JP6528766B2 - 撮像素子、撮像方法、電子機器 - Google Patents

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Description

本技術は、撮像素子、撮像方法、電子機器に関する。詳しくは、画質の向上に寄与する撮像素子、撮像方法、電子機器に関する。
近年主流になりつつある裏面照射型の撮像素子では、画素列当りの垂直信号線の多本数化が可能である。これに伴い画素部からの高速信号読み出しや垂直信号線を用いた信号加算などのアーキテクチャも進化している。
一方で、画素列当り複数の垂直信号線を有する回路では、垂直信号線の電圧状態差や個体差に起因し、画質が劣化してしまう可能性がある。特許文献1においては、画素列当り1本の垂直信号線を有する回路において、Sub揺れノイズを抑えるために中間電位に固定することで、画質劣化を抑えることが提案されている。
特開2005−311932号公報
列当り複数の垂直信号線を有し、任意の時間において読み出されない垂直信号線が存在するような画素読み出し回路において、リードリセット直前の垂直信号線の電位が、複数の垂直信号線間でばらつきがあると、リセット信号読み出し時における垂直信号線からフローティングディフュージョンへのカップリング量ばらつきやリード信号のセットリング時間ばらつきが発生し、読み出す信号量に段差が発生する可能性がある。
特許文献1のように、画素列当り1本の垂直信号線を有する回路において、Sub揺れノイズを抑えるために中間電位に固定するようにした場合、単位列に複数の垂直信号線を有する画素読み出し回路に適応すると、複数ある垂直信号線のインピダンスが異なるために各垂直信号線の中間電圧値にばらつきが生じてしまい、上記した読み出す信号量に段差が発生するという可能性を低減できない可能性がある。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、読み出す信号量に段差が発生しないようにすることができるようにするものである。
本技術の一側面の撮像素子は、光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部とを備え、前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する。
前記固定部は、前記画素のリセット動作前に、前記信号線の電位を固定するようにすることができる。
前記固定部は、電位固定素子とスイッチから構成され、前記複数の信号線毎に前記スイッチが設けられ、前記スイッチがアクティブなとき、前記電位固定素子と前記複数の信号線が接続されることで、前記複数の信号線の電位を所定の電位に固定するようにすることができる。
前記固定部は、電位固定素子とスイッチから構成され、前記複数の信号線毎に前記スイッチが設けられ、第1の画素の読み出しが終了し、第2の画素の読み出しが開始されるまでの間、前記スイッチはアクティブにされるようにすることができる。
前記固定部は、電位固定素子を含む構成とされ、前記複数の信号線毎に前記電位固定素子が接続され、第1の画素の読み出しが終了し、第2の画素の読み出しが開始されるまでの間、前記電位固定素子はオンの状態とされるようにすることができる。
本技術の一側面の撮像方法は、光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部とを備える撮像素子の撮像方法において、前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定するステップを含む。
本技術の一側面の電子機器は、光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部とを備え、前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する撮像素子と、前記撮像素子から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部とを備える。
本技術の一側面の撮像素子、撮像方法においては、光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、画素の1列毎に複数の信号線と、信号線の電位を所定の電位に固定する固定部が備えられる。そして複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、固定部により、複数の信号線の電位が固定される。
本技術の一側面によれば、読み出す信号量に段差が発生する可能性を低減できる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
撮像装置の構成を示す図である。 固体撮像素子の構成を示す図である。 撮像素子の回路図である。 撮像素子の動作を説明するためのタイミングチャートである。 撮像素子の他の回路図である。 撮像素子の他の回路図である。 撮像素子の動作を説明するためのタイミングチャートである。 内視鏡への適用例を示す図である。 内視鏡への適用例を示す図である。 ビジョンチップへの適用例を示す図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.撮像装置の構成について
2.撮像素子の構成について
3.電位固定素子を有する撮像素子の構成について
4.適用例
<撮像機器の構成>
以下に説明する本技術は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話機などの撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に撮像装置を用いる複写機など、画像取込部(光電変換部)に撮像素子を用いる電子機器全般に対して適用可能である。
図1は、本技術に係る電子機器、例えば撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本技術に係る撮像装置10は、レンズ群21等を含む光学系、固体撮像素子(撮像デバイス)22、DSP(Digital Signal Processor)回路23、フレームメモリ24、表示部25、記録部26、操作部27および電源部28等を有する。そして、DSP回路23、フレームメモリ24、表示部25、記録部26、操作部27および電源部28がバスライン29を介して相互に接続されている。
レンズ群21は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像素子22の撮像面上に結像する。固体撮像素子22は、レンズ群21によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。
DSP回路23は、固体撮像素子22からの信号を処理する。例えば、詳細は後述するが、固体撮像素子22には、焦点を検出するための画素があり、そのような画素からの信号を処理し、焦点を検出する処理を行う。また、固体撮像素子22には、撮影された被写体の画像を構築するための画素があり、そのような画素からの信号を処理し、フレームメモリ24に展開するといった処理も行う。
表示部25は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、固体撮像素子22で撮像された動画または静止画を表示する。記録部26は、固体撮像素子22で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作部27は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部28は、DSP回路23、フレームメモリ24、表示部25、記録部26および操作部27の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
上記の構成の撮像装置は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置として用いることができる。
<撮像素子の構成について>
図2は、固体撮像素子22の構成を示す図であり、例えばX−Yアドレス方式撮像装置の一種であるCMOSイメージセンサの構成の概略を示すシステム構成図である。ここで、CMOSイメージセンサとは、CMOSプロセスを応用して、または、部分的に使用して作成されたイメージセンサである。
図2のCMOSイメージセンサ100は、図示せぬ半導体基板上に形成された画素アレイ部111と、当該画素アレイ部111と同じ半導体基板上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部は、例えば、垂直駆動部112、カラム処理部113、水平駆動部114およびシステム制御部115から構成されている。
CMOSイメージセンサ100はさらに、信号処理部118およびデータ格納部119を備えている。信号処理部118およびデータ格納部119については、CMOSイメージセンサ100と同じ基板上に搭載しても構わないし、CMOSイメージセンサ100とは別の基板上に配置するようにしても構わない。また、信号処理部118およびデータ格納部119の各処理については、CMOSイメージセンサ100とは別の基板に設けられる外部信号処理部、例えば、DSP(Digital Signal Processor)回路やソフトウエアによる処理でも構わない。
画素アレイ部111は、受光した光量に応じた光電荷を生成しかつ蓄積する光電変換部を有する単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)が行方向および列方向に、即ち、行列状に2次元配置された構成となっている。ここで、行方向とは画素行の画素の配列方向(即ち、水平方向)を言い、列方向とは画素列の画素の配列方向(即ち、垂直方向)を言う。
画素アレイ部111において、行列状の画素配列に対して、画素行毎に画素駆動線116が行方向に沿って配線され、画素列毎に垂直信号線117が列方向に沿って配線されている。画素駆動線116は、画素から信号を読み出す際の駆動を行うための駆動信号を伝送する。図1では、画素駆動線116について1本の配線として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線116の一端は、垂直駆動部112の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部112は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部111の各画素を全画素同時あるいは行単位等で駆動する。すなわち、垂直駆動部112は、当該垂直駆動部112を制御するシステム制御部115と共に、画素アレイ部111の各画素を駆動する駆動部を構成している。この垂直駆動部112はその具体的な構成については図示を省略するが、一般的に、読出し走査系と掃き出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読出し走査系は、単位画素から信号を読み出すために、画素アレイ部111の単位画素を行単位で順に選択走査する。単位画素から読み出される信号はアナログ信号である。掃き出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対して、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して掃き出し走査を行う。
この掃き出し走査系による掃き出し走査により、読出し行の単位画素の光電変換部から不要な電荷が掃き出されることによって当該光電変換部がリセットされる。そして、この掃き出し走査系が不要電荷を掃き出す(リセットする)ことにより、所謂電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換部の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に受光した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃き出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の露光期間となる。
垂直駆動部112によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、画素列毎に垂直信号線117の各々を通してカラム処理部13に入力される。カラム処理部113は、画素アレイ部111の画素列毎に、選択行の各画素から垂直信号線117を通して出力される信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
具体的には、カラム処理部113は、信号処理として少なくとも、ノイズ除去処理、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理を行う。このカラム処理部113によるCDS処理により、リセットノイズや画素内の増幅トランジスタの閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズが除去される。カラム処理部113にノイズ除去処理以外に、例えば、AD(アナログ−デジタル)変換機能を持たせ、アナログの画素信号をデジタル信号に変換して出力することも可能である。
水平駆動部114は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部113の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。この水平駆動部114による選択走査により、カラム処理部113において単位回路毎に信号処理された画素信号が順番に出力される。
システム制御部115は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータなどによって構成され、当該タイミングジェネレータで生成された各種のタイミングを基に、垂直駆動部112、カラム処理部113、および、水平駆動部114などの駆動制御を行う。
信号処理部118は、少なくとも演算処理機能を有し、カラム処理部113から出力される画素信号に対して演算処理等の種々の信号処理を行う。データ格納部119は、信号処理部118での信号処理に当って、その処理に必要なデータを一時的に格納する。
<画素の回路の構成例>
図3は、撮像素子に備えられている画素の回路の構成例を示す図である。図3では、4画素を例に挙げ、1つの垂直信号線に2画素接続されている2画素共有の場合を例に挙げて説明する。
図3において、1画素は、光電変換素子、例えばフォトダイオード(PD)201−1に加えて、転送トランジスタ202−1、リセットトランジスタ203−1、増幅トランジスタ204−1、および選択トランジスタ205−1の4つのトランジスタを有する構成となっている。
ここでは、転送トランジスタ202−1、リセットトランジスタ203−1、増幅トランジスタ204−1、および選択トランジスタ205−1として、NchMOSトランジスタを用いた例を示しているが、PchMOSトランジスタを用いることも可能である。
フォトダイオード201−1は、アノードが第1の電源電位、例えばグランドに接続されており、入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷(光電子)に光電変換し、当該信号電荷を蓄積する。
転送トランジスタ202−1は、ドレインがフローティングディフュージョンFDに、ソースがフォトダイオード201−1のカソードに、ゲートが転送配線212−1にそれぞれ接続されており、垂直駆動部112から転送パルスTRFが転送配線212−1を通してゲートに与えられるとオン(導通)状態となって、フォトダイオード201−1に蓄積されている信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ203−1は、ドレインが第2の電源電位、例えば電源電位VDDの電源配線(不図示)に、ソースがフローティングディフュージョンFDに、ゲートがリセット配線211−1にそれぞれ接続されており、垂直駆動部112からリセットパルスRSTがリセット配線211−1を通してゲートに与えられるとオン状態となり、フローティングディフュージョンFDの信号電荷を電源配線に捨てることによって当該フローティングディフュージョンFDをリセットする。
増幅トランジスタ204−1は、ドレインが電源配線に、ゲートがフローティングディフュージョンFDにそれぞれ接続されており、当該フローティングディフュージョンFDの電位に対応した信号を出力する。
選択トランジスタ205−1は、ドレインが増幅トランジスタ204−1のソースに、ソースが垂直信号線117−1に、ゲートが選択配線213−1にそれぞれ接続されており、垂直駆動部112から選択パルスSELが選択配線213−1を通してゲートに与えられるとオン状態となって当該画素を選択し、増幅トランジスタ204から出力される画素の信号を垂直信号線117−1に読み出す。
垂直信号線117−1には、フォトダイオード201−2を含む画素も接続されている。ここで、フォトダイオード201−1を含む画素を画素A、フォトダイオード201−2を含む画素を画素B、フォトダイオード201−3を含む画素を画素C、フォトダイオード201−4を含む画素を画素Dと適宜記載する。
垂直信号線117−1には、画素Aと画素Bが接続されており、画素Aと画素Bは、基本的に同様の構成を有する。画素Bは、フォトダイオード201−2と転送トランジスタ202―1を含む構成とされている。また、画素Aと画素Bは、リセットトランジスタ203−1、増幅トランジスタ204−1、および選択トランジスタ205−1を共有する構成とされている。
垂直信号線117−2には、画素Cと画素Dが接続されている。画素Cと画素Dも、基本的に画素Aと同様の構成を有する。画素Cは、フォトダイオード201−3と転送トランジスタ202−3を含む構成とされている。画素Dは、フォトダイオード201−4と転送トランジスタ202−4を含む構成とされている。
また、画素Cと画素Dは、リセットトランジスタ203−2、増幅トランジスタ204−2、および選択トランジスタ205−2を共有する構成とされている。選択トランジスタ205−2は、垂直信号線117-2に接続されている。
垂直信号線117−1と垂直信号線117−2には、定電流源223が接続されている。定電流源223は、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2にそれぞれ定電流Iを定常的に流すための回路である。
垂直信号線117−1には、トランジスタ221−1とトランジスタ222−1が接続されている。垂直信号線117−1から画素信号が読み出される場合、これらのトランジスタに選択配線224−1を通して選択パルスLSEL1が供給される。
同様に、垂直信号線117−2には、トランジスタ221−2とトランジスタ222−2が接続されている。垂直信号線117−2から画素信号が読み出される場合、これらのトランジスタに選択配線224−2を通して選択パルスLSEL2が供給される。
選択されている垂直信号線117−1または垂直信号線117-2からの画素信号は、ADC225でアナログ信号からデジタル信号に変換される。
図4は、図3に示したCMOSイメージセンサの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。図4の上側から順に、リセットパルスRST1は、リセット配線211−1における信号を表し、転送パルスTRG10は、転送配線212−1における信号を表し、転送パルスTRG11は、転送配線212−2における信号を表し、選択パルスSEL1は、選択配線213―1における信号を表す。
またリセットパルスRST2は、リセット配線211−2における信号を表し、転送パルスTRG22は、転送配線212−3における信号を表し、転送パルスTRG23は、転送配線212−4における信号を表し、選択パルスSEL2は、選択配線213−2における信号を表す。
また、選択パルスLSEL1は、選択配線224―1における信号を表し、選択パルスLSEL2は、選択配線224−2における信号を表す。また、垂直信号線1は、垂直信号線117−1の電位を表す信号であり、垂直信号線2は、垂直信号線117−2の電位を表す信号である。
図4においては、説明のため縦軸スケールを異ならせている。選択パルスSEL、リセットパルスRST、転送パルスTRG、および選択パルスLSELについては“H”レベルの状態がアクティブ状態とする。
時間Taにおいて、画素Aからの読み出しが行われる。選択パルスLSEL1と選択パルスSEL1がアクティブになると同時に、リセットパルスRST1が入ることで、画素AのフローティングディフュージョンFDがリセットトランジスタ203−1によってリセットされ、このリセット後のフローティングディフュージョンFDの電位がリセットレベルとして増幅トランジスタ204−1によって増幅後、選択トランジスタ205−1により、垂直信号線117―1に出力される。
このリセットレベルの出力後、転送パルスTRF10が入ることで、フォトダイオード201−1の信号電荷(光電子)が転送トランジスタ202−1によってフローティングディフュージョンFDに転送され、この転送後のフローティングディフュージョンFDの電位が信号レベルとして増幅トランジスタ204−1によって増幅後、選択トランジスタ205−1により、垂直信号線117−1に出力される。これらリセットレベルおよび信号レベルは順次、垂直信号線117−1を通してカラム処理部113(図2)へ送られる。
画素Aからの読み出しが終了されると、次の時間である時間Tbにおいて、画素Bからの読み出しが行われる。垂直信号線117−1を選択する選択パルスLSEL1は、画素Aの読み出しのときからアクティブな状態が維持されている。
選択パルスLSEL1がアクティブなときに、選択パルスSEL1が再度アクティブになると同時に、リセットパルスRST1が入ることで、画素BのフローティングディフュージョンFDがリセットトランジスタ203−1によってリセットされ、このリセット後のフローティングディフュージョンFDの電位がリセットレベルとして増幅トランジスタ204−1によって増幅後、選択トランジスタ205−1により、垂直信号線117―1に出力される。
このリセットレベルの出力後、転送パルスTRF11が入ることで、フォトダイオード201−2の信号電荷(光電子)が転送トランジスタ202−2によってフローティングディフュージョンFDに転送され、この転送後のフローティングディフュージョンFDの電位が信号レベルとして増幅トランジスタ204−1によって増幅後、選択トランジスタ205−1により、垂直信号線117−1に出力される。これらリセットレベルおよび信号レベルは順次、垂直信号線117−1を通してカラム処理部113(図2)へ送られる。
このように、同一の垂直信号線117−1に接続されている画素Aと画素Bは、タイミングをずらして読み出しが行われる。
この後、垂直信号線117−2に接続されている画素Cと画素Dからの信号の読み出しが行われる。画素Cに対する読み出しは、時間Tcにおいて行われ、画素Dに対する読み出しは、時間Tdにおいて行われる。画素Cと画素Dからの読み出しは、画素Aと画素Bの読み出しと基本的に同様に行われるため、詳細な説明は省略する。
カラム処理部113では、例えば、リセットレベルと信号レベルとの差をとることで画素固有の固定パターンノイズを除去するCDS処理、CDS処理後の信号の保持、あるいは増幅などの種々の信号処理が行われる。
ここで、再度図3、図4を参照する。図3に示したように、列当り複数の垂直信号線を有し、任意の時間で読み出されない垂直信号線が存在するような画素読み出し回路において、リードリセット直前の垂直信号線の電位が、複数の垂直信号線間でばらつきがあると、リセット信号の読み出し時における垂直信号線からフローティングディフュージョンFDへのカップリング量のばらつきやリード信号のセットリング時間ばらつきが発生し、読み出す信号量に段差が発生する可能性がある。
図4のタイミングチャートが、例えば、同じ黒レベルの画像を撮像したときに得られるチャートであるとする。前述の発生メカニズムにより、画素A乃至Dのそれぞれから読み出され、AD変換された結果には、差分が発生する可能性がある。本来は、同じ黒レベルの画像を撮像したときであるため、画素A乃至Dのそれぞれから読み出される信号レベルは、同一である。
図4を参照するに、画素Aからの読み出しが開始される時点の垂直信号線117−1の電位は、電位Vaであり、画素Bからの読み出しが開始される時点の垂直信号線117−1の電位は、電位Vbである。同様に、画素Cからの読み出しが開始される時点の垂直信号線117−2の電位は、電位Vcであり、画素Dからの読み出しが開始される時点の垂直信号線117−2の電位は、電位Vdである。
上記した理由により、電位Va、電位Vb、電位Vc、電位Vdは、それぞれ異なる値となる可能性がある。このように、読み出し開始の時点の電位にばらつきがあると、最終的に、AD変換後に得られる値もばらつきが生じる可能性がある。よって、上記したように、同じ黒レベルの画像を撮影しても、画素からの信号レベルがばらつき、ムラのある画像となってしまう可能性がある。
例えば、複数垂直信号線間の電位のばらつきが収束するまでのセットリング時間を十分確保すれば改善方向に向かう可能性はある。しかしながら、セットリング時間を長くすると、その分だけ読み出しに係る時間が長くなり、高速読み出し動作ができなくなってしまう。
<電位固定素を有する撮像素子の構成について>
そこで、高速読み出し動作を実現しつつも、上記したような画素信号のばらつきが生じない撮像素子について説明する。
図5は、本技術を適用した撮像素子の一実施の形態の構成を示す図である。図5に示した撮像素子の構成において、図3に示した撮像素子と同一の構成の部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図5に示した撮像素子は、図3に示した撮像素子と同じく、1列に配置された画素、この場合、画素A乃至Dに対して、複数の垂直信号線、この場合、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2が設けられている構成とされている。
図5に示した撮像素子と、図3に示した撮像素子を比較する。図5に示した撮像素子は、図3に示した撮像素子に電位固定素子301と接続スイッチ302を追加した構成とされ,その他の構成は同様である。
電位固定素子301は、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2の電位を所定の値に固定するための電圧をかけるための素子である。電位固定素子301の電圧は、スイッチ302とスイッチ303が閉じられているときに、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2にかけられる。
図5に示したスイッチ302とスイッチ303は、NMOSスイッチとなっているが、CMOSスイッチであっても良い。
ここでは、1列に配置された画素A乃至画素Dに対して、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2の2本の垂直信号線がある場合を例に挙げて説明しているため、スイッチもスイッチ302とスイッチ303の2個ある場合を例に挙げて説明するが、垂直信号線がN本ある場合、スイッチもそれらの垂直信号線に合わせてN個有する構成とされる。
スイッチ302、スイッチ303は、スイッチ配線304を通して供給されるスイッチパルスSHORTに応じて開閉を行う。スイッチ302は、垂直信号線117−1に接続され、スイッチ303は、垂直信号線117−2に接続されている。
よって、スイッチ302が閉じられると、垂直信号線117−1に、電位固定素子301からの電圧がかかる状態となる。同様に、スイッチ303が閉じられると、垂直信号線117−2に、電位固定素子301からの電圧がかかる状態となる。以下に説明するように、スイッチ302とスイッチ303は、同タイミングで閉じられ、同タイミングで開かれる。
スイッチ配線304を通して供給されるスイッチパルスSHORTは、スイッチ302、303を駆動するパルスであり、毎行のリードリセット開始前に一定の時間だけアクティブな状態となる。
スイッチをアクティブな状態にする時間は、上記した黒レベル段差が問題にならないレベルになるまでに必要な垂直信号線のセットリング期間とすることができる。またスイッチパルスSHORTが非アクティブになるタイミングは、リードリセットのセットリングに影響のない範囲まで拡張させることが可能である。
このような構成を有する撮像素子に関する回路においては、スイッチパルスSHORTが、アクティブの間は、スイッチ302、スイッチ303が閉じられることにより、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2は、ショートされ、同電位となる。
またスイッチ302,303の先にある電位固定素子301により、アクティブな間の絶対電圧値も決定される。この電位固定素子301は、任意の電圧発生源回路で構成することも可能である。
また、垂直信号線117−1,117−2に、電位固定素子301とスイッチ302,303から構成される回路と同主旨の回路、例えば、垂直信号線をクランプする回路がある場合は、電位固定素子301を削除した構成とすることも可能である。
図6に撮像素子の他の回路構成を示す。図6に示すように、スイッチを設けない構成とすることも可能である。図6に示した撮像素子の回路構成は、図5に示した撮像素子の回路構成から、スイッチ302、スイッチ303を削除した構成とされ、電位固定素子301が、直接垂直信号線117−1と垂直信号線117−2に接続された構成とされている。
電位固定素子301が急峻な立ち上がりを有する電圧を供給できる素子である場合、換言すれば、複数の垂直信号線の電位を、所定の時間内で、所定の電位にできる素子であれば、電位固定素子301のオン、オフを制御することで、スイッチを設けたときと同様の効果を得ることができる回路構成とすることができる。
ここでは、図5に示したスイッチを有する構成の場合を例に挙げて説明を続ける。
図7は、図6に示したCMOSイメージセンサの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。図7に示したタイミングチャートにおいて、リセットパルスRST1、転送パルスTRG10、転送パルスTRG11、選択パルスSEL1、リセットパルスRST2、転送パルスTRG22、転送パルスTRG23、選択パルスSEL2、選択パルスLSEL1、および選択パルスLSEL2は、図4に示したタイミングチャートと同じである。
すなわち、図5に示した撮像素子においても、画素A乃至画素Dからの読み出し動作は、図3に示した撮像素子と同様に行われる。しかしながら、図5に示した撮像素子においては、読み出しの開始前(リードリセット開始前)に、全ての垂直信号線が同一の電位にされる点が異なる。このことについて、説明を加える。
時間Taで、画素A(フォトダイオード201−1)からの読み出しが行われるが、この読み出しが行われる前の時間Ta”において、スイッチパルスSHORTが、スイッチ配線304を通して、スイッチ302とスイッチ303に与えられると、アクティブな状態となり、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2の電位は、電位固定素子301で規定される電位に設定される。
図7に示した例では、垂直信号線117−1の電位は、電位Va’となる。また垂直信号線117−2の電位も、電位Va’となる。このように、画素Aからの読み出しが開始される時点で、垂直信号線117−1の電位は、電位Va’となる。この電位Va’は、電位固定素子301の電位と同じである。
画素Aからの読み出しが終了されると、画素Bからの読み出しが開始されるが、画素Bからの読み出しが開始されるまでの時間Tb”の間、時間Ta”のときと同様の処理が実行されることで、垂直信号線117−1の電位が設定される。
画素Aからの読み出しが行われる時間Taと、画素Bからの読み出しが行われる時間Tbとの間の時間である時間Tb”において、スイッチパルスSHORTが、スイッチ配線304を通して、スイッチ302とスイッチ303に与えられ、アクティブな状態となる。その結果、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2の電位は、電位固定素子301で規定される電位に設定される。
図7に示した例では、垂直信号線117−1の電位は、電位Vb’となり、垂直信号線117−2の電位も、電位Vb’となる。このように、画素Bからの読み出しが開始される時点で、垂直信号線117−1の電位は、電位Vb’となる。この電位Vb’は、電位固定素子301の電位と同じである。よって、電位Va’と電位Vb’は同電位となる。
さらに同様に、画素Cと画素Dの読み出しが行われる。画素Cの読み出しが開始される前の時間Tc”において、時間Ta”や時間Tb”のときと同じく、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2の電位が、電位Vc’に設定される。また同様に、時間Td”において、垂直信号線117−1と垂直信号線117−2の電位が、電位Vd’に設定される。
電位Vc’と電位Vd’も、電位固定素子301の電位と同じである。よって、電位Vc’と電位Vd’は同電位となる。
この場合、画素Aの読み出しが開始されるときの垂直信号線117−1の電位Va’、画素Bの読み出しが開始されるときの垂直信号線117−1の電位Vb’、画素Cの読み出しが開始されるときの垂直信号線117−2の電位Vc’、および画素Dの読み出しが開始されるときの垂直信号線117−2の電位Vd’は、全て同じ電位となる。
このように、図5に示した撮像素子の回路においては、所定の画素からの読み出しが開始される前には、必ず、垂直信号線の電位が、所定の値になるような初期化の処理が実行される。よって、所定の画素からの読み出しが開始される前には、必ず、垂直信号線の電位が、所定の値となる。
このことにより、全ての画素において、読み出し開始時点(リードリセット開始時点)の垂直信号線の電位が同一の電位の状態から読み出しが開始されるようにすることができる。すなわち、読み出し開始時に、画素により読み出し開始時の電位が異なるといったような状況が発生することをなくすことが可能となる。
このように、本技術によれば、複数ある垂直信号線のリード開始時の初期電圧値を、短時間に常に一定値に固定することができ、任意の垂直信号線でリード時に発生するフローティングディフュージョンFDへのカップリング量、およびリード読み出しに必要なセットリング時間のばらつきを低減させることが可能となる。
このことにより、リード動作前の垂直信号線の電位状態に依存して発生していた画質劣化を解消することができる。
また本技術によれば、リードリセット前の複数の垂直信号線間電圧差を高精度(10mV以下)に小さく抑えることが短時間で可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、垂直信号線117に対してスイッチ302などが設けられている例を示したが、垂直信号線以外の線に対して、本技術を適用することも可能である。例えば、何らかの信号を読み出す信号線の電位を、読み出しを開始する時点で、常に同じ電位にしておきたい場合などに本技術を適用できる。
<適用例>
以下、上記した位相差検出画素を含む焦点検出装置の適用例について説明する。上記実施の形態における固体撮像素子22はいずれも、様々な分野における電子機器に適用可能であり、図1に示した撮像装置(カメラ)の他に、ここでは、その一例として、内視鏡カメラ、ビジョンチップ(人工網膜)について説明する。
図8は、適用例に係る内視鏡カメラ(カプセル型内視鏡カメラ400A)の全体構成を表す機能ブロック図である。カプセル型内視鏡カメラ400Aは、光学系410と、シャッタ装置420と、固体撮像素子22と、駆動回路440と、信号処理回路430と、データ送信部450と、駆動用バッテリー460と、姿勢(方向、角度)感知用のジャイロ回路470とを備えている。
光学系410は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像素子22の撮像面上に結像させる1または複数の撮像レンズを含むものである。シャッタ装置420は、固体撮像素子22への光照射期間(露光期間)および遮光期間を制御するものである。駆動回路440は、シャッタ装置420の開閉駆動を行うとともに、固体撮像素子22における露光動作および信号読み出し動作を駆動するものである。
信号処理回路430は、固体撮像素子22からの出力信号に対して、所定の信号処理、例えばデモザイク処理やホワイトバランス調整処理等の各種補正処理を施すものである。
光学系410は、4次元空間における複数の方位(例えば全方位)での撮影が可能となっていることが望ましく、1つまたは複数のレンズにより構成されている。但し、本例では、信号処理回路430における信号処理後の映像信号D1およびジャイロ回路470から出力された姿勢感知信号D2は、データ送信部450を通じて無線通信により外部の機器へ送信されるようになっている。
なお、上記実施の形態におけるイメージセンサを適用可能な内視鏡カメラとしては、上記のようなカプセル型のものに限らず、例えば図9に示したような挿入型の内視鏡カメラ(挿入型内視鏡カメラ400B)であってもよい。
挿入型内視鏡カメラ400Bは、上記カプセル型内視鏡カメラ400Aにおける一部の構成と同様、光学系410、シャッタ装置420、固体撮像素子22、駆動回路440、信号処理回路430およびデータ送信部450を備えている。但し、この挿入型内視鏡カメラ400Bは、さらに、装置内部に格納可能なアーム480aと、このアーム480aを駆動する駆動部480とが付設されている。このような挿入型内視鏡カメラ400Bは、駆動部480へアーム制御信号CTLを伝送するための配線490Aと、撮影画像に基づく映像信号Doutを伝送するための配線490Bとを有するケーブル490に接続されている。
図10は、他の適用例に係るビジョンチップ(ビジョンチップ500)の全体構成を表す機能ブロック図である。ビジョンチップ500は、眼の眼球E1の奥側の壁(視覚神経を有する網膜E2)の一部に、埋め込まれて使用される人口網膜である。このビジョンチップ500は、例えば網膜E2における神経節細胞C1、水平細胞C2および視細胞C3のうちのいずれかの一部に埋設されており、例えば固体撮像素子22と、信号処理回路510と、刺激電極部520とを備えている。
これにより、眼への入射光に基づく電気信号を固体撮像素子22において取得し、その電気信号を信号処理回路510において処理することにより、刺激電極部520へ所定の制御信号を供給する。刺激電極部520は、入力された制御信号に応じて視覚神経に刺激(電気信号)を与える機能を有するものである。
本技術は、このような装置に対しても適用可能である。
本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、
前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部と
を備え、
前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する
撮像素子。
(2)
前記固定部は、前記画素のリセット動作前に、前記信号線の電位を固定する
前記(1)に記載の撮像素子。
(3)
前記固定部は、電位固定素子とスイッチから構成され、
前記複数の信号線毎に前記スイッチが設けられ、
前記スイッチがアクティブなとき、前記電位固定素子と前記複数の信号線が接続されることで、前記複数の信号線の電位を所定の電位に固定する
前記(1)または(2)に記載の撮像素子。
(4)
前記固定部は、電位固定素子とスイッチから構成され、
前記複数の信号線毎に前記スイッチが設けられ、
第1の画素の読み出しが終了し、第2の画素の読み出しが開始されるまでの間、前記スイッチはアクティブにされる
前記(1)または(2)に記載の撮像素子。
(5)
前記固定部は、電位固定素子を含む構成とされ、
前記複数の信号線毎に前記電位固定素子が接続され、
第1の画素の読み出しが終了し、第2の画素の読み出しが開始されるまでの間、前記電位固定素子はオンの状態とされる
前記(1)または(2)に記載の撮像素子。
(6)
光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、
前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部と
を備える撮像素子の撮像方法において、
前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する
ステップを含む撮像方法。
(7)
光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、
前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部と
を備え、
前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する
撮像素子と、
前記撮像素子から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部と
を備える電子機器。
117 垂直信号線, 201 フォトダイオード, 202 転送トランジスタ, 203 リセットトランジスタ, 204 増幅トランジスタ, 205 選択トランジスタ, 301 電位固定素子, 302,303 スイッチ

Claims (7)

  1. 光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、
    前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部と
    を備え、
    前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する
    撮像素子。
  2. 前記固定部は、前記画素のリセット動作前に、前記信号線の電位を固定する
    請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記固定部は、電位固定素子とスイッチから構成され、
    前記複数の信号線毎に前記スイッチが設けられ、
    前記スイッチがアクティブなとき、前記電位固定素子と前記複数の信号線が接続されることで、前記複数の信号線の電位を所定の電位に固定する
    請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記固定部は、電位固定素子とスイッチから構成され、
    前記複数の信号線毎に前記スイッチが設けられ、
    第1の画素の読み出しが終了し、第2の画素の読み出しが開始されるまでの間、前記スイッチはアクティブにされる
    請求項1または2に記載の撮像素子。
  5. 前記固定部は、電位固定素子を含む構成とされ、
    前記複数の信号線毎に前記電位固定素子が接続され、
    第1の画素の読み出しが終了し、第2の画素の読み出しが開始されるまでの間、前記電位固定素子はオンの状態とされる
    請求項1または2に記載の撮像素子。
  6. 光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、
    前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部と
    を備える撮像素子の撮像方法において、
    前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する
    ステップを含む撮像方法。
  7. 光電変換素子を含む画素からの信号を読み出す信号線であり、前記画素の1列毎に複数の信号線と、
    前記信号線の電位を所定の電位に固定する固定部と
    を備え、
    前記複数の信号線のうちの所定の信号線から信号の読み出しを開始する前の時点で、前記固定部は、前記複数の信号線の電位を固定する
    撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される信号に対して信号処理を行う信号処理部と
    を備える電子機器。
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