JP6525815B2 - 領域案内システム、方法およびプログラム - Google Patents

領域案内システム、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6525815B2
JP6525815B2 JP2015166375A JP2015166375A JP6525815B2 JP 6525815 B2 JP6525815 B2 JP 6525815B2 JP 2015166375 A JP2015166375 A JP 2015166375A JP 2015166375 A JP2015166375 A JP 2015166375A JP 6525815 B2 JP6525815 B2 JP 6525815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
area
guidance
points
boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015166375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017044546A (ja
Inventor
洋行 小酒井
洋行 小酒井
耕司 小川
耕司 小川
宏之 丹波
宏之 丹波
元 森川
元 森川
シン キン
シン キン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2015166375A priority Critical patent/JP6525815B2/ja
Publication of JP2017044546A publication Critical patent/JP2017044546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6525815B2 publication Critical patent/JP6525815B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、領域案内システム、方法およびプログラムに関する。
境界を通過した場合に、境界種が市境であれば市名を報知し、境界種が県境であれば県名を報知する技術が知られている(特許文献1、参照)。特許文献1において、地図データベースに県境と市境とが定義されているため、市名と県名とを報知することができる。
特開平10−311733号公報
しかしながら、地図データベースに県と市のそれぞれの境界が定義されていないと市名や県名を案内できないという問題があった。すなわち、細かい行政区画について案内を行おうとすると、細かい行政区画ごとに境界を定義しておかなければならないという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、境界が定義されていない地域についても当該地域に適した案内を行うことができる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の領域案内システムは、移動予定経路を取得する経路取得部と、案内情報が対応付けられた地点を取得する地点取得部と、境界が定義された領域内に複数の地点が存在する場合に、複数の地点と移動予定経路との位置関係に基づいて選択した地点に対応づけられた案内情報を案内する案内部と、を備える。
また、本発明の領域案内方法は、移動予定経路を取得する経路取得工程と、案内情報が対応付けられた地点を取得する地点取得工程と、境界が定義された領域内に複数の地点が存在する場合に、複数の地点と移動予定経路との位置関係に基づいて選択した地点に対応づけられた案内情報を案内する案内工程と、を含む。
さらに、本発明の領域案内プログラムは、移動予定経路を取得する経路取得機能と、案内情報が対応付けられた地点を取得する地点取得機能と、境界が定義された領域内に複数の地点が存在する場合に、複数の地点と移動予定経路との位置関係に基づいて選択した地点に対応づけられた案内情報を案内する案内機能と、をコンピュータに実現させる。
以上のように構成した本発明において、予め複数の地点の座標を定義しておけばよく、複数の地点ごとに境界を定義しなくても済む。さらに、移動予定経路と関連する地点の案内情報を案内できる。
領域案内システムとしてのナビゲーション装置のブロック図である。 (2A)〜(2C)は領域の模式図である。 領域案内処理のフローチャートである。 第2実施形態の領域案内処理のフローチャートである。 (5A)〜(5C)は他の実施形態の領域の模式図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーション装置の構成:
(2)領域案内処理:
(3)第2実施形態:
(4)他の実施形態:
(1)ナビゲーション装置の構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる領域案内システムとしてのナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置10は、車両に備えられている。ナビゲーション装置10は、制御部20と記録媒体30とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行する。記録媒体30は、地図情報30aと案内地点DB(データベース)30bとを記録する。
地図情報30aは、道路上に設定された交差点(ノード)の位置等を示すノードデータと、ノード同士を接続する道路区間(リンク)についての情報を示すリンクデータと、道路区間上(例えば幅方向の中央線上)に設けられた形状補間点の位置を示す形状補間点データとを含んでいる。リンクデータは、道路区間が含むレーンの構造を示すレーン情報と、進行方向における道路区間の長さ(リンク長)を示す情報と、リンクごとに道路種別(有料道路、一般道路の区別)を示す情報とを含んでいる。また、地図情報30aには、領域情報が含まれている。領域情報は、複数の領域のそれぞれについて当該領域の名称と境界とを示す情報である。本実施形態において、領域は、行政区画であり、具体的に県である。領域情報は、領域を近似したポリゴンを特定する情報を含んでおり、当該ポリゴンの輪郭によって領域の境界が特定される。
案内地点DB30bは、複数の案内地点(本発明の地点)のそれぞれについて地図上の座標と案内情報とを対応付けて記録したデータベースである。各案内地点は、いずれかの領域内に存在することとなり、単一の領域内に複数の案内地点が存在する場合もある。なお、単一の領域内に少なくとも1個の案内地点(例えば行政区画の行政庁舎が存在する地点や観光地や駅等の主要な地点)が存在する。案内地点DB30bにおいて、案内情報として案内画像データが記録されている。案内画像データは、案内地点または案内地点が存在する領域を象徴する画像(領域名、自然風景、イベント風景、建物、特産品、人物、服装等の画像)を表す画像データである。
車両は、位置センサ40とタッチパネルディスプレイ41とスピーカ42と通信部43とを備える。
位置センサ40は、GPS受信部や車速センサやジャイロセンサ等を含み、これらのセンサが取得した信号に基づいて制御部20は車両の現在地を特定する。また、制御部20は、地図情報30aを用いて公知のマップマッチングを行うことにより、移動軌跡と整合する形状を有する道路区間上において車両の現在地を特定してもよい。タッチパネルディスプレイ41は、制御部20の制御のもとで地図や案内のための各種画像を表示する表示装置と、画面に対する指等の接触操作を受け付け当該接触操作の内容を制御部20に出力する入力装置とを兼ねる。スピーカ42は、制御部20の制御のもとで音声を出力する。
制御部20はナビゲーションプログラム21を実行する。ナビゲーションプログラム21は、地点取得モジュール21aと移動予定経路取得モジュール21bと分割境界取得モジュール21cと案内モジュール21dとを含む。
地点取得モジュール21aは、案内情報が対応付けられた案内地点を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。具体的に、地点取得モジュール21aの機能により制御部20は、車両が進入しようとする領域内に存在する案内地点を取得する。すなわち、制御部20は、車両の現在が領域の境界に予め決められた距離(例えば50m)以内に接近した場合に、当該境界を通過することによって進入可能な領域内に座標が存在する案内地点を、案内地点DB30bから取得する。
移動予定経路取得モジュール21bは、移動予定経路を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。移動予定経路取得モジュール21bの機能により制御部20は、ダイクストラ法等の公知の経路探索手法によって、出発地から目的地までを接続する車両の移動予定経路を探索し、当該移動予定経路を示すデータ(不図示)を記録媒体30に記録する。そして、移動予定経路取得モジュール21bの機能により制御部20は、記録媒体30に記録されたデータから移動予定経路を取得する。移動予定経路が探索されていない場合、移動予定経路を示すデータが記録媒体30に記録されていないこととなり、移動予定経路を取得することができないこととなる。移動予定経路を示すデータが記録媒体30に記録されている状態において、制御部20は、移動予定経路の案内を行う。移動予定経路の案内とは、例えば地図上において移動予定経路上の道路区間を強調して表示することであってもよいし、移動予定経路上の進路を取るように交差点等における進行方向を案内することであってもよい。
移動予定経路は、複数の道路区間によって構成される。移動予定経路は、制御部20が探索したものでなくてもよく、外部のサーバ等から受信したものであってもよい。移動予定経路は、出発地や目的地を設定するユーザの操作を受け付けた場合に探索され、当該操作が受け付けられない場合には移動予定経路が存在しないこととなる。
分割境界取得モジュール21cは、境界が定義された領域内に複数の案内地点が存在する場合に、複数の案内地点の座標に基づいて境界を分割することにより、複数の案内地点のそれぞれに対応する境界の部分である分割境界を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。以下、境界の分割手法を、図を用いて説明する。
分割境界取得モジュール21cの機能により制御部20は、境界が定義された領域内に2個の案内地点が存在する場合に、当該2個の案内地点を接続する線分の垂直二等分線と境界との交点において当該境界を分割することにより形成された分割境界を取得してもよい。図2Aは、境界が分割される様子を示す模式図である。同図に示すように、境界Z(破線)によって囲まれた単一の領域内に案内地点A,Bが存在している。このように、単一の領域内に2個の案内地点A,Bが存在している場合、分割境界取得モジュール21cの機能により制御部20は、2個の案内地点A,Bを接続する線分AB(実線)の垂直二等分線である分割線D(一点鎖線)を生成し、当該分割線Dと境界Zとの交点において境界を分割することにより分割境界ZA,ZB(破線矢印)を取得する。なお、境界Zのうち分割線Dよりも案内地点A側の部分が案内地点Aに対応する分割境界ZAとなり、境界Zのうち分割線Dよりも案内地点B側の部分が案内地点Bに対応する分割境界ZBとなる。
図2Bは、領域内に3個の案内地点A〜Cが存在する場合に、境界が分割される様子を示す模式図である。
分割境界取得モジュール21cの機能により制御部20は、境界Zが定義された領域内に3個以上の案内地点A〜Cが存在する場合に、案内地点A〜C同士を接続する辺AB,BC,CA(実線)で構成される多角形の内部の基準点Sと各辺の中点AB,BC,CAを通過する直線である分割線D(一点鎖線)と、境界Zとの交点において当該境界Zを分割することにより形成された分割境界ZA〜ZC(破線矢印)を取得する。本実施形態において、基準点Sは多角形の重心である。なお、境界Zと2本の分割線Dによって囲まれた分割領域が3個形成されるが、境界Zのうち案内地点Aを含む分割領域を区切る部分が案内地点Aに対応する分割境界ZAとなり、境界Zのうち案内地点Bを含む分割領域を区切る部分が案内地点Bに対応する分割境界ZBとなり、境界Zのうち案内地点Cを含む分割範囲を区切る部分が案内地点Cに対応する分割境界ZCとなる。また、分割境界ZA〜ZCに対応する案内地点A〜Cとは、分割境界ZA〜ZCに最も近い案内地点A〜Cであるということができる。
案内モジュール21dは、移動予定経路が存在しない場合に、領域内への進入地点が属する分割境界ZA〜ZCを取得し、当該分割境界ZA〜ZCに対応する案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。案内モジュール21dの機能により制御部20は、車両の現在地Pが分割境界ZA〜ZCに分割された境界Z上の位置(例えば境界Zから5m以内の位置)となった際の現在地Pを進入地点として取得し、当該進入地点が分割境界ZA〜ZCのいずれかに属するかを特定する。なお、制御部20は、車両が現在走行している道路区間と境界Zとの交点を進入地点として取得してもよい。
そして、案内モジュール21dの機能により制御部20は、進入地点が属する分割境界ZA〜ZCに対応する案内地点A〜Cについての案内情報(案内画像データ)を案内地点DB30bから取得する。さらに、案内モジュール21dの機能により制御部20は、案内地点DB30bから取得した案内画像データをタッチパネルディスプレイ41に出力し、当該案内画像データの画像を表示する。また、案内画像データの出力と同時に、案内モジュール21dの機能により制御部20は、領域(行政区画)に車両が進入したことを発話する音声信号をスピーカ42に出力する。
以上の構成において、単一の境界Zを分割した分割境界ZA〜ZCごとに案内する案内情報を切り替えることができるため、各分割境界ZA〜ZCに対応する地域に適した案内を行うことができる。予め複数の案内地点A〜Cの座標を定義しておけばよく、複数の案内地点A〜Cごとに境界Zを定義しなくても済む。
また、図2Aに示すように、制御部20は、2個の案内地点A,Bを接続する線分ABの垂直二等分線(分割線D)と境界Zとの交点において当該境界を分割することにより形成された分割境界ZA,ZBを取得するため、2個の案内地点A,Bによって挟まれた分割線Dによって境界Zをバランスよく2分割できる。
さらに、図2Bに示すように、制御部20は、案内地点A〜C同士を接続する辺AB,BC,CAで構成される多角形の内部の基準点Sと各辺の中点AB,BC,CAを通過する直線である分割線Dで境界Zを分割するため、3個以上の分割境界ZA〜ZCへと境界Zをバランスよく分割できる。さらに、基準点Sを辺AB,BC,CAで構成される多角形の重心とすることにより、均等に近い状態で境界を3個以上に分割できる。
以上、移動予定経路が存在しない場合における案内モジュール21dの機能を説明したが、移動予定経路が存在する場合における案内モジュール21dの機能について以下説明する。案内モジュール21dの機能により制御部20は、境界が定義された領域内に複数の地点が存在する場合に、複数の案内地点A〜Cと移動予定経路との位置関係に基づいて選択した案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内する。ここで、移動予定経路が存在する場合において、案内モジュール21dの機能により制御部20は、進入地点が属する分割境界ZA〜ZCに対応する案内情報ではなく、複数の案内地点A〜Cと移動予定経路との位置関係に基づいて案内する案内情報を選択する。
図2Cは、領域内の3個の案内地点A〜Cと移動予定経路R(太線)との位置関係に基づいて案内地点A〜Cを選択する様子を示す模式図である。図2Cに示すように、移動予定経路R上を車両の現在地Pが移動し、境界Zによって囲まれている領域に進入しようとしている。本実施形態において、案内モジュール21dの機能により制御部20は、移動予定経路Rに最も近い案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内する。すなわち、制御部20は、移動予定経路Rに最も近い案内地点A〜Cを選択し、当該案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内する。制御部20は、案内地点A〜Cから移動予定経路Rまでの最短距離LA〜LCを算出し、最短距離LA〜LCが最も小さい案内地点A〜Cに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得する。なお、最短距離LA〜LCは直線距離である。さらに、案内モジュール21dの機能により制御部20は、案内地点DB30bから取得した案内画像データをタッチパネルディスプレイ41に出力し、当該案内画像データの画像を表示する。また、案内画像データの出力と同時に、案内モジュール21dの機能により制御部20は、領域(行政区画)に車両が進入したことを発話する音声信号をスピーカ42に出力する。
以上の構成において、予め複数の案内地点A〜Cの座標を定義しておけばよく、複数の案内地点A〜Cごとに境界Zを定義しなくても済む。さらに、移動予定経路Rと関連する案内地点A〜Cの案内情報を案内できる。移動予定経路Rに最も近い案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内するため、最も近くを移動する予定の案内地点A〜Cの案内情報を案内できる。
(2)領域案内処理:
次に、領域案内処理の一例について詳細に説明する。図3は、領域案内処理のフローチャートである。領域案内処理は、案内対象の移動体(車両等)が移動中に実行される処理である。まず、地点取得モジュール21aの機能により制御部20は、車両が境界Zに接近したか否かを判定する(ステップS100)。車両が境界Zに接近するとは、車両の現在地Pから領域の境界Zまでの最短の直線距離が閾値(例えば30m)以下になることであってもよいし、車両の現在地Pから領域の境界Zまでの道路区間上の距離が閾値(例えば30m)以下になることであってもよい。
次に、地点取得モジュール21aの機能により制御部20は、接近中の領域内の案内地点A〜Cを取得する(ステップS105)。すなわち、地点取得モジュール21aの機能により制御部20は、案内情報が対応付けられた案内地点A〜Cのうち、接近中の領域内の案内地点A〜Cを取得する。次に、地点取得モジュール21aの機能により制御部20は、接近中の領域内に案内地点A〜Cが複数存在するか否かを判定する(ステップS110)。
接近中の領域内に案内地点A〜Cが複数存在すると判定しなかった場合(ステップS110:N)、案内モジュール21dの機能により制御部20は、唯一の案内地点A〜Cに対応付けられた案内情報を案内する(ステップS120)。すなわち、案内モジュール21dの機能により制御部20は、車両の現在地Pが境界Z上に位置した場合に、境界Z内に存在する唯一の案内地点A〜Cに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得し、当該案内情報(案内画像)をタッチパネルディスプレイ41に表示させる。
接近中の領域内に案内地点A〜Cが複数存在すると判定した場合(ステップS110:Y)、移動予定経路取得モジュール21bの機能により制御部20は、移動予定経路Rがあるか否かを判定する(ステップS130)、すなわち、移動予定経路取得モジュール21bの機能により制御部20は、記録媒体30に移動予定経路Rを示すデータ(不図示)が記録されているか否かを判定する。そして、移動予定経路Rを示すデータが記録されている場合、すなわち予め探索された移動予定経路Rの案内が行われている場合に、制御部20は、移動予定経路Rがあると判定する。
移動予定経路Rがあると判定しなかった場合(ステップS130:N)、分割境界取得モジュール21cの機能により制御部20は、境界Zを案内地点A〜Cごとに分割する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、接近中の境界Zを、当該境界Z内に存在する案内地点A〜Cのそれぞれに対応する分割境界ZA〜ZCに分割する。図2Aに示すように、接近中の境界Z内に存在する案内地点A〜Cが2個であれば、制御部20は、2個の案内地点A,Bを接続する線分ABの垂直二等分線(分割線D)と境界Zとの交点において当該境界Zを分割すればよい。図2Bに示すように、接近中の境界Z内に存在する案内地点A〜Cが3個以上であれば、制御部20は、案内地点A〜C同士を接続する辺AB,BC,CAで構成される多角形の内部の基準点Sと各辺の中点AB,BC,CAを通過する直線である分割線Dと、境界Zとの交点において当該境界Zを分割すればよい。
次に、案内モジュール21dの機能により制御部20は、進入地点が属する分割境界ZA〜ZCに対応する案内情報を案内する(ステップS150)。すなわち、案内モジュール21dの機能により制御部20は、車両の現在地Pが境界Z上に位置した場合、当該現在地Pを進入地点として取得し、当該進入地点が属する分割境界ZA〜ZCを特定する。そして、制御部20は、進入地点が属する分割境界ZA〜ZCに対応する案内地点A〜Cに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得し、当該案内情報(案内画像)をタッチパネルディスプレイ41に表示させる。
移動予定経路Rがあると判定した場合(ステップS130:Y)、案内モジュール21dの機能により制御部20は、移動予定経路Rに最も近い案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内する(ステップS160)。すなわち、制御部20は、移動予定経路Rとの位置関係に基づいて選択した案内地点A〜Cとして、移動予定経路Rに最も近い案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内する。具体的に、制御部20は、案内地点A〜Cから移動予定経路Rまでの最短距離LA〜LCを算出し、最短距離LA〜LCが最も小さい案内地点A〜Cに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得する。そして、車両の現在地Pが境界Z上に位置した場合、制御部20は、案内地点DB30bから取得した案内情報(案内画像)をタッチパネルディスプレイ41に表示させる。
(3)第2実施形態:
図4は、第2実施形態にかかる領域案内処理のフローチャートである。第2実施形態においては、前記実施形態の領域案内処理(図3)のステップS140,S150の代わりに、ステップS170を行うように構成されている。案内モジュール21dの機能により制御部20は、進入地点に最も近い案内地点A〜Cに対応する案内情報を案内する(ステップS170)。すなわち、案内モジュール21dの機能により制御部20は、車両の現在地Pが境界Z上に位置した場合、当該現在地Pを進入地点として取得し、当該進入地点から最も近い案内地点A〜Cに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得し、当該案内情報(案内画像)をタッチパネルディスプレイ41に表示させる。このように、領域Zを分割境界ZA〜ZCに分割しない構成においても、複数の案内地点A〜Cごとに境界Zを定義しなくても、進入地点に適した案内情報を案内できる。
(4)他の実施形態:
図5A〜5Cは、他の実施形態における領域の模式図である。図5Aに示すように、分割境界取得モジュール21cの機能により制御部20は、境界Zが定義された領域内に3個以上の案内地点A〜Cが存在する場合に、案内地点A〜C同士を接続する辺AB,BC,CAで構成される多角形の各辺の垂線である分割線Dと、境界Zとの交点において当該境界Zを分割することにより形成された分割境界ZA〜ZCを取得してもよい。このような手法によっても、境界を3個以上に分割できる。さらに、分割線Dは多角形AB,BC,CAの各辺の中点と接続している。これにより、境界Zを均等に近い状態で3個以上に分割できる。
また、案内モジュール21dの機能により制御部20は、移動予定経路R上を移動した場合に、複数の案内地点A〜Cのうち、案内地点A〜Cまでの距離が最初に基準距離以下となる案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内してもよい。図5Bにおいて、案内地点A〜Cのうち、2個の案内地点A,Cが移動予定経路Rまでの最短距離が基準距離以下となっていることとする。すなわち、案内地点A〜Cのうち、案内地点A,Cが、ある程度接近する地点に該当することとなる。図5Bにおいては、移動予定経路R上を移動した場合に、案内地点A,Cのうち、案内地点Cに最初に接近することとなる。そのため、制御部20は、案内地点Cに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得し、タッチパネルディスプレイ41に表示させる。以上の構成によれば、ある程度接近する案内地点A,Cのうち、最初に接近する案内地点Cの案内情報を案内できる。しばらく接近しない地点についての案内情報が案内されて違和感を生じさせることを防止できる。
さらに、案内モジュール21dの機能により制御部20は、移動予定経路R上の注目点との距離が最も小さい案内地点A〜Cに対応づけられた案内情報を案内してもよい。図5Cにおいて、移動予定経路R上の地点のうち、車両が有料道路から退出する予定となっているインターチェンジI(二重丸)が注目点となっている。制御部20は、案内地点A〜Cのうち、インターチェンジIまでの直線距離が最も小さい案内地点Bに対応付けられた案内情報を案内地点DB30bから取得し、タッチパネルディスプレイ41に表示させる。以上の構成によれば、これにより、移動予定経路R上の特定の注目点に近い案内地点Bの案内情報を案内できる。特に、単に近くを有料道路で通過するだけの案内地点Cの案内情報を案内しないようにすることができる。
なお、注目点は、必ずしも有料道路から退出予定のインターチェンジIでなくてもよく、移動予定経路R上の目的地、経由地または案内地またはであってもよい。これにより、目的地や経由地や案内地や有料道路から退出予定のインターチェンジIのいずれかに近い地点の案内情報を案内できる。また、ユーザが長く留まると予想される地点の案内情報を案内できる。
前記実施形態においては、領域案内システムが車両に搭載されたが、領域案内システムは車両と通信可能なサーバであってもよい。例えば、サーバが、案内対象の案内情報を車両に送信し、車載器が案内情報に基づく案内を行うようにしてもよい。
本発明は以上説明した実施形態に限らず以下の態様も含む。移動予定経路とは、案内情報の案内が行われる移動体(車両,携帯端末等)が移動する予定の経路である。移動予定経路は、予め設定された目的地までの最適な経路であってもよいし、現在の位置から道なりに移動できる経路であってもよい。経路取得部は、移動予定経路を探索してもよいし、他の装置にて探索された移動予定経路を受信してもよい。案内情報とは、地点や当該地点の周辺地域に関連する事項を案内する情報であればよく、案内情報が画像によって案内されてもよいし、音声によって案内されてもよい。また、地点とは、少なくとも地図上における座標が定義されている点を意味する。なお、地点は、一定の範囲をもった地域であってもよいが、当該地域の境界が定義される必要はない。領域とは、境界が定義された地図上の範囲であればよく、例えば行政区画や国土に対応に対応する範囲であってもよい。境界が定義されるとは、境界を特定可能な情報が予め用意されていることを意味し、境界は領域を近似するポリゴンの輪郭によって特定されてもよいし、当該境界上の複数の座標によって特定されてもよい。
ここで、案内部は、複数の地点と移動予定経路との位置関係に基づいて地点を選択すればよく、地点を選択する手法は種々考えられる。例えば、案内部は、移動予定経路に最も近い地点に対応づけられた案内情報を案内してもよい。これにより、最も近くを移動する予定の地点の案内情報を案内できる。移動予定経路に最も近い地点とは、移動予定経路までの直線距離が最も小さい地点であってもよいし、移動予定経路までの道路上の距離が最も小さい地点であってもよい。また、案内部は、移動予定経路に到達するために要する所要期間が最も小さい地点に対応付けられた案内情報を案内してもよい。
さらに、案内部は、移動予定経路上の注目点との距離が最も小さい地点に対応づけられた案内情報を案内してもよい。これにより、移動予定経路上の特定の注目点に近い地点の案内情報を案内できる。注目点は、例えばユーザによって設定されてもよい。さらに、注目点は、移動予定経路上の目的地、経由地、案内地または有料道路から退出予定のインターチェンジであってもよい。これにより、目的地や経由地や案内地や有料道路から退出予定のインターチェンジのいずれかに近い地点の案内情報を案内できる。ユーザが長く留まると予想される地点の案内情報を案内できる。また、単に近くを有料道路で通過するだけの地点の案内情報を案内しないようにすることができる。
また、案内部は、移動予定経路上を移動した場合に、複数の地点のうち、地点までの距離が最初に基準距離以下となる地点に対応づけられた案内情報を案内してもよい。これにより、ある程度接近する地点のうち、最初に接近する地点の案内情報を案内できる。しばらく接近しない地点についての案内情報が案内されて違和感を生じさせることを防止できる。
さらに、本発明のように、単一の領域について複数の案内情報を切り替えて案内する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような手段を備えた領域案内装置や方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、領域案内システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…ナビゲーション装置、20…制御部、21…ナビゲーションプログラム、21a…地点取得モジュール、21b…移動予定経路取得モジュール、21c…分割境界取得モジュール、21d…案内モジュール、21d…修正モジュール、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…案内地点DB、40…位置センサ、41…タッチパネルディスプレイ、42…スピーカ、A〜C…案内地点、D…分割線、I…インターチェンジ、LA〜LC…最短距離、P…現在地、R…移動予定経路、Z…境界、ZA〜ZC…分割境界

Claims (8)

  1. 移動予定経路を取得する経路取得部と、
    案内情報が対応付けられた地点を取得する地点取得部と、
    境界が定義された領域内に進入する際に、進入する前記領域内に存在する前記地点を取得し、進入する前記領域内に複数の前記地点が存在する場合に、複数の前記地点と前記移動予定経路との位置関係に基づいて選択した前記地点に対応づけられた前記案内情報を進入する前記領域に対応付けて案内する案内部と、
    を備える領域案内システム。
  2. 前記案内部は、前記移動予定経路に最も近い前記地点に対応づけられた前記案内情報を案内する、
    請求項1に記載の領域案内システム。
  3. 前記案内部は、前記移動予定経路上の注目点との距離が最も小さい前記地点に対応づけられた前記案内情報を案内する、
    請求項1に記載の領域案内システム。
  4. 前記注目点は、前記移動予定経路上の目的地、経由地、案内地または有料道路から退出予定のインターチェンジである、
    請求項3に記載の領域案内システム。
  5. 前記案内部は、前記移動予定経路上を移動した場合に、複数の前記地点のうち、前記地点までの距離が最初に基準距離以下となる前記地点に対応づけられた前記案内情報を案内する、
    請求項1に記載の領域案内システム。
  6. 前記移動予定経路が存在しない場合に、複数の前記地点の座標に基づいて前記境界を分割することにより、複数の前記地点のそれぞれに対応する前記境界の部分である分割境界を取得する分割境界取得部を備え、
    前記案内部は、前記領域内への進入地点が属する前記分割境界に対応する前記地点に対応づけられた前記案内情報を案内する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の領域案内システム。
  7. 経路取得部が、移動予定経路を取得する経路取得工程と、
    地点取得部が、案内情報が対応付けられた地点を取得する地点取得工程と、
    案内部が、境界が定義された領域内に進入する際に、進入する前記領域内に存在する前記地点を取得し、進入する前記領域内に複数の前記地点が存在する場合に、複数の前記地点と前記移動予定経路との位置関係に基づいて選択した前記地点に対応づけられた前記案内情報を進入する前記領域に対応付けて案内する案内工程と、
    を含む領域案内方法。
  8. コンピュータを、
    移動予定経路を取得する経路取得部、
    案内情報が対応付けられた地点を取得する地点取得部、
    境界が定義された領域内に進入する際に、進入する前記領域内に存在する前記地点を取得し、進入する前記領域内に複数の前記地点が存在する場合に、複数の前記地点と前記移動予定経路との位置関係に基づいて選択した前記地点に対応づけられた前記案内情報を進入する前記領域に対応付けて案内する案内部、
    として機能させる領域案内プログラム。
JP2015166375A 2015-08-26 2015-08-26 領域案内システム、方法およびプログラム Active JP6525815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166375A JP6525815B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 領域案内システム、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166375A JP6525815B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 領域案内システム、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044546A JP2017044546A (ja) 2017-03-02
JP6525815B2 true JP6525815B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=58211704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015166375A Active JP6525815B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 領域案内システム、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6525815B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111323031B (zh) * 2019-11-25 2021-01-12 滴图(北京)科技有限公司 一种偏航识别方法、装置、电子设备及存储介质
CN112013865B (zh) * 2020-08-28 2022-08-30 北京百度网讯科技有限公司 确定交通卡口的方法、系统、电子设备以及介质

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3209823B2 (ja) * 1993-04-12 2001-09-17 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス 車載用ナビゲーション装置
JP2013238410A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置およびpoiアイコン表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017044546A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4138574B2 (ja) カーナビゲーション装置
CN101720481B (zh) 用于在导航设备中显示十字路口放大图像的方法
US8090528B2 (en) Navigation apparatus and computer program
CN110945321A (zh) 显示控制装置及显示控制方法
EP1662231A2 (en) Map drawing method and system, navigation apparatus and input/output device
JP2017181391A (ja) コスト算出データのデータ構造
JP6914350B2 (ja) 車線案内システムおよび車線案内プログラム
JP2017181392A (ja) 経路探索装置及びコンピュータプログラム
JP6179166B2 (ja) 地点表示システム、方法およびプログラム
JP6525815B2 (ja) 領域案内システム、方法およびプログラム
JP4578553B2 (ja) 経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体
JP2020153939A (ja) 経路提示方法及び経路提示装置
JP7405012B2 (ja) 運転支援装置及びコンピュータプログラム
JP6471235B2 (ja) 領域案内システムおよび領域案内プログラム
CN115943289A (zh) 驾驶辅助装置以及计算机程序
JP5931710B2 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーションシステムおよび通信ナビゲーション装置
JP6764735B2 (ja) 経路案内装置、経路案内方法、およびコンピュータプログラム
JP2019113509A (ja) 地点案内システムおよび地点案内プログラム
JP7145007B2 (ja) 経路案内システムおよび経路案内プログラム
JP4677767B2 (ja) ナビゲーション装置及び情報提示方法
WO2024048074A1 (ja) 運転支援装置及びコンピュータプログラム
JP2012068045A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーションプログラム
JP3856038B2 (ja) ナビゲーション装置
KR101331884B1 (ko) 폴리곤을 이용한 경로 안내 방법
JPH10111139A (ja) 車両用経路案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6525815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150