JP7097780B2 - 半導体装置、及び、半導体装置の製造方法 - Google Patents
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特許文献1には、発熱部品と押付部材との電気的な絶縁を図るために、発熱部品と押付部材との間に絶縁部材を配した半導体装置が開示されている。また、特許文献1には、絶縁部材の外縁の一部を放熱部材に形成された段差(側壁)に接触させる構成、及び、発熱部品のリード(配線部材)を絶縁部材に形成された貫通孔に通した構成が開示されている。これらの構成により、特許文献1の半導体装置では、発熱部品が放熱部材や絶縁部材に対して位置ずれすることを抑えている。
図1~4に示すように、本実施形態に係る半導体装置1は、放熱部材2と、発熱部品3と、押付部材4と、を備える。また、本実施形態の半導体装置1は、回路基板5を備える。
本実施形態の本体部21は、放熱用の金属部24をさらに備える。金属部24は、例えば樹脂23の表面に露出しなくてもよいが、本実施形態では樹脂23の下面23aに露出する。また、金属部24は、樹脂23から樹脂23の下面23aに沿う方向に突出している。図示例において、金属部24の突出部分にはこれを貫通する孔25が形成されているが、これに限ることはない。
部材本体31は、放熱部材2の配置面2aに固定される部位である。部材本体31は、接着など任意の手法によって放熱部材2の配置面2aに固定されてよい。本実施形態の部材本体31は、ねじ止めによって放熱部材2に対して着脱可能に固定される。具体的に、部材本体31には、ねじ7の軸部を挿通させるねじ挿通孔33が形成されている。部材本体31は、ねじ7の軸部をねじ挿通孔33に通した上で、放熱部材2に形成されて配置面2aに開口する雌ねじ14に噛み合わせることで、放熱部材2の配置面2aとねじ7の頭部との間に挟み込まれる。これにより、部材本体31を放熱部材2に固定できる。
部材本体31には、その反対面31bから窪む収容凹部(凹部)34が形成されている。収容凹部34は、例えば部材本体31の対向面31aに開口するように部材本体31の厚さ方向に貫通してもよいし、しなくてもよい。
ねじ挿通孔33は、ねじ7の頭部を収容するように形成されている。このため、部材本体31を放熱部材2に対してねじ止めによって固定した状態において、ねじ挿通孔33に取り付けたねじ7の頭部が、部材本体31の反対面31bから突出することはない。
本実施形態において、前述した収容凹部34や貫通孔39は、部材本体31の主要部41に形成されている。また、貫通孔39は、部材本体31の主要部41のうち、部材本体31の第二方向の両端部42,43よりも対向面31a側に位置する部位において、主要部41の第二方向の両端にも開口している。
また、押付部32は、部材本体31の対向面31aから部材本体31の厚さ方向に離れて位置する。本実施形態において、押付部32は、部材本体31の厚さ方向において部材本体31の反対面31b側の端部に寄せて位置する。これにより、押付部材4を放熱部材2の配置面2aに配した状態では、押付部32を配置面2aから離れて位置させることができる。
部材本体31の厚さ方向における押付部32の厚みは、例えば複数の押付部32の間で等しくてもよいが、本実施形態では複数の押付部32の間で異なっている。なお、押付部32の厚みは、押付部32が弾性的に撓む方向、発熱部品3の本体部21に対して押付部32が重なる方向に対応する押付部32の寸法である。
部材本体31の第一端部42及び第二端部43には、それぞれ複数(図示例では五つ)の押付部32が第一方向に間隔をあけて配列されている。第一端部42から突出する五つの押付部32は、一方の発熱部品群26を構成する五つの発熱部品3に対応する。第二端部43から突出する五つの押付部32は、他方の発熱部品群26を構成する五つの発熱部品3に対応する。
図示例においては、第二押付部32Bの厚みが部材本体31の両端部42,43の厚みと等しく、また、第一、第三押付部32A,32Cの厚みが部材本体31の両端部42,43の厚みよりも小さいが、これに限ることはない。また、第一方向に配列された五つの押付部32は、いずれも部材本体31の両端部42,43のうち部材本体31の対向面31aと同じ方向に向く面と同一平面をなすように形成されているが、これに限ることはない。
リード挿通孔45は、例えば同一の発熱部品3の複数のリード22を一括して通すように、同一の発熱部品3に対して一つだけ形成されてよい。本実施形態のリード挿通孔45は、同一の発熱部品3の複数のリード22を個別に通すように、同一の発熱部品3に対して複数(図示例では三つ)形成されている。
回路基板5には、発熱部品3のリード22の先端部を個別に挿通させるリード用貫通孔51や、押付部材4の基板位置決め部36の案内部38を挿通させる位置決め用貫通孔52が形成されている。リード用貫通孔51及び位置決め用貫通孔52は、いずれも回路基板5の板厚方向に貫通している。
また、回路基板5には、発熱部品3と共の回路を構成する回路部品53が搭載されている。回路部品53は、例えば押付部材4に対向する回路基板5の対向面5aにのみ搭載されてよい。本実施形態において、回路部品53は、回路基板5の両面(対向面5a及び対向面5aと反対側に向く面)に搭載されている。
半導体装置1を製造する際には、はじめに図9に示すように、発熱部品3を押付部材4に取り付ける(取付工程)。取付工程では、発熱部品3の複数のリード22を押付部材4の複数のリード挿通孔45に個別に挿通させればよい。具体的には、発熱部品3のリード22を、部材本体31の対向面31a側からリード挿通孔45に挿通させればよい。これにより、発熱部品3の本体部21を、押付部材4の押付部32に対して部材本体31の対向面31a側に配置することができる。また、発熱部品3のリード22をリード挿通孔45に挿通させた状態では、発熱部品3を押付部材4に保持することができる。また、この状態において、押付部材4の反対面31bから突出するリード22の突出長さは、押付部材4の反対面31bから突出する基板位置決め部36の突出長さよりも小さい。本実施形態の取付工程では、複数の発熱部品3を押付部材4に取り付ける。
なお、本実施形態の製造方法では、上記の固定工程を実施する前に、図10に示すように、予め絶縁シート6を放熱部材2の配置面2aに配置しておく。これにより、放熱部材2と発熱部品3との間に絶縁シート6を介在させて、放熱部材2と発熱部品3とを電気的に絶縁させることができる。
また、押付部材4が樹脂製であることで、押付部材4が樹脂製よりも硬い金属製である場合と比較して、発熱部品3の本体部21に傷がつくことを抑制することもできる。
具体的に説明すれば、第一方向に配列された複数の押付部32の厚みが同じである場合、押付部32の押付力は、複数の押付部32の配列方向の中間から両端に向かうにしたがって大きくなってしまう。これに対し、本実施形態では、第一方向に配列された複数の押付部32の厚みが、複数の押付部32の配列方向の中間から両端に向かうにしたがって小さくなっている。そして、押付部32の押付力は、押付部32の厚みを小さくするほど小さくなる。これにより、第一方向に配列された複数の押付部32の間で、押付部32の押付力の均一化を図ることができる。
また、回路基板5に搭載される回路部品53を発熱部品3のリード22の近くに配置することで、発熱部品3から回路部品53に至る回路基板5の配線を短くすることができる。これにより、発熱部品3及び回路部品53を含む回路のインピーダンスを低く抑えることもできる。
2 放熱部材
2a 配置面
3 発熱部品
4 押付部材
5 回路基板
5a 対向面
6 絶縁シート
8 封止樹脂
21 本体部
22 リード
31 部材本体
31a 対向面
31b 反対面
32,32A,32B,32C 押付部
34 収容凹部(凹部)
39 貫通孔
41 主要部
42 第一端部
43 第二端部
45 リード挿通孔
53 回路部品
Claims (4)
- 配置面を有する放熱部材と、前記配置面に配される本体部及び前記本体部から突出するリードを有する発熱部品と、前記放熱部材に固定されることで前記本体部を前記配置面に押し付ける押付部材と、を備え、
前記押付部材が、電気的な絶縁性を有する樹脂材料からなり、
前記発熱部品が、複数の前記リードを備え、
前記押付部材には、複数の前記リードを個別に挿通させる複数のリード挿通孔が形成され、
前記押付部材が、前記配置面に固定される部材本体と、前記部材本体に対して弾性的に撓み変形可能に接続されると共に前記本体部に重ねて配され、前記部材本体が前記配置面に固定されることで弾性的に撓み変形して前記本体部を前記配置面に押し付ける押付部と、を備え、
前記リード挿通孔が、前記部材本体と前記押付部との境界部分に形成されている半導体装置。 - 複数の前記発熱部品を備え、
前記押付部材が、前記配置面に固定される部材本体と、前記部材本体に対して弾性的に撓み変形可能に接続されると共に複数の前記本体部に各々重ねて配され、前記部材本体が前記配置面に固定されることで弾性的に撓み変形して複数の前記本体部をそれぞれ前記配置面に押し付ける複数の押付部と、を備え、
前記押付部の厚みが、複数の前記押付部の間で異なる請求項1に記載の半導体装置。 - 前記押付部材が、前記配置面に固定される部材本体と、前記部材本体に対して弾性的に撓み変形可能に接続されると共に前記本体部に重ねて配され、前記部材本体が前記配置面に固定されることで弾性的に撓み変形して前記本体部を前記配置面に押し付ける押付部と、を備え
前記部材本体には、前記部材本体のうち前記配置面と反対側に向く面から窪む凹部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置を製造する半導体装置の製造方法であって、
前記発熱部品の複数の前記リードを前記押付部材に形成された複数のリード挿通孔に個別に挿通させることで、前記発熱部品を前記押付部材に取り付ける取付工程と、
前記取付工程の後に、前記押付部材を前記放熱部材に固定する固定工程と、
を備える半導体装置の製造方法。
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