される。
例えば、従来の遊技場システムにおいては、遊技媒体貸出装置等に会員カードがセットされたことをもって来店の判定を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)ため、会員カードを忘れた場合等、「来店回数」が正確に集計されない問題があった。
また、「最終来店日」や「滞在時間」は、そもそも集計対象とはなっておらず、仮に集計対象であるとしても、「来店」が正確に判定されない限り、精度良く集計することはできなかった。
このような問題に対し、本発明によれば、遊技者の来店情報を取得するようにしているため、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」に係る前記集計情報を求めることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る来店分析システムについて説明する。
図14は、本発明の第二実施形態に係る来店分析システムの概略構成図である。
図14に示すように、本実施形態の来店分析システムは、ビーコン発信機10、携帯端末20及びクラウドサーバ30を備える点において共通する。
しかしながら、本実施形態の来店分析システムは、各遊技店において店舗サーバ40や、台間機61や計数装置62などの遊技場装置を備える点で第一実施形態と異なる。
本実施形態の来店分析システムにおいては、会員が携帯する携帯端末20が遊技店の受信エリア内に位置すると所定の入場情報が携帯端末20からクラウドサーバ30に送信され、クラウドサーバ30において、携帯端末20から受信した入場情報に基づいて会員の来店判定を行うようにしている。
また、クラウドサーバ30が、会員の来店情報に基づき所定の項目に基づき遊技者のランク付けを行い、ランクに対応した集計情報を求めるようにしている。
また、本実施形態の来店分析システムでは、遊技場装置を介して会員番号の入力があった場合、または、携帯端末20を用いた前述の来店判定により来店が判定された場合に、来店の特典として、景品交換が可能なポイントを、一営業日につき一回に限り会員に付与する会員サービスを提供できるようにしている。
このような構成及び特徴を有する本実施形態の来店分析システムの処理概要について、図15を参照して説明する。
以下、図15(1)〜(3)の処理系統ごとに説明する。
(1)店舗の登録
店舗の登録は、会員の携帯端末20の操作に応じ、店舗ごとに発行される会員番号に対応した所定の店舗共通IDを、クラウドサーバ30に登録する処理である。
「店舗共通ID」は、遊技者(又は携帯端末20)ごとに1つ割り当てられる識別情報である。このため、遊技者が複数の遊技店の会員である場合、遊技店ごとに異なる会員番号が付された会員カードを所持することになるが、この場合であっても、店舗共通IDは、複数の会員番号に対し1つ割り当てられる。店舗共通IDは、来店判定アプリのダウンロード等により、予め携帯端末20に記憶されている。
具体的な登録処理は、図15(1)に示すように、携帯端末20の店舗登録操作により入力された店舗共通IDや会員番号を含む登録情報がクラウドサーバ30に送信され、クラウドサーバ30は、この登録情報を登録する。
また、クラウドサーバ30は、登録情報を店舗サーバ40に送信する。
店舗サーバ40は、クラウドサーバ30から登録情報を受信すると、この登録情報に含まれる店舗共通IDを会員情報に紐付けて記憶するとともに、会員DB421から必要な会員情報(住所、氏名、暗証番号など)を取り出し、クラウドサーバ30に送信する。
クラウドサーバ30では、店舗サーバ40から取得した会員情報を、登録情報に紐付けて記憶する。
(2)ポイントの加算
ポイント加算は、店舗サーバ40が、クラウドサーバ30や遊技場装置から、ポイント加算要求情報を受信した場合に行われる来店ポイント加算処理である。
具体的には、図15(2)に示すように、台間機61や計数装置62などの遊技場装置に会員カードがセットされたときに、これらの遊技場装置は、会員情報(会員識別情報)をポイント加算要求情報として店舗サーバ40に送信する。また、携帯端末20によるBLE検知やWiFi検知に基づく来店判定手段により会員が来店判定されたときに、クラウドサーバ30は、店舗共通IDを含む所定のポイント加算要求情報(特典要求情報)を店舗サーバ40に送信する。
店舗サーバ40は、遊技場装置やクラウドサーバ30からこれらのポイント加算要求情報を受信すると、一営業日につき一回に限り、来店ポイントを加算するようにしている。
来店ポイントの加算は、具体的には、所定の来店ポイント(例えば、1ポイント)を、会員DB421の会員の会員情報に紐付けて記憶することで行われる。また、来店ポイントは、ポイント加算時の日時とともに記憶されることから、ポイント履歴情報としても記憶される。
店舗サーバ40は、ポイント履歴情報を会員DB421から取り出し、所定のタイミングでクラウドサーバ30に送信する。例えば、店舗サーバ40は、来店ポイントの加算履歴や累計数(ポイント数)を、入場判定が行われたタイミングでクラウドサーバ30に送信する。
クラウドサーバ30は、店舗サーバ40から受信したポイント履歴情報を、会員情報に紐付けて記憶する。
なお、クラウドサーバ30は、携帯端末20によるBLE検知やWiFi検知に基づく来店判定手段により会員の来店判定が行われた場合は、来店判定が行われた会員の来店情報を来店情報DB321に記憶する。
(3)集計情報、ポイント情報の送信
ここでは、クラウドサーバ30の処理として、来店情報に基づく集計情報やポイント情報を送信する。
集計情報は、マーケティング分析データとして用いられる情報であり、遊技店の情報処理端末90からのアクセスに応じ、来店情報に基づきランク付けされた集計情報を送信する。
これにより、遊技店側は、情報処理端末90を介して集計情報を閲覧することができる。
ポイント情報は、来店時のポイント通知やポイント履歴情報などのポイント情報であり、クラウドサーバ30は、ポイント情報を、会員が携帯する携帯端末20に送信する。
これにより、会員は、携帯端末20を介して、来店時にポイントが加算されたことや、ポイント数やポイント履歴を確認することができる。
次に、本実施形態の来店分析システムの各構成部について説明する。
なお、ビーコン発信機10及び携帯端末20については、第一実施形態とほぼ同様の処理や動作を行うことから、詳細な説明は省略する。
(遊技場装置)
本実施形態の来店分析システムでは、会員カードの読み取りが可能な遊技場装置として台間機61と計数装置62を備える。
台間機61は、遊技機50ごとに設置された装置であって、会員カードなどの挿入や現金の投入に基づいて所定数の遊技媒体を遊技者に貸し出す遊技媒体の貸出装置である。
計数装置62は、遊技機50において遊技者が獲得した遊技媒体を計数するための装置であり、遊技店内の所定の箇所(例えば、遊技機島の島端)に設置されている。
これらの遊技場装置は、遊技店内に布設された所定の通信回線を介して店舗サーバ40と通信可能に接続されている。
台間機61や計数装置62には、それぞれカード挿入口611、621が備えられ、カード挿入口611,621に会員カードがセットされると、図示しないカードリーダにより会員番号が読み取られ、この会員番号の情報がポイント加算要求情報として店舗サーバ40に送信される。
なお、ポイント加算要求情報には、遊技場装置の種別、号機等の識別が可能な情報を含めることもできる。
(店舗サーバ)
店舗サーバ40は、プログラム制御により動作する情報処理装置である。
店舗サーバ40は、各遊技店に設置され、遊技店における会員情報の管理やポイント情報の管理を行う。
店舗サーバ40は、具体的には、図16に示すように、通信部41と、記憶部42と、操作部43と、表示部44と、制御部45とを備えている。
通信部41は、遊技店内に布設された通信回線を介して、台間機61や計数装置62と通信可能に接続され、また、公衆回線100を介してクラウドサーバ30と通信可能に接続される。
通信部41は、遊技店内の通信回線を介し、台間機61や計数装置62から、カード挿入口611,621に挿入された会員カードから読み取られた会員番号を受信する。
また、通信部41は、公衆回線100を介しクラウドサーバ30に会員情報を送信する。また、通信部41は、公衆回線100を介し、クラウドサーバ30や遊技場装置からポイント加算要求情報を受信し、クラウドサーバ30に対し特典履歴情報や特典付与情報を送信する。
操作部43は、キーボードやマウスなどの入力装置からなり、会員情報の登録・編集に係る操作を行うことができる。
表示部44は、液晶モニターなどの表示装置からなり、会員情報やポイント情報を表示することができる。
記憶部42は、店舗サーバ40が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
記憶部42に記憶されるデータとして会員情報がある。
図17は、会員情報の登録画面である。この登録画面を介して登録される各種情報が会員情報として記憶される。具体的には、(1)会員番号、暗証番号、(2)ポイント情報、(3)生年月日、性別、氏名、住所等の属性情報が会員DB421に記憶される。なお、(4)に示す店舗共通IDは、店舗登録が終わると会員情報に紐付けて記憶される。
また、記憶部42に記憶されるデータとしてポイント履歴情報がある。
図18は、ポイント履歴画面である。このポイント履歴画面に表示されるポイント履歴情報が会員ごとに記憶される。具体的には、図18(1)に示すように、来店ポイントが加算された日付、時刻、ポイント数(残数)、ポイント要求機器及びその号機等が会員番号に紐付けて記憶される。
また、記憶部42には、携帯端末20で実行可能な機能に対応したアプリケーションプログラムであって、クラウドサーバ30との接続等の連携を円滑に行うための必要な動作を担うアプリケーションプログラム(以下、コネクトアプリという)が記憶されている。
コネクトアプリは、予め記憶されているか、所定のウェブサイトからダウンロードして用いることができる。
コネクトアプリをダウンロードすることにより、本来、他の用途で用いられる情報処理装置を、本実施形態の店舗サーバ40として機能させることができる。例えば、会員情報やポイント情報を専ら管理する管理装置に、コネクトアプリを組み込むことで、クラウドサーバ30との双方向通信が可能となり、クラウドサーバ30を介して会員情報やポイント情報を提供できるようにしている。
制御部45は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶部42に記憶されているプログラムを読み込むことで、店舗サーバ40が備える各種機能を実行する。
具体的には、コネクトアプリに従って、制御部45が以下の動作を行う。
制御部45は、会員情報送信手段として機能することで、会員DB421に記憶してある会員情報のうち、所定の属性情報を含む会員情報を、クラウドサーバ30に送信する。
クラウドサーバ30に送信された会員情報は、来店分析において利用することができる(図20,21参照)。
また、制御部45は、特典付与手段として機能することで、クラウドサーバ30から特典要求情報を受信した場合又は所定の入力手段により会員識別情報の入力があった場合に、特典要求情報又は会員識別情報により特定される会員に特典を付与する。
具体的には、クラウドサーバ30における来店判定手段による来店判定に応じ所定のポイント要求情報(特典要求情報)を受信した場合に、ポイント要求情報に含まれる店舗共通IDをキーとして会員DB421を検索し、店舗共通IDに紐付けられている会員番号の会員のポイントを一定ポイント加算して更新する。
又は、会員識別情報入力手段である台間機61や計数装置62にセットされた会員カードからカードリーダにより読み取られた会員番号をポイント要求情報として受信した場合、ポイント要求情報に含まれる会員番号の会員のポイントを一定ポイント加算して更新する。
ポイント加算は、営業時間内において最初の1回に限り行われ、ポイント履歴情報が記憶部42に記憶される。
また、制御部45は、特典履歴情報送信手段として機能することで、特典付与手段により付与された特典の履歴情報を、特典要求手段であるクラウドサーバ30に送信する。
具体的には、記憶部42に記憶されているポイント履歴情報が、所定のタイミングでクラウドサーバ30に送信される。
また、制御部45は、特典付与情報送信手段として機能することで、特典要求情報により特定される会員に特典を付与したことを示す所定の特典付与情報をクラウドサーバ30に送信する。
すなわち、来店判定手段により携帯端末20を携帯する会員の遊技店への来店が判定された場合にクラウドサーバ30から送信されるポイント加算要求情報(特典要求情報)を受信した場合において、そのポイント加算要求に応じ来店ポイントが加算されたときに、来店ポイントが加算されたことの通知情報をクラウドサーバ30に送信する。
(クラウドサーバ)
本実施形態のクラウドサーバ30は、第一実施形態と構成において共通するが、記憶部32において、店舗サーバ40から取得した会員情報やポイント履歴情報を記憶する点において異なる。
また、プログラムにより実行される機能において異なる。具体的には、本実施形態のクラウドサーバ30が、特典付与時の通知機能を有する点で第一実施形態と異なる。
来店判定に関する機能については、本実施形態は、対象が「会員」である以外は第一実施形態と同様である。このため、「遊技者」を「会員」に読み替えて、詳細な説明を省略する。
制御部35は、特典要求手段として機能することで、来店判定手段により遊技店に対する会員の来店が判定された場合に、当該来店が判定された遊技店の店舗サーバ40に対し、会員に関する所定の特典要求情報を送信する。
具体的には、会員が遊技店に来店すると会員が携帯する携帯端末20が入場情報をクラウドサーバ30に送信するため、クラウドサーバ30側でこの入場情報を受信することで会員の来店を判定したときは、会員の店舗共通IDを含むポイント加算要求情報(特典要求情報)を遊技店の店舗サーバ40に送信する。
なお、このポイント加算要求情報には、入場情報に含まれるビーコン発信機10の機器IDを含むこともできる。
また、制御部35は、特典要求手段として機能することで、来店判定手段により遊技店に対する会員の来店が判定された場合であっても、会員に関する特典の履歴情報に基づき、遊技店の営業時間内において、その来店が判定される前に会員に特典が付与されていたことが判別されたときは、その会員に関する特典要求情報を送信しない。
すなわち、クラウドサーバ30においては、所定のタイミングでポイント履歴情報を店舗サーバ40から取得しているため、来店判定手段により遊技店に対する会員の来店が判定された場合は、来店した会員のその日(来店日)のポイント履歴情報を参照し、既に来店ポイントが加算されていることの履歴が検出された場合には特典要求を行わないようにしている。
このようにすると、一営業日において一回に限り来店した会員にポイントを加算する規定があるところ、例えば、来店ポイントが加算された後に、会員が所用で退店し、再度、来店した場合は、特典要求そのものが行われなくなる。
従って、クラウドサーバ30において、不必要なポイント加算要求の無駄を省くことができ、その分、店舗サーバ40において、ポイント加算処理の負担を軽減することができる。
制御部35は、特典通知手段として機能することによって、来店判定手段により遊技店に対する会員の来店が判定されたことで、特典要求手段により特典要求情報が店舗サーバ40に送信された場合において、これに対し、その店舗サーバ40から、その特典要求情報により特定される会員に特典を付与したことを示す特典付与情報を受信したときは、来店が判定された会員が携帯する通信端末に特典に関する所定の通知情報を送信する。
すなわち、クラウドサーバ30は、携帯端末20を介した来店判定により会員の来店が判定された場合には、店舗サーバ40に対してポイント要求情報が送信されるが、これに対し来店ポイントが付与された旨の通知を店舗サーバ40から受信したときに限り、来店した会員が携帯する携帯端末20に来店ポイントが付与された旨の情報を送信するようにしている。
これは、クラウドサーバ30においては、店舗サーバ40から取得したポイント履歴情報に基づき、そのポイント履歴情報の範囲内で、会員に対し既に当日の来店ポイントが加算されているかどうかの判別はできるが、このポイント履歴は、常に最新のデータに更新されているとは限らない。
このため、携帯端末20を携帯する会員の来店を判定し、ポイント加算要求が行われ、この要求に対してポイントが加算されたことの通知を受けた場合、初回の来店に対し適切に特典が付与されていると判断し、来店した会員にポイント通知を行うようにしている。
これにより、クラウドサーバ30が保有するポイント履歴情報が最新のデータでない場合であっても、携帯端末20を携帯する会員の来店に対し適切にポイントが加算された場合には、そのことを、携帯端末20を介して会員に通知することができる。
次に、来店分析に関する制御部35の動作について説明する。
制御部35は、会員情報取得手段として機能することで、店舗サーバ40から遊技店における会員の所定の属性情報を含む会員情報を取得する。
具体的には、会員が携帯する携帯端末20から入力された会員番号等を、クラウドサーバ30を介し、会員となっている遊技店の店舗サーバ40に送信する。店舗サーバ40は、会員番号を受信すると、その会員番号に紐付けられた会員情報を、クラウドサーバ30に送信するようにしている。
クラウドサーバ30は、店舗サーバ40から受信した会員情報をユーザ情報や来店情報と紐付けて記憶するようにしている。
会員情報は、図19に示すように、会員番号、暗証番号、氏名、住所等からなり、個人の特定が可能な属性情報が含まれる。また、ポイント情報を会員情報に紐付けて管理することもできる。
制御部35は、来店情報特定手段として機能することで、遊技者である会員の遊技店への来店情報から、所定期間における最終来店日、来店回数及び滞在時間を特定するようにしている。
また、制御部35がランク集計手段として機能することで、最終来店日、来店回数、滞在時間のいずれか一つ、又は二つ以上の組み合わせに基づいて会員にランクを付して集計し、また、集計情報出力手段として機能することで、ランクに対応して集計された情報を閲覧可能に出力するとともに、指定のランクが付された会員の会員情報を閲覧可能に出力する。
すなわち、第一実施形態と同様、来店情報から固有の項目に基づき会員をランク付けし、ランクに対応した集計情報を閲覧可能に提供するとともに、指定されたランクに属する会員の会員情報を閲覧できるようにしている。
このようにすると、第一実施形態と同様、来店情報から特定の項目に関する情報に基づき会員をランク付けし、ランクに対応して集計された情報を閲覧可能に出力することができる。
これにより、会員の来店情報に基づく集計情報として、図10〜図13に示す集計画面を表示することができる。
さらに、本実施形態においては、指定されたランクに属する会員の会員情報を閲覧できるようにしている。
例えば、図10において、抽出対象として、「最終来店日」のDランク及びEランクを指定して、「会員詳細」ボタンb1を選択することにより、図20に示す会員詳細画面を表示するようにしている。
また、図11において、抽出対象として、滞在時間1時間〜2時間及び来店回数0回〜2回の区分、及び、滞在時間0時間〜1時間及び来店回数0回〜2回の区分を指定して、「会員詳細」ボタンb1を選択することにより、図21に示す会員詳細画面を表示するようにしている。
図20に示す表示画面は、表示領域P7と表示領域P8から構成される。
図21に示す表示画面は、表示領域P7と表示領域P9から構成される。
表示領域P7には、抽出条件を表示する。具体的には、図10において指定した項目のランクや、図11において指定したマス目をタイル状に模して表示する。
表示領域P8,P9には、抽出された会員の会員情報を表示する。
具体的には、会員の性別、年齢、メールアドレス等の他、住所、氏名といった会員の個人特定が可能な属性情報を表示する。
このようにすると、遊技店における来店者全体の傾向だけでなく、特定の会員の来店傾向を分析することが可能となる。
例えば、図20の会員情報(表示領域P8)の「所在」項目を参照することで、会員がどの遊技店に来店しているかを、リアルタイムに把握することができる。これは、クラウドサーバ30が、来店が判定された遊技店の情報や来店判定された会員の特定が可能な情報等を管理しているからである(図8、19参照)。
このため、複数の遊技店にわたり遊技を行う会員については、その会員の来店する遊技店を追跡して分析することができる。例えば、ある会員はある時期まではAAA店によく行っていたが、その時期からBBB店によく行くようになった、といった会員の来店傾向の分析が可能となる。これにより、会員個々の来店傾向に合った適切な営業戦略を講ずることができる。
また、「所定」項目には、来店日時を示す情報(yyyy/mm/dd)を併せて表示することもできる(図20参照)。このようにすると、来店状況だけでなく、会員の来店時間等を把握することができ、さらに、これらの情報を蓄積することで、より詳細に会員の来店傾向を分析することができる。
そして、営業戦略の具体的手段として、例えば、会員に来店を促すメッセージを送る場合には、会員情報を参照して、電子メールやダイレクトメールを送ることができる。
この場合、「E−メール配信」ボタンb2又は「プッシュメッセージ」ボタンb3を選択することで、その選択により起動されるそれぞれの機能に基づいて、特定の会員に所定のメッセージを送ることができる。
次に、本実施形態の来店分析システムにおける店舗登録、ポイント加算、ポイント履歴取得に関する処理手順について説明する。
店舗登録の処理手順について図22を参照しながら説明する。
図22に示すように、まず、会員が携帯する携帯端末20の操作により、店舗登録データを入力する(S1)。具体的には、来店分析アプリの機能により表示される店舗一覧画面(図25参照)において遊技店を指定し、これに応じて表示される店舗登録画面(図26参照)において会員番号及び暗証番号を入力する。
入力された会員番号と暗証番号は、携帯端末20に予め記憶されてある店舗共通IDとともに、店舗登録データとしてクラウドサーバ30に送信される。なお、店舗登録データには、性別や生年月日を含めることもできる(図26参照)。
クラウドサーバ30は、店舗登録データを受信すると、これを記憶部32に記憶して登録する(S2)とともに、暗証番号要求情報を、指定された遊技店の店舗サーバ40に送信する(S3)。具体的には、携帯端末20から受信した店舗登録データから会員番号を取り出し、これを含む暗証番号要求情報を店舗サーバ40に送信する。店舗登録データに含まれる店舗共通IDや暗証番号、性別、生年月日(以下、暗証番号等という)についてはメモリ等に一時的に保持しておく。
店舗サーバ40は、クラウドサーバ30から暗証番号要求情報を受信すると、暗証番号要求情報に含まれる会員番号をキーとして会員DB421から暗証番号等を取り出し、これを含む暗証番号要求応答情報をクラウドサーバ30に送信する(S4)。
クラウドサーバ30は、店舗サーバ40から暗証番号要求応答情報を受信すると、データ照合を行う(S5)。具体的には、暗証番号要求応答情報に含まれる暗証番号等と、S2において一時的に記憶させた暗証番号等との照合を行う。
照合が一致しなかった場合(S5:NG)、携帯端末20を介してエラー通知を行う(S6)。この場合、店舗サーバ40との通信は行わない。
照合が一致した場合(S5:OK)、登録要求情報を店舗サーバ40に送信する(S7)。具体的には、S2において一時的に記憶させた店舗共通IDと会員番号を含む登録要求情報を店舗サーバ40に送信する。
店舗サーバ40は、クラウドサーバ30から登録要求情報を受信すると、登録要求情報に含まれる会員番号をキーとして会員DB421から会員情報を特定し、その会員情報に店舗共通IDを紐付けて登録し(S8)、また、その会員情報を含む登録要求応答情報をクラウドサーバ30に送信する(S9)。
クラウドサーバ30は、店舗サーバ40から登録要求応答情報を受信すると、登録要求応答情報に含まれる会員情報を登録する(S10)。会員情報は、S2において登録された登録情報に紐付けて記憶される。
ポイント加算の処理手順について図23を参照しながら説明する。
なお、台間機61や計数装置62などの遊技場装置を介したポイント加算処理は除く。
図23に示すように、まず、会員が遊技店に来店したものとする。
これにより、会員が携帯する携帯端末20は、遊技店に設置されたビーコン発信機10から発信されているビーコン情報を受信し、これを契機に携帯端末20は、所定の入場情報をクラウドサーバ30に送信する(S11)。
クラウドサーバ30は、携帯端末20から入場情報を受信すると、来店判定を行う(S12)。具体的には、入場情報に含まれるMACアドレスをキーとして特定されるユーザ情報を有する遊技者であり、そのユーザ情報に含まれる店舗共通IDをキーとして特定される会員が来店したものと判定される。
次に、クラウドサーバ30は、来店ポイントが当日加算済みか否かを判断する(S13)。
「来店ポイントが当日加算済み」か、否かは、クラウドサーバ30が記憶しているポイント履歴を参照し、同じ営業日(来店日)の営業時間内において既にその会員に来店ポイントが加算されているか否かによって判断する。
ただし、来店ポイントは、遊技場装置における会員カードのセットによっても加算される。また、ポイント履歴は、所定のタイミングで取得されることから、常に最新ではなく、会員カードを介したポイント情報が漏れることがある。
このため、「来店ポイントが当日加算済み」でない場合であっても、店舗サーバ40にポイントが当日加算されたか否かを問い合わせる必要がある。
「来店ポイントが当日加算済み」でない場合(S13:未加算)、ポイント加算要求情報を店舗サーバ40に送信する(S14)。具体的には、来店判定の際の入場情報に含まれる店舗名の識別情報から特定される遊技店の来店サーバ40に対し、店舗共通IDを含むポイント加算要求情報を送信する。
「来店ポイントが当日加算済み」の場合(S13:加算済み)、店舗サーバ40に対しポイント加算要求は行わない(S15)。来店ポイントが加算されていることは、ポイント履歴上明らかであり、当日のポイント加算を確認する必要がないからである。これにより、店舗サーバ40との無駄な通信処理を省くことができる。
店舗サーバ40は、クラウドサーバ30からポイント加算要求情報を受信すると、ポイント加算処理を行う(S16)。
具体的には、ポイント加算要求情報に含まれる店舗共通IDにより会員を特定して、この会員の会員番号に紐付けされたポイント履歴情報を参照し、既に当日、この会員の来店ポイントが加算されている場合、来店ポイントを加算せず、当日、この会員の来店ポイントが加算されていない場合、来店ポイントを加算する。
店舗サーバ40は、ポイント加算要求応答情報をクラウドサーバ30に送信する(S17)。具体的には、S16におけるポイント加算処理の判定が可能な加算判定情報を含むポイント加算要求応答情報を、クラウドサーバ30に送信する。加算判定情報は、例えば、来店ポイントが加算されなかった場合を「0」、来店ポイントが加算された場合を「1」とすることができる。
クラウドサーバ30は、店舗サーバ40からポイント加算要求応答情報を受信すると、S16において来店ポイントが加算されたか否か判断する(S18)。具体的には、ポイント加算要求応答情報に含まれる加算判定情報に基づき判別する。
S16において来店ポイントが加算された場合(S18:YES)、プッシュメッセージを携帯端末20に送信する(S19)。例えば、図27に例示するように、「本日のポイントが加算されました。」といったメッセージを、携帯端末20を介して通知する。これにより、会員は、来店ポイントが付与されたことを、来店時に知ることができる。
S16において来店ポイントが加算されなかった場合(S18:NO)、プッシュメッセージを送信しない(S20)。
ポイント履歴取得の処理手順について図24を参照しながら説明する。
図24に示すように、クラウドサーバ30は、所定のタイミングで、携帯端末20からポイント履歴の要求に相当する所定の要求情報を受信する(S21)。例えば、携帯端末20の来店分析アプリにおいて、更新ボタンの操作があったときに送信される情報や、会員が来店したときに、携帯端末20から送信される入場情報を、要求情報として受信する。
クラウドサーバ30は、ポイント履歴の要求を受けると、ポイント履歴取得要求情報を店舗サーバ40に送信する(S22)。具体的には、店舗共通IDを含むポイント履歴取得要求情報を店舗サーバ40に送信する。
店舗サーバ40は、クラウドサーバ30からポイント履歴取得要求情報を受信すると、ポイント履歴を取得する(S23)。具体的には、ポイント履歴取得要求情報に含まれる店舗共通IDをキーとして会員DB421を検索し、店舗共通IDに対応する会員のポイント履歴情報を取得する。
次に、店舗サーバ40は、ポイント履歴取得要求応答情報をクラウドサーバ30に送信する(S24)。具体的には、S23にて取得したポイント履歴情報を含むポイント履歴取得要求応答情報をクラウドサーバ30に送信する。
クラウドサーバ30は、店舗サーバ40からポイント履歴取得要求応答情報を受信すると、ポイント履歴情報を会員に通知する(S25)。具体的には、ポイント履歴取得要求応答情報に含まれるポイント履歴情報を、会員が携帯する携帯端末20に送信する。また、ポイント履歴情報は、会員情報に紐付けて記憶する。
これにより、携帯端末20においてポイント履歴が表示され、会員は、最新のポイント履歴を確認することができる。
以上のように、本発明の第二実施形態に係る来店分析システムによれば、会員の来店情報に基づき、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」ごとにランク付けされた集計情報に基づいて会員の来店傾向を把握することができる。
また、集計情報において、指定されたランクに属する会員の会員情報を閲覧可能に出力できる。
また、来店判定に基づく特典要求や特典付与通知を的確に行うことができる。
以上、本発明の来店分析システムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る来店分析システムは上述した各実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、集計情報は、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」の3つの項目についてそれぞれ求め、また、この3項目に基づいて総合評価を求めるようにしているが、例えば、任意の1項目又は2項目について集計してもよく、総合評価については、任意の2項目に基づいて求めることもできる。
また、ランクごとに集計情報を求めるようにしているが、集計情報は、必ずしもランクと一対一に対応しなくてもよい。たとえば、A〜Eの5段階にランク付けを行い、ランクごとに集計情報を求めるようにしているが、集計情報を3段階に分けて集計することができる。
また、集計情報は、ある一店舗の遊技店の来店情報を対象とした例について説明したが(図10等参照)、システムを構成する全遊技店の来店情報を対象とすることもできる。
また、「重み付け基準」は、「最終来店日」、「来店回数」、「滞在時間」の項目のうちの2つの項目の組み合わせに対し、任意の項目に行うこともできる。
また、第二実施形態において、クラウドサーバ30と各店舗サーバ40との接続は、例えば、Websocketにより常時接続とすることもできる。
さらに、店舗サーバ40において、コネクトアプリを常駐させておくこともできる。
このようにすると、通信のたびに、コネクトアプリを起動させたり、サーバ間で交信する手間を省くことが可能となり、来店情報やポイント情報などの送受信を円滑に行うことができる。
これにより、例えば、クラウドサーバ30において、ポイント履歴情報を常に最新のデータを保持することも可能となり、ポイント通知を行うに際し、予め店舗サーバ40に問い合わせる工程等を省くこともできる(図23のS18参照)。
本発明は、遊技者や会員の遊技店への来店情報を集計し、提供する遊技場システムに好適に利用可能である。
10 ビーコン発信機
20 携帯端末
30 クラウドサーバ
40 店舗サーバ
50 遊技機
61 台間機
611 カード挿入口
62 計数機
621 カード挿入口
90 情報処理端末
100 公衆回線
T1 ビーコンテーブル
T2 ユーザ情報テーブル

Claims (8)

  1. 遊技者の遊技店への来店情報に基づいて、所定期間における最終来店日、来店回数及び滞在時間を特定する来店情報特定手段と、
    前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のうちの二つ以上の項目の組み合わせに基づいて遊技者をランク別に集計するランク集計手段と、
    ランクに対応して集計された情報を閲覧可能に出力する集計情報出力手段と、を備え、
    前記ランク集計手段は、
    前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のうちの二つ以上の項目のうち、一の項目に対する評価を優遇してランク分けを行うか、他の項目に対する評価を優遇してランク分けを行うか、を設定可能に構成される
    ことを特徴とする来店分析システム。
  2. 前記ランク集計手段は、
    前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のうちの二つ以上の項目の組み合わせに基づいて遊技者をランク別に集計する場合において、各項目に対する評価点を付与し、当該評価点の合計に基づいて遊技者をランク別に集計するとともに、各項目の評価点の最高点又は最低点を異ならせる設定が可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の来店分析システム。
  3. 前記ランク集計手段は、
    前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のうちの二つ以上の項目の組み合わせに基づいて遊技者をランク別に集計する場合において、各項目に対する評価点を付与し、当該評価点に基づいて遊技者をランク別に集計するとともに、前記評価点の合計に基づいて遊技者をランク別に集計することが可能であり、
    前記集計情報出力手段は、
    各項目に対する評価点に基づいて遊技者をランク別に集計した情報と、前記評価点の合計に基づいて遊技者をランク別に集計した情報とを比較可能に出力する
    ことを特徴とする請求1又は2に記載の来店分析システム。
  4. 遊技者が携帯する通信端末と、
    複数の遊技店にそれぞれ設置され、所定の固有情報を、受信エリア内に位置する前記通信端末により受信可能に発信する固有情報発信手段と、
    前記固有情報を受信した前記通信端末から送信される入場情報を受信する入場情報受信手段と、
    前記入場情報受信手段による前記入場情報の受信に基づいて前記通信端末を携帯する遊技者の前記遊技店への来店を判定する来店判定手段と、を備え、
    前記来店情報特定手段は、前記来店判定手段により遊技店への来店が判定された遊技者の来店情報から前記最終来店日、来店回数及び滞在時間を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の来店分析システム。
  5. 複数の遊技店にそれぞれ設置された情報処理手段と、
    前記来店判定手段により遊技店に対する遊技者の来店が判定された場合に、当該来店が判定された遊技店の前記情報処理手段に対し、前記遊技者に関する所定の来店通知情報を送信する来店通知手段と、を備え、
    前記来店通知情報を受信した前記情報処理手段が、前記来店通知情報により特定される遊技者が来店したことを判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の来店分析システム。
  6. 前記遊技店における会員の属性情報を含む所定の会員情報を取得する会員情報取得手段を備え、
    前記来店情報特定手段が、前記遊技者である会員の遊技店への来店情報から、所定期間における最終来店日、来店回数及び滞在時間を特定し、
    前記ランク集計手段が、前記最終来店日、前記来店回数、前記滞在時間のいずれか一つ、又は二つ以上の組み合わせに基づいて会員にランクを付して集計し、
    前記集計情報出力手段が、ランクに対応して集計された情報を閲覧可能に出力するとともに、指定のランクが付された会員の前記会員情報を閲覧可能に出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の来店分析システム。
  7. 前記来店判定手段により遊技店に対する前記会員の来店が判定された場合に、当該来店が判定された遊技店の前記情報処理手段に対し、前記会員に関する所定の特典要求情報を送信する特典要求手段と、
    遊技店において、会員の特定が可能な会員識別情報を入力する会員識別情報入力手段と、
    前記情報処理手段が前記特典要求情報を受信した場合又は前記会員識別情報の入力があった場合に、前記特典要求情報又は前記会員識別情報により特定される会員に特典を付与する特典付与手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の来店分析システム。
  8. 前記情報処理手段が、前記特典付与手段により付与された特典の履歴情報を前記特典要求手段に送信する特典履歴情報送信手段を備え、
    前記特典要求手段は、前記来店判定手段により遊技店に対する会員の来店が判定された場合であっても、前記履歴情報に基づき、前記遊技店の営業時間内において、前記判定がされる前に前記会員に特典が付与されていたことが判別されたときは、前記会員に関する前記特典要求情報を送信しない
    ことを特徴とする請求項7に記載の来店分析システム。
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