JP6507952B2 - 印刷システム、印刷データ格納装置、および、プログラム - Google Patents
印刷システム、印刷データ格納装置、および、プログラム Download PDFInfo
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Description
また、特許文献2には、少なくとも一方の面を印刷する第一プリント装置と、少なくとも他方の面を印刷する第二プリント装置と、第一プリント装置により一方の面を印刷された連続紙の表裏面を反転させて第二プリント装置へ搬送する反転装置とを備える連続紙印刷システムが開示されている。
また、特許文献3には、第1プリンタにてページ枚数を認識するためのマークを印刷する手段と、第1プリンタにて最後に印刷したマークに該当する数字を記憶する手段と、第2プリンタにてマークを認識する手段とを備えたプリンタシステムが開示されている。
ここで、画像形成装置にて用紙詰まりなどのエラーが発生した場合に、再印刷を行うことがあるが、上記のように印刷データを一旦削除してしまうと、この再印刷を行えなくなる。かかる場合、ホストなどから画像形成装置へ印刷データを再送する必要が生じ、再印刷に手間を要するようになる。
本発明の目的は、連続用紙への画像形成を行う画像形成装置にてエラーが発生した場合に行われる再印刷の手間を低減することにある。
請求項2に記載の発明は、前記保持手段は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された全てのページが当該予め定められた箇所へ達した場合に、当該印刷ジョブを削除する請求項1に記載の印刷システムである。
請求項3に記載の発明は、前記画像形成装置には、画像形成が行われた後の連続用紙が順次送り込まれ当該連続用紙が収容される用紙収容部が設けられ、前記保持手段は、前記連続用紙上のページが前記用紙収容部へ達した後に、当該ページの元となった印刷ジョブを削除することを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項4に記載の発明は、画像形成装置における連続用紙への画像形成に用いられた印刷ジョブを当該画像形成が終了した後も保持するとともに、連続用紙の搬送に伴い予め定められた箇所へ達したページの元となった印刷ジョブを印刷ジョブ単位で削除する保持手段と、前記保持手段により保持されている印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、前記保持手段は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された他のページが当該予め定められた箇所へ達していない場合、当該印刷ジョブの削除を行わない印刷データ格納装置である。
請求項5に記載の発明は、前記送信手段は、連続用紙への画像形成が一旦行われたページの連続用紙への画像形成が前記画像形成装置にて再び行われる場合に、当該ページに対応した印刷ジョブであって前記保持手段により保持されている印刷ジョブを当該画像形成装置に送信する請求項4に記載の印刷データ格納装置である。
請求項6に記載の発明は、画像形成装置における連続用紙への画像形成に用いられた印刷ジョブを当該画像形成が終了した後も保持するとともに、連続用紙の搬送に伴い予め定められた箇所へ達したページの元となった印刷ジョブを印刷ジョブ単位で削除する保持機能と、前記保持機能により保持されている印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、前記保持機能は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された他のページが当該予め定められた箇所へ達していない場合、当該印刷ジョブの削除を行わないプログラムである。
請求項3の発明によれば、連続用紙上のページが画像形成装置の用紙収容部へ達した後も印刷ジョブを保持しておく場合に比べ、印刷ジョブを保持しておく記憶領域の容量を小さくできる。
請求項4の発明によれば、印刷ジョブが保持されない場合に比べ、連続用紙への画像形成を行う画像形成装置にてエラーが発生した場合に行われる再印刷の手間を低減することができる。
請求項5の発明によれば、連続用紙への画像形成が一旦行われたページの連続用紙への画像形成を再び行うことが可能となる。
請求項6の発明によれば、印刷ジョブが保持されない場合に比べ、連続用紙への画像形成を行う画像形成装置にてエラーが発生した場合に行われる再印刷の手間を低減することができる。
図1は、本実施形態の印刷システム100の全体構成を示した図である。
本実施形態の印刷システム100には、連続用紙Pへの画像形成を行う画像形成装置200が設けられている。また、この印刷システム100には、画像形成装置200に接続され、印刷に用いられる印刷データを格納する印刷データ格納装置の一例としてのプリントサーバ300が設けられている。さらに、プリントサーバ300へ印刷データを送信するホスト装置(ホストPC)400が設けられている。
さらに、画像形成装置200には、ハードディスク装置などにより構成され、印刷データなどの情報の格納を行う情報格納部260が設けられている。また、プリントサーバ300との間で情報の送受信を行う送受信部270が設けられている。
言い換えると、画像形成部230は、印刷データに基づき感光体ドラム231上に画像を順次形成するとともに、搬送される連続用紙Pに対し、形成したこの画像を順次転写して、連続用紙Pへ画像を形成する。
プリントサーバ300は、ホスト装置400から送信された印刷データを受信する。また、プリントサーバ300は、受信したこの印刷データを画像形成装置200へ送信する。
本実施形態では、画像形成についての進捗状況が画像形成装置200から状況把握部340へ通知され、状況把握部340は、画像形成装置200における進捗状況を把握する。
状況把握部340は、CPUが、ROMに記憶されているプログラムを読み出し、RAMを作業エリアにしてプログラムを実行することにより実現される。
本実施形態では、画像形成装置200から状況把握部340へ、画像形成装置200における画像形成の進捗状況が順次通知される。そして、図2(A)の「ジョブ管理リスト」に示すように、状況把握部340は、画像形成装置200にて行われる各印刷ジョブの状況を把握する。
言い換えると、プリントサーバ300(図1参照)に設けられたデータ保持部320による印刷データの保持が行われておらず、データ保持部320が、印刷データの削除を既に行った状況を示している。
そして、本実施形態では、データ保持部320が、保持している複数の印刷データの中から、削除済みジョブリストに載っている印刷ジョブに対応した印刷データを削除する。
「転写完了」というステータスは、印刷ジョブ「JOB-00002」〜「JOB-00007」の各々に対応した各印刷データにより連続用紙P上に形成された画像(転写された画像)が、未だ用紙収容部240(図1参照)へ達しておらず、転写部Tと用紙収容部240との間に位置している状況を示している。
「JOB-00002」〜「JOB-00007」に基づき連続用紙P上に形成された各画像については、未だ用紙収容部240に達しておらず、転写部Tと用紙収容部240との間に位置している。
「印刷中」というステータスは、印刷ジョブ「JOB-00008」に対応した画像が、転写部Tにて、連続用紙Pに転写されている最中であることを示している。
この比較例では、転写部Tにて転写が行われた画像に対応した印刷ジョブについては、転写後すぐに、印刷ジョブの各々に対応した印刷データを削除する。
このため、この比較例では、転写が行われている最中の印刷ジョブ「JOB-00008」を除き、印刷ジョブ「JOB-00001」〜「JOB-00007」に対応した各印刷データが、削除された状態となっている。
また、状況把握部340は、新たな印刷ジョブがホスト装置400からプリントサーバ300へ送信されてきたり、画像形成装置200にて新たなページへの印刷(転写)が開始されたりすると、ジョブ管理リストを更新する。
また、このジョブ管理リストでは、印刷ジョブ「X0001-0006」に含まれる2ページ分の画像のうちの、2ページ目の画像が、連続用紙Pに転写されている最中にあることを示している。
より具体的には、連続用紙Pには、長手方向と直交する方向に延びるミシン目や折り目や境界線が形成されており、長手方向において互いに隣接するミシン目、折り目、境界線の間に位置する部分のサイズが用紙サイズとなる。状況把握部340は、この用紙サイズに基づき基準ページ数を把握する。
なお、状況把握部340による基準ページ数の把握は、例えば、用紙サイズと基準ページ数との対応関係を記したテーブルをプリントサーバ300内に格納しておき、状況把握部340がこのテーブルを参照することで、状況把握部340による基準ページ数の把握が行われる。
より具体的には、直近に転写が行われたページを1ページ目とし、さらに、このページよりも前に転写が行われたページのページ数を、印刷ジョブ毎に順に加算し、合計値を得る。
ここで、図3に示す例では、印刷ジョブ「X0001-0002」〜「X0001-0001」、「X0000-0002」〜「X0000-0001」については、合計値が基準ページ数を超え、ステータスが「削除済み」となっている。
この場合、印刷ジョブ「X0001-0003」により形成される複数ページ分の画像のうちの一部の画像が、転写部Tと用紙収容部240との間に未だ位置している状態であり、この場合は、ステータスを「削除済み」とせず、ステータスを「転写完了」のままとする。
これにより、データ保持部320にて、削除済みジョブリストに載った印刷ジョブに対応した印刷データが削除される。より具体的には、データ保持部320が保持している複数の印刷データの中から、削除済みジョブリストに載った印刷ジョブに対応した印刷データが削除される。
一方で、印刷ジョブ「X0001-0006」〜「X0001-0003」は、合計値が基準ページ数を超えておらず、これらの印刷ジョブは、ステータスが「転写完了」のままとなる。
さらに説明すると、本実施形態では、転写が終了した印刷データであっても、予め定められたページ数分(この例では6ページ分)の印刷データは保持しておき、この予め定められたページ数分を超える印刷データを削除する。
本実施形態では、まず、画像形成装置200にて画像形成が開始される際に、状況把握部340が、図3にて示したジョブ管理リストの最右欄の合計値をクリアする(ステップ101)。
そして、画像形成装置200にて画像形成が開始されると、画像形成についての進捗状況が画像形成装置200から状況把握部340へ通知され、状況把握部340は、各印刷ジョブの状況(ページ単位での進捗状況)を把握する(ステップ102)。
次いで、状況把握部340は、新たな合計値を得る度に、各印刷ジョブ毎に、合計値が基準ページ数を超えたか否かを判断する(ステップ104)。
次いで、データ保持部320が、削除済みジョブリストに載った先行印刷ジョブ(の印刷データ)を削除する(ステップ107)。
一方、ステップ104にて、何れの合計値も基準ページ数を超えていないと判断された場合、また、ステップ105にて、後続印刷ジョブの合計値が基準ページ数未満であると判断された場合、ステップ103以降の処理を再び行う。
言い換えると、先行印刷ジョブに含まれる複数ページ分の画像のうち、一部の画像が、転写部Tと用紙収容部240との間に未だ位置している状態となる。
なお、本実施形態にて再印刷が行われる場合は、再印刷のための印刷ジョブ(印刷データ)が、プリントサーバ300のデータ保持部320から読み出され、送信部330によって、読み出されたこの印刷ジョブが画像形成装置200へ送信される。
さらに説明すると、ステータスが「印刷中」、「転写完了」となっている印刷ジョブについては、削除されておらず、データ保持部320より保持されており、データ保持部320により保持されているこの印刷ジョブを画像形成装置200へ送信して再印刷を行う。
図2(B)にて示した比較例では、転写が終了すると印刷データが削除されるため、ホスト装置400からプリントサーバ300への印刷ジョブの再送信が必要であり、本実施形態に比して、再印刷に手間を要する。
このため、図2(B)にて示した比較例にて、紙詰まりなどのエラーが発生し、再印刷を行う際には、オペレータが、画像形成装置200の用紙収容部240を目視等で確認して、何れの印刷ジョブまでが完了しているか否かを確認する必要がある。
本実施形態では、まず、ホスト装置400(図1参照)からプリントサーバ300へ印刷ジョブ(印刷データ)が送信され、次いで、プリントサーバ300から画像形成装置200へ印刷ジョブが送信される。また、このとき、印刷ジョブ(印刷データ)が、プリントサーバ300のデータ保持部320により保持される。
画像形成装置200にて画像形成が開始されると、画像形成装置200における進捗状況がプリントサーバ300へ通知され、プリントサーバ300の状況把握部340は、図2(A)、図3にて示したジョブ管理リストを用いて、各印刷ジョブの状況を把握する。
ここで、「転写完了」というステータスにある印刷ジョブについては、上記の通り、削除されずに、データ保持部320によって保持されたままとなる。また、「削除済み」というステータスにある印刷ジョブについては、削除される。
その後、オペレータによって、画像形成装置200内の全ての用紙が除去され、次いで、再印刷が行われる。
また、送信部330は、ステータスが「印刷中」となっている印刷ジョブを画像形成装置200へ送信する。さらに、送信部330は、エラー発生時には転写が未だ行われておらずこれから転写が行われる印刷ジョブ(以下、「未印刷ジョブ」と称する)を画像形成装置200へ送信する。
画像形成装置200では、画像形成に際し、エラー発生時に「転写完了」というステータスを有していた印刷ジョブについての画像形成を最初に行う。次いで、エラー発生時に「印刷中」というステータスを有していた印刷ジョブについての画像形成を行う。その後、上記未印刷ジョブに基づき画像形成を行う。
Claims (6)
- 複数のページを含む印刷ジョブに基づき、搬送される連続用紙に対して画像形成を行う画像形成装置と、
連続用紙への画像形成が終了した印刷ジョブを当該画像形成が終了した後も保持するとともに、連続用紙の搬送に伴い予め定められた箇所へ達したページの元となった印刷ジョブを印刷ジョブ単位で削除する保持手段と、
を備え、
前記保持手段は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された他のページが当該予め定められた箇所へ達していない場合、当該印刷ジョブの削除を行わない印刷システム。 - 前記保持手段は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された全てのページが当該予め定められた箇所へ達した場合に、当該印刷ジョブを削除する請求項1に記載の印刷システム。
- 前記画像形成装置には、画像形成が行われた後の連続用紙が順次送り込まれ当該連続用紙が収容される用紙収容部が設けられ、
前記保持手段は、前記連続用紙上のページが前記用紙収容部へ達した後に、当該ページの元となった印刷ジョブを削除することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 画像形成装置における連続用紙への画像形成に用いられた印刷ジョブを当該画像形成が終了した後も保持するとともに、連続用紙の搬送に伴い予め定められた箇所へ達したページの元となった印刷ジョブを印刷ジョブ単位で削除する保持手段と、
前記保持手段により保持されている印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記保持手段は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された他のページが当該予め定められた箇所へ達していない場合、当該印刷ジョブの削除を行わない印刷データ格納装置。 - 前記送信手段は、連続用紙への画像形成が一旦行われたページの連続用紙への画像形成が前記画像形成装置にて再び行われる場合に、当該ページに対応した印刷ジョブであって前記保持手段により保持されている印刷ジョブを当該画像形成装置に送信する請求項4に記載の印刷データ格納装置。
- 画像形成装置における連続用紙への画像形成に用いられた印刷ジョブを当該画像形成が終了した後も保持するとともに、連続用紙の搬送に伴い予め定められた箇所へ達したページの元となった印刷ジョブを印刷ジョブ単位で削除する保持機能と、
前記保持機能により保持されている印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
前記保持機能は、前記予め定められた箇所へ達したページの元となった前記印刷ジョブに基づき連続用紙に形成された他のページが当該予め定められた箇所へ達していない場合、当該印刷ジョブの削除を行わないプログラム。
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