JP2010090598A - 浸透マンホール - Google Patents

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靖紀 松木
Yasuo Nakazato
保雄 中里
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【課題】 浸透マンホールの透水性能の大幅な改善を図ると共に、透水性能の維持管理が容易で、かつマンホール自体の強度低下等の問題を生ずることが全くない、浸透マンホールを提供する。
【解決手段】 浸透マンホール10の側壁11の外側に、透水性の中空管状のポリプロピレン不織布筒体21を備え、この不織布筒体21を保護する補強帯体を巻きつけて形成した透水体20を配設し、この透水体20を浸透マンホール10の側壁11に設けた貫通孔12に連接した。この浸透マンホール10は、従来の貫通孔にフィルタを装着したものに比し、透水面積が非常に大きく、また、高圧水等により容易に清掃することができ、管理手間が激減する。
【選択図】 図1(a)

Description

本発明は、浸透マンホールに関する。
浸透マンホールは、マンホール内からマンホール設置周囲の地中に水を浸透させるようにしたマンホールである。
従来、浸透マンホールは、マンホールの側壁及び底板に貫通孔を設け、マンホール周囲に砕石等による透水層を形成し、マンホール内の水を地中に浸透させる構造となっている。そして、透水層が泥土等による目詰りを起さないように、貫通孔に透水フィルタを装着している。
このような従来の浸透マンホールでは、貫通孔に装着した透水フィルタが泥水その他により汚染して目詰りを起した場合、フィルタをマンホール内側から取外して洗浄または交換することができる構造となっている。(例えば特許文献1、2参照)。
従来の浸透マンホールの透水フィルタは、元来透水性が小さいという問題があり、また、透水性能を維持するためには、フィルタを取外し洗浄または交換する手間がかかり、性能低下を免れないという問題があった。一方、貫通孔の数を増加したり、貫通孔径を大きくすることは、マンホールの強度低下の問題があるので、制約がある。
特開2005−307464号公報 特開2006−77394号公報
本発明は、浸透マンホールの透水性能の大幅な改善を図ると共に、透水性能の維持管理が容易で、かつマンホール自体の強度低下等の問題を生ずることが全くない、浸透マンホールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の技術手段は次のとおりである。すなわち、本発明は浸透マンホールの側壁の外側に、透水性の殻を備えた透水体を配設し、該透水体を浸透マンホール側壁の貫通孔に連接したことを特徴とする浸透マンホールである。
前記透水体の形状は限定されるものではなく、袋体、筒体、管状、その他任意の形状のものを用いることができるが、強度、経済性、取扱性その他を勘案すると、透水性不織布から成る筒体と、この不織布筒体を保護する補強線材とから構成した管状のものとすると、好適である。
前記透水体は、その両端をそれぞれマンホールに設けた貫通孔に取付けると、高圧水ジェット又は圧縮空気等によって透水体内を簡単に清掃して良好な透水性能を維持することができ、好ましい。
本発明によれば、マンホールの側壁に設けた貫通孔にフィルタを装着した従来の浸透マンホールに比し、貫通孔にフィルタを装着することなく、貫通孔の数や孔径を減少させることができ、マンホールの外部に設けた透水体によってマンホールから外部への水の透水面積を格段に増大することができる。
さらに、この透水体は高圧水ジェット又は圧縮空気等により容易に、十分に清浄化することができ、透水性能の低下を容易に回復させることができ、通水性能の維持管理は著しく向上する。
従って、本発明は、透水性能の大能力化、目詰り等の防止、保守管理の手間の減少及び合理化を図ることができるという優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、従来技術について図面を参照して説明する。
図6は従来の浸透マンホール100の一例を示す縦断面図である。地中に埋設された浸透マンホール100は、排水の流入管101と排水管102とを備えており、その下方に、地中への水の浸透部を形成する筒体107を備えている。筒体107の側壁103には浸透貫通孔104が設けられ、底板105には浸透貫通孔106が設けられている。浸透貫通孔104及び106には、フィルタ108が装着されている。この筒体107は単粒度砕石などによって形成した人工透水層110内に設けられている。人工透水層110は透水性シート111内に収納されており、泥土等の浸入により目詰りを生じないように維持される。
人工透水層110は、鉛直高さ(施設高)が設計水頭Hと等しく、浸透マンホール100の筒体107の底板105の下端から500mm以上の深さを有するものとする。また、人工透水層110の施設幅は筒体107の直径の外周から外方に500mm以上の隙間をもつように形成されている。
図6に示す従来の浸透マンホールの例では、地下水の水位113は人工透水層110の頂部に達している。従って、浸透マンホール100の下部筒体107は地下水中に埋没されており、下部筒体107内にも水が充満している。地下水の水位113が下れば筒体107は中空となる。流入管101から大量の水がマンホール内に流入したとき、浸透マンホール100から地中に浸透する水を上廻る量が排水管102を通って排出されることとなる。このとき、浸透マンホール100は、地中に水を浸透させる十分な能力を備えていなければならない。
図4(a)は従来の浸透マンホールの下部筒体107の縦断面図(図4(b)のB−B矢視図)を示し、図4(b)は図4(a)のA−A矢視図である。筒体107の側壁103にはフィルタ108を取付けた浸透貫通孔104が上下段各4個、計8個設けられている。また、底板105の中央にはフィルタ108を取付けた浸透貫通孔106が設けられている。
図5は浸透マンホール100の浸透貫通孔104に取り付けられる従来のフィルタ120の構造例を分解斜視図で示したものである。
筒体121は上記マンホール100の貫通孔内に内嵌する寸法となっており、一端に、網目状の孔明蓋板122を備えている。この筒体121を、蓋板122側をマンホール外面側にして、浸透マンホール100の貫通孔に外側から押し込み、この筒体121内にマンホール内側からスポンジ状のフィルタ123を押し込んで収納し、網目状の孔明フィルタ蓋124を浸透マンホール100の内側から筒体121に装着するようになっている。フィルタ123を洗浄または交換するとき、浸透マンホール内から孔明フィルタ蓋124を取外し、筒体121内からフィルタ123を取出し、水で洗浄または交換して透水性能を回復させる。フィルタ123は、元来、透水抵抗が大きく、大量の水を迅速に通過させることはできない。一方、マンホールの浸透貫通孔104,106の数を増やしたり、浸透貫通孔104,106の径を大きくすることは、浸透マンホール100の強度低下を招くので好ましくない。
(実施例1)
図1(a)は本発明の実施例の浸透マンホール10の側面図、図1(b)はその平面図を示したものである。この例では、浸透マンホール10の側壁11に貫通孔12が周方向3ヶ所、上下2段に設けられている。この上下の貫通孔12にそれぞれ透水性の殻を備えた中空の透水体20が接続されている。透水体20の形状は任意のものを用いることができるが、この例では筒体21とした。貫通孔12には、接続体14が嵌め込み固定され、この接続体14に筒体21の両端が接続されている。
筒体21の例を図3に示した。筒体21は透水性の殻をなす中空管状の不織布22と、この中空管状の不織布22の外周に巻き付けられ、筒体21の強度を負担する骨格をなす補強帯体23とから構成されている。不織布22は例えばポリプロピレンから成り、軽量、強靭な薄膜であって、透水面積が大きく、優れたフィルタ効果及び優れた透水性を有するものである。
補強帯体23は例えばバンド状に形成され、中空管状の不織布22の外周にスパイラル状に巻きつけられる。補強帯体23の材質は、例えばポリプロピレンから成り、強度が大で腐食性がない。さらに、適宜の補強リブ24等を設けることにより、強度や剛性を高めることが容易である。図3の例では、背面に2条の補強リブ24を設けた帯状の補強帯体23が示されている。
このような中空管状の不織布22とその外周に補強帯体23をスパイラル状に巻きつけた透水管の市販品もある。このような透水管としては、直径50mm〜200mmφの管状のものがある。そのような市販品を用いて本発明を実施することができる。
(実施例2)
図2(a)は実施例2の浸透マンホール10の側面図、図2(b)はその平面図である。この実施例2は透水体20として実施例1と同様の筒体21をスパイラル状に浸透マンホール10の外側に設け、透水面積の拡大を図ったものである。
この実施例では、例えば、円形0号マンホール(外径900mmφ)の場合に、筒体21は浸透マンホール10の外側に、内径75mmφ、長さ約5.8mの2本の筒体21をスパイラルピッチ300mm、スパイラル径1200mmとした。そして、浸透マンホール10の側壁11に設けた高低差900mmの上下貫通孔12に連結した。この連結には、貫通孔12に取付けた連結体15を用いた。
以上の実施例1及び実施例2の具体的な寸法例を円形0号〜円形5号のマンホールについて表1にまとめて示した。
Figure 2010090598
表1には、マンホールの大きさを規格の円形0号から円形5号までについて、適切な例の透水体の寸法及び数量を示し、従来の透水フィルタの浸透面積に対して、(実施例の透水体の浸透面積)/(従来例の透水フィルタの透水面積)の値を比として示した。
この比の値は、実施例1では1.5〜2.3であり、実施例2では6.2〜8.4となり、従来に対して著しく大きくなった。なお、従来の透水フィルタに比べて、実施例の透水体は透水抵抗が小さいので、実際の透水能力は、上述の比の値よりもさらに大きくなる。
また実施例では、高圧水又は圧縮空気等を用いて透水体内をジェット洗浄することにより容易に透水能力の回復を図ることができ、浸透マンホールの保守、管理が極めて容易となった。
なお、以上の実施例1,2では、透水体として、不織布から成る管状の筒体を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の形状、大きさの透水体を用いることができる。
実施例の側面図である。 図1(a)の平面図である。 実施例の側面図である。 図2(a)の平面図である。 実施例の透水体の一部を断面した側面図である。 従来の浸透マンホール下部筒体の縦断面図(図4(b)のB−B矢視図)である。 図4(a)のA−A矢視図である。 従来のフィルタの分解斜視図である。 浸透マンホールを説明する縦断面図である。
符号の説明
10,100 浸透マンホール
11, 103 側壁
12 貫通孔
14 接続体
15 連結体
20 透水体
21, 107,121 筒体
22 不織布
23 補強帯体
24 補強リブ
30,105 底板
101 排水の流入管
102 排水管
104,106 浸透貫通孔
108,123 フィルタ
110 人工透水層
111 透水性シート
113 地下水の水位
122 孔明蓋板
124 孔明フィルタ蓋

Claims (3)

  1. 浸透マンホールの側壁の外側に、透水性の殻を備えた透水体を配設し、該透水体を浸透マンホール側壁の貫通孔に連接したことを特徴とする浸透マンホール。
  2. 前記透水体は、透水性不織布から成る筒体と、該不織布筒体を保護する補強線材とから成ることを特徴とする請求項1記載の浸透マンホール。
  3. 前記透水体の両端をそれぞれマンホールに設けた貫通孔に取付けたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の浸透マンホール。
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