JP2018120360A - 評価処理装置、店員評価方法、およびプログラム - Google Patents

評価処理装置、店員評価方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価する装置はなかった。【解決手段】顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2または3種類の情報が格納される格納部と、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得する評価取得部と、評価情報を出力する評価出力部とを具備する評価処理装置により、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価できる。【選択図】図2

Description

本発明は、店員を評価し、評価に関する情報を出力する評価処理装置等に関するものである。
従来、記憶手段に記憶されている売上データを担当者ごとに集計し、業績評価集積データを生成する業績評価システムが存在した(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−22361号公報
しかし、従来、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価する装置は、存在しなかった。
本第一の発明の評価処理装置は、顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2または3種類の情報が格納される格納部と、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得する評価取得部と、評価情報を出力する評価出力部とを具備する評価処理装置である。
かかる構成により、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価できる。
また、本第二の発明の評価処理装置は、第一の発明に対して、実績情報から予め決められた単位時間の実績の情報である単位時間実績情報を算出する実績取得部をさらに具備し、評価取得部は、単位時間実績情報を用いて、評価情報を取得する評価処理装置である。
かかる構成により、店員の生産性を含めた評価ができる。
また、本第三の発明の評価処理装置は、第二の発明に対して、単位時間実績情報は、単位時間あたりの生産性に関する人時生産性、単位時間あたりの接客数に関する人時接客数、または単位時間あたりの売上高に関する人時売上高のうちの1以上の情報を含む評価処理装置である。
かかる構成により、人時生産性、人時接客数、または人時売上高のうちの1以上の情報を含めた多面的な評価ができる。
また、本第四の発明の評価処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、格納部には、2以上の同僚評価情報が格納され、2以上の同僚評価情報は、2以上のカテゴリの同僚からの評価に関する情報であり、評価取得部は、同僚のカテゴリに応じて、同僚評価情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出する評価処理装置である。
かかる構成により、異なるカテゴリの同僚からの評価を用いて、より多面的な評価ができる。
また、本第五の発明の評価処理装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、実績情報は、時刻または時間帯の情報と対応付けられており、評価取得部は、実績情報に対応付いた時刻または時間帯に応じて、実績情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出する評価処理装置である。
かかる構成により、時間帯毎の評価ができる。
また、本第六の発明の評価処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、2以上の各店員が1以上のチームに属しており、評価取得部は、チームに属する店員の顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、チーム毎に評価情報を取得する評価処理装置である。
かかる構成により、チーム毎の評価ができる。
また、本第七の発明の評価処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、評価情報を用いて、店員の報酬を計算し、報酬情報を取得する報酬計算部と、報酬情報を出力する報酬出力部とをさらに具備する評価処理装置である。
かかる構成により、店員の評価に応じた報酬を出力できる。
また、本第八の発明の評価処理装置は、第一から第七いずれか1つの発明に対して、評価情報を用いて、店員をランキングし、ランキング情報を取得するランキング部と、ランキング情報を出力するランキング出力部とをさらに具備する評価処理装置である。
かかる構成により、店員の評価に応じたランキングを出力できる。
また、本第九の発明の評価処理装置は、第一から第八いずれか1つの発明に対して、評価出力部は、予め決められた条件を満たすほど高い評価の店員の評価情報のみを出力する評価処理装置である。
かかる構成により、高評価の店員の評価情報を出力し、低評価の店員の評価情報については出力を控えることで、高評価の店員および低評価の店員の双方のモチベーションを適切に高めることができる。
また、本第十の発明の評価処理装置は、第一から第九いずれか1つの発明に対して、顧客評価情報は、店員に対するコメントを含み、評価出力部は、予め決められた条件を満たすほどポジティブであるコメントのみを出力する評価処理装置である。
かかる構成により、ネガティブなコメントの出力による店員のモチベーションの低下を抑制できる。
また、本第十一の発明の評価処理装置は、第一から第十いずれか1つの発明に対して、格納部には、店員毎のスケジュール情報がさらに格納され、現在時刻を取得する現在時刻取得部とをさらに具備し、評価出力部は、スケジュール情報と現在時刻とを用いて、現在、仕事中の店員と、仕事中でない店員とで、視覚的に区別可能に、評価情報を出力する評価処理装置である。
かかる構成により、店舗の管理者または顧客にとって、仕事中の店員の評価の把握が容易になる。
また、本第十二の発明の評価処理装置は、第一から第十一いずれか1つの発明に対して、顧客の店舗の利用終了を検知する利用終了検知部と、利用終了の検知に応じて、顧客評価情報の取得のためのアンケートを出力するアンケート出力部とをさらに具備する評価処理装置である。
かかる構成により、アンケートを利用して、利用直後の顧客から評価情報を取得できる。
本発明によれば、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価できる。
実施の形態における評価システムのブロック図 同評価処理装置のブロック図 同評価処理装置の動作の一部を説明するフローチャート 同評価処理装置の動作の他の一部を説明するフローチャート 同店舗端末の動作を説明するフローチャート 同同僚端末の動作を説明するフローチャート 同顧客端末の動作を説明するフローチャート 具体例における評価システムの概念図 同店員情報のデータ構造図 同評価情報のデータ構造図 同評価情報の出力例を示す図 同ランキング情報の出力例を示す図 同コンピュータシステムの外観図 同コンピュータシステムの内部構成の一例を示す図
以下、評価処理装置を備える評価システムの実施形態について、図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
本実施の形態において、顧客からの顧客評価情報、同僚からの同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を用いて、店員の評価情報を取得し、当該評価情報を出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、実績情報から予め決められた時間単位の実績の情報である単位時間実績情報を算出し、当該単位時間実績情報を用いて、評価情報を取得する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、単位時間実績情報は、人時生産性、人時接客数、人時売上高のうちの1以上の情報を含む、評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、同僚評価情報は、2以上のカテゴリの同僚の評価情報を有し、カテゴリに応じて、評価情報の算出への影響が異なる、評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、実績情報は、時刻または時間帯の情報と対応付けられており、時刻または時間帯に応じて、評価情報の算出への影響が異なる、評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、2以上の被評価者が属するチーム毎に評価情報を取得し、出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、評価情報を用いて、被評価者の報酬を計算し、出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、評価情報を用いて、被評価者をランキングし、出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、予め決められた条件を満たすほど高い評価の被評価者の情報のみを出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、顧客評価情報は、被評価者に対するコメントを含み、予め決められた条件を満たすほどポジティブであるコメントのみを出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、被評価者のスケジュール情報を用いて、現在、仕事中の被評価者と、仕事中でない被評価者とで、評価情報を視覚的に区別可能に出力する評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
また、店舗の利用終了を検知し、顧客に評価のためのアンケートを出力することで、顧客に評価情報の入力を促す評価処理装置を備える評価システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における評価システムのブロック図である。この評価システムは、評価処理装置1、1または2以上の店舗端末2、1または2以上の同僚端末3、および、1または2以上の顧客端末4を備える。1以上の店舗端末2、1以上の同僚端末3、および1以上の顧客端末4の各々は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、評価処理装置1と通信可能に接続される。
評価処理装置1は、例えば、本評価システムを運営する企業のサーバまたはPCであるが、インターネットのクラウドサーバでもよく、そのタイプは問わない。
店舗端末2は、店員が働く店舗の端末である。本実施形態における店舗は、例えば、フードコート、レストラン、居酒屋等の飲食店である。ただし、店舗は、例えば、衣料品店、ドラッグストア、ホームセンター等でもよく、その種類は問わない。店員とは、店舗で働く人員であり、本評価システムの評価対象となる人員である。店員は、例えば、店長、スタッフ、アルバイト、パートなどであるが、そのカテゴリは問わない。店舗端末2は、例えば、店舗の管理者によって操作されるPCであるが、タブレット端末、スマートフォン等の携帯端末などでもよく、そのタイプは問わない。なお、店舗の管理者は、例えば、店長であるが、事務員などでもよく、その種類は問わない。
同僚端末3は、店員の同僚の端末である。同僚端末3は、例えば、タブレット端末、スマートフォン等の携帯端末であるが、PCでもよく、そのタイプは問わない。
顧客端末4は、店舗の顧客の端末である。顧客端末4は、例えば、顧客が携帯するタブレット端末、スマートフォン等の携帯端末であるが、顧客の就くテーブルに配置されたタブレット端末などでもよく、そのタイプは問わない。
ただし、評価システムは、他の端末を備えていてもよい。他の端末とは、例えば、店舗内の出入口付近に設置され、お会計を行うためのレジ端末などである。顧客がお会計を行うと、レジ端末から評価処理装置1にその旨の情報が送信される。
また、評価システムは、店舗端末2、同僚端末3、または顧客端末4のうちの1種類の端末、または2種類の端末を備えていなくてもよい。さらに、評価処理装置1は、スタンドアロンでもよい。すなわち、本発明の店員評価方法は、例えば、一のPCでも実現可能であり、ハードウェア構成には依存しない。
図2は、評価処理装置1のブロック図である。評価処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。処理部13は、蓄積部131、評価取得部132、実績取得部133、報酬計算部134、ランキング部135、現在時刻取得部136、および利用終了検知部137を備える。出力部14は、評価出力部141、報酬出力部142、ランキング出力部143、およびアンケート出力部144を備える。
店舗端末2のブロック図は、図1に含まれている。店舗端末2は、店舗受付部21、店舗処理部22、店舗送信部23、店舗受信部24、および店舗出力部25を備える。
同僚端末3のブロック図も、図1に含まれている。同僚端末3は、同僚受付部31、同僚処理部32、および同僚送信部33を備える。
顧客端末4のブロック図もまた、図1に含まれている。顧客端末4は、顧客受付部41、顧客処理部42、顧客送信部43、顧客受信部44、および顧客出力部45を備える。
評価処理装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報、スケジュール情報などである。
格納部11には、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報のうちの2種類以上の情報が格納される。なお、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報のうちの2種類以上の情報とは、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報のうちの2または3種類の情報である(以下同様)。
格納部11には、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報のうちの2種類以上の情報の組が、通常、店員識別子に対応付けて、1組以上、格納される。なお、対応付くことは、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報のうちの2種類以上の各情報が、店員識別子を有する場合も含む。
店員識別子とは、店員を識別する情報である。店員識別子は、例えば、IDでもよいし、カテゴリ情報および氏名の組などでもよく、店員を識別し得る情報であれば何でもよい。IDは、例えば、1,2,…等の番号でもよいし、アルファベットや数字などを2以上組み合わせた文字列でもよく、その表現形式は問わない(以下同様)。
カテゴリ情報とは、店員または同僚が属するカテゴリを示す情報である。カテゴリは、例えば、職種、地位などである。職種とは、店員が店舗内で就く職の種類をいう。職種は、例えば、厨房スタッフ、ホールスタッフ、事務職などであるが、店員の職の種類であれば何でもよい。地位とは、店舗内の店員に与えられる階級をいう。地位は、例えば、店長、課長等の役職、平のスタッフ、アルバイト等であるが、店員の階級であれば何でもよい。
特に、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報の組が、店員識別子に対応付けて、1組以上、格納部11に格納されることは好適である。ただし、格納部11には、顧客評価情報および同僚評価情報の組が、店員識別子に対応付けて格納されてもよいし、顧客評価情報および実績情報の組が、店員識別子に対応付けて格納されてもよいし、同僚評価情報および実績情報の組が、店員識別子に対応付けて格納されても構わない。
顧客評価情報とは、顧客からの店員の評価に関する情報である。顧客評価情報は、例えば、顧客識別子、および評価値などを有する。顧客識別子とは、顧客を識別する情報である。顧客評価情報が有する顧客識別子は、店員を評価する顧客を識別する情報である。店員は、当該顧客評価情報と対になる店員識別子で識別される顧客識別子は、例えば、IDやメールアドレスなどであるが、顧客を識別し得る情報であれば何でもよい。
評価値とは、評価を示す値をいう。顧客評価情報が有する評価値は、顧客による店員の評価を示す値である。評価値は、例えば、10点満点中の7点、100点満点中の85点等の点数、1〜5の5段階評価、よい・普通・悪い等の3段階評価などでもよく、その表現形式は問わない。評価値は、時刻または時間帯の情報(以下、時間情報と記す場合がある)と対応付いていることは好適である。時間情報は、例えば、12時、17時〜20時、午前中、ピークタイム、アイドルタイムなどの時間帯でもよいし、こうした時間帯のIDでもよく、その表現形式や内容は問わない。なお、ピークタイムとは、来客数の多い時間帯であり、例えば、飲食店の場合、12時〜13時、19時〜21時などであるが、これに限らない。また、アイドルタイムとは、来客数の少ない時間帯であり、例えば、飲食店の場合、12時前、13時〜19時、21時以降などであるが、これに限らない。
顧客評価情報は、顧客の店員に対するコメントをも含むことは好適である。コメントは、例えば、「笑顔で…」、「不愛想」、「てきぱき」などであるが、その内容は問わない。
例えば、受付部12が入力デバイスを介して受け付け、蓄積部131が格納部11に蓄積してもよい。または、受付部12が顧客端末(テーブルの端末、顧客のスマートフォン等)から受信し、蓄積部131が格納部11に蓄積してもよい。
同僚評価情報とは、同僚からの店員の評価に関する情報である。同僚評価情報は、例えば、同僚識別子、および評価値などを有する。同僚識別子とは、同僚を識別する情報である。同僚識別子は、例えば、IDでもよいし、カテゴリ情報および氏名の組などでもよく、同僚を識別し得る情報であれば何でもよい。
同僚識別子は、カテゴリ情報に対応付いていることは好適である。または、同僚情報は、同僚識別子を有さず、カテゴリ情報、および評価値を有していてもよい。かかる場合、格納部11には、一の店員識別子に対応付けて、2以上の同僚評価情報が格納されることは好適である。2以上の同僚評価情報とは、2以上のカテゴリの同僚からの評価に関する情報である。2以上の同僚評価情報は、例えば、店長からの評価情報、ホールスタッフからの評価情報、または厨房スタッフからの評価情報のうちの2種類以上の評価情報であってもよい。
また、店員識別子は、チーム識別子に対応付いていることは好適である。チーム識別子とは、店員が属するチームを識別する情報である。チームは、例えば、店舗でもよいし、店舗内の1以上の各グループでもよいし、店舗に店員を派遣している1以上の各派遣会社などでも構わない。
実績情報とは、店員の実績に関する情報である。実績情報は、例えば、単位時間実績情報を含む。単位時間実績情報とは、予め決められた単位時間当たりの実績に関する情報である。単位時間とは、例えば、1時間、一日、一カ月などであるが、その長さは問わない。単位時間実績情報は、例えば、人時生産性、人時接客数、または人時売上高のうちの1以上の情報を含む。
一般に、人時生産性とは、店員一人の単位時間あたりの生産性を示す情報である。本実施の形態における人時生産性とは、飲食店の店員の単位時間あたりの利益に関する情報である。利益は、例えば、売上高から食材費を差し引いた粗利益であってもよいし、売上高から食材費や光熱費や人件費等の経費を差し引いた純利益で表現されてもよい。人時生産性は、例えば、“3000円/時間”、“30万円/月”等の情報であるが、その内容は問わない。人時接客数とは、店員の単位時間あたりの接客数に関する情報である。人時接客数は、例えば、“10人/時間”、“80組/月”等の情報であるが、その内容は問わない。人時売上高とは、店員の単位時間あたりの売上高に関する情報である。人時売上高は、例えば、“5千円/時間”、“50万円/月”等の情報であるが、その内容は問わない。
さらに、実績情報は、時間情報に対応付いていることは好適である。
また、格納部11には、店員毎のスケジュール情報がさらに格納されてもよい。スケジュール情報とは、店員のスケジュールに関する情報をいう。スケジュール情報は、例えば、1以上の勤務時間を含む。勤務時間とは、店員が勤務している時刻または時間帯の情報である。勤務時間は、例えば、日付、曜日または時間帯のうちの1種類以上の情報であってもよい。または、スケジュール情報は、1以上の非勤務時間を含んでもよい。非勤務時間とは、店員が勤務していない時刻または時間帯の情報である。非勤務時間は、例えば、日付、曜日または時間帯のうちの1種類以上の情報であってもよい。
格納部11には、例えば、店員識別子、店舗識別子、チーム識別子、カテゴリ情報、スケジュール情報、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報を含む店員情報が、1以上、格納されることは好適である。店舗識別子とは、店舗を識別する情報である。店舗識別子は、例えば、ID、店名などであるが、店舗を識別し得る情報であれば何でもよい。
なお、各種の情報は、例えば、予め格納部11に格納されていてもよいし、または、受付部12によって、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けられるか、または、顧客端末4、同僚端末3、店舗端末2などから受信され、蓄積部131によって格納部11に蓄積されてもよい。
受付部12は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報、スケジュール情報などである。各種の情報には、例えば、評価出力指示などの指示も含まれてよい。評価出力指示とは、後述する評価取得部132が取得した評価情報を出力する指示である。
受付部12は、各種の情報を、通常、ネットワーク等を介して、顧客端末4、同僚端末3、店舗端末2等から受信するが、例えば、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けてもよいし、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出しても構わない。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、蓄積部131、評価取得部132、実績取得部133、報酬計算部134、ランキング部135、現在時刻取得部136、および利用終了検知部137などの処理である。各種の処理には、フローチャートで説明する各種の判別なども含まれる。
蓄積部131は、受付部12が受け付けた顧客評価情報、同僚評価情報、実績情報、スケジュール情報などを、格納部11に蓄積する。
評価取得部132は、格納部11に格納されている顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を用いて、評価情報を取得する。評価情報とは、2以上の各店員の評価に関する情報である。評価情報は、例えば、顧客による評価値である顧客評価値、同僚による評価値である同僚評価値、および実績による評価値である実績評価値のうち2種類以上の評価値を含む多面的な評価情報である。
多面的な評価情報は、例えば、手動で入力される評価値、および、自動的に計算される評価値といった、取得態様の異なる2種類以上の評価値を有する情報であってもよい。
また、多面的な評価情報は、例えば、主観的な評価値、および客観的な評価値を有する情報であってもよい。主観的な評価値は、例えば、顧客等の外部の人による評価値、および店員等の内部の人による評価値を有することは好適である。さらに、内部の人による評価値は、例えば、スタッフによる評価値、および店長による評価値といった、異なるカテゴリに属する人による2種類以上の評価値を有することは、より好適である。他方、客観的な評価値は、例えば、売上高による評価値、および接客数による評価値といった、異なる基準に基づく2種類以上の評価値を有することは好適である。
さらに、多面的な評価情報は、例えば、3段階、5段階等の大まかな評価値、および、売上高、接客数等による詳細な評価値といった、尺度の異なる2種類以上の評価値を有する情報でもよい。また、多面的な評価情報は、例えば、尺度の異なる2種類以上の評価値をパラメータとする関数で算出される総合的な評価値をも有することは好適である。なお、以下では、多面的な評価情報を、単に評価情報と記す場合がある。
評価取得部132は、例えば、格納部11から、一の店員識別子に対応する2種類以上の情報であり、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を読み出し、読み出した2種類以上の情報を含む評価情報を取得してもよいし、または、読み出した2種類以上の情報から、顧客評価値、同僚評価値、および実績評価値のうちの2種類以上の評価値を抽出し、抽出した2種類以上の評価値を含む評価情報を取得しても構わない。
評価取得部132は、例えば、前述した単位時間実績情報を用いて、人時生産性に基づく評価値、人時接客数に基づく評価値、人時売上高に基づく評価値のうち2種類以上の評価値を含む評価情報を取得することは好適である。また、評価取得部132は、例えば、かかる2種類以上の評価値をパラメータとする関数を用いて総合的な評価値を算出し、当該2種類以上の評価値に加えて、算出した総合的な評価値を含む評価情報を取得することは、より好適である。ただし、評価取得部132は、当該2種類以上の評価値を含まず、算出した総合的な評価値のみを含む評価情報を取得してもよい。
評価取得部132は、例えば、同僚のカテゴリに応じて、同僚評価情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出することは好適である。同僚のカテゴリに応じて同僚評価情報が評価情報に与える影響が異なることは、例えば、店長等の上位の階級からの同僚評価情報が評価情報に与える影響は相対的に大きく、平のスタッフ等の下位の階級からの同僚評価情報が評価情報に与える影響は相対的に小さいことであってもよい。評価情報への影響は、例えば、評価値に乗算する係数、評価値に対して加減算する補正値などで表現されてもよい。評価取得部132は、かかる係数等を、例えば、階級をパラメータとする関数を用いて算出してもよい。または、評価取得部132は、かかる係数等を、例えば、階級と係数等との対の集合である第一対応情報を用いて取得してもよい。評価取得部132は、例えば、前述のように抽出した2種類以上の各評価値に対し、取得した係数の乗算を行うことで、評価情報を算出することは好適である。
評価取得部132は、例えば、実績情報に対応付いた時間情報に応じて、実績情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出してもよい。実績情報に対応付いた時間情報に応じて実績情報が評価情報に与える影響が異なることは、例えば、ピークタイムに対応する実績情報が評価情報に与える影響は相対的に大きく、アイドルタイムに対応する実績情報が評価情報に与える影響は相対的に小さいことであってもよい。評価情報への影響は、例えば、評価値に対して加減算する補正値、評価値に乗算する係数などで表現されてもよい。評価取得部132は、かかる補正値等を、例えば、時間情報をパラメータとする関数を用いて算出してもよいし、時間情報と補正値等との対の集合である第二対応情報を用いて取得してもよい。評価取得部132は、例えば、前述のように抽出した2種類以上の各評価値に対し、取得した補正値の加減算を行うことで、評価情報を算出することは好適である。
評価取得部132は、例えば、1以上の各チームに属する店員の顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を用いて、チーム毎に評価情報を取得してもよい。チーム毎に評価情報を取得することは、例えば、一のチーム識別子に対応する1以上の各店員の評価情報を取得することでもよいし、または、2以上の各店員の評価情報を取得した後、当該2以上の評価情報をチーム識別子によって分類することでもよい。
評価取得部132は、評価情報を上記のように取得する処理である評価取得処理を、通常、所定の条件を満たした場合に実行する。所定の条件は、例えば、予め決められた日時になったこと、店舗端末2等から評価出力指示を受信したこと等であってもよい。
実績取得部133は、格納部11に格納されている実績情報から単位時間実績情報を算出する。例えば、店員識別子“CC”と対に“勤務時間18:00〜22:00,粗利6000円,接客数60人,売上高10000円”を有する実績情報が格納されている場合、実績取得部133は、当該実績情報を用いて、店員CCによる1時間当たりの粗利(人時生産性)を“6000円÷4時間=1500円/時間”のように算出する。また、実績取得部133は、店員CCによる1時間当たりの接客数(人時接客数)を“60人÷4時間=15人/時間”のように算出し、店員CCによる1時間当たりの売上高(人時売上高)を“10000円÷4時間=2500円/時間”のように算出してもよい。
実績取得部133は、単位時間実績情報を取得する処理である単位時間実績取得処理を、例えば、実績情報が蓄積されたことに応じて実行してもよいし、実績出力指示が受け付けられたことに応じて実行してもよい。
報酬計算部134は、評価取得部132が取得した評価情報を用いて、店員の報酬を計算し、報酬情報を取得する。報酬とは、例えば、時給、月給、ボーナス、年俸等である。
報酬計算部134は、報酬を、例えば、実績情報と、顧客評価情報または同僚評価情報のうち1以上の情報とパラメータとする関数を用いて計算してもよい。または、報酬計算部134は、例えば、実績情報と報酬との対の集合である第三対応情報を用いて基本報酬を計算し、顧客評価情報または同僚評価情報のうち1以上の情報をパラメータとする関数を用いて係数を計算し、当該基本報酬に当該係数を乗算してもよい。または、報酬計算部134は、例えば、実績取得部133が取得した単位時間実績情報に勤務時間数または勤務日数を乗算することにより基本報酬を計算し、顧客評価情報または同僚評価情報のうち1以上の情報をパラメータとする関数を用いて係数を計算し、当該基本報酬に当該係数を乗算してもよい。
報酬計算部134は、報酬を上記のように計算する処理である報酬計算処理を、例えば、評価情報が取得されたことに応じて実行してもよいし、報酬出力指示が受け付けられたことに応じて実行してもよい。または、報酬計算部134は、例えば、報酬の計算を行うタイミングを示すタイミング情報を保持しており、報酬計算処理を、当該タイミング情報に従って定期的に実行しても構わない。
ランキング部135は、評価取得部132が取得した評価情報を用いて、店員をランキングし、ランキング情報を取得する。ランキング情報とは、店員のランキングに関する情報である。ランキング情報は、例えば、店員識別子と順位との対の集合で構成される。ランキング部135は、例えば、評価取得部132が取得した総合評価値を用いて店員のランキングを行い、総合ランキング情報を取得することは好適である。ランキング部135は、かかる総合ランキングに加えて、例えば、評価取得部132が取得した顧客評価値を用いた顧客評価ランキング、評価取得部132が取得した同僚評価値を用いた同僚評価ランキング、評価取得部132が取得した実績評価値を用いた実績ランキングをも含むランキング情報を取得することは、より好適である。
ランキング部135は、店員を上記のようにランキングする処理であるランキング処理を、例えば、評価情報が取得されたことに応じて実行してもよいし、ランキング出力指示が受け付けられたことに応じて実行してもよい。
現在時刻取得部136は、例えば、CPUの内蔵時計、NTPサーバ等から、現在時刻を取得する。
利用終了検知部137は、顧客の店舗の利用終了を検知する。利用終了検知部137は、利用終了を、例えば、お会計ボタンが押下されたこと、入店から一定時間が経過したこと、予め決められた退店時刻になったこと、レジ端末からの情報受信等により検知してもよい。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、評価情報、報酬情報、ランキング情報、アンケートなどである。出力とは、ディスプレイへの表示、スピーカーからの音出力、プリンタでの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。出力部14は、各種の情報を、例えば、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、ネットワーク等を介して、店舗端末2、顧客端末4などに送信してもよい。
評価出力部141は、評価取得部132が取得した評価情報を出力する。
評価出力部141は、予め決められた条件を満たすほど高い評価の店員の評価情報のみを出力することは好適である。条件とは、例えば、評価の数値が閾値以上または閾値よりも高い値であることでもよいし、または、評価の順位が閾値以上または閾値よりも上位であることでも構わない。
評価出力部141は、予め決められた条件を満たすほどポジティブであるコメントのみを出力することは好適である。条件とは、例えば、当該コメントが、ポジティブなコメントの集合であるポジティブコメントDBに登録されていることであってもよい。または、条件とは、当該コメントが、ネガティブなコメントの集合であるネガティブコメントDBに登録されていないことであってもよい。
評価出力部141は、例えば、スケジュール情報と現在時刻とを用いて、現在、仕事中の店員と、仕事中でない店員とで、視覚的に区別可能に、評価情報を出力してもよい。視覚的に区別可能に出力することは、例えば、異なる表示態様で出力することでもよい。異なる表示態様で出力することは、例えば、異なる色、異なる輝度、異なる大きさ等で出力することであってもよい。または、視覚的に区別可能に出力することは、仕事中の店員の評価情報のみを出力し、仕事中でない店員の評価情報は出力しないことであってもよい。
報酬出力部142は、報酬計算部134が計算した報酬情報を出力する。報酬出力部142は、計算された報酬情報を、例えば、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、受信された報酬出力指示の送信元である店舗端末2に送信してもよい。
ランキング出力部143は、ランキング部135が取得したランキング情報を出力する。ランキング出力部143は、取得されたランキング情報を、例えば、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、受信されたランキング出力指示の送信元である店舗端末2に送信してもよい。
ランキング出力部143は、ランキング取得部143が取得したランキング情報を用いて、例えば、職員向けのランキング情報、または顧客向けのランキング情報のうち1種類以上のランキング情報を出力してもよい。その際、ランキング出力部143は、職員向けのランキング情報を、店舗端末2の内蔵ディスプレイに表示し、顧客向けのランキング情報を、店舗端末2に接続された電子看板等の外部ディスプレイに表示することは好適である。職員向けのランキング情報は、例えば、総合ランキングと、顧客評価ランキング、同僚評価ランキング、および実績ランキングのうち1種類以上のランキングとを含み、顧客向けのランキング情報は、総合ランキングのみを含み、他のランキングを含まなくてもよい。
アンケート出力部144は、利用終了検知部137による利用終了の検知に応じて、顧客評価情報の取得のためのアンケートを出力する。アンケート出力部144は、アンケートを、通常、利用終了が検知された顧客に対応する顧客端末4に送信する。利用終了が検知された顧客に対応する顧客端末4とは、例えば、当該顧客が着いているテーブルのタブレット端末、当該顧客のスマートフォン等である。ただし、アンケート出力部144は、かかるアンケートを、例えば、プリンタで印刷してもよい。その場合、印刷されたアンケートは、例えば、ホールスタッフによって、伝票と共に、当該顧客に引き渡される。
店舗端末2を構成する店舗受付部21は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、実績情報、評価出力指示などである。店舗受付部21は、実績情報等を、例えば、キーボードなどの入力デバイスを介して受け付ける。なお、店舗受付部21は、例えば、スケジュール情報、報酬出力指示、ランキング出力指示なども受け付けてよい。
店舗送信部23は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、実績情報、評価出力指示などである。店舗送信部23は、当該店舗端末2に対応する店舗を識別する店舗識別子を保持しており、店舗受付部21が受け付けた実績情報等を、通常、当該店舗識別子と対に評価処理装置1に送信する。なお、店舗送信部23は、店舗受付部21が受け付けたスケジュール情報、報酬出力指示、ランキング出力指示なども送信してよい。
店舗受信部24は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、評価情報などである。店舗受信部24は、例えば、店舗送信部23が評価出力指示を評価処理装置1に送信したことに応じて、評価処理装置1から評価情報を受信する。なお、店舗受信部24は、例えば、店舗送信部23が報酬出力指示を送信したことに応じて、評価処理装置1から報酬情報を受信してもよい。また、店舗受信部24は、例えば、店舗送信部23がランキング出力指示を送信したことに応じて、評価処理装置1からランキング情報を受信してもよい。
店舗出力部25は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、評価情報などなどである。店舗出力部25は、例えば、店舗受信部24が評価処理装置1から受信した評価情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。ディスプレイは、例えば、店舗端末2の内蔵ディスプレイでもよいし、店舗の出入口等に設置される電子看板等の外部ディスプレイでもよい。なお、店舗出力部25は、店舗受信部24が受信した報酬情報、ランキング情報なども出力してよい。
同僚端末3を構成する同僚受付部31は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、同僚評価情報などである。同僚受付部31は、同僚評価情報を、例えば、タッチパネルなどの入力デバイスを介して受け付ける。
同僚処理部32は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などである。
同僚送信部33は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、同僚評価情報などである。同僚送信部33は、同僚受付部31が受け付けた同僚評価情報を評価処理装置1に送信する。
顧客端末4を構成する顧客受付部41は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、顧客評価情報などである。顧客受付部41は、顧客評価情報を、例えば、タッチパネルなどの入力デバイスを介して受け付ける。顧客受付部41は、顧客出力部45が出力したアンケートを利用して、顧客評価情報を受け付けることは好適である。
顧客処理部42は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などである。
顧客送信部43は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、顧客評価情報などである。顧客送信部43は、顧客受付部41が受け付けた顧客評価情報を評価処理装置1に送信する。
顧客受信部44は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、アンケートなどである。顧客受信部44は、例えば、当該顧客端末4に対応する顧客によってお会計ボタンが押されたことに応じて、評価処理装置1からアンケートを受信する。
顧客出力部45は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、アンケートなどである。顧客出力部45は、顧客受信部44が受信したアンケートを、例えば、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。
格納部11は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
受付部12、店舗受付部21、同僚受付部31、および顧客受付部41は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部12等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
受付部12の受信機能、店舗受信部24、および顧客受信部44は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、ネットワークカードやモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
処理部13、蓄積部131、評価取得部132、実績取得部133、報酬計算部134、ランキング部135、現在時刻取得部136、利用終了検知部137、店舗処理部22、同僚処理部32、および顧客処理部42は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出力部14、評価出力部141、報酬出力部142、ランキング出力部143、アンケート出力部144、店舗出力部25、および顧客出力部45は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
出力部14の送信機能、店舗送信部23、同僚送信部33、および顧客送信部43は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
次に、本評価システムの動作について図3〜図7のフローチャートを用いて説明する。なお、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
図3および図4は、評価処理装置1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS301)処理部13は、顧客の店舗の利用終了が検知されたか否かを判別する。例えば、店舗内の各テーブルに設けられたお会計ボタンのいずれかが押された場合に、処理部13は、当該テーブルに着いている顧客の店舗の利用終了が検知されたと判別してもよい。顧客の店舗の利用終了が検知された場合はステップS302に進み、検知されていない場合はステップS304に進む。
(ステップS302)アンケート出力部144は、顧客評価情報の取得のためのアンケートを出力する。なお、図3および図4のフローチャートにおいて、出力することは、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力する場合だけでなく、例えば、顧客端末4、同僚端末3、店舗端末2などに送信する場合も含む。アンケート出力部144は、利用終了が検知された顧客へのアンケートを、通常、当該顧客に対応する顧客端末4に送信する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS303)処理部13は、受付部12が顧客評価情報を受け付けたか否かを判別する。なお、図3および図4のフローチャートにおいて、受け付けることは、キーボード等の入力デバイスを介して受け付ける場合だけでなく、例えば、顧客端末4、同僚端末3、店舗端末2などから受信する場合も含む。受付部12が顧客評価情報を受け受けた場合はステップS304に進み、受け付けていない場合はステップS305に進む。
(ステップS304)蓄積部131は、受付部12が受け付けた顧客評価情報を格納部11に蓄積する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS305)処理部13は、受付部12が同僚評価情報を受け付けたか否かを判別する。受付部12は、同僚評価情報を、通常、同僚端末3から受信するが、入力デバイスを介して受け付けてもよい。受付部12が同僚評価情報を受け付けた受け受けた場合はステップS306に進み、受け付けていない場合はステップS307に進む。
(ステップS306)蓄積部131は、受付部12が受け付けた同僚評価情報を格納部11に蓄積する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS307)処理部13は、受付部12が実績情報を受け付けたか否かを判別する。受付部12が実績情報を受け受けた場合はステップS308に進み、受け付けていない場合はステップS309に進む。
(ステップS308)蓄積部131は、受付部12が受け付けた実績情報を格納部11に蓄積する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS309)処理部13は、単位時間実績情報を取得するか否かを判断する。処理部13は、例えば、実績情報が蓄積されたことに応じて、単位時間実績情報を取得すると判断してもよい。単位時間実績情報を取得する場合はステップS310に進み、取得しない場合はステップS311に進む。
(ステップS310)実績取得部133は、格納部11に格納されている実績情報から単位時間実績情報を算出する処理である単位時間実績取得処理を実行する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS311)処理部13は、評価情報を取得するか否かを判断する。処理部13は、例えば、所定の条件を満たした場合に、評価情報を取得すると判断してもよい。所定の条件は、例えば、予め決められた日時になったこと、店舗端末2から評価出力指示を受信したこと等であるが、これに限らない。評価情報を取得する場合はステップS312に進み、取得しない場合はステップS313に進む。
(ステップS312)評価取得部132は、格納部11に格納されている顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を用いて、評価情報を取得する処理である評価取得処理を実行する。なお、評価取得処理については、前述したので繰り返さない。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS313)処理部13は、報酬の計算を行うか否かを判断する。処理部13は、例えば、評価情報が取得されたこと、報酬出力指示が受け付けられたこと等に応じて、報酬の計算を行うと判断してもよい。報酬の計算を行う場合はステップS314に進み、行わない場合はステップS315に進む。
(ステップS314)報酬計算部134は、評価取得部132が取得した評価情報を用いて、店員の報酬を計算し、報酬情報を取得する処理である報酬計算処理を実行する。なお、報酬計算処理については、前述したので繰り返さない。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS315)処理部13は、店員のランキングを行う否かを判断する。処理部13は、例えば、評価情報が取得されたこと、ランキング出力指示が受け付けられたこと等に応じて、店員のランキングを行うと判断してもよい。店員のランキングを行う場合はステップS316に進み、行わない場合はステップS317に進む。
(ステップS316)ランキング部135は、評価取得部132が取得した評価情報を用いて、店員をランキングし、ランキング情報を取得する処理であるランキング処理を実行する。なお、ランキング処理については、前述したので繰り返さない。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS317)処理部13は、受付部12が評価出力指示を受け付けたか否かを判別する。受付部12は、評価出力指示を、例えば、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けてもよいし、店舗端末2から受信してもよい。受付部12が評価出力指示を受け付けた場合はステップS318に進み、受け付けていない場合はステップS319に進む。
(ステップS318)評価出力部141は、評価取得部132が取得した評価情報を出力する。評価出力部141は、取得された評価情報を、例えば、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、受信された評価出力指示の送信元である店舗端末2に送信してもよい。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS319)処理部13は、受付部12が報酬出力指示を受け付けたか否かを判別する。受付部12は、報酬出力指示を、例えば、入力デバイスを介して受け付けてもよいし、店舗端末2から受信してもよい。受付部12が報酬出力指示を受け付けた場合はステップS320に進み、受け付けていない場合はステップS321に進む。
(ステップS320)報酬出力部142は、報酬計算部134が計算した報酬情報を出力する。報酬出力部142は、報酬情報を、例えば、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、報酬出力指示の送信元である店舗端末2に送信してもよい。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS321)処理部13は、受付部12がランキング出力指示を受け付けたか否かを判別する。受付部12は、ランキング出力指示を、例えば、入力デバイスを介して受け付けてもよいし、店舗端末2から受信してもよい。受付部12がランキング出力指示を受け付けた場合はステップS320に進み、受け付けていない場合はステップS321に進む。
(ステップS322)ランキング出力部143は、ランキング部135が取得したランキング情報を出力する。ランキング出力部143は、ランキング情報を、例えば、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力してもよいし、ランキング出力指示の送信元である店舗端末2に送信してもよい。その後、ステップS301に戻る。
なお、図3および図4のフローチャートにおいて、評価処理装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図5は、店舗端末2の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS501)店舗処理部22は、店舗受付部21が実績情報を受け付けたか否かを判別する。なお、図5〜図7のフローチャートにおいて、受け付けることは、通常、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けることである。店舗受付部21が実績情報を受け受けた場合はステップS502に進み、受け付けていない場合はステップS503に進む。
(ステップS502)店舗送信部23は、店舗受付部21が受け付けた実績情報を評価処理装置1に送信する。その後、ステップS501に戻る。
(ステップS503)店舗処理部22は、店舗受付部21が評価出力指示を受け付けたか否かを判別する。店舗受付部21が評価出力指示を受け付けた場合はステップS504に進み、受け付けていない場合はステップS505に進む。
(ステップS504)店舗送信部23は、店舗受付部21が受け付けた評価出力指示を評価処理装置1に送信する。その後、ステップS501に戻る。
(ステップS505)店舗処理部22は、店舗受信部24が評価情報を受信したか否かを判別する。店舗受信部24が評価情報を受信した場合はステップS506に進み、受信していない場合はステップS501に戻る。
(ステップS506)店舗出力部25は、店舗受信部24が受信した評価情報を出力する。その後、ステップS501に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、店舗端末2の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図6は、同僚端末3の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS601)同僚処理部32は、同僚受付部31が同僚評価情報を受け付けたか否かを判別する。同僚受付部31が同僚評価情報を受け付けた場合はステップS602に進み、受け付けていない場合はステップS601に戻る。
(ステップS602)同僚送信部33は、同僚受付部31が受け付けた同僚評価情報を評価処理装置1に送信する。その後、ステップS601に戻る。
なお、図6のフローチャートにおいて、同僚端末3の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図7は、顧客端末4の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS701)顧客処理部42は、顧客受信部44がアンケートを受信したか否かを判別する。顧客受信部44がアンケートを受信した場合はステップS702に進み、受信していない場合はステップS703に進む。
(ステップS702)顧客出力部45は、顧客受信部44が受信したアンケートを出力する。その後、ステップS701に戻る。
(ステップS703)顧客処理部42は、顧客受付部41が顧客評価情報を受け付けたか否かを判別する。顧客受付部41が顧客評価情報を受け付けた場合はステップS704に進み、受け付けていない場合はステップS701に戻る。
(ステップS704)顧客送信部43は、顧客受付部41が受け付けた顧客評価情報を評価処理装置1に送信する。その後、ステップS701に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、顧客端末4の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における評価システムの具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明を何ら限定するものではない。また、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
図8は、本例における評価システムの概念図である。評価処理装置1は、2以上の店舗を運営する企業のサーバであり、通常、当該企業の職員によって操作される。店舗は、例えば、フードコートやレストランといった飲食店の店舗である。店舗端末2は、2以上の各店舗に設置されたPCであり、例えば、当該店舗の職員や店長によって操作される。店舗端末2には、店舗の出入口付近に設置される電子看板等の外部ディスプレイが接続されている。同僚端末3は、当該店舗の店員(店長、ホールスタッフ、厨房スタッフ等)が携帯しているスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末である。顧客端末4は、店舗を訪れた顧客の携帯端末である。
各店舗内のホールには、1以上のテーブル(例えば、テーブル1、テーブル2、…)が設けられる。また、ホールには、1以上のテーブルに対応して、顧客端末4がネットワークにアクセスするための1以上のアクセスポイント(例えば、アクセスポイントAP1、アクセスポイントAP2、…)が設けられることは好適である。1以上の各アクセスポイントは、当該アクセスポイントを識別するアクセスポイント識別子(例えば“AP1”,“AP2”,…)を送信する。アクセスポイント識別子は、例えばMACアドレスなどであるが、アクセスポイントを識別し得る情報であれば何でもよい。本例では、1以上の各アクセスポイントから送信されるアクセスポイント識別子が、当該アクセスポイントに対応するテーブルを識別するテーブル識別子となる。アクセスポイント識別子は、通常、一定間隔(例えば1秒周期)で送信されるが、不定期に送信されても、1回だけ送信されてもよく、その送信態様は問わない。
評価処理装置1の格納部11には、1以上の店員情報が格納されている。図9は、店員情報のデータ構造図である。店員情報は、例えば、店員識別子、店舗識別子、チーム識別子、カテゴリ情報、スケジュール情報、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報などを含む。
格納されている1以上の各店員情報は、ID(例えば、1,2,…)に対応付いている。例えば、ID“1”に対応する店員情報(以下、店員情報1と記す場合がある)は、店員識別子“AA”、店舗識別子“T1”、チーム識別子“G1”、カテゴリ情報“スタッフ”、スケジュール情報“14:00〜22:00”、2以上の顧客評価情報“顧客識別子「aa」,評価値「5」,コメント「笑顔で…」”,“顧客識別子「bb」,評価値「4」,コメント「てきぱき」”,…、2以上の同僚評価情報“カテゴリ「店長」,評価値「4」”,“カテゴリ「スタッフ」,評価値「5」”,…、および実績情報“ピークタイム「3千円/時間」,アイドルタイム「2千円/時間」”などを含む。
また、ID“2”に対応する店員情報(店員情報2)は、店員識別子“BB”、店舗識別子“T1”、チーム識別子“G2”、カテゴリ情報“スタッフ”、スケジュール情報“11:00〜19:00”、2以上の顧客評価情報“顧客識別子「cc」,評価値「2」,コメント「不愛想」”,“顧客識別子「dd」,評価値「4」,コメント「Null」”,…、同僚評価情報“Null”、および実績情報“1万5千円/日」”などを含む。なお、“Null”は、当該情報が存在しないことを示している。
また、店員情報3は、店員識別子“CC”、店舗識別子“T1”、チーム識別子“G2”、カテゴリ情報“アルバイト”、スケジュール情報“月、水、金、18:00〜”、1以上の顧客評価情報“顧客識別子「ee」,評価値「3」,コメント「Null」”,…、同僚評価情報“4”、および実績情報“Null”などを含む。さらに、店員情報4は、店員識別子“DD”、店舗識別子“T2”、チーム識別子“Null”、カテゴリ情報“店長”、スケジュール情報“月以外”、1以上の顧客評価情報“顧客識別子「ee」,評価値「3」,コメント「Null」”,…、同僚評価情報“4”、および実績情報“150万円/月”などを含む。ただし、店員情報のデータ構造は問わない。
また、格納部11には、テーブル識別子と1以上の顧客識別子との対の集合である第一対応情報も格納されている。テーブル識別子と1以上の顧客識別子との対の集合とは、例えば、テーブル識別子“AP1”と2以上の顧客識別子“aa”,“bb”,…との対、テーブル識別子“AP2”と1以上の顧客識別子“cc”,…との対などである。
さらに、格納部11には、テーブル識別子と店員識別子との対の集合である第二対応情報も格納されている。テーブル識別子と店員識別子との対の集合とは、例えば、テーブル識別子“AP1”と店員識別子“AA”との対、テーブル識別子“AP2”と店員識別子“BB”との対などである。
いま、例えば、顧客識別子“ff”で識別される顧客端末4を携帯した顧客ffが店内に入り、テーブル3に着席したとすると、当該顧客端末4は、テーブル3に対応するアクセスポイントAP3を介してネットワークに接続され、評価処理装置1の処理部13は、テーブル識別子“AP3”と顧客識別子“dd”との対を格納部11に蓄積する。これによって、第一対応情報に、テーブル識別子“AP3”と顧客識別子“dd”との対が追記される。
その後、例えば、テーブル3に設けられたお会計ボタンが押されたとする。評価処理装置1において、処理部13は、第一対応情報を用いて、テーブル3に着いている顧客ffの店舗の利用終了を検知する。アンケート出力部144は、第二対応情報を用いて、テーブル3の担当である店員CCに対する顧客評価情報の取得のためのアンケートを構成し、顧客ffの顧客端末4に送信する。
顧客ffの顧客端末4において、顧客受信部44がアンケートを受信し、顧客出力部45は、アンケートをディスプレイに表示する。アンケートは、例えば、テキスト“本日接客した店員CCを1(最低値)〜5(最高値)の5段階で評価して下さい。また、店員CCへのコメントを入力してください。”と、評価値を入力するための評価値入力欄と、コメントを入力するためのコメント入力欄とを含む。
顧客ffが評価値(例えば“4”)およびコメント(例えば“気配りが良い”)をタッチパネル等で入力したとすると、顧客受付部41が、入力された評価値およびコメントを含む顧客評価情報を受け付け、顧客送信部43は、受け付けられた顧客評価情報を店員識別子“CC”と対に評価処理装置1に送信する。
評価処理装置1において、受付部12が店員識別子“CC”と対に上記顧客評価情報を受信し、蓄積部131は、店員識別子“CC”に対応付けて当該顧客評価情報を格納部11に蓄積する。これによって、図9に示した店員情報3に、店員CCに対する新たな顧客評価情報“顧客識別子「ff」,評価値「4」,コメント「気配りが良い」”が追記される結果となる。
また、店員BBの同僚(例えば店員AA)が、同僚端末3のタッチパネルを介して、店員BBに対する評価値(例えば“4”)を入力したとすると、同僚受付部31が当該評価値を受け付け、同僚送信部33は、店員識別子“AA”および当該評価値を含む同僚評価情報を、評価対象である店員BBの店員識別子“BB”と対に評価処理装置1に送信する。
評価処理装置1において、受付部12が店員識別子“BB”と対に上記同僚評価情報を受信し、蓄積部131は、店員識別子“BB”に対応付けて、同僚評価情報を格納部11に蓄積する。受信された同僚評価情報が店員識別子“AA”および当該評価値を含むのに対し、格納される同僚評価情報は、スタッフである店員AAのカテゴリ情報“スタッフ”および評価値“4”を含む。これによって、図9に示した店員情報2に、店員BBに対する同僚評価情報“カテゴリ「スタッフ」,評価値「4」”が追記される結果となる。ただし、格納される同僚評価情報は、受信された同僚評価情報と同じ情報であってもよい。
また、店舗識別子“T1”で識別される店舗T1の職員が、店舗端末2のキーボードを介して、店員CCの実績情報(例えば“勤務時間18:00〜22:00,粗利6000円”)を入力したとすると、店舗受付部21が当該実績情報を受け付け、店舗送信部23は、当該実績情報を店員識別子“CC”と対に評価処理装置1に送信する。
評価処理装置1において、受付部12が店員識別子“CC”と対に上記実績情報を受信し、実績取得部133は、当該実績情報を用いて単位時間実績情報“1500円/時間”を取得し、蓄積部131は、店員識別子“CC”に対応付けて当該単位時間実績情報を格納部11に蓄積する。これによって、図9に示した店員情報3に、店員CCの実績情報“1500円/時間”が追記される結果となる。
また、現在時刻が予め決められた日時(例えば、毎月25日)になると、評価取得部132は、店員ごとに、格納部11に格納されている顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を用いて、評価情報を取得する。詳しくは、評価取得部132は、例えば、図9に示した店員情報1に含まれる顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報を用いて、店員AAに対する評価情報を取得し、取得した評価情報に店員識別子“AA”を含め、店員識別子“AA”を含む評価情報をID“1”に対応付けて保持する。また、評価取得部132は、図9に示した店員情報2に含まれる顧客評価情報、および実績情報を用いて、店員BBに対する評価情報を取得し、取得した評価情報に店員識別子“BB”を含め、店員識別子“BB”を含む評価情報をID“2”に対応付けて保持する。これによって、評価取得部132は、例えば図10に示すような2以上の評価情報(評価情報1,評価情報2,…)を保持する結果となる。
図10は、評価情報のデータ構造図である。評価情報は、店員識別子に加えて、例えば、顧客評価値、店員評価値、実績評価値、総合評価値などを含む。顧客評価値は、評価値と人数との対の集合、およびコメントで構成される。評価値と人数との対の集合とは、例えば、評価値“5”と人数“15”との対、評価値“4”と人数“20”との対、…、評価値“1”と人数“1”との対などである。コメントは、例えば、“笑顔で…”,“てきぱき”,…などである。
店員評価値は、評価値と人数との対の集合で構成される。評価値と人数との対の集合とは、例えば、評価値“5”と人数“2”との対、評価値“4”と人数“3”との対、…、評価値“1”と人数“0”との対などである。
実績評価値は、人時生産性、人時接客数、人時売上高のうち1以上の情報を含む。人事生産性は、例えば“2500円/時間”などである。人時接客数は、例えば“20人/時間”などである。人時売上高は、例えば、“15000円/日”などである。
総合評価値は、顧客評価値、店員評価値、および実績評値を用いて算出される評価した値であり、例えば、実績評価値の1つである人時生産性“2500円”に、顧客評価値および店員評価値に基づく金額“300円”を加算した“2800円/時間”などである。評価取得部132は、総合評価値を、顧客評価値、店員評価値、実績評価値のうち2以上の値をパラメータする関数によって算出することは好適である。総合評価値は、顧客評価値、店員評価値、実績評価値をパラメータとする増加関数を用いて、算出されることは、より好適である。関数は、例えば、次式で表現されてもよい。
総合評価値=人時生産性×係数1×{1+(顧客評価値−係数2)×係数3+(同僚評価値−係数4)×係数5
ここで、上式が有する顧客評価値は、図10に示した顧客評価値を構成する評価値および人数の対の集合から算出される平均値である。また、様式が有する同僚評価値は、図10に示した同僚評価値を構成する評価値および人数の対の集合から算出される平均値であるが、同僚のカテゴリによって異なる重み付けをした加重平均値であることは好適である。同僚のカテゴリによって異なる重み付けとは、例えば、スタッフが付けた評価値には“1”倍の重みを付けるが、店長が付けた評価値には“1.5倍”の重みを付けることであってもよい。ただし、評価情報のデータ構造や内容は問わない。
評価取得部132は、図10に示した顧客評価値を構成する評価値および人数の対の集合から平均値を算出し、算出結果を上式の顧客評価値に代入する。また、評価取得部132は、図10に示した同僚評価値を構成する評価値および人数の対の集合から、同僚のカテゴリによって異なる重み付けをした加重平均値を算出し、算出結果を上式の同僚評価値に代入する。これにより、上式から、“2800円/時間”等の総合評価値が算出される。
なお、上式が有する人時生産性は、人時接客数に置き換えてもよいし、人時売上高に置き換えてもよい。上式が有する人時生産性を人時売上高に置き換えることで、総合評価値“13000円/日”が算出される。
また、評価取得部132は、こうして取得した評価情報を一定期間(例えば1カ月間)保持してもよいし、格納部11に蓄積してもよい。
報酬計算部134は、上記のようにして評価取得部132が取得した評価情報を用いて、店員の報酬を計算し、報酬情報を取得する。報酬計算部134は、報酬を、例えば、総合評価値と、勤務時間数または勤務日数とをパラメータとする関数を用いて算出する。関数は、顧客評価値、同僚評価値のうち1以上の情報をもパラメータとして含んでいてもよい。報酬情報は、例えば、総合評価値に対応する時給または日給、勤務時間数または勤務日数、および月額報酬などを含む。ただし、関数の表現形式や、報酬情報の内容は問わない。
また、ランキング部135は、取得された評価情報を用いて、店員をランキングし、ランキング情報を取得する。ランキング情報は、店員識別子および順位を含む。順位は、例えば、総合評価値に基づく順位でもよい。または、順位は、例えば、総合評価値に基づく順位に加えて、例えば、顧客評価値に基づく順位、同僚評価に基づく順位、または実績評価値に基づく順位のうち1以上の順位をも含むことは好適である。
その後、店舗T1の職員が、店舗端末2の入力デバイスを介して、店員識別子“AA”と対に評価出力指示を入力したとすると、店舗受付部21がこれを受け付け、店舗送信部23は、当該評価出力指示を店員識別子“AA”と対に評価処理装置1に送信する。
評価処理装置1において、受付部12が上記評価出力指示を店員識別子“AA”と対に受信し、評価出力部141は、評価取得部132が取得した評価情報であり、店員識別子“AA”を有する評価情報(図10に示した評価情報1)を、当該評価出力指示の送信元である店舗端末2に送信する。
店舗端末2において、店舗受信部24が上記評価情報1を受信し、店舗出力部25は、例えば、図11に示すような評価情報をディスプレイに表示する。
図11は、評価情報の出力例を示す図である。表示される評価情報は、例えば、受信された評価情報1に含まれる店員識別子“AA”に対応するテキスト“評価対象:店員AA”と、当該評価情報1に含まれる顧客評価値、同僚評価値、事績評価値、および総合評価値を記載した表とを有する。ただし、顧客評価値、同僚評価値のうち1種類以上の評価値は、かかる表の形式に代えて、例えば、評価値を横軸、人数を縦軸に配したグラフの形式で表現されてもよく、その表現形式は問わない。
なお、店舗端末2において、例えば、チーム識別子“G2”と対に評価出力指示が入力された場合、店舗送信部23は、当該評価出力指示をチーム識別子“G2”と対に評価処理装置1に送信する。評価処理装置1において、受付部12が上記評価出力指示をチーム識別子“G2”と対に受信し、評価出力部141は、評価取得部132が取得した評価情報であり、チーム識別子“G2”に対応する店員識別子“BB”,“CC”,…を有する2以上の評価情報(図10に示した評価情報2,評価情報3,…)を店舗端末2に送信する。店舗端末2において、店舗受信部24が上記評価情報2,評価情報3,…を受信し、店舗出力部25は、評価情報2,評価情報3,…に対応する2以上の評価情報をディスプレイに表示する。このように、評価取得部132は、1以上の評価情報を、チームごとに取得してもよい。同様に、店舗識別子と対に評価出力指示が入力された場合、評価取得部132は、1以上の評価情報を、店舗ごとに取得してもよい。
また、こうして1以上の評価情報が取得された場合、現在時刻取得部136が現在時刻を取得し、評価出力部141は、取得された現在時刻と、当該1以上の各評価情報に含まれる店員識別子に対応するスケジュール情報とを用いて、各店員識別子で識別される店員が勤務中か否かを判別し、例えば、勤務中である店員の評価情報を通常の輝度で出力する一方、勤務中でない店員の評価情報を低輝度で出力することは好適である。
また、評価出力部141は、例えば、総合評価値が閾値(例えば2000円/時間)以上の評価情報のみを出力し、閾値未満の評価情報を出力しなくてもよい。または、評価出力部141は、例えば、総合評価値の順位が閾値(例えば10位)以上の評価情報のみを出力し、閾値未満の評価情報を出力しなくてもよい。
また、取得された評価情報が、例えば“笑顔で…”,“てきぱき”といったポジティブなコメントを含む場合、評価出力部141は、かかるポジティブなコメントを出力する一方、取得された評価情報が、例えば“不愛想”といったネガティブなコメントを含む場合、評価出力部141は、かかるネガティブなコメントの出力を行わなくてもよい。
また、企業の職員が、評価処理装置1の入力デバイスを介して報酬出力指示を入力したとすると、受付部12がこれを受け付け、報酬出力部142は、報酬計算部134が計算した店員ごとの報酬情報をディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力する。
また、企業の職員が、評価処理装置1の入力デバイスを介してランキング出力指示を入力したとすると、受付部12がこれを受け付け、ランキング出力部143は、ランキング部135が取得したランキング情報をディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを介して出力する。ランキング出力部143は、例えば、図12に示すような顧客向けのランキング情報を、店舗T1の店舗端末2に接続された電子看板等の外部ディスプレイに表示する。
図12は、ランキング情報の出力例を示す図である。店舗T1の電子看板には、当該店舗T1の宣伝であり、例えば、“○○レストラン T1店へようこそ”,“おすすめメニュー”,“1.旬の魚介の…”,および“2.ペア・ディナー”…といった宣伝文句が表示されている。ランキング出力部143は、かかる電子看板に、例えば、評価値が上位のランキング情報であり、“店員ランキング”,“1位 T1店 AA”,“2位 T2店 EE”,“3位 T1店 CC”,…,および“1位と3位はいま当店で勤務中!”といった3以上のランキング情報を表示する。その際、ランキング出力部143は、当該店舗T1で勤務中の店員AAおよび店員CCに対応する“1位 T1店 AA”および“3位 T1店 CC”を、例えば、ボールド、斜字体等を用いて強調表示し、他店T2の店員BBに対応する“2位 T2店 BB”を通常表示する。なお、当該店舗T1の店員であっても、現時点で勤務中でない店員に対応する情報は、通常表示される。
以上、本実施の形態によれば、記録媒体が、顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2また3種類の情報が格納される格納部11を具備しており、評価処理装置1は、顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得し、評価情報を出力することにより、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価できる。
また、評価処理装置1は、実績情報から予め決められた単位時間の実績の情報である単位時間実績情報を算出し、単位時間実績情報を用いて、評価情報を取得することにより、店員の生産性を含めた評価ができる。
また、単位時間実績情報は、単位時間あたりの生産性に関する人時生産性、単位時間あたりの接客数に関する人時接客数、または単位時間あたりの売上高に関する人時売上高のうちの1以上の情報を含むことにより、評価処理装置1は、人時生産性、人時接客数、または人時売上高のうちの1以上の情報を含めた多面的な評価ができる。
また、格納部11には、2以上の同僚評価情報が格納され、2以上の同僚評価情報は、2以上のカテゴリの同僚からの評価に関する情報であり、評価処理装置1は、同僚のカテゴリに応じて、同僚評価情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出することにより、異なるカテゴリの同僚からの評価を用いて、より多面的な評価ができる。
また、実績情報は、時刻または時間帯の情報と対応付けられており、評価処理装置1は、実績情報に対応付いた時刻または時間帯に応じて、実績情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出することにより、店員を時間帯毎に評価できる。
また、2以上の各店員が1以上のチームに属しており、評価処理装置1は、チームに属する店員の顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2種類以上の情報を用いて、チーム毎に評価情報を取得することにより、チーム毎の評価ができる。
また、評価処理装置1は、評価情報を用いて、店員の報酬を計算し、報酬情報を取得することにより、店員の評価に応じた報酬を出力できる。
また、評価処理装置1は、評価情報を用いて、店員をランキングし、ランキング情報を取得することにより、店員の評価に応じたランキングを出力できる。
また、評価処理装置1は、予め決められた条件を満たすほど高い評価の店員の評価情報のみを出力することにより、高評価の店員および低評価の店員の双方のモチベーションを適切に高めることができる。
また、顧客評価情報は、店員に対するコメントを含み、評価処理装置1は、予め決められた条件を満たすほどポジティブであるコメントのみを出力することにより、ネガティブなコメントの出力による店員のモチベーションの低下を抑制できる。
また、格納部11には、店員毎のスケジュール情報がさらに格納され、評価処理装置1は、現在時刻を取得し、評価処理装置1は、スケジュール情報と現在時刻とを用いて、現在、仕事中の店員と、仕事中でない店員とで、視覚的に区別可能に、評価情報を出力することにより、店舗の管理者または顧客にとって、仕事中の店員の評価の把握が容易になる。
また、評価処理装置1は、顧客の店舗の利用終了を検知し、利用終了の検知に応じて、顧客評価情報の取得のためのアンケートを出力することにより、アンケートを利用して、利用直後の顧客から評価情報を取得できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における評価処理装置1を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。
つまり、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2または3種類の情報が格納される格納部11を具備し、このプログラムは、前記コンピュータを、前記顧客評価情報、前記同僚評価情報、および前記実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得する評価取得部132と、前記評価情報を出力する評価出力部141として機能させるためのプログラムである。
図13は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、評価処理装置1等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図13において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図14は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図14において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、評価処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD−ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、評価処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、特に、店舗端末2、同僚端末3、または顧客端末4は、例えば、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられることは好適である。ただし、評価処理装置1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、一のコンピュータが集中処理を行ってもよく、あるいは複数のコンピュータが分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(店舗送信部23および店舗受信部24など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる評価処理装置等は、顧客からの評価、同僚からの評価、および実績のうち2種類以上の情報を用いて、店員を多面的に評価できるという効果を有し、評価処理装置等として有用である。
1 評価処理装置
2 店舗端末
3 同僚端末
4 顧客端末
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 店舗受付部
22 店舗処理部
23 店舗送信部
24 店舗受信部
25 店舗出力部
31 同僚受付部
32 同僚処理部
33 同僚送信部
41 顧客受付部
42 顧客処理部
43 顧客送信部
44 顧客受信部
45 顧客出力部
131 蓄積部
132 評価取得部
133 実績取得部
134 報酬計算部
135 ランキング部
136 現在時刻取得部
137 利用終了検知部
141 評価出力部
142 報酬出力部
143 ランキング出力部
144 アンケート出力部

Claims (14)

  1. 顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2または3種類の情報が格納される格納部と、
    前記顧客評価情報、前記同僚評価情報、および前記実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得する評価取得部と、
    前記評価情報を出力する評価出力部とを具備する評価処理装置。
  2. 前記実績情報から予め決められた単位時間の実績の情報である単位時間実績情報を算出する実績取得部をさらに具備し、
    前記評価取得部は、
    前記単位時間実績情報を用いて、評価情報を取得する請求項1記載の評価処理装置。
  3. 前記単位時間実績情報は、
    単位時間あたりの生産性に関する人時生産性、単位時間あたりの接客数に関する人時接客数、または単位時間あたりの売上高に関する人時売上高のうちの1以上の情報を含む請求項2記載の評価処理装置。
  4. 前記格納部には、
    2以上の同僚評価情報が格納され、
    当該2以上の同僚評価情報は、
    2以上のカテゴリの同僚からの評価に関する情報であり、
    前記評価取得部は、
    同僚のカテゴリに応じて、同僚評価情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の評価処理装置。
  5. 前記実績情報は、
    時刻または時間帯の情報と対応付けられており、
    前記評価取得部は、
    前記実績情報に対応付いた時刻または時間帯に応じて、実績情報が評価情報に与える影響が異なるように評価情報を算出する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の評価処理装置。
  6. 2以上の各店員が1以上のチームに属しており、
    前記評価取得部は、
    チームに属する店員の顧客評価情報、同僚評価情報、および実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、チーム毎に評価情報を取得する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の評価処理装置。
  7. 前記評価情報を用いて、店員の報酬を計算し、報酬情報を取得する報酬計算部と、
    前記報酬情報を出力する報酬出力部とをさらに具備する請求項1から請求項6いずれか一項に記載の評価処理装置。
  8. 前記評価情報を用いて、店員をランキングし、ランキング情報を取得するランキング部と、
    前記ランキング情報を出力するランキング出力部とをさらに具備する請求項1から請求項7いずれか一項に記載の評価処理装置。
  9. 前記評価出力部は、
    予め決められた条件を満たすほど高い評価の店員の評価情報のみを出力する請求項1から請求項8いずれか一項に記載の評価処理装置。
  10. 前記顧客評価情報は、
    店員に対するコメントを含み、
    前記評価出力部は、
    予め決められた条件を満たすほどポジティブであるコメントのみを出力する請求項1から請求項9いずれか一項に記載の評価処理装置。
  11. 前記格納部には、
    店員毎のスケジュール情報がさらに格納され、
    現在時刻を取得する現在時刻取得部とをさらに具備し、
    前記評価出力部は、
    前記スケジュール情報と現在時刻とを用いて、現在、仕事中の店員と、仕事中でない店員とで、視覚的に区別可能に、評価情報を出力する請求項1から請求項10いずれか一項に記載の評価処理装置。
  12. 顧客の店舗の利用終了を検知する利用終了検知部と、
    前記利用終了の検知に応じて、前記顧客評価情報の取得のためのアンケートを出力するアンケート出力部とをさらに具備する請求項1から請求項11いずれか一項に記載の評価処理装置。
  13. 記録媒体は、
    顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2または3種類の情報が格納される格納部を具備し、
    評価取得部、および評価出力部によって実現される店員評価方法であって、
    評価取得部が、前記顧客評価情報、前記同僚評価情報、および前記実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得する評価取得ステップと、
    前記評価出力部が、前記評価情報を出力する評価出力ステップとを含む店員評価方法。
  14. コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
    顧客からの店員の評価に関する顧客評価情報、同僚からの店員の評価に関する同僚評価情報、店員の実績に関する実績情報のうちの2または3種類の情報が格納される格納部を具備し、
    前記コンピュータを、
    前記顧客評価情報、前記同僚評価情報、および前記実績情報のうち2または3種類の情報を用いて、店員の評価に関する評価情報を取得する評価取得部と、
    前記評価情報を出力する評価出力部として機能させるためのプログラム。
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