JP6533600B2 - 板状建築部材の姿勢変換補助具 - Google Patents

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Description

この発明は、壁材、羽目板、ドアなどの板状の建築部材を随所で容易に横倒し又は起立させるための携帯式の道具に関する。
板状の建築部材においては、上端に貼られたラベルに記載の情報の確認、作業のしやすさ、搬送経路における高さ制限等の事情により、横倒し状態から起立状態、又はその逆といった姿勢変換が様々な場所で要請される。従来、この姿勢変換は、全て手作業、又は反転装置(特許文献1−3)によってなされていた。反転装置は、いずれも直交する二面を有する鉛直方向断面L字形の台を備え、台の内面に建築部材の角を合わせた状態で、二面が交差する稜線を支点として台をモータなどの駆動源で反転させることにより、台に伴って建築部材を反転させるものである。
特開2001−335127号公報 特開2003−226409号公報 特開2005−240294号公報
しかし、全て手作業による場合、建築部材の破損防止及び床面・地面等の損傷防止のため、建築部材を持ち上げ、浮かせながら姿勢変換させなければならず、作業者にとって著しい負担となっていた。また、前記反転装置は、モータを組み込んだ据え置き型(特許文献1、3)であったり、フォークリフトとの併用型(特許文献2)であったりするなど、大がかりで多大の費用を要するばかりか、使用場所が限られるという短所を有していた。
それ故、この発明の課題は、使用場所が限定されることなく、板状建築部材を容易に横倒し又は起立させるための携帯式の道具を安価に提供することにある。
その課題を解決するために、この発明の板状建築部材の姿勢変換補助具(以下、単に「補助具」ともいう。)は、
上面がほぼ平坦な基体と、
前記基体の下面に固着されたゴムからなる滑り防止部材と、
直交する二枚の板状部、及び同板状部が互いに交差する稜線上に回転軸を有し、板状建築部材の一つの角を同板状部の内面の角に合わせた状態で同板状建築部材を伴って回転可能に前記基体の上面に取り付けられた置き台と、
前記置き台の回転軸方向両側に互いにねじれの位置関係となるように取り付けられて、前記回転の終期において基体から受ける衝撃を吸収する一対のダンパーと
前記回転軸と同方向の軸中心に回転可能で、前記回転軸を間におく両側の前記基体上面に各々位置するローラとを備え、
前記二枚の板状部は、厚さ方向に貫通して前記ローラを交差する二面の内側に各々露出させうる孔を有する
ことを特徴とする。
この発明の補助具を使用するときは、先ず補助具を地面又は床面に置く。置き台は回転軸を支点として回転可能に取り付けられているので、回転軸を境にしていずれか任意の側の基体上面に倒された状態となる。そして、板状建築部材を起立状態又は横倒し状態にし、その一つの角を置き台の内面の角に合わせる。その後、回転軸を支点として建築部材を置き台とともに90度旋回させることにより、横倒し状態又は起立状態に姿勢変換させる。基体の下面に滑り防止部材が固着されているので、作業者が補助具を支えている必要は無く、両手で建築部材を持つ事が出来る。しかもダンパーが取り付けられているので、旋回速度が大きくても建築部材に大きな衝撃が加わることがない。
この発明の補助具において、前記二枚の板状部は、互いに異なる厚さを有するのが好ましい。これにより、建築部材が載せられていた台車、パレット、りん木等の高さに応じて基体上面における置き台の位置を望む方に選択し、台車、パレット、りん木等から置き台へ又は置き台から台車等への建築部材の移動をしやすくすることができる。
この発明の補助具は更に、前記回転軸と同方向の軸中心に回転するローラを、前記回転軸を間におく両側の前記基体上面に各々備え、前記二枚の板状部が、厚さ方向に貫通して前記ローラを交差する二面の内側に各々露出させうる孔を有する。これにより、建築部材の前記角が置き台の内面上を移動する際の摩擦を減らすことができ、前記角を置き台の内面の角に合わせやすくなる。
以上のように、この発明の補助具は、電源も設置作業も要することなく、作業者が建築部材の姿勢変換の必要な場所に携行し、単独で同姿勢変換のために使用することができる。従って、作業者に肉体的にも経済的にも負担をかけることなく作業効率を向上させることができる。
実施形態の補助具の正面図である。 同補助具の背面図である。 同補助具の平面図である。 同補助具の左側面図である。 同補助具の右側面図である。 同補助具の使用状態の正面図である。
実施形態の補助具1は、片手で携行可能な重さと大きさを有し、図1から図5に示すように、上面がほぼ平坦な直方体状の基体2と、基体2の下面全体に固着された一様な厚さのゴムからなる滑り防止シート3と、置き台4と、一対のダンパー5、6と、ローラ7、8とを備える。基体2は、中空でも中実でもよい。基体2の上面の四隅付近には、各々ゴムからなる合計4つのパッド9、9・・が設けられている。
置き台4は、互いに直交して縦断面L字状をなす第一、第二の二枚の板状部4a、4bと、これら板状部4a、4bを挟んでいずれとも直交する側板部4c、4dとからなり、これらの板状部が互いに交差する稜線上に回転軸10を有するヒンジを介して回転可能に基体2の上面中央に取り付けられている。板状部4a、4bの幅は、基体2の幅から側板部4c、4dの厚さを引いた寸法よりも小さく、高さは各々基体2の長さの約半分である。第一の板状部4aは、第二の板状部4bよりも厚い。また、いずれの板状部も厚さ方向に貫通する孔4e、4fが設けられている。
ダンパー5、6は、側板部4c、4dに互いにねじれの位置関係となるように取り付けられて、いずれも先端から突き出たロッドが引っ込む方向に反力がかかるもので、各ロッドの軸中心線は平面視で基体2と重なる位置にある。従って、板状部4bが立つ方向に置き台4が回転したときに、ダンパー6のロッドの先端が基体2の上面に当たり、その回転の終期における衝撃を吸収し、板状部4aが立つ方向に置き台4が回転したときはダンパー5が同様に衝撃を吸収する。
ローラ7、8は、回転軸10を間におく両側の基体2上面であって孔4e、4fと対応する位置に、回転軸10と同方向の軸中心に回転するように各々取り付けられている。ローラ7、8の軸の高さは、基体2の上面を基準としたとき、各々板状部4a、4bの厚さより僅かに低い。従って、板状部4aが倒されている状態のときは、ローラ7が孔4eから板状部4aの内側に露出し、板状部4bが倒されている状態のときは、ローラ8が孔4fから露出する。
補助具1を使用するときは、先ず補助具1を地面又は床面に置く。置き台4は回転軸10を支点として回転可能に取り付けられているので、正面から眺めて回転軸10を境にして左右いずれか任意の側の基体2上面に倒された状態となる。通常はどちらに倒されていてもよいが、姿勢変換前に板状建築部材が置かれている高さ位置や、姿勢変換後に置こうとする高さ位置に応じて、置き台4を適当な側に倒しておくとよい。図1では左側に倒された状態が描かれている。そして、パネル、ドアなどの板状建築部材を起立状態又は横倒し状態にし、ローラ7上を滑らせながら、その先頭の角を板状部4aと板状部4bとが交差する内面の角に合わせる。
その後、図6に示すように、回転軸10を支点として建築部材Wを置き台4とともに90度旋回させることにより、横倒し状態又は起立状態に姿勢変換させる。姿勢変換後の状態が図6に想像線で描かれている。基体2の下面に滑り防止部材3が固着されているので、作業者が補助具1を支えている必要は無く、両手で建築部材Wを持つ事が出来る。しかも旋回の終期にはダンパー5のロッドが基体2の上面に当たり、同ロッドの反力によって旋回が弾力的に制動されるので、旋回速度が大きくても建築部材Wに大きな衝撃が加わることがない。
以上のように、補助具1は、電源も設置作業も要することなく、作業者が建築部材Wの姿勢変換の必要な場所に携行し、単独で同姿勢変換のために使用することができる。しかも、ローラ7、8及びダンパー5、6の存在により、建築部材Wを損傷させることなく、姿勢変換させることができる。従って、作業者に肉体的にも経済的にも負担をかけることなく作業効率を向上させることができる。
1 補助具
2 基体
3 滑り防止部材
4 置き台
5、6 ダンパー
7、8 ローラ
9 パッド
10 回転軸

Claims (1)

  1. 上面がほぼ平坦な基体と、
    前記基体の下面に固着されたゴムからなる滑り防止部材と、
    直交する二枚の板状部、及び同板状部が互いに交差する稜線上に回転軸を有し、板状建築部材の一つの角を同板状部の内面の角に合わせた状態で同板状建築部材を伴って回転可能に前記基体の上面に取り付けられた置き台と、
    前記置き台の回転軸方向両側に互いにねじれの位置関係となるように取り付けられて、前記回転の終期において基体から受ける衝撃を吸収する一対のダンパーと
    前記回転軸と同方向の軸中心に回転可能で、前記回転軸を間におく両側の前記基体上面に各々位置するローラとを備え、
    前記二枚の板状部は、厚さ方向に貫通して前記ローラを交差する二面の内側に各々露出させうる孔を有することを特徴とする、板状建築部材の姿勢変換補助具。
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