JP4536605B2 - 通信端末および通信システム - Google Patents

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本発明は、路側機と車両との間で情報の送受信を行う路車間通信および車両と車両との間で情報の送受信を行う車車間通信を行なう通信端末および通信システムに関するものである。
近年、路上等に設置された通信端末(以下、路側機という)と車両が搭載する通信端末との間で通信を行う路車間通信の技術開発が進めれられている。路車間通信は、路側機側から車両側へ、周辺の行楽情報や交通情報等の情報提供を行う高度道路交通システム等に採用されており、近い将来、広く普及することが予想される。このような路車間通信システムとしては、例えば、数m〜数十mの限定されたエリアにおいて双方向通信を行うDSRC(Dedicated Short Range Communication)等が挙げられる。
一方、車両に搭載される通信端末間で直接ネゴシエーションを取り、密に情報の送受信を行う車車間通信に関する研究開発も各方面で進められている。そして、路車間通信と車車間通信を融合したシステムについても、お互いの欠点を補間するという意味で、非常に大きな研究開発テーマとなっている。
ところで、路車間通信においては、前方に自車両よりも大型の車両(例えばバス、トラック等)が存在する場合、車両が備える通信端末と路側機との間の通信路が妨げられることによって通信障害が発生する場合がある(シャドーイング)。また、路側機からの送信信号に周囲の障害物からの反射波が重畳されることにより、通信障害が発生する場合がある。このため、路車間通信と車車間通信を適切に使い分けて、効率良く通信を行う必要がある。
特許文献1に記載の移動体通信システムは、受信電界強度が所定の閾値を下回った場合や受信した情報に含まれているエラーの発生回数が所定の閾値を上回った場合には、通信障害の被害を受けていると判断し、路車間通信から車車間通信へと切替えることによって通信障害を回避している。
特許文献2に記載の道路情報伝送システムは、車高が高い車を外側の車線に誘導することによって、通信障害の発生を防止している。また、通信障害エリアに入ってきた車に対しては、リピータ機能を有した前方車両から情報を伝達している。
特開2000−322690号公報 特開平11−339180号公報
しかしながら、上記前者および後者の従来の技術では、前方車両の大きさに応じた通信障害の発生を判断していないので、通信障害が発生するか否かを正確に判断できないという問題があった。このため、路車間通信と車車間通信を適切に使い分けて、効率良く通信を行うことができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信障害が発生するか否かを正確に判断し、路車間通信と車車間通信を適切に使い分けて、効率良く通信を行うことができる通信端末および通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、自車両である第1の車両とは異なる第2の車両に配置された中継通信端末と車車間通信を行なうとともに、路側に配置された路側通信端末と路車間通信を行なう、第1の車両に配置された通信端末において、前記路側通信端末と路車間通信を行なう路側間通信部と、前記中継通信端末と車車間通信を行なう車車間通信部と、前記第2の車両の大きさに関する情報を含む他車両情報を前記中継通信端末から取得する他車両情報取得部と、前記第1の車両の大きさに関する情報を含む自車両情報および前記他車両情報に基づいて、前記第2の車両が自らの装置の通信に対して通信障害を発生させるか否かを判断する通信障害判断部と、前記通信障害判断部の判断結果に基づいて、前記路側通信端末から送信される情報を前記路車間通信部によって受信するか、前記路側通信端末から送信される情報を前記中継通信端末を介して前記車車間通信部によって受信するかの少なくとも一方を選択して通信モードを切替える通信モード選択部と、を備え、前記他車両情報取得部は、前記第2の車両が前記第1の車両と前記路側通信端末との間に位置する場合に前記他車両情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、路側通信端末との間に位置する車両の大きさに関する情報および自車両の大きさに関する情報に基づいて、通信障害が発生するか否かを判断し、路車間通信と車車間通信の少なくとも一方を選択するので、通信障害を防ぐことが可能となり、効率良く通信を行うことが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信システムおよび通信端末の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る通信システムの概念を説明するための図である。通信システム70は、路車間通信と車車間通信を行なう通信端末(車載通信装置1)を備えた車両100、車両100に自車の車両に関する情報等を提供する通信端末(車両情報提供装置2)を備えた車両200、車両100(車載通信装置1)との路車間通信や車両200(車両情報提供装置2)を介して車両100と車車間通信を行なう路側機300を有している。なお、ここでは車両200が車両100と路側機300の間(車両100の前方)に位置して、路側機300は路側に配置されているものとする。
なお、ここでの車載通信装置1が特許請求の範囲に記載の通信端末に対応し、車両情報提供装置2が中継通信端末に対応している。また、ここでの路側機300が特許請求の範囲に記載の路側通信端末に対応する。また、ここでの車両100が特許請求の範囲に記載の第1の車両に対応し、車両200が第2の車両に対応している。
本発明において、通信障害をシャドーイングの場合に限定して説明を行う。車両100の車載通信装置1は、例えば車両200から取得した車両200の車高と、車両100の車高とを比較し、車両200が車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判断を行う。そして、車載通信装置1が、車両200は車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であると判断した場合に、路側機300との路車間通信から車両200との車車間通信に切替える。
車両200の車両情報提供装置2は、車載通信装置1が路側機300との路車間通信から車両200との車車間通信に切替えた際に、路側機300が送信する情報を路車間通信等によって受信し、受信した情報を車車間通信によって車両100に送信する。
図2は、実施の形態1に係る車載通信装置の構成を示すブロック図である。車載通信装置1は、車車間通信部11、路車間通信部12、他車両情報取得部13、自車両情報記憶部14、通信モード変更部(通信モード選択部)15、通信障害判断部16、制御部19を備えている。
車車間通信部11は、他の車両(例えば車両200)との間で無線通信を行う車車間通信回路等を備えて構成されている。車車間通信部11は、例えば通信障害判断部16によってシャドーイングが発生すると判断された場合に、通信モード変更部15からの指示に基づいて車両200(車両情報提供装置2)と車車間通信を行う。
路車間通信部12は、路側機300との間で無線通信を行う路車間通信回路等を備えて構成されている。路車間通信部12は、例えば通信障害判断部16によってシャドーイングが発生しないと判断された場合に、通信モード変更部15からの指示に基づいて路側機300と路車間通信を行う。
他車両情報取得部13は、例えば車車間通信部11を介した車車間通信によって車両200から車両200の車高等の車両の大きさに関する情報を含む車両の種別に関する情報(以下、車両種別情報という)を取得する。自車両情報記憶部14は、自車両(車両100)の車両種別情報、車両の高さ(車高)と車高レベルの対応付けに関する情報(後述する車高情報テーブル101)等を記憶する。
通信障害判断部16は、車両200の車両種別情報(他車両情報)、車両100の車両種別情報(自車両情報)、車高情報テーブル101に基づいて、車両200が車載通信装置1に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かを判断する。
通信モード変更部15は、通信障害判断部16による車両200がシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判断結果に基づいて、車車間通信部11に車車間通信を行わせる指示情報を送信したり、路車間通信部12に路車間通信を行なわせる指示情報を送信したりする。すなわち、通信モード変更部15が車車間通信または路車間通信の制御(通信モードの切替え制御)を行なう。制御部19は、車車間通信部11、路車間通信部12、他車両情報取得部13、自車両情報記憶部14、通信モード変更部15、通信障害判断部16を制御する。
図3は、実施の形態1に係る車両情報提供装置の構成を示すブロック図である。車両情報提供装置2は、車車間通信部21、路車間通信部22、自車両情報提供部27、自車両情報記憶部24、制御部29を備えている。
車車間通信部21は、他の車両(例えば車両100)との間で無線通信を行う車車間通信回路等を備えて構成されている。車車間通信部21は、例えば車両100の車載通信装置1からの要求に基づいて、車載通信装置1と車車間通信を行う。
路車間通信部22は、路側機300との間で無線通信を行う路車間通信回路等を備えて構成されている。路車間通信部22は、例えば車両100の車載通信装置1からの要求に基づいて車載通信装置1と車車間通信を行う際に、車載通信装置1から受信した情報を路車間通信によって路側機300に送信するとともに、路側機300から車載通信装置1への情報を路側機300との間の路車間通信によって受信する。
自車両情報記憶部24は、車両200の車両種別情報等を記憶する。自車両情報提供部27は、例えば車車間通信によって車両200の車両種別情報を車載通信装置1に提供するため、自車両情報記憶部24内の車両200の車両種別情報を車車間通信部21から車載通信装置1に送信させる。制御部29は、車車間通信部21、路車間通信部22、自車両情報提供部27、自車両情報記憶部24を制御する。
つぎに、実施の形態1に係る通信システム70の動作処理手順について説明する。図4は、実施の形態1に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。車両100の車載通信装置1は、車両100が走行を開始すると、路車間通信部22を介して、路側機300との間で路車間通信(路車間通信モード)を開始する(ステップS110)。
また、車両100が備える車載通信装置1の他車両情報取得部13は、前方車両である車両200(以下、前方車両200という場合がある)の車両情報提供装置2に、車車間通信部11を介して車両種別情報を要求するための指示情報を送信する。車両200が備える車両情報提供装置2は、車車間通信部21を介して車両種別情報を要求するための指示情報を受信する。車両情報提供装置2の自車両情報提供部27は、自車両情報記憶部24内の車両種別情報を車車間通信部21から車載通信装置1へ送信(車車間通信)する。車両100の車載通信装置1は、車両200の車両情報提供装置2から送信される車両種別情報を、車車間通信部11を介して受信(車車間通信)する(ステップS120)。
車載通信装置1の通信障害判断部16は、受信した車両種別情報から、前方車両200の車両種別を抽出する(ステップS130)。ここでの車両種別には、例えば車両200の車高に関する情報を含んでいる。なお、車両種別情報には車両の種別を識別する情報を含めておき、通信障害判断部16が車両の種別を識別する情報と車高等の対応付けに関する情報を記憶しておく構成とそてもよい。これにより、通信障害判断部16が車両種別情報に基づいて車両200の車高等を判別することが可能となる。
また、通信障害判断部16は、自車両情報記憶部14が記憶している車両100の車両種別情報から車両100の車両種別(車高)を抽出する。通信障害判断部16は、受信した車両200の車両種別(車高)と、車両100の車両種別(車高)とを比較し、前方車両200が自車両(車両100)に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判定を行う(ステップS140)。このとき、通信障害判断部16は、自車両情報記憶部14内の車高情報テーブル101に基づいて、前方車両200が自車両に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判定を行う。
ここで、車高情報テーブル101の構成について説明する。図5は、車高情報テーブルの構成の一例を示す図である。車高情報テーブル101は、車両の高さに関する情報と、車高レベルに関する情報の対応付けによって構成されている。
ここでは、車両の高さh1〜h2m(h1<h2)が車高レベル「1」に対応し、車両の高さh2〜h3m(h2<h3)が車高レベル「2」に対応している。また、車両の高さh3〜h4m(h3<h4)が車高レベル「3」に対応し、車両の高さh4〜h5m(h4<h5)が車高レベル「4」に対応している。
通信障害判断部16は、例えば、前方車両200の車高レベルが自らの車両100の車高レベルよりも高い場合に、前方車両200が自車両に対してシャドーイングを発生させる車両であると判断する。
例えば、前方車両200の高さがHx(h3<Hx<h4)の場合、車両200の車高レベルは「3」となる。また、自らの車両100の高さがHy(h1<Hy<h2)の場合、車両100の車高レベルは「1」となる。この場合、前方車両200の車高レベルが自らの車両100の車高レベルよりも高いので、通信障害判断部16は前方車両200が自車両に対してシャドーイングを発生させる車両であると判断する。
通信障害判断部16が、前方車両200は自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であると判断した場合(ステップS140、Yes)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を停止して、車車間通信部11に前方車両200との間で車車間通信を行なわせる(車車間通信モードへの変更)(ステップS150)。このとき、通信モード変更部15は、車両100と車両200の間で車車間通信を行なうための指示情報を車車間通信部11を介して、車両情報提供装置2に送信する。
車両情報提供装置2は、車両100と車両200の間で車車間通信を行なうための指示情報を受信すると、路側機300から車両情報提供装置2へ送信するための情報を受信する。このときの車両200(車両情報提供装置2)は、路側機300から送信される情報を路車間通信によって受信してもよいし、車両100以外の他の車両を介した車車間通信によって受信してもよい。
車両情報提供装置2は、路側機300から受信した情報を車車間通信部21を介して車両情報提供装置2に送信する。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から得る予定であった情報を、前方車両200との間の車車間通信によって受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS120以降の処理を繰り返す。
一方、通信障害判断部16が、前方車両200が自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両でないと判断した場合(ステップS140、No)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させる(ステップS110)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から送信される情報を受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS110以降の処理を繰り返す。
なお、本実施の形態1においては、前方車両200から車両100へ送る車両種別情報を車車間通信によって行なうこととしたが、車両種別情報の送信は車車間通信に限られない。例えば、前方車両200から車両100への車両種別情報の送受信をRFID(Radio Frequency Identification)、電子ナンバープレート等を用いて行ってもよい。すなわち、前方車両200から車両100への車両種別情報の送信は、車車間通信と同様の機能を実現できる手段であれば何れの手段によって行なってもよい。
また、通信障害判断部16による、前方車両200が自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判断は、車両100,200の車高に基づいて判断する場合に限られない。すなわち、シャドーイングを発生させる車両であるか否かの判断は、シャドーイングを発生させる危険性を示す判断基準となるものであれば、何れの情報に基づいて行なってもよい。例えば、シャドーイングを発生させる車両であるか否かの判断を、車幅、車体の長さ、車体の材質、車間距離、道路の高低差、車両同士の相対距離、これらの組合せ等によって判断してもよい。このとき、車高情報テーブル101には、車両種別毎に車幅、車体の長さ、車体の材質等に関する情報を格納しておく。
なお、車両100の車載通信装置1が車両情報提供装置2の機能を備える構成としてもよい。これにより、車両100が他の車両に対して前方車両となった場合に、当該他の車両に対して路側機300からの情報を車車間通信を介して提供することが可能となる。
また、車両100は、複数の車両を介した車車間通信によって路側機300から情報を取得することとしてもよい。この場合、車両100と路側機300の間に位置する各車両(車両200等)は、路側機300に1番近い車両を除き前方の車両に対してシャドーイングの発生の有無を判断する。
具体的には、まず車両100が車両100の前方に位置する車両(1番目)に対してシャドーイングが発生すると判断した場合に、1番目の車両に車車間通信を要求する。この1番目の車両がさらに前方の車両(2番目に)対してシャドーイングが発生すると判断した場合に、2番目の車両に車車間通信を要求する処理を順番に行なっていく。そして、N(Nは自然数)番目の車両が、(N+1)番目の車両に対してシャドーイングが発生しないと判断した場合に、N番目の車両が路側機300と路車間通信を行う。N番目の車両から車両100までは、N番目の車両と車両100の間に位置する車両によって車車間通信を行い、路側機300からの情報を車両100に送信する。なお、車載通信装置1は、前方に位置する車両情報提供装置2に限られず、後方や横に位置する車両を介して車車間通信を行なってもよい。
このように実施の形態1によれば、車両100の車載通信装置1は、車両100,200の車高レベルに基づいて、路車間通信モードから車車間通信モードに切り替えるか否かの判断を行なうので、各車両100,200の車高に応じてシャドーイングの発生の有無を正確に判断することが可能となる。そして、車両100の車載通信装置1は、前方車両200が自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であると判定した場合に、路車間通信モードから車車間通信モードに切り替えるので、シャドーイングによる通信断を防ぐことが可能となる。したがって、車両100の車載通信装置1は、路車間通信と車車間通信を適切に使い分けて、効率良く通信を行うことが可能となる。
実施の形態2.
つぎに、図6および図7を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、車両種別情報を受信した際の受信信号の電力を検出し、検出した電力値に基づいて、車両種別情報を送信してきた車両が直近に位置する車両であるか否かを判断する。そして、車両種別情報を送信してきた車両が直近に位置する車両である場合にのみ、シャドーイングの発生の有無を判断し、車両種別情報を送信してきた車両が直近に位置する車両でない場合は車車間通信を継続する。
なお、ここでの通信システム70は、実施の形態1の図1で説明した通信システム70と同様の構成を有している。また、ここでの車両情報提供装置2も実施の形態1の図3で説明した車両情報提供装置2と同様の構成を有している。
図6は、実施の形態2に係る車載通信装置の構成を示すブロック図であり、図6の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1の車載通信装置1と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態2に係る車載通信装置1は、車車間通信部11、路車間通信部12、他車両情報取得部13、自車両情報記憶部14、通信モード変更部15、通信障害判断部16、制御部19に加えて、電力検出部51を備えている。
電力検出部51は、前方車両200から送信される車両種別情報を受信した際の、受信信号の電力(強度)を検出する。電力検出部51は、検出した受信信号の電力を通信障害判断部16に入力する。
つぎに、実施の形態2に係る通信システム70の動作処理手順について説明する。図7は、実施の形態2に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る通信システム70と同様の処理を行う手順についてはその説明を省略する。
通信障害判断部16には、予めシャドーイングが発生するか否かを判断するための閾値(車両種別情報を受信した際の受信信号の電力の閾値)を設定しておく。車両100の車載通信装置1は、車両100が走行を開始すると、路車間通信部22を介して、路側機300との間で路車間通信(路車間通信モード)を開始する(ステップS210)。
また、車両100が備える車載通信装置1の他車両情報取得部13は、前方車両である車両200の車両情報提供装置2に、車車間通信部11を介して車両種別情報を要求するための指示情報を送信する。車両200が備える車両情報提供装置2は、車車間通信部21を介して車両種別情報を要求するための指示情報を受信する。車両情報提供装置2の自車両情報提供部27は、自車両情報記憶部24内の車両種別情報を車車間通信部21から車載通信装置1へ送信(車車間通信)する。
車両100の車載通信装置1は、車両200の車両情報提供装置2から送信される車両種別情報を、車車間通信部11を介して受信(車車間通信)する(ステップS220)。このとき、車載通信装置1の電力検出部51は、車両種別情報を受信した際の、受信信号の電力を検出し(ステップS230)、検出した電力を通信障害判断部16に入力する。通信障害判断部16は、電力検出部51から入力された電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS240)。
これにより、通信障害判断部16は、車両種別情報を送信してきた車両が直近(車両100から所定の範囲内)に位置する車両であるか否か(受信した車両種別情報が直近の車両から到達したもの否か)を判断する。
通信障害判断部16が、電力検出部51から入力された電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上であると判断すると(ステップS240、Yes)、車載通信装置1の通信障害判断部16は、受信した車両種別情報から、前方車両200の車両種別を抽出する(ステップS250)。
また、通信障害判断部16は、自車両情報記憶部14が記憶している車両100の車両種別情報から車両100の車両種別(車高)を抽出する。そして、通信障害判断部16は、受信した車両200の車両種別(車高)と、車両100の車両種別(車高)とを比較し、前方車両200が自車両(車両100)に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判定を行う(ステップS260)。このとき、通信障害判断部16は、自車両情報記憶部14内の車高情報テーブル101に基づいて、前方車両200が自車両に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判定を行う。
すなわち、本実施の形態2においては、通信障害判断部16が予め設定しておいた所定の閾値以上の電力で車両種別情報を受信した場合のみ、車両種別に基づいてシャドーイングの発生の有無を判断する。
通信障害判断部16が、前方車両200が自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であると判断した場合(ステップS260、Yes)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を停止して、車車間通信部11に前方車両200との間で車車間通信を行なわせる(ステップS270)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から得る予定であった情報を、前方車両200との間の車車間通信によって受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS220以降の処理を繰り返す。
一方、通信障害判断部16が、前方車両200が自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両でないと判断した場合(ステップS260、No)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させる(ステップS210)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から送信される情報を受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS210以降の処理を繰り返す。
また、ステップS240の処理において、通信障害判断部16が、電力検出部51から入力された電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上でないと判断すると(ステップS240、No)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させる(ステップS210)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から送信される情報を受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS210以降の処理を繰り返す。
なお、本実施の形態2においては、受信した車両種別情報信号が、直近の車両から到達したものであるか否かを車両種別情報信号の受信電力に基づいて判断することとしたが、受信した車両種別情報信号が直近の車両から到達したものであるか否かの判断は車両種別情報信号の受信電力に基づいて判断する場合に限られない。
このように実施の形態2によれば、受信した車両種別情報の電力値が、所定の閾値よりも小さい場合、車両種別情報が直近の車両からの信号ではないと判断して路車間通信を行なうので、前方車両200からの車両種別情報の誤検出を減少させることが可能となる。したがって、実施の形態1の車載通信装置1よりもさらにシャドーイングの発生の有無を正確に判断することが可能となり、車両100の車載通信装置1は、路車間通信と車車間通信を適切に使い分けて、効率良く通信を行うことが可能となる。
実施の形態3.
つぎに、図8〜図11を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、前方車両200の予測進行ルート(他車両ルート情報)と自車両100の予定進行ルート(自車両ルート情報)に基づいて、車車間通信を行なうか、車車間通信+路車間通信のデュアルモードで通信を行うかを決定する。なお、ここでの通信システム70は、実施の形態1の図1で説明した通信システム70と同様の構成を有している。また、ここでの車両情報提供装置2も実施の形態1の図3で説明した車両情報提供装置2と同様の構成を有している。
図8は、実施の形態3に係る車載通信装置の構成を示すブロック図であり、図8の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1の車載通信装置1や図6に示す実施の形態2の車載通信装置1と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
実施の形態3に係る車載通信装置1は、車車間通信部11、路車間通信部12、他車両情報取得部13、自車両情報記憶部14、通信モード変更部15、通信障害判断部16、制御部19、電力検出部51に加えて、進行ルート判断部52を備えている。
進行ルート判断部52は、前方車両200や自車両100の進行ルートが何れの方向に進行するものであるか否かを判断する。進行ルート判断部52は、進行ルートに関する判断結果を通信障害判断部16に入力する。
つぎに、実施の形態3に係る通信システム70の動作処理手順について説明する。図9は、実施の形態3に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る通信システム70や実施の形態2に係る通信システム70と同様の処理を行う手順についてはその説明を省略する。
車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2は、実施の形態2の通信システム70と同様の処理(図7で説明したステップS210〜S260の処理に対応)を行い、車載通信装置1がシャドーイングが発生するか否かの判断を行なう(ステップS310〜S360)。
すなわち、通信障害判断部16には、予めシャドーイングが発生するか否かを判断するための閾値を設定しておく。車両100の車載通信装置1は、車両100が走行を開始すると、路車間通信部22を介して、路側機300との間で路車間通信を開始する(ステップS310)。
他車両情報取得部13は、前方車両である車両200の車両情報提供装置2に、車車間通信部11等を介して車両200の進行ルートに関する情報(後述する進行ルート情報102)、車両200の進行方向に関する情報(後述する進行方向情報103)、車両種別情報を要求するための指示情報を送信する。車両情報提供装置2の自車両情報提供部27は、車車間通信部21から進行ルート情報102や車両種別情報を車載通信装置1へ送信(車車間通信)する。
車両100の車載通信装置1は、車両200の車両情報提供装置2から送信される進行ルート情報102や車両種別情報を、例えば車車間通信部11を介して受信(車車間通信)する(ステップS320)。車両情報提供装置2からの進行ルート情報102は、進行ルート判断部52に入力する。
車両情報提供装置2は、例えば車両200の備えるカーナビゲーションシステム(図示せず)にルート設定したことによって確定した目的地までのルート情報を、自車両情報提供部27が進行ルート情報102として抽出し車両100に送信する。
また、車載通信装置1は、例えば車両200のウィンカー(方向指示器)から車両200の進行方向情報103を取得、生成してもよい。ウィンカー情報に基づいて生成された進行方向情報103は、車載通信装置1の他車両情報取得部13に入力される。これにより、車載通信装置1は、車両種別情報とともに進行ルート情報102や進行方向情報103を取得する。
車載通信装置1の電力検出部51は、車両種別情報を受信した際の受信信号の電力を検出し(ステップS330)、通信障害判断部16は、電力検出部51が検出した電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS340)。
通信障害判断部16が、電力検出部51から入力された電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上であると判断すると(ステップS340、Yes)、通信障害判断部16は、受信した車両種別情報から前方車両200の車両種別を抽出する(ステップS350)。そして、通信障害判断部16は、受信した車両200の車両種別(車高)と、車両100の車両種別(車高)とを比較し、前方車両200が自車両(車両100)に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判定を行う(ステップS360)。
通信障害判断部16が、前方車両200は自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両であると判断した場合(ステップS360、Yes)、進行ルート判断部52は、進行ルート情報102や進行方向情報103から車両200の進行ルートに関する情報を抽出する(ステップS370)。そして、進行ルート判断部52は、前方車両200の進行ルートが何れの方向に進行するものであるか否かを判断する。
ここで、カーナビゲーションシステムから抽出した進行ルート情報102の構成、ウィンカー情報に基づいて生成した進行方向情報103の構成について説明する。図10は、カーナビゲーションシステムから抽出した進行ルート情報の構成の一例を示す図である。カーナビゲーションシステムから抽出する進行ルート情報102は、所定時間経過後(現在から未来)の進行ルート(走行道路と進行方向)の予測に関する情報であり、経過時間と進行ルートの予測が対応付けられている。
ここでは、例えば0秒後(現在)や5秒後の走行ルートが「国道1号線(第3車線)」であり、進行方向が「東京方面」である場合を示している。また、10秒後や15秒後の走行ルートが「県道2号線(第1車線)」であり、進行方向が「神奈川方面」である場合を示している。
図11は、ウィンカー情報から生成した進行方向情報の構成の一例を示す図である。ウィンカー情報から生成する進行方向情報103は、所定時間経過後のウィンカー情報と進行方向の予測に関する情報であり、経過時間と進行ルートの予測が対応付けられている。車載通信装置1の他車両情報取得部13は、ウィンカー情報と進行方向の履歴、現在のウィンカー情報と進行方向に基づいて、所定時間経過後のウィンカー情報と進行方向を予測し、進行方向情報103に加える。したがって、進行方向情報103は、ウィンカー情報と進行方向の履歴、ウィンカー情報と進行方向の現在の状態、ウィンカー情報と進行方向の予測によって構成されている。
ここでは、10秒前(−10秒後)や5秒前(−5秒後)のウィンカー情報が「直進」であり、進行方向が「直進」である場合(車両200のウィンカーが直進を示しながら直進している状態)を示している。また、現在(0秒後)のウィンカー情報が「右折」であり、進行方向が「直進」である場合(車両200のウィンカーが右折を示しながら直進している状態)を示している。また、5秒後のウィンカー情報が「右折」であり、進行方向が「右折」である場合(車両200のウィンカーが右折を示しながら右折している状態)を示し、また、10秒後のウィンカー情報が「直進」であり、進行方向が「直進」である場合(車両200のウィンカーが直進を示しながら直進している状態)を示している。
車載通信装置1は、通信障害判断部16によって進行ルート情報102や進行方向情報103から車両200の進行ルートに関する情報を取得するとともに、通信障害判断部16によって車両100が備える図示しないカーナビゲーションシステムから、所定時間経過後の自車両100の進行ルートに関する情報を抽出しておく。
進行ルート判断部52は、前方車両200や自車両100の進行ルートが何れの方向に進行するものであるかの判断結果に基づいて、所定時間経過後の前方車両200の進行ルートが自車両100の進行ルートと同じであるか否かを判断する(ステップS380)。
通信障害判断部16は、カーナビゲーションシステムから自車両100の進行ルートに関する情報として、例えば自車両100の10秒後に想定される走行ルートが県道2号線の第1車線(神奈川方面)であることを抽出する。
例えば、他車両情報取得部13が図10に示す進行ルート情報102を取得した場合、前方車両200の10秒後に想定される走行ルートは、国道1号線の第3車線(東京方面)となる。この場合、通信障害判断部16は、自車両100の10秒後に想定される走行ルートと前方車両200の進行ルートが異なると判定する。
進行ルート判断部52が、所定時間経過後の前方車両200の進行ルートと自車両100の進行ルートが同じであると判断した場合(ステップS380、No)、通信障害判断部16はシャドーイング発生の状態が少なくとも所定時間内は続くと判断する。
そして、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を停止して、車車間通信部11に前方車両200との間で車車間通信を行なわせる(ステップS390)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から得る予定であった情報を、前方車両200との間の車車間通信によって受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS320以降の処理を繰り返す。
一方、通信障害判断部16が、所定時間経過後の前方車両200の進行ルートと自車両100の進行ルートが同じでないと判断した場合(ステップS380、Yes)、シャドーイング発生の状態が所定時間内に解消されると判断する。そして、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させるとともに、車車間通信部11に前方車両200との間で車車間通信を行なわせる。すなわち、通信モード変更部15は、車車間通信部11、路車間通信部12による車車間通信+路車間通信のデュアルモードで通信を行わせる(ステップS400)。
これにより、車載通信装置1は、車車間通信+路車間通信のデュアルモードによって路側機300から送信される情報を受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS320以降の処理を繰り返す。
また、ステップS340の処理において、通信障害判断部16が、電力検出部51から入力された電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上でないと判断した場合(ステップS340、No)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させる(ステップS310)。
また、ステップS360の処理において通信障害判断部16が、前方車両200が自らの車両100に対してシャドーイングを発生させる車両でないと判断した場合(ステップS360、No)、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させる(ステップS310)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から送信される情報を受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS310以降の処理を繰り返す。
なお、車載通信装置1が、車車間通信や路車間通信を正常に受信できたか否かを判断する機能(図示しない通信モード選択回路等)を備えることとしてもよい。この場合、車車間通信と路車間通信を並行して行っている時間帯(ステップS400)において、通信モード選択回路が、車車間通信と路車間通信のうち正常に受信できた方の信号を選択する。そして、通信モード選択回路によって選択された通信モード(車車間通信または路車間通信)に基づいて、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させるか、または車車間通信部11による車車間通信に切替えさせる。これにより、車車間通信、路車間通信の一方が受信を誤った場合であっても、一方の通信によって情報を正常に受信できていれば、正確な情報通信を行うことが可能となる。
また、車載通信装置1が、車車間通信+路車間通信のデュアルモードにおいて、車車間通信と路車間通信の両方の受信信号のダイバーシチ合成を行う機能(図示しないダイバーシチ合成部)を備えることとしてもよい。この場合、車車間通信と路車間通信を並行して行っている時間帯(ステップS400)において、ダイバーシチ合成部が、車車間通信の受信信号と路車間通信の受信信号のダイバーシチ合成を行い受信信号の復調を行う。これにより、車車間通信、路車間通信の一方が受信電力が小さい場合であっても、路側機300から送信される情報の受信特性を向上させることが可能となる。
このように実施の形態3によれば、車載通信装置1は、所定時間経過後の前方車両200の進行ルートと自車両100の進行ルートが同じでないと判断した場合に車車間通信+路車間通信のデュアルモードによって通信を行なうので、路車間通信から車車間通信へと切り替える際に、車車間通信+路車間通信のデュアルモードを間に挟むことが可能となる。したがって、車載通信装置1は、路車間通信から車車間通信へのシームレスな切り替えを行なうことが可能となり、効率良く通信を行うことが可能となる。
また、車載通信装置1が通信モード選択回路を備える場合、車車間通信、路車間通信の一方が受信を誤った場合であっても、通信モード選択回路が、車車間通信と路車間通信のうち正常に受信できた方の信号を選択するので正確な情報通信を行うことが可能となり、車両100の車載通信装置1は、路車間通信と車車間通信を適切に使い分けて、効率良く通信を行うことが可能となる。
また、車載通信装置1がダイバーシチ合成部を備える場合、車車間通信、路車間通信の一方が受信電力が小さい場合であっても、ダイバーシチ合成部が、車車間通信の受信信号と路車間通信の受信信号のダイバーシチ合成を行うので、正確な情報通信を行うことが可能となり、車両100の車載通信装置1は、効率良く通信を行うことが可能となる。
実施の形態4.
つぎに、図12を用いてこの発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、受信した車両200の車両種別(車高)、車両100の車両種別(車高)、所定時間経過後の前方車両200の進行ルート(進行方向)に関する情報、所定時間経過後の自車両100の進行ルートに関する情報に基づいて、シャドーイングの発生確率を示す評価パラメータ(後述するシャドーイング率Ps)を算出する。そして、算出したシャドーイング率Psに基づいて、通信モードの切替えを行なう。
なお、ここでの通信システム70は、実施の形態1の図1で説明した通信システム70と同様の構成を有している。また、ここでの車載通信装置1は、実施の形態3の図8で説明した車両情報提供装置2と同様の構成を有している。また、ここでの車両情報提供装置2は実施の形態1の図3で説明した車両情報提供装置2と同様の構成を有している。
つぎに、実施の形態4に係る通信システム70の動作処理手順について説明する。図12は、実施の形態4に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。なお、実施の形態1〜3に係る通信システム70と同様の処理を行う手順についてはその説明を省略する。
車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2は、実施の形態2,3の通信システム70と同様の処理(図7で説明したステップS210〜S240の処理、
図9で説明したステップS310〜S340の処理に対応)を行い、車載通信装置1がシャドーイングが発生するか否かの判断を行なう(ステップS410〜S440)。
すなわち、車両100の車載通信装置1は、車両100が走行を開始すると、路車間通信部22を用いて、路側機300との間で路車間通信を開始する(ステップS410)。車両100の車載通信装置1は、車両200の車両情報提供装置2から送信される車両種別情報を、車車間通信部11を介して受信(車車間通信)するとともに、進行ルート情報102や進行方向情報103を取得する(ステップS420)。
車載通信装置1の電力検出部51は、車両種別情報を受信した際の受信信号の電力を検出し(ステップS430)、通信障害判断部16は、電力検出部51が検出した電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS440)。
通信障害判断部16が、電力検出部51から入力された電力値が予め設定しておいた電力の閾値以上であると判断すると(ステップS440、Yes)、通信障害判断部16は受信した車両種別情報から前方車両200の車両種別を抽出し、進行ルート判断部52は進行ルート情報102や進行方向情報103から車両200の進行ルート、進行方向に関する情報を抽出する(ステップS450)。
車載通信装置1は、進行ルート判断部52によって進行ルート情報102や進行方向情報103から車両200の進行ルートに関する情報を取得するとともに、所定時間経過後の自車両100の進行ルートに関する情報を抽出しておく。
そして、通信障害判断部16は、受信した車両200の車両種別(車高)、車両100の車両種別(車高)、所定時間経過後の前方車両200の進行ルート(進行方向)に関する情報、所定時間経過後の自車両100の進行ルートに関する情報に基づいて、シャドーイングの発生確率を示す評価パラメータであるシャドーイング率Psを算出する(ステップS460)。シャドーイング率Psは、例えば式(1)によって算出する。
Ps=kαscars・・・(1)
ここでの、Hcarは、(前方車両の車高レベル)−(自車両の車高レベル)を示している。なお、Hcarが負の場合はHcar=0とする。すなわち、Hcarは、自車両100と比較して前方車両200の車高レベルが高い場合のレベル差を示すパラメータであり、前方車両100の車高レベルの方が低い場合、シャドーイングの発生確率は0であると考え、Hcarの値(パラメータ値)は0に固定する。
また、TSは進行ルート情報(進行方向情報)に基づいて予想される、シャドーイングが解消されるまでの時間(前方車両200の進行ルートと自車両100の進行ルートが別れることが予測される現在からの経過時間)を示している。
また、αsは、進行ルート情報の情報源に基づく重み係数を示している。例えば、進行ルート情報の情報源がカーナビゲーションシステムの場合αs=αcnvとし、進行ルート情報の情報源がウィンカーの場合αs=αwkr(αwkr>αcnv)とする。そして、進行ルート情報の情報源がウィンカーの場合、自らの車両(前方車両200)のウィンカー情報に反して進行する車両はほとんどないと考えられるのに対し、カーナビゲーションシステムの場合、目的地までのルート設定に反して車両が進行することが想定されるため、情報の信頼性を考慮してαwkr>αcnvに設定する。また、ここでのkはシャドーイング率Psの値の範囲を適切な範囲(0〜100%)にするために設定する定数である。
通信障害判断部16は、算出したシャドーイング率Psに基づいて、前方車両200が自車両(車両100)に対してシャドーイングを発生させる車両であるか否かの判定を行う。換言すると、通信障害判断部16は、算出したシャドーイング率Psの値に基づいて、所定の通信モードを設定する(ステップS470)。例えば、Ps≧P1の場合に(ステップS470、Yes)、通信障害判断部16は車車間通信モードに設定する(ステップS480)。これにより、車載通信装置1は、路車間通信によって路側機300から得る予定であった情報を、前方車両200との間の車車間通信によって受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS420以降の処理を繰り返す。
また、P2≦Ps<P1の場合に(ステップS470、NoかつステップS490、Yes)、通信障害判断部16は車車間通信+路車間通信のデュアルモードに設定する(ステップS500)。これにより、車載通信装置1は、車車間通信+路車間通信のデュアルモードによって路側機300から送信される情報を受信する。この後、車両100の車載通信装置1、車両200の車両情報提供装置2はステップS420以降の処理を繰り返す。
また、Ps<P2の場合に(ステップS470、NoかつステップS490、No)、通信障害判断部16は路車間通信モードに設定する(ステップS410)。この後、通信モード変更部15は路車間通信部12による路車間通信を継続させる(ステップS410)。
なお、車載通信装置1が、実施の形態3で説明した通信モード選択回路等を備えることとしてもよい。この場合、車車間通信と路車間通信を並行して行っている時間帯(ステップS500)において、通信モード選択回路が、車車間通信と路車間通信のうち正常に受信できた方の信号を選択する。
また、車載通信装置1が、実施の形態3で説明したダイバーシチ合成部を備えることとしてもよい。この場合、車車間通信と路車間通信を並行して行っている時間帯(ステップS500)において、ダイバーシチ合成部が、車車間通信の受信信号と路車間通信の受信信号のダイバーシチ合成を行い受信信号の復調を行う。
なお、本実施の形態4においては、式(1)に基づいてシャドーイング率Psを算出することとしたが、シャドーイングが発生する可能性を示すパラメータ値を算出できる式であれば式(1)以外の式によってシャドーイング率Psを算出してもよい。
このように実施の形態4によれば、進行ルート情報の信頼度を含んだシャドーイング率Psを用いて各通信モードを切り替えるので、実施の形態1〜3で説明した車載通信装置1よりも信頼度の高い通信モードの切り替えが行うことが可能となり、車両100の車載通信装置1は、効率良く通信を行うことが可能となる。
以上のように、本発明にかかる通信端末および通信システムは、路側機と車両との間で情報の送受信を行う路車間通信および車両と車両との間で情報の送受信を行う車車間通信を行なう通信システムおよび通信端末に適している。
本発明に係る通信システムの概念を説明するための図である。 実施の形態1に係る車載通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車両情報提供装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。 車高情報テーブルの構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係る車載通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る車載通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。 進行ルート情報の構成の一例を示す図である。 進行方向情報の構成の一例を示す図である。 実施の形態4に係る通信システムの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車載通信装置
2 車両情報提供装置
11,21 車車間通信部
12,22 路車間通信部
13 他車両情報取得部
14,24 自車両情報記憶部
15 通信モード変更部
16 通信障害判断部
19,29 制御部
27 自車両情報提供部
51 電力検出部
52 進行ルート判断部
70 通信システム
100,200 車両
101 車高情報テーブル
102 進行ルート情報
103 進行方向情報
300 路側機


Claims (10)

  1. 自車両である第1の車両とは異なる第2の車両に配置された中継通信端末と車車間通信を行なうとともに、路側に配置された路側通信端末と路車間通信を行なう、第1の車両に配置された通信端末において、
    前記路側通信端末と路車間通信を行なう路側間通信部と、
    前記中継通信端末と車車間通信を行なう車車間通信部と、
    前記第2の車両の大きさに関する情報を含む他車両情報を前記中継通信端末から取得する他車両情報取得部と、
    前記第1の車両の大きさに関する情報を含む自車両情報および前記他車両情報に基づいて、前記第2の車両が自らの装置の通信に対して通信障害を発生させるか否かを判断する通信障害判断部と、
    前記通信障害判断部の判断結果に基づいて、前記路側通信端末から送信される情報を前記路車間通信部によって受信するか、前記路側通信端末から送信される情報を前記中継通信端末を介して前記車車間通信部によって受信するかの少なくとも一方を選択して通信モードを切替える通信モード選択部と、
    を備え、
    前記他車両情報取得部は、前記第2の車両が前記第1の車両と前記路側通信端末との間に位置する場合に前記他車両情報を取得することを特徴とする通信端末。
  2. 前記他車両情報取得部は、前記車車間通信部を介して前記中継通信端末から前記他車両情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記車車間通信部を介して前記中継通信端末から前記他車両情報を取得する際の、前記他車両情報の受信電力値を検出する電力検出部をさらに備え、
    前記通信障害判断部は、前記電力検出部の検出した受信電力値が所定の閾値以上である場合に、前記第2の車両が第1の車両に対して通信障害を発生させるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記他車両情報取得部は、前記他車両情報とともに前記第2の車両の進行ルートに関する他車両ルート情報を前記中継通信端末から取得し、
    前記第1の車両の進行ルートに関する自車両ルート情報および前記他車両ルート情報に基づいて、所定時間経過後の前記第1の車両の進行ルートおよび前記第2の車両の進行ルートが同一であるか否かを判断する進行ルート判断部をさらに備え、
    前記通信障害判断部が前記第2の車両が第1の車両に対して通信障害を発生させると判断した場合に、前記通信モード選択部は前記通信障害判断部の判断結果とともに前記進行ルート判断部の判断結果に基づいて、前記通信モードの切替えを行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の通信端末。
  5. 前記進行ルート判断部が所定時間経過後の前記第1の車両の進行ルートおよび前記第2の車両の進行ルートが同一でないと判断した場合に、前記通信モード選択部は前記路側通信端末から送信される情報を、前記中継通信端末を介した前記車車間通信部および前記路車間通信部の両方から受信するよう前記通信モードを切替えることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 前記路車間通信部が受信した前記路側通信端末から送信される情報の信号および前記車車間通信部が前記中継通信端末を介して受信した前記路側通信端末から送信される情報の信号をダイバーシチ合成して復調することを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記進行ルート判断部が所定時間経過後の前記第1の車両の進行ルートおよび前記第2の車両の進行ルートが同一でないと判断した場合に、前記通信モード選択部は前記路車間通信部または前記中継通信端末を介した前記車車間通信部のうち、前記路側通信端末から送信される情報を正常に受信できた前記路車間通信部または前記車車間通信部を用いた通信モードに切替えることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  8. 前記通信障害判断部は、前記自車両情報、前記他車両情報、前記自車両ルート情報および前記他車両ルート情報に基づいて、所定時間の経過後に前記第2の車両が前記第1の車両に対して通信障害を発生させる確率を算出し、
    前記通信モード選択部は、前記通信障害判断部が算出した通信障害を発生させる確率に基づいて通信モードを切替えることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  9. 前記自車両情報は前記第1の車両の車高に関する情報を含むとともに、前記他車両情報は前記第2の車両の車高に関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の通信端末。
  10. 第1の車両に配置されて路車間通信および車車間通信を行う通信端末と、前記第1の車両とは異なる第2の車両に配置されて前記通信端末と車車間通信を行なう中継通信端末と、路側に配置されて前記通信端末と路車間通信を行なう路側通信端末とを有する通信システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記路側通信端末と路車間通信を行なう路側間通信部と、
    前記中継通信端末と車車間通信を行なう車車間通信部と、
    前記第2の車両の大きさに関する情報を含む他車両情報を前記中継通信端末から取得する他車両情報取得部と、
    前記第1の車両の大きさに関する情報を含む自車両情報および前記他車両情報に基づいて、前記第2の車両が前記第1の車両に対して通信障害を発生させるか否かを判断する通信障害判断部と、
    前記通信障害判断部の判断結果に基づいて、前記路側通信端末から送信される情報を前記路車間通信部によって受信するか、前記路側通信端末から送信される情報を前記中継通信端末を介して前記車車間通信部によって受信するかの少なくとも一方を選択して切替える通信モード選択部と、
    を備え、
    前記他車両情報取得部は、前記第2の車両が前記第1の車両と前記路側通信端末との間に位置する場合に前記他車両情報を取得し、
    前記中継通信端末は、
    前記通信端末の前記通信モード選択部が前記路側通信端末から送信される情報を前記車車間通信部によって受信するよう選択した場合に、前記路側通信端末から送信される情報を受信するとともに、受信した情報を車車間通信によって前記通信端末に送信することを特徴とする通信システム。



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