JP6521716B2 - 浸透器を備えるマンホール壁の製造方法 - Google Patents

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本発明は、浸透器を備えるマンホール壁の製造方法に関するものである。
マンホール内からマンホール設置周囲の地中に水を浸透させるようにした浸透マンホールは、マンホールの側壁や底体壁に貫通孔を設け、マンホール周囲に砕石等による透水層を形成し、マンホール内の水を地中に浸透させる構造となっている。そして、透水層がマンホール内に流入した泥土や塵埃等による目詰りを起さないように、通常、貫通孔にフィルターを収納した浸透器が設置されている。
浸透器に収納されたフィルターは、目詰りを起こした場合、フィルターをマンホール内側から取外して洗浄または交換することができる構造となっている(特許文献1)。
マンホールの側壁に設けられる浸透器は、通常、フィルターが収納される有底筒体、フィルターおよび蓋体からなり、フィルターが浸透器から脱落しないようになっている。有底筒体の底部および蓋体にはマンホール内の水が通過できる流通孔が形成されている。図8に浸透器が側壁に設けられた浸透マンホールを示した。
マンホールは型枠の外型と内型の間にコンクリートを打ち込んで製造されるが(特許文献2)、マンホールの全部を型枠にコンクリートを打ち込んで製造するものやマンホール各部を予めブロック体として製造しておき、これを積み上げて、マンホールを製造するものがある。
従来、図8に示すように、コンクリートの側壁に浸透器を設ける場合、マンホールの側壁に貫通孔を設け、そこに浸透器を装填していた。この図で、1はマンホール、2は底体、3はマンホール壁(ブロック体)、4はマンホール蓋、5は上部ブロック体、6は貫通孔、7が貫通孔に設けられた浸透器である。
このように、従来のやり方では、マンホールの側壁に浸透器を設置するための貫通孔を形成する工程を必要とした。また、浸透器が土圧などの圧力により、貫通孔から離脱することもあった。さらに、マンホールには径の異なるものや厚みの異なるものがあり、設置する浸透器の形や大きさがマンホール毎に異なる場合があった。
特開2005−307464号公報 実開平5−29706号公報
本発明は、従来の技術が有する上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浸透マンホールの製造工程を簡素にして、しかも浸透器を強固にマンホール壁に設置することができる製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
[1]有底筒体と蓋体とからなり内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法において、
(a)有底筒体の底部を弾性体のアタッチメントで覆い、かつ有底筒体の筒部に装入される筒状の押さえ治具の一方の端部に弾性体のゴムパッキンを装着すると共に、アタッチメント、有底筒体、押さえ治具およびゴムパッキンの順に配置して、アタッチメントをマンホール壁成型枠の外型に接触させ、かつ前記ゴムパッキンをマンホール壁成型枠の内型に接触させ、該外型と該内型とにより、アタッチメント、有底筒体、押さえ治具およびゴムパッキンを締め付けた状態でコンクリートを打ち込み成型する工程、
(b)前記外型と前記内型とを脱型し、次いで、前記アタッチメント、前記ゴムパッキンおよび前記押さえ治具とを取り外す工程、
(c)前記有底筒体にフィルターを収納した後に蓋体を装着する工程、
の上記(a)〜(c)の工程を含むことを特徴とする、内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
[2]前記の(a)の工程において、ゴムパッキンが装着された押さえ治具を、マンホール壁成型枠の内型の表面に取り付けた磁石体に掛けて、アタッチメント、有底筒体、押さえ治具およびゴムパッキンの順に配置することを特徴とする、[1]に記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
[3]前記有底筒体が底部につば部を有することを特徴とする、[1]又は[2]に記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
[4]前記押さえ治具が把持部を有することを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
[5]前記アタッチメントが中央部に窪みを有し、マンホール壁成型枠の外型には該アタッチメントの窪み側が接触することを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
本発明では、マンホール壁成型時に、浸透器の有底筒体を埋め込んだ状態で、マンホール壁を成型するから、従来法のように、マンホール壁に浸透器を装着するための孔を穿つ工程が不要となる。また、浸透器の有底筒体は、一体的に成型されてマンホール壁に埋め込まれて、強固に固定され、脱落するおそれがない。さらに、有底筒体の底部につば部が形成されている場合は、このつば部がマンホール壁により深く埋め込まれることになり、より強固に固底されることになる。
また、浸透器の有底筒体をマンホール壁の成型時に成型型枠に設置して、マンホール壁と一体的に成型するから、設置できる有底筒体の形や大きさの自由度が広く、多くの種類の浸透器を設置できる。他方、汎用的な形や大きさのものを使用することにより、用意する浸透体の種類を低減できる。
マンホール壁に設置された浸透器を示す。 有底筒体の正面図と断面図を示す。 蓋体の正面図と断面図を示す。 成型時の型枠内における有底筒体、押さえ治具、アタッチメント等の組立体(a)と押さえ治具等(b)を示す。 アタッチメントの実施形態を示す。 押さえ治具の実施形態を示す。 ゴムパッキンの斜視図を示す。 浸透器が設置されたマンホールを示す。
以下に図を援用して本発明を説明する。
本発明におけるマンホール壁3に設置される浸透器を図1に示した。浸透器7は有底筒体8、フィルター9および蓋体10から構成される。
なお、本発明において、マンホール壁とは、図8に示すようなブロック体3のマンホール壁のみならず、マンホール全体を成型したマンホールの壁をも含む。
有底筒体8は、底部81と筒部82とを有し、筒部82にはフィルター9が収納され、蓋体10が装着されて、フィルターが脱落しないようにされる。
有底筒体の底部81および蓋体10には、図2および図3から分かるように、それぞれマンホール内の水が流通できる流通孔11が複数形成されている。図2に示す実施形態では、有底筒体の底部81の周縁には底部と段差を有するつば部83が形成されている。つば部や段差はなくともよい。また、同図の有底筒体の筒部82の内周面にはリブ(図面番号なし)が形成されているが、筒部82を補強するためのものであるが、必須ではない。
なお、図1に示すように、有底筒体の筒部82は、底部81に向かうにしたがって、肉厚にして外径を若干大きくしてもよい。また、図2(a)に示すように、有底筒体の底部81の周縁の90°毎に4つの凸状部が形成されている。この凸状部は円周方向の位置を確認するために役立つものであるが、なくともよい。
フィルター9は、合成樹脂などの繊維などから作られており、マンホール内の水に含まれる泥土や塵埃等がマンホール外周の浸透層に流出することを防いでいる。マンホール内の水がマンホール外に流出するにしたがって、フィルターは泥土や塵埃等が蓄積することで目詰まりが生じるので、洗浄したり交換したりする必要がある。このため、有底筒体の筒部82の端部に装着される蓋体10は容易に着脱でき、マンホールの内側からフィルターの取り出しと収納ができるようになっている。図3に示す実施形態では、蓋体の外周縁部の6個所に小さな突起が形成され、この突起が有底筒体の筒部82の端部内周に形成された溝に係止するようになっており、着脱が容易にできるようになっている。蓋体10の有底筒体筒部への着脱の手段はこれに限るものではない。
有底筒体と蓋体は合成樹脂製とすることができる。アルミなどの金属製でもよい。
浸透器をマンホール壁に設置するために、最初に、浸透器の有底筒体8を、マンホール壁成型の外型と内型により円筒状に形成された型枠内に浸透器の有底筒体をアタッチメントなどの部材とともに配置した状態でコンクリートを打ち込むことにより、有底筒体とマンホール壁を一体的に成型する。次に、マンホール壁の成型が完了し、外型と内型を脱型した後に、アタッチメントなどの部材を取り除き、マンホール壁内側からマンホール壁に設置された有底筒体の筒部82にフィルターを収納し、最後に、蓋体10を装着して、浸透器を備えたマンホール壁が完成する。
浸透器は、通常、マンホール壁に複数個設置され、ブロック体の場合、周方向に2個以上が設置されることが多い。
以下にマンホール壁に有底筒体を設置する手段について具体的に説明する。
マンホール壁の成型は、外型、内型および底型で形成される円筒状の型枠にコンクリートを打ち込むことにより行われる。マンホール壁成型の型枠の外型、内型および底型は、通常、鋼製である。このような円筒体のマンホール壁の成形方法は周知の技術であるので、詳細は省略する(特許文献2参照)。
型枠にコンクリートを打ち込んで、浸透器の有底筒体をマンホール壁と一体的に成型するために、有底筒体を成型型枠の外型と内型の間に支持しなければならない。そのために、アタッチメント、押さえ治具およびゴムパッキンを使用する。アタッチメントとゴムパッキンは弾性体である。
また、マンホール壁の所定の位置に有底筒体を設置するには、この位置に対応する内型の外側の面(打ち込まれるコンクリートと接触する面)に磁石体を磁力により取り付け、この磁石体に押さえ治具を掛けること等により行うことができる(磁石体については後述する)。
これらの部材を使用して、型枠の外型12と内型13の間に支持されている状態を図4(a)に示した。
型枠の円周方向や縦方向に、複数の有底筒体をマンホール壁に同時に設置することもできる。
なお、図4(a)では、外型12および内型13のそれぞれがコンクリートと接触する面のみが破線で示されている。
アタッチメント14、押さえ治具15、ゴムパッキン16および磁石体17は、コンクリート壁の成型が完了し型枠を脱型した後に取り外されるものである。なお、151は押さえ治具15に設けられた把持部の棒材である(これについては後述する)。
アタッチメント14は、有底筒体の底部81の流通孔11が形成されている中央部表面〔図4(a)では上側〕を覆っている。このアタッチメントは硬質ゴムなどの弾性体の材料から作られており、緩衝材としての機能を有している。
型枠にコンクリートが打ち込まれるマンホール壁成型時には、後述するように、このアタッチメントが圧縮されるから、有底筒体の底部81の流通孔11から筒部内部へのコンクリートの滲入を防ぐことができる。
図2や図4(a)に示される実施形態では、有底筒体の底部81の周縁に段差が設けられている。段差があると、アタッチメント14を段差内周に押し込むことにより装入して容易の取り付けることができる。段差がない場合には接着剤を使用して、アタッチメント14を底部81に取り付けてもよい。いずれにしても、コンクリート(マンホール壁)の成型が完了して外型12と内型13とを脱型した後に、アタッチメント14を底部81から容易に取り外せるようにする。
このように、アタッチメント14は、成型が完了して外型と内型を脱型した後に、取り外すものであるから、成型完了後のマンホール壁内に完全に埋まってはならず、そのため、成型時にはアタッチメント14が収縮した状態で、アタッチメント14の外面〔図4(a)で上側の面〕が外型に接していなければならない。なお、図4(a)に示されるアタッチメント14は、外型の圧力に対して、収縮していない状態を示している。
アタッチメント14は、平板状のものでもよいが、図5に示すように、外型に接触する側の中央部に窪みが形成され、断面が凹状の形状にするのが望ましい。このようしておくと、マンホール壁の成型時に圧縮力が作用すると、アタッチメント14は外型の曲率に合わせて容易に変形して、より均等な負荷を有底筒部の底部81にかけることができる。
押さえ治具15は、図4(a)に示すように、有底筒体の筒部内周面に沿うように、有底筒体の筒部82に装入されるものである。
この押さえ治具は、上部と下部が開口した筒状体であり、有底筒体の筒部82の内側に密着するように装入されて、マンホール壁成型時に有底筒体を内側から支持して変形しないように補強している。
押さえ治具15の上半部〔図4(a)では上側端部〕には、図6に示すように、押さえ治具15を有底筒体の筒部82に装入しやすくするためや筒体82の内周面に設けたリブを受け入れるため、スリット(図面番号なし)を設けてもよい。
また、押さえ治具15の内型13側の端部は、図4(a)や図6に示すように、内型13の曲率に合わせるように、凹状にするのが望ましい。
押さえ治具15は長方形の鋼などの金属製の板の先端と後端を溶接して筒状にして製作することができる。溶接部のビードは、有底筒体の筒部に対して装入や取り外しを容易にするため、研磨しておくのが望ましい。
押さえ治具15の筒状部の長さは、有底筒体の筒部82の長さより長くしておき、装入完了には、押さえ治具15の筒状部の一方の端部〔図4(a)では下側の端部〕が有底筒体の筒部から若干はみ出すようにするのが望ましい。こうすると、押さえ治具を有底筒体からの取り出しが容易になる。
なお、図4(a)では、有底筒体の底部81と押さえ治具15の上端との間には間隙が形成されているが、マンホール壁成型時には、アタッチメント14、押さえ治具15およびゴムパッキン16が成型型枠の外型12と内型13とで締め付けられるから、押さえ治具15は有底筒体の筒部82内を上昇し、有底筒体の底部81と押さえ治具の上端とは、前記の間隙がなくなり、接触することになる。同時に、押さえ治具15の下端も有底筒体の筒部82に対して相対的に上昇し、この下端に装着されたゴムパッキン16も上昇して、有底筒体の筒部82の下端に接触する。なお、ここでの「上昇」は図4(a)でのことであり、実際には、横方向の移動である。
この押さえ治具15は、マンホール壁の成型が終了すると、有底筒体の筒部82から取り外されるものである。そのため、図6に示される実施形態では、押さえ治具15には把持部151となる2本の棒材を筒状体の一方の端部側寄りに筒状体を横断するように取り付けている。マンホール壁の成型が完了し外型と内型を脱型した後に、この把持部をマンホール壁の内側から引っ張ることにより、有底筒体の筒部82から押さえ治具15を取り外すことができる。把持部151は鋼などの金属製であり溶接により取り付けることができる。その形状は棒材に限るものではない。
押さえ治具15の一方の端部〔図4(a)では下側の端部〕には、ゴムパッキン16が装着されて、同端部を覆っている。このゴムパッキン16も硬質ゴムなどの弾性体の材料から作られており、緩衝材としての機能を有している。図7に示した実施形態では溝が形成された環状の部材であるが、2分割の部材を接着剤で接着して合わせて環を形成するものでもよい。溝には押さえ治具15の一方の端部が装入される。
図4(a)から分かるように、外型12から内型13に向かって、アタッチメント14、浸透器の有底筒体8、有底筒体に装入された押さえ治具15、押さえ治具の一方の端部が装入されたゴムパッキン16からなる組立体を配置し、マンホール壁の成型時には外型12と内型13により、この組立体が締め付けられる状態に置かれる。そして、アタッチメントとゴムパッキンは弾性体であるので、成型時にはこれらの部材が圧縮された状態でコンクリートが打ち込まれることになる。
すでに記載したように、マンホール壁の所定の位置に有底筒体を設置するには、図4(a)に示すように、磁石体を成型枠の内型表面の対応する位置に磁力により取り付け、この磁石体17に、アタッチメント14、有底筒体8、有底筒体に装入された押さえ治具15および押さえ治具の一方の端部に装着されたゴムパッキン16からなる組立体の押さえ治具の筒部を掛けることにより行うことができる。あるいは、ゴムパッキン16が装着された押さえ治具15の筒部を磁石体に掛け、次いで、有底筒体およびアタッチメントを取り付けて前記の組立体としてもよい。
磁石体17は、磁力により成型枠の鋼製の内型表面に取り付けることができる磁石を備えるものであり、永久磁石そのものからなるものでもよいし、磁石の磁力を手動でオンオフできる手段を備えたものでもよい。図4(a)には、円柱状の永久磁石からなる磁石体17が示されている。磁石体17は、円柱状に限らず、角柱状でもよく、押さえ治具の筒部を掛けることができる形状であって、磁力により成型枠の鋼製の内型に取り付けることができるものであればよい。
磁石体17は、磁石の磁力により、内型13の表面に取り付けられているので、マンホール壁の成型が完了して外型と内型を脱型した後は、容易に取り外すことができる。
磁石体17の手段の代わりに、上記の組立体を、外型と内型とで形成される型枠の所定の位置に配置でき、成型後に取り外せる手段であれば、どのようなものでもよい。例えば、接着剤をゴムパッキ16の内型に接触する面に塗布して内型表面に取り付けることにより、外型と内型の脱型後に取り外すこともできる。
以上のとおり、成型時にはアタッチメント14が外型12と有底筒体の底部81との間で圧縮された状態にあるから、コンクリートが有底筒体の底部81に形成された流通孔に滲入することがない。
同様に、ゴムパッキン16も成型時には有底筒体の筒部82の端部と内型13との間で圧縮された状態にあるから、押さえ治具の端部から有底筒体の筒部内にコンクリートが滲入することがない。また、成型時には、ゴムパッキン16の上端が有底筒体82の筒部の下端と接することになり、有底筒体筒部82の端部と押さえ治具15の間隙からもコンクリートが滲入することもない。
このようにして、浸透器の有底筒体8はマンホール壁に一体的に成型されて、その筒部82や底部81の一部がコンクリートに埋まっているから、マンホール壁に強固に固定され、脱落するおそれがない。また、有底筒体の底部につば部83がある場合は、つば部がより深くマンホール壁内に埋まる状態に成型されているので、さらにいっそう強固に固定されることになる。
本発明では、有底筒体が一体成型により設置されるから、マンホール壁の穿孔工程が不要であり、また有底筒体の大きさや形、したがって、浸透器の大きさや形に対して自由度が広く、大きさや形の異なる種類のものを多く使用することができると同時に、汎用的な浸透器を使用すれば、多くの種類のものを用意する必要がないから、有益である。
1:マンホール 2:底体
3:マンホール壁(ブロック体) 4:マンホール蓋
5:上部ブロック体 6:貫通孔
7:浸透器 8:有底筒体
81:(有底筒体の)底部 82:(有底筒体の)筒部
83:(有底筒体底部の)つば部 9:フィルター
10:(浸透器)の蓋体 11:流通孔
12:成型型枠の外型 13:成型型枠の内型
14:アタッチメント 15:押さえ治具
151:把持部 16:ゴムパッキン
17:磁石体

Claims (5)

  1. 有底筒体と蓋体とからなり内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法において、
    (a)有底筒体の底部を弾性体のアタッチメントで覆い、かつ有底筒体の筒部に装入される筒状の押さえ治具の一方の端部に弾性体のゴムパッキンを装着すると共に、アタッチメント、有底筒体、押さえ治具およびゴムパッキンの順に配置して、アタッチメントをマンホール壁成型枠の外型に接触させ、かつ前記ゴムパッキンをマンホール壁成型枠の内型に接触させ、該外型と該内型とにより、アタッチメント、有底筒体、押さえ治具およびゴムパッキンを締め付けた状態でコンクリートを打ち込み成型する工程、
    (b)前記外型と前記内型とを脱型し、次いで、前記アタッチメント、前記ゴムパッキンおよび前記押さえ治具とを取り外す工程、
    (c)前記有底筒体にフィルターを収納した後に蓋体を装着する工程、
    の上記(a)〜(c)の工程を含むことを特徴とする、内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
  2. 前記の(a)の工程において、ゴムパッキンが装着された押さえ治具を、マンホール壁成型枠の内型の表面に取り付けた磁石体に掛けて、アタッチメント、有底筒体、押さえ治具およびゴムパッキンの順に配置することを特徴とする、請求項1に記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
  3. 前記有底筒体が底部につば部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
  4. 前記押さえ治具が把持部を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
  5. 前記アタッチメントが中央部に窪みを有し、マンホール壁成型枠の外型には該アタッチメントの窪み側が接触することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内部にフィルターを収納する浸透器を備えたマンホール壁の製造方法。
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