JP6312382B2 - 回転繰出式筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、後軸を前軸に対して回動することで筆記具用レフィルのペン先を出没可能な回転繰出式筆記具に関する。
従来から筆記具用レフィルのペン先を選択的に出没可能な多芯筆記具はよく知られている。こうした多芯筆記具においては、例えば、特開2002−293088号公報「複式筆記具」では、筆記具用レフィルの後端部に装着した尾栓を摺動コマ(摺動体)に着脱自在に連接した回転繰出式の多芯筆記具を、実開平4−111489号公報「シャープペンシルとボールペンの多芯筆記具」では、摺動体の連接部を筆記具用レフィルのインキ収容筒とを着脱自在に連接したスライド式の多芯筆記具が開示されている。
前記した多芯筆記具において、本願出願人は、特開2013−49192号公報「多芯筆記具」で、複数の熱変色性筆記具用レフィルを配設し、軸筒の後部に、頭冠を装着し、前記頭冠に、前記筆記体の筆跡を変色又は消去するゴム状弾性を有する弾性部を設けた多芯筆記具を開示している。
ところで、回転繰出式の筆記具においては、特開2012−223964号公報「回転繰出式の筆記具」に開示のように、摺動ケース内の内向突起を繰り出しカムの小径部の鍔部(凸部)が乗り越すことで、摺動ケースに対し、繰り出しカムを回動自在、且つ長手方向に位置ずれしないように嵌合している。
特開2002−293088号公報 実開平4−111489号公報 特開2013−49192号公報 特開2012−223964号公報
しかし、特許文献4のように、摺動ケースと繰り出しカムとを回動自在、且つ長手方向に位置ずれしないように連接するには、弾性変形部を設ける等、構造が複雑となるとともに、特許文献3のように、軸筒の後部に、頭冠及び摩擦体を装着すると、全長が長くなる問題あった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、組立性が良好な摩擦体を具備した回転繰出式筆記具を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、第1に、インキ収容筒内に熱変色性インキを収容し、前記インキ収容筒の前端部に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を、直接、またはペン先ホルダーを介して装着してなる熱変色性筆記具用レフィルを、前軸と後軸とを有する軸筒本体内に、摺動自在に配設し、前記後軸内に、摺動溝を設けた摺動ケースと、後軸を前軸に対して回動することで摺動ケースの外周面上を回転可能な繰り出しカムとを有し、前記摺動溝に、前記筆記具用レフィルに連動して摺動する摺動体を配設するとともに、前記後軸の後端部に、保持部材を介して弾性を有する摩擦体を具備してなる回転繰出式筆記具であって、前記摺動ケースと繰り出しカムとが、前記繰り出しカム内に設けた内向突起を、前記摺動ケースの後端部に設けた延設部の外向突起が乗り越えて、前記摺動ケースに対し、前記繰り出しカムを回動自在に配設するとともに、前記保持部材の前端部に設けた挿入部が前記摺動ケースの延設部内に挿通し、前記繰り出しカムの後端部と、前記保持部材とを装着したことを特徴とする。尚、本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。
前記第1の構成によれば、前記摺動ケースと繰り出しカムとが、前記繰り出しカム内に設けた内向突起を、前記摺動ケースの後端部に設けた延設部の外向突起が乗り越えて、前記摺動ケースに対し、前記繰り出しカムを回動自在に配設するとともに、前記保持部材の前端部に設けた挿入部が前記摺動ケースの延設部内に挿通し、前記繰り出しカムの後端部と、前記保持部材とを装着することで、繰り出しカムと摺動ケースが嵌合した後には、保持部材の挿入部によって、摺動ケースの延設部が内側に撓むことを防止しているため、組立性が容易で、且つ摺動ケースを外れ難くすることができる。
第2に、前記摺動ケースの延設部に、後端から長手方向に沿って延びるスリットを設けたことを特徴とする。
前記第2の構成によれば、前記摺動ケースの延設部に、後端から長手方向に沿って延びるスリットを設けることで、前記摺動ケースの後端部に設けた延設部の外向突起が前記繰り出しカム内に設けた内向突起を乗り越える際、前記延設部が内方に撓み易く、容易に摺動ケースと繰り出しカムを嵌合することができる。
第3に、前記保持部材が、繰り出しカムの後端部内に設けた雌ねじ部と、前記保持部材の側面に設けた雄ねじ部とを着脱自在に螺着してあることを特徴とする。
前記第3の構成によれば、構造を複雑にすることなく、保持部材を着脱自在に装着することができ、結果的には、摩擦体が汚れた場合等、摩擦体を容易に交換することができる。
本発明は、組立性が良好な摩擦体を具備した回転繰出式筆記具を提供することができた。
実施形態1における回転繰出式筆記具を示す縦断面図である。 図1における一部省略した要部拡大縦断面図である。 図1における摺動ケースを示す外観図である。 図1における保持部材の装着前の状他を示す斜視外観図である。 筆記具用レフィルの拡大縦断面図である。
次に図面を参照しながら、本発明の回転繰出式筆記具の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5に示す。
回転繰出式の筆記具1は、前軸2と後軸3とを連結筒4を介し、前軸2と、後軸3とを相対的に回転可能に連設した軸筒本体の内部に、前記した筆記具用レフィル21と、該筆記具用レフィル21とインキ色の異なる他の筆記具用レフィル31とを保持する複数の摺動溝6Dを設けた摺動ケース6と、後軸3を前軸2に対して回動することで摺動ケース6の外周面上を回転可能な繰り出しカム5とを有し、前記摺動溝6Dに、カム係止突起7Aを有する摺動体7が連接した筆記具用レフィル21を、コイルスプリングからなる弾性体10より前軸2の前端開口部2Aと反対側の後方へ付勢して配し、他の摺動溝に、カム係止突起8Aを有する摺動体8が連接した他の筆記具用レフィル31を、コイルスプリングからなる弾性体11により前軸2の前端開口部2Aと反対側の後方へ付勢して配している、従来から知られている回転繰出式の筆記具であって、前軸2を連結筒4から取り外すことで、筆記具用レフィル21,31を交換することができる。
前記繰り出しカム5は、カム斜面の前端に凹溝5Aを形成してあり、摺動体7のカム係止突起7Aをカム斜面に当接して、繰り出しカム5の回転に伴い、カム係止突起7Aがカム斜面に沿って移動し、前記凹溝5Aに係止することで、摺動体7を装着した筆記具用レフィル21のペン先23または摺動体8を装着した他の筆記具用レフィル31のペン先33を、前筒2の前端開口部2Aから出没できるようにしてある。
前記摺動体7は、前端部に連接部7Bを備えている。前記連接部7Bは、図示はしっていないが、筆記具用レフィル21の尾栓26内に挿通する軸部と、当該軸部の前端部に設けた膨出部とを有している。また、前記膨出部は、球状体の前端部及び対峙する側面を切り落とした形状としてある。
また、後軸3の後端部には、真鍮製の保持部材11を、繰り出しカム5の後端部内に設けた雌ねじ部5Bと、保持部材11の前端部側面に設けた雄ねじ部11Bとを、保持部材11の後端が、後軸3の後方に位置するように螺着してある。また、保持部材11にはポリエステル系エラストマーからなるゴム状弾性体の摩擦体13を、保持部材11の内方突起部に摩擦体13の装着部に設けた外方突起部を乗り越し嵌合することによって装着してある。この摩擦体13を筆記面に圧接し、擦ることで発生する熱によって、熱変色性インキの筆跡を熱消色又は熱変色させることができる。また、摩擦体13の外側には、頭冠12を保持部材11の雄ねじ部に頭冠12内面の雌ねじ部とを着脱自在に螺着してある。また、後軸13の後端部には、後軸13と保持部材11間に固定したクリップ14を装着し、保持部材11の雄ねじ部11Bには、弾性体からなるOリング14を装着して、頭冠12のねじの緩みを抑制してある。
さらに、前記繰り出しカム5と摺動ケース6は、前記繰り出しカム5内に設けた内向突起5Aを、前記摺動ケース6の後端部に設けた延設部6Aの外向突起6Bが乗り越えて、前記摺動ケース6に対し、前記繰り出しカム5を回動自在に配設してある。また、前記摺動ケース6の後端部から後方に延設した延設部6Aには、後端から長手方向に沿って延びるスリット6Cを設けてあり、前記延設部6Aの外向突起6Bが繰り出しカム5内に設けた内向突起5Aを乗り越える際、内側に撓み易くしてあるため、容易に乗り越し嵌合することができる。
また、前記保持部材11の前端部には、前方に延設した、保持部材11の前端部及び摺動ケース6の延設部6A内径よりも小径の挿入部11Aを設けてあり、この挿入部11Aを前記摺動ケース6の延設部6A内に挿通して、前記繰り出しカム5の後端部内に設けた雌ねじ部5Bと、前記保持部材11の前端部側面に設けた雄ねじ部11Bとを螺着してあるため、繰り出しカム5と摺動ケース6が嵌合した後には、保持部材11の挿入部11Aによって、摺動ケース6の延設部6Aが内側に撓むことを防止している。
尚、摺動ケース6は連結筒4に固着してあり、繰り出しカム5は、繰り出しカム5の後端に設けた凸部5Cを、クリップ14の凹み部14Aを介し、後軸3の後端部開口部に設けた凹部3Aに凹凸嵌合し回転を抑制し、保持部材11を螺着して、繰り出しカム5を後軸3に固定してあるため、後軸3を前軸2に対して回動する際、後軸3と繰り出しカム5を一体的に回動することができる。
前記筆記具用レフィル21は、ペン先23、と、該ペン先23の後端部23Bが前端部25Aに圧入固着されたペン先ホルダー25と、該ペン先ホルダー25の後端部25Bが前端部22Aに圧入固着されるインキ収容筒22とを具備している。また、インキ収容筒22の後端部22Bには、尾栓26の前端部26Aが圧入固着されている。
前記ペン先23は、ペン先前端部23Aのボール抱持室に、回転可能にボール24が抱持されているボールペンチップからなり、ボール24の後方には、前記ボール24を常時、ペン先前端部の内壁に押圧するコイルスプリング29を配設してある。
前記ペン先ホルダー25は、透明合成樹脂(ポリプロピレン樹脂)で形成され、ペン先ホルダー25の後端部25Bは、略同外径の筒状体となっていて、ペン先23とインキ収容筒22間において、ペン先ホルダー25を通じ、筆記具用インキ27を外部から視認可能としてある。
前記尾栓26は、不透明合成樹脂(ポリアセタール樹脂)で形成され、インキ収容筒22の後端部22B内に挿通する前端部26Aと、前記インキ収容筒22の後方に位置する後端部26Bとを有している。
前記インキ収容筒22は、ステンレス鋼(SUS304)からなる両端が開口された円筒体の金属パイプである。当該インキ収容筒22の前端部22Aには、インキ収容筒22の内側に向かって突出する突部22Cを周設してある。インキ収容筒22の後端部22Bには、インキ収容筒22の内側に向かって突出する突起部22Dを周方向の異なる2箇所に設けてある。
前記インキ収容筒22の内部、ペン先ホルダー25の内部、ペン先23内部には、黒色の熱変色性インキ27が収容される。また、前記インキ収容筒22内には、前記熱変色性の筆記具用インキ27の後端に配置され且つインキ消費に伴い前進する高粘度流体からなるインキ追従体28が収容される。
前記筆記具用レフィル21は、尾栓26の後端部26B内に設けた乗り越し突部を、前記摺動体7の連接部7Bに設けた膨出部が乗り越すことによって、着脱自在に連接し、前記摺動体7と筆記具用レフィル21を連動して摺動するように配してある。尚、前記膨出部27Bは尾栓26に対し揺動可能とし、摺動体7の突片7Cによって、過剰な傾きを抑制してある。
さらに筆記具用レフィル21について詳述すると、インキ収容筒22の前端部22Aに、φ0.5mmのボール24を回転自在に抱持したボールペンチップからなるペン先23を、ペン先ホルダー25を介して装着してある。また、インキ収容筒22内には、平均粒径が0.5μmの可逆熱変色性のマイクロカプセル顔料を含有し、EM型回転粘度計における1rpmでのインキ粘度が1020mPa・s(25℃)、100rpmでのインキ粘度が84mPa・s(25℃)で、剪断減粘指数が0.48の熱変色性の筆記具用インキ27と、このインキの後端に、インキ追従体28を直に収容してある。尚、インキ粘度は、EM型回転粘度計における100rpm、40〜200mPa・s(25℃)とすることが好ましい。
前記筆記具用レフィル21の製造方法は、予め製作してあったボールペンチップからなるペン先23の後端部23Bをペン先ホルダー25の前端部25Aに圧入装着し、次に前記インキ収容筒22の前端部22Aに、前記ペン先ホルダー25の後端部25Bを圧入装着する。
さらにインキ収容筒22内に熱変色性の筆記具用インキ27及びインキ追従体28を収容した後、インキ収容筒22の後端部22Bに尾栓26の前端部26Aを挿通する。その後、前記インキ収容筒22の前端部に、外側から内側に向かって空気冷却しながら押圧加工を施し、前記インキ収容筒22の内側に向かって突出する突部22Cを周設して、ペン先ホルダー25の抜け力を高めるとともに、インキ収容筒22とペン先ホルダー25間からのインキ漏れを抑制している。また、前記インキ収容筒22の後端部も外側から内側に向かって押圧加工を施し、前記インキ収容筒22の内側に向かって突出する突起部22Dを周方向の異なる2箇所に設け、尾栓26を装着し、抜け力を高めてある。最後に筆記具用レフィル21を遠心脱泡の処理を行い、熱変色性筆記具用レフィルからなる筆記具用レフィル21を得ている。
前記尾栓26の外形形状は特に限定されないが、尾栓26の後端部26Bの外径をインキ収容筒22の外径と同径以下とすることで、筆記具用レフィル21を軸筒内に挿通し易くなるので好ましい。
尚、本発明におけるインキ収容筒、軸筒、保持部材には、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、ニッケル、ニッケル合金、鉄、鉄合金等の金属製の材料やポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂が挙げられ、インキ収容筒には、遮光性、ガス透過性を考慮すると金属製の材料が好ましく、コスト、耐食性を考慮するとステンレス鋼が好ましい。保持部材も摺動ケースの外れ防止効果を高めるために金属製の材料とすることが好ましい。
また、本発明における尾栓、摺動体、ペン先ホルダーには、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、アクリルニトリルスチレン樹脂等の合成樹脂製の材料が挙げられ、摺動性等を考慮するとポリアセタール樹脂が好ましく、ペン先ホルダーには、透明性やインキのビジブル性など考慮するとポリプロピレンが好ましい。
また、筆記具用インキは、可逆熱変色性インキとすることが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
また、前記可逆熱変色性インキに含有される色材は、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性顔料が好適に用いられる。
また、前記した摩擦体には、弾性感に富み、摩擦時に適度な摩擦を生じて摩擦熱を発生させることのできるゴム、エラストマー等のゴム状弾性体が好適である。具体的には、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が挙げられ、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。また、摩擦体は、後軸と一体に形成又は別部材にて装着してあってもよい。尚、消しゴムを使用して筆跡を摩擦することもできるが、摩擦時に消しカスが発生するため、好ましくは前述のような摩擦体が用いられ、前記摩擦体の材質としては、シリコーン樹脂やSEBS樹脂(スチレンエチレンブタジエンスチレンブロック共重合体)が好適に用いられる。
また、本実施形態では、便宜上、ペン先としてボールペンチップを用いたボールペンレフィルを例示しているが、筆記具用レフィルには、例えば、マーキングペン等が挙げられる。また、本実施形態では、前軸と後軸とを連結筒を介して回動自在に連結してあるが、前軸と後軸との連結構造は特に限定されるものではなく、前軸の前端部に口金を装着する構造等、従来から回転繰出式の多芯筆記具として知られている軸筒構造を適宜選択して用いることができる。
本実施形態では、便宜上、回転操作により、ペン先を軸筒前端開口部から選択的に出没させる多芯筆記具の機構を例示しているが、単芯であってもよい。また、軸筒内に色の異なる2本の熱変色性筆記具用レフィルからなる筆記具用レフィルを収容した多芯筆記具を例示しているが、筆記具用レフィルを3本以上、油性ボールペンレフィルや水性ゲルインキボールペンレフィル、シャープペンシルなど、異なる筆記具用レフィルを組合せて用いることもできる。
本発明の回転繰出式の筆記具は、熱変色性、筆記具用レフィルを着脱自在に連接した多芯筆記具として広く実施可能である。
1 回転繰出式筆記具
2 前軸
2A 前端開口部
3 後軸
3A 凹部
4 連結筒
5 繰り出しカム
5A 内方突起
5B 雌ねじ部
5C 凸部
6 摺動ケース
6A 延設部
6B 外方突起
7、8 摺動体
7A カム係止突起
7B 連接部
7C 軸部
7D 膨出部
7E 突片
7F 段部
9、10 弾性体
11 保持部材
11B 雄ねじ部
12 頭冠
13 摩擦体
14 クリップ
21、31 筆記具用レフィル
22、32 インキ収容筒
22A、32A 前端部
22B、32B 後端部
22C、32C 突部
22D、32D 突起部
23、33 ペン先
24、34 ボール
25、35 ペン先ホルダー
26、36 尾栓
26A 前端部
26B 後端部
27、37 筆記具用インキ
28、38 インキ追従体
29、39 コイルスプリング

Claims (3)

  1. インキ収容筒内に熱変色性インキを収容し、前記インキ収容筒の前端部に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を、直接、またはペン先ホルダーを介して装着してなる熱変色性筆記具用レフィルを、前軸と、クリップを装着した後軸とを有する軸筒本体内に、摺動自在に配設し、前記後軸内に、摺動溝を設けた摺動ケースと、後軸を前軸に対して回動することで摺動ケースの外周面上を回転可能な繰り出しカムとを有し、前記摺動溝に、前記筆記具用レフィルに連動して摺動する摺動体を配設するとともに、前記後軸の後端部に、保持部材を介して弾性を有する摩擦体を具備してなる回転繰出式筆記具であって、前記摺動ケースと繰り出しカムとが、前記繰り出しカム内に設けた内向突起を、前記摺動ケースの後端部に設けた延設部の外向突起が乗り越えて、前記繰り出しカムに対し、前記摺動ケースを回動自在に配設するとともに、前記保持部材の前端部に設けた挿入部が前記摺動ケースの延設部内に挿通し、前記繰り出しカムの後端部と、前記保持部材とを装着してなり、前記繰り出しカムは、繰り出しカムの後端に設けた凸部を、前記クリップに設けた凹み部を介し、前記後軸の後端部開口部に設けた凹部に凹凸嵌合し回転を抑制してあることを特徴とする回転繰出式筆記具。
  2. 前記摺動ケースの延設部に、後端から長手方向に沿って延びるスリットを設けたことを特徴とする請求項1に記載の回転繰出式筆記具。
  3. 前記保持部材が、繰り出しカムの後端部内に設けた雌ねじ部と、前記保持部材の側面に設けた雄ねじ部とを着脱自在に螺着してあることを特徴とする請求項1または2に記載の回転繰出式筆記具。
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