JP6507997B2 - ユーザ接近離隔推定システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両にユーザが接近している、あるいは車両からユーザが離隔していることを推定する車載機、および、その車載機を備えたユーザ接近離隔推定システムに関する。
車両にユーザが搭乗することを推定したとき、あるいは、車両からユーザが離れたことを推定したときに、車両に搭載された装置を作動させる技術が知られている。たとえば、特許文献1では、車両側ユニットがリクエスト信号を送信し、ユーザが携帯する電子キーがそのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信する。車両側ユニットは、このレスポンス信号に基づく照合が成立したときに、電子キーを携帯するユーザが車両に搭乗すると推定する。そして、車両ドアに対応して設けられた照明を点灯させる。
特開2007−039982号公報
リクエスト信号は、ユーザがすでに車両に接近した状態であることを検出するために送信する信号であるので、リクエスト信号が届く範囲は、車両の周囲の1m程度の決まった範囲である。したがって、特許文献1の技術は、ユーザがすでに車両に接近した状態であるか否かを検出できるのみであり、ユーザが車両に接近しつつある状態、あるいは、車両から遠ざかっている状態であることを推定するのは困難である。
そのため、特許文献1の技術では、ユーザが車両に接近しつつあるときから、ユーザが車両に搭乗する際の機能を作動させることは困難である。また、特許文献1の技術では、ユーザが車両から遠ざかっていることを推定して、ユーザが車両に搭乗する可能性を考慮して作動させている機能を早期に停止させることも困難である。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ユーザが車両に対して接近あるいは離隔しつつある状態であることを推定できるユーザ接近離隔推定システムを提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
記目的を達成するための第1発明は、車両に搭載される車載機(3、103)とユーザが携帯する携帯端末(2、102)とを備えたユーザ接近離隔推定システムであって、車載機は、送信電力が可変できる車載送信部(321)と、複数種類の大きさの送信電力で、車載機の存在を報知するための車載機報知信号を、車載送信部から車両の外部へ逐次送信させる車側制御部(31)と、携帯端末が車載機報知信号を受信した場合に携帯端末から送信される受信通知信号を逐次受信する車載受信部(322)と、車載受信部が受信通知信号を受信した場合に、受信した受信通知信号に対応する車載機報知信号が送信された送信電力に基づいて、車両の周囲に設定した、車両までの最大距離が異なる複数のエリアから、携帯端末が存在しているエリアを逐次特定するエリア特定部(S6)と、エリア特定部が逐次特定したエリアの変化に基づいて、ユーザが車両に対して接近しつつある状態、および、ユーザが車両に対して離隔しつつある状態を推定する接近離隔推定部(S8、S8A)とを備え、
携帯端末は、車載機報知信号の受信信号強度を検出する強度検出部(213)と、強度検出部が検出した受信信号強度を車載受信部に送信する端末側送信部(212)とを備え、車載機は、車載受信部が受信した受信信号強度であって、車側制御部が同じ送信電力で逐次送信させた車載機報知信号に対応する複数の受信信号強度をもとに、受信信号強度の変化を表す値である変化値を算出し、かつ、変化値を、車側制御部が車載機報知信号を送信させた複数の送信電力についてそれぞれ算出する変化値算出部(S7A)を備え、接近離隔推定部(S8A)は、少なくとも、エリア特定部が逐次特定したエリアに変化がない場合に、変化値算出部が算出した複数の送信電力について算出した複数の変化値に基づいて、ユーザが車両に対して接近しつつある状態、および、ユーザが車両に対して離隔しつつある状態を推定する。
また、上記目的を達成するための第2発明は、車両に搭載される車載機(3、103)とユーザが携帯する携帯端末(2、102)とを備えたユーザ接近離隔推定システムであって、車載機は、送信電力が可変できる車載送信部(321)と、複数種類の大きさの送信電力で、車載機の存在を報知するための車載機報知信号を、車載送信部から車両の外部へ逐次送信させる車側制御部(31)と、携帯端末が車載機報知信号を受信した場合に携帯端末から送信される受信通知信号を逐次受信する車載受信部(322)と、車載受信部が受信通知信号を受信した場合に、受信した受信通知信号に対応する車載機報知信号が送信された送信電力に基づいて、車両の周囲に設定した、車両までの最大距離が異なる複数のエリアから、携帯端末が存在しているエリアを逐次特定するエリア特定部(S6)と、エリア特定部が逐次特定したエリアの変化に基づいて、ユーザが車両に対して接近しつつある状態、および、ユーザが車両に対して離隔しつつある状態を推定する接近離隔推定部(S8、S8A)とを備え、
携帯端末は、車載機報知信号を受信するとともに、受信通知信号および携帯端末の存在を報知するための端末報知信号を送信する端末側通信部(21)と、端末側通信部を制御する端末側制御部(28)とを備え、端末側制御部は、端末側通信部を、端末報知信号を周期的に送信する端末側周期送信モードと、車載機が送信する車載機報知信号を受信した場合に、受信通知信号を送信する端末側待ち受けモードとに切り替えて制御し、端末側周期送信モードにおいて端末側通信部が車載機報知信号を受信した場合に、端末側待ち受けモードに切り替え、端末側待ち受けモードにおいて車載機からエリア特定終了を意味する終了通知を受信した場合に端末側周期送信モードに切り替え、車側制御部は、エリア特定部がエリアを特定したことに基づいて、車載送信部から終了通知を送信させ、車載送信部を、車載機報知信号を周期的に送信する車側周期送信モードと、車載受信部が端末報知信号を受信した場合に、端末報知信号を受信したことを通知する信号を送信する車側待ち受けモードとに切り替えて制御し、車側周期送信モードにおいて車載送信部から終了通知を送信した場合に、車側待ち受けモードに切り替え、車側待ち受けモードにおいて車載受信部が端末報知信号を受信した場合に、車側周期送信モードに切り替える。
第1実施形態のユーザ接近離隔推定システム1の構成を示す図である。 図1のスマートフォン2の構成を示すブロック図である。 図1の車載機3の構成を示すブロック図である。 車載機3の制御部31が実行する処理を示すフローチャートである。 図4のS6の詳細処理を示すフローチャートである。 図3のBLE通信部32が形成する通信エリアA1、A2、A3を例示する図である。 送信パワーに対する応答有無と、スマートフォン2が存在する通信エリアとの関係を示す図である。 スマートフォン2の制御部28が実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態において、スマートフォン2を携帯したユーザが存在しているエリアを特定するために用いる対応関係を示す図である。 第2実施形態において図4のS6で実行する処理を詳しく示すフローチャートである。 第2実施形態において、スマートフォン2の制御部28と車載機3の制御部31が実行する処理をシーケンス図により例示する図である。 第2実施形態における処理を例示する、図11とは別例のシーケンス図である。 第3実施形態において図4のS6で実行する処理を詳しく示すフローチャートである。 第3実施形態において車載機3の制御部31が実行する処理の一部を示すフローチャートである。 図14のS7Aで算出するRSSIの変化率を説明する図である。 第4実施形態の車載機103の構成を説明する図である。 図16の車載機103が形成する通信エリアAを説明する図である。 第5実施形態のスマートフォン102の構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のユーザ接近離隔推定システム1は、車両4を利用するユーザが携帯するスマートフォン2と、車両4に搭載された車載機3を備えている。スマートフォン2は、請求項の携帯端末に相当する。
車載機3とスマートフォン2は、
Low Energy(Bluetoothは登録商標)の規格に即して信号を送受信する。以下では、Bluetooth Low EnergyをBLEと略記する。
[スマートフォン2の構成]
図2に示すように、スマートフォン2は、BLEモジュール21、表示部22、スピーカー23、振動部24、記憶部25、振動センサ26、位置検出部27、制御部28を備える。これらのうち、制御部28が実行する機能以外は、公知のスマートフォンと同じ構成である。
BLEモジュール21は、BLE制御部211、BLE通信部212、RSSI検出部213、アンテナ214を備える。このBLEモジュール21は請求項の端末側通信部および端末側送信部に相当する。
BLE制御部211は、BLE通信部212を制御する。BLE通信部212は、BLE制御部211に制御されることにより、BLEの通信規格に即した信号をアンテナ214から送信する。BLE通信部212が信号を送信するときの送信電力(以下、送信パワー)は、BLE制御部211に制御されることで、複数段階に可変できる。また、BLE通信部212は、アンテナ214が受信した電波から復調および復号を行い、信号を取り出す。
BLE通信部212は、送信パワーが可変できるので、最大通信距離は送信パワーにより変化する。この最大通信距離は、車載機3が備える後述するBLE通信部32が形成する通信エリアの最大半径と同程度である。加えてこの最大通信距離は、車両4に搭載された通信装置が送信するリクエスト信号をユーザが携帯する電子キーが受信できる最大距離(たとえば1m程度)よりも長い距離である。
RSSI検出部213は、請求項の強度検出部に相当しており、アンテナ214が受信した電波を表す受信信号の受信信号強度であるRSSIを検出する。そして検出したRSSIをBLE制御部211へ出力する。
表示部22には、有機ELディスプレイや液晶ディスプレイが用いられ、種々の情報が表示される。この情報として、車載機3と通信中であることが表示されてもよい。スピーカー23は、通話時に通話相手の音声を出力したり、スマートフォン2が実行する種々のアプリケーションにより定まる種々の音を出力したりする。振動部24は、電話着信時やメール受信時にスマートフォン2を振動させる。
記憶部25は、書き換え可能な記憶媒体であり、制御部28が実行する種々のアプリケーションが記憶されている。また、位置検出部27が検出した現在位置を表す情報も、この記憶部25に記憶される。
振動センサ26は、スマートフォン2に生じる振動を検出するセンサであり、本実施形態では、加速度センサである。位置検出部27は、Global Positioning System(以下、GPS)が備える航法衛星が送信する航法信号を受信するGPS受信機を備えており、このGPS受信機が受信した航法信号に基づいて現在位置を逐次検出する。この位置検出部27は請求項の端末位置検出部に相当する。
制御部28は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータであり、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの実体的な記録媒体に記憶されているプログラムを実行する。これにより、制御部28は、制御部28に接続されているBLEモジュール21などを制御する機能を実現する。また、制御部28がこの機能を実行すると、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御部28が実行するこれらの機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。制御部28が実行する機能は、図8に示すフローチャートを用いて後述する。この制御部28は請求項の端末側制御部に相当する。
[車載機3の構成]
図3に示すように、車載機3は、制御部31、BLE通信部32、アンテナ33、RSSI検出部34、記憶部35を備える。また、BLE通信部32、アンテナ33、RSSI検出部34は、BLEモジュール36としてモジュール化されている。
制御部31は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータであり、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの実体的な記録媒体に記憶されているプログラムを実行する。これにより、制御部31はBLE通信部32を制御し、また、図4に示す処理を実行する。この制御部31は請求項の車側制御部に相当する。なお、制御部31が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
また、制御部31は車内LAN5に接続されており、この車内LAN5を介して、車両4に搭載されたナビゲーションECU、ボデーECUなどの種々のECUと通信できる。
BLE通信部32は、送信部321と受信部322を備える。送信部321は請求項の車載送信部に相当しており、BLEの規格に即したプロトコルで種々の信号を、アンテナ33から車両4の外部へ送信する。
送信部321が送信する信号には、たとえばアドバタイズがある。車載機3の送信部321が送信するアドバタイズは、車載機3の存在を周囲に報知することになるので、請求項の車載機報知信号に相当する。また、送信部321は、公知のBLE通信規格に即した送信部と同様、送信パワーが可変になっている。本実施形態の送信部321は、送信パワーが複数段階、具体的には3段階に可変できる構成となっている。送信パワーが変化することにより、送信部321が送信する信号が届くエリア(以下、通信エリア)の大きさは変化する。
本実施形態では、図6に示すように、3段階の送信パワーのうち最も低い送信パワーにより形成される通信エリアである通信エリアA1は、リクエスト信号が届くエリアよりも少し広い程度である。3段階の送信パワーのうちの中間の送信パワーにより形成される通信エリアである通信エリアA2は、最大通信距離が、通信エリアA1の最大通信距離の数倍程度である。なお、最大通信距離は、各通信エリアAにおいて車載機3から最も遠い距離で車載機3が送信する信号を受信できる距離である。
3段階の送信パワーのうち最大の送信パワーにより形成される通信エリアである通信エリアA3は、最大通信距離が、通信エリアA2の最大通信距離の2倍弱になっている。なお、図6に示す通信エリアA1、A2、A3の大きさは一例であり、適宜、通信エリアA1、A2、A3の大きさは変更できる。また、通信エリアAの数も3つに限られず、2つ、あるいは、4つ以上でもよい。また、図6の例では、通信エリアA1、A2、A3の形状は、車載機3の位置を中心とした円形ではなく、運転席側の車両4の側方の通信エリアが広くなっている。これはアンテナ33が指向性アンテナであるためである。ただし、通信エリアA1、A2、A3の形状も一例であり、通信エリアAの形状を車載機3を中心とした円形としてもよい。
受信部322は請求項の車載受信部に相当しており、スマートフォン2のBLE通信部212が送信する信号を受信する。スマートフォン2のBLE通信部212が送信する信号には、そのBLE通信部212がアドバタイズを受信した場合に送信する受信通知信号、および、そのBLE通信部212がペリフェラルモードとなっているときに周期的に送信するアドバタイズがある。
RSSI検出部34は、アンテナ33が受信した電波を表す受信信号のRSSIを検出する。そして検出したRSSIを制御部31へ出力する。
記憶部35は、書き換え可能な記憶媒体であり、車両4のユーザが携帯しているスマートフォン2のIDが記憶されている。記憶部35へのIDの記憶は、ユーザが所定の登録操作を行うことにより行うことができる。また、スマートフォン2に登録処理用のアプリケーションをインストールして、そのアプリケーションを実行することで、自動的に、スマートフォン2と車載機3が通信を行って、自動的にIDが記憶部35に記憶されるようになっていてもよい。
[車載機3の制御部31の処理]
車載機3の制御部31は、図4に示す処理を周期的に実行する。ステップS1(以下、ステップを省略する)では、BLE通信部32をセントラルモードとする。詳しくは、このS1を実行するときにすでにセントラルモードになっていれば、そのままセントラルモードを維持し、ペリフェラルモードになっていれば、セントラルモードに切り替える。なお、BLE通信部32のセントラルモードは請求項の車側待ち受けモードに相当し、BLE通信部32のペリフェラルモードは請求項の車側周期送信モードに相当する。
セントラルモードは、ペリフェラルモードとなっている端末が送信するアドバタイズを待ち受けるモードである。そこで、S2では、アドバタイズを待ち受ける。本実施形態において、車載機3へアドバタイズを送信する端末は、スマートフォン2である。スマートフォン2が送信するアドバタイズには、スマートフォン2のIDが含まれているものとする。
S3では、受信部322が、記憶部35に記憶されているIDを含んだアドバタイズを受信したか否かを判断する。この判断がNOであればS2に戻り、YESであればS4に進む。S4では、アドバタイズを受信したことを通知する信号を、送信部321からアンテナ33を介して、スマートフォン2へ送信させる。
続くS5では、BLE通信部32をペリフェラルモードに切り替える。S6では、スマートフォン2が存在しているエリアを特定するエリア特定処理を実行する。このエリア特定処理は、図5に示す処理である。このS6の処理は請求項のエリア特定部に相当する。
図5において、S61では、送信部321の送信パワーを所定の送信パワーとして、アドバタイズを送信部321から送信させる。この所定の送信パワーは、前述した3段階の送信パワーを、大きいパワーから順番に繰り返すというルールにより定まる送信パワーである。なお、反対に、前述した3段階の送信パワーを、小さいパワーから順番に繰り返すというルールにより送信パワーを定めてもよい。
続くS62では、エリア判定を行う。エリア判定は、送信パワーを順番に変更して送信したアドバタイズに応答して送信される受信通知信号の有無から、スマートフォン2が存在するエリアが、通信エリアA1、A2、A3の何れであるかを判定する処理である。
図7に、送信パワーに対する応答有無と、スマートフォン2が存在する通信エリアとの関係を示す。なお、図7において、スマートフォン2a、2b、2cは、それらのスマートフォン2a、2b、2cが、それぞれ図6に示す位置に存在していることを意味する。これらスマートフォン2a、2b、2cは、いずれも、図1に示したスマートフォン2と同じ構成である。また、図7において、パワーPW1は通信エリアA1を形成する送信パワーであり、パワーPW2は通信エリアA2を形成する送信パワーであり、パワーPW3は通信エリアA3を形成する送信パワーである。
エリア特定処理では、図7に示す関係と実際の応答有無の結果とから、スマートフォン2が存在する通信エリアAを特定する。送信パワーを大きいパワーから順番に設定する場合には、アドバタイズに応答する受信通知信号を受信できなかったとき、または、送信パワーPW1でアドバタイズを送信したときに、エリア特定処理は終了する。一方、送信パワーを小さいパワーから順番に設定する場合には、アドバタイズに応答する受信通知信号を受信できなかったとき、または、送信パワーPW3でアドバタイズを送信したときに、エリア特定処理を終了する。
S63では、スマートフォン2が存在している通信エリアAを特定できたか否かを判断する。この判断がNOであればS61に戻り、次の送信パワーでアドバタイズを送信する。一方、S63の判断がYESであれば、エリア特定処理を終了して、図4のステップS7に進む。
S7では、アンテナ33を介して送信部321から、エリア特定処理が終了したことを意味する終了通知をスマートフォン2に送信する。
S8では、接近離隔推定処理を行う。このS8の処理は請求項の接近離隔推定部に相当する。接近離隔推定処理は、スマートフォン2を携帯したユーザが、車両4に接近しつつある状態、離隔しつつある状態、そのいずれでもない状態のいずれであるかを推定する処理である。
今回のS6でスマートフォン2が存在していると特定した通信エリアAが、前回特定した通信エリアAよりも小さい通信エリアAであった場合には、スマートフォン2を携帯したユーザは、車両4に接近しつつある状態であると推定する。一方、今回のS6で特定した通信エリアAが、前回特定した通信エリアAよりも大きい通信エリアAであった場合には、スマートフォン2を携帯したユーザは、車両4から離隔しつつある状態であると推定する。また、今回のS6で特定した通信エリアAが、前回特定した通信エリアAと同じであれば、スマートフォン2を携帯したユーザは、車両4から接近も離隔もしていないと推定する。そして、その推定結果を、車内LAN5を介して、ナビゲーションECU、ボデーECUなどの所定のECUに通知して図4の処理を終了する。その後、S1以下を再度実行する。
ナビゲーションECUは、ユーザが車両4に接近しつつある状態であることの通知を受けると、予めナビゲーションシステムを起動させておくことができる。これにより、ユーザが車両4に乗り込んだ時点で、ナビゲーションシステムを即座に利用することができる。
また、反対に、ユーザが接近しつつある状態であることの通知を受けると、ナビゲーションECUは、ナビゲーションシステムをシャットダウンすることができる。これにより、ユーザが車両4から降りた後も、車両4に戻ってくる可能性をないことを時間経過で判断して、ナビゲーションシステムをシャットダウンするよりも、早期にナビゲーションシステムをシャットダウンすることができる。
また、ボデーECUが、ユーザが車両4に接近しつつある状態であることの通知を受けると、車両4が備える車外から視認できるライトを点灯させることができる。また、ボデーECUが、ユーザが車両4から離隔しつつある状態であることの通知を受けると、ユーザが車両4を降車した時に点灯させていた車外から視認できるライトを消灯することができる。
[スマートフォン2の制御部28の処理]
スマートフォン2の制御部28は、図8に示す処理を周期的に実行する。S21では、BLE通信部212をペリフェラルモードにする指示をBLE制御部211に出力する。なお、BLE通信部212のペリフェラルモードは請求項の端末側周期送信モードに相当し、BLE通信部212のペリフェラルモードは請求項の端末側待ち受けモードに相当する。
続くS22では、アドバタイズを送信させる指示をBLE制御部211に出力する。BLE制御部211は、この指示を取得すると、スマートフォン2のIDを含んだアドバタイズを生成して、BLE通信部212に送信させる。スマートフォン2が送信するアドバタイズは請求項の端末報知信号に相当する。
このアドバタイズが車載機3に受信された場合には図4のS4が実行されて、車載機3から、アドバタイズを受信したことを通知する信号が送信される。そこで、S23では、車載機3が送信した、アドバタイズを受信したことを通知する信号をBLE通信部212が受信したか否かを判断する。なお、BLE通信部212がこの信号を受信した場合には、その旨がBLE制御部211を介して制御部28へ通知される。
S23の判断がNOであればS22に戻り、再びアドバタイズを送信させる。したがって、スマートフォン2は、ペリフェラルモードである場合、アドバタイズを定期的に送信する。
S23の判断がYESであればS24に進む。S24では、BLE通信部212をセントラルモードに切り替える。このとき、車載機3はS5を実行してペリフェラルモードに切り替わっており、S61を実行してアドバタイズを送信する。
そこで、S25では、車載機3が送信するアドバタイズを受信したか否かを判断する。この判断がYESであればS26に進む。S26では、受信通知信号をBLE通信部212から送信することを、BLE制御部211に指示する。車載機3が、アドバタイズを受信したことを通知する信号を受信した場合、図7で説明した応答ありと判断することになる。
S26を実行した場合、あるいは、S25の判断がNOであった場合にはS27を実行する。S27では、終了通知を受信したか否かを判断する。この終了通知は、図4のS7が実行されると車載機3から送信されるものである。このS27の判断がNOであればS25に戻り、YESであれば図8の処理を終了する。
[第1実施形態の効果]
以上、説明した第1実施形態では、車載機3は、送信パワーが可変できる送信部321を備えており、制御部313は3段階の送信パワーで、アドバタイズを送信部321から車両4の外部へ逐次送信させる。アドバタイズを受信できる通信エリアAは、アドバタイズが送信される送信パワーの大きさによって変化する。そのため、複数の送信パワーでアドバタイズを車両4の外部へ送信することにより、車両4までの最大距離が異なる3つの通信エリアA1、A2、A3が形成される。
受信部322が受信通知信号を受信した場合、その受信通知信号に対応するアドバタイズの送信パワーから、どの通信エリアAが形成されていたときの受信通知信号であるかが分かる。
そこで、S6では、受信部322が受信通知信号を受信した場合に、受信通知信号に対応するアドバタイズが送信された送信パワーと、通信エリアAと送信パワーとの対応とから、スマートフォン2が存在している通信エリアAを逐次特定することができる。
そして、S6でスマートフォン2が存在している通信エリアAを逐次特定しているので、S8において、S6で逐次特定した通信エリアAの変化から、ユーザが車両4に対して接近している状態、および、車両4から離隔しつつある状態を推定することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
第2実施形態のユーザ接近離隔推定システムは、ハードウェア構成は第1実施形態と同じである。車載機3の制御部31は、S6におけるエリア特定処理として、図10に示す処理を実行する。制御部31のその他の処理は第1実施形態と同じであり、また、スマートフォン2の制御部28の処理も第1実施形態と同じである。
以下、第1実施形態との相違点であるエリア特定処理を説明する。第2実施形態のエリア特定処理では、図9に示した、送信パワーとエリアとの対応関係から、スマートフォン2を携帯したユーザが存在しているエリアを特定する。
第2実施形態においてユーザを特定するエリアは、図9に示す3つのエリアのいずれかである。1つ目のエリアB1は、通信エリアA1内である。2つ目のエリアB2は、通信エリアA2内であって通信エリアA1外である。3つ目のエリアB3は、通信エリアA3内であって通信エリアA2外である。図6に示すスマートフォン2a、2b、2cは、それぞれ、エリアB3、B2、B1に位置している。
エリアB3に位置しているスマートフォン2aは、送信パワーPW3で送信されたアドバタイズは受信して応答することができる。しかし、送信パワーPW2で送信されたアドバタイズは受信できないので、送信パワーPW2で送信されたアドバタイズには応答することができない。
エリアB2に位置しているスマートフォン2bは、送信パワーPW2、PW3で送信されたアドバタイズは受信して応答することができる。しかし、送信パワーPW1で送信されたアドバタイズは受信できないので、送信パワーPW1で送信されたアドバタイズには応答することができない。
エリアB1に位置しているスマートフォン2cは、送信パワーPW1、PW2、PW3で送信されたいずれのアドバタイズも受信して応答することができる。
次に図10に示す、第2実施形態におけるエリア特定処理を説明する。このエリア特定処理を実行する状態では、S5が実行されることにより、BLE通信部32はペリフェラルモードとなっている。
したがって、図10に示すエリア特定処理では、まずS602において、アドバタイズを送信する。このS602で送信するアドバタイズは送信パワーPW3である。
続くS604では、スマートフォン2からの応答があったか否かを判断する。この判断がNOであればS602に戻り、YESであればS606に進む。S606では、送信パワーPW2でアドバタイズを送信する。S608では、スマートフォン2からの応答があったか否かを判断する。この判断がNOであればS610に進む。
S610に進むのは、送信パワーPW3で送信したアドバタイズには応答があったが、送信パワーPW2で送信したアドバタイズには応答がなかった場合である。そこで、S610では、スマートフォン2を携帯したユーザは、エリアB3にいると決定する。
S608の判断がYESであればS612に進む。S612では、送信パワーPW1でアドバタイズを送信する。S614では、スマートフォン2からの応答があったか否かを判断する。この判断がNOであればS616に進む。
S616に進むのは、送信パワーPW3、PW2で送信したアドバタイズには応答があったが、送信パワーPW1で送信したアドバタイズには応答がなかった場合である。そこで、S616では、スマートフォン2を携帯したユーザは、エリアB2にいると決定する。
S614の判断がYESであればS618に進む。S618に進む場合、送信パワーPW3、PW2、PW1のいずれで送信したアドバタイズにも応答があった場合である。そこで、S618では、スマートフォン2を携帯したユーザは、エリアB1にいると決定する。
[信号処理の流れ]
図11に、第2実施形態において、スマートフォン2の制御部28と車載機3の制御部31が実行する処理をシーケンス図により例示している。この図11の例では、時刻t1において、車載機3のBLE通信部32はセントラルモードであり、スマートフォン2のBLE通信部212はペリフェラルモードであるとする。
時刻t1において、スマートフォン2の制御部28は、ペリフェラルモードとしているBLE通信部212からアドバタイズを送信させる。このときの送信パワーは予め設定された一定値であり、たとえば、図11に示すように、許容されている最大パワーとする。
時刻t1でスマートフォン2が送信したアドバタイズは、スマートフォン2と車載機3の距離が通信可能距離になっていないので、車載機3に受信されない。
時刻t2において、スマートフォン2の制御部28は、再び、BLE通信部212からアドバタイズを送信させる。このアドバタイズは車載機3に受信される。
車載機3の制御部31は、アドバタイズを受信すると、時刻t3において、アドバタイズからスマートフォン2のIDを取得する処理を行い、これにより、図4のS3がYESになる。そのため、車載機3の制御部31は、時刻t4において、図4のS4を実行して、アドバタイズを受信したことをスマートフォン2に通知する。ここまでの処理により、車載機3は、スマートフォン2が接近してきていることを検知できる。したがって、車載機3がセントラルモードになっており、スマートフォン2がペリフェラルモードになっている状態は、スマートフォン2の接近を車載機3が検知する状態である。
以降は、車載機3の制御部31は図4のS5を実行し、スマートフォン2の制御部28は図8のS24を実行するので、車載機3のBLE通信部32はペリフェラルモードになり、スマートフォン2のBLE通信部212はセントラルモードになる。その後、車載機3の制御部31は、図10に示すエリア特定処理を実行する。
時刻t5では、車載機3の制御部31は、図10のS602を実行して、BLE通信部32から送信パワーPW3でアドバタイズを送信させる。スマートフォン2は、このアドバタイズを受信できるので、時刻t6において、図8のS26を実行して受信通知信号を送信する。
続いて、時刻t7において、車載機3の制御部28は、図10のS606を実行して、BLE通信部32から送信パワーPW2でアドバタイズを送信させる。この図11の例では、このアドバタイズはスマートフォン2に受信されない。したがって、時刻t8において、車載機3の制御部28は、図10のS610を実行することになり、スマートフォン2を携帯しているユーザが、エリアB3にいると判定する。そして、時刻t9において、終了通知をスマートフォン2に送信する。
図12は、シーケンス図の別例である。図12において、時刻t1〜t4までは図11と同じである。時刻t11において、車載機3の制御部31は、車載機3の制御部31は、BLE通信部32から送信パワーPW3でアドバタイズを送信させる。スマートフォン2は、このアドバタイズを受信するので、時刻t12において、スマートフォン2は受信通知信号を送信し、車載機3はこの受信通知信号を受信する。
時刻t13で、車載機3の制御部28は、図10のS606を実行して、BLE通信部32から送信パワーPW2でアドバタイズを送信させる。この図12の例では、このアドバタイズはスマートフォン2に受信される。そのため、時刻t14において、スマートフォン2は受信通知信号を送信し、車載機3は受信通知信号を受信する。
時刻t15では、車載機3の制御部31はエリア判定を行う。具体的には、S608およびS608がNOである場合に実行するS610を意味する。しかし、図12の例では、この時刻t15でユーザのエリアを判定できない。そこで、時刻t16において、図10のS612を実行して、BLE通信部32から送信パワーPW1でアドバタイズを送信させる。
図12の例では、スマートフォン2はこのアドバタイズも受信でき、時刻t17において、スマートフォン2は受信通知信号を送信し、車載機3は受信通知信号を受信する。
時刻t18では、車載機3の制御部31は再びエリア判定を行う。時刻t17で受信通知信号を受信しているので、図10のS618を実行して、スマートフォン2を携帯したユーザはエリアB1にいると判定する。その後、時刻t19において、終了通知をスマートフォン2に送信する。
[第2実施形態の効果]
この第2実施形態では、図9に示した対応関係からスマートフォン2を携帯したユーザが存在しているエリアを特定するために、図10に示したフローチャートを実行する。このフローチャートを実行することで、送信パワーPW3で送信したアドバタイズには応答があったが、送信パワーPW2で送信したアドバタイズには応答がなかった場合、ユーザが存在しているエリアをエリアB3に決定する。
また、送信パワーPW3、PW2、PW1でアドバタイズを送信した結果、送信パワーPW3、PW2で送信したアドバタイズには応答があったが、送信パワーPW1で送信したアドバタイズには応答がなかった場合、ユーザが存在しているエリアをエリアB2に決定する。
エリアB3は、通信エリアA3内であって通信エリアA2外のエリアであり、エリアB2は、通信エリアA2内であって通信エリアA1外のエリアである。このようなエリアB3、B2を、ユーザが存在しているエリアとして決定できるので、第2実施形態では、第1実施形態よりも、詳細に、ユーザが車両4に対して接近しているか離隔しているかを推定できる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、スマートフォン2の制御部28は、アドバタイズを受信したときに、RSSI検出部213が検出したRSSIも取得し、S26では、このRSSIを含ませた受信通知信号を送信する。
一方、車載機3の制御部31は、図10のフローチャートに示した処理に代えて、図13のフローチャートに示す処理を実行する。また、図14に示すように、S7の後に、S7A、S8Aを実行する。
図13に示すフローチャートは、図10に示したフローチャートに対して、S605、S611、S617が追加されている。これらS605、S611、S617は、いずれも、直前の判断ステップで応答があったと判断した(すなわち、受信した)と判断した受信通知信号に含まれているRSSIを記憶部35に記憶する。
この図13の処理を終了した後、図14のS7を実行し、続いてS7AにおいてRSSIの変化率を算出する。変化率は請求項の変化値の一態様であり、このS7Aは請求項の変化値算出部に相当する。
よく知られているように、RSSIは距離が近いほど強度が強くなる。しかしながら、RSSIは距離以外にも種々の要因で変動する。そこで、本実施形態では、同じ送信パワー間でのRSSIの変化率を、複数種類の送信パワーについて算出する。
このことを、図15を用いて具体的に説明する。図15(a)は、スマートフォン2の位置の変化を示しており、符号2に続く括弧内にスマートフォン2の位置を表している。図15(b)は、図15(a)の各位置にスマートフォン2が存在しているときに、車載機3が送信パワーPW2、PW3で送信したアドバタイズを、スマートフォン2が受信したときのRSSIである。
スマートフォン2が位置P1に位置しているとき、スマートフォン2は車載機3が送信パワーPW3で送信するアドバタイズのみを受信する。図15(b)に示すように、このアドバタイズを受信したときのRSSIはV3(P1)である。
スマートフォン2が位置P2へ移動したとき、スマートフォン2は車載機3が送信パワーPW2、PW3で送信するアドバタイズを受信する。図15(b)に示すように、スマートフォン2が位置P2にいるとき、送信パワーPW3で送信されたアドバタイズを受信したときのRSSIはV3(P2)であり、送信パワーPW2で送信されたアドバタイズを受信したときのRSSIはV2(P2)である。
スマートフォン2が位置P3へ移動したときにも、スマートフォン2は車載機3が送信パワーPW2、PW3で送信するアドバタイズを受信する。図15(b)に示すように、スマートフォン2が位置P3にいるとき、送信パワーPW3で送信されたアドバタイズを受信したときのRSSIはV3(P1)であり、送信パワーPW2で送信されたアドバタイズを受信したときのRSSIはV2(P1)である。
位置P2と位置P3はともにエリアB2内であることから、エリアの変化からは、スマートフォン2を携帯したユーザは接近していることを判定できない。しかし、本実施形態では、同じ送信パワー間でのRSSIの変化率を算出する。つまり、図15の例では、V3(P2)に対するV3(P3)の変化率を算出し、また、V2(P2)に対するV2(P3)の変化率を算出する。前者はV3(P3)/V3(P2)であり、後者はV2(P3)/V2(P2)である。
S8Aの接近離隔推定処理では、エリアBの変化から、スマートフォン2を携帯したユーザの接近離隔を推定することに加えて、S7Aで算出したRSSIの変化率からも、ユーザの接近離隔を推定する。
具体的には、S7Aで算出した2つの変化率を平均した値が予め設定した範囲を超えていれば、ユーザが接近している、あるいは、反対にユーザが離隔していると推定する。予め設定した範囲は、一定地点にユーザが留まっているときにRSSIの変化率が変動する範囲に基づいて決定する。
[第3実施形態の効果]
この第3実施形態では、RSSIの変化率からもユーザが車両4に対して接近しているか離隔しているかを推定するので、エリアBの変化がないときでも、ユーザが車両4に対して接近しているか離隔しているかを推定できる。
しかも、1つ送信パワーでのRSSIの変化率を用いるのではなく、エリア特定処理で複数の送信パワーでアドバタイズを送信することを利用し、同じ送信パワー間でのRSSIの変化率を、複数種類の送信パワーについて算出する。そして、複数種類の送信パワーについて算出したRSSIの変化率をもとに、ユーザが車両4に接近しているか離隔しているかを推定するので、その推定精度がよい。
<第4実施形態>
第4実施形態では、車載機103は、図16に示すように、3つのBLEモジュール36a、36b、36cを備えている。これらBLEモジュール36a、36b、36cは、第1実施形態で説明したBLEモジュール36と同じ構成である。
BLEモジュール36aは車両4の左側面の所定位置、たとえば、左ドアハンドル内部に取り付けられており、図17に示すように、車両4の左側方に通信エリアA1、A2、A3を形成する。
BLEモジュール36bは車両4の右側面の所定位置、たとえば、右ドアハンドル内部に取り付けられており、図17に示すように、車両4の右側方に通信エリアA1、A2、A3を形成する。
BLEモジュール36cは車両4の後端面の所定位置、たとえば、後バンパーの内部に取り付けられており、図17に示すように、車両4後方に通信エリアA1、A2、A3を形成する。
各BLEモジュール36a、36b、36cに対する通信エリアA1、A2、A3を1エリアセットとすると、第4実施形態では、3つのエリアセットが車両4の周囲に設定されていることになる。
第1実施形態で説明したように、アンテナ33は指向性アンテナであることから、各BLEモジュール36a、36b、36cがそれぞれ形成する通信エリアA1、A2、A3は、図17に示すように、楕円形のエリアとなっている。なお、本実施形態におけるアンテナ33としては、たとえば、パッチアンテナなど、指向性が強く、且つ、小型であるアンテナを用いることが好ましい。
第4実施形態において制御部31は、各BLEモジュール36a、36b、36cを用いて、第1〜第3実施形態のいずれかで説明した処理を実行する。これにより、スマートフォン2を携帯したユーザが車両4に接近しつつある状態であるか、離隔しつつある状態であるかを推定する。
つまり、3つのエリアセットのうち、受信通知信号を受信したアンテナ33に対応するエリアセットを構成する通信エリアA1、A2、A3内にスマートフォン2が存在しているとして、スマートフォン2が存在しているエリアを特定する。
したがって、第4実施形態では、どの方向から、スマートフォン2を携帯したユーザが車両4に接近しつつある状態であるか、あるいは、離隔しつつある状態であるかも推定することができる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、図18に示すように、スマートフォン102の制御部28が記憶処理部281を備える。また、車載機3の制御部31は、車両4が駐車したことを検知した場合に、車両4が駐車したことを表す駐車信号を、BLE通信部32から送信させる。
車両4が駐車したことの検知は、たとえば次のようにして行う。車内LAN5を介して、シフトポジション信号を取得し、このシフトポジション信号がパーキングポジションになった場合に、車両4が駐車したと検知する。
スマートフォン2が車両4に持ち込まれていれば、BLEモジュール21がこの駐車信号を受信できる。BLEモジュール21がこの駐車信号を受信すると、制御部28にその駐車信号が出力される。記憶処理部281は、駐車信号を制御部28が取得した場合に、位置検出部27が検出した最新の現在位置を、車両4が駐車した駐車位置であると決定し、この駐車位置を記憶部25に記憶する。
そして、この第5実施形態では、スマートフォン2の制御部28は、ペリフェラルモードであっても、常には、周期的にアドバタイズを送信しない。位置検出部27が検出する現在位置を逐次取得し、取得した現在位置が、記憶部25に記憶されている駐車位置から、予め設定された送信必要距離内である場合に、アドバタイズをBLEモジュール21から送信する。なお、送信必要距離は、車両4に対して、接近あるいは離隔しつつあるユーザを判定する必要がある距離であり、たとえば、数十メートルに設定される。
この第5実施形態では、スマートフォン2の位置が、駐車位置から送信必要距離内でない場合には、アドバタイズを送信しないので、スマートフォン2の電力消費を抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
スマートフォン2、102の制御部28は、BLEモジュール21をペリフェラルモードとしている場合に、周期的にアドバタイズを送信する必要はない。この変形例1では、スマートフォン2、102の制御部28は、BLEモジュール21をペリフェラルモードとしている場合に、振動センサ26が検出した振動を表す振動信号を逐次取得する。この振動信号に基づいて、振動センサ26が、スマートフォン2、102の移動を検出するために設定された閾値以上の振動を検出しているかを判断する。そして、振動センサ26が、上記閾値以上の振動を検出している場合に限り、アドバタイズを周期的に送信する。このようにしても、スマートフォン2の電力消費を抑制できる。
<変形例2>
第2実施形態では、車載機3は、スマートフォン2を携帯したユーザが存在しているエリアを特定できたら終了通知を送信していた。そして、車載機3は終了通知を送信したらセントラルモードに切り替え、スマートフォン2は終了通知を受信したら、ペリフェラルモードに切り替えていた。
これに対して、この変形例2では、車載機3はスマートフォン2を携帯したユーザが存在しているエリアを特定できた場合にも、終了通知は送信せず、また、ペリフェラルモードを維持する。
そして、車載機3は、アドバタイズを送信しても、受信通知信号を受信しない状態が一定時間継続したら、セントラルモードに切り替える。また、スマートフォン2は、アドバタイズを一定時間以上、受信しなかったら、ペリフェラルモードに切り替える。
<変形例3>
第2実施形態では、送信パワーを大きい側から順番に変化させていたが、反対に、送信パワーを小さい側から順番に変化させてもよい。
<変形例4>
第3実施形態では、変化値として変化率を算出していたが、変化値として変化量を算出してもよい。
<変形例5>
第3実施形態では、ユーザが存在していると推定したエリアが変化しているか否かによらず、RSSIの変化率からも、ユーザの接近離隔を推定していた。しかし、ユーザが存在していると推定したエリアが変化している場合には、エリアの変化から、ユーザの接近離隔を推定できる。そこで、ユーザが存在していると推定したエリアが変化していない場合に限り、RSSIの変化率からユーザの接近離隔を推定するようにしてもよい。
<変形例6>
前述の実施形態では、車載機3とスマートフォン2が通信する通信部として、BLEの通信規格により通信するBLEモジュール21、36を備えていた。これに代えて、BLE以外の近距離無線通信規格、たとえば、Wi−Fi(登録商標)などのIEEE 802.11規格に即した通信を行う通信部を備えていてもよい。
<変形例7>
第5実施形態では、駐車信号を受信した場合に、スマートフォン2の制御部28は、位置検出部27が検出した最新の現在位置を車両4が駐車した駐車位置であると決定していた。これに代えて、車載機3が、駐車信号に車両4の位置を含ませて送信してもよい。
<変形例8>
前述の実施形態では、携帯端末としてスマートフォン2を示したが、スマートフォン2に代えて、メカニカルなテンキーを備えた携帯電話機など、スマートフォン2とは呼ばれない携帯電話機を携帯端末として用いることもできる。また、電子キーを携帯端末として用いてもよい。
<変形例9>
第3実施形態では、変化率を2つ算出し、その平均を用いて接近離隔を推定していた。しかし、送信パワーPW1についても変化率を算出できる場合や、送信パワーが4段階以上であり、変化率を3つ以上算出できる場合、3つ以上の変化率の平均を用いて接近離隔を推定する以外に、平均以外の値を用いて接近離隔を推定してもよい。
1:ユーザ接近離隔推定システム 2:スマートフォン 3:車載機 4:車両 5:車内LAN 21:BLEモジュール 22:表示部 23:スピーカー 24:振動部 25:記憶部 26:振動センサ 27:位置検出部 28:制御部 31:制御部 32:BLE通信部 33:アンテナ 34:RSSI検出部 35:記憶部 36:BLEモジュール 102:スマートフォン 103:車載機 211:BLE制御部 212:BLE通信部 213:RSSI検出部 214:アンテナ 281:記憶処理部 313:制御部 321:送信部 322:受信部

Claims (6)

  1. 車両に搭載される車載機(3、103)とユーザが携帯する携帯端末(2、102)とを備えたユーザ接近離隔推定システムであって、
    前記車載機は、
    送信電力が可変できる車載送信部(321)と、
    複数種類の大きさの前記送信電力で、前記車載機の存在を報知するための車載機報知信号を、前記車載送信部から前記車両の外部へ逐次送信させる車側制御部(31)と、
    前記携帯端末が前記車載機報知信号を受信した場合に前記携帯端末から送信される受信通知信号を逐次受信する車載受信部(322)と、
    前記車載受信部が前記受信通知信号を受信した場合に、受信した前記受信通知信号に対応する前記車載機報知信号が送信された前記送信電力に基づいて、前記車両の周囲に設定した、前記車両までの最大距離が異なる複数のエリアから、前記携帯端末が存在している前記エリアを逐次特定するエリア特定部(S6)と、
    前記エリア特定部が逐次特定した前記エリアの変化に基づいて、前記ユーザが前記車両に対して接近しつつある状態、および、前記ユーザが前記車両に対して離隔しつつある状態を推定する接近離隔推定部(S8、S8A)とを備え
    前記携帯端末は、
    前記車載機報知信号の受信信号強度を検出する強度検出部(213)と、
    前記強度検出部が検出した前記受信信号強度を前記車載受信部に送信する端末側送信部
    (212)とを備え、
    前記車載機は、さらに、
    前記車載受信部が受信した前記受信信号強度であって、前記車側制御部が同じ前記送信電力で逐次送信させた前記車載機報知信号に対応する複数の前記受信信号強度をもとに、前記受信信号強度の変化を表す値である変化値を算出し、かつ、前記変化値を、前記車側制御部が前記車載機報知信号を送信させた複数の前記送信電力についてそれぞれ算出する変化値算出部(S7A)を備え、
    前記接近離隔推定部(S8A)は、少なくとも、前記エリア特定部が逐次特定した前記エリアに変化がない場合に、前記変化値算出部が算出した複数の前記送信電力について算出した複数の前記変化値に基づいて、前記ユーザが前記車両に対して接近しつつある状態、および、前記ユーザが前記車両に対して離隔しつつある状態を推定するユーザ接近離隔推定システム。
  2. 車両に搭載される車載機(3、103)とユーザが携帯する携帯端末(2、102)とを備えたユーザ接近離隔推定システムであって、
    前記車載機は、
    送信電力が可変できる車載送信部(321)と、
    複数種類の大きさの前記送信電力で、前記車載機の存在を報知するための車載機報知信号を、前記車載送信部から前記車両の外部へ逐次送信させる車側制御部(31)と、
    前記携帯端末が前記車載機報知信号を受信した場合に前記携帯端末から送信される受信通知信号を逐次受信する車載受信部(322)と、
    前記車載受信部が前記受信通知信号を受信した場合に、受信した前記受信通知信号に対応する前記車載機報知信号が送信された前記送信電力に基づいて、前記車両の周囲に設定した、前記車両までの最大距離が異なる複数のエリアから、前記携帯端末が存在している前記エリアを逐次特定するエリア特定部(S6)と、
    前記エリア特定部が逐次特定した前記エリアの変化に基づいて、前記ユーザが前記車両に対して接近しつつある状態、および、前記ユーザが前記車両に対して離隔しつつある状態を推定する接近離隔推定部(S8、S8A)とを備え
    前記携帯端末は、
    前記車載機報知信号を受信するとともに、前記受信通知信号および前記携帯端末の存在を報知するための端末報知信号を送信する端末側通信部(21)と、
    前記端末側通信部を制御する端末側制御部(28)とを備え、
    前記端末側制御部は、
    前記端末側通信部を、前記端末報知信号を周期的に送信する端末側周期送信モードと、前記車載機が送信する前記車載機報知信号を受信した場合に、前記受信通知信号を送信する端末側待ち受けモードとに切り替えて制御し、
    前記端末側周期送信モードにおいて前記端末側通信部が前記車載機報知信号を受信した場合に、前記端末側待ち受けモードに切り替え、
    前記端末側待ち受けモードにおいて前記車載機からエリア特定終了を意味する終了通知を受信した場合に前記端末側周期送信モードに切り替え、
    前記車側制御部は、
    前記エリア特定部が前記エリアを特定したことに基づいて、前記車載送信部から前記終了通知を送信させ、
    前記車載送信部を、前記車載機報知信号を周期的に送信する車側周期送信モードと、前記車載受信部が前記端末報知信号を受信した場合に、前記端末報知信号を受信したことを通知する信号を送信する車側待ち受けモードとに切り替えて制御し、
    前記車側周期送信モードにおいて前記車載送信部から前記終了通知を送信した場合に、前記車側待ち受けモードに切り替え、
    前記車側待ち受けモードにおいて前記車載受信部が前記端末報知信号を受信した場合に、前記車側周期送信モードに切り替えるユーザ接近離隔推定システム。
  3. 請求項において、
    前記車側制御部は、前記車両が駐車した場合に、前記車両が駐車したことを表す駐車信号を前記車載送信部から前記携帯端末に送信させ、
    前記携帯端末は、
    前記車両が駐車した位置を記憶する記憶部(25)と、
    前記端末側通信部が前記駐車信号を受信したことに基づいて、前記車両が駐車した位置を決定して前記記憶部に記憶する記憶処理部(281)と、
    前記携帯端末の現在位置を逐次検出する端末位置検出部(27)とを備え、
    前記端末側制御部は、前記端末側通信部が前記端末側周期送信モードであり、前記端末位置検出部が検出した前記現在位置が前記記憶部に記憶されている駐車位置から予め設定された送信必要距離内であることに基づいて、前記端末報知信号を周期的に送信するユーザ接近離隔推定システム。
  4. 請求項2または3において、
    前記携帯端末は、
    前記携帯端末に生じる振動を検出する振動センサ(26)を備え、
    前記端末側制御部は、前記端末側通信部を前記端末側周期送信モードとしている場合、前記振動センサが、前記携帯端末の移動を検出するために設定された閾値以上の振動を検出していることに基づいて、前記端末報知信号を周期的に送信するユーザ接近離隔推定システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記エリア特定部は、
    前記車載送信部が複数の前記送信電力で前記車載機報知信号を送信した結果、前記車載機報知信号に対応する前記受信通知信号を前記車載受信部が受信できた前記車載機報知信号と、前記車載機報知信号に対応する前記受信通知信号を前記車載受信部が受信できなかった前記車載機報知信号とがあった場合に、
    前記車載機報知信号に対応する前記受信通知信号を前記車載受信部が受信できた前記車載機報知信号のうち最も小さい前記送信電力に基づいて定まる前記エリア内であって、かつ、前記車載機報知信号に対応する前記受信通知信号を前記車載受信部が受信できなかった前記車載機報知信号のうち最も大きい前記送信電力に基づいて定まる前記エリア外に、前記携帯端末が存在していると特定するユーザ接近離隔推定システム
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記車載受信部に接続された複数の指向性アンテナ(33)を備え、
    前記エリア特定部は、
    複数の前記指向性アンテナにそれぞれ対応して、前記車両の周囲に、前記車両までの最大距離が異なる複数の前記エリアを1セットとするエリアセットを複数セット設定しており、
    複数の前記エリアセットのうち、前記受信通知信号を受信した前記指向性アンテナに対応する前記エリアセットを用いて、前記携帯端末が存在している前記エリアを特定するユーザ接近離隔推定システム
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