JP6519354B2 - 動力工具 - Google Patents

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本発明は、操作スイッチが原動機のオフを選択しているときに原動機に制動力を働かせる動力工具に関する。
従来から、下記特許文献1に示すグラインダのような、操作スイッチが原動機のオフを選択しているときに原動機に制動力を働かせるブレーキ機構を有する動力工具が知られている。グラインダにおける砥石交換等の際には、スピンドルの回転を規制するため、例えばギヤケースに備えられた固定用のピンをスピンドル側の係合部に係合させる。
特開2004−249420号公報
ギヤケースに備えられた固定用のピンとスピンドル側の係合部は、所定の回転位置で係合可能となるため、使用者は、ピンを押しながらスピンドルを回転させてピンを係合部に係合させることになる。従来の動力工具では、操作スイッチが原動機のオフを選択しているときは原動機に対して制動力が働くため、ピンと係合部の回転位置を合わせるためにスピンドルを回転させるのに必要なトルクが大きく、作業性が悪かった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、従来と比較して回転規制機構によりスピンドルの回転を規制する際の作業性が良好な動力工具を提供することにある。
本発明のある態様は、動力工具である。この動力工具は、
原動機と、
前記原動機を収容するハウジングと、
前記原動機のオン、オフを切替え可能な操作スイッチと、
前記操作スイッチが前記原動機のオフを選択しているときに前記原動機に制動力を働かせるブレーキ機構と、
前記原動機によって回転駆動されるスピンドルと、
前記原動機の回転を前記スピンドルに伝達する回転伝達機構と、
前記スピンドルの回転を規制可能な回転規制機構と、
作業者が前記回転規制機構による規制を有効化するための操作部と、を備え、
前記操作部が操作されているときは、前記操作部が操作されていない場合と比較して、前記ブレーキ機構による制動力を小さくすることを特徴とする。
前記操作部が操作されているときは、前記ブレーキ機構による制動力を無くしてもよい。
前記操作部の操作を前記ブレーキ機構に伝達する伝達部材を備え、前記操作部の操作による前記伝達部材の動作により前記ブレーキ機構による制動力を小さくしてもよい。
前記操作部の操作を検出する検出スイッチと、前記検出スイッチにより前記操作部の操作が検出されると起動するアクチュエータと、を備え、前記アクチュエータの動作により前記ブレーキ機構による制動力を小さくしてもよい。
前記操作部の操作を検出する検出スイッチと、前記原動機の駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出スイッチにより前記操作部の操作が検出されているときは、前記原動機を動作させなくてもよい。
前記ハウジング内に前方に向かう冷却風を発生させるファンを備え、前記ブレーキ機構は、前記ハウジング内の前記原動機より前方に配置されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、従来と比較して回転規制機構によりスピンドルの回転を規制する際の作業性が良好な動力工具を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るグラインダ1の、操作スイッチ5がオフかつロックピン40が押されていない状態における、ハウジング3の一部を切り欠いた平面図。 図1の要部拡大図。 図1と同じ状態のグラインダ1の側断面図。 図3の要部拡大図。 図1と同じ状態のグラインダ1の、ギヤケース4の一部を切り欠いた正面図。 図5の要部拡大図。 グラインダ1の、操作スイッチ5がオフかつロックピン40が半押しされた状態における、ハウジング3の一部を切り欠いた平面図。 図7の要部拡大図。 図7と同じ状態のグラインダ1の側断面図。 図9の要部拡大図。 図1と同じ状態のグラインダ1の、ギヤケース4の一部を切り欠いた正面図。 図11の要部拡大図。 グラインダ1の、操作スイッチ5がオンかつロックピン40が押されていない状態における側断面図。 本発明の実施の形態2に係るグラインダ2の、操作スイッチ5がオフかつロックピン40が押されていない状態における側断面図。 グラインダ2の、操作スイッチ5がオフかつロックピン40が半押しされた状態における側断面図。 グラインダ2の制御ブロック図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
本実施の形態では、図1〜図13により、動力工具の一例として、グラインダ1の構成を説明する。なお、図3により、前後上下の各方向を定義する。図3に示すように、グラインダ1は、先端工具(回転具)としての砥石10を備え、コンクリートや石材などの表面を平坦にする研削作業などに用いられる。砥石10は、円盤形状で、直径が例えば100mm〜250mmである。なお、先端工具としては、円板状の研磨用砥石や切断用砥石の他に、円板状のブラシやカッター等も取付け可能である。グラインダ1は、ハウジング3(例えば樹脂製)と、ギヤケース4とを備える。
ハウジング3は、全体として略円筒形状を成しており、ハウジング3の内部には、原動機としてのモータ(電動モータ)6が収容される。モータ6を保持しているハウジング3は、グラインダ1のハンドルとして用いられる。モータ6は、ここではブラシ付きモータである。モータ6は、ハウジング3の後端から引き出された電源コード7を介して商用電源等の外部交流電源に接続される。ハウジング3内においてモータ6の前方には、モータ6の出力軸6aと一体に回転するファン9が設けられる。ファン9は、前方に向かう冷却風を発生する。冷却風は、ハウジング3の後部に設けられた複数の吸気口(風窓)3bからハウジング3内に取り込まれ、モータ6等を冷却し、ギヤケース4に設けられた複数の排気口(風窓)4aから外部に排気される。モータ6の出力軸6aの前端部には、第1のベベルギヤ21が設けられる。ハウジング3には、モータ6への通電有無(モータ6の駆動、停止)を切り替える操作スイッチ(トリガスイッチ)5が設けられる。
操作スイッチ5は、ハウジング3の表面に露出した操作部5aと、操作部5aと係合しハウジング3内で前後に延びるスライドバー5bとを有する。スライドバー5bの後端部は、モータ6への通電有無を切り替えるスイッチレバー8と係合する。スイッチレバー8は、図3に示すように後方に傾いた状態がオフ、図13に示すように前方に傾いた状態がオンである。操作スイッチ5は、付勢手段としてのスプリング5cによって後方(オフになる方向)に付勢されているが、操作部5aを前方にスライドさせてハウジング3の図3に示す係止凸部3aに引っ掛けることで、操作スイッチ5をオン状態(スイッチレバー8が前方に傾いた状態)に係止できる。なお、オン状態の操作スイッチ5は図13に示される。
ギヤケース4は、例えばアルミ合金等の金属製であり、ハウジング3の前端部に取り付けられる。ギヤケース4の下端の開口部は、蓋部材としてのパッキングランド11によって塞がれる。パッキングランド11は、ギヤケース4に対してネジ止め等により固定される。パッキングランド11は、後述のホイルガード30を保持する保持部材となる。ギヤケース4の内部には、スピンドル20が回転自在に保持される。スピンドル20は、モータ6の出力軸6a(ロータ回転軸)と略直交しており、その一端はパッキングランド11を貫通して外部に突出する。一方、ギヤケース4内に位置するスピンドル20の他端側には、モータ6の出力軸6aに取り付けられた第1のベベルギヤ21と噛み合う第2のベベルギヤ22が設けられる(取り付けられる)。モータ6の回転は、回転伝達機構(減速部)としての第1のベベルギヤ21及び第2のベベルギヤ22によって回転方向が90度変換されると共に、回転速度が減速されてスピンドル20に伝達される。すなわち、スピンドル20はモータ6によって回転駆動される。
砥石10は、ホイルワッシャ及びロックナットによってスピンドル20に固定され、スピンドル20と一体的に回転する。ハウジング3に設けられた操作スイッチ5が操作されると、モータ6に電力が供給され、モータ6の出力軸6aが回転する。すると、第1のベベルギヤ21及び第2のベベルギヤ22を介して出力軸6aに連結されているスピンドル20が回転し、スピンドル20に固定されている砥石10が回転する。パッキングランド11には、砥石10の外周の少なくとも1/2以上を覆うホイルガード30が取り付けられる。ホイルガード30は、作業中にその回動位置が変化しないように回り止めされ、回り止めを解除すれば作業内容に合わせて回動位置を変更できるようになっている。
ギヤケース4には、砥石10を交換する場合等にスピンドル20の回転を規制(固定)するためのスピンドルロック用のロックピン(ロック部材)40が設けられる。図4及び図6に示すように、ロックピン40は、ギヤケース4の上方に露出したフランジ部40aと、フランジ部40aからギヤケース4内に延びるピン部40bとを含む。第2のベベルギヤ22には、ロックピン40のピン部40bの先端が嵌入(係合)可能な穴部(係合部)22aが設けられる。ロックピン40のピン部40b及び第2のベベルギヤ22の穴部22aが、本発明の回転規制機構の例示である。また、ロックピン40のフランジ部40aは、回転規制機構による規制を有効化するための本発明の操作部の例示である。
回転規制機構による規制(スピンドルロック)を有効化するには、ロックピン40を第2のベベルギヤ22の上面に近接するまで押し下げ(半押し状態とし)、砥石10を回転させ、ロックピン40のピン部40bと第2のベベルギヤ22の穴部22aの位置が合ったところでピン部40bを穴部22a内に押し込めばよい。なお、ロックピン40は、付勢手段としてのスプリング41により上方に付勢されており、ロックピン40から手を離せば、ロックピン40は第2のベベルギヤ22の穴部22aから抜け、スピンドルロックは解除される。
ハウジング3内において、モータ6及びファン9の前方には、ブレーキ機構が設けられる。ブレーキ機構は、操作スイッチ5がモータ6のオフを選択しているときにモータ6に制動力を働かせる。ブレーキ機構は、ブレーキホルダ50と、付勢手段としてのスプリング51と、ブレーキパッド52と、ブレーキロータ53とを有する。ブレーキホルダ50は、下部がハウジング3に回動可能に支持される。ブレーキホルダ50は、スプリング51により後方に向けて付勢される。ブレーキパッド52は、ブレーキホルダ50の後面に設けられる。ブレーキロータ53は、モータ6の出力軸6aに一体回転可能に設けられ(取り付けられ)、ブレーキパッド52を挟んでブレーキホルダ50の後面と対向する。
図1〜図6に示す状態、すなわち操作スイッチ5がオフかつロックピン40が押されていない状態では、スプリング51によりブレーキホルダ50はブレーキロータ53側に付勢され、ブレーキパッド52がブレーキロータ53に押し付けられ、ブレーキ機構による制動力が働く。一方、詳細は後述するが、図7〜図12に示す状態、すなわち操作スイッチ5がオフかつロックピン40が半押しされた状態では、ロックピン40の下降に連動してブレーキホルダ50がスプリング51の付勢に抗してブレーキロータ53から離間する方向(前方)に回動され、ブレーキパッド52がブレーキロータ53から離間し、ブレーキ機構による制動力が小さくなる(好ましくは制動力が無くなる)。また、図13に示す状態、すなわち操作スイッチ5がオンかつロックピン40が押されていない状態では、操作スイッチ5のスライドバー5bによってブレーキホルダ50がスプリング51の付勢に抗して前方に回動され、ブレーキパッド52がブレーキロータ53から離間し、ブレーキ機構による制動力が無くなる(ブレーキが解除される)。
以下、ロックピン40が半押し状態のときにブレーキ機構による制動力を小さくする構成について説明する。図2及び図4に示すように、ブレーキホルダ50には、斜めに前方に延びる(立ち上がる)舌片部(係合部)50aが設けられる。一方、図2、図4及び図6に示すように、ロックピン40の操作(上下動)を舌片部50aに伝達する伝達部材42が、ギヤケース4に回転可能に支持される。伝達部材42は、シャフト部42aと、アーム部42b,42cとを含む。シャフト部42aは、ギヤケース4に回転可能の支持される。アーム部42bは、シャフト部42aの前端部から延びてロックピン40と係合する。アーム部42cは、シャフト部42aの後端部から延びてブレーキホルダ50の舌片部50aと係合する。シャフト部42a及びアーム部42b,42cの三者は相互に直交する。
図6及び図12から明らかなように、ロックピン40が半押しされると、伝達部材42は、アーム部42bがロックピン40のフランジ部40aによって下方に押され、前方から見て反時計回りに回転する。すると、アーム部42cと舌片部50aの係合状態が図2の状態から図8の状態に変化し(アーム部42cが舌片部50aの斜面に沿ってスライドし)、ブレーキホルダ50が舌片部50aに引っ張られてスプリング51の付勢に抗して図10に示すように前方に回動し、ブレーキパッド52がブレーキロータ53から離間し、ブレーキ機構による制動力が小さくなる(好ましくはゼロになる)。ロックピン40から手を離すと、スプリング41の付勢によりロックピン40は上方に戻り、伝達部材42も図6に示す元の回転位置に戻り、ブレーキ機構による制動力が復活する。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ロックピン40が半押しされるとブレーキ機構による制動力が小さくなるため、作業者は、ロックピン40を半押し後、砥石10を軽い力(トルク)で回転させることができ、ロックピン40のピン部40bと第2のベベルギヤ22の穴部22aとの相対位置を合わせやすく、スピンドルロックの作業性が良好となる。
(2) ブレーキ機構がモータ6の前方(モータ6より冷却風の風下)に設けられるため、ブレーキダストがモータ6内に入り込むことを抑制できる。
実施の形態2
本実施の形態では、図14〜図16により、動力工具の一例として、グラインダ2の構成を説明する。グラインダ2は、実施の形態1で示したグラインダ1と比較して、ロックピン40の半押し時にブレーキ機構による制動力を小さくするための構成が相違する。図14に示すように、ギヤケース4には、ロックピン40のフランジ部40aと係合するマイクロスイッチ61が保持される。マイクロスイッチ61は、ロックピン40の半押しを検出する検出スイッチであり、ロックピン40が押されていない状態ではオフ、ロックピン40が半押し以上に押されるとオンになる。
ハウジング3及びギヤケース4には、アクチュエータ62が保持される。アクチュエータ62は、電磁石によって可動部材63(図14及び図15の拡大部参照)を直線移動させるものであり、例えば内部にソレノイド及びスプリングを有するソレノイドアクチュエータである。アクチュエータ62が起動すると可動部材63が電磁力によって引き込まれ(図15)、アクチュエータ62が停止するとスプリングによって可動部材63が押し出される(図14)。なお、アクチュエータ62内のスプリングは省略してもよい。アクチュエータ62は、マイクロスイッチ61及び操作スイッチ5のいずれか一方がオンになると起動し、マイクロスイッチ61及び操作スイッチ5の双方がオフになると停止する。
図14及び図15に拡大して示すように、アクチュエータ62の可動部材63は、ピン部63a及びフランジ部63bを含む。ピン部63aの先端にフランジ部63bが設けられる。フランジ部63bは、ブレーキホルダ50の舌片部50aと係合する。舌片部50aは、ブレーキホルダ50からフック状に延びて可動部材63のフランジ部63bに引っ掛かる(係合する)係合部である。
図14に示すように、操作スイッチ5がオフかつロックピン40が押されていないときは、アクチュエータ62は停止状態で可動部材63に引込み力は働かず、スプリング51によりブレーキホルダ50はブレーキロータ53側に付勢され、ブレーキパッド52がブレーキロータ53に押し付けられ、ブレーキ機構による制動力が働く。一方、図15に示すように、操作スイッチ5がオフかつロックピン40が半押しされた状態では、ロックピン40のフランジ部40aによってマイクロスイッチ61がオンになりアクチュエータ62が起動し、可動部材63が引き込まれてブレーキホルダ50が舌片部50aを前方に引っ張り、ブレーキホルダ50がスプリング51の付勢に抗して前方に回動し、ブレーキパッド52がブレーキロータ53から離間し、ブレーキ機構による制動力が小さくなる(好ましくはゼロになる)。操作スイッチ5がオンになった場合も同様に、アクチュエータ62の動作によりブレーキ機構による制動力は無くなる。なお、本実施の形態では操作スイッチ5がオンの場合もアクチュエータ62によりブレーキホルダ50を前方に回動させて制動力を無くすため、操作スイッチ5のスライドバー5bが実施の形態1と比較して前方に短くなっている。
ハウジング3内の後部には、制御部としてのコントローラ60が設けられる。コントローラ60は、図16に示すモータ駆動回路70を構成する各ブロックを制御し、モータ6の駆動を制御する。モータ駆動回路70において、電源回路71は、例えばマイコンからなるコントローラ60及びアクチュエータ62に電流を供給するための回路である。コントローラ60は、マイクロスイッチ61のオンオフを監視し、マイクロスイッチ61がオンになると、FET等のスイッチング素子72をオンにし、電源回路71の出力電流をアクチュエータ62に供給してアクチュエータ62を起動する(ブレーキ機構による制動力を解除する)。コントローラ60は、マイクロスイッチ61がオンのときは、操作スイッチ5がオンになってもモータ6を動作させない。抵抗73は、モータ6に流れる電流を検出する検出抵抗である。コントローラ60は、抵抗73の端子電圧を検出し、モータ6に流れる電流が所定値を超えたことを検出すると、トライアック等のスイッチング素子74をオフし、モータ6への通電を停止する(過電流防止機能)。
本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様である。本実施の形態も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態では、操作スイッチ5がオンの時に電源コード7が抜けるとアクチュエータ62が停止してブレーキ機構による制動力が復活するので、作業中に電源コード7が抜けた場合に砥石10を迅速に停止できる。また、コントローラ60は、マイクロスイッチ61がオンのときは操作スイッチ5がオンになってもモータ6を動作させないため、砥石10の交換時に不意に操作スイッチ5がオンになっても砥石10が回転するリスクを抑制できる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
動力工具は、グラインダ以外の他の種類のものであってもよい。例えば丸鋸やコンクリートカッタ、刈払機、芝刈機など、比較的慣性モーメントの大きな回転具を取付可能な動力工具に本発明は好適である。モータ6は、ブラシレスモータであってもよい。原動機は、電動モータ以外のもの(エンジン等)であってもよい。
1,2 グラインダ、3 ハウジング、3a 係止凸部、3b 吸気口(風窓)、4 ギヤケース、4a 排気口(風窓)、5 操作スイッチ(トリガスイッチ)、5a 操作部、5b スライドバー、5c スプリング、6 モータ(電動モータ)、6a 出力軸、7 電源コード、8 スイッチレバー、9 ファン、10 砥石、11 パッキングランド(保持部材)、20 スピンドル、21 第1のベベルギヤ、22 第2のベベルギヤ、22a 穴部(係合部)、30 ホイルガード、40 ロックピン(ロック部材)、40a フランジ部(操作部)、40b ピン部、41 スプリング、42 伝達部材、50 ブレーキホルダ、50a 舌片部(係合部)、51 スプリング、52 ブレーキパッド、53 ブレーキロータ、60 コントローラ(制御部)、61 マイクロスイッチ(検出スイッチ)、62 アクチュエータ、63 可動部材、63a ピン部、63b フランジ部、70 モータ駆動回路、71 電源回路、72 スイッチング素子、73 抵抗、74 スイッチング素子

Claims (6)

  1. 原動機と、
    前記原動機を収容するハウジングと、
    前記原動機のオン、オフを切替え可能な操作スイッチと、
    前記操作スイッチが前記原動機のオフを選択しているときに前記原動機に制動力を働かせるブレーキ機構と、
    前記原動機によって回転駆動されるスピンドルと、
    前記原動機の回転を前記スピンドルに伝達する回転伝達機構と、
    前記スピンドルの回転を規制可能な回転規制機構と、
    作業者が前記回転規制機構による規制を有効化するための操作部と、を備え、
    前記操作部が操作されているときは、前記操作部が操作されていない場合と比較して、前記ブレーキ機構による制動力を小さくすることを特徴とする、動力工具。
  2. 前記操作部が操作されているときは、前記ブレーキ機構による制動力を無くす、請求項1に記載の動力工具。
  3. 前記操作部の操作を前記ブレーキ機構に伝達する伝達部材を備え、前記操作部の操作による前記伝達部材の動作により前記ブレーキ機構による制動力を小さくする、請求項1又は2に記載の動力工具。
  4. 前記操作部の操作を検出する検出スイッチと、前記検出スイッチにより前記操作部の操作が検出されると起動するアクチュエータと、を備え、前記アクチュエータの動作により前記ブレーキ機構による制動力を小さくする、請求項1又は2に記載の動力工具。
  5. 前記操作部の操作を検出する検出スイッチと、前記原動機の駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出スイッチにより前記操作部の操作が検出されているときは、前記原動機を動作させない、請求項3に記載の動力工具。
  6. 前記ハウジング内に前方に向かう冷却風を発生させるファンを備え、前記ブレーキ機構は、前記ハウジング内の前記原動機より前方に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の動力工具。
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