JP6508708B2 - 中皿内蔵式のコンパクト容器 - Google Patents
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Description
中皿に液状化粧料を充填することは従来行われている(同文献の段落0045参照)。
また中皿の開口部にメッシュなどの膜状の蓋材を張設して、膜材を介して化粧料を取り出すことも公知である(同文献の段落0002参照)。
また中皿の開口部を覆う蓋材をパフで押して内容物を取り出すときに、その押込みが強すぎると、液状化粧料が中皿内で激しく移動し、蓋材を経て外に飛び散る可能性があった。
中皿30は、底板32の外周部から中皿周壁36を起立する中皿本体と、中皿周壁36の上端開口に張設した伸縮可能な蓋材44とを含み、かつ上記底板32の中央部に開口した充填口35に栓体74を密閉してなり、上側からの蓋材44の圧接により液状化粧料を透過可能に形成されており、
上記中皿30内に、液状化粧料の移動を邪魔する邪魔手段Bを固定しており、
邪魔手段Bは、それぞれ液状化粧料と接して妨げる複数の摩擦部を含み、これら摩擦部を、中皿30の内面の一部に密集させて当該内面から中皿30の内部へ突入させた複数の柔軟な突起部として形成した中皿内蔵式のコンパクト容器において、
上記突起部として、基端部を中皿30の底板32に固定させて底板32から起立した下側突起部33と、基端部を中皿30の蓋材44に固定させて蓋材44から垂下した上側突起部54とを設けた。
また底板32に開口した充填口35を栓体74で密閉しているから、この栓体74を取り外し、邪魔部材を内蔵した中皿30内へ上記充填口を介して内容物を充填することができる。
“邪魔手段を固定する”という意味は、液状化粧料との間での摩擦抵抗を確保するためであるので、邪魔手段が中皿に対して着脱自在な物でも構わない。
「固定」といっても、邪魔手段の全体が中皿に対して動かないという意味ではない。例えば中皿の内面から突設する突起部では、先端側が液状化粧料の移動とともに揺動しても、ある程度の摩擦力は生ずるので、邪魔手段としての機能を発揮する。
しかしながら、本手段では、前記突起部として、下側突起部33及び上側突起部54を設けることを提案している。
下側突起部33を、図5に示す如く、中皿30の底板32から起立しており、かつ上側突起部54を中皿30の蓋材44の下面から垂下したから、液状化粧料の移動を効果的に規制できる。また下側突起部33の基端部を中皿30の底板32に固定したから、下側突起部を長くしても、それら突起部を安定して支持できる。
また中皿30の底板32側と蓋材44側の双方から突起部を突設できるので、突起部の長さをそれほど長くしなくても、中皿30内の液状化粧料のほぼ全部に対して移動規制作用を発揮できる。
上記中皿30を収納する収納凹部12を有する容器本体2と、容器本体2の上面を開閉可能な蓋部材20とを有し、収納凹部12に中皿30を固定するとともに、中皿30の蓋材44の上面を気密に閉塞する閉塞具60を設け、閉塞具60の裏面に植毛部64を設けている。
また底板32に開口した充填口35を栓体74で密閉しているから、この栓体74を取り外し、かつ中皿を上下反転させた状態で、邪魔部材を内蔵した中皿30内へ上記充填口を介して内容物を充填することができる。
また第1の手段に係る発明によれば、中皿30の内面に、液状化粧料との摩擦部である複数の柔軟な突起部を密集して設けたから、突起部の密度次第で液状化粧料への移動規制力を設定することが容易である。
さらにまた第1の手段に係る発明によれば、下側突起部33を中皿30の底板32に、また上側突起部54を蓋材44に設けたから、液状化粧料の移動を規制することで液状化粧料の片寄りを回避し易い。
第2の手段に係る発明によれば、中皿30の蓋材44の上面を気密に閉塞する閉塞具60を設け、閉塞具60の裏面に植毛部64を設けたから、蓋材44を透過した液状化粧料の漏れ出しを防止できる。
突起部の配置箇所に関して述べると、本参考例の突起部は、中皿の底板32及び栓体74の上部から起立する下側突起部33である。
また突起部の形態に言及すると、本参考例の突起部は、棒状の形態、すなわち一定の太さを有する邪魔棒の形態である。図示例では、底板32の上面から中皿周壁に亘って敷設したマット34、及び、栓体74の頂部に設置したマット34からそれぞれ邪魔棒33Aを起立すればよい。エラストマーなどの弾性材料を用いて成形することができる。邪魔棒は、伸縮部材45を下方へ圧接して液状化粧料を取り出す作業を妨げないように弾性変形可能に設ける。図示の邪魔棒33Aは、相互に平行であり、一定のピッチで配置されており、長さや太さも一定であるが、その構造は適宜変更することができる。
下側突起部は、中皿に直接形成してもよい。
また、下側突起部は、中皿の下半分付近まで形成することが好ましい。すなわち、下側突起部が変形しない場合、伸縮部材を押し下げた際、押しずらくならない程度が望ましい。もっとも、下側突起部は中皿の上端部から下端部まで形成してもよい。
なお、前記図9から図12に示す中皿の構成は第3参考例である。
図12は、毛状の突起部であってより長いものを用いた例である。
図13は、上側突起部として、マットと一体成形した棒状の突起部を用いた例である。なお、図13の栓体74は栓筒部76の下端に外向きフランジ78を付設している。なお、エラストマーで形成された上側突起部については、接着、固定、或いはインサート成形により蓋材と一体的に形成することができる。
10…仕切り壁 12…中皿用収納凹部 14…パフ用収納凹部
16…第1係合部 18…第1軸受部
20…蓋部材 22…蓋頂壁部 23…係合片 23a…爪部
24…蓋周壁部 26…第1軸部
28…押釦
30…中皿 32…底板 33…下側突起部 33A…邪魔棒
34…マット
35…充填口 35a…係止用口筒部
36…中皿周壁
38…係合突部
40…鍔部 41…係合孔
42…第2係合部 43…第2軸受部
44…蓋材 45…伸縮部材 46…シール部
48…嵌着筒部 50…環状基部 52…スリット 54…上側突起部
60…閉塞具 62…閉塞板部 63…掛止片
64…植毛部 66…閉塞筒部 67…係合子
68…連結板 70…第2軸部
74…栓体 76…栓筒部 78…外向きフランジ 80…プルリング
90…多孔質材料
B…邪魔手段 F…脚部
100…パフ 102…詰め替え容器
Claims (2)
- 液状化粧料収納用の中皿(30)を内蔵しており、
中皿(30)は、底板(32)の外周部から中皿周壁(36)を起立する中皿本体と、中皿周壁(36)の上端開口に張設した伸縮可能な蓋材(44)とを含み、かつ上記底板(32)の中央部に開口した充填口(35)に栓体(74)を密閉してなり、上側からの蓋材(44)の圧接により液状化粧料を透過可能に形成されており、
上記中皿(30)内に、液状化粧料の移動を邪魔する邪魔手段(B)を固定しており、
邪魔手段(B)は、それぞれ液状化粧料と接して妨げる複数の摩擦部を含み、これら摩擦部を、中皿(30)の内面の一部に密集させて当該内面から中皿(30)の内部へ突入させた複数の柔軟な突起部として形成した中皿内蔵式のコンパクト容器において、
上記突起部として、基端部を中皿(30)の底板(32)に固定させて底板(32)から起立した下側突起部(33)と、基端部を中皿(30)の蓋材(44)に固定させて蓋材(44)から垂下した上側突起部(54)とを設けたことを特徴とする、中皿内蔵式のコンパクト容器。 - 上記中皿(30)を収納する収納凹部(12)を有する容器本体(2)と、容器本体(2)の上面を開閉可能な蓋部材(20)とを有し、収納凹部(12)に中皿(30)を固定するとともに、中皿(30)の蓋材(44)の上面を気密に閉塞する閉塞具(60)を設け、閉塞具(60)の裏面に植毛部(64)を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の中皿内蔵式のコンパクト容器。
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