JP6521772B2 - 搬送システム及びその制御方法、並びに台車及びその制御方法 - Google Patents

搬送システム及びその制御方法、並びに台車及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ムービングマグネット型リニアモータの台車上のアクチュエータを駆動する搬送システム及びその制御方法、並びに台車及びその制御方法に関するものである。
従来、生産装置の作業工程間においてワークを搬送する搬送装置としてリニアモータを用いた搬送装置が用いられている。各作業工程でワークに所定の加工が施された後、そのワークが搬送装置により次工程に順に搬送されるように構成されている。このような搬送装置において、工程によってワークの姿勢を変更する場合には、ワークの搬送途中もしくは作業工程にワークの姿勢を変更する装置が搬送システムと並設されている。このような搬送装置では、ワークの搬送途中あるいは搬送後に、ワーク姿勢変換装置によりワークの姿勢を変更して、次の搬送あるいは加工に移行するようにしていたため、広い設置スペースを確保する必要があるという問題があった。
そこで特許文献1では、ワークを支持するワーク台を案内部材に沿って移動させることによって、ワークの姿勢を変換する姿勢変換機構を設けるワーク搬送装置が提案されている。このワーク搬送装置は各工作機械の間に配設され、ワーク台と案内部材との間に設けられた姿勢変更機構によって、ワーク台の移動に伴いワークの姿勢を変更する。
特許文献2では、複数台の台車でワークを挟持し、搬送するシステムが提案されている。この搬送装置は、2つの台車でワークを挟み、この2つの台車のうち移動速度の遅い台車の速度に合わせて2つの台車を速度制御する。
特開2001−179568号公報 特公平7−86772号公報
しかしながら、特許文献1のワーク搬送装置は、工程毎にワーク搬送装置と並設して姿勢変換機構を設置する必要があり、広い設置スペースを確保する必要がある。特許文献2では、複数の台車を制御周期に同期してリアルタイムに検出、制御する必要があるので、ムービングマグネット型リニアモータを用いた搬送装置においては、搬送路上の全ての台車の位置情報を管理制御するシステムを構成する必要がある。このため、システムが複雑かつ大型化する問題があった。
本発明は、簡易な構成で小型化の可能な搬送システム及びその制御方法、並びに搬送システムを簡易な構成で小型化することができる台車及びその制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様による搬送システムは、複数のコイルが設けられた固定子と、前記固定子に沿って移動可能な台車と、前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車を駆動する台車駆動マグネットと、前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により、前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動する受力用マグネットを有する受力部と、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の他の態様による搬送システムの制御方法は、複数のコイルが設けられた固定子と、前記固定子に沿って移動可能な台車とを備える搬送システムの制御方法であって、前記固定子に設けられた前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車を駆動するステップと、前記複数のコイルから発生する磁力により、前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動するステップと、を有する。
上記目的を達成するために、本発明のさらに他の態様による台車は、複数のコイルが設けられた固定子に沿って移動可能な台車であって、前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車を駆動する台車駆動マグネットと、前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により、前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動する受力用マグネットを有する受力部とを有する。
上記目的を達成するために、本発明のさらに他の態様による台車の制御方法は、固定子に設けられた複数のコイルから発生する磁力により台車を駆動する台車駆動マグネットと、前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動する受力用マグネットとを有し、前記固定子に沿って移動可能な台車の制御方法であって、前記台車を駆動するため、前記複数のコイルによって、前記台車駆動マグネットに対して磁力を提供するステップと、前記アクチュエータを駆動するため、前記複数のコイルによって、前記受力マグネットに対して磁力を提供するステップと、を有する。
本発明によれば、1台の台車に、台車を駆動するための駆動部と、アクチュエータを駆動するための受力部とを設ける。これにより、台車で搬送するワークの姿勢を変更する機構を設置するためのスペースを確保することなく、搬送システムを簡易な構成で小型化することが可能になる。
本発明の第1の実施形態による搬送システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態による搬送システムの台車の構成を説明するための概略図である。 本発明の第1の実施形態による搬送システムのブロック図である。 本発明の第1の実施形態による搬送システムの台車の制御方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態による搬送システムの受力部の制御方法を説明するための概略図である。 本発明の第1の実施形態による搬送システムの受力部の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による搬送システムの受力部の制御方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態による搬送システムの受力部の制御方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態による搬送システムの台車の受力部の構成を示す部分拡大図である。 本発明の第4の実施形態による搬送システムの台車の構成を説明するための概略図である。 本発明の第4の実施形態による搬送システムの湾曲した形状の固定部を示す概略図である。 本発明の第5の実施形態による搬送システムの概略図である。 本発明の第6の実施形態による搬送システムの概略図である。 本発明の第7の実施形態による搬送システムの概略図である。 本発明の第8の実施形態による搬送システムを含む製造システムの概略図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態による搬送システム10について図面を参照して説明する。
図1は、ムービングマグネット型のリニアモータを用いた搬送システム10の全体構成を示す概略図である。搬送システム10は、複数の台車1、固定子としての固定部2、CPU100、駆動制御部101、電源部102、位置検出部103、105、及び電機子104を備えている。
固定部2は、並行して設けられた2つのガイド部2aを有している。2つのガイド部2aの内側のそれぞれには、台車1の移動方向に沿って、磁極鉄心にコイルを巻き付けた電機子104が設けられている。固定部2上では、台車1はガイド部2aに沿って移動可能となっている。
CPU(Central Processing Unit)100は、駆動制御部101と位置検出部103とに電気的に接続されている。CPU100は、台車1の位置情報に基づいて電流の指令値を演算し、駆動制御部101へ入力する。本実施形態の搬送システム10では、固定部2の電機子104のコイルに供給する駆動電流は、駆動制御部101によって個別に制御される。電機子104のコイルに移動磁界を発生させる電流を供給することによって、台車1が固定部2のガイド部2aに沿って移動する。電源部102は、電機子104のコイルに駆動電流を供給するための電源であり、全ての駆動制御部101に接続されている。位置検出部103は、所定の間隔で固定部2に取り付けられている。位置検出部103は、台車1の位置を検出し、位置情報をCPU100へ入力する。
本実施形態の台車1の構成について図2を用いて説明する。図2(a)は台車1の上面図、図2(b)は台車1の側面図、図2(c)は台車1の正面図である。なお、図1では、台車1の移動方向をX軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向、X軸方向及びZ軸方向に直交する方向をY軸方向とする。
台車1は、把持部4、姿勢変換部5、受力部6、力伝達部8、開口部9、ロッドエンド14、ガイド15、スケール16、ガイド17、マグネットプレート73、スケール76、及びマグネットプレート77をさらに備えている。把持部4は、姿勢変換部5を介して台車1上に設けられており、ワークを把持する。アクチュエータとしての姿勢変換部5は、ピニオンギア11、ラックギア12、及び軸受13を備えている。ピニオンギア11は、ラックギア12と噛み合うように軸受13に軸支され、把持部4を支持している。ラックギア12は、ガイド15上を移動可能に設置されている。軸受13は、台車1に取り付けられて支持されている。ガイド15は、台車1の移動方向と平行してX軸方向に延在して設置されている。ラックギア12がガイド15上を移動することにより、ピニオンギア11がラックギア12と噛み合って回転し、ピニオンギア11に支持されている把持部4が回転する。これにより、把持部4に把持されているワークの姿勢変更を行うことができる。
台車1側部には、その移動方向に沿って位置情報が記録されたスケール16が設けられている。固定部2には、台車1のスケール16を読取って台車1の位置情報を取得する位置検出部103がスケール16に対向するように、側面の所定の位置に設けられている。台車1の下部には、固定部2のガイド部2a内側に対向して設けられた可動子としての電機子104の間に位置するように、駆動部としての台車駆動マグネット71が設けられている。台車駆動マグネット71は、台車1の移動方向に沿って配置された複数のマグネットから構成され、マグネットプレート73に固定されている。台車駆動マグネット71を構成する複数のマグネットは、固定部2の電機子104に対向する両側のそれぞれに交互に異極が現れるように配置されている。
受力部6は、受力用マグネット72及びスケール76を備えている。受力部6は、開口部9を通ってZ軸方向に延在し、台車1上で力伝達部8に接続され、ガイド17に沿って移動可能に配置されている。ガイド17は、開口部9と平行にX軸方向に延在して設けられている。
受力用マグネット72は、マグネットプレート77に固定され、固定部2のガイド部2a内側に対向して設けられた電機子104の間に位置するように設けられている。受力用マグネット72と対向する位置の電機子104のコイルに電流を供給することで発生する移動磁界により、受力部6に台車1の移動方向と平行した力が発生する。
受力部6の下面にはスケール76が設けられている。位置検出部105は、固定部2の内側底面に、スケール76と対向する位置に設けられている。位置検出部105はスケール76を読み取ることによって受力部6の位置を検出する。なお、位置検出部105は台車1の停止位置に配置されていてもよいし、所定の間隔で配置されていてもよい。位置検出部105を所定の間隔で配置することによって、台車1を駆動しながら受力部6の移動制御を行うことができる。
力伝達部8は、ロッドエンド14を介してラックギア12と連結されている。受力部6がガイド17に沿って直線移動することに伴い力伝達部8がX軸方向に直線的に前進または後退し、ロッドエンド14を介してラックギア12がガイド15に沿って移動する。即ち、ラックギア12の位置が変化することによってピニオンギア11が回転し、把持部4に把持されたワークの姿勢が変化する。受力部6が姿勢変換部5の方向に移動することにより把持部4は時計周りの方向に傾き、受力部6が姿勢変換部5から遠ざかる方向に移動することにより反時計周りの方向に把持部4が傾く。開口部9は、台車1にガイド17と平行に、受力部6が移動可能に設けられている。受力部6が開口部9の長手方向両端にそれぞれ位置する場合に、開口部9は、把持部4が所定の位置まで傾斜可能な長さでX軸方向に延びて形成されている。
図3は、本実施形態のブロック図である。以下、図3を用いて詳細に説明する。CPU100は、位置FB(Feed Back)制御部100a、位置判定部100b、指令値生成部100c、駆動制御選択部100d、及びUVW変換部100eを有している。なお、CPU100は他の機能も有しているが、本実施形態では説明を省略する。
位置判定部100bは、台車1の位置及び受力部6の位置を確定する。詳しくは、位置検出部103、105からの位置情報を示す信号が位置判定部100bに入力され、位置判定部100bは、位置検出部103、105からの信号に基づき台車1及び受力部6の位置情報を確定する。
指令値生成部100cは、台車1及び受力部6の位置指令を生成し、位置FB制御部100aへ入力する。指令値生成部100cで生成される位置指令は、制御対象の台車1の目標位置となる。位置判定部100bに入力された信号が位置検出部103からの信号である場合には、指令値生成部100cは台車1の位置指令を生成する。位置判定部100bに入力された信号が位置検出部105からの信号である場合には、指令値生成部100cは受力部6の位置指令を生成する。
位置FB制御部100aは、位置判定部100bで確定した台車1の位置及び受力部6の位置と指令値生成部100cで生成される位置指令との比較を行い、その結果を制御情報としてUVW変換部100eに出力する。詳しくは、位置判定部100bで台車1の位置が確定した場合、位置FB制御部100aは台車1の位置と指令値生成部100cで生成される位置指令との比較を行い、台車1の制御情報としてUVW変換部100eに出力する。位置判定部100bで受力部6の位置が確定した場合、位置FB制御部100aは受力部6の位置と指令値生成部100cで生成される位置指令との比較を行い、受力部6の制御情報としてUVW変換部100eに出力する。UVW変換部100eは、制御情報に基づき位相の異なる3相交流指令値に変換し、駆動制御選択部100dに出力する。
駆動制御選択部100dは、位置判定部100bで確定した台車1の位置情報及び受力部6の位置情報から駆動電流を流す電機子104のコイルを選択し、選択したコイルに接続された駆動制御部101にCPU100からの指令値を入力する。詳しくは、位置判定部100bで台車1の位置が確定した場合、駆動制御選択部100dは、台車1の位置情報から駆動電流を流す電機子104のコイルを選択し、選択したコイルに接続された駆動制御部101に指令値を入力する。位置判定部100bで受力部6の位置が確定した場合、駆動制御選択部100dは、受力部6の位置情報から駆動電流を流す電機子104のコイルを選択し、選択したコイルに接続された駆動制御部101に指令値を入力する。
駆動制御部101は、電流FB(Feed Back)制御部101a、駆動アンプ部101b、及び電流検出部101cを有している。駆動制御部101は、電機子104にそれぞれ接続されている。図2(c)に示す互いに対向する位置に設けられているコイル104a及びコイル104bは、図3に示すように同一の駆動制御部101に接続されている。コイル104a及びコイル104bに駆動電流を流すことで励磁される磁極はそれぞれ交互に異極が現れるように、駆動制御部101及びコイル104a、104bが接続されている。
電流FB制御部101aは、CPU100から入力された指令値と、電流検出部101cが検出した電流値とを比較し、その結果に応じてコイル104a、104bに出力する電流の指令値を生成する。駆動アンプ部101bは、電流FB制御部101aから入力された指令値に基づき、コイル104a、104bに流す電流を制御する。電流検出部101cは、コイル104a、104bに流れる電流を計測し、その計測した電流値を電流FB制御部101aに入力する。このような電流フィードバック制御を行うことによって、台車1及び受力部6の応答性をさらに向上させることができる。
図4は、搬送システム10の台車1の制御方法を説明するための図である。図4(a)は、台車1の下部に設けられた台車駆動マグネット71と電機子104とのコイルの位置関係を模式的に示す図、図4(b)は台車1を位置POS1から位置POS2に移動させる場合に駆動電流を供給するコイルを示す表である。
電機子104において連続して配置された3つのコイルをそれぞれU相、V相、W相とし、各々120°位相の異なる3相交流電流を供給し、移動磁界を発生させる。これにより、電機子104と台車駆動マグネット71との間には電磁力が発生し、電磁力による駆動力を受けて台車1は移動する。CPU100は、台車1の位置情報と移動方向とに基づいて、3相交流電流を供給するコイル及び各相に供給する電流を演算し、駆動制御部101に入力する。駆動電流が供給されるコイルは、台車1の位置情報から駆動制御選択部100dで選択され、台車1の移動に合わせて順次切替制御が行われる。
例えば、台車1が位置POS1に位置していると判定される場合には、台車駆動マグネット71と対向するコイルbからコイルfに駆動電流が供給される。詳しくは、駆動制御部101は、コイルdにはU相、コイルb,eにはV相、コイルc,fにはW相の交流電流を供給する。台車1が位置POS1から位置POS2へ移動するまでに、図4(b)に示すように交流電流が供給されるコイル及び交流電流の相が台車1の位置に合わせて変化する。これにより、台車1が位置する電機子104と台車駆動マグネット71との間には電磁力が発生し、電磁力による駆動力を受けて台車1は位置POS2へ向かって移動する。
台車1の移動先の位置POS2では、台車駆動マグネット71のS極のマグネットがコイルjと対向する位置になるので、駆動電流が供給されるコイルは、コイルhからコイルlとなる。詳しくは、駆動制御部101は、コイルjにはU相、コイルh,kにはV相、コイルi,lにはW相の交流電流を供給する。このように、台車1の位置情報に応じて駆動電流を供給するコイルを切替えることで、台車1の移動制御を行うことができる。
図5は、受力部6の制御方法を説明する概略図である。図5を用いて、受力部6が移動することによって把持部4の姿勢の変化について説明する。把持部4が台車1の上面1aと平行な姿勢を0°とし、そのときの台車1と受力部6との間隔をL0とする場合、図5に示す把持部4の姿勢角θ1と、姿勢変換部5及び受力部6の間隔L1とは下記式1の関係となる。
L1=L0+K1×θ1・・・式1
式1において、K1はラックギア12及びピニオンギア11のピッチによって決まる係数であり、単位角度当りの受力部6の移動量を表している。なお、図5における間隔L1は、姿勢角が0°の場合における間隔を表している。把持部4が姿勢角θ1に傾く場合、間隔L1は把持部4の略中央部と受力部6との間隔になり、把持部4の姿勢に応じて間隔L1は変化する。
図6は、受力部6を移動させる場合のCPU100での処理を示すフローチャートである。図6を用いて受力部6の駆動制御について説明する。ステップS601では、CPU100は、受力部6の移動指令があるか否かを判定する。移動指令とは、把持部4の姿勢変更を行う必要がある場合の指令のことである。移動指令が存在する場合には(ステップS601:Yes)、CPU100はスケール76の読み取りについて判定する(ステップS602)。移動指令が存在しない場合には(ステップS601:No)、本フローチャートを終了する。
ステップS602では、CPU100は、受力部6の下側に設けられているスケール76が位置検出部105で読取り可能であるか否かを判定する。スケール76が読取可能である場合には(ステップS602:Yes)、姿勢変換部5と受力部6との間隔L1を算出する(ステップS603)。スケール76が読取可能でない場合には(ステップS602:No)、スケール76が位置検出部105によって読取可能な位置に移動するまで待機する。ステップS603では、CPU100は、式1を用いて姿勢変換部5と受力部6との間隔L1を算出する。式1の姿勢角θ1は、図示しないメモリに記憶されている値を用いてもよいし、メモリに記憶されている姿勢角を0°としたときのピニオンギア11の位置からの移動量により算出してもよい。これにより、把持部4の姿勢が判る。
ステップS604では、CPU100は、把持部4の変化させたい姿勢角から算出した指令値LSとステップS603で算出した間隔L1をCPU100で比較を行う。指令値LSが間隔L1と等しい場合には(ステップS604:Yes)、CPU100は受力部6を静止させる(ステップS606)。指令値LSが間隔L1と異なる場合には(ステップS604:No)、CPU100は受力部6の移動方向を判定する(ステップS605)。
ステップS605では、CPU100は、受力部6の移動方向を判定する。詳しくは、CPU100は、間隔L1が指令値LSよりも大きいか、または小さいかを判定し、受力部6を移動させる方向を判定する。間隔L1が指令値LSよりも大きい場合には、把持部4の姿勢は変化させたい姿勢角よりも大きく変化しているため、把持部4の姿勢は受力部6側に向かって変化する必要がある。間隔L1が指令値LSよりも小さい場合には、把持部4の姿勢は変化させたい姿勢角よりも小さく変化しているため、把持部4の姿勢は受力部6とは反対側に向かって変化する必要がある。
ステップS606では、CPU100は、受力用マグネット72と対向するコイルに所定の電流を供給する。詳しくは、CPU100は、受力部6を移動させる場合には、ステップS605にて判定された移動方向に受力部6を移動させる所定の電流を供給する。これにより、受力部6は判定された方向に移動する。受力部6を静止させる場合には、CPU100は受力用マグネット72と対向するコイルに受力部6を静止させる所定の電流を供給する。これにより、受力部6は静止する。詳細については図7(a)及び図7(b)にて説明する。
図7は、搬送システムの受力部の制御方法を説明する図である。図7(a)は、台車1の下部に設けられた受力用マグネット72と電機子104のコイルの位置関係を示す概略図である。図7(b)は、受力部6を移動または静止させる場合に駆動電流が供給されるコイルを示した表であり、供給した駆動電流によってコイルに励磁される磁極を示している。
受力部6では、受力用マグネット72の1極のリニアパルスモータを移動させる方法で、CPU100の位置判定部100bで確定された受力部6の位置情報に基づき駆動電流を供給するコイルが選択される。選択されたコイルにパルス状の電圧を印加することによって受力部6を駆動させる。
図7(a)に示すように、受力部6がコイルh及びコイルiに対向する位置にある場合に受力部6を+方向に移動させるためには、コイルhにN極、コイルiにS極が励磁される電流を供給する。これにより、受力部6はコイルiに対向する位置に移動する。受力部6をさらに+方向に移動させる場合には、コイルiにN極、コイルjにS極が励磁される電流を供給することによって、受力部6はコイルi及びコイルjに対向する位置に移動する。
コイルi及びコイルjに対向する位置で受力部6を静止させる場合には、コイルiにS極、コイルjにS極が励磁される電流を供給する。これにより、受力部6はコイルi及びコイルjに対向する位置で静止する。
受力部6がコイルh及びコイルiに対向する位置にある場合に受力部6を−方向に移動させるためには、コイルhにS極、コイルiにN極が励磁される電流を供給する。これにより、受力部6はコイルhに対向する位置に移動する。
受力部6がコイルiに対向する位置にある場合に受力部6を−方向に移動させるためには、コイルhにS極、コイルiにN極が励磁される電流を供給する。これにより、受力部6はコイルh及びコイルiに対向する位置に移動する。
コイルiに対向する位置で受力部6を静止させる場合には、コイルiにS極が励磁される電流を供給する。これにより、受力部6はコイルiに対向する位置で静止する。
このように、受力部6の位置に応じて駆動電流を供給するコイルを切替えることによって、受力部6の移動制御を行うことができる。また、CPU100からの指令値に応じて台車1を駆動するためにコイルと、受力部6を駆動するためのコイルを個別に制御することができるため、台車1の駆動状態に関係すること無く把持部4の姿勢の制御を行うことができる。
このように、本実施形態では、台車1において力伝達部8及びロッドエンド14を介して姿勢変換部5に力を印加する受力部6を設けている。これにより、1台の台車1で受力部6の移動に伴う力を力伝達部8を介して姿勢変換部5に伝達することができるので、把持部4の姿勢変更のための装置を設ける必要はなく、搬送システム10を簡易な構成で小型化することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、第1の実施形態に対し、受力部6を2つのマグネットで構成している点が異なっている。第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図8は本実施形態による受力部6の制御方法を示す図である。図8(a)は、本実施形態による台車1の下部に設けられた受力用マグネット72と電機子104のコイルの位置関係を示す概略図である。図8(b)は、受力部6を移動または静止させる場合に駆動電流が供給されるコイルを示しており、供給した駆動電流によってコイルに励磁される磁極を示している。
図8(a)に示すように、受力用マグネット72はN極とS極の2個のマグネットを有している。受力用マグネット72を2つのマグネット72a、72bで構成することにより、受力部6が得られる力は1つのマグネットで構成される場合よりも増大する。これにより、台車1が搬送するワークの質量が増加し、把持部4の姿勢を変更するために必要な力が増える場合でも容易に対応することができる。
図8(a)に示すように、受力用マグネット72のN極のマグネット72aがコイルh、iに対向し、S極のマグネット72bがコイルjに対向している場合に、受力部6を+方向に移動させるためには次のように電流を供給する。即ち、コイルhにN極、コイルiにS極、コイルkにN極が励磁される電流を供給する。これにより、受力部6は受力用マグネット72におけるN極のマグネット72aはコイルiに対向する位置に移動する。
さらに+方向に受力部6を移動させる場合には、コイルiにN極、コイルjにS極、コイルlにN極が励磁される電流を供給する。これにより、受力用マグネット72におけるN極のマグネット72aがコイルi及びコイルjに対向する位置に受力部6は移動する。N極のマグネット72aがコイルi及びコイルjに対向する位置で受力部6を静止させる場合には、コイルiにS極、コイルjにS極、コイルkにN極が励磁される電流を供給する。これにより、N極のマグネット72aがコイルi及びコイルjに対向する位置で受力部6は静止する。
このように、本実施形態では、受力用マグネット72を複数有することにより、ワークの質量が増加する場合でも容易に姿勢変更することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、第1の実施形態に対し、力伝達部8の動きを制限するロック部を設けた点が異なっている。第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、本実施形態による受力部6の部分拡大図である。図9(a)は台車1の上面図、図9(b)は台車1の側面図である。図9(a)、図9(b)に示すように、台車1には受力部6の移動方向に沿って力伝達部8の両端側に、ロック部80a、80bの間に力伝達部8が配置されるように、一対のロック部80a、80bが取り付けられている。ロック部80aは、ストッパ81a、固定用マグネット82a、及び位置調整ねじ83aを備えている。ロック部80bは、ストッパ81b、固定用マグネット82b、及び位置調整ねじ83bを備えている。
ストッパ81aは台車1上の把持部4側の開口部9の開口端近傍に取り付けられ、ストッパ81bはストッパ81aと対向し、開口部9の開口端近傍に取り付けられる。固定用マグネット82a、82bは、固定用マグネット82a、82bの間に力伝達部8が配置されるように取り付けられている。固定用マグネット82a、82bの位置は、調整部としての位置調整ねじ83a、83bを回すことで調整可能となっており、力伝達部8の固定する位置を所望の位置で調整することができる。これにより、把持部4の姿勢角を作業工程で必要とされる角度に調整することが可能となる。
受力部6が第1の実施形態で説明した方法で移動することにより、力伝達部8は受力部6と共に移動する。移動した力伝達部8が固定用マグネット82aまたは固定用マグネット82bに接触することによって、受力部6の移動及び力伝達部8の移動を制限し、力伝達部8の移動を制限することによって、ラックギア12の位置を固定することができる。
力伝達部8はロッドエンド14を介してラックギア12に接続されているので、力伝達部8の位置が固定されることによってラックギア12の移動も制限されるので、把持部4の姿勢角が固定される。また、力伝達部8が磁性体で構成されている場合には、力伝達部8は、固定用マグネット82aまたは固定用マグネット82bに接近することによって、固定用マグネット82aまたは固定用マグネット82bの磁力で吸引され、力伝達部8の位置が固定される。
このように、本実施形態では、電機子104のコイルに受力部6を静止させるための電流を供給することなく力伝達部8の位置を固定できるので、把持部4の姿勢角を所望の角度で固定することが可能となる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、第1の実施形態に対し、台車駆動マグネット471及び受力用マグネット472と固定部2との構成、並びに台車401の位置検出及び受力部6の位置検出を同じ位置検出部103で行う点が異なっている。第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施形態による搬送システムを示す概略図である。図10(a)は上面図、図10(b)は側面図、図10(c)は正面図である。固定部2は、位置検出部103、電機子104、及びガイドレール118を備えている。位置検出部103は、所定の間隔毎に固定部2に複数備えられている。ガイドレール118は、固定部2の先端部及び当該先端部から所定距離離れたガイドローラ117の位置に対応して形成されている。
台車401は、マグネットプレート402を備えている。マグネットプレート402は、台車401の鉛直方向下側に取り付けられている。マグネットプレート402は、U字形状であり、ガイド部411、第1の取付部412、及び第2の取付部413を備えている。ガイド部411は、内壁に複数のガイドローラ117を備えている。ガイドローラ117は、固定部2に設けられた2つのガイドレール118に沿って、ガイドレール118の鉛直方向上下にそれぞれ取り付けられており、台車401はガイドレール118に沿って移動可能である。
第1の取付部412は、ガイド部411の上部から台車401に沿って延在し、台車401の端部よりも外側に突出している。第2の取付部413は、ガイド部411の下部から第1の取付部412と平行に延び、第1の取付部412よりも突出している。第1の取付部412及び第2の取付部413は1対の台車駆動マグネット471を複数対備え、1対の台車駆動マグネット471は固定部2の電機子104に対向して第1の取付部412及び第2の取付部413にそれぞれ配置されている。第2の取付部413には、固定部2の位置検出部103と対向する位置にスケール16が取り付けられている。
受力部6は、マグネットプレート403を備えている。マグネットプレート403は、台車401の鉛直方向下側に取り付けられている。マグネットプレート403は、図10(c)に示すマグネットプレート402と同様の形状である。マグネットプレート403の第1の取付部421及び第2の取付部422は、固定部2の電機子104と対向する位置にそれぞれ受力用マグネット472を備えている。第2の取付部422は、固定部2の位置検出部103と対向する位置にスケール76が取り付けられている。これにより、台車401の位置検出及び受力部6の位置検出を同じ位置検出部103によって検出することができる。
図10(b)に示すように、固定部2は、対向して配置された1対の台車駆動マグネット471の間に配置されている。固定部2は、対向して配置された1対の受力用マグネット472の間に配置されている。図10においては、固定部2及びガイドレール118は直線状となっているが、図11に示すように台車の進行方向に対して湾曲した形状に構成することもできる。
図11は、湾曲した形状の固定部2を示す概略図である。図11に示すように、台車401は電機子104を有する固定部2を台車駆動マグネット471及び受力用マグネット472でそれぞれ挟む構成になっているため、台車駆動マグネット471及び受力用マグネット472は電機子104と接触しない。電機子104のコイルは直線状の固定部2の場合と同様に列設され、位置検出部103はスケール16及びスケール76を読取ることができる位置に、所定の間隔毎に設けられている。これにより、台車401の駆動状態に関係なく受力部6の移動制御を行うことができるので、台車401を移動制御しながら把持部4の姿勢制御を行うことができる。
このように、本実施形態では、台車401の台車駆動マグネット71及び受力用マグネット72が電機子104を挟むように構成されているので、固定部2が湾曲している場合でも滑らかに台車401を移動制御することができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、第1の実施形態に対して受力部6を2つ設けた点が異なっている。第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本実施形態による搬送システムの台車の構成を示す概略図である。図12(a)は上面図、図12(b)は側面図、図12(c)は正面図である。図12に示すように、台車501は、ワーク固定部505、受力部506、力伝達部508、ロッドエンド514、及びガイド515、520を備えている。受力部6、506は、把持部4の両側にそれぞれ配置されている。受力部506は受力用マグネット572を備えている。台車501には開口部519が設けられており、受力部506は、開口部519を通って、力伝達部508に接続されている。
受力用マグネット572は、マグネットプレート577に固定され、固定部2のガイド部2a内側に対向して設けられた電機子104の間に位置するように設けられている。
ワーク固定部505は、突き当て部509、ガイドローラ517、ガイド部518、軸受513、ボールねじ516、ピニオンギア11、及びラックギア12を備えている。受力部6はワーク固定部505に取り付けられている。
受力部506は、台車501の移動方向と平行して設置されたガイド520に沿って開口部519内を直線移動する。力伝達部508は、ロッドエンド514を介してラックギア512と連結され、受力部506が電機子104で発生した移動磁界により力を受け、ガイド520に沿って直線移動する。これによって、ラックギア512がガイド515に沿ってX軸方向に移動し、ラックギア512の位置が変化する。ピニオンギア511は、軸受513及びボールねじ516を介してラックギア512と噛み合うように配置されている。ピニオンギア511は、ラックギア512がX軸方向に移動することによって回転可能にボールねじ516及び軸受513に支持されている。
突き当て部509は、ボールねじ516のナットに接続され、ガイド部518のガイド孔518aに対応する位置にガイドローラ517が突出して設けられている。ガイドローラ517は、ガイド孔518aに沿ってスライド可能に配置されている。ボールねじ516が回転することによって、突き当て部509に取り付けられたガイドローラ517がガイド孔518aに沿って移動する。突き当て部509の先端部は、把持部4に把持されているワーク510に対向する位置に設けられている。
受力部506を第1の実施形態と同様の駆動方法で移動させて突き当て部509をワーク510の方向へ移動させる制御について説明する。電機子104により発生した移動磁界により受力部506が移動することによって力伝達部8がガイド520に沿って直線移動し、ロッドエンド514を介してラックギア512がガイド515に沿って移動する。ラックギア512の移動に伴いピニオンギア511が回転し、ボールねじ516を介して突き当て部509をワーク510の方向へ移動させる。これにより、突き当て部509がワーク510と当接してワーク510を把持部4に突き当て、ワーク510の位置決めを行うと共に、ワーク510の位置を固定する。なお、本実施形態において、図6のステップS603で算出する距離L1は式1によって求められ、式1のθ1は、ラックギア512の回転角となる。
次に、突き当て部509をワーク510から離間させる移動制御について説明する。電機子104により発生した移動磁界により受力部506が移動する。この場合に受力部506が移動する方向は、突き当て部509をワーク510に向かって移動させる場合とは反対方向である。受力部506が移動することによって力伝達部508がガイド520に沿って直線移動し、ロッドエンド514を介してラックギア512がガイド515に沿って移動する。ラックギア512の移動に伴いピニオンギア511が回転し、ボールねじ516を介して突き当て部509をワーク510から離間する方向へ移動させる。これにより、突き当て部509によるワーク510の固定が解除される。
このように、本実施形態では、受力部506及びワーク固定部505を設け、受力部506の移動によってワーク固定部505が作動し、ワーク510の位置決め及び固定並びにワーク510の固定の解除を制御する。これにより、作業工程側にワーク510の位置決め制御を行う機構を別途設ける必要はなく、搬送システムを簡易で小型化することができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態に係る搬送システムについて図面を参照して説明する。本実施形態は、第1の実施形態に対して昇降機構を備えた点が異なっている。第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、本実施形態による搬送システムの概略図である。台車601は、姿勢変換部605を備えている。姿勢変換部605は、固定体602、ガイド603、ピニオンギア611、ラックギア612、及び支持体607を備えている。固定体602は台車601上に立設し、支持体607に面する上部にガイド603が設けられている。ガイド603は、支持体607を上下に移動可能に支持しており、支持体607の上下移動を案内する。支持体607は、ピニオンギア611の回転に伴いラックギア612上を移動可能なように、ラックギア612に取り付けられている。
ピニオンギア611は、支持体607に軸支されている。ラックギア612は、ロッドエンド14に接続し、力伝達部8の直線移動によりロッドエンド14を介してガイド15に沿って台車601の移動方向に移動可能である。ラックギア612は台形に形成され、傾斜面612aにピニオンギア611と噛み合う溝が形成されている。支持体607上には把持部4が設けられている。
受力部6が移動することにより力伝達部8はガイド17に沿ってX軸方向に移動し、ロッドエンド14を介してラックギア612がガイド15に沿ってX軸方向に直線移動する。ラックギア612の移動によってピニオンギア611はラックギア612の傾斜面612aをZ軸方向に動き、支持体607はガイド603に沿ってZ軸方向に移動し、ワーク610が上昇または下降する。ピニオンギア611がラックギア612の傾斜面612aを下る方向(−Z軸方向)に動くことによりワーク610は下降し、ピニオンギア611がラックギア612の傾斜面612aを上る方向(+Z軸方向)に動くことによりワーク610は上昇する。
このように、本実施形態では、受力部6の移動に伴いラックギア612を移動させ、ピニオンギア611がラックギア612と噛み合いながら傾斜面612aを動くことによって、ワーク610を上下方向に姿勢変更することができる。
[第7の実施形態]
本発明の第7の実施形態による搬送システムについて図面を参照して説明する。本実施形態では、第3の実施形態の搬送システムについて、第1の実施形態の姿勢変換部に第6の実施形態の昇降機構を組み合わせた点が異なっている。第1、第3、及び第6の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、本実施形態による搬送システムの概略図である。台車701は、受力部506、力伝達部508、ガイド520、第1の姿勢変換部721、及び第2の姿勢変換部722を備えている。第1の姿勢変換部721は、固定体602、ガイド603、支持体607、ピニオンギア611、ラックギア612、及びガイド707を備えている。ガイド707は、支持体607の上面に設けられている。第2の姿勢変換部722は、固定体702、及びブラケット705を備えている。固定体702は、ロッドエンド14を介して力伝達部8に接続し、受力部6がガイド17に沿ってX軸方向に移動すると、ガイド15に沿ってX軸方向に移動する。
固定体702の上端部には、溝カム703が形成されている。ブラケット705には、端部705aに溝カム703に案内されるカムフォロワ704が形成されている。ブラケット705の端部705bの上面には、ラックギア12が取り付けられている。ブラケット705は、ガイド707に沿ってX軸方向に移動可能である。軸受13には、ラックギア12と噛み合う位置にピニオンギア11が取り付けられている。
受力部6が移動することにより力伝達部8がX軸方向に直線移動すると、ロッドエンド14を介して固定体702がガイド15に沿ってX軸方向に直線移動する。これにより、ブラケット705はガイド707に沿ってX軸方向に移動し、ラックギア12がX軸方向に移動することによってピニオンギア11が回転することにより、把持部4がX軸方向に傾き、ワーク710がX軸方向に傾く。
受力部506が移動することにより力伝達部508がX軸方向に直線移動すると、ロッドエンド514を介してラックギア612がX軸方向に直線移動する。これにより、ピニオンギア611はラックギア612の傾斜面612a上を動き、支持体607は上昇または下降する。支持体607の上昇または下降に伴い、カムフォロワ704が溝カム703内を移動し、ブラケット705は支持体607と同じ方向に移動する。
このように、本実施形態では、台車701にワーク710の昇降を行う第1の姿勢変換部721及びワーク710の姿勢変更を行う第2の姿勢変換部を備えている。これにより、ワーク710の昇降及び姿勢変更のための機構を作業工程毎に設ける必要はなく、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第8の実施形態]
本発明の第8の実施形態による搬送システム10を含む物品の製造システム800について説明する。図15は、本実施形態による搬送システムを含む製造システムの概略図である。物品の製造システム800は、第1の実施形態に係る搬送システム10と、第1の加工装置801、及び第2の加工装置802とを有している。製造システム800は、第1の加工装置801及び第2の加工装置802間のワーク811の搬送を行う。本実施形態において物品とは、ワーク811を加工することによって得られる製品のことである。なお、製造システム800が有する加工装置801、802の数は、これに限られない。
製造システム800による物品の製造方法について説明する。CPU100は、位置検出部103から取得した台車1の位置情報と、台車1の位置指令とに基づいて台車1を第1の加工装置801に搬送する。第1の加工装置801において、第1の実施形態で説明したように受力部6の移動制御が行われる。これにより、ワーク811の姿勢は第1の加工装置801の方向へ傾き、第1の加工装置801はワーク811に対して加工処理を行う。
第1の加工装置801での加工終了後、CPU100は、位置検出部103から取得した台車1の位置情報と、台車1の位置指令とに基づいて台車1を第2の加工装置802に搬送する。第2の加工装置802において受力部6の移動制御が行われる。これにより、ワーク811の姿勢は第2の加工装置802の方向へ傾き、第2の加工装置802はワーク811に対して加工処理を行う。最終的に、物品812として製品が製造される。
このように、本実施形態では、第1の実施形態による搬送システム10により、加工処理に応じて台車1に載置されているワーク811の姿勢を変更して物品812を製造する。これにより、製造システム800の小型化及び簡易化を実現することができる。
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、受力部が得た力を姿勢変換部に伝えることにより、ワークの姿勢角の変更、ワークの位置決め、ワークの昇降について説明したが、姿勢変換部の変換形態はこれに限定されるものではない。また、上記各実施形態で説明した姿勢変換部の作動に限らず、ラックギアの動作をワークのY軸方向やZ軸方向の動作に変換する変換機構と組み合わせて構成しても良い。
また、第5の実施形態では受力部を2か所設け、ワークの姿勢変換とワークの位置決め及び固定とその解除機構の2軸の動作を行ったが、さらに受力部を設け、動作の可能な軸を増やし、その動作を変換する機構を追加しても良い。また、第3の実施形態では、力伝達部8を固定するために、ロック部80aに固定用マグネット82aを設けているが、力伝達部8を固定できればこれに限られない。
1、401、501、601、701 台車
2 固定部
104 電機子
5 姿勢変換部
11 ピニオンギア
12 ラックギア
14 ロッドエンド
6 受力部
8 力伝達部
71 台車駆動マグネット
72、572 受力用マグネット

Claims (17)

  1. 複数のコイルが設けられた固定子と、
    前記固定子に沿って移動可能な台車と、
    前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車を駆動する台車駆動マグネットと、
    前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により、前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動する受力用マグネットを有する受力部と、
    を備えることを特徴とする搬送システム。
  2. 前記固定子は、前記台車及び前記受力部の位置を検出する位置検出部を複数備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記受力部は複数の前記受力用マグネットを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送システム。
  4. 前記受力部は、前記台車駆動マグネットに対して相対的に移動可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送システム。
  5. 前記台車は、前記受力部の移動を制限するロック部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の搬送システム。
  6. 前記ロック部は、前記受力部を固定するマグネットの位置を調整する調整部を備えることを特徴とする請求項5に記載の搬送システム。
  7. 1対の前記台車駆動マグネットが、前記コイルを介して対向して配置され、
    前記台車は、複数対の前記台車駆動マグネットを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の搬送システム。
  8. 前記台車は、複数の前記受力部を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の搬送システム。
  9. 前記アクチュエータは、前記台車上のワークの姿勢を変更する変更機構を駆動することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の搬送システム。
  10. 前記変更機構は、前記ワークの昇降機構を備えることを特徴とする請求項9に記載の搬送システム。
  11. 複数のコイルが設けられた固定子と、前記固定子に沿って移動可能な台車とを備える搬送システムの制御方法であって、
    前記固定子に設けられた前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車を駆動するステップと、
    前記複数のコイルから発生する磁力により、前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動するステップと、
    を有することを特徴とする搬送システムの制御方法。
  12. 請求項11に記載の搬送システムの制御方法によって制御される台車を用いた物品の製造方法であって、
    前記台車に載置されている物品に対して所定の工程を行い、物品を製造するステップを有する物品の製造方法。
  13. 複数のコイルが設けられた固定子に沿って移動可能な台車であって、
    前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車を駆動する台車駆動マグネットと、
    前記台車に設けられるとともに、前記複数のコイルから発生する磁力により、前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動する受力用マグネットを有する受力部とを有することを特徴とする台車。
  14. 前記台車駆動マグネットと前記受力用マグネットとの相対的な距離が変更可能であることを特徴とする請求項13に記載の台車。
  15. 前記アクチュエータは、前記台車上のワークの姿勢を変更する変更機構を駆動することを特徴とする請求項13または14に記載の台車。
  16. 前記変更機構は、前記ワークの昇降機構を備えることを特徴とする請求項15に記載の台車。
  17. 固定子に設けられた複数のコイルから発生する磁力により台車を駆動する台車駆動マグネットと、前記複数のコイルから発生する磁力により前記台車上のワークの姿勢を変更するためのアクチュエータを駆動する受力用マグネットとを有し、前記固定子に沿って移動可能な台車の制御方法であって、
    前記台車を駆動するため、前記複数のコイルによって、前記台車駆動マグネットに対して磁力を提供するステップと、
    前記アクチュエータを駆動するため、前記複数のコイルによって、前記受力用マグネットに対して磁力を提供するステップと、
    を有することを特徴とする台車の制御方法。
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