JP2012062696A - 浸透フィルター装置及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】浸透性に優れ、メンテナンスも容易であり、浮き上がりも防止できる浸透フィルター装置を提供する。
【解決手段】本浸透フィルター装置1は、貫通孔4から集水枡2内に向かって上下方向に延び、筒状で外周部にフィルター部材15を有する上部構造体10と、貫通孔4から地中内に向かって上下方向に延び、筒状で外周部にフィルター部材15を有する下部構造体11とを備え、両者はネジ結合により着脱自在に連結されるので、浸透性に優れ、メンテナンスが容易となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、集水施設内に流れ込んだ雨水を集水施設の底壁から地中に浸透させるための浸透フィルター装置及びその施工方法に関するものである。
集水施設、例えば集水枡に流れ込んだ雨水は、集水枡の側壁に外部へ向かって取り付けられた他の配管によって集水枡の外部へ排出されたり、あるいは側壁に設けられた貫通孔を介して地面へ浸透されている。しかしながら、他の配管や側壁の貫通孔は最も低い位置に設けられているものでも集水枡の底壁からある程度離れた高さの位置に設けられているため、流れ込んだ全ての雨水を集水枡外に排出することはできなかった。このため集水枡の底部に溜まった雨水にボウフラ等の害虫が発生し衛生的にも良くなかった。そこで、集水した雨水を集水枡の底壁に設けた貫通孔から地面へ浸透させる装置が開発されてきた。
例えば、特許文献1には、雨水桝本体の底部より地中に縦パイプを垂下せしめ、雨水桝本体内に突出せしめた縦パイプの上端開口部にはフィルター部を着脱自在に取り付けると共に、縦パイプ内には透水用骨材を充填せしめた雨水桝が開示されている。
実開昭62−66984号公報
上述した特許文献1に係る雨水桝では、雨水桝の底部で縦パイプ周りの泥溜まり部に水を含む泥やゴミ等が堆積するため衛生的に良くなく、泥やゴミ等により縦パイプの上部のフィルター部が目詰まりする虞もあり、所望の浸透効果を期待することはできない。また、雨水桝のメンテナンスを容易に実施することができない。しかも、特許文献1に係る雨水桝では、縦パイプは単にその雨水桝の底部の貫通孔に挿通されているだけであり浮き上がりに係る問題が発生する虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、浸透性に優れ、メンテナンスも容易であり、浮き上がりも防止できる浸透フィルター装置及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した浸透フィルター装置の発明は、集水施設の底壁に形成された貫通孔を介して上下方向に延びる浸透フィルター装置であって、前記浸透フィルター装置は、前記貫通孔から前記集水施設内に向かって上下方向に延び、筒状で外周部にフィルター部材を有する上部構造体と、前記貫通孔から前記地中内に向かって上下方向に延び、筒状で外周部にフィルター部材を有する下部構造体とを備え、前記上部構造体と前記下部構造体とはネジ結合により着脱自在に連結されることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、集水施設の底部で上部構造体周りの泥溜まり部内の水は上部構造体の外周部に設けたフィルター部材から浸透して地中に排出されるため、泥溜まり部には少なくとも水が溜まることはない。そして、該泥溜まり部に泥やゴミが堆積した場合には、上部構造体を下部構造体から取り外して該泥溜まり部を容易に清掃することができ衛生的にも良好となる。しかも、上部構造体及び下部構造体を別々に洗浄することが可能になり集水施設のメンテナンスが容易に実施できる。
請求項2に記載した浸透フィルター装置の発明は、請求項1に記載した発明において、前記上部構造体及び下部構造体は、周壁に複数の開口部を有する筒状の支持部材と、該支持部材の外周を覆うシート状の前記フィルター部材と、該フィルタ部材の外周を螺旋状に取り巻く螺旋状部材と、を含むことを特徴とするものである。
請求項2の発明では、支持部材によりフィルター部材を支持すると共に、螺旋状部材によりネジ結合による両者の連結が容易に達成できる。
請求項3に記載した浸透フィルター装置に発明は、請求項1または2に記載した発明において、前記上部構造体と下部構造体との間に、両者とネジ結合で着脱自在に連結され、且つ前記貫通孔に固定される固定部材が設けられ、該固定部材の外周面には環状段差部が形成されることを特徴とするものである。
請求項3の発明では、施工時、固定部材の上面と集水施設の底壁の上面とを同一平面上に位置させて、固定部材に設けた環状段差部と貫通孔の内周面との間にモルタルまたはコンクリートが充填されて固定部材が貫通孔に固定されるために浸透フィルター装置の浮き上がりが防止される。
請求項4に記載した浸透フィルター装置の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載した発明において、前記上部構造体の上端開口部及び前記下部構造体の下端開口部のそれぞれには蓋部材がネジ結合により着脱自在に取り付けられることを特徴とするものである。
請求項4の発明では、蓋部材により上部構造体及び下部構造体内への土砂等の侵入を防ぐことができる。
請求項5に記載した浸透フィルター装置の施工方法の発明は、集水施設の底壁に形成された貫通孔に上下方向に延びる浸透フィルター装置を固定する施工方法であって、前記浸透フィルター装置に前記貫通孔に固定される固定部材を備え、該固定部材の外周面に環状段差部を設け、前記固定部材の環状段差部と前記貫通孔の内周面との間にモルタルまたはコンクリートを充填することを特徴とするものである。
請求項5の発明では、浸透フィルター装置の浮き上がりを防止することができる。
本発明の浸透フィルター装置によれば、上部構造体と下部構造体とはネジ結合により着脱自在に連結されており、集水施設の底部で上部構造体の周辺の泥溜まり部に泥やゴミが堆積した場合でも、上部構造体を下部構造体から取り外すことで集水施設の底部を容易に清掃することができ、しかも、上部構造体を別の場所で洗浄することが可能になる。
また、本発明の浸透フィルター装置の施工方法によれば、施工時、固定部材の環状段差部と貫通孔の内周面との間にモルタルまたはコンクリートが充填されて浸透フィルター装置が集水施設の底壁の貫通孔に固定されるのでその浮き上がりが防止される。
図1は、本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置を示す半断面図である。 図2は、図1のA部拡大で断面図である。 図3は、上部及び下部構造体の斜視図である。 図4は、固定部材の斜視図である。 図5は、図4のB−B線に沿う断面図である。 図6は、蓋部材の斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置1は、図1に示すように、集水施設(本実施の形態では集水枡2)の底壁3に設けた貫通孔4に取り付けられる装置である。なお、集水施設の具体例としては、マンホール、浸透枡、集水枡、排水枡等を挙げることができる。以下この実施形態では集水施設を集水枡2として説明する。図1に示すように、集水枡2の側壁には集水された雨水を外部へ排出するための配管5が連結されている。排出手段としてはこの他に、側壁に貫通孔を形成し該貫通孔内にフィルターを配設したものであってもよい。ところで、配管5は集水枡2の底壁3からある程度(高さHだけ)離れた位置に形成されていることが多い。したがって、配管5によって排出しきれない雨水が集水枡2の底部8(高さH以下の部分)に溜まってしまう。そして、本浸透フィルター装置1は、配管5や側壁の貫通孔では排出しきれない雨水を地中に浸透させるためのものである。
集水枡2は、上述したように、主に道路排水または敷地からの雨水を集水する集水施設として使用されるものであり底部8を備えている。図1に示すように、集水枡2の上部には集水枡蓋9が配設され、該集水枡蓋9には、道路上を流れてきた排水や隣接地から流れてきた雨水等が集水枡2内に流入する際に通過する流入孔(図示略)が設けられている。
集水枡2の底壁3には貫通孔4が形成されている。該貫通孔4は本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置1を組み付けるための孔であり、コア抜き用のドリル、コア抜きカッター等のコア抜き手段によって形成される。該貫通孔4の形状は、製作の容易性を考慮して円形状に形成されている。但し、円形状に限定されるものではなく、三角形状、四角形状等の多角形状に形成されるものであってもよい。
本浸透フィルター装置1は、図1に示すように、集水枡2の底壁3に設けた貫通孔4を介して上下方向に配置されるものであって、貫通孔4から集水枡2内に向かって上下方向に延びる上部構造体10と、貫通孔4から地中内に向かって上下方向に延びる下部構造体11と、上部構造体10と下部構造体11との間に配置され、両者とネジ結合で着脱自在に連結されると共に貫通孔4に固定される円筒状の固定部材12とから構成される。
上部及び下部構造体10、11は、図3に示すように、支持部材として円筒状の塩化ビニル製管材14(以下、塩ビ管という)と、該塩ビ管14の外周を覆うように巻き付けられたシート状のフィルター部材15と、該フィルター部材15の外周を螺旋状に取り巻く螺旋状部材16とから構成される。図1から解るように、上部構造体10は、集水枡2の底壁3から配管5の下端までの高さHより高く形成される。一方、下部構造体11は上部構造体10より高く(長く)形成される。
図3に示すように、塩ビ管14はフィルター部材15を支持するものであり、その周壁には、縦長の開口部19が周方向に間隔を置いて複数形成されている。
フィルター部材15は、十分な引張強度を有し、腐食等の観点から長期間の使用に耐えるもので、且つ透水性に優れ、砂と同等以上の透水係数を有するものが選定される。なお、フィルター部材15の材質としては、ポリエステル、ポリプロピレン等が使用される。
螺旋状部材16は、金属または硬質の合成樹脂製で形成され、図3に示すように、断面略コ字状の棒状体が螺旋状に巻かれて構成される。
なお、本実施の形態では、上部及び下部構造体10、11には支持部材として塩ビ管14が採用されているが、耐食性に優れた金属製の管材を採用してもよい。
固定部材12は、図2、図4及び図5に示すように、円筒状で所定長さ(集水枡2の底壁3の厚みよりも大)を有する小径のソケット17と、該ソケット17より大径で、該ソケット17の若干上寄りの位置の外周面に固定される所定厚(集水枡2の底壁3の厚みよりも薄い)の環状モルタル受け18とから構成される。その結果、環状モルタル受け18の上側にはソケット17の外周面との間に環状段差部20が設けられる。
ソケット17は、図2、図4及び図5に示すように、円筒状に形成され、その両端開口部にそれぞれ上部構造体10及び下部構造体11がネジ結合で連結される。ソケット17の両端開口部付近の周壁にはそれぞれ、該周壁を所定の周方向範囲で内方に凹ませて設けた内向き凸部22が周方向に間隔を置いて複数形成されて、且つ軸方向にも間隔を置いて複数段形成される。本実施の形態では、内向き凸部22は周方向に120°間隔で3箇所形成されると共に軸方向に上下2段形成され、これら上下2段の各内向き凸部22は位相が60°相違して形成される。これら内向き凸部22は、上部構造体10及び下部構造体11をソケット17の両端開口部のそれぞれにネジ結合するために形成されたものである。
また、図2及び図5から解るように、ソケット17の環状モルタル受け18の固定位置より下方の周壁には、該周壁の全周を内方に凹ませた係止部23が形成されている。
環状モルタル受け18の外径は貫通孔4の内径より若干大きく形成されており、固定部材12を貫通孔4に挿入する際、環状モルタル受け18は貫通孔4に圧入するように挿入される。また、図5に示すように、環状モルタル受け18の外周面には周方向に延びる断面V字状(またはU字状)の溝部21が軸方向に連続して複数形成される。
なお、図2から解るように、ソケット17に設けた係止部23の下方には合成樹脂製のリング26が係合される。該リング26は、その内径がソケット17に設けた係止部23の内径より小径で、且つ上部及び下部構造体10、11の塩ビ管14の内径よりも小径に形成されている。このリング26により、上部及び下部構造体10、11をソケット17内に挿入した後、上部及び下部構造体10、11それぞれの塩ビ管14が係止部23を越えて正規の位置から軸方向に移動するのを防止することができる。また、他の実施形態として、リング26に代えて、塩ビ管14の一端外周面に外径が係止部23の内径よりも大径の環状凸部を設けて、該環状凸部がソケット17内の係止部23に干渉することで塩ビ管14の正規の位置からの移動を防止するようにしてもよい。
また、図1に示すように、上部構造体10の上端開口部及び下部構造体11の下端開口部のそれぞれには蓋部材24がネジ結合により着脱自在に取り付けられる。図6に示すように、各蓋部材24は、合成樹脂製で有底円筒状に形成される。各蓋部材24の周壁には全体として螺旋に延びる凹凸部27が形成される。
次に、本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置1の施工方法を説明する。
本実施の形態では、既に設置してある集水枡2に本浸透フィルター装置1を施工する施工方法を説明するが、浸透フィルター装置1を新設しようとする集水枡2に設けることも可能である。
まず、集水枡2の底壁3に、コア抜きカッターによって所定径の貫通孔4を形成する。なお、新設する集水枡2に本実施の形態に係る浸透フィルター装置1を設ける場合、集水枡2の底壁3に設ける貫通孔4は、集水枡2を掘削した場所に据え付ける前に予め形成しておくようにしてもよい。
次に、スクリューオーガ等を使用して集水枡2の底壁3に設けた貫通孔4から下方の土を掘削してフィルター収容孔25(図1参照)を形成する。このとき、スクリューオーガによって掘削された土は、建設工事用の掃除機等で吸引除去される。
次に、本浸透フィルター装置1の固定部材12の構成であるソケット17の下端開口部から(環状モルタル受け18からのソケット17の突出量が多い側から)リング26を挿入して該リング26をソケット17の係止部23に係合させると共に下部構造体11を回転させながらねじ込みネジ結合で連結する。その際、下部構造体11を、その螺旋状部材16または塩ビ管14の上端がリング26に当接してそのねじ込みが不可能になるまでねじ込むようにする。ねじ込む際には、下部構造体11の螺旋状部材16がソケット17の下端開口部の内周に設けた各内向き凸部22に係合することで、下部構造体11がソケット17内にスムーズにねじ込まれ、挿入後の下部構造体11の軸方向の移動が規制される。続いて、下部構造体11の下端開口部に蓋部材24を回転させながらねじ込みネジ結合で連結する。
次に、固定部材12を含む下部構造体11を蓋部材24側から集水枡2の底壁3の貫通孔4からフィルター収容孔25内に収容する。この時、固定部材12の環状モルタル受け18を貫通孔4に圧入すると共に、固定部材12のソケット17の上面と集水枡2の底壁3の上面とを同一平面上に位置させる。続いて、固定部材12の環状段差部20と貫通孔4の内周面との間にモルタル30(またはコンクリート)を充填して固定部材12を集水枡2の貫通孔4に固定することで、下部構造体11を集水枡2の底壁3に固定する。
次に、上端開口部を蓋部材24で閉鎖した上部構造体10を用意して、上部構造体10の下端開口部をソケット17の上端開口部内に回転させながらねじ込みネジ結合で連結して、本浸透フィルター装置1の施工が完了される。その際、上部構造体10を、その螺旋状部材16または塩ビ管14の下端が係止部23またはリング26に当接してそのねじ込みが不可能になるまでねじ込むようにする。ねじ込みの際には、上部構造体10の螺旋状部材16がソケット17の上端開口部の内周に設けた各内向き凸部22に係合することで、上部構造体10がソケット17内にスムーズにねじ込まれ、挿入後の上部構造体10の軸方向の移動が規制される。
なお、長期間使用した集水枡2をメンテナンスする場合、上部構造体10を回転させて下部構造体11から取り外した後、集水枡2の底部8(泥溜まり部8a)に溜まった泥やゴミを建設工事用の掃除機等で吸引除去する。
次に、集水枡2の上方から下部構造体11の内側に高圧洗浄機のノズルを挿入して高圧洗浄水を噴射することにより下部構造体11を洗浄する。その後、下部構造体11の底部で蓋部材24上に溜まっている堆積物を建設工事用の掃除機等を使用して吸引除去する。
一方、下部構造体11から取り外した上部構造体10についても洗浄水やエアを用いて洗浄することにより、その上部構造体10に付着しているゴミ等を除去する。
そして、上部構造体10を固定部材12のソケット17(下部構造体11)にネジ結合で再装着する。このようなメンテナンス作業を行うことで、集水枡2の浸透能力を施工時の状態に回復させることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置1では、上部構造体10と下部構造体11とが固定部材12を介してネジ結合により着脱自在に連結されており、上部構造体10の外周部にフィルター部材15が設けられているので、上部構造体10周りの泥溜まり部8aに少なくとも水が溜まることはない。そして、泥溜まり部8aに泥やゴミが堆積した場合でも、上部構造体10を回転させることで容易に下部構造体11から取り外すことができるので、集水枡2の底部8に堆積した泥やゴミを建設工事用の掃除機等で容易に吸引除去することができる。しかも、取り外した上部構造体10は洗浄水やエアを用いて洗浄することができ、容易に集水枡2のメンテナンスを実施することができる。
また、本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置1では、施工時、固定部材12の環状段差部20と貫通孔4の内周面との間にモルタル30(またはコンクリート)が充填されて浸透フィルター装置1が集水枡2の底壁3の貫通孔4に固定されるのでその浮き上がりを防止することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る浸透フィルター装置1では、上部構造体10と下部構造体11とが固定部材12を介してネジ結合により着脱自在に取り付けられているが、下部構造体11を省く形態を採用してもよい。
この形態の場合には、集水枡2の底壁3に設けた貫通孔4から下方の土を掘削して砕石収容孔を形成した後、該砕石収容孔に砕石を多数収容する。次に、固定部材12を集水枡2の貫通孔4に、上述した形態と同様にモルタル30(またはコンクリート)により固定する。次に、上部構造体10の下端開口部を固定部材12のソケット17の上端開口部内に回転させながらねじ込みネジ結合で連結して完了する。
そして、この実施形態においても、図1に示す本浸透フィルター装置1と同様の効果を奏することが可能になる。
1 浸透フィルター装置,2 集水枡(集水施設),3 底壁,4 貫通孔,8 底部,10 上部構造体,11 下部構造体,12 固定部材,14 塩化ビニル管材(支持部材),15 フィルター部材,16 螺旋状部材,17 ソケット,18 環状モルタル受け,20 環状段差部,23 係止部,24 蓋部材,30 モルタル

Claims (5)

  1. 集水施設の底壁に形成された貫通孔を介して上下方向に延びる浸透フィルター装置であって、
    前記浸透フィルター装置は、前記貫通孔から前記集水施設内に向かって上下方向に延び、筒状で外周部にフィルター部材を有する上部構造体と、前記貫通孔から前記地中内に向かって上下方向に延び、筒状で外周部にフィルター部材を有する下部構造体とを備え、
    前記上部構造体と前記下部構造体とはネジ結合により着脱自在に連結されることを特徴とする浸透フィルター装置。
  2. 前記上部構造体及び下部構造体は、周壁に複数の開口部を有する筒状の支持部材と、
    該支持部材の外周を覆うシート状の前記フィルター部材と、
    該フィルタ部材の外周を螺旋状に取り巻く螺旋状部材と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の浸透フィルター装置。
  3. 前記上部構造体と下部構造体との間に、両者とネジ結合で着脱自在に連結され、且つ前記貫通孔に固定される固定部材が設けられ、該固定部材の外周面には環状段差部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の浸透フィルター装置。
  4. 前記上部構造体の上端開口部及び前記下部構造体の下端開口部のそれぞれには蓋部材がネジ結合により着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浸透フィルター装置。
  5. 集水施設の底壁に形成された貫通孔に上下方向に延びる浸透フィルター装置を固定する施工方法であって、
    前記浸透フィルター装置に前記貫通孔に固定される固定部材を備え、該固定部材の外周面に環状段差部を設け、
    前記固定部材の環状段差部と前記貫通孔の内周面との間にモルタルまたはコンクリートを充填することを特徴とする浸透フィルター装置の施工方法。
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