JP6418295B2 - 案内装置、案内方法およびエレベータ - Google Patents

案内装置、案内方法およびエレベータ Download PDF

Info

Publication number
JP6418295B2
JP6418295B2 JP2017161714A JP2017161714A JP6418295B2 JP 6418295 B2 JP6418295 B2 JP 6418295B2 JP 2017161714 A JP2017161714 A JP 2017161714A JP 2017161714 A JP2017161714 A JP 2017161714A JP 6418295 B2 JP6418295 B2 JP 6418295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
call
information
door
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017161714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018070377A (ja
Inventor
仁志 吉澤
仁志 吉澤
平井 正人
正人 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017161714A priority Critical patent/JP6418295B2/ja
Publication of JP2018070377A publication Critical patent/JP2018070377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6418295B2 publication Critical patent/JP6418295B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、エレベータの運行状況やかご内の状態をエレベータホールの利用者に案内する案内装置、案内方法およびエレベータに関するものである。
エレベータの運行状況には、エレベータの呼びを登録して複数のかごから呼びに応じるかごが選定され、エレベータのかごが移動し、かごが呼びの階に到着して扉を開閉するという状況を含めた一連の流れがある。
従来、このエレベータの運行状況を乗場の利用者に知らせる技術は、上下ボタン、インジケータ、ホールランタン、音、音声案内等が知られている。そのため、エレベータの運行状況を確認するには、上記のようなそれぞれの機器を確認して判断する必要があった。また、エレベータの運行状況を表示する方法として、特許文献1では壁面及び床にエレベータのかごの移動の状況を表示することが開示されている。
特開2008−265947号公報
しかし、エレベータの運行状況には、かごが呼びの階に到着して扉が開き、かごに搭乗した利用者が降車する状況を含め、扉が閉まるまで様々な運行状況がある。そのため、かごが到着した時に、特許文献1に示された情報を乗場で待つ利用者に示すだけでは、かごに搭乗している利用者が降車する状況を含めたエレベータの運行状況を示す案内には十分とは言えない。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、かごが到着した時にかごに搭乗している利用者が降車する状況を含めたエレベータの運行状況を乗場の利用者に直感的に知らせることを目的とする。
この発明に係る案内装置は、エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力手段と、前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じたかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御手段と、前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示手段とを備えたことを特徴とする。
この発明は、かごに搭乗している利用者が呼びの階で降車することを判定し、呼びに応じたかごが呼びの階に到着する時に、呼びに応じたかごの乗場の扉から扉の前の床に、かごに搭乗している利用者が降車する様子を表示するため、乗場の利用者に到着したかごから利用者が降車する様子を直感的に知らせることができる。
この発明の実施の形態1における案内装置1の機能構成図である。 この発明の実施の形態1における案内装置1のハードウェア構成図である。 この発明の実施の形態1における案内装置1の表示例である。 この発明の実施の形態1における案内装置1の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における案内装置1の表示例である。 この発明の実施の形態2における案内装置1の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3における案内装置1の表示例である。 この発明の実施の形態3における案内装置1の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4における案内装置1の表示例である。 この発明の実施の形態4における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る案内装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における案内装置1の機能構成図である。
案内装置1は、制御手段2、入力手段3、表示手段4から構成されている。
そして、案内装置1は、エレベータの呼びの情報などが入力装置5から入力され、その呼びの情報によってエレベータを制御するかご動力装置6から、呼びに応じるかごの運行情報と、呼びの階の乗場の扉の開閉情報が入力される。すると、呼びに応じるかごと扉の一連の流れを示す案内情報を生成し、呼びの階の乗場に設置された表示装置7によって、この案内情報をエレベータの乗場の三方枠と扉に表示する。
尚、呼びに応じるかごと扉の一連の流れとは、呼びに応じるかごが決定されてから、そのかごが呼びの階に到着するまでのかごの位置と到来方向、かごが到着してから扉が開閉するまでの状況を含む。
入力装置5は、例えばエレベータの乗場に設置された乗場ボタン、かご内に設置された行先ボタン、ビルなどの入退室管理システムに含まれる乗場登録機、エレベータの利用者が携帯するスマートフォンとウェアラブル端末の双方またはいずれか一方などのエレベータに呼びの情報が入力できる装置である。また、かご内に設置されたカメラ、かご内の状況を計測するセンサー、およびエレベータを利用する利用者のID(Identification)タグを含むエレベータの利用者を特定する情報が入力される装置も含む。
かご動力装置6は、エレベータの呼びの情報が入力されると呼びに応じるかごを決定し、かごを呼びの階に移動する。また、かごが呼びの階に到着すると呼びの階の乗場の扉の開閉を行う。また、かご動力装置6は、このような呼びに応じるかごの号機と、かごの運行情報と、扉の開閉情報を案内装置1に出力する。また、かごに設置されたカメラの情報、かご内の状況を計測するセンサーの情報、エレベータの利用者の情報をかご動力装置6で取得している場合には、カメラの情報、センサーの情報、エレベータの利用者の情報が、かご動力装置6から案内装置1に出力されてもよい。
表示装置7は、例えばエレベータの乗場に設置されたプロジェクターであって、三方枠、三方枠の上部の壁、扉、および扉の前の床に案内情報を投影する装置である。また、乗場の三方枠の全面、三方枠の上部の壁、扉の全面、および扉の前の床に埋め込み式に設けられたディスプレイであってもよく、LED(Light Emitting Diode)ライト、照明機器であってもよく、三方枠、三方枠の上部の壁、扉、および扉の前の床に案内情報を表示できる装置であればよい。
次に、案内装置1の各構成について説明する。
制御手段2は、入力手段3を介して入力装置5から入力されたエレベータの呼びの情報と、かご動力装置6から呼びに応じるかごの号機と位置、扉の開閉情報が入力される。そして、呼びに応じた時のかごの位置とよびの階との距離を算出して、呼びに応じるかごの相対的な位置と、かごの到来方向を求める。そして、呼びに応じるかごと呼びの階との距離に対するかごの位置、呼びに応じるかごの到来方向、および扉の開閉情報を用いて、呼びに応じるかごの状態と乗場の扉の開閉状態を含むエレベータの一連の流れを乗場の三方枠と扉に光で連続的に表示する案内情報を生成し、生成した案内情報を乗場の三方枠と扉に表示手段4を介して表示装置7で表示する。また、案内情報には、三方枠の上部の壁にかごの到来方向を示すことと、扉の前の床の領域に呼びに応じるかごの乗場の位置を示すことも含む。
尚、三方枠は、エレベータの乗り込み口の開口部に据え付けられており、開口部の両側部を覆う一対の立枠と、これら立枠の上端部間に配置されて開口部の上部を覆う上枠とで門形状に構成されている。
また、以下で説明する各光は、明度、彩度、色相のいずれかが異なるものである。
入力手段3は、案内装置1と入力装置5との入力インターフェースであり、表示手段4は、案内装置1と表示装置7との出力インターフェースである。
次に、案内装置1のハードウェア構成について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1における案内装置1のハードウェア構成図である。
案内装置1は、プロセッサ11、メモリ12、および入出力インターフェース13から構成される。そして、図1に示した案内装置1の制御手段2は、プロセッサ11がメモリ12に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。また、入力手段3と表示手段4は入出力インターフェースである。
次に、案内装置1の動作について説明する。
まず、案内装置1によってエレベータの乗場に表示される案内情報の表示例について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1における案内装置1の表示例である。
図3−1は呼びがない時の乗場の状態である。乗場には、三方枠21、扉22、三方枠の上部の壁23、乗場の扉22の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、その呼びの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定する。
すると、図3−2aに示す様に、選定された呼びに応じるかごの、呼びの階の乗場の三方枠21aの全面に、第1の光が案内情報として表示される。
また、かごの到来方向が、三方枠21の上部の壁23aに表示される。壁23aに表示されるかごの到来方向の情報は、第1の光で表示されてもよいし、他の光で表示されても良い。
また、図3−2bに示す様に、三方枠21aに対応した扉22の前の床24aの領域に、三方枠21aと同様に第1の光が案内情報として表示されるようにしてもよい。この様に扉22の前の床24に表示することで、遠くから移動してきた利用者にも直感的に呼びに応じるかごの乗り口を知らせることができる。
そして、かごが移動し始めると、図3−3aに示す様に、かごの位置と到来方向に応じて三方枠21の一部の領域21bと扉22の一部の領域22bに第2の光が案内情報として表示される。この時、呼びに応じるかごが乗場の下方向からくる場合は、扉22の高さ方向の下から徐々に第2の光が表示される。三方枠21の他方の領域21aと扉22の他方の領域22aには、第1の光が表示される。即ち、かごが呼びに応じた時から移動した距離に相当する領域が、第2の光で表示され、現在位置から呼びの階に到着するまでの距離が、第1の光で表示されていることになる。
ここでは、かごが移動し始めると扉22にも、かごの位置と到来方向を三方枠21に連動して第2の光で表示されることを示すが、少なくとも三方枠21にかごの位置と到来方向が第2の光で表示されていればよい。また、この実施の形態1では三方枠21と扉22にエレベータの一連の流れを連続的な光で表示する例で説明するが、三方枠21または三方枠21の周辺にエレベータの一連の流れを連続的な光で表示されていればよい。三方枠21の周辺とは、三方枠21の外側または内側のいずれかまたは双方、三方枠21の周辺の床(扉22の前の床24周辺)、三方枠21の内側の扉22、三方枠21の周辺の壁23、これらのいずれか1つまたはいずれかの組み合わせを示す。また、呼びに応じるかごが乗場の上方向からくる場合は、三方枠21と扉22の上から徐々に第2の光が表示される。
更に、かごの位置が呼びの階に近づくと、図3−3bに示す様に、三方枠21と扉22に表示される第2の光の領域が図3−3aよりも広く表示される。そして、かごが乗場に到着すると、図3−3cに示す様に、三方枠21の全面と扉22の全面が第2の光で表示される。この様に、かごが呼びに応じた時の位置と呼びの階との距離に対して移動しているかごの位置と到来方向が、三方枠21の領域21bと扉22の領域22bに第2の光で表示される。かごが呼びの階に到着した時に、三方枠21の全面と扉22の全面に第2の光が表示されるように、かごの位置と到来方向に連動した三方枠21の領域21bと扉22の領域22bが第2の光で表示される。
そして、かごが乗場に到着して扉22が開く直前から扉が開いている間に(扉22が開く時に)、第2の光が点滅して強調表示される。また、壁23に表示していたかごの到来方向が非表示になる。第2の光の点滅は、例えば図3−4aに示したように、三方枠21cの全面と扉22cの全面に第2の光が点灯している状態と、図3−4bに示したように、第2の光が消灯している状態とを組み合わせた点滅の動画で示すことができる。
この様に、三方枠21と扉22に表示した第2の光を点滅表示させることで、扉が開くことを乗場の利用者に直感的に知らせることができる。
ここでいう動画とはアニメーションも含み、またライトや照明機器の明るさを調整することによって、動画のように見せることも含む。例えば、三方枠21に設置した照明機器の明るさを調整することにより、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、膨張と縮小を繰り返しているようにして見せることも考えられる。また、プロジェクターにより三方枠21に投影している第2の光を三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで拡張または縮小させるように投影することで三方枠21を強調してみせることもできる。三方枠21へ第2の光を点滅して強調表示すること、または三方枠21に設置した照明機器の明るさを調整して三方枠21を強調表示すること、三方枠21の周りの領域へ第2の光を拡張または縮小して三方枠21を強調表示することによって、乗場の利用者に対して扉開の開始時や扉開中に注意を促すことができる。
そして、扉22が全開すると、図3−5に示す様に、三方枠21の全面21dに第3の光が表示される。そして、扉22が閉じる直前から扉22が閉じている間に(扉22が閉じる時に)、三方枠21eの全面に第4の光が点滅表示される。第4の光の点滅は、例えば図3−6aに示したように、三方枠21の全面21eに第4の光を点灯している状態と、図3−6bに示したように、第4の光が消灯している状態とを組み合わせた点滅の動画で示すことができる。
この様に、三方枠21と扉22に第3の光を表示することで、扉22が全開して次に扉22が閉まり始めることを乗場でかごに乗り込もうとしている利用者に直感的に知らせることができる。また、三方枠21と扉22に第4の光を点滅表示することで、扉22が閉まっている状況を利用者に直感的に知らせることができる。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21を強調表示してもよいし、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小して投影させることで、三方枠21を強調表示してもよい。
図3−1〜図3−6に示した様に、呼びに応じるかごの乗場の位置と、呼びに応じるかごの状態と、乗場の扉の開閉状態を含むエレベータの一連の流れを乗場の三方枠または三方枠の周辺に光で連続的に表示する。このように表示することで、複雑なエレベータの一連の流れを乗場の利用者に直感的に知らせることができる。先に述べたように三方枠の周辺とは、三方枠の外側または内側のいずれかまたは双方、三方枠の周辺の床(扉の前の床周辺)、三方枠の周辺の壁、三方枠の内側の扉、これらのいずれか1つまたは組合せを示す。
以上が実施の形態1における案内装置1の表示例の説明である。
尚、ここでは、かごの相対位置と到来方向を三方枠21または三方枠21の周辺に表示することにしているが、呼びに応じた時から呼びの階に到着するまでに必要な時間とかごの位置から換算するかごの待ち時間とかごの到来方向を三方枠21または三方枠21の周辺に表示してもよい。
次に、フローチャートを用いて案内装置1の動作を説明する。
図4は、この発明の実施の形態1における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(ステップ(以下Sと示す)1)。この時、同時に入力装置5からかご動力装置6にも呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機とかごの位置を含むかごの情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S2)
すると、制御手段2は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の三方枠21の全面21aに第1の光を表示し、三方枠21の上部の壁23aにかごの到来方向を示す情報を表示する案内情報を生成する(S3)。制御手段2は、呼びの階と呼びに応じるかごの位置から、呼びの階に対してかごの到来方向を求める。例えば、呼びの階が3階であって、呼びに応じたかごの位置が1階であれば、3階への呼びに応じるかごの到来方向は、上向きの情報が表示される。そのため、制御手段2が生成する案内情報は、呼びに応じるかごの乗場の三方枠21の全面21aに第1の光を表示する情報と、呼びに応じるかごの到来方向を壁23aに表示する情報になる。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7から、三方枠21aと壁23aに生成した案内情報を表示する(図3−2a)。
また、制御手段2は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の三方枠21の全面21aと三方枠21に対応した扉22の前の床24aに第1の光を表示してもよい(図3−2b)。
次に、呼びに応じるかごの移動する情報が、かご動力装置6から制御手段2にかごの位置として入力されると、制御手段2は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの相対位置を求める。そして、制御手段2は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの位置を呼びの階の乗場の三方枠21と扉22に第2の光で表示する案内情報を生成する。また、かごの到来方向を壁23aに示す案内情報を含める。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の
乗場の三方枠21、扉22および壁23に、生成した案内情報を表示する(S4)(図3−3a、図3−3b)。
尚、呼びの階の位置は、制御手段2が呼びの情報から算出してもよく、呼びの情報は、呼びに応じるかごの情報と共にかご動力装置6から制御手段2に入力されてもよい。
また、三方枠21の第2の光で示す一部の領域はかごの到来方向の情報も含むため、例えば、かごが呼びの階の下方向からくる場合は、三方枠21の下部の領域から徐々に第2の光で表示する案内情報となる。また、かごが呼びの階の上方向からくる場合は、三方枠21の上部の領域から徐々に第2の光で表示する案内情報となる。
この様に案内情報は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの相対的な位置とかごの到来方向について、三方枠21の一部の領域21bと扉の一部の領域22bを第2の光で表示する情報である。また、三方枠21の他方の領域21aと扉22の他方の領域22aは、かごの現在位置から呼びの階までの距離を第1の光で表示する案内情報となっている。
次に、かごが呼びの階に到着した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面21bと扉22の全面22bを第2の光で表示する案内情報を生成する。そして、表示手段4を介して表示装置7で呼びの階の乗場の三方枠21bと扉22bに生成した案内情報を表示する(S5)(図3−3c)。
次に、かごが乗場に到着して扉が開く直前(設定された時間前)から扉が開いている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21と扉22に表示している第2の光を点滅して強調表示し(または点滅する動画で強調表示し)、また壁23に表示していたかごの到来方向を非表示にする案内情報を生成する(S6)。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7で三方枠21と扉22に表示している第2の光を点滅し、壁23に表示していたかごの到来方向を非表示にする(図3−4a、図3−4b)。
尚、制御手段2は、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
次に、扉22を全開した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第3の光を三方枠21の全面21dに表示する案内情報を生成し、表示手段4を介して表示装置7で三方枠21に案内情報を表示する(S7)(図3−5)。
次に、扉22を閉じる直前(設定された時間前)から扉22を閉じる情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面21eに第4の光で点滅表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7で三方枠21の全面21eに第4の光を点滅表示する(図8)(図3−6a、図3−6b)。そして、扉22が閉じた情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第4の光を非表示にする。
尚、制御手段2は、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21の第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
以上の案内装置1の各処理が案内方法に相当し、制御手段2の処理が制御ステップ、制御手段2から表示手段4を介して表示装置7に案内情報を出力して表示する処理が表示ステップに相当する。
尚、制御手段2が生成する案内情報は、図3−1〜図3−6の様に光で連続的に表示することにより、エレベータの一連の流れを示すことを想定しているが、それぞれの状態を断続的または断片的に光で表示しても良い。
この様に、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の位置、呼びに応じるかごの移動とかごの到来方向、扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを、乗場の三方枠と扉に案内情報で表示することにより、利用者は直感的に呼びに応じるかごの状況と扉の開閉の状況を判断することができる。
尚、本実施の形態1では、三方枠と扉にエレベータの一連の流れを表示することを示したが、三方枠のみにエレベータの一連の流れを表示するようにしてもよい。また、三方枠と三方枠の外側と内側のいずれかまたは双方を含めて、図3−1〜図3−6の様に光で表示してもよい。また、三方枠ではなく、乗り込み口となる三方枠の周辺の床(三方枠の内側の扉の前の床周辺)のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよい。また、三方枠の周辺の壁のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよく、三方枠の内側の扉のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよい。また、三方枠、床、三方枠の周辺の壁、扉のいずれかの組合せにエレベータの一連の流れを光で連続的に、または断続的、または断片的に表示してもよい。また、本実施の形態1では、呼びに応じるかごの相対的な位置と扉の開閉の一連の流れを少なくとも三方枠に案内情報で表示することを示したが、呼びに応じるかごの移動について、呼びに応じた時から呼びの階に到着するまでに必要な時間とかごの位置から換算するかごの待ち時間と、かごの到来方向を少なくとも三方枠に表示するようにしてもよい。
また、本実施の形態1では、案内情報に、三方枠の上部の壁にかごの到来方向を示すことを含むとして説明したが、かごの到来方向を示すのは三方枠の周辺の壁であってもよい。
また、図示していないスピーカーから案内情報に相当する内容を音声で出力して、利用者に音声で案内してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、エレベータの利用者による呼びに対して、呼びに応じるかごの乗場の位置と、呼びに応じるかごの相対的な距離または時間と、扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを三方枠または三方枠の周辺に光で連続的に表示する案内情報で表示することを示したが、実施の形態2は、更に、呼びに応じたかごに搭乗している利用者の情報から車椅子の利用者であることがわかる場合に、車椅子の利用者が搭乗していることを扉と乗場の床に表示して案内する例について説明する。
案内装置1の機能構成図とハードウェア構成図は、実施の形態1と同様である。
図5は、この発明の実施の形態2における案内装置1の表示例である。
図5−1は呼びがない時の乗場の状態である。図3−1と同様に、乗場には、三方枠21、扉22、三方枠の上部の壁23、乗場の扉の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、その呼びの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定すると、図5−2aまたは図5−2bに示す様に、選定された呼びに応じるかごの、呼びの階の乗場の三方枠21aの全面または三方枠21bの全面に、第1の光が案内情報として表示される。
更に、センサーや利用者登録によって、かごに搭乗している利用者(搭乗者)が車椅子を利用していることが案内装置1で判定でき、利用者登録の利用者情報によって、呼びの階で車椅子の利用者が降車することが案内装置1で判定できる場合、図5−2aに示す様に、扉22の中央に車椅子の図柄と、「降車します」という文字の案内情報が表示される。また、かごの到来方向が、三方枠21aの上部の壁23aに表示される。尚、扉22への表示は、三方枠21と同じ第1の光でもよく、他の光でもよい。
一方、かごに搭乗している車椅子の利用者がいて、車椅子の利用者が呼びの階では降車しないことが案内装置1で判定できる場合、図5−2bに示す様に、扉22の右上に車椅子の図柄の案内情報が表示される。また、かごの到来方向が、三方枠21aの上部の壁23bに表示される。尚、利用者の情報の表示は、三方枠21と同じ光でもよいし、他の光でもよい。
そして、かごが移動し始めると、図5−3aに示す様に、実施の形態1で説明した様に、かごの相対的な位置と到来方向に連動して三方枠に第2の光が表示される。この時、図5−2aまたは図5−2bに示した車椅子の利用者の案内情報を扉22に表示した状態で三方枠に第2の光が表示される。
更に、かごの位置が呼びの階に近づき、車椅子の搭乗者が呼びの階で降車する場合、図5−3bに示す様に、車椅子の利用者が搭乗しているかごが近づいていることを示す様に、車椅子の図柄が床24まで移動する動画の案内情報で表示される。この様に表示することで、乗場の利用者は、呼びの階で車椅子の搭乗者が降車することを直感的に知ることができる。
更に、かごが呼びの階に到着して扉22が開く直前に、呼びの階で車椅子の搭乗者が降車する場合には、車椅子の搭乗者が降車する様子を示す表示と、扉22の前の床24aに車椅子の搭乗者が降車するために必要な領域を第2の光で表示する。例えば、図5−3cに示す様に、車椅子の図柄を扉22から扉22の前の床24aに移動する動画に合わせて、車椅子が降車するために必要な床24aの領域を第2の光の案内情報で表示する。
更に、図5−3dに示したように、車椅子の搭乗者が乗場に降りてから移動する方向が、利用者の情報に含まれて案内装置1に入力されている場合は、搭乗者が降車するために必要な領域と同時に移動方向を表示してしてもよい。
そして、扉22が開く直前から全開して閉じるまでの案内情報の表示は、図3−4、図3−5、図3−6と同様である。更に、扉22が全開して扉22が閉じるまでと、扉22が閉じてから設定された時間、車椅子の利用者が移動する方向を床24に表示しておいてもよい。
車椅子の利用者の行先情報は、扉22が開くまでは、乗場のエレベータの利用者に対する表示となり、扉22が開いてからは、車椅子の利用者への行先の案内となる。乗場の利用者には、予め車椅子の利用者が降車することや降車してから必要とする扉前の領域を直感的に知らせることができ、エレベータを降車した車椅子の利用者には、行先方向を案内することによって、迷うことなく目的の方向に進むことができる。
以上が実施の形態2における案内装置1の表示例の説明である。
次に、フローチャートを用いて案内装置1の動作を説明する。
図6は、この発明の実施の形態2における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、実施の形態1と同様に、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(S21)。この時、入力装置5からかご動力装置6にも同時に呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機とかごの位置を含む情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S22)。
すると、制御手段2は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の三方枠21の全面21aに第1の光を表示し、壁23aにかごの到来方向を示す案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、三方枠21aと壁23aに生成した案内情報を表示する(S23)。
更に、制御手段2には、入力手段3を介して入力装置5から、呼びの情報と共にかごに搭乗している利用者の情報が入力されていて、その情報から車椅子の利用者であるか否かを判定する(S24)。尚、利用者の情報は、かご動力装置6から制御手段2に入力されてもよい。
そして、車椅子の利用者である場合、利用者の情報から呼びの階で車椅子の利用者が降車するか否かを判定する(S25)。
搭乗者が車椅子の利用者であり呼びの階で降車する場合、制御手段2は、扉22の全面22aの中央に車椅子の図柄と「降車します」という文字を表示することも含めて案内情報を生成する。この案内情報は、車椅子の利用者が呼びの階で降車することを表示する内容であれば図5−2a以外であってもよい。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を扉22の全面22aに表示する(S26)(図5−2a)。
また、搭乗者が車椅子の利用者であり呼びの階で降車しない場合(呼びの階で搭乗している状態の時)、扉22の右上22bに車椅子の図柄を表示することも含めて案内情報を生成する。この案内情報も、車椅子の利用者が搭乗していることを表示する内容であれば図5−2b以外であてもよい。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を扉22の右上22bに表示する(S27)(図5−2b)。
また、利用者の情報に車椅子の利用者がない場合、実施の形態1のS3の動作と同様であり図3−2a、図3−2bの表示を行う。
そして、かごが移動する情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、かご動力装置6から入力されたかご位置を用いて、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対する相対的なかごの位置を求める。そして、制御手段2は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの位置と到来方向に応じて乗場の三方枠21の一部の領域21bに第2の光で表示し、三方枠21の他方の領域21aには第1の光で表示し、扉22には車椅子の利用者の情報を合わせて生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21と扉22に生成した案内情報を表示する(S28)(図5−3a)。
次に、制御手段2は、かごが呼びの階の直前に(呼びの位置よりも設定された位置よりも近くまで)来た情報がかご動力装置6から入力されると、利用者の情報から呼びの階で車椅子の利用者が降車するか否かを判定する(S29)。そして、車椅子の利用者が呼びの階で降車する場合、扉22に表示している車椅子の図柄を床24の位置まで移動する動画を扉22bに表示し、三方枠21bにはかごの位置を示す案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21と扉22に案内情報を表示する(S30)(図5−3b)。
次に、かごが呼びの階に到着した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面21bを第2の光で表示し、車椅子の図柄を扉22から床24に移動する動画を表示すると共に、扉22の前の床24に車椅子の利用者が降車するために必要な領域の表示をする案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21と扉22と扉22の前の床24に案内情報を表示する(S31)(図5−3c)。
車椅子の利用者が呼びの階で降車しない場合であって、車椅子の利用者が搭乗している場合は、扉22の右上22bに車椅子の図柄を表示し、三方枠21にかごの位置と到来方向を示す案内情報を表示する。
また、車椅子の利用者がない場合には、三方枠21にかごの位置と到来方向を示す案内情報を表示する。
また、かごが呼びの階に到着した時に、利用者が携帯するスマートフォンや乗場登録機などの入力装置5から入力手段3を介して制御手段2に、車椅子の利用者の行先情報を得ている場合は、S30での床24bの表示を車椅子の利用者に必要な領域と共に、車椅子の利用者の行先を示す矢印の表示で案内情報を生成してもよい(図5-3d)。
次に、扉が開く直前(予め設定された時間前)から扉が開いている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、三方枠21に表示している第2の光を点滅する案内情報を生成する。また、床24に車椅子の利用者が降車するために必要な領域と行先の表示をしている場合は、その表示を案内情報に含める。また、壁23aに表示していたかごの到来方向の表示を非表示する案内情報も含める。制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21と扉22と乗場の乗り口の床24に案内情報を表示し、壁23aの案内情報を非表示にする(S32)
尚、実施の形態1で示した様に、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
次に、扉22を全開した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第3の光を三方枠21の全面に表示する案内情報を生成する。また、床24に車椅子の利用者が降車するために必要な領域と行先の表示をしている場合は、その表示を案内情報に含める。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21に案内情報を表示する(S33)。
次に、扉22が閉じる直前(予め設定された時間前)から扉22が閉じている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面に第4の光で点滅表示する案内情報を生成する。また、床24に車椅子の利用者が降車するために必要な領域と行先の表示をしている場合は、その表示を案内情報に含める。そして、制御手段2は、表示手段4を介して、表示装置7で三方枠21の全面に第4の光を点滅表示する(S34)。そして、扉22が閉じた情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第4の光を非表示にする。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21の第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
この様に、呼びに応じるかごの乗場の位置、かごの移動とかごの到来方向、および扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを三方枠に表示して案内すると同時に、かご内に車椅子の利用者がいる場合に、扉にその情報を案内し、車椅子の利用者が降車する際には、車椅子の利用者が降車するために必要な領域を扉の前の床に表示する。そのため、乗場の利用者は、呼びに応じるかごに車椅子の利用者がいることを呼びのかごが選定されたときから知ることがき、扉が開く前に車椅子の利用者が降車するために必要とする領域を直
感的に知ることができる。また、車椅子の利用者に降車後の移動方向を示すことで、車椅子の利用者は、降車した後に迷うことなく目的の方向に進むことができる。
尚、ここでは、扉に表示する車椅子の利用者の案内情報をかごが選定された時と、かごが到着しようとする時、更にかごが到着した時に必要な車椅子の利用者の情報を表示するとして説明したが、これらのいずれか1つであってもよい。
実施の形態3.
実施の形態2では、呼びに応じたかごが選定された時に、そのかごに車椅子の利用者が搭乗していれば、かごの移動と到来方向を三方枠21に示すと同時に、車椅子の利用者の情報を扉22と扉22の前の床24に表示することを示したが、実施の形態3は、かごの移動と到来方向に連動して三方枠21に案内情報を示すと同時に、利用者の情報またはセンサーの情報からかごに搭乗している人数などの混雑状況を含めたかご内の情報を扉22に表示する例について説明する。
案内装置1の機能構成図とハードウェア構成図は、実施の形態1と同様である。
図7は、この発明の実施の形態3における案内装置1の表示例である。
図7−1は呼びがない時の乗場の状態である。図3−1と同様に、乗場には、三方枠21、扉22、三方枠21の上部の壁23、乗場の扉22の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、そのよびの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定する。すると、図7−2aまたは図7−2b1または図7−2b2に示す様に、呼びに応じるかごに対応した、呼びの階の三方枠21の全面21aに第1の光が案内情報として表示される。
更に、センサーや利用者登録によって、呼びに応じるかごの搭乗者の情報が案内装置1に入力された場合、その利用者が呼びの階で降車するか否かと、乗車している人数等のかご内の混雑情報を含むかご内の状況を扉22に表示する。また、かごの到来方向を三方枠21の上部の壁23に図柄や動画などで表示する。
扉22に表示する搭乗者の情報の表示は、例えば、搭乗者が呼びの階で降車する場合、図7−2aに示す様に扉22の中央に大きく人の図柄またはシルエットと「降車します」という文字、または降車する動画などを表示する。この様に表示することで、呼びに応じるかごの乗場の利用者は、かごが来ることが分かった時点で、呼びに応じるかご内に降車する人がいることを直感的に知ることができる。尚、ここでは、搭乗者が複数人であっても、降車することを示す図柄には1人の図柄で表示する例を示しているが、降車する人数に合わせた図柄またはシルエットを表示してもよく、降車することがわかる表示であれば他でもよい。
また、搭乗者が3名であって、呼びの階では降車しない場合、図7−2b1に示す様に扉22の右上に小さめに人の図柄を表示する。また、搭乗者が2名であって、呼びの階では降車しない場合、図7−2b2に示す様に扉22の右上に小さめに人の図柄を表示する。この様に表示することで、呼びに応じるかごの乗場の利用者は、かごが来ることが分かった時点で、呼びに応じるかご内に搭乗者がいることと混雑状況を直感的に知ることができる。
そして、呼びに応じるかごが移動し始めて、かごの搭乗者が呼びの階で降車する場合には、図7−3aに示す様に、扉22の中央22aに搭乗者の情報を表示した状態で、かごの相対的な位置と到来方向に連動して三方枠21bに第2の光を表示し、壁23に到来方向を示す図柄を第2の光で表示する案内情報が表示される。
尚、扉22に表示する搭乗者の情報は、三方枠21と同じ光でもよいし、異なる光でもよい。
更に、かごの位置が呼びの階に近づくと、図7−3bに示す様に、扉22に搭乗者の情報を表示した状態で、かごの相対的な位置と到来方向に連動する三方枠21の領域を第2の光で表示し、壁23にかごの到来方向を示す図柄を第2の光で表示する案内情報が表示される。ここで、かごの位置が呼びの階に近づくと、扉22cには、利用者の情報によって、降車する人の人数または降車する人の割合がわかる図柄またはシルエットなどが表示される。また、この降車する人の表示は、三方枠21と同様にかごの位置と到来方向に連動して表示される。即ち、扉22cには、扉22cに近づいているかご内の状況が疑似的に透けて見えるような案内情報が表示される。かごが到着した時に、かご内の人の人数またはかご内の人の割合を示す図柄またはシルエットが床24に立っている位置となるように動画で表示され、乗場の利用者は、降車する搭乗者の状況を直感的に知ることができる。
また、かごの位置が呼びの階に近づいたときに、呼びの階で降りない搭乗者の情報を扉22に併せて表示してもよい。その時には、図7−3bに示した搭乗者の人数または割合を示す図柄またはシルエットのうち、呼びの階で降車する人の人数または割合を示す搭乗者の図柄またはシルエットは、前面に濃い色の光で表示し、呼びの階で降車しない人の人数または割合を示す搭乗者の図柄またはシルエットは、奥行き方向に薄い色の光で表示するようにしてもよい。そのように表示することで、乗場の利用者は、呼びに応じるかごが到着した時に、降りる人がどれくらいいるのかということを直感的に知ることができると共に、降車しない搭乗者によるかご内の込み具合の状況も直感的に知ることができる。
また、かごの位置が呼びの階に近づいたときに、扉22に呼びの階で降りない搭乗者の情報を図7−2b1、図7−2b2で示したように、扉22の右上に示したまま三方枠21にかごの相対的な位置を示す様にしてもよい。
そのように表示することで、乗場の利用者は、かご内の込み具合を直感的に知ることができる。
そして、かごが呼びの階に到着すると、図7−3cに示す様に、例えば、かごの到来方向が下方向からである場合、扉22dに搭乗者が床下から到着して、扉22dの前面で床24に立っている様に表示され、三方枠21には第2の光が全面に表示される。
尚、図7−3bと図7−3cに示した扉22の表示は、降車する人と降車しない人の区別がつく表示であれば他の表示であってもよい。
そして、かごが呼びの階に到着して扉22が開く直前から扉22が開いている間には、実施の形態1の図3−4aと図3−4bに示した様に、三方枠21の第2の光が点滅表示されると同時に、搭乗者の利用者の情報とかご内の状況を示す案内情報を扉22に表示する。
扉22が全開してから、扉22が閉じるまでの案内情報の表示は、図3−5、図3−6と同様である。また、扉が全開してから、扉22が閉じるまでの扉22に搭乗しているかご内の状況を表示した状態で、三方枠の表示を図3−5、図3−6と同様にしてもよい。
以上が実施の形態3における案内装置1の表示例の説明である。
次に、フローチャートを用いて案内装置1の動作を説明する。
図8は、この発明の実施の形態3における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、実施の形態1と同様に、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(S41)。この時、入力装置5からかご動力装置6にも同時に呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機と位置を含む情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S42)。
すると、制御手段2は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の三方枠21の全面21aに第1の光を表示し、壁23にかごの到来方向を示す案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、三方枠21aと壁23aに生成した案内情報を表示する(S43)。
更に、制御手段2は、入力手段3を介して入力装置5から入力された利用者の情報、またはかご動力装置6から入力されたセンサーの情報やかご内の画像情報を用いて、呼びに応じるかご内に搭乗者がいるか否かを判定する(S44)。利用者の情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されることもある。また、かご内を検知するセンサーの情報や、かご内を撮影する画像の情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されて、制御手段2がかご内に搭乗者がいるか否かを判定してもよい。
また、更に制御手段2は、利用者の情報を用いて搭乗者が呼びの階で降車するか否かを判定する(S45)。
呼びに応じるかごに搭乗者がいて呼びの階で降車する場合、図7−2aに示す様に、制御手段2は、三方枠21の全面21aに第1の光を表示し、壁23aにかごの到来方向を表示すると共に、扉22の全面22aの中央に人の図柄またはシルエットの表示と、「降車します」という文字を表示する案内情報を生成する。扉22の表示は搭乗者が呼びの階で降車することがわかる表示であればよく、動画であってもよい。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を三方枠21、扉22、お
よび壁23に表示する(S46)。
また、呼びに応じるかごに搭乗者がいて搭乗者が呼びの階で降車しない場合、制御手段2は、三方枠21の全面21aに第1の光を表示し、壁23aにかごの到来方向を表示すると共に、扉22の右上に搭乗者の人数または割合を表示する案内情報を生成する。例えば搭乗者が3名であれば、図7−2b1に示す様に、制御手段2は、扉22の右上22b1に搭乗者3名を表示する案内情報を生成する。また、例えば搭乗者が2名の場合、図7−2b2に示す様に、制御手段2は、扉の右上22b2に搭乗者2名を表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を三方枠21、扉22、および壁23に表示する(S47)。図7−2bでは、かご内の混雑状況を、搭乗者の人数で示しているが、搭乗者の割合で示してもよい。
次に、呼びに応じるかごが移動する情報が、かご動力装置6から制御手段2にかごの位置として入力されると、制御手段2は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの位置と到来方向に応じて、三方枠21の一部の領域21bは第2の光で表示し、他方の領域21aは第1の光を表示する案内情報を生成する。更に、壁23aにはかごの到来方向の図柄を表示した状態で、扉22aには搭乗者の情報も表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21、扉22、および壁23に生成した案内情報を表示する(S48)(図7−3a)。
次に、制御手段2は、利用者の情報を用いて、搭乗者が呼びの階で降車するか否かを判定する(S49)。
かごが呼びの階の位置に対して予め設定された位置まで来た情報がかご動力装置6から制御手段2に入力され、搭乗者が呼びの階で降車すると判定した場合、三方枠21の領域21bにかごの位置と到来方向を第2の光で表示し、他方の領域21aには第1の光を表示する案内情報を生成する。更に、壁23aにはかごの到来方向を表示すると共に、かごの位置と到来方向に連動して扉22cに表示した搭乗者の人数または割合を示す図柄またはシルエットが呼びの階に到着しようとする動画によりかご内の状況を強調した案内情報を生成する。そして、制御手段2は、三方枠21と扉22と壁23に生成した案内情報を表示する。(S50)(図7−3b)。また、かごが呼びの階に近づいている時に、かご内の搭乗者の人数または割合を、かごの移動と連動して動画で表示する例を示したが、静止画であってもよい。
次に、かごが呼びの階に到着した情報がかご動力装置6から制御手段2に入力され、搭乗者が呼びの階で降車する場合、三方枠21bの全面には第2の光を表示する案内情報を生成する。更に、壁23aにはかごの到来方向を表示すると共に、扉22に表示している搭乗者の図柄またはシルエットは呼びの階に到着したことを示すために床24に立っている様に扉22dに表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、三方枠21と扉22と壁23に生成した案内情報を表示する(S51)(図7−3c)。
この時、扉22dに表示する案内情報は、扉22が透けてかご内の搭乗者の状況が見えるように表示する例で説明したが、その他、かご内の搭乗者の状況をかごの到着状況に合わせて案内できれば他の表示の仕方でもよい。少なくとも、かご内の搭乗者の状況を案内できれば他の表示の仕方でもよい。
また、搭乗者が呼びの階で降車しない場合、制御手段2は、実施の形態1に示したように、かごの位置と到来方向に連動して三方枠21bの領域に第2の光を表示し、他方の領域21aは第1の光を表示し、同時に扉22に表示をした搭乗者の情報を表示する案内情報を生成する。また、案内情報には、壁23に表示するかごの到来方向を示す案内情報も含む。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、三方枠21、扉22、および壁23に生成した案内情報を表示する。
尚、表示の説明でも記載した様に、降車しない搭乗者の状況を含めたかご内の状況を降車する搭乗者と合わせて扉22に表示してもよい。
そして、扉22が開く直前(予め設定された時間前)から扉22が開いている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、三方枠21に表示している第2の光を点滅する案内情報と、壁23のかごの到来方向の表示を非表示にする案内情報を生成し、生成した案内情報で三方枠21を第2の光で点滅表示し、壁23の案内情報を非表示にする(S52)。
尚、実施の形態1で示した様に、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
次に、扉22を全開した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第3の光を三方枠21の全面に表示する案内情報を生成し、生成した案内情報で三方枠21の全面を第3の光で表示する(S53)。
次に、扉22が閉じる直前(予め設定された時間前)から扉22が閉じている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面に第4の光で点滅表示する案内情報を生成し、生成した案内情報で三方枠21の全面を第4の光で点滅表示する(S54)。そして、扉22が閉じた情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第4の光を非表示にする。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21と扉22への第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
この様に、呼びに応じるかごの乗場の位置、かごの移動とかごの到来方向、および扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを三方枠に表示して案内すると同時に、かごに搭乗している利用者の情報から、呼びに応じるかご内に搭乗者がいるか否か、その搭乗者の人数または割合から混雑状況と、搭乗者が呼びの階で降車するか否か、等のかご内の情報を扉に表示することで、呼びの階の乗場の利用者は、かごが選定された時から、かご内の状況を直感的に知ることができる。また、かごが呼びの階に近づくと、かご内の状況を扉に強調表示するため、乗場の利用者はかごの移動の状況と共にかご内の状況も併せて直感的に知ることができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、三方枠21に表示したかごの位置と到来方向の案内情報に連動して、利用者の情報またはセンサーの情報からかごに搭乗している人の人数または割合などの混雑状況を含めたかご内の状況を扉に表示する例を示したが、実施の形態4は、かごに搭乗している人などの情報を扉に表示して、その搭乗している人が呼びの階で降車することを床24にも表示する例を示す。
案内装置1の機能構成図とハードウェア構成図は、実施の形態1と同様である。
図9は、この発明の実施の形態4における案内装置1の表示例である。
図9−1は呼びがない時の乗場の状態である。図3−1と同様に、乗場には、三方枠21、扉22、三方枠の上部の壁23、乗場の扉22の前の床24がある。
そして、エレベータの利用者によって呼びの情報が入力装置5に入力されると、その呼びの情報が入力装置5から案内装置1とかご動力装置6に送信される。そして、かご動力装置6が呼びに応じるかごを選定する。すると、図9−2aまたは図9−2b1または図9−2b2に示す様に、呼びに応じるかごに対応する、呼びの階の乗場の三方枠21の全面21aに第1の光が案内情報として表示される。
更に、かごが選定された時に、センサーや利用者登録によって、呼びに応じるかごの搭乗者の情報が案内装置1に入力されている場合、その搭乗者が呼びの階で降車することや、乗車している人の人数または割合等の搭乗者の情報を人の図柄またはシルエットで扉22に表示する。この状況での表示は実施の形態3と同様である。また、三方枠21の上部の壁23aには、かごの到来方向が第1の光で表示される。
次に、かごが移動し始めて、搭乗者が呼びの階で降車する場合、図9−3aに示す様に、図9−2aに示した搭乗者の案内情報を扉22の中央22aに表示した状態で、かごの相対的な位置と到来方向が三方枠21の領域21bに第2の光で表示される。また、三方枠の他方の領域21aには、第1の光が表示される。更に、かごの位置が呼びの階に近づくと図9−3bに示す様に、搭乗者が呼びの階で降車することを示すために、扉22に表示した人の図柄またはシルエットを床まで移動する動画を案内情報として表示する。
そして、かごが呼びの階に到着すると図9−3cに示す様に、扉22に示した人の図柄またはシルエットが扉22から床24aに移動するように動画で表示され、床24aには、搭乗者が降車する領域も表示され、三方枠21には第2の光が全面に表示される。尚、かごが移動して呼びの階に到着するまで、三方枠21の上部の壁23aには、かごの到来方向が第1の光で表示されている。
そして、扉22が開く直前から全開して閉じるまでの案内情報の表示は、三方枠21の表示は図3−4、図3−5、図3−6と同様であり、かご内に搭乗者がいる場合は、扉22に表示した状態とする。
以上が実施の形態3における案内装置1の表示例の説明である。

次に、フローチャートを用いて案内装置1の動作を説明する。
図10は、この発明の実施の形態4における案内装置1の動作を示すフローチャートである。
利用者がエレベータを呼んで、呼びに応じるかごに対応する乗場の三方枠21の全面に第1の光を表示し、壁23にかごの到来方向を示し、扉22にかごの搭乗者の情報を表示するまでの動作は、実施の形態3と同様である。
まず、エレベータの利用者によって入力装置5から呼びの情報が入力されると、入力装置5から案内装置1の入力手段3に呼びの情報が入力される(S61)。この時、入力装置5からかご動力装置6にも同時に呼びの情報が入力される。
すると、呼びの情報によりかご動力装置6が呼びに応じるかごを選定し、呼びに応じるかごの号機と位置を含む情報が、かご動力装置6から案内装置1の制御手段2に入力される(S62)。
すると、制御手段2は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の三方枠21の全面21aに第1の光を表示し、壁23にかごの到来方向を示す案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、三方枠21aと壁23aに生成した案内情報を表示する(S63)。
更に、制御手段2は、入力手段3を介して入力装置5から入力された利用者の情報、またはかご動力装置6から入力されたセンサーの情報やかご内の画像情報を用いて、呼びに応じるかごに搭乗者がいるか否かを判定する(S64)。利用者の情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されることもある。
また、更に制御手段2は、利用者の情報を用いて搭乗者が呼びの階で降車するか否かを判定する(S65)。
呼びに応じるかごに搭乗者がいて呼びの階で降車する場合、図9−2aに示す様に、制御手段2は、三方枠21の全面21aに第1の光を表示すると共に、扉22の全面22aの中央に人の図柄またはシルエットの表示と、「降車します」という文字を表示する案内情報を生成する。また、壁23aに示すかごの到来方向の表示も案内情報に含める。
尚、扉22の表示は搭乗者が呼びの階で降車することがわかる表示であればよく、動画であってもよい。
そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を三方枠21、扉22、および壁23に表示する(S66)。
また、呼びに応じるかごに搭乗者がいて搭乗者が呼びの階で降車しない場合、扉22の右上に搭乗者の人数または割合を表示する。例えば搭乗者が3名であれば、図9−2b1に示す様に、制御手段2は、扉22の右上22b1に搭乗者3名を表示する案内情報を生成する。また、例えば搭乗者が2名の場合、図9−2b2に示す様に、制御手段2は、扉の右上22b2に搭乗者2名を表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介して表示装置7によって、その案内情報を扉22の右上22bに表示す
る(S67)。
呼びに応じるかごに搭乗者がいない場合は、扉22に表示をせず、以下の処理を行う。また、搭乗者がいる場合は、S66またはS67で扉22に表示した搭乗者を表示する案内情報を含めて、以下の処理を行う。
次に、呼びに応じるかごが移動する情報が、かご動力装置6から制御手段2にかごの位置として入力されると、制御手段2は、呼びに応じた時のかごの位置と呼びの階との距離に対するかごの位置とかごの到来方向に応じて、呼びの階の乗場の三方枠21の一部の領域21bを第2の光で表示し、他方の領域21aを第1の光で表示する案内情報を生成する。更に、かご内に搭乗者がいれば扉22aに搭乗者の情報を表示し、壁23aにはかごの到来方向を表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、表示手段4を介
して表示装置7によって、呼びの階の乗場の三方枠21、扉22、および壁23に、生成した案内情報を表示する(S68)(図9−3a)。
次に、制御手段2は、利用者の情報から、搭乗者が呼びの階で降車するか否かを判定する(S69)
搭乗者が呼びの階で降車する場合であって、かごが呼びの階の位置に対して予め設定された位置まで来た情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、搭乗者を示す図柄またはシルエットを扉22の中央から床に立つ位置まで移動する動画を扉22に表示する案内情報を生成する。更に、三方枠21の領域21bにはかごの位置を第2の光で表示し、壁23aにはかごの到来方向を表示する案内情報を生成する。そして、制御手段2は、三方枠21と扉22と壁23に、生成した案内情報を表示する(S70)(図9
−3b)。
そして、搭乗者が呼びの階で降車する場合であって、かごが呼びの階に到着した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、扉22に表示している搭乗者の図柄またはシルエットを床24に移動し、床24に搭乗者が降車するために必要な領域と合わせて表示する案内情報を生成する。更に、三方枠21bの領域21bに示す第2の光を全面に表示し、壁23aにはかごの到来方向を示す案内情報を生成する。そして、制御手段2は、三方枠21と扉22と壁23に、生成した案内情報を表示する(S71)(図9
−3c)。
搭乗者がいて、呼びの階では降車しない場合は、扉22に示した搭乗者の表示をした状態で、かごの位置とかごの到来方向を三方枠21の領域21bに第2の光で表示する案内情報を生成し、表示する。
また、搭乗者がいない場合は、かごの位置と到来方向を三方枠21の領域21bに第2の光で表示する案内情報を生成し、表示する。
そして、扉22が開く直前(予め設定された時間前)から扉22が開いている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、三方枠21に表示している第2の光を点滅する案内情報を生成する(S72)。
尚、実施の形態1で示した様に、三方枠21に第2の光を点滅表示する代わりに、第2の光を表示している照明機器の明るさを調整して、三方枠21を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの扉22、壁23、床24の領域まで第2の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
次に、扉22を全開した情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第3の光を三方枠21の全面に表示する案内情報を生成する(S73)。
次に、扉22が閉じる直前(予め設定された時間前)から扉22が閉じている情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、三方枠21の全面に第4の光で点滅表示する案内情報を生成する(S74)。そして、扉22が閉じた情報が、かご動力装置6から制御手段2に入力されると、制御手段2は、第4の光を非表示にする。
尚、第4の光を点滅表示する代わりに、第4の光を表示している照明機器の明るさを調整することで三方枠21と扉22への第4の光を強調表示してもよい。また、三方枠21の周りの壁23、床24の領域まで第4の光を拡張または縮小するように表示して三方枠21を強調表示してもよい。
この様に、呼びに応じるかごの乗場の位置、かごの移動とかごの到来方向、扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを三方枠21に表示して案内すると同時に、かごに搭乗している利用者の情報から、搭乗者の降車の状況を扉と扉の前の床に表示することで、呼びの階の乗場の利用者は、かごが選定された時から、呼びに応じるかご内に搭乗者がいるか否か、その搭乗者が降車するか否かを直感的に知ることができる。
また、扉が開くときに搭乗者が降車して乗場に降りる時に必要な領域を床に表示することで、乗場の利用者は、エレベータの一連の流れを直感的に知ることができると同時に、乗場の利用者が急いで乗り込もうとする時に、降車しようとする搭乗者と衝突しないように、降車する搭乗者のために領域を空ける必要があることを直感的に判断することができる。
また、扉が開くまで扉の中のかごの状況は乗場の利用者にわからないが、扉が開く前にかご内の状況を予め扉に表示して知らせることで、乗場の利用者は気遣いや思いやりなどの配慮をすることができる。また扉が開く前にかご内の状況を予め扉に表示して知らせることで、乗場の人が降車する人の邪魔にならないように行動することができ、よりスムーズに乗り降りができる。
尚、呼びに応じるかごの乗場の位置と、呼びに応じるかごの状態と、乗場の扉の開閉状態を含むエレベータの一連の流れを呼びに応じるかごの乗場の三方枠または三方枠の周辺に光で連続的に表示することを想定しているが、エレベータの一連の流れのそれぞれの状態を光により断続的、または断片的に表示してもよい。
また、案内情報の表示は、三方枠ではなく、乗り込み口となる三方枠の周辺の床のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよい。また、三方枠の周辺の外側または内側のいずれかまたは双方にエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよく、三方枠の周辺の壁のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよく、三方枠の内側の扉のみにエレベータの一連の流れの案内である光を連続して表示してもよい。また、三方枠、床面、三方枠の周辺の壁、扉のいずれかの組合せにエレベータの一連の流れを光で連続して表示してもよい。尚、ここでは搭乗者の情報として、利用者の情報から車椅子の利用者の有無や利用者の人数または割合、呼びの階での降車の情報を扉に示すことを示したが、ベビーカーの利用やペットを同乗しての利用、大きな荷物を持っている状態での利用など、利用者の情報からわかるかご内の状況を扉22に示してもよい。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る案内装置は、呼びに応じるかごの号機に対応した乗場の位置、呼びに応じるかごの位置とかごの到来方向、扉の開閉を含むエレベータの一連の流れを、乗場の三方枠に案内情報で表示するので、利用者は直感的に呼びに応じるかごの状況と扉の開閉の状況を判断することができる。
また更に、利用者の情報を用いて、車椅子の利用者の有無、搭乗者の有無、搭乗者が呼びの階で降車するか否かという情報を扉に表示することにより、乗場の利用者はかご内の状況を直感的に知ることができる。
また更に、かご内の搭乗者が呼びの階で降車することを扉と扉の前の床で表示することで、乗場の利用者は降車する人、特に車椅子の利用者が降車するために必要な領域を直感的に知ることができる。
符号の説明
1 案内装置、2 制御手段、3 入力手段、4 表示手段、5 入力装置、6 かご動力装置、7 表示装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 入出力インターフェース、21 三方枠、22 扉、23 壁、24 床。

Claims (7)

  1. エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力手段と、
    前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じたかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御手段と、
    前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示手段と
    を備えたことを特徴とする案内装置。
  2. 前記制御手段は、前記利用者が降車するために必要な領域を表示する案内情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
  3. 前記制御手段は、前記かごに搭乗している利用者が車椅子の利用者であり前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じたかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記車椅子の利用者が降車する様子と降車するために必要な領域を表示する案内情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の案内装置。
  4. 前記制御手段は、更に前記車椅子の利用者が降車してから移動する方向を表示する前記案内情報を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の案内装置。
  5. 前記制御手段は、前記呼びに応じるかごの乗り込み口の開口部に据え付けられた三方枠または前記三方枠の周辺に前記エレベータの一連の流れを表示する案内情報を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の案内装置。
  6. エレベータの乗場に案内情報を表示する案内装置の案内方法において、
    前記エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力ステップと、
    前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じるかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御ステップと、
    前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示ステップと
    を備えたことを特徴とする案内方法。
  7. エレベータのかごを制御するかご動力装置、
    前記かご動力装置から入力された、前記エレベータの呼びを登録した利用者の情報が入力される入力手段と、
    前記利用者の情報と、前記エレベータの呼びに応じるかごの運行情報と、前記エレベータの扉の開閉情報を用いて、前記かごに搭乗している利用者が前記呼びの階で降車することを判定し、前記呼びに応じたかごが前記呼びの階に到着する時に、前記呼びに応じるかごの乗場の扉から扉の前の床に、前記利用者が降車する様子を表示する案内情報を生成する制御手段と、
    前記案内情報を表示する表示装置に、前記案内情報を出力する表示手段と
    を備えた案内装置
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
JP2017161714A 2017-08-25 2017-08-25 案内装置、案内方法およびエレベータ Active JP6418295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017161714A JP6418295B2 (ja) 2017-08-25 2017-08-25 案内装置、案内方法およびエレベータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017161714A JP6418295B2 (ja) 2017-08-25 2017-08-25 案内装置、案内方法およびエレベータ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017525427A Division JP6229820B1 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 案内装置、案内方法およびエレベータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018070377A JP2018070377A (ja) 2018-05-10
JP6418295B2 true JP6418295B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=62111567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017161714A Active JP6418295B2 (ja) 2017-08-25 2017-08-25 案内装置、案内方法およびエレベータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6418295B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6908150B1 (ja) * 2020-03-23 2021-07-21 フジテック株式会社 表示制御装置、表示装置の制御方法および搭乗率表示装置
JP7276387B2 (ja) * 2021-07-16 2023-05-18 フジテック株式会社 エレベータの情報処理装置、エレベータの情報処理システム
CN117486027B (zh) * 2023-12-25 2024-04-16 西子电梯科技有限公司 电梯宠物提示的控制方法、装置、系统和存储介质

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55125271U (ja) * 1979-02-28 1980-09-05
JPH01123677U (ja) * 1988-02-15 1989-08-23
JPH0699099B2 (ja) * 1988-09-20 1994-12-07 株式会社日立製作所 エレベーターの情報案内制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018070377A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6229820B1 (ja) 案内装置、案内方法およびエレベータ
JP6418295B2 (ja) 案内装置、案内方法およびエレベータ
KR101335225B1 (ko) 엘리베이터의 안내 장치
JP5951834B1 (ja) エレベータ
JP2010143683A (ja) エレベータのかご内呼び登録装置
JP2018002362A (ja) エレベータ制御装置
JP2005255404A (ja) エレベータ制御装置
JP2013043711A (ja) エレベータの乗降検出装置およびエレベータ装置、並びにエレベータの乗降検出方法
JP6545851B1 (ja) 2方向エレベータおよび2方向エレベータの制御方法
JP6607334B1 (ja) エレベーター乗場誘導装置
JP6049819B1 (ja) エレベータの乗りかご内表示システム
JP6827587B2 (ja) エレベータ装置およびエレベータ制御方法
JP2014177341A (ja) エレベータの制御装置及びエレベータ装置
CN108367886B (zh) 电梯控制装置
JP2013018589A (ja) エレベータ装置
JP2017210338A (ja) エレベータシステム
JP6536504B2 (ja) エレベーターの利用者誘導システム
JP2016064910A (ja) 盲導犬の検出装置及び検出方法
JP6429676B2 (ja) エレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法
JP2019123581A (ja) エレベーター及びかご内乗客誘導方法
JP6558762B1 (ja) エレベータおよびエレベータ制御方法
JP6643221B2 (ja) エレベーター案内装置
JP6533979B2 (ja) エレベーターシステム
KR102324205B1 (ko) 영상인식을 통한 엘리베이터 제어 방법 및 이를 이용한 엘리베이터 탑승 보조 시스템
JP2017007825A (ja) エレベータ制御システム及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180924

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6418295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250