JP6908150B1 - 表示制御装置、表示装置の制御方法および搭乗率表示装置 - Google Patents

表示制御装置、表示装置の制御方法および搭乗率表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータの利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の表示を実現する。【解決手段】発光制御装置(1)は、条件が成立した割当号機のかごの搭乗率に関する情報を取得する搭乗率特定部(103)と、前記情報に基づき、かごの搭乗率を示す表示を乗り場呼びボタン(2)に開始させる発光制御部(104)を備え、前記条件は、乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、乗場呼び発生階へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが乗場呼び発生階に停止する前に、別の階床に停止しないとの第3条件を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータのかごの搭乗率に係る表示を行う表示制御装置などに関する。
下記の特許文献1〜3には、エレベータのかごの搭乗率、すなわち、かごの定員に対する現在の搭乗人数を、エレベータ乗場にて表示する技術が開示されている。例えば、特許文献1には、エレベータの号機ごとに搭乗人数表示手段を設置しておき、或る階のエレベータ乗場からの呼びに応答して当該階に向かう号機の搭乗人数表示手段において、かご内混雑度のリアルタイム表示を行う技術が開示されている。
特開平7−69553号公報(1995年3月14日公開) 特開昭63−310484号公報(1988年12月19日公開) 特開平3−223075号公報(1991年10月2日公開)
しかしながら、従来技術では、搭乗率をエレベータ乗場にて表示するがゆえに、エレベータに搭乗しようとしてエレベータ乗場でかごの到着を待っている利用者を混乱させてしまう虞がある。具体的には、特許文献1の技術では、或る階のエレベータ乗場からの呼びに応答して当該階に向かう号機が決定された時点でかご内混雑度のリアルタイム表示が行われる。ここで、当該号機のかご内がほぼ満員だった場合、その旨が各階の人数表示手段に表示されると、利用者はエレベータの利用を諦め、代替手段(エスカレータ、階段など)の利用を考える。しかしながら、上記或る階にかごが到着するまでにかご内の乗客が降り、或る階に到着したときにはかご内が空いている、という状況もあり得る。結果として、エレベータの利用を諦めて代替手段を利用したが、実際にはかごに乗れた、という状況や、エレベータを利用すると決めたが、かごがほぼ満員のまま到着し、結局乗れなかった、という状況が発生する虞がある。
本発明の一態様は、上記の課題に鑑み、エレベータの利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の表示を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る表示制御装置は、搭乗率表示装置を制御する表示制御装置であって、条件が成立したエレベータのかごである対象かごの搭乗率に関する情報を取得する取得部と、前記情報に基づき、前記条件が成立したタイミングから、乗場呼びが発生した乗場呼び発生階床に前記対象かごが停止するまでの期間中に、前記対象かごの搭乗率を示す表示を前記搭乗率表示装置に開始させる表示制御部を備え、前記条件は、前記乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、前記乗場呼び発生階床へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが前記乗場呼び発生階床に停止する前に、別の階床に停止しないとの第3条件を含む。
前記の構成によれば、前記条件が成立したタイミングから、対象かごが乗場呼び発生階床に到着するまでの期間中に搭乗率を示す表示を開始するので、当該表示が示す搭乗率は、一時的あるいは完全に、利用者が呼びを行った階床に到着するまで変化しないものとなる。換言すれば、対象かごは、表示が示す搭乗率のまま、乗場呼び発生階床に到着する可能性が高いものとなる。よって、利用者は、搭乗率表示装置による表示が示す搭乗率に応じて、エレベータを利用するか否かを容易に判断することができる。結果として、エレベータの利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の表示を実現することができる。
また、本発明の態様2に係る表示制御装置は、前記態様1において、前記第3条件は、かごが前記乗場呼び発生階床に停止する前に、別の階床に停止することができなくなった場合にのみ成立してもよい。
前記の構成によれば、対象かごが乗場呼び発生階床に到着するまでに、別の階床に止まらないことが確定したタイミングでのみ搭乗率の表示を行うので、当該表示が示す搭乗率は、対象かごが乗場呼び発生階床に到着するまでに変化しないことが確定する。よって、利用者は、搭乗率表示装置による表示が示す搭乗率に応じて、エレベータを利用するか否かをさらに容易に判断することができる。
また、本発明の態様3に係る表示制御装置は、前記態様2において、前記第3条件は、前記乗場呼び発生階床に停止させるために、かごを減速させることを決定した場合に成立してもよい。
前記の構成によれば、前記期間の開始時点が、対象かごが乗場呼び発生階床に到着するまでに、別の階床に止まり得ない時点となるため、搭乗率表示装置による表示が示す搭乗率を、対象かごが乗場呼び発生階床に到着するまでに変化しないものとすることができる。
また、本発明の態様4に係る表示制御装置は、前記態様2または3において、前記第3条件は、前記乗場呼び発生階床の直上または直下の階床にかごが停止した場合に成立してもよい。
前記の構成によれば、直上または直下の階床における乗降により、対象かごが乗場呼び発生階床に到着したときの搭乗率が確定するため、搭乗率表示装置による表示が示す搭乗率を、対象かごが乗場呼び発生階床に到着するまでに変化しないものとすることができる。
また、本発明の態様5に係る表示制御装置は、前記態様1から4のいずれかにおいて、前記表示制御部は、前記条件のうち、前記第1条件のみが成立していないかごであって、前記乗場呼び発生階床に停止後、前記乗場呼びの方向に移動するとの決定がなされたかごについて、当該決定がなされたタイミングから、当該かごが前記乗場呼び発生階床に停止するまでの期間中に、前記搭乗率を示す表示を前記搭乗率表示装置に開始させてもよい。
前記の構成によれば、移動方向が呼びの方向と反対であるかごであっても、乗場呼び発生階床に停止した後、反転して呼びの方向へ移動するかごであれば、搭乗率を示す表示を行う。これにより、エレベータの利用者の望む方向に移動するかごについて、漏れなく、利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の表示を実現することができる。
また、本発明の態様6に係る表示制御装置は、前記態様1から5において、前記表示制御部は、前記条件のうち少なくとも前記第2条件が成立しているかごが前記乗場呼び発生階床を通過することが決定した場合、当該かごに搭乗できないことを示す表示を前記搭乗率表示装置に行わせてもよい。
前記の構成によれば、乗場呼び発生階床に近づいてくるかごが、乗場呼び発生階床を通過することが決定した場合、搭乗できないことを示す表示を搭乗率表示装置に行わせるので、乗場呼び発生階床でかごを待つ利用者は、かごが乗場呼び発生階床に到達する前に、当該かごに搭乗できないことを認識することができる。これにより、当該利用者は、表示を確認した時点でエスカレータや階段などの代替手段を利用すると決定することができる。なお、「少なくとも第2条件が成立しているかごが乗場呼び発生階床を通過する」場合とは、例えば、乗場呼び発生階床より先の階床にまず向かう場合、満員でこれ以上乗れない場合などが挙げられる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の態様7に係る表示制御装置の制御方法は、搭乗率表示装置を制御する表示制御装置の制御方法であって、条件が成立したエレベータのかごである対象かごの搭乗率に関する情報を取得する取得ステップと、前記情報に基づき、前記条件が成立したタイミングから、乗場呼びが発生した乗場呼び発生階床に前記対象かごが停止するまでの期間中に、前記対象かごの搭乗率を示す表示を前記搭乗率表示装置に開始させる表示制御ステップを含み、前記条件は、前記乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、前記乗場呼び発生階床へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが停止する階床が前記乗場呼び発生階床のみであるとの第3条件を含む。
前記の構成によれば、態様1に係る表示制御装置と同様の作用効果を奏する。
また、上記の課題を解決するために、本発明の態様8に係る搭乗率表示装置は、条件が成立したエレベータのかごである対象かごについて、当該条件が成立したタイミングから、乗場呼びが発生した乗場呼び発生階床に前記対象かごが停止するまでの期間中に、前記対象かごの搭乗率を示す表示を開始する表示部を備え、前記条件は、前記乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、前記乗場呼び発生階床へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが停止する階床が前記乗場呼び発生階床のみであるとの第3条件を含む。
前記の構成によれば、態様1に係る表示制御装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る表示制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記表示制御装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記表示制御装置をコンピュータにて実現させる表示制御装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、エレベータの利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の表示を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る発光制御装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す発光制御装置を含むエレベータシステムの一例を示す概要図である。 エレベータ乗り場の一例を示す概要図である。 第3条件における所定の時点の具体例を示す図である。 乗り場呼びボタンの発光部における発光態様の具体例を示す図である。 図1に示す発光制御装置が記憶している発光パターンの一具体例を示す図である。 図1に示す発光制御装置が実行する発光制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る発光制御装置が実行する発光制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す発光制御装置が記憶している発光パターンの変形例を示す図である。 本発明の各実施形態の変形例に係る表示制御装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る発光制御装置1(表示制御装置)の要部構成の一例を示すブロック図である。図2は、発光制御装置1を含むエレベータシステムの一例を示す概要図である。
<エレベータシステムの概要>
図1および図2に示すように、エレベータシステムは、発光制御装置1、乗り場呼びボタン2(搭乗率表示装置)およびエレベータ群管理システム3を含む。
(発光制御装置1)
発光制御装置1は、乗り場呼びボタン2の発光を制御する。発光制御装置1の詳細については後述する。
(乗り場呼びボタン2)
乗り場呼びボタン2は、エレベータ乗り場に設けられたボタンである。エレベータの利用者(以下、単に「利用者」と表記する)が乗り場呼びボタン2を押下すると、エレベータシステムにおいて乗り場呼びが発生する。そして、当該乗り場呼びに応じて、当該利用者のいる階床(乗場呼び発生階床、以下、「呼び発生階」と表記する)にエレベータのかごが移動し、利用者は当該かごに搭乗することができる。換言すれば、乗り場呼びボタン2の押下により、呼び発生階へかごを移動させるための乗り場呼びが登録される。
図2に示すように、乗り場呼びボタン2は各階床のエレベータ乗り場に設けられる。図2では、5階建ての建物にエレベータシステムを適用した例を示している。そのため、図2では、1階から5階の各々に設けられた乗り場呼びボタン2を、乗り場呼びボタン2A、2B、2C、2D、2Eと表記している。なお、建物の階床数はこの例に限定されない。
乗り場呼びボタン2は、発光部20を含む。発光部20は、乗り場呼びボタン2のカバーの奥に設けられ、発光制御装置1の制御により、発光(点灯)、点滅、消灯を行う。発光部20は、例えばLED(light-emitting diode)により実現される。当該カバーの少なくとも一部は、発光部20が発する光を透過する材料でできており、利用者は発光部20が発する光を視認することができる。
(エレベータ群管理システム3)
エレベータ群管理システム3は、複数台のエレベータの各々の制御に関し、各エレベータの制御装置を統括して制御するシステムである。図2では、複数台のエレベータの一例として、2台のエレベータ4Aおよび4Bを示している。以降、エレベータ4Aおよび4Bを区別しないときには、単に「エレベータ4」と表記する。なお、エレベータ4の台数、すなわち、エレベータ群管理システム3により制御されるエレベータの台数はこの例に限定されない。
エレベータ群管理システム3は、利用者により乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す押下信号を取得すると、呼び発生階へかごを移動させるエレベータ4を決定し、当該エレベータの制御装置へかごの移動を指示する。なお、以降、呼び発生階へかごを移動させるエレベータ4を「割当号機」と表記する。また、エレベータ群管理システム3は、割当号機を決定すると、当該割当号機を示す情報を発光制御装置1へ送信する。
(エレベータ4)
エレベータシステムは、さらに、エレベータ4を含む。エレベータ4Aは、かご5Aおよび制御盤6Aを含む。エレベータ4Bは、かご5Bおよび制御盤6Bを含む。なお、エレベータ4において、本実施形態に係る発明との関連性が低い部材については、図面における記載および本明細書での説明を省略する。また、かご5Aおよびかご5B、並びに、制御盤6Aおよび6Bを区別しないときには、単に「かご5」および「制御盤6」と表記する。
(かご5および制御盤6)
かご5は、利用者を乗せて建物の階床間を移動する。具体的には、かご5は制御盤6により制御され、昇降路内を移動する。制御盤6は、上述したエレベータ4の制御装置に相当する。制御盤6は、エレベータ群管理システム3の指示に基づき、かご5を呼び発生階へ移動させる。
<エレベータ乗り場の概要>
図3は、エレベータ乗り場の一例を示す概要図である。エレベータ乗り場には、乗り場ドア7Aおよび7B、並びに、乗り場呼びボタン2が設けられている。乗り場ドア7Aが、エレベータ4Aの乗り場ドアであり、乗り場ドア7Bが、エレベータ4Bの乗り場ドアである。なお、乗り場ドア7Aおよび7Bを区別しないときには、単に「乗り場ドア7」と表記する。
図3に示す例では、2台のエレベータ4Aおよび4Bに対して、1つの乗り場呼びボタン2が設けられている。つまり、上述したとおり、乗り場呼びボタン2が押下された場合、エレベータ群管理システム3がいずれのエレベータ4のかご5を呼び発生階へ移動させるかを決定し、決定されたエレベータ4のかご5が当該階床へ移動する。
中間階(図2の例では2階、3階および4階)の乗り場呼びボタン2は、図3に示すように、上指定ボタン21および下指定ボタン22を含む。上指定ボタン21は、利用者の行先階が呼び発生階の上階である場合に押下される。下指定ボタン22は、利用者の行先階が呼び発生階の下階である場合に押下される。エレベータ群管理システム3は、上指定ボタン21と下指定ボタン22のいずれが押下されたかに基づき、呼び発生階へかご5を移動させるエレベータ4を決定する。なお、最下階(図2の例では1階)の乗り場呼びボタン2は、上指定ボタン21のみを含む。また、最上階(図2の例では5階)の乗り場呼びボタン2は、下指定ボタン22のみを含む。
また、上指定ボタン21および下指定ボタン22が押下された場合、これらボタンの内部に設けられた発光部20が発光する。図3の例では、上指定ボタン21が押下されたことにより、上指定ボタン21の内部に設けられた発光部20が発光している例を示している。なお、以下の記載では、単に発光部20と記載した場合、呼び発生階の上指定ボタン21および下指定ボタン22のうち、押下されたボタンの内部に設けられた発光部20を指すものとする。
<発光制御装置1の要部構成>
図1に示すように、発光制御装置1は、制御部10および記憶部11を備えている。制御部10は、発光制御装置1の各部を統括して制御する。記憶部11は、発光制御装置1が使用するデータを記憶するデバイスであり、ストレージと表現することもできる。制御部10は一例として、プロセッサおよびメモリにより実現される。この例において、プロセッサは、記憶部11にアクセスし、記憶部11に格納されているプログラム(不図示)をメモリにロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行する。これにより、制御部10の各部が構成される。
制御部10は、上記各部として、割当号機特定部101(特定部)、条件判定部102、搭乗率特定部103(取得部)および発光制御部104(表示制御部)を含む。
割当号機特定部101は、エレベータ群管理システム3が、いずれのエレベータ4のかご5を呼び発生階へ移動させるかを特定する。割当号機特定部101は、エレベータ群管理システム3から、割当号機を示す情報を取得することにより、当該エレベータ4を特定する。割当号機特定部101は、当該エレベータを示す情報を条件判定部102へ出力する。
条件判定部102は、割当号機が所定の条件が成立しているか否かを判定する。所定の条件とは、割当号機のかご5(対象かご、応答かご)の搭乗率に応じて、発光部20の発光態様を制御するか否かを決定するための条件である。当該条件は、以下の第1条件、第2条件、第3条件および第4条件を含む。第1条件は、「乗り場呼びの方向と割当号機のかご5の移動方向が同一である」である。第2条件は、「かご5の移動方向が呼び発生階へ近づく方向である」である。第3条件は、「かご5が呼び発生階に停止する前に、別の階床に停止できない」である。第4条件は、「第1条件から第3条件のうち第1条件のみが成立しておらず、かつ、呼び発生階に停止後、乗り場呼びの方向に移動するとの決定がなされた」である。なお、「乗り場呼びの方向」とは、呼び発生階で上指定ボタン21および下指定ボタン22のいずれが押下されたかに相当する。上指定ボタン21が押下された場合、乗り場呼びの方向は上方向である。下指定ボタン22が押下された場合、乗り場呼びの方向は下方向である。
条件判定部102は、割当号機において発生した動作を示す状態データを、エレベータ群管理システム3から取得する。そして、条件判定部102は、当該取得した状態データに基づき、上記第1条件から第4条件が成立しているか否かを判定する。なお、状態データとは、エレベータ4の動作において発生した事象を示す情報である。状態データは、エレベータ群管理システム3および制御盤6の少なくともいずれかで生成される。条件判定部102は、乗り場呼びボタン2が押下されてから、呼び発生階に割当号機のかご5が停止するまでの期間の状態データを取得することにより、上記第1条件から第4条件が成立しているか否かを判定する。
例えば、条件判定部102は、乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データに含まれる乗り場呼びの方向と、割当号機が移動開始したことを示す状態データに含まれる移動方向とに基づき、第1条件が成立しているか否かを判定する。また、条件判定部102は、乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データに含まれる呼び発生階と、割当号機が移動開始したことを示す状態データに含まれる移動方向とに基づき、第2条件が成立しているか否かを判定する。また、条件判定部102は、所定の時点において、乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データが1つのみである(呼び発生階のみである)か否かを判定することにより、第3条件が成立しているか否かを判定する。ここで、所定の時点とは、割当号機のかご5が呼び発生階に停止する前の時点であり、呼び発生階以外の階床で乗り場呼びボタン2が押下されても、呼び発生階に停止する前に当該階床に停止できない時点である。所定の時点の詳細については後述する。
また、条件判定部102は、第1条件、第2条件、第3条件が成立しているか否かを判定したうえで、第4条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、条件判定部102は、呼び発生階を基準として、乗り場呼びの方向と逆方向の階床にて乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データがあるか否かを判定することにより、第4条件が成立しているか否かを判定する。例えば、図2において呼び発生階が3階であり、乗り場呼びの方向が上方向である場合、呼び発生階に近づきながら下方向に移動している割当号機において、1階または2階で呼びが発生しているか否かを判定する。
条件判定部102は、第1条件、第2条件および第3条件が成立した場合、または、第4条件が成立した場合、割当号機のかご5の搭乗率の特定指示を搭乗率特定部103へ出力する。
(第3条件における所定の時点)
図4は、第3条件における所定の時点の具体例を示す図である。図4は、建物の3階にて乗り場呼びボタン2の下指定ボタン22が押下され、割当号機が3階より上の階床から下方向に移動する例を示す。つまり、矢印51は乗り場呼びの方向を示し、矢印52はかごの移動方向を示す。
パターン40では、所定の時点が、移動中のかご5が、次に呼び発生階へ停止することが決定する停止決定位置に到達した時点である。矢印53が、かご5が移動中であることを示す。つまり、パターン40において、かご5が停止決定位置に到達した場合、例えば4階にて乗り場呼びボタン2が押下されたとしても、かご5は4階には停止しない。なお、図4の例において、停止決定位置は、移動中のかご5を呼び発生階へ停止させるための減速を開始する減速決定位置であると表現することもできる。
パターン41では、所定の時点が、かご5が呼び発生階の隣接階に停止した時点である。隣接階とは、呼び発生階の1つ上の階床または1つ下の階床であり、パターン41では、乗り場呼びの方向とかご5の移動方向とが下方向であるため、第1および第2条件が成立する隣接階は、3階の1つ上の階床である4階となる。かご5の移動方向が下方向であり、かご5が4階に停止しているので、移動を再開したかご5は呼び発生階以外の階床に停止し得ない。
条件判定部102は、パターン40の場合、乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データが1つのみである状態で、3階に停止するための減速を開始したことを示す状態データを取得したとき、第3条件が成立したと判定する。また、条件判定部102は、パターン41の場合、呼び発生階の乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データを取得している状態で、第1および第2条件が成立する隣接階に停止したことを示す状態データを取得したとき、第3条件が成立したと判定する。
搭乗率特定部103は、割当号機のかご5の搭乗率を特定する。ここで、搭乗率とは、かご5の定員に対応する上限値に対し、現在のかご5の搭乗人数に対応する現在値が占める割合である。本実施形態では、搭乗率が、割当号機の定員に対応する荷重(かご5の最大積載重量)に対し、現在の荷重(現時点のかご5の積載重量)が占める割合である例を説明する。搭乗率特定部103は、一例として、状態データに基づき搭乗率を特定する。具体的には、搭乗率特定部103は、割当号機における、利用者がかご5に搭乗したことを示す状態データのうち、直近の状態データ(搭乗率に関する情報)を取得し、当該状態データに含まれる搭乗率を特定する。なお、搭乗率特定部103は、当該状態データを条件判定部102から取得してもよいし、エレベータ群管理システム3から取得してもよい。搭乗率特定部103は、特定した搭乗率を発光制御部104へ出力する。
発光制御部104は、乗り場呼びボタン2の発光部20を制御する。発光制御部104は、乗り場呼びボタン2が押下されたことを検出すると発光部20を発光させる。また、発光制御部104は、搭乗率特定部103から搭乗率を取得すると、当該搭乗率に応じた態様で、押下されたボタンの発光部20を発光させる。具体的には、発光制御部104は、取得した搭乗率と、記憶部11に記憶されている発光パターン111とに基づき、発光部20の発光態様を決定する。
図5は、発光部20における発光態様の具体例を示す図である。図5では、上指定ボタン21が押下された例を示している。パターン30は、搭乗率を特定していない場合の発光態様を示す。搭乗率を特定していない場合とは、例えば、乗り場呼びボタン2が押下された直後や、条件判定部102が、搭乗率の特定指示を搭乗率特定部103へ出力していない場合などである。パターン30では、発光制御部104は、発光部20を第1色で発光させる。第1色は例えば橙色であってもよい。
一方、パターン31、32、33は、搭乗率を特定している場合の発光態様を示す。換言すれば、パターン31、32、33は、発光制御部104が搭乗率を取得した場合の発光態様を示す。パターン31は搭乗率が10%、パターン32は搭乗率が50%、パターン33は搭乗率が90%の場合の発光態様を示している。パターン31、32、33では、発光制御部104は、発光部20を第2色で発光させる。第2色は例えば青色であってもよい。また、搭乗率を特定している場合、発光制御部104は、第2色の濃淡を搭乗率に応じて制御する。具体的には、発光制御部104は、第2色の濃さが、搭乗率が高いほど濃くなるように発光部20を制御する。
図6は、発光パターン111の一具体例を示す図である。本実施形態では、発光パターン111は、搭乗率の数値範囲と、第2色の濃度とを対応付けて格納するデータテーブルである。図6に示す「搭乗率(%)」のカラムに格納された情報が上記数値範囲であり、「発光色濃度」のカラムに格納された情報が上記濃度である。発光制御部104は、取得した搭乗率が20%以上40%未満の数値範囲内にある場合、発光パターン111に基づき、発光色濃度を0(基準値)と特定する。同様に、発光制御部104は、取得した搭乗率が0%である場合、発光パターン111に基づき、発光色濃度を−40と特定する。また、発光制御部104は、取得した搭乗率が80%以上である場合、発光パターン111に基づき、発光色濃度を+60と特定する。
ここで、上記濃度についてより具体的に説明する。記憶部11には、各濃度(−40、−20、0、20、40および60)と発光色とを対応付けた発光色データテーブル(不図示)があらかじめ格納されている。各濃度に対応付けられた発光色とは、0に対応付けられた第2色(例えば、青色、以下、「基準色」と表記する)と同じ色相の発光色である。負の値の濃度に対応付けられた発光色は、基準色より薄い色(例えば、薄い青色や水色)であり、正の値の濃度に対応付けられた発光色は、基準色より濃い色(例えば、濃い青色)である。
発光制御部104は、発光データテーブルに基づき発光色を特定し、当該発光色で発光部20を発光させる。以上により、第2色の濃淡による搭乗率の提示が実現される。
<発光制御処理の流れ>
図7は、発光制御装置1が実行する発光制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
発光制御部104は、乗り場呼びボタン2の押下を待機している(ステップS1、以下、「ステップ」の記載を省略)。乗り場呼びボタン2の押下を検出すると(S1でYES)、発光制御部104は発光部20を通常の発光色、すなわち第1色で発光させる(S2)。
続いて、割当号機特定部101は、エレベータ群管理システム3から受信した情報に基づき、割当号機を特定する(S3、特定ステップ)。割当号機特定部101は、割当号機を示す情報を条件判定部102へ出力し、条件判定部102は、割当号機の状態データをエレベータ群管理システム3から受信する。
条件判定部102は、割当号機のかご5が呼び発生階へ近づいているか否かを判定する(S4)。換言すれば、条件判定部102は、割当号機において第2条件が成立しているか否かを判定する。第2条件が成立している場合(S4でYES)、条件判定部102は、割当号機のかご5が呼び発生階のみに停止するか否かを判定する(S5)。換言すれば、条件判定部102は、割当号機において第3条件が成立しているか否かを判定する。第3条件が成立している場合(S5でYES)、条件判定部102は、割当号機のかご5の移動方向と乗り場呼びの方向とが同一であるか否かを判定する(S6)。換言すれば、条件判定部102は、割当号機において第1条件が成立しているか否かを判定する。第1条件が成立している場合(S6でYES)、条件判定部102は、搭乗率の特定指示を搭乗率特定部103へ出力する。
一方、第1条件が成立していない場合(S6でNO)、条件判定部102は、割当号機のかご5が呼び発生階に停止後、乗り場呼びの方向へ移動するか否かを判定する(S7)。換言すれば、条件判定部102は、割当号機において第4条件が成立しているか否かを判定する。第4条件が成立している場合(S7でYES)、条件判定部102は、搭乗率の特定指示を搭乗率特定部103へ出力する。
搭乗率特定部103は、指示に基づき、割当号機のかご5の搭乗率を特定する(S8、取得ステップ)。搭乗率特定部103は、特定した搭乗率を発光制御部104へ出力する。
発光制御部104は、特定した搭乗率に応じた濃度で、押下されたボタンの発光部20を発光させる(S9、表示制御ステップ、発光制御ステップ)。すなわち、第1色で発光している発光部20を、搭乗率に応じた濃度の第2色で発光するよう制御する。
発光制御部104は、割当号機のかご5の呼び発生階への到着を待機する状態となる(S10)。当該かご5が呼び発生階へ到着したことを検出すると、発光制御部104は、発光部20の発光を終了させ(S11)、発光制御処理が終了する。
なお、第2条件が成立していない場合(S4でNO)、第3条件が成立していない場合(S5でNO)および第4条件が成立していない場合(S7でNO)、制御部10は、発光制御処理はS4に戻る。つまり、発光制御処理は、第1条件、第2条件および第3条件が成立するか、または、第4条件が成立するまで、S8の処理を実行しない。
<効果>
本実施形態に係る発光制御装置1は、第1条件、第2条件、第3条件が成立した割当号機のかご5の搭乗率を含む状態データを取得する搭乗率特定部103を備える。また、発光制御装置1は、当該搭乗率に応じた発光態様で発光部20を発光させる発光制御部104を備える。
この構成によれば、第1条件、第2条件および第3条件が成立した場合、搭乗率に応じた発光態様で発光部20を発光させるので、当該発光が示す搭乗率は、一時的あるいは完全に、かご5が呼び登録階に到着するまで変化しないものとなる。換言すれば、割当号機のかご5は、発光が示す搭乗率のまま、呼び発生階に到着する可能性が高いものとなる。よって、利用者は、乗り場呼びボタン2の発光が示す搭乗率に応じて、割当号機に搭乗するか否かを容易に判断することができる。結果として、エレベータの利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の提示を実現することができる。
また、エレベータ乗り場に必ず設置されている乗り場呼びボタン2の発光部20の発光態様を制御することにより、かご5の搭乗率を利用者に認知させるので、エレベータ乗り場に新たな表示デバイスや発光デバイスを追加する必要がない。結果として、コストをかけずにエレベータ乗り場での搭乗率の提示を実現することができる。
また、第3条件は、割当号機のかご5が、呼び発生階に停止する前に、別の階床に停止することができなくなった場合にのみ成立する。一例として、第3条件は、当該かご5を呼び発生階に停止させるためにかご5を減速させることを決定した場合に成立する。換言すれば、第3条件は、移動中のかご5が、呼び発生階に応じて決まる減速決定位置(停止決定位置)に到達した場合に成立する。また、別の例として、第3条件は、当該かご5が呼び発生階の直上または直下の階床に停止した場合に成立する。
この構成によれば、当該かご5が呼び発生階に到着するまでに、別の階床に止まらないことが確定したタイミングでのみ、発光部20を搭乗率に応じて発光させるので、当該発光が示す搭乗率は、当該かご5が呼び発生階に到着するまでに変化しないことが確定する。よって、利用者は、発光制御装置1による発光が示す搭乗率に応じて、割当号機に搭乗するか否かをさらに容易に判断することができる。
また、搭乗率特定部103は、第4条件が成立した場合、割当号機のかご5の搭乗率を含む状態データを取得する。換言すれば、第2条件および第3条件が成立し、第1条件が成立していない場合に、当該かご5が呼び発生階に停止後、乗り場呼びの方向に移動するとの決定がなされた場合、当該かごの搭乗率を含む状態データを取得する。つまり、発光制御部104は、第4条件が成立した場合、取得された搭乗率に応じた発光態様で発光部20を発光させる。
この構成によれば、割当号機のかご5の移動方向が乗り場呼びの方向と反対であっても、当該かご5が呼び発生階に停止した後、反転して乗り場呼びの方向へ移動する場合は、搭乗率に応じた発光態様で発光部20を発光させる。これにより、エレベータの利用者の望む方向に移動するかご5について、利用者が混乱しないような、エレベータ乗場での搭乗率の提示を、漏れなく実現することができる。
また、本実施形態に係るエレベータシステムにおいて、1つのエレベータ乗り場における乗り場呼びボタン2の数は、当該エレベータ乗り場に停止可能なかご5の数未満である。また、発光制御装置1は、乗り場呼びボタン2の押下に対して割り当てられた割当号機を特定する割当号機特定部101をさらに備える。また、発光制御部104は、割当号機の搭乗率に応じて、乗り場呼びボタン2の発光態様を制御する。
この構成によれば、かご5と乗場呼びボタン2とが1対1で対応していない場合であっても、乗場呼びボタン2が押下された階床に到着する割当号機のかご5の搭乗率を利用者に提示することができる。
また、発光制御部104は、乗り場呼びボタンの発光色の濃さを、搭乗率が高くなるほど濃くすることにより、呼び発生階の利用者に割当号機のかご5の搭乗率を提示する。この構成によれば、かご5の搭乗率が低いと発光色が淡くなり、搭乗率が高いと発光色が濃くなる。これにより、エレベータ乗場でかご5の到着を待つ利用者は、乗場呼びボタンの点灯色の濃淡から、到着するかごの搭乗率を直感的に理解することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態に係る発光制御装置1は、エレベータ4のかご5が呼び発生階に停止せず通過することが決定した場合、第1色または第2色で発光している発光部20の発光態様を変更する。一例として、発光制御装置1は、第1色または第2色で発光している発光部20を、エレベータ4のかご5が呼び発生階に停止せず通過することが決定してから、通過するまでの期間点滅させる。
なお、エレベータ4のかご5が呼び発生階に停止せず通過することが決定した場合とは、例えば、割当号機のかご5の搭乗率が100%、すなわち当該かご5の搭乗者が定員に到達した状態で、呼び発生階に到達することが決定した場合である。
条件判定部102は、例えば、直近の搭乗率を示す状態データにおいて搭乗率が100%である状況で、呼び発生階の減速決定位置を通過した場合、その旨を発光制御部104に通知する。発光制御部104は、当該通知に基づき発光部20を点滅させる。呼び発生階の減速決定地を通過したことを示す情報は、状態データとして取得されてもよいし、状態データと異なる情報として取得されてもよい。
また、エレベータ4のかご5が呼び発生階に停止せず通過することが決定した場合の別の例は、エレベータ4のかご5が次に停止する階床が、呼び発生階より後に到達する階床に決定した場合である。具体例としては、呼び発生階が3階であり、かご5が上方向に進行して3階に近づいている場合において、当該かご5に搭乗している搭乗者が行先階として4階を登録している場合などがあげられる。この場合、かご5は3階を通過し、4階に停止する。当該かご5が割当号機のかごである場合、かご5は、5階が行先階として登録されていなければ、4階に停止した後移動方向を反転させて、呼び発生階である3階まで移動し、停止する。
条件判定部102は、例えば、2つの階床で乗り場呼びボタン2が押下されたことを示す状態データを取得し、かつ、当該2つの階床のうち、かご5が後に到達する階床のみが搭乗者の行先階として登録されていることを示す状態データを取得した場合、その旨を発光制御部104に通知する。発光制御部104は、当該通知に基づき発光部20を点滅させる。
なお、上記別の例においては、かご5は、割当号機のかごでなくてもよい。このため、本実施形態に係る条件判定部102は、エレベータ群管理システム3が制御するすべてのエレベータ4の状態データを取得する。
<発光制御処理の流れ>
図8は、発光制御装置1が実行する発光制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8は、図7に示すフローチャートのS1〜S3が実行された後の処理の流れを示している。
条件判定部102は、エレベータ群管理システム3が制御するすべてのエレベータ4の状態データに基づき、呼び発生階へ近づくかご5があるか否かを判定する(S21)。当該かご5がある場合(S21でYES)、条件判定部102は、エレベータ4のうち、割当号機が搭乗率算出の条件を満たすか否かを判定する(S22)。すなわち、条件判定部102はS22において、図7のS4〜S7の処理を実行する。
割当号機が条件を満たす場合(S22でYES)、制御部10は、S8およびS9の処理を実行する。当該処理については図7を参照してすでに説明しているため、ここでは説明を繰り返さない。S8およびS9の処理が実行されることにより、発光部20が、搭乗率に応じた濃度の第2色で発光する。
なお、割当号機が条件を満たさない場合(S22でNO)、制御部10はS8およびS9の処理を実行しない。このため、発光部20は、第1色での発光を継続する。
条件判定部102は、呼び発生階へ近づくかご5が、呼び発生階を通過することが決定したか否かを判定する(S23)。通過することが決定したと判定した場合(S23でYES)、条件判定部102はその旨を発光制御部104へ通知する。発光制御部104は、当該通知を受けると、第1色または第2色で発光している発光部20を点滅させる(S24)。
条件判定部102は、取得した状態データを参照し、かご5が呼び発生階を通過するまで待機する(S25)。通過したことを検出した場合(S25でYES)、条件判定部102はその旨を発光制御部104へ通知する。発光制御部104は、当該通知を受けると、発光部20の点滅を終了させる(S26)。そして、発光制御処理は、図7に示すフローチャートのS10へ進む。
なお、条件判定部102が、呼び発生階へ近づくかご5がないと判定した場合(S21でNO)、および、呼び発生階へ近づくかご5が、呼び発生階を通過しないと判定した場合(S23でNO)、発光制御処理は、S21へ戻る。
<効果>
本実施形態に係る発光制御装置1の発光制御部104は、呼び発生階へ近づくかご5がある、すなわち、少なくとも第2条件が成立しているかご5について、呼び発生階を通過することが決定した場合、発光部20を点滅させる。
前記の構成によれば、呼び発生階に近づいてくるかご5が、呼び発生階を通過することが決定した場合、発光部20を点滅させて、当該かご5に搭乗できないことを通知する。これにより、呼び発生階でかご5を待つ利用者は、かご5が呼び発生階に到達する前に、当該かご5に搭乗できないことを認識することができる。これにより、当該利用者は、表示を確認した時点でエスカレータや階段などの代替手段を利用すると決定することができる。
〔変形例〕
発光制御装置1は、発光部20を、搭乗率に応じた色相で発光させてもよい。図9は、発光パターン111の変形例を示す図である。本変形例に係る発光パターン111は、搭乗率の数値範囲の各々に、発光部20の発光の色相を対応付けて格納するデータテーブルである。「発光色」のカラムに格納された情報が上記色相である。この発光パターン111を用いることにより、例えば、搭乗率が20%以上40%未満の数値範囲内にある場合、発光部20は緑色に発光する。また例えば、搭乗率が0%である場合、発光部20は白色に発光する。また例えば、搭乗率が80%以上である場合、発光部20は赤色に発光する。
上述した実施形態に係るエレベータシステムでは、乗り場呼びボタン2の発光部20の発光態様を搭乗率に応じて制御する例を説明した。これに対し、エレベータシステムが搭乗率に応じた制御を行う制御対象は、発光部20に限定されない。例えば、当該制御対象は、各エレベータ乗り場に設けられた表示装置であってもよい。すなわち、当該表示装置が、割当号機のかご5の搭乗率を示す表示を行ってもよい。当該表示装置は、例えば、各エレベータ乗り場においてエレベータ4ごとに設けられた、かご5の現在位置を示すインジケータであってもよい。
一例として、当該表示装置は、表示の背景色を、搭乗率に応じた濃度または色相としてもよい。別の例として、当該表示装置は、長さで搭乗率を示すバーを表示してもよい。
図10は、上記表示装置である表示装置99(搭乗率表示装置)を制御する表示制御装置9の要部構成を示すブロック図である。図10に示すように、表示制御装置9は、制御部90および記憶部91を備えている。制御部90は、表示制御装置9の各部を統括して制御する。記憶部91は、表示制御装置9が使用するデータを記憶するデバイスであり、ストレージと表現することもできる。制御部90は一例として、プロセッサおよびメモリにより実現される。この例において、プロセッサは、記憶部91にアクセスし、記憶部91に格納されているプログラム(不図示)をメモリにロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行する。これにより、制御部90の各部が構成される。
制御部90は、上記各部として、割当号機特定部101、条件判定部102、搭乗率特定部103および表示制御部904を含む。割当号機特定部101、条件判定部102および搭乗率特定部103については、すでに説明しているため、ここでは説明を繰り返さない。
表示制御部904は、表示装置99の表示部990を制御する。表示制御部904は、搭乗率特定部103から搭乗率を取得すると、当該搭乗率に応じた表示を、表示部990に実行させる。なお、ここでは、表示の背景色を搭乗率に応じた濃度とする例を説明する。この場合、表示制御部904は、取得した搭乗率と、記憶部91に記憶されている背景色パターン911とに基づき、背景色の濃度を決定する。なお、背景色パターン911としては、上述した発光パターン111を用いることができる。
なお、本変形例に係る表示装置99は、以下のように表現することもできる。すなわち、表示装置99は、第1条件、第2条件、第3条件が成立した割当号機のかご5について、これら条件が成立したタイミングから、呼び発生階に当該かご5が停止するまでの期間中に、当該かご5の搭乗率を示す表示を開始する表示部990を備える。
また、発光制御装置1は、乗り場呼びボタン2が押下された時点から、割当号機が到着するまで、搭乗率に応じた発光態様で発光部20を発光させてもよい。換言すれば、発光制御装置1は、第1条件〜第4条件を判定することなく割当号機の搭乗率を示す状態データを取得し、当該搭乗率に応じた発光態様で発光部20を発光させてもよい。この例の場合、制御部10は条件判定部102を含んでいなくてもよい。
また、上述した実施形態では、乗り場呼びボタン2は上指定ボタン21と、下指定ボタン22との計2つのボタンを備える構成であったが、乗り場呼びボタン2が備えるボタンの数はこの例に限定されない。例えば、乗り場呼びボタン2は、車いすを使用している人向けの上指定ボタンおよび下指定ボタンをさらに備えていてもよい。
また、各エレベータ乗り場において、各エレベータと乗り場呼びボタン2とが1対1で対応付けられていてもよい。換言すれば、上述した実施形態のとおり、1つのエレベータ乗り場における乗り場呼びボタンのユニット数が、当該エレベータ乗り場に停止可能なかごの数未満であってもよいし、この変形例のように、当該ユニット数が当該かごの数と同じであってもよい。なお、ユニット数とは、制御対象となるエレベータ4が同一であるボタンの組に相当する。上述した実施形態では、上指定ボタン21と下指定ボタン22との組で1つのユニットとなる。また、車いすを使用している人向けの上指定ボタンおよび下指定ボタンがさらにある場合、これら4つのボタンの組で1つのユニットとなる。
各エレベータ乗り場において、各エレベータと乗り場呼びボタン2とが1対1で対応付けられている場合、発光制御装置1は、いずれのボタンが押下されたかを特定することで、搭乗率を提示する対象となるエレベータ4を特定してもよい。この場合、制御部10は、割当号機特定部101を含んでいなくてもよい。なお、図2にこの例を適用すると、エレベータ4Aを制御対象とする上指定ボタン21と下指定ボタン22とで1つのユニットとなり、エレベータ4Bを制御対象とする上指定ボタン21と下指定ボタン22とで別の1つのユニットとなる。つまり、本適用例では、エレベータ乗り場におけるユニット数は2である。
発光制御装置1による、搭乗率に応じた発光部20の制御、および、表示制御装置9による、搭乗率に応じた表示部990の制御は、条件判定部102が、所定の条件が成立したと判定したタイミングから、割当号機のかご5が呼び発生階に停止するまでの期間中であれば、いずれのタイミングで開始されてもよい。
エレベータ4には非停止階が設定されていてもよい。非停止階とは、そのエレベータ4のかご5が停止しない階床として、あらかじめ設定された階床である。つまり、エレベータ4の利用者は、非停止階を行先階として登録することはできない。なお、非停止階が設定されている場合、図4を参照して説明した停止決定位置と減速決定位置とが異なる場合がある。例えば、2〜10階が非停止階のエレベータ4において、或る利用者の出発階が1階、行先階が11階である場合、2〜10階は必ず通過することとなるので、停止決定位置は1階付近となる。一方、減速決定位置は、11階に停止するために減速を開始する位置であるので、より11階に近い位置となる。この例の場合、条件判定部102は、かご5が1階を出発したことを示す状態データと、11階を行先階として登録したことを示す状態データとを取得した時点で、第3条件が成立したと判定してもよい。換言すれば、この変形例における第3条件の成立時点は、減速決定位置に到達した時点ではなく、停止決定位置に到達した時点である。
条件判定部102が成立したか否かを判定する条件として、第3条件および第4条件は必須ではない。換言すれば、条件判定部102は、少なくとも第1条件および第2条件について、成立したか否かを判定する。
建物に設けられたエレベータ4は、1台のみであってもよい。この例の場合、エレベータシステムはエレベータ群管理システム3を含んでいなくてもよい。エレベータシステムがエレベータ群管理システム3を含まない場合、発光制御装置1および表示制御装置9は、制御盤6と通信可能に接続する。
搭乗率特定部103による搭乗率の特定方法は、上述した例に限定されない。例えば、搭乗率特定部103は、かご5の天井に設けられ、かご5の内部を撮影可能なカメラ(不図示)が撮影した画像を取得し、かご5の床に対応する領域に対して、かご5に搭乗する人や物が占める領域の割合を算出することにより、搭乗率を特定してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
発光制御装置1および表示制御装置9の制御ブロック(特に制御部10および90)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、発光制御装置1および表示制御装置9は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 発光制御装置(表示制御装置)
2 乗場呼びボタン(搭乗率表示装置)
3 エレベータ群管理システム
4、4A、4B エレベータ
5、5A、5B かご
9 表示制御装置
99 表示装置(搭乗率表示装置)
990 表示部
101 割当号機特定部(特定部)
102 条件判定部
103 搭乗率特定部(取得部)
104 発光制御部(表示制御部)
S8 取得ステップ
S9 表示制御ステップ、発光制御ステップ

Claims (8)

  1. 搭乗率表示装置を制御する表示制御装置であって、
    条件が成立したエレベータのかごである対象かごの搭乗率に関する情報を取得する取得部と、
    前記情報に基づき、前記条件が成立したタイミングから、乗場呼びが発生した乗場呼び発生階床に前記対象かごが停止するまでの期間中に、前記対象かごの搭乗率を示す表示を前記搭乗率表示装置に開始させる表示制御部を備え、
    前記条件は、前記乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、前記乗場呼び発生階床へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが前記乗場呼び発生階床に停止する前に、別の階床に停止しないとの第3条件を含む、表示制御装置。
  2. 前記第3条件は、かごが前記乗場呼び発生階床に停止する前に、別の階床に停止することができなくなった場合にのみ成立する、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記第3条件は、前記乗場呼び発生階床に停止させるために、かごを減速させることを決定した場合に成立する、請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記第3条件は、前記乗場呼び発生階床の直上または直下の階床にかごが停止した場合に成立する、請求項2または3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記条件のうち、前記第1条件のみが成立していないかごであって、前記乗場呼び発生階床に停止後、前記乗場呼びの方向に移動するとの決定がなされたかごについて、当該決定がなされたタイミングから、当該かごが前記乗場呼び発生階床に停止するまでの期間中に、前記搭乗率を示す表示を前記搭乗率表示装置に開始させる、請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記条件のうち少なくとも前記第2条件が成立しているかごが前記乗場呼び発生階床を通過することが決定した場合、当該かごに搭乗できないことを示す表示を前記搭乗率表示装置に行わせる、請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 搭乗率表示装置を制御する表示制御装置の制御方法であって、
    条件が成立したエレベータのかごである対象かごの搭乗率に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記情報に基づき、前記条件が成立したタイミングから、乗場呼びが発生した乗場呼び発生階床に前記対象かごが停止するまでの期間中に、前記対象かごの搭乗率を示す表示を前記搭乗率表示装置に開始させる表示制御ステップを含み、
    前記条件は、前記乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、前記乗場呼び発生階床へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが停止する階床が前記乗場呼び発生階床のみであるとの第3条件を含む、表示制御装置の制御方法。
  8. 条件が成立したエレベータのかごである対象かごについて、当該条件が成立したタイミングから、乗場呼びが発生した乗場呼び発生階床に前記対象かごが停止するまでの期間中に、前記対象かごの搭乗率を示す表示を開始する表示部を備え、
    前記条件は、前記乗場呼びの方向とかごの移動方向とが同一であるとの第1条件、および、かごの移動方向が、前記乗場呼び発生階床へ近づく方向であるとの第2条件、および、かごが停止する階床が前記乗場呼び発生階床のみであるとの第3条件を含む、搭乗率表示装置。
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