JP6418295B2 - 案内装置、案内方法およびエレベータ - Google Patents
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Description
従来、このエレベータの運行状況を乗場の利用者に知らせる技術は、上下ボタン、インジケータ、ホールランタン、音、音声案内等が知られている。そのため、エレベータの運行状況を確認するには、上記のようなそれぞれの機器を確認して判断する必要があった。また、エレベータの運行状況を表示する方法として、特許文献1では壁面及び床にエレベータのかごの移動の状況を表示することが開示されている。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、かごが到着した時にかごに搭乗している利用者が降車する状況を含めたエレベータの運行状況を乗場の利用者に直感的に知らせることを目的とする。
図1は、この発明の実施の形態1における案内装置1の機能構成図である。
案内装置1は、制御手段2、入力手段3、表示手段4から構成されている。
そして、案内装置1は、エレベータの呼びの情報などが入力装置5から入力され、その呼びの情報によってエレベータを制御するかご動力装置6から、呼びに応じるかごの運行情報と、呼びの階の乗場の扉の開閉情報が入力される。すると、呼びに応じるかごと扉の一連の流れを示す案内情報を生成し、呼びの階の乗場に設置された表示装置7によって、この案内情報をエレベータの乗場の三方枠と扉に表示する。
尚、呼びに応じるかごと扉の一連の流れとは、呼びに応じるかごが決定されてから、そのかごが呼びの階に到着するまでのかごの位置と到来方向、かごが到着してから扉が開閉するまでの状況を含む。
制御手段2は、入力手段3を介して入力装置5から入力されたエレベータの呼びの情報と、かご動力装置6から呼びに応じるかごの号機と位置、扉の開閉情報が入力される。そして、呼びに応じた時のかごの位置とよびの階との距離を算出して、呼びに応じるかごの相対的な位置と、かごの到来方向を求める。そして、呼びに応じるかごと呼びの階との距離に対するかごの位置、呼びに応じるかごの到来方向、および扉の開閉情報を用いて、呼びに応じるかごの状態と乗場の扉の開閉状態を含むエレベータの一連の流れを乗場の三方枠と扉に光で連続的に表示する案内情報を生成し、生成した案内情報を乗場の三方枠と扉に表示手段4を介して表示装置7で表示する。また、案内情報には、三方枠の上部の壁にかごの到来方向を示すことと、扉の前の床の領域に呼びに応じるかごの乗場の位置を示すことも含む。
また、以下で説明する各光は、明度、彩度、色相のいずれかが異なるものである。
入力手段3は、案内装置1と入力装置5との入力インターフェースであり、表示手段4は、案内装置1と表示装置7との出力インターフェースである。
図2は、この発明の実施の形態1における案内装置1のハードウェア構成図である。
案内装置1は、プロセッサ11、メモリ12、および入出力インターフェース13から構成される。そして、図1に示した案内装置1の制御手段2は、プロセッサ11がメモリ12に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。また、入力手段3と表示手段4は入出力インターフェースである。
まず、案内装置1によってエレベータの乗場に表示される案内情報の表示例について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1における案内装置1の表示例である。
図3−1は呼びがない時の乗場の状態である。乗場には、三方枠21、扉22、三方枠の上部の壁23、乗場の扉22の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、その呼びの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定する。
また、かごの到来方向が、三方枠21の上部の壁23aに表示される。壁23aに表示されるかごの到来方向の情報は、第1の光で表示されてもよいし、他の光で表示されても良い。
また、図3−2bに示す様に、三方枠21aに対応した扉22の前の床24aの領域に、三方枠21aと同様に第1の光が案内情報として表示されるようにしてもよい。この様に扉22の前の床24に表示することで、遠くから移動してきた利用者にも直感的に呼びに応じるかごの乗り口を知らせることができる。
ここでは、かごが移動し始めると扉22にも、かごの位置と到来方向を三方枠21に連動して第2の光で表示されることを示すが、少なくとも三方枠21にかごの位置と到来方向が第2の光で表示されていればよい。また、この実施の形態1では三方枠21と扉22にエレベータの一連の流れを連続的な光で表示する例で説明するが、三方枠21または三方枠21の周辺にエレベータの一連の流れを連続的な光で表示されていればよい。三方枠21の周辺とは、三方枠21の外側または内側のいずれかまたは双方、三方枠21の周辺の床(扉22の前の床24周辺)、三方枠21の内側の扉22、三方枠21の周辺の壁23、これらのいずれか1つまたはいずれかの組み合わせを示す。また、呼びに応じるかごが乗場の上方向からくる場合は、三方枠21と扉22の上から徐々に第2の光が表示される。
この様に、三方枠21と扉22に表示した第2の光を点滅表示させることで、扉が開くことを乗場の利用者に直感的に知らせることができる。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21を強調表示してもよいし、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小して投影させることで、三方枠21を強調表示してもよい。
図3−1〜図3−6に示した様に、呼びに応じるかごの乗場の位置と、呼びに応じるかごの状態と、乗場の扉の開閉状態を含むエレベータの一連の流れを乗場の三方枠または三方枠の周辺に光で連続的に表示する。このように表示することで、複雑なエレベータの一連の流れを乗場の利用者に直感的に知らせることができる。先に述べたように三方枠の周辺とは、三方枠の外側または内側のいずれかまたは双方、三方枠の周辺の床(扉の前の床周辺)、三方枠の周辺の壁、三方枠の内側の扉、これらのいずれか1つまたは組合せを示す。
以上が実施の形態1における案内装置1の表示例の説明である。
尚、ここでは、かごの相対位置と到来方向を三方枠21または三方枠21の周辺に表示することにしているが、呼びに応じた時から呼びの階に到着するまでに必要な時間とかごの位置から換算するかごの待ち時間とかごの到来方向を三方枠21または三方枠21の周辺に表示してもよい。
図4は、この発明の実施の形態1における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(ステップ(以下Sと示す)1)。この時、同時に入力装置5からかご動力装置6にも呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機とかごの位置を含むかごの情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S2)
また、制御手段2は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の三方枠21の全面21aと三方枠21に対応した扉22の前の床24aに第1の光を表示してもよい(図3−2b)。
乗場の三方枠21、扉22および壁23に、生成した案内情報を表示する(S4)(図3−3a、図3−3b)。
尚、呼びの階の位置は、制御手段2が呼びの情報から算出してもよく、呼びの情報は、呼びに応じるかごの情報と共にかご動力装置6から制御手段2に入力されてもよい。
この様に案内情報は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの相対的な位置とかごの到来方向について、三方枠21の一部の領域21bと扉の一部の領域22bを第2の光で表示する情報である。また、三方枠21の他方の領域21aと扉22の他方の領域22aは、かごの現在位置から呼びの階までの距離を第1の光で表示する案内情報となっている。
尚、制御手段2は、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
尚、制御手段2は、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21の第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
以上の案内装置1の各処理が案内方法に相当し、制御手段2の処理が制御ステップ、制御手段2から表示手段4を介して表示装置7に案内情報を出力して表示する処理が表示ステップに相当する。
尚、制御手段2が生成する案内情報は、図3−1〜図3−6の様に光で連続的に表示することにより、エレベータの一連の流れを示すことを想定しているが、それぞれの状態を断続的または断片的に光で表示しても良い。
また、本実施の形態1では、案内情報に、三方枠の上部の壁にかごの到来方向を示すことを含むとして説明したが、かごの到来方向を示すのは三方枠の周辺の壁であってもよい。
また、図示していないスピーカーから案内情報に相当する内容を音声で出力して、利用者に音声で案内してもよい。
実施の形態1では、エレベータの利用者による呼びに対して、呼びに応じるかごの乗場の位置と、呼びに応じるかごの相対的な距離または時間と、扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを三方枠または三方枠の周辺に光で連続的に表示する案内情報で表示することを示したが、実施の形態2は、更に、呼びに応じたかごに搭乗している利用者の情報から車椅子の利用者であることがわかる場合に、車椅子の利用者が搭乗していることを扉と乗場の床に表示して案内する例について説明する。
案内装置1の機能構成図とハードウェア構成図は、実施の形態1と同様である。
図5−1は呼びがない時の乗場の状態である。図3−1と同様に、乗場には、三方枠21、扉22、三方枠の上部の壁23、乗場の扉の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、その呼びの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定すると、図5−2aまたは図5−2bに示す様に、選定された呼びに応じるかごの、呼びの階の乗場の三方枠21aの全面または三方枠21bの全面に、第1の光が案内情報として表示される。
更に、かごの位置が呼びの階に近づき、車椅子の搭乗者が呼びの階で降車する場合、図5−3bに示す様に、車椅子の利用者が搭乗しているかごが近づいていることを示す様に、車椅子の図柄が床24まで移動する動画の案内情報で表示される。この様に表示することで、乗場の利用者は、呼びの階で車椅子の搭乗者が降車することを直感的に知ることができる。
そして、扉22が開く直前から全開して閉じるまでの案内情報の表示は、図3−4、図3−5、図3−6と同様である。更に、扉22が全開して扉22が閉じるまでと、扉22が閉じてから設定された時間、車椅子の利用者が移動する方向を床24に表示しておいてもよい。
以上が実施の形態2における案内装置1の表示例の説明である。
図6は、この発明の実施の形態2における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、実施の形態1と同様に、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(S21)。この時、入力装置5からかご動力装置6にも同時に呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機とかごの位置を含む情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S22)。
更に、制御手段2には、入力手段3を介して入力装置5から、呼びの情報と共にかごに搭乗している利用者の情報が入力されていて、その情報から車椅子の利用者であるか否かを判定する(S24)。尚、利用者の情報は、かご動力装置6から制御手段2に入力されてもよい。
そして、車椅子の利用者である場合、利用者の情報から呼びの階で車椅子の利用者が降車するか否かを判定する(S25)。
また、利用者の情報に車椅子の利用者がない場合、実施の形態1のS3の動作と同様であり図3−2a、図3−2bの表示を行う。
また、車椅子の利用者がない場合には、三方枠21にかごの位置と到来方向を示す案内情報を表示する。
尚、実施の形態1で示した様に、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21の第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
感的に知ることができる。また、車椅子の利用者に降車後の移動方向を示すことで、車椅子の利用者は、降車した後に迷うことなく目的の方向に進むことができる。
実施の形態2では、呼びに応じたかごが選定された時に、そのかごに車椅子の利用者が搭乗していれば、かごの移動と到来方向を三方枠21に示すと同時に、車椅子の利用者の情報を扉22と扉22の前の床24に表示することを示したが、実施の形態3は、かごの移動と到来方向に連動して三方枠21に案内情報を示すと同時に、利用者の情報またはセンサーの情報からかごに搭乗している人数などの混雑状況を含めたかご内の情報を扉22に表示する例について説明する。
案内装置1の機能構成図とハードウェア構成図は、実施の形態1と同様である。
図7−1は呼びがない時の乗場の状態である。図3−1と同様に、乗場には、三方枠21、扉22、三方枠21の上部の壁23、乗場の扉22の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、そのよびの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定する。すると、図7−2aまたは図7−2b1または図7−2b2に示す様に、呼びに応じるかごに対応した、呼びの階の三方枠21の全面21aに第1の光が案内情報として表示される。
尚、扉22に表示する搭乗者の情報は、三方枠21と同じ光でもよいし、異なる光でもよい。
また、かごの位置が呼びの階に近づいたときに、扉22に呼びの階で降りない搭乗者の情報を図7−2b1、図7−2b2で示したように、扉22の右上に示したまま三方枠21にかごの相対的な位置を示す様にしてもよい。
そのように表示することで、乗場の利用者は、かご内の込み具合を直感的に知ることができる。
尚、図7−3bと図7−3cに示した扉22の表示は、降車する人と降車しない人の区別がつく表示であれば他の表示であってもよい。
扉22が全開してから、扉22が閉じるまでの案内情報の表示は、図3−5、図3−6と同様である。また、扉が全開してから、扉22が閉じるまでの扉22に搭乗しているかご内の状況を表示した状態で、三方枠の表示を図3−5、図3−6と同様にしてもよい。
以上が実施の形態3における案内装置1の表示例の説明である。
図8は、この発明の実施の形態3における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、実施の形態1と同様に、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(S41)。この時、入力装置5からかご動力装置6にも同時に呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機と位置を含む情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S42)。
また、更に制御手段2は、利用者の情報を用いて搭乗者が呼びの階で降車するか否かを判定する(S45)。
よび壁23に表示する(S46)。
かごが呼びの階の位置に対して予め設定された位置まで来た情報がかご動力装置6から制御手段2に入力され、搭乗者が呼びの階で降車すると判定した場合、三方枠21の領域21bにかごの位置と到来方向を第2の光で表示し、他方の領域21aには第1の光を表示する案内情報を生成する。更に、壁23aにはかごの到来方向を表示すると共に、かごの位置と到来方向に連動して扉22cに表示した搭乗者の人数または割合を示す図柄またはシルエットが呼びの階に到着しようとする動画によりかご内の状況を強調した案内情報を生成する。そして、制御手段2は、三方枠21と扉22と壁23に生成した案内情報を表示する。(S50)(図7−3b)。また、かごが呼びの階に近づいている時に、かご内の搭乗者の人数または割合を、かごの移動と連動して動画で表示する例を示したが、静止画であってもよい。
この時、扉22dに表示する案内情報は、扉22が透けてかご内の搭乗者の状況が見えるように表示する例で説明したが、その他、かご内の搭乗者の状況をかごの到着状況に合わせて案内できれば他の表示の仕方でもよい。少なくとも、かご内の搭乗者の状況を案内できれば他の表示の仕方でもよい。
尚、表示の説明でも記載した様に、降車しない搭乗者の状況を含めたかご内の状況を降車する搭乗者と合わせて扉22に表示してもよい。
尚、実施の形態1で示した様に、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
次に、扉22が閉じる直前(予め設定された時間前)から扉22が閉じている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面に第4の光で点滅表示する案内情報を生成し、生成した案内情報で三方枠21の全面を第4の光で点滅表示する(S54)。そして、扉22が閉じた情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第4の光を非表示にする。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21と扉22への第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
実施の形態3では、三方枠21に表示したかごの位置と到来方向の案内情報に連動して、利用者の情報またはセンサーの情報からかごに搭乗している人の人数または割合などの混雑状況を含めたかご内の状況を扉に表示する例を示したが、実施の形態4は、かごに搭乗している人などの情報を扉に表示して、その搭乗している人が呼びの階で降車することを床24にも表示する例を示す。
案内装置1の機能構成図とハードウェア構成図は、実施の形態1と同様である。
図9−1は呼びがない時の乗場の状態である。図3−1と同様に、乗場には、三方枠21、扉22、三方枠の上部の壁23、乗場の扉22の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、その呼びの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定する。すると、図9−2aまたは図9−2b1または図9−2b2に示す様に、呼びに応じるかごに対応する、呼びの階の乗場の三方枠21の全面21aに第1の光が案内情報として表示される。
そして、扉22が開く直前から全開して閉じるまでの案内情報の表示は、三方枠21の表示は図3−4、図3−5、図3−6と同様であり、かご内に搭乗者がいる場合は、扉22に表示した状態とする。
以上が実施の形態3における案内装置1の表示例の説明である。
次に、フローチャートを用いて案内装置1の動作を説明する。
図10は、この発明の実施の形態4における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
利用者がエレベータを呼んで、呼びに応じるかごに対応する乗場の三方枠21の全面に第1の光を表示し、壁23にかごの到来方向を示し、扉22にかごの搭乗者の情報を表示するまでの動作は、実施の形態3と同様である。
まず、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(S61)。この時、入力装置5からかご動力装置6にも同時に呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機と位置を含む情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S62)。
また、更に制御手段2は、利用者の情報を用いて搭乗者が呼びの階で降車するか否かを判定する(S65)。
尚、扉22の表示は搭乗者が呼びの階で降車することがわかる表示であればよく、動画であってもよい。
そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を三方枠21、扉22、および壁23に表示する(S66)。
る(S67)。
次に、呼びに応じるかごが移動する情報が、かご動力装置6から制御手段2にかごの位置として入力されると、制御手段2は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの位置とかごの到来方向に応じて、呼びの階の乗場の三方枠21の一部の領域21bを第2の光で表示し、他方の領域21aを第1の光で表示する案内情報を生成する。更に、かご内に搭乗者がいれば扉22aに搭乗者の情報を表示し、壁23aにはかごの到来方向を表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介
して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21、扉22、および壁23に、生成した案内情報を表示する(S68)(図9−3a)。
搭乗者が呼びの階で降車する場合であって、かごが呼びの階の位置に対して予め設定された位置まで来た情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、搭乗者を示す図柄またはシルエットを扉22の中央から床に立つ位置まで移動する動画を扉22に表示する案内情報を生成する。更に、三方枠21の領域21bにはかごの位置を第2の光で表示し、壁23aにはかごの到来方向を表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、三方枠21と扉22と壁23に、生成した案内情報を表示する(S70)(図9
−3b)。
−3c)。
また、搭乗者がいない場合は、かごの位置と到来方向を三方枠21の領域21bに第2の光で表示する案内情報を生成し、表示する。
そして、扉22が開く直前(予め設定された時間前)から扉22が開いている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、三方枠21に表示している第2の光を点滅する案内情報を生成する(S72)。
尚、実施の形態1で示した様に、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
次に、扉22が閉じる直前(予め設定された時間前)から扉22が閉じている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面に第4の光で点滅表示する案内情報を生成する(S74)。そして、扉22が閉じた情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第4の光を非表示にする。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21と扉22への第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
また、扉が開くときに搭乗者が降車して乗場に降りる時に必要な領域を床に表示することで、乗場の利用者は、エレベータの一連の流れを直感的に知ることができると同時に、乗場の利用者が急いで乗り込もうとする時に、降車しようとする搭乗者と衝突しないように、降車する搭乗者のために領域を空ける必要があることを直感的に判断することができる。
また、扉が開くまで扉の中のかごの状況は乗場の利用者にわからないが、扉が開く前にかご内の状況を予め扉に表示して知らせることで、乗場の利用者は気遣いや思いやりなどの配慮をすることができる。また扉が開く前にかご内の状況を予め扉に表示して知らせることで、乗場の人が降車する人の邪魔にならないように行動することができ、よりスムーズに乗り降りができる。
また、案内情報の表示は、三方枠ではなく、乗り込み口となる三方枠の周辺の床のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよい。また、三方枠の周辺の外側または内側のいずれかまたは双方にエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよく、三方枠の周辺の壁のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよく、三方枠の内側の扉のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよい。また、三方枠、床面、三方枠の周辺の壁、扉のいずれかの組合せにエレベータの一連の流れを光で連続して表示してもよい。尚、ここでは搭乗者の情報として、利用者の情報から車椅子の利用者の有無や利用者の人数または割合、呼びの階での降車の情報を扉に示すことを示したが、ベビーカーの利用やペットを同乗しての利用、大きな荷物を持っている状態での利用など、利用者の情報からわかるかご内の状況を扉22に示してもよい。
産業上の利用可能性
また更に、利用者の情報を用いて、車椅子の利用者の有無、搭乗者の有無、搭乗者が呼びの階で降車するか否かという情報を扉に表示することにより、乗場の利用者はかご内の状況を直感的に知ることができる。
また更に、かご内の搭乗者が呼びの階で降車することを扉と扉の前の床で表示することで、乗場の利用者は降車する人、特に車椅子の利用者が降車するために必要な領域を直感的に知ることができる。
符号の説明
Claims (7)
- エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力手段と、
前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じたかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御手段と、
前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示手段と
を備えたことを特徴とする案内装置。 - 前記制御手段は、前記利用者が降車するために必要な領域を表示する案内情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
- 前記制御手段は、前記かごに搭乗している利用者が車椅子の利用者であり前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じたかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記車椅子の利用者が降車する様子と降車するために必要な領域を表示する案内情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の案内装置。
- 前記制御手段は、更に前記車椅子の利用者が降車してから移動する方向を表示する前記案内情報を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の案内装置。
- 前記制御手段は、前記呼びに応じるかごの乗り込み口の開口部に据え付けられた三方枠または前記三方枠の周辺に前記エレベータの一連の流れを表示する案内情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の案内装置。
- エレベータの乗場に案内情報を表示する案内装置の案内方法において、
前記エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力ステップと、
前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じるかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御ステップと、
前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示ステップと
を備えたことを特徴とする案内方法。 - エレベータのかごを制御するかご動力装置、
前記かご動力装置から入力された、前記エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力手段と、
前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じるかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御手段と、
前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示手段と
を備えた案内装置
を備えたことを特徴とするエレベータ。
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-
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