JP7052350B2 - 通信装置及び通信端末装置 - Google Patents

通信装置及び通信端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7052350B2
JP7052350B2 JP2017253275A JP2017253275A JP7052350B2 JP 7052350 B2 JP7052350 B2 JP 7052350B2 JP 2017253275 A JP2017253275 A JP 2017253275A JP 2017253275 A JP2017253275 A JP 2017253275A JP 7052350 B2 JP7052350 B2 JP 7052350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
peripheral device
data
collision prediction
prediction time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017253275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018142307A (ja
Inventor
泰弘 平山
諭史 吉永
章公 伊神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to US15/900,931 priority Critical patent/US10495721B2/en
Publication of JP2018142307A publication Critical patent/JP2018142307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7052350B2 publication Critical patent/JP7052350B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、通信装置や通信端末装置に関し、主として車車間又は歩車間の通信に用いるものである。
移動や物流を円滑かつ安全に実現するため、道路交通の安全を図ることは極めて重要である。近年、交通事故等を防止するため、安全運転支援システムの高度化に対する技術開発やルール作りが活発になっている。
安全運転支援システムは一般に、自動車、歩行者、及び道路設備との間で位置情報を含む様々な情報を相互に通信しあうことにより、事故を未然に防いでいる。安全運転支援システムの通信では、各通信装置が同期をとることなく、送信タイミングを自律分散的に制御できるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式が多く採用されている。
しかしながら、CSMA/CA方式では、通信を試みる装置が多数存在する場合、複数の装置が同時に情報を送信することによって情報同士の衝突が生じ、通信の成功率が低下するという問題がある。特に、安全運転支援システムにおいて通信の成功率が低下すると、車両間、歩車間等で密に情報をやり取りすることができず、事故を防止するという目的と逆行する。そこで、通信装置では従来、通信チャネルの混雑を検知した場合には輻輳制御を行い、情報の送信頻度を低下させるなどして通信チャネルの混雑を緩和させることにより、情報の衝突を防いでいる。
しかし、通信量の増加に対して単に送信頻度を下げてしまうと、他車両の位置情報を取得できるタイミングが遅れ、適切な時機に運転支援を行なえなくなる恐れがある。特に、車両が高速移動中の場合、もしくは急加速・急減速を行った場合、位置情報の取得タイミングが遅れると、実際の車両の位置との誤差が大きくなるため問題となる。この問題に対し、車両の走行速度や挙動の変化に応じて、以下のような送信頻度を調整する技術がある。
特開2006-165806号公報 WO2012/124685A1 特開2010-288141号公報
ETSI EN302 637-2 V1.3.2
しかしながら、特許文献1及び非特許文献1に記載された技術によれば、自車の走行状態に応じて送信頻度を調整するため、自車が停車中あるいは低速で定速走行している場合に、接近してくる他車が自車の位置情報を取得するタイミングが遅れる可能性がある。
また、特許文献2、特許文献3は、自車と他車の走行速度に応じて送信頻度を調整するものであるが、渋滞車列に対する追突防止支援を行う場合、特許文献2では車列中の車両間の速度差は小さいため、送信頻度が下がってしまう。
なお、特許文献3は、接近車両との速度差がある場合は直ちに送信するようにしている。ただ、この方法では、車列内の多数の車両が接近車両を検知した場合に輻輳が再発するため、車列最後尾の車両数に応じた送信確率に従って送信している。しかし、送信確率に応じて送信を行うと、例えば最後尾に位置する危険性の高い車両が位置情報を送信しない可能性が残り、接近車両に対し適切な時機に運転支援を行なえなくなる恐れがある。
また、特許文献3で開示の、車列の最後尾にいるかどうかの観点だけでの検出であると、例えば、本線が渋滞中に路肩に停車中の車両が存在した場合、停車中の車両は最後尾ではなく送信頻度が低いままであるので、かかる車両の発見が遅れることがある。あるいは、渋滞以外の状況、例えば交差点において右折待ち車両に直進車両が接近する場合や、交差点において異なる方向から複数の車両が進入する場合においては、最後尾という概念がないので対応が難しい。
本発明の目的は、様々な走行状態や位置関係を有する車両等に対し、適切な時機に運転支援を行うことができるような通信装置及び通信端末装置を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の通信装置(100)は、
第1の周辺装置から送信された前記第1の周辺装置の移動状態に関するデータである第1の周辺装置データ、および第2の周辺装置から送信された前記第2の周辺装置の移動状態に関するデータである第2の周辺装置データを受信する受信部(101)と、
自装置の移動状態に関するデータである自装置データを取得する取得部(102)と、
前記第1の周辺装置データ、前記第2の周辺装置データ、及び前記自装置データから、前記第1の周辺装置と前記自装置との衝突予測時間である自装置衝突予測時間、及び前記第1の周辺装置と前記第2の周辺装置との衝突予測時間である他装置衝突予測時間を求めるとともに、前記自装置衝突予測時間が所定の値より小さく、かつ、前記自装置衝突予測時間が前記他装置衝突予測時間より小さい場合は、前記自装置データの送信間隔を短くする制御部(102、106)と、
前記送信間隔に基づき前記自装置データを送信する送信部(107)と、
を備える。
本発明の通信装置等によれば、様々な走行状態や位置関係を有する車両等に対し、適切な時機に運転支援を行うことができる。
本発明の通信装置の構成を説明するブロック図 本発明の通信装置の実施形態1における制御内容を説明する説明図 本発明の通信装置の実施形態1における動作を説明するフローチャート 本発明の通信装置の実施形態1における動作を説明するフローチャート 本発明の通信装置の実施形態2における制御内容を説明する説明図 本発明の通信装置の実施形態2における動作を説明するフローチャート 本発明の通信装置の実施形態2の変形例における動作を説明するフローチャート 本発明の通信装置の実施形態3における制御内容を説明する説明図 本発明の通信装置の実施形態4における制御内容を説明する説明図 本発明の通信装置の実施形態3及び4における動作を説明するフローチャート 本発明の通信装置の実施形態5における制御内容を説明する説明図 本発明の通信装置の実施形態5における動作を説明するフローチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明とは、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、少なくともかぎ括弧内の語は、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された語を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。また、特許請求の範囲の従属項に記載の構成及び方法、従属項に記載の構成及び方法に対応する実施形態の構成及び方法、および特許請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成及び方法は、本発明においては任意の構成及び方法である。
なお、各実施形態に開示の構成は、各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。
発明が解決しようとする課題に記載した課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本発明の手段と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
(各実施形態に共通の構成)
まず、本発明の各実施形態に共通の構成として、本発明の通信装置の構成を図1を用いて説明する。
本発明の「自装置」である通信装置100は、自車両に搭載されたり歩行者自身が所持するものであり、同じく周辺車両に搭載されたり周辺の歩行者が所持する「周辺装置」である他の通信装置との間で、「移動状態」に関するデータをメッセージとして送受信するものである。本実施形態では、自装置、周辺装置ともに車両(自車両、周辺車両)に搭載される車載器の例で説明する。
ここで、本発明の「自装置」とは、本発明の通信装置をいう。「周辺装置」とは、自装置の通信距離範囲内に存在する通信装置をいう。「移動状態」とは、自装置や周辺装置が移動している状態の他、静止している状態も含まれる。
通信装置100は、受信部101、メッセージ生成制御部102、メッセージ生成部106、送信部107を有する。また、通信装置100には、自車両位置情報生成装置103、地図データベース104、自車挙動取得部105、が接続されている。
受信部101は、周辺車両から、アンテナAを経由して、「周辺装置データ」である周辺車両の位置、速度、進行方向の情報(以下、位置情報等とする)を有するメッセージをパケットで受信する。
ここで、本発明の「周辺装置データ」とは、自装置に対して信号を送信した周辺装置の「移動状態」に関するデータをいい、例えば周辺装置の位置、速度、進行方向などのデータが含まれる。
一方、自車両位置情報生成装置103であるGPSは、「自装置データ」である自車両の位置情報を検出し、自車挙動取得部105である車速センサ及びジャイロは、それぞれ同じく「自装置データ」である自車両の速度及び進行方向を検出する。検出された「自装置データ」は、後述のメッセージ生成制御部102で取得される。メッセージ生成制御部102は、本発明の「取得部」に相当する。
ここで、本発明の「自装置データ」とは、自装置の「移動状態」に関するデータをいい、例えば自装置の位置、速度、進行方向などのデータが含まれる。
地図データベース104は、道路地図情報を保持し、必要に応じて道路地図情報を出力する。
受信部101で受信した周辺車両の位置情報等、自車両位置情報生成装置103及び自車挙動取得部105で検出した位置情報等、地図データベース104から出力された道路地図情報は、自車両の運転支援装置を介して、車両制御装置で自車両の制御に用いたり、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)としてのカーナビゲーションシステム等の表示装置や音声再生装置から運転者に対して視聴覚情報として提供される。
メッセージ生成制御部102は、受信部101で受信した周辺車両の位置情報等と、自車両位置情報生成装置103及び自車挙動取得部105で検出した自車両の位置情報等から、周辺車両と自車両との「衝突予測時間」(TTC:Time To Collision)を算出する。
ここで、本発明の「衝突予測時間」とは、例えば自装置と周辺装置とが、あるいは周辺装置同士が衝突するまでにかかると予測される時間をいう。
また、メッセージ生成制御部102は、メッセージ生成部106に対して、自車両の位置情報等の「送信間隔」を制御する制御信号を出力する。具体的には、メッセージ生成制御部102は、周辺車両と自車両との衝突予測時間と「所定の値」との対比に基づき、周辺車両と自車両との衝突予測時間が所定の値「より」小さい場合は、メッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等の送信間隔を短くするような制御信号を出力する。その他の場合は、例えば公知の輻輳制御方式に基づいた制御信号を出力する。
ここで、本発明の「送信間隔」は、必ずしも一定である必要はなく、例えば比例的に短くなったり、ランダムであったりしてもよい。「所定の値」とは、条件を与えた場合に一意に定まる値であればよく、必ずしも常に一定の値である必要はない。「より」とは、比較対象と同じ値を含む場合及び含まない場合の両方が含まれる。
メッセージ生成制御部102は、さらに各実施形態に記載する演算、処理等を行う。
メッセージ生成部106は、メッセージ生成制御部102から出力された制御信号で指示された送信間隔に基づき、自車両位置情報生成装置103及び自車挙動取得部105で検出された自車両の位置情報等をメッセージとして送信部107に出力する。
なお、メッセージ生成制御部102およびメッセージ生成部106は、まとめて本発明の「制御部」に相当する。
送信部107は、メッセージ生成部106から出力された自車両の位置情報等を有するメッセージを、周辺車両に対してアンテナAからパケットで送信する。
次に、各実施形態で、具体的な制御部の構成を動作の観点で説明する。
(実施形態1)
実施形態1につき、図2及び図3を用いて、本発明の通信装置の基本動作を説明する。実施形態1は、実施形態2以降の共通の前提となる基本動作である。
図2の上段は、ある時点における「周辺装置」たる通信装置を搭載した車両Aと、「自装置」たる通信装置を搭載した車両Bとの位置および速度の関係を示した図である。車両Bは渋滞の最後尾に位置し、停止している。車両Aは車両Bから100mの位置を時速100kmで走行し、車両Bに接近中である。車両A、車両Bは、共に図1で示した通信装置を搭載している。本実施形態では、まず車両Bに着目する。
図2の下段は、ある連続した時間における車両Bが受信するパケット、及び車両Bが送信するパケットを示した図である。車両Bは、車両Aが送信したパケットを受信している。また、車両Bは輻輳制御中であり一定の送信間隔(図2では500ms)で位置情報等をパケットで送信している。車両Bは、メッセージ生成制御部102において、車両Aが送信したパケットに含まれる位置情報等と車両B自身の位置情報等を用いて、パケットを受信する毎に、車両Aとの衝突予測時間を算出する。具体的には、相対距離を相対速度で除して求めることができる。例えば、図2では、車両Aの接近に伴い、衝突予測時間は、(5.6s)、(5.1s)、(4.6s)、(4.1s)、(3.6s)と徐々に減少する。そして、あらかじめ設定した所定の値以下、例えば本実施形態では4秒以下になった時点で、車両Bのメッセージ生成制御部102はメッセージ生成部106に対してパケットの送信間隔を短くする指示を内容とする制御信号を出力する。制御信号を受信した車両Bのメッセージ生成部106は、パケットの送信間隔を500msよりも短い100msとして送信部107に出力し、送信部107は100msの送信間隔でパケットを送信する。
図3は、本発明の実施形態1の通信装置100の動作を表すフローチャートである。ここでは、自車両である車両Bの通信装置100(自装置)での処理を説明する。
なお、図3を含め以下の全てのフローチャートの説明における、『以上』及び『以下』の語は、フローチャートの記載に従い、比較対象を含まない意義として記載しているが、これに代えて『以上』又は『以下』のいずれか又は両方を比較対象を含むように変更、あるいは解釈することができる。
まず、受信部101は、周辺車両である車両Aに搭載された周辺装置から位置情報等を有するメッセージをパケットで受信、取得する(S101)。
次に、メッセージ生成制御部102は、通信装置100の自車両位置情報生成装置103であるGPSで検出した自車両の位置情報、および自車挙動取得部105である車速センサ及びジャイロで検出した自車両の速度及び進行方向を取得する(S102)。
そして、メッセージ生成制御部102は、周辺車両の位置情報等と、自車両の位置情報等から、周辺車両と自車両との衝突予測時間(図中、TTCとする)を算出する(S103)。
周辺車両と自車両との衝突予測時間が所定の値(図中、Aとする)以下の場合は(S104:Y)、メッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等の送信間隔を短くするような制御信号を出力する(S105)。
周辺車両と自車両との衝突予測時間が所定の値以上の場合は(S104:N)、前回までにパケットを受信して衝突予測時間が所定値以下と判定されている他の周辺装置が存在しなければ(S106:N)、自車両の位置情報等の送信間隔を短くしているかどうかを判定し(S107)、送信間隔を短くしている場合は(S107:Y)、メッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等の送信間隔をもとに戻すような制御信号を出力する(S108)。送信間隔を短くしていない場合は(S107:N)、送信間隔に変更を加えない。そして、衝突予測時間が所定値以下と判定されている他の周辺装置が存在すれば(S106:Y)、送信間隔に変更を加えない。
以上の処理を、周辺車両の周辺装置からパケットを受領するごとに実行する。なお、パケットの送信間隔を短くするような制御信号の出力(S105)は、パケットを受領する毎に行なってもよいが、送信間隔を短くする処理を行なった後は、S105の実行を省略してもよい。また図3の処理の順序は、ある処理が次の処理の前提条件となっていなければ、適宜入れ替えることが可能である。以下、いずれの実施形態においても同様である。
これにより、車両Aは停止している車両Bの存在を早期に認識することができ、より適切な時機に運転支援を行うことができる。例えば、車両Aは自動でブレーキをかけて減速する制御を行うとともに、カーナビゲーションシステムの画面及び音声で、前方に車両があり衝突の危険があることを警告することができる。
なお、本実施形態では停止している車両Bに着目したが、車両Aにおいても同様の制御を行ってもよい。すなわち、車両Aの側でも車両Bが送信したパケットに含まれる位置情報等と車両A自身の位置情報等を用いて、パケットを受信する毎に、衝突予測時間を算出する。そして、あらかじめ設定した所定の値である4秒以下になれば、車両Aはパケットの送信間隔を500msよりも短い100msとする。
これにより、車両Bは、急速に接近してくる車両Aの存在を早期に認識することができ、より適切な時機に運転支援を行うことができる。例えば、車両Bは、カーナビゲーションシステムの画面及び音声で、後方から車両が接近しており衝突の危険があることを警告することができる。
なお、本実施形態ではパケットの「送信間隔」を一定の100msとしたが、衝突予測時間、あるいは車両Aや車両Bの速度や位置に応じて決定してもよい。例えば、危険性が発生した場合は150ms、危険性が間近に迫っている場合は100msとするなど、複数の値を状況に応じて選択できるようにしてもよい。
また、危険性の程度に応じて連続的に送信間隔をより短く変化させてもよい。
さらに、送信間隔を短くする判断の直後に1度送信してもよい。
送信間隔を短くする判断の後、ランダムな待機時間を設けてもよい。これにより、複数の車両がほぼ同時に送信間隔を短くする判断をした場合に、パケットが衝突するのを防止できる。
送信間隔は、本実施形態ではms、すなわち時間を単位としたが、これ以外の単位でもよい。例えば、周波数(Hz)やスロットの数などで規定してもよい。
送信間隔は、送信頻度、送信タイミング、あるいは送信周期と読み替えてもよく技術的に同義である。
以下に述べる他の実施形態においても同様である。
なお、本実施形態では「所定の値」を4秒としたが、周辺車両の距離や速度に応じて数値や単位を適宜変更してもよい。
以下に述べる他の実施形態においても同様である。
本実施形態では、衝突予測時間を用いたが、これに代えて、衝突予測時間の単位時間当たりの減少量を用い、所定の値よりも大きい場合に送信間隔を短くしてもよい。通常想定される速度域より高速で接近する車両に対しては、衝突予測時間を用いるよりもさらに適切な時機に運転支援をすることができる。
以下に述べる他の実施形態においても同様である。
図4は、この場合の通信装置100の動作を表すフローチャートである。図3と同様の処理は同じステップ番号を付し、説明を省略する。
S103で衝突予測時間を算出した後、衝突予測時間の単位時間当たりの減少量を算出する(S121)。当該減少量が所定の値(図中、Bとする)以上の場合は(S122:Y)、自車両の位置情報等の送信間隔を短くするような制御信号を出力する(S105)。
当該減少量が所定の値以下の場合は(S122:N)、前回までにパケットを受信して当該減少量が所定値以上と判定されている他の周辺装置が存在しなければ(S123:N)、自車両の位置情報等の送信間隔を短くしているかどうかを判定し(S107)、送信間隔を短くしている場合は(S107:Y)、自車両の位置情報等の送信間隔をもとに戻すような制御信号を出力する(S108)。送信間隔を短くしていない場合は(S107:N)、送信間隔に変更を加えない。そして、衝突予測時間が所定値以上と判定されている他の周辺装置が存在すれば(S123:Y)、送信間隔に変更を加えない。
本実施形態において、車両Bは送信するパケットに、「周辺装置」たる通信装置を搭載した車両Aから「周辺装置データ」たる車両Aの位置情報等を取得したことを示すフラグを加えて送信してもよい。このフラグの利用方法は、実施形態4で説明する。
(実施形態2)
実施形態2につき、図5及び図6を用いて、本発明の通信装置の動作を説明する。本実施形態では、輻輳の再発をさらに効果的に抑制する処理を行うものである。
図5の上段は、ある時点における「第1の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両A、「第2の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両B、「自装置」たる通信装置を搭載した車両Cの位置関係を示した図である。車両A及び車両Bの位置及び速度の関係は実施形態1と同様である。車両Cは、車両Bよりも進行方向前方10mの位置に停止している。車両Cも図1で示した通信装置を搭載している。車両Aは車両B及び車両Cに接近中である。本実施形態では、車両Cに着目する。
図5の下段は、ある連続した時間における車両Cが受信するパケット、及び車両Cが送信するパケットを示した図である。車両Cは、車両A及び車両Bが送信したパケットを受信している。また、車両B及び車両Cは輻輳制御中であり一定の送信間隔(図5では500ms)で位置情報等をパケットで送信している。車両Cは、メッセージ生成制御部102において、車両Aが送信したパケットに含まれる位置情報等と車両C自身の位置情報等を用いて、パケットを受信する毎に、車両Aとの衝突予測時間(本発明の「自装置衝突予測時間」に相当)を算出する。例えば、図5では、車両Aの接近に伴い、衝突予測時間は、(5.9s)、(5.4s)、(4.9s)、(4.4s)、(3.9s)と徐々に減少する。
これと同時に、車両Cは、メッセージ生成制御部102において、車両Aが送信したパケットに含まれる位置情報等と車両Bが送信したパケットに含まれる位置情報等を用いて、車両Aと車両Bとが衝突するまでの衝突予測時間(本発明の「他装置衝突予測時間」に相当)を算出する。
そして、自装置衝突予測時間があらかじめ設定した所定の値以下、例えば本実施形態では4秒以下になった場合、自装置衝突予測時間と他装置衝突予測時間を比較する。自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間よりも小さい場合は、車両Cのメッセージ生成制御部102は、メッセージ生成部106に対してパケットの送信間隔を短くする指示を内容とする制御信号を出力する。制御信号を受信した車両Cのメッセージ生成部106は位置情報等のパケットの送信間隔を短くする。自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間よりも大きい場合は、位置情報等のパケットの送信間隔を変更しない。例えば、図5では、自装置衝突予測時間は3.9秒、他装置衝突予測時間は3.6秒となっているので、車両Cはパケットの送信間隔を変更しない。(これに対して、車両Bから見た場合は、自装置衝突時間(3.6秒)が他装置衝突予測時間(3.9秒)よりも小さくなっているので、車両Bはパケットの送信間隔を短くしている。)
図6は、本発明の実施形態2の通信装置100の動作を表すフローチャートである。ここでは、自車両である車両Cの通信装置100(自装置)での処理を説明する。
まず、受信部101は、周辺車両である車両A及び車両Bに搭載された第1及び第2の周辺装置から位置情報等を有するメッセージをパケットで受信、取得する(S201)。
次に、メッセージ生成制御部102は、通信装置100の自車両位置情報生成装置103であるGPSで検出した自車両の位置情報、および自車挙動取得部105である車速センサ及びジャイロで検出した自車両の速度及び進行方向を取得する(S202)。
そして、メッセージ生成制御部102は、車両Aの第1の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等と車両C自身の位置情報等を用いて、パケットを受信する毎に、車両Aとの自装置衝突予測時間(図中、TTC1とする)を算出する(S203)。
さらに、メッセージ生成制御部102は、車両Aの第1の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等と車両Bの第2の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等を用いて、車両Aと車両Bとが衝突するまでの他装置衝突予測時間(図中、TTC2とする)を算出する(S204)。
自装置衝突予測時間があらかじめ設定した所定の値(図中、Aとする)以下であるかどうかを判定する(S205)。所定の値以上であればS208に進み(S205:N)、所定の値以下であれば(S205:Y)、自装置衝突予測時間と他装置衝突予測時間を比較する(S206)。自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以下の場合は(S206:Y)、車両Cのメッセージ生成制御部102は、メッセージ生成部106に対してパケットの送信間隔を短くする指示を内容とする制御信号を出力する(S207)。
自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以上の場合は(S206:N)、前回までにパケットを受信して、自装置衝突予測時間が所定値以下であり、かつ自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以下と判定されている他の周辺装置があるかどうかを判定する(S208)。この条件を満たすのであれば(S208:Y)処理を終了し、満たさないのであれば(S208:N)、自車両の位置情報等の送信間隔を短くしているかどうかを判定し(S209)、送信間隔を短くしている場合は(S209:Y)、メッセージ生成制御部102からメッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等の送信間隔をもとに戻すような制御信号を出力する(S210)。送信間隔を短くしていない場合は(S209:N)、送信間隔に変更を加えない。
なお、上述の例では、先に自装置衝突予測時間と所定の値とを比較(S205)してから、自装置衝突予測時間と他装置衝突予測時間との比較(S206)を行ったが、この順は逆にしてもよい。この場合、先に比較対象の周辺車両を絞り込む処理を行うことになる。
以上のように、車両Cはパケットの送信間隔を変更しない結果、渋滞末尾付近の車両による輻輳の増加を軽減することができる。すなわち、パケットの送信間隔を短くする車両を渋滞末尾付近に留めることができる。この結果、車両Aは停止している車両Bの存在を早期に認識することができ、より適切な時機に運転支援を行うことができる。
もちろん、本実施形態は、渋滞末尾だけでなく、様々な状況にも適用できる。例えば、本線が渋滞中に路肩に停車中の車両が存在した場合、交差点において右折待ち車両に直進車両が接近する場合、交差点において異なる方向から複数の車両が進入する場合にも対応可能である。右折直進の場合の例は、後述の実施形態5で説明する。
なお、車両Cが参照する「第2の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両Bを、車両Cから「所定の距離の範囲内」に位置するものに限定してもよい。この例については、後述の実施形態5で説明する。
ここで、本発明の「所定の距離の範囲内」とは、条件を与えた場合に一意に定まる距離の範囲であればよく、必ずしも常に一定の距離内である必要はない。また、距離に代えて時間で表現される場合も含む。
本実施形態において、車両C及び車両Bは送信するパケットに、「第1の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両Aから「第1の周辺装置データ」たる車両Aの位置情報等を取得したことを示すフラグを加えて送信してもよい。このフラグの利用方法は、実施形態4で説明する。
(実施形態2の変形例)
実施形態2では、第2の周辺装置を特段絞り込まず、あるいは第2の周辺装置を所定の距離の範囲内に位置するものに限定して適用した。
もっとも、図5の場合において、車両Bが何らかの原因、例えば車両Aからのパケットを受信できていないことが原因で、位置情報等のパケットの送信間隔を短くしていない状況も考えられる。その場合、車両Bも車両Cも送信間隔を短くする処理を行なわず、車両Aから見て車両B,車両Cの早期認識に支障が出る恐れがある。以下、実施形態2の変形例を図1および図7を参照しながら説明する。本実施形態でも、車両Cに着目する。
図1において、通信装置100のメッセージ生成制御部102がメッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等のパケットの送信間隔を短くするような制御信号を出力した場合、メッセージ生成部106は、送信間隔を短くしたことを示す情報(例えばフラグ)を「自装置データ」に含めて送信する。
また、メッセージ生成制御部102は、送信間隔を短くしたことを示す情報が含まれている「周辺装置データ」を送信した「第2の周辺装置」のみを対象として、他装置衝突予測時間を求める。
図7は、本発明の実施形態2の変形例の通信装置100の動作を表すフローチャートである。ここでは、自車両である車両Cの通信装置100(自装置)での処理を説明する。図6と同様の処理は同じステップ番号を付し、説明を省略する。
実施形態2を示した図6では、メッセージ生成制御部102は、車両Aの第1の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等と車両Bの第2の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等を用いて、車両Aと車両Bとが衝突するまでの他装置衝突予測時間(図中、TTC2とする)を算出する(S204)。実施形態2の変形例を示した図7では、S204に代えて、送信間隔を短くしたことを示す情報(図中、F情報とする。)を受信した第2の周辺装置のみを他装置衝突予測時間を算出する対象とする(S221)。それ以降の処理は図6と同様である。
この構成によれば、例えば冒頭の例の場合、車両Bから送信された周辺装置データに送信間隔を短くしたことを示す情報が含まれていないので(S221)、車両Cは、車両Bを、他装置衝突予測時間を求める対象としない。その結果、車両Cは、自装置衝突予測時間のみを用いて自装置データの送信間隔を短くすることになり、車両Aは車両Cを早期に認識することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3につき、図8を用いて、本発明の通信装置の動作を説明する。
実施形態1及び実施形態2は、車両Aからのパケットを受信できている場合についての処理であるが、車両Aからのパケットを受信できない場合には別の処理を行う必要がある。本実施形態では、車両Bに着目する。
図8は、ある時点における「第1の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両A、「第2の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両C、「自装置」たる通信装置を搭載した車両Bの位置関係を示した図である。車両A、車両B、及び車両Cの位置及び速度の関係は実施形態1および実施形態2と同様である。しかし、車両Bは車両Aからのパケットを受信できていないので、車両Aとの衝突予測時間(本発明の「自装置衝突予測時間」に相当)を求めることができない。これに対して、車両Cは実施形態1あるいは後述の実施形態4に基づき、あるいは輻輳制御の影響で、パケットの送信間隔を短くしているとする。
このような場合、車両Bのメッセージ生成制御部102は、実施形態1又は実施形態2の制御に代えて、「第2の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両Cがパケットの送信間隔を短くしたことを検出した場合は、メッセージ生成部106に対してパケットの送信間隔を短くする指示を内容とする制御信号を出力し、車両Bのメッセージ生成部106はパケットの送信間隔を500msよりも短い100msとする。
なお、パケットの送信間隔を短くしたかどうかの判断は、過去に受信していた送信間隔との比較、車両Cの位置情報等から推定される送信間隔との差、周辺車両台数から推定される輻輳制御時の送信間隔との差、から判断することができる。また、実施形態2の変形例の構成を採る場合は、受信した周辺装置データに送信間隔を短くしたことを示す情報が含まれているか否かによって判断することができる。
これにより、通信エラーがある場合でも、車両Aが停止している車両Bの存在を認識できる確実性を上げることができ、より適切な時機に運転支援制御を行うことができる。
なお、実施形態1及び実施形態2で、送信するパケットに位置情報を取得したことを示すフラグを追加してもよいことについて言及した。しかし、本実施形態の車両Bの場合、車両Aから位置情報等を取得していないので、このフラグは送信しない。このフラグの利用方法は、実施形態4で説明する。
(実施形態4)
実施形態4につき、図9を用いて、本発明の通信装置の動作を説明する。
実施形態3で、車両Bが車両Aからのパケットを受信できない場合の動作について説明した。しかし、その後車両Aからのパケットを受信できた場合にパケットの送信間隔を短くしたままであると、車両Bを中心に輻輳が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、車両Bが車両Aからのパケットを受信できた場合は、再度実施形態1又は実施形態2の内容に従い、パケットの送信間隔を短くするかどうか判定する。
ただし、実施形態2の内容での処理の場合、比較すべき「他装置衝突予測時間」を求める「第2の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両は、車両Aの位置情報等を取得している車両に限ることにしてもよい。図9において、車両Cは、車両Aの位置情報等を取得しており、車両Aの位置情報等を取得したことを示すフラグをパケットに含めて送信している。これに対し、車両Dは、車両Aの位置情報等を取得しておらず、車両Aの位置情報等を取得したことを示すフラグをパケットに含めずに送信している。そして、車両Bのメッセージ生成制御部102は、受信部101で受信した位置情報等を含むパケット中に、かかるフラグが含まれる車両(図9の場合は車両C)に対してのみ、他装置衝突予測時間を求め、自装置衝突予測時間と比較する。
図10は、本発明の実施形態3および実施形態4の通信装置100の動作を表すフローチャートである。ここでは、車両Bの通信装置100(自装置)での処理を説明する。つまり、当初車両Bは車両Aからのパケットを受信できていないが(図8)、その後車両Aからのパケットを受信できることになった場合(図9)の車両Bにおける通信装置100の動作を想定している。そして、図8の場合は、車両Cは車両Aからの位置情報等を取得したことを示すフラグを送信している。また図9の場合は、車両Cは車両Aからの位置情報等を取得したことを示すフラグを送信しているのに対し、車両Dは車両Aからの位置情報等を取得したことを示すフラグは送信していない。なお、図8の場合も図9の場合も、車両Cは送信間隔を短くしたことを示す情報を送信している。
まずは、図10のフローチャートを一般的な自装置の視点で説明する。
受信部101は、第1及び第2の周辺装置から位置情報等を有するメッセージをパケットで受信、取得する(S301)。
メッセージ生成制御部102は、通信装置100の自車両位置情報生成装置103であるGPSで検出した自車両の位置情報、および自車挙動取得部105である車速センサ及びジャイロで検出した自車両の速度及び進行方向を取得する(S302)。
メッセージ生成制御部102は、第1の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等と自装置の位置情報等を用いて、パケットを受信する毎に、第1の周辺装置との自装置衝突予測時間(図中、TTC1とする)を算出する(S303)。
メッセージ生成制御部102は、第1の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等と、送信間隔を短くしたことを示す情報(図中、F情報とする。)及び第1の周辺装置からの位置情報を取得したことを示すフラグ(図中、G情報とする。)を過去に受信した第2の周辺装置が送信したパケットに含まれる位置情報等とを用いて、第1の周辺装置と第2の周辺装置とが衝突するまでの他装置衝突予測時間(図中、TTC2とする)を算出する(S304)。
そして、自装置衝突予測時間が予め設定した所定の値(図中、Aとする。)以下であるかどうか判定する(S305)。所定の値以上であれば(S305:N)、第1の周辺装置から受信したパケットに、送信間隔を短くしたことを示す情報(図中、F情報とする)が含まれているかどうかを判定する(S306)。含まれていると判定した場合は(S306:Y)、パケットの送信間隔を短くした周辺装置を記憶し(S307)、メッセージ生成制御部102はメッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等の送信間隔を短くするような制御信号を出力する(S308)。含まれていないと判断した場合は(S306:N)、S311に処理を移す。
これに対し、自装置衝突予測時間があらかじめ設定した所定の値(図中、Aとする。)以下であれば(S305:Y)、自装置衝突予測時間と他装置衝突予測時間とを比較する(S309)。自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以下であれば(S309:Y)、メッセージ生成制御部102は、メッセージ生成部106に対してパケットの送信間隔を短くする指示を内容とする制御信号を出力する(S310)。自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以上であれば(S309:N)、前回までにパケットを受信して、自装置衝突予測時間が所定値以下でありかつ自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以下と判定されている他の周辺装置があるか、又は、パケットの送信間隔を短くしたと判定されている他の周辺装置があるか、を判定する(S311)。この条件を満たすのであれば(S311:Y)、処理を終了し、満たさないのであれば(S311:N)、自装置の位置情報等の送信間隔を短くしているかどうかを判定し(S312)、送信間隔を短くしている場合は(S312:Y)、メッセージ生成制御部102からメッセージ生成部106に対して自車両の位置情報等の送信間隔をもとに戻すような制御信号を出力する(S313)。送信間隔を短くしていない場合は(S312:N)、送信間隔に変更を加えない。
続いて、図8及び図9の状況の場合における車両Bでの処理を、図10のフローチャートに沿って説明する。
最初に、車両Bが車両Aからのパケットを受信できていない図8に示す状況を想定する。
車両A及び車両Cに搭載された第1及び第2の周辺装置から位置情報等を有するメッセージをパケットで受信、取得する(S301)。ただし、車両Aからのパケットを受信できない状況であるので、車両Cに搭載される通信装置を第1の周辺装置と認識し、車両Cからのパケットのみ取得する。
自車両の位置情報、および自車両の速度及び進行方向を取得する(S302)。
車両Cとの自装置衝突予測時間を算出する(S303)。
なお、第2の周辺装置はこの時点では存在しないので、S304の算出は行わない。
そして、自装置衝突予測時間が予め設定した所定の値以下であるかどうか判定するが、車両Bも車両Cも停止しているので、自装置衝突予測時間は無限大となり、所定の値以下にはならない(S305:N)。
車両Cから受信したパケットに車両Aからの位置情報等を取得したことを示すフラグが含まれているか否かを判定し(S306)、車両Cから受信したパケットにはかかるフラグが含まれているので(S306:Y)、パケットの送信間隔を短くした車両Cを記憶し(S307)、パケットの送信間隔を短くする指示を出力する(S308)。
次に、車両Bが車両Aからのパケットを受信できるようになった図9の状況を想定する。
車両A及び車両Cに搭載された第1及び第2の周辺装置から位置情報等を有するメッセージをパケットで受信、取得する(S301)。
自車両の位置情報、および自車両の速度及び進行方向を取得する(S302)。
車両Aとの自装置衝突予測時間を算出する(S303)。
車両Cから受信したパケットには、車両Aからの位置情報等を取得したことを示すフラグ及びパケットの送信間隔を短くした情報が含まれているので、車両Aと車両Cとの他装置衝突予測時間を算出する(S304)。自装置衝突予測時間が所定値以下である場合(S305:Y)、図9の状況であれば車両Bは車両Cよりも車両Aに近いので、自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以下となる(S309:Y)。それゆえ、車両Cは、パケット送信間隔を短くする処理を行う(S310)。なお、車両Cを自装置とした場合は、S309で自装置衝突予測時間が他装置衝突予測時間以上となり(S309:N)、S311以降の処理を行う。
これにより、通信エラーがある場合でも輻輳が増大するのを防止することができる結果、車両Aが停止している車両Bの存在を認識できる確実性を上げることができ、より適切な時機に運転支援制御を行うことができる。
このように、実施形態2の変形例を採る場合は、車両Bのメッセージ生成制御部102は、車両Aの位置情報等を取得したことを示すフラグを検出したことに加え、位置情報等のパケットの送信間隔を短くしたことを示す情報を抽出したことを条件に、かかる条件を満たした車両に対してのみ、他装置衝突予測時間を求め、自装置衝突予測時間と比較する。
(実施形態5)
実施形態5につき、図11を用いて、本発明の通信装置の動作を説明する。
実施形態2では、周辺車両間の衝突予測時間(本発明の「他装置衝突予測時間」に相当)を参照して、パケットの送信間隔を変更するか否かを決定した。しかし、輻輳の発生を抑えるという目的に照らせば、自車両から相当程度離れた周辺車両までも考慮対象にする必要はない。また、このような周辺車両までも考慮対象にすると、適切な時機に運転支援を行うという目的に沿わない場合もある。
図11は、ある時点における「第1の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両A、「第2の周辺装置」たる通信装置を搭載した車両B、「自装置」たる通信装置を搭載した車両Cの位置及び速度の関係を示した図である。車両Aは対向車線から交差点に入り右折待ちをしている。車両Bは、車両Aから80mの距離にあり、車両Aの方向に向かって時速60kmで直進している。車両Cは、車両Bの後方で車両Aから130mの距離にあり、車両Aの方向に向かって時速60kmで直進している。車両A、車両B、車両Cは、共に図1で示した通信装置を搭載している。本実施形態では、車両Cに着目する。
この場合、実施形態2の制御方法で車両Cが送信するパケットの送信間隔を制御した場合、車両Aに対する車両Bの他装置衝突予測時間(4s)よりも、車両Aに対する車両Cの自装置衝突予測時間(7.8s)の方が大きい。したがって、車両Cは、パケットの送信間隔を短くすることなく進行することになる。しかし、この状態では、車両Aが車両Cのパケットを受信するタイミングが遅れる可能性がある。例えば、車両Bが交差点通過後に車両Aが右折を開始すると、車両Cが危険車両となるが、この場合車両Cのパケットの送信間隔が長いと車両Aはパケットを受信するタイミングが遅れてしまう。
そこで、本実施形態では、車両Cは、メッセージ生成制御部102において、車両Bが所定の距離の範囲内に位置するかどうかを判断し、所定の距離の範囲内に位置する場合にのみ、実施形態2の処理を行う。所定の距離の範囲は、一定値でもよいし、速度に応じて変更してもよい。このような制御は、特に自車両の速度が一定以上の場合に特に効果が高い。
図12は、本発明の実施形態5の通信装置100の動作を表すフローチャートである。ここでは、自車両である車両Cの通信装置100(自装置)での処理を説明する。
図12で示すフローチャートは、実施形態2において図6で示したフローチャートと、基本的には同じである。図12のS501からS505、S507からS511は、それぞれ図6のS201からS205、S206からS210に相当する。両者で異なるのは、図12でS506が追加されている点である。
車両Cの通信装置100のメッセージ生成制御部102は、第2の周辺装置である車両Bが所定の距離の範囲内に位置するかどうかを判断し(S506)、所定の距離の範囲内に位置する場合(S506:Y)は、実施形態2と同様第2の周辺装置を考慮した処理を行う。所定の距離の範囲内に位置しない場合(S506:N)は、第2の周辺装置を考慮しない処理を行う。
以上により、本実施形態では、輻輳の発生と適切な時機に運転支援を行うという目的の調和を図ることが可能である。
(その他、各実施形態の変形例)
以上の各実施形態は、適宜以下のように変形を加えてもよい。
衝突予測時間を求める対象は、地図データベース104から取得する地図データ、および自車両位置情報生成装置103から取得する位置情報に基づき、自車の走行している道路上、若しくはそれと接続された道路上に限定してもよい。これにより、パケットの送信間隔を短くするかどうかの判断をより正確に行うことができる。
取得できる他車の位置情報に誤差があると想定される場合、衝突予測時間は誤差の分小さめに見積もるようにしてもよい。これにより、誤差の影響で衝突予測時間に誤差が生じ、必要なタイミングでパケットを送信できないという事態を防止することができる。
本実施形態は、主として追突が発生するケースの例で説明したが、実施形態5で説明したような右折対直進ケース、あるいは出合い頭ケースにも適用できる。
本発明は、自装置データの送信間隔を調整するために、メッセージ生成部106におけるパケットの生成時期を制御しているが、パケットの生成は一定時間おきに生成し、送信部107での送信タイミングを制御してもよい。
本発明は、従来の輻輳制御と組み合わせて使用することができる。本発明の方法で自装置データの送信間隔を短くする場合は、従来の制御を停止してもよいし、両者で得られた結果のうち制御開始が早い方を選択してもよい。
(総括)
以上、本発明の実施形態における通信装置の特徴について説明した。
なお、上記実施形態では、本発明の通信装置を車両に搭載した場合、つまり車載器について説明したが、本発明の通信装置を歩行者が所持し、この通信装置との間で本発明を適用してもよい。つまり、車車間に加え、歩車間、さらには理論的には歩歩間でも適用できる。
また、上記実施形態(例えば図1)において、通信装置の送信部および受信部を切り替えるスイッチS、およびスイッチSに接続されるアンテナAは通信装置には含まれないが、通信装置にスイッチS及びアンテナAを接続して通信端末装置としてもよい。あるいは、スイッチSに代えて、送信用、受信用にそれぞれ別のアンテナAを接続してもよい。この他、通信端末装置には、アンプや各種フィルタが備えられていてもよい。当然、自車位置情報生成装置(GPS)、地図データベース、自車挙動取得部(車速センサ、ジャイロ))、運転支援装置、車両制御装置、HMIの少なくとも1つを含めて通信端末装置としてもよい。
車載機としての通信装置の例として、半導体、電子回路、モジュール、あるいはECU(エレクトロニックコントロールユニット)が挙げられる。また、通信端末装置の例として、自動車にECUが搭載されアンテナ等と接続された状態の他、カーナビゲーションシステム、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末が挙げられる。
歩行者が所持する通信装置の例としては、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末が挙げられる。
また、各実施形態において、「制御部」の構成として、主としてメッセージ生成制御部102、及びメッセージ生成部106の動作の観点から説明したが、それぞれが方法の特徴としても把握できることは言うまでもない。すなわち、本明細書は、本発明を方法の発明としても開示するものである。
加えて、本発明は、上述の専用のハードで実現できるだけでなく、メモリやハードディスク等の記録媒体に記録したプログラム、及びこれを実行する専用又は汎用CPU及びメモリ等を有するマイクロコンピュータとの組み合わせとしても実現できる。プログラムは、記録媒体を介さずにサーバから通信回線を経由して上述の専用のハードやマイクロコンピュータに提供することもできる。これにより、プログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。
本発明にかかる通信装置及び通信端末装置は、主として自動車間の通信(車車間通信)、に用いられるものであるが、自動車と歩行者間の通信(歩車間通信)に用いてもよい。さらに、本発明はこれらの用途に限られるものではない。
100 通信装置、101 受信部、102 メッセージ生成制御部、103 自車両位置情報生成装置、104 地図データベース、105 自車挙動取得部、106 メッセージ生成部、107 送信部

Claims (12)

  1. 第1の周辺装置から送信された前記第1の周辺装置の移動状態に関するデータである第1の周辺装置データ、および第2の周辺装置から送信された前記第2の周辺装置の移動状態に関するデータである第2の周辺装置データを受信する受信部(101)と、
    自装置の移動状態に関するデータである自装置データを取得する取得部(102)と、
    前記第1の周辺装置データ、前記第2の周辺装置データ、及び前記自装置データから、前記第1の周辺装置と前記自装置との衝突予測時間である自装置衝突予測時間、及び前記第1の周辺装置と前記第2の周辺装置との衝突予測時間である他装置衝突予測時間を求めるとともに、前記自装置衝突予測時間が所定の値より小さく、かつ、前記自装置衝突予測時間が前記他装置衝突予測時間より小さい場合は、前記自装置データの送信間隔を短くする制御部(102、106)と、
    前記送信間隔に基づき前記自装置データを送信する送信部(107)と、
    を有する通信装置(100)。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の周辺装置データ、前記第2の周辺装置データ、及び前記自装置データから、前記第1の周辺装置と前記自装置との衝突予測時間である自装置衝突予測時間、及び前記第1の周辺装置と前記第2の周辺装置との衝突予測時間である他装置衝突予測時間を求めるとともに、前記自装置衝突予測時間の単位時間当たりの減少量が所定の値よりも大きく、かつ、前記自装置衝突予測時間が前記他装置衝突予測時間より小さい場合は、前記自装置データの送信間隔を短くする、
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記第1の周辺装置は、前記自装置及び前記第2の周辺装置に接近中である、
    請求項1記載の通信装置。
  4. 前記第2の周辺装置は、前記自装置から所定の距離の範囲内に位置するものに限る、
    請求項1又は3記載の通信装置。
  5. 前記送信部は、前記自装置データの送信間隔を短くした場合に、送信間隔を短くしたことを示す情報を前記自装置データに含めて送信し、
    前記制御部は、送信間隔を短くしたことを示す情報が含まれている前記第2の周辺装置データを送信した前記第2の周辺装置のみを対象として、前記他装置衝突予測時間を求める、
    請求項1又は3記載の通信装置。
  6. 前記受信部が、前記第1の周辺装置から前記第1の周辺装置データを受信できない場合、
    前記制御部は、
    前記自装置衝突予測時間及び前記他装置衝突予測時間に基づく制御に代えて、前記第2の周辺装置が前記第2の周辺装置データの送信間隔を短くしたと判断した場合に、前記自装置データの送信間隔を短くする、
    請求項1又は3記載の通信装置。
  7. 前記送信部は、
    前記自装置データに加え、さらに前記第1の周辺装置データを取得したことを示すフラグを送信する、
    請求項1又は3記載の通信装置。
  8. 前記送信部は、
    前記第1の周辺装置データを取得したことを示すフラグを送信しない、
    請求項6記載の通信装置。
  9. 前記受信部が、前記第1の周辺装置データを取得済みであることを示すフラグを前記第2の周辺装置から受信した場合にのみ、前記制御部での処理を行う、
    請求項6記載の通信装置。
  10. 第1の周辺装置から送信された前記第1の周辺装置の移動状態に関するデータである第1の周辺装置データ、および第2の周辺装置から送信された前記第2の周辺装置の移動状態に関するデータである第2の周辺装置データを受信する受信部と、
    自装置の移動状態に関するデータである自装置データを取得する取得部と、
    前記第1の周辺装置データ、前記第2の周辺装置データ、及び前記自装置データから、前記第1の周辺装置と前記自装置との衝突予測時間である自装置衝突予測時間、及び前記第1の周辺装置と前記第2の周辺装置との衝突予測時間である他装置衝突予測時間を求めるとともに、前記自装置衝突予測時間が所定の値より小さく、かつ、前記自装置衝突予測時間が前記他装置衝突予測時間より小さい場合は、前記自装置データの送信間隔を短くする制御部と、
    前記送信間隔に基づき前記自装置データを送信する送信部と、
    前記受信部および前記送信部に接続されるアンテナと、
    を有する通信端末装置。
  11. 第1の周辺装置から送信された前記第1の周辺装置の移動状態に関するデータである第1の周辺装置データ、および第2の周辺装置から送信された前記第2の周辺装置の移動状態に関するデータである第2の周辺装置データを受信する受信ステップと、
    自装置の移動状態に関するデータである自装置データを取得する取得ステップと、
    前記第1の周辺装置データ、前記第2の周辺装置データ、及び前記自装置データから、前記第1の周辺装置と前記自装置との衝突予測時間である自装置衝突予測時間、及び前記第1の周辺装置と前記第2の周辺装置との衝突予測時間である他装置衝突予測時間を求めるとともに、前記自装置衝突予測時間が所定の値より小さく、かつ、前記自装置衝突予測時間が前記他装置衝突予測時間より小さい場合は、前記自装置データの送信間隔を短くする制御ステップと、
    前記送信間隔に基づき前記自装置データを送信する送信ステップと、
    を有する通信方法。
  12. 第1の周辺装置から送信された前記第1の周辺装置の移動状態に関するデータである第1の周辺装置データ、および第2の周辺装置から送信された前記第2の周辺装置の移動状態に関するデータである第2の周辺装置データを受信する受信ステップと、
    自装置の移動状態に関するデータである自装置データを取得する取得ステップと、
    前記第1の周辺装置データ、前記第2の周辺装置データ、及び前記自装置データから、前記第1の周辺装置と前記自装置との衝突予測時間である自装置衝突予測時間、及び前記第1の周辺装置と前記第2の周辺装置との衝突予測時間である他装置衝突予測時間を求めるとともに、前記自装置衝突予測時間が所定の値より小さく、かつ、前記自装置衝突予測時間が前記他装置衝突予測時間より小さい場合は、前記自装置データの送信間隔を短くする制御ステップと、
    前記送信間隔に基づき前記自装置データを送信する送信ステップと、
    を有するコンピュータで実行可能な通信用プログラム。
JP2017253275A 2017-02-24 2017-12-28 通信装置及び通信端末装置 Active JP7052350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/900,931 US10495721B2 (en) 2017-02-24 2018-02-21 Communication device, communication terminal device, communication method, and non-transitory tangible computer readable medium

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017033198 2017-02-24
JP2017033198 2017-02-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018142307A JP2018142307A (ja) 2018-09-13
JP7052350B2 true JP7052350B2 (ja) 2022-04-12

Family

ID=63526789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017253275A Active JP7052350B2 (ja) 2017-02-24 2017-12-28 通信装置及び通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7052350B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7347302B2 (ja) 2020-03-31 2023-09-20 株式会社デンソー リモート駐車システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217120A (ja) 2007-02-28 2008-09-18 Toyota Motor Corp 通信システム、端末機及び車載機
WO2010128537A1 (ja) 2009-05-07 2010-11-11 トヨタ自動車株式会社 距離検出装置、及び、衝突判定装置
JP2015136065A (ja) 2014-01-17 2015-07-27 株式会社デンソー 車両用無線機及び通信システム
JP2016062221A (ja) 2014-09-17 2016-04-25 日産自動車株式会社 通信制御装置および通信制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217120A (ja) 2007-02-28 2008-09-18 Toyota Motor Corp 通信システム、端末機及び車載機
WO2010128537A1 (ja) 2009-05-07 2010-11-11 トヨタ自動車株式会社 距離検出装置、及び、衝突判定装置
JP2015136065A (ja) 2014-01-17 2015-07-27 株式会社デンソー 車両用無線機及び通信システム
JP2016062221A (ja) 2014-09-17 2016-04-25 日産自動車株式会社 通信制御装置および通信制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018142307A (ja) 2018-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3086990B1 (en) Method and system for driver assistance for a vehicle
US11066072B2 (en) Apparatus and method for assisting driving of host vehicle
JP5644689B2 (ja) 車両用無線通信装置および通信システム
US8571786B2 (en) Vehicular peripheral surveillance device
JP6441959B2 (ja) 位置データを用いた誤った警報の減少
JP5247600B2 (ja) 車載無線通信装置および車車間通信方法
EP3294599A1 (en) Device, system and method for a platooning operation
JPWO2016147622A1 (ja) 運転制御装置、運転制御方法および車車間通信システム
JP5673646B2 (ja) 周辺車両認識装置
KR20160030433A (ko) 차량간 충돌 회피 시스템
JP2008015920A (ja) 車両の衝突防止支援システム
US11679762B2 (en) Active rear collision avoidance apparatus and method
JPWO2011024237A1 (ja) 移動無線通信装置および車車間通信方法
JP2017224026A (ja) 車両用走行支援装置および走行支援方法
WO2016126318A1 (en) Method of automatically controlling an autonomous vehicle based on cellular telephone location information
JP2008262414A (ja) 車両脇移動体すり抜け検出装置
JP7052350B2 (ja) 通信装置及び通信端末装置
JP2013050803A (ja) 移動体通信装置及び追突防止支援方法
JP5988724B2 (ja) 運転支援システム、運転支援装置および携帯端末
JP6062012B1 (ja) 通信装置および通信システム
JP2018090063A (ja) 車両制御システム
US10495721B2 (en) Communication device, communication terminal device, communication method, and non-transitory tangible computer readable medium
JP2018036785A (ja) 衝突防止装置、コンピュータプログラム及び衝突防止方法
JP2008152386A (ja) 車両用周辺監視装置
US11282387B2 (en) Apparatus and method for extended forward collision warning

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7052350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151