JP6511695B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
前記電極は、前記素子形成面の法線方向から見た平面視において、前記素子形成面の周縁に取り囲まれた領域内で外部端子を形成していてもよい。この構成によれば、平面視において、素子形成面の周縁に取り囲まれた領域内に外部端子が形成されたFan−in型の半導体装置を提供できる。
この構成によれば、基板の側面を被覆するように樹脂が形成されているので、平面視において、基板外の樹脂上の領域を、再配線を形成するための領域として利用できる。したがって、再配線に電気的に接続される外部端子の配置が、基板の素子形成面の直上領域内に制限されない。これにより、基板の素子形成面よりも外側の領域に外部端子が形成されたFan−Out型の半導体装置を提供できる。Fan−Out型とすることにより、多数の外部端子を設けることができる。
また、半導体チップで発生した熱を、支持基板の裏面(露出面)から、外部に放散させることができる。これにより、半導体装置内の温度上昇を抑制できるので、温度上昇に伴う半導体素子の電気的特性の変動を抑制できる。これにより、優れた放熱性を有し、それに応じて信頼性に優れた半導体装置を提供できる。また、半導体チップおよび支持基板を被覆する樹脂が、パッケージを兼ねることができるので、半導体装置の小型化を実現できる。
前記樹脂は、前記半導体チップの前記第1側面の全域および前記支持基板の前記第2側面の全域を被覆していることが好ましい。この構成によれば、半導体チップおよび支持基板を、樹脂によって良好に保護できる。
この方法によれば、支持基板におけるチップ配置領域が、半導体チップの面積よりも大きい面積を有しているので、半導体チップを配置する工程の際に、当該半導体チップの位置ずれによって生じる不都合を抑制できる。これにより、歩留りを向上できると共に、半導体装置の信頼性を向上できる。また、チップ配置領域を区画するトレンチに沿って、封止構造が切断されるので、個片化工程後に得られる半導体装置では、支持基板の裏面が、平面視において半導体チップの面積よりも大きい面積を有する露出面となる。したがって、半導体チップで発生した熱を効果的に外部に放散させる構造の半導体装置を製造できる。
前記電極露出工程は、前記素子形成面の法線方向から見た平面視において、前記電極を、前記半導体チップの側面に取り囲まれた領域内に位置する外部端子として形成する工程を兼ねていてもよい。この方法によれば、電極を露出させる工程が外部端子を形成する工程を兼ねているので、平面視において半導体チップの側面に取り囲まれた領域内に外部端子が位置するFan−in型の半導体装置を製造できる。
この方法によれば、半導体チップの素子形成面の全域、半導体チップの側面の全域、および支持基板の側面の全域が樹脂により被覆された半導体装置を製造できる。これにより、半導体チップおよび支持基板を樹脂によって良好に保護できる半導体装置を提供できる。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態に係る半導体装置1の斜視図である。図2は、図1に示す半導体装置1の底面図である。
半導体装置1は、半導体素子を含む基板2が封止樹脂3により封止された封止構造体4を含む。封止構造体4は、ほぼ直方体形状を有している。封止構造体4は、表面5と、裏面6と、表面5および裏面6を接続する4つの側面7とを含む。封止樹脂3は、基板2を封止するパッケージを兼ねている。
封止樹脂3は、基板2の裏面9を取り囲むように、基板2の表面8と側面10とを被覆している。これにより、基板2の裏面9は、封止樹脂3から外部に露出する平面視ほぼ矩形状の露出面11を形成している。この基板2の露出面11と封止樹脂3とにより、封止構造体4の表面5が形成されている。一方、封止樹脂3により、封止構造体4の裏面6と側面7とが形成されている。
図2に示すように、封止構造体4の裏面6には、複数(この実施形態では4個)の外部端子13が封止樹脂3から露出するように形成されている。複数の外部端子13は、互いに間隔を空けて配置されており、それぞれほぼ矩形状に形成されている。複数の外部端子13は、封止構造体4の側面7から内方に間隔を空けて配置されている。複数の外部端子13は、たとえば、半田により、実装基板に設けられた配線に接続される。
基板2は、半導体チップ20と、半導体チップ20を支持する支持基板21とを含む。半導体チップ20は、たとえばほぼ直方体形状を有している。半導体チップ20は、半導体素子が形成された表面22と、当該表面22の反対側に位置する裏面23と、表面22および裏面23を接続する4つの側面24とを有している。半導体チップ20の表面22が、基板2の表面8に対応している。以下では、半導体チップ20の表面22(基板2の表面8)を「素子形成面22」という。半導体チップ20の側面24は、基板2の側面10の一部を形成している。半導体チップ20は、シリコンを含む。半導体チップ20の素子形成面22の面積は、たとえば0.2mm2以上10mm2以下であってもよい。半導体チップ20の厚さT1は、たとえば0.01mm以上1mm以下(より具体的には、0.05mm以上0.775mm以下)であってもよい。
なお、支持基板21は、不純物無添加シリコン基板に代えて、半導体チップ20の熱伝導率とほぼ等しい熱伝導率を有する基板、または、半導体チップ20の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する基板であってもよい。半導体チップ20の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する基板として、たとえば、アルミナ(酸化アルミニウム)基板、セラミック基板、アルミナセラミック基板、銅基板、アルミ基板等を挙げることができる。
基板2は、半導体チップ20と支持基板21とを固定する金属膜28をさらに含む。金属膜28は、半導体チップ20と支持基板21との間に介在しており、半導体チップ20を支持基板21上で固定している。金属膜28は、半田または金属接着剤を含んでいてもよい。
半導体チップ20の側面24の法線方向に関する封止樹脂3の第2部分39の厚さT3は、支持基板21の側面27の法線方向に関する封止樹脂3の第3部分40の厚さT4よりも大きい。封止樹脂3の第2部分39の厚さT3は、たとえば0.01mm以上1mm以下(より具体的には、0.05mm以上0.5mm以下)であってもよい。封止樹脂3の第3部分40の厚さT4は、たとえば0.01mm以上1mm以下(より具体的には、0.05mm以上0.5mm以下)であってもよい。
また、半導体チップ20は、裏面23側から支持基板21により支持され、かつ、側面24が封止樹脂3により被覆されているので、封止樹脂3から外部に露出していない。これにより、半導体チップ20に対する外部からの影響を低減できるので、半導体チップ20の電気的特性を良好に保つことができる。その結果、優れた放熱性を有し、それに応じて信頼性に優れた半導体装置1を提供できる。
また、封止樹脂3は、半導体チップ20の素子形成面22(絶縁膜30)の全域を被覆する第1部分38、半導体チップ20の側面24の全域を被覆する第2部分39、および支持基板21の側面27の全域を被覆する第3部分40を有している。これにより、半導体チップ20および支持基板21を封止樹脂3により保護できるので、半導体装置1の信頼性を向上できる。また、封止樹脂3が基板2を封止するパッケージを兼ねているので、半導体装置1の小型化を実現できる。
半導体装置1を製造するには、まず、図6〜図8に示すように、支持基板50が用意される(ステップS1:支持基板用意)。この際、半導体チップ20と同種の半導体材料を含む支持基板21が用意されてもよい。この実施形態では、支持基板50として不純物が添加されていない半導体ウエハが用意される。以下、支持基板50を「不純物無添加半導体ウエハ50」という。不純物無添加半導体ウエハ50の表面51は、支持基板21の表面25に対応しており、不純物無添加半導体ウエハ50の裏面52は、支持基板21の裏面26(露出面11)に対応している。
不純物無添加半導体ウエハ50が用意される一方で、不純物無添加半導体ウエハ50上に配置される半導体チップ20が用意される。より具体的には、図10〜図12に示すように、まず、半導体ウエハ60が用意される(ステップS3:半導体ウエハ用意)。半導体ウエハ60の表面61は、半導体チップ20の素子形成面22に対応しており、半導体ウエハ60の裏面62は、半導体チップ20の裏面23に対応している。
次に、半導体ウエハ60の表面61または裏面62に、粘着面を有する支持テープ65が貼着されて、半導体ウエハ60が支持テープ65に固定される。この実施形態では、半導体ウエハ60の裏面62に支持テープ65が貼着された例を示している。
次に、図19に示すように、粘着面を有する支持テープ70が、封止構造66の表面に貼着されて、封止構造66が支持テープ70に固定される(ステップS13:裏面研削、封止構造の個片化)。次に、たとえばCMP法により、不純物無添加半導体ウエハ50の裏面52が研削される。不純物無添加半導体ウエハ50の裏面52の研削は、切断溝68が露出するまで行われる。これにより、図20に示すように、切断溝68(トレンチ55)に沿って、封止構造66が切断されて、半導体チップ20が封止樹脂3により封止された封止構造体4に個片化される。以上の工程を経て、半導体装置1が製造される。
<第2実施形態>
図21は、この発明の第2実施形態に係る半導体装置81の底面図である。図22は、図21に示すXXII-XXII線に沿う断面図である。図23は、図23の構成の部分拡大断面図である。図21〜図23において、前述の図1〜図20に示された各部と対応する部分には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
再配線構造82は、電極35に電気的に接続され、封止樹脂3の第1部分38上に形成された再配線83と、再配線83を被覆するように、封止樹脂3の第1部分38上に形成された裏面側絶縁膜84と、ポスト電極85を介して再配線83に電気的に接続された外部端子86とを含む。
半導体装置81の製造方法が、前述の半導体装置1の製造方法と異なる点は、図24および図25に示すように、ステップS10の封止樹脂研削工程の後、ステップS11の切断溝形成工程に先立って、ステップS101の再配線構造82を形成する工程を含む点である。その他の工程は、前述の半導体装置1の製造方法と同一であるので、この実施形態では主要な工程についてのみ説明する。
次に、図27に示すように、再配線83が形成される(ステップS102:再配線形成)。より具体的には、まず、たとえばスパッタにより、封止構造66の表面上に銅膜が形成される。次に、たとえばフォトリソグラフィおよびエッチングにより、銅膜がパターニングされて、電極35に電気的に接続される再配線83が形成される。
次に、図28に示すように、たとえば無電解めっきまたは電解めっきにより、裏面側絶縁膜84上に、ニッケル膜と、パラジウム膜と、金膜とが順に成膜される(ステップS106:外部端子形成)。次に、たとえばフォトリソグラフィおよびエッチングにより、ニッケル膜、パラジウム膜、および金膜を含む積層膜がパターニングされる。これにより、外部端子86が形成される。
次に、図30に示すように、粘着面を有する支持テープ70が、封止構造66の表面に貼着されて、封止構造66が支持テープ70に固定される(ステップS13:封止構造の個片化)。次に、たとえばCMP法により、不純物無添加半導体ウエハ50の裏面52が研削される。不純物無添加半導体ウエハ50の裏面52は、切断溝68が露出するまで研削される。これにより、切断溝96および切断溝68に沿って、封止構造66が切断されて、半導体チップ20が封止樹脂3により封止された封止構造体4に個片化される。以上の工程を経て、封止構造体4と、再配線構造82とを含む半導体装置81が製造される。
<第3実施形態>
図31は、この発明の第3実施形態に係る半導体装置101の断面図である。図31において、前述の図1〜図30に示された各部と対応する部分には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
以上の構成によっても、前述の半導体装置81と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
図32は、この発明の第4実施形態に係る半導体装置102の底面図である。図33は、図32に示すXXXIII-XXXIII線に沿う断面図である。図32および図33において、前述の図1〜図30に示された各部と対応する部分には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
複数の半田ボール103は、互いに間隔を空けて配置されており、それぞれほぼ半球形状に形成されている。複数の半田ボール103は、封止構造体4の側面7から内方に間隔を空けて形成されている。より具体的には、複数の半田ボール103は、封止構造体4の側面7に沿って形成された複数の側面側半田ボール104と、側面側半田ボール104よりも内側の領域に形成された1つの内側半田ボール105とを含む。複数の半田ボール103は、複数の内側半田ボール105を含んでいてもよいし、内側半田ボール105を含んでいなくてもよい。
このような半導体装置102は、前述のステップS106の外部端子86(図25参照)を形成する工程に代えて、半田ボール103を形成する工程を実行することにより形成できる。半田ボール103を形成する工程は、たとえば、ポスト電極85に電気的に接続されるように、複数の半田ボール103を一括して封止構造66上に印刷する工程であってもよい。
以上、この発明の複数の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の各実施形態では、基板2が、半導体チップ20および支持基板21を含む例について説明したが、図34に示すように、基板2が半導体チップ20である半導体装置111が形成されてもよい。半導体チップ20は、素子形成面22と、当該素子形成面22の反対側に位置する裏面23と、素子形成面22および裏面23を接続する4つの側面24とを有している。半導体チップ20の素子形成面22および側面24は封止樹脂により被覆されている。半導体チップ20の裏面23が、封止樹脂3から外部に露出する露出面11として形成されている。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 基板
3 封止樹脂
4 封止構造体
8 基板の表面
9 基板の裏面
10 基板の側面
11 露出面
13 外部端子
20 半導体チップ
21 支持基板
22 半導体チップの表面(素子形成面)
23 半導体チップの裏面
24 半導体チップの側面
28 金属膜
35 電極
50 不純物無添加半導体ウエハ(支持基板)
51 不純物無添加半導体ウエハの表面
52 不純物無添加半導体ウエハの裏面
53 チップ配置領域
55 トレンチ
66 封止構造
68 切断溝
81 半導体装置
83 再配線
86 外部端子
96 切断溝
101 半導体装置
102 半導体装置
111 半導体装置
112 半導体装置
113 半導体装置
Claims (25)
- 一方側の第1主面、研削面からなる他方側の第2主面、ならびに、前記第1主面および前記第2主面を接続する側面を有する支持基板と、
一方側の第1チップ主面、前記支持基板の前記第1主面に接合された他方側の第2チップ主面、ならびに、前記第1チップ主面および前記第2チップ主面を接続するチップ側面を有する半導体チップと、
前記半導体チップの前記第1チップ主面の上に形成された電極と、
前記支持基板の前記第2主面および前記電極を露出させるように前記支持基板および前記半導体チップを被覆する樹脂であって、前記支持基板の前記側面を被覆し、前記第2主面との間で一つの研削面を形成する側面被覆部を有する樹脂と、を含む、半導体装置。 - 前記電極は、電極面を有し、
前記樹脂は、前記半導体チップの前記第1チップ主面を被覆し、前記電極の前記電極面との間で一つの平坦面を形成する主面被覆部を有している、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記電極の前記電極面は、研削面からなり、
前記樹脂の前記主面被覆部は、前記電極の前記電極面との間で一つの研削面を形成している、請求項2に記載の半導体装置。 - 前記第2主面は、前記第1チップ主面の面積よりも大きい面積を有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記電極は、前記第1チップ主面の法線方向から見た平面視において、前記第1チップ主面の周縁に取り囲まれた領域内で外部端子を形成している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記電極に電気的に接続され、前記第1チップ主面の法線方向から見た平面視において、前記第1チップ主面外の領域に引き出された再配線をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記再配線は、前記電極に接続された一端部、および、前記平面視において前記支持基板の前記側面および前記半導体チップの前記チップ側面の間の領域に位置する他端部を含む、請求項6に記載の半導体装置。
- 前記再配線は、前記電極に接続された一端部、および、前記平面視において前記支持基板外の領域に位置する他端部を含む、請求項6に記載の半導体装置。
- 前記再配線に電気的に接続された外部端子をさらに含む、請求項6〜8のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記外部端子の少なくとも一部が、前記平面視において前記半導体チップ外の領域に位置している、請求項9に記載の半導体装置。
- 前記樹脂の上において前記再配線を被覆する絶縁膜をさらに含み、
前記外部端子は、前記絶縁膜の上に形成されている、請求項9または10に記載の半導体装置。 - 前記支持基板は、前記半導体チップと同種の半導体材料を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記半導体チップは、シリコンを含み、
前記支持基板は、不純物無添加シリコンを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の半導体装置。 - 前記支持基板の前記第1主面および前記半導体チップの前記第2チップ主面の間に介在し、前記半導体チップを前記支持基板に接合する金属膜をさらに含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記金属膜は、半田または金属接着剤を含む、請求項14に記載の半導体装置。
- 半導体素子が形成された素子形成面を有し、当該素子形成面上に電極が形成された複数の半導体チップを用意する工程と、
前記半導体チップがそれぞれ配置される複数のチップ配置領域が設定された支持基板を用意する工程と、
前記支持基板の表面に設定された前記チップ配置領域を区画するように、前記支持基板の表面側にトレンチを形成する工程と、
前記支持基板上の前記複数のチップ配置領域に、複数の前記半導体チップをそれぞれ配置する工程と、
前記トレンチを埋め、かつ前記複数の半導体チップを被覆するように、前記支持基板を樹脂で被覆することにより、前記複数の半導体チップが前記樹脂により封止された封止構造を形成する封止構造形成工程と、
前記半導体チップに形成された前記電極を、前記封止構造から露出させる電極露出工程と、
前記トレンチに沿って、前記封止構造を切断することにより、前記半導体チップが前記樹脂によりそれぞれ封止された複数の半導体装置に個片化する個片化工程とを含む、半導体装置の製造方法。 - 前記支持基板を用意する工程において、前記支持基板の表面の法線方向から見た平面視において、前記半導体チップの面積よりも大きい面積を有する前記チップ配置領域が設定される、請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記支持基板を用意する工程において、前記半導体チップと同種の半導体材料を含む前記支持基板が用意される、請求項16または17に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記支持基板を用意する工程において、不純物無添加シリコン基板が前記支持基板として用意される、請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体チップを配置する工程は、前記半導体チップの前記素子形成面とは反対側の裏面と、前記支持基板の表面とを金属膜で接合することにより、前記半導体チップを、前記支持基板の前記チップ配置領域に固定する工程を含む、請求項16〜19のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記金属膜は、半田または金属接着剤を含む、請求項20に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記電極露出工程は、前記素子形成面の法線方向から見た平面視において、前記電極を、前記半導体チップの側面に取り囲まれた領域内に位置する外部端子として形成する工程を兼ねている、請求項16〜21のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記電極露出工程の後、前記個片化工程に先立って、前記電極と電気的に接続され、前記素子形成面の法線方向から見た平面視において、前記半導体チップの側面を横切り、前記半導体チップの側面に取り囲まれた領域外に至る再配線を形成する工程と、
前記平面視において、前記半導体チップの側面に取り囲まれた領域外に、少なくとも一部が位置する外部端子を形成する工程とを含む、請求項16〜21のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記個片化工程は、
前記トレンチに沿って、前記封止構造の一部を前記トレンチの幅よりも狭い幅で前記素子形成面側から掘り下げることにより、前記トレンチ内に底部を有する切断溝を前記封止構造に形成する工程と、
前記切断溝が露出するまで、前記支持基板の前記表面とは反対側の裏面を研削する工程とを含む、請求項16〜23のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記個片化工程は、
前記トレンチに沿って、前記封止構造の一部を前記トレンチの幅よりも狭い幅で前記素子形成面側から掘り下げることにより、前記半導体チップの前記素子形成面と前記トレンチの底部との間の深さに位置する底部を有する切断溝を前記封止構造に形成する工程と、
前記切断溝が露出し、かつ前記支持基板の全部が除去されるまで、前記支持基板の前記表面とは反対側の裏面を研削する工程とを含む、請求項16〜23のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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