JP5925197B2 - 食製品の丸め成形方法及び装置 - Google Patents

食製品の丸め成形方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、直線状の長い形状(長尺の形状)の食製品(食品生地)における両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態、すなわちC字形状に丸め成形する食製品の丸め成形方法及び装置に係り、より詳細には、長い形状の食製品の一端側から他端側へ順次丸め成形を行う丸め成形方法及び装置に関する。
従来、例えばクロワッサンを製造する場合、三角形状に切断したシート状の食品生地を、三角形の底辺側から巻き上げて、中央部が太い直線状の長尺の食品生地を形成する。次に上記食品生地の長尺方向の中央部を中心として、両端側を互いに接近するように湾曲して、両端側を接続して閉じた状態の環状に、又はC字形状に形成している(特許文献1参照)。
特許文献1: 特開2010−148474号公報
前記特許文献1に記載の発明においては、クロワッサン等の長尺の食品生地の長手方向の中央部にセンターピンが当接した状態にあるときに、押えローラによって前記食品生地の一端側を、中央部から先端側へ順次センターピンの外周面に沿うように湾曲した後、前記食品生地の他端側をも同様にセンターピンの外周面に沿うように湾曲する構成である。したがって、長尺の食品生地をセンターピンの外周面に沿って良好に湾曲成形することができる。
しかし、特許文献1に記載の発明においては、長尺の食品生地の一端側をセンターピンに沿って湾曲するとき、食品生地の長手方向の中央部から次第に一端側を湾曲成形するものである。そして、他端側の湾曲成形も同様に行っている。したがって、押えローラは、一端側の湾曲成形を行った後に、再び中央部へ戻る動作が必要であり、生産性向上を図る上において、さらなる改良が望まれていた。
また、食品生地の特性によっては、一端側を湾曲成形した後、他端側の湾曲成型時に、前記一端側が戻ることがあり、食品生地の両端側を重ね合せて結着しようとするとき、両端側の重ね合せが難しいことがある、という問題がある。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形方法であって、
長い形状の食製品の一端側を回転可能な芯部材に固定する(a)工程と、
前記芯部材を回転して当該芯部材に食製品を巻きつけて丸めるとき、当該芯部材が押圧ローラに対して接近離反することによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する(b)工程と、
前記芯部材に対して前記食製品を巻き付けて所望形状に丸め成形した後、前記芯部材に対する食製品の固定を解除して、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離する(c)工程、
の各工程を備えていることを特徴とするものである。
また、長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形方法であって、
長い形状の食製品の一端側を回転可能な芯部材に固定する(a)工程と、
前記芯部材を回転して当該芯部材に食製品を巻きつけて丸めるとき、当該芯部材に対して押圧ローラを接近離反させることによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する(b)工程と、
前記芯部材に対して前記食製品を巻き付けて所望形状に丸め成形した後、前記芯部材に対する食製品の固定を解除して、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離する(c)工程、
の各工程を備えていることを特徴とするものである。
また、前記食製品丸め成形方法において、前記食製品の両端側を互いに接続して閉じるために、前記食製品の両端側を重ねる工程と、この両端側の重ねた部分を、前記芯部材と前記押圧ローラとによって挟圧して結着する工程と、を備えていることを特徴とするものである。
また、前記食製品丸め成形方法において、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離するときに、前記食製品の内周面と前記芯部材の外周面との間にエアーを噴出する工程、を備えていることを特徴とするものである。
また、長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形装置であって、
長い形状の食製品の一端側を外周面の一部に固定するための固定手段を備え、かつ回転可能な芯部材と、
前記芯部材を回転して当該芯部材に対して前記食製品を巻き付けて丸め成形するときに、当該芯部材が押圧ローラに対して接近離反することによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する押圧ローラと、
を備えていることを特徴とするものである。
また、前記食製品丸め成形装置において、前記押圧ローラは、食製品を列状に搬送する食製品搬送路に近接して備えられていることを特徴とするものである。
また、長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形装置であって、
長い形状の食製品の一端側を外周面の一部に固定するための固定手段を備え、かつ回転可能な芯部材と、
前記芯部材を回転して当該芯部材に対して前記食製品を巻き付けて丸め成形するときに、当該芯部材に対して接近離反することによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する押圧ローラと、
を備えていることを特徴とするものである。
また、前記食製品丸め成形装置において、前記芯部材に対して前記食製品を巻き付け、前記押圧ローラが食製品を芯部材側へ押圧して丸め成形するときに、食製品が上方へ持ち上がるのを防止するための生地押えローラを更に備えていることを特徴とするものである。
また、前記食製品丸め成形装置において、前記芯部材に対して前記食製品を巻き付け、前記押圧ローラが食製品を芯部材側へ押圧して丸め成形するときに、当該押圧ローラが強制的に自転駆動されるようになっていることを特徴とするものである。
また、前記食品丸め成形装置において、前記固定手段は、前記食製品の一端側を前記芯部材側へ押圧自在かつ前記芯部材に対して上下動可能な端部押え部材を備えていることを特徴とするものである。
また、前記食製品丸め成形装置において、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離するときに、前記食製品の内周面と前記芯部材の外周面との間にエアーを噴出するエアー噴出手段を備えていることを特徴とするものである。
発明が解決する課題
本発明によれば、長い食製品の一端側から他端側へ順次丸め成形することを連続して行うことができるので、長い食製品の丸め成形を能率よく行うことができる。この際、食製品の長さに多少の差があるような場合であっても容易に対応し得るものである。したがって、生産性の向上を図ることができるものである。
本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置の全体的構成を示す平面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置の全体的構成を示す正面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置における丸め成形手段の構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置の全体的構成を示す平面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置の全体的構成を示す正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置における丸め成形ユニット(丸め成形手段と押圧ローラユニット)の構成を示す説明図である。 なお、図16−1、図16−2、図16−3、は、図16(A)、図16(C)、図16(E)の詳細図をそれぞれ示すものである。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置を用いて長い食製品を丸め成形する工程の説明図である。
最初に、図面を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置1は、後述する芯部材43がアクティブに動作し、同じく後述する押圧ローラ29がパッシブに動作することにより食製品の丸め成形を行うものである。 本発明の第1の実施形態に係る食品丸め成形装置1は、図1に示すように、直線状の長い形状(長尺の形状)の食製品(食品生地)3を列状に搬送する食製品搬送路5が備えられている。前記食製品3としては、本実施形態においては、三角形状に切断したシート状の食品生地を、底辺側から頂部方向へ巻き上げて直線状に形成したクロワッサンにて例示してある。このクロワッサンは長い形状であって長手方向の中央部が太くなっている。なお、直線状の長尺の食製品3としては、クロワッサンに限ることなく適宜の食製品とすることができるものである。
前記食製品搬送路5としては、本実施形態においてはベルトコンベアにて例示してある。この種のベルトコンベアは、制御モータ(図示省略)の回転を制御することによって回転駆動されるものである。この食製品搬送路5の下流端付近には、丸め成形した食製品7を次工程へ搬出する搬出コンベア9が配置してある。上記搬出コンベア9は、食製品7を載置するトレー11を搬送する場合について例示するけれども、搬出コンベア9上に食製品7を直接載置してもよいものである。また、前記搬出コンベア9は、食製品搬送路5と交差した構成にて例示してあるが、搬出コンベア9を食製品搬送路5と平行に又は直列に配置してもよいものである。なお、搬出コンベア9は一般的な構成であるから搬出コンベア9についてのより詳細な説明は省略する。
前記食製品搬送路5と前記搬出コンベア9とに近接した位置には、前記食製品搬送路5を搬送される前記食製品3の丸め成形を行って前記トレー11へ搬送するための食製品成形搬送手段13が備えられている。上記食製品成形搬送手段13として、本実施形態においては一般的な産業用ロボットにて例示してある。産業用ロボットの構成は周知であるが、簡単に説明すると、丸め成形手段27を備える前記産業用ロボットは、基台15上に旋回台17を水平に旋回自在に備えており、この旋回台17には、水平な軸心回りに揺動(回動)自在な第1アーム19が揺動自在に備えられている。この第1アーム19の先端部には前記第1アーム19の揺動軸心と平行な水平な軸心回りに揺動自在な第2アーム21の基端部側が取付けてある。
そして、上記第2アーム21の先端部には、当該第2アーム21の長手方向と直交し、かつ前記第1アーム19の揺動軸心と平行な水平な軸心回りに揺動自在な第3アーム23が備えられており、この第3アーム23の先端部には、当該第3アームの揺動軸心に対して直交する方向の軸心回り(図2においては垂直な軸心(以下、回動軸心と称す)回り)に回動自在な回動アーム25が備えられている。したがって、前記回動アーム25は、X軸方向(前記搬出コンベア9の長手方向、左右方向)、Y軸方向(前記食製品搬送路5の長手方向、前後方向)及びZ軸方向(上下方向)へ移動位置決め自在である。また、前記回動アーム25は、水平状態や垂直状態に姿勢を調節自在なものである。
前記回動アーム25には、前記食製品搬送路5上の前記食製品3の丸め成形を行う丸め成形手段27が備えられている。この丸め成形手段27は、前記食製品搬送路5に近接して備えられた押圧ローラ29と協働して前記食製品3の丸め成形を行うものである。前記押圧ローラ29は、本実施形態においては、前記食製品搬送路5としてのベルトコンベアのフレーム5Fに立設固定した逆L字形状のブラケット31に垂直にかつ回転自在に備えられている。すなわち、前記押圧ローラ29は、前記食製品搬送路5上の所定位置に垂直にかつ回転自在に備えられているものである。そして、押圧ローラ29は、下側が小径のテーパ状に形成してある。
前記丸め成形手段27は、図3に示すごとき構成である。すなわち、前記回動アーム25には、当該回動アーム25の回動軸心と平行なシャフト(スパンシャフト)33が備えられており、このシャフト33の先端に備えたベースプレート35には、前記回動軸心と直交する方向に往復動自在なピストンロッド等のごとき第1の往復作動部材37を備えた流体圧シリンダ等のごとき第1の往復作動装置39が備えられている。そして、図3(C)において、前記第1の往復作動装置39の下部には、前記回動軸心と軸心が一致したパイプ状の支持軸41が備えており、この支持軸41の先端部には、前記食製品3を巻き付けて丸め成形する際の芯部材43が備えられている。
前記芯部材43は、パイプ状の前記支持軸41から供給されるエアーを放射外方向へ噴出自在に構成してある。すなわち前記芯部材43は焼結合金又は適宜長さの複数のスリットを周方向に適宜間隔に備えた構成である。
したがって、前記芯部材43に食製品3を巻き付けた状態にあるときに、支持軸41から芯部材43に圧縮空気を供給すると、前記芯部材43の外周面から放射方向へエアーを噴出することができ、前記芯部材43の外周面と巻き付けられた状態にある食製品3の内周面との間に空気層(空気膜)を形成することができるものである。換言すれば、前記空気層を形成するエアー噴出手段を備えることにより、前記芯部材43に対する前記食製品3の付着(粘着)を抑制することができるものである。
ところで、前記芯部材43の断面形状は、円形状に限ることなく正多角形状や、円形状の外周面の複数箇所に平面(俗称:D面)を形成した構成とすることができる。このように、正多角形状や外周面に平面部を備えた構成とすることにより、芯部材43に対する食製品3の巻き付け作用時の掛りがよく、食製品3の巻き付けを能率よく行い得るものである。
前記第1の往復作動部材37の先端部には、前記支持軸41と平行な方向(上下方向)に往復動自在なピストンロッド及びガイドロッドなどのごとき第1の昇降作動部材45を備えた流体圧シリンダなどのごとき第1の昇降作動装置47が備えられている。そして、前記第1の昇降作動部材45の下端部(先端部)には、前記芯部材43方向へ前記食製品3を押圧し固定する端部押え部材49が備えられている。前記端部押え部材49等は前記食製品3の一部を前記芯部材43との間に挟み込んで固定するための1例としての固定手段を構成するものであって、前記芯部材43の外周面に沿うように円弧状(図3(A)参照)に形成してあると共にクシ歯状(図3(D)参照)に形成してある。
さらに、前記第1の往復作動装置39には、前記第1の昇降作動装置47と同様の第2の昇降作動装置51が備えられており、この第2の昇降作動装置51に上下動自在に備えられた第2の昇降作動部材53の下端部には、前記芯部材43に対して相対的に上下動自在な落とし部材55が備えられている。この落とし部材55は、前記芯部材43に対して相対的に下降して、芯部材43から食製品3を落下する作用をなすものである。なお、前記落とし部材55は、前記芯部材43が通過可能な上下方向の穴55Hを備えた構成にて例示してある。しかし、落とし部材55は芯部材43から食製品3を落下し得る機能があればよいものであって、例えばC字形状などの適宜の構成、形状とし得るものである。
さらに、前記食品丸め成形装置1には、前記食製品搬送路5上を搬送される複数の食製品3を撮像するCCDカメラなどのごとき撮像手段57(図1、2参照)が備えられている。この撮像手段57によって食製品搬送路5の所定エリアを上方から撮像することにより、所定エリア内の適数の食製品3の形状、寸法及び食製品搬送路5におけるX、Y軸方向(前後左右方向)の位置を検知することができるものである。さらに、前記食品丸め成形装置1には制御装置59(図1参照)が備えられている。
この制御装置59はコンピュータからなるものであって、前記撮像手段57によって撮像された撮像画面の画像処理を行って、前記食製品搬送路5上の食製品3の形状、寸法の演算処理を行うと共にX、Y軸方向の位置を演算する機能を有するものである。さらに、前記制御装置59は、前記撮像手段57によって撮像された撮像結果に基づいて前記食製品搬送路5、搬出コンベア9及び前記食製品成形搬送手段13の動作を制御する機能を備えている。
以上のごとき構成において、長い形状(長尺)の食製品3を、食製品搬送路5の上流側から下流側へ搬送し、撮像手段57によって撮像すると、所定エリアに搬送された食製品3の形状、寸法が検知(計測)されると共に、例えば前記押圧ローラ29に対するX、Y軸方向の位置が検知される。なお、図1においては、食製品3の長手方向と食製品搬送路5の搬送方向とが一致した状態において例示してあるが、必ずしも一致した状態とする必要はないものである。
そして、先頭の食製品3が前記押圧ローラ29に近接した所定の位置に達すると、先頭の食製品3の一端側(先頭側)3Aが前記芯部材43の外周面に固定される(図4参照)。なお、先頭の食製品3が前記所定の位置に達したことを検出する構成としては、前記撮像手段57によって撮像した食製品3のX、Y軸方向の位置を検知してもよく、前記撮像手段57とは別個の撮像手段や前記押圧ローラ29の上流側の所定位置に光学的センサを備えた構成とすることもできるものである。
搬送状態にある食製品3の一端側3Aに対する前記芯部材43の位置決めは、搬送状態にある食製品3の一端側3AのX、Y軸方向の位置を前記撮像手段57によって検知し、この検知された一端側3Aに対して、制御装置59の制御の下に前記芯部材43をX、Y、Z軸方向に移動位置決めして行うものである。なお、搬送状態にある食製品3の一端側3Aに対する前記芯部材43の位置決めは、前記丸め成形手段27の適宜位置、例えば第3アーム23等にCCDカメラ等の撮像手段を備え、この撮像手段によって前記食製品3の一端側3Aを検知する構成とすることも可能である。
前記食製品3の一端側3Aに対する前記芯部材43の位置決めは、予め離れた状態にある端部押え部材49と前記芯部材43との間に、前記食製品3の一端側3Aが位置するように行うものである。そして、第1の昇降作動装置47を作動して、予め上昇した状態の位置から端部押え部材49を下降した後、第1の往復作動装置39を駆動して、第1の往復作動部材37を引き込み作動することにより、端部押え部材49でもって食製品3の一端側3Aを芯部材43に押圧固定することができるものである(図4参照)。
なお、食製品3の一端側3Aを、芯部材43の外周面に固定するための固定手段の構成としては、前記支持軸41内に負圧を発生させて、芯部材43の外周面に吸引作用を生じさせ、この吸引作用によって食製品3の一端側3Aを固定することも可能である。
その後、前記芯部材43を押圧ローラ29に対してX、Y、Z軸方向へ相対的に移動して食製品3を前記押圧ローラ29へ相対的に押圧すると共に、前記食製品3を巻き込むように芯部材43を回転することにより、芯部材43に対して食製品3を一端側3Aから巻き付けることができるものである(図5〜図10参照)。前述のごとく、芯部材43に対して食製品3を一端側3Aから巻き付けるとき、押圧ローラ29に対して前記芯部材43をX、Y、Z軸方向へ移動する動作の動作パターンは、前記食製品成形搬送手段13に予めティーチィングすることができる。また、前記撮像手段57による撮像結果に基づいて、前記押圧ローラ29に対しての芯部材43のX、Y、Z軸方向への移動動作を制御することも可能である。
すなわち、形状、寸法がほぼ一定の食製品3の丸め成形を行う場合には、前記所定位置において食製品3の一端側3Aを芯部材43に固定した後、芯部材43を回転しつつX、Y、Z軸方向へ移動する動作パターンを予め教示することが望ましいものである。なお、食製品3の一端側3Aを固定してからの芯部材43の回転位置は、前記回転アーム25を回転するためのサーボモータ(図示省略)に備えたロータリーエンコーダによって検出することができる。そして、押圧ローラ29に対する芯部材43のX、Y、Z軸方向の相対的な位置は、前記食製品成形搬送手段13における各動作軸を個別に駆動するサーボモータ(図示省略)に備えたロータリーエンコーダの検出値等によって演算することができるものである。
したがって、食製品3の形状、寸法に対応して、前記芯部材43の回転角(回転位置)と、前記押圧ローラ29に対する芯部材43のX、Y、Z軸方向の相対的な位置関係とを関連付けて制御することができるものである。なお、食製品3の各種の形状、寸法に対応して各種の芯部材43の回転角と押圧ローラ29に対するX、Y、Z軸方向の位置関係とを予め関連付けた各種の動作パターンを、制御装置59のメモリ(図示省略)に予め格納しておき、食製品3の形状、寸法が変わる毎に適正の動作パターンを選択することにより、芯部材43に対する食製品3の一端側3Aからの巻き付け動作を容易に行い得るものである。
前記撮像手段57によって食製品3を撮像した結果によって芯部材43の回転角と、押圧ローラ29に対する芯部材43のX、Y軸方向の位置とを関連付けて制御することによって、前記芯部材43に対して食製品3を一端側3Aから巻き付けることも可能である。すなわち、この場合、撮像手段57によって食製品3を撮像することにより、食製品3の形状、寸法を検知(演算)することができる。すなわち、食製品3の一端側3Aから他端側3Bまでの長さ寸法及び前記一端側3Aと他端側3Bの中央部3Cを演算(検知)することができると共に、上記中央部3Cの太さを検知することができるものである。
したがって、前記食製品3を平面に投影した場合における食製品3の外形形状を検知(演算)することができる。換言すれば、食製品3における一端側3Aから他端側3Bに至る場合の、一端側3Aからの長手方向の位置関係と外形形状の太さ(投影図の幅寸法)の変化率を検知することができる。すなわち、前記食製品3の長手方向をY軸方向とし、幅方向をX軸方向とすると、一端側3Aを基準としてのY軸方向の位置とX軸方向の幅寸法との関係を検知(演算)することができる。
よって、前記食製品3の一端側3Aから芯部材43に巻き付けるときの芯部材43の回転角と押圧ローラ29に対するX、Y、Z軸方向の位置関係により、前記押圧ローラ29に対する芯部材43の近接位置及び接近方向の動作を、図5〜10に矢印で示すように、制御装置59によって制御することにより、芯部材43によって食製品3を適正の押圧力でもって押圧ローラ29に押圧することができるものである。換言すれば、芯部材43に対して、押圧ローラ29によって食製品3を適正の押圧力でもって相対的に押圧して、芯部材43に食製品3を一端側3Aから巻き付けることができるものである。
また、芯部材43に対して適正の押圧力でもって食製品3の一端側3Aから巻き付ける構成としては、例えば押圧ローラ29側に圧力センサを備え、この圧力センサの検出値を所定範囲に保持しつつ食製品3を押圧ローラ29に相対的に押圧し、かつ芯部材43を回転して食製品3の巻き付けを行う構成とすることも可能である。さらには、前記押圧ローラ29に対する食製品3の接触状態を検知する例えばCCDカメラなどのごとき接触状態検知手段を備え、この接触状態検知手段によって前記押圧ローラ29と食製品3との接触状態を検知しつつ芯部材43を回転して、当該芯部材43に食製品3を一端側3Aから巻き付ける構成とすることも可能である。
前述のごとく、芯部材43を回転しつつ食製品3を押圧ローラ29に対して相対的に押圧して、食製品3を一端側3Aから芯部材43に巻き付けると、食製品3の他端側3Bは一端側3Aと径方向に重なることになる。すなわち、前記端部押え部材49の内側に一端側3Aが位置し、端部押え部材49の外側に他端側3Bが位置して、両端側3A,3Bは径方向に重なることになる(図9参照)。
その後、第1の昇降作動装置47を作動して端部押え部材49を、前記食製品3における両端側3A,3Bの間から上昇する(図10参照)。このように、端部押え部材49を上昇した後、食製品3の両端側3A,3Bの重なった部分を、芯部材43の移動によって押圧ローラ29側へ予め設定された押圧力でもって押圧すると、上記重ね部分は押圧ローラ29によって芯部材43側へ相対的に押圧されることになる。すなわち、食製品3の重ねられた両端側3A,3Bは、芯部材43と押圧ローラ29との間に挟圧されて結着されることになる。
その後、芯部材43を回転すると共に、食製品3における一端側3Aから他端側3Bに至る食製品3の太さの変化に対応して、押圧ローラ29に対する芯部材43の相対的な接近離反位置を制御して、押圧ローラ29に対して、丸め成形された食製品3の外周面を適正の押圧でもって押圧することにより、適正な押圧力でもって押圧ローラ29が食製品3を芯部材43方向へ相対的に押圧することになる。したがって、芯部材43に巻き付けて丸め成形した食製品3の内周面は芯部材43の外周面に密着される形態となって内周面の形状が整えられると共に外周面の形状が整えられることになり、食製品3の全体的形状が整えられることになる(図11参照)。
前述のように、丸め成形された食製品3の内周面が前記芯部材43に密着した状態にあるときに、前記各アーム19,21,23,25を作動させ、前記丸め成形手段27を上昇することにより、食製品搬送路5から食製品3を持ち上げることができる(図12参照)。この際、図12においては、端部押え部材49を食製品3から離れた状態に例示してあるが、前記端部押え部材49によって食製品3の一部を芯部材43側へ押圧して、芯部材43と端部押え部材49によって丸め成形した後の食製品3の一部を挟圧することも可能である。
前述のように、丸め成形した後の食製品3を食製品搬送路5から持ち上げた後、食製品3を、前記搬出コンベア9上のトレー11内の所望位置へ移動位置決めする。そして、前記丸め成形手段27を上昇させながら、第2の昇降作動装置51を作動して落とし部材55を、芯部材43に対して下降して食製品3の上部から押圧させることにより、丸め成形された前記食製品3から芯部材43を相対的に抜き取ることができるものである(図13参照)。上述のように、食製品3から芯部材43を抜き取るとき、パイプ状の支持軸41から芯部材43に圧縮エアーを供給し、芯部材43の外周面からエアーを放射外方向へ噴出することにより、前記芯部材43の外周面と丸め成形された食製品3の内周面との間に空気層が形成されることとなり、前記食製品3から芯部材43を円滑に抜き出すことができるものである。
なお、前記説明においては、食製品3の両端側3A,3Bを重ねて結着する場合について例示したが、前記両端側3A,3Bが互いに対向して開いた状態に、すなわち食製品3をC字形状に丸め成形することも可能である。
以上のごとき説明より理解されるように、長い形状の食製品3を環状に、又はC字形状に丸め成形するとき、食製品3の一端側3Aを芯部材43に固定し、この芯部材43を回転して、食製品3を芯部材43に巻き付けるときに、芯部材43を押圧ローラ29側に接近させることにより、食製品3を芯部材43側へ押圧するものである。すなわち、長い食製品3は、一端側3Aから他端側3Bへ連続して順次巻き付けることによって、食製品3の丸め成形を行うものである。
したがって、食製品3の丸め成形を能率よく行うことができ、生産性の向上を図ることができるものである。
ところで、本発明の第1の実施形態においては適宜の変更が可能である。例えば、前記説明においては、食製品搬送路5の搬送を停止することのない状態において食製品3の丸め成形を行ったが、食製品3の丸め成形を行う毎に、食製品搬送路5の搬送を停止することも可能である。
次に、図面を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101は、後述する芯部材143がパッシブに動作し、同じく後述する押圧ローラ129がアクティブに動作することにより食製品3の丸め成形を行うものである。
本発明の第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101の全体構成の説明を行う前に、食製品3の丸め成形を行う部分の説明を行い、その後に食品丸め成形装置101の全体構成の説明を行うこととする。 第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101では、図16に示す丸め成形手段127と押圧ローラユニット160が協働して食製品3の丸め成形を行うようになっている。 そして、ここでは丸め成形手段127と押圧ローラユニット160を併せて丸め成形ユニット110と呼ぶことにする。
最初に、図16、図16−1、図16−2、および図16−3に基づき、押圧ローラ129を備える押圧ローラユニット160の構成について説明する。
押圧ローラ129は押圧ローラ支持ブラケット162に回動自在に取り付けられている。また、押圧ローラ支持ブラケット162は、スプリング164、スプリング押えプレート163、第2の往復作動部材166、第2の往復作動装置165を介して押圧ローラユニット支持ブラケット161に揺動可能に保持されている。 したがって、押圧ローラ129は、芯部材143に接近及び離反するように図面左右方向に移動可能に備えられている。
ここで、第2の往復作動装置165は流体圧シリンダ等のごとき装置であり、第2の往復作動部材166はピストンロッド等のごとき部材である。 従って、押圧ローラ129はスプリング164によって図面左方向に付勢されており、第2の往復作動装置165によって第2の往復作動部材166を図面左右方向に伸縮することにより、押圧ローラ129が食製品3を芯部材143側に押し付ける際に、スプリング164の付勢力を調整することができるようになっている。
また、押圧ローラ129の上部には歯車168が固定され、これに噛合う歯車167が押圧ローラユニット支持ブラケット161に保持されている。 また、押圧ローラユニット支持ブラケット161には、第3の往復作動装置169が保持されており、第3の往復作動装置169からは第3の往復作動部材171が伸びている。 そして第3の往復作動部材171の先端は歯車167に連結され、第3の往復作動装置169を駆動して第3の往復作動部材171を図面左右方向に伸縮させることによって、歯車167、噛合う歯車168が往復回動し、その結果、押圧ローラ129を強制的に往復回動できるようになっている。 すなわち、押圧ローラ129が食製品3を芯部材143側に押し付けて、食製品3を丸め成形する際に、押圧ローラ129が強制的に自転駆動されるようになっている。 ここで、第3の往復作動装置169は流体圧シリンダ等のごとき装置であり、第3の往復作動部材171はピストンロッド等のごとき部材とすることができる。
なお、図16−1に示す状態、つまり、第3の往復作動装置169の第3の往復作動部材171が最も伸びた状態では歯車167と歯車168とは噛み合っておらず、押圧ローラ129は押圧ローラユニット支持ブラケット161に回動自在に保持されている。
押圧ローラ129は、下側が小径となるテーパ状に形成してあるが、ストレートの円柱状としても良い。 また、押圧ローラ129の断面形状は、円形状に限ることなく正多角形状や、円形状の外周面の複数箇所に平面(俗称:D面)を形成した構成とすることができる。このように、押圧ローラ129の断面形状を正多角形状や外周面に平面部を備えた構成とすることにより、食製品3の外表面に沿うように運動する際に食製品3の表面を滑動することなく転動することができ、食製品3の巻き付けを能率よく行い得るものである。
なお、押圧ローラ129を強制的に自転駆動させる機構として歯車列(歯車167、168)として説明したが、例えば、剛体と該剛体に接するゴムなどの弾性体による摩擦車列などであってもよい。
また、押圧ローラユニット支持ブラケット161には、食製品3を丸め成形する際に、食製品3の他端側3Bが上方へ持ち上がるのを防止するための生地押えローラ172が取り付けられている。 そして、生地押えローラ172に下向きの付勢力を付加するために、生地押えローラ172はスプリング173を介して押圧ローラユニット支持ブラケット161に結合されている。
以上、押圧ローラユニット160の構成について説明したが、押圧ローラユニット支持ブラケット161の上部は、食品丸め成形装置101の上方に設けられた支持構造ユニット190に連結され、後で説明するように、押圧ローラユニット160は食製品3が搬送されてくる方向に往復動可能であり、かつ上下動可能になっている。
次に、図16、図16−1、図16−2、および図16−3に基づき、丸め成形手段127の構成について説明する。 丸め成形手段支持構造181の下端面から下方に伸びた支持軸141の先端部には、食製品3を巻きつけて丸め成形する芯部材143が備えられている。 芯部材143の軸心は、丸め成形手段支持構造181の回転軸心に一致して取り付けられている。 芯部材143は、パイプ状の前記支持軸141から供給されるエアーを放射外方向へ噴出することができるように構成されている。 このような機能を持たせるために、芯部材143の内部にはエアーを導入する導管を備えるとともに、芯部材143に通気性を持たせるためにボーラスな材料、例えば焼結合金で芯部材143を構成したり、あるいは芯部材143に適宜長さの複数のスリットを周方向に適宜間隔で配置する構成としている。
したがって、前記芯部材143に食製品3を巻き付けた状態にあるときに、支持軸141から芯部材143に圧縮空気を供給すると、前記芯部材143の外周面から放射方向へエアーを噴出することができ、前記芯部材143の外周面と巻き付けられた状態にある食製品3の内周面との間に空気層(空気膜)を形成することができる。 すなわち、前記空気層を形成するエアー噴出手段を備えることにより、前記芯部材143に対する前記食製品3の付着(粘着)を抑制することができるようになっている。
また、前記芯部材143の断面形状は、円形状に限ることなく正多角形状や、円形状の外周面の複数箇所に平面(俗称:D面)を形成した構成とすることができる。このように、芯部材143の断面形状を正多角形状や外周面に平面部を備えた構成とすることにより、芯部材143に対する食製品3の巻き付け作用時の掛りを良くすることができ、食製品3の巻き付けを能率よく行い得るものである。
前記丸め成形手段支持構造181には、図16−2に示すように、第3の昇降作動装置182が取り付けられており、第3の昇降作動装置182の下端からは第3の昇降作動部材183が伸びている。 第3の昇降作動部材183の先端にはブラケットA184が固定されており、第3の昇降作動装置182を昇降駆動させることにより、ブラケットA184を上下動させることができるようになっている。
また、ブラケットA184には、第4の往復作動装置185が固定されており、第4の往復作動装置185の先端からは第4の往復作動部材186が伸びている。 そして、第4の往復作動部材186の先端には端部押え部材149が固定されている。 端部押え部材149は食製品3を芯部材143の方向へ押しつけ、食製品3の一部(例えば、食製品の一端側3A)を芯部材143との間に挟み込んで固定するためのものであって、固定手段の1例を構成するものである。 端部押え部材149は、芯部材143の外周面に沿うように円弧状(図16−1参照)にした曲板を、クシ歯状(図16(D)参照)に形成している。 そして、第4の往復作動装置185を水平方向に往復駆動することによって、固定手段である端部押え部材149を芯部材143に対して接近離反できるようになっている。 なお、端部押え部材149は、第4の往復作動装置185と第4の往復作動部材186を介してブラケットA184に連結されているため、端部押え部材149は第3の昇降作動装置182を昇降駆動させることにより、ブラケットA184と一体になって昇降可能となっている。
また、ブラケットA184には、第4の昇降作動装置187が固定されており、第4の昇降作動装置187の先端からは第4の昇降作動部材188が伸びている。 そして、第4の昇降作動部材188の先端には落とし部材155が固定されている。 この落とし部材155は、芯部材143に対して相対的に下降することにより、芯部材143と食製品3を分離することができるようになっている。 なお、落とし部材155は、芯部材143が通過可能な穴155Hを備えた構成にて例示してあるが、これに限定されるものではなく、落とし部材155は芯部材143から食製品3を分離することができる機能があればよく、例えばC字形状などの適宜の構成、形状とすることができる。 そして、第4の昇降作動装置187を上下方向に昇降駆動することによって、落とし部材155を芯部材143に対して相対的に上下方向に昇降させることができるようになっている。
なお、ここで、第3の昇降作動装置182、第4の昇降作動装置187、第4の往復作動装置185は流体圧シリンダ等のごとき装置であり、第3の昇降作動部材183、第4の昇降作動部材188、第4の往復作動部材186はピストンロッド等のごとき部材である。
以上、丸め成形手段127の構成について説明したが、丸め成形手段支持構造181の上部は、食品丸め成形装置101の上方に設けられた支持構造ユニット190に連結され、後で説明するように、丸め成形手段127は食製品3が搬送されてくる方向に往復動可能であり、かつ上下動可能になっている。
以上、丸め成形手段127と押圧ローラユニット160の構成について説明したが、次に、第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101の全体構成について説明する。
第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101においては、1つの丸め成形手段127と1つの押圧ローラユニット160がセットになって1つの丸め成形ユニット110を構成するようになっている。 そして、第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101では、1又は複数の丸め成形ユニット110を使用して食品丸め成形装置101を構成するようになっており、図14および図15に示す食品丸め成形装置101では、丸め成形ユニット110を18セット使用(食製品3が搬送される方向に3行[3セット]配置し、食製品3が搬送される方向と直角方向に6列[6セット]配置)した装置の例を示したものである。
以下、図14および図15を参照して、食品丸め成形装置101の全体構成について説明する。 食品丸め装置101は、食製品3を搬送するための食製品搬送路105と、食製品搬送路105の上方に配置された複数の丸め成形ユニット110、複数の丸め成形ユニット110の上方に配置され、これら複数の丸め成形ユニット110を保持すると共に、一体的に上下左右方向に動かすための支持構造ユニット190と、食製品搬送路105の下方に配置され、支持構造ユニット190を一体的に上下左右方向に動かすための支持構造ユニット駆動装置200とから構成されている。
前記食製品搬送路105は、丸め成形前の食製品3を複数列に並べ、かつ行間隔を一定距離に維持しつつ、丸め成形ユニット110の下方へ搬入すると共に、丸め成形を終えた食製品7を同様に丸め成形ユニット110の下方から搬出するものである。 本実施形態では、食製品搬送路105としてベルトコンベアを使用しており、制御モータ(図示省略)の回転を制御することによって回転駆動されるようになっている。
支持構造ユニット190は、丸め成形ユニット110の列の数(本実施形態では6列)に対応した数の下部プレート191と、それぞれの下部フレート191に対応した上部プレート192を備え、対になった下部プレート191と上部プレート192は、前記ベルトコンベアの両側方に配置された連結構造196を介してそれぞれ支持構造ユニット駆動装置200に連結されている。
そして、それぞれの下部プレート191には対応する列の押圧ローラユニット160が3セット所定間隔離れて配置されるようになっており、それぞれの上部プレート192には対応する列の丸め成形手段127が3セット所定間隔離れて配置されるようになっている。 その結果、3セットの丸め成形手段127と3セットの押圧ローラユニット160がそれぞれ対向して配置され、3セットの丸め成形ユニット110が構成されるようになっている。
上部プレート192には、モータ、タイミングプーリ、タイミングベルトからなる丸め成形手段回転駆動装置195が配置され、3セットの丸め成形手段127を同時に往復回動できるようになっている。 また、下部プレート191に配置される3つの押圧ローラユニット160は、押圧ローラユニット支持構造194によって一体的に連結された上で、下部プレート191に固定されており、この押圧ローラユニット支持構造194は、モータ193の駆動により、下部プレート191に対して、食製品3の搬送方向に往復動可能となっている。 従って、3つの押圧ローラユニット160は、一体となってそれぞれの丸め成形手段127に接近離反可能となっている。
なお、上述したように、下部プレート191と上部プレート192は連結構造196を介して支持構造ユニット駆動装置200に連結されており、支持構造ユニット駆動装置200によって、下部プレート191と上部プレート192が一体となって上下動可能であり、かつ食製品3の搬送方向に往復動可能となっている。 従って、下部プレート191と上部プレート192は一体となって、図15に示す矢印a〜dに示すような経路を経る運動を行うことが可能となっている。 即ち、3セットの丸め成形ユニット110は所定の間隔を維持した状態で一体となって動くことができ、食製品搬送路105の表面に接近(下降)し(経路d)、製品搬送路105の動きに同調して搬送方向下流側へ移動し(経路a)、食製品搬送路105の表面から離反(上昇)し(経路b)、製品搬送路105の搬送方向上流側へ移動する(経路c)ことが可能となっている。
また、上部プレート192は、下部プレート191とは別に、支持構造ユニット駆動装置200によって、上下動可能となっている。 従って、上部プレート192に配置された3つの丸め成形手段127は、3つの押圧ローラユニット160に対してそれぞれ相対的に上下動可能となっている。
支持構造ユニット駆動装置200は、連結構造196を介して、上部プレート192と下部プレート191を駆動できるようになっているが、この駆動機構は一般的な機械要素を組み合わせて構成したものであり、詳細な説明は省略する。
第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101では、上述したように、丸め成形ユニット110を18セット使用(食製品3が搬送される方向に3行[3セット]配置し、食製品3が搬送される方向と直角方向に6列[6セット]配置)した装置としているため、ここで説明した3つの丸め成形手段127と3つの押圧ローラユニット160を配置した上部プレート192と下部プレート191の対を、食製品3の搬送方向と直角方向に6対並べて配置した構成としている。 そして、これらの6列の上部プレート192と下部プレート191は、連結構造196を介して支持構造ユニット駆動装置200に結合されているので、6列の上部プレート192と6列の下部プレート191は、各々一体となって上述したような運動を行うことができるようになっている。
また、第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101では、食製品搬送路105の上流側であって、食製品搬送路105の上方に、食製品搬送路105上を搬送される複数の食製品3を検知するセンサーなどのごとき検知手段157が備えられている。この検知手段157によって食製品搬送路105の所定エリアを上方から検知することにより、所定エリア内の複数の食製品3の端部3Aの食製品搬送路105におけるX、Y軸方向(前後左右方向)の位置を検知することができるものである。さらに、当該食品丸め成形装置101には制御装置159(図示せず)が備えられている。
この制御装置159はコンピュータからなるものであって、前記検知手段157によって検知された検知信号に基づく位置情報の処理を行って、前記食製品搬送路105上の複数の食製品3のX、Y軸方向の位置を演算する機能を有するものである。さらに、前記制御装置159は、前記検知手段157によって検知された結果に基づいて前記食製品搬送路105、支持構造ユニット駆動装置200、丸め成形手段127、および押圧ローラユニット160の動作を制御する機能を備えている。
以上のごとき構成において、長い形状(長尺)の食製品3を、食製品搬送路105の上流側から下流側へ搬送し、検知手段157によって検知すると、所定エリアに搬送された食製品3の一端側3Aが検知されると共に、例えば前記丸め成形手段127の芯部材143に対するX、Y軸方向の位置が検知されるようになっている。
次に、第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101によって食製品3を丸め成形するプロセスについて、図17〜図24を参照して説明する。 なお、ここで説明する食製品3は、第1の実施形態において説明した食製品3と同一のものであって、三角形状に切断したシート状の食品生地を、底辺側から頂部方向へ巻き上げて直線状に形成したクロワッサンを例に挙げて説明するものである。 そして、このクロワッサンは長い形状であって長手方向の中央部が太くなっている。 なお、食製品3としては、クロワッサンに限ることなく適宜の食製品とすることも可能である。
最初に、第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101に複数配置された丸め成形ユニット110の内の1つの丸め成形ユニット110の動作について説明する。
初期状態においては、丸め成形手段127と押圧ローラユニット160からなる丸め成形ユニット110は、図17に示すように、食製品搬送路105の上面から最も離れた最上位位置であって、かつ食製品搬送路105の最上流側位置において待機している。
食製品搬送路105の上流側に配置された検知手段157が、食製品搬送路105上を搬送される食製品3を検知すると、検知した情報に基づいて丸め成形ユニット110は食製品搬送路105上面近くまで下降する。(図18参照) そして、食製品搬送路105上を搬送されてきた食製品3の一端側3Aが丸め成形手段127の芯部材143と端部押え部材149の間に位置するように、丸め成形ユニット110の食製品3の搬送方向の位置決めが行われる。(図18の平面図参照)
丸め成形ユニット110と食製品3の相対的な位置決めが行われると、丸め成形ユニット110は、食製品3の搬送速度に同期して(即ち、食製品3の搬送速度と同一の速度で)搬送方向下流側へ移動するようになっている。 また、丸め成形ユニット110と食製品3の相対的な位置決めが行われると、丸め成形手段127の第3の昇降作動装置182が作動して第3の昇降作動部材183が下降し、丸め成形手段127の端部押え部材149が食製品搬送路105上面近くまで下降する。(図18(B)参照)
次に、丸め成形手段127の第4の往復作動装置185が作動して第4の往復作動部材186が引き込まれると、端部押え部材149が芯部材143へ接近し、端部押え部材149と芯部材143の間で、食製品3の一端側3Aが挟持される。(図19(A)参照) なお、端部押え部材149と芯部材143の間で、食製品3の一端側3Aを挟持する際に、食製品搬送路105の上流側に配置された検知手段157によって検知された製品搬送路105上を搬送される食製品3の一端側3AのY軸方向の位置情報に基づき、丸め成形手段127の回転位置が最適になる(一端側3Aの端部から所要の位置を挟持する)ように制御される。
次に、丸め成形手段127の端部押え部材149と芯部材143は、一体となって食製品3の一端側3Aを挟持しつつ芯部材143の軸心廻りに回転し、芯部材143の周りに食製品3を巻きつける。(図19から図21参照) このとき、前述した制御装置159に予めプログラミングされた動作指令に基づき、モータ193が駆動して、押圧ローラユニット支持ブラケット161が往復動することにより押圧ローラ129は芯部材143に対して接近した位置から徐々に離隔し、再び、徐々に接近するように制御される。 その結果、押圧ローラ129の外周面が芯部材143の周りに巻きつけられていく食製品3の外表面に沿うように、押圧ローラ129の外周面と芯部材143の外周面の間の距離が制御されるようになっている。 なお、押圧ローラ129はスプリング164を介して押圧ローラユニット160に固定されているため、押圧ローラ129の外周面が芯部材143の周りに巻きつけられていく食製品3の外表面に沿うように運動する際に、押圧ローラ129は、スプリング164の所定の付勢力で食製品3を芯部材143側に、所定の圧力で押し付けることができると共に、食製品3との接触により回転するようになっている。
丸め成形手段127が360°回転した状態においては、押圧ローラユニット160は芯部材143に対して最も接近した位置になると共に(図21参照)、食製品3の一端側3Aを芯部材143と端部押え部材149で把持し、端部押え部材149の外周面に食製品3の他端側3Bが重ねられた状態になる。(図21参照) そして、このような状態になった後、第3の昇降作動装置182を作動させ、第3の昇降作動部材183を引き込ませ、端部押え部材149を上昇させることによって、食製品3の一端側3Aと他端側3Bが直接重ねられた状態になる。 (図22参照)
次に、第2の往復作動部材165を作動させ、第2の往復作動部材166を引き込ませることによってスプリング164の付勢力を高めて押圧ローラ129を食製品3側へ強く押し当てる。(図23参照) さらに、丸め成形手段127を回転させ、押圧ローラ129を食製品3の外周側面に沿って運動させることにより、食製品3の一端側3Aと他端側3Bが結着されることになる。
この結着工程の際に、押圧ローラ129は、食製品3の外周側面上を転がるように強制的に自転するようになっている。 押圧ローラ129の自転(回転)は、第3の往復作動装置169、第3の往復作動部材171、及び1対の歯車167,168によって駆動されるようになっている。 即ち、第3の往復作動装置169が作動し、第3の往復作動部材171が引き込まれると、第3の往復作動部材171の先端側に連結された歯車167が回動し、この歯車167に噛合うと共に押圧ローラ129の回転軸に固定された歯車168が回動することにより押圧ローラ129が強制的に自転(回動)するようになっている。(図23参照) 押圧ローラ129を強制的に自転することにより、食製品3を芯部材143と共に回転することができ、さらには、押圧ローラ129が食製品3の外周側面を滑動することなく転動できるため、安定した巻き成形が可能となる。
また、図19および図20に示すように、端部押え部材149と芯部材143によって食製品3の一端側3Aを挟持し、芯部材143の周りに食製品3を巻きつける際、食製品3の他端側3Bが上方に持ち上げられることがないように、生地押えローラ172によって食製品3を食製品搬送路105上面に保持している。(図19(A)参照) なお、生地押えローラ172の上方には、スプリング173が配置され、生地押えローラ172に下方向きの付勢力を与えるようになっており、この付勢力により、食製品3の他端側3Bが上方に持ち上がらないようになっている。(図16−3参照)
食製品3の一端側3Aと他端側3Bが結着され、食製品3が環状に閉じた状態に成形されると、丸め成形ユニット110、即ち丸め成形手段127と押圧ローラユニット160は一体となって上昇する、と同時に第4の昇降作動装置187を作動させ、第4の昇降作動部材188を突出させることにより落とし部材155を下方へ押し下げ、芯部材143の周りに巻きつけられ、丸め成形された食製品3を芯部材143から分離する。(図24参照)
このとき、前述したように、芯部材143に圧縮空気を供給し、芯部材143の外周面からエアーを噴出させるようにしても良い。 これによって、芯部材143に食製品3が粘着していたとしても容易に分離することが可能となる。
芯部材143から丸め成形された食製品3を分離した後、丸め成形ユニット110は、上昇した位置を維持した状態で、食製品3の搬送方向上流側へ移動し、上記初期状態に戻ることにより、丸め成形の1サイクルが終了する。
第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101では、前述したように、丸め成形ユニット110を18セット使用(食製品3が搬送される方向に3行[3セット]配置し、食製品3が搬送される方向と直角方向に6列[6セット]配置)した装置としていることから、1サイクルで、18個の食製品3が同時に丸め成形されるようになっている。
なお、前記説明においては、食製品3の両端側3A,3Bを重ねて結着する場合について説明したが、食製品3の両端側3A,3Bが互いに対向して開いた状態に、すなわち食製品3をC字形状に丸め成形することも可能である。
以上説明したように、長い形状の食製品3を環状に、又はC字形状に丸め成形するとき、食製品3の一端側3Aを芯部材143に固定し、この芯部材143を回転して、食製品3を芯部材143に巻き付けるときに、押圧ローラ129を芯部材143に接近させることにより、食製品3を芯部材143側へ押圧するものである。すなわち、長い食製品3を、一端側3Aから他端側3Bへ連続して順次巻き付けることによって、食製品3の丸め成形を行うものである。
更に、第2の実施形態に係る食品丸め成形装置101では、食製品3の丸め成形を行う丸め成形ユニット110を18セット使用しているため、食製品3の丸め成形を大量に能率よく行うことができ、生産性の向上を図ることができるものである。
また、本発明の第2実施形態においては適宜の変更が可能である。例えば、前記説明においては、食製品搬送路105の搬送を停止することのない状態で食製品3の丸め成形を行ったが、食製品3の丸め成形を行う毎に、食製品搬送路5の搬送を停止することも可能である。 また、丸め成形ユニット110を18セット使用する構成の装置について説明してきたが、丸め成形ユニット110の数を1セットとすることもできるし、18以外の複数セットとすることも可能である。
1、101 食品丸め成形装置
3 食製品(食品生地)
3A 一端側
3B 他端側
3C 中央部
5、105 食製品搬送路
7 丸め成形した食製品
9 搬出コンベア
11 トレー
13 食製品成形搬送手段
23 第3アーム
25 回動アーム
27、127 丸め成形手段
29、129 押圧ローラ
35 ベースプレート
39 第1の往復作動装置
41、141 支持軸
43、143 芯部材
47 第1の昇降作動装置
49、149 端部押え部材
51 第2の昇降作動装置
55、155 落とし部材
57 撮像手段
110 丸め成形ユニット
157 検知手段
160 押圧ローラユニット
164、173 スプリング
165 第2の往復作動装置
167、168 歯車
169 第3の往復作動装置
172 生地押えローラ
182 第3の昇降作動装置
185 第4の往復作動装置
187 第4の昇降作動装置
190 支持構造ユニット
191 下部プレート
192 上部プレート
194 押圧ローラユニット支持構造
195 丸め成形手段回転駆動装置
200 支持構造ユニット駆動装置

Claims (11)

  1. 長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形方法であって、(a)長い形状の食製品の一端側を回転可能な芯部材に固定する工程、
    (b)前記芯部材を回転して当該芯部材に食製品を巻きつけて丸めるとき、当該芯部材が押圧ローラに対して接近離反することによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する工程、
    (c)前記芯部材に対して前記食製品を巻き付けて所望形状に丸め成形した後、前記芯部材に対する食製品の固定を解除して、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離する工程、
    の各工程を備えていることを特徴とする食製品丸め成形方法。
  2. 長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形方法であって、(a)長い形状の食製品の一端側を回転可能な芯部材に固定する工程、
    (b)前記芯部材を回転して当該芯部材に食製品を巻きつけて丸めるとき、当該芯部材に対して押圧ローラを接近離反させることによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する工程、
    (c)前記芯部材に対して前記食製品を巻き付けて所望形状に丸め成形した後、前記芯部材に対する食製品の固定を解除して、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離する工程、
    の各工程を備えていることを特徴とする食製品丸め成形方法。
  3. 請求項1又は2に記載の食製品丸め成形方法において、前記食製品の両端側を互いに接続して閉じるために、前記食製品の両端側を重ねる工程と、この両端側の重ねた部分を、前記芯部材と前記押圧ローラとによって挟圧して結着する工程と、を備えていることを特徴とする食製品丸め成形方法。
  4. 請求項1乃至3に記載の食製品丸め成形方法において、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離するときに、前記食製品の内周面と前記芯部材の外周面との間にエアーを噴出する工程、を備えていることを特徴とする食製品丸め成形方法。
  5. 長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形装置であって、
    長い形状の食製品の一端側を外周面の一部に固定するための固定手段を備え、かつ回転可能な芯部材と、
    前記芯部材を回転して当該芯部材に対して前記食製品を巻き付けて丸め成形するときに、当該芯部材が押圧ローラに対して接近離反することによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する押圧ローラと、
    を備えていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
  6. 請求項5に記載の食製品丸め成形装置において、前記押圧ローラは、食製品を列状に搬送する食製品搬送路に近接して備えられていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
  7. 長い形状の食製品の両端側を互いに接続して環状に閉じた状態に、又は前記両端側が互いに対向するように開いた状態のC字形状に丸め成形する食製品丸め成形装置であって、
    長い形状の食製品の一端側を外周面の一部に固定するための固定手段を備え、かつ回転可能な芯部材と、
    前記芯部材を回転して当該芯部材に対して前記食製品を巻き付けて丸め成形するときに、当該芯部材に対して接近離反することによって前記食製品を前記芯部材側へ押圧する押圧ローラと、
    を備えていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
  8. 請求項7に記載の食品丸め成形装置において、前記芯部材に対して前記食製品を巻き付け、前記押圧ローラが食製品を芯部材側へ押圧して丸め成形するときに、食製品が上方へ持ち上がるのを防止するための生地押えローラを更に備えていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
  9. 請求項7又は8に記載の食品丸め成形装置において、前記芯部材に対して前記食製品を巻き付け、前記押圧ローラが食製品を芯部材側へ押圧して丸め成形するときに、当該押圧ローラが強制的に自転駆動されるようになっていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
  10. 請求項5乃至9のいずれかに記載の食品丸め成形装置において、前記固定手段は、前記食製品の一端側を前記芯部材側へ押圧自在かつ前記芯部材に対して上下動可能な端部押え部材を備えていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
  11. 請求項5乃至10のいずれかに記載の食製品丸め成形装置において、丸め成形された食製品と前記芯部材を分離するときに、前記食製品の内周面と前記芯部材の外周面との間にエアーを噴出するエアー噴出手段を備えていることを特徴とする食製品丸め成形装置。
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