JP6514767B2 - 車両用ホイール - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ホイールに関する。より具体的には、走行中に発生する騒音及び振動を減らし、剛性を確保することができる車両用ホイールに関するものである。
従来、車両用ホイールは、スチールやアルミニウムなどの材質を含んで成り立つ。これらの車両用ホイールは、ブレーキドラムまたはブレーキディスクからなる車両のホイールハブに固定される。
車両用ホイールは、車両の燃費向上のために、軽量材質のアルミニウムなどを適用したり、厚さを減らすなどの設計変更を適用している。
従来、車両用ホイールの設計の際には、所定の強度(Strength)の条件を満足するようにハブ装着部及びスポーク部などの構造を設計した後、軽量化のためにハブ装着部及びスポーク部の内側部などに減量を適用する。
車両用ホイールの重量が節減されることによって、剛性(Stiffness)が不足して車両の走行時に車両用ホイール自体から振動及び騒音の起きる問題点が発生し、これらの振動及び騒音を防止するために、ハブ装着部及びスポーク部の内側部などを補強し、さらに車両用ホイールの全体の形状を厚くする場合、再度重量が増加する問題点がある。
韓国公開特許公報第10−2006−0044653号(以下‘先行文献1’という)には、リムに中空チャンバーを形成して重量を減少させ、騒音を遮断する技術を開示している。
リムとスポークに中空を形成する技術は、先行文献1以外にも、韓国公開特許公報第10−2007−0053386号、韓国公開特許公報第10−1999−0062973号などに開示されているが、中空チャンバーを形成する方法は、重量減少及び吸音には効果があるが、耐久性が脆弱になる問題点がある。
また、韓国公開特許公報第10−2007−0053386号(以下‘先行文献2’という)では、リムに中空チャンバーを形成し、これにアルミニウム発泡コアを充填して騒音及び振動を吸収する技術を開示している。リムとスポークにも中空を形成し、これに発泡コアを充填する技術は、先行文献1に比べて吸音効果は高いが、重量減少の効果を制限する問題点がある。
このような従来の車両用ホイールは、図1及び2に図示されるように、ディスク部材2の外周面から一方向に延長形成されるリム部3を含み、このようなリム部3の外周面には、図2に示すようにタイヤ1を装着する。
すなわち、タイヤ1の両端部のビード1a、1bの中の一端部の外側ビード1aは、ディスク部材2の外側面を成すリム部3の外側ビードシート3aに安着し、他端部の内側ビード1bは、リム部3の自由端部に形成される内側ビードシート3bに安着する。
一方、リム部3は、ディスク部材2から突出されるウェル部31と内側ビードシート3bの厚さが互いに異なるように形成され、ウェル部31は、外側ビードシート3aから延長形成される外側ウェル部31aと、内側ビードシート3bから延長形成されて外側ウェル部31aと連結される内側ウェル部31bを含み、内側ウェル部31bは、外側ウェル部31aから外側に折り曲げられて傾斜するように形成される。
このように形成されるウェル部31と内側ビードシート3bの厚さは、タイヤ1の内側ビード1bを備える内側ビードシート3bを一番厚い厚さで形成し、外側ビードシート3aから延長されて突出する外側ウェル部31aをその次に厚い厚さで形成し、外側ウェル部31aと内側ビードシート3bとの間の内側ウェル部31bを一番薄い厚さで形成する。
このように形成された車両用ホイールは、走行時の車両の重量に対応した荷重を路面を介して受けることになり、ホイールに伝達される荷重F1、F2は、図2に示すようにタイヤ1の両ビード1a、1bを介して伝達を受けることになる。
しかし、図2に示すように、タイヤ1を介して伝達される荷重F1、F2は、タイヤ1の外側ビード1aを介してリム部3の外側ビードシート3aに作用し、タイヤ1の内側ビード1bを介してリム部3の内側ビードシート3bにそれぞれ作用するが、リム部3の外側ビードシート3aと内側ビードシート3bではこれに対する反力R1、R2がそれぞれ作用することになる。
特に、リム部3の内側ビードシート3bで作用する荷重F2に対する反力R2は、外側ビードシート3aにその一端部が連結される外側ウェル部31aに移転された反力R2’として作用する。
したがって、外側ビードシート3aに作用する荷重F1に対しては、荷重F1と一直線上の反対方向に反力R1が作用して作用/反作用の役割をするが、内側ビードシート3bに作用する荷重F2に対しては、荷重F2に対する反力R2が外側ウェル部31aの反力R2’に移転されて作用する。
したがって、内側ビードシート3b側では、変形量εが発生し、この変形量εは、外側ウェル部31aの厚さが内側ビードシート3bの厚さよりも相対的に薄くて固定端部としての支持面が小さいため、外側ウェル部31aの固定端部から変形が発生して全般的な変形量εが大きくなり、この変形量εに対応した振動は、車両用ホイールのスポーク部22を介して車両のハブ(図示せず)側に伝達されて車両の振動及び騒音としてそのまま発生する問題があった。したがって、これを改善する必要性が要請される。
本発明は、前記のような問題点を改善するために案出されたもので、リム部を成す外側ウェル部、内側ウェル部及び第2ビードシートの厚さを異なるように構成して車両に伝達される振動及び騒音を低減させることができる車両用ホイールを提供するのにその目的がある。
また、本発明の他の目的には、外側ウェル部から延長される内側ウェル部を多段に傾斜するように形成してリム部の変形量を最小化することができる車両用ホイールを提供する。
本実施例による車両用ホイールは、車軸が連結されるディスク部材と、前記ディスク部材に連結され、タイヤを装着するリム部と、を含み、前記リム部は、前記ディスク部材に連結され、前記タイヤの外側ビードが接する第1ビードシートを含む第1タイヤ装着部と、前記第1タイヤ装着部と離隔されるように位置し、前記タイヤの内側ビードが接する第2ビードシートを含む第2タイヤ装着部と、前記第1タイヤ装着部から延長される外側ウェル部及び前記外側ウェル部と前記第2タイヤ装着部を連結する内側ウェル部を備えるウェル部と、を含み、前記外側ウェル部、前記第2ビードシート、前記内側ウェル部の順に進むにつれて厚さが薄くなる。
本発明において、前記第1タイヤ装着部は、前記第1ビードシートから突出し、前記外側ビードに接して、前記外側ビードの移動を制限する第1移動制限部と、前記第1ビードシートまたは前記第1移動制限部から延長されて、前記外側ウェル部と連結されるウェル壁部と、をさらに含む。
本発明において、前記第1移動制限部は、前記第1ビードシートから突出し、前記外側ビードの外側に接して、前記外側ビードの外側移動を制限する第1リムフランジと、前記第1ビードシートから突出し、前記外側ビードの内側に接して、前記外側ビードの内側移動を制限する第1ハンプと、を含む。
本発明において、前記第2タイヤ装着部は、前記第2ビードシートから突出し、前記内側ビードに接して前記内側ビードの移動を制限する第2移動制限部をさらに含む。
本発明において、前記第2移動制限部は、前記第2ビードシートから突出し、前記内側ビードの外側に接して、前記内側ビードの外側移動を制限する第2リムフランジと、前記第2ビードシートから突出し、前記内側ビードの内側に接して、前記内側ビードの内側移動を制限する第2ハンプと、を含む。
本発明において、前記外側ウェル部の厚さは、前記第2ビードシートの厚さの1.2〜1.8倍である。
本発明において、前記外側ウェル部の厚さは、前記内側ウェル部の厚さの1.2〜2.5倍である。
本発明において、前記外側ウェル部と、前記内側ウェル部と、前記第2ビードシートの厚さは、それぞれ6.0〜9.1 mm 、3.3〜5.5 mm 、4.0〜7.5 mm である。
本発明において、前記内側ウェル部の厚さは、前記外側ウェル部と前記第2ビードシートの厚さの差よりも大きい。
本発明において、前記内側ウェル部は、前記ディスク部材の回転中心を基準に、前記外側ウェル部の外側に傾斜するように形成される。
本発明において、前記内側ウェル部は、多段に傾斜するように形成される。
本発明において、前記内側ウェル部は、前記外側ウェル部から前記第2ビードシート側に傾斜するように形成される1次傾斜部と、前記第2ビードシートから前記1次傾斜部側に傾斜するように形成されて、前記1次傾斜部に連結される2次傾斜部と、を含む。
本発明において、前記1次傾斜部の勾配角は、5〜25°である。
本発明において、前記2次傾斜部の勾配角は、5〜15°である。
本発明による車両用ホイールは、外側ウェル部、内側ウェル部及び第2ビードシートの厚さを異にして構成する一方、外側ウェル部から延長される内側ウェル部を多段に傾斜するように形成して、リム部の変形量を最小化し、車体に伝達される振動及び騒音を低減させて乗り心地を向上させることができる。
また、本発明は、リム部の剛性を向上させながら、同時に重量を節減することができる効果がある。
従来の車両用ホイールのリム部を示す拡大図である。 従来の車両用ホイールのリム部に作用する力の関係を示す図面である。 本発明による車両用ホイールのリム部を示す拡大図である。 本発明による車両用ホイールのリム部に作用する力の関係を示す図面である。 本発明による車両用ホイールのリム部の周波数(振動)応答解析の実験のための測定センサーの設置状態図である。 図5の実験結果による共振周波数と反共振周波数を示すグラフである。 図5の実験結果及び解析からリム部の厚さ及び重量の上限値についての臨界点を分析した結果のグラフであって、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さの最小臨界点分析グラフである。 図5の実験結果及び解析からリム部の厚さ及び重量の上限値についての臨界点を分析した結果のグラフであって、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さの重量変動による最大臨界点の分析グラフである。 図5の実験結果及び解析からリム部の厚さ及び重量の上限値についての臨界点を分析した結果のグラフであって、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さと重量、剛性との相関関係を示すグラフである。 本発明による車両用ホイールの1次勾配角と2次勾配角の相関関係を示すグラフである。 本発明による車両用ホイールの1次勾配角と重量及び剛性の相関関係を示すグラフである。 従来の車両用ホイールと本発明による車両用ホイールを車両に装着して振動試験測定をした分析データであって、運転席のハンドルでの振動周波数を示すグラフである。 従来の車両用ホイールと本発明による車両用ホイールを車両に装着して振動試験測定をした分析データであって、運転席の床部での振動周波数を示すグラフである。 従来の車両用ホイールと本発明による車両用ホイールを車両に装着して振動試験測定をした分析データであって、車両用ホイールのナックル部での振動周波数を示すグラフである。
以下、添付された図面を参照して本発明による車両用ホイールの一実施例を説明する。この過程で図面に示された線の太さや構成要素の大きさなどは、説明の明瞭性と便宜上誇張されている場合がある。
また、後述される用語は、本発明においての機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者、運用者の意図または慣例によって変わり得る。したがって、これらの用語についての定義は、本明細書全般にわたる内容に基づいてなされるべきである。
図3は、本発明による車両用ホイールのリム部を示す拡大図であり、図4は、本発明による車両用ホイールのリム部に作用する力の関係を示す図面であり、図5は、本発明による車両用ホイールのリム部の周波数(振動)応答解析の実験のための測定センサーの設置状態図である。
図6は、図5の実験結果による共振周波数と反共振周波数を示すグラフであり、図7ないし図9は、図5の実験結果及び解析からリムの厚さ及び重量の上限値についての臨界点を分析した結果のグラフであって、図7は、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さの最小臨界点分析グラフであり、図8は、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さの重量変動による最大臨界点分析グラフであり、図9は、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さと重量、剛性との相関関係を示すグラフである。
図10は、本発明による車両用ホイールの1次勾配角と2次勾配角の相関関係を示すグラフであり、図11は、本発明による車両用ホイールの1次勾配角と重量及び剛性の相関関係を示すグラフである。
図12〜14は、従来の車両用ホイールと本発明による車両用ホイールを車両に装着して振動試験測定をした分析データであって、図12は、運転席のハンドルでの振動周波数を示すグラフであり、図13は、運転席の床部での振動周波数を示すグラフであり、図14は、車両用ホイールのナックル部での振動周波数を示すグラフである。
図3及び図4を参照すると、本発明による車両用ホイールは、車軸ハブ(図示せず)が連結されて備えられるディスク部材100と、ディスク部材100の外周面に突出するように形成される一方、タイヤ200を装着するリム部160を含む。
ディスク部材100は、車軸ハブが連結される円盤型のハブ装着部110と、ハブ装着部110の外側からリム部160側に放射状に延長形成されるスポーク部(Spoke Portion)150を含む。
特に、ハブ装着部110は、図3及び図4に示すように、車軸ハブとのボルト結合のためのボルト孔130と空洞部140を除いた部分の中が詰った中実型に形成されている。
これは、車両用ホイールが車軸ハブと連結された部分の支持段として、車両自体の重量及び衝撃荷重に耐えることができる程度の強度(Strength)を有するようにするためである。
このようなハブ装着部110には、その中央部に車軸ハブが挿入されるハブ孔120を形成し、ハブ孔120と離隔されたハブ装着部110の外側部には、多数のボルト孔130が一定の間隔で離隔されて円周方向に沿って配列される。
このようなボルト孔130は、ディスク部材100の外側面から内側面に行くほどその直径が徐々に狭くなるように形成し、ディスク部材100の外側面からナットやキャップナットが挿入されるように形成され、ディスク部材100の内側面からボルト孔130を貫通する車軸ハブのボルトがボルト孔130内に挿入されたナットまたはキャップナットと締結されて固定される。
空洞部140は、ボルト孔130との間に備えられるもので、その内部には、ゴム材質を含んで成り立つダンパー(図示せず)を挿入することができる。
このような空洞部140は、ボルト孔130の反対側のディスク部材100、すなわち、ディスク部材100の内側面に形成され、ディスク部材100の内側面から中心部側に行くほど直径が徐々に小さくなるように形成する。
これは、車両の走行時の車両用ホイール自体から発生する振動及び騒音を、ディスク部材100の内側端部に行くほどその直径が徐々に大きくなる空洞部140とダンパーに分散、減衰させるためのものである。
また、ボルト孔130と空洞部140は、反対側に形成することにより、ディスク部材100の剛性を相互補完することができるようになる。すなわち、ディスク部材100の外側面で、ハブ孔120とボルト孔130との間の間隔は狭い一方、空洞部140が形成されていない中実のハブ装着部110を適用して剛性を確保することができる。さらに、ディスク部材100の内側面で、ハブ孔120と空洞部140との間の間隔は狭い一方、ハブ孔120とボルト孔130との間を広くして剛性を確保することができることになる。
車両用ホイールのリム部160にタイヤ200を装着すると、リム部160とタイヤ200との間に密閉された環状の空間が形成される。
本実施例において、リム部160は、図3及び図4に示すように、第1タイヤ装着部161、162、164、165と、第2タイヤ装着部161a、162a、165a及びウェル部163を含み、外側ウェル部163a、第2ビードシート162a及び内側ウェル部163bの順に進むにつれて、厚さが薄くなるように形成する。
第1タイヤ装着部161、162、164、165は、ディスク部材100に 連結され、タイヤ200の外側ビード201が接する第1ビードシート162を含む。本実施例において、第1タイヤ装着部161、162、164、165は、第1移動制限部161、165及びウェル壁部164を含む。
第1移動制限部161、165は、第1ビードシート162から突出し、外側ビード201に接して外側ビード201の移動を制限する。本実施例において、第1移動制限部161、165は、第1リムフランジ161及び第1ハンプ165を含む。
第1リムフランジ161は、第1ビードシート162から突出し、外側ビード201の外側に接して、外側ビード201の外側方向の移動を制限する。
第1ハンプ165は、第1ビードシート162から突出し、外側ビード201の内側に接して、外側ビード201の内側方向の移動を制限する。
ウェル壁部164は、第1ビードシート162または第1移動制限部161、165から延長され、外側ウェル部163aと連結される。
第2タイヤ装着部161a、162a、165aは、第1タイヤ装着部161、162、164、165と離隔されるように位置しており、タイヤ200の内側ビード202が接する第2ビードシート162aを含む。本実施例において、第2タイヤ装着部161a、162a、165aは、第2移動制限部161a、165aをさらに含む。
第2移動制限部161a、165aは、第2ビードシート162aから突出し、内側ビード202に接して、内側ビード202の移動を制限する。本実施例において、第2移動制限部161a、165aは、第2リムフランジ161a及び第2ハンプ165aを含む。
第2リムフランジ161aは、第2ビードシート162aから突出し、内側ビード202の外側(図4基準の下側)に接して内側ビード202の外側方向の移動を制限する。
第2ハンプ165aは、第2ビードシート162aから突出し、内側ビード202の内側(図4基準の上側)に接して、内側ビード202の内側方向の移動を制限する。
ウェル部163は、第1タイヤ装着部161、162、164、165から下側(図4基準)に延長される外側ウェル部163aと、外側ウェル部163aと第2タイヤ装着部161a、162a、165aを連結して、外側ウェル部163aから第2ハンプ165aのハンプラウンド部r2の開始点まで傾斜するように連結する内側ウェル部163bを含む。
一方、本実施例において、第1、2ビードシート162、162aに面接するタイヤ200の内側、外側ビード201、202がそれぞれ第1、2ビードシート162、162aの長さよりも小さい厚さで形成されていることにより、ウェル部163は、内側、外側ビード201、202が第1、2ハンプ165、165aにかかるようにする。
本実施例において、車両用ホイールのリム部160は、外側ウェル部163a、第2ビードシート162a、内側ウェル部163bの順に進むにつれて、厚さが薄くなるように形成される。すなわち、外側ウェル部163aの厚さT1が一番厚く、その次に第2ビードシート162aの厚さT3が厚く、最後に内側ウェル部163bが一番薄い厚さT2で形成される(T1>T3>T2)。
ここで、外側ウェル部163aの厚さT1は、ウェルラウンドr1と外側ウェル部163aとの交差点での垂直方向の厚さであり、内側ウェル部163bの厚さT2は、内側ウェル部163bの中点での垂直方向の厚さであり、第2ビードシート162aの厚さT3は、内側ビードシート162aの中点での垂直方向の厚さに選定されることができる。
一方、外側ウェル部163a、内側ウェル部163b及び第2ビードシート162aの厚さT1、T2、T3の関係は、下のようになる。すなわち、第2ビードシート162aの厚さT3に対する外側ウェル部163aの厚さT1は、1.2<T1/T3<1.8で形成され、内側ウェル部163bの厚さT2に対する外側ウェル部163aの厚さT1は、1.2<T1/T2<2.5で形成されることができる。
最も好ましくは、下記の実施例3に示すように、外側ウェル部163aの厚さT1は、7.1mmで形成され、内側ウェル部163bの厚さT2は、3.8mmで形成され、第2ビードシート162aの厚さT3は、5.0mmで形成されて、車両用ホイールの剛性及び軽量化の両方を満足できるようになる。
また、外側ウェル部163a、内側ウェル部163b及び第2ビードシート162aの厚さT1、T2、T3は、6.0 〜 9.1mm:3.3〜5.5mm:4.0〜7.5mmの比率で形成されるが、特に、一番薄い内側ウェル部163bの厚さT2を基準にして、外側ウェル部163aと第2ビードシート162aの厚さT1、T3を内側ウェル部163bの厚さT2より少なくとも1mm以上大きい厚さで形成して、車両用ホイールの固有振動数を高い周波数帯域に切り替えることができるようになる。
前記のような比率の基準となる内側ウェル部163bの厚さT2が3.3mm未満の場合には、車両用ホイールを軽量化することはできるが、車両用ホイールの強度を維持することは困難である。また、内側ウェル部163bの厚さT2が5.5mmを超過する場合には、車両用ホイールの強度は維持することができるが、重量が増大する短所がある。
また、前記のような内側ウェル部163bの厚さT2は、外側ウェル部163aと第2ビードシート162aの厚さの差(T1−T3)よりも大きい厚さで形成されることが好ましい(T1−T3<T2)。これは、外側ウェル部163aと第2ビードシート162aに比べて相対的に弱い強度を有する内側ウェル部163bの最小の厚さを確保して内側ウェル部163bの強度を維持することにより、リム部160の全体の強度を設定範囲の以上に維持するためである。
したがって、前記のような内側ウェル部163bの厚さT2とそれによる比率を勘案して外側ウェル部163aと第2ビードシート162aの厚さT1、T3が最適の範囲に設定されたものであり、これについての説明は、後述される実施例で詳しく説明する。
一方、本実施例で内側ウェル部163bが傾斜するように形成されるが、このような内側ウェル部163bは、外側ウェル部163aから第2ビードシート162a側に上向きに傾斜するように形成される1次傾斜部163b−1と、第2ビードシート162aから1次傾斜部163b−1側に下向きに傾斜するように形成されて1次傾斜部163b−1に連接される2次傾斜部163b−2を含む。
このように内側ウェル部163bを1、2次傾斜部163b−1、163b−2で傾斜するように形成する理由は、内側ウェル部163bの厚さを厚くすると剛性は向上するが、車両用ホイールの全体の重量が増大されるためである。したがって、これを改善するために内側ウェル部163bを2段ステップで傾斜するように形成すると、剛性と軽量化の両方を満足できるようになる。
このような内側ウェル部163bの1次傾斜部163b−1と2次傾斜部163b−2は、それぞれ外側ウェル部163aと第2ビードシート162aの厚さT1、T2を最小重量にして、内側ウェル部163bと連結するための勾配角θ1、θ2で、内側ウェル部163bの1次傾斜部163b−1の勾配角θ1と2次傾斜部163b−2の勾配角θ2は、5〜25゜:15〜5゜の比率で形成される。
ここで、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1は、外側ウェル部163aの底面から車両用ホイールの回転中心線Oと平行な延長線と内側ウェル部163b(1次傾斜部163b−1)との間の傾斜角度である。
また、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2は、第2ビードシート162a(内側ビードシート162a)の底面からホイールの回転中心線Oと平行な延長線と内側ウェル部163b(2次傾斜部163b−2)との間の傾斜角度である。
一方、このような2次傾斜部163b−2の勾配角θ2は、1次傾斜部163b−1からホイールの回転中心線Oと平行な延長線と2次傾斜部163b−2との間の勾配角と錯角に互いに同じになるよう形成される。
このような1、2次傾斜部163b−1、163b−2の勾配角θ1、θ2の比率は、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1を基準にして、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2を設定する方式で決められる。
すなわち、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が25度の場合には、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2は5度になり、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が5度の場合には、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が15度に該当する。最適の勾配角の比率は、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が20度であり、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が10.6度の場合になる。
特に、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1は、最小勾配角を基準にして最大勾配角が5倍の範囲で形成されるが、最大勾配角が最小勾配角の5倍を超えると内側ウェル部163bが急激に折れる現象が発生して耐久性が脆弱になる短所がある。
1次傾斜部163b−1の勾配角θ1によって決まる2次傾斜部163b−2の勾配角θ2は下記の表1のとおりである。
上記の表1に示すように、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2は、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1によって第2ビードシート162aの厚さT3を最小重量にして、内側ウェル部163bに連結するための最適の勾配角に該当する。
このような比率で、1次傾斜部163b−1と2次傾斜部163b−2の勾配角θ1、θ2を形成すると、リム部160に作用する荷重が分散してリム部160の急激な変形を防止することができる。
すなわち、図4に示すように、内側ビードシート162aに作用する荷重F2について、1、2次傾斜部163b−1、163b−2の各勾配角θ1、θ2で互いに異なる力の反力R2−1、R2−2が作用することになる。
したがって、ディスク部材100に連接された外側ウェル部163aが内側ウェル部163b及び第2ビードシート162aよりも厚く形成される一方、内側ウェル部163bが1、2次傾斜部163b−1、163b−2として2段傾斜するように形成されることにより、図4に示すように走行時のリム部160に作用する荷重F1、F2についてのリム部160の変形量εが従来の車両用ホイールの変形量εより小くなって車両に伝達される振動及び騒音を低減させることができる(ε>ε)。
すなわち、本実施例においては、ディスク部材100に連接される外側ウェル部163aの厚さT1を従来よりも厚く形成する一方、内側ウェル部163bを1、2次傾斜部163b−1、163b−2として2段傾斜するように形成して内側ビードシート162a側に作用する荷重F2に対する反力R2を1、2次傾斜地点でそれぞれ作用する反力R2−1、R2−2に分散させることにより、内側ビードシート162aに作用する荷重F2によるモーメントを低減させることで変形量εを低減させることができるようにしたものである。
まず、本実施例においては、本発明と従来(量産例)のリム部160の外側ウェル部163aと、内側ウェル部163b、第2ビードシート162aの厚さの変化による車両用ホイールの重量と剛性を比較して下記の表2に示す。
ホイール剛性試験は、従来の13.26kg重量の車両用ホイールと本発明による実施例3の12.23kg重量(1.03kgの重量減少)の車両用ホイール単品の剛性試験と、タイヤ200を装着した状態で車両に組立てて振動試験を行い、試験結果は上記の表2のとおりである。
1.表2の車両用ホイール単独剛性(Stiffness)測定及びデータ分析
1)実験説明
試験名は、EMA(Experimental Modal Analysis:実験的モーダル解析)という。
EMAは、刺激によって構造物の動的応答を解析する分野であるが、刺激についての応答は、データ収集装備を介して発生する。これはFEA(Finite−Element Analysis:有限要素解析法)の結果の検証だけでなく、構造のモーダルパラメータを決めるのに有用である。
EMAは、モーダルパラメータを抽出する4段階のプロセスであり、これに対する過程は、以下のとおりである。
[加速度計(Vibration Sensor)(Accelerometer)]
構造の振動応答を記録するために加速度計と呼ばれる振動センサーを図5に示すように車両用ホイールのディスク部材100の内側面に付着して備える。
加速度計は、振動を発生させるためにインパルスハンマーを用いて特定テストに必要な周波数範囲、動的範囲などを用いる。
[データ収集装備(Data Acquisition)]
加速度計とインパルスハンマーを介して発生する振動信号を測定するためのデータ収集装備を備える。
[FRF(Frequency Response Function)解析]
周波数応答関数解析は、振幅の定められた様々な周波数の入力信号があるシステムに入力されたとき、どのような応答を出すのか測定するもので、これはあるシステムに入力された広域周波数信号についての出力応答の尺度を示す分析方式である。
周波数応答関数は、構造の伝達関数を計算して刺激についての反応と比較し、FRFの結果は、定義された周波数範囲で構造の大きさ及び位相についての応答を示す。
FRFのテスト結果は、図6のグラフのように現れ、これについての説明は、以下のとおりである。
図6は、図5の実験結果によって車両用ホイールに現れる共振周波数と反共振周波数のグラフであって、図5に示すように車両用ホイールの内側面にM1、M2の測定センサーを付着する。
この状態で、M1に加振(衝撃)を与えてM1で測定したものをH11とし、M2に加振(衝撃)を与えてM1で測定したものをH12とし、M1に加振(衝撃)を与えてM2で測定したものをH21とし、M2に加振(衝撃)を与えてM2で測定したものをH22と定義すると、H11、H12、H21、H22のそれぞれのFRF(共振周波数、反共振周波数)グラフが図6のように表示される。
したがって、f1は、4つ(H11、H12、H21、H22)の測定値の平均共振周波数(Resonance Frequency)の値であり、f2は、4つ(H11、H12、H21、H22)の測定値の平均反共振周波数(Anti−Resonance Frequency)の値である。
ω1=2×π×f1[Hz]、
ω2=2×π×f2[Hz]、
Mass=Wheel weight(kg)とすると、
横方向剛性(Lateral Stiffness)のFRFグラフの測定後に、以下の式1を用いると、Kwheel(Lateral Stiffness)の値を得ることができる。

[モーダルパラメータ抽出]
モーダルパラメータ抽出アルゴリズムは、FRFデータからモーダルパラメータを識別するために使用されるもので、これらのアルゴリズムは、Peakを検出し、周波数領域の多項式の計算及びFRF××合成に使用される。
2)実験条件及び剛性(Stiffness)値
車両用ホイール剛性試験は、従来の13.3kg重量の車両用ホイールと本発明による実施例3の12.2kg重量(1.1kg重量減少)の車両用ホイール単品の剛性試験と、タイヤ200を装着した状態で車両に組立てて振動試験を行った。
− 従来の車両用ホイール。サイズ18X7J、重量13.26kg
− 本発明の実施例3の車両用ホイール。サイズ18X7J、重量12.23kg
3)実験結果
− 従来の車両用ホイール。サイズ18X7J、重量13.26kg:剛性62.5kN/mm
− 本発明の実施例3の車両用ホイール。サイズ18X7J、重量12.23kg:剛性64.3kN/mm
4)実験結果及び解析からリム部160の厚さ及び重量の上限値についての臨界点を分析した結果は、図7ないし図9のとおりである。
まず、図7は、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さの最小臨界点分析グラフであって、図7に示すように、従来の車両用ホイールの剛性は、62.5kN/mmであり、本発明の実施例4の外側ウェル部163aの厚さT1が6.1mmであるときに剛性が62.6kN/mmなので、外側ウェル部163aの厚さT1が6.0mm以上の場合は、従来の車両用ホイールの剛性よりも高いため、外側ウェル部163aの厚さT1は、6.0mm以上とする。
図8は、車両用ホイールの外側ウェル部の厚さの重量変動による最大臨界点分析グラフであって、図8に示すように、外側ウェル部163aの厚さT1を6.0mm以上とするときは、剛性が従来の剛性値よりも高いが、外側ウェル部163aの厚さT1が9.1mmを超えると、ホイールの重量減少が5%未満となるので、重量減少の効果を最大化するために外側ウェル部163aの最大厚さT1は9.1mm以下となる。
図9は、ホイールの外側ウェル部の厚さと重量、剛性との相関関係を示すグラフであって、図9に示すように、本発明によるホイールの外側ウェル部163aの厚さT1を6.1〜9.1mmとすることにより、従来の車両用ホイールの剛性値62.5kN/mmより大きく、重量は最大限に軽量化することができる。
特に、外側ウェル部163aの厚さT1を6.1〜8.1mmで形成すると、剛性は従来の剛性値と等しいか又は大きく、重量は従来よりも6〜9%程度軽量化できる最適の厚さになる。
したがって、前記のような実験結果を通じて、外側ウェル部163aの厚さT1は7.1mmで、内側ウェル部163bの厚さT2は3.8mmで、第2ビードシート162aの厚さT3は5.0mmで形成することが、車両用ホイールの剛性及び軽量化の両方を満足できる最も適切な厚さの比率であることが分かる。
2.内側ウェル部163bの1次傾斜部163b−1と2次傾斜部163b−2の勾配角θ1、θ2の変化による剛性値の考察
まず、内側ウェル部163bの1次傾斜部163b−1と2次傾斜部163b−2の勾配角θ1、θ2についての相関関係は前述の表1で説明したので、以下では、勾配角θ1、θ2の最大、最小、最適の角図による重量と剛性値について説明する。
下記の表3及び図10に示すように、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が最大である25度の場合には、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が最小である 5度になり、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が最小である5度の場合には、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が最大である15度になる。
したがって、最適の1、2次傾斜部163b−1、163b−2の勾配角θ1、θ2は、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が20度になり、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が10度のとき、1、2次傾斜部163b−1、163b−2を有する内側ウェル部163bが直線に近く形成される。
特に、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が最大であり、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が最小の場合は、最適の勾配角よりもホイールの外径がさらに大きくなることで、重量が増大し、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が最小であり、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が最大の場合は、最適の勾配角よりもホイールの外径が小さくなるにもかかわらず、重量は最適の勾配角の場合よりも重い(表4及び図11参照)。
表4及び図11に示すように、1、2次傾斜部163b−1、163b−2の勾配角θ1、θ2が最適の場合に比べて、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が最大であり、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が最小の場合は、最適の場合よりも剛性が小幅に増大する一方、重量が大きく上昇することが分かる。
また、1次傾斜部163b−1の勾配角θ1が最小であり、2次傾斜部163b−2の勾配角θ2が最大の場合は、最適の場合よりも剛性も弱いうえ重量までさらに重いことが分かる。
3.従来と本発明の実施例3の車両用ホイールを車両に装着して振動試験測定及びデータ分析
1)試験条件
− Test目的及び背景:従来と本発明の実施例3の車両用ホイールの重量及びリムの厚さ変化による振動関連の影響度評価
− 評価車両:GM TRAX
− タイヤの空気圧:35Psi(2.46kgf/cm
− 評価路面/速度:Smooth Asphalt/100KPH
− 適用タイヤ/車両用ホイール:P215/55R18/18X7J13kg(従来)、18X7J12kg(本発明)
− 評価項目:Smooth Asphalt振動測定
− 評価位置:ナックル(Knuckle)部、車体床(Floor)部、操向軸(Steering)部
本試験は、車両に振動感知センサーを運転席のハンドル(Steering)部、車輪のナックル部、運転席の床部(Floor)に設置して、重い従来の車両用ホイールと、これより1kgの重量を減少した本発明の実施例3による車両用ホイールをそれぞれ装着して車両の走行中に振動の影響を測定して評価している。
図13ないし図14に図示されたグラフを通じて分かるように、本発明の実施例3による車両用ホイールが従来の車両用ホイールよりも1.03kg重量が減少したにもかかわらず、外側ウェル部163aの厚さが従来よりも増強されることによって車両用ホイールのスポーク部に伝達される振動などの影響が外側ウェル部163aで吸収されてタイヤの回転周波数の頂点(PEAK)値で振動値が減少することを確認することができる。
したがって、車両用ホイールのリム部160を本発明のように構成すると、車両用ホイールの軽量化による剛性値の低下及びこれによる振動及び騒音の影響を最小化できることが分かる。
以上、本発明を具体的な実施例を通じて詳しく説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのもので、本発明はこれに限定されず、本発明の技術的思想内で当分野の通常の知識を有する者によってその変形や改良が可能であることが明らかである。
本発明の単純な変形ないし変更は、すべて本発明の範疇に属するもので、本発明の具体的な保護範囲は添付した請求範囲によって明確にされる。

Claims (9)

  1. 車軸が連結されるディスク部材と、
    前記ディスク部材に連結され、タイヤを装着するリム部と、を含み、
    前記リム部は、
    前記ディスク部材に連結され、前記タイヤの外側ビードが接する第1ビードシートを含む第1タイヤ装着部と、
    前記第1タイヤ装着部と離隔されるように位置し、前記タイヤの内側ビードが接する第2ビードシートを含む第2タイヤ装着部と、
    前記第1タイヤ装着部から延長される外側ウェル部及び前記外側ウェル部と前記 第2タイヤ装着部を連結する内側ウェル部を備えるウェル部と、を含み、
    前記外側ウェル部、前記第2ビードシート、前記内側ウェル部の順に進むにつれて厚さが薄くなり、
    前記外側ウェル部の厚さは、前記第2ビードシートの厚さの1.2〜1.8倍であり、前記外側ウェル部の厚さは、前記内側ウェル部の厚さの1.2〜2.5倍であり、
    前記内側ウェル部は、前記ディスク部材の回転中心を基準に前記外側ウェル部の外側に多段に傾斜するように形成され、前記外側ウェル部から前記第2ビードシート側に傾斜するように形成される1次傾斜部と、前記第2ビードシートから前記1次傾斜部側に傾斜するように形成されて前記1次傾斜部に連結される2次傾斜部とを含み、
    前記第2ビードシートの底面と前記2次傾斜部との間の傾斜角度は、前記ディスク部材の回転中心線と前記2次傾斜部との間の勾配角と同じである車両用ホイール。
  2. 前記第1タイヤ装着部は、
    前記第1ビードシートから突出し、前記外側ビードに接して、前記外側ビードの移動を制限する第1移動制限部と、
    前記第1ビードシートまたは前記第1移動制限部から延長されて、前記外側ウェル部と連結されるウェル壁部と、
    をさらに含む請求項1に記載の車両用ホイール。
  3. 前記第1移動制限部は、
    前記第1ビードシートから突出し、前記外側ビードの外側に接して、前記外側ビードの外側移動を制限する第1リムフランジと、
    前記第1ビードシートから突出し、前記外側ビードの内側に接して、前記外側ビードの内側移動を制限する第1ハンプと、
    を含む請求項2に記載の車両用ホイール。
  4. 前記第2タイヤ装着部は、
    前記第2ビードシートから突出し、前記内側ビードに接して前記内側ビードの移動を制限する第2移動制限部
    をさらに含む請求項1に記載の車両用ホイール。
  5. 前記第2移動制限部は、
    前記第2ビードシートから突出し、前記内側ビードの外側に接して、前記内側ビードの外側移動を制限する第2リムフランジと、
    前記第2ビードシートから突出し、前記内側ビードの内側に接して、前記内側ビードの内側移動を制限する第2ハンプと、
    を含む請求項4に記載の車両用ホイール。
  6. 前記外側ウェル部と、前記内側ウェル部と、前記第2ビードシートの厚さは、それぞれ6.0〜9.1mm、3.3〜5.5mm、4.0〜7.5mmである請求項1に記載の車両用ホイール。
  7. 前記内側ウェル部の厚さは、前記外側ウェル部と前記第2ビードシートの厚さの差よりも大きい請求項1に記載の車両用ホイール。
  8. 前記1次傾斜部の勾配角は、5〜25°である請求項に記載の車両用ホイール。
  9. 前記2次傾斜部の勾配角は、5〜15°である請求項に記載の車両用ホイール。
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