JP6529225B2 - 消去性筆記具 - Google Patents

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本発明はボールペン等の筆記具で筆記した描線を変色又は消去することができる消去部材を設けた消去性筆記具に関する。
従来、筆記した筆跡を消すことのできる変色又は消去性インクを用いる筆記具が種々提案されている。特に電子供与性呈色性有機化合物と顕色剤である電子受容性化合物と前記両者の呈色反応の生起温度を決める変色温度調整剤となる反応媒体からなる可逆熱変色性組成物を内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料と、水を少なくとも含有してなるインクと前記インクを収容した筆記具は、擦過熱によって消し屑の発生が少なく容易に筆跡を変色又は消去できる技術が開示されている(特許文献1)。
国際公開2008/105227パンフレット
しかし、上記特許文献1記載の発明は、筆記動作と変色又は消去動作を切り替える際に軸筒の持ち替えや筆記体の収納する動作が必要となり、煩わしいことがある。また、軸筒と摩擦体が一体に構成されていることから、取り外しての使用や、摩擦体が摩耗して交換することが困難であった。
そこで、上記課題を解決すべく発明者は鋭意開発の末、以下の発明を実現するに至った。
本発明の筆記具は、消去性インクを筆記具内に充填し、消去性インクを消去可能な消去体を筆記具の胴部に着脱可能かつ筆記具胴部外面から突出可能とした消去性筆記具である。
ここで挙げる消去性インクとは、常温(例えば25℃)で所定の色彩(第1色)を維持し、所定温度(例えば50℃)まで昇温させると別の色彩(第2色)へと変化し、その後、所定温度(例えば−10℃)まで冷却させると、再び元の色彩(第1色)へと復帰する性質を有する熱変色インクや、描線を消しゴムで擦過させることで除去可能な消しゴム消去性インクのことを言う。なお、熱変色性インクを用いた筆記具とした場合、上記第2色を無色とし、第1色(例えば赤)で筆記した描線を昇温させて第2色である無色とすることを、ここでは「消去する」ということとする。したがって、描線が筆記された筆記面等に対して消去体によって擦過して摩擦熱を生じさせ、それによって描線を無色に変化、すなわち消去させる。なお、当然のことながら上記第2色は、無色以外の第1色とは異なる有色でもよい。
消しゴム消去性インクを用いる場合は、水と、平均粒子径1〜15μmの非熱可塑性着色樹脂粒子をインク組成物全量に対して、3〜30重量%と、0.1〜10重量%の非着色粒子とを少なくとも含有することが必要である。本発明の水性インクに用いる着色樹脂粒子は、着色された樹脂粒子からなるものであり、非熱可塑性であり、かつ、平均粒子径が1〜15μmとなるものであり、例えば、樹脂粒子中に顔料からなる着色剤が分散された着色樹脂粒子、樹脂粒子の表面が顔料からなる着色剤で被覆された着色樹脂粒子、樹脂粒子に染料からなる着色剤が染着された着色樹脂粒子などが挙げられる。本実施形態では、着色樹脂粒子が非熱可塑性で上記平均粒子径を充足するものであれば、その構造〔中空構造あり、中空構造なし(密実)〕、形状(球状、多角形状、扁平状、繊維状)等は特に限定されるものでないが、好ましくは、優れた消しゴム消去性、筆記性、インクとしての経時安定性を発揮させる点から、ガラス転移点が150℃以上で熱分解温度に近く、更にはメルトフローインデックス値が0.1未満であるような分子内架橋を持つ粒子で粘着性を有せず、かつ、平均粒子径が1〜15μmとなる球状の着色樹脂微粒子の使用が望ましい。
また、消去性インクを筆記具内に充填とは、筒状に形成された軸筒に収容されるインク収容管や筆記具外面の軸筒等に直接インクを充填する構造が挙げられる。
また、インクは液体のみならず棒状体等に形成された固体であってもよい。
また、消去体はコイルスプリングのような連続した円環であるコイル状に形成されていることが望ましい。コイル状に形成することで円筒形に形成された軸筒への装着を容易にすることができることに加え、コイルの端部から消去部を引き出して使用することができるので、細かい筆跡等を消去することが容易である。また、少量ずつの使用が可能なので、消去体の残量視認が容易である。
また、消去体は高摩耗性材料からなることが望ましい。高摩耗性材料とは、市販のプラスチック消しゴムに代表されるように、熱可塑性エラストマーや熱硬化性ゴムに示されるゴム弾性材料に可塑剤を含有した材料のことで、消去体の摩耗状態が容易に視認できることにすることが望ましい。
また、軸筒の胴部に段差を設け、段差の内面側に消去体を当接可能したことを特徴とする。段差を設けることで、消去体の筆記具への装着位置を規制することができる。
本発明により、消去体を軸筒に着脱可能とすることで、消去体を筆記具に装着したままの消去や、消去体を取り外して使っての消去と消去したい環境に応じて使い分けることが容易である。また消去体が摩耗しても、新しい消去体に交換することが容易である。また、軸筒に装着可能とすることで、筆記具の重心位置が軸中央付近に近づくため、重量バランスが向上し、安定した筆記感を得ることができる。
また、消去体を消しゴムに代表された高摩耗性の材料とすることで、容易に消耗具合が視認でき、かつ消去体表面への汚れが使用に伴い削れて落ちるため、筆跡を汚さずに消去することができる。
本発明の第1の実施形態における全体図とその断面図である。 本発明の第1の実施形態における消去体の摩耗状態を示す全体図である。 本発明の第1の実施形態における消去体の斜視図である。 本発明の第2の実施形態における全体図とその断面図である。 本発明の第3の実施形態における全体図とその断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
なお、筆記具の軸線方向において、筆記部側を「前」側と規定し、筆記部とは反対側を「後」側と規定する。
また、ここで挙げる消去とは、筆跡を消しゴム等で擦って見えなくするたけでなく、熱変色性インクで昇温させると別の色彩(例えば無色)へと変化することも含まれる。
図1は、本発明の実施形態による第1の実施形態である筆記具の非筆記状態の全体図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)の縦断面図である。
軸筒1は、先軸11と、先軸11の後端と螺合する筆記具の胴部である後軸12と、先軸11の外周に外面がゴム弾性材料からなる把持部13と、先軸11の前方にねじで螺合された口金14とからなる。後軸12の後方には、軸筒1の後端から突出したノック棒15を設けられた繰出機構が備えられている。また、軸筒1の内部には消去性インクを充填したインク収容管を備えた筆記リフィール2が収容されている。繰出機構は、未筆記時には、口金14の内部に嵌着されたスプリング16によって、筆記リフィール2を後方に弾発させることで、筆記部21を口金14の先端面より後方に収納させ、軸筒1の後端部より外方に突出したノック棒15の押圧操作により、口金14の先端面より筆記部21を突出させて筆記可能とする。なお本発明において、筆記具の形態は筆記リフィールを出没操作する筆記具だけでなく、繰出機構を設けてないキャップ式の筆記具でもよい。
繰出機構は、内面にカム溝があり筒状に形成された内筒17、筆記リフィールを出没させるに伴い前後に摺動かつ回転し、内筒17のカム溝に沿って作動する回転子18、回転子18を操作し、ノック棒15が後端側に装着されたノック部19からなる従来から公知のダブルノック式の繰出構造である。
軸筒1の内部には筆記リフィール2が内蔵されており、筆記リフィール2には消去可能な筆記インクが充填されている。筆記リフィール2の前側の先端部である筆記部21からインクが吐出可能となっており、ボールペン形態、サインペン形態、万年筆形態、等の様々な筆記部が任意で選択される。
軸筒1の外面には消去体3が装着されている。消去体3はコイル状に形成されており、軸筒1の後方から挿入するか又は、後軸12の外面に直接コイリングすることで装着が可能である。消去体3の前端は、先軸11の後軸12の外径より大径に形成された突出部の後端面20に当接しており、軸筒1の略中央に位置すると共に消去体3自体の前端面の位置を指定することができる。
図2は、本発明の第1の実施形態である筆記具に装着された消去体3の使用状態を示す全体図であり、図2(a)は消去体3の使用前、図2(b)は消去体3の使用中、図2(c)は消去体3の使用後の状態を示している。
消去体3は、軸筒1に収容された筆記リフィール2で筆記された筆跡を消去可能である。消去体3は、後端側から消去体3の端部31を軸筒1の外面から突出させて用いる。端部31の筆跡への消去動作で筆跡は消去していくと共に摩耗により削れていき(図2(b))、消去具3が全て摩耗する(図2(c))と、筆跡を消去することができなくなる。消去具3は交換、補充可能であり、無くなれば新たな消去具3を筆記具の軸筒1に装着することで筆跡の消去ができる状態となる(図2(a))。なお、消去動作は、図2に示されたように筆記リフィール2の筆記部21が口金14の先端面から突出した筆記可能な状態でも、使用可能である。
図3は、本発明の第1の実施形態における消去体3を示した部品図である。
消去体3の外径は先軸11の突出部の外径より小さく、また内径は後軸12の外径より大径に形成されている。
消去体3は、円筒形状に形成された軸筒1への装着を容易にするために、コイル状に形成されている。
消去体3の材料の一例として、ポリ塩化ビニル(新第一塩ビ社製、P21)、フタル酸ジブチル(DBP)、重質炭酸カルシウムの各種を一定の比率で混合し、ミキサーでペーストゾル化して混合分散し、脱泡後、金型中でプレス成形し、冷却後切断によって、一定の大きさ、形状とすることができる。
図4は、本発明の実施形態による第2の実施形態である筆記具の非筆記状態の全体図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)の縦断面図である。
符号については、第1の実施形態と共通した要素は同じとしている。
第2の実施形態と第1の実施形態と異なるのはコイル状に形成された消去体3の線径が第1の実施形態より太く、軸筒1に装着された状態で軸筒1の外面、則ち先軸11の突出部の外径から消去体3の外面が突出したことを特徴としている。消去体3の外面が軸筒1の外面より、突出することで端部31を引き出すことを必要とせずに、消去体3の外面で消去することができる。
図5は、本発明の実施形態による第3の実施形態である筆記具の非筆記状態の全体図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は図5(a)の縦断面図である。
符号については、第2の実施形態と共通の要素は同じとしている。
第3の実施形態と第2の実施形態と異なるのは、後軸12に装着された消去体3が後軸12の後部に互いに突起部を形成し、乗り上げによる嵌合で装着されている。消去体3は、複数の曲率と端部31とを組み合わせた形状となっており、消去範囲の選択が容易である。
1 軸筒
2 筆記リフィール
3 消去体

Claims (2)

  1. 熱変色性の消去性インクをインク収容管に充填した筆記リフィールを軸筒の内部に収容し、熱変色性の消去性インクを消去可能なコイル状に形成され、ゴム弾性材料に可塑剤を含有した高摩耗性材料からなる消去体を、前記軸筒の把持部の後方の胴部に段差を設け、段差の後端面に当接可能かつ着脱可能とし、前記胴部から外面に突出されることにより、消去体の前端は筆記具の軸筒の略中央に位置すると共に、消去体は軸筒の後方から挿入して装着されてなる消去性筆記具。
  2. 消去体は、ポリ塩化ビニル、フタル酸ジブチル、又は、重質炭酸カルシウムが混合していることを特徴とする請求項1記載の消去性筆記具。
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