JP6526426B2 - 車室内照明装置 - Google Patents

車室内照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6526426B2
JP6526426B2 JP2015011421A JP2015011421A JP6526426B2 JP 6526426 B2 JP6526426 B2 JP 6526426B2 JP 2015011421 A JP2015011421 A JP 2015011421A JP 2015011421 A JP2015011421 A JP 2015011421A JP 6526426 B2 JP6526426 B2 JP 6526426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
light
vehicle interior
seat
setting information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015011421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016135649A (ja
Inventor
大橋 知典
知典 大橋
寛子 青野
寛子 青野
佐藤 和也
和也 佐藤
高松 昌博
昌博 高松
杉本 晃三
晃三 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015011421A priority Critical patent/JP6526426B2/ja
Publication of JP2016135649A publication Critical patent/JP2016135649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6526426B2 publication Critical patent/JP6526426B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

本発明は、車両に搭載された車室内照明装置に関する。
従来、車両の運転席と助手席との間の天井に設置され、外気温が高い場合に寒色系、外気温が低い場合に暖色系に色調を変化させる車両用イルミネーションが知られている(特許文献1参照)。
また、車室内の天井に設置されたモニタの光量及び色あいを可変させ、雰囲気に合わせて車室全体を照明し、車室内を演出することが知られている(特許文献2参照)。
また、多くの車両では、車室内の各座席の上部には、乗員によってスイッチ操作されることで、各座席を照明するパーソナルランプが設置されている。
特開2009−90929号公報 特開2006−44567号公報
しかしながら、これらの照明ランプは、別々に点灯・消灯操作されるので、運転者が全ての照明ランプの状態を把握することは困難であった。天井に設置された照明ランプについては、運転席のスイッチ操作で点灯可能なものもあるが、パーソナルランプについては、各座席の乗員がスイッチ操作するので、運転者が点灯/消灯を切り替えることはできなかった。
このため、各座席で点灯したパーソナルランプの消し忘れがあった場合、わざわざその座席に行ってその照明スイッチをオフに操作しないと消灯させることができなかった。また、降車時にドアロック操作しても、各座席で点灯させたパーソナルランプの照明は点灯したままであるので、消し忘れに繋がった。
このように、運転席から各座席のパーソナルランプの照明状態を把握することができず、また、天井に設置された照明ランプを含む、全ての照明ランプを、運転者が運転席から自由に点灯・消灯することができなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は車室内の照明灯の点灯・消灯を運転席側で集中して制御できる車室内照明装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車室内照明装置は、下記(1)〜(8)を特徴としている。
(1) 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、を備え、前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、前記照明灯は、前記車室内の各座席を照明する座席灯であり、前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に前記座席灯を通常より低い光量で点灯させる低照度モードの設定を表示させ、前記低照度モードの設定に対する入力操作が受け付けられた場合、前記座席灯に出力される信号を前記低照度モードに応じた信号に制御する、こと。
上記(1)の車室内照明装置によれば、車室内の全ての照明灯の点灯・消灯を運転席側で集中して制御できる。また、運転状態を提示するメータが表示される表示部に、照明灯の設定情報が表示されるので、照明灯の設定に対する入力操作を円滑に行うことができる。運転者による照明灯点灯・消灯操作が簡便になり、操作性が向上する。
更に、上記(1)の車室内照明装置によれば、運転者が座席灯を雰囲気照明として利用する操作を簡単に行うことができる。
(2) 上記(1)の構成の車室内照明装置であって、前記照明灯の照明状態を入力する状態入力部を備え、前記制御部は、前記状態入力部によって入力された前記照明状態を前記表示部に表示させる、こと。
上記(2)の車室内照明装置によれば、車室内の照明灯の照明状態が表示部に表示されるので、各照明灯の照明状態を確認して、照明灯を設定することができる。
(3) 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、を備え、前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、前記照明灯は、前記車室内を装飾する装飾灯であり、前記制御部は、前記装飾灯の設定情報として、前記表示部に色合い及び光量の少なくとも1つを表示させ、前記入力操作に対応する設定情報として、前記色合い及び光量の少なくとも1つに従い、前記装飾灯に出力される信号を制御する、こと。
上記(3)の車室内照明装置によれば、運転者が装飾灯の色合いや光量を簡単な操作で設定でき、乗客に対し、照明によるおもてなしを提供できる。
(4) 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、を備え、前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、前記照明灯は、前記車室内の各座席を照明する座席灯であり、前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に各々の前記座席灯の点灯または消灯を表示させ、前記入力操作に対応する設定情報として、前記座席灯に出力される信号を点灯または消灯に制御する、こと。
上記(4)の車室内照明装置によれば、運転者が各座席灯を集中して管理することができる。
(5) 上記(4)の構成の車室内照明装置であって、前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に前記座席灯を通常より低い光量で点灯させる低照度モードの設定を表示させ、前記低照度モードの設定に対する入力操作が受け付けられた場合、前記座席灯に出力される信号を前記低照度モードに応じた信号に制御する、こと。
上記(5)の車室内照明装置によれば、運転者が座席灯を雰囲気照明として利用する操作を簡単に行うことができる。
(6) 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、を備え、前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、前記照明灯の照明状態を入力する状態入力部を備え、前記制御部は、前記状態入力部によって入力された前記照明状態を前記表示部に表示させ、前記車室内に設置された複数の前記照明灯を全消灯させる場合、前記制御部は、前記状態入力部によって入力された複数の前記照明灯の照明状態を表示させ、前記操作入力部によって消灯するための入力操作が入力された場合、複数の前記照明灯に出力される信号を消灯に切り替える、こと。
上記(6)の車室内照明装置によれば、運転者による車室内の複数の照明灯を全消灯する操作が容易となる。
(7) 上記(6)の構成の車室内照明装置であって、前記全消灯するための入力操作は、前記車両のドアロック操作である、こと。
上記(7)の車室内照明装置によれば、ドアロック操作で全消灯可能であるので、降車時に有効である。
(8) 上記(6)の構成の車室内照明装置であって、前記照明灯は、運転席側に設置された、押下自在なスイッチによって点灯または消灯する座席灯であり、前記全消灯するための入力操作は、前記スイッチの長押し操作である、こと。
上記(8)の車室内照明装置によれば、運転席側の座席灯のスイッチを長押し操作することで全消灯可能であるので、操作が簡単である。
本発明によれば、車室内の照明灯の点灯・消灯を運転席側で集中して制御できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は実施形態における車室内照明装置の回路構成を示すブロック図である。 図2(A)はメータパネル及びハンドルの近傍の外観を示す正面図であり、図2(B)はステアリングSWの外観を示す図である。 図3(A)はメータパネルに表示されたイルミネーション(ライン照明)の設定画面を示す図であり、図3(B)はメータパネルに表示されたパーソナルランプ(演出モード)の設定画面を示す図であり、図3(C)はメータパネルに表示されたイルミネーション及び各パーソナルランプの設定画面を示す図である。 図4(A)〜(E)は駐車時における全消灯動作を説明する図である。 図5(A)、(B)は運転席側のスイッチ操作による全消灯動作を説明する図である。
以下、本実施形態に係る車室内照明装置について図面を用いて説明する。本実施形態の車室内照明装置は、車両1(図4参照)に搭載され、車室2に設置された複数の照明ランプ(照明灯)の点灯・消灯を制御するものである。
図1は本実施形態における車室内照明装置10の回路構成を示すブロック図である。車室内照明装置10は、室内照明制御ユニット(室内照明ドライバ)20を中心に構成される。室内照明制御ユニット20は、車内ネットワーク(例えば、CAN)を介して他のデバイスと通信可能なコネクタ8に接続され、各種の負荷を制御可能なデバイスであり、制御部21、通信部23、入力部25、出力部24及び電源部22を内蔵する。
制御部21は、周知のCPU21z、ROM等を有し、車室内照明装置10の各部の動作を制御する。通信部23は、車載ネットワークのコネクタ8に接続され、車載ネットワークに接続されたメータECU5等の各種のデバイスと通信可能である。
入力部25は、パーソナルランプ41〜46の点灯・消灯をそれぞれ切り替えるパーソナルスイッチ(SW)51〜56のオン/オフ状態を表す信号を入力する(状態入力部)。また、入力部25は、リアヒータコントローラ63に接続され、リアヒータコントローラ63から、リアルームランプを点灯あるいは消灯に切り替えるリアルームSWの信号を入力し、また、リアルームランプの照明光の色を変更する信号(Up、Down)を入力する。
出力部24は、パーソナルランプ41〜46を調光可能に駆動する信号を出力する。また、出力部24は、イルミネーション31、33を色合い及び光量を調節可能に駆動する信号を出力する。
電源部22は、コネクタ8を介してバッテリ電圧を入力し、室内照明制御ユニット20内の各部に電力を供給する。
パーソナルSW51、52、53、54、55、56は、各座席(運転席、助手席、左右の中央座席、左右の後部座席等)の側部上方のトリムカバーに設置され、各座席に座る乗員によって操作されると、パーソナルSW51〜56に対応するパーソナルランプ41〜46を点灯あるいは消灯に切り替える。
パーソナルランプ(座席灯)41〜46は、各座席の側部上方のトリムカバーに設置され、各座席を照明する。なお、図1では、パーソナルランプは簡単のために4箇所に設置されているが、6箇所以上に設置される場合もある。また、パーソナルランプは、乗員がパーソナルスイッチをオンに操作すると点灯するほか、ドームSW61によるドア開が検知された場合あるいはドアアンロック操作が検知された場合、シートベルトSW(図示せず)がシートベルト未装着を検知した場合等においても、乗員の操作とは関係なく、点灯する。また、後述するように、運転席側のメータパネルにおいて、演出モードが設定された場合には、パーソナルランプは、例えば、照度を下げて点灯する。その他、照度を上げる演出や、照明色を変える演出などが可能である。
イルミネーション(装飾灯)31、33は、車室2(図4参照)の天井に設置され、照明光の色合いや光量が車室内の雰囲気に合わせて変更されることで、乗客(乗員)に照明のおもてなしを行う。
また、コネクタ8には、ドームSW61及び室内コントローラ3が接続される。ドームSW61は、運転者によって操作され、ドアの開閉、及びドアロック・ドアアンロック等の各種状態でドームランプの点消灯をさせるか否かを選択するためのスイッチであり、運転席に配置される。
室内コントローラ3は、ボデーECU4を有する。ボデーECU4は、メータECU5や、コネクタ8を介して室内照明制御ユニット20と接続され、メータECU5及び室内照明制御ユニット20間の通信を中継する。
メータECU5は、インストルメントパネル91(図2参照)に設置されたメータパネル70の表示を制御し、また、ハンドル71に設けられたステアリングSW65(操作入力部)と接続され、ステアリングSW65のスイッチ状態を表す信号を入力する。図2(A)はメータパネル70及びハンドル71の近傍の外観を示す正面図である。運転者は、ステアリングSW65を用いることで、ハンドル71を把持したまま照明操作可能である。図2(B)はステアリングSW65の外観を示す図である。ステアリングSW65は、Topボタン65a、Backボタン65b、Enterボタン65c及び上下左右ボタン65dを有し、これらのボタン操作によってメータパネル70に表示されたライン照明(イルミネーション)の設定項目を選択可能である。また、メータパネル70に表示される設定項目として、演出モードが設定された場合、ステアリングSW65をボタン操作することで、各パーソナルランプ41〜46の照度を下げ、雰囲気照明として使用可能にする。
図3(A)はメータパネル70に表示されたイルミネーション(ライン照明)の設定画面74を示す図である。メータパネル70に表示されたライン照明の設定画面74では、「ライン照明消灯」の他、照明光の色モードとして「クリアホワイト」、「レモネード」、「さくら」が選択可能に表示される。図3(B)はメータパネル70に表示されたパーソナルランプ(演出モード)の設定画面75を示す図である。演出モード(低照度モード)の設定画面75では、演出モードのオン/オフ、パーソナルランプ41〜46の光量を設定可能である。また、メータパネル70には、各パーソナルランプ41〜46の照明状態(点灯/消灯、光量、パーソナルSWの状態)、及び各イルミネーション31、33の照明状態(色合い、光量等)が表示される。図3(C)はメータパネル70に表示されたイルミネーション31、33及び各パーソナルランプ41〜46の設定画面79を示す図である。この設定画面79では、車両1の車室2には、各パーソナルランプ41〜46が通常(光量100%)の点灯の場合に黒丸で表示され、消灯の場合に白丸で表示され、演出モード(光量20%)の点灯の場合に灰色で表示される。また、イルミネーション31、33も、照明光の色モードを識別可能にカラーで表示される。
なお、各パーソナルランプ41〜46の点灯・消灯、イルミネーション31、33の点灯・消灯や照明色や光量及び演出モードは、後述するように、いずれも運転者がステアリングSW65から入力操作を行うことで、設定可能である。
上記構成を有する車室内照明装置10の動作を示す。室内照明制御ユニット20は、メータECU5によって制御されるメータパネル70及びステアリングSW65を用い、運転者の入力操作に従って、イルミネーション31、33及び各パーソナルランプ41〜46の点灯・消灯を制御するとともに、各座席に設置された各パーソナルSW51〜56のスイッチ操作に従って、各パーソナルランプ41〜46の点灯・消灯を制御する。
(パーソナルモード)
室内照明制御ユニット20の制御部21は、入力部25を介して各パーソナルSW51〜56のスイッチ状態を読み込み、オンに操作されたパーソナルSWがある場合、該当するパーソナルランプを点灯させ、オフに操作されたパーソナルSWがあった場合、該当するパーソナルランプを消灯させる。各座席に座る乗員は、パーソナルSWをオンまたはオフに操作することで、パーソナルランプを座席灯として利用できる。
また、図3(C)に示すように、メータECU5によってメータパネル70に表示された各パーソナルランプ41〜46の照明状態に対し、運転者がステアリングSW65を使ってオンまたはオフに操作することで、その設定を変更することも可能である。設定が変更された各パーソナルランプ41〜46の設定情報は、メータECU5から室内照明制御ユニット20に送信され、制御部21は、出力部24を介して各パーソナルランプ41〜46を点灯あるいは消灯する信号を出力する。これにより、運転者が各パーソナルランプ41〜46を集中して管理することができる。
(イルミネーションモード)
また、制御部21は、入力部25を介して読み込んだ、各パーソナルSW51〜56のスイッチ状態を通信部23及びコネクタ8をを介して、ボデーECU4を経由してメータECU5に送信する。メータECU5は、メータパネル70に、各パーソナルSW51〜56のスイッチ状態に対応する各パーソナルランプ41〜46の照明状態を表示させる(図3(C)参照)。この時、メータECU5は、イルミネーション31、33の照明状態もメータパネル70に表示させる。
運転者は、イルミネーション31、33の照明モードを変更する場合、ステアリングSW65に対し所定の操作を行う。メータECU5は、ステアリングSW65に対する入力操作を受け付け、メータパネル70に、前述したライン照明の設定画面74を表示させる。運転者が、この設定画面74を見ながら、イルミネーションを消灯する場合、ステアリングSW65を用いて「ライン照明消灯」を選択する操作を行い、また、照明光の色モードを変更する場合、例えば「レモネード」を選択する操作を行う。
メータECU5は、設定画面74を用いて入力操作が行われた場合、その操作内容をコネクタ8を介して室内照明制御ユニット20に送信するとともに、メータパネル70に表示されたイルミネーション31、33の照明状態を変更する。
室内照明制御ユニット20の制御部21は、メータECU5から受信した、イルミネーション31、33の照明状態の変更内容に従い、イルミネーション31、33の照明状態を変更する制御を行う。つまり、制御部21は、出力部24を介して各イルミネーション31、33に対し、変更内容に従った制御を行うための信号を出力する。これにより、車室内の乗員(乗客)は、イルミネーションによる照明のおもてなしを受けることができる。
(演出モード)
運転者は、メータパネル70に表示された、各パーソナルランプ41〜46の照明状態を見て、いずれのパーソナルランプも点灯していない場合、演出モードを設定可能であると判断し、ステアリングSW65に対し所定の操作を行う。即ち、運転者は、図3(B)に示すように、メータパネル70に表示された設定画面75に対し、ステアリングSW65を操作し、演出モードをオンに設定するとともに、必要であればその光量を変更する。デフォルトの光量は例えば20%である。メータECU5は、ステアリングSW65に対する入力操作を受け付け、その操作内容をコネクタ8を介して室内照明制御ユニット20に送信するとともに、メータパネル70に表示された各パーソナルランプ41〜46の照明状態を変更する(図3(C)参照)。この照明状態の変更は、灰色表示で行われる。
室内照明制御ユニット20の制御部21は、メータECU5から受信した演出モードへの変更に従い、各パーソナルランプ41〜46の照明状態を変更する。演出モードで各パーソナルランプ41〜46が低照度で点灯すると、車室内は薄明りの状態となる。これにより、乗客は独特の雰囲気照明で気分を和らげることができる。
(消灯モード)
駐車時等において、室内の照明を全消灯させる場合、各座席を照明する各パーソナルランプは、通常、それぞれの座席に座る乗客がパーソナルSWをオフに操作することで、消灯する。しかし、乗客によっては、パーソナルSWをオンにしたまま、降車することが想定される。
本実施形態では、運転席に座る運転者が全てのパーソナルランプをオフにする場合を示す。図4(A)〜(E)は駐車時における全消灯動作を説明する図である。図4(A)に示すように、運転中、助手席のパーソナルランプ44が点灯している場合を想定する。図4(B)に示すように、運転者が車両1を駐車させ、ドームSW61をドア開に操作すると、室内照明制御ユニット20の制御部21は、全てのパーソナルランプ41〜46を点灯させる。この状態では、助手席のパーソナルランプ44が運転中に点灯していたことが分かりにくくなる。降車が完了し、運転者がドームSW61をドア閉に操作しても、図4(C)に示すように、暫時、全てのパーソナルランプ41〜46は点灯を継続する。その後、運転者がドームSW61でドアロック操作を行うと、図4(D)に示すように、従来(比較例)では、助手席のパーソナルランプ44を除き、その他のパーソナルランプ41、42、43、45、46は消灯する。しかし、助手席のパーソナルランプ44はパーソナルスイッチ54のオン操作によって点灯していたので、そのまま消えることなく、点灯し続ける。
本実施形態では、運転者がドームSW61でドアロック操作を行うと、図4(E)に示すように、室内照明制御ユニット20の制御部21は、全てのパーソナルランプ41〜46に対し、出力部24から消灯する信号を出力し、消灯させる。助手席のパーソナルランプ44も、パーソナルスイッチ54のオン操作に拘わらず、強制的に消灯する。これにより、全消灯が完了し、乗客による消し忘れを防止でき、利便性が確立する。
(他の消灯モード)
図4では、駐車時に運転者によるドアロック操作によって全消灯する場合を示したが、運転者がパーソナルSWを操作することによっても全消灯可能である。
図5(A)、(B)は運転席側のスイッチ操作による全消灯動作を説明する図である。図5(B)に示すように、通常、各座席に座る乗員が各自のパーソナルSWをオフに操作することで、パーソナルランプが消灯する。従来では、消し忘れがあった場合、運転者はその席に行って操作しなければならなかった。ここでは、後部座席側のパーソナルランプ45が消し忘れている場合を想定する。
本実施形態では、運転者が自身のパーソナルランプ43を点灯・消灯操作するための押下自在なパーソナルSW53を、通常より長めに押すことで、パーソナルランプ41〜46を強制的に全消灯する。この長押し操作は、例えば通常のオン/オフより4倍以上の時間(一例として3秒)をかけて行われる場合が挙げられる。長押し操作でない、つまり短押し操作は、運転席のパーソナルランプ43のオン/オフ操作となる。これにより、乗客による消し忘れを防止でき、利便性が確立する。
このように、車室内照明装置10では、運転者がメータパネル70に表示された照明ランプの照明状態を確認し、その設定情報を視認しながら設定を変更することができ、車室内の全ての照明ランプの点灯・消灯を運転席側で集中して制御できる。また、速度計、エンジン回転数等の運転状態を提示するメータが表示される、運転席の前面に配置されたメータパネル(表示部)に、照明ランプの設定情報が表示されるので、照明ランプの設定に対する入力操作を円滑に行うことができる。さらに、ステアリングSWを用いて入力操作を行うことで、運転者がハンドルを把持したまま入力操作可能である。このように、運転者による照明ランプの点灯・消灯操作が簡便になり、操作性が向上する。
また、車室内の照明ランプの照明状態がメータパネルに表示されるので、各照明ランプの照明状態を確認して、照明ランプを設定することができる。また、運転者が装飾灯の色合いや光量を簡単な操作で設定でき、乗客に対し、照明によるおもてなしを提供できる。また、運転者が各パーソナルランプ41〜46を集中して管理することができる。また、運転者がパーソナルランプ41〜46を雰囲気照明として利用する操作を簡単に行うことができる。
また、運転者による車室内の照明ランプを全消灯する操作が容易となる。また、ドアロック操作で全消灯可能であるので、降車時に有効である。また、運転席側のパーソナルSWの長押し操作で全消灯可能であるので、操作が簡単である。
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
ここで、上述した本発明に係る車室内照明装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[8]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車室内の照明を制御する車室内照明装置(10)であって、
前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部(24)と、
車両の運転状態が表示される表示部(メータパネル)に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部(21)と、
前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部(ステアリングSW65)と、
を備え、
前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させる、
ことを特徴とする車室内照明装置。
[2] 前記照明灯の照明状態を入力する状態入力部を備え、
前記制御部は、前記状態入力部によって入力された前記照明状態を前記表示部に表示させる、
ことを特徴とする、上記[1]に記載の車室内照明装置。
[3] 前記照明灯は、前記車室内を装飾する装飾灯(イルミネーション31、33)であり、
前記制御部は、前記装飾灯の設定情報として、前記表示部に色合い及び光量の少なくとも1つを表示させ、前記入力操作に対応する設定情報として、前記色合い及び光量の少なくとも1つに従い、前記装飾灯に出力される信号を制御する、
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の車室内照明装置。
[4] 前記照明灯は、前記車室内の各座席を照明する座席灯(パーソナルランプ41〜46)であり、
前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に各々の前記座席灯の点灯または消灯を表示させ、前記入力操作に対応する設定情報として、前記座席灯に出力される信号を点灯または消灯に制御する、
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の車室内照明装置。
[5] 前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に前記座席灯を通常より低い光量で点灯させる低照度モードの設定を表示させ、前記低照度モードの設定に対する入力操作が受け付けられた場合、前記座席灯に出力される信号を前記低照度モードに応じた信号に制御する、
ことを特徴とする上記[4]に記載の車室内照明装置。
[6] 前記車室内に設置された複数の前記照明灯を全消灯させる場合、前記制御部は、前記状態入力部によって入力された複数の前記照明灯の照明状態を表示させ、前記操作入力部によって消灯するための入力操作が入力された場合、複数の前記照明灯に出力される信号を消灯に切り替える、
ことを特徴とする上記[2]に記載の車室内照明装置。
[7] 前記全消灯するための入力操作は、前記車両のドアロック操作である、
ことを特徴とする上記[6]に記載の車室内照明装置。
[8] 前記照明灯は、運転席側に設置された、押下自在なスイッチによって点灯または消灯する座席灯(パーソナルランプ41〜46)であり、
前記全消灯するための入力操作は、前記スイッチの長押し操作である、
ことを特徴とする上記[6]に記載の車室内照明装置。
1 車両
2 車室
4 室内コントローラ
5 メータECU
8 コネクタ
10 車室内照明装置
20 室内照明制御ユニット(室内照明ドライバ)
21 制御部
21z CPU
22 電源部
23 通信部
24 出力部
25 入力部
31、33 イルミネーション
41〜46 パーソナルランプ
51〜56 パーソナルスイッチ(SW)
61 ドームSW
63 リアヒータコントローラ
65 ステアリングSW
65a Topボタン
65b Backボタン
65c Enterボタン
65d 上下左右ボタン
70 メータパネル
71 ハンドル
74、75、79 設定画面
91 インストルメントパネル

Claims (8)

  1. 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、
    前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、
    車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、
    前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ
    前記照明灯は、前記車室内の各座席を照明する座席灯であり、
    前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に前記座席灯を通常より低い光量で点灯させる低照度モードの設定を表示させ、前記低照度モードの設定に対する入力操作が受け付けられた場合、前記座席灯に出力される信号を前記低照度モードに応じた信号に制御する、
    ことを特徴とする車室内照明装置。
  2. 前記照明灯の照明状態を入力する状態入力部を備え、
    前記制御部は、前記状態入力部によって入力された前記照明状態を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の車室内照明装置。
  3. 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、
    前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、
    車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、
    前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、
    前記照明灯は、前記車室内を装飾する装飾灯であり、
    前記制御部は、前記装飾灯の設定情報として、前記表示部に色合い及び光量の少なくとも1つを表示させ、前記入力操作に対応する設定情報として、前記色合い及び光量の少なくとも1つに従い、前記装飾灯に出力される信号を制御する、
    ことを特徴とする室内照明装置。
  4. 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、
    前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、
    車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、
    前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、
    前記照明灯は、前記車室内の各座席を照明する座席灯であり、
    前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に各々の前記座席灯の点灯または消灯を表示させ、前記入力操作に対応する設定情報として、前記座席灯に出力される信号を点灯または消灯に制御する、
    ことを特徴とする室内照明装置。
  5. 前記制御部は、前記座席灯の設定情報として、前記表示部に前記座席灯を通常より低い光量で点灯させる低照度モードの設定を表示させ、前記低照度モードの設定に対する入力操作が受け付けられた場合、前記座席灯に出力される信号を前記低照度モードに応じた信号に制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の車室内照明装置。
  6. 車室内の照明を制御する車室内照明装置であって、
    前記車室内に設置された照明灯に信号を出力する出力部と、
    車両の運転状態が表示される表示部に、前記照明灯の設定情報を表示させる制御部と、
    前記表示部に表示された前記照明灯の設定情報に対する入力操作を受け付ける操作入力部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作入力部によって受け付けられた入力操作に対応する前記設定情報に従い、前記出力部を制御して前記信号を出力させ、
    前記照明灯の照明状態を入力する状態入力部を備え、
    前記制御部は、前記状態入力部によって入力された前記照明状態を前記表示部に表示させ、
    前記車室内に設置された複数の前記照明灯を全消灯させる場合、前記制御部は、前記状態入力部によって入力された複数の前記照明灯の照明状態を表示させ、前記操作入力部によって消灯するための入力操作が入力された場合、複数の前記照明灯に出力される信号を消灯に切り替える、
    ことを特徴とする室内照明装置。
  7. 前記全消灯するための入力操作は、前記車両のドアロック操作である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車室内照明装置。
  8. 前記照明灯は、運転席側に設置された、押下自在なスイッチによって点灯または消灯する座席灯であり、
    前記全消灯するための入力操作は、前記スイッチの長押し操作である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車室内照明装置。
JP2015011421A 2015-01-23 2015-01-23 車室内照明装置 Active JP6526426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015011421A JP6526426B2 (ja) 2015-01-23 2015-01-23 車室内照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015011421A JP6526426B2 (ja) 2015-01-23 2015-01-23 車室内照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016135649A JP2016135649A (ja) 2016-07-28
JP6526426B2 true JP6526426B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=56512425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015011421A Active JP6526426B2 (ja) 2015-01-23 2015-01-23 車室内照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6526426B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112824152A (zh) * 2019-11-21 2021-05-21 北京宝沃汽车股份有限公司 车内顶灯的控制方法、装置及车辆

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5271432B1 (ja) * 2012-02-23 2013-08-21 株式会社ホンダアクセス 車両の室内照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016135649A (ja) 2016-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713808B2 (ja) 自動車用室内照明システム、並びに自動車用室内照明システムの制御方法
CN102774317B (zh) 车辆顶灯和阅读灯
CN104302504B (zh) 用于控制在车辆内部空间中的照明的装置
US10160380B1 (en) Enhanced informational vehicle puddle lamp assemblies
US8476832B2 (en) Vehicle interior lighting system with welcome and farewell stages
JP6496306B2 (ja) 自動車の車内照明システム
CN110949248A (zh) 一种车辆多模式氛围灯控制系统及方法
US7978056B2 (en) System for customizing lighting and sound effects in a vehicle
JP2003523891A (ja) エレクトロルミネセンスパネルを用いた乗物用室内照明システム
JP5598270B2 (ja) 車両用照明装置およびその制御方法
US8888339B2 (en) Light arrangement, method for operating a light arrangement and a motor vehicle
JP6526426B2 (ja) 車室内照明装置
US10189403B2 (en) Vehicle interior illumination device
CN207907126U (zh) 车内照明系统和车辆
JP2016135647A (ja) 車室内照明装置
JP2008222209A (ja) 照明装置
KR101534728B1 (ko) 차량의 커튼 제어 장치
JPH0635800Y2 (ja) 車輌ドア開放用ノブ
JP6006167B2 (ja) 照明装置
CN111114427A (zh) 车厢内照明装置
JP5409114B2 (ja) 車室内照明装置
CN107878312A (zh) 乘用车隐私保护系统
KR960008454Y1 (ko) 자동차의 동화장치
KR19980066074U (ko) 리어 암레스트의 리모콘 전원 제어장치
KR20150007559A (ko) 일루미네이팅 카시트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6526426

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250