JP6523644B2 - コンクリート養生シートおよびコンクリート施工方法 - Google Patents

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Description

この発明は、コンクリート型枠とともに用いることができるコンクリート養生シートおよびこのコンクリート養生シートを用いたコンクリート施工方法に関する。
特許文献1には、脱型後においてもコンクリートの養生期間を確保することができる型枠用コンクリート養生保持板を用いたコンクリート構造物の施工方法および型枠用コンクリート養生保持板が開示されている。具体的には、一定の間隔を保持して設置される型枠パネルの少なくとも一方の内面にコンクリート養生保持板を仮止めする工程と、前記型枠パネル内にコンクリートを打設し、養生する工程と、前記コンクリートの養生の途中でコンクリート養生保持板を残した状態で型枠パネルを取り外す工程を備え、前記残置したコンクリート養生保持板によってコンクリートの養生を継続させる。
特開2005-113372号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された方法では、コンクリート養生保持板である紙やシートを養生後のコンクリート構造物から剥がし、廃棄物として処理する必要がある。
この発明は、上記の事情に鑑み、コンクリート施工における廃棄物量を減らし、また、コンクリート養生シートを剥がすという作業を極力少なくできるコンクリート養生シートおよびコンクリート施工方法を提供することを課題とする。
この発明のコンクリート養生シートは、上記の課題を解決するために、コンクリート型枠の内側面に仮止めされて用いられ、当該コンクリート型枠内に打設されたコンクリートの表面に貼り付くコンクリート養生シートであって、土中において微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解される生分解性樹脂からなることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記コンクリート養生シートは土中において微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解されるので、例えば、当該コンクリート養生シートによって基礎コンクリートを養生する場合、このコンクリート養生シートが貼り付いたまま上記基礎コンクリートを土中に埋めることができる。したがって、上記コンクリート養生シートを基礎コンクリートから剥がす手間が省かれ、作業負担を軽減できる。さらに、上記コンクリート養生シートを廃棄しなくて済むので、廃棄物量を減らすことができる。また、上記基礎コンクリート以外の、例えば、柱等のコンクリートに貼り付いているコンクリート養生シートを剥がして、基礎コンクリートを土中に埋めるときに上記剥がしたコンクリート養生シートを埋めることでも、廃棄物量を減らすことができる。
上記コンクリート養生シートはカルボニル基を有する生分解性樹脂からなっていてもよい。上記カルボニル基を有すると、上記コンクリートとの間で比較的強い接着力を得ることが可能となる。したがって、建築現場の風等によって上記コンクリート養生シートが剥がれるおそれが少なくなり、コンクリート養生を確実に行うことができる。
互いに異なるコンクリート養生目的を有する複数の層が積層されていてもよい。コンクリート養生目的としては、保水目的、遮光目的、遮風目的、保温目的等がある。例えば、保水性に優れた層と保温性に優れた層を適用した場合には、保水性に優れ且つ保温性に優れたコンクリート養生シートとなる。1つの層に複数の養生目的を持たせるのは容易でないが、個々の層に独立した養生目的をもたせることは容易であり、低コスト化も図りやすい。
コンクリートの表面に貼り付く生分解性樹脂からなる第1層と、第1層とは異なるコンクリート養生目的を有し生分解性を有しない樹脂からなる第2層とが積層され、上記第2層が上記第1層から剥離可能であってもよい。これによれば、例えば、保水性に優れた第1層と保温性に優れた第2層を積層した場合には、保水性に優れ且つ保温性に優れたコンクリート養生シートとなる。そして、上記第2層だけを剥がして廃棄物として処理し、上記第1層は土中処分できるので、廃棄物量を減らすことができる。なお、積層は3層以上の複数層としてもよい。
上記第1層と上記第2層の接着力よりも、上記第1層と上記コンクリートの接着力が大であるのがよい。これによれば、上記第2層を引き剥がすときに第1層がコンクリートから同時に剥がされてしまう事態を防止できるので、作業性が向上する。
また、この発明のコンクリート施工方法は、コンクリート型枠の内面に上記いずれかのコンクリート養生シートを仮止めする工程と、上記コンクリート型枠内にコンクリートを打設して養生する工程と、上記コンクリートの養生の途中で上記コンクリート養生シートを残した状態で上記コンクリート型枠を取り外す工程と、上記残されたコンクリート養生シートによってコンクリートの養生を継続する工程と、を有することを特徴とする。
上記コンクリート施工方法において、基礎コンクリートをコンクリート養生シートが貼り付いたまま土中に埋めることとしてもよい。また、基礎コンクリート以外のコンクリートに貼り付いているコンクリート養生シートを剥がして、基礎コンクリートを土中に埋めるときに上記剥がしたコンクリート養生シートを埋めることとしてもよい。
また、この発明のコンクリート施工方法は、コンクリート型枠の内面に上記第1層と第2層からなるコンクリート養生シートを仮止めする工程と、上記コンクリート型枠内にコンクリートを打設して養生する工程と、上記コンクリートの養生の途中で上記コンクリート養生シートを残した状態で上記コンクリート型枠を取り外す工程と、上記コンクリート型枠を取り外す際または取り外した後に上記第2層を上記第1層から剥がす工程と、上記残された第1層によってコンクリートの養生を継続する工程と、を有することを特徴とする。
上記コンクリート施工方法において、基礎コンクリートを上記第1層が貼り付いたまま土中に埋めることとしてもよい。これによれば、上記第2層だけを剥がして廃棄物として処理し、上記第1層は土中処分できるので、廃棄物量を減らすことができる。
上記コンクリート施工方法において、基礎コンクリート以外のコンクリートに貼り付いている上記第1層を剥がして、基礎コンクリートを土中に埋めるときに上記剥がした上記第1層を埋めるようにしてもよい。これによれば、基礎コンクリート以外のコンクリートに貼り付いている上記第1層を廃棄物としないことで、廃棄物量を減らすことができる。
本発明であれば、コンクリート施工における廃棄物量を減らし、また、コンクリート養生シートを剥がすという作業を極力少なくできるという効果を奏する。また、コンクリート養生シートは、コンクリート打設時の型枠の養生を兼ねることができ、コンクリート養生シートを型枠内側に仮止めすることで、型枠の劣化を遅延させる効果が得られるので、型枠転用回数が大幅に増加し、型枠の原料となる森林の保護にもなる。
図1は本発明の一実施形態に係るコンクリート養生シートを用いたコンクリート施工方法を行うコンクリート型枠等を示した斜視図である。 図1のコンクリート型枠における一方の型パネルを型内側から見た説明図である。 図1のコンクリート施工方法で製作されたコンクリートの断面を示した断面図である。 同図(A)は、本発明の他の実施形態に係るコンクリート養生シートがコンクリートに貼り付いている状態を示した概略の断面図であり、同図(B)は、本発明の他の実施形態に係るコンクリート養生シートがコンクリートに貼り付いている状態を示した概略の断面図である。 図4(B)のコンクリート養生シートを用いたコンクリート施工方法を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示しているように、例えば、捨てコンクリート2上に、この実施形態にかかるコンクリート施工方法を実施するためのコンクリート型枠1が組み立てられる。上記コンクリート型枠1は、例えば、対向配置される型パネル11と、上記対向配置される上記型パネル11を一定間隔に保持するセパレータ12と、上記型パネル11に形成された孔11aに通された図示しないコーンの螺子部に螺合されて上記型パネル11を外側から押さえる商品名フォームタイ13と、上記フォームタイ13の軸部を上下から挟むように設けられた単管14とからなる。上記コーンの本体部はコンクリート型枠1内に位置する。また、上記単管14は、上記フォームタイ13によって上記型パネル11側に締め付けられる。
各型パネル11の内面には、図2にも示すように、両面粘着テープ3によってコンクリート養生シート4が仮止めされる。上記コンクリート養生シート4が予め仮止めされた型パネル11に対して、上記セパレータ12等の組み付けが行われ、上記コンクリート型枠1が完成される。上記セパレータ12が取り付けられるときには、上記孔11aと対応する箇所において、上記コンクリート養生シート4に孔が形成される。
上記コンクリート養生シート4は、上記コンクリート型枠1の各型パネル11の内側面に仮止めされて用いられ、当該コンクリート型枠1内に打設されたコンクリート5の表面に貼り付く。そして、上記コンクリート養生シート4は、土中において微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解される生分解性樹脂からなる。
この実施形態では、上記コンクリート養生シート4は、カルボニル基を有する生分解性樹脂からなる。カルボニル基を有する生分解性樹脂としては、芳香族ポリエステルのBASF社製の商品名エコフレックス (PBAT / Polybutylene Adipate Telephtalate copolymer / ポリブチレンアジペート・テレフタレート共重合体)、BASF社製の商品名エコバイオ(商品名エコフレックスとポリ乳酸のコンパウンド材料)がある。また、その他の材料としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)系材料等がある。もちろん、カルボニル基を有する生分解性樹脂は、上記のような樹脂に限られない。
この実施形態のコンクリート施工方法は、上記コンクリート型枠1の各型パネル11の内面に上記コンクリート養生シート4を、例えば、上記両面粘着テープ3によって仮止めする工程と、上記コンクリート型枠1内にコンクリート5を打設して養生する工程と、図3に示すように、コンクリート5の養生の途中で上記コンクリート養生シート4を残した状態で上記コンクリート型枠1を取り外す工程と、上記残されたコンクリート養生シート4によってコンクリート5の養生を継続する工程と、を備えている。上記コンクリート型枠1により製作される上記コンクリート5は、建物基礎となる基礎コンクリート5となるが、これに限らず、上記コンクリートには、柱や梁や壁となるコンクリートが含まれる。
そして、この実施形態では、さらに、上記基礎コンクリート5をコンクリート養生シート4が貼り付いたまま土中に埋めるようにしている。また、上記基礎コンクリート5以外のコンクリート5に貼り付いているコンクリート養生シート4を剥がして、基礎コンクリート5を土中に埋めるときに上記剥がしたコンクリート養生シート4を土中に埋めることもできる。
上記の構成であれば、上記コンクリート養生シート4は、微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解されるので、当該コンクリート養生シート4で基礎コンクリート5を養生する場合、このコンクリート養生シート4が貼り付いたまま上記基礎コンクリート5を土中に埋めることができる。したがって、上記コンクリート養生シート4を基礎コンクリート5から剥がす手間が省かれ、作業負担を軽減できる。さらに、上記コンクリート養生シート4を場外に廃棄しなくて済むので、廃棄物量を減らすことができる。また、上記基礎コンクリート5以外の柱等のコンクリート5に貼り付いているコンクリート養生シート4を剥がして、基礎コンクリート5を土中に埋めるときに上記剥がしたコンクリート養生シート4を埋めることでも、廃棄物量を減らすことができる。
ところで、上記残されたコンクリート養生シート4によってコンクリート5の養生を継続する工程おいては、現場の風等によって上記コンクリート養生シート4が剥がれてしまうと、コンクリート養生シート4が場外に飛散したり、コンクリート養生が不十分になるおそれがある。したがって、上記コンクリート養生シート4は比較的強く養生中の上記コンクリート5に貼り付いていることが望まれる。
上記カルボニル基を有する生分解性樹脂からなるコンクリート養生シート4は、比較的強く上記コンクリート5に貼り付いていることができるので、建築現場の風等によって剥がれるおそれが少なく、コンクリート養生を確実に行うことができる利点がある。この強い接着力は、コンクリート5の主成分であるセメントの材料(例:石灰石)とカルボニル基を有する生分解性樹脂とでの原子間における電気陰性度の差により、分子の間の引き合う力(分子間引力)が生じることで得られる。すなわち、コンクリート5の主成分である石灰石(CaCO3)のカルシウムイオン(Ca+)とカルボニル基(-CO-)を有する生分解性樹脂の酸素イオン (O2-)との電気陰性度の差による電荷の偏りが水素結合分子間引力を生じ、物理的相互作用が働くために、コンクリート5とコンクリート養生シート4が強く接着する。各元素の電気陰性度はCa (1.00), O (3.44)であり、元素の電気陰性度の差が大きい程、接着力が強くなる。
ここで、コンクリートに対する接着力について、ポリエチレン製シートからなる養生シートと比較すると、表1に示す比較結果が得られた。なお、打設したコンクリート5の調合は、表2に示す通りである。また、比較試験では、10x10x40cmの鋼製コンクリート用型枠の長側面および底面に養生シートを設置し、コンクリートを2層に分けて打設した。締固めは振動台により行った。打設面をコテで均した後、打設面をラップフィルムで覆い、水分の蒸発を防止した。そして、20℃の恒温室で7日間養生後、鋼製コンクリート用型枠を脱型し、長側面の養生シートの表面に40x40mmの接着試験用アタッチメントをエポキシ樹脂接着剤で接着した。接着剤が硬化後、アタッチメントに沿って養生シートにカッターナイフで切込みを入れ、建研式接着力試験機で接着力を測定した。


次に、他の実施形態について説明していく。図4(A)に示すように、この実施形態のコンクリート養生シート41は、互いに異なるコンクリート養生目的を有する第1層41aと、第2層41bが積層されてなる。第1層41aおよび第2層41bはともに生分解性樹脂からなる。そして、例えば、第1層41aは保水性に優れており、上記コンクリート5の表面に貼り付く。一方、第2層41bは保温性に優れており、各型パネル11の内面側に位置する。このように、上記コンクリート養生シート41は、保水性に優れ且つ保温性に優れた養生シートとなる。ここで、1つの層に複数の養生目的を持たせるのは容易でないが、個々の層に独立した養生目的をもたせることは容易であり、低コスト化も図りやすい。
次に、他の実施形態について説明していく。図4(B)に示すように、この実施形態のコンクリート養生シート42は、コンクリート5の表面に貼り付く生分解性樹脂からなる第1層42aと、この第1層42aとは異なるコンクリート養生目的を有し生分解性を有しない樹脂からなる第2層42bとが積層され、上記第2層42bが上記第1層42aから剥離可能になっている。例えば、第1層42aは保水性に優れており、上記コンクリート5の表面に貼り付く。一方、第2層42bは保温性に優れており、各型パネル11の内面側に位置する。このようにコンクリート養生シート42は、保水性に優れ且つ保温性に優れた養生シートとなる。1つの層に複数の養生目的を持たせるのは容易でないが、個々の層に独立した養生目的をもたせることは容易であり、低コスト化も図りやすい。なお、積層は3層以上の複数層としてもよい。
上記第1層42aと上記第2層42bの接着力よりも、上記第1層42aと上記コンクリート5の接着力の方が大きい。例えば、上記第1層42aと上記コンクリート5の接着力が、上記表1に示したように、0.88N/mm となるのであれば、上記第1層42aと上記第2層42bの接着力は、0.88N/mm よりも小さくされる。これによれば、上記第2層42bを引き剥がす作業で無理なく自然と当該第2層42bのみが剥がされることになる。すなわち、上記第2層42bを引き剥がすときに第1層42aがコンクリート5から同時に剥がされてしまう事態を防止できるので、コンクリート施工の作業性が向上する。なお、上記第2層42bを上記型パネル11の内面に接着する両面粘着テープ3の上記第2層42bに対する接着力は、上記第1層42aと上記第2層42bの接着力よりも小さくされる。
上記コンクリート養生シート42を用いたコンクリート施工方法は、図1を利用して説明すると、上記コンクリート型枠1の各型パネル11の内面に上記コンクリート養生シート42を、例えば、上記両面粘着テープ3によって仮止めする工程と、上記コンクリート型枠1内にコンクリート5を打設して養生する工程と、を有する。
そして、図5に示すように、上記コンクリート5の養生の途中で上記コンクリート養生シート42を残した状態で上記コンクリート型枠1を取り外す工程と、上記コンクリート型枠1を取り外す際または取り外した後に上記第2層42bを上記第1層42aから剥がす工程と、上記残された第1層42aによってコンクリートの養生を継続する工程と、を有する。
上記コンクリート施工方法において、基礎コンクリート5を上記第1層42aが貼り付いたまま土中に埋めることとしてもよい。これによれば、上記第2層42bだけを剥がして廃棄物として処理し、上記第1層42aは土中処分できるので、廃棄物量を減らすことができる。
また、上記コンクリート施工方法において、基礎コンクリート5以外のコンクリートに貼り付いている上記第1層42aを剥がして、基礎コンクリート5を土中に埋めるときに上記剥がした上記第1層42aを埋めるようにしてもよい。これによれば、基礎コンクリート5以外のコンクリート5に貼り付いている上記第1層42aを廃棄物としないことで、廃棄物量を減らすことができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 コンクリート型枠
11 型パネル
14 単管
2 捨てコンクリート
3 両面粘着テープ
4 コンクリート養生シート
41 コンクリート養生シート
41a 第1層
41b 第2層
42 コンクリート養生シート
42a 第1層
42b 第2層

Claims (7)

  1. コンクリート型枠の内側面に仮止めされて用いられ、当該コンクリート型枠内に打設されたコンクリートの表面に貼り付くコンクリート養生シートであって、土中において微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解される生分解性樹脂からなり、コンクリートの表面に貼り付く生分解性樹脂からなる第1層と、上記第1層とは異なるコンクリート養生目的を有し生分解性を有しない樹脂からなる第2層とが積層され、上記第2層が上記第1層から剥離可能であることを特徴とするコンクリート養生シート。
  2. 請求項1に記載のコンクリート養生シートにおいて、上記生分解性樹脂はカルボニル基を有する生分解性樹脂であることを特徴とするコンクリート養生シート。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンクリート養生シートにおいて、上記第1層と上記第2層の接着力よりも、上記第1層と上記コンクリートの接着力が大であることを特徴とするコンクリート養生シート。
  4. コンクリート養生シートをコンクリート型枠の内面に仮止めする工程と、上記コンクリート型枠内にコンクリートを打設して養生する工程と、上記コンクリートの養生の途中で上記コンクリート養生シートを残した状態で上記コンクリート型枠を取り外す工程と、上記残されたコンクリート養生シートによってコンクリートの養生を継続する工程と、基礎コンクリートを上記コンクリート養生シートが貼り付いたまま土中に埋める工程とを有しており、
    上記コンクリート養生シートとして、コンクリート型枠の内側面に仮止めされて用いられ、当該コンクリート型枠内に打設されたコンクリートの表面に貼り付くコンクリート養生シートであって、カルボニル基を有し、土中において微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解される生分解性樹脂を用い、
    上記生分解性樹脂のカルボニル基の酸素イオンと基礎コンクリートの主成分である石灰石のカルシウムイオンとの電気陰性度の差による電荷の偏りで水素結合分子間引力を生じさせることで、上記基礎コンクリートに上記コンクリート養生シートを強く接着させて上記養生継続の工程を行わせることを特徴とするコンクリート施工方法。
  5. コンクリート型枠の内面に請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコンクリート養生シートを仮止めする工程と、上記コンクリート型枠内にコンクリートを打設して養生する工程と、上記コンクリートの養生の途中で上記コンクリート養生シートを残した状態で上記コンクリート型枠を取り外す工程と、上記コンクリート型枠を取り外す際または取り外した後に上記第2層を上記第1層から剥がす工程と、上記残された第1層によってコンクリートの養生を継続する工程と、を有することを特徴とするコンクリート施工方法。
  6. 請求項に記載のコンクリート施工方法において、基礎コンクリートを上記第1層が貼り付いたまま土中に埋める工程を有することを特徴とするコンクリート施工方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載のコンクリート施工方法において、基礎コンクリート以外のコンクリートに貼り付いている上記第1層を剥がして、基礎コンクリートを土中に埋めるときに上記剥がした上記第1層を埋める工程を有することを特徴とするコンクリート施工方法。
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