JP2013238410A - ナビゲーション装置およびpoiアイコン表示方法 - Google Patents

ナビゲーション装置およびpoiアイコン表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望のブランドに該当するPOIが無い地域についても、所望のジャンルに該当するPOIアイコンを煩雑な操作を要することなく代替表示することができる「ナビゲーション装置およびPOIアイコン表示方法」を提供すること。
【解決手段】設定されたジャンル、ブランドに該当するPOIの判定対象領域内における存否を判定する第1の判定手段24と、これによって否定的な判定結果が得られた場合に、前記ジャンルに該当する別ブランドのPOIの判定対象領域内における存否を判定する第2の判定手段26と、これによって肯定的な判定結果が得られた場合に、POIアイコン表示手段21に対して、前記別ブランドのPOIのアイコンを判定対象領域に該当する地図上に代替表示させるための制御を行うPOIアイコン表示制御手段27とを備えたこと。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ナビゲーション装置およびPOIアイコン表示方法に係り、特に、地図上へのPOIのアイコン(以下、POIアイコンと略称する)の重畳表示に好適なナビゲーション装置およびPOIアイコン表示方法に関する。
従来から、ナビゲーション装置においては、例えば、現在地の周辺の地図を表示部に表示する際に、ユーザが予め設定したジャンルおよびこのジャンルに属するブランドに該当するPOI(point of interest)アイコンを、当該地図上に重畳表示することが可能とされていた。
このような地図上へのPOIアイコンの重畳表示に関する技術としては、これまでにも、例えば、特許文献1等に示すような種々の技術が提案されている。
特開2005−214783号公報
ところで、前述したPOIアイコンの表示条件として設定されたブランドが、ユーザの地元付近に限定した事業展開を行っているローカルブランドである等の事情によって、設定されたブランドに該当するPOIが、現在地の周辺に存在しない、あるいは、現在地の変動(例えば、他県への移動)にともなって存在しなくなる場合がある。
そして、このような場合に、従来は、設定されたブランドに対する上階層設定項目として設定されたジャンルに属する全てのブランドのPOIアイコンが表示されなかったため、設定されたジャンルに属する別ブランドのPOIアイコンを代わりに表示させたい場合には、ブランド設定をやり直さなければならず、煩雑な操作を強いられる結果となっていた。
なお、特許文献1には、地図の視認性を考慮しつつ、ユーザが興味ある施設を広範囲にわたって表示することが記載されているが、設定されたブランドのPOIが存在しない場合における上記課題を意識したものではない。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、所望のブランドに該当するPOIが存在しない地域についても、所望のジャンルに該当するPOIアイコンを煩雑な操作を要することなく代替表示することができ、ひいては、利便性の向上および操作負担の軽減を図ることができるナビゲーション装置およびPOIアイコン表示方法を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るナビゲーション装置は、地図情報が記憶された地図情報記憶手段と、POIの位置、ジャンルおよびこのジャンルに属するブランドを少なくとも含むPOI情報が記憶されたPOI情報記憶手段と、前記地図情報記憶手段に記憶された前記地図情報に基づいて、所定の地図表示領域に該当する地図を表示部に表示する地図表示手段と、前記地図上に重畳表示すべき前記POIの条件として、少なくとも、前記ジャンルおよび前記ブランドを設定可能とされたPOI表示条件設定手段と、前記POI情報記憶手段に記憶された前記POI情報に基づいて、前記POI表示条件設定手段によって設定された前記条件に該当する該当POIのアイコンを前記地図上に重畳表示するPOIアイコン表示手段とを備えたナビゲーション装置であって、前記POI表示条件設定手段によって前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記該当POIとしての前記設定されたジャンルおよびブランドに該当するジャンル・ブランド該当POIが所定の判定対象領域内に存在するか否かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段によって否定的な判定結果が得られた場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記設定されたジャンルに該当する前記設定されたブランドと異なるブランドの前記POIが前記判定対象領域内に存在するか否かを判定する第2の判定手段と、この第2の判定手段によって肯定的な判定結果が得られた場合に、前記POIアイコン表示手段に対して、前記異なるブランドのPOIを前記ジャンル・ブランド該当POIに代替して表示されるべき代替POIとして設定して、当該代替POIのアイコンを前記判定対象領域に該当する前記地図上に重畳表示させるための制御を行うPOIアイコン表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
また、本発明に係るPOIアイコン表示方法は、地図上に重畳表示すべきPOIの条件を設定する第1のステップと、記憶装置に記憶された地図情報に基づいて、所定の地図表示領域に該当する地図を表示部に表示する第2のステップと、POIの位置、ジャンルおよびこのジャンルに属するブランドを少なくとも含む記憶装置に記憶されたPOI情報に基づいて、前記第1のステップにおいて設定された前記条件に該当する該当POIのアイコンを、前記第2のステップにおいて表示された前記地図上に重畳表示する第3のステップとを含むPOIアイコン表示方法であって、前記第1のステップにおいて前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記該当POIとしての前記設定されたジャンルおよびブランドに該当するジャンル・ブランド該当POIが所定の判定対象領域内に存在するか否かを判定する第4のステップと、この第4のステップにおいて否定的な判定結果が得られた場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記設定されたジャンルに該当する前記設定されたブランドと異なるブランドの前記POIが前記判定対象領域内に存在するか否かを判定する第5のステップとを含み、前記第3のステップは、前記第5のステップにおいて肯定的な判定結果が得られた場合に、前記異なるブランドのPOIを前記ジャンル・ブランド該当POIに代替して表示されるべき代替POIとして設定して、当該代替POIのアイコンを前記判定対象領域に該当する前記地図上に重畳表示するステップであることを特徴としている。
そして、このような本発明によれば、判定対象領域内にジャンル・ブランド該当POIが存在しない場合においても、ジャンル・ブランド該当POIと同ジャンル別ブランドのPOIが存在する場合には、このPOIを代替POIに設定して自動的にアイコン表示することができるので、所望のブランドに該当するPOIが存在しない地域についても、所望のジャンルに該当するPOIアイコンを煩雑な操作を要することなく代替表示することができ、ひいては、利便性の向上および操作負担の軽減を図ることができる。
さらに、本発明のナビゲーション装置において、現在地を特定する現在地特定手段を備え、前記地図表示領域は、前記現在地特定手段によって特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、前記判定対象領域は、前記特定された現在地が属する行政区画に隣接するとともに前記地図表示領域に少なくとも一部が含まれている他の行政区画の全域であり、前記記憶された地図情報に基づいて、前記地図表示領域に前記他の行政区画が含まれているか否かを判定する第3の判定手段を備え、前記第1の判定手段による判定は、前記第3の判定手段によって肯定的な判定結果が得られた場合に行ってもよい。同様に、本発明のPOIアイコン表示方法において、現在地を特定する第6のステップを含み、前記地図表示領域は、前記第6のステップにおいて特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、前記判定対象領域は、前記特定された現在地が属する行政区画に隣接するとともに前記地図表示領域に少なくとも一部が含まれている他の行政区画の全域であり、前記記憶された地図情報に基づいて、前記地図表示領域に前記他の行政区画が含まれているか否かを判定する第7のステップを含み、前記第4のステップにおける判定は、前記第7のステップにおいて肯定的な判定結果が得られた場合に行ってもよい。
そして、このような本発明によれば、現在地が属する行政区画に隣接する他の行政区画の全域内にジャンル・ブランド該当POIが存在しない場合においても、同ジャンル別ブランドのPOIを代替POIとして自動的にアイコン表示することによって、煩雑な操作を要することなく、他の行政区画内に存在する所望のジャンルのPOIを確実に把握することができる。
さらにまた、本発明のナビゲーション装置において、前記他の行政区画は、進入予定の行政区画であってもよい。
そして、このような構成によれば、他の行政区画の全域を対象としたジャンル・ブランド該当POIの有無の判定を、必要な領域に限定して行うことができるので、無用な処理を未然に回避して、POIアイコン表示処理の効率化を図ることができる。
また、本発明のナビゲーション装置において、前記第3の判定手段は、目的地までの経路が設定されている場合には、当該経路の情報を判定に利用してもよい。同様に、本発明のPOIアイコン表示方法において、前記他の行政区画は、進入予定の行政区画であり、前記第7のステップは、目的地までの経路が設定されている場合に、当該経路の情報を利用した判定を行うステップであってもよい。
そして、このような本発明によれば、他の行政区画が進入予定の行政区画であるか否かを、経路の設定状態に基づいて簡便かつ正確に判定することができるので、処理効率および処理精度を更に向上させることができる。
さらに、本発明のナビゲーション装置において、前記POI表示条件設定手段によって前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された際の前記特定された現在地を始点として、前記第3の判定手段による判定と、この第3の判定手段の判定結果に応じた前記第1の判定手段による判定と、この第1の判定手段の判定結果に応じた前記第2の判定手段による判定と、この第2の判定手段の判定結果に応じた前記POIアイコン表示制御手段による制御とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行ってもよい。同様に、本発明のPOIアイコン表示方法において、前記第1のステップにおいて前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された際の前記特定された現在地を始点として、前記第7のステップにおける判定と、この第7のステップにおける判定結果に応じた前記第4のステップにおける判定と、この第4のステップにおける判定結果に応じた前記第5のステップにおける判定と、この第5のステップにおける判定結果に応じた前記第3のステップにおける前記代替POIのアイコンの重畳表示とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行ってもよい。
そして、このような本発明によれば、例えば、所望のジャンルおよびブランドを設定した際の所在行政区画(例えば、ユーザの居住県)においてはジャンル・ブランド該当POIが存在していたが、その後、他の行政区画に次々と進入していく場合において、ジャンル・ブランド該当POIの有無や代替POIのブランドが各行政区画ごとに異なるような場合に好適に対応することができる。
さらにまた、本発明のナビゲーション装置において、前記行政区画は、都道府県であってもよい。
そして、このような構成によれば、現在地の所在都道府県に隣接する他の都道府県内にジャンル・ブランド該当POIが存在しない場合においても、同ジャンル別ブランドのPOIを代替POIとして自動的にアイコン表示することができる。
また、本発明のナビゲーション装置において、現在地を特定する現在地特定手段を備え、前記地図表示領域は、前記現在地特定手段によって特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、前記判定対象領域は、前記地図表示領域であり、前記第1の判定手段による判定と、この第1の判定手段の判定結果に応じた前記第2の判定手段による判定と、この第2の判定手段の判定結果に応じた前記POIアイコン表示制御手段による制御とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行ってもよい。同様に、本発明のPOIアイコン表示方法において、現在地を特定する第6のステップを含み、前記地図表示領域は、前記第6のステップにおいて特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、前記判定対象領域は、前記地図表示領域であり、前記第4のステップにおける判定と、この第4のステップにおける判定結果に応じた前記第5のステップにおける判定と、この第5のステップにおける判定結果に応じた前記第3のステップにおける前記代替POIのアイコンの重畳表示とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行ってもよい。
そして、このような本発明によれば、地図表示領域内にジャンル・ブランド該当POIが存在しない場合においても、同ジャンル別ブランドのPOIを代替POIとして自動的にアイコン表示することによって、煩雑な操作を要することなく、地図表示領域内に存在する所望のジャンルのPOIを確実に把握することができ、また、現在地の変動にも柔軟に対応することができる。
本発明によれば、所望のブランドに該当するPOIが存在しない地域についても、所望のジャンルに該当するPOIアイコンを煩雑な操作を要することなく代替表示することができ、ひいては、利便性の向上および操作負担の軽減を図ることができる。
本発明に係るナビゲーション装置の第1実施形態を示す構成図 図1のナビゲーション装置の制御部を示すブロック図 図1のナビゲーション装置の動作例を示す画面遷移図 第1実施形態の変形例を示す画面構成図 本発明に係るPOIアイコン表示方法の第1実施形態を示すフローチャート 本発明に係るナビゲーション装置の第2実施形態を示すブロック図 図6のナビゲーション装置の動作例を示す画面遷移図 本発明に係るPOIアイコン表示方法の第2実施形態を示すフローチャート
(第1実施形態)
(ナビゲーション装置)
以下、本発明に係るナビゲーション装置の第1実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるナビゲーション装置1は、大別して、ナビゲーションメインユニット2と、このナビゲーションメインユニット2にそれぞれ接続された衛星航法受信機3、自律航法センサ4、操作部5、表示部としてのディスプレイ6およびスピーカ7とによって構成されている。
ここで、衛星航法受信機3は、図示しない測位衛星(例えば、GPS衛星)から定期的に配信される測位信号(時刻や軌道に関する情報)を逐次受信し、受信した測位信号をナビゲーションメインユニット2側に出力するようになっている。
また、自律航法センサ4は、自車の車速、加速度(角速度)および自車方位等を検出し、検出結果をナビゲーションメインユニット2側に出力するようになっている。この自律航法センサ4は、車速センサやジャイロセンサ等からなるものであってもよい。
さらに、操作部5は、操作内容に応じた操作信号をナビゲーションメインユニット2に入力することによって、ナビゲーション装置1に対する種々の操作を行うことが可能とされている。この操作部5は、リモコンやディスプレイ6のタッチパネル等であってもよい。
次に、ナビゲーションメインユニット2について詳述すると、図1に示すように、ナビゲーションメインユニット2は、システムバス8にそれぞれ接続されたナビCPU10、ハードディスクドライブ(HDD)11、フラッシュメモリ12、RAM14、ユーザインターフェース(I/F)15、画像インターフェース(I/F)16および音声インターフェース(I/F)17を有している。
ここで、ナビCPU10は、地図表示機能、POIアイコン表示機能、経路探索機能、経路誘導機能および検索機能等のナビゲーション装置1の各種の機能を実行するようになっている。
また、ハードディスクドライブ11は、地図情報記憶手段およびPOI情報記憶手段としての機能を有しており、このハードディスクドライブ11には、地図情報としての地図データおよびPOI情報としてのPOIデータが記憶されている。なお、後述のように、本実施形態においては、POIデータが地図データに含まれているが、本発明は、このような構成に限定されるものではなく、地図データとPOIデータとが、別個のデータベースによって互いに対応付けられた状態で管理されていてもよい。
ここで、地図データは、最も詳細な地図を示す最下位レベル(レベル0)から最も簡易な地図を示す最上位レベル(例えば、レベル2)に亘る複数のレベルごとに階層化された状態で管理されており、また、各レベルにおける地図データは、各レベルに応じた大きさのパーセル単位で管理されている。
また、地図データは、例えば、道路データフレーム、背景データフレーム、名称データフレーム、経路誘導データフレーム、経路計算データフレーム、地点情報フレームおよび音声データフレーム等の各種の物理データフレームによって構成されている。
これらのうち、道路データフレームは、道路地図の表示等に用いられるようになっている。この道路データフレームには、リンク列データレコードが格納されており、このリンク列データレコードは、リンク列ヘッダ、リンク列の形状を示すリンク列形状情報、他のリンク列との関係を示すノード・リンク接続情報、ノード付加情報(リンクID、幅員・車線情報、道路名称等)、標高情報および通行規制情報等によって構成されている。
また、背景データフレームは、背景地図の表示等に用いられるようになっている。この背景データフレームには、表示クラスごとにまとめられた図形データリスト列が格納されており、更に、各図形データリストには、図形(線または面)の形状を表現するための要素点座標情報(始点座標、オフセット座標等)が格納されている。
さらに、名称データフレームは、地図上への文字列の表示等に用いられるようになっている。この名称データフレームには、表示クラスごとにまとめられた名称データリストが格納されており、この名称データリストは、名称データレコード列によって構成されている。各名称データレコードは、地図上に文字を表示するための文字データに相当する。この名称データフレームを用いて表示される文字列は、例えば、建物名、公園名、行政区画名および河川名等の表示クラスごとの表示対象地物の名称となる。
さらにまた、経路計算データフレームは、目的地までの最適経路の計算等の経路計算に用いられるようになっており、この経路計算データフレームには、ノードデータフレーム、リンクデータフレーム、リンクコストデータフレーム、上位レベルノード・リンク対応データフレームおよびノード座標データフレーム等が格納されている。ここで、ノードデータフレームには、例えば、道路種別を複数まとめたランクの単位でノードデータが格納されている。また、リンクデータフレームには、リンクレコード、規制レコードおよびリンク間コストレコード等が格納されている。さらに、リンクコストデータフレームには、リンクIDやリンク自身のコスト等が格納されている。さらにまた、上位レベルノード・リンク対応データフレームには、当該レベルを基準とした上位のノードおよびリンクを特定する情報が格納されている。また、ノード座標データフレームには、ノードの座標が格納されている。
また、経路誘導データフレームは、経路誘導に用いられるようになっており、この経路誘導データフレームには、誘導データフレーム、文字列データフレーム、形状データフレームおよびパターンデータフレーム等が格納されている。ここで、誘導データフレームには、交差点名称、道路名称、方面名称、スポットガイドおよび方向ガイド等が格納されている。また、文字列データフレームには、誘導データフレームと関連した実体の表示文字、発音文字およびアクセント情報等が格納されている。さらに、形状データフレームには、誘導データフレームと関連した実体を描画するための形状が格納されている。さらにまた、パターンデータフレームには、案内のために交差点の進入方向に応じた画像を描画するための実データが格納されている。
さらに、地点情報フレームにはPOIデータを含む地点情報が格納されている。この地点情報は、目的地または経由地の候補となる地点の検索や、地図上へのPOIアイコン(換言すれば、ランドマーク)の重畳表示等に用いられるようになっている。この地点情報は、具体的には、地点(POIを含む)の名称、位置(経緯度)、住所、郵便番号、電話番号、種別およびPOIアイコン等によって構成されている。ここで、POIの種別には、複数のジャンル(例えば、コンビニ、ガソリンスタンド、レストラン等)および各ジャンルにそれぞれ属する各ジャンルごとの複数のブランド(例えば、ジャンルがコンビニの場合には、コンビニ名「A」、コンビニ名「B」、コンビニ名「C」等)が含まれている。また、互いに対応するジャンルとブランドとは、データ上において階層構造を有しており、ジャンルが上階層、ブランドが下階層となっている。POI検索の際には、ジャンル側から順に対象が絞り込まれていくことになる。さらに、地点情報には、行政区画の名称や位置が含まれている。
さらにまた、ハードディスクドライブ11には、ナビCPU10の実行プログラムが記憶されている。
また、フラッシュメモリ12には、ナビゲーション装置1の起動とともにナビCPU10によってハードディスクドライブ11から読み出されたナビCPU10の実行プログラムが格納されるようになっており、この格納された実行プログラムがナビCPU10によって適宜実行されることによって、ナビゲーション装置1の各種の機能が実現されるようになっている。
さらに、RAM14は、ナビCPU10の処理結果等の各種のデータの一時的な保存等に用いられるようになっている。
さらにまた、ユーザインターフェース15、画像インターフェース16および音声インターフェース17には、操作部5、ディスプレイ6およびスピーカ7がそれぞれ接続されている。
次に、ナビCPU10について更に詳述すると、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、現在地特定手段としての自車位置算出部18を有している。この自車位置算出部18には、衛星航法受信機3から出力された測位信号および自律航法センサ4から出力された検出結果が入力されるようになっている。そして、自車位置算出部18は、衛星航法受信機3側から入力された測位信号に基づいて、自車位置を絶対座標として算出する衛星航法を行うようになっている。また、自車位置算出部18は、自律航法センサ4側から入力された検出結果に基づいて、自車位置を前回の測位位置からの相対的な変化分として算出する自律航法を行うようになっている。さらに、自車位置算出部18は、ハードディスクドライブ11に記憶された地図データを用いることによって、衛星航法または自律航法によって検出された自車位置を地図データにおける該当する道路上の位置に補正するマップマッチング処理を行うようになっている。そして、自車位置算出部18は、マップマッチング処理が適正に行われた場合には、マップマッチング処理後の自車位置を最終的な算出結果とするようになっている。
また、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、地図表示手段としての地図描画部19を有している。この地図描画部19は、ハードディスクドライブ11に記憶された地図データを用いることによって、所定の地図表示領域に該当する地図をディスプレイ6に表示するようになっている。このとき、地図描画部19は、例えば、自車位置算出部18の算出結果や操作部5の操作等によって指定された表示位置、デフォルト設定や操作部5の操作等によって設定された縮尺および既知の画面サイズの各表示条件に応じたパーセル(地図表示領域に該当するパーセル)を特定するようになっている。さらに、地図描画部19は、このようにして特定されたパーセルに該当する地図データをハードディスクドライブ11から読み出し、読み出された地図データを座標変換(例えば、パーセル正規化座標系から画面座標系に座標変換)することによって、地図の描画データを生成するようになっている。そして、地図描画部19は、生成された描画データをディスプレイ6に出力して対応する画像に変換させることによって、地図を表示するようになっている。なお、地図描画部19によって表示される地図には、自車位置の周辺の領域を示す地図(以下、必要に応じて自車周辺地図と称する)や、操作部5を用いたスクロール操作によって指定された領域を示す地図等が含まれる。
さらに、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、POI表示条件設定手段としてのPOI表示条件設定部20を有している。このPOI表示条件設定部20は、例えば、地図上に重畳表示すべきPOIの条件を設定するためのPOI表示条件設定画面をディスプレイ6に表示した上で、表示されたPOI表示条件設定画面に対する操作部5の操作結果に応じた条件を設定するようになっている。この条件には、少なくとも、POIのジャンルおよびこのジャンルに属するブランドが含まれている。なお、POI表示条件設定画面は、上階層側の設定項目であるジャンルの設定画面または設定欄と、下階層側の設定項目であるブランドの設定画面または設定欄とを備えたものであってもよい。また、POI表示条件設定画面においては、POIデータに基づいて、ジャンルおよびブランドの候補を選択可能な状態で表示させるようにしてもよい。
さらにまた、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、POIアイコン表示手段としてのPOIアイコン描画部21を有している。このPOIアイコン描画部21は、ハードディスクドライブ11に記憶されたPOIデータに基づいて、POI表示条件設定部20によって設定された条件に該当する該当POIのアイコンを、地図描画部19によって表示される地図上における該当する位置に重畳表示するようになっている。このとき、POIアイコン描画部21は、地図描画部19によって特定された地図表示領域に該当するパーセルに位置的に対応するPOIをPOIデータから検索し、検出されたPOIの中から、POI表示条件設定部20の設定結果に基づいて該当POIを抽出し、抽出された該当POIをアイコン表示するようにしてもよい。
また、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、第3の判定手段としての隣接行政区画含否判定部23を有している。この隣接行政区画含否判定部23は、POI表示条件設定部20によってジャンルおよびブランドが設定された場合に、ハードディスクドライブ11に記憶された地図データに基づいて、現在の自車位置が属する行政区画に隣接する他の行政区画(以下、隣接行政区画と称する)が、地図表示領域に含まれているか否かを判定するようになっている。ただし、地図表示領域に隣接行政区画が当該区画の一部でも含まれている場合には、隣接行政区画含否判定部23の判定結果は肯定的なものとなる。なお、隣接行政区画は、自車位置が属する都道府県に隣接する他の都道府県であってもよく、また、自車位置が属する市区町村に隣接する他の市区町村であってもよい。
さらに、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、第1の判定手段としてのジャンル・ブランド該当POI有無判定部24を有している。このジャンル・ブランド該当POI有無判定部24は、隣接行政区画含否判定部23によって肯定的な判定結果が得られた場合に、ハードディスクドライブ11に記憶されたPOIデータに基づいて、該当POIとしてのPOI表示条件設定部20によって設定されたジャンルおよびブランドに該当するジャンル・ブランド該当POIが、所定の判定対象領域としての隣接行政区画の全域内に存在するか否かを判定するようになっている。この判定は、隣接行政区画の全域を対象としたジャンル・ブランド該当POIの検索結果に基づいて行う。
さらにまた、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、第2の判定手段としてのジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26を有している。このジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26は、ジャンル・ブランド該当POI有無判定部24によって否定的な判定結果が得られた場合に、ハードディスクドライブ11に記憶されたPOIデータに基づいて、前記設定されたジャンルに該当する前記設定されたブランドと異なるブランドのPOI(以下、ジャンル該当・別ブランドPOIと称する)が隣接行政区画の全域内に存在するか否かを判定するようになっている。この判定は、隣接行政区画の全域を対象としたジャンル該当・別ブランドPOIの検索結果に基づいて行う。ただし、ジャンル・ブランド該当POIの検索の際に、ジャンルのみに該当するPOIを最初に検索する場合には、この検索結果を保持しておいた上で、続くブランドでの絞り込みによってジャンル・ブランド該当POIが不検出となった時点で、当該検索結果をジャンル該当・別ブランドPOIと決定してもよい。
また、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとして、POIアイコン表示制御手段としてのPOIアイコン描画制御部27を有している。このPOIアイコン描画制御部27は、ジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26によって肯定的な判定結果が得られた場合に、POIアイコン描画部21に対して、ジャンル該当・別ブランドPOIをジャンル・ブランド該当POIに代替して表示されるべき代替POIとして自動設定して、当該代替POIのアイコンを隣接行政区画に該当する地図上に重畳表示させるための制御を行うようになっている。そして、このような制御に応じて、POIアイコン描画部21は、ジャンル該当・別ブランドPOIのアイコンを、当該ジャンル該当・別ブランドPOIが地図表示領域に含まれている期間中、地図上の該当する位置に重畳表示するようになっている。
さらに、本実施形態においては、POI表示条件設定部20によってジャンルおよびブランドが設定された際の算出された自車位置を始点として、隣接行政区画含否判定部23による判定と、この隣接行政区画含否判定部23の判定結果に応じたジャンル・ブランド該当POI有無判定部24による判定と、このジャンル・ブランド該当POI有無判定部24の判定結果に応じたジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26による判定と、このジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26の判定結果に応じたPOIアイコン描画制御部27による制御とを、自車位置の変動にともなって繰り返し行うことが可能とされている。
さらにまた、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとしての目的地設定部30を有している。この目的地設定部30は、ナビゲーションの目的地を設定するための各種の操作画面をディスプレイ6に表示した上で、表示された操作画面に対する操作部5の操作に応じた目的地を設定するようになっている。
また、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとしての経路探索部32を有している。この経路探索部32は、ハードディスクドライブ11に記憶された地図データに基づいて、自車位置算出部18によって算出された自車位置から目的地設定部30によって設定された目的地までの予め設定された経路探索条件に応じた最適経路を、ダイクストラ法等の公知の経路計算方法を用いて探索するようになっている。経路探索条件は、デフォルトで設定される場合もあるし、ユーザが操作部5を用いた入力操作によって設定する場合もある。そして、経路探索部32は、探索された最適経路を、ディスプレイ6への表示によって誘導経路の候補としてユーザに提示するようになっている。
さらに、図2に示すように、ナビCPU10は、その機能ブロックの1つとしての経路誘導部33を有している。この経路誘導部33は、経路探索部32によって提示された最適経路を誘導経路に設定するための操作部5を用いた入力操作が行われると、この最適経路を誘導経路に設定するようになっている。誘導経路の設定は、誘導経路に関する情報、例えばリンクおよび目的地等をRAM14等に保存することによって行うようにしてもよい。そして、経路誘導部33は、誘導経路の設定の後に、設定された誘導経路にしたがった経路誘導を開始するようになっている。経路誘導は、交差点拡大図をディスプレイ6に表示することや、スピーカ7を介して交差点右左折案内用の音声を出力すること等によって行われるようになっている。
ここで、図3は、以上のように構成された本実施形態のナビゲーション装置1の動作例としての地図表示画面の画面遷移例を示したものである。
すなわち、図3(a)は、ジャンルおよびブランドが設定された際の行政区画としての「A県」に、ジャンル・ブランド該当POIとしてのガソリンスタンド「A石油」が存在しており、自車周辺地図上に、「A石油」のアイコンが表示された状態を示している。
次に、このような状態から、自車が「A県」内を進行して、図3(b)に示すように、地図表示領域に、「A県」の隣接行政区画としての「B県」が含まれるようになったとする。そして、図3(b)の状況下で、「B県」の全域を判定対象としたジャンル・ブランド該当POI有無判定部24による判定が行われて、「B県」には「A石油」が存在しないと判定されたものとする。また、これに応じて、「B県」の全域を判定対象としたジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26による判定が行われて、「B県」には「A石油」と別ブランドのガソリンスタンドが存在すると判定されたものとする。
そして、このような判定に応じたPOIアイコン描画制御部27の制御により、図3(c)に示すように、「B県」については、地図上に、「A石油」と別ブランドのガソリンスタンドとしての「B石油」のアイコンが代替表示される。
以上の構成によれば、隣接行政区画の全域内にジャンル・ブランド該当POIが存在しない場合においても、同ジャンル別ブランドのPOIを代替POIとして自動的にアイコン表示することによって、煩雑な操作を要することなく、隣接行政区画内に存在する所望のジャンルのPOIを確実に把握することができる。また、所望のジャンルおよびブランドを設定した行政区画(例えば、ユーザの居住県)においてはジャンル・ブランド該当POIが存在していたが、その後、他の行政区画に次々と進入していく場合において、ジャンル・ブランド該当POIの有無や代替POIのブランドが各行政区画ごとに異なるような場合に好適に対応することができる。
上記構成に加えて、更に、隣接行政区画は、進入予定の行政区画としてもよい。この場合に、隣接行政区画含否判定部23は、経路誘導部33によって目的地までの誘導経路が設定されている場合には、隣接行政区画が進入予定であることを、隣接行政区画に自車位置よりも前方の経路区間が含まれていることに基づいて判断してもよい。また、誘導経路が設定されていない場合には、自車位置がマッチングされている道路の進行先の形状に基づいて判断してもよい。
ここで、図4は、このような構成による地図表示画面の一例を示したものである。なお、図4においては、便宜上、地図表示領域に、自車位置が属する「A県」と、隣接行政区画としての「B県」および「C県」とが含まれているものとする。また、このとき、目的地までの誘導経路にしたがった経路誘導が行われていて、図4に示すように、誘導経路Rは、「A県」から「B県」に進入するように引かれているものとする。この場合に、隣接行政区画含否判定部23は、「B県」を以て、地図表示領域に進入予定の隣接行政区画が含まれていると判定する。そして、ジャンル・ブランド該当POI有無判定部24による判定およびこの判定結果に応じたジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26による判定は、「B県」の全域を判定対象として行われ、「C県」は、判定対象から除外される。これにより、図4に示すように、「B県」内にジャンル・ブランド該当POIとしての「A石油」が存在しない場合においても、ジャンル該当・別ブランドPOIとしての「B石油」のアイコンを代替表示することができる。
このような構成によれば、隣接行政区画の全域を対象としたジャンル・ブランド該当POIの有無の判定を、POIアイコンの表示が必要な進入予定の行政区画(領域)に限定して行うことができるので、無用な処理を未然に回避して、POIアイコン表示処理の効率化を図ることができる。
(POIアイコン表示方法)
次に、前述したナビゲーション装置1を適用した本発明に係るPOIアイコン表示方法の第1実施形態について、図5を参照して説明する。
本実施形態においては、まず、図5のステップ1(ST1)において、POI表示条件設定部20により、操作部5の操作に応じて、ジャンルおよびブランドを設定する。
次いで、ステップ2(ST2)において、地図描画部19により、自車周辺地図をディスプレイ6に表示する。
次いで、ステップ3(ST3)において、隣接行政区画含否判定部23により、隣接行政区画が地図表示領域に含まれているか否かを判定する。そして、ステップ3(ST3)において肯定的な判定結果が得られた場合には、ステップ4(ST4)に進み、否定的な判定結果が得られた場合には、ステップ8(ST8)に進む。
ここで、ステップ4(ST4)〜ステップ7(ST7)の工程について先に説明すると、まず、ステップ4(ST4)においては、隣接行政区画含否判定部23により、ステップ3(ST3)において含まれていると判定された隣接行政区画が、進入予定の行政区画であるか否かを判定する。そして、ステップ4(ST4)において肯定的な判定結果が得られた場合には、ステップ5(ST5)に進み、否定的な判定結果が得られた場合には、ステップ10(ST10)に進む。
次いで、ステップ5(ST5)において、ジャンル・ブランド該当POI有無判定部24により、ジャンル・ブランド該当POIが存在するか否かを判定する。この判定は、ステップ3(ST3)およびステップ4(ST4)において含まれていると判定された進入予定の隣接行政区画の全域を判定対象として行う。そして、ステップ5(ST5)において肯定的な判定結果が得られた場合には、ステップ6(ST6)に進み、否定的な判定結果が得られた場合には、ステップ10(ST10)に進む。
次いで、ステップ6(ST6)において、ジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26により、ジャンル該当・別ブランドPOIが存在するか否かを判定する。この判定は、ステップ5(ST5)と同様に、進入予定の隣接行政区画の全域を判定対象として行う。そして、ステップ6(ST6)において肯定的な判定結果が得られた場合には、ステップ7(ST7)に進み、否定的な判定結果が得られた場合には、ステップ10(ST10)に進む。
次いで、ステップ7(ST7)において、POIアイコン描画制御部27によるPOIアイコン描画部21の制御により、進入予定の隣接行政区画について、代替POIとしてのジャンル該当・別ブランドPOIのアイコンを自車周辺地図上に重畳表示する。この代替POIのアイコン表示は、自車が隣接行政区画に進入した後も継続されることは勿論である。なお、ステップ1(ST1)においてジャンルおよびブランドが設定された際の自車位置が属する行政区画については、ジャンル・ブランド該当POIの有無に基づいた通常(従来通り)のPOIアイコンの表示/非表示を行えばよい。次いで、自車位置の変動にともなう隣接行政区画への進入後は、ステップ3(ST3)に戻る。
次に、ステップ8(ST8)およびステップ9(ST9)の工程について説明すると、まず、ステップ8(ST8)においては、ナビCPU10により、ステップ4(ST4)〜ステップ7(ST7)のいずれかの工程を経ているか否かを判定する。そして、ステップ8(ST8)において肯定的な判定結果が得られた場合には、ステップ3(ST3)に戻り、否定的な判定結果が得られた場合には、ステップ9(ST9)に進む。
次いで、ステップ9(ST9)において、POIアイコン描画部21により、地図表示領域について、ジャンル・ブランド該当POIの有無に基づいた通常のPOIアイコンの表示/非表示を行って、ステップ3(ST3)に戻る。
次に、ステップ10(ST10)〜ステップ12(ST12)の工程について説明すると、まず、ステップ10(ST10)においては、ナビCPU10により、ステップ4(ST4)〜ステップ7(ST7)のいずれかの工程を経ているか否かを判定する。そして、ステップ10(ST10)において否定的な判定結果が得られた場合には、ステップ11(ST11)に進み、肯定的な判定結果が得られた場合には、ステップ12(ST12)に進む。
ここで、ステップ11(ST11)に進んだ場合には、POIアイコン描画部21により、自車位置が属する行政区画および隣接行政区画について、ジャンル・ブランド該当POIの有無に基づいた通常のPOIアイコンの表示/非表示を行う。そして、自車位置の変動にともなう隣接行政区画への進入後は、ステップ3(ST3)に戻る。
一方、ステップ12(ST12)に進んだ場合には、POIアイコン描画部21により、新たな隣接行政区画について、ジャンル・ブランド該当POIの有無に基づいた通常のPOIアイコンの表示/非表示を行う。そして、自車位置の変動にともなう新たな隣接行政区画への進入後は、ステップ3(ST3)に戻る。
ステップ3(ST3)からステップ12(ST12)までの工程は、POI表示条件設定部20の設定が解除されるまで、あるいは、目的地への到着判定がなされるまで繰り返すようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るナビゲーション装置およびPOIアイコン表示方法の第2実施形態について、第1実施形態との際を中心に、図6乃至図8を参照して説明する。
図6に示すように、本実施形態においては、ナビCPU10が、第1実施形態(図2)に示したような隣接行政区画含否判定部23を有してはいない。
また、図6に示すように、本実施形態において、ナビCPU10は、第1実施形態と同様に、ジャンル・ブランド該当POI有無判定部24、ジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26およびPOIアイコン描画制御部27を有しているが、これらの構成部の処理対象となる領域(判定対象領域)は、第1実施形態のような隣接行政区画含の全域ではなく、地図表示領域となっている。
ここで、図7は、本実施形態の動作例としての地図表示画面の画面遷移例を示したものである。
すなわち、図7(a)は、地図表示領域内に、ジャンル・ブランド該当POIとしてのガソリンスタンド「A石油」が存在しており、地図上に、「A石油」のアイコンが重畳表示された状態を示している。
次に、このような状態から、自車位置の変動や地図スクロール操作等によって、図7(b)に示すように、地図表示領域が変化したものとする。そして、図7(b)の状況下で、変化後の地図表示領域を判定対象としたジャンル・ブランド該当POI有無判定部24による判定が行われて、変化後の地図表示領域には「A石油」が存在しないと判定されたものとする。また、これに応じて、変化後の地図表示領域を判定対象としたジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部26による判定が行われて、変化後の地図表示領域には「A石油」と別ブランドのガソリンスタンドが存在すると判定されたものとする。
そして、このような判定に応じたPOIアイコン描画制御部27の制御により、図7(c)に示すように、変化後の地図表示領域においては、地図上に、「A石油」と別ブランドのガソリンスタンドとしての「B石油」のアイコンが代替表示される。
このような本実施形態の構成を適用したPOIアイコン表示方法は、図8に示すようになる。
図8に示すように、本実施形態においては、ステップ2(ST2)の後に、第1実施形態(図5)に示したようなステップ3(ST3)およびステップ4(ST4)の工程は経ずに、ステップ5(ST5)に進む。
また、本実施形態においては、ステップ5(ST5)におけるジャンル・ブランド該当POIの有無の判定、ステップ6(ST6)におけるジャンル該当・別ブランドPOIの有無の判定、ステップ7(ST7)における代替POIのアイコン表示は、地図表示領域を対象として行う。
さらに、ステップ7(ST7)の後は、自車位置の変動にともなう地図表示領域の変化にともなって、ステップ5(ST5)に戻る。
さらにまた、本実施形態においては、ステップ5(ST5)において肯定的な判定結果が得られた場合およびステップ6(ST6)において否定的な判定結果が得られた場合に、ステップ13(ST13)に進む。このステップ13(ST13)においては、POIアイコン描画部21により、地図表示領域について、ジャンル・ブランド該当POIの有無に基づいた通常のPOIアイコンの表示/非表示を行う。そして、自車位置の変動にともなう地図表示領域の変化後は、ステップ5(ST5)に戻る。
本実施形態によれば、地図表示領域内にジャンル・ブランド該当POIが存在しない場合においても、同ジャンル別ブランドのPOIを代替POIとして自動的にアイコン表示することによって、煩雑な操作を要することなく、地図表示領域内に存在する所望のジャンルのPOIを確実に把握することができ、また、現在地の変動にも柔軟に対応することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更してもよい。
1 ナビゲーション装置
11 ハードディスクドライブ
19 地図描画部
20 POI表示条件設定部
21 POIアイコン描画部
24 ジャンル・ブランド該当POI有無判定部
26 ジャンル該当・別ブランドPOI有無判定部
27 POIアイコン描画制御部

Claims (12)

  1. 地図情報が記憶された地図情報記憶手段と、
    POIの位置、ジャンルおよびこのジャンルに属するブランドを少なくとも含むPOI情報が記憶されたPOI情報記憶手段と、
    前記地図情報記憶手段に記憶された前記地図情報に基づいて、所定の地図表示領域に該当する地図を表示部に表示する地図表示手段と、
    前記地図上に重畳表示すべき前記POIの条件として、少なくとも、前記ジャンルおよび前記ブランドを設定可能とされたPOI表示条件設定手段と、
    前記POI情報記憶手段に記憶された前記POI情報に基づいて、前記POI表示条件設定手段によって設定された前記条件に該当する該当POIのアイコンを前記地図上に重畳表示するPOIアイコン表示手段と
    を備えたナビゲーション装置であって、
    前記POI表示条件設定手段によって前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記該当POIとしての前記設定されたジャンルおよびブランドに該当するジャンル・ブランド該当POIが所定の判定対象領域内に存在するか否かを判定する第1の判定手段と、
    この第1の判定手段によって否定的な判定結果が得られた場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記設定されたジャンルに該当する前記設定されたブランドと異なるブランドの前記POIが前記判定対象領域内に存在するか否かを判定する第2の判定手段と、
    この第2の判定手段によって肯定的な判定結果が得られた場合に、前記POIアイコン表示手段に対して、前記異なるブランドのPOIを前記ジャンル・ブランド該当POIに代替して表示されるべき代替POIとして設定して、当該代替POIのアイコンを前記判定対象領域に該当する前記地図上に重畳表示させるための制御を行うPOIアイコン表示制御手段と
    を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 現在地を特定する現在地特定手段を備え、
    前記地図表示領域は、前記現在地特定手段によって特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、
    前記判定対象領域は、前記特定された現在地が属する行政区画に隣接するとともに前記地図表示領域に少なくとも一部が含まれている他の行政区画の全域であり、
    前記記憶された地図情報に基づいて、前記地図表示領域に前記他の行政区画が含まれているか否かを判定する第3の判定手段を備え、
    前記第1の判定手段による判定は、前記第3の判定手段によって肯定的な判定結果が得られた場合に行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記他の行政区画は、進入予定の行政区画であること
    を特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記第3の判定手段は、目的地までの経路が設定されている場合には、当該経路の情報を判定に利用すること
    を特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記POI表示条件設定手段によって前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された際の前記特定された現在地を始点として、前記第3の判定手段による判定と、この第3の判定手段の判定結果に応じた前記第1の判定手段による判定と、この第1の判定手段の判定結果に応じた前記第2の判定手段による判定と、この第2の判定手段の判定結果に応じた前記POIアイコン表示制御手段による制御とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行うこと
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記行政区画は、都道府県であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  7. 現在地を特定する現在地特定手段を備え、
    前記地図表示領域は、前記現在地特定手段によって特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、
    前記判定対象領域は、前記地図表示領域であり、
    前記第1の判定手段による判定と、この第1の判定手段の判定結果に応じた前記第2の判定手段による判定と、この第2の判定手段の判定結果に応じた前記POIアイコン表示制御手段による制御とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  8. 地図上に重畳表示すべきPOIの条件を設定する第1のステップと、
    記憶装置に記憶された地図情報に基づいて、所定の地図表示領域に該当する地図を表示部に表示する第2のステップと、
    POIの位置、ジャンルおよびこのジャンルに属するブランドを少なくとも含む記憶装置に記憶されたPOI情報に基づいて、前記第1のステップにおいて設定された前記条件に該当する該当POIのアイコンを、前記第2のステップにおいて表示された前記地図上に重畳表示する第3のステップと
    を含むPOIアイコン表示方法であって、
    前記第1のステップにおいて前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記該当POIとしての前記設定されたジャンルおよびブランドに該当するジャンル・ブランド該当POIが所定の判定対象領域内に存在するか否かを判定する第4のステップと、
    この第4のステップにおいて否定的な判定結果が得られた場合に、前記記憶されたPOI情報に基づいて、前記設定されたジャンルに該当する前記設定されたブランドと異なるブランドの前記POIが前記判定対象領域内に存在するか否かを判定する第5のステップと
    を含み、
    前記第3のステップは、
    前記第5のステップにおいて肯定的な判定結果が得られた場合に、前記異なるブランドのPOIを前記ジャンル・ブランド該当POIに代替して表示されるべき代替POIとして設定して、当該代替POIのアイコンを前記判定対象領域に該当する前記地図上に重畳表示するステップであること
    を特徴とするPOIアイコン表示方法。
  9. 現在地を特定する第6のステップを含み、
    前記地図表示領域は、前記第6のステップにおいて特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、
    前記判定対象領域は、前記特定された現在地が属する行政区画に隣接するとともに前記地図表示領域に少なくとも一部が含まれている他の行政区画の全域であり、
    前記記憶された地図情報に基づいて、前記地図表示領域に前記他の行政区画が含まれているか否かを判定する第7のステップを含み、
    前記第4のステップにおける判定は、前記第7のステップにおいて肯定的な判定結果が得られた場合に行うこと
    を特徴とする請求項8に記載のPOIアイコン表示方法。
  10. 前記他の行政区画は、進入予定の行政区画であり、
    前記第7のステップは、目的地までの経路が設定されている場合に、当該経路の情報を利用した判定を行うステップであること
    を特徴とする請求項9に記載のPOIアイコン表示方法。
  11. 前記第1のステップにおいて前記ジャンルおよび前記ブランドが設定された際の前記特定された現在地を始点として、前記第7のステップにおける判定と、この第7のステップにおける判定結果に応じた前記第4のステップにおける判定と、この第4のステップにおける判定結果に応じた前記第5のステップにおける判定と、この第5のステップにおける判定結果に応じた前記第3のステップにおける前記代替POIのアイコンの重畳表示とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行うこと
    を特徴とする請求項9または請求項10に記載のPOIアイコン表示方法。
  12. 現在地を特定する第6のステップを含み、
    前記地図表示領域は、前記第6のステップにおいて特定された前記現在地の周辺の所定範囲の領域であり、
    前記判定対象領域は、前記地図表示領域であり、
    前記第4のステップにおける判定と、この第4のステップにおける判定結果に応じた前記第5のステップにおける判定と、この第5のステップにおける判定結果に応じた前記第3のステップにおける前記代替POIのアイコンの重畳表示とを、前記特定された現在地の変動にともなって繰り返し行うこと
    を特徴とする請求項8に記載のPOIアイコン表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017044546A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 領域案内システム、方法およびプログラム

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