JP6515040B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6515040B2
JP6515040B2 JP2016007548A JP2016007548A JP6515040B2 JP 6515040 B2 JP6515040 B2 JP 6515040B2 JP 2016007548 A JP2016007548 A JP 2016007548A JP 2016007548 A JP2016007548 A JP 2016007548A JP 6515040 B2 JP6515040 B2 JP 6515040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
power source
collision
control unit
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016007548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017128167A (ja
Inventor
純一 大崎
純一 大崎
康平 鈴木
康平 鈴木
堀 俊雄
堀  俊雄
淳基 今井
淳基 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2016007548A priority Critical patent/JP6515040B2/ja
Publication of JP2017128167A publication Critical patent/JP2017128167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6515040B2 publication Critical patent/JP6515040B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

本発明は、運転者の操作を伴わない自動走行中の衝突を予防する車両制御装置に関する。
自動車の停止動作時には、各車輪に備え付けられるディスクローターをブレーキパッドで挟み込む摩擦による停止方法が一般的である。また、エンジンと変速機をつなぐクラッチを締結させたまま、エンジンを空転させるエンジンブレーキを併用して摩擦ブレーキの制動力を補う技術が広く知られている。
また、自動車の衝突事故を防ぐ目的で、車両前方の障害物をカメラやセンサで検知し、運転者のブレーキペダル操作によらず、自動でブレーキ動作を行い障害物との接触事故を防止する機能を備えた自動車が発明されている。
特許文献1では車両の衝突予防装置動作時におけるクラッチの係合方法について述べられている。このクラッチの係合方法によれば、衝突予防装置が働く際に、運転者の加速要求やクルーズコントロールシステムなどの自動速度制御装置の加速要求によって更なる車両の加速を防止するためにクラッチを開放して、駆動力を駆動輪に伝達しない方法が提案されている。
また、前述のクラッチ開放制御後にブレーキの制動力が不足するシーンにおいて、クラッチを係合し、燃料カット状態のエンジンブレーキによって制動力を高められる方法が考案されている。そして、エンジン回転数が低下した場合にエンジンストールを防止する目的で、燃料噴射リカバーを行いアイドルが維持できる工夫がされている。
一方、排気ガス低減や省燃費を実現させるための手段として、エンジン出力を必要としないシーンでエンジンを停止するアイドルストップ機能を備える自動車が発明されている。
さらに、これら従来技術よりも高い排出ガス低減、省燃費を目的に、走行中にエンジンをアイドル状態とし燃料噴射量低減させるセーリング技術や走行中にエンジンとミッションを切り離し、エンジンを停止させることによって燃料消費を抑えるコースティング技術が発明されている。
例えば、特許文献2では、走行中にクラッチ開放によるエンジンと変速機の切り離しを行い、エンジンへ燃料供給を停止して、エンジン停止による第一の惰性走行と、エンジンへの燃料供給を行いながら、クラッチ締結のまま変速機のギアをニュートラルとする第二の惰性走行を、運転者のブレーキペダル操作によって自動的に切り替える制御方法が提案されている。
特開2005−163936号公報 特開2014−83999号公報
特許文献1に記載された技術においては、前方車両との接近を検出し、衝突の危険がある場合には運転者または自動速度制御装置の加速要求に対して、更なる加速が行われないようにするためのクラッチの開放を実施する。そして、クラッチ開放制御の後で制動操作が行われるとクラッチの締結を行い、エンジンブレーキを利用した制動が開始される。
しかしながら、運転者の操作がなされていない状態でエンジン停止による惰性走行を実行中である場合では、車両の制動を最優先とすることが望ましく、運転者又は自動速度制御装置の加速要求があったとしても、その要求に応じず、速やかなクラッチ締結によるエンジンブレーキ作動が望ましいと考えられる。
また、アイドルストップやコースティング機能を備える車両においては、車両停止時に意図的にエンジン停止を行うものであるから、車両制御の安全性が損なわれない限りアイドリングエンジン回転数を維持しておく必要はなく、万が一の衝突時にはエンジンが停止している状態である方が安全性も高い。
また、特許文献2に記載の技術にあっては、惰性走行の切り替えは運転者のペダル操作によって行われるものであるが、運転者がアクセルペダルを放してからブレーキペダル操作を行った場合には、第一の惰性走行が解除されるが、第二の惰性走行後には、ニュートラル状態のままで通常走行の制御(ニュートラル惰性走行)となる。
しかしながら、衝突予防装置が働く際はニュートラル惰性走行を経由せずに、ギアがニュートラル以外の前進ギアと噛み合った状態である変速機とエンジンとを速やかに締結した方が時間的に有利であり、衝突回避性能を向上可能である。
以上の背景技術を鑑み、本発明の目的は、車両の自動運転でのエンジン停止惰性走行時からの衝突予防制御において、ブレーキ制動時間を最大限確保し、前方障害物との衝突回避性能を向上可能にする車両制御装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
車両制御装置において、車両の動力源と、上記動力源と上記車両の駆動輪との締結又は開放を行うクラッチ機構と、上記車両の前方の障害物を検出し当該障害物までの距離を測定する距離測定器と、上記車両の各車輪に取り付けられた車輪ブレーキと、上記車両の走行速度を計測する車速センサと、上記距離測定器により計測された上記車両と上記前方の障害物との距離に基づいて、上記車両と上記前方の障害物とが衝突する可能性があることを判断し、上記車両の運転者に代わって上記車輪ブレーキの動作を自動で行う衝突予防制御を行う衝突予防制御部と、
上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪とが開放され、かつ、上記動力源が停止した状態で上記車両が走行する惰性走行を実施する惰性走行制御部と、を備え、上記惰性走行制御部は、上記車両が上記惰性走行の実施中に、上記衝突予防制御部が、上記車両と上記前方の障害物とが衝突する可能性があることを判断し、かつ、上記車両と上記前方の障害物との距離と、現在の上記車両の走行速度とから衝突予想時刻を算出し、算出した衝突予想時刻までの時間がクラッチ操作時間以下であるときは、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪とが開放された状態とし、上記算出した衝突予想時刻までの時間が上記クラッチ操作時間を超えるときは、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪との締結動作を開始させてから、上記車輪ブレーキを動作させ、上記動力源と上記車両の駆動輪との締結後、上記衝突予防制御部が上記車両と上記前方の障害物と衝突の危険が無くなったと判定した場合は、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪と開放を行う。
本発明によれば、車両の自動運転でのエンジン停止惰性走行時からの衝突予防制御において、ブレーキ制動時間を最大限確保し、前方障害物との衝突回避性能を向上可能にする車両制御装置を実現することができる。
本発明が適用される自動車の概略構成図である。 本発明の実施例による惰性走行からの自動ブレーキにおける制御のフローチャートである。 本発明の一実施例の動作制御における車両状態を示したタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<装置構成>
図1は本発明が適用される自動車の概略構成図である。
図1において、自動車a100は、運転者の入力、各センサからの入力を受け、駆動力や変速比の決定、動力源と変速機をつなぐクラッチの開閉、ブレーキ制動を決定する車両制御ユニットa101を備える。車両制御ユニットa101には運転者の操作を検出するアクセルペダルa102と、ブレーキペダルa103と、シフトレバーa104と、クルーズコントロールスイッチa105とが接続される。
車両制御ユニットa101はこれらの運転者の操作より、エンジンa106(車両の動力源)を駆動または停止する制御を行う。クラッチ機構a107はエンジンa106の駆動力の自動変速機a108への伝達または遮断を行う。
また、車両制御ユニットa101は運転者の要求を元に、自動変速機a108に適切なギア位置を指示し、プロペラシャフトa109を回転させる。プロペラシャフトa109の回転はデファレンシャルギアa110に伝達され、ドライブシャフトa111が回転され、この回転が各車輪に伝わる。
各車輪には車輪ブレーキa112が備え付けられ、運転者のブレーキ操作に連動して車両の制動を行う。
また、自動車a100は、前方の障害物との距離を計測するカメラセンサa113(距離測定器)と、車輪の回転数をもとに車両の車速(走行速度)を計測する車速センサa114とを搭載する。カメラセンサa113は前方障害物との距離情報を常に車両制御ユニットa101に送信し、車両制御ユニットa101は前方障害物との距離を一定時間ごとに記憶して、記憶した過去の距離情報と車速センサa114から送信される車速情報をもとに障害物との接近と衝突可能性を判断する。
車両制御ユニットa101には主にエンジン制御を行うECU(Engine Control Unit)a1011と、主にオートマチックトランスミッションの変速制御やクラッチ制御を行うATCU(Automatic Transmission Control Unit)a1012と、主にブレーキ制御を行うBCU(Brake Control Unit)a1013と、主に外界認識による自動走行制御を行うADAS(Advanced Driver Assistance System)a1014(自動走行制御部)と、が含まれ各制御ユニットが通信を行って協調制御を実施する。
BCUa1013(ブレーキ制御部)とECUa1011(エンジン制御部)とにより、車両a100と前方の障害物とが衝突する可能性があることを判断し、車両a100の運転者に代わって車輪ブレーキa112の動作を自動により衝突予防制御を行う衝突予防制御部が構成される。
また、ATCUa1012(クラッチ制御部)とECUa1011とにより、クラッチ機構a107でエンジン(動力源)a106と車両a100の駆動輪とが開放され、かつ、エンジン(動力源)a106が停止した状態で車両a100が走行する惰性走行を実施する惰性走行制御部が構成される。
ECUa1011は、燃焼噴射制御を行う燃料噴射制御部でもある。
<惰性走行>
次に、惰性走行について説明する。
車両制御ユニットa101は、運転者のアクセルペダルa102またはブレーキペダルa103の操作を必要としない自動運転による走行制御が可能であり、所定条件下でエンジン停止状態かつクラッチ開放による惰性走行を実施する。自動運転による走行制御の開始は、クルーズコントロールスイッチa105などの運転者からの入力によって実施されるが、クルーズコントロールスイッチa105に限らず、別のスイッチ入力やリモコン操作などの起動手段を用いてもよい。
この自動運転による惰性走行中は車両制御ユニットa101によって、クラッチ機構a107の開放制御が実施され、エンジンa106が停止される(燃料噴射量を0とする)。このクラッチ開放制御が開始される直前には、車両は加速あるいは定速走行状態を維持するために自動変速機a108はいずれかの前進ギアと噛み合ったニュートラル以外の状態となっているが、クラッチ開放制御中にギア位置を保持しても良いし、他の前進ギアに架け替えても良い。
図2は本発明の一実施例による惰性走行からの自動ブレーキにおける制御のフローチャートである。
このフローチャートに示された動作は図1の車両制御ユニットa101における1つのユニットまたは複数のユニットで周期的に実行される。
<衝突予防1:衝突予防制御開始>
次に、本発明の一実施例における衝突予防制御の開始について説明する。
自車両が前記惰性走行を実施中、図2のステップS201にて衝突予防制御開始距離Dcを算出する。この衝突予防制御開始距離Dcは、単に車両の車速によって算出される。例えば、時速100キロメートルで走行する車両の制動距離は一般的な車両で80メートルから90メートルであり、車両の現在車速が100キロメートルである場合は、衝突予防制御開始距離Dcを少なくとも90メートルを超えた距離に設定することで衝突を回避可能である。
もちろん、前記制動距離は天候、タイヤの状態、路面勾配などによって左右され、衝突予防制御開始距離Dcの設定にこれらを加味しても良い。また、衝突予防制御の終了条件とするために、衝突予防制御開始時と衝突予防制御中において異ならせる値としてよい。
次に、図2のステップS202にて、図1のカメラセンサa113が取得した前方障害物との距離DsとステップS201で算出した衝突予防制御開始距離Dcとを比較し、Ds<Dcである場合は、ステップS203に遷移する。
ステップS203では既に衝突予防制御が実行中であるか否かを判断し、実行中であれば、ステップS205に進む。ステップS203において、衝突予防制御が未実行である場合はステップS204に遷移して制御を開始させ、ステップS205に進む。
ステップS205では、衝突予防制御実行中に、前方障害物との衝突予定時刻Tcを算出する。衝突予定時刻Tcは前方障害物との距離Dsを単純に車速で除算した値である。例えば、現在時刻Toにおいて、100メートル先の静止した障害物に時速100キロメートルで向かっていく場合には、衝突予定時刻Tcは3.6秒後となる。
<衝突予防2:クラッチ操作>
次に、本発明の一実施例における衝突予防のクラッチ操作について説明する。
図2のステップS206では、衝突予防制御中のクラッチ締結またはクラッチ開放を衝突回避可能性によって判断する。
つまり、前方障害物との衝突予想時刻Tcまでの時間がクラッチ操作時間Td以下である場合は、ステップS209〜ステップS210に遷移し、クラッチ開放制御を行う。ここで、クラッチ操作時間Tdはクラッチの種類や仕様によって異なり、自由に設定することが可能な変数または定数である。
このクラッチ開放制御は、万が一の車両の衝突時を想定したものであり、クラッチ開放によってエンジンと自動変速機を分離しておくことで、衝突時の衝撃で駆動系部品が連鎖的に損傷をすることを防ぐことができる。
衝突予想時刻Tcまでの時間がクラッチ操作時間Td以上である場合は、ステップS207〜ステップS208に遷移し、クラッチ締結制御を実行する。
本発明の一実施例の衝突予防装置において、図1の車両制御ユニットa101は、特許文献1に見られるような車輪ブレーキa112の圧力を操作する制御を実施する前に、クラッチ機構a107の締結制御を開始させ、停止中のエンジンa106と車輪により回転中の自動変速機a108との締結を実施する。
すると、停止中のエンジンa106を回転させる摩擦力は、通常のエンジン駆動力を自動変速機に伝達する向きとは逆向きに作用し、車輪を減速する制動力となる。このときのクラッチ締結動作時のギア位置は、ニュートラル以外のギア位置であり、惰性走行中に決定される。
前進ギアを例えば、惰性走行制御開始時と同じギアか、それ以上の高速ギアに設定した場合は、クラッチ機構a107締結後のエンジンa106と自動変速機a108が同期する回転数は惰性走行制御開始時よりも低くなり、エンジンブレーキの効果が低くなるが、クラッチ締結時における車両の急激なショックを緩和し、エンジンa106の出力軸と自動変速機a108の入力軸の回転が同期されるまでの時間を短くすることができ、エンジンブレーキへの移行を速やかに行うことができる。
また、上記例とは逆に、クラッチ締結を開始する際のギアが惰性走行制御開始時のギア位置よりも低速ギアを選択した場合は、前述の例よりも高い回転数にてエンジンa106と自動変速機a108が同期するため、クラッチ締結前後の乗り心地や、クラッチ締結完了までの時間の遅延があるものの、エンジンブレーキの効果を最初から大きく得ることができる。
<衝突予防4:燃料カット>
次に、本発明の一実施例における衝突予防の燃料カットについて説明する。
上述したクラッチ締結制御の前後で、車両制御装置a101はエンジンa106の燃料噴射停止状態を維持する。この燃料噴射停止を維持することにより、万が一、前方障害物との衝突を回避できない場合に、エンジンa106が燃焼状態で衝突し、火災などの二次災害への発展を防ぐことが可能である。
また、燃料噴射停止を維持することで、エンジンa106の駆動力は“0”が維持され、エンジンブレーキの効果を最大限に利用することが可能である。
<衝突予防5:車輪ブレーキ制動>
次に、本発明の一実施例における衝突予防の車輪ブレーキ制動について説明する。
図2のフローチャートで、ステップS207〜ステップS208が実行された後で、ステップS211、S212のブレーキ制御の実行を行う。
本発明の一実施例では、惰性走行中からの衝突予防制御実施において、少なくとも車輪ブレーキ制御によるブレーキ制動開始よりも前にクラッチ締結制御が実行され、車両制御ユニットa101はクラッチ機構a107の締結指令を行った後で、車輪ブレーキa112の制動力を決定する。車輪ブレーキa112の制動力は、カメラセンサa113によって得られる前方障害物との距離と、車速センサa114によって得られる現在車速から所定間隔毎に車両制御ユニットa101によって算出される。
このとき、車輪ブレーキa112の制動力は、車速センサa114によって車輪のスリップを検出し、アンチロックブレーキシステムによって、車輪のスリップ率が所定の値を超えないように制御される。
惰性走行制御部は、車両a100が惰性走行中に、クラッチ機構a107の動力源a106側の回転数がクラッチ機構a107の駆動輪側の回転数より低い状態のときに、衝突予防制御部が車輪ブレーキa112を動作させる。
本発明では、アンチロックブレーキシステムが作動する条件下においてもエンジンストールを考慮する必要がないため、クラッチ機構a107の締結状態を維持し、エンジンブレーキによる制動力を継続して利用することが可能である。
<衝突予防6:衝突予防制御終了>
次に、本発明の一実施例における衝突予防の制御終了について説明する。
車両制御ユニットa101は、図2のステップS202で、前方障害物までの距離Dsが衝突予防制御開始距離Dc以上である場合、ステップS213〜ステップS214に遷移して、衝突予防制御実施中であれば、衝突予防制御を終了する。
衝突予防制御終了後、ステップS215〜ステップS216にて、クラッチ開放制御が実施中でなければ、クラッチ開放制御を実施する。
クラッチ開放制御を行うことにより、衝突予防制御実施によって車両が安全に停止した場合においては、車両制御ユニットa101はエンスト制御またはアイドルストップ制御に移行されるため、次のエンジン再始動に備えることが可能である。また、衝突予防制御終了後に走行継続行う場合においては、クラッチ開放制御を実施することで、エンジン再始動をすばやく実施可能にする一方で、自動変速機a108のギア位置が高い場合にギアの架け替えを速やかに実施可能とすることができる。
<タイミングチャート>
次に、本発明の一実施例による制御動作のタイミングについて説明する。
図3は本発明の一実施例の動作制御における車両状態を示したタイミングチャートである。
図3において、時点T0は、車両制御が運転者の操作なしに自動で行われており、エンジン停止(燃料噴射量0)かつクラッチ開放による惰性走行の実施が開始されている状態となっている。
時点T0から時点T1にかけて惰性走行が継続して行われる。
次に、時点T1から時点T2においては、図1のカメラセンサa113が前方の障害物を検知するも、図2のステップS202で、前方障害物との距離Ds(実線)がステップS201で算出された衝突予防制御開始距離Dc(破線1)を越えているため、衝突予防制御開始に当たらないと判断され惰性走行を継続実施する。
時点T2では、前方障害物との距離Dsが衝突予防制御開始距離Dc以下となったため、衝突予防制御が開始される。このとき、クラッチ状態は車両が衝突予防制御開始まで惰性走行を実施していたために開放状態となっている。そして、図2のステップS205〜S206で衝突予定時刻Tcまでの時間>クラッチ操作時間Tdであるため、クラッチ締結動作が開始される。このクラッチ締結動作の開始により、エンジン回転数が上昇していく(ただし、燃料噴射量は0である)。

図3の障害物との距離Dsのチャートで、時点T2においてブレーキ非作動であった場合の障害物との処理Dsは破線2で示される軌跡をたどり、0となる地点で衝突予定時刻Tcをむかえる。
次に、時点T3にて、図2のステップS207でクラッチ締結制御が開始された以降で、図2のステップS211〜ステップS212による車輪ブレーキ制動を実施する。
時点T4はクラッチ締結が完了した状態である。このとき、エンジン回転数は自動変速機の入力軸と同期するも、燃料噴射量は0が維持されており、エンジンが燃料カットを実施している状態にある。このため、エンジン回転数は時点T4から減少していく。
時点T5は、前方障害物との衝突を回避し車両が停止した状態である。このとき、車速は0となるため、衝突予防制御開始距離Dc<前方障害物との距離DsとなりステップS213に遷移して衝突予防制御を終了する。そしてステップS215〜ステップS216を実施して、クラッチの開放動作を行う。
なお、図示した例では、時点T4から時点T5の途中で、ブレーキ制動力が減少していくようになっているが、緊急状態が発生した場合には、ブレーキ制動力を最大の状態で維持するように構成してもよい。
時点T5〜時点T6においては、アイドルストップ制御またはエンスト状態におけるエンジン停止の状態であり、通常制御に復帰する。
時点T6では、運転者または自動運転制御によるエンジン再始動の要求を受けて、燃料噴射が開始され、エンジンが再始動する。そして、時点T7でエンジン回転数はアイドル回転数となる。
<まとめ>
以上のように、本発明の一実施例に係る車両衝突予防制御は、惰性走行実施中において、前方障害物との距離Dsが衝突予防制御開始距離Dc以下となる衝突予防制御開始後、直ちにクラッチ締結動作を行い、エンジン出力軸と自動変速機入力軸とを速やかに同期させることでエンジンブレーキの最大限の利用を見込むことが可能である。
また、衝突予防制御開始から終了までの終始にわたる燃料カット(燃料噴射量を0とする)は、運転者又は自動速度制御装置の加速要求があったとしても、その要求に応じることはなく、車両の加速の防止や、衝突時の安全性の向上を図ることができ、燃費の向上にも効果的に作用する。
つまり、エンジンブレーキが直ちに開始されることによってエンジンブレーキ制動時間を延長することが可能となり、車両全体の制動力を向上させることによって衝突の危険性を減少させることが可能となる。
また、停止中のエンジンと回転中の変速機を締結する際に、エンジンが変速機と同期するまでの間の損失エネルギーも、車両全体の制動力に利用できる。
また、本発明によれば、エンジン停止状態の惰性走行状態からの衝突予防制御が実行される場面において、エンジンと変速機とを強制的に連結するも、燃料カット状態を維持することによりエンジンの再燃焼は行われず、万が一の衝突時にエンジン燃焼状態での衝突が回避でき安全性を確保可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲内において様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成を追加・削除・置換することもできる。
例えば、上述した実施例では、前方障害物との距離の計測手段としてカメラセンサa113を用いる例を説明したが、ミリ波レーダー、ステレオカメラなどに見られる他の外界判定手段を転用することも考えられる。
また、上述した実施例では、車両に搭載される駆動源をエンジン(内燃機関)としたが、駆動源が電動モーターであっても良い。この場合、電動モーターの回生エネルギー回収時の力をエンジンブレーキとして代用することができる。
a100・・・:自動車、a101・・・車両制御ユニット(制御部)、a106・・・エンジン、a107・・・クラッチ機構(制御対象)、a108・・・変速機、a112・・・車輪ブレーキ(制御対象)、a113・・・カメラセンサ(距離測定器)、a114・・・車速センサ(検出手段)、a1011・・・ECU(エンジン制御部)、a1012・・・ATCU(クラッチ制御部)、a1013・・・BCU(ブレーキ制御部)、a1014・・・ADAS(自動走行制御部)、Dc・・・衝突予防制御開始距離、Ds・・・前方障害物との距離、Tc・・・衝突予定時刻、Td・・・クラッチ操作時間

Claims (4)

  1. 車両の動力源と、上記動力源と上記車両の駆動輪との締結又は開放を行うクラッチ機構と、上記車両の前方の障害物を検出し当該障害物までの距離を測定する距離測定器と、上記車両の各車輪に取り付けられた車輪ブレーキと、上記車両の走行速度を計測する車速センサと、上記距離測定器により計測された上記車両と上記前方の障害物との距離に基づいて、上記車両と上記前方の障害物とが衝突する可能性があることを判断し、上記車両の運転者に代わって上記車輪ブレーキの動作を自動で行う衝突予防制御を行う衝突予防制御部と、
    上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪とが開放され、かつ、上記動力源が停止した状態で上記車両が走行する惰性走行を実施する惰性走行制御部と、を備え、
    上記惰性走行制御部は、上記車両が上記惰性走行の実施中に、上記衝突予防制御部が、上記車両と上記前方の障害物とが衝突する可能性があることを判断し、かつ、上記車両と上記前方の障害物との距離と、現在の上記車両の走行速度とから衝突予想時刻を算出し、算出した衝突予想時刻までの時間がクラッチ操作時間以下であるときは、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪とが開放された状態とし、
    上記算出した衝突予想時刻までの時間が上記クラッチ操作時間を超えるときは、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪との締結動作を開始させてから、上記車輪ブレーキを動作させ、
    上記動力源と上記車両の駆動輪との締結後、上記衝突予防制御部が上記車両と上記前方の障害物と衝突の危険が無くなったと判定した場合は、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪と開放を行うことを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    上記惰性走行制御部は、上記車両が上記惰性走行中に、上記クラッチ機構の上記動力源側の回転数が上記クラッチ機構の上記駆動輪側の回転数より低い状態のときに、上記衝突予防制御部が上記車輪ブレーキを動作させることを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    上記動力源への燃料噴射量を制御する燃料噴射制御部を備え、当該燃料噴射制御部は、上記クラッチ機構による上記動力源と上記車両の駆動輪との締結動作中は、上記動力源に燃料を噴射させないことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    上記車両は上記動力源の回転数を減速するための変速機を有し、上記クラッチ機構により上記動力源と上記車両の駆動輪との締結動作における上記変速機のギアはニュートラル以外の前進ギアのいずれかであることを特徴とする車両制御装置。
JP2016007548A 2016-01-19 2016-01-19 車両制御装置 Expired - Fee Related JP6515040B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007548A JP6515040B2 (ja) 2016-01-19 2016-01-19 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007548A JP6515040B2 (ja) 2016-01-19 2016-01-19 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017128167A JP2017128167A (ja) 2017-07-27
JP6515040B2 true JP6515040B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=59394338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016007548A Expired - Fee Related JP6515040B2 (ja) 2016-01-19 2016-01-19 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6515040B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3079486B1 (fr) * 2018-03-29 2021-09-24 Renault Sas Procede de commande automatique de changements d’etats d’un groupe motopropulseur par echange d’informations inter systemes
CN108791283B (zh) * 2018-05-16 2019-11-05 江苏锡沂高新区科技发展有限公司 一种用于无人驾驶电动汽车的驾驶辅助控制器
JP6746633B2 (ja) * 2018-06-22 2020-08-26 本田技研工業株式会社 衝突軽減制御装置
JP7227814B2 (ja) * 2019-03-26 2023-02-22 株式会社Subaru 車両制御装置
KR102644434B1 (ko) 2019-10-31 2024-03-07 현대자동차 주식회사 하이브리드 차량의 연료 분사 제어 장치 및 방법
CN111688652B (zh) * 2020-06-11 2021-04-27 奇瑞汽车股份有限公司 用于自动紧急制动系统的制动方法、装置和存储介质
JP6921287B1 (ja) 2020-09-04 2021-08-18 ▲福衛▼ 澤田 クラッチ装置及び衝突緩和機構
KR102410865B1 (ko) * 2020-12-22 2022-06-23 주식회사 현대케피코 타력주행 모드 자동 해제 방법 및 차량
JP2023012711A (ja) * 2021-07-14 2023-01-26 株式会社デンソー 車両制御装置および車両制御方法
CN115195716B (zh) * 2022-07-04 2025-02-07 中国联合网络通信集团有限公司 车辆控制方法、装置、存储介质以及设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2999324B2 (ja) * 1992-02-28 2000-01-17 マツダ株式会社 車両の自動制動装置
JPH05306638A (ja) * 1992-03-27 1993-11-19 Mazda Motor Corp 車両の自動制動装置
JP4627142B2 (ja) * 2003-12-03 2011-02-09 富士通テン株式会社 衝突予防制御装置
IN2014DN10273A (ja) * 2012-06-20 2015-08-07 Toyota Motor Co Ltd
JP5935886B2 (ja) * 2012-06-20 2016-06-15 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP5741551B2 (ja) * 2012-10-24 2015-07-01 トヨタ自動車株式会社 車両の走行制御装置
JP2014227985A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 アイシン精機株式会社 車両用駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017128167A (ja) 2017-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6515040B2 (ja) 車両制御装置
US10583836B2 (en) Control apparatus for vehicle
CN106347360B (zh) 车辆的控制装置
US20160288789A1 (en) Adaptive cruise control system
KR20210149954A (ko) 전기 모터를 구비한 자동차 및 그를 위한 충돌 방지 제어 방법
JP2017022911A (ja) 車両の制御装置
JP6619558B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN106347354A (zh) 车辆的控制装置
US11485362B2 (en) Operating a motor vehicle with an advanced motor restart out of the engine-off coasting mode
KR20210149953A (ko) 하이브리드 자동차 및 그를 위한 충돌 완화 제어 방법
KR100906870B1 (ko) 적응형 크루즈 컨트롤 시스템이 구비된 하이브리드 차량의제어 방법
JP5984379B2 (ja) 車両用制御装置
KR102422141B1 (ko) 하이브리드 자동차 및 그를 위한 제어 방법
JP5496176B2 (ja) 衝突被害軽減システム
JP6302269B2 (ja) 車両用制御装置
JP6106758B2 (ja) 車両制御装置
JP5812852B2 (ja) 車両用制御装置
JP6677727B2 (ja) 自動車のフリーホイールモードへの自動切り替え方法
JP6353730B2 (ja) 車両用制御装置
JP7114171B2 (ja) 車両制御装置
JP7716647B2 (ja) ハイブリッド車両の走行制御装置
JP2014172456A (ja) アイドルストップ車の制御装置
JP2016193676A (ja) 車両の制御装置
JP5483382B2 (ja) 衝突被害軽減システム
CN104603448A (zh) 具有效益改善的机动车辆的发动机的停止和启动的自动控制系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6515040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees