JP6394219B2 - 通信制御装置および通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置および通信制御方法 Download PDF

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本発明は、通信制御装置および通信制御方法に関するものである。
従来より、車載通信装置で取得された車両の情報(たとえば車載カメラで撮像された画像データ)を、無線通信により、ユーザが車内に持ち込んだスマートフォンや携帯電話機などの携帯通信端末に送信する技術が知られている。また、このような携帯通信端末として、電話回線網を利用してサーバーと無線通信を行う第1無線通信と、WiFi(登録商標)規格の無線LANなどを利用して車載通信装置と無線通信を行う第2無線通信とを切り替えて行うものが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2004−340864号公報
しかしながら、このような携帯通信端末では、第1無線通信と第2無線通信とを同時に行うことができず、従来技術では、第2無線通信により、車載通信装置から車両の情報を取得する必要がある場面においても、第1無線通信が行われてしまい、車載通信装置から車両の情報を適切に取得できない場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、無線通信の切り替えを適切に行うことができる通信制御装置を提供することである。
本発明は、車両と対象物との接近度が所定値以上に変化した場合に、通信装置の無線通信を、第1無線通信から第2無線通信に切り替ることで、上記課題を解決する。
本発明によれば、車両と対象物とが接近する際に、通信装置の無線通信を第1無線通信から第2無線通信に切り替えることで、車両と対象物とが接近した際の車両の情報を、車載通信装置から適切に取得することができる。
本実施形態に係る通信制御システムを示す構成図である。 本実施形態に係る通信制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る通信制御システムを示す構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信制御システムは、車両1に搭載された車載装置100および車載カメラ装置200と、車両1のユーザにより車両1の車室内に持ち込まれた携帯通信端末300と、車両1の外部に設置されたサーバー400とから構成される。なお、図1においては、説明の便宜のため、車載装置100、車載カメラ装置200、および携帯通信端末300をそれぞれ1つずつ例示しているが、複数の車両1に、車載装置100、車載カメラ装置200、および携帯通信端末300がそれぞれ搭載されており、サーバー400は、複数の車両1の車室内に持ち込まれた複数の携帯通信端末300とそれぞれ情報の授受を行うことができる。
まず、本実施形態に係る車載装置100の構成について説明する。車載装置100は、図1に示すように、自車位置検出装置110、車速センサ140、対象物検出装置150、車載制御装置120、および車両側BT通信装置130を備えている。これらの構成は、CAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続され、相互に情報の授受を行うことができる。また、図示していないが、車載装置100には、CANを介して、ナビゲーション装置や操舵センサなどの他の車載機器とも接続している。
自車位置検出装置110は、GPSユニットおよびジャイロセンサなどから構成されており、GPSユニットにより複数の衛星通信から送信される電波を検出して、自車両1の位置情報を、周期的に取得するとともに、取得した自車両1の位置情報と、ジャイロセンサから取得した角度変化情報と、車速センサ140から取得した車速とに基づいて、自車両1の現在位置を検出する。自車位置検出装置110により検出された自車両1の位置情報は、車載制御装置120に送信される。
車速センサ140は、自車両1の車速を検出する。たとえば、車速センサ140は、自車両1の車輪の回転数を検知する車輪速センサ(不図示)により検出された車輪速から自車両1の車速を算出することができる。車速センサ140により検出された自車両1の車速は、車載制御装置120に送信される。
対象物検出装置150は、たとえば、自車両1の前方、後方、および左右側方に設置されたレーザレンジファインダ、ミリ波レーダ、あるいはステレオカメラなどから構成されており、自車両1の周囲に存在する対象物までの距離および方向を検出する。たとえば、本実施形態において、対象物検出装置150は、対象物として、自車両1の前方、後方、あるいは側方に存在する他車両や歩行者などを対象物として検出することができる。対象物検出装置150により検出された対象物の情報は、車載制御装置120に送信される。
車載制御装置120は、自車両1の位置情報を含むプローブ情報や、自車両1と対象物との接近度を携帯通信端末300に送信するためのプログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)とから構成される。車載制御装置120は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、プローブ情報を各種装置から取得する取得機能と、自車両1と対象物との接近度を算出する接近度算出機能と、プローブ情報および接近度を携帯通信端末300に送信する送信機能と、を有する。
車載制御装置120の取得機能は、自車両1の位置情報を含むプローブ情報を各種装置から取得する。具体的には、取得機能は、自車両1の位置情報を自車位置検出装置110から取得し、また、自車両1の車速情報を車速センサ140から取得する。また、取得機能は、図示しない舵角センサ、アクセル開度センサ、ブレーキセンサなどから自車両1の舵角情報、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキペダルの踏み込み量などの車両情報もプローブ情報として取得する。
車載制御装置120の接近度算出機能は、自車両1と対象物とが接近している度合いを接近度Dとして算出する。たとえば、接近度算出機能は、自車両1の前方に先行車両(または歩行者)が存在する場合には、自車両1と先行車両(または歩行者)との距離Lに基づいて接近度Dを算出することができる。この場合、距離Lが短いほど、接近度Dは高くなる。また、接近度算出機能は、自車両1と先行車両(または歩行者)との距離Lを、自車両1と先行車両(または歩行者)との相対速度で除した値(TTC:Time to Contact)に基づいて接近度Dを算出することもできる。この場合、TTCが小さいほど、接近度Dは高くなる。さらに、接近度算出機能は、自車両1が先行車両(または歩行者)の現在位置までにかかる走行時間(THW:Time Headaway)に基づいて接近度Dを算出することもできる。この場合、THWが短いほど、接近度Dは高くなる。なお、距離L、TTC、およびTHWは、対象物検出装置150により検出された対象物までの距離、車速センサ140により検出された自車両1の車速などに基づいて、公知の方法により算出することができる。
また、接近度算出機能は、たとえば、自車両1の後方に後続車両が存在する場合には、自車両1と後続車両との車間距離L、TTC、あるいはTHWに基づいて、接近度Dを算出することができる。また、接近度算出機能は、自車両1の後側方に自車両1に接近する他車両が存在し、かつ、自車両1が車線変更を行う場合には、自車両1と後側方の他車両との車間距離L、TTC、あるいはTHWに基づいて、接近度Dを算出することもできる。なお、接近度算出機能は、自車両1のウィンカーのオン信号を検出することで、自車両1が車線変更を行うか否かを判断することができる。
車載制御装置120の送信機能は、車両側BT通信装置130を介して、取得機能により取得されたプローブ情報および接近度算出機能により算出された接近度Dを携帯通信端末300に送信する。なお、車両側BT通信装置130は、Bluetooth(登録商標)などの通信方式により、携帯通信端末300と無線接続を行うことで、プローブ情報や接近度Dを携帯通信端末300に送信する。なお、車載装置100と携帯通信端末300との接続は、Bluetoothなどの無線接続に限定されず、車載装置100と携帯通信端末300とを有線接続してもよい。
続いて、車載カメラ装置200について説明する。車載カメラ装置200は、自車両1の周囲の画像を撮像するように複数のカメラ210を備えており、撮像した自車両1の周囲の画像データを携帯通信端末300へと送信する。具体的には、車載カメラ装置200は、WiFi規格の無線LANにより、携帯通信端末300との間で無線通信を行うことで、カメラ210で撮像した自車両1の周囲の画像データを携帯通信端末300に送信する。
図1に示すように、車載カメラ装置200は、カメラ210と、カメラ制御装置220と、カメラ側WLAN通信装置230と、を備えている。以下に、車載カメラ装置200の各構成について説明する。
カメラ210は、自車両1の周囲を撮像するように、1台または複数台のカメラで構成されており、一定の時間間隔で、自車両1の周囲の画像を撮像する。カメラ210により撮像された自車両1の周囲の画像データは、カメラ制御装置220に送信される。
カメラ制御装置220は、ROMと、CPUと、RAMとから構成される。そして、カメラ制御装置220は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、カメラ210により撮像された自車両1の周囲の画像データを、カメラ側WLAN通信装置230を介して、携帯通信端末300に送信する。
カメラ側WLAN通信装置230は、カメラ制御装置220の指示により、WiFi規格の無線LANにより携帯通信端末300との間で無線通信を行うことで、カメラ210により撮像された自車両1の周囲の画像データを、携帯通信端末300に送信する。
次に、携帯通信端末300について説明する。携帯通信端末300は、スマートフォン、携帯電話機、タブレットなどのユーザが携帯可能な通信機器であり、図1に示すように、ユーザが自車両1を運転する際に、ユーザにより車内に持ち込まれるものである。携帯通信端末300は、自車両1の車内において、車載装置100、車載カメラ装置200、およびサーバー400とそれぞれ情報の授受が可能となっている。これにより、携帯通信端末300は、自車両1のプローブ情報および自車両1と対象物との接近度Dを車載装置100から受信することができる。また、携帯通信端末300は、車載装置100から受信した自車両1のプローブ情報をサーバー400に送信するとともに、自車両1の周囲の画像データを車載カメラ装置200から受信し、受信した自車両1の周囲の画像データをサーバー400に送信することもできる。
図1に示すように、携帯通信端末300は、端末側BT通信装置310と、端末側WLAN通信装置320と、端末側電話通信装置330と、端末制御装置340と、メモリ360とを備えている。以下に、携帯通信端末300の各構成について説明する。
端末側BT通信装置310は、Bluetoothなどの通信形式により、車載装置100と無線接続を行い、自車両の位置情報を含むプローブ情報および自車両1と対象物との接近度Dを車載装置100から受信する。なお、端末側BT通信装置310により受信されたプローブ情報および接近度Dは、端末制御装置340に送信される。
端末側WLAN通信装置320は、WiFi規格の無線LANを利用して、車載カメラ装置200と無線通信を行うことで、自車両1の周囲の画像データを車載カメラ装置200から受信する。なお、端末側WLAN通信装置320により受信された自車両1の周囲の画像データは、端末制御装置340に送信される。
端末側電話通信装置330は、電話回線網を利用して、サーバー400と無線通信を行うことで、車載装置100から取得したプローブ情報を、サーバー400に送信する。また、端末側電話通信装置330は、電話回線網を利用して、車載カメラ装置200から受信した自車両1の周囲の画像データもサーバー400に送信する。
端末制御装置340は、携帯通信端末300の通信を制御するためのプログラムを格納したROMと、CPUと、RAMとから構成される。端末制御装置340は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、プローブ情報および自車両1と対象物との接近度Dを車載装置100から取得する車両情報取得機能と、車載装置100から取得したプローブ情報および車載カメラ装置200から受信した自車両1の周囲の画像データをサーバー400に送信する第1通信機能と、自車両1の周囲の画像データを車載カメラ装置200から受信する第2通信機能と、無線通信の切り替えを制御する制御機能と、車載カメラ装置200から受信した画像データをメモリ360に記憶する記憶機能と、を有する。
端末制御装置340の車両情報取得機能は、自車両1の位置情報を含むプローブ情報と、自車両1と対象物との接近度Dとを車載装置100から取得する。具体的には、車両情報取得機能は、端末側BT通信装置310を介して、Bluetoothなどの通信方式により車載装置100と無線接続することで、プローブ情報および接近度Dを車載装置100から取得する。
端末制御装置340の第1通信機能は、車載装置100から取得したプローブ情報および車載カメラ装置200から受信した自車両1の周囲の画像データをサーバー400に送信する。具体的には、第1通信機能は、端末側電話通信装置330を介して、電話回線網を利用してサーバー400と無線通信を行うことで、車載装置100により検出されたプローブ情報、および、車載カメラ装置200により撮像された自車両1の周囲の画像データを、サーバー400に送信する。なお、以下においては、電話回線網を利用した、携帯通信端末300とサーバー400との間の無線通信を、第1無線通信として説明する。
端末制御装置340の第2通信機能は、自車両1の周囲の画像データを車載カメラ装置200から受信する。具体的には、第2通信機能は、端末側WLAN通信装置320を介して、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と無線通信を行うことで、車載カメラ装置200により撮像された自車両1の周囲の画像データを車載カメラ装置200から受信する。なお、以下においては、WiFi規格の無線LANを利用した、携帯通信端末300と車載カメラ装置200との間の無線通信を、第2無線通信として説明する。
端末制御装置340の制御機能は、車載装置100から取得した自車両1と対象物との接近度Dに基づいて、携帯通信端末300において第1無線通信を行うか、第2無線通信を行うかを制御する。具体的には、制御機能は、自車両1と対象物との接近度Dが所定値未満である場合には、第1通信機能に、電話通信網を利用してサーバー400と無線通信を行う第1無線通信を行わせ、自車両1と対象物との接近度Dが所定値以上である場合には、第2通信機能に、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と無線通信を行う第2無線通信を行せる。これにより、本実施形態では、自車両1と対象物とが接近していない場面では、第1通信機能により、プローブ情報がサーバー400に送信され、自車両1と対象物とが接近する場面では、第2通信機能により、自車両1の周囲の画像が車載カメラ装置200から取得される。
なお、上記所定値は、特に限定されず、実験などにより適宜設定することができる。なお、第1無線通信から第2無線通信へと切り替えた場合には、車載カメラ装置200との接続動作などが発生するために、携帯通信端末300が車載カメラ装置200から画像データを受信できるようになるまでに、5〜10秒程度の時間がかかる場合がある。そのため、仮に、自車両1と対象物とが接近したタイミングで第1無線通信から第2無線通信へと切り替えた場合に、自車両1と対象物とが接近した直後における自車両1の周囲の画像データを車載カメラ装置200から受信できない場合がある。そのため、自車両1が対象物に接近した際の画像データを受信することができるように、自車両1が対象物に接近する前の接近度Dを上記所定値として設定することが好ましい。
端末制御装置340の記憶機能は、車載カメラ装置200から受信した画像データをメモリ360に記憶する。すなわち、記憶機能は、自車両1と対象物との接近度Dが所定値以上となり、第2無線通信により、車載カメラ装置200から自車両1の周囲の画像データが受信された場合に、受信した自車両1の周囲の画像データを、メモリ360に記憶する。これにより、自車両1と対象物とが接近している際の自車両1の周囲の画像を、携帯通信端末300に記憶することができる。
また、端末制御装置340の第1通信機能は、車載カメラ装置200により撮像された画像データがメモリ360に記憶された場合には、接近度Dが所定値未満となり、第1無線通信が可能となったタイミングで、メモリ360に記憶された画像データを、サーバー400に送信する。これにより、サーバー400は、自車両1と対象物とが接近している際の自車両1の周囲の画像を、携帯通信端末300から取得することができる。
次に、サーバー400について説明する。サーバー400は、自車両1の外部に設置され、電話回線網を介して携帯通信端末300と無線通信を行うことで、携帯通信端末300を介して、自車両1の位置情報を含むプローブ情報を取得する。そして、サーバー400は、このように複数の車両から受信したプローブ情報を収集することで、自車両1を含む複数の車両に各種交通情報を提供することができる。
また、本実施形態では、車載カメラ装置200により撮像された自車両1の周囲の画像が、電話回線網を介して、携帯通信端末300からサーバー400へと送信される。これにより、サーバー400は、自車両1と対象物とが接近した際の自車両1の周囲の画像を、携帯通信端末300から取得することができる。
続いて、図2を参照して、本実施形態に係る通信制御処理について説明する。図2は、本実施形態に係る通信制御処理を示すフローチャートである。なお、以下に説明する通信制御処理は、携帯通信端末300の端末制御装置340により実行される。
まず、ステップS101では、車両情報取得機能により、プローブ情報および自車両1と対象物との接近度Dの取得が行われる。具体的には、車両情報取得機能は、Bluetoothなどの通信方式により、車載装置100と無線接続することで、自車両1の位置情報を含むプローブ情報と、自車両1と対象物との接近度Dとを車載装置100から取得する。
ステップS102では、第1通信機能により、電話通信網を利用してサーバー400と無線通信を行う第1無線通信により、ステップS101で取得されたプローブ情報がサーバー400に送信される。これにより、サーバー400は、自車両1の位置情報を含むプローブ情報を、携帯通信端末300から受信することができる。
ステップS103では、制御機能により、ステップS101で取得された自車両1と対象物との接近度Dが所定値以上であるか否かの判断が行われる。接近度Dが所定値未満である場合には、ステップS101に戻り、接近度Dが所定値以上となるまで、携帯通信端末300からサーバー400に対して、プローブ情報が繰り返し送信される。一方、接近度Dが所定値以上である場合には、ステップS104に進む。
ステップS104では、制御機能により、電話回線網を利用してサーバー400と無線通信を行う第1無線通信から、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と無線通信を行う第2無線通信への切り替えが行われる。これにより、ステップS105では、第2通信機能により、自車両1の周囲の画像データが、WiFiなどの無線LANを利用した第2無線通信により、周期的に車載カメラ装置200から受信される。そして、ステップS106では、記憶機能により、ステップS105で受信した自車両1の周囲の画像データが、メモリ360に記憶される。
ステップS107では、制御機能により、自車両1と対象物との接近度Dが所定値未満となったか否かの判断が行われる。接近度Dが所定値以上のままである場合には、ステップS108に進み、一方、接近度Dが所定値未満となった場合には、ステップS109に進む。
ステップS108では、制御機能により、接近度Dが所定値以上となってから、一定時間が経過したか否かの判断が行われる。たとえば、制御機能は、自車両1と先行車両(対象物)との車間距離が短い状態が一定時間以上継続する場合には、自車両1は通常に走行しており、自車両1の周囲の画像データを取得する必要がある場面ではないものと判断することができる。そのため、接近度Dが所定値以上となってから一定時間が経過した場合には、第2無線通信から第1無線通信へと切り替えるために、ステップS109に進み、一方、接近度Dが所定値以上となってから一定時間が経過していない場合には、ステップS105に戻る。
ステップS109では、接近度Dが所定値未満となったため、制御機能により、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と無線通信を行う第2無線通信から、電話回線網を利用してサーバー400と無線通信を行う第1無線通信への切り替えが行われる。これにより、接近度Dが所定値未満である場合、あるいは、接近度Dが所定値以上の状態が一定時間以上継続した場合には、サーバー400に対するプローブ情報の送信が行われることとなる。
さらに、ステップS110では、第1通信機能により、自車両1の周囲の画像データが、サーバー400に送信される。すなわち、第1通信機能は、接近度Dが所定値以上となり、車載カメラ装置200により撮像された自車両1の周囲の画像データがメモリ360に記憶された場合には、接近度Dが所定値未満になった後に、メモリ360に記憶された自車両1の周囲の画像データを、サーバー400に送信する。
また、本実施形態において、制御機能は、メモリ360に記憶された自車両1の周囲の画像データをサーバー400に送信する際に、自車両1の周囲の画像データとともに、自車両1の位置情報、車速、操舵角、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキペダルの踏み込み量などの車両情報もサーバー400に送信する。また、この場合に、制御機能は、自車両1の周囲の画像データを、自車両1の位置情報などのプローブ情報よりも優先して、サーバー400に送信する。たとえば、サーバー400のオペレーターが、自車両1と対象物とが接近した状況を把握する場合に、自車両1の周囲の画像を見た方が、自車両1の位置情報よりも、状況の把握が容易になるためである。
以上のように、本実施形態では、自車両1と対象物との接近度Dが所定値未満から所定値以上へと変化した場合に、携帯通信端末300の無線通信を、電話回線網を利用してサーバー400と無線通信を行う第1無線通信から、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と無線通信を行う第2無線通信に切り替える。これにより、携帯通信端末300は、自車両1と対象物とが接近している場合に、自車両1の周囲の画像データを、車載カメラ装置200から適切に受信することができる。
また、本実施形態では、自車両1と対象物との接近度Dが所定値以上から所定値未満へと変化した場合には、車載カメラ装置200と無線通信を行う第2無線通信から、サーバー400と無線通信を行う第1無線通信に切り替えて、自車両1と対象物とが接近している際に撮像された自車両1の周囲の画像データと、自車両1の位置や車速などを含む走行情報をサーバー400に送信する。これにより、サーバー400は、自車両1と対象物とが接近した際の自車両1の周囲の画像データおよび自車両1の走行情報を携帯通信端末300から適切に受信することができる。その結果、サーバー400のオペレーターは、自車両1と対象物とが接近した際の自車両1の周囲の画像データおよび走行情報に基づいて、自車両1と対象物とが接近した際の状況をより正確に把握することができる。
さらに、本実施形態では、自車両1と対象物とが接近していない間は、電話回線網を利用する第1無線通信が実行される。ここで、第1無線通信は、第2無線通信と比べて、携帯通信端末300のバッテリ消費量が少ないため、自車両1と対象物とが接近している場面を除いて、電話回線網を利用する第1無線通信を行うことで、携帯通信端末300のバッテリ消費量の低減を抑制することができる。また、携帯通信端末300は、自車両1と対象物とが接近している場面を除いて、電話回線網を利用する第1無線通信を行うことで、電話やメールなどの電話回線網を利用するサービスの使用機会を確保することもできる。
また、本実施形態では、自車両1と対象物との距離L、TTC、あるいはTHWに基づいて、接近度Dを算出することで、自車両1と対象部との接近度Dをより正確に算出することができる。
加えて、本実施形態では、携帯通信端末300において、電話回線網を利用してサーバー400と無線通信を行う第1無線通信から、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と無線通信を行う第2無線通信に切り替えた場合に、車載カメラ装置200との接続動作などが発生するために、携帯通信端末300が車載カメラ装置200から画像データを受信できるようになるまでに、5〜10秒程度の時間がかかってしまう場合がある。これに対して、本実施形態では、自車両1と対象物とが接近するまでに5〜10秒程度かかる状態の接近度を上記所定値として設定することで、携帯通信端末300に、自車両1と対象物とが接近した場合に直ぐに、自車両1の周囲の画像データを、車載カメラ装置200から受信することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態では、車載装置100において、自車両1と対象物との接近度Dを算出する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、携帯通信端末300において、車載カメラ装置200から取得した自車両1の周囲の画像データに基づいて、自車両1の周囲に存在する対象物を検出し、自車両1と対象物との接近度Dを算出する構成としてもよい。また、携帯通信端末300が、自車両1の位置情報、車速情報、対象物の情報を車載装置100から取得し、携帯通信端末300において、自車両1と対象物との接近度Dを算出する構成としてもよい。
また、上述した施形態では、携帯通信端末300を、車載カメラ装置200およびサーバー400と無線通信を行う通信装置として例示して本発明を説明したが、この構成に限定されず、たとえば、自車両1に搭載された車載装置100を、車載カメラ装置200およびサーバー400と無線通信を行う通信装置として用いる構成としてもよい。すなわち、この場合、車載装置100は、電話回線網を利用してサーバー400と第1無線通信を行う電話通信装置と、WiFi規格の無線LANを利用して車載カメラ装置200と第2無線通信を行うWLAN通信装置とを備え、自車両1と対象物との接近度Dが所定値以上に変化した場合に、第1無線通信から第2無線通信に切り替える構成とすることができる。
なお、上述した端末制御装置340は本発明の取得手段および制御手段に、車載カメラ装置200は本発明の車載通信機器に、車載装置100は本発明の車載機器に、それぞれ相当する。
100…車載装置
110…自車位置検出装置
120…車載制御装置
130…車両側BT通信装置
140…車速センサ
150…対象物検出装置
200…車載カメラ装置
210…カメラ
220…カメラ制御装置
230…カメラ側WLAN通信装置
300…携帯通信端末
310…端末側BT通信装置
320…端末側WLAN通信装置
330…端末側電話通信装置
340…端末制御装置
360…メモリ
400…サーバー

Claims (6)

  1. 第1の無線通信方式によりサーバーと無線通信を行う第1無線通信と、前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式により、車両に搭載された車載通信機器と無線通信を行う第2無線通信とを切り替えて、無線通信を行う通信装置の通信制御装置であって、
    前記車両に搭載された車載機器から前記車両と前記車両の周囲に存在する対象物との接近度、または、当該接近度の算出に用いられる情報を取得する取得手段と、
    前記第1無線通信と前記第2無線通信との切り替えを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記接近度が所定値以上へと変化したか否かを判断し、前記接近度が所定値以上に変化した場合に、前記通信装置の無線通信を、前記第1無線通信から前記第2無線通信に切り替え
    前記第2無線通信は、前記自車両の室内において、前記通信装置と前記車載通信機器との間で行われる無線通信であることを特徴とする通信制御装置。
  2. 請求項1に記載の通信制御装置であって、
    前記接近度は、前記車両と前記対象物との距離および/または前記車両が前記対象物に接近する接近時間に基づいて算出されることを特徴とする通信制御装置。
  3. 第1の無線通信方式によりサーバーと無線通信を行う第1無線通信と、前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式により、車両に搭載された車載通信機器と無線通信を行う第2無線通信とを切り替えて、無線通信を行う通信装置の通信制御装置であって、
    前記車両に搭載された車載機器から前記車両と前記車両の周囲に存在する対象物との接近度、または、当該接近度の算出に用いられる情報を取得する取得手段と、
    前記第1無線通信と前記第2無線通信との切り替えを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記接近度が所定値以上へと変化したか否かを判断し、前記接近度が所定値以上に変化した場合に、前記通信装置の無線通信を、前記第1無線通信から前記第2無線通信に切り替え、
    前記車載通信機器は、前記車両の前方または後方の画像を撮像する撮像機器であり、
    前記制御手段は、前記接近度が前記所定値以上に変化した場合には、前記第2無線通信により、前記通信装置に、前記車両の前方または後方の画像を受信させることを特徴とする通信制御装置。
  4. 第1の無線通信方式によりサーバーと無線通信を行う第1無線通信と、前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式により、車両に搭載された車載通信機器と無線通信を行う第2無線通信とを切り替えて、無線通信を行う通信装置の通信制御装置であって、
    前記車両に搭載された車載機器から前記車両と前記車両の周囲に存在する対象物との接近度、または、当該接近度の算出に用いられる情報を取得する取得手段と、
    前記第1無線通信と前記第2無線通信との切り替えを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記接近度が所定値以上へと変化したか否かを判断し、前記接近度が所定値以上に変化した場合に、前記通信装置の無線通信を、前記第1無線通信から前記第2無線通信に切り替え、
    前記制御手段は、前記接近度が前記所定値以上に変化した後に、前記接近度が前記所定値未満に変化した場合には、前記通信装置の無線通信を、前記第2無線通信から前記第1無線通信へと切り替えることで、前記通信装置に、前記車載通信機器から受信した情報と前記車両の走行情報とを、前記サーバーに送信させることを特徴とする通信制御装置。
  5. 請求項4に記載の通信制御装置であって、
    前記制御手段は、前記接近度が前記所定値以上に変化した後に、前記接近度が前記所定値未満に変化した場合には、前記通信装置に、前記車両の走行情報よりも、前記車載通信機器から受信した情報を優先して、前記サーバーに送信させることを特徴とする通信制御装置。
  6. 第1の無線通信方式によりサーバーと無線通信を行う第1無線通信と、前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式により、車両に搭載された車載通信機器と無線通信を行う第2無線通信とを切り替えて、無線通信を行う通信装置の通信制御方法であって、
    前記車両に搭載された車載機器から前記車両と前記車両の周囲に存在する対象物との接近度、または、当該接近度の算出に用いられる情報を取得する第1ステップと、
    前記第1無線通信と前記第2無線通信との切り替えを制御する第2ステップと、を有し、
    前記第2ステップにおいて、前記接近度が所定値以上へと変化したか否かを判断し、前記接近度が所定値以上に変化した場合に、前記通信装置の無線通信を、前記第1無線通信から前記第2無線通信に切り替え
    前記第2無線通信は、前記自車両の室内において、前記通信装置と前記車載通信機器との間で行われる無線通信であることを特徴とする通信制御方法。
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