JP6499502B2 - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、椅子式マッサージ機に関する。
特開2009−11689号公報(特許文献1)には、座部と、座部の後側にリクライニング可能に連結する背凭れ部と、左右の肘掛け部上に設けられ、複数の膨縮袋により前腕を施療する左右の腕保持部と、左右の腕保持部の一方に連結される支持部材と、支持部材の上端に設けられた保持部材と、保持部材に脱着可能に設けられている操作部(リモコン)と、を有する椅子式マッサージ機が開示されている。
特開2007−252674号公報(特許文献2)には、座部と、座部の後側にリクライニング可能に連結する背凭れ部と、座部の両側に立設される左右の肘掛け部と、左右の肘掛け部上に設けられ、複数の膨縮袋により前腕を施療する左右の腕保持部と、背凭れ部の左右両側において前方に突出した左右の側壁部と、左右の側壁部の一方に連結される支持部材と、支持部材の上端に設けられた保持部材と、保持部材に脱着可能に設けられている操作部(リモコン)と、を有する椅子式マッサージ機が開示されている。
また、特開2011−067459号公報(特許文献3)のマッサージ機は、操作器用のスタンドの肘掛けへの取り付け部が外観を悪くしてしまうことがないものである。
特許文献3記載のマッサージ機は、人体背面のマッサージ用のマッサージ機構を背もたれに配しているとともに上記背もたれの両側前方に位置する肘掛けを備えたマッサージ機であって、上記マッサージ機構のための操作器と、この操作器を上記肘掛けよりも上方の位置で支持するためのスタンドとを備えており、上記肘掛けは下方が開放する凹部を有しているとともに該凹部内において上記スタンドが固定されているものである。
特開2009−11689号公報 特開2007−252674号公報 特開2011−067459号公報
特許文献1の椅子式マッサージ機では、腕保持部が肘掛け部に固定され、腕保持部および保持部材に置かれた操作部は、背凭れ部のリクライニング角度に関わらず、一定の位置に保たれる。すなわち、腕保持部および保持部材に置かれた操作部は、背凭れ部のリクライニングに伴い、背凭れ部から徐々に離れてしまう。このため、被施療者が背凭れ部にもたれた状態では、背凭れ部のリクライニングに伴い、腕保持部に当接する前腕の位置が変わってしまうとともに、操作部の位置も被施療者から徐々に離れて操作しにくくなるという問題があった。また、この保持部材は腕保持部の側面に固定されているため、保持部材の固定部分が外部に露出し、椅子式マッサージ機の外観を損ねていた。
一方、特許文献2の椅子式マッサージ機では、支持部材および保持部材が背凭れ部に設けられた左右の側壁部の一方に連結されている。このため、保持部材に置かれた操作部は、背凭れ部のリクライニングに追従して移動する。しかしながら、腕保持部は、肘掛け部に固定されていることから、背凭れ部のリクライニングに伴い、背凭れ部から徐々に離れてしまう。すなわち、腕保持部に当接する前腕の位置が変わってしまうという問題があった。さらに、背凭れ部のリクライニングに伴い、保持部材に置かれた操作部と腕保持部との距離が徐々に離れてしまうため、腕保持部に載せた手および前腕から操作部の位置が遠くなり、結果として操作部の操作がしにくくなるという問題もあった。
また、特許文献3記載のマッサージ機において、肘掛けは、下方が開放する凹部を有しているとともに該凹部内において上記スタンドが固定されているが、リクライニング時にスライドできないという問題があった。
本発明の主な目的は、背凭れ部のリクライニングに応じて、被施療者の前腕における施療位置および操作部の位置を適切に変えることができる椅子式マッサージ機を提供することである。
本発明の主な他の目的は、腕施療部の動作に応じて操作部の位置を適切に変えることができる椅子式マッサージ機を提供することである。
本発明の主な他の目的は、背凭れ部のリクライニングに応じて被施療者の前腕における施療位置および腕施療部の動作に応じて操作部の位置を適切に変えることができる椅子式マッサージ機を提供することである。
(1)
一局面に従う椅子式マッサージ機は、座部と、座部の後側に枢支され、リクライニング可能な背凭れ部と、座部の左右両側に設けられる基台部と、基台部の上方に設けられ、基台部に対して前後移動し、被施療者の前腕を施療する腕施療部と、被施療者からの入力操作を受け付ける操作部と、操作部を支持し、腕施療部の底面部分に固定されるスタンドと、背凭れ部と腕施療部とを連結し、背凭れ部のリクライニングに連動して腕施療部を後方に移動させる連動部と、を含むものである。
この場合、背凭れ部のリクライニングに応じて、被施療者の前腕における施療位置および操作部の位置を適切に変えることができる。
(2)
第2の発明にかかる椅子式マッサージ機は、一局面に従う椅子式マッサージ機において、スタンドは、支持部と、支持部の一端に形成され、腕施療部の上方で操作部を保持するホルダ部と、支持部の他端に形成され、腕施療部の底面部分に固定される固定部と、を含んでもよい。
この場合、スタンドは、ホルダ部により操作部を確実に保持することができる。また、腕施療部の上方で操作部を保持することができるので、被施療者は、容易に操作部を操作することができる。
(3)
第3の発明にかかる椅子式マッサージ機は、一局面または第2の発明にかかる椅子式マッサージ機において、連動部は、背凭れ部のリクライニングに連動して腕施療部を後方に移動させるとともに、腕施療部を下方にも移動させてもよい。
この場合、背凭れ部のリクライニングに連動して、腕施療部を後方かつ下方に移動させることができるため、背凭れ部をリクライニングさせた場合に被施療者の腕が後方かつ下方に移動するため、腕施術部において確実に施術を行うことができる。
(4)
第4の発明にかかる椅子式マッサージ機は、一局面から第3の発明にかかる椅子式マッサージ機において、連動部は、座部と背凭れ部とを連結し、かつ、背凭れ部のリクライニングに連動して座部を前方に移動させてもよい。
この場合、背凭れ部のリクライニングに連動して、座部が前方に移動するので、被施療者の臀部を移動させつつ、自然な姿勢で背凭れ部のリクライニングに背中を支持させることができる。
(5)
他の局面に従う椅子式マッサージ機は、被施療者からの入力操作を受け付ける操作部と、
湾曲部を有し、かつ一端部に操作部を保持するための軸受保持部を有する保持棒および、保持棒の他端側を保持する回転軸、を有するスタンドと、を含むものである。
この場合、回転軸に保持部が支持されており、保持部が回転することにより湾曲部が保持部を移動させることができる。
(6)
第6の発明にかかる椅子式マッサージ機は、他の局面にかかる椅子式マッサージ機は、保持棒の少なくとも他端側は、平板形状からなってもよい。
この場合、保持棒の少なくとも他端側は、平板形状からなるので、腕施療部の下側から保持棒を突出させる鉛直方向のスペース(すきま)を最小限にすることができる。特に鉛直方向に幅が薄い平板形状が好ましい。その結果、外観の低下を防止することができる。
(7)
第7の発明にかかる椅子式マッサージ機は、他の局面または第6の発明にかかる椅子式マッサージ機において、保持棒の他端側に回転軸と異なる第2回転軸を含んでもよい。
この場合、保持棒の他端側に第2回転軸を含むので、個々の回転角度が少なくても、所定の角度の回転を行うことができる。
(8)
第8の発明にかかる椅子式マッサージ機は、他の局面から第7の発明にかかる椅子式マッサージ機において、座部と、座部に枢支され、リクライニング可能な背凭れ部と、座部の左右両側に設けられる基台部と、基台部の上方にそれぞれ設けられ、被施療者の前腕を施療する腕施療部と、腕施療部の少なくとも外側部分を座部の面と並行に外側へ向けて拡縮動作させる拡縮動作部と、を含み、拡縮動作部により腕施療部が縮動した場合に、回転軸に沿って保持棒が第1の位置に回転し、拡縮動作部により腕施療部が拡動した場合に、回転軸に沿って保持棒が第2の位置に回転してもよい。
この場合、拡縮動作部により腕施療部が外側に動作した場合でも、回転軸に沿って保持棒が回転し、保持棒が第1の位置の位置から第2の位置に移動することができる。その結果、腕施療部の拡縮動作を阻害しないように保持棒を動かすことができる。
(9)
第9の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第8の発明にかかる椅子式マッサージ機において、第1の位置と第2の位置との水平距離の差は、2cm以上20cm以下の範囲内であってもよい。
この場合、第1の位置と、第2の位置との差が、水平方向において、2cm以上20cm以下の範囲内であるため、拡縮動作部により腕施療部が動作した場合でも、容易に対応することができる。
(10)
第10の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第8または第9の発明にかかる椅子式マッサージ機において、回転軸は、弾性部材を含み、保持棒は、弾性部材による付勢力により腕施療部の拡縮動作とともに回転軸の軸周りに回転し、第1の位置と第2の位置とを移動してもよい。
この場合、腕施療部の拡縮動作の場合、弾性部材(バネ、ゴム等)により保持棒が回転軸に沿って回転し、第1の位置と第2の位置とを自動的に移動させることができる。
(11)
第11の発明にかかる椅子式マッサージ機は、第8から第10の発明にかかる椅子式マッサージ機において、背凭れ部のリクライニングに連動して腕施療部および回転軸を基台部に対してスライド移動させる連動部を含んでもよい。
この場合、連動部により、背凭れ部のリクライニングに連動して、腕施療部および回転軸が基台部に対してスライド移動することができる。
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機の構成を示す斜視図である。 腕施療部(左腕用)の部品構成を模式的に示す分解斜視図である。 図1に示す椅子式マッサージ機の内部構造を示す側面図である。 スタンドの構成を示す斜視図である。 スタンドの組立状態を下方から示す斜視図である。 図1に示す椅子式マッサージ機の背凭れ部が起き上がった状態を示す側面図である。 図1に示す椅子式マッサージ機の背凭れ部がリクライニングした状態を示す側面図である。 第2の実施の形態にかかる椅子式マッサージの一例を示す模式図である。 椅子式マッサージ機の腕施療部の動作を示す模式図である。 スタンドの一例を示す模式的外観図である。 スタンドの第1の位置と第2の位置とを説明するための模式図である。 スタンドの第1の位置と第2の位置とを説明するための模式図である。 スタンド8bの他の例を示す模式図である。 スタンド8cの他の例を示す模式図である。 スタンド8dの他の例を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を繰り返さない。なお、説明をわかりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[第1の実施の形態]
[椅子式マッサージ機1]
図1に示すように、本発明の第1の実施形態による椅子式マッサージ機1は、座部2、背凭れ部3、基台部4、腕施療部5、リンク機構6(連動部に相当)、操作部7、スタンド8および、脚載部9を備える。
なお、以下の説明において、前後方向とは、被施療者が座部2に着座したとき、その被施療者から見た場合の前後方向に相当する。上下方向とは、被施療者が座部2に着座したとき、その被施療者から見た場合の上下方向に相当する。左右方向とは、被施療者が座部2に着座したとき、その被施療者から見た場合の左右方向に相当する。
座部2は、椅子式マッサージ機1に着座した被施療者の尻および大腿を支持する。
背凭れ部3は、椅子式マッサージ機1に着座した被施療者の上半身を支持する。背凭れ部3は、座部2の後側に枢支され、リクライニング可能になっている。背凭れ部3のリクライニングは、椅子式マッサージ機1に備えられるリクライニング駆動機構(図示せず)により行われる。
背凭れ部3は、左右一対の揉み玉を有する施療機構(図示せず)を含む。この施療機構は、揉み、叩き、指圧、ローリング等による複数のマッサージ動作を行う。被施療者は、椅子式マッサージ機1の座部2に着座して背凭れ部3にもたれた状態で、施療機構により上半身の施療を受けることができる。
基台部4は、座部2の長手方向(前後方向)に長く形成される。基台部4は、座部2の左右両側に設けられる。基台部4は、側面パネル41と、基台フレーム42(図3参照)と、を含む。側面パネル41は、基台フレーム42(図3参照)に固定され、座部2を含めた椅子式マッサージ機1の左右両側を覆うように設けられる。
リンク機構6は、基台部4内に設けられる。リンク機構6は、背凭れ部3と腕施療部5とを連結する。リンク機構6は、腕施療部5を前後方向に移動させる。より具体的には、リンク機構6は、背凭れ部3のリクライニングに連動して、腕施療部5を後方に移動させる。また、リンク機構6は、背凭れ部3が起き上がる動作に連動して、腕施療部5を前方に移動させる。リンク機構6は、端部6aと、端部6bと、支点部6cと、を有する(図3参照)。
操作部7は、被施療者からの入力操作を受け付ける。操作部7は、被施療者により選択された椅子式マッサージ機1の各部における動作の指示を椅子式マッサージ機1に内蔵された制御部(図示せず)に出力する。
操作部7の入力内容は、椅子式マッサージ機1における電源の入/切(オンまたはオフ)、背凭れ部3のリクライニング動作、複数の自動施療コース選択、施療機構のマッサージ動作、被施療者の各部位に対応するエアバッグの膨張収縮などを含む。
以下、腕施療部5およびスタンド8の詳細について説明する。
[腕施療部5]
腕施療部5は、椅子式マッサージ機1に着座した被施療者の前腕を施療する。腕施療部5は、基台部4の上方にそれぞれ設けられる。腕施療部5は、基台部4に対して前後移動する。すなわち、座部2の長手方向(前後方向)にスライド移動する。
図2を参照して、腕施療部5は、本体部51、複数のエアバッグ52、連結部材53、および保護部材54、を有する。
本体部51は、断面視略凹状に形成され、上方に開口している。このため、被施療者は、上方から前腕を腕施療部5に挿入することができる。本体部51は、載置面51aと、第1壁51bと、第2壁51cと、を有する。
載置面51aは、被施療者の前腕を載せる部分であり、肘掛け部として機能する。好ましくは、載置面51aは、水平に配置される。第1壁51bは、載置面51aの長手方向(前後方向)に沿って、座部2側に立設される。第2壁51cは、載置面51aの長手方向(前後方向)に沿って、第1壁51bに対向する外側の位置に立設される。また、第1壁51bおよび第2壁51cは、前方側で互いに連接している。
第1壁51bは、第2壁51cよりも短く形成されている。より具体的には、第1壁51bは、第2壁51cの略半分の長さに形成され、載置面51aに載せた被施療者の肘よりも前方に位置する。このため、被施療者は、第1壁51bに肘を当てることなく、自然な姿勢で前腕を載置面51aに載せることができる。また、被施療者は、腕施療部5の後方側から前腕を挿入できる。
複数のエアバッグ52は、エアバッグ52aと、エアバッグ52bと、エアバッグ52cと、エアバッグ52dと、を含む。エアバッグ52aは、第1壁51bの内側面(第2壁51cに対向する面)であって、第1壁51bの前方部分に配置される。エアバッグ52bは、第1壁51bの内側面であって、第1壁51bの後方部分に配置される。エアバッグ52cは、第2壁51cの内側面(第1壁51bに対向する面)であって、第2壁51cの前方部分に配置される。エアバッグ52dは、第2壁51cの内側面であって、第2壁51cの後方部分に配置される。
複数のエアバッグ52の各々は、椅子式マッサージ機1に内蔵される空気吸排気装置(図示せず)からの空気の吸排気により膨張および収縮する。
これにより、載置面51aに載せた被施療者の前腕は、両側から挟み込まれるような空圧施療を受ける。
連結部材53は、本体部51の下方に設けられる。連結部材53は、補強体53aと、連結レール53bと、を有する。補強体53aは、本体部51の下方に取り付けられる。連結レール53bについては後述する。
保護部材54は、連結部材53の下方に設けられる。保護部材54は、連結部材53とリンク機構6との連結部分を覆う(図1参照)。このため、保護部材54は、基台部4と腕施療部5との間に異物が入り込むことを防止する。また、保護部材54は、基台部4と腕施療部5との隙間の目隠しとしても機能する。
図3に示すように、連結レール53bは、基台フレーム42上に設置され、かつ、リンク機構6の端部6aに連結される。リンク機構6の端部6bは、座部フレーム2aに連結されている。
ここで、座部フレーム2aは、背凭れ部3の下端部に連結され、基台フレーム42に対して前後移動するように設けられている。
リンク機構6の支点部6cは、基台フレーム42に枢支されている。このような構成により、背凭れ部3が後方に傾倒すると、支点部6cを支点として、端部6bが前方に移動し、かつ、端部6aが後方に移動する。
すなわち、連結レール53bは、背凭れ部3のリクライニングに伴い、リンク機構6を介して、基台フレーム42上を後方に移動する。その結果、背凭れ部3のリクライニングに連動して、座部2は前方に移動し、かつ、腕施療部5は後方に移動する。
また、基台フレーム42の上端は、後方に向かって下方に傾斜している。このため、連結レール53bは、背凭れ部3のリクライニングに伴い、リンク機構6を介して、基台フレーム42上を後方に移動するとともに、下方にも移動することになる。
すなわち、腕施療部5は、背凭れ部3のリクライニングに連動して後方に移動するとともに下方にも移動する。
[スタンド8]
スタンド8は、操作部7を支持する。より具体的には、スタンド8は、腕施療部5の外方であって、腕施療部5の下方から上方に延びるように設けられ、腕施療部5の上方で操作部7を支持する。また、スタンド8は、腕施療部5の底面部分に固定される。なお、本発明の実施形態において、スタンド8は、左腕用の腕施療部5に設けられている。
図4を参照して、スタンド8は、支持部81、ホルダ部82、および固定部83、を備える。
支持部81は、棒部81a、球状部81b、および湾曲部81c、を有する。
支持部81の棒部81aと、湾曲部81cとは、押出成形した棒状の金属材料(鉄、アルミ等)を加工して製造される。
棒部81aは、長細い棒状に形成される。球状部81bは、棒部81aの一端に形成される。
より具体的に、球状部81bは、棒部81aの端部に溶接等で結合される。湾曲部81cは、支持部81の他端に形成される。湾曲部81cは、棒部81aにおける他端側の一部分を湾曲させた形状を有する。
ホルダ部82は、樹脂材料を射出成形して製造される。ホルダ部82は、腕施療部5の上方で操作部7を保持する。
ホルダ部82は、ケース82a、嵌合部82b、および調整部82c、を有する。
ケース82aは、操作部7を覆う大きさに形成される。より具体的には、操作部7の裏側および側方部分を覆う形状に形成される。
嵌合部82bは、ケース82aの裏面部分に結合している。嵌合部82bは、椀状に形成される。より具体的には、嵌合部82bは、支持部81の球状部81bを覆う内径の椀状に形成される。また、嵌合部82bは、その中央に切欠き部分を有する。
調整部82cは、嵌合部82bに結合している。調整部82cは、筒状の形状を有する。調整部82cは、嵌合部82bの切欠き部分と同じ箇所に切欠き部分を有する。すなわち、調整部82cは、切欠き部分を介して、二つの筒部分に形成される。
ここで、調整部82cにおける筒部分の一方には、インサートナットが圧入されている。ねじが調整部82c内に挿入されるとインサートナット内に締結され、嵌合部82bおよび調整部82cに形成された切欠き部分の幅が狭まる。
その結果、球状部81bは、嵌合部82bにより強く締め付けられた状態となり、支持部81に対するホルダ部82の傾きを固定することができる。
他方、ねじを緩めることで、嵌合部82bおよび調整部82cに形成された切欠き部分の幅が広がり、嵌合部82bの締め付け力が弱まる。これにより、支持部81に対するホルダ部82の傾きを変えることができ、または、支持部81からホルダ部82を着脱させることができる。
固定部83は、平板状であって、かつ、略L字形状を有する。固定部83は、鋼板などの金属板を曲げ加工して製造される。固定部83は、第1固定部83aと、第2固定部83bと、を有する。
第1固定部83aは、支持部81の他端に結合される。より具体的には、第1固定部83aは、湾曲部81cの先端部分に溶接される。
第2固定部83bは、腕施療部5の底面部分に固定される(図1参照)。より具体的には、第2固定部83bは、腕施療部5の連結部材53(補強体53a)に固定される(図5参照)。
これにより、スタンド8が腕施療部5の底面部分に固定され、スタンド8の固定部分が腕施療部5の底面と基台部4の上端との間に隠れた状態のまま、基台部4に対して腕施療部5が前後移動することになる。
また、スタンド8の固定部分が腕施療部5の底面と基台部4の上端との間に隠れることになるため、椅子式マッサージ機1の外観を損なうことがなく、さらには、スタンド8の固定部分に対して目隠し部材を別途設ける必要もない。
また、好ましくは、第1固定部83aと第2固定部83bとのなす角度は、鈍角に形成される。これにより、図5に示すように、第2固定部83bを補強体53aに取り付けると、第1固定部83aは腕施療部5の第2壁51cよりも外方に配置され、かつ、第1固定部83aに結合されている湾曲部81c(支持部81)も腕施療部5の第2壁51cよりも外方に配置されることになる。
その結果、腕施療部5の外方であって、腕施療部5の下方から上方に延びるように、スタンド8を配置することができる。
[組立方法]
以下、本発明の実施形態による腕施療部5およびスタンド8の組立方法を説明する。
まず、本体部51に複数のエアバッグ52と連結部材53と保護部材54とを組み合わせた腕施療部5を準備する。
次に、スタンド8を腕施療部5の底面部分に固定する。より具体的には、図5に示すように、保護部材54の切欠き部分54aからねじを挿入して、固定部83の第2固定部83bを連結部材53の補強体53aに取り付ける。
次に、スタンド8が固定された腕施療部5を基台部4に取り付ける。より具体的には、連結レール53bを基台フレーム42上に設置し、かつ、連結レール53bをリンク機構6の端部6aに連結する(図3参照)。その後、空気給排気装置から延びているエア供給管を複数のエアバッグ52に予め繋がれているエア配管(図示せず)に連結する。最後に、側面パネル41を基台フレーム42に取り付ける(図1参照)。
以上により、腕施療部5およびスタンド8の組み立てが完了する。
[椅子式マッサージ機1の動作]
次に、椅子式マッサージ機1の動作を説明する。
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、背凭れ部3のリクライニングに連動して、腕施療部5およびスタンド8に支持された操作部7が後方に移動する。
図6および図7に示すように、背凭れ部3が起き上がった状態(図6参照)から背凭れ部3をリクライニングさせる(図7参照)と、腕施療部5およびスタンド8に支持された操作部7は、背凭れ部3のリクライニングに伴い、後方に移動する。
また、背凭れ部3がリクライニングした状態から背凭れ部3を起き上がらせると、腕施療部5およびスタンド8に支持された操作部7は、前方に移動する。
このように、背凭れ部3のリクライニングに伴い、腕施療部5に当接する被施療者の前腕が追従し、かつ、操作部7も被施療者の手および前腕から相対的に離れず操作しやすい位置に移動する。
したがって、被施療者は、背凭れ部3のリクライニング状態に適した位置で前腕の施療を受け、かつ、腕施療部5の上方に位置する操作部7の操作を行うことができる。
また、背凭れ部3のリクライニング角度に関わらず、腕施療部5の載置面51aに載せた被施療者の前腕を水平に保ったまま、被施療者の視点を水平にした状態で腕施療部5の上方に位置する操作部7の操作をすることができる。
また、本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、リンク機構6(連動部)により、背凭れ部3のリクライニングに連動して、腕施療部5が後方に移動するとともに下方にも移動する。
このため、背凭れ部3のリクライニングに伴い、被施療者の上半身が後方に倒れていくにつれて、腕施療部5に当接する被施療者の前腕も後方に移動するとともに下方にも移動する。
その結果、被施療者は、背凭れ部3のリクライニングに応じて、よりリラックスした着座姿勢で前腕の施療を受けることができる。
さらに、本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、リンク機構6(連動部)により、背凭れ部3のリクライニングに連動して、座部2が前方に移動する。このため、背凭れ部3のリクライニングに伴い、被施療者の上半身が後方に倒れていくとともに、座部2に支持される被施療者の尻および大腿を含めた上半身が前方にも移動する。すなわち、背凭れ部3のリクライニングに伴い、腕施療部5が被施療者の上半身側に相対的に近づくことになる。その結果、被施療者は、背凭れ部3のリクライニングに応じて、より適切な位置で前腕の施療を受けることができる。
以上により、本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、背凭れ部3のリクライニングに応じて、被施療者の前腕における施療位置および操作部7の位置を適切に変えることができる。
[その他の実施形態]
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、背凭れ部3のリクライニングに連動して座部2を前後移動させる形態としているが、この形態に限定されない。すなわち、背凭れ部3のリクライニングに関わらず、座部2を前後移動させる形態としてもよい。または、座部2が前後移動しない形態としてもよい。
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、連動部としてリンク機構6を用いたが、この形態に限定されない。例えば、連動部として、リンク機構6と異なる他のリンク機構、バネ機構、歯車機構、ワイヤ機構、カム機構、その他任意の機構を用いてもよい。
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、図1に示すように、脚載部9を設けているが、これに限定されず、脚載部9を設けなくてもよい。
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1では、腕施療部5以外の構成部分(座部2、背凭れ部3、脚載部9など)にエアバッグを設けてもよい。
本発明の実施形態による椅子式マッサージ機1において、支持部81の棒部81aは、長細い棒状に形成されるものとしたが、この形態に限定されない。例えば、この棒部81aに代えて、長細い板状に形成される板状部を用いてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態にかかる椅子式マッサージ機1aについて説明を行う。図8は、第2の実施の形態にかかる椅子式マッサージ1aの一例を示す模式図である。以下、第2の実施の形態にかかる椅子式マッサージ機1aが、第1の実施の形態にかかる椅子式マッサージ機1と異なる点について主に説明する。
図8に示すように、椅子式マッサージ機1aは、座部2、背凭れ部3、基台部4、腕施療部5a、リンク機構6(連動部に相当)、操作部7およびスタンド8aを有する。
なお、図8に示すように、椅子式マッサージ機1aにおいては、座部2に背凭れ部3が形成された側を後側(BACK)と仮定し、後側(BACK)と逆側を前側(FRONT)と仮定し、それぞれ、左側(LEFT)および右側(RIGHT)を仮定する。
次に、図9は、椅子式マッサージ機1aの腕施療部5aの動作を示す模式図である。以下、腕施療部5aにおいては、図2に示した腕施療部5と異なる点について主に説明を行う。
図9に示すように、第2の実施の形態にかかる椅子式マッサージ機1aの左側の腕施療部5aは、部位5CEを中心として、第2壁51cの端部が矢印BRの方向、右側へ広がる。
また、右側の腕施療部5aでも対応する同じ部位5CEを中心として第2壁51cの端部が左側へ広がる。その結果、腕施療部5a内に、被施療者の腕を入れ易くなる。以下、図9(b)の状態へ移行する動きを拡張動作と呼び、図9(a)の状態へ移行する動きを縮小動作と呼ぶ。
図10は、スタンド8aの一例を示す模式的外観図であり、図11および図12は、スタンド8aの第1の位置と第2の位置とを説明するための模式図である。
図11は、鉛直上方から鉛直下方に向けて視野した状態を示し、図12は、水平方向から視野した状態を示す。図11の破線および図12(a)は、スタンド8aの第1の位置を示し、図11の実線および図12(b)は、スタンド8aの第2の位置を示す。
まず、図10に示すように、スタンド8aは、支持部810、ホルダ部820、および固定部830を有する。
[支持部810]
支持部810の一端側には、固定部830が設けられており、支持部810の他端側には、ホルダ部820が設けられる。
支持部810は、第1の曲率からなる湾曲部811、球状部812、および第2の曲率(第1の曲率>第2の曲率)からなる湾曲部813を有する。湾曲部811および湾曲部813は、押出成形した棒状の金属材料(鉄またはアルミ等)からなる。
湾曲部811と湾曲部813とは、連続して形成される。湾曲部811における第1の曲率は、腕施療部5aの第2壁51cの外形に沿って第2壁51cと同じまたは、第2壁51cよりも大きな曲率からなる。また、第2の曲率は、保護部材54から腕施療部5aの外形に沿うような曲率からなる。その結果、第2の曲率は、第1の曲率よりも小さくなる。
球状部812は、湾曲部811の端部に形成される。より具体的には、球状部812は、湾曲部811の端部に溶接等で結合される。
[ホルダ部820]
ホルダ部820は、樹脂材料を射出成形して製造される。ホルダ部820は、腕施療部5aの上方で操作部7を保持する。ホルダ部820は、ケース821、嵌合部822、および調整部823を有する。
ケース821は、操作部7を覆う大きさに形成される。より具体的には、操作部7の裏側および側方部分を覆い、かつ操作部7を容易に保持することができる形状からなる。
嵌合部822は、ケース821の裏面部分に結合されている。嵌合部822は、椀状に形成される。より具体的には、嵌合部822は、支持部810の球状部812を覆う内径の椀状に形成される。また、嵌合部822は、その中央に切欠き部分を有する。
調整部823は、嵌合部822に結合している。調整部823は、筒状の形状を有する。調整部823は、嵌合部822の切欠き部分と同じ箇所に切欠き部分を有する。すなわち、調整部823は、切欠き部分を介して、二つの筒部分に形成される。
ここで、調整部823における筒部分の一方には、インサートナットが圧入されている。ねじが調整部823内に挿入されるとインサートナット内に締結され、嵌合部822および調整部823に形成された切欠き部分の幅が狭まる。
その結果、球状部812は、嵌合部822により強く締め付けられた状態となり、支持部810に対するホルダ部820の傾きを固定することができる。他方、ねじを緩めることで、嵌合部822および調整部823に形成された切欠き部分の幅が広がり、嵌合部822の締め付け力が弱まる。これにより、支持部810に対するホルダ部820の傾きを変えることができ、または、支持部810からホルダ部820を着脱させることができる。
[固定部830]
固定部830は、L字形状からなる平板部831、および円柱部832からなる。L字形状からなる平板部831は、平板形状を曲げて形成されている。平板部831の一端側には、湾曲部813の端部が溶接等で接続される。
また、平板部831の他端側には、円柱部832が取り付けられている。また、図5に示す保護部材54の切り欠き部分54aとともに筒部545が形成される。そして、円柱部832は、図10に示すように、腕施療部5aの底面部分の保護部材54の筒部545内に挿入される。
その結果、円柱部832は、図10の矢印R1の方向または矢印R1と逆方向に回転させることができる。また、平板部831の厚みが薄いので、腕施療部5aと基台部4との間の隙間にスタンド8aを固定して設けることができる。その結果、腕施療部5aの外観の低下を防止することができる。なお、円柱部832は、円柱形状に限定されず、円筒形状であってもよい。
さらに、円柱部832と保護部材54の筒部545との関係は、矢印R1の方向に回転可能な形状であれば、他の任意の構造、機構であってもよい。
次いで、図11および図12に示す、スタンド8aの第1の位置と第2の位置とについて説明を行う。
[第1の位置および第2の位置]
図11および図12に示すように、スタンド8aは、円柱部832を軸として、矢印R1の方向に回転することができる。
この場合、固定部830が回転し、支持部810が矢印R2の方向に回転することができる。
具体的に、図11の破線および図12(a)で示したスタンド8aが、円柱部832を軸として矢印R1(図10参照)で回転し、その結果、矢印R2(図11参照)で回転し、図11の実線および図12(b)で示したスタンド8aの位置に移動する。
この場合、円柱部832の軸芯から、ホルダ部820までの距離が、距離Lから距離L1(L<L1)へ移動し、円柱部832の軸芯から、湾曲部811までの距離が、距離LLから距離LL1(LL<<LL1)へ移動する。
図9に示した腕施療部5aの第2壁51cが、矢印BR方向へ拡張移動した場合であっても、容易に、スタンド8aを第1の位置から第2の位置へ移動し、距離LLから距離LL1へ大きく変化させることができるので、腕施療部5aの第2壁51cの拡張移動に容易に対応することができる。
また、スタンド8aの固定部分が腕施療部5aの底面と基台部4の上端との間に隠れることになるため、椅子式マッサージ機1aの外観を損なうことがなく、さらには、スタンド8aの固定部分に対して目隠し部材を別途設ける必要もない。
[スタンド8aの他の例]
次に、図13は、スタンド8bの他の例を示す模式図である。図13に示すように、スタンド8bは、支持部810の代わりに、支持部810bを有する。図13(a)は、スタンド8bが第1の位置にある状態を示し、図13(b)は、スタンド8bが第2の位置にある状態を示す。
図13に示すように、支持部810bは、湾曲部811b、球状部812b、湾曲部813bおよび直棒部814bを有する。
湾曲部813bの一端側には、固定部830が設けられており、湾曲部811bの一端側には、ホルダ部820が設けられる。また、直棒部814bの一端側には、湾曲部813bが設けられ、他端側には湾曲部811bが設けられる。
すなわち、湾曲部813b、直棒部814b、湾曲部811bの順に連続して形成される。
なお、本実施の形態においては、湾曲部811b、直棒部814bおよび湾曲部813bは、円柱形状からなることとしているが、これに限定されず、円筒形状、四角柱形状、四角筒形状、多角筒形状、多角柱形状、他の任意の形状からなってもよい。
スタンド8bにおいても、円柱部832の軸芯を中心に回転した場合、円柱部832の軸芯から、直棒部814bまでの距離が、距離LLから距離LL1(LL<<LL1)へ移動する。
この場合、図9に示した腕施療部5aの第2側壁51cが、矢印BR方向へ拡張移動した場合であっても、容易に、スタンド8aを第1の位置から第2の位置へ移動し、距離LLから距離LL1へ大きく変化させることができるので、腕施療部5aの第2壁51cの拡張移動に容易に対応することができる。
[スタンド8aのさらに他の例]
次に、図14は、スタンド8cの他の例を示す模式図である。図14(a)は、スタンド8cが第1の位置にある状態を示し、図14(b)は、スタンド8cが第2の位置にある状態を示す。
以下、図14に示すスタンド8cが、図13に示すスタンド8bに示したスタンド8bと異なる点は、主に以下の点である。
図14に示すように、固定部830cは、平板部831cおよび円柱部832からなる。平板部831cは、支持部810cの湾曲部813cに連通する。
すなわち、スタンド8a、8bと異なり、L字形状からなる平板部831でなく、スタンド8cは、平板部831cからなる。
その結果、腕施療部5aの底面部分において平板部831cを容易に設置することができる。すなわち、平板部831cの厚みが薄いため、腕施療部5aと基台部4との間の隙間にスタンド8cを容易に設けることができる。また、腕施療部5aの概観の低下を防止することができる。なお、円柱部832は、円柱形状に限定されず、円筒形状等、他の形状であってもよい。
[スタンド8aのさらに他の例]
次に、図15は、スタンド8aの他の例を示す模式図である。図15に示すように、スタンド8dは、固定部830の代わりに固定部830dを有する。
スタンド8dの固定部830dは、平板部831、円柱部832、および第2の円柱部833を有する。
図15に示すように、第2の円柱部833は、円柱部832と同様に、回転軸として回転させることができる。
その結果、容易にスタンド8dを第1の位置から第2の位置へ移動させることができる。
なお、上記の説明においては、円柱部832、第2の円柱部833は、被施療者の手動により軸芯を中心に回転させることができることとしているが、これに限定されず、円柱部832と、保護部材54の筒部545との間に弾性体、バネ等を収納し、第1の位置から第2の位置へ移動する場合に、バネの付勢力が加わるように形成してもよい。その結果、腕施療部5aの第2側壁51cの拡張移動に応じて自然にスタンド8,8a,〜,8dが第1の位置から第2の位置へ移動し、腕施療部5aの第2側壁51cの収縮移動に応じて自然にスタンド8,8a,〜,8dが第2の位置から第1の位置へ移動する。
また、円柱部832の内部にモータを設けて、腕施療部5aの第2側壁51cの拡縮動作に応じて第1の位置または第2の位置の移動を制御してもよい。
さらに、第2の実施の形態、他の例、さらに他の例で説明したスタンド8a,〜,8dは、背凭れ部3のリクライニングに連動して、腕施療部5,5aが後方に移動するとともに下方にも移動する際に、スタンド8a,〜,8dが従動してもよい。
以上のように、椅子式マッサージ機1、1aにおいては、背凭れ部3のリクライニングに応じて、被施療者の前腕における施療位置および操作部7の位置を適切に変えることができる。
また、背凭れ部3のリクライニングに連動して、腕施療部5,5aを後方かつ下方に移動させることができるため、背凭れ部3をリクライニングさせた場合に被施療者の腕が後方かつ下方に移動するため、腕施術部5,5aにおいて確実に施術を行うことができる。
また、背凭れ部3のリクライニングに連動して、座部2が前方に移動するので、被施療者の臀部を移動させつつ、自然な姿勢で背凭れ部3のリクライニングに背中を支持させることができる。
また、以上のように、椅子式マッサージ機1aのスタンド8aは、支持部810が円柱部832に保持されているので、円柱部832周りに回転した場合、湾曲部811と湾曲部813とにより操作部7の位置を第1の位置から第2の位置へと移動させることができる。
また、支持部810、平板部831の少なくとも他端側は平板形状からなるので、外観の低下を防止することができる。拡縮動作により腕施療部5aが外側に動作した場合でも、円柱部832周りに沿って支持部810が回転し、第1の位置の位置から第2の位置に移動することができる。その結果、腕施療部5aの拡縮動作を阻害しないようにスタンド8aを動かすことができる。
本発明は、座部2が「座部」に相当し、背凭れ部3が「背凭れ部」に相当し、基台部4が「基台部」に相当し、腕施療部5,5aが「腕施療部」に相当し、操作部7が「操作部」に相当し、スタンド8a,〜,8dが「スタンド」に相当し、リンク機構6が「連動部」に相当し、椅子式マッサージ機1、1aが「椅子式マッサージ機」に相当し、ホルダ部82、ホルダ部820が「ホルダ部」に相当し、固定部83、固定部830,830c,830dが「固定部」に相当し、湾曲部811,811b,811c,湾曲部813,813b,813c,湾曲部81c,湾曲部813cが「湾曲部」に相当し、球状部812,812b,812cが「軸受保持部」に相当し、支持部810,810b,810cが「保持棒」に相当し、円柱部832および筒部545が「回転軸」に相当し、第2の円柱部833が「第2回転軸」に相当し、矢印BRの方向への動きが「拡縮動作」に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
1,1a:椅子式マッサージ機
2:座部
3:背凭れ部
4:基台部
5:腕施療部
6:リンク機構(連動部)
7:操作部
8a,〜,8d:スタンド
81:支持部
82、820:ホルダ部
83:固定部
811、811b、811c、813、813b、813c、81c 湾曲部
812、812b、812c 球状部
810,810b、810c 支持部
832 円柱部
833 第2の円柱部

Claims (3)

  1. 座部と、
    前記座部の後側に枢支され、リクライニング可能な背凭れ部と、
    前記座部の左右両側に設けられる基台部と、
    前記基台部の上方に設けられ、前記基台部に対して前後移動し、被施療者の前腕を施療する腕施療部と、
    前記被施療者からの入力操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部を支持し、前記腕施療部の底面部分に固定されるスタンドと、
    前記背凭れ部と前記腕施療部とを連結し、前記背凭れ部のリクライニングに連動して前記腕施療部を後方に移動させる連動部と、を含み、
    前記連動部は、前記座部と前記背凭れ部とを連結し、かつ、前記背凭れ部のリクライニングに連動して前記座部を前方に移動させる、椅子式マッサージ機。
  2. 前記スタンドは、
    支持部と、
    前記支持部の一端に形成され、前記腕施療部の上方で前記操作部を保持するホルダ部と、
    前記支持部の他端に形成され、前記腕施療部の底面部分に固定される固定部と、を含む、 請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
  3. 前記連動部は、前記背凭れ部のリクライニングに連動して前記腕施療部を後方に移動させるとともに、前記腕施療部を下方にも移動させる、請求項1または2に記載の椅子式マッサージ機。
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