JP6157954B2 - 熱変色性筆記具 - Google Patents
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Description
「1.軸体の前方に熱変色性インキが吐出可能なペン先を配し、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦してその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低磨耗性の弾性材料からなる摩擦部を有した熱変色性筆記具であって、前記摩擦部を有した摩擦体と、入力画面の操作部分の位置を静電容量方式で検出する入力装置へ入力を行う入力部を有した導電性材料からなる入力体とが隣接するように連結して後部ユニットを構成し、前記後部ユニットを前記軸体の後方に、該後部ユニットの摩擦部および入力部が露出した状態で装着することを特徴とした熱変色性筆記具。
2.前記軸体が導電性材料からなり、前記摩擦体に凹部または凸部を形成すると共に、前記入力体に凸部または凹部を形成し、前記摩擦体の凹部または凸部と前記入力体の凸部または凹部とを嵌合させて前記後部ユニットを構成し、前記後部ユニットを前記軸体の開口部に前記入力体を当接させた状態で挿着することを特徴とした前記1項に記載の熱変色性筆記具。」である。
尚、本発明で規定する「平均粒子径」は、堀場製作所製レーザー式粒度分布測定機LA−300(体積基準)を使用し、そのメジアン径を平均粒子径とした値である。
特に、前記筆跡の変化は、熱変色性組成物をマイクロカプセルに内包させることで、組成変化を生じることなく長期間安定して発現できるものとなる。
マイクロカプセル顔料に内包される熱変色性組成物としては、繰り返しの使用性、温度変化の正確性等の点から、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体からなる可逆熱変色性組成物が好適である。
さらに、特公平4−17154号公報、特開平7−179777号公報、特開平7−33997号公報、特開平8−39936号公報等に記載されている比較的大きなヒステリシス特性(ΔH=8〜50℃)を示すものも適用できる。
本発明の入力体は、樹脂に炭素繊維や金属繊維を混ぜ込んだ導電性樹脂で形成することが好ましく、特に、弾性を有したエラストマー樹脂に導電性繊維を混ぜ込んだ導電性エラストマーにより成形することで、摩擦体と同様に弾力性を有するものが得られ、入力体を入力装置へ接触させた際の入力画面の傷つきを防止し、入力体を誤って紙面に接触させてしまった場合でも紙面が傷つき難いものとなる。
摩擦体と入力体との連結構造としては、接着剤を用いて互いを接着したり、摩擦体と入力体との連結箇所を凹凸嵌合で結合できる形状に成形したり、または二色成形で摩擦体と入力体とを一体成形したり、あるいはネジやピンなどの別部材を摩擦体と入力体との接触箇所に埋めて互いを結合することで、ユニット化してもよい。
尚、摩擦体と入力体とを共にエラストマーで成形し、且つ互いの外観形状を似た形状に成形する場合には、使用時においてそれぞれの見分けがつくように、摩擦体と入力体とを異なる色で成形することが好ましい。
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、説明を分かりやすくするために、図面中の同様の部材、同様の部分については同じ番号を付してある。本実施例の説明においては、ペン先がある側を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。
ペン先5はボールペンチップ構造としており、ボールペンレフィル5の内部には、完全発色温度が−20℃、完全消色温度が64℃、ΔH値が70℃である熱変色性組成物を内包した平均粒子径が3μmのマイクロカプセル顔料を、水性媒体中に分散した熱変色性インキ(図示せず)が収容されている。
後部ユニット9の頂部は、摩擦体6と入力体7とを連結した状態でドーム形状になっており、半分が摩擦部6aに、もう半分が入力部7aになっている。頂部の反対側は、摩擦体6と入力体7とを連結した状態で円柱形状になっており、半分が挿着部6bに、もう半分が挿着部7bになっており、連結した状態で後軸4の開口部4bへ挿着してある。
図3、図4に示すように、摩擦体6および入力体7の接触面の中央には、それぞれ凸部6c、凸部7cを二個ずつ形成してあり、その突起に対向する位置に凹部7d、凹部6dを形成して、凸部と凹部を嵌合させることで、摩擦体6と入力体7とが一体に連結するようにしてある。
次に、図7を用いて、本実施例の熱変色性筆記具1で、紙面に筆記された熱変色性インキによる筆跡を熱変色で消去する状態について説明を行う。図に示すように、熱変色性筆記具1は、後軸4に挿着した後部ユニット9の摩擦体6の摩擦部6aで紙110を摩擦することにより、前記熱変色性インキで筆記された筆跡を摩擦熱で消色して、文字110aを消去することができた。
2…軸筒、
3…前軸、3a…開口部、
4…後軸、4a…後端部、4b…開口部、4c…雄螺子部、
5…ボールペンレフィル、5a…ペン先、
6…摩擦体、6a…摩擦部、6b…挿着部、6c…凸部、6d…凹部、
7…入力体、7a…入力部、7b…挿着部、7c…凸部、7d…凹部、
8…後部ユニット、
9…尾冠、9a…前方開口部、9b…雌螺子部、
10c…内面、
110…紙、110a…文字、
120…静電容量方式の入力装置、120a…入力画面、
120b…画像作成ソフトウェアの画面に描かれた線。
Claims (2)
- 軸体の前方に熱変色性インキが吐出可能なペン先を配し、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦してその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な低磨耗性の弾性材料からなる摩擦部を有した熱変色性筆記具であって、前記摩擦部を有した摩擦体と、入力画面の操作部分の位置を静電容量方式で検出する入力装置へ入力を行う入力部を有した導電性材料からなる入力体とが隣接するように連結して後部ユニットを構成し、前記後部ユニットを前記軸体の後方に、該後部ユニットの摩擦部および入力部が露出した状態で装着することを特徴とした熱変色性筆記具。
- 前記軸体が導電性材料からなり、前記摩擦体に凹部または凸部を形成すると共に、前記入力体に凸部または凹部を形成し、前記摩擦体の凹部または凸部と前記入力体の凸部または凹部とを嵌合させて前記後部ユニットを構成し、前記後部ユニットを前記軸体の開口部に前記入力体を当接させた状態で挿着することを特徴とした請求項1に記載の熱変色性筆記具。
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JP2013136807A JP6157954B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 熱変色性筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013136807A JP6157954B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 熱変色性筆記具 |
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JP2015009457A JP2015009457A (ja) | 2015-01-19 |
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Family Applications (1)
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