JP6538240B1 - エレベータの群管理制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッドDCSの群管理性能を向上させる。【解決手段】エレベータの上下呼びに対応する第1の割当アルゴリズム及びエレベータの行先呼びに対応する第2の割当アルゴリズムを有する。割当済み呼び計数部は、行先呼びの各かご、各出発階及び各方向別に割当済みの件数に対応する重み付け係数を算出して第1の割当アルゴリズムに通知する。第1の割当アルゴリズムは、第1の運行予測評価部が、上下呼びが登録されてから応答が見込まれるまでの時間である各かごの応答予測時間を含む評価値を、重み付け係数を反映させて算出する。そして、第1の割当かご選定部が、第1の運行予測評価部で算出された各かごの評価値に基づいて、かごの運行を行うかご制御部に通知するかごである、エレベータの上下方向の呼びに対する割当かごを複数のかごから選定する。【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、エレベータの群管理制御システムに関する。
今日において、エレベータのハイブリッドDCS(行先階制御システム:Destination Control System)が知られている。このハイブリッドDCSを適用するエレベータの群管理システムでは、乗場で上下方向の呼び(上下呼び)を入力する一般階と、乗場で行先階(行先呼び)を入力する乗場行先呼び登録装置設置階を有する。ハイブリッドDCSの実現方法の一例として、上下方向の上下呼びの割当要求に対して割り当てるかごを選ぶ第1の割当アルゴリズムと、乗場で登録される行先呼びの割当要求に対して割り当てるかごを選ぶ第2の割当アルゴリズムとを併用して、複数のエレベータのかごの運行制御を行う方法がある。
しかし、ハイブリッドDCSにおいて、利用者人数を考慮することなく、上下呼び又は行先呼びに対するかごの割り当てを行うと、各割当アルゴリズムにおいて、不正確な割当評価に基づいてかごの割り当てを行うこととなる。このため、利用者一人当たりで平均して考えた場合の群管理性能を、良好とすることが困難となる。
群管理性能の指標には、利用者が乗場で呼びを登録してから、乗車すべきかごが乗場で応答するまでを意味する待ち時間、利用者が乗場で呼びを登録してから、乗車すべきかごが乗場で応答後、利用者の行先階で応答するまでを意味するサービス時間等がある。
ただし、エレベータの群管理システムは、これらのサービス指標を直接評価できるとは限らない。例えば、上下呼びが登録された一般階では、応答時にかごに乗り込む利用者の人数又は各利用者の行先階を、呼びが登録された時点で、群管理制御システムが把握することは困難である。
群管理制御システムは、呼びが登録されてから、かごが呼びに応答するまでの時間の予測値を意味する「応答予測時間」を算出し、可能な限り上述の指標を正確に評価するように努めることで、群管理性能を向上させることができる。
特許5720847号公報 特開2017−036122号公報
本発明が解決しようとする課題は、ハイブリッドDCSの群管理性能の向上を可能とするエレベータの群管理制御システムを提供することである。
実施の形態によれば、エレベータに乗り込む前に、上方向又は下方向のうち、いずれかを登録する上下呼びに対して割り当てるかごを複数のかごから選定する第1の割当アルゴリズムと、エレベータに乗り込む前に、行先階を登録する行先呼びに対して割り当てるかごを複数のかごから選定する第2の割当アルゴリズムとを有するエレベータの群管理制御システムであって、割当済み呼び計数部が、各かご、各出発階及び各方向別に割当済みとなる行先呼びの件数に対応する重み付け係数を算出して第1の割当アルゴリズムに通知する。第1の割当アルゴリズムは、記憶制御部が、割当済み呼び計数部から通知された重み付け係数を重み付け係数記憶部に記憶制御する。また、第1の運行予測評価部が、上下呼びが登録されてから応答が見込まれるまでの時間である各かごの応答予測時間を含む評価値であり、重み付け係数記憶部に記憶された重み付け係数を反映させた評価値を算出する。そして、第1の割当かご選定部が、第1の運行予測評価部で算出された各かごの評価値に基づいて、かごの運行を行うかご制御部に通知するかごである、エレベータの上下方向の呼びに対して割り当てるかごを選定する。
ハイブリッドDCSの改善点を説明するための図。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムのシステム構成図。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムの重み付け係数の更新処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムの上下方向呼びシステムにおける割当かごの決定動作の流れを示すフローチャート。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムの割当済み呼び計数部における重み付け係数の算出動作を説明するための図。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムにおいて、重み付け係数の設定内容の一例を示す図。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムにおいて、上下呼びの割当を行先呼びに変換する際に用いる重み付け係数を説明するための図。 実施の形態のエレベータの群管理制御システムにおいて、上下呼びの割当を行先呼びに変換する際に行う、行先階の推定動作を説明するための図。
以下、実施の形態のエレベータの群管理制御システムを、図面を参照して詳細に説明する。
[ハイブリッドDCSの概要]
ハイブリッドDCS(Destination Control System:行先階制御システム)は、上下方向の「上下呼び」の割当要求に対して割当かごを選ぶ第1の割当アルゴリズムと、乗場で希望する行先階が登録される「行先呼び」の割当要求に対して割当かごを選ぶ第2の割当アルゴリズムとを有している。第1の割当アルゴリズムは、上下呼び及びかご呼びの処理を行う通常のアルゴリズムである。第2の割当アルゴリズムは、行先呼びの処理を行うフルDCSのアルゴリズムである。一例ではあるが、このようなハイブリッドDCSが開示された参考文献としては、特許5882090号公報等が知られている。
第2の割当アルゴリズムでは、行先呼びの割当要求に対して割当かごを選ぶときに、行先呼びだけでなく、登録済みの、上下方向の呼びと、かご呼びも考慮する必要がある。第2の割当アルゴリズムを、行先呼びだけでなく、上下方向の割当及びかご呼びも処理可能なようにプログラムの修正を行うと、処理する呼びの種類が多くなり、ブログラムの処理手順が煩雑となる。このため、ハイブリッドDCSでは、行先呼びの処理を行う第2の割当アルゴリネムをなるべくそのまま用いて、行先呼び以外の呼び及び割当を、行先呼びの形式に変換して処理する。
具体的には、ハイブリッドDCSは、上下方向の割当を行先呼びに変換して運行予測と評価を行う。かご呼びは、割当処理実施時点で搭乗済みの行先呼びとして、降車階のみ指定した行先呼びの形式として、運行予測と評価を行う。
また、ハイブリッドDCSは、第1の割当アルゴリズムにおいて、上下呼びの割当要求と、上下呼びの割当及びかご呼びの評価が可能なアルゴリズムをそのまま用いて、登録済みの行先呼びも処理する。行先呼びは、上下呼びの割当及びかご呼びの形式に変換して処理及び評価する。具体的には、搭乗前の行先呼びの割当かごで、出発階に割当を設定し、搭乗済み及び降車前の行先呼び割当かごで、行先階にかご呼びを設定して、運行予測と評価を行う。
[ハイブリッドDCSの改善点]
ここで、図1にハイブリッドDCSの改善点を説明するための図を示す。図1(a)〜(c)は、1階を乗場行先呼び登録装置の設置階、それ以外の階を一般階とする、A号機とB号機の2台のエレベータを制御するハイブリッドDCSの群管理システムでの事例を示している。ハイブリッドDCSにおいて、例えば図1(a)に示すように、出発基準階(HDC設置階)で、1Fから5Fへ向かう5人の利用者がA号機に割当済み(乗場には未応答)のとき、3F−DN(Down)のホール呼びが登録されたとする。
このとき、A号機の1F−UPの割当の利用者数を、割当かごの選定(評価)に用いる係数に反映されないハイブリッドDCSの場合、例えばデフォルトの係数で割当かごの評価を行う。これにより、A号機が5人の利用者に対する応答待ちとなっているにも関わらず、A号機のほうがB号機よりも早く3F−DNで応答可能と判断され、図1(b)に示すようにA号機が3F−DNに対して応答するかごとして割当られることがある。この場合、1FでA号機に割当てられた5人の利用者の待ち時間が長くなるため、人数で平均して考えた群管理性能が悪化することが懸念される。
これに対して、実施の形態のエレベータの群管理制御システムでは、A号機の1F−UPの割当の件数(又は件数及び利用者数)を、割当かごの選定(評価)に用いる係数に反映する。これにより、現在、A号機は、5人の利用者に対する応答待ちであることを認識すると共に、3F−DNのホール呼びに対してA号機を応答させると、1F−UPの5人の利用者の待ち時間が長時間化することを認識できる。このため、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、図1(c)に示すように3F−DNのホール呼びに対して、現在、応答待ちの利用者が存在しないB号機を割り当てる。これにより、1F−UPの5人の利用者に対してA号機を割り当てると共に、3F−DNのホール呼びに対して、現在、応答待ちの利用者が存在しないB号機を割り当てることができ、ハイブリッドDCSの群管理性能の向上を図ることができる。
[システム構成]
図2に、実施の形態のエレベータの群管理制御システムのシステム構成図を示す。この図2に示すように実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、いわゆるハイブリッドDCSとなっている。すなわち、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、エレベータに乗り込む前に登録する上下方向の呼びに対する割当かごを選定する第1の割当アルゴリズムに基づいて動作する上下方向呼びシステム1を有している。また、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、エレベータに乗り込む前に登録する行先呼びに対する割当かごを選定する第2の割当アルゴリズムに基づいて動作する行先呼びシステム2を有している。
また、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、各階のホールに設けられた上下方向呼び登録装置3、及び、一つ又は複数の階のホールに設けられた乗場行先呼び登録装置4を有している。
また、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、割当済み呼び計数部7、行先呼び変換出力部8、割当かご呼び変換出力部9、割当出力部10、かご状態取得評価部11及び搭乗推定人数算出部12を有している。
割当済み呼び計数部7は、行先呼びシステム2により各かご、各出発階及び各方向別に割当済みの行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)に基づいて、上下方向の呼びに対する割当かごを選定するための重み付け係数を形成して上下方向呼びシステム1に通知する。行先呼び変換出力部8は、上下方向呼びシステム1(第1のアルゴリズム)で形成された上下呼びの割当を、行先呼び形式の呼びデータに変換して行先呼びシステム2に通知する。割当かご呼び変換出力部9は、行先呼びシステム2で割り当て済みの行先呼びを、上下方向呼び又はかご呼びに変換して上下方向呼びシステム1に通知する。
割当出力部10は、上下方向呼びシステム1の第1の割当かご選定部25の選定結果、及び、行先呼びシステムの第2の割当かご選定部34の選定結果に基づいて、割当を行うかごを示す割当かご情報を単体かご制御部6(かご制御部の一例)に供給する。単体かご制御部6は、割当かご情報で示されるかご5を運行制御する。各かご5内には、行先階を入力するためのかご操作盤51がそれぞれ設けられている。
かご状態取得評価部11は、かごが割当に応答し、利用者人数が変動することで変化する荷重変化を検出する。搭乗推定人数算出部12は、かご状態取得評価部11で検出された荷重変化を示す荷重変化情報に基づいて搭乗推定人数を算出する。また、搭乗推定人数算出部12は、算出した搭乗推定人数を曜日及び時間帯を含む条件で集計し、曜日及び時間帯別の搭乗推定人数の平均値を曜日時間帯別搭乗推定人数として算出する。また、搭乗推定人数算出部12は、算出した曜日時間帯別搭乗推定人数を、上下方向の呼びに対する割当かごを選定するための重み付け係数として上下方向呼びシステム1に通知する。
次に、上下方向呼びシステム1は、第1の運行予測評価部21、重み付け係数記憶部22、記憶制御部23、上下呼び登録記憶部24、第1の割当かご選定部25及び割当かご呼び記憶部26を有している。
第1の運行予測評価部21は、割当が行われた上下呼びに対応する階床に対する各かごの応答時間を予測する運行予測を行う。換言すると、第1の運行予測評価部21は、運行予測において、上下呼びが登録されてから応答が見込まれるまでの時間である予測応答時間を予測する。そして、第1の運行予測評価部21は、割当済み呼び計数部7により、行先呼びシステム2の行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)に基づいて形成された重み付け係数と、前述の運行予測の結果に基づいて、上下呼びに対する各かご5の評価値(予測した応答時間)を算出する。
重み付け係数記憶部22は、割当済み呼び計数部7により、行先呼びシステム2の行先呼びの件数(又は、件数及び利用者数)に基づいて形成された重み付け係数を記憶する。記憶制御部23は、割当済み呼び計数部7で形成された前述の重み付け係数を重み付け係数記憶部22に記憶制御する。
上下呼び登録記憶部24は、各階ごとに、上方向の呼びが登録された上呼び登録時刻、下方向の呼びが登録された下呼び登録時刻を、上下方向呼び登録データとして記憶する。第1の運行予測評価部21は、上下方向呼び登録記憶部24に登録された上下方向呼びに対応する各かご5に対して、新たな上下方向呼びを割り当てた場合の評価値(応答時間)と、上下方向呼びを割り当てなかった場合の評価値とをそれぞれ算出する。
新たな上下方向呼びを割当てた場合の評価値は、新たな上下方向呼びを割当てた場合の運行予測で得た予測応答時間に基づく、新たな呼びと、割当済みの呼びの両方に対して求めた、呼び1件あたりの評価値の和とする。新たな上下方向呼びを割当てない場合の評価値は、新たな上下方向呼びを割当てない場合の運行予測で得た予測応答時間に基づく、割当済みの呼びに対して求めた、呼び1件あたりの評価値の和とする。呼び1件あたりの評価値は、一例として、割当てる候補のかごの、呼びの出発階に対する予測応答時間から得られる、待ち時間の予測値を2乗した値に、その呼びの出発階・出発方向に対応する重み付け係数をかけた値とする。
第1の割当かご選定部25は、各かご5のうち、上下方向呼びを割り当てた場合の評価値と、上下方向呼びを割り当てなかった場合の評価値との差分が一番小さな値となるかご(=負担が一番少ないかご)を割当かごとして選定し、割当出力部10に通知する。
割当かご呼び記憶部26は、第1の割当かご選定部25で選定された割当かごを示す情報を、運行予定の一部として記憶する。なお、図示はしていないが、利用者により、かご5内のかご呼びボタンが操作されると、単体かご制御部6を介して割当かご呼び記憶部26にかご呼びが記憶される。単体かご制御部6は、割当かご呼び記憶部26に記憶されたかご呼びにも従って、対応するかご5を運行制御する。
次に、行先呼びシステム2は、第2の運行予測評価部31、行先呼び割当記憶部(搭乗前・搭乗後)32、行先呼び登録取得部33及び第2の割当かご選定部34を有する。
行先呼び割当記憶部32には、行先呼びシステム2で割当済みの行先呼び(出発階で応答前の呼びは「搭乗前」、出発階で応答後行先階で応答前のものは「搭乗後」)、及び上下方向呼びシステム1で割当済みの上下呼びの割当と、かご呼びを行先呼びのデータ形態に変換したものが、セットされている。搭乗前の行先呼びと、上下呼びの割当を行先呼びのデータ形態に変換したものは、各かご、各階、各方向別に記憶されている。搭乗後の行先呼びは、各かご、各階別に記憶されている。なお、後述するが、行先呼び割当記憶部32に記憶されている上下呼びの割当を行先呼びのデータ形態に変換したものは、利用者人数の推定値に対応する重み付け係数が反映された情報となっている。
行先呼び登録取得部33は、乗場行先呼び登録装置4を介して各利用者により指定(入力)された各行先階を取得して第2の運行予測評価部31に通知する。また、一例ではあるが、行先呼び登録取得部33は、行先階の入力に用いられた乗場行先呼び登録装置4の設置階に基づいて出発階を特定し、第2の運行予測評価部31に通知する。また、行先呼び登録取得部33は、「行先階」及び「出発階」の上下の位置関係に基づいて、上方向又は下方向の行先呼びの方向を特定し、第2の運行予測評価部31に通知する。さらに、行先呼び登録取得部33は、新たな行先呼びが、同じ行先階に対して、複数人数の利用を見込んでいる場合は、利用を見込む人数の情報を含めて、第2の運行予測評価部31に通知する。
第2の運行予測評価部31は、これらの情報を新たな行先呼びとして取得する。そして、第2の運行予測評価部31は、割当済みの行先呼びに対応する階床に対するかご5毎に、新たな行先呼びを割り当てた場合の評価値(応答時間)と行先呼びを割り当てなかった場合の評価値とを算出する。
新たな行先呼びを割当てた場合の評価値は、新たな行先呼びを割当てた場合の運行予測で得た予測応答時間に基づく、新たな呼びと、割当済みの呼びの両方に対して求めた呼び1件あたりの評価値の和とする。新たな行先呼びを割当てない場合の評価値は、新たな行先呼びを割当てない場合の運行予測で得た予測応答時間に基づく、割当済みの呼びに対して求めた呼び1件あたりの評価値の和とする。呼び1件あたりの評価値は、一例として、割当てる候補のかごの、呼びの出発階、行先階に対する予測応答時間から得られる、サービス時間の予測値を2乗した値に、その呼びに対応する利用人数をかけた値とする。
第2の割当かご選定部34は、新たな行先呼びの割当の候補となる各かご5のうち、行先呼びを割り当てた場合の評価値と行先呼びを割り当てなかった場合の評価値との差分が一番小さな値のかご(=負担が一番少ないかご)を割当かごとして選定し、割当出力部10に通知すると共に、行先呼び割当記憶部32に記憶させる。
[システム動作]
このような構成を有する実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、上下方向呼びシステム1側の上下呼びの割当を割当かご呼び記憶部26に記憶すると共に、行先呼び変換出力部8により行先呼びの情報形態の情報に変換して、行先呼びシステム2の行先呼び割当記憶部32に記憶させる。また、行先呼びシステム2側の行先呼びの割当を行先呼び割当記憶部32に記憶すると共に、割当かご呼び変換出力部9により、上下呼びの情報形態の情報に変換して割当かご呼び記憶部26に記憶させる。
上下方向呼びシステム1の割当かご呼び記憶部26、及び、行先呼びシステム2の行先呼び割当記憶部32の記憶内容は、上下呼びの割当及び行先呼びの割当に基づいて、それぞれ逐次更新される。これにより、上下方向呼びシステム1の割当かご呼び記憶部26、及び、行先呼びシステム2の行先呼び割当記憶部32を同期させることができる。
そして、上下方向呼びシステム1において、両方のシステム1、2の上下呼びの割当及び行先呼びの割当に基づいて、上下方向呼びシステム1側の上下呼びの運行制御を行うことができる。同様に、行先呼びシステム2において、両方のシステム1、2の上下呼びの割当及び行先呼びの割当に基づいて、行先呼びシステム2側の行先呼びの運行制御を行うことができる。
行先呼びシステム2の行先呼び割当記憶部32の記憶内容及び上下方向呼びシステム1の割当かご呼び記憶部26の記憶内容は、新たな行先呼びの割当発生時又はエレベータの応答時等のように、行先呼びの割当の件数又は上下呼びの割当の件数が変化するタイミングで更新される。
ここで、実施の形態のエレベータの群管理制御システムのようなハイブリッドDCSにおいて、件数(又は利用者数)を考慮することなく、新たな上下呼び又は新たな行先呼びに対するかご5の割り当てを行うと、かご5の割り当てが不正確となるおそれがある。
このため、実施の形態のエレベータの群管理制御システムでは、図2に示す行先呼びシステム2の行先呼び割当記憶部32に、割当済みの行先呼びを、各かご、各階、各方向別に記憶する。また、これと共に、上下方向呼びシステム1の重み付け係数記憶部22に、割当済みの行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)に対応する重み付け係数を、各かご、各階、各方向別に記憶する。そして、行先呼びシステム2側において、新たな行先呼びに対するかごの割当が行われる毎に、この割当が行われた新たな行先呼びを行先呼び割当記憶部32に記憶すると共に、新たな行先呼びが割り当てられることで増加する件数(又は件数及び利用者数)に応じた重み付け係数を算出し、重み付け係数記憶部22を更新する。
上下方向呼びシステム1の新たな上下呼びに対するかご割当時となると、重み付け係数記憶部22に記憶された重み付け係数を用いて各かご5の評価値が算出され、算出された評価値に基づいて、新たな上下呼びを割り当てるかご5が決定される。これにより、上下呼びに対して割当を行うかご5を決定するために算出する評価値に対して、行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)を反映させることができる。このため、正確な評価値に基づいて、上下呼びに対して割当を行うかご5を決定することができ、エレベータの良好な群管理性能を得ることができる。
以下、重み付け係数の更新処理を図3のフローチャートを用いて説明する。また、重み付け係数に基づいて、新たな上下呼びに対して割り当てるかご5の決定動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
(重み付け係数の更新処理)
まず、図3のフローチャートを用いて、重み付け係数の更新処理を説明する。なお、図2に示す重み付け係数記憶部22には、割当済みの行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)に応じた重み付け係数が、各かご、各階、各方向別に記憶済みであることとする。図3のフローチャートにおいて、行先呼びシステム2が、行先呼びの割当出力時又は応答時となると(ステップS1:Yes)、ステップS1からステップS2に処理が進む。
ステップS2では、割当かご呼び変換出力部9が、割当済みとなった行先呼びを上下呼びの形態の情報に変換して上下呼びシステム1に供給する。この上下呼びの形態の情報に変換された行先呼びは、割当かご呼び記憶部26に記憶される。これにより、割当かご呼び記憶部26に、各かご、各階、各方向別に記憶されている割当済みの上下呼びに対して、割当済みとなった行先呼びが反映される。
このステップS2の動作を、さらに詳しく説明すると、割当かご呼び変換出力部9は、割り当て済みの行先呼びを、上下呼びとかご呼びに分けて、上下方向呼びシステム1に通知する。これにより、上下方向呼びシステム1において、割当済みの行先呼びを考慮したかごの運行制御が可能となる。割当かご呼び変換出力部9は、かご状態取得評価部11からかご5の「位置」、「方向」及び「現在の周」を取得し、今後1周以内に応答できると判定される呼びを、上下方向の割り当てに変換して、割当かご呼び記憶部26に書き込む。
また、割当かご呼び変換出力部9は、かご状態取得評価部11から得た割り当てかごの「位置」、「方向」及び「現在の周」が、割り当て済みの行先呼びの「出発階」、「方向」及び「周」に合致するときは、割り当て済みの行先呼びに応答したと判定し、その行先呼びの行先階にあたる階に、割り当てかごのかご呼びデータを生成して、割当かご呼び記憶部26に通知する。
なお、「周」とは、かごが第1の方向(例えば、下方向)から第2の方向(例えば、上方向)に変化するたびに「1つ」カウントアップする値であり、初期の周は1周目となっている。第1の方向を上方向、第2の方向を下方向としても良い。また、搭乗すべき周は、そのかごが何周目のときに搭乗すべきかを示す。すなわち、「搭乗すべき周」が現在のかごの「周」に一致したときが、搭乗すべきとき(周)になる。
次に、ステップS3では、図2に示す割当済み計数部7が、割り当てられた行先呼びの、かご、階及び方向に対応する件数を集計した集計結果を、第1の上下方向呼びシステム1で割当かごを決定する際に用いる重み付け係数として上下方向呼びシステム1に供給する。上下方向呼びシステム1の記憶制御部23は、かご、階及び方向別に重み付け係数記憶部22に記憶されている重み付け係数を、新たな重み付け係数で更新する。
(重み付け係数の算出動作)
ここで、割当済み計数部7が、行先呼びの割当出力時又は応答時のタイミングで実行する重み付け係数の算出動作の具体例を説明する。行先呼びの割当は、同じかご、同じ階、同じ利用方向に対して、同時に複数出力可能となっている。
例えば、1階に乗場行先呼び登録装置4が設置されており、図5(b)に示すようにA号機に割当てられている利用者のうち、1階から5階へ向かう利用者が5人、1階から8階へ向かう利用者が3人とする。それぞれの利用者が行先呼びを入力するシステムであれば、A号機において、1階から上方向の搭乗に対応する行先呼びの件数は、同時に8件登録されていることになる。このとき、割当済み計数部7は、図5(a)に示すようにA号機1階上方向に対する重み付け係数を「8」として算出する。
なお、この説明は、行先呼び1件あたりの人数が1人であることを前提とした説明である。乗場行先呼び登録装置4に、複数の利用者の行先呼びを同時に登録する機能が設けられている場合、割当済み計数部7は、割当済みの各行先呼びに付加された利用者数の合計値を、重み付け係数として算出してもよい。すなわち、例えばA号機に対して、1階から5階へ向かう1人分の行先呼びが5件と、1階から8階へ向かう3人分の行先呼びが2件とが割り当て済みであったとすると、割当済み計数部7は、「(5件×1人)+(2件×3人)=11」の重み付け係数を算出する。
割当済み計数部7は、上述のいずれの場合も、件数及び利用者数が多くなるほど大きな値の重み付け係数を算出することとなる。
このように行先呼びの件数(件数及び利用者数)に基づいて割当済み計数部7により算出された重み付け係数は、以下に説明するように、上下方向呼びシステム1において、上下呼びに対して割当を行うかご5を評価する際に用いられる。
(上下方向呼びシステムにおける割当かごの決定動作)
次に、上下方向呼びシステム1が上述の重み付け係数を用いて行う、上下呼びに対する割当かごの決定動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。この図4のフローチャートは、ステップS1において、図2に示す上下方向呼び登録装置3を介して上下呼び登録記憶部24に上下呼びが登録されると(ステップS11:Yes)、ステップS12に処理が進む。
なお、図示しないが、ステップS11では、新たな上下呼びが登録されたときだけでなく、割当済みの呼びが、割当を維持できなくなったとき(故障したとき、又は、待ち時間が長すぎるため、別のかごに割当の変更が必要となったときなど)にも、割当かごを見直す目的でステップS11をYesの方向に進み、以後、割当かごの見直しを行う呼びを、新たな上下呼びの代わりに用いて評価を続行することもできる。
ステップS12では、第1の運行予測評価部21が、運行スケジュールで示される各階床に対する各かご5の応答時間を予測する運行予測を行う。具体的には、第1の運行予測評価部21は、新たな上下呼びの割当を行った場合の運行予測、及び、新たな上下呼びの割当を行わなかった場合の運行予測の両方の運行予測を、かご5毎に行う。これにより、処理がステップS13に進む。ステップS13では、第1の運行予測評価部21が、行先呼びシステム2の行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)に基づいて形成された重み付け係数を、重み付け係数記憶部22から読み出して取得する。
ステップS14では、第1の運行予測評価部21が、以下のようにして、重み付け係数を考慮した評価値を、かご5別に算出する。
まず、ステップS12で算出済みの、新たな上下呼びの割当を行わなかった場合の運行予測の結果を用いて、各かごの「新たな上下呼びの割当を行わなかった場合の評価値」を計算する。
その方法として、まず、登録済みの各割当に対し、「呼びの登録から応答までに要することが予測される予測応答時間」を2乗した値を求める。
次に、ステップS13で取得した重み付け係数から、その割当の出発階と出発方向に応じた値を取り出し、前記2乗した値と乗算し、その割当に対する評価値を得る。従って、呼び1件あたりの評価値は、重み付け係数の値に比例して、割当かごの決定に対し、影響力を発揮することになる。その次に、呼び1件あたりの評価値をかご別に合計した値を求め、「新たな上下呼びの割当を行わなかった場合の評価値」として保存する。
次に、ステップS12で算出済みの、新たな上下呼びの割当を行った場合の運行予測の結果を用いて、各かごの「新たな上下呼びの割当を行った場合の評価値」を計算する。その方法として、まず、登録済みの各割当と、新たな上下呼びを割当てる想定に対し、「呼びの登録から応答までに要することが予測される予測応答時間」を2乗した値を求める。
次に、ステップS13で取得した重み付け係数から、その割当の出発階と出発方向に応じた値を取り出し、前記2乗した値と乗算し、その割当に対する評価値を得る。その次に、呼び1件あたりの評価値をかご別に合計した値を求め、「新たな上下呼びの割当を行った場合の評価値」として保存する。
次に、ステップS15では、第1の割当かご選定部25が、かご5毎に算出された、新たな上下呼びの割当を行った場合の評価値及び新たな上下呼びの割当を行わなかった場合の評価値の差分となる値を検出し、この差分となる値が一番小さな値となるかご5を、新たな上下呼びの割当かごとして決定する。そして、第1の割当かご選定部25は、決定した割当かごを示す情報を呼び記憶部26に記憶すると共に、割当出力部10に通知する。割当出力部10は、ステップS16において、決定された割当かごを単体かご制御部6に通知する。これにより、行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)に基づいて選定されたかご5が、単体かご制御部6により運行制御される。
このように行先呼びの件数(又は件数及び利用者数)を反映させた評価値に基づいて上下呼びの割当かごを決定して運行制御することにより、正確な評価値に基づいて、上下呼びを割り当てるかご5を選定でき、エレベータの良好な群管理を行うことができる。
割当済み呼び計数部7によりもたらされた重み付け係数は、乗場行先呼び登録装置4が設置された階に対してのみ、利用者の人数を重み付け係数として評価値に反映できる。一般階でも重み付け係数を設定することで、さらに、正確な評価値を算出し、群管理性能の向上を目指すことができる。
その方法として、重み付け係数を、応答時に乗車が見込まれる人数が多いときほど、大きな値とする方法がある。その方法の一例として、重み付け係数を、混雑する時間帯に大きな値とするようにしてもよい。また、エレベータの実際の使われ方を記録及び統計して、時間帯に応じた平均的な搭乗人数に応じた重み付け係数を自動的に設定してもよい。
これにより、一度の応答で多くの利用者が乗車する割当ほど、大きな値の重み付け係数となるので、優先してかごが応答するようになり、人数ベースで平均した群管理性能を改善できる。
また、割当済み呼び計数部7が重み付け係数を算出するにあたり、行先呼びの件数だけでなく、応答時に乗車が見込まれる人数をさらに考慮した係数を求めてもよい。乗場行先呼び登録装置の設置階では、エレベータに乗り込む利用者は、各自が行先呼びを登録し、割り当てられたかごに乗車することを前提としているが、実際には行先呼びを登録せずに、扉が開いているかごに乗り込む利用者が存在する可能性もある。そのため、割当の件数と、乗車した人数に乖離が生じることもある。その乖離を補正し、実際に乗車が見込まれる人数に相当する重み付け係数をセットすることで、群管理性能の向上を目指すことができる。
その方法として、時間帯別に係数値を予めセットしておき、行先呼びの件数に対し、さらに、その係数値をかけた値を、重み付け係数として、重み付け係数記憶部22に記憶させてもよい。また、エレベータの実際の使われ方を記録及び統計して、時間帯に応じた平均的な搭乗人数に応じた係数を求め、行先呼びの件数に対し、さらに、その係数値を掛けた値を重み付け係数として、重み付け係数記憶部22に記憶させてもよい。
なお、このような実施の形態における重み付け機能は、上下方向呼びシステム1において、通常群管理の割当アルゴリズムである第1のアルゴリズムに設けられている「階床・方向別重み付け機能」を流用することで、比較的簡素な改造で実現できる。階床・方向別重み付け機能とは、各割当に対する評価値を、その割当に対する応答予測時間から算出される値に、予め階床・方向別に定めた係数値を乗算して求める機能を示す。
(上下呼びの割当を行先呼びの形式に変換する処理)
次に、実施の形態のエレベータの群管理制御システムにおける、上下呼びの割当を行先呼びの形式に変換して行先呼びシステム2で用いる動作を説明する。上述のように、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、行先呼び変換出力部8(変換出力部の一例)により、上下呼びの割当を行先呼びの形式に変換して、第2の割当アルゴリズムで動作する行先呼びシステム2に供給する。
しかし、上下方向呼びシステム1側では、上下呼びの割当に対する件数(及び利用者数)の検出は困難であるため、上下呼びの割当の件数は常に1件とカウントされ、行先呼びの重み付け係数も常に「1」となる。
ここで、上下呼びに応答したときに搭乗する人数は、状況により異なる。例えば、終業時間終了直後又は昼休み開始直後には、上下呼びに応答したかご5に対し、一度に多くの利用者が搭乗することも多い。行先呼びを用いない群管理制御システムにおいて、利用が多い時聞帯、階床及び方向の場合、大きな値の重み付け係数を用いて割当評価を行うことが好ましい。例えば、オフィスの階床では、普段は重み付け係数を「1」とし、昼休みと退勤時間帯に限り、重み付け係数を「3」として割当評価を行うことで正確な評価結果を得ることができる。
図6(a)及び図6(b)は、重み付け係数の設定内容の一例を示す図である。この例は、図6(a)に示すように、月曜日〜金曜日の平日の退勤時である17:00〜19:00の間に適用される重み付け係数の例である。この場合、図6(b)に示すように、1階〜8階に対する上方向の重み付け係数は、各階とも「1」の重み付け係数が設定されている。これに対して、退勤する利用者が多くなることが予測されることから、下方向の重み付け係数は、各階とも「3」の重み付け係数が設定されている。
このように、実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、図6(a)、図6(b)及び図7(a)に示すように曜日、時聞帯、階床及び方向等の「状況」に応じて設定した重み付け係数を、予め重み付け係数記憶部22に記憶しておく。そして、図7(b)に示すように、上下呼びの割当を、行先呼びシステム2(第2の割当アルゴリズム)で処理する行先呼びに変換した際に、この重み付け係数を反映させる。
図7(a)の例は、退勤の時間帯に7階から下方向に運行されるA号機に対しては、「3」の重み付け係数を割り当てた例を示している。図2に示す行先呼び変換出力部8は、このような上下呼びの割り当てを、行先呼び形式の行先呼びデータに変換すると共に、図7(b)に示すように利用者数が3人分に評価される「3」の重み付け係数を付加して、行先呼びシステム2の行先呼び割当記憶部32に記憶させる。
行先呼び形式に変換した行先呼びデータに重み付け係数を反映させる方法としては、重み付け係数の値に応じた割当評価が可能であれば、どのような方法でもよい。例えば、行先呼びデータのデータフォーマットに、新たに重み付け係数のフィールドを追加してもよい。または、行先呼びデータのデータフォーマットに予め設けられている人数又は荷重のフィールドに、重み付け係数をセットしてもよい。
もう少し詳しく説明すると、上下方向の既割当を行先呼びに変換するには、行先階の情報が必要となる。割当済みの上下呼びの割当は、出発階と利用方向の情報しか持たないため、行先階を想定する必要がある。
一例ではあるが、実施の形態のエレベータの群管理制御システムの場合、出発階から利用方向へ向かい、エレベータが到達可能な最も遠い階を、行先階として想定する。具体的には、図8(a)に示すように、出発階が2階で、利用者により上方向への移動が指定された場合、行先呼び変換出力部8は、図8(b)に示すように、この例の最上階である6階を行先階として、割当済みの上下呼びの割当を行先呼びデータに変換する。
なお、出発階から利用方向へ向かった場合に、最も遠い階よりも手前(例えば3階等)に、建物の出入口につながる出発基準階がある場合は、この出発基準階を想定する行先階としてもよい。また、昼休みの前半などでは、食堂が設置された階を想定する行先階としてもよい。
なお、このように想定された行先階は、行先呼びシステム2(第2のアルゴリズム)において、エレベータの運行を予測する際に用いられるだけであり、実際にかごが移動する階は、利用者がかご5内に設置されたかご操作盤51のかご呼びボタンを操作するなどして登録する「かご呼び」(入力された行先階)により決定される。
実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、このように割当済みの上下呼びの割当に対し、乗り込む利用者の人数を考慮して行先呼びの行先呼びデータに変換することができる。このため、行先呼びシステム2側において、行先呼びに対する各かご5の評価を、より正確に行ったうえで、割り当てるかご5を決定することができる。従って、実施の形態のエレベータの群管理制御システムの群管理性能を向上させることができる。
(重み付け係数の学習動作)
実施の形態のエレベータの群管理制御システムは、曜日及び時間帯を含む条件に基づいて、各かご5の搭乗人数を推定して集計し、集計結果に基づいて、曜日及び時間帯別の重み付け係数を算出して、重み付け係数記憶部22に記憶することもできる。
具体的には、図2に示すかご状態取得評価部11は、単体かご制御部6から各かご5の応答中の荷重情報を取得し、取得した荷重情報を搭乗推定人数算出部12に供給する。搭乗推定人数算出部12は、荷重情報に基づいて搭乗人数を推定する。一例ではあるが、搭乗推定人数算出部12は、取得した荷重情報が390kgであった場合、人間一人の体重を65kgと仮定し、390kg÷65kg=6人の演算を行うことで、搭乗人数を算出する。
かご状態取得評価部11は、このような搭乗人数の推定動作を、曜日別及び時間帯別に行うことで、各曜日及び各時間帯の搭乗人数を集計する。そして、曜日別及び時間帯別の搭乗人数の平均値(最大値等の他の値でもよい)を算出し、この曜日別及び時間帯別の搭乗人数の平均値を、上述の重み付け係数として重み付け係数記憶部22に記憶制御する。
第1の運行予測評価部21は、曜日及び時間帯に対応する重み付け係数を重み付け係数記憶部22から読み出し、上述の上下呼びに対する各かごの評価を行う。また、行先呼び変換出力部8は、曜日及び時間帯に対応する重み付け係数を重み付け係数記憶部22から読み出し、上下呼びを行先呼びに変換する動作に反映させる。これにより、実施の形態のエレベータの群管理制御システムの、さらなる群管理性能の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、奇数階用のかご及びその上の偶数階のかごの計2つのかごを連結し、一つの単体かご制御部6で同時に移動制御する、いわゆるダブルデッキエレベータ等のように、連結した状態の複数のかご(3つ以上のかごでもよい)を移動制御するエレベータに本発明を適用してもよい。この場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。
これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 上下方向呼びシステム、2 行先呼びシステム、3 上下方向呼び登録装置、4 乗場行先呼び登録装置、5 かご、6 単体かご制御部、7 割り当て済み呼び計数部、8 行先呼び変換出力部、9 割当かご呼び変換出力部、10 割当出力部、11 かご状態取得評価部、12 搭乗推定人数算出部、21 第1の運行予測評価部、22 重み付け係数記憶部、23 記憶制御部、24 上下呼び登録記憶部、25 第1の割当かご選定部、26 割当かご呼び記憶部、31 第2の運行予測評価部、32 行先呼び割当記憶部、33 行先呼び登録取得部、34 第2の割当かご選定部、51 かご操作盤。

Claims (5)

  1. エレベータに乗り込む前に、上方向又は下方向のうち、いずれかを登録する上下呼びに対して割り当てるかごを複数のかごから選定する第1の割当アルゴリズムと、エレベータに乗り込む前に、行先階を登録する行先呼びに対して割り当てるかごを複数のかごから選定する第2の割当アルゴリズムとを有するエレベータの群管理制御システムであって、
    各かご、各出発階及び各方向別に割当済みとなる前記行先呼びの件数に対応する重み付け係数を算出して前記第1の割当アルゴリズムに通知する割当済み呼び計数部を有し、
    前記第1の割当アルゴリズムは、
    前記割当済み呼び計数部から通知された前記重み付け係数を重み付け係数記憶部に記憶制御する記憶制御部と、
    上下呼びが登録されてから応答が見込まれるまでの時間である各かごの応答予測時間を含む評価値であり、前記重み付け係数記憶部に記憶された前記重み付け係数を反映させた評価値を算出する第1の運行予測評価部と、
    前記第1の運行予測評価部で算出された各かごの評価値に基づいて、かごの運行を行うかご制御部に通知するかごである、前記エレベータの上下方向の呼びに対して割り当てるかごを選定する第1の割当かご選定部と、
    を有することを特徴とするエレベータの群管理制御システム。
  2. 前記行先呼びは、利用者数を示す利用者人数情報を有し、
    前記割当済み呼び計数部は、同じ行先呼びの件数及び同じ行先呼びの前記利用者人数情報で示される前記利用者数を乗算処理すると共に、算出した各行先呼びの乗算値の和を、前記重み付け係数として前記第1の割当アルゴリズムに通知すること
    を特徴とする請求項1に記載のエレベータの群管理制御システム。
  3. 前記重み付け係数記憶部には、上下呼びの各出発階別及び各方向別に、予め想定される状況に応じた利用者数に対応する重み付け係数が予め記憶されており、
    割当済みの前記上下呼びの割当を、前記重み付け係数を反映させた行先呼び形式の呼びデータに変換して行先呼び割当記憶部に記憶する変換出力部を有し、
    前記第2の割当アルゴリズムは、
    前記行先呼び割当記憶部に記憶された前記重み付け係数が反映された前記呼びデータ及び割当済みの行先呼びに基づいて、行先呼びに対する各かごの応答予測時間を含む評価値を算出する第2の運行予測評価部と、
    前記第2の運行予測評価部で算出された各かごの評価値に基づいて、前記かご制御部に通知するかごである、前記エレベータの行先呼びに対して割り当てるかごを選定する第2の割当かご選定部と、を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの群管理制御システム。
  4. 前記重み付け係数記憶部には、曜日及び時間帯を含む条件に対応する前記重み付け係数が記憶されており、
    前記変換出力部は、割当済みの前記上下呼びの割当を行先呼び形式に変換した前記呼びデータに、曜日及び時間帯を含む条件に対応する前記重み付け係数を反映させて前記第2の割当アルゴリズムに通知すること
    を特徴とする請求項3に記載のエレベータの群管理制御システム。
  5. かごが上下方向の割当に応答した際に、応答中の荷重変化に基づいて搭乗推定人数を算出し、算出した搭乗推定人数を曜日及び時間帯を含む条件に応じて集計して、曜日及び時間帯を含む条件に対応する搭乗推定人数の平均値を曜日時間帯別搭乗推定人数として算出し、算出した曜日時間帯別搭乗推定人数を、前記重み付け係数として前記重み付け係数記憶部に記憶制御する搭乗推定人数算出部を有すること
    を特徴とする請求項3に記載のエレベータの群管理制御システム。
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