以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
(1)画像処理システムの概要
本実施形態の画像処理システム1は、図1に示すように、複合機10と、PC(Personal Computer の略)30と、ルータ200とを備えている。複合機10とPC30は、LAN(Local Area Networkの略)ケーブル25を通じて相互にデータ通信可能である。複合機10及びPC30を含む、LANケーブル25に接続された各種機器によって、1つのLANが形成される。
複合機10及びPC30は、LANケーブル25を介してルータ200に接続されており、ルータ200を介してインターネット300に接続可能である。そのため、複合機10及びPC30は、インターネット300に接続されている各種機器とデータ通信を行うことができる。
インターネット300には、少なくとも、Eメールサーバ310と、FTPサーバ320とが接続されている。そのため、複合機10及びPC30は、Eメールサーバ310及びFTPサーバ320とデータ通信可能である。
なお、LANケーブル25を用いたいわゆる有線LAN以外の他のネットワークによって複合機10とPC30とがデータ通信可能であってもよい。例えば、無線LANを介して、複合機10とPC30とがデータ通信を行ったり、複合機10及びPC30がインターネット300に接続したりできるようにしてもよい。
(2)複合機10の構成
複合機10は、スキャン機能、コピー機能、印刷機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を備えている。スキャン機能は、原稿の画像を読み取ってその原稿の画像データを生成する機能である。生成した原稿の画像データは、LAN或いはその他の通信回線を介してPC30などの他の機器へ送信することができる。コピー機能は、スキャン機能により読み取らせた画像を印刷出力する機能である。印刷機能は、PC30やその他の機器から入力された画像データ、或いは各種の記憶メディアを介して入力された画像データなどの各種画像データの画像を印刷出力する機能である。
複合機10は、CPU11、ROM12、RAM13、NVRAM14、画像読取部15、印刷部16、入力部17、表示部18、ネットワークインタフェース部(以下「ネットワークI/F」と称す)19、メディアインタフェース部(以下「メディアI/F部」と称す)20、及び回線接続部21を備えている。
CPU11は、ROM12やNVRAM14などに記憶されている各種プログラムに従って複合機10内の各部の制御および各種演算を実行する。RAM13は、CPU11から直接アクセスされるメインメモリとして利用される。NVRAM14は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。NVRAM14には、複合機10に関する各種設定情報が記憶されている。後述する図2のショートカット登録テーブルも、NVRAM14に記憶される。後述する図8のショートカット制御処理のプログラムは、ROM12又はNVRAM14に記憶されている。
画像読取部15は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取って、その画像を表す画像データを生成する。印刷部16は、画像読取部15で読み取られた画像データを含む各種画像データを印刷媒体に印刷する機能を有する。入力部17は、ユーザによる入力操作を受け付ける入力装置である。入力部17は、タッチパネル22、操作ボタン(不図示
)などの各種の入力手段を有する。表示部18は、情報を表示可能な表示デバイスとしてディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)23を有する。ディスプレイ23の表示領域には、タッチパネル22が重畳配置されている。
ネットワークI/F19は、複合機10をLANに接続するための通信インタフェースであり、LANケーブル25が接続される。メディアI/F20は、各種規格の記憶メディア(例えばUSB(Universal Serial Busの略)規格のメモリ)に対するデータの読み書きを行うためのインタフェースである。回線接続部21は、通信回線(本実施形態では電話回線)を通じて外部機器とデータ通信を行うためのインタフェースである。ファクス機能におけるファクシミリデータの送受信は、この回線接続部21を介して行われる。
(3)PC30の構成
PC30は、CPU31、ROM32、RAM33、ハードディスクドライブ(以下「HDD(Hard Disk Drive の略)」という)34、入力部35、表示部36、及びネットワークI/F37を備えている。
CPU31は、ROM32やHDD34に記憶されている各種プログラムを実行することによってPC30の各部や外部機器(複合機10を含む)を制御する。ROM32には、CPU31によって実行される各種プログラムやデータ等が記憶されている。RAM33は、CPU31が各種処理を実行するための主記憶装置として用いられる。HDD34には、OS(Operating Systemの略)や各種デバイスドライバ、各種アプリケーションソフトなどがインストールされている。入力部35は、キーボードや各種ポインティングデバイスなどを有する。表示部36は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの各種の表示デバイスを有する。ネットワークI/F37は、PC30をLANに接続するための通信インタフェースであり、LANケーブル25が接続される。
(4)複合機10の機能
複合機10は、既述の通り、スキャン機能、コピー機能、印刷機能、ファクス機能などの複数の機能を備えている。
スキャン機能については、読み取った画像のデータの処理方法に応じて複数のサブ機能に細分化することができる。具体的には、例えば、スキャンtoファイル、スキャンtoFTP、スキャンtoメディア、スキャンtoEメールなどの複数のサブ機能に細分化できる。
スキャンtoファイルは、スキャンした画像のデータ(以下「スキャンデータ」という)を、複合機10に接続されている各種端末装置(例えばPC30)に送信し、その端末装置の指定のフォルダに保存させる機能である。スキャンtoFTPは、スキャンデータを、予め指定したFTPサーバ(例えばインターネット300に接続されたFTPサーバ320)に送信して保存させる機能である。スキャンtoメディアは、スキャンデータを、メモリカードやUSBメモリなどの各種の記憶メディアに保存させる機能である。このスキャンtoメディアの機能により、メディアI/F20に接続されている各種記憶メディアにスキャンデータを保存させることができる。スキャンtoEメールは、スキャンデータを各種のEメールサーバ(例えばインターネット300に接続されたEメールサーバ310)へ送信する機能である。
また、スキャン機能を実行させる際には、上述したサブ機能におけるスキャンデータの送信先を含む、各種の設定項目を設定することができる。スキャン機能における設定項目には、例えば、解像度、カラー設定、ファイル形式、スキャンサイズなどがある。
本実施形態の複合機10では、解像度として、例えば100dpi、200dpi、300dpi、600dpi、1200dpiなどの複数の解像度の中から何れかを設定することができる。また、カラー設定については、カラー又はモノクロの何れかを設定することができる。なお、カラー及びモノクロ以外の他のカラー設定(例えばグレースケール)をできるようにしてもよい。また、スキャンデータのファイル形式については、例えばJPG、BMP、TIFF、PDFなどの周知のファイル形式の中から何れかを設定することができる。
また、スキャンtoファイルにおける送信先の端末装置については、その端末装置のIPアドレスやスキャンデータを保存させるフォルダなどを設定することができる。また、スキャンtoFTPにおける送信先のFTPサーバについては、そのFTPサーバのIPアドレスやスキャンデータを保存させるフォルダなどを設定することができる。また、スキャンtoEメールにおける送信先については、送信先のEメールアドレスなどを設定することができる。
スキャン機能以外の他の各機能についても、それぞれ、その機能の実行に関する各種設定項目を設定することができる。例えばコピー機能における設定項目としては、記録紙サイズ、拡大率、コピー濃度、解像度(即ちコピー画質)、両面コピーの有無などがある。
(5)ショートカット機能の説明
複合機10が備える各種機能を利用する際には、通常、ユーザは複数の手順で実行させる必要がある。例えば、スキャンtoファイルの機能を利用したい場合、送信先の端末装置を指定する入力操作や、スキャン時の各種設定項目の設定・確認作業等が必要となる。そのため、上述した各種機能を通常の手順で実行させようとすると、非常に手間がかかる。
これに対し、本実施形態の複合機10は、特定の機能をショートカット登録することによりその機能を通常よりも少ない手順で実行させることが可能な、ショートカット機能を備えている。ユーザは、ショートカット登録したい機能について、その機能における各種設定項目の設定値を予め設定することにより、その機能をショートカット登録することができる。ショートカットを登録すると、以後、その登録した機能については、対応するショートカットキー(詳細は後述)を押下することで、予め設定された設定内容に基づき、ユーザの手間を要することなく、或いは通常よりも少ない手間で、迅速に実行させることができる。
ショートカットを登録すると、登録したショートカット毎に、ショートカット番号が割り当てられて、当該ショートカットの具体的内容(各種設定内容)がショートカット登録テーブルに登録される。図2に、ショートカット登録テーブルの一例を示す。
図2に示すように、ショートカット登録テーブルには、ショートカット毎に、機能種別や各種設定内容が登録(具体的には本実施形態ではNVRAM14に記憶)される。例えばスキャン機能のショートカットに対しては、スキャン時の各種設定内容として、解像度、カラー設定、ファイル形式、宛先(スキャンデータの保存先又は送信先)などの各種の設定項目の設定値が、ユーザ入力等によって登録される。また例えば、コピー機能のショートカットに対しては、コピー時の各種設定内容としてカラー設定、解像度、拡大率などの各種の設定項目の設定値が、ユーザ入力等によって登録される。図2に示した設定項目は、登録可能な設定項目のごく一部である。また、スキャン機能及びコピー機能以外の他の機能に対してもショートカットを登録することができる。特定の機能を特定の設定内容で実行させるためのショートカットを登録しておくことで、その機能を、登録した設定内容に従って(即ちショートカット登録テーブルに登録されている設定内容に従って)実行
させることができる。
なお、図2に示すように、ショートカット登録テーブルには、ショートカット毎に、結合化の有無も登録される。また、結合化されているショートカットについては、どのショートカットと結合されているのかを示す結合対象も登録される。図2は、ショートカット01とショートカット05とが結合されている例を示している。これは即ち、ショートカット01とショートカット05とが結合された1つの結合ショートカット(詳細は後述)が登録されていることを意味している。
ショートカットを登録又は実行させるためには、ディスプレイ23にショートカット一覧画面を表示させる必要がある。複合機10の電源を投入すると、特定の初期処理が行われた後、待機画面(不図示)が表示される。
待機画面には、スキャン機能、コピー機能、ファクス機能などの複数の機能の中から実行させたい機能を選択させるための、機能毎の選択キーが表示される。また、待機画面には、ショートカット一覧画面を表示させるためのショートカット呼出キーも表示させる。待機画面においてショートカット呼出キーが押下(例えばタッチパネル22に対するタップ操作)されると、ディスプレイ23には、ショートカット一覧画面2(図3,図4参照)が表示される。
図3に示すように、ショートカット一覧画面2には、4つのショートカット関連キー41〜44と、編集モードキー45とが表示される。ショートカット関連キーには複数の種類がある。本実施形態では、ショートカット関連キーとして、ショートカットキー、結合ショートカットキー、及び未登録キーの少なくとも3種類がある。
ショートカットキーは、登録されている1つのショートカットが割り当てられているキーであり、ショートカットキーを押下することで、そのショートカットキーに割り当てられているショートカットを実行させることができる。
結合ショートカットキーは、ショートカットが複数登録されている場合に、その複数のショートカットのうち特定の複数のショートカットが割り当てられているキーである。結合ショートカットキーを押下することで、その結合ショートカットキーに割り当てられている複数のショートカットを実行させることができる。
未登録キーは、ショートカットがまだ割り当てられていないキーである。未登録キーを押下することで、その未登録キーに対して新規にショートカットを登録することができる。未登録キーを押下してショートカットを登録すると、その未登録キーに対してショートカットが割り当てられ、その未登録キーはショートカットキーに切り替わる。
図3に例示するショートカット一覧画面2には、ショートカット関連キーとして、3つの登録済みショートカット01〜03が割り当てられた3つのショートカットキー41,42,43、及び1つの未登録キー44が表示されている例を示している。
なお、本実施形態では、ショートカット一覧画面に同時に表示させることができるショートカット関連キーの数は最大4つだが、ショートカット一覧画面に対して特定の一覧切替操作(例えばタッチパネル22に対する左右方向のフリック操作)を行うことで、画面を左右方向にスクロールさせ、他のショートカット関連キーを表示させることができる。即ち、本実施形態では、実質的に5つ以上(例えば20個)のショートカット関連キーを有しているが、ディスプレイ23の面積の関係上、同時に表示されるのは最大4つまでであり、表示されているショートカット関連キー以外の他のショートカット関連キーは隠れ
た状態にされている。そして、その隠れた状態にされている他のショートカット関連キーは、上述した特定の一覧切替操作によって表示させることができる。
図4に例示するショートカット一覧画面2には、結合ショートカットキー49が表示されている。結合ショートカットが登録されていてその結合ショートカットが割り当てられた結合ショートカットキーがショートカット一覧画面に表示される場合、ショートカット一覧画面には、結合表示領域が設定され、その中に、結合ショートカットキー、及びその結合ショートカットを構成する個々のショートカットのショートカットキーが表示される。
図4のショートカット一覧画面2は、ショートカット01とショートカット05が結合された結合ショートカットが登録されており、その結合ショートカットが結合ショートカットキー49に割り当てられている例を示している。図4に示すように、結合ショートカットキー49は、結合表示領域46の中に表示される。結合表示領域46には、結合ショートカットキー49だけでなく、その結合ショートカットキー49に割り当てられている複数のショートカット01,05がそれぞれ単独で割り当てられたショートカットキー47,48も表示される。結合ショートカットキー49は、2つのショートカットキー47,48の間にそれら両者に挟まれるように配置され、全体として3つのショートカットキー47,48,49が一列に配列された状態となっている。
ショートカット01,ショートカット05、及びその2つが結合された結合ショートカットは、互いに関連性を有している。そのため、それら関連性のある3つのショートカットの各ショートカットキー47,48,49は、関連性が分かる態様で表示される。具体的に、本実施形態では、関連性のある3つのショートカットの各ショートカットキー47,48,49は、同じ結合表示領域46内に表示される。また、各ショートカットキー47,48,49は同じ色である。
また、関連性のある3つのショートカットの各ショートカットキー47,48,49は、他のショートカットのショートカットキー(例えばショートカット03のショートカットキー43)とは、形状、大きさ、色のうち少なくとも1つが異なる。図4は、関連性のある3つのショートカットの各ショートカットキー47,48,49と他のショートカットのショートカットキーとの大きさが異なっている例を示している。
なお、関連性のある3つのショートカットの各ショートカットキー47,48,49の大きさ、形状、色を全て同じにすることは必須ではない。例えば、2つのショートカット記47,48の大きさと結合ショートカットキー49の大きさを異ならせるようにしてもよい。後述する図12(b)のショートカット一覧画面150は、結合表示領域160内の3つのショートカットキー161,162,163の大きさが結合ショートカットキー164よりも小さい例を示している。
つまり、結合ショートカットが登録されている場合、ショートカット一覧画面には、結合ショートカット毎に、結合表示領域が設定されて、その結合表示領域の中に、結合ショートカットの結合ショートカットキーと、その結合ショートカットを構成する個々のショートカットのショートカットキーとが、互いに隣接するように配置される。
結合表示領域46は、各ショートカットキー47,48,49が表示される領域を除き、全体として、結合表示領域46以外の他の領域とは異なる特定の色又は模様が付与されている。そのため、ユーザは、結合表示領域46全体を1つのまとまった領域として視覚的に認識することができる。
結合ショートカットの登録方法について、図3及び図4を用いて説明する。図3に示すように、ショートカット一覧画面2において、編集モードキー45を押下すると、複合機10の動作モードがショートカット編集モードに移行し、編集対象選択画面3が表示される。
編集対象選択画面3は、基本的には、編集モードキー45を押下する前のショートカット一覧画面2と同等のつくりになっており、編集対象のショートカットを選択することができる。なお、編集対象選択画面3には、編集モードOFFキー50が表示されており、この編集モードOFFキー50を押下すると、ショートカット編集モードが解除されてショートカット一覧画面2に戻る。
例えばショートカット01と他のショートカットとを結合させたい場合は、編集対象選択画面3において、ショートカット01のショートカットキー41を押下すればよい。ショートカット01のショートカットキー41を押下すると、ショートカット01が編集対象に設定されて、編集方法選択画面4が表示される。なお、図3において「SC」とは、ショートカットの略称である。図3を含む他の各図面、及び以下の説明においても、ショートカットのことを「SC」と表記することがある。
編集方法選択画面4には、編集方法を選択させるための複数の選択肢のキーが表示される。具体的に、図3に示すように、少なくとも、編集キー51、消去キー52、及び結合キー53が表示される。編集キー51を押下すると、編集対象に設定されているショートカット(ここではショートカット01)の各種設定内容を確認、変更等するための編集画面(不図示)が表示され、編集対象のショートカットの設定内容を変更することができる。消去キー52を押下すると、編集対象のショートカットを消去(即ち登録解除)することができる。
結合ショートカットを生成するためには、結合キー53を押下すればよい。結合キー53を押下すると、結合対象決定方法の選択画面5が表示される。この結合対象決定方法の選択画面5は、編集対象のショートカットであるショートカット01と結合させたい他のショートカットをどのような方法で決定するのかをユーザに選択させるための画面である。本実施形態では、結合対象のショートカットを決定する方法として、少なくとも、番号指定による決定方法、条件指定検索に基づく決定方法、及び複製による決定方法の3種類の決定方法が用意されている。
番号指定による決定方法とは、編集対象のショートカット以外の他のショートカットを一覧表示させてその中から結合対象のショートカットを選択させ、選択されたショートカットを結合対象に決定する方法である。条件指定検索に基づく決定方法とは、まず、登録されているショートカットの中から条件を指定して絞り込みを行い、その絞り込まれたショートカットの中から結合対象のショートカットを選択させ、選択されたショートカットを結合対象に決定する方法である。複製による決定方法とは、編集対象のショートカットと同じショートカットを別途複製し、その複製したショートカットを結合対象に決定する方法である。
結合対象決定方法の選択画面5には、番号指定による決定方法に対応した番号指定キー56と、条件指定検索に基づく決定方法に対応した検索要求キー57と、複製による決定方法に対応した複製キー58とが表示される。ユーザが何れかのキーを押下することで、結合対象のショートカットを決定する方法が、押下されたキーに対応した決定方法に設定される。
例えば番号指定キー56を押下すると、選択対象一覧画面6が表示される。選択対象一
覧画面6には、編集対象のショートカット以外の他の各ショートカットを対象として、そのショートカット毎のSC選択肢キー60が列挙される。なお、編集対象のショートカットの設定内容によっては、そのショートカットと結合することができない他のショートカットが存在している可能性もある。そのような場合は、その結合できない他のショートカットについてはSC選択肢キー60として表示させないようにしてもよいし、図3に例示するように、SC選択肢キー60を表示させるものの、そのSC選択肢キー60をグレーアウトさせるなどして、選択できないことをユーザに視覚的に認識させると共に、仮にそのSC選択肢キー60が押下されたとしてもその選択操作を無効とするようにしてもよい。
選択対象一覧画面6において、例えばショートカット05のSC選択肢キー60を押下すると、ショートカット05が結合対象に設定され、ショートカット01とショートカット05とが結合ショートカットとして仮登録される。そして、図4に示すように、結合設定内容画面8が表示される。
結合設定内容画面8には、結合SC設定情報66と、設定変更キー67と、登録キー68とが表示される。結合SC設定情報66は、仮登録された結合ショートカットを構成するショートカット01及びショートカット05の双方の設定内容を示す情報である。設定値が異なる設定項目については、ショートカット毎に個別に設定値が表示され、設定値が同じ設定項目についてはその同じ設定値が共通の設定値として表示される。
設定変更キー67を押下すると、仮登録された結合ショートカットを構成する両ショートカット01,05の設定内容を確認、変更等させるための内容編集画面が表示される。その内容編集画面は、後述する図6の内容編集画面80と同様の画面構成及び機能を有する画面である。図6の内容編集画面80は、ショートカット01,02の設定内容を変更するための画面例を示しているが、図5における、例えばショートカット01,05の結合設定内容画面8において、設定変更キー67を押下した場合は、内容編集画面として、ショートカット01,05の設定内容を変更するための画面が表示される。ユーザは、その内容編集画面において、両ショートカット01,05の設定内容を適宜変更することができる。
登録キー68を押下すると、移動確認画面9が表示される。移動確認画面9には、キー移動情報71と、OKキー72とが表示される。ショートカット01が編集対象に設定され、そのショートカット01に対して結合対象のショートカット05が選択されて、結合ショートカットが生成されると、図4に例示するように、ショートカット一覧画面2において、もともとショートカット01,02の各ショートカットキー41,42が表示されていた領域に結合表示領域46が設定される。よってこの場合は、ショートカット02のショートカットキー42は、別の位置に移動される。
本実施形態では、結合ショートカットの生成によりショートカットキーの表示位置が移動される場合は、結合対象のショートカットキーがもともと表示されていた位置に移動される。即ち、上記のようにショートカット01に対してショートカット05が結合された場合は、ショートカット05のショートカットキーは、ショートカット01のショートカットキー47を含む結合表示領域46内に移動される。そのため、ショートカット02のショートカットキー42は、もともとショートカット05のショートカットキーが表示されていた場所に移動される。
移動確認画面9は、結合ショートカットの生成に伴って表示位置が移動されるショートカットキーがあること、及びそのショートカットキーがどこに移動されるのかを、ユーザに報知するための画面である。移動確認画面9においてOKキー72を押下すると、ショ
ートカット01とショートカット05とが結合ショートカットとして正式に登録され、その登録結果が反映されたショートカット一覧画面2が表示される。このとき、ショートカット登録テーブルにおいて、ショートカット01,05が結合されたことを示す情報が登録される。また、ショートカット編集モードは解除される。
ショートカット01,05の結合ショートカットが登録されると、ショートカット一覧画面2には、その結合ショートカットに対応した結合表示領域46が設定される。そして、その結合表示領域46内に、ショートカット01,05それぞれのショートカットキー47,48と、ショートカット01,05の結合ショートカットの結合ショートカットキー49とが、一列に配列された状態で表示される。このショートカット一覧画面2において、例えばショートカット01のショートカットキー47を押下すると、ショートカット01が単独で実行される。また、例えば、ショートカット05のショートカットキー48を押下すると、ショートカット05が単独で実行される。また例えば、結合ショートカットキー49を押下すると、ショートカット01とショートカット05とが実行される。
結合ショートカットの実行手順としては、例えば、単に実行対象の複数のショートカット01,05を個別連続的に実行させるようにしてもよいし、時分割で交互に実行させるようにしてもよい。
また、ショートカット01において実行される処理の中で、ショートカット05において実行される処理と同一又は類似する特定の処理がある場合には、結合ショートカットの実行時には、その特定の処理については、両者共通で1回のみ実行し、その実行結果を両ショートカット01,05で用いるようにしてもよい。
例えば、本実施形態では、ショートカット01とショートカット05はいずれもスキャン機能のショートカットである。つまり、ショートカット01とショートカット05は、いずれも、実行すべき処理として、原稿をスキャンする処理を有する。そこで、ショートカット01,05の結合ショートカットの実行時は、原稿のスキャンは1回のみ行うようにしてもよい。その際、各ショートカット01,02のカラー設定はいずれもカラーであり、各ショートカット01,02の解像度はいずれも300dpiであることから、カラー設定はカラーとし、解像度は300dpiとして、スキャンを1回実行すればよい。そして、スキャンにより得られたスキャンデータを、結合ショートカットを構成する2つのショートカット01,05で共用すればよい。具体的に、第1のショートカットにおいては、スキャンデータを宛先のPCへ送信すればよい。第2のショートカットにおいては、同じスキャンデータを宛先のFTPサーバへ送信すればよい。
なお、宛先以外の他の設定項目の中に設定値が異なる設定項目があったとしても、スキャン結果を共用できる場合には、スキャンを1回で済ませることができる。例えば、カラー設定がカラーのショートカットとカラー設定がモノクロのショートカットが結合されている場合、その結合ショートカットについては、カラーでのスキャンを1回実行し、そのスキャン結果を共用できる。即ち、カラー設定がモノクロのショートカットにおいては、カラーのスキャン結果をモノクロに変換すればよい。また例えば、解像度が300dpiのショートカットと解像度が100dpiのショートカットが結合されている場合、その結合ショートカットについては、300dpiでのスキャンを1回実行することで、そのスキャン結果を共用できる。即ち、解像度が100dpiのショートカットについては、解像度300dpiのスキャン結果に対して解像度変換を行って100dpiに落とせばよい。
このように、結合ショートカットを構成する複数のショートカットそれぞれに同一又は類似する処理が含まれていて処理結果を共用できる場合には、その処理についてはショー
トカット毎に逐一行うのではなく、1回のみ(或いは少なくとも結合ショートカットを構成するショートカットの数よりも少ない回数)行い、その処理結果を共用するようにしてもよい。
図3に示す結合対象決定方法の選択画面5において、検索要求キー57を押下すると、検索パターン選択画面7が表示される。検索パターン選択画面7には、結合対象のショートカットの検索条件をユーザに選択させるための、検索条件毎のキーが表示される。具体的に、本実施形態では、類似設定検索キー61と、同宛先検索キー62と、同項目順検索キー63とが表示される。ユーザが何れかの検索キーを押下することで、押下された検索キーに対応した検索条件が設定される。
例えば類似設定検索キー61を押下すると、設定内容が類似しているショートカットを検索することが検索条件に設定され、その検索条件に従った検索が行われる。何を基準に設定内容が類似していると判断するかについては適宜決めることができる。例えば、特定の複数の設定項目の設定値が全て同じである場合に類似していると判断するようにしてもよいし、設定値が同じである設定項目の数が一定数以上である場合に類似していると判断するようにしてもよい。
類似設定検索キー61を押下することにより検索が行われると、図5に示すように、その検索結果を示す類似設定一覧画面76が表示される。類似設定一覧画面76は、編集対象のショートカット01と設定内容が類似しているショートカットの検索結果を示す画面である。
類似設定一覧画面76には、検索されたショートカット毎のSC選択肢キー77が列挙される。類似設定一覧画面76において、例えばショートカット05のSC選択肢キー77を押下すると、ショートカット05が結合対象に設定され、ショートカット01とショートカット05とが結合ショートカットとして仮登録され、結合設定内容画面8が表示される。
結合設定内容画面8が表示された後、正式登録されるまでの流れは、図4を用いて説明した、番号指定による決定方法に基づく登録時における結合設定内容画面8の表示後の流れと全く同じである。即ち、登録キー68を押下すると、移動確認画面9(図5では図示略。図4参照。)が表示される。そして、移動確認画面9においてOKキー72を押下すると、ショートカット01とショートカット05の結合ショートカットが登録され、その登録結果が反映されたショートカット一覧画面2が表示される。
検索パターン選択画面7において、例えば同宛先検索キー62を押下すると、宛先が同じショートカットを検索することが検索条件に設定され、その検索条件に従った検索が行われる。なお、この検索条件は、基本的に、編集対象としてスキャン機能のショートカットが選択されている場合に設定可能である。
本実施形態では、ショートカット01は、図2に示すように、スキャン機能のショートカットであり、より詳しくは、宛先がPC30に指定されたスキャンtoファイルのショートカットである。そのため、この例において同宛先検索キー62を押下した場合には、ショートカット01と同じ宛先が設定されているショートカット、即ち宛先がPC30に指定されているショートカットが検索される。
同宛先検索キー62を押下することにより検索が行われると、図5に示すように、その検索結果を示す同一宛先一覧画面78が表示される。
同一宛先一覧画面78には、検索されたショートカット毎のSC選択肢キー79が列挙
される。同一宛先一覧画面78において、例えばショートカット06のSC選択肢キー79を押下すると、ショートカット06が結合対象に設定され、ショートカット01とショートカット06とが結合ショートカットとして仮登録され、結合設定内容画面8が表示される。
結合設定内容画面8が表示された後は、上記同様の手順を経て、ショートカット01とショートカット06の結合ショートカットを正式登録させることができる。その結果、ショートカット一覧画面2には、ショートカット01,06それぞれのショートカットキー47,48と、ショートカット01,06の結合ショートカットの結合ショートカットキー49とが、一列に配列された状態で表示される。
検索パターン選択画面7において、例えば同項目順検索キー63を押下すると、各ショートカットの設定内容に基づいて、ショートカット毎に、ショートカット01と同じ設定値の設定項目の数が導出される。そして、同じ設定値の設定項目が多い順に各ショートカットのショートカット選択肢キーが配列された一覧画面(不図示)が表示される。その一覧画面の中から何れかを選択することで、上記2つの検索方法の場合と同様、結合設定内容画面8を表示させ、結合ショートカットの登録に進むことができる。
図3に示す結合対象決定方法の選択画面5において、複製キー58を押下した場合は、複製による決定方法に従い、まず、編集対象のショートカットと同じショートカットが複製され、両ショートカットが結合ショートカットとして仮登録される。そして、両ショートカットの設定内容を確認、変更等させるための内容編集画面80(図6等参照。詳細は後述。)が表示される。ユーザは、その内容編集画面80において、両ショートカットの設定内容を適宜変更することで、結合ショートカットの設定内容を確定することができる。
次に、結合ショートカットの設定内容の編集方法について説明する。例えば、ショートカット01とショートカット02の結合ショートカットが登録されているとする。この場合、ショートカット一覧画面には、結合表示領域46が設定され、その結合表示領域46内に、結合ショートカットの結合ショートカットキー、及びその結合ショートカットを構成する各ショートカットの各ショートカットキーが表示される。ショートカット01,02の結合ショートカットキーが表示されている状態で編集モードキー45を押下すると、ショートカット01,02の結合ショートカットキーを含む(即ち結合表示領域46を含む)編集対象選択画面3(図3参照)が表示される。
その編集対象選択画面3において、結合表示領域46内の各ショートカット01,02の各ショートカットキー及び結合ショートカットキーのうち何れかを選択すると、編集対象としてショートカット01,02が設定され、編集方法選択画面4(図3参照)が表示される。その編集方法選択画面4において編集キー51を押下すると、図6に例示するように、ショートカット01,02の双方の設定内容を確認、変更等するための内容編集画面80が表示される。
この内容編集画面80を起点として、ショートカット01,02の設定内容を、個別に或いはまとめて一括して変更することができる。内容編集画面80を起点としてショートカット01,02の設定内容を変更することで、ショートカット01,02それぞれの設定内容を変更することができ、結果として、ショートカット01,02の結合ショートカットの設定内容を変更することができる。つまり、ショートカット01,02の結合ショートカットは、あくまでも、個々のショートカット01,02の設定内容に従ったショートカットであり、個々のショートカット01,02の設定内容に従って実行される。
ショートカット01,02の結合ショートカットの設定内容を変更するための内容編集画面80には、図6に示すように、設定項目毎の複数の設定領域が画面縦方向に配列表示される。図6には、解像度設定領域81と、カラー設定領域82とが図示されている。また、内容編集画面80には、画面横方向に隣接するように3つの領域が設定される。具体的に、画面内中央部に設定される共通設定領域87と、その共通設定領域87の左右両側にそれぞれ設定される個別設定領域86,88とが設定される。
各個別設定領域86,88には、それぞれ、結合ショートカットを構成する個々のショートカットが割り当てられる。具体的に、左側の個別設定領域86にはショートカット01が割り当てられ、右側の個別設定領域88にはショートカット02が割り当てられる。なお、ショートカット01,02のうちどちらが左側に割り当てられてどちらが右側に割り当てられるかについては、ショートカット一覧画面2において表示される、各ショートカット01,02の各ショートカットキーの位置に依存する。即ち、ショートカット一覧画面2の結合表示領域46内において、例えばショートカット01のショートカットキーが結合ショートカットキーの左側に配置されていてショートカット02のショートカットキーが結合ショートカットキーの右側に配置されている場合は、内容編集画面80においても、ショートカット01が左側の個別設定領域86に割り当てられ、ショートカット02が右側の個別設定領域88に割り当てられる。
設定項目毎の各設定領域には、3つのキーが配置される。即ち、設定領域内における、各個別設定領域86,88に属する領域には、それぞれ個別設定キー91が配置され、共通設定領域に属する領域には、共通設定キー92が配置される。
各個別設定キー91及び共通設定キー92に表示される情報は、設定項目毎にその設定内容によって異なる。本実施形態では、図2に例示するように、ショートカット01,02ともに解像度は共通の300dpiである。一方、カラー設定に関しては、ショートカット01はカラーであってショートカット02はモノクロである。
そのため、内容編集画面80において、解像度設定領域81内の各キーには、ショートカット01,02の解像度の設定状態に応じた情報が表示される。具体的に、共通設定領域87内の共通設定キー92には、解像度が共通の300dpiであることを示す「300dpi」という情報が表示される。そして、ショートカット01に対する個別設定キー91、及びショートカット02に対する個別設定キー91には、「変更」という情報が表示される。解像度の設定内容を変更したい場合は、解像度設定領域81に表示されている3つのキー91,91,92の何れかを押下することで、解像度変更のための解像度選択画面95(又は100)に進むことができる。
カラー設定領域82内の各キーについても、ショートカット01,02のカラー設定の設定状態に応じた情報が表示される。具体的に、ショートカット01に対する個別設定キー91には、ショートカット01のカラー設定がカラーに設定されていることを示す「カラー」という情報が表示され、ショートカット02に対する個別設定キー91には、ショートカット02のカラー設定がモノクロに設定されていることを示す「モノクロ」という情報が表示される。そして、共通設定領域87内の共通設定キー92には、「共通化」という情報が表示される。この「共通化」という情報は、この共通設定キー92を押下することでカラー設定を一括して任意の共通の値に設定することができるということを意味している。カラー設定の設定内容を変更したい場合は、カラー設定領域82に表示されている3つのキー91,91,92の何れかを押下することで、設定変更のためのカラー設定選択画面120(又は130)(図7参照)に進むことができる。
図6に示す内容編集画面80において、例えば、ショートカット01の解像度を300
dpiから100dpiに変更したいとする。その場合、解像度設定領域81における、ショートカット01が割り当てられている個別設定キー91を押下すればよい。本実施形態では、解像度設定領域81におけるショートカット01の個別設定キー91を押下した場合の画面遷移として、2つのパターンを提案する。
第1のパターンは、図6に示すように、設定変更対象として指定されたショートカット01の解像度を選択させるための解像度選択画面95が表示されるパターンである。第2のパターンは、図6に示すように、設定変更対象として指定されたショートカット01の解像度だけでなく、結合ショートカットを構成する他のショートカット02の解像度についても同時に変更することが可能な解像度選択画面100が表示されるパターンである。
第1のパターンで表示される解像度選択画面95には、選択可能な解像度毎の解像度選択肢キー96が列挙される。この解像度選択画面95において、100dpiを示す解像度選択肢キー96を押下すると、ショートカット01の解像度が100dpiに変更されて、内容編集画面80に戻る。この結果、内容編集画面80では、解像度設定領域81において、ショートカット01の個別設定キー91には、ショートカット01の解像度が100dpiに設定されていることを示す「100dpi」という情報が表示され、ショートカット02の個別設定キー91には、ショートカット02の解像度が300dpiに設定されていることを示す「300dpi」という情報が表示される。そして、共通設定キー92には「共通化」という情報が表示される。内容編集画面80においてOKキー85を押下すると、ショートカット一覧画面に戻る。
一方、第2のパターンで表示される解像度選択画面100には、選択可能な解像度毎の複数の選択領域が画面縦方向に配列表示される。図6には、100dpi選択領域101と、200dpi選択領域102と、300dpi選択領域103とが図示されている。また、この解像度選択画面100には、内容編集画面80と同様、画面横方向に隣接するように3つの領域(共通設定領域107及び2つの個別設定領域106,108)が設定される。これら3つの配列状態は、内容編集画面80と全く同じである。
各個別設定領域106,108には、内容編集画面80と同様、それぞれ、結合ショートカットを構成する個々のショートカットが割り当てられる。具体的に、左側の個別設定領域106にはショートカット01が割り当てられ、右側の個別設定領域108にはショートカット02が割り当てられる。
選択可能な解像度毎の各選択領域101,102,103には、3つのキーが配置される。即ち、各選択領域内における、各個別設定領域106,108に属する領域には、それぞれ個別選択キー111が配置され、共通設定領域107に属する領域には、共通選択キー112が配置される。
個別選択キー111には、一律に、「個別」という情報が表示される。これは、解像度を個別に設定したい場合にはこの個別選択キー111を押下すればよい、ということを意味している。例えばショートカット01の解像度を200dpiに変更したい場合は、200dpi選択領域102内における、ショートカット01の個別選択キー111を押下すればよい。
共通選択キー112には、一律に、「共通」という情報が表示される。これは、解像度を一括して共通の値に設定したい場合にはこの共通選択キー112を押下すればよい、ということを意味している。例えば解像度を200dpiに共通設定したい場合は、200dpi選択領域102内における共通選択キー112を押下すればよい。
そして、各選択キー111,112のうち、現在設定されている解像度に対応した選択キーが、強調表示される。本実施形態では、ショートカット01,02共に解像度は共通の300dpiに設定されている。そのため、解像度選択画面100においては、図6に示すように、300dpi選択領域103内の共通選択キー112が、強調表示される。つまり、この解像度選択画面100を見ることで、各ショートカット01,02の解像度がそれぞれどの値に設定されているのかを、強調表示されている選択キーに基づいて認識することができる。
そして、ショートカット01の解像度を100dpiに変更したい場合は、100dpi選択領域101内における、ショートカット01の個別選択キー111を押下すればよい。この個別選択キー111を押下することで、ショートカット01の解像度が100dpiに仮設定され、強調表示の内容が切り替わる。即ち、図6に示すように、ショートカット01については、100dpi選択領域101内におけるショートカット01の個別選択キー111が強調表示される。そして、300dpi選択領域103においては、共通選択キー112の強調表示が解除され、ショートカット02の個別選択キー111が強調表示される。
よって、ユーザは、仮設定されている解像度の設定状態を認識することができる。そして、その設定内容でよければOKキー105を押下すればよい。OKキー105を押下すると、解像度の設定変更の内容が反映された内容編集画面80が表示される。
別の設定変更例について説明する。図7に示す内容編集画面80(図6と同じ)において、例えば、カラー設定を、ショートカット01,02共に同じ「カラー」に共通設定したいとする。その場合、カラー設定領域82における共通設定キー92を押下すればよい。カラー設定の共通化設定においても、2つのパターンを提案する。
第1のパターンは、図7に示すように、カラー及びモノクロのうちどちらに共通設定させるのかを選択させるためのカラー設定選択画面120が表示されるパターンである。第2のパターンは、上述した解像度設定変更時における第2のパターンと基本的に同じパターンであり、図7に示すように、一括して共通設定できるだけでなく各ショートカット01,02のカラー設定を個別に確認、変更することも可能なカラー設定選択画面130が表示されるパターンである。
第1のパターンで表示されるカラー設定選択画面120には、選択可能なカラー設定の種類毎のカラー設定選択肢キー121が列挙される。このカラー設定選択画面120において、カラーを示すカラー設定選択肢キー121を押下すると、ショートカット01,02の双方のカラー設定が一括してカラーに設定され、内容編集画面80に戻る。この結果、内容編集画面80では、カラー設定領域82において、共通設定キー92には、カラー設定が共通の「カラー」に設定されていることを示す情報が表示される。
一方、第2のパターンで表示されるカラー設定選択画面130の画面構成は、基本的に、解像度設定時における第2のパターンとして例示した解像度選択画面100と同じ画面構成である。カラー設定については、本実施形態では、カラー及びモノクロの2者択一が可能である。そのため、カラー設定選択画面130においては、図7に示すように、カラー選択領域131と、モノクロ選択領域132とが図示されている。
そして、各選択領域131,132には、図6の解像度選択画面100と全く同様、3つのキー(共通選択キー142及び2つの個別選択キー141)が配置される。そして、各選択キー141,142のうち、現在設定されているカラー設定に対応した選択キーが、強調表示される。本実施形態では、ショートカット01はカラーに設定され、ショート
カット02はモノクロに設定されている。そのため、ショートカット01については、カラー選択領域131内の個別選択キー141が強調表示され、ショートカット02については、モノクロ選択領域132内の個別選択キー141が強調表示されている。
このカラー設定選択画面130を見ることで、各ショートカット01,02のカラー設定がそれぞれどのように設定されているのかを、強調表示されている選択キーに基づいて認識することができる。
そして、ショートカット01,02のカラー設定を一括してカラーに共通設定したい場合は、カラー選択領域131内における共通選択キー142を押下すればよい。この共通選択キー142を押下することで、ショートカット01,02のカラー設定が一括してカラーに仮設定され、強調表示の内容が切り替わる。即ち、図7に示すように、設定変更前の強調表示は解除され、カラー選択領域131内における共通選択キー142が強調表示される。
よって、ユーザは、仮設定されているカラー設定の設定状態を認識することができる。そして、その設定内容でよければOKキー133を押下すればよい。OKキー133を押下すると、カラー設定の設定変更の内容が反映された内容編集画面80が表示される。
なお、第2のパターンの各選択画面(図6の解像度選択画面100、図7のカラー設定選択画面130など)においては、共通化できない設定項目がある場合には、選択できないキーをグレーアウトするなどして、選択できないことをユーザに報知するようにしてもよい。
例えば、ショートカット02のファイル形式がTIFFであると仮定する。この場合、TIFFはカラー化ができないため、カラー設定選択画面130において、カラー選択領域131内の、共通選択キー142及びショートカット02の個別選択キー141をグレーアウトして、ユーザに対し、ショートカット02についてはカラーに設定できないことを認識させるようにしてもよい。
(6)ショートカット制御処理
上述したショートカットに関する各種機能を実現するために複合機10のCPU11が実行するショートカット制御処理について、図8を用いて説明する。複合機10のCPU11は、ショートカット一覧画面を表示させるための特定の操作がなされると、図8に示すショートカット制御処理を実行する。
複合機10のCPU11は、図8のショートカット制御処理を開始すると、S110で、ショートカット一覧画面2を表示部18に表示させる。S120では、ショートカットキーが押下されたか否か判断する。ショートカットキーが押下された場合は(S120:YES)、S130で、押下されたショートカットキーに割り当てられているショートカットを実行する。
ショートカットキーが押下されていない場合は(S120:NO)、S140で、未登録キーが押下されたか否か判断する。未登録キーが押下された場合は(S140:YES)、S150で、ショートカットの新規登録のための処理を実行して、S110に戻る。未登録キーが押下されていない場合は(S140:NO)、S160で、編集モードキー45が押下されたか否か判断する。編集モードキー45が押下されていない場合は(S160:NO)、S110に戻る。編集モードキー45が押下された場合は(S160:YES)、S170で、編集処理を実行する。
S170の編集処理の詳細は、図9に示す通りである。図9に示すように、編集処理に進むと、S210で、編集対象選択画面3を表示させる。S220では、編集対象選択画面3に対する、編集対象のショートカットの選択操作を受け付ける。編集対象選択画面3において何れかのショートカットキーが押下されたら、そのショートカットキーに割り当てられているショートカットを編集対象に設定して、S230に進む。
S230では、編集方法選択画面4を表示させる。S240では、編集方法選択画面4に対する、編集方法の選択操作を受け付ける。S250では、編集方法選択画面4において結合キー53が押下されたか否か判断する。結合キー53が押下されていない場合は(S250:NO)、S350で、編集キー51が押下されたか否か判断する。編集キー51が押下されていない場合は(S350:NO)、操作内容に応じた他の処理を実行して、当該編集処理を終了する。編集キー51が押下された場合は(S350:YES)、S360で、内容編集処理を実行する。S360の内容編集処理の詳細は後述する。
S250で、編集方法選択画面4において結合キー53が押下された場合は(S250:YES)、S260に進む。S260では、結合対象決定方法の選択画面5を表示させる。S270では、その結合対象決定方法の選択画面5に対する、結合対象の決定方法の選択操作を受け付ける。S280では、結合対象決定方法の選択画面5においてどの方法が選択されたか判断する。
結合対象の決定方法として、番号指定による決定方法が選択された場合(即ち番号指定キー56が押下された場合)は、S300に進む。S300では、結合可能なショートカットを一覧表示させる。具体的には、選択対象一覧画面6を表示させる。S320では、選択対象一覧画面6に対する。結合対象ショートカットの選択操作を受け付ける。選択対象一覧画面6において何れかのショートカットが結合対象として選択された場合は、S330で、結合設定内容画面8を表示させる。即ち、S220で選択された編集対象のショートカットとS320で選択された結合対象のショートカットとの結合ショートカットを仮登録して、その結合ショートカットに関する結合ショートカット設定情報66を表示させる。
そして、結合設定内容画面8において登録キー68が押下されたら、S340で、所定の登録処理(詳細は既述の通り)を行って、結合ショートカットを正式に登録する。結合ショートカットの正式登録後は、S110(図8)に戻る。
S280で、結合対象の決定方法として複製による決定方法が選択された場合(即ち複製キー58が押下された場合)は、S310に進む。S310では、編集対象のショートカットと同じショートカットを複製して、その複製したショートカットを結合対象に設定する。そして、S315で、同じ2つのショートカットを対象として、内容編集処理を実行する。内容編集処理は後で図11を用いて説明するが、この内容編集処理により、2つのショートカットをそれぞれ個別に設定変更し直すことができる。そして、内容編集処理による編集が完了すると、S340で、その編集後の内容に基づいて、結合ショートカットを正式に登録する。
S280で、結合対象の決定方法として、条件指定検索に基づく決定方法が選択された場合(即ち検索要求キー57が押下された場合)は、S290に進む。S290では、条件指定検索に基づく結合対象決定処理を実行する。S290の処理の詳細は、図10に示す通りである。
S290の条件指定検索に基づく結合対象決定処理に進むと、図10に示すように、S410で、検索パターン選択画面7を表示させる。S420では、検索パターン選択画面
7に対する、検索条件の選択操作を受け付ける。
S430では、検索パターン選択画面7においてどの検索条件が選択されたか判断する。検索条件として宛先が一致していることが選択された場合(即ち同宛先検索キー62が押下された場合)は、S440で、宛先が一致するショートカットを一覧表示させる。具体的には、同一宛先一覧画面78を表示させる。
検索条件として設定内容が類似していることが選択された場合(即ち類似設定検索キー61が押下された場合)は、S450で、設定内容が類似するショートカットを一覧表示させる。具体的には、類似設定一覧画面76を表示させる。
検索条件として同一項目が多い順が選択された場合(即ち同項目順検索キー63が押下された場合)は、S440で、編集対象のショートカット以外の他のショートカットを、編集対象のショートカットと同じ設定値の設定項目が多い順に、一覧表示させる。
S440,S450,及びS460のうち何れかによって、結合ショートカットとして選択可能なショートカットを一覧表示させた後は、S320(図9)以降に進む。即ち、一覧表示されているショートカットの中から結合対象のショートカットを選択させ、その選択結果に基づいて、結合ショートカットの登録のための処理を行う。
次に、S315及びS360の内容編集処理の詳細について、図11を用いて説明する。S315又はS360の内容編集処理に進むと、図11に示すように、S510で、編集対象のショートカットが結合ショートカットであるか否か、結合ショートカットキーを含む結合表示領域46が設定された編集対象選択画面3においてその結合表示領域46内の何れかのキーが押下されたか否か判断する。
編集対象のショートカットが結合ショートカットではない場合は(S510:NO)、S520で、編集対象のショートカットに応じた通常の編集処理を実行する。編集対象のショートカットが結合ショートカットである場合、即ち結合表示領域46内の何れかのキーが押下された場合は(S510:YES)、S530で、内容編集画面80を表示させる。
S540では、内容編集画面80において、何れかの設定項目において何れかの設定キー(個別設定キー91及び共通設定キー92の何れか)が選択されたか否か判断する。何れの設定項目も選択されていない場合は(S540:NO)、S550で、内容編集が完了したか否か、即ちOKキー85が押下されたか否か判断する。内容編集が完了した場合は(S550:YES)、この内容編集処理を終了する。内容編集が完了していない場合は(S550:NO)、S540に戻る。
S540で、内容編集画面80において何れかの設定項目における何れかの設定キーが選択された場合は(S540:YES)、S560に進む。なお、S560移行の処理は、上述した第1のパターン及び第2のパターンのうち、一例として、第2のパターンに対応した処理を示している。よって、S560移行の処理については、第2のパターンを前提として説明を続ける。
S560では、選択された設定項目に対応した設定内容選択画面を表示させる。例えば解像度設定領域81内の何れかの設定キーが押下された場合は、図6に例示した解像度選択画面100を表示させる。また例えば、カラー設定領域82内の何れかの設定キーが押下された場合は、図7に例示したカラー設定選択画面130を表示させる。
S570では、現在の設定内容に応じて、各ショートカットそれぞれ、現在の設定値に対応した選択キーを強調表示させる。同じ設定値が共通設定されている場合は、その設定値に対応した共通選択キーを強調表示させる。
S580では、設定内容選択画面において、設定変更入力がされたか否か、即ちいずれかの選択キーが押下されたか否か判断する。設定変更入力がされていない場合は(S580:NO)、S610で、選択操作が完了したか否か判断する。具体的には、OKキーが押下されたか否か判断する。選択操作が完了していない場合はS580に戻り、選択操作が完了した場合はS530に戻る。
S580で、設定変更入力がされた場合、即ち何れかの選択キーが押下された場合は(S580:YES)、S590で、設定内容を変更する処理を行う。具体的に、押下された選択キーに応じて、図6及び図7を用いて説明したように、設定値の変更を行う。そして、S600で、その変更後の設定内容に従って、選択キーの強調表示を行う。S600の処理後は、S580に戻る。
(7)実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態の複合機10では、特定の機能を実行させるためのショートカットを登録できるのに加え、登録されている複数のショートカットを実行させるための結合ショートカットを登録できる。
結合ショートカットとして実行させたい複数のショートカットを選択する際は、まず編集対象選択画面3において1つのショートカットを選択し、その後、選択対象一覧画面6、類似設定一覧画面76、同一宛先一覧画面78などの各種の一覧画面の中から結合させたいショートカットを選択することができる。
そして特に、本実施形態では、結合ショートカットが割り当てられる結合ショートカットキーは、その結合ショートカットを構成する複数のショートカットが個別に割り当てられた各ショートカットキーと共に、隣接するように表示される。具体的には、図4に例示したように、ショートカット一覧画面2内に結合表示領域46が設定され、その結合表示領域46の中に、結合ショートカットキー及び個別の各ショートカットキーがまとめて配置される。
そのため、結合ショートカットとして登録されている複数のショートカットについて、それらをまとめて実行させたい場合は、結合表示領域46内の結合ショートカットキーを選択すればよい。一方、何れか1つのみ単独で実行させたい場合は、同じ結合表示領域46内に表示されている、その1つのショートカットが割り当てられたショートカットキーを選択すればよい。
つまり、複数のショートカットを実行させる場合も、何れか1つのショートカットのみ実行させる場合も、同じ結合表示領域46内に表示された複数のキーの中から、実行させたいショートカットに対応したキーを選べばよい。
従って、本実施形態の複合機10によれば、複数のショートカットを、まとめて或いは何れか1つを単独で実行させる際の、ユーザの使い勝手を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、あるショートカットと結合させたい結合対象のショートカットを、様々な方法で選択することができる。
例えば、選択可能なショートカットを単に選択対象一覧画面6に表示させて、その中から選択することができる。
また例えば、あるショートカットと同じショートカットを複製し、その複製したショートカットと元のショートカットとを仮結合して、両者の設定値を適宜変更することによっても、結合ショートカットを生成できる。
また例えば、選択可能なショートカットを各種の検索条件に基づく検索処理によって絞り込み、その絞り込んだショートカットのみを一覧表示させて、その中から選択することもできる。その場合の検索条件についても、様々な検索条件が用意されていてユーザはその中から検索条件を指定することができる。具体的な検索条件としては、設定内容が類似であることや、宛先が同じであることなどを指定できる。
また、同じ設定値の設定項目が多い順にショートカットを一覧表示させ、その中から結合対象のショートカットを選択することもできる。
そのため、ユーザは、結合させたいショートカットを、状況や使用目的などに応じて容易且つ効率良く実行させることができる。
また、本実施形態では、結合ショートカットを構成する複数のショートカットの設定内容を変更したい場合、その複数のショートカットの設定内容を同時に表示させた状態で設定変更を行うことができる。具体的には、まず内容編集画面80を表示させることで、結合ショートカットを構成する各ショートカットの現在の設定内容を確認することができる。そして、その内容編集画面80において、変更したい設定項目を選択すると、その設定項目の設定値を変更することが可能な選択画面(例えば図6の解像度選択画面95,100や図7のカラー設定選択画面120,130)が表示される。そして、その選択画面において、設定値を変更することができる。
特に、選択画面として、第2のパターンの選択画面が表示される場合は、結合ショートカットを構成する各ショートカットにおける該当設定項目の設定値を俯瞰的に確認しながら、ショートカット毎に個別に設定変更することができる。特に、同じ共通の設定値を設定したい場合は、設定したい設定値の共通化選択キーを押下することで、一括してその設定項目の設定値を共通設定できる。
なお、本実施形態において、複合機10は本発明の機能実行装置及び情報処理装置の一例に相当する。複合機10のROM12又はNVRAM14は本発明の記憶媒体の一例に相当する。複合機10のCPU11は本発明の制御部の一例に相当する。メディアI/F20に挿入される各種記憶メディアは本発明の記憶部の一例に相当する。
また、S150の処理は本発明の第1の登録処理の一例に相当する。S170の処理は本発明の複数選択処理の一例に相当する。そのうち特に、S210の処理は本発明の第1の表示処理の一例に相当し、S220の処理は本発明の第1の設定処理の一例に相当し、S440,S450,S460の処理は本発明の抽出処理及び第2の表示処理の一例に相当し、S320の処理は本発明の特定選択処理及び第2の設定処理の一例に相当する。S340の処理は本発明の第2の登録処理の一例に相当する。S110の処理は本発明の表示処理の一例に相当する。S130の処理は本発明のショートカット実行処理の一例に相当する。S350の処理は本発明の変更要求処理の一例に相当する。S530の処理は本発明の設定情報表示処理、及びこの設定情報表示処理に含まれるキー表示処理の一例に相当する。S560の処理は本発明の変更用表示処理及び共通用表示処理の一例に相当する。S590の処理は本発明の変更処理、個別確定処理、及び共通確定処理の一例に相当する。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されること
なく、種々の形態を採り得る。
(1)ショートカット一覧画面2に同時に表示させるショートカット関連キーの数は、4つに限定されず、5つ以上であってもよいし、3つ以上であってもよい。図12(a)に、同時に6個のショートカット関連キーが表示されるショートカット一覧画面150を示す。図12(a)は、ショートカット関連キーとして、4つの登録済みショートカット01〜04を実行させるための4つのショートカットキー151〜154、及び2つの未登録キー155,156が表示されている例を示している。このショートカット一覧画面150においても、編集モードキー157を押下することで、ショートカット編集モードに移行させ、結合ショートカットの生成を含む、ショートカットの各種編集を行うことができる。
(2)また、結合可能なショートカットの数は、2つに限定されない。3つ以上のショートカットを結合させて結合ショートカットを生成できるようにしてもよい。図12(b)に、3つのショートカットを結合させて結合ショートカットを生成した場合のショートカット一覧画面150の例を示す。図12(a)のショートカット一覧画面150から編集モードに移行させ、3つのショートカット01,02,03を結合させて結合ショートカットを生成すると、図12(b)に示すようなショートカット一覧画面150が表示される。図12(b)のショートカット一覧画面150には、結合表示領域160が設定されると共に、その結合表示領域160の中に、ショートカット01,02,03それぞれのショートカットキー161,162,163と、ショートカット01,02,03が結合されてなる結合ショートカットの結合ショートカットキー164とが、一列に配列されている。この図12(b)のショートカット一覧画面150において、ユーザは、ショートカット01,02,03のうち何れかを単独で実行させたり、結合ショートカットキー164を用いて3つまとめて実行させたりすることができる。
(3)結合対象のショートカットの決定方法として、上述した3つの決定方法(番号指定による決定方法、条件指定検索に基づく決定方法、及び複製による決定方法)はあくまでも一例。他の方法で決定できるようにしてもよい。例えば、単に編集対象選択画面3と同等の内容の画面を表示させて、その中から選択できるようにしてもよい。
(4)結合表示領域の大きさや形状は適宜決めることができる。また、結合表示領域内における結合ショートカットキー及び複数のショートカットキーの位置関係や、個々の外形(キーのデザイン)などについても、適宜決めることができる。
(5)その他、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。