JP6516412B2 - ラムノ脂質を含む混合組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ラムノ脂質を含む混合組成物、その調製方法、製剤を製造するためのその使用、およびその混合組成物を含む製剤に関する。
ラムノ脂質は、自由な自然界においてある種の細菌、例えば緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)から産生される糖脂質である。微生物は、通常1分子当たり1個または2個のラムノース単位を有し、異なる長さの脂質鎖を含むことがあり得るモノ−およびジ−ラムノ脂質を含むラムノ脂質の混合物を産生する。
EP153634には、モノ−ラムノ脂質とジ−ラムノ脂質がほぼバランスのとれた重量比である混合組成物が記載されている。
同様に、EP0499434の実施例3には、2成分の重量比のバランスがとれたラムノ脂質組成物が記載されている。
EP2410039には、モノ−ラムノ脂質とジ−ラムノ脂質を重量比95:5〜45:55で含む清浄組成物が記載されている。
純粋なジ−ラムノ脂質、純粋なモノ−ラムノ脂質、およびそれらの混合物の表面活性の特性決定については、例えばChenら、Solution self−assembly and adsorption at the air−water interface of the monorhamnose and dirhamnose rhamnolipids and their mixtures, Langmuir. 2010 Dec 7;26(23):18281−92に記載されている。
簡単な発酵方法で調製することができるこれまで公知のラムノ脂質の欠点は、それらの比較的ごく一部分しかジ−ラムノ脂質でないことである。
これに加えて、これらのラムノ脂質組成物は、望ましくない副生物としてアシル鎖を1本しか含まないラムノ脂質を含むことが比較的に多い。
分画法で精製された純粋なジ−ラムノ脂質組成物は、化粧品としての使用時に粗く乾燥した皮膚感触を特徴とする。
本発明の目的は、良好なフォーム特性を有し、さらにスキンケア組成物またはスキンクレンジング組成物中で使用されたとき軽い皮膚感触を有するラムノ脂質組成物を提供することであった。
驚くべきことに、以下に記載する混合組成物は本発明が取り組む目的を実現できることが明らかになった。
したがって、本発明は、ある種のラムノ脂質を定義された重量比で含む混合組成物を提供する。
本発明は、遺伝子組み換えされた細胞を使用して本発明による混合組成物を調製する方法をさらに提供する。
本発明は、本発明による混合組成物を含む製剤をさらに提供する。
本発明による混合組成物の1つの利点は、水性条件下における優れたフォーム安定性である。
本発明による混合組成物の別の利点は、水性条件下における顕著なフォーム量である。
本発明による混合組成物の別の利点は、特に優れた起泡挙動である。
本発明による混合組成物の別の利点は、任意所望の水性界面活性系において簡便に調合できることである。
本発明による混合組成物の別の利点は、製剤中の通常の増粘剤による良好な増粘性である。
別の利点は、皮膚および毛髪をよく洗い流すことができることである。
本発明による混合組成物の別の利点は、特に赤血球(RBC)試験において値が高いことを特徴とする低刺激性および良好な生理的相溶性である。
別の利点は、洗浄中および後の良好な皮膚感触である。
本発明による混合組成物の別の利点は、洗浄後に柔らかな皮膚感触が残ることである。
本発明による混合組成物の別の利点は、洗浄後に滑らかな皮膚感触が残ることである。
本発明による混合組成物の別の利点は、皮膚に加脂(refatting)効果を及ぼすことである。
本発明による混合組成物の別の利点は、油を本質的に含まない混合組成物を合成できることである。
SITA測定によって表した起泡挙動を示す図である。
本発明の文脈では、「ラムノ脂質」という用語は、特に一般式(I)の化合物またはその塩の意味として理解される:
Figure 0006516412

[式中、
m=2、1、または0であり、
n=1または0であり、
およびRはそれぞれ独立して、2〜24個、好ましくは5〜13個の炭素原子を有する同一または異なる有機基であり、特に任意選択により分枝状の、任意選択により置換、特にヒドロキシ置換されている、任意選択により不飽和、特に任意選択により一、二、または三不飽和のアルキル基であり、好ましくはペンテニル、ヘプテニル、ノネニル、ウンデセニル、トリデセニル、および(CH−CH(式中、o=1〜23、好ましくは4〜12)からなる群から選択されるアルキル基である]。
本発明の文脈では、「ジ−ラムノ脂質」という用語は、n=1である一般式(I)の化合物またはその塩の意味として理解される。
本発明の文脈では、「モノ−ラムノ脂質」という用語は、n=0である一般式(I)の化合物またはその塩の意味として理解される。
異なるラムノ脂質を以下の命名法に従って略記する:
「ジRL−CXCY」は、R基とR基のうちの一方が(CH−CH(ここでo=X−4である)であり、残りのR基またはR基が(CH−CH(ここでo=Y−4である)である一般式(I)のジ−ラムノ脂質の意味として理解される。
「モノRL−CXCY」は、R基とR基のうちの一方が(CH−CH(ここでo=X−4である)であり、残りのR基またはR基が(CH−CH(ここでo=Y−4である)である一般式(I)のモノ−ラムノ脂質の意味として理解される。
このように使用される命名法は、「CXCY」と「CYCX」で異ならない。
m=0であるラムノ脂質の場合、それに応じてモノRL−CXまたはジRL−CXが用いられる。
上記の指数Xおよび/またはYの一方が「:Z」で記載されている場合、それぞれのR基および/またはR基は、Z個の二重結合を有するX−3個またはY−3個の炭素原子を含む非分枝状非置換炭化水素基であることを意味する。
本発明の文脈では、「pH」は、ISO 4319(1977)に従って較正されたpH電極を使用して、対応する物質について5分間撹拌した後25℃で測定される値と定義される。
本発明の文脈では、「水性媒体」という用語は、考慮される全組成物に基づいて少なくとも5重量%の水を含む組成物の意味として理解される。
別段の記載のない限り、記載の百分率(%)はすべて質量による百分率である。
本発明はラムノ脂質を含む混合組成物を提供し、混合組成物が
51重量%〜95重量%、好ましくは70重量%〜90重量%、特に好ましくは75重量%〜85重量%、のジRL−C10C10および
0.5重量%〜9重量%、好ましくは0.5重量%〜3重量%、特に好ましくは0.5重量%〜2重量%、のモノRL−C10C10
を含み、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする。
本発明による好ましい混合組成物は、混合組成物が、
0.5重量%〜15重量%、好ましくは3重量%〜12重量%、特に好ましくは5重量%〜10重量%、のジRL−C10C12:1
を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする。
本発明によるさらに好ましい混合組成物は、混合組成物が、
0.5〜25重量%、好ましくは5重量%〜15重量%、特に好ましくは7重量%〜12重量%、のジRL−C10C12
を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする。
本発明による混合組成物が、
0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.5重量%〜3重量%、特に好ましくは0.5重量%〜2重量%、のモノRL−C10C12および/または、好ましくは、および
0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.5重量%〜3重量%、特に好ましくは0.5重量%〜2重量%、のモノRL−C10C12:1
を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることも好ましい。
本発明による混合組成物が、
0.1重量%〜25重量%、好ましくは2重量%〜10重量%、特に好ましくは4重量%〜8重量%、のジRL−C8C10
を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることが有利であり、したがって好ましい。
本発明による特に好ましい混合組成物は、混合組成物が、
0.5重量%〜15重量%、好ましくは3重量%〜12重量%、特に好ましくは5重量%〜10重量%、のジRL−C10C12:1、
0.5〜25重量%、好ましくは5重量%〜15重量%、特に好ましくは7重量%〜12重量%、のジRL−C10C12、
0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.5重量%〜3重量%、特に好ましくは0.5重量%〜2重量%、のモノRL−C10C12および
0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.5重量%〜3重量%、特に好ましくは0.5重量%〜2重量%、のモノRL−C10C12:1
を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする。
これに加えて、本発明による混合組成物が、モノRL−CXまたはジRL−CXの式のラムノ脂質を微量のみ含むことが好ましい。特に、本発明による混合組成物は、好ましくは、
0重量%〜5重量%、好ましくは0重量%〜3重量%、特に好ましくは0重量%〜1重量%、のジRL−C10を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであり、用語「0重量%」は検出可能な量が無いことを意味すると理解される。
本発明の混合組成物は、少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも80重量%、特に好ましくは少なくとも90重量%のラムノ脂質を含み、ここで、重量%は混合組成物全体の乾燥物質に対するものであることを特徴とする。
本発明によれば、好ましくは、本発明による混合組成物は、脂肪油(20℃で液体のアシルグリセロール)を実質的に含まず、したがって脂肪油を全混合組成物に基づいて特に0.5重量%未満、特に0.1重量%未満含み、特に好ましくは検出可能な量の脂肪油を含まない。
本発明による混合組成物は、純粋な物質を混合することによって調製することができ、その場合の純粋な物質は従来通りに調製されたラムノ脂質混合物から精製することができる。対応する精製方法とは、例えば選択的結晶化およびクロマトグラフ法である。対応する方法については、Heydら、Development and trends of biosurfactant analysis and purification using rhamnolipids as an example, Anal Bioanal Chem. 2008 Jul;391(5):1579−90に記載されている。
特に、同様に本発明の主題である以下に記載する方法は、本発明による混合組成物を調製するのに適している。
第1の方法は、次の工程:
Ia)rhlA、rhlB、およびrhlCの群の少なくとも1つの遺伝子がそれぞれの場合、過剰発現されるように遺伝子組み換えされたシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)細胞を用意する工程と、
IIa)本発明による細胞と少なくとも1つの炭素源を含む培地とを接触させる工程と、
IIIa)細胞が炭素源からラムノ脂質を形成するのを可能にする条件下で、細胞を培養する工程と、
IVa)任意選択により、形成されたラムノ脂質を単離する工程と
を含み、遺伝子rhlCはrhlBに比べて多く過剰発現し、特に少なくとも1.5倍多く、好ましくは少なくとも2倍多く、特に好ましくは少なくとも10倍多く過剰発現することを特徴とする。
上述された過剰発現の相対強度は、例えばRT−PCRを利用して決定することができ、形成されたmRNAの量をそれぞれの遺伝子について決定する。
当業者は、発現強度の調節を標的化した方式で例えばプロモーターの選択または所定量の誘導物質と組み合わせた誘導性プロモーターの使用あるいは遺伝子増殖によって実現することができる。
代替方法は、次の工程:
Ib)それぞれの場合、rhlA、rhlB、およびrhlCの群の少なくとも1つの外来遺伝子を有し、その少なくとも1つが誘導性プロモーターの支配下にあるように遺伝子組み換えされたシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)細胞を用意する工程と、
IIb)発酵ブロス1L当たり細胞乾燥質量1〜30g、好ましくは発酵ブロス1L当たり細胞乾燥質量2〜20g、特に好ましくは発酵ブロス1L当たり細胞乾燥質量5〜15gの細胞密度を実現しながら、本発明による細胞と少なくとも1つの炭素源を含む培地とを、接触させ、培養する工程と、
IIIb)少なくとも1つの誘導性プロモーターを誘導し、細胞がラムノ脂質を炭素源から形成するのを可能にする条件下で細胞を培養する工程と、
IVb)任意選択により、形成されたラムノ脂質を単離する工程と
を含む。
本発明の文脈では、「誘導性プロモーター」という用語は、細胞を取り巻く培地を変化させることによってその活性を変化させるプロモーターの意味として理解される。変化としては、例えばある物質の温度変化および濃度変化を挙げることができる。
本発明の文脈では、「少なくとも1つの誘導性プロモーターを誘導する」という用語は、細胞を取り巻く培地を変化させることによって、誘導性プロモーターの活性を増加させることを意味すると理解されるものとする。
本発明の文脈で好適な誘導性プロモーターは、例えば化学的誘導物質(例えば、ラクトース、IPTG、ジシクロプロピルケトン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、プロピオネート、クマート(cumate)、ベンゾエート、アラビノース、ラムノース、ニコチン酸など)を添加することによって誘導されるプロモーター、環境条件の変化(例えば、ホスフェート欠乏または硫黄欠乏の発生、温度またはpHの変化など)によって誘導されるプロモーター、またはある種の生理的状態(例えば、ある細胞密度または増殖速度もしくは増殖相)によって誘導されるプロモーターである。
方法において特に好ましく使用される誘導性プロモーターは、ジシクロプロピルケトン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、プロピオネート、クマート、ベンゾエート、ホスフェート欠乏、硫黄欠乏、または増殖速度の低下により誘導可能なプロモーター群から選択される。
本発明の両方の方法におけるrhlA、rhlB、およびrhlC遺伝子は、緑膿菌(P. aeruginosa)に由来する遺伝子から選択されることが好ましい。
本発明による2つの方法は、好ましくは生体内変換(biotransformation)として実施されるものではない。これは、例えば、本製法に外部から導入された脂肪および油脂のような脂肪酸または脂肪酸含有化合物からラムノ脂質が形成されないことを意味し、本方法において特定される炭素源が、特に、脂肪酸または脂肪酸含有化合物以外の少なくとも1種の炭素含有化合物を主に含むことを意味すると理解される。
本発明の混合組成物は、特に化粧品製剤に有利に組み込むことができる。
したがって、本発明の更なる主題は、本発明の混合組成物の、製剤、特に化粧品製剤の製造のための使用、および本発明の混合組成物を含む製剤、特に化粧品製剤である。
本発明の混合組成物の他に、本発明による好ましい製剤は少なくとも1つの界面活性剤を含み、例えばアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、および/または両性界面活性剤を使用することが可能である。応用に関連した観点から、アニオン界面活性剤と非イオン界面活性剤の混合物が好ましい。水性製剤の全界面活性剤含量は、全製剤に基づいて好ましくは5〜60重量%、特に好ましくは15〜40重量%である。
使用される非イオン界面活性剤は、好ましくは8〜18個の炭素原子およびアルコール1mol当たりエチレンオキシド(EO)平均1〜12molを有する、好ましくはアルコキシル化された、有利にはエトキシル化された、特に第一級アルコールであり、アルコール基は直鎖状または好ましくは2位メチル分枝状とすることができ、あるいはオキソアルコール基に通例存在するように直鎖基とメチル分枝状基を混合物として含むことができる。しかしながら、特に12〜18個の炭素原子を有する天然由来のアルコールに由来する、例えばヤシ、パーム、タロウ脂、またはオレイルアルコールに由来する直鎖基を有し、アルコール1mol当たり平均2〜8個のEOを有するアルコールエトキシレートが好ましい。好ましいエトキシル化アルコールとしては、例えば3個のEO、4個のEO、または7個のEOを有するC12〜C14−アルコール、7個のEOを有するC9〜C11−アルコール、3個のEO、5個のEO、7個のEO、または8個のEOを有するC13〜C15−アルコール、3個のEO、5個のEO、または7個のEOを有するC12〜C18−アルコール、および3個のEOを有するC12〜C14−アルコールと7個のEOを有するC12〜C18−アルコールとの混合物などこれらの混合物が挙げられる。記載されたエトキシル化度は、特定の生成物について整数または分数とすることができる統計的平均値である。好ましいアルコールエトキシレートは同族体分布が狭いものである。これらの非イオン界面活性剤に加えて、12個を超えるEOを有する脂肪アルコールを使用することも可能である。その例は、14個のEO、25個のEO、30個のEO、または40個のEOを有するタロウ脂肪アルコールである。分子中にEO基とPO(プロピレンオキシド)基を一緒に含む非イオン界面活性剤も使用することができる。この点に関連して、EO−POブロック単位またはPO−EOブロック単位を有するブロックコポリマーを使用することが可能であるが、EO−PO−EOコポリマーまたはPO−EO−POコポリマーも使用することが可能である。
EO単位とPO単位がブロック状ではなくランダムに分布している混合アルコキシル化非イオン界面活性剤を使用することも可能であることは当然である。このような生成物は、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの脂肪アルコールに対する同時作用の結果として得ることができる。
さらに、アルキルグリコシドを別の非イオン界面活性剤として使用することもできる。
単独の非イオン界面活性剤としてまたは他の非イオン界面活性剤と組み合わせて使用される、別な種類の好ましく使用される非イオン界面活性剤は、例えば特開昭58/217598に記載されているような、アルコキシル化された、好ましくはエトキシル化された、またはエトキシル化およびプロポキシ化された、好ましくはアルキル鎖中に1〜4個の炭素原子を有する脂肪酸アルキルエステル、特に脂肪酸メチルエステルであり、あるいは好ましくは国際公開第90/13533号に記載の方法で調製されるものである。
アミンオキシドタイプの非イオン界面活性剤、例えばN−ココアルキル−N,N−ジメチルアミンオキシドおよびN−タロウ−アルキル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキシド、ならびに脂肪酸アルカノールアミドタイプの非イオン界面活性剤が好適であることもある。これらの非イオン界面活性剤の量は、好ましくはエトキシル化脂肪アルコールの量以下、特にその半量以下である。
別の好適な界面活性剤はポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、通常還元糖のアンモニア、アルキルアミン、またはアルカノールアミンによる還元的アミノ化とその後の脂肪酸、脂肪酸アルキルエステル、または脂肪酸塩化物によるアシル化によって得ることができる物質である。
使用されるアニオン界面活性剤は、例えばスルホネートおよびサルフェートタイプのものである。ここで好適なスルホネートタイプの界面活性剤は、好ましくはC9〜C13−アルキルベンゼンスルホネート、オレフィンスルホネート、すなわちアルケンスルホネートとヒドロキシアルカンスルホネートの混合物、また例えば末端もしくは内部に二重結合を有するC12〜C18−モノオレフィンからガス状の三酸化硫黄によるスルホン化とその後のスルホン化生成物のアルカリ加水分解または酸加水分解によって得られるようなジスルホネートである。また、C12〜C18−アルカンから例えばスルホ塩素化(sulphochlorination)またはスルホキシド化とその後の加水分解または中和によって得られるアルカンスルホネートも好適である。同様に、α−スルホ脂肪酸(エステルスルホネート)のエステル、例えば水素化ヤシ、パーム核、またはタロウ脂肪酸のα−スルホン化メチルエステルも好適である。
別の好適なアニオン界面活性剤は、硫酸化脂肪酸グリセロールエステルである。脂肪酸グリセロールエステルは、モノグリセロールと脂肪酸1〜3molのエステル化による調製においてまたはトリグリセリドとグリセロール0.3〜2molのエステル交換において得られるようなモノエステル、ジエステル、およびトリエステル、またそれらの混合物の意味と理解されるものとする。ここで好ましい硫酸化脂肪酸グリセロールエステルは、6〜22個の炭素原子を有する飽和脂肪酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、またはベヘン酸の硫酸化生成物である。
好ましいアルキル(またはアルケニル)サルフェートは、C12〜C18−脂肪アルコール、例えばココナツ脂肪アルコール、タロウ脂肪アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、もしくはステアリルアルコール、またはC10〜C20−オキソアルコールの硫酸半エステル、およびこれらの鎖長の第二級アルコールの硫酸半エステルのアルカリ金属、特にナトリウム塩である。さらに、石油化学に基づいて調製された合成直鎖アルキル基を含み、脂肪性化学原料に基づく好適な化合物と類似した分解挙動を有する、指定の鎖長のアルキル(またはアルケニル)サルフェートが好ましい。洗浄の観点から、C12〜C16−アルキルサルフェートおよびC12〜C18−アルキルサルフェート、またC14〜C18−アルキルサルフェートが好ましい。例えば、米国特許第3,234,258または第5,075,041号に従って調製され、DAN(登録商標)という名称でShell Oil Companyの市販製品として得ることができる2,3−アルキルサルフェートも、好適なアニオン界面活性剤である。
エチレンオキシド(EO)平均3.5molを有する2−メチル−分枝状C9〜C11−アルコールまたは1〜4個のEOを有するC12〜C18−脂肪アルコールなどエチレンオキシド1〜6molでエトキシル化された直鎖または分枝状のC7〜C20−アルコールの硫酸モノエステルも好適である。それらは、高い起泡挙動のために清浄組成物中で比較的少量、例えば1〜5重量%の量しか使用されない。
また、別の好適なアニオン界面活性剤は、スルホスクシナートまたはスルホコハク酸エステルと呼ばれることもあり、スルホコハク酸とアルコール、好ましくは脂肪アルコール、特にエトキシル化脂肪アルコールとのモノエステルおよび/またはジエステルを構成するアルキルスルホコハク酸の塩である。好ましいスルホスクシナートは、C8〜C18−脂肪アルコール基またはこれらの混合物を含む。特に好ましいスルホスクシナートは、エトキシル化脂肪アルコールに由来する脂肪アルコール基を含む。この点に関連して、脂肪アルコール基が同族体分布の狭いエトキシル化脂肪アルコールに由来するスルホスクシナートが特に好ましい。同様に、アルキル(アルケニル)鎖中に好ましくは8〜18個の炭素原子を有するアルキル(アルケニル)コハク酸またはその塩を使用することも可能である。
特に好ましいアニオン界面活性剤は石けんである。また、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、(水素化)エルカ酸、およびベヘン酸の塩などの飽和および不飽和脂肪酸石けん、また特に天然脂肪酸、例えばココナツ、パーム核、オリーブ油、またはタロウ脂肪酸に由来する石けん混合物も好適である。
石けんを含めてアニオン界面活性剤は、それらのナトリウム、カリウム、またはアンモニウム塩、およびモノ−、ジ−、またはトリエタノールアミンなど有機塩基の可溶性塩の形とすることができる。アニオン界面活性剤はそれらのナトリウムまたはカリウム塩の形、特にナトリウム塩の形をとることが好ましい。
本発明に従って使用することができる両性界面活性剤は、分子中に少なくとも1つの第四級アンモニウム基および少なくとも1つの−COO−または−SO 基を有する界面活性化合物である。この文脈で特に好ましい両性界面活性剤は、アルキル−またはアルキルアミドプロピルベタインなどのベタイン界面活性剤である。特に、いずれの場合にもアルキル基またはアシル基中に8〜18個の炭素原子を有する、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、C12〜C18−アルキルジメチルアセトベタイン、ココアミドプロピルジメチルアセトベタイン、2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、およびスルホベタイン、またココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシナートなどのベタインがここでは好ましい。特に好ましい双性イオン性界面活性剤は、INCI名コカミドプロピルベタインで知られているN,N−ジメチル−N−(ラウロイルアミドプロピル)アンモニウムアセトベタインである。
別の好適な両性界面活性剤は、アンホアセテートおよびアンホジアセテート、特に例えばココ−もしくはラウリルアンホアセテートまたは−ジアセテートの群、アンホプロピオネートおよびアンホジプロピオネートの群;ならびにアシルグルタメート、特にジナトリウムココイルグルタメートおよびナトリウムココイルグルタメート、アシルグリシネート、特にココイルグリシネート、アシルサルコシネート、特にアンモニウムラウロイルサルコシネートおよびナトリウムココイルサルコシネートなどのアミノ酸系界面活性剤の群によって形成される。
さらに、本発明による製剤は、下記の群から選択される少なくとも1種の追加成分を含むことができる:
軟化剤、
乳化剤、
増粘剤/粘性調節剤/安定剤、
UV光防御フィルター、
抗酸化剤、
ヒドロトロープ(またはポリオール)、
固形剤および充填剤、
膜形成剤、
真珠光沢添加剤、
消臭剤および制汗剤活性成分、
昆虫忌避剤、
セルフタンニング剤、
保存剤、
コンディショナー、
香料、
染料、
臭気吸収剤、
化粧品活性成分、
ケア添加剤、
過脂肪剤、
溶媒。
個々の群の典型的な代表として使用することができる物質は当業者に公知であり、例えば独国特許出願第102008001788.4号にでている。この特許出願は、参照により本明細書に組み込まれ、したがって本開示の一部となる。
別の任意選択の成分およびこれらの成分の使用量については、当業者に公知である関連ハンドブック、例えばK. Schrader, “Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika [Fundamentals and Formulations of Cosmetics]”, 2nd edition, page 329 to 341, Huthig Buch Verlag Heidelbergに明示されている。
各添加剤の量は所期の使用に依存している。
各用途向けの典型的な基準製剤は公知の先行技術であり、例えば各ベース材料および活性成分の製造業者のパンフレットに含まれている。これらの既存の製剤を、一般的には変更することなく採用することができる。しかし、必要に応じて、適応および最適化のために、所望の修正を複雑さを伴わずに簡単な実験によって行うことができる。
本発明による混合組成物および本発明による混合組成物を含む本発明による製剤は有利に表面の清浄に使用することができる。本発明によるこの形態の使用では、表面は生物、特にヒトの表面であることが好ましく、このような表面は皮膚および毛髪から選択されることが特に好ましい。
下記の実施例は例として本発明を説明するものであって、本発明を実施例に指定する実施形態に限定するものではなく、本出願の範囲は全体の説明および特許請求の範囲から定まる。
以下の図面は、本明細書の一部となる:
図1:SITA測定によって表した起泡挙動を示す図である。
実施例1:ジRL−C10C10およびモノRL−C10−C10の調製
純粋な様々なRL形の調製は、分取カラムクロマトグラフィーによって行われる。このために、シリカゲル60(200〜500μm;35〜70メッシュ;Sigma-Aldrich(ドイツ))750gを水飽和酢酸エチル(1重量%の酢酸で酸性化)に懸濁し、カラム(直径=65mm、最大充填レベル=600mm、1lの溶媒リザーバー)に注ぎ込んだ。酸処理した海砂(Riedel de Haen、ドイツ・ゼールツエ)を2〜3cmの保護層として固定相の上に載せた。使用した溶離液は、同様に1重量%の酢酸を含む水飽和酢酸エチルである。市販のRL混合物(JBR 505、Jeneil Biosurfactants、全ラムノ脂質濃度:約5重量%)を凍結乾燥した。
凍結乾燥したRL混合物10gを溶離液に濃度5重量%で溶解した。溶液を調製したカラムに載せた。溶離液の流速を15ml/分に調整した。溶出液を画分100ml単位で回収し、薄膜クロマトグラフィーおよびHPLCによって分析した。様々なRL形をこのようにして分離することができた。同一組成の画分を合わせ、溶媒をロータリーエバポレーターで除去した。次いで、残渣を水に溶解し、凍結乾燥し、粉末の形で応用試験に使用した。十分な量を得るために、この手順を数回実施した。得られた画分の純度は、H−NMRおよびHPLCによって>99重量%と決定された。
実施例2:ジRL−C10C10とモノRL−C10C10の混合物の調製
実施例1に記載の純粋なRL形を粉末の形としてジRL−C10C10とモノRL−C10C10の比97.5:2.5で混合した。
実施例3:ラムノシルトランスフェラーゼRhlCをコードする遺伝子の発現が、ラムノシルトランスフェラーゼRhlBをコードする遺伝子rhlBの発現より数倍高いP. putidaにおける、緑膿菌(P. aeruginosa) PAO1に由来するrhlABCによるラムノ脂質の調製

ラムノシルトランスフェラーゼRhlCをコードする遺伝子の発現がラムノシルトランスフェラーゼRhlBをコードする遺伝子rhlBの発現よりはるかに高いレベルで起こる、P. putida株において緑膿菌(P. aeruginosa) PAO1由来のrhlABCによりラムノ脂質を調製するために、プラスミドpBBR1MCS2−Plac−rhlABC−T−Ptac−rhlC−T(配列番号1)を構築した。このために、以下のDNAフラグメントを合成した:
緑膿菌(P. aeruginosa)PAO1遺伝子rhlA、rhlB、およびrhlCと、その後にターミネーターと、その後に合成tacプロモーターと、その後に緑膿菌(P. aeruginosa)PAO1遺伝子rhlCおよびターミネーターが続き、HindIII制限部位(5’末端)またはBsu36I制限部位(3’末端)が隣接している(配列番号2)。
DNA合成プロバイダによって用意された合成DNAフラグメントを含むベクターを、Fast Link Ligation Kit(Epicentre Technologies; Madison, WI, USA)によりHindIIIおよびBsu36Iで切断し、ベクターpBBR1MCS−2に連結し(配列番号3)、同様にHindIIIおよびBsu36Iで切断した。得られる標的ベクターpBBR1MCS2−Plac−rhlABC−T−Ptac−rhlC−T(合成フラグメント配列番号2を含むpBBR1MCS-2)のサイズは9336塩基対である。
シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)KT2440のベクターpBBR1MCS2−Plac−rhlABC−T−Ptac−rhlC−T(配列番号1)による形質転換は上述されたように生じる(Iwasakiら、 Biosci. Biotech. Biochem. 1994. 58(5):851-854)。いずれの場合にも10個のクローンから調製されたプラスミドDNAを単離および分析した。プラスミドを有する得られた株をP. putida KT2440 pBBR1MCS2−Plac−rhlABC−T−Ptac−rhlC−Tと呼んだ。
組換え株P. putida KT2440 pBBR1MCS2−Plac−rhlABC−T−Ptac−rhlC−TをLB−寒天−カナマイシン(50μg/ml)プレートで培養した。
ラムノ脂質の生成には、下記でM9培地と呼ばれる培地を使用した。この培地は、2%(w/v)グルコース、0.3%(w/v)KHPO、0.679%NaHPO、0.05%(w/v)NaCl、0.2%(w/v)NHCl、0.049%(w/v)MgSO×7HO、および0.1%(v/v)の微量元素溶液からなる。これは、1.78%(w/v)FeSO×7HO、0.191%(w/v)MnCl×7HO、3.65%(w/v)HCl、0.187%(w/v)ZnSO×7HO、0.084%(v/v)Na−EDTA×2HO、0.03%(v/v)HBO、0.025%(w/v)NaMoO×2HO、および0.47%(w/v)CaCl×2HOからなる。培地のpHをNHOHで7.4に調整し、培地をオートクレーブ滅菌した(121℃、20分)。培養時のpH調整は必須ではない。
振盪フラスコ中におけるラムノ脂質の生成を調査するために、最初に前培養物を調製した。このために、LB−寒天プレートに新たに画線した株のコロニーを使用し、LB培地10mlを100mlのErlenmeyerフラスコに接種した。組換え株P. putidaはすべて、50μg/mlのカナマイシンが添加されたLB培地で培養した。P. putida株を30℃および200rpmで終夜培養した。
250mlのErlenmeyerフラスコ中のM9培地(+50μg/mlのカナマイシン)50mlに接種するために、前培養物を使用した(開始時:OD600 0.1)。培養物を200rpmおよび30℃で培養した。24時間後、培養液試料1mlを培養用フラスコから取り出した。
発酵および精製
同様に、無機培地(M9)を本培養に使用した。発酵は、10容量%の前培養の接種および初期に導入されたグルコースの消費に続いて、作動容量1.2Lの2Lの発酵槽において炭素制限下でグルコース供給により行った。グルコース供給は、溶存酸素シグナルを参照することにより行われる。溶存酸素を撹拌機速度により20%飽和に調節した。pHを、pH電極およびNHSOの添加により7に調節した。発酵を生物乾燥質量15g/lになるまで4日間にわたって実施した。ラムノ脂質濃度はHPLCで確認し、9.8g/lであった。10000gで遠心することによって細胞を分離した後、濃HClを添加することによって発酵ブロスをpH 4.0に調整した。次いで、同じ容量の酢酸エチルで抽出を実施した。ラムノ脂質含有有機相を分離し、さらに処理した。濃度50重量%のKOH(水溶液)を添加することによって、溶液のpHをpH 7に調整した。これによって、2つの液相が形成される。下相は、親油性および親水性の不純物を含まないラムノ脂質を高収率で含有する。ラムノ脂質混合物の組成はこれによって影響を受けない。下相を抜き取り、溶媒の大部分をロータリーエバポレーターで除去した。次いで、水を再び添加し、ラムノ脂質水溶液を凍結乾燥した。得られた粉末をHPLCによって分析し、応用に関して特徴付けした。
ラムノ脂質の定量
以下のクロマトグラフ分析用の試料調製を以下の通り行う。ディスプレイスメントピペット(Combitip)を使用して、最初にアセトン1mlを2mlの反応容器に導入し、蒸発を最小限に抑えるために反応容器を直ちに閉じた。次いで、培養液1mlを添加した。培養液/アセトンの混合物をボルテックスした後、13000rpmで3分間遠心し、上澄液800μlをHPLCの容器に移した。
ラムノ脂質の検出および定量のために、蒸発光散乱検出器(Sedex LT-ELSDモデル85LT)を使用した。実際の測定は、Agilent Technologies 1200 Series(Santa Clara, California)およびZorbax SB−C8 Rapid Resolution Column(4.6×150mm、3.5μm、Agilent)により実施した。注入量は5μlであり、方法の実行時間は20分である。移動相として、0.1% TFA水溶液(トリフルオロ酢酸、溶液A)とメタノール(溶液B)を使用する。カラム温度は40℃である。検出器として、ELSD(検出器温度60℃)およびDAD(ダイオードアレイ、210nm)を使用する。本方法で使用したグラジエントは下記の通りである:
Figure 0006516412
上述する方法で得られたP. putida KT2440 pBBR1MCS2−Plac−rhlABC−T−Ptac−rhlC−T由来のラムノ脂質組成物は:
ジRL−C10C10 81重量%
ジRL−C10C12 10重量%
ジRL−C10C12:1 8重量%
モノRL−C10C10 1重量%
を含み、ジ−ラムノ脂質とモノ−ラムノ脂質の重量比が99:1となる。
実施例4:手洗い試験によるスキンケア性能およびフォーム特性の試験
水性界面活性剤組成物(界面活性剤製剤)中における本発明による生成物例2および3のスキンケア性能およびフォーム特性を評価するために、公知のラムノ脂質組成物と比べた手洗い官能試験を行った。
訓練を受けた検査員10名の一群が、この手洗い試験中に所定の方法で手を洗い、フォーム特性および手の感触を1(悪い)〜5(非常に良い)の評価等級を参照して評価した。使用する生成物は、いずれの場合にも標準化界面活性剤製剤で試験した(表1)。
第2の界面活性剤を添加していない界面活性剤製剤を対照製剤Aとして使用した。界面活性剤製剤BおよびCは、本発明によるものではない比較生成物であり、界面活性剤製剤DおよびEは本発明による組成物である(表1)。
Figure 0006516412
表2に、手洗い試験の結果を示す。
Figure 0006516412
表2の測定結果から、生成物例2および3を使用した本発明による組成物DおよびEは、対照Aならびに先行技術による比較組成物BおよびCに比べて、製剤での手洗い時の皮膚感触がよく、驚くべきことに起泡挙動もよく、フォームクリーム特性も向上することが明らかである。さらに、洗い流し後および乾燥後の皮膚感触(皮膚の滑らかさおよび柔らかさ)について、本発明による組成物DおよびEを比較製剤より良いと評価したことが明らかである。
予想に反して、生物系界面活性剤中の特定の低い割合のモノ−ラムノ脂質が、本製剤におけるフォーム挙動および皮膚感触に好ましい影響を示した。
実施例5:SITAフォーム試験機によるフォーム特性の試験
界面活性剤溶液の起泡する能力は重要なパラメータである。これから、応用特性を推測することができる。迅速なフォーム形成および高いフォーム量が、多くの応用において良好な界面活性剤から期待される。このパラメータを評価する方法は、SITA Messtechnik GmbH社製のSITAフォーム試験機R−2000に基づいている。この場合、所定量の界面活性剤溶液中に、分散ディスクにより空気を導入し、液体と得られるフォームの全量をフォームプローブによってその期間中測定した。
異なる3種のラムノ脂質調製物を、このような装置にてpH=6およびラムノ脂質全濃度0.5重量%で測定した。ラムノ脂質画分の組成を以下の表に示す。
Figure 0006516412
発酵で得られた本発明による組成物E09−S6、純粋なジRL−C10C10、およびJeneil社製市販製品を調査した。
起泡性についての測定を温度30℃、液量300ml、および撹拌機速度1500rpmで実施した。
図1から、E09 S6の起泡性が他の試料の起泡性よりかなり良く、すなわち最大フォーム量がより速く実現したことが明らかである。

Claims (11)

  1. ラムノ脂質を含む混合組成物を含む化粧用製剤であって、前記混合組成物が、
    51重量%〜95重量%のジRL−C10C10、
    0.5重量%〜9重量%のモノRL−C10C10、および
    3重量%〜12重量%のジRL−C10C12:1
    を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであり、
    ただし、ジ−ラムノ脂質とモノ−ラムノ脂質の重量比は97:3より大きいことを特徴とする、化粧料用製剤。
  2. 前記混合物におけるジ−ラムノ脂質とモノ−ラムノ脂質の重量比が98:2より大きいことを特徴とする請求項1に記載の化粧用製剤。
  3. 前記混合組成物が、
    0.5〜25重量%のジRL−C10C12
    を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧用製剤。
  4. 前記混合組成物が、0.1重量%〜5重量%のモノRL−C10C12を含み
    ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧用製剤。
  5. 前記混合組成物が、0.1重量%〜5重量%のモノRL−C10C12:1を含み、
    ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧用製剤。
  6. 前記混合組成物が、0.1重量%〜5重量%のモノRL−C10C12、および0.1重量%〜5重量%のモノRL−C10C12:1を含み、
    ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧用製剤。
  7. 前記混合組成物が、
    0.5〜25重量%のジRL−C10C12、
    0.1重量%〜5重量%のモノRL−C10C12、および
    0.1重量%〜5重量%のモノRL−C10C12:1
    を含み、ここで、重量%は存在するラムノ脂質すべての合計に対するものであることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用製剤。
  8. 前記混合組成物が少なくとも60重量%ラムノ脂質を含み、ここで、重量%は混合組成物全体の乾燥物質に対するものであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の化粧用製剤。
  9. 前記混合組成物が少なくとも80重量%ラムノ脂質を含み、ここで、重量%は混合組成物全体の乾燥物質に対するものであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の化粧用製剤。
  10. 前記混合組成物が少なくとも90重量%ラムノ脂質を含み、ここで、重量%は混合組成物全体の乾燥物質に対するものであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の化粧用製剤。
  11. 皮膚の表面及び毛髪の表面から選択される表面を清浄にするための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化粧用製剤の使用。
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