JP6504797B2 - 排水栓開閉構造 - Google Patents

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本発明は、ヘアキャッチャーと排水栓とを備える排水栓開閉構造に関する。
洗面器においてはその排水口を塞ぐために排水栓が設けられていることがある。排水栓としては排水口に着脱自在な着脱式の排水栓(例えば、特許文献1参照)や、いわゆるポップアップ式の排水栓が一般的である。また、ヘアキャッチャーと排水栓とが一体的に且つ排水栓が昇降可能に構成された排水栓開閉構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−200331号公報 実公平6−24454号公報
しかし、着脱式の排水栓は、非使用時に洗面器のボウル部に吊り下げたりされるため、見栄えが悪い。ポップアップ式の排水栓や、ヘアキャッチャーと排水栓とが一体的に構成された排水栓開閉構造では、排水栓や排水口の内部の清掃性が悪い。
本発明は、ヘアキャッチャーと排水栓とを備える排水栓開閉構造において、排水栓の非使用時の見栄えに優れると共に、排水栓や排水口の内部の清掃性に優れる排水栓開閉構造を提供することを目的とする。
本発明は、洗面器の排水口に着脱自在に設置されるヘアキャッチャーと、前記ヘアキャッチャーの上方に配置される排水栓と、を備える排水栓開閉構造であって、前記排水栓は、前記排水口を覆う栓本体と、前記栓本体から下方に延びる脚部とを有すると共に、前記排水口に着脱自在であり、前記排水栓の位置を、下方に位置して前記排水口を閉状態とする閉位置と、上方に位置して前記排水口を開状態とする開位置とに変更可能であり、前記ヘアキャッチャーは、その外周壁に、前記排水栓を昇降させて開位置又は閉位置に変更させるための昇降構造であって、開位置において前記排水栓の前記脚部の下部に当接して開状態を維持する開位置当接部を有する昇降構造を備えている、排水栓開閉構造に関する。
また、前記外周壁は、前記開位置当接部に向けて斜め上に向けて延びる立ち上がり部であって前記排水栓の位置を閉位置から開位置に変更させる過程において前記排水栓に当接する立ち上がり部を有することが好ましい。
また、前記外周壁は、前記開位置当接部の両端部側に、上方に突出する一対の突起を有することが好ましい。
また、前記一対の突起における対向する内側縁は、前記開位置当接部の外側に斜め上に向けて傾斜していることが好ましい。
また、前記脚部は、その下部の両端部にアール構造を有していることが好ましい。
本発明によれば、ヘアキャッチャーと排水栓とを備える排水栓開閉構造において、排水栓の非使用時の見栄えに優れると共に、排水栓や排水口の内部の清掃性に優れる排水栓開閉構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る洗面化粧台1の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗面化粧台1を上側から視た図である。 本発明の実施形態に係る洗面化粧台1の洗面器3の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗面化粧台1の排水管5及びオーバーフロー管6の構成を示す断面図である。 実施形態に係る洗面器3における一体成形部分を示す斜視断面図である。 実施形態に係るヘアキャッチャー8を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は平面図である。 実施形態に係る排水栓9を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は底面図である。 閉状態(閉位置)を示し、(a)は排水栓9を示す平面図、(b)は部分縦断面図である。 図8を左側から視た図である。 開状態(開位置)を示し、(a)は排水栓9を示す平面図、(b)は部分縦断面図である。 図10を左側から視た図である。 (a)及び(b)は、閉位置から開位置へ変移する過程を示す図である。
以下、本発明の洗面化粧台の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る洗面化粧台1の全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る洗面化粧台1を上側から視た図である。図3は、本発明の実施形態に係る洗面化粧台1の洗面器3の構成を示す斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係る洗面化粧台1の排水管5及びオーバーフロー管6の構成を示す断面図である。図5は、実施形態に係る洗面器3における一体成形部分を示す斜視断面図である。
まず、本実施形態の洗面化粧台1の全体構成について説明する。
図1〜図4に示すように、本実施形態の洗面化粧台1は、下部キャビネット2と、洗面器3と、ミラーキャビネット11と、を備える。
下部キャビネット2は、図1に示すように、洗面化粧台1の下部を構成し、前面に開閉扉を有した箱状に形成される。下部キャビネット2の内部には、小物等を収納する収納空間が形成される。収納空間の奥側には、洗面器3の排水口41(後述)に接続された排水管5が配置される。
洗面器3は、図1及び図2に示すように、下部キャビネット2の上部に配置される。洗面器3は、凹状に形成されるボウル部31と、ボウル前面カバー部32と、洗面器3の奥側に配置される第1上面部33と、幅方向の一端側に配置される第2上面部34と、排水管5と、オーバーフロー管6と、フランジ管60と、水栓部7と、を有する。
ボウル部31は、平面視において、略矩形形状と、略矩形形状の一端(洗面化粧台1に対面した場合の右端)から奥側に延びる形状と、が連続した形状に形成される。ボウル部31は、平面視において、第1上面部33と第2上面部34と外枠とに挟まれる部分である。
ボウル部31は、後述する水栓部7から吐出された水を受ける。ボウル部31は、図3に示すように、排水口41と、オーバーフロー孔42と、吐水管固定用穴43と、操作部固定用穴44と、を有する。吐水管固定用穴43及び操作部固定用穴44は、第1上面部33に設けられる。
ボウル前面カバー部32は、ボウル部31の前方にボウル部31に一体に成形されており、前側に露出している。第1上面部33及び第2上面部34は、ボウル部31に一体に成形されている。
排水口41は、図3及び図4に示すように、ボウル部31における略矩形形状の一端(洗面化粧台1に対面した場合の右端)から奥側に延びる部分の底部に設けられる。排水口41は、ボウル部31の底部を上下方向に貫通する。ボウル部31の底部は、平面状に形成され、排水口41側に向けて傾斜している。排水口41は、水栓部7から吐出されてボウル部31により一旦受け止められた水を、排水管5を介して、外部に排水する。排水管5は、排水口41の下部に接続され、排水口41から下方に向けて延びている。
排水口41の内部には、図4に示すように、ヘアキャッチャー8が着脱自在に設置されている。排水口41の内部には、図4及び図5に示すように、回り止め凸条45が設けられている。回り止め凸条45は、上下方向に延びる凸条であり、ヘアキャッチャー8の回り止め凹部82b(後述)に嵌入されて、排水口41に対するヘアキャッチャー8の回り止めとして機能する。
排水口41には、図2及び図4に示すように、ヘアキャッチャー8の上方に、排水口41を開閉可能な排水栓9が配置される。
ヘアキャッチャー8及び排水栓9の詳細については後述する。
オーバーフロー孔42は、図3に示すように、ボウル部31における略矩形形状の一端(洗面化粧台1に対面した場合の右端)から奥側に延びる部分の第2上面部34側の側面に設けられる。オーバーフロー孔42は、ボウル部31の側面を幅方向に貫通する。オーバーフロー孔42は、ボウル部31の底部から所定の高さの位置に設けられている。オーバーフロー孔42は、排水口41が排水栓9により閉じられた状態で、洗面器3に水が溜まって、オーバーフロー孔42の位置まで水位が上昇した場合に、後述するオーバーフロー管6を介して、水を外部に排出する。これにより、水がボウル部31から溢れることを抑制する。
フランジ管60は、オーバーフロー孔42において、洗面器3のボウル部31とオーバーフロー管6の一端部とを接続する。フランジ管60は、フランジ部61と、筒状部62と、を有する。
フランジ部61は、フランジ管60の一端部に形成される。フランジ部61は、オーバーフロー孔42において、洗面器3のボウル部31の内面側に位置しており、ボウル部31の内面に当接する。
筒状部62は、フランジ部61に連続して形成される。筒状部62は、円筒状に形成される。筒状部62は、洗面器3のボウル部31の外面側において、オーバーフロー管6の上部L字管63(後述)の一端部に接続される。筒状部62の内部には、洗面器3のボウル部31の外面側において、玉鎖固定部材10(後述)が固定される。筒状部62の外面には、フランジ管ネジ部621が形成される。筒状部62のフランジ管ネジ部621は、上部L字管63の一端部の内面に形成される上部L字管ネジ部63aに螺合している。
フランジ管60の筒状部62の内部には、玉鎖固定部材10が嵌め込まれて固定されている。玉鎖固定部材10には、玉鎖部材15の他端部が接続されている。つまり、玉鎖部材15の他端部は、フランジ管60の筒状部62の内部において、玉鎖固定部材10に接続される。玉鎖固定部材10は、オーバーフロー孔42の内部において、フランジ管60に固定される。
玉鎖固定部材10は、フランジ管60の一部を塞いでおり、オーバーフロー孔42に侵入する異物を捕捉する機能を有する。
オーバーフロー管6は、フランジ管60と排水管5とを接続する。オーバーフロー管6は、オーバーフロー孔42においてボウル部31に連通する。オーバーフロー管6は、上部L字管63と、上下管64と、下部L字管65と、を備える。
上部L字管63は、全体として、略L字状に形成される。上部L字管63の一端部は、フランジ管60の筒状部62に接続される。
上部L字管63は、フランジ管60の他端部からボウル部31に対して離れる方向に所定長さ略水平方向に延び、下方に屈曲して、下方に所定長さ延びる。上部L字管63の他端部は、上下管64の上端部に接続される。
上下管64は、上下方向に延びて形成される。上下管64の上端部は、上部L字管63の他端部に外挿される。上下管64の下端部は、下部L字管65の一端部に外挿される。
下部L字管65は、全体として、略L字状に形成される。下部L字管65の一端部は、上下管64の下端部に接続される。下部L字管65は、上下管64の下端部から下方に所定長さ延び、洗面器3のボウル部31に近づく方向に屈曲して、その曲がり部分から洗面器3の排水管5の側に所定長さ水平方向に延びる。
下部L字管65の曲がり部分において、下部L字管65における洗面器3のボウル部31側の内面から突出する壁部67が形成される。
下部L字管65の他端部には、接続筒部66が取り付けられている。接続筒部66の先端側の内面には、筒部ネジ部66aが形成されている。筒部ネジ部66aは、接続管51の一端部に形成される接続管ネジ部51aに螺合している。これにより、下部L字管65の他端部は、接続管51の一端部に接続される。
接続管51は、オーバーフロー管6の下部L字管65と排水管5とを接続する。接続管51の他端部は、排水管5の側面に接続されている。これにより、下部L字管65は、接続管51を介して、排水管5に接続されている。本実施形態においては、ボウル部31と排水管5と接続管51とは、一体に成形されている。
水栓部7は、図1に示すように、吐水管71と、操作部72と、を有する。吐水管71は、吐水管固定用穴43(図3参照)を介して、洗面器3の第1上面部33に取り付けられる。操作部72は、操作部固定用穴44(図3参照)を介して、洗面器3の第1上面部33に取り付けられる。水栓部7においては、操作部72を操作することにより、吐水管71から水が吐出される。
ミラーキャビネット11は、上下方向に延びる板状に形成される。ミラーキャビネット11は、洗面器3の後端部から上方に延びる。ミラーキャビネット11は、化粧鏡12と、複数の収納トレイ13と、照明部14と、を有する。
化粧鏡12は、ミラーキャビネット11の幅方向の略中央において、洗面器3の上方側に取り付けられている。化粧鏡12は、平面状に形成される。化粧鏡12は、下端部が手前側になるように傾斜するように配置される。
照明部14は、化粧鏡12の上方に配置される。照明部14は、1灯配置される。照明部14は、電球部14aと、電球部14aをカバーするカバー部材14bと、を有する。カバー部材14bは、電球部14aからの光を透過して、カバー部材14bの前面を介して、前方を照明すると共に、カバー部材14bの下面を介して、下方を照明する。そのため、照明部14は、前方に向けて光を照射する前方照射部としての機能を有し、かつ、その下面に設けられると共に下方に向けて光を照射する下方照射部としての機能を有する。つまり、照明部14は、下方照射部により下方に向けて光を照射することで、下方にも照明する。カバー部材14bは、半透明の樹脂材料により形成される。
複数の収納トレイ13は、化粧鏡12の下方や化粧鏡12の両側に、配置されている。
以下に、本実施形態のヘアキャッチャー8と排水栓9とを備える排水栓開閉構造の詳細について説明する。図6は、実施形態に係るヘアキャッチャー8を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は平面図である。図7は、実施形態に係る排水栓9を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は底面図である。
図6に示すように、ヘアキャッチャー8は、底部81と、外周壁82と、上方摘み部88aと、下方摘み部88bとを備えている。
底部81は、流れてきた髪の毛などの異物を受け止めて捕捉する。底部81は、水平方向に対して傾斜している。底部81の上部領域には、複数の上方孔81aが設けられており、底部81の下部領域には、複数の下方孔81bが設けられている。
上方摘み部88aは、底部81から上方に向けて延びている。上方摘み部88aは、ヘアキャッチャー8を排水口41に着脱する際などに摘まれる部分である。下方摘み部88bは、底部81から下方に向けて延びている。下方摘み部88bは、ヘアキャッチャー8の清掃時などに摘まれる部分である。
外周壁82は、周方向に円状に1周しており(連続しており)、低壁部82aとガイド壁部84とを有している。低壁部82aは、外周壁82のうちの高さが低い部分であり、言い換えると平面視においてガイド壁部84以外の部分である。ガイド壁部84は、外周壁82のうちの高さが高い部分であり、昇降構造83の主要部を構成する。
低壁部82aは、周方向に180度離間して(周方向に沿う低壁部82aの中心位置基準)、2個設けられている。ガイド壁部84は、周方向に180度離間して(周方向に沿うガイド壁部84の中心位置基準)、2個設けられている。低壁部82aとガイド壁部84とは、周方向に90度ずれている(周方向に沿う中心位置基準)。つまり、周方向において低壁部82a、ガイド壁部84、低壁部82a及びガイド壁部84の順で配列している。
外周壁82は、更に、回り止め凹部82bを有している。回り止め凹部82bは、外周壁82において周方向に部分的に設けられ、径方向内側に向けて凹んだ部分である。回り止め凹部82bの上部には、回り止め凹部82bの上部を覆う板状部82cが設けられている。
回り止め凹部82bには、排水口41における回り止め凸条45が嵌入される。その状態において、回り止め凹部82bは、排水口41に対してヘアキャッチャー8を周方向に位置決めする。また、板状部82cは、回り止め凸条45の上部に当接し、排水口41に対してヘアキャッチャー8を上下方向に位置決めする。
ヘアキャッチャー8は、その外周壁82に、昇降構造83を備えている。昇降構造83は、排水栓9を昇降させて開位置(図10、図11参照)又は閉位置(図8、図9参照)に変更させるための構造である。昇降構造83の主要部はガイド壁部84である。
昇降構造83(ガイド壁部84)は、開位置当接部85と、立ち上がり部86と、突起87とを備えている。
開位置当接部85は、開位置(図10、図11参照)において、排水栓9の脚部92(後述)の下部である脚底部92a(後述)に当接して、開状態を維持する。
立ち上がり部86は、低壁部82aの頂部から開位置当接部85に向けて斜め上に向けて延びており、排水栓9の位置を閉位置(図8、図9参照)から開位置(図10、図11参照)に変更させる過程において排水栓9の脚部92に当接する。水平方向に対する立ち上がり部86の傾斜角度は、例えば40〜50度であり、本実施形態では47度である。
突起87は、開位置当接部85の両端部側に、一対設けられている。一対の突起87は、開位置(図10、図11参照)において排水栓9の脚部92が開位置当接部85から脱落することを抑制する。
一対の突起87,87における対向する内側縁87a,87aは、開位置当接部85の外側に斜め上に向けて傾斜している。水平方向に対する突起87,87の内側縁87aの傾斜角度は、例えば40〜50度であり、本実施形態では45°である。
次に、排水栓9について詳述する。図7に示すように、排水栓9は、排水口41に着脱自在であると共に、装着した状態において排水口41を塞ぐ機能を有する。排水栓9は、排水栓9の位置を、下方に位置して排水口41を閉状態とする閉位置(図8、図9参照)と、上方に位置して排水口41を開状態とする開位置(図10、図11参照)とに変更可能である。
排水栓9は、排水口41を覆う栓本体91と、栓本体91から下方に向けて延びる脚部92と、を有している。
栓本体91は、円盤状であり、その下方に環状のシール保持溝91aを有している。シール保持溝91aには、環状のシール部材94が嵌合されている。シール部材94は、閉状態において排水口41との間の水密性を確保する機能を有する。
脚部92は、栓本体91と同心円状に周方向に180度離間して(周方向に沿う脚部92の中心位置基準)、2個設けられている。脚部92は、正面視において略台形状(略矩形状)であり、脚底部92a及び脚側部92bを有している。脚底部92aは、正面視において直線状である。脚部92は、底面視において円弧状である。
脚部92は、その下部の両端部にアール構造を有している。つまり、脚底部92aと脚側部92bとの接続部分92c(図7(b)参照)は、尖っておらず、丸みを帯びている。この丸みの曲率半径は、例えば3〜10mmであり、本実施形態では5mmである。
底面視における排水栓9の脚部92の径は、平面視における外周壁82の径とほぼ同じである。
摘み部93は、栓本体91の上部に設けられている。摘み部93は、排水栓9の位置を変更(閉位置から開位置、又はその逆)する際や、清掃時に排水栓9を排水口41から外す際に摘まれる部分である。摘み部93は、平面視において略円形状の栓本体91の中心から外周部に向けて直線状に延びている。
摘み部93における栓本体91の中心に対応する位置には、鎖接続孔93aが設けられている。鎖接続孔93aには、玉鎖部材15の一端部が挿入されて固定(接続)される。
次に、図8〜図12を参照しながら、排水栓9の閉位置と開位置との変移の動作について説明し、併せてその過程における排水栓9とヘアキャッチャー8との位置関係や作用などについて説明する。
図8は、閉状態(閉位置)を示し、(a)は排水栓9を示す平面図、(b)は部分縦断面図である。図9は、図8を左側から視た図である。図10は、開状態(開位置)を示し、(a)は排水栓9を示す平面図、(b)は部分縦断面図である。図11は、図10を左側から視た図である。図12(a)及び(b)は、閉位置から開位置へ変移する過程を示す図である。
図8及び図9に示す閉位置においては、排水栓9のシール部材94は排水口41の内周面に当接しており、水密性が確保されている。この状態においては、排水栓9の脚部92は、周方向においてヘアキャッチャー8の低壁部82aに対応する位置に配置している。また、排水栓9の脚部92の脚底部92aは、上下方向においてヘアキャッチャー8の低壁部82aに当接していない。その理由は、仮に当接すると、排水栓9が持ち上がり、排水栓9と排水口41との当接が不十分となり、水密性が確保されない可能性が生じるためである。
次に、閉位置から開位置に変移させる場合には、使用者は、閉状態における排水栓9を90度回転させる。すなわち、使用者は排水栓9の摘み部93を摘んで、排水栓9を徐々に回転させる。すると、図12(a)に示すように、排水栓9の脚部92は、外周壁82の昇降構造83のガイド壁部84の立ち上がり部86に当接し、徐々にせり上がる。排水栓9を更に回転させると、図12(b)に示すように、排水栓9の脚部92は、突起87に乗り上がる。排水栓9を更に回転させると、図10及び図11に示すように、排水栓9の脚部92は、突起87を乗り越え、開位置当接部85に載る(当接する)。この状態において、排水栓9のシール部材94は、排水口41の内周面に当接していない。そのため、排水栓9は開状態となり、開状態は維持される。
開位置から閉位置に変移させる場合には、使用者は、開状態における排水栓9を90度回転させる。すなわち、使用者は排水栓9の摘み部93を摘んで、排水栓9を徐々に回転させる。すると、開位置当接部85に載っている脚部92は、突起87の内側縁87aに当接し、徐々にせり上がる。排水栓9を更に回転させると、図12(b)に示すように、排水栓9の脚部92は、突起87に乗り上がる。排水栓9を更に回転させると、図10及び図11に示すように、排水栓9の脚部92は、突起87を乗り越え、周方向においてヘアキャッチャー8の低壁部82aに対応する位置に配置する。脚部92の脚底部92aは、上下方向においてヘアキャッチャー8の低壁部82aに当接しない。この状態において排水栓9のシール部材94は、排水口41の内周面に当接し、水密性を確保する。そのため、排水栓9は閉状態となり、閉状態は維持される。
以上説明した本実施形態の構造によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の排水栓開閉構造は、洗面器3の排水口41に着脱自在に設置されるヘアキャッチャー8と、ヘアキャッチャー8の上方に配置される排水栓9と、を備える排水栓開閉構造であって、排水栓9は、排水口41を覆う栓本体91と、栓本体91から下方に延びる脚部92とを有すると共に、排水口41に着脱自在であり、排水栓9の位置を、下方に位置して排水口41を閉状態とする閉位置と、上方に位置して排水口41を開状態とする開位置とに変更可能であり、ヘアキャッチャー8は、その外周壁82に、排水栓9を昇降させて開位置又は閉位置に変更させるための昇降構造83であって、開位置において排水栓9に当接して開状態を維持する開位置当接部85を有する昇降構造83を備えている。
そのため、排水栓9を排水口41から外さない状態で開状態を容易に実現することができる。例えば、排水口41から外された排水栓9を洗面器3に吊り下げたりする必要がない。また、開状態において排水口41の内部やヘアキャッチャー8が露出しにくいため、意匠性に優れる。また、清掃時には排水栓9を排水口41から容易に外すことができるため、排水栓9、ヘアキャッチャー8、排水口41などの清掃を容易に行うことできる。
また、開状態において脚部92が排水口41の内部の少なくとも一部を隠すことができるため、美観性に優れる。また、脚部92は、ヘアキャッチャー8の外周壁82と当接する機能を容易に実現することできる。清掃時などにおいて、排水栓9を排水口41から外したときに、脚部92を利用して排水栓9を適当な場所に自立させることができる。
また、本実施形態においては、外周壁82は、開位置当接部85に向けて斜め上に向けて延びる立ち上がり部86であって排水栓9の位置を閉位置から開位置に変更させる過程において排水栓に当接する立ち上がり部86を有する。
そのため、当該過程において、排水栓9は、立ち上がり部86に当接し、容易にせり上がる。そのため、排水栓9を持ち上げなくても、閉状態から、排水栓9が開位置当接部85に当接して開状態が維持される状態へ容易に変移させることができる。
また、本実施形態においては、外周壁82は、開位置当接部85の両端部側に、上方に突出する一対の突起87を有する。
一対の突起87が設けられていることにより以下の効果が奏される。排水栓9が開位置当接部85に当接して開状態が維持された状態において使用者が意図せず排水栓9を回転させたりしても、排水栓9が一対の突起87に当たり、排水栓9が開位置当接部85から脱落することが抑制される。
また、本実施形態においては、一対の突起87における対向する内側縁87aは、開位置当接部85の外側に斜め上に向けて傾斜している。
一対の突起87は、前述のように排水栓9が開位置当接部85から脱落することを抑制する一方、使用者が排水栓9を開位置から閉位置に変移させるために排水栓9を回転させようとした場合に、排水栓9の回転を阻害しやすい。そこで、一対の突起87における対向する内側縁87aを開位置当接部85の外側に斜め上に向けて傾斜させることにより、使用者が排水栓9を回転させた場合に、排水栓9が突起87を容易に乗り越えることができる。
脚部92は、その下部の両端部にアール構造を有している。アール構造は、排水栓9が昇降構造83をスムーズに昇降しやすくする。そのため、排水栓9についての閉位置と開位置との切り替えがスムーズになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、排水栓9は2個の脚部92を有し、ヘアキャッチャー8の外周壁82は、2個の低壁部82aと2個のガイド壁部84とを有しているが、各個数はこれに制限されない。
3 洗面器
8 ヘアキャッチャー
9 排水栓
41 排水口
82 外周壁
83 昇降構造
85 開位置当接部
86 立ち上がり部
87 突起
87a 内側縁
91 栓本体
92 脚部
92a 脚底部(下部)

Claims (5)

  1. 洗面器の排水口に着脱自在に設置されるヘアキャッチャーと、前記ヘアキャッチャーの上方に配置される排水栓と、を備える排水栓開閉構造であって、
    前記排水栓は、前記排水口を覆う栓本体と、前記栓本体から下方に延びる脚部とを有すると共に、前記排水口に着脱自在であり、前記排水栓の位置を、下方に位置して前記排水口を閉状態とする閉位置と、上方に位置して前記排水口を開状態とする開位置とに変更可能であり、
    前記ヘアキャッチャーは、その外周壁に、前記排水栓を昇降させて開位置又は閉位置に変更させるための昇降構造であって、開位置において前記排水栓の前記脚部の下部に当接して開状態を維持する開位置当接部を有する昇降構造を備えており、
    前記脚部は、前記栓本体の下面から下方に、前記外周壁に向かって延びている、排水栓開閉構造。
  2. 前記外周壁は、前記開位置当接部に向けて斜め上に向けて延びる立ち上がり部であって前記排水栓の位置を閉位置から開位置に変更させる過程において前記排水栓に当接する立ち上がり部を有する、
    請求項1に記載の排水栓開閉構造。
  3. 前記外周壁は、前記開位置当接部の両端部側に、上方に突出する一対の突起を有する、
    請求項1又は2に記載の排水栓開閉構造。
  4. 前記一対の突起における対向する内側縁は、前記開位置当接部の外側に斜め上に向けて傾斜している、
    請求項3に記載の排水栓開閉構造。
  5. 前記脚部は、その下部の両端部にアール構造を有している
    請求項1〜4のいずれかに記載の排水栓開閉構造。
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