JP6539598B2 - 電子部品の取付治具、及び、電子部品の取付方法 - Google Patents

電子部品の取付治具、及び、電子部品の取付方法 Download PDF

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この発明は、電子部品の取付治具、及び、電子部品の取付方法に関する。
従来、通電によって発熱する複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に固定する構造がある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−031571号公報
ところで、同一の放熱器に取り付けられる複数の電子部品は、同一の基板等に接続されることがある。この場合、複数の電子部品を互いに位置決めする必要がある。しかしながら、従来では、複数の電子部品を放熱器に対して一つずつ位置決めする必要があるため、複数の電子部品を放熱器に取り付ける作業効率が低い、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、複数の電子部品を放熱器に取り付ける作業効率を向上できる電子部品の取付治具、及び、電子部品の取付方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の電子部品の取付治具は、複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける際に用いる取付治具であって、治具本体と、互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備え、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位が前記第二位置決め部位によって前記放熱器に対して位置決めされた状態で、複数の前記第一位置決め部位が、前記取付面上に配され、かつ、各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、前記治具本体に保持され、前記電子部品のリードに折り曲げ加工を施すための突起を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子部品の取付治具は、複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける際に用いる取付治具であって、治具本体と、互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備え、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位が前記第二位置決め部位によって前記放熱器に対して位置決めされた状態で、複数の前記第一位置決め部位が、前記取付面上に配され、かつ、各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、複数の前記第一位置決め部位を含む治具分割体が、前記治具本体に対して着脱自在に保持されることを特徴とする。
また、本発明の電子部品の取付方法は、複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける電子部品の取付方法であって、治具本体と、互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備える取付治具を用意する治具準備工程と、前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記第二位置決め部位によって前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めし、複数の前記第一位置決め部位を前記取付面上に配する治具取付工程と、複数の前記電子部品を前記取付面に配する部品配置工程と、複数の前記電子部品を各々一つの前記ネジによって前記放熱器に固定するネジ固定工程と、を備え、前記部品配置工程において、前記取付治具の各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、前記放熱器が、互いに逆に向く一対の前記取付面を備え、前記治具準備工程において、各取付面に対応する一対の前記取付治具を用意し、前記治具取付工程において、前記放熱器を一対の前記取付治具の間に挟み込むことを特徴とする。
また、本発明の電子部品の取付方法は、複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける電子部品の取付方法であって、治具本体と、互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備える取付治具を用意する治具準備工程と、前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記第二位置決め部位によって前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めし、複数の前記第一位置決め部位を前記取付面上に配する治具取付工程と、複数の前記電子部品を前記取付面に配する部品配置工程と、複数の前記電子部品を各々一つの前記ネジによって前記放熱器に固定するネジ固定工程と、を備え、前記部品配置工程において、前記取付治具の各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、前記治具準備工程において、前記治具本体に保持され、前記電子部品のリードに折り曲げ加工を施すための突起を備える前記取付治具を用意し、前記治具取付工程において、前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記突起を前記取付面上に配し、前記部品配置工程において、前記電子部品を前記取付面に配する際に前記リードを前記突起に押し当てることで、前記リードに折り曲げ加工を施すことを特徴とする。
本発明によれば、第二位置決め部位によって複数の第一位置決め部位を放熱器に対して位置決めでき、複数の第一位置決め部位によって複数の電子部品を一括して放熱器に対して位置決めできる。したがって、複数の電子部品を放熱器に取り付ける作業効率の向上を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付方法によって構成される電子部品ユニットを示す斜視図である。 図1の電子部品ユニットの複数の電子部品を同一の基板に接続した一例を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付治具、及び、放熱器を示す斜視図である。 図3の取付治具を放熱器側から見た平面図である。 図3の取付治具及び放熱器を示す断面図である。 図5のVI−VI矢視断面図である。 本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付方法において、部品配置工程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付方法において、部品配置工程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付方法において、部品配置工程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付方法において、ネジ固定工程後の状態を示す平面図である。 本発明の第二実施形態に係る電子部品の取付治具を、治具本体と治具分割体とに分解した状態を示す平面図である。 図11の治具分割体を治具本体に取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る電子部品の取付治具を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢視断面図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜10を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
この実施形態に係る電子部品の取付方法は、図1,2に示すように、複数の電子部品2を各々一つのネジ4によって放熱器3の取付面5に取り付ける方法である。また、この実施形態に係る電子部品の取付治具は、複数の電子部品2を放熱器3の取付面5に取り付ける際に用いる治具である。
はじめに、複数の電子部品2を放熱器3に取り付けた構造(電子部品ユニット1)について、図1〜3を参照して説明する。
図1,2に示すように、本実施形態の電子部品ユニット1は、複数の電子部品2と、放熱器3と、を備える。
各電子部品2は、例えばパワートランジスタをはじめとする半導体パッケージ等のように通電により発熱するものである。各電子部品2には、ネジ4を挿通させるための貫通孔14が一つ形成されている。
本実施形態において、各電子部品2は、部品本体11、及び、部品本体11から突出する電気接続用の複数(図示例では三つ)のリード12,13を有する。
部品本体11は、平面視矩形の板状に形成され、例えば通電により発熱する半導体素子(不図示)を樹脂内に埋設して構成されている。電子部品2の貫通孔14は、部品本体11をその板厚方向に貫通して形成されている。
複数のリード12,13は、それぞれ銅材等の導電性材料を針状に形成され、半導体素子に電気接続されている。複数のリード12,13は、それぞれ部品本体11の側部から突出し、放熱器3の取付面5に面接触する部品本体11の接触面15に沿う方向(Y軸方向)に延びている。複数のリード12,13は、部品本体11の板厚方向(Z軸方向)から見て、互いに平行している。
各電子部品2において、一部のリード12(図示例において中央に位置する第一リード12)の突出方向の先端部は、他のリード13(図示例において第一リード12の両側に位置する第二リード13)の先端部との間で電気的な短絡が生じないように、第二リード13の先端部に対して部品本体11の板厚方向にずれて位置している。
具体的に説明すれば、第一リード12は、その長手方向において異なる二箇所で折り曲げられている。これにより、第一リード12は、部品本体11の側部から部品本体11の接触面15に沿う方向に延びる基端部12Aと、基端部12Aの先端から板厚方向に延びる中間部12Bと、中途部の先端から部品本体11の接触面15に沿う方向に延びる先端部12Cと、を有する。第一リード12の先端部12Cは基端部12Aよりも接触面15から離れて位置する。第二リード13は、部品本体11の板厚方向において第一リード12の基端部12Aと一致するように位置している。
図1〜3に示すように、本実施形態の放熱器3は、互いに逆に向く一対の取付面5,5を有する。各取付面5は、一方向(X軸方向)に長く延びる長方形状に形成されている。複数の電子部品2は、各取付面5の長手方向(X軸方向)に配列されるように、各取付面5に取り付けられている。以下、本実施形態の放熱器3について、さらに具体的に説明する。
本実施形態の放熱器3は、アルミニウム等のように熱伝導性に優れた材料からなる放熱部材21を備える。放熱部材21は、一方向(X軸方向)に長く延びる平面視長方形状に形成された帯板状の放熱器本体22と、放熱器本体22の幅方向(Y軸方向)の第一端に形成された脚部23と、を有する。
放熱器本体22のうち板厚方向(Z軸方向)に向く二つの主面は、例えば放熱器3の一対の取付面5,5をなしてもよいが、本実施形態では、放熱器3と電子部品2との電気的な絶縁を確実に図れるように、放熱器本体22の各主面に絶縁シート24が配されている。すなわち、本実施形態の放熱器3は絶縁シート24も備え、絶縁シート24が放熱器3の取付面5をなす。
放熱器本体22には、各主面に開口し、電子部品2の取り付けに用いるネジ4の軸部をねじ込むネジ孔25が形成されている。また、絶縁シート24には、ネジ4の軸部を挿通させる孔が形成されている。
脚部23は、図2に例示するように電子部品ユニット1をベース部6の設置面6A上に安定して配置するものであり、各取付面5から突出して形成されている。脚部23は、例えば放熱器本体22の長手方向(X軸方向)に互いに間隔をあけて複数配列されてもよいが、本実施形態では放熱器本体22の長手方向全体にわたって形成されている。
複数の電子部品2は、それぞれ一つのネジ4によって上記した放熱器3の取付面5に固定されている。この状態において、複数の電子部品2のリード12,13は、いずれも放熱器本体22の幅方向に延び、放熱器本体22の幅方向の第二端から突出している。
放熱器3に取り付けられた複数の電子部品2は、図2に示すように同一の基板7に対してスルーホール実装される。このため、放熱器3に取り付けられた複数の電子部品2のリード12,13の先端部は、互いに平行している。
次に、本発明の第一実施形態に係る電子部品の取付方法について説明する。
複数の電子部品2を放熱器3の取付面5に取り付ける際には、はじめに、図3〜6に示すように、取付治具50を用意する治具準備工程を実施する。
取付治具50は、治具本体51と、複数の第一位置決め部位52と、第二位置決め部位53と、を備える。
複数の第一位置決め部位52は、互いに間隔をあけて配された状態で治具本体51に保持され、同一の取付面5に取り付けられる複数の電子部品2に対応する。第二位置決め部位53は、治具本体51や第一位置決め部位52に設けられ、治具本体51及び複数の第一位置決め部位52を放熱器3に対して位置決めする。
治具本体51及び複数の第一位置決め部位52が第二位置決め部位53によって放熱器3に対して位置決めされた状態では、複数の第一位置決め部位52が取付面5上に配される(図7等参照)。また、各第一位置決め部位52がネジ4の回転方向において取付面5に配された各電子部品2の前側に位置する(図10参照)。
以下、本実施形態の取付治具50について具体的に説明する。
本実施形態の治具本体51は、互いに間隔をあけて配された一対の保持壁部54,54と、一対の保持壁部54,54を相互に接続する接続壁部55と、を備える。
一対の保持壁部54,54のうち互いに対向する対向面56,56は、それぞれ平坦に形成され、互いに平行している。本実施形態において、各保持壁部54は板状に形成されている。各保持壁部54の板厚方向は、一対の保持壁部54,54の配列方向(X軸方向)に一致している。
接続壁部55は、一方の保持壁部54から他方の保持壁部54まで延びて形成され、一対の保持壁部54,54同士の間隔を維持している。接続壁部55は、一対の保持壁部54,54の配列方向と直交する方向(Y軸方向)に互いに間隔をあけて一対設けられている。本実施形態において、各接続壁部55は板状に形成されている。接続壁部55の板厚方向は、一対の接続壁部55,55の配列方向に一致している。
これら一対の保持壁部54,54及び一対の接続壁部55,55は、一体に形成されている。
上記した一対の保持壁部54,54及び一対の接続壁部55,55によって、本実施形態の治具本体51は、平面視矩形の筒状に形成されている。
筒状に形成された治具本体51の軸方向(Z軸方向)における保持壁部54及び接続壁部55の寸法は、例えば互いに異なっていてもよいが、本実施形態では互いに等しい。
治具本体51の一対の保持壁部54,54は、取付治具50を放熱器3に取り付けた状態において、放熱器本体22をその長手方向(X軸方向)の両側から挟み込んで保持する。すなわち、本実施形態においては、一対の保持壁部54,54が、治具本体51及び第一位置決め部位52を放熱器3に対して放熱器本体22の長手方向に関して位置決めする第二位置決め部位53となっている。
本実施形態では、複数の第一位置決め部位52が、一対の保持壁部54,54の間において、一対の保持壁部54,54の配列方向(X軸方向)に互いに間隔をあけて配列されている。
本実施形態において、複数の第一位置決め部位52は、治具本体51に一体に形成されている。各第一位置決め部位52は、第一接続壁部55Aから第二接続壁部55Bまで、一対の接続壁部55,55の配列方向に延びている。また、複数の第一位置決め部位52の配列方向の両端に位置する二つの第一位置決め部位52,52は、一対の保持壁部54,54の各対向面56,56に重ねて配されている。
治具本体51の軸方向における各第一位置決め部位52の寸法は、治具本体51よりも短く設定されている。各第一位置決め部位52は、治具本体51の軸方向の第一端部に寄せた位置に配されている。すなわち、複数の第一位置決め部位52は、治具本体51の内側空間のうち治具本体51の軸方向の第一端部側の空間S1に配されている。
治具本体51の軸方向の第一端部側の空間S1は、後述する部品配置工程において電子部品2が配される空間である(図7〜9参照)。一方、治具本体51の内側空間のうち治具本体51の軸方向の第二端部側の空間S2は、取付治具50を放熱器3に取り付けた状態において、放熱器3の放熱器本体22が収容される空間である。
各第一位置決め部位52には、溝部57が形成されている。溝部57は、治具本体51の軸方向の第二端部側に位置する第一位置決め部位52の端部から窪んで形成されている。複数の第一位置決め部位52に形成された複数の溝部57は、一対の保持壁部54,54の配列方向に並んでいる。本実施形態において、溝部57は、一対の接続壁部55,55の配列方向において第二接続壁部55B側に位置する各第一位置決め部位52の端部に形成されている。
複数の溝部57には、取付治具50を放熱器3に取り付けた状態において、放熱器3の脚部23が収容される(図7参照)。脚部23が溝部57に収容された状態において、溝部57は、放熱器3の脚部23を放熱器本体22の幅方向(Y軸方向)から挟み込むように保持する。すなわち、本実施形態においては、溝部57が、治具本体51及び第一位置決め部位52を放熱器3に対して放熱器本体22の幅方向に関して位置決めする第二位置決め部位53となっている。
溝部57の深さ寸法は、例えば取付面5から突出する脚部23の突出長さと同等、又は、若干短く設定されてもよい。この場合、取付治具50を放熱器3に取り付けた状態において、脚部23の先端が溝部57の底部に当接しても、第一位置決め部位52が放熱器3の取付面5に押し付けられることを抑制又は防止できる。
上記した第一位置決め部位52は、任意の形状に形成されてよいが、本実施形態では板状に形成されている。第一位置決め部位52の板厚方向は、一対の保持壁部54,54の配列方向に一致している。
複数の第一位置決め部位52は、例えば複数の電子部品2に個別に対応してもよいが、本実施形態では、一部の第一位置決め部位52が二つの電子部品2に対応している(図10参照)。
さらに、本実施形態の取付治具50は、治具本体51に保持された突起58を備える。突起58は、後述する部品配置工程において、電子部品2の第一リード12に折り曲げ加工を施すためのものである。突起58は、治具本体51及び複数の第一位置決め部位52が第二位置決め部位53によって放熱器3に対して位置決めされた状態で、放熱器3の取付面5上に配される(図7等参照)。
本実施形態において、突起58は、同一の取付面5に取り付けられる複数の電子部品2の第一リード12に個別に対応している。すなわち、本実施形態の取付治具50は、突起58を複数備える。
本実施形態において、各突起58は治具本体51に一体に形成されている。各突起58は、第一接続壁部55Aから第二接続壁部55Bに向けて突出している。各突起58は、第一位置決め部位52と同様に、治具本体51の軸方向の第一端部に寄せた位置に配されている。各突起58は、第一位置決め部位52に対して複数の第一位置決め部位52の配列方向に隣り合う位置に配されている。
本実施形態の各突起58は、後述する部品配置工程において、電子部品2のうち第一リード12の中間部12B(図2,9参照)が押し付けられる傾斜面58Bと、第一リード12の先端部12C(図2,9参照)が押し付けられる上端面58Cと、を有する。
突起58の傾斜面58Bは、突起58の突出方向の先端に位置し、治具本体51の軸方向の第二端部側から第一端部側に向かうにしたがって、第二接続壁部55B側から第一接続壁部55Aに近づくように傾斜した面である。突起58の上端面58Cは、治具本体51の軸方向に直交し、治具本体51の軸方向の第一端部側に向く面である。
突起58は、例えば突起58の上端面58Cが治具本体51の軸方向の第一端部から治具本体51の外側に突出するように配されてもよい。本実施形態では、折り曲げ加工された第一リード12が治具本体51の内側に位置するように、突起58全体が治具本体51の内側に位置している。
また、本実施形態の取付治具50は、補強壁部59を備える。補強壁部59は、後述する治具取付工程において、溝部57の底部と共に、放熱器3の脚部23を支持し、第一位置決め部位52が放熱器3の取付面5に押し付けられることを抑制する。
補強壁部59は、治具本体51に一体に形成され、第二接続壁部55Bから第一接続壁部55Aに向けて治具本体51の内側に突出している。補強壁部59は、互いに隣り合う二つの第一位置決め部位52,52の間に配されている。補強壁部59は、溝部57の底部と共に放熱器3の脚部23を支持する支持面59aを有する。補強壁部59の支持面59aは、溝部57の底部と共に単一の平坦面をなす。
上記した本実施形態の取付治具50は、放熱器3の一つの取付面5に対応する。このため、本実施形態の治具準備工程では、放熱器3の各取付面5に対応する一対の取付治具50,50を用意する。
本実施形態において、放熱器3は、放熱器本体22の板厚方向において対称な形状に形成されている。このため、一対の取付治具50,50は同じ形状に形成されている。
一対の取付治具50,50は、治具本体51の軸方向の第二端部同士が互いに対向した状態で、互いに重ねて配される。
一対の取付治具50,50の治具本体51のうち相互に対向する部位には、互いの取付治具50に向けて突出する係止突起61と、互いの取付治具50の係止突起61が挿入される係止孔62と、が形成されている。本実施形態において、係止孔62は、治具本体51の軸方向に貫通している。
一対の取付治具50,50を重ねて配した状態では、係止突起61が係止孔62に挿入される。これにより、一対の取付治具50,50がこれらの重ね合せ方向(Z軸方向)に直交する方向に互いにずれることを防止できる。
上記治具準備工程の後には、図7に示すように、取付治具50を放熱器3に取り付ける治具取付工程を実施する。治具取付工程では、第二位置決め部位53(図3〜5参照)によって治具本体51及び複数の第一位置決め部位52を放熱器3に対して位置決めし、複数の第一位置決め部位52を放熱器3の取付面5上に配する。また、治具取付工程では、取付治具50の突起58を放熱器3の取付面5上に配する。突起58は、取付面5の直上に配されることに限らず、図7に例示するように取付面5に沿う方向において取付面5から離れた位置に配されてもよい。
本実施形態の治具取付工程では、放熱器3を一対の取付治具50,50の間に挟み込む。この際、放熱器3のうち板厚方向(Z軸方向)における放熱器本体22の各半分を、各取付治具50を構成する治具本体51の軸方向(Z軸方向)の第二端部側の空間S2に収容する。また、放熱器3の各脚部23を各取付治具50の溝部57に挿入する。これにより、各取付治具50の複数の第一位置決め部位52や突起58が、放熱器3の各取付面5上に位置決めされた状態で配される。
具体的に、各取付治具50の第一位置決め部位52や突起58は、放熱器3が各取付治具50の一対の保持壁部54,54(図5参照)によって放熱器本体22の長手方向(X軸方向)から挟み込まれることで、放熱器本体22の長手方向に関して放熱器3に対して位置決めされる。
また、各取付治具50の第一位置決め部位52や突起58は、放熱器3の各脚部23が各取付治具50の溝部57によって放熱器本体22の幅方向(Y軸方向)から挟み込まれることで、放熱器本体22の幅方向に関して放熱器3に対して位置決めされる。
さらに、上記した治具取付工程では、一対の取付治具50の係止突起61が互いの取付治具50の係止孔62に挿入される。これにより、一対の取付治具50がこれらの重ね合せ方向(Z軸方向)に直交する方向に互いにずれることを防止できる。
上記した治具取付工程では、例えばネジ等の固定具(不図示)によって、一対の取付治具50を互いに固定してもよい。
治具取付工程後の状態では、図10に示すように、各取付面5に開口する放熱器本体22のネジ孔25が、互いに隣り合う二つの第一位置決め部位52,52の間に位置する。また、各第一位置決め部位52は、放熱器本体22の幅方向(Y軸方向)においてネジ孔25の両側に延びている。
治具取付工程の後には、図7〜10に示すように、複数の電子部品2を放熱器3の取付面5に配する部品配置工程と、複数の電子部品2を各々一つのネジ4によって放熱器3に固定するネジ固定工程と、を順番に実施する。部品配置工程では、取付治具50の各第一位置決め部位52が、ネジ固定工程で用いるネジ4の回転方向において放熱器3の取付面5に配された各電子部品2の前側に位置する。
本実施形態の部品配置工程後の状態において、第一位置決め部位52は、放熱器3の取付面5上に配された電子部品2の部品本体11のうち部品本体11に形成された貫通孔14からその径方向(X軸方向、Y軸方向)に離れて位置する部位に対し、ネジ固定工程においてネジ4を回転させる方向(例えば図10において右回り方向)の前側に対向して位置する。
より具体的に説明すれば、本実施形態の部品配置工程では、電子部品2が互いに隣り合う二つの第一位置決め部位52,52の間に配される。この状態では、平面視矩形に形成された部品本体11のうち互いに平行する一対の側面16,16が、それぞれ板厚方向に間隔をあけて配された二つの第一位置決め部位52,52の各主面に対向する。
第一位置決め部位52は、上記した部品本体11の側面16のうち放熱器本体22の幅方向(Y軸方向)において貫通孔14から離れて位置する部分に対し、ネジ固定工程においてネジ4を回転させる方向の前側に配されている。
上記のように電子部品2が二つの第一位置決め部位52,52の間に配された状態では、相互に対向する部品本体11の側面16と第一位置決め部位52の主面とが、接触してもよいし、接触しなくてもよい。相互に対向する部品本体11の側面16と第一位置決め部位52の主面との間隔が小さい場合には、電子部品2を取付面5上に配するだけで、取付面5上における電子部品2の向きを正しく設定することができる。
さらに、本実施形態の部品配置工程では、図7〜9に示すように、各電子部品2を放熱器3の取付面5に配する際に電子部品2の第一リード12を取付面5上に配された突起58に押し当てることで、第一リード12に折り曲げ加工を施すリード折り曲げ工程を実施する。本実施形態のリード折り曲げ工程では、第二リード13と同様に直線状に延びる電子部品2の第一リード12に折り曲げ加工を施す。
リード折り曲げ工程では、はじめに、図7,8に示すように、電子部品2を放熱器3の取付面5上に配する動作に伴って、基端部12Aを除く第一リード12の部位を突起58に押し当てる第一折り曲げ工程を実施する。これにより、第一リード12が折り曲げられ、基端部12Aを除く第一リード12の部位が第一リード12の基端部12Aに対して取付面5の上方に延びる。
第一折り曲げ工程後には、図8,9に示すように、第一リード12の先端部12Cが基端部12Aや第二リード13(図2参照)に平行して延びるように、基端部12Aを除く第一リード12の部位を折り曲げる第二折り曲げ工程を実施する。
第二折り曲げ工程においては、押し付け具70の第一押付部71によって、第一リード12の先端部12Cを突起58の上端面58Cに押し付ける。また、押し付け具70の第二押付部72によって、第一リード12の基端部12Aを取付面5側に押し付ける。これにより、第一リード12の中間部12Bが突起58の傾斜面58Bに押し付けられる。
第二折り曲げ工程は、同一の取付面5上に配された複数の電子部品2に対し、例えば個別に実施されてもよいが、例えば一括して実施されてもよい。第二折り曲げ工程を複数の電子部品2に対して一括して実施する場合、電子部品2の数に対応する複数の第一押付部71及び第二押付部72を有する押し付け具70を用意すればよい。
また、第二折り曲げ工程は、例えば後述するネジ固定工程の後に実施されてもよい。
ネジ固定工程では、図9,10に示すように、ネジ4の軸部を取付面5上に配された各電子部品2の貫通孔14に挿通させた上で、取付面5に開口する放熱器3のネジ孔25にねじ込む。この際、ネジ4の頭部が電子部品2の部品本体11に当接することで、電子部品2はネジ4と共にネジ4の回転方向に回転しようとする。
ここで、取付治具50の第一位置決め部位52は、前述したように、ネジ4の回転方向において放熱器3の取付面5に配された電子部品2の前側に位置する。このため、電子部品2がネジ4と共に回転することはない。すなわち、複数の電子部品2は、ネジ固定工程において放熱器3に対してネジ4の回転方向に位置ずれしない。
本実施形態の取付方法では、放熱器3の一対の取付面5,5に、それぞれ複数の電子部品2を取り付ける。このため、本実施形態の取付方法では、一方の取付面5に対して上記した部品配置工程及びネジ固定工程を実施した後、他方の取付面5に対して同様に部品配置工程及びネジ固定工程を実施する。
以上により、本実施形態の電子部品の取付方法が完了する。
以上説明したように、本実施形態の取付治具50及び取付方法によれば、取付治具50が放熱器3に取り付けられた状態で、複数の第一位置決め部位52が、ネジ4の回転方向において放熱器3の取付面5に配された各電子部品2の前側に位置する。このため、放熱器3の取付面5に配された複数の電子部品2をそれぞれネジ4によって放熱器3に固定する際に、各電子部品2がネジ4と共に回転することを防止できる。すなわち、複数の電子部品2を放熱器3に対して容易に位置決めすることができる。
そして、本実施形態の取付治具50及び取付方法によれば、取付治具50を放熱器3に取り付けるだけで、複数の電子部品2を放熱器3に対して一括して位置決めして固定できるため、複数の電子部品2を放熱器3に取り付ける作業効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態の複数の電子部品2は、それぞれ同一の基板7に接続されるリード12,13を備えるため、複数の電子部品2を放熱器3に対して一括して位置決めできることで、複数の電子部品2を放熱器3に固定した後に、複数の電子部品2のリード12,13を簡単に同一の基板7に接続することが可能となる。
また、本実施形態の取付治具50は、電子部品2の第一リード12に折り曲げ加工を施すための突起58を備える。このため、電子部品2を取付面5に配すると同時に第一リード12に折り曲げ加工を施すことが可能となる。また、複数の電子部品2の第一リード12を一括して折り曲げることができる。したがって、放熱器3及び複数の電子部品2からなる電子部品ユニット1の製造効率向上を図ることができる。
また、放熱器3の位置を基準として複数の電子部品2の第一リード12に折り曲げ加工を施すことができるため、折り曲げ加工された第一リード12を含む複数の電子部品2のリード12,13の相対的な位置を精度良く設定することが可能となる。これにより、各電子部品2が折り曲げ加工された第一リード12を有していても、放熱器3に取り付けられた複数の電子部品2のリード12,13を簡単に基板7に接続することができる。
また、突起58が治具本体51に保持されていることで、第一リード12を折り曲げるための治具を別途用意する必要もなくなるため、電子部品ユニット1の製造コスト削減を図ることができる。
また、本実施形態の取付方法では、治具取付工程において、放熱器3を一対の取付治具50,50の間に挟み込む。このため、一対の取付治具50,50を放熱器3に取り付けたままで、複数の電子部品2を放熱器3の一対の取付面5,5に取り付けることが可能となる。したがって、複数の電子部品2を放熱器3に取り付ける作業効率の向上をさらに図ることができる。
〔第二実施形態〕
次に、図11,12を参照して本発明の第二実施形態について説明する。
この実施形態では、第一実施形態と比較して、取付治具の一部構成のみが異なっており、その他の構成については第一実施形態と同様である。本実施形態では、第一実施形態と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図11,12に示すように、本実施形態の取付治具50Eは、第一実施形態と同様の治具本体51Eと、複数の第一位置決め部位52Eと、第二位置決め部位53Eと、を備える。また、本実施形態の取付治具50Eは、第一実施形態と同様の突起58Eも備える。
ただし、本実施形態の取付治具50Eでは、複数の第一位置決め部位52Eを含む治具分割体100Eが、治具本体51Eに対して着脱自在に保持される。
治具分割体100Eは、互いに間隔をあけて配された複数の第一位置決め部位52Eと、複数の第一位置決め部位52Eを一体に接続する接続部101Eと、を備える。
接続部101Eは、複数の第一位置決め部位52Eの配列方向に延びて形成されている。接続部101Eは、治具本体51Eの一対の接続壁部55,55の配列方向(Y軸方向)に延びる第一位置決め部位52Eの一端に接続されている。
第一位置決め部位52Eには、例えば第一実施形態と同様の溝部57(図4参照)が形成されてもよいが、本実施形態では形成されていない。
本実施形態の治具分割体100Eは、複数の突起58Eも含む。複数の突起58Eは、接続部101Eに一体に形成されている。各突起58Eは、接続部101Eに対して第一位置決め部位52Eが延びる方向に突出している。複数の第一位置決め部位52Eに対する突起58Eの位置は、第一実施形態と同様である。
治具分割体100Eは、一対の保持壁部54,54、及び、一対の接続壁部55,55によって平面視矩形の筒状に形成された治具本体51Eの内側に挿入されることで、治具本体51Eに保持される。すなわち、本実施形態の治具本体51Eは、治具分割体100Eを保持する保持部102Eを備える。
本実施形態の保持部102Eは、治具本体51Eの軸方向の第二端部に寄せた位置において、筒状に形成された治具本体51Eの内側に突出して形成されている。
保持部102Eは、一対の保持壁部54,54からそれぞれ治具本体51Eの内側に突出する一対の第一支持壁部103E,103Eと、第一接続壁部55Aから治具本体51Eの内側に突出する第二支持壁部104Eと、第二接続壁部55Bから治具本体51Eの内側に突出する第三支持壁部105Eと、を含む。
一対の第一支持壁部103E,103Eは、複数の第一位置決め部位52Eの配列方向の両端に位置する二つの第一位置決め部位52E,52Eをそれぞれ治具本体51Eの軸方向から支持する。第二支持壁部104Eは、接続部101Eを治具本体51Eの軸方向から支持する。第三支持壁部105Eは、一対の接続壁部55,55の配列方向における第一位置決め部位52Eの他端の部位を治具本体51Eの軸方向から支持する。
上記した本実施形態の取付治具50Eにおいて、治具分割体100Eを治具本体51Eに取り付ける際には、治具分割体100Eを治具本体51Eの軸方向の第二端部側から治具本体51Eの内側に挿入すればよい。
治具分割体100Eを治具本体51Eに取り付けた状態では、複数の第一位置決め部位52Eや突起58Eが、治具本体51Eに対して第一実施形態と同様の位置に配される。
ただし、本実施形態では、各第一位置決め部位52Eの他端と、第二接続壁部55Bとの間に隙間が生じる。この隙間は、第一実施形態において各第一位置決め部位52Eに形成された溝部57(図4参照)に相当する。すなわち、本実施形態の取付治具50Eでは、各第一位置決め部位52Eの他端と、第二接続壁部55Bとの間の隙間が、治具本体51E及び第一位置決め部位52Eを放熱器3に対して放熱器本体22の幅方向に関して位置決めする第二位置決め部位53Eとなっている。
また、本実施形態において、治具本体51Eの第三支持壁部105Eは、第一実施形態の補強壁部59(図4参照)と同様に、放熱器3の脚部23を支持する役割を果たす。
本実施形態に係る電子部品2の取付方法では、治具準備工程において上記した本実施形態の取付治具50Eを用意することを除き、第一実施形態において示した各工程を実施することができる。
本実施形態の取付治具50Eによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の取付治具50Eによれば、電子部品2や放熱器3の種類(形状や大きさ)に応じた治具本体51Eや治具分割体100Eを用意しておくことで、電子部品2と放熱器3との様々な組み合わせに対応した多種類の取付治具50Eを構成することが可能となる。例えば、同一の放熱器3に対して異なる種類の電子部品2を取り付ける場合、同一の治具本体51Eに対して治具分割体100Eのみ交換すればよい。
また、本実施形態の取付治具50Eによれば、電子部品2と放熱器3との組み合わせ毎に異なる取付治具を用意する場合と比較して、治具本体51Eや治具分割体100Eの種類の数を少なく設定できるため、取付治具50Eのコスト削減も図ることができる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、複数の第一位置決め部位や突起は、治具本体に対して個別に着脱自在に保持されてもよい。
また、取付治具は、例えば突起を備えなくてもよい。
また、例えば図13に示すように、各第一位置決め部位52Fには、複数(図示例では二つ)の溝部57A,57Bが形成されてもよい。複数の溝部57A,57Bは、各第一位置決め部位52Fにおいて一対の接続壁部55,55の配列方向に間隔をあけて並べられればよい。
上記した構成の取付治具50Fは、放熱器本体22の幅方向(Y軸方向)の寸法が異なる複数種類の放熱器3に取り付けることができる。すなわち、取付治具50Fの汎用性向上を図ることができる。
第一位置決め部位52Fに複数の溝部57A,57Bを形成する構成は、第一実施形態の取付治具50に限らず、第二実施形態の取付治具50Eにも適用可能である。
また、一つのネジ4によって放熱器3に取り付けられる電子部品2(特に部品本体11)は、上記実施形態の形状に限らず、少なくとも取付治具の第一位置決め部位を、ネジ4の回転方向において放熱器3の取付面5に配された各電子部品2の前側に位置させることが可能な形状に形成されていればよい。
また、複数の第一位置決め部位や突起は、一列に並べられることに限らず、放熱器3の取付面5における複数の電子部品2の任意の取付位置に対応するように、少なくとも互いに間隔をあけて配されればよい。すなわち、本発明の取付治具は、複数の電子部品2を放熱器3の同一の取付面5の任意の位置に取り付ける電子部品の取付方法に適用可能である。
2 電子部品
3 放熱器
4 ネジ
5 取付面
11 部品本体
12 第一リード
13 第二リード
50,50E,50F 取付治具
51,51E 治具本体
52,52E,51F 第一位置決め部位
53,53E 第二位置決め部位
54 保持壁部
57,57A,57B 溝部

Claims (6)

  1. 複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける際に用いる電子部品の取付治具であって、
    治具本体と、
    互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、
    前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備え、
    前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位が前記第二位置決め部位によって前記放熱器に対して位置決めされた状態で、複数の前記第一位置決め部位が、前記取付面上に配され、かつ、各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、
    前記治具本体に保持され、前記電子部品のリードに折り曲げ加工を施すための突起を備える電子部品の取付治具。
  2. 複数の前記第一位置決め部位を含む治具分割体が、前記治具本体に対して着脱自在に保持される請求項1に記載の電子部品の取付治具。
  3. 複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける際に用いる電子部品の取付治具であって、
    治具本体と、
    互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、
    前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備え、
    前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位が前記第二位置決め部位によって前記放熱器に対して位置決めされた状態で、複数の前記第一位置決め部位が、前記取付面上に配され、かつ、各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、
    複数の前記第一位置決め部位を含む治具分割体が、前記治具本体に対して着脱自在に保持される電子部品の取付治具。
  4. 複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける電子部品の取付方法であって、
    治具本体と、互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備える取付治具を用意する治具準備工程と、
    前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記第二位置決め部位によって前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めし、複数の前記第一位置決め部位を前記取付面上に配する治具取付工程と、
    複数の前記電子部品を前記取付面に配する部品配置工程と、
    複数の前記電子部品を各々一つの前記ネジによって前記放熱器に固定するネジ固定工程と、
    を備え、
    前記部品配置工程において、前記取付治具の各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、
    前記放熱器が、互いに逆に向く一対の前記取付面を備え、
    前記治具準備工程において、各取付面に対応する一対の前記取付治具を用意し、
    前記治具取付工程において、前記放熱器を一対の前記取付治具の間に挟み込む電子部品の取付方法。
  5. 前記治具準備工程において、前記治具本体に保持され、前記電子部品のリードに折り曲げ加工を施すための突起を備える前記取付治具を用意し、
    前記治具取付工程において、前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記突起を前記取付面上に配し、
    前記部品配置工程において、前記電子部品を前記取付面に配する際に前記リードを前記突起に押し当てることで、前記リードに折り曲げ加工を施す請求項4に記載の電子部品の取付方法。
  6. 複数の電子部品を、各々一つのネジによって放熱器の取付面に取り付ける電子部品の取付方法であって、
    治具本体と、互いに間隔をあけて配された状態で前記治具本体に保持され、複数の前記電子部品に対応する複数の第一位置決め部位と、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位の少なくとも一方に設けられ、前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めする第二位置決め部位と、を備える取付治具を用意する治具準備工程と、
    前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記第二位置決め部位によって前記治具本体及び複数の前記第一位置決め部位を前記放熱器に対して位置決めし、複数の前記第一位置決め部位を前記取付面上に配する治具取付工程と、
    複数の前記電子部品を前記取付面に配する部品配置工程と、
    複数の前記電子部品を各々一つの前記ネジによって前記放熱器に固定するネジ固定工程と、
    を備え、
    前記部品配置工程において、前記取付治具の各第一位置決め部位が前記ネジの回転方向において前記取付面に配された各電子部品の前側に位置し、
    前記治具準備工程において、前記治具本体に保持され、前記電子部品のリードに折り曲げ加工を施すための突起を備える前記取付治具を用意し、
    前記治具取付工程において、前記取付治具を前記放熱器に取り付けることで、前記突起を前記取付面上に配し、
    前記部品配置工程において、前記電子部品を前記取付面に配する際に前記リードを前記突起に押し当てることで、前記リードに折り曲げ加工を施す電子部品の取付方法。
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