JP6499619B2 - 食製品の製造方法及び食製品製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばクロワッサン生地などのごとき偏平状の食品生地上に載置した、例えばジャムやクリームなどのフィリングを芯材として、前記食品生地によって巻き込んだ形態の食製品、又は芯材を使用することなく、食品生地のみを巻き込んだ形態の食製品の製造方法及び装置に関する。さらに詳細には、例えば、巻き込んだ芯材が溢れ出ないように、芯材を巻き込んだ空間を圧迫しないように、また、巻き込んだ食品生地の隙間がないように巻き成形する食製品の製造方法及び食品製造装置に関する。
例えばクロワッサン生地などの食品生地上に、芯材の1例として、例えばジャムやクリーム等のフィリングを載置し、前記食品生地によって巻き込むことが行われている(例えば特許文献1参照)。
特許第2524550号公報
前記特許文献1の記載の構成は、フィリングを上面に載置したクロワッサンの生地片を巻き上げ準備装置に移送し、この巻き上げ準備装置において巻き上げ前の予備成形が行われる。そして、前記巻き上げ準備装置によって予備成形された生地片は、巻き上げ装置へ移送されて、巻き締めと巻き上げが同時に行われるものである。前記巻き上げ装置は、前記生地片を搬送するベルト上にカールネットを接触した構成である。
ところで、例えばクロワッサンなどの偏平な食品生地上に、例えばジャムなどの軟らかい芯材を載置し、この芯材を食品生地によって巻き込むとき、巻き成形時の巻き締めが適正にでない場合には、食製品の両端側から芯材が溢れ出ることがある。したがって、軟らかな芯材の場合であっても、両端側から溢れ出ることなく、しかも食品生地間の隙間がないように巻き込んだ食製品の製造方法が望まれていた。
本発明は、上述のごとき問題に鑑みてなされたもので、偏平状の食品生地上に載置した芯材を、前記食品生地によって巻き込んだ形態の食製品の製造方法であって、
(a)搬送先端側に芯材を載置した偏平状の食品生地を、第1コンベアベルトによって搬送する工程、
(b)前記第1コンベアベルトの下流端側に出没自在に備えた第2コンベアベルトによって前記食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げる工程、
(c)前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置に上下動自在に備えた上部押さえ部材によって、前記食品生地が前記第1コンベアベルト上において前記芯材を巻き込むように回転可能に押さえる工程、
(d)前記食品生地の巻き数が増えるに従って、前記押さえ部材を前記食品生地の厚さに対応して次第に上昇する工程、
の各工程を備え、前記第2コンベアベルトは、前記第1コンベアベルトに対する出没動作時に、前記食品生地に対する相対速度を一定に保持している。
また、偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品の製造方法であって、
(a)偏平状の食品生地を、第1コンベアベルトによって搬送する工程、
(b)前記第1コンベアベルトの下流端側に出没自在に備えた第2コンベアベルトによって前記食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げる工程、
(c)前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置に上下動自在に備えた上部押さえ部材によって、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において円柱状に巻き込むように回転可能に押さえる工程、
(d)前記食品生地の巻き数が増えるに従って、前記押さえ部材を前記食品生地の厚さに対応して次第に上昇する工程、
の各工程を備え、前記第2コンベアベルトは、前記第1コンベアベルトに対する出没動作時に、前記食品生地に対する相対速度を一定に保持している。
また、前記食製品の製造方法において、前記第1コンベアベルトの下流側に配置した第3コンベアベルトによって搬送される食製品上に、可撓性部材を上側から接触して、食製品の巻き締めを行う工程、を備えている。
また、前記食製品の製造方法であって、前記上部押さえ部材は、上部コンベアベルトから構成してあって、この上部コンベアベルトが食製品に接触する部分の移動方向と、前記第1コンベアベルトが食品生地に接触する部分の移動方向が逆方向であり、第1コンベアベルトの移動速度<第2コンベアベルトの移動速度<上部コンベアベルトの移動速度、の関係にある。
また、偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品を製造するための食品製造装置であって、
偏平状の食品生地を搬送する第1コンベアベルトと、
第1コンベアベルトによって搬送される食品生地の厚さ及び食品生地上の芯材の大きさを検出するセンサと、
第1コンベアベルトの下流端側に搬送された食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げ自在、かつ第1コンベアベルトの下流端に対して出没自在な第2コンベアベルトと、
前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置において、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において巻き込むように回転可能に前記食品生地を上側から押さえ自在かつ上下動自在な上部押さえ部材と、
前記検出センサの検出及び食品生地の巻き込み回数に基づいて前記第1コンベアベルトに対する上部押さえ部材の上昇を制御する制御装置と、
を備えている構成である。
また、前記食製品製造装置において、前記第1コンベアベルトの下流側に配置された第3コンベアベルトと、この第3コンベアベルトによって搬送される食製品上に上側から接触自在に備えられた可撓性部材と、を備えている。
また、前記食製品製造装置において、前記上部押さえ部材は、前記第1コンベアベルトと平行な部分を備えた上部コンベアベルトであって、前記平行な部分を前記第1コンベアベルトと平行な状態に保持して上下動する構成である。
また、前記食製品製造装置において、前記上部コンベアベルトにおける下流端位置は、前記第1コンベアベルトの下流端位置より下流側に位置し、前記第2コンベアベルトの上方位置に位置する。
また、偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品を製造するための食製品製造装置であって、
偏平状の食品生地を搬送する第1コンベアベルトと、
第1コンベアベルトの下流端側に搬送された食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げ自在、かつ第1コンベアベルトの下流端に対して出没自在な第2コンベアベルトと、
前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置において、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において巻き込むように回転可能に前記食品生地を上側から押さえ自在かつ上下動自在な上部コンベアベルトと、
前記第1コンベアベルトの移動速度と、前記第2コンベアベルトの移動速度と、前記上部コンベアベルトの移動速度との関係を、緩みを生じることなく巻き成形を行うために、第1コンベアベルトの移動速度<第2コンベアベルトの移動速度<上部コンベアベルトの移動速度、の関係に制御するための制御装置と、
を備えている。
本発明によれば、偏平状な食品生地上に載置した、例えば芯材を、前記食品生地によって巻き込んだ形態に製造するとき、前記芯材が軟い場合であっても、両端側から溢れ出すことなく、かつ巻き込んだ食品生地間の隙間がないように巻き込むことができるものである。
本発明の第1実施形態に係る食品製造装置の全体的構成を示した正断面説明図で、図2におけるA−A線断面に相当し、上部コンベアベルトが下降した状態を示してある。 食品製造装置の平面説明図である。 図2におけるC−C線断面に相当する断面説明図である。 図2におけるB−B線断面に相当する断面説明図である。 上部コンベアベルトが上昇した状態を示す正断面説明図である。 食品生地でもって芯材を巻き込む巻き成形時の作用説明図である。 食品生地でもって芯材を巻き込む巻き成形時の作用説明図である。 食品生地でもって芯材を巻き込む巻き成形時の作用説明図である。 食品生地でもって芯材を巻き込む場合の説明図で、3回巻きの場合を例示してある。 食品生地の巻き回数が5巻きの場合を例示した説明図である。 芯材として、例えば板チョコを採用した場合の、巻き成形時の説明図である。 芯材として、例えば板チョコを採用した場合の、巻き成形時の説明図である。 第2の実施形態に係る食品製造装置の正断面説明図で、上部コンベアベルトが下降して巻き成形状態にあることを示してある。 第2の実施形態に係る食品製造装置の正断面説明図で、上部コンベアベルトが上昇して、巻き成形が終了した状態を示してある。 食品製造装置の正断面説明図で、上部コンベアベルトが下降して巻き成形状態にあることを示してある。 図15における上部コンベアベルトを省略した平面説明図である。 食品製造装置の正断面説明図で、上部コンベアベルトが上昇して、巻き成形が終了した状態を示してある。 図17の平面説明図である。 食品製造装置において、食品生地でもって芯材を巻き込む巻き成形時の作用説明図である。 食品製造装置において、食品生地でもって芯材を巻き込む巻き成形時の作用説明図である。
図1を参照するに、本発明の第1の実施形態に係る食製品製造装置1は、フレーム架台3を備えている。このフレーム架台3の上部には、第1コンベアベルト5が左右方向(X軸方向)に水平に走行自在に備えられている。この第1コンベアベルト5は、フレーム架台3に備えた従動プーリ5Aに掛回してある。第1コンベアベルト5は、例えばクロワッサン生地などのごとき偏平状の食品生地7を、上流側(図1において左側)から下流側(図1において右側)へ搬送する作用をなすもので、サーボモータなどのごとき適宜のモータ(図示省略)によって走行駆動されるものである。前記食品生地7でもって、例えばジャムやクリームなどのごとく軟い芯材9を巻き込むために、前記食品生地7の搬送先端側(X軸方向の一端側)には、前記芯材9が載置してある。なお、食品生地7のみを円柱形状(円筒形状の場合も含む)に巻き込む場合には、前記芯材9は不用である。
前記第1コンベアベルト5の下流端側(図1において右端側)には、第2コンベアベルト11が第1コンベアベルト5に対して垂直に出没自在に備えられている。より詳細には、前記第1コンベアベルト5の下流端付近の下部には、下部架台13が備えられている。そして、この下部架台13には垂直な支持部材15が備えられている。この支持部材15に備えた上下方向(Z軸方向)の垂直なガイド部材17には上下スライダ19が上下動自在に案内支持されている。この上下スライダ19には、当該上下スライダ19を上下動するための上下作動装置21が備えられている。
すなわち、前記上下スライダ19には、上下方向のラック23が備えられており、このラック23には、前記下部架台13に装着したサーボモータなどのモータM1によって回転されるピニオン25が噛合してある。したがって、前記サーボモータM1を正逆回転することにより、前記上下スライダ19は垂直に上下動されるものである。なお、前記上下作動装置21の構成としては、ラック、ピニオン等に限ることなく、例えば流体圧シリンダによる構成とすることも可能である。
前記上下スライダ19には、前記支持部材15にY軸方向に離隔して形成した上下方向の長穴27(図3参照)を貫通した一対の上下方向のアーム部材29の下端部が一体的に取付けてある。上記アーム部材29の上端部には、Y軸方向に長い先端ローラ31が回転自在に備えられている。そして、前記先端プーリ31には、エンドレス状の前記第2コンベアベルト11が掛回してある。
上記第2コンベアベルト11は、前記第1コンベアベルト5によって搬送された食品生地7の搬送先端側が当接した際に、搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げる作用をなすもので、前記下部架台13に備えたサーボモータ等のモータM2によって回転される駆動プーリ33に掛回してある。そして、前記第2コンベアベルト11は、前記駆動プーリ33の上方位置に備えた従動プーリ35Aと前記アーム部材29に備えた従動プーリ35Bに折り返して掛回してある。
上記構成により、前記上下作動装置21の作動によって前記第2コンベアベルト11を、前記第1コンベアベルト5の下流端に対して垂直に出没することができるものである。この際、前記第2コンベアベルト11を、図1において時計回り方向に一定速度で回転している状態において、前記アーム部材29を上下動しても、前記第1コンベアベルト5に対して第2コンベアベルト11が上下動する部分の速度は常に一定に保持されるものである。換言すれば、アーム部材29の上下動によって、第1コンベアベルト5に対する相対速度が変化するものでない。
前記フレーム架台3には、上部架台37が備えられている。この上部架台37の上流側(図1において左側)には、前記第1コンベアベルト5によって搬送されて来た食品生地7を光学的に検出する検出センサ39が備えられている。この検出センサ39が食品生地7の搬送先端部を検出すると、第1コンベアベルト5よりも低く没入した状態の第2コンベアベルト11が、制御装置40の制御の下に上昇される。
したがって、前記検出センサ39によって食品生地7の検出が行われると、モータM2によって第2コンベアベルト11が、図1において、時計回り方向に回転される。また、上下作動装置21の作動によって、前記第1コンベアベルト5から前記アーム部材29の上端部が突出される。よって、第1コンベアベルト5によって搬送される食品生地7の搬送先端側は、第2コンベアベルト11に当接し、上方向へ持上げられることになる。すなわち、食品生地7の搬送先端側は、第2コンベアベルト11によって上方向に湾曲しつつ持上げられて、例えば、載置してある芯材9を巻き込むようになる。
前記上部架台37には、前述のように、湾曲しつつ上方向に持上げられた食品生地7の搬送先端側を上方向から押さえて、食品生地7による芯材9の巻き込み、又は食品生地7の先端側の巻き込みをより確実に行うための上部押さえ部材の一例としての上部コンベアベルト41が上下動自在に備えられている。
より詳細には、前記上部架台37のY軸方向に対向した内面には、上下方向のガイド部材43が垂直に備えられている。そして、前記ガイド部材43には、昇降枠体45が上下動自在に案内支持されている。この昇降枠体45には、前記第1コンベアベルト5のY軸方向の両側において下方向へ延伸した一対の脚部47が備えられている。この脚部47間には上下スライダ49が一体的に備えられている。この上下スライダ49は、前記支持部材15に備えた上下方向の垂直なガイド部材51によって上下動自在に案内されている。
前記昇降枠体45を上下動するために、前記上下スライダ49には、上下作動装置の1例としての、上下方向のラック53が備えられている。そして、このラック53には、前記下部架台13に装着したサーボモータ等のごときモータM3によって回転されるピニオン55が噛合してある。したがって、前記モータM3の回転を制御装置40により制御することによって、前記昇降枠体45を上下動することができるものである。
前記昇降枠体45の下部には、前記第1コンベアベルト5と平行なガイドプレート57が水平に備えられている。このガイドプレート57のX軸方向の一端側(図1において左端側)及び他端側(図1において右端側)には、それぞれ従動プーリ59A,59Bが備えられている。前記従動プーリ59Bは、下流端側の従動プーリであって、前記第1コンベアベルト5の下流端位置(図1において右端位置)よりも下流側(図1において右側)に位置し、かつ前記第2コンベアベルト11の上方に位置してある。
前記上部コンベアベルト41を前記従動プーリ59A,59Bに掛回すために、前記昇降枠体45の上部には従動プーリ61が備えられている。そして、前記従動プーリ61に掛回した上部コンベアベルト41を折り返すために、前記上部架台37において、前記従動プーリ61より下方の位置には、従動プーリ63が備えられている。前記従動プーリ59A,59B,61,63に掛回した上部コンベアベルト41は、前記上部架台37に装着したサーボモータ等のごときモータM4によって回転される駆動プーリ65に掛回してある。さらに、上部コンベアベルト41は、前記昇降枠体45の上方位置において、前記上部架台37に備えた従動プーリ67,69に掛回してある。
上記構成により、モータM4を駆動することにより、上部コンベアベルト41を、図1において時計回り方向に回転駆動することができる。上部コンベアベルト41が食品生地7と接触する水平部分の移動方向は、図1において左方向であり、第1コンベアベルト5が食品生地7の接触する部分の移動方向は、図1において右方向であって、逆方向である。したがって、前述のごとく、食品生地7の搬送先端側が、第2コンベアベルト11によって上方向に持上げられて、例えば、芯材9を巻き込むよう湾曲した状態にあるとき、前記上部コンベアベルト41を下降して、食品生地7を上側から押さえることにより、食品生地7によって芯材9を確実に巻き込むことができるものである。
そして、前記食品生地7によって前記芯材9を巻き込むことにより、食製品71としての、食品生地7の巻き数が増えて径が大きくなる。従って、前記上部コンベアベルト41を、前記食品生地7の厚さに対応して次第に上昇することにより、巻き込んだ芯材9を圧迫することなく巻き成形することができる。よって、例えば、芯材9が軟い場合であっても、両側から溢れ出るようなことがなく、かつ巻き込んだ食品生地7の間の隙間がないように巻き込むことができるものである。
換言すれば、食製品71は、芯材9が溢れ出ることがなく、かつ食品生地7の隙間がほとんどない状態に適正な力でもって巻き締めされるものである。既に理解されるように、芯材9を用いることなく、食品生地7のみを巻き込む場合には、食品生地7の隙間がほとんどない状態に巻き込むことができるものである。
ところで、この実施形態においては、上部押さえ部材の1例としての、上部コンベアベルト41の場合について例示した。しかし、上部押さえ部材としては、コンベアベルトを備えることなく前記ガイドプレート57の位置に、小径の複数のローラを並列して回転自在に備えた構成とすることも可能である。この場合、複数のローラをモータによって回転駆動することにより食品生地7の巻き込みを誘導することが望ましい。しかし、必ずしも回転駆動しなくてもよく、第1コンベアベルト5及び第2コンベアベルト11により巻き込まれる食品生地7に接触して受動的に回転する構成であってもよい。
前述したように、巻き成形された食製品71を次工程へ搬送するために、前記第1コンベアベルト5の下流側には第3コンベアベルト73が備えられている。この第3コンベアベルト73は、前記第2コンベアベルト11を間にして、前記第1コンベアベルト5の反対側(図1における右側)に備えられている。上記第3コンベアベルト73は、フレーム架台3の一部3Aに装着したサーボモータなどのごときモータM5によって回転される駆動プーリ75に掛回してある。さらに、前記第3コンベアベルト73は、前記第1コンベアベルト5から移載された食製品71を下流側の次工程へ搬送すべく、前記フレーム架台3の一部3Aに備えた従動プーリ77,79に掛回してある。
図5に示すように、第2コンベアベルト11が下降し、かつ上部コンベアベルト41が上昇されて、前記第1コンベアベルト5から第3コンベアベルト73上へ移載された食製品71の巻き締めを行うために、前記フレーム架台3の一部3Aには、下流側へ搬送される前記食製品71に上側から接触して重量を付与する可撓性部材81が備えられている。すなわち、前記フレーム架台3の一部3Aには、Y軸方向に離隔した一対の支柱83が立設してある。そして、前記支柱83に両端を支持された水平な支持バー85には、前記可撓性部材81の一例としてのカールネットに備えたブラケット87が揺動自在に支持されている。
上記構成により、前記食製品71が、例えばカールネットなどのごとき可撓性部材81の下を通過するとき、前記可撓性部材81の重量が負荷されて転動することとなり、巻き締めがより確実に行われるものである。
なお、前記可撓性部材81としては、カールネットに限ることなく、例えば偏平状の柔軟な樹脂板や、複数の紐部材等を並列に備えた構成等とすることも可能なものである。また、可撓性部材81は省略することも可能である。
前記構成において、図6(A)に示すように、第1コンベアベルト5に対して、第2コンベアベルト11が没入され、かつ上部コンベアベルト41が上昇した状態にあるときに、心材9を載置した食品生地7を第1コンベアベルト5によって下流側へ搬送する。この際、食品生地7の搬入先端側が検出センサ39によって検出されると、図6(B)に示すように、第2コンベアベルト11が上昇されると共に上部コンベアベルト41が下降される。
前述のごとく上部コンベアベルト41を下降する際は、制御装置40の制御の下に、第1コンベアベルト5と上部コンベアベルト41との間隔Hは、適正の間隔に保持されるものである。すなわち、第1コンベアベルト5によって搬送される前記食品生地7の厚さ及び前記芯材9の大きさ(高さ)を、適宜位置に備えたセンサ(図示省略)によって検出すると、前記食品生地7によって心材9を巻き込むに適した間隔Hを保持するように、上部コンベアベルト41の適正位置が制御されるものである。
なお、食品生地7の厚さを検出する方法としては、例えばレーザ光を利用した距離センサによって第1コンベアベルト5の上面位置を検出する。そして、食品生地7が搬送されて来たときには、食品生地7の上面位置を検出し、制御装置40に備えたコンピュータのごとき演算手段によって演算処理することによって食品生地7の厚さを検出することができるものである。
また、前記芯材9の大きさを検出する方法としては、前記第1コンベアベルト5の搬送速度と、前記距離センサによる検出値の変化に基づいて演算することができるものである。なお、芯材9は予め計量して適正の大きさに設定するものであるから、上記計量値に基づいて演算することも可能である。
前述したように、第2コンベアベルト11が上昇され、上部コンベアベルト41が適正の高さ位置に下降されると(図6(B)参照)、図6(C)に示すように、食品生地7の搬送先端側が第2コンベアベルト11に当接し、芯材9を巻き込むように、上方向に持上げられ湾曲される。そして、上方向へ持上げられた食品生地7の先端部は、上部コンベアベルト41に接触し、図6(D)に示すように、芯材9の巻き込みを行う。
そして、食品生地7による芯材9の巻き込みが、2巻き目になると、図6(E)に示すように、前記食品生地7の厚さに対応して、上部コンベアベルト41が制御装置40の制御の下に上昇される。そして、前記食品生地7による芯材9の巻き込み回数が増えると、図7(A),(B)に示すように、上部コンベアベルト41が次第に上昇される。
そして、食品生地7による芯材9の巻き込みが終了し、食製品71が形成されると、図7(C)に示すように、前記上部コンベアベルト41が上昇されると共に、第2コンベアベルト11が下降されて、食製品71は第3コンベアベルト73上へ移載される。第3コンベアベルト73上の食製品71は、第3コンベアベルト73によって下流側へ搬送される際に、可撓性部材81に接触して転動しつつ搬送されることにより、巻き締めが行われる。
食製品71が第3コンベアベルト73上へ移載されると、次の食品生地7が、図7(D)に示すように搬入されて、次の食品生地7の巻き成形が行われるものである。
以上のごとき説明から理解されるように、食品生地7の巻き成形を行うとき、食品生地7に接触する部分が互に直交した状態にある第1コンベアベルト5、第2コンベアベルト11及び第1コンベアベルト5と平行な上部コンベアベルト41の協働によって巻き成形が行われるものである。ここで、前記第1コンベアベルト5の移動速度と、第2コンベアベルト11の移動速度と、上部コンベアベルト41の移動速度との関係は、制御装置40によって制御されて、第1コンベアベルト5の移動速度<第2コンベアベルト11の移動速度<上部コンベアベルト41の移動速度、の関係にある。
したがって、前述のごとく食製品71の巻き成形を行うとき、食品生地7が弛むようなことがなく、巻き成形後の食品形状が安定するものである。すなわち、前述したように、第1コンベアベルト5上の食品生地7の搬送先端側が第2コンベアベルト11に当接すると、第2コンベアベルト11によって搬送先端側を引っ張る形態となり、食品生地7が弛むようなことがないものである。前記第2コンベアベルト11の接触から上部コンベアベルト41の接触に移った場合も同様である。
既に理解されるように、第1コンベアベルト5の移動速度<第2コンベアベルト11の移動速度<上部コンベアベルト41の移動速度、の関係を保持して食品生地7の巻き成形を行うものであるから、食品生地7は、第1コンベアベルト5と第2コンベアベルト11との間、及び第2コンベアベルト11と上部コンベアベルト41との間において引っ張られる態様となり、緩みを生じることなく巻き成形を行うことができるものである。
ところで、食品生地7の巻き回数に対応して上部コンベアベルト41を、制御装置40の制御の下に上昇する際は、前記第1コンベアベルト5の搬送速度等に基づいて、食品生地7の巻き回数を、制御装置40に備えた演算手段によって演算可能なものである。すなわち、検出センサ39から第2コンベアベルト11までの距離が既知であることにより、前記検出センサ39の位置を通過してから巻き成形を開始する時間を、演算手段によって演算することができる。そして、前記芯材9の大きさ、食品生地7の厚さ、第1コンベアベルト5の搬送速度に基づいて、食品生地7による芯材9の巻き回数を演算手段によって演算することができるものである。
換言すれば、前記検出センサ39の位置を食品生地7が通過した時間の経過と食品生地7の巻き回数との関係を演算によって知ることができるものである。したがって、食品生地7の巻き回数に対応して上部コンベアベルト41を上昇できる。よって、芯材9を圧迫することなく、かつ食品生地7間の隙間のないよう巻き成形を行うことができるものである。
ところで、前記第2コンベアベルト11が上下動するとき、食品生地7に対して一定速度で回転しているものである。したがって、上下動作に起因して、食品生地7に対する第2コンベアベルト11の相対的な速度変化を生じるようなことがないものである。よって、例えば相対的な速度変化に起因する「しわ」等を、食品生地7の表面に生じるようなことがないものである。
既に理解されるように、第1コンベアベルト5に対する上部コンベアベルト41の高さ位置が調節可能であるから、図8,図9,図10に示すように、食製品71が種々の形態の場合であっても、容易に対応し得るものである。すなわち、図8に示すように、芯材9が比較的大きく、食品生地7の巻き数が,例えば2回の場合や、図9に示すように、芯材9が小さく、食品生地7の巻き数が、例えば3回の場合などのように、芯材9の大きさ、及び食品生地7の巻き回数が異なる場合等に容易に対応することができる。また、図10に示すように、食品生地7に芯材9を載置することなく、食品生地7のみを巻き成形する場合にも対応可能なものである。
なお、食製品71の径の大きさは、芯材9の大きさ、食品生地7の厚さ、食品生地7の巻き数によって種々変わるものである。しかし、食品生地7の巻き回数毎に径が大きくなる度合は、予め演算可能であるから、食製品71の径が種々変化する形態の場合においても、芯材9を溢れ出すことなく、かつ巻き込んだ食品生地7の隙間を小さく抑制した状態、換言すれば隙間のないように、適正な力でもって食製品71の巻き成形を行うことができるものである。
ところで、前記説明においては、芯材9が軟い場合について説明した。しかし、芯材9にも種々の形態があり、硬い芯材とすることも可能である。すなわち、図11,図12に示すように、芯材9として、例えば板チョコ等を採用することも可能である。このような場合であっても、巻き込んだ食品生地7間の隙間を小さく抑制した状態で食製品の巻き成形を行うことができる。また、芯材9としては、例えば固い棒状食品とすることも可能である。そして、食品生地7を焼成した後に芯材を抜き出して中空の食品とするようなばあい、前記芯材9は、例えば金属、セラミックスなど、食品以外とすることも可能である。
図13,14は、本発明に係る食品製造装置の第2の実施形態を示すものである。この第2の実施形態に係る食品製造装置1Aにおいて、前記食品製造装置1の構成要素と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
この第2の実施形態に係る食品製造装置1Aにおいては、揺動枠体89を上部架台37に上下に揺動自在に備えている。そして、揺動枠体89に装着したモータM6によって回転される上部コンベアベルト41Aを備えている。この上部コンベアベルト41Aは、前述した上部コンベアベルト41と同様の機能を奏するものである。そして、前記上部架台37には、前記揺動枠体89を上下に揺動するための、流体圧シリンダ91が備えられている。
上述のごとき食品製造装置1Aにおいても、前述した食品製造装置1と同様の効果を奏し得るものである。
図15〜図20は、偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品を製造するための食製品製造装置の変形態様を示すものである。この変形態様の食製品製造装置1Bにおいて、前述した実施形態における構成要素と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
前記実施形態に係る食製品製造装置1,1Aにおいては、第1コンベアベルト5に対して第2コンベアベルト11が出没するように上下動する場合について説明した。しかし、一方のコンベアベルト5に対して他方のコンベアベルト11が上下動する構成は相対的なものであって、他方のコンベアベルト11に対して一方のコンベアベルト5を上下動する構成とすることも可能である。そこで、食製品製造装置1Bにおいては、一方のコンベアベルト5を上下動する構成としたものである。
より詳細には、食製品製造装置1Bにおいては、前記実施形態における第1コンベアベルト5に相当する第1コンベアベルト5Cを上下に揺動自在に備えている。すなわち、第1コンベアベルト5Cは、フレーム架台3に上下動自在に備えた揺動フレーム95に支持されている。この揺動フレーム95は、食品生地7の搬送方向に見て、下流端側(図15においては右端側)が上下動する構成である。なお、第1コンベアベルト5Cは、フレーム架台3に装着したサーボモータなどのごときモータMCによって走行駆動されるものである。また、前記揺動フレーム95は、フレーム架台3に装着した流体圧シリンダなどのごとに適宜の揺動作動装置97によって上下に揺動されるものである。
上記第1コンベアベルト5Cと第3コンベアベルト73との間には、前記第2コンベアベルト11の代わりに第2コンベアベルト11Aが備えられている。この第2コンベアベルト11Aは、前記第3コンベアベルト73と同様にフレーム架台3の一部3Aに備えられている。そして、この第2コンベアベルト11Aが前記第1コンベアベルト5Cの上下に揺動する下流端側に対向した位置には、食品生地7の搬送先端側が当接した際に、前記搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げる持上作用部99がほぼ垂直に備えられている。この第2コンベアベルト11Aは、フレーム架台3に装着したモータM2によって走行駆動されるものである。
前記第1コンベアベルト5Cに対して食品生地7の搬入を行うために、第1コンベアベルト5Cの上流側には搬入コンベアベルト101が備えられている。そして、この搬入コンベアベルト101のコンベアフレーム101F上には、検出センサ39が備えられている。
前記第1コンベアベルト5Cの上方には上部架台37が備えられている。この上部架台37には、前記第2の実施形態と同様に、揺動枠体89、上記コンベアベルト41A、流体圧シリンダ91が備えられている。
上記構成において、食品生地7の巻き成形を行うために、搬入コンベア101によって食品生地7を第1コンベアベルト5Cに搬入するとき、検出センサ39によって食品生地7の検出が行われる。検出センサ39によって食品生地7の検出が行われると、第1コンベアベルト5Cの下流端側が下降されると共に、上部コンベアベルト41Aが下降される(図19(A)参照)。
この際、上部コンベアベルト41Aは、第2コンベアベルト11Aの上側であって、予め設定された高さ位置に下降される。そして、第1コンベアベルト5Cと上部コンベアベルト41Aとの上下方向の間隔は、食品生地7の巻き成形を行うに適した間隔に保持される。すなわち、食品生地7の厚さ、芯材9の大きさに対応して、前記間隔の制御が行われるものである。
前記第1コンベアベルト5Cによって食品生地7が搬送されて、食品生地7の搬入先端側が第2コンベアベルト11の持上げ作用部99に当接すると(図19(B))、前記搬入先端側が持上げられて、上部コンベアベルト41Aに当接する。したがって、食品生地7は、第1コンベアベルト5C、第2コンベアベルト11Aの持上げ作用部99、上部コンベアベルト41Aの協働によって巻き成形される(図19(C))。
そして、食品生地7の巻き回数が次第に増加すると、第1コンベアベルト5Cは、食品生地7の厚さに対応して次第に下降される(図19(D)〜図20(B))。したがって、前述した実施形態と同様に、食製品17の両側から芯材9が溢れ出るようなことがなく、かつ食品生地7間の隙間がないように巻き成形を行うことができるものである。
前述のように、食製品71の巻き成形が行われると、第1コンベアベルト5C、上部コンベアベルト41Aが上昇される。そして、食製品71は、第2コンベアベルト11A上に搬出される(図17,図20(C))。その後、次の食品生地7が第1コンベアベルト5C上に搬入されて、次の食品生地7の巻き成形が行われることになる(図15,図19(A),図20(D))。
ところで、前述したように、第1コンベアベルト5Cを上昇して食製品71を第2コンベアベルト11A上に搬出する際、食製品71と第2コンベアベルト11Aにおける持上げ作用部99との間における相対的速度が変化することに起因する滑りのないように、第2コンベアベルト11Aの速度を僅かに増速することが望ましいものである。
すなわち、食製品製造装置1Bにおいても、前述した食製品製造装置と同様の効果を奏し得るものである。
以上のごとき説明から理解されるように、第1コンベアベルトによって搬送される食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲して巻き成形を行う際、上部コンベアベルトによって食品生地を上側から押さえるものである。そして、食品生地の巻き数に対応して、第1コンベアベルトと上部コンベアベルトとの上下の間隔を適正に調節するものである。
したがって、食品生地を巻き成形した食製品の両側から芯材が溢れ出るようなことがなく、しかも巻き成形した食品生地間の隙間を生じないように巻き成形できるものである。
5 第1コンベアベルト
7 食品生地
9 芯材
11 第2コンベアベルト
13 下部架台
19 上下スライダ
21 上下作動装置
29 アーム部材
31 先端プーリ
37 上部架台
39 検出センサ
41 上部押さえ部材(上部コンベアベルト)
45 昇降枠体
49 上下スライダ
65 駆動プーリ
71 食製品
73 第3コンベアベルト
81 可撓性部材(カールネット)

Claims (10)

  1. 偏平状の食品生地上に載置した芯材を、前記食品生地によって巻き込んだ形態の食製品の製造方法であって、
    (a)搬送先端側に芯材を載置した偏平状の食品生地を、第1コンベアベルトによって搬送する工程、
    (b)前記第1コンベアベルトの下流端側に出没自在に備えた第2コンベアベルトによって前記食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げる工程、
    (c)前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置に上下動自在に備えた上部押さえ部材によって、前記食品生地が前記第1コンベアベルト上において前記芯材を巻き込むように回転可能に押さえる工程、
    (d)前記食品生地の巻き数が増えるに従って、前記押さえ部材を前記食品生地の厚さに対応して次第に上昇する工程、
    の各工程を備え、前記第2コンベアベルトは、前記第1コンベアベルトに対する出没動作時に、前記食品生地に対する相対速度を一定に保持していることを特徴とする食製品の製造方法。
  2. 偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品の製造方法であって、
    (a)偏平状の食品生地を、第1コンベアベルトによって搬送する工程、
    (b)前記第1コンベアベルトの下流端側に出没自在に備えた第2コンベアベルトによって前記食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げる工程、
    (c)前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置に上下動自在に備えた上部押さえ部材によって、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において円柱状に巻き込むように回転可能に押さえる工程、
    (d)前記食品生地の巻き数が増えるに従って、前記押さえ部材を前記食品生地の厚さに対応して次第に上昇する工程、
    の各工程を備え、前記第2コンベアベルトは、前記第1コンベアベルトに対する出没動作時に、前記食品生地に対する相対速度を一定に保持していることを特徴とする食製品の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の食製品の製造方法において、前記第1コンベアベルトの下流側に配置した第3コンベアベルトによって搬送される食製品上に、可撓性部材を上側から接触して、食製品の巻き締めを行う工程、を備えていることを特徴とする食製品の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の食製品の製造方法であって、前記上部押さえ部材は、上部コンベアベルトから構成してあって、この上部コンベアベルトが食製品に接触する部分の移動方向と、前記第1コンベアベルトが食品生地に接触する部分の移動方向が逆方向であり、第1コンベアベルトの移動速度<第2コンベアベルトの移動速度<上部コンベアベルトの移動速度、の関係にあることを特徴とする食製品の製造方法。
  5. 偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品を製造するための食品製造装置であって、
    偏平状の食品生地を搬送する第1コンベアベルトと、
    第1コンベアベルトの下流端側に搬送された食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げ自在、かつ第1コンベアベルトの下流端に対して出没自在な第2コンベアベルトと、
    前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置において、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において巻き込むように回転可能に前記食品生地を上側から押さえ自在かつ上下動自在な上部押さえ部材と、
    を備え、前記第2コンベアベルトは、前記第1コンベアベルトに対する出没動作時に、前記食品生地に対する相対速度を一定に保持していることを特徴とする食品製造装置。
  6. 偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品を製造するための食品製造装置であって、
    偏平状の食品生地を搬送する第1コンベアベルトと、
    第1コンベアベルトによって搬送される食品生地の厚さ及び食品生地上の芯材の大きさを検出するセンサと、
    第1コンベアベルトの下流端側に搬送された食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げ自在、かつ第1コンベアベルトの下流端に対して出没自在な第2コンベアベルトと、
    前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置において、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において巻き込むように回転可能に前記食品生地を上側から押さえ自在かつ上下動自在な上部押さえ部材と、
    前記検出センサの検出及び食品生地の巻き込み回数に基づいて前記第1コンベアベルトに対する上部押さえ部材の上昇を制御する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする食品製造装置。
  7. 請求項5又は6に記載の食製品製造装置において、前記第1コンベアベルトの下流側に配置された第3コンベアベルトと、この第3コンベアベルトによって搬送される食製品上に上側から接触自在に備えられた可撓性部材と、を備えていることを特徴とする食製品製造装置。
  8. 請求項5、6又は7に記載の食製品製造装置において、前記上部押さえ部材は、前記第1コンベアベルトと平行な部分を備えた上部コンベアベルトであって、前記平行な部分を前記第1コンベアベルトと平行な状態に保持して上下動する構成であることを特徴とする食製品製造装置。
  9. 請求項8に記載の食製品製造装置において、前記上部コンベアベルトにおける下流端位置は、前記第1コンベアベルトの下流端位置より下流側に位置し、前記第2コンベアベルトの上方位置に位置することを特徴とする食製品製造装置。
  10. 偏平状の食品生地を、円柱形状に巻き込んだ形態の食製品を製造するための食製品製造装置であって、
    偏平状の食品生地を搬送する第1コンベアベルトと、
    第1コンベアベルトの下流端側に搬送された食品生地の搬送先端側を上方向に湾曲しつつ持上げ自在、かつ第1コンベアベルトの下流端に対して出没自在な第2コンベアベルトと、
    前記第1コンベアベルトにおける下流端側の上方位置において、前記食品生地を前記第1コンベアベルト上において巻き込むように回転可能に前記食品生地を上側から押さえ自在かつ上下動自在な上部コンベアベルトと、
    前記第1コンベアベルトの移動速度と、前記第2コンベアベルトの移動速度と、前記上部コンベアベルトの移動速度との関係を、緩みを生じることなく巻き成形を行うために、第1コンベアベルトの移動速度<第2コンベアベルトの移動速度<上部コンベアベルトの移動速度、の関係に制御するための制御装置と、
    を備えていることを特徴とする食製品製造装置。
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