JP3196951U - 雨水貯留タンク及び雨水貯留タンク連結体 - Google Patents

雨水貯留タンク及び雨水貯留タンク連結体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法かつ低コストで、設置面積を増加させずに雨水貯留タンク及び雨水貯留タンク連結体の貯留容量を増加させる。【解決手段】上方に開口するタンク本体2と、タンク本体の上部に脱着可能な筒状の嵩上げ部材3とを備える雨水貯留タンク1。嵩上げ部材は、嵩上げ部材の上方に同一形状の嵩上げ部材を脱着可能とする取付部(円周溝)を有する。嵩上げ部材の側部に、雨水導入管又は雨水排出管を接続するための開口と、タンク本体の側部に、連通管を接続するための開口とを備える。雨水貯留タンクを、連通管を介して複数一次元的又は二次元的に連結し、複数の雨水貯留タンクの一端に位置する雨水貯留タンクの嵩上げ部材の側部に雨水導入管を接続し、複数の雨水貯留タンクの他端に位置する雨水貯留タンクの嵩上げ部材の側部に雨水排出管を接続して雨水貯留タンク連結体を構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、雨水を貯留する雨水貯留タンク及びこれらを連結した雨水貯留タンク連結体に関する。
集中豪雨の際における道路冠水や浸水被害を防ぐため、雨樋が備えられている建築物に雨水貯留タンクが設けられ、雨樋から流入した雨水を雨水貯留タンクに貯留すると共に、雨水貯留タンク内の雨水を地下に備えられる雨水貯留構造体や雨水浸透構造体に供給し、雨水の貯留や浸透を行っている。また、雨水貯留タンクで貯留した雨水は、雨水貯留タンクに設けられたコックから排出して非常時等への備えや植物の生育に利用されている。
しかし、雨水貯留タンクを単独で用いるのみでは貯留量が限られ、集中豪雨等に対処することができない虞があると共に、節水の観点からも改善の余地があった。
そこで、特許文献1及び2等には、図13に示すように、複数の雨水貯留タンク72(72A〜72C)を連通管14、15によって連結し、雨樋からの雨水を導入する雨水導入管12を雨水貯留タンク72Aに連結すると共に、雨水を地下の設備に排出する雨水排出管13を雨水貯留タンク72Cに連結する雨水貯留タンク連結体71が記載されている。
これにより、雨水貯留タンク同士を連結するだけの簡易な方法かつ低コストで、雨水貯留タンク連結体の貯留容量を増加させることができる。
実用新案登録第3018836号公報 実用新案登録第3070099号公報
しかし、上記特許文献1及び2に記載の雨水貯留タンク連結体は、貯留容量が増加するに伴い設置面積も増加し、設置スペースの確保に苦慮するという問題があった。
そこで、本考案は上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な方法かつ低コストで、設置面積を増加させずに雨水貯留タンク及び雨水貯留タンク連結体の貯留容量を増加させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、雨水貯留タンクであって、上方に開口するタンク本体と、該タンク本体の上部に脱着可能な筒状の嵩上げ部材とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、嵩上げ部材をタンク本体の上部に固定するだけで雨水貯留タンクの貯留容量を増加させることができるため、簡易な方法かつ低コストで、設置面積を増加させずに雨水貯留タンクの貯留容量を増加させることができる。
上記雨水貯留タンクにおいて、前記嵩上げ部材は、該嵩上げ部材の上方に該嵩上げ部材と同一形状の嵩上げ部材を脱着可能とする取付部を有し、1種類の嵩上げ部材のみを用いて雨水貯留タンクの貯留容量を増加させることができる。これにより、増加させたい貯留容量に合わせて様々な大きさの嵩上げ部材を製造したり、雨水貯留タンクの貯留容量を増加させるために既に固定されている嵩上げ部材を取り外す手間を省くことができる。また、雨水貯留タンクの貯留容量を大幅に増加させる場合であっても、嵩上げ部材を複数積み重ねればよく、嵩上げ部材自体を大きくする必要はないため、嵩上げ部材の保管や運搬コストを抑えることができる。
また、上記雨水貯留タンクにおいて、前記嵩上げ部材の側部に、雨水導入管又は雨水排出管を接続するための開口と、前記タンク本体の側部に、連通管を接続するための開口とを備えることができる。連通管を接続するための開口を雨水貯留タンクにおける下部に設けることで、雨水の貯留容量が少ない状態であっても複数の雨水貯留タンクにおける水位を等しくすることができる。また、複数の雨水貯留タンク間における上記2つの開口を高さ方向において異なる位置に設け、開口に連通管等を接続して連結体とした際に、連結体を安定化させることができ、強風や地震の際の備えにもなる。
さらに、上記雨水貯留タンクにおいて、前記嵩上げ部材の側部に、連通管を接続するための複数の開口を備えることができる。これによって、先に雨水が流入する雨水貯留タンクに充分に雨水を貯留した後に、後段に設けられる雨水貯留タンクに雨水が流入するため、全ての雨水貯留タンクに少量ずつ雨水が貯まって雨水を利用し難くなるのを防止することができる。また、開口に連通管を接続して連結体とした際に、連結体を安定化させることもできる。
また、前記タンク本体の下部に該タンク本体内の雨水を排出するためのコックと、該タンク本体の下方に該タンク本体を載置する載置台とを備えることができる。このコックで雨水貯留タンク内の雨水を外部に放出することができるが、コックの位置が地面に近いとコックから放出される雨水を利用し難く、コックの位置が地面から遠いと、雨水貯留タンク内においてコックより高い位置に存在する雨水の量が少なくなり、利用できる雨水の量が少なくなる。そこで、載置台を設けてコックを地面から遠い位置とすると共に、雨水貯留タンク内においてコックよりも高い部分の容積を大きく維持し、雨水貯留タンク内の雨水を効率的に利用することができる。
さらに、本考案は、雨水貯留タンク連結体であって、前記雨水貯留タンクを、連通管を介して複数一次元的又は二次元的に連結し、該複数の雨水貯留タンクの一端に位置する雨水貯留タンクの前記嵩上げ部材の側部に雨水導入管を接続し、該複数の雨水貯留タンクの他端に位置する雨水貯留タンクの前記嵩上げ部材の側部に雨水排出管を接続することを特徴とする。
本考案によれば、上記の雨水貯留タンクの利点を享受しながら、雨水貯留タンク連結体を構成する全ての雨水貯留タンクで雨水を貯留することができる。
さらに、前記雨水導入管が連結された雨水貯留タンクの連通管にフィルタを備えることができ、雨水導入管が連結された雨水貯留タンク以外の雨水貯留タンク内への異物の侵入を防止することができる。
以上のように、本考案によれば、簡易な方法かつ低コストで、設置面積を増加させずに雨水貯留タンク及び雨水貯留タンク連結体の貯留容量を増加させることができる。
本考案に係る雨水貯留タンクを示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 図1に示す雨水貯留タンクの各構成要素を示す図であって、(a)はタンクの上面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は嵩上げ部材の上面図、(d)は(c)のC−C線断面図、(e)は蓋体の上面図、(f)は(e)のD−D線断面図である。 本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第1の実施形態を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。 図3に示す雨水貯留タンク連結体の構成要素であるゴムリングを示す図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のF−F線断面図、(c)は(a)のG−G線断面図である。 図3のP部拡大図である。 図3に示す雨水貯留タンク連結体の第1の設置例を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のH−H線断面及び雨水貯留設備を示す図である。 図3に示す雨水貯留タンク連結体の第2の設置例を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のI−I線断面及び雨水浸透設備を示す図である。 本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第2の実施形態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は上面図である。 本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第3の実施形態を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のJ−J線断面図である。 本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第4の実施形態を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のK−K線断面図である。 本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第5の実施形態を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のL−L線断面図である。 図1に示す雨水貯留タンクの保管例を示す概略図であって、(a)は第1の保管例を、(b)は第2の保管例を示す。 従来の雨水貯留タンク連結体を示す図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のM−M線断面図である。
次に、本考案を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案に係る雨水貯留タンク1の一実施の形態を示し、この雨水貯留タンク1は、タンク本体2と、タンク本体2の上部に着脱可能な嵩上げ部材3と、嵩上げ部材3の上部開口を塞ぐ蓋体4とで構成される。
タンク本体2は、雨水を貯留するために備えられ、図2(a)、(b)に示すように、底面が開口部よりも小径の有底円筒状に形成された円筒部2aと、上部に嵩上げ部材3を固定するために形成された円周溝2bと、タンク本体2の保管時にタンク本体2に積み重ねられる別のタンク本体2を支持する突出部2cとを備える。
嵩上げ部材3は、雨水貯留タンク1の雨水貯留容量を増加させるために備えられ、図2(c)、(d)に示すように、一定の横断面を有する円筒部3aと、蓋体4を固定するために形成された円周溝(取付部)3bとで構成され、円筒部3aの下端部3cがタンク本体2の円周溝2bに係合する。
蓋体4は雨水貯留タンク1内への異物の侵入を防止するために備えられ、図2(e)、(f)に示すように、円盤状に形成された円盤部4aと、嵩上げ部材3の円周溝3bに係合する円周突条4bとを備える。タンク本体2、嵩上げ部材3及び蓋体4の材質は、プラスチックが好ましいが、金属等の他の材質とすることもできる。
次に、本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第1の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、上記構成を有する雨水貯留タンク1を3つ備えた雨水貯留タンク連結体11を示し、この雨水貯留タンク連結体11は、一次元的(直線状)に連結される3つの雨水貯留タンク1(1A〜1C)と、雨樋(不図示)から雨水を導入する雨水導入管12と、雨水を地下の設備に排出する雨水排出管13と、雨水貯留タンク1Aと雨水貯留タンク1B及び雨水貯留タンク1Bと雨水貯留タンク1Cとを各々連結する連通管14、15と、雨水貯留タンク1Aに流入した泥や枯れ葉等の異物が雨水貯留タンク1Bへ侵入するのを防止するフィルタ16とを備える。
雨水導入管12は、一端が雨樋(不図示)に接続され、他端が雨水貯留タンク1Aの嵩上げ部材3Aに接続される。また、雨水排出管13は、一端が雨水貯留タンク1Cの嵩上げ部材3Cに接続され、他端が地下の設備に接続される。
フィルタ16には、例えば、特開2014−156720号公報に記載されたフィルタを用いることができ、このフィルタによれば、フィルタ部が容易に閉塞せず、流量を確保しながら異物を除去することができて好ましいが、その他のフィルタを用いてもよい。
図4及び図5は、雨水導入管12と雨水貯留タンク1Aとの接続部に設けられたゴムリング17(ゴムパッキン)を示し、このゴムリング17は、内周部17aが雨水導入管12と当接し、外側部17bが嵩上げ部材3Aと当接する。雨水排出管13、連通管14、15と、雨水貯留タンク1(1A〜1C)との接続部においても同様にゴムリング17が設けられる。
雨水貯留タンク連結体11は、図6に示すように、地下に埋設される雨水貯留設備21の上流側に設置し、雨水排出管13を雨水貯留設備21に接続することができる。
雨水貯留設備21は、雨水排出管13から排出された雨水を貯留するために備えられ、雨水を貯留する複数の構造体21aと、構造体21a同士や構造体21aと外部とを仕切る枠体21bと、単一の粒度の砕石で構成された砕石層21cとを備える。雨水排出管13は構造体21aのうちの1つに接続される。
上記構成により、雨樋から雨水導入管12を経て雨水貯留タンク1Aに雨水が流入すると、雨水貯留タンク1Aに雨水が溜まる。雨水貯留タンク1A内の雨水の水面が徐々に高まり、フィルタ16に達すると、連通管14を経て雨水貯留タンク1Bに雨水が移動する。この際、雨水貯留タンク1Aに流入した泥や枯れ葉等の異物は、フィルタ16によってせき止められ、雨水貯留タンク1Bに流入することはない。すなわち、雨水貯留タンク1Aは泥だめとして機能する。次に、雨水は、雨水貯留タンク1Bから連通管15を介して雨水貯留タンク1Cに流入し、雨水排出管13を経て雨水貯留設備21に貯留される。
また、図7に示すように、雨水貯留タンク連結体11を地下に埋設される雨水浸透設備22の上流に設置し、雨水排出管13を雨水浸透設備22に接続することもできる。
雨水浸透設備22は、雨水排出管13から排出された雨水を浸透させるために備えられ、雨水を開口部から浸透させる雨水浸透桝22aと、単一の粒度の砕石で構成された砕石層22bと、砂で構成された敷砂22cとを備え、雨水排出管13が雨水浸透桝22aに接続される。
この構成により、上記と同様に、雨樋から雨水導入管12、雨水貯留タンク1A、フィルタ16、連通管14、雨水貯留タンク1B及び連通管15を経て雨水貯留タンク1Cから排出された雨水は、雨水浸透設備22の雨水浸透桝22aに一旦貯留された後、徐々に雨水浸透桝22aから外部に排出される。
以上のように、上記実施の形態によれば、嵩上げ部材3(3A〜3C)をタンク本体2(2A〜2C)の上部に固定するだけで雨水貯留タンク1(1A〜1C)の貯留容量を増加させることができるため、簡易な方法かつ低コストで、設置面積を増加させずに雨水貯留タンク1(1A〜1C)の貯留容量を増加させることができる。
また、連通管14、15を雨水貯留タンク1(1A〜1C)の下部に接続することで、雨水の貯留容量が少ない状態であっても、雨水貯留タンク1(1A〜1C)における水位を略々等しくすることができる。また、連通管14、15並びに雨水導入管12及び雨水排出管13を高さ方向において異なる位置に設けることで、雨水貯留タンク連結体11を安定化させることができ、強風や地震等の際の転倒等を防止することもできる。
さらに、3つの雨水貯留タンク1(1A〜1C)の一端に位置する雨水貯留タンク1Aの嵩上げ部材3Aの側部に雨水導入管12を接続し、他端に位置する雨水貯留タンク1Cの嵩上げ部材3Cの側部に雨水排出管13を接続することで、雨水貯留タンク連結体11を構成する全ての雨水貯留タンク1(1A〜1C)で雨水を貯留することができる。
次に、本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第2の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図8に示す雨水貯留タンク連結体31は、上記雨水貯留タンク1(1A〜1C)に代えて、雨水貯留タンク32(32A、32B)と雨水貯留タンク33とを備える点で雨水貯留タンク連結体11と異なり、その他の構成要素は同じである。
雨水貯留タンク32(32A、32B)は、タンク本体2(2A、2B)の下方に載置台34(34A、34B)が設けられ、タンク本体2(2A、2B)が載置台34(34A、34B)に載置されている点で雨水貯留タンク1(1A、1B)と異なる。また、雨水貯留タンク33は、コック35aが設けられたコック付タンク35を備える点で雨水貯留タンク32と異なる。
上記構成によれば、載置台34(34A〜34C)を設けてコック35aを地面から遠い位置とすると共に、雨水貯留タンク33内においてコック35aよりも高い部分の容積を一定に保ち、雨水貯留タンク33内の雨水を効率的に利用することができる。
図9は、本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第3の実施形態を示し、この雨水貯留タンク連結体41は、上記フィルタ16を設けずに、雨水導入管12と雨水貯留タンク1Aとの間に分水器42を設けた点で上記雨水貯留タンク連結体11と異なる。
分水器42は、雨水導入管12から導入された雨水に含まれる泥等の異物を雨水貯留タンク1Aに侵入するのを防ぐために備えられ、分離部42aにおいて、例えば、上下方向に揺動可能な片持ち状の分離板を用い、雨水よりも重い泥等の異物のみを落下させて異物排出部42cから外部に排出し、雨水排出部42bへの異物の侵入を防止する。
図10は、本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第4の実施形態を示し、この雨水貯留タンク連結体51は、上記雨水貯留タンク1(1A〜1C)に、雨水貯留タンク1Dを増設したものであり、連通管52や雨水排出管13を付け替えることで、容易に雨水貯留タンク1Dを増設することができ、雨水貯留タンク連結体51の貯留容量を増加させることができる。
図11は、本考案に係る雨水貯留タンク連結体の第5の実施形態を示し、この雨水貯留タンク連結体61は、4つの雨水貯留タンク1(1E〜1H)を二次元的(平面状)に配置し、矩形状の設置スペースに合わせて雨水貯留タンク連結体を設置すると共に、図10に示した直線状に雨水貯留タンク1(1A〜1D)を設置した雨水貯留タンク連結体51に比較して、雨水貯留タンク連結体61の設置安定性を向上させることができる。このよう連通管を付け替えるだけで、雨水貯留タンク連結体における雨水貯留タンクの連結の自由度を高めることができる。
尚、上記第1乃至第5の実施形態においては、連通管14等で2つのタンク本体2等を連結しているが、2つの嵩上げ部材3を連結することもできる。これによって、先に雨水が流入する雨水貯留タンク1等において充分に雨水を貯留した後に、後段に設けられる雨水貯留タンク1等に雨水が流入するため、全ての雨水貯留タンク1等に少量ずつ雨水が貯まって雨水を利用し難くなるのを防止することができる。
また、上記第1乃至第5の実施形態においては、嵩上げ部材3の円周溝3bに蓋体4の円周突条4bを係合させているが、嵩上げ部材3の円筒部3aの下端部を係合させ、1つの雨水貯留タンク1等において複数の嵩上げ部材3を積層して用いることができ、1種類の嵩上げ部材3のみを用いて雨水貯留タンク1等の貯留容量を増加させることができる。
これにより、増加させたい貯留容量に合わせて様々な大きさの嵩上げ部材を製造したり、雨水貯留タンク1の貯留容量を増加させるために既に連結されている嵩上げ部材3を取り外す手間を省くことができる。また、雨水貯留タンク1の貯留容量を大幅に増加させる場合であっても、嵩上げ部材3を大きくする必要はないため、嵩上げ部材3の保管や運搬に要する手間やコストを抑えることができる。
さらに、上記実施形態においては、タンク本体2等や嵩上げ部材3を円筒状に形成したが、角柱状に形成することもできる。また、蓋体4は必ずしも設ける必要はなく、蓋体4を設けずに雨水貯留タンク1等を使用することもできる。
次に、雨水貯留タンク1の保管方法について図12を参照しながら説明する。
図12(a)に示すように、タンク本体2Aを地面に置き、タンク本体2Aの突出部2bにタンク本体2Bの底面を載置するように、タンク本体2Bをタンク本体2Aに積み重ねる。同様にタンク本体2Cをタンク本体2Bに積み重ねる。
次に、嵩上げ部材3Aを地面に置き、嵩上げ部材3Aの円周溝3b(図2参照)に嵩上げ部材3Bの円筒部3aの下端部3c(図2参照)が係合するように、嵩上げ部材3Bを積み重ねる。また、同様に嵩上げ部材3Cを嵩上げ部材3Bに積み重ねる。これによって、狭い保管スペースに、雨水貯留タンク1の多くの構成要素を保管することができる。
さらに、蓋体4Aを嵩上げ部材3Cの上に置いて蓋体4Aに蓋体4Bを積み重ねると共に、蓋体4Bに蓋体4Cを積み重ねる。尚、蓋体4Aを地面に置き、その上に蓋体4B、4CA載置してもよい。
また、図12(b)に示すように、嵩上げ部材3(3A〜3C)を持ち上げ、蓋体3Aの円筒部3aの下端部3c(図2参照)をタンク本体2Cの円周溝2b(図2参照)に係合させて嵩上げ部材3Aをタンク本体2Cに積み重ね、嵩上げ部材3Cの上に蓋体4(4A〜4C)を積み重ねてもよい。
1(1A〜1H) 雨水貯留タンク
2(2A〜2C) タンク
2a 円筒部
2b 円周溝
2c 突出部
3(3A〜3C) 嵩上げ部材
3a 円筒部
3b 円周溝
3c 下端部
4(4A〜4C) 蓋体
4a 円盤部
4b 円周突条
11 雨水貯留タンク連結体
12 雨水導入管
13 雨水排出管
14、15 連通管
16 フィルタ
17 ゴムリング
17a 内周部
17b 外周部
21 雨水貯留設備
21a 構造体
21b 枠体
21c 砕石層
22 雨水浸透設備
22a 雨水浸透桝
22b 砕石層
22c 敷砂
31 雨水貯留タンク連結体
32(32A、32B) 雨水貯留タンク
33 雨水貯留タンク
34(34A〜34C) 載置台
35 コック付タンク
35a コック
41 雨水貯留タンク連結体
42 分水器
42a 分離部
42b 雨水排出部
42c 異物排出部
51 雨水貯留タンク連結体
52 連通管
61 雨水貯留タンク連結体
62〜65 連通管

Claims (7)

  1. 上方に開口するタンク本体と、
    該タンク本体の上部に脱着可能な筒状の嵩上げ部材とを備えることを特徴とする雨水貯留タンク。
  2. 前記嵩上げ部材は、該嵩上げ部材の上方に該嵩上げ部材と同一形状の嵩上げ部材を脱着可能とする取付部を有することを特徴とする請求項1に記載の雨水貯留タンク。
  3. 前記嵩上げ部材の側部に、雨水導入管又は雨水排出管を接続するための開口と、
    前記タンク本体の側部に、連通管を接続するための開口とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の雨水貯留タンク。
  4. 前記嵩上げ部材の側部に、連通管を接続するための複数の開口を備えることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の雨水貯留タンク。
  5. 前記タンク本体の下部に該タンク本体内の雨水を排出するためのコックと、
    該タンク本体の下方に該タンク本体を載置する載置台とを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の雨水貯留タンク。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の雨水貯留タンクを、連通管を介して複数一次元的又は二次元的に連結し、
    該複数の雨水貯留タンクの一端に位置する雨水貯留タンクの前記嵩上げ部材の側部に雨水導入管を接続し、
    該複数の雨水貯留タンクの他端に位置する雨水貯留タンクの前記嵩上げ部材の側部に雨水排出管を接続することを特徴とする雨水貯留タンク連結体。
  7. 前記雨水導入管が接続された雨水貯留タンクの連通管にフィルタを備えることを特徴とする請求項6に記載の雨水貯留タンク連結体。
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JP2018066120A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 株式会社荏原製作所 悪臭防止型排水設備
JP2018066121A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 株式会社荏原製作所 悪臭防止型排水設備
JP7364537B2 (ja) 2020-07-21 2023-10-18 アロン化成株式会社 貯水装置および配管システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018066120A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 株式会社荏原製作所 悪臭防止型排水設備
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